テレビの影響力はすごい〜その2
 先日、朝日新聞読者の妹が、テレビのおかげで朝日の洗脳から解けつつあるという話をしました(6/19「テレビの影響力はすごい」参照)。
 今日は私の両親の話です。

 今日、わが家に両親が所用でやって来ました。
 一緒にお昼ご飯を食べながら、私はこの前妹にしたのと同じように両親に「憂国ネタ」を振ってみました。

 父はサラリーマン時代は熱心に労組活動をしていた人です。おかげで会社からは疎まれていたようです。支持政党はもちろん社会党。もっとも今は民主党を支持してるようですが。
 父は若い頃からずっと朝日新聞を読んでますし、考え方もまあ左巻きな方だと思います。
 (但し定年後は購読料を安くあげるため、朝日新聞と毎日新聞を1年交替ぐらいでとっかえひっかえしてます(^_^;)

 共産主義に傾倒していたとかそこまできつい人ではないですが、まあ普通に「戦争ではいつも庶民が犠牲になる。東條英機などの戦争指導者は許せない」と思っている人です。
 また本を読むのが大好きで、新聞も隅から隅まで読み、「おい、お前らこういう話を知ってるか?」と説法するタイプです。

 そんな父が「最近はもう朝日新聞の社説は読んでない」とのこと。はっきりした理由は不明ですが、「わざわざ読む気がしない」と言ってました。
 父とは会うたびに軽めの議論をするのですが、最後は私が理詰めで言い負かしてしまうことが多いんです。
 そんな私に対し、父は「いや〜、理屈はわからんでもないけどなぁ……、やっぱりそれは違うと思うけどなぁ……」とモゴモゴ言いながら苦笑して終わり、というパターン。
 ……ひどい娘ですな(^_^;。お父さん、ゴメン。

 私が今回驚いたのは、父ではなく母です。

 最初に言っておくと、母はもともとこういった話題に興味を示す人ではありません。思想的にはノンポリ(死語(^_^;)だと思います。
 ただ、一つだけ忘れられないエピソードがあります。

 私が子供の頃、アニメの「一休さん」を見ていた時のことです。
 あのアニメで、「人類みな兄弟〜」とか言って笹川良一が子供に囲まれてるCMが毎回流れていました。日本船舶振興会だったかな。
 このCMが流れると、いつも母が機嫌を悪くしていたのです。
 母は「この人は善人ぶってるが本当は悪い人。戦争で悪いことをした人。なのに堂々とテレビなんかに出て……」というようなことを言っていました。
 もちろん当時の私はA級戦犯なんて言葉すら知らなかったので、「ふ〜ん……」としか思わなかったんですけどね。
 (ちなみに笹川良一は、A級戦犯被指定者ですが不起訴により釈放されています)

 ということで、母も昔からそれなりに左巻きな傾向はあったようです。
 ただ、私がそのCM以外で母に対して思想的なものを感じたことは、これまで一度もありません。
 そんな母が、今日はなぜかとても饒舌でした。

 「新しい追悼施設を造るとか言ってるけど、日本人が決めて造るならともかく他の国に言われて造るのはおかしい」
 「中国や韓国に譲歩して首相が靖国参拝をやめたところで、他の問題でまた何か言ってくるのは目に見えてる」
 「中国や韓国が何言ってきてもほっといたらええのに。いちいち相手するからよけいに問題になるんや」

 私は目を丸くして、「え?お母さんってそんな考え方の人やったっけ?何でそう思うのん?」と尋ねました。そしたら母の答えは……「テレビでみんな言うてるから」。
 「もしかして、日曜の『たかじんのそこまで言って委員会』とか見てたりする?(^_^;」
 「うん。見てるよ(--)(__)」

 うぉぉ!母も見てたのね!読売テレビGJ!(≧▽≦)

