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中野剛志氏 NHK「視点・論点」TPP参加の是非&「とくダネ!」

※トルコ地震義援金受付中です。東日本大震災や台風12号による水害の際に支援して下さったトルコに恩返しを!詳しくは拙エントリー10/25付を。

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 10月21日早朝に放送されたNHKの『視点・論点』。
 中野剛志さんが出演、「TPP参加の是非」ということで解説をされました。
 時間は10分間と短かったのですが、入門編としては大変よくまとまっていたと思います。
 
 TPP参加問題については最近ようやく大きく報道されるようになり、遅ればせながら興味を持ち始めた初心者さんも(私もまだまだ初心者です)世間には大勢いるでしょう。
 そういう方々にはうってつけの内容だったのではないかと思います。

 実はこの『視点・論点』の放送後しばらくしてから、「番組をテキスト化していただけませんか」というご要望をある読者様からいただきました。

 が、けっこう日にちも経ってますし、ネット上でどなたかがもう起こしているのではと思って検索してみたところ、何と本家本元NHKの「解説委員室ブログ」というところに起こしがありました。

◆動画(YouTube):
http://www.youtube.com/watch?v=8G29qFqId2w
◆テキスト:
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/99077.html


 こちらで動画とテキストをつきあわせて比較してみたところ、細かい言い回しがちょっと違っていたり、「この図をご覧下さい」といった前振りがテキストにはないなどの若干の相違はあるものの、ほとんど忠実に起こされていました。

 ただ、番組の中で使用された画像(グラフ)が上記ブログには掲載されておらず、つまり文字だけでビジュアル的にちょっと分かりにくい印象はあります。
 そこで今日は、YouTubeから取り込んだ画像とともに番組起こしを転載させていただくことにしました。

※起こし内の画像については、右クリックで大きな画像を見ることができます(Macの場合は画像にカーソルを合わせ押し続けるとメニューが出ます)。

※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。


 転載ここから________________________________

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視点・論点 「TPP参加の是非」
2011年10月21日 (金)

京都大学准教授 中野剛志

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 TPPとは、農業や工業の関税の完全な撤廃のみならず、金融、労働、環境、衛生など広範囲にわたって、外国企業の参入障壁の撤廃を目指す国際協定です。現在、九カ国が参加して交渉中であり、日本はこの交渉への参加を検討しています。

 しかし、このTPPの交渉に参加することは、一般に思われているよりもずっと危険なことなのです。

 第一に、TPPへの参加は、東日本大震災からの復興の妨げになります。

 東北の被災地は農業が盛んな地域です。農家の方々はこれから多額の費用をかけて農地を復興していかなければなりません。しかし、もし将来、TPPに参加して農業経営が厳しくなるかもしれないと思ったら、被災した農家の方々は復興に向けての気力を失うでしょう。

 現に、宮崎県の畜産農家の中には、口蹄疫の被害の後、畜産を再開しようとしたけれど、TPPの問題が持ち上がったのでやめてしまったところがあるそうです。

 TPPへの参加のみならず、TPP交渉への参加を検討していることだけでも、被災した農家に不安を与え、復興の妨げになっています。野田内閣は復興を最優先課題としていましたが、そうであるなら、TPP交渉参加の検討も中止すべきではないでしょうか。

 第二に、TPPは、日本にとって何のメリットもありません。

 TPPへの参加によって、アジア太平洋の新興国の成長を取り込めるという意見がありますが、間違っています。

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 TPP交渉に参加している9カ国に日本を加えた10カ国の経済規模の比率は、アメリカが約70%、日本が約20%となります。そしてオーストラリアが約4%、残り7カ国をあわせて約4%になります。日本企業が輸出できるアジア市場など、ないのです。

 日本が参加したTPPは、日米で9割を占めます。中国もインドも韓国もTPPには入っておらず、入る予定もありません。従って、TPPに参加して、アジアの成長を取り込むことなど、できません。TPPとは、実質的に日米貿易協定なのです。

 TPP参加国の中で日本企業が輸出できそうな市場は、アメリカだけです。しかし、アメリカの関税は低く、例えば自動車の関税は2.5%に過ぎませんので、これを撤廃してもらってもあまり意味はありません。

 しかも、日本企業はグローバル化し、アメリカでの現地生産を進めていますので、関税があってもなくても、競争力とはほとんど関係がありません。

 また、アメリカは現在、失業率が高く、深刻な不況にあり、アメリカに輸出してもモノは売れません。それどころか、オバマ政権は、貿易赤字を削減するため、2014年までに輸出を倍増する戦略を打ち出しています。これは、一ドル70円程度の円高・ドル安がないと達成できない戦略です。アメリカは円高ドル安を望んでおり、実際、円高ドル安が進行しています。関税撤廃の効果など、円高が進めば消えてしまいます。

