“難しいこと”に触らない日本の文系学部! 青山繁晴「インサイト・コラム」
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2月22日は竹島の日。今年は韓国による不法占拠から63年目。
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※【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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■2/17放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
UPするのが遅くなりました。お待たせしました。
安倍政権では現在、国立大学の改革をやっています。
その一環として、文系・教員養成系の学部の廃止も含む見直しの通達が大学側に昨年、出されました。
自らも大学で教鞭を執っている青山さんが考える、文系学部の進むべき方向性とは?
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像はイメージとしてこちらで付けさせていただいたものです。
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内容紹介ここから____________________________
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安倍政権では現在、国立大学の改革をやっています。
その一環として、文系・教員養成系の学部の廃止も含む見直しの通達が大学側に昨年、出されました。
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櫻井浩二(RKBアナウンサー)
「水曜日です。独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
田中みずき
「おはようございます」
櫻井浩二
「青山さん、近畿大学の客員教授を8年前からされてますけれども、今朝はこれに関する話だそうで」
青山繁晴
「はい。えー、先週は体育とスポーツの話を皆さんと一緒に少し考えたんですけれども」
櫻井浩二
「はい、でしたね」
青山繁晴
「体育だけでは片手落ちなんで、今週はちょっと勉強のことも、皆さんと少し一緒に考えたいんですね」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「で、今おっしゃった通り、近畿大学経済学部で、教えてまして、えー、この4月から10年目に入ります」
[近畿大学広報部公式ツイッターより]
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、実は同じ4月から、東大でも、教えることになりまして」
櫻井浩二
「はい。お〜、そうですか」
青山繁晴
「で、ですね、今お聴きのリスナーの方々には、大学に行った方も行ってない方も、それから行ってる最中の人もこれから行く方も、さまざまいらっしゃると思うんです」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「ただ行く気になればいつでも行けるのが大学だっていうことを、まず、申しておきたくて」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「あの、僕の近畿大学の授業にも、手続きをして受講されてる社会人などが、いつもいらっしゃるんですね」
櫻井浩二
「へぇ〜、そうですか」
青山繁晴
「で、その大学について、あまり報道されてないから、あまり知られてないけども、すごく重大なことが1個あってですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「一昨年の夏に、文科省から、全国の国立大学に対して、えー、人文社会科学系、つまり文系ですね、その学部の廃止、それから他の学部に転換したり、それから子供が少なくなったんで、教員養成系の学部、これも廃止したり、云々という通達が出まして」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、安倍政権は、この、国立大学をはじめとして大学の改革ってのをやってまして、4月からは、つまり平成28年度からは、この、第3期中期目標期間っていうのに入るんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜」
青山繁晴
「で、その目標っていうのは、競争力、持続的な競争力のある大学にすると、いう話になってるわけです」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「で、これはたとえば、じゃあ日本の大学はたとえば、文学部がなくなっちゃうのかという、心配が当然起きまして、まあ下村さんが文科大臣だった時に、いや、文学部をやめちゃうとかそういう話じゃなくて、誤解を与えたけれども、まあ、役に立つように見直しましょうって話だったと、弁明をされてるんですね」