 ただ、母は妹と違ってかなり暇な人で、他の番組もいろいろ見てるそうです。つまり、いろんなテレビ番組から得た情報を総合的に判断して現在の考え方にたどり着いたってことですな。
 だとしたら、テレビ番組全体が以前に比べたらかなり右傾化(?)してきてるということになるんでしょうか?
 「TVタックル」なんて、数年前と比べたらかなり保守的な作りになってますしね。直後の「報ステ」を見て、あまりの落差に驚きますから(^_^;

 しかし、笹川良一について母は現在はどう思ってるんだろうか……。
 残念ながら訊くの忘れちゃったんです。今度会った時に訊いてみます。

 「朝日新聞やめたら?」と父に対してもいつも言うのですが、「朝日と毎日を交互にとってるからええやろ。その方が購読料が得やねん」と言って聞いてくれません。
 産経は「公明党批判ができないからダメ」、読売は「巨人嫌いだから取りたくない」のだそうです。
 まあわかりますけどね、気持ちは。私も産経がベストだなんて全然思ってませんし。

Posted by くっくり 01:46 | マスコミ | comments (16) | trackback (0)
韓国人には両陛下の想いなどわかるまい
 バンザイクリフで黙礼されている両陛下の後ろ姿。この写真を見てるだけでなぜだか涙が出そうになります。
 それにしても、空と海の何と青いことでしょう。
 テレビでよく流されている映像(崖から女性らが飛び降りる瞬間をとらえた恐ろしくも悲しい映像)は白黒だったり色あせたカラーだったりしますが、きっとあの日の空も海も、本当はこの写真のように青く美しかったのでしょう。それを思うとよけいに切なくなります。

 サイパンで両陛下が慰霊、沖縄・韓国の塔にも拝礼(読売新聞)
 この後、両陛下は事前に公表された日程表にない「おきなわの塔」「韓国平和記念塔」に立ち寄って拝礼された。宮内庁は「事前に発表すると拝礼が難しくなることも考えられ、発表に踏み切れなかった」と説明した。

 事前に行くことは考えてたんだけど、あえて公表はしなかったと。これ、宮内庁のGJじゃないですか?
 だって事前に行くと発表してたら、韓国人が「日皇なんかに来させるな!」「サイパン入りを阻止せよ!」などと大騒ぎしただろうし、下手したら両陛下のサイパン行き自体なくなってたかも。

 拝礼したこと自体は、私はよかったんじゃないかと思います。当時は彼らも日本人だったんですし、人間死んだらみな仏様ですから。

 ところが拝礼したらしたで、韓国人はこんなこと言い出すんですよね。

 天皇がサイパンの「韓国人平和塔」訪問(聯合ニュース)
 日本の天皇が28日にサイパンにある韓国人戦没者慰霊塔の「太平洋韓国人犠牲者の追悼平和塔」を訪問した事実が伝えられたことで、サイパンで暮らす韓国人会をはじめとする関連団体からは「これを贖罪(しょくざい)の契機とすべき」などの声が高まっている。
 天皇は同日午前10時から約4分間平和塔の前に立ち、頭を下げて黙とうを捧げたという。サイパン韓国人会の金スンベク会長は聯合ニュースの電話インタビューに対し、「日本の天皇の平和塔訪問は突然の出来事だったため、その場に韓国人は1人もいなかった」としながらも、「韓国人会の要求を受け入れたようだ。今回の訪問を契機に、アジア地域の犠牲者のため、反省してくれることを望む」と述べた。

 さらに、↓こんなことも。

 明仁天皇、サイパンの「韓国人慰霊塔」電撃訪問(中央日報)
 月1500ドルをサイパン政府に寄付しながら平和塔を管理してきた追悼事業会のイ・ヨンテック会長(76)は、天皇の訪問について「小さなことだが、それ自体に意味がある」と語った。 また「今回のことが日本国民の過去史反省と戦争被害遺族に対する補償などの契機になることを望む」と付け加えた。 太平洋戦争犠牲者遺族会のヤン・スンイム会長は「天皇がどんな姿勢で平和塔を訪問したかは知らないが、心から贖罪したのなら、韓国人犠牲者の問題も解決してくれることを願う」と述べた。