 従って、日本はTPPに参加しても、アジアにもアメリカにも輸出を伸ばすことはできないのです。

 さて、輸出倍増を掲げるアメリカですが、TPPでアメリカが輸出を増やせそうな国は、日本しかありません。つまりアメリカは、TPPによって日本の市場を獲得することを狙っているのです。

 第三に、日本はTPPに参加しないと世界の潮流から取り残されるとか、鎖国になるとかいった懸念が聞かれますが、それも間違いです。

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 アメリカ、韓国、EU、日本の平均関税率を見てみると、すべての品目の平均関税率では、日本の平均関税率は韓国よりもアメリカよりも低いのです。そして農産品の平均関税率についても、韓国よりずっと低く、EUよりも低いのです。しかも、日本は、食料の自給率が低いのですから、農業市場は十分に開放されているわけです。

 また、日本は、すでに十二の国や地域との間で、経済連携協定を結んでいます。日米関係は、十分に自由貿易です。そして、TPPは、実質的に日米協定であり、中国もインドも韓国もEUも参加していません。

 日本は、TPPに参加しなくても、世界から取り残されることなどあり得ません。

 これ以上、日本は海外からの食料輸入を増やしてもよいのでしょうか?現在、世界的に食料の値段が高騰し、ソマリアではたくさんの人々が飢えに苦しんでいます。

 日本のような豊かな国が、食料の輸入を増やしたら、食料の値段はもっと上がり、発展途上国の貧しい人々はもっと苦しむのではないでしょうか。

 また、安い食料の輸入が増えたら、国内の農業や食品産業で競争が激化し、価格引き下げ競争が始まります。これは、デフレをもっとひどくすることになります。給料は下がり、失業者は増え、不況は深刻化するでしょう。安い製品の輸入は、一見、良いことのように見えますが、実は、デフレのときには、デフレをもっとひどくすることになるのです。

 第四に、TPPの問題点は、農業だけではありません。

 現在、TPPの交渉は農業以外にも、金融、投資、労働規制、衛生・環境、知的財産権、政府調達など、あわせて24もの分野があります。

 TPPは、日本の食料だけではなく、銀行、保険、雇用、食の安全、環境規制、医療サービスなど、国民生活のありとあらゆるものを、変えてしまいかねません。特に、アメリカは、日本の保険制度をアメリカの保険会社に有利なように変えることを求めてきています。

 実際、アメリカは昨年、韓国との自由貿易協定に合意しましたが、この自由貿易協定の結果、韓国は、例えば、共済保険を三年以内に解体することになりましたし、自動車の安全基準や環境規制についても、アメリカ企業に有利になるように変えなくてはなりません。

 このように、TPPに参加すると、自分たちの国の基準によって、国民の健康や安全を守ることができなくなってしまうのです。

 最後に、政府の一部に、「まずは、TPPの交渉に参加してみて、どうしても譲れない部分があるなら、交渉から離脱すればよい」と言って、TPPの交渉参加を促す声があります。

 しかし、TPPへの参加が結婚ならば、TPPの交渉参加とは、婚約のようなものです。交渉参加とは、参加を前提としたお付き合いなのです。ですから、いったん多国間交渉に参加して、そこから離脱したという国の例は、ほとんどありません。

 特にTPPは、先ほど申し上げましたように、実質的に日米協定です。したがって、もし日本がいったん交渉に参加しながら、途中で抜けたら、アメリカは裏切られたかっこうになり、日米関係は非常に悪化します。アメリカ以外の国々からも信頼を失います。

 ですから、TPPの交渉にいったん参加したら、どんなにルールが不利になろうと離脱することはできなくなってしまうのです。

 一九一一年、日本は小村寿太郎の活躍によって、不平等条約を改正し、関税自主権を回復しました。それからちょうど百年後の今年、その関税自主権を放棄するなどという歴史を、私たちは、後世に語り継いでいけるのでしょうか。

 ________________________________転載ここまで


 TPP問題初心者の方が身近におられたら、ぜひ上記起こしを読まれるようお勧めしてみて下さい。
 短いし、平易な言葉で説明して下さってるので、理解しやすいと思います。


 ……さて、すでに多くの読者様はご存知でしょうが、中野剛志さんが10月27日放送のフジテレビ「とくダネ!」にスタジオ生出演されました。

◆動画(YouTube):
(1)http://www.youtube.com/watch?v=CIHoqz9JyRE
(2)http://www.youtube.com/watch?v=-FMVxGGL6xI
◆テキスト(銀色の侍魂さん):
http://omoixtukiritekitou.blog79.fc2.com/blog-entry-1214.html
 (私のPCからは一部しか表示されませんが、たぶん全文起こしです)


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 まず小倉さんにTPP反対の理由を尋ねられた中野さん、「国民にメリットがない。デメリットばかり」「最大の問題はマスメディアですね」と最初からキレ気味で、いきなりスタジオの空気が……(O.O;)(o。o;)ドキドキ