櫻井浩二
「はい」
田中みずき
「うーん」
青山繁晴
「で、あの、僕はあくまで客員教授ですけれども、試験をやって学生に単位も出しています。で、その立場で、現場からの話をひとつしたいんですけれども、実は僕は先生だけはなりたくなかったんです」
田中みずき
「ふーん(笑)」
櫻井浩二
「あ、そうなんですか」
青山繁晴
「うん、あの、スキーとか、いろんなこととか、人に教えるのは嫌いじゃないんですけれども」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「学校の先生にはなる気はなかったんですけれども、ある日突然、近畿大学の理事長から電話がありまして、テレビで話してるようなことをうちの学生にも話してくれって言われまして」
[近畿大学の理事長さんは関テレ「アンカー」の青山さんコーナーのファンだった?(^_^;]
櫻井浩二
「へぇ〜〜」
青山繁晴
「で、ま、それだけで全く利害関係がない、感じだったんで、えー、教え始めたんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、まあ、ざっと言えば10年近く前になるんですけれども、その時に一番びっくりしたの、何だと思います? 櫻井さん」
櫻井浩二
「え〜、何でしょうか…」
青山繁晴
「あの、僕の友だちで大学の先生やってる人は何人かいるんで、あの、私語したり、それからメールをずっと打ってたり、そういうのでびっくりするよって言われたんですが」
櫻井浩二
「はい」
田中みずき
「うーん」
青山繁晴
「で、それ全くなかったんですよ、実は」
田中みずき
「へぇ」
櫻井浩二
「あ、青山さんの授業に関しては」
青山繁晴
「ええ。いやいや、僕の授業だけかどうか、ちょっと分かんないんですけども。実は噂に聞いてたそれはなくて、みんなシーンと、大人しくしてるんですけれども、その大人しくしてる学生諸君の、眉間のしわ、つまり、1年生18歳ですよね、18、19,20、21、それぐらいの学生の諸君の、眉の間に、縦じわが寄っててですね」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「もちろん全員とは言わないけれども、これ、これは、たとえば将来の不安とかはあるかもしれないけど、もっぱら、家族の中で問題抱えてんじゃないかと思ったんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜〜」
青山繁晴
「で、その時に、なりたくなかった先生だけれども、まあ、10年はやろうかなと実は決心しまして」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「で、今日もちろんあんまり時間はないんですけれども、それから、その時から、こう、何をやってるかというと、もうとにかく学生の中に入っていって、そしてあの、近畿大学は、養殖マグロで有名になってですね、偏差値も上がって、たとえば教室で言うと、もう前半分は熱心な学生なんですよね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「ところが、ま、一番、正直僕は関心あるのは、後ろの席で、こう隠れて私語してたり、要するに単位取るためだけに来てる学生」
一同
「うーん」
青山繁晴
「その彼らに一番関心があって、その、前の学生には、前の方に座ってる、熱心な学生には申し訳ないんですけれども、後ろに行ってずっと話してるんですけれども。で、僕の教えてるのは国際関係論っていう、科目なんですが、これをかっこいい外交の話だと思うなと言ってるんです」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「君たちの友だち付き合いと同じだと」
一同
「うーん」
青山繁晴
「で、もしも試験でカンニングしてたら厳しく注意するのが本当の友だちであって」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「で、それを国際関係論に当てはめたら、日本は戦争に負けたからといって、たとえば先般問題になった慰安婦をはじめ、事実と違うことは違うと言って、それで友だち付き合いをするっていうのが本当の国際関係論で」
一同
「うーん」
青山繁晴
「かっこいい難しい話を、するんじゃない。それから、君の友だちがたとえば、北朝鮮に奪われているのに、取り返しに行かないんだったら、それは本当に友だちと言えるのか」
一同
「ああ〜」
青山繁晴
「そして、取り返しに行っちゃいけない国は、ほんとに国と言えるのか。国というのは国民を守る以外に何か目的はあるのかっていう話をするんですね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「この10年近くずっと学生から返ってくる反応はですね、要するに拉致事件ってのはたとえば、一度も教わったことがないと」
櫻井浩二
「あぁ〜」
田中みずき
「うーん」
青山繁晴
「で、中学・高校ではともかくとして、その、大学入っても全く聞かない」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「つまり、この国際関係論の授業で、出るような話だと思わなかったっていうことなんですね」