 「もっと反省しろ」「補償をしろ」……拝礼したらしたでこうですもん。つけ上がるのもええ加減にしてほしいですわ。
 そもそも「韓国人会の要求を受け入れたようだ」って何なんですかね。こちらは要求を受け入れたわけではないと思うんですが。
 でも向こうが本当にそう思い込んでるんだとしたら、この先、非常に心配です。
 「日本はやはりこちらがしつこく言えば要求を受け入れる国なんだ」と勘違いし、調子に乗ってさらにあれこれ要求してくるんじゃないですか。

 だいたい、昨日までは韓国の新聞は↓こんな論調で、言いたい放題だったんですよ。
 
 日王、戦争責任に沈黙…追悼を前面に(東亜日報)
 しかし、サイパンで強制労働に苦しんだり、戦乱に巻き込まれて死亡した韓国人犠牲者のための「サイパン韓国人慰霊碑」は訪問対象から除外され、「国内向けの行事」という限界を露呈した。韓国人慰霊碑は日本政府が自国の死亡者のために立てた戦没者碑から徒歩で5分のところにある。
 このような日程から分かるように、日王の今度の慰霊巡礼は「日本王室(特に昭和日王)の戦争責任」に関して黙ったまま、戦没者追慕だけの形式を取っている。
 終戦後、昭和日王は慰霊目的の海外激戦地への訪問ができなかった。しかし1989年王位を受け継いだ明仁日王は、1992年中国を訪問して過去史に遺憾を示して以来、硫黄島、沖繩などの激戦地を訪問して戦没者を追慕してきた。
 結局、自分の責任に対しては口を閉ざしたまま、経済力を前面に過去の縁故地に影響力の拡大を狙う今度の慰霊巡礼は周辺国を慰めることはもちろん、日本国内の軍国主義(特に最近の「戦犯無罪論」)を鎮めることもできないだけだ。
 日本は1914年第1次世界大戦勃発後、サイパンを占領して殖民統治をした。サトウキビ栽培などのために2万人余りの日本人を移住させており、韓国人労働者1000人も労役に動員された。1944年6月の連合軍上陸後、約1ヵ月間にわたって展開されたの熾烈な戦闘で、日本軍4万3000人余りと米軍1万5000人余り、そして民間人など7万5000人余りが死亡した。

 「日王」(「天皇」の蔑称)とか言ってる時点でめちゃ腹立つんですけど(-.-#)

 細かいことですが、大事なことなので指摘しておきます。
 「韓国人労働者1000人も労役に動員された」とありますが、これは「徴用」を意味してるんでしょうか。だとしたら間違いです。
 サイパンが陥落したのは1944年7月。国民徴用令による徴集が朝鮮で適用されたのは1944年9月。サイパン陥落以前に朝鮮人が徴用で動員されていたなんてあり得ません。

Posted by くっくり 02:07 | 歴史認識 | comments (5) | trackback (4)
中国で日本人学校の教材没収
 中国・大連 日本人学校の教材没収 「台湾」「尖閣」記述を問題視(産経新聞)
 税関側は、教材中の地図が、中国と台湾を色分けしていることを、台湾を独立した存在に扱っており「一つの中国」の原則に反すると主張。さらに中国が自国領と主張している尖閣諸島を日本領にしていることや、「台湾政府」としている記述などを問題視、「国内法違反」として没収する方針を示した。
 学校側は、教材が教育に不可欠であることを訴え、返却を求めたが、税関側は「違法図書」との立場を変えず、当初は多額の罰金などを要求。結局、先週末までに、学校側が基本的に処分を受け入れ、妥結した。始末書の提出と罰金一千元(約一万三千円)に加え、尖閣諸島を日本領と表記した地図を含んだ教材など計十数点の没収という内容だ。

 さすが一党独裁国家。やることが露骨。
 でも日本人学校側もおかしくない?こっちは中国人の子供を教育してんじゃないんですから。日本人の子供を教育してるんですから。
 つーかこれ、日本政府が抗議すべきことなんじゃないんですか?