 基本的に『視点・論点』と同じ内容の話をされてるんですが、終始キレ気味だったので、進行役の笠井アナなどはかなりビビってはる様子でした。
 言ってることは正論でも、中野さんを知らない視聴者は果たしてどう受け止めたか?……正直ちょっと心配です。

 ただ、TPP反対派の識者がこんなにも怒ってるということで、「TPP参加って実はとんでもないのかも!?」と感じ取った視聴者も大勢いただろうと私は思います。


 ちなみに、同日夕方放送の関西テレビ『アンカー』では、宮崎哲弥さんがTPP関連ニュースについての解説の中で、中野さんの『とくダネ!』出演に触れました。

 宮崎さん曰く、「中野さんは非常に熱心に話されていた。中野さんが熱っぽくならざるを得ない気持ちがよく分かる。TPPについて出ている情報が少なすぎる。ちゃんとした数字の情報が報道レベルでは極めて少ない」。

 また、内閣府が25日に出した
 【TPPに参加した場合のGDP=+2.7兆円】
 についても、宮崎さんは中野さん同様、これは10年間の数字である、年間に直すと2700億円であると指摘をされていました。


 ……中野さん、『とくダネ!』でのキレ具合が波紋を呼んで、地上波ではもう呼んでもらえないってことないですかね?(T^T)

 『TVタックル』なんか出てくれたら面白そうですけどね。特にたけしさんと二人でパネル解説するコーナーなど仕切ってほしいです(^_^;

 仮に全国ネットは無理でも、『アンカー』だったらすぐ呼んでもらえそうな気もしたりして。東谷暁さんもこれまで二度出演されてますしね(下のリンク集参照)。


月刊WiLL12月号(最新号)に、中野剛志さん、東谷暁さん、それぞれのTPPに関する論説が掲載されています。ちなみに巻頭特集は西田昌司さんによる「民主政権とカネ」告発3連発です(^o^)

※中野剛志さん「とくダネ!」出演にまつわる記事
TPP参加って野田首相の対米サービス?…内閣府が大ボラ試算(J-CASTテレビウォッチ>ワイドショー通信簿>とくダネ!)
「とくダネ!」で京大准教授が放送事故寸前のブチ切れ(livedoorニュース)
ロンブー淳がフジTVのコメンテーターに「態度が目に余る」と発言 / ネットユーザー「嫌なら見るな」(ロケットニュース24)

※拙ブログ関連エントリー(TPP反対派文字起こし)
11/2/19付:「アンカー」東谷暁氏が解説“報道されないTPPの真実”(1)
11/2/19付:「アンカー」東谷暁氏が解説“報道されないTPPの真実”(2)終
11/9/26付:中野剛志氏「交渉参加したら終わってしまう 国を売られる瀬戸際TPP」
11/10/21付:「アンカー」東谷暁氏解説第2弾 TPP参加で日本に迫る知られざるリスク(1)
11/10/21付:「アンカー」東谷暁氏解説第2弾 TPP参加で日本に迫る知られざるリスク(2)終

※拙ブログ関連エントリー(TPP賛成派文字起こし)
10/10/16付:「アンカー」日本の農業をダメにする役人と戸別所得補償制度
 TPP賛成派に入れましたが、正しくは“自由競争歓迎”の農業経営者さん。

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okirakubanner.jpg「お気楽くっくり」更新済
 偶然にもこちらもNHKの番組。

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TV番組内容紹介 | comments (27) | trackbacks (1)

Comments

くっくり様、書き起こしお疲れ様です。
今回の『とくダネ!』出演で中野剛志氏に興味を持った方も多いかと思います。
ちょうど中野氏の言説をまとめた動画がありましたので、ご紹介します。


【TPP】 中野剛志がブチギレているホントの理由 【良く知らない人向け】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16005540


中野氏の怒りの根本は、「他人を犠牲にして幸せになろうという考え方は許せない」という考えです。
だから中野氏は『とくダネ!』で、前原氏の発言に「ああ、東北の被災地の一次産業は犠牲にするんだ、すげえなあ、最低だよ日本人て!」と激しく怒ったわけです。

政府はTPPを推進する前に、まず同胞である被災者を救うべきです。
そして、「他者を切り捨てれば自分やみんなが幸せになれる」という考えこそが、同胞である拉致被害者救出が進まない最大の原因です。
中野氏の怒りは、被害者救済のために痛みを分かち合おう、そのためなら増税にも耐えようという、強固な同胞意識を持つ日本人には必ず受け入れられるものと思います。
反鼻 | 2011/10/28 05:22 AM
タックルのようなバラエティが加味された番組なら良かったと思いますが、朝の番組でこのスタイルは良くないと思います。
私の母親もクビを傾げていました。
中野氏はネット上ではいくらか知名度はあるので、ネットで知っている人には受け入れやすいとは思うのですが、そうでない人は面食らうと思います。
正論を言っても、人はその人の態度で意見を取り入れるか判断されることは少なくないので。
今後も地上波で出られるのかは分からないのですが、もしこの放送のためにもう出られないのであれば、いくら正論を言えたとしても、出演は失敗だったと思います。
三毛ネズミ | 2011/10/28 10:42 AM
一転して今日のとくダネは酷かったですね。
「日本人の新たな食いぶちを作るきっかけ作り」とか「交渉でゴネればいい」とか、根拠なき楽観論というか、反論するにしてももっとマトモな具体例はないの?と思いました。