櫻井浩二
「ほぉ〜〜」
青山繁晴
「で、これはどういうことかというと、実は、そういう、難しい話、難しいっていうのは、立場の違いによって意見が分かれたり、あるいは北朝鮮の側からしたら違う話になるようなこと、そういう難しいことに触らないっていうのが」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「実は日本の、文系学部の、僕は特徴だと思うんですね」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
田中みずき
「うーん」
青山繁晴
「で、そうすると、たとえば、人文科学どうする、社会科学どうするじゃなくて、人間の生き方の基本ですよね」
櫻井浩二
「うん」
青山繁晴
「で、しかも、拉致事件はなぜ起きて、なぜ日本では取り返しに行っちゃいけないことになってるのか」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「難しい意見、意見の違いはあっても、憲法は当然それに関係ありますし、そういうことを、たとえば理系や技術系でそれを教えられるのか。教えられないですよね」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「じゃあたとえば、理系で素晴らしい業績があって、技術を持っていれば、たとえば友だちや家族が、他国に奪われていても、取り返さないままでいいのかと」
一同
「うーん」
青山繁晴
「ということを考えればですね、実は、難しいこと、つまり当たり障りのあることには触らないっていう大学教育こそが問題であって、えー、実は安倍政権も、本当はそういう大学教育の見直しをすべきだと思うんですね」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「で、政権の前に、その、客員教授に過ぎない僕も含めて、教員がまず、難しいことに取り組み、学生の目を見て話しかけて、一緒に考える。白板だけ見て知ってることを書いて、自分の書いた○○の本を教科書で売ったりする暇があれば、それをやると、いうことが大事だと思うんです」
一同
「うーーん」
青山繁晴
「で、僕は拙い、教師に過ぎませんけれども、いつも言ってるのは、祖国には、お前しかいないと」
櫻井浩二
「はい」
田中みずき
「うーん」
青山繁晴
「代わりはいない。なぜかというと、たとえば櫻井さんっていう人が学生だったら、宇宙が何千億年続いても、たった一回、一人しかできない、生まれないんだから、君の代わりはいないんだって話をしてまして」
一同
「うーん」
青山繁晴
「ま、それは、自分自身にも実は、語りかけてることであって、こういうのを全部合わせての教育だと思うんですね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「えー、もしよければ、あの、ま、できれば手続きをなさって、僕の授業、どんな立場の方でも、どうぞ一度お出でになって下さい」
櫻井浩二
「そうですねぇ」
田中みずき
「ねぇ」
青山繁晴
「一緒に考えたいと思います」
櫻井浩二
「はい。青山さん、ありがとうございました」
田中みずき
「ありがとうございました」
青山繁晴
「はい、ありがとうございました」
櫻井浩二
「独立総合研究所、青山繁晴さんでした」
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____________________________内容紹介ここまで
私も文系学部の出身で、政治や国際関係の講義なんかも受けましたが、もちろん「難しい話」は一切出ませんでした。
冷戦の真っ只中(昭和50年代終わりから昭和60年代初頭)だったから、なおさらですね。
ある先生が、改憲派というだけで「右翼」「軍国主義者」扱いされ、学生からも敬遠されていた時代でした。
※拙ブログはAmazonアソシエイトに参加しています。紹介している商品をクリックしてAmazonを訪問された皆様がすぐに購入されなくても、24時間以内にその商品や他の商品を購入されれば当方の報酬になります(紹介している商品にお目当ての物がなくても、どれかを適当にクリックしてAmazonの中に入っていただき、そこから目当ての商品に検索などで飛んでいただき購入されれば、当方の報酬になります)。「寄付」的にご協力いただければ幸いです。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
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竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue)
尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
アニメ「めぐみ」配信中。
日本語版のほか外国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!