 でも東京新聞にはこう書いてあります。

 日本人学校の副教材押収 中国・大連市税関『台湾表記など不適切』(東京新聞)
 中国には大連を含め、北京、上海、広州など計七カ所に日本人学校がある。北京の日本大使館が運営を指導、海外子女教育振興財団が各校への教員派遣、教科書の送付を担当、副教材に関しては各校が独自に発注、取り寄せている。
 今回のような検閲措置は初のケースで、同大使館は「外交的に微妙な問題」として事実関係の公表を差し控えている。

 またしても事なかれ主義?こんなんでええのん?

Posted by くっくり 01:53 | 北東アジア | comments (4) | trackback (3)
「周辺国へ配慮しろ」派の思いとは?
 首相の靖国参拝「中止を」52%(朝日新聞世論調査)

 朝日新聞社が25、26の両日実施した全国世論調査(電話)で、小泉首相の靖国神社参拝について、「やめた方がよい」と答えた人が52%と過半数を占めた。「続けた方がよい」は36%だった。「やめた方がよい」と考える人の72%は、その理由として「周辺国への配慮」を挙げた。中国や韓国などとの関係を重視している様子が浮かび上がる。戦没者追悼のための新たな国立施設の設置については、賛成42%、反対34%と見方が分かれた。

 これって逆に言えば、参拝をやめた方がよいと考えている人の4分の3は「中国や韓国が文句言わなかったら参拝してもよい」と思っているわけですよね。
 うーむ、解せん。

 だって、ちょっと前とは違って、今はテレビでも新聞でも、中国や韓国が靖国参拝に文句を言う「本当の理由」について、専門家らが連日解説してくれてますもん。
 内政問題が絡んでたり、日本との関係を優位に持っていこうという外交戦略があったり、特に中国は日本の安保理常任理事国入りを阻止する野望があって靖国参拝に抗議をしてると、まあそういった解説が連日されているわけです。

 なのに、未だに「周辺国への配慮」を理由に「参拝を止めた方がいい」と答える人が多いのはなぜなんでしょう?
 テレビや新聞をちゃんと見てないの?
 いやいや、「配慮」と言うからには、中国や韓国が文句言ってるのは知ってるんですよね。テレビニュース程度だったら見てるんですよね。

 にもかかわらず、なぜ中国や韓国に配慮しろと考えるのか?
 日本人特有のお人好しさ?それとも「中国様と韓国様には逆らうな」タイプ?あるいは配慮したら関係が上手く行くと思い込んでる?
 靖国問題で折れたところで、また別の問題で際限なく文句言ってくるであろうことまでには考えが及ばないんでしょうか?

 「周辺国へ配慮しろ」派はいったい何考えてんでしょ。何かもうわからなくなってきました。

Posted by くっくり 01:47 | 歴史認識 | comments (6) | trackback (0)
楽しいはずの祭や花火で
 関西では今日、大きな判決が二つ出ました。

・毒物カレー事件 2審も死刑 林真須美被告の控訴棄却
・明石歩道橋事故 被告3者に5億6800万円賠償命令

 まあ真須美被告はねぇ……。逮捕前あんなにテレビに出て喋りまくって、「私は無実」と涙まで流して訴えてた人間がですよ、1審では完全黙秘を貫いたんですから。その時点でもう、「ははーん、弁解できないから黙っちゃったのね」ですよね。
 それが2審で「どうせ死刑になるなら言い残しておこうと思った」とか言って、急に饒舌になられてもですよ、こっちは「はああ?それやったら何で最初から喋らへんねん。今さら言い訳しても遅いって」としか思われへんって。