サクランボみたいな極端な例を引き合いにして安心させようとしたり、TPPに参加しない中国の話をしてみたり。
「とにかく交渉のテーブルにつこうよ」と口々に言って終わりました。
三橋さんが、内閣府の試算2.7兆円を正しく「10年で」と書いたのは、何と朝日新聞のみと指摘していましたが、異常な報道が続いています。

中野先生が「バランス取ったよ、というアリバイのために最後のほうでちょこっとTVに出してもらえるかも」みたいな事をおっしゃってましたが、本当にその通りになりそうです。

昨日の放送時の態度に関しては、「中野さんは話題になる事を狙ってわざとやったんじゃないかな」という見方もありました。
実際、動画再生回数はうなぎのぼりで、今見たら17万回超えてました。リアルタイム検索してみると、支持する意見が圧倒的ですが、世間一般はどう見たでしょうか。
ミルル | 2011/10/28 11:33 AM
 中野さんの「とくだね!」での態度は、生放送だということを考えた演出だと思うし、とにかく時間がありませんから(リミットは11/10)、このくらいがちょうどよいと思います。

 なお、中野効果かどうか()分かりませんが、毎日で民主党の思惑がスクープされたようです。

TPP:政府のTPPに関する内部文書(要旨)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20111028ddm005020026000c.html
TPP:政府、文書に本音 11月表明「米が最も評価」
http://mainichi.jp/select/biz/news/20111028k0000m020158000c.html

おまけ→記者の目:TPP交渉参加は本当に必要か=位川一郎
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20111027k0000m070140000c.html
MF | 2011/10/28 01:24 PM
くっくりさん いつもご苦労様です。 さて 今日の特ダネでも 農業の自由化の成功例として さくらんぼの事例が取り上げられていましたね。 

高橋洋一先生も 
(国産サクランボは「高級品への転換で差別化し、自由化以降に生産額は大幅拡大した 国産サクランボの生産額は、昭和52年から平成17年で約1.5倍に大幅増加した)と 書いています。

高橋先生の経済政策は おおむね賛成ですが、この件につきましては 異論があります。

私は この分野ではプロなので よくわかりますが 国産さくらんぼの消費が拡大したのは、

1.それまでの品種 「高砂」や「ナポレオン」から 新しく出てきた優良品種「佐藤錦」に 転換できたこと。

2.アメリカンチェリーの 「ビング種」と「佐藤錦」では、全く違う果物と認識したほうがよいと感じるほど 差異があること。

3.私見ですが 国産さくらんぼの生産拡大に 一番貢献したのは 「クール宅急便」が できたこと。
それまで傷みやすい さくらんぼは 暑い夏場に遠隔地に送ることが難しく 消費地が限られていたのです。それが「クール宅急便」の普及により 日本全国に 宅配できるようになり 需要が拡大しました。また ネット販売も かなり貢献していると思います。

たぶん農業が自由化されても 嗜好性が強くて 流通が難しく 生のままで食するメロン、モモ、イチゴなど果物はおおむね 影響を受けにくいと思いますが コモデティー化している 米や一部の野菜、乳製品などは 壊滅的な 打撃を受けるのではないかと危惧しています。

TPPに反対している評論家も農業は甘やかされているので 自由化して 外にうって出たほうが良いと述べている人も多いですが、そんなことができる 農作物はごく一部でしょう。

わずかな成功事例を さも普遍的に語るのは この論議をミスリードします。

他の分野でも このような 詭弁が 使われているのではないかと 疑ってしまいます。
ネコ | 2011/10/28 02:46 PM
経済については駄目な私ですが、この解説は結論も明確で非常に分かりやすく、新鮮でした。

こういう解説が増えるといいと思います。
まっこう | 2011/10/28 03:04 PM
くっくりさん、中野先生の文字起こし有難う御座います。早速youtubeも見させて頂きました。三毛ネズミさんが仰っているように、バラエティ色の強い番組ならああいうテンションもありかなとは思いますが、あまり中野先生を見慣れていない方にとってNHKの出演時と180度違うテンションと口調と態度は、決して良い印象は持たれなかったのではと心配しています。
只、あの偏向報道の象徴としてデモの攻撃対象にされているフジにしては、良く出演させたなとは思います。
Imymoko | 2011/10/28 09:25 PM
中野先生の「とくダネ!」出演は、誰が実現させたのか、ということに興味を持ちました。