takeshima dokdo dokto tokdo tokto
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「水曜日です。独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
田中みずき
「おはようございます」
櫻井浩二
「青山さん、近畿大学の客員教授を8年前からされてますけれども、今朝はこれに関する話だそうで」
青山繁晴
「はい。えー、先週は体育とスポーツの話を皆さんと一緒に少し考えたんですけれども」
櫻井浩二
「はい、でしたね」
青山繁晴
「体育だけでは片手落ちなんで、今週はちょっと勉強のことも、皆さんと少し一緒に考えたいんですね」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「で、今おっしゃった通り、近畿大学経済学部で、教えてまして、えー、この4月から10年目に入ります」
[近畿大学広報部公式ツイッターより]
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、実は同じ4月から、東大でも、教えることになりまして」
櫻井浩二
「はい。お〜、そうですか」
青山繁晴
「で、ですね、今お聴きのリスナーの方々には、大学に行った方も行ってない方も、それから行ってる最中の人もこれから行く方も、さまざまいらっしゃると思うんです」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「ただ行く気になればいつでも行けるのが大学だっていうことを、まず、申しておきたくて」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「あの、僕の近畿大学の授業にも、手続きをして受講されてる社会人などが、いつもいらっしゃるんですね」
櫻井浩二
「へぇ〜、そうですか」
青山繁晴
「で、その大学について、あまり報道されてないから、あまり知られてないけども、すごく重大なことが1個あってですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「一昨年の夏に、文科省から、全国の国立大学に対して、えー、人文社会科学系、つまり文系ですね、その学部の廃止、それから他の学部に転換したり、それから子供が少なくなったんで、教員養成系の学部、これも廃止したり、云々という通達が出まして」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、安倍政権は、この、国立大学をはじめとして大学の改革ってのをやってまして、4月からは、つまり平成28年度からは、この、第3期中期目標期間っていうのに入るんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜」
青山繁晴
「で、その目標っていうのは、競争力、持続的な競争力のある大学にすると、いう話になってるわけです」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「で、これはたとえば、じゃあ日本の大学はたとえば、文学部がなくなっちゃうのかという、心配が当然起きまして、まあ下村さんが文科大臣だった時に、いや、文学部をやめちゃうとかそういう話じゃなくて、誤解を与えたけれども、まあ、役に立つように見直しましょうって話だったと、弁明をされてるんですね」
櫻井浩二
「はい」
田中みずき
「うーん」
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「で、あの、僕はあくまで客員教授ですけれども、試験をやって学生に単位も出しています。で、その立場で、現場からの話をひとつしたいんですけれども、実は僕は先生だけはなりたくなかったんです」
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「ふーん(笑)」
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「あ、そうなんですか」
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「うん、あの、スキーとか、いろんなこととか、人に教えるのは嫌いじゃないんですけれども」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
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櫻井浩二
「へぇ〜〜」
青山繁晴
「で、ま、それだけで全く利害関係がない、感じだったんで、えー、教え始めたんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、まあ、ざっと言えば10年近く前になるんですけれども、その時に一番びっくりしたの、何だと思います? 櫻井さん」
櫻井浩二
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「あの、僕の友だちで大学の先生やってる人は何人かいるんで、あの、私語したり、それからメールをずっと打ってたり、そういうのでびっくりするよって言われたんですが」
櫻井浩二
「はい」
田中みずき
「うーん」
青山繁晴
「で、それ全くなかったんですよ、実は」
田中みずき
「へぇ」
櫻井浩二
「あ、青山さんの授業に関しては」
青山繁晴
「ええ。いやいや、僕の授業だけかどうか、ちょっと分かんないんですけども。実は噂に聞いてたそれはなくて、みんなシーンと、大人しくしてるんですけれども、その大人しくしてる学生諸君の、眉間のしわ、つまり、1年生18歳ですよね、18、19,20、21、それぐらいの学生の諸君の、眉の間に、縦じわが寄っててですね」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「もちろん全員とは言わないけれども、これ、これは、たとえば将来の不安とかはあるかもしれないけど、もっぱら、家族の中で問題抱えてんじゃないかと思ったんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜〜」
青山繁晴