 動機は今回も明らかにされなかったようです。
 たぶん大した動機はないと思うのですが(近所の人たちへの軽い嫌がらせのつもりで入れただけなのに想定外に多くの人が亡くなってしまったとか、そんな感じではないかと勝手に想像してます)、ご遺族や被害者にしたら、やはり明らかにしてほしいですよね。
 でないと気持ちに区切りがつきませんもん。……まあ動機がわかったから区切りがつくというものでもないでしょうが。

 カレー事件にしても、歩道橋事故にしても、本当に被害に遭われた方がお気の毒で……。楽しいはずのお祭や花火見物で、命を落としたり怪我したりなんて、普通、夢にも思いませんもん。
 かと言って「人が集まる所には行かないでおこう」なんて、実際無理ですしね。
 今年もまた夏がやって来ます。各地でイベントが行われるでしょうが、このような痛ましい事件や事故が起こらないよう願うのみです。

Posted by くっくり 01:40 | 国内 | comments (0) | trackback (0)
愛共産党五輪?
北京五輪:「一つの世界 一つの夢」スローガン発表

 これほどハートにグッと来ないスローガンもないですな。
 公募したって言うけど、結局中国共産党が決めたんじゃないの?
 「平和で美しい世界をつくろうという中国13億人民の心からの願い」だって。笑わしよんなあ。
 「中国共産党を中心とした世界、中国共産党の見る夢」にはつきあい切れません。

 中国と言えば。
 産経の6/27付「談話室」(読者投稿コーナー)に「7年ぶりに訪中し、瀋陽の『九・一八記念館』を訪れた」という68歳の男性の投稿が載っていたのですが、その方によれば、記念館の内容が以前と大きく違っていたそうです。
 以前は資本家、国民党軍、日本軍に苦しむ人民を共産党軍が救い出す筋書きだったが、今回は、日本軍だけが悪者になっていた。
 今の中国には多くの資本家が生まれ、共産党幹部もその恩恵に浴している。また、台湾国民党を抱き込もうとしているなどの様子がうかがえる。
 そして、日本の「新しい歴史教科書をつくる会」や首相の靖国参拝などを、日本の軍国主義台頭とこじつけ、国民に警戒心をあおっている。
 展示内容は共産党政権の正当性誇示と内部矛盾の解消、収入格差による人々の不満の矛先を政府からそらすためで、愛国教育というより、愛共産党教育だ。

 この前の反日デモだって、正確には「愛国無罪」でなく「愛共産党無罪」ですわな。
 真の愛国者は、アメリカあたりで命懸けで中共批判をしてますわ。
 日本にいる中国人大学教授(最近入れ替わり立ち替わりテレビに出てきてウザイ!)の皆さんは、揃いも揃って中共擁護。よって真の愛国者ではありません。

Posted by くっくり 02:04 | 北東アジア | comments (2) | trackback (0)
日本の統治時代を正しく伝えてくれたガイドさん
両陛下、サイパンご訪問 戦後60年慰霊の旅

 地元では概ね歓迎ムードのようです。

 みのもんたの「朝ズバ!」で見た内容。
 サイパン地元紙はほとんど全てのページに両陛下の写真が載せられているそうです。レポーターの女性がある地元紙を表紙から1ページずつめくって見せてくれましたが、本当に両陛下の写真だらけでした。

 もっとも歓迎しない勢力もいて、「訪問に反対する看板が一時立てられました。が、話し合いが行われた結果、取りはずされました」とのこと。
 番組内ではその勢力が何なのかの説明はなかったのですが、おそらくはこれ↓でしょう。