中野先生の切れ具合に驚いたひとや、共感した人や、眉をひそめた人や、いろいろな人がいたと思いますが、どんな形であれ、中野先生が地上波であれだけ発言できたことが奇跡のように思うのです。

インパクト強いほど、立ち止まる人は多いと思いますし、中野先生が本気で怒っていることは伝わったのではないでしょうか。

それをきっかけに立ち止まって自分で考える人が増えてくれれば、と思います。

反鼻さんが紹介されている動画、私も見ました。中野先生のが何故怒っているのか、よくわかりました。
こがらし | 2011/10/28 09:56 PM
10月27日関西テレビ『アンカー』宮崎哲弥さんの動画

TPP参加でGDP+2.7兆円のトリックを宮崎哲弥が説明.wmv
http://www.youtube.com/watch?v=AFFELQIz0jY
BT | 2011/10/28 10:34 PM
くっくりさん、いつもうp有難うございます。

中野さんの切れっぷりに眉をひそめられた方もいたでしょうが、いずれにしても衆人の注目を集めたという意味では良かったのではないでしょうか。知性と人間性と勇気を併せ持った人ってそんなにいない気がしますが、中野さんは間違いなくその一人です。

私は何と言おうと応援します。TPPは99.9%実行されるとおっしゃっていましたが、本当なんでしょうか(汗)。我々が出来ないことはもうないのでしょうか。

とりあえず応援クリック。
おれんじ | 2011/10/28 10:34 PM
こがらしさん、ありがとうございます。
中野氏は昨年からずっと同じことを言い続けてきました。
だから、何も変わらぬ政権やマスコミの態度に、胸に据えかねるものがあるのでしょう。
YOUTUBE版もありましたので、こちらもついでに。

【TPP】 中野剛志がブチギレているホントの理由 【良く知らない人向け】
http://www.youtube.com/watch?v=yWNmvdZYUWk
http://www.youtube.com/watch?v=PrRjoR0dkcg

また、すでに指摘されている通り、2.7兆円が「10年の累積」だと書いていない時点で印象操作です。
さらに、1年2700億円という金額は、日本に全く恩恵など与えません。
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2008/12/10_68.html
トヨタから日産までの10社が1年間で使った広告費の合計は6101億円。
トヨタ、パナソニック、ホンダの3社の広告費だけで2920億円。
つまり2700億円とは、たった数社の広告費でアッという間に消えてしまう程度の金額なのです。

したがって、企業や国民がTPPで恩恵を受けるはずがありません。
なのに、野田政権は「農家がTPPで損をする金は、TPPで恩恵を受ける企業や家計から徴収して農家にバラまく」と宣言しているのです。
もうムチャクチャです。

政府、農家への直接支払い拡充へ…TPP視野 2011年10月19日
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111019-OYT1T01235.htm
>直接支払いの拡充に必要な財源は、経済連携の進展で恩恵を受ける企業や家計に負担を求める。

20日のアンカーで、宮崎哲弥氏が上記の記事に怒って「TPPに参加しなければいいんですよ!」と声を荒げたのも当然だと思います。野田政権の害がよく分かる事例です。
反鼻 | 2011/10/29 12:55 AM
まあ賛成派しか出演させない番組が多い中で一応昨日と今日で両論併記したとくダネはまだ良心的なのかもしれませんね。

>ああ、東北の被災地の一次産業は犠牲にするんだ、すげえなあ、最低だよ日本人て!

これは同感なんだけど、中野さんって原発に関しては被害者を犠牲にしてでも経済を維持しようみたいな事言ってますよね。
木下統 | 2011/10/29 01:58 AM
おはようございます。 くっくりさん。

中野剛志氏の本音はTPPの賛成者です。

三橋貴明氏の討論の時に言っていましたが、日本は特にTPPに参加する必要がない。実質は日米貿易交渉で米国がお願いするなら入ってもいいという程度の賛成派だと思われます。

米国がTPPに参加するときに投資とサービスという科目を新たに設けたように、日本も交渉参加に日本からの提案を持っていっても構わないのです。

交渉というのは、お互いの条件を突き出し合うもので、丸呑みさせられるほど日本の経済力は弱くありません。

GDP比は上に載っている通りです。

つまり、日本の政治家が「平成の開国」とか言い出している当たりから胡散臭くなり、一方的な米国の要求と考えられ、これはもう反対するしかないという論理展開に反転しています。

中野剛志氏が自由貿易交渉そのものに反対している話は聞きませんね。


ネタが滑る准教授ですから、どこまで本気って!?

考えさせられることもあります。
donnat | 2011/10/29 09:10 AM
トルコに自衛隊とレスキュー部隊派遣して
救助するべきです
このままでは沢山の人が見殺しになる
まだ埋まっている人がいます
みるる | 2011/10/29 10:00 AM
個人が誰の主張を正論として選択していくのか、国民一人一人の質が問われていると思う。
原発問題にしても事実を隠す政府も嫌いだが、代案なしに原発の恐怖だけを強調する輩も何だか嘘臭くて嫌いだ。
sora | 2011/10/29 11:25 AM
くっくりさん、いつも勉強させて頂いています。書き起こし有難うございました。

タレントのフィフィさんのブログが素晴らしいです。
マスコミ・日本政府の売国奴ぶりを日本で育った外国人の立場からよく説明してくれています。
ym | 2011/10/29 02:43 PM
【国会法に基づく請願】 TPP 請願の署名協力のお願い
http://www.sns-freejapan.jp/2011/10/28/tpp-4/
TPPに反対している人、お願いします
K・K | 2011/10/29 05:54 PM
さくらんぼの輸入自由化に関して農家は隠れたところで犠牲を強いられました。

輸入前であれば加工用(缶詰など)への出荷が可能だったんですが、輸入品にすべて駆逐されてしまい国内産は市場が無くなってしまいました。

出荷量が増えたように見えるのは、生食用はJAに出荷され統計が残りますが、加工用は工場直販だったので統計がなかったためです。

生産コストは生食用は加工用の4倍以上かかる(生食用はハウス栽培が必須、また大粒でないと売れない)ため最終的な収支では大幅減益になってしまいました。

TPP賛成派の人が高級品生産で日本の農家は生き残れると言っていましたが、高級品生産には一般品の数倍以上の労力がかかるため生産量を減少せざるを得ず、結果農家の収入は確実に減少することになるでしょう。
さくらんぼ農家 | 2011/10/29 06:04 PM
TPPに反対される方々は賛成・推進派とされる櫻井よしこさんや安倍晋三元首相らの重鎮を論破するぐらいでないと説得力を持たないような気がします。そのぐらいの気概、知識、確固たる予測を示さないと賛成・推進派の意のままにされかねないでしょう。
でも、この国難の状況において、本当は保守陣営や憂国・愛国の志を持つ人々同士で争ってほしくないのが本音なのですがね。
プリテンダー | 2011/10/29 07:54 PM
>毎日で民主党の思惑がスクープされたようです。〜TPP:政府のTPPに関する内部文書(要旨)〜

これは毎日のスクープじゃないよ。民主党と毎日が組んだ世論誘導だよ。読めばわかるけど、TPPのデメリットが記述されていない。締結しなかったらヤバいぞという印象操作。11月締結と書いてあるのは既に既定路線であると印象づけて実際に締結した時の反発を減らすためだよ。
毎日新聞って最低なクズ新聞だ。
裏読み | 2011/10/29 08:05 PM
TPPは反対。
農家の方はずっと前から反対しています。「ムッチー牧場だよ〜ん」さんの過去記事にもあります。

私の父は、故郷が二期作を止めたのは、輸入のせいと言っています。

これ以上、外国にやさしくしてどうするんですか?

民主党は首相が変われば変わるほど、売国行為がエスカレートしてきます。

野田総理は冷酷な人物です。

解散総選挙をしてほしいです。
もう、本当に、この政権がイヤ!!!!
リョク | 2011/10/29 10:13 PM
>TPPへの参加が結婚ならば、TPPの交渉参加とは、婚約のようなものです。交渉参加とは、参加を前提としたお付き合いなのです。

>TPPは、先ほど申し上げましたように、実質的に日米協定です。したがって、もし日本がいったん交渉に参加しながら、途中で抜けたら、アメリカは裏切られたかっこうになり、日米関係は非常に悪化します。アメリカ以外の国々からも信頼を失います。


「参加を前提としないお付き合い」は無理なのでしょうか?

恐らく非公式・水面下における裏交渉は現在進行中だと思います。しかし、民主党の対外八方土下座姿勢では「参加を前提としたお付き合い」の為の裏交渉で、今まではそれが表面化しないよう隠蔽してきたと観るのが良い筋のようです。

その推測が正しければ、当然アメリカはアメリカの国益増進の為に、アメリカにとって有利な条件を我が国に押し付け、民主党はそれを唯々諾々と丸呑みしてしまう可能性が非常に高いと推察せざるを得ません。

如何に無二の同盟国であれども日本は日本の国益を第一にすべきであり、アメリカの言い分を全て丸呑みする必要も義理もありません。
「親しき仲にも礼儀あり」です。

それを十二分に踏まえた上で「参加を前提としないお付き合い」を模索し、それが出来ないようでしたらキッパリTPP不参加を表明して個別のFTA等を必要に応じて柔軟かつ積極的に推進していく方が無難であり堅実的だと思います。

具体的には中国以外の東南アジア諸国とは、各国の利不利益を十分勘案しつつ経済協定締結を前向きに加速させた方が良いと思います。(韓国は嫌な予感がしますが)
それが順調に進み、あわよくば円による経済領域を形成出来れば「日米安全保障」及び「米韓同盟」に並立し、TPP賛成派保守の唱える「対中包囲網」は実質的に形成される事になります。