 両陛下きょうサイパン訪問『韓国人犠牲者も慰霊して』(東京新聞)
 「サイパン韓国人会」は今月、事務所の前に「日本の天皇は戦争中に犠牲になった韓国人に謝罪しなければならない」と書いた横断幕を張り出した。日本政府に対しては「サイパンの韓国人慰霊碑も訪問してほしい」と申し入れた。
 だが横断幕のことが地元紙に紹介されると、波紋が広がった。同紙には「韓国人会は反対運動を控えるべきだ」との投稿が寄せられ、同会は二十四日になって横断幕を外すことに。キム・スンベ会長(44)は「尊敬する司教から外すように言われたので従った。地元の意向は尊重しなければならない」と語り、周囲の反発の強さを示唆した。

 コメントしたくもない。「朝ズバ!」に話を戻します。

 「ただ島民には複雑な思いをお持ちの方々もいます」という振りで、お年寄りのインタビューを何人か紹介しました。
 が、いずれも口では「賛成でも反対でもない」「複雑だ」と言いながらも、「『海ゆかば』は今でも歌えますよ」とカメラの前で歌を披露するお爺さんや、「日本統治時代は良かった。泥棒がいなかった。今はたくさんいる」と言うお婆さんなどがいて、総じて日本に特別憎しみを抱いているという雰囲気ではありませんでした。
 TBS側には「島民に日本を批判させたい」という目論見があったんでしょうか。もっとも不発だったようですが(^_^;

 「ザ・ワイド」でも特集が組まれました。
 その中で、1979年に日本テレビで放映されたサイパン慰霊関連の特番が紹介されました。

 現地のガイドの男性(故人)が、ボランティアで日本人観光客の案内をしていました。流暢な日本語で。
 バンザイクリフでは、米軍に追いつめられた日本の民間人がたくさん海に飛び降りた悲劇を切々と解説。
 が、中には心ないというか、歴史を知らないのでしょう、「海に飛び込んだ日本人が馬鹿なんだ」などと言う若い人たちもいたそうです。ガイドさんはそれに対して、「馬鹿ではない。国のために自分を犠牲にして飛び込んだんだ」と……。

 昔の特番VTRが終わって、亡きガイドさんの代わりに息子さんが「ザ・ワイド」の取材に答えてくれました。
 「戦争体験者が事実を伝えない。あるいは伝えても理解されない。父はベストを尽くして日本の統治時代を観光客に伝えようとしていた」
 日本の統治時代を正しく伝えようと頑張った現地のガイドさんがおられた。何とありがたいことでしょう。日本の統治時代をねじ曲げて伝えている某国の人たちとは大違いです。

 私たちは二度と戦争はしないという決意を新たにするとともに、多くの日本人の犠牲の上に今の日本の繁栄があることに思いを馳せ、彼らに対して感謝の気持ちを示すべきでしょう。
 彼らの屍の上に立ち平和の時代を生きている私たちの誰も、彼らを馬鹿にする権利などないと思います。

Posted by くっくり 01:31 | 歴史認識 | comments (3) | trackback (2)
「ザ・ワイド」だけですか?
 座り込みの件、やはりテレビではあまり大きく伝えられていないようです。

 「朝ズバ!」では、たぶん10分間ほど伝えられたと思うのですが(朝でバタバタしてたのであいまい)、「ご家族の辛い気持ちはわかるが、日本単独で経済制裁をやっても意味がない」といったコメントが目立ちました。
 8時からのワイドショー、正午台のワイドショーもちょこちょこ見てたんですが、座り込みのニュースは見かけませんでした。本当に伝えてなかったのか、単に私の間が悪かったのか……。

 「ザ・ワイド」では有田芳生さんのコーナーで、20分以上かけて大きく特集が組まれました。さすが「ザ・ワイド」。
 当日の座り込みのレポ&横田ご夫妻へのインタビューを中心にした特集でした。

 ……座り込みは本意ではないが、日朝間の交渉が途絶えており、このままではうやむやになってしまうと思ったこと。
 拉致直後のめぐみさんの写真を初めて見た時、息子さん二人も声をあげて泣いたこと。「こんな所にいたのね。助けてあげられなくてごめんなさいね」という母の慟哭。
 自分たちも他のご家族も皆、命懸けであること、時間がないから早くしないと会えないという気持ちでいること。
 とにかくこの先、皆さんが一人でも多く子供と会って、手を取り合って会わせてあげたい……etc.