ご存知の方も多いと思いますが、古代中国における春秋戦国時代の末期、秦という国が強大になり、他の国々は秦に対抗する為同盟を結びました。
これが「合従策」です。

それに対して秦も傍観していた訳では無く、諸国間に離反工作を仕掛け、個別の二国間同士で利を持ちかける(現在の南シナ海周辺国に対するように)などしてまんまと合従策の分裂に成功しました。そしてその後程無くして秦は中国全土を統一しました。
これが「連衡策」です。

TPPを対中包囲網と見做すのであれば、今度の「合従策」の大元締めはアメリカです。南シナ海をめぐる諸問題もあり、その自覚は多分にあるはずです。
一見「ならばTPPに参加すれば良い」と聞こえるかも知れませんが、否です。
私が疑問に思うのは、対中合従策の大元締めの自覚があるなら、何故あのような身勝手極まりない要求を「仲間」であるはずの諸国及び日本に要求するのか?

つまり、TPP賛成派保守の主張する「対中包囲網形成」という観点においても尚、過度のアメリカ中心主義的なルールは他の締結国に不平と不満を蓄積させるのは目に見えています。
このままでは他の締結国の不平不満を見透かした中国共産党による「連衡策」の餌食となってしまうのが、アメリカには分からないのでしょうか?それなら、我が日本が新たな交渉の場を設け、主導権を握った方が良いのではないか?

この辺りも、私がアメリカの謀略能力を疑問視する論拠の一つです。確かに抜群の諜報能力を持ってはいますが、分析が些か甘いような気がします。
青二才 | 2011/10/29 10:58 PM
TPPが何やら風雲急を告げてきましたね。私は半ば諦めています。もう参加すること前提でことが進んでいますし、いくら国会の承認が必要だと言っても、民主党の反対派も結局は寝返るのではないかと思いますので。この全方位売国外交をばく進する野田政権ですが、正直ここまで見にくいとは予想を超えました。党役員人事と閣僚人事を見て、すでに見切ってはいましたが、菅前総理よりさらにひどい政権になろうとは、見かけ上保守を偽装しているだけ余計に悪質ですね。もう既に読んだ方も多いでしょうが、一応、中野剛志氏のダイヤモンドオンラインに寄稿された論文です。

http://diamond.jp/articles/-/14540

いつもは対立している保守系と小沢氏支持系及び左翼系ですが、この事案は共闘できる貴重なテーマなのですが、肝心の保守系が分裂模様で何やら原発と似た面がありますね。TPP賛成派保守とTPP反対派保守の違いは結局の所、米国に対するスタンスの微妙な違いに起因するものでしょう。つまり前者は親米保守志向で、後者は真正保守志向という見方ができるのではないかと思います。賛成派の政治家や論客に安倍元総理や櫻井よしこ氏がおられるようですが、この方々は親米保守といえるでしょうし、石破氏や前原氏、長島昭久氏などは、日米同盟を金科玉条とする親米ポチといえる面々で、まだ長島氏はましですが、石破氏や前原氏に至っては、私は全く保守とは認めていません。麻生元総理がどういう見解かいまいちわかりませんが、著名人のTPPの賛否はこちらに出ていますが、

http://ponko.iza.ne.jp/blog/entry/2484301/#cmt

松原仁氏が賛成で長尾たかし氏が反対というのを見ると、やはり私の事前の見解どおり、民主党の中では長尾たかし氏の方がまともですね。稲田議員や西田昌司議員は予想通りで真正保守志向で、米国に対するスタンスは面従腹背的な側面もあるのではないでしょうか。安倍元総理はどうやら私が思っていたほど真正保守志向ではなく、総理を経験したことで対米自立を目指すことの難しさ、困難さを身をもって体験した影響なのでしょうかね。

正直なところ、TPPは日本の核武装容認・協力とバーターでなければ到底割に合わないですね。対等な交渉をするためには軍事的な裏付けがないと話になりませんが、交渉してダメなら撤退すればいい、といった暴論はチャンチャラおかしいですね。米国からすれば自分の国を自分で守れない、核武装もしていない国が生意気なこと言うな、という感じでしょうね。

国防や安全保障に無知で愛国心の欠片もない政治家や経済学者は、楽観論を唱え、農協・医師会などに既得権益云々とレッテル貼りして攻撃していますが、私が賛成論者に最も腹立つことは、TPPは一部の大企業や勝ち組以外ほとんど誰も幸せにしないことを分かりきっているにもかかわらず、ISD条項や内国民待遇など知らせるべき真実には全く触れず、農業と製造業の関税の問題に矮小化し、丸め込もうとしていることと、こういう連中に限って、ほぼ例外なく日本がやばくなったら海外に移住したり、資産をうつしてずらかればいいと思っていることですね。だからこそ国を売ることを平気で口にするわけです。何としてもこの日本にとどまり、日本を守ろうと心から思っているのであれば絶対にTPP賛成とはならないはずです。農業について池田信夫氏が、広く薄く消費者にはメリットがあり、米も自由化されてもほとんど日本人は日本産を食べると、楽観視していますが、全就業者のうち約三分の一が非正規社員だといわれるご時世では、それほど美味くはないが、不味いというわけでもない安い輸入米が入ってくれば、そちらへ流れる人が結構いるのでないかと思いますし、高級果物など食べなくても支障がない一部の農作物の競争力があるといったところで、大事なことは主要国の中で最低クラスと言われる穀物の自給率をこれ以上下げて、海外依存を高め、生殺与奪の権を米国などに握られるような事態は絶対避けなければならないということで、これから新興国でも需要が爆発的に伸びるのは確実なわけですから、これまでのように金さえ出せば、欲しい食物が好きなだけ手に入るといった甘い観測は改めるべきです。輸入先を多分散化すれば済むというのも甘いでしょう。肝心の穀物で大量輸出できる国は限られていますしね。とにかく、TPP賛成論者の、資源もなく食料自給率も低い国だから輸出で外貨を稼ぐしか道はない、などといったステレオタイプな考えから脱却し、だからこそ食料とエネルギーの自給率を引き上げ、如何にすれば核武装などの自主防衛体制を確立できるかに全力を挙げて取り組むべし、攘夷を目指せ、と言いたいですね。
堅固 | 2011/10/30 12:03 AM
>プリテンダー
その重鎮の説得力ある論理がどこで展開されているか是非教えていただきたいのですが。
| 2011/10/31 11:43 PM
どなたか存じ上げませんが、私のコメントについての質問と思われるので簡潔にご返事さし上げたいと思います。
櫻井よしこさんに関しては櫻井さんのブログ、および櫻井さんが書かれた出版物、雑誌の記事などを参照してください。姜尚中氏を始め数々のリベラル系の論者を論破された櫻井よしこさんを論破するぐらいでないと反対派には厳しく、また、櫻井さんほどの人物を論破出来れば反対派にとってかなり有利になるのではないでしょうか。
安倍晋三元総理に関しては「安倍晋三 TPP」で検索すると関連記事が幾つも出てきます。
でも、私の本音としてはTPPで保守が分裂することは避けたいのですがね。笑うのは誰かは言うまでもありません。
プリテンダー | 2011/11/01 04:05 PM
>donnatさん
今ごろすみません。

>>中野剛志氏の本音はTPPの賛成者です。
>>中野剛志氏が自由貿易交渉そのものに反対している話は聞きませんね。

あの、本はお読みになられたでしょうか?
たとえばこの本の中野さんのパートとか。
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%EF%BC%B4%EF%BC%B0%EF%BC%B0%E9%96%8B%E5%9B%BD%E8%AB%96%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%BD-%E5%B9%B3%E6%88%90%E3%81%AE%E9%BB%92%E8%88%B9%E3%81%AF%E6%B3%A5%E8%88%9F%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F-%E6%9D%B1%E8%B0%B7-%E6%9A%81/dp/4864100802
私の読解力のせいかもしれませんが、そのようには思えないのですが…。
sano | 2011/11/02 06:04 PM
遅ればせながら・・・
>木下統さん

>中野さんって原発に関しては被害者を犠牲にしてでも経済を維持しようみたいな事言ってますよね。

中野先生の立場は、
1.推進派はではないが、反原発には反対だ。
2.原発を支持するのは、エネルギー安全保障の為。
 ?石油より産出国が分散
 ?ウランは一度使用すると、数年間使える
 ?稼働率が高く、安定的
その上で、
 ◎地震国の多い日本で尚、合理的なコストの範囲内で管理が可能
と判断されてます。

>donnatさん

>中野剛志氏の本音はTPPの賛成者です。

この1年余り、中野先生の発言をチェックしてきましたが、sanoさん仰るようにTPP参加に賛成を言われたことはありません。
「もう1年前から交渉参加は決まってた」と嘆かれた動画は拝見しましたが・・

>交渉というのは、お互いの条件を突き出し合うもので、丸呑みさせられるほど日本の経済力は弱くありません。

仰るように、経済力は、確かに弱くはないのですが、この民主党の人達って、国際会議の舞台ではエエカッコしたいんですが、外交交渉は苦手な方たちの集まりなんで・・・・・
Imymoko | 2011/11/03 11:28 AM

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中野剛志 NHK「視点・論点」TPP参加の是非・国を滅ぼすTPP 推進者の巧妙な手口・ダマしの数々 You Tube | 青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ | 2011/10/28 10:52 AM
今ネットでは中野剛志氏がNHKの「視点・論点」に出演したことが話題になっているようです。 10分間の動画で分かりやすく解説されています。 フジテレビの「とくダネ!」と「超人大陸」の動画「国を滅ぼすTPP 推進者の巧妙な手口・ダマしの数々」も加えました。 文字起こしなど詳しいことは「ぼやきくっくり」さんのブ...