 座り込みに参加した一般の方々のインタビューも。

 幼い子供二人を連れて参加した夫婦は「子供が連れて行かれたらと思うと、気持ちが大変よくわかる」。
 中年女性は「何かできることがないだろうかと。腹立たしい気持ちがあったから参加した」。
 めぐみさんのバトミントン部時代の同級生の方は、「まだやり直しができるし、両親もお歳だし、めぐみさんも元気な両親に会いたいでしょうし。1日でも早く返してほしい。強化選手に選ばれた時のめぐみさんのパッとした顔が忘れられない。(拉致直後の写真について)あんな顔、見たことないです」

 横田さんらはそういった参加者一人一人に頭を下げ、お礼を述べて回った。
 
 有田さんの話で印象的だったのは……

 「取材の中で横田早紀江さんが繰り返し言っていたのは、『私たちには時間がない』という言葉。高齢の被害者家族。まさしく時間がない。国民一人一人が実感として感じて、なすべきことをしていかねばならない」

 「真夏日の東京に高齢者を含め全国から多くの人が集まった。鳥取から来られた84才の支援者もいた。政府は経済制裁に踏み切る根拠がないわけではない。めぐみさん遺骨が偽物だとわかった時点で、官房長官も北朝鮮が誠意ある対応をしなければ厳しい対応をすると言っていたのに、何もしていない。経済制裁しないのなら、こういう方法で頑張ると説明するのが、政治家の誠意ある態度だし責任だと思う。それがこうなってるのは、日本の政治が貧困だということです」

 「(アメリカ大使館の車が水を届けてくれたというエピソードを紹介して)新聞の首相動静を見ると、首相官邸に小泉首相は一日中いた。家族の声は届いてる。が、この3日間、日本政府からのメッセージは何もなかった。拉致を人権問題として考えてるか否か、日本政府とアメリカ政府の違いが明らかになった」
 
 有田さんの日記「酔醒漫録」もぜひ。6/26(日)のあたりを。

 月曜「ムーブ!」は勝谷誠彦さん&宮崎哲弥さんがコメンテーター。
 ってことで期待してたのですが、特集どころか一切触れずでした。がっくり。
 (最初の数分間見逃したので、もしかしたらオープニング〜ニュースを短く伝えるコーナーで伝えたかもしれませんが)

 ※参考リンク:
 Blue jewelさん「マスコミは何故伝えないのか?」
 Blue jewelさん「平野フミ子さんの訴え(2005/6/26)」
 Blue jewelさん「有本嘉代子さんの訴え(2005/6/26)」


Posted by くっくり 01:06 | 拉致問題 | comments (6) | trackback (2)
座り込み最終日〜拉致議連は何やってんでしょ?
 2000年3月6日、北朝鮮に対する10万トンの食糧支援が決まろうとする頃、家族会は外務省の前で座り込みをしました(当時の外相はあの河野洋平)。今回の座り込みとは逆に非常に寒い日でした。

 蓮池透さん著「奪還」より引用
 三月とはいってもまだ寒く、座っていると凍えそうになったのを今でも覚えています。本来ならば座り込みをするとすれば、北朝鮮の関係組織に向かって行うべきなのです。なぜ自国の外務省の前でこんなことをしなければならないのか、と震えながら何度も疑問に思いました。

 5年前と今とでは状況が全然違っているはずなのに、家族会は5年前と同じことをやっています。いや、やらされています。
 金正日はすでに拉致を認めて謝罪しましたし、被害者のうちすでに何人かは帰国しています。明らかに状況は変化しています。5年前に比べたら劇的に進展したという言い方もできるでしょう。
 なのに、まだ自国政府を相手に座り込みをしなければならないとは。いったい何でこんなことになるんでしょう。不思議に思うと同時に悔しくてなりません。

 日本政府は冷たいですね。議員も冷たい。拉致議連ですらも。
 家族会とともに積極的に座り込みに参加された西村眞悟さん。日頃からテレビや講演会などを通じて積極的に拉致問題をアピールされている安倍晋三さん。
 この二人を除いた拉致議連の議員らは正直、何やってんでしょ?やる気があるんでしょうか?

 今日の昼間、読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」を見ていたら、民主党の原口一博議員が出ていました。いつものようにブルーリボンを胸に着けて。
 この番組の収録は金曜日の午後です。金曜日と言えば座り込み初日です。でも、彼は拉致問題の話は一切しませんでした。

 議論テーマが日韓関係ということで、拉致問題の話は出しづらかったのかもしれません。
 でも、そこは機転を利かせて、「韓国にも多くの拉致被害者がいる」とか切り出して、そこから「実は金曜から日曜まで家族会と支援者が座り込みをしている」ぐらい言ってほしかったです。
 (もちろん「拉致問題に言及したけれども編集でカットされた」可能性もありますので、一概に原口さんを責めるわけにはいきませんが)

 安倍さんに話を戻しますが、今日こんなニュースがありました。
 「申し訳ない」と陳謝 座り込みに安倍氏(共同通信)
 自民党の安倍晋三幹事長代理は26日午後、金沢市内で講演し、北朝鮮による拉致被害者家族会や支援団体が首相官邸近くで経済制裁発動を求めて座り込みを行ったことに対し「炎天下でそうしなければいけない状況に(家族らが)追い込まれていることは政治家として申し訳ない」と述べ、拉致問題の解決が遅れていることを陳謝した。
 同時に「こうすれば(拉致問題解決の)結果を出せるという正しい判断を政府とともにしていきたい」と述べ、政府側に制裁発動の働き掛けを強めていく考えを示した。

 こういうのを見ると、「あの時、安倍さんが政府に残ってればなぁ……」と痛切に思いますね。
 2003年9月、安倍さんが自民党幹事長に就任し、政府を離れることになった時、家族会からも「拉致問題が置き去りにされてしまうのでは……」と、不安の声が上がったものでした。

 ★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2005.06.26)■座込み延べ2500人に
 この3日間の座り込みを歴史的な転換点とすることができるかどうかは今後の全国での運動にかかっています。皆様の一層のご協力をお願いしつつ、まずはご報告と御礼を申し上げます。

 座り込み初日、テレビのインタビューで、横田滋さんはこうおっしゃっていました。「座り込みは目的ではない」。
 座り込みをすることには反対される方々も多くいました。「座り込みまでして、それでも状況が変わらなかったらどうしたらいいの?」ということで。
 私も今それを一番心配しています。後になって「あの座り込みは何だったの?」となってしまわないことを祈るばかりです。
 「この3日間の座り込みを歴史的な転換点とする」ためにも、私たち国民はこれからも家族会に精一杯の声援を送らなければいけないと思います。

 最後になりましたが、家族会の皆様、支援者の皆様、参加された一般の皆様。この3日間、本当にお疲れ様でした。

 ※参考リンク
 ・座り込み2日目レポ
 「酔夢ing Voice」(西村幸祐さん)「フォラツェン医師との再会------家族会座り込み2日目」
 logさん「支援者の強い絆、同時に沸くある種の違和感。 」
 tarochan.netさん「あの国の大きさと日本の小ささ」
 ・座り込み3日目レポ
 Blue jewelさん「座り込み最終日」

Posted by くっくり 00:46 | 拉致問題 | comments (4) | trackback (3)
リンクのお知らせ
「報道チェック」さん
「脱力系NORIKO式」さん
「棒太郎の備暴録」さん

 以上3件リンクに追加させていただきました<(_ _)>

Posted by くっくり 02:49 | お知らせ | comments (1) | trackback (0)