「で、その時に、なりたくなかった先生だけれども、まあ、10年はやろうかなと実は決心しまして」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「で、今日もちろんあんまり時間はないんですけれども、それから、その時から、こう、何をやってるかというと、もうとにかく学生の中に入っていって、そしてあの、近畿大学は、養殖マグロで有名になってですね、偏差値も上がって、たとえば教室で言うと、もう前半分は熱心な学生なんですよね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「ところが、ま、一番、正直僕は関心あるのは、後ろの席で、こう隠れて私語してたり、要するに単位取るためだけに来てる学生」
一同
「うーん」
青山繁晴
「その彼らに一番関心があって、その、前の学生には、前の方に座ってる、熱心な学生には申し訳ないんですけれども、後ろに行ってずっと話してるんですけれども。で、僕の教えてるのは国際関係論っていう、科目なんですが、これをかっこいい外交の話だと思うなと言ってるんです」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「君たちの友だち付き合いと同じだと」
一同
「うーん」
青山繁晴
「で、もしも試験でカンニングしてたら厳しく注意するのが本当の友だちであって」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「で、それを国際関係論に当てはめたら、日本は戦争に負けたからといって、たとえば先般問題になった慰安婦をはじめ、事実と違うことは違うと言って、それで友だち付き合いをするっていうのが本当の国際関係論で」
一同
「うーん」
青山繁晴
「かっこいい難しい話を、するんじゃない。それから、君の友だちがたとえば、北朝鮮に奪われているのに、取り返しに行かないんだったら、それは本当に友だちと言えるのか」
一同
「ああ〜」
青山繁晴
「そして、取り返しに行っちゃいけない国は、ほんとに国と言えるのか。国というのは国民を守る以外に何か目的はあるのかっていう話をするんですね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「この10年近くずっと学生から返ってくる反応はですね、要するに拉致事件ってのはたとえば、一度も教わったことがないと」
櫻井浩二
「あぁ〜」
田中みずき
「うーん」
青山繁晴
「で、中学・高校ではともかくとして、その、大学入っても全く聞かない」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「つまり、この国際関係論の授業で、出るような話だと思わなかったっていうことなんですね」
櫻井浩二
「ほぉ〜〜」
青山繁晴
「で、これはどういうことかというと、実は、そういう、難しい話、難しいっていうのは、立場の違いによって意見が分かれたり、あるいは北朝鮮の側からしたら違う話になるようなこと、そういう難しいことに触らないっていうのが」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「実は日本の、文系学部の、僕は特徴だと思うんですね」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
田中みずき
「うーん」
青山繁晴
「で、そうすると、たとえば、人文科学どうする、社会科学どうするじゃなくて、人間の生き方の基本ですよね」
櫻井浩二
「うん」
青山繁晴
「で、しかも、拉致事件はなぜ起きて、なぜ日本では取り返しに行っちゃいけないことになってるのか」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「難しい意見、意見の違いはあっても、憲法は当然それに関係ありますし、そういうことを、たとえば理系や技術系でそれを教えられるのか。教えられないですよね」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「じゃあたとえば、理系で素晴らしい業績があって、技術を持っていれば、たとえば友だちや家族が、他国に奪われていても、取り返さないままでいいのかと」
一同
「うーん」
青山繁晴
「ということを考えればですね、実は、難しいこと、つまり当たり障りのあることには触らないっていう大学教育こそが問題であって、えー、実は安倍政権も、本当はそういう大学教育の見直しをすべきだと思うんですね」
櫻井浩二
「はぁ〜」
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「で、政権の前に、その、客員教授に過ぎない僕も含めて、教員がまず、難しいことに取り組み、学生の目を見て話しかけて、一緒に考える。白板だけ見て知ってることを書いて、自分の書いた○○の本を教科書で売ったりする暇があれば、それをやると、いうことが大事だと思うんです」
一同
「うーーん」
青山繁晴
「で、僕は拙い、教師に過ぎませんけれども、いつも言ってるのは、祖国には、お前しかいないと」
櫻井浩二
「はい」
田中みずき
「うーん」
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「代わりはいない。なぜかというと、たとえば櫻井さんっていう人が学生だったら、宇宙が何千億年続いても、たった一回、一人しかできない、生まれないんだから、君の代わりはいないんだって話をしてまして」
一同
「うーん」
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「ま、それは、自分自身にも実は、語りかけてることであって、こういうのを全部合わせての教育だと思うんですね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「えー、もしよければ、あの、ま、できれば手続きをなさって、僕の授業、どんな立場の方でも、どうぞ一度お出でになって下さい」
櫻井浩二
「そうですねぇ」
田中みずき
「ねぇ」
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「一緒に考えたいと思います」
櫻井浩二
「はい。青山さん、ありがとうございました」
田中みずき
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____________________________内容紹介ここまで
私も文系学部の出身で、政治や国際関係の講義なんかも受けましたが、もちろん「難しい話」は一切出ませんでした。
冷戦の真っ只中(昭和50年代終わりから昭和60年代初頭)だったから、なおさらですね。
ある先生が、改憲派というだけで「右翼」「軍国主義者」扱いされ、学生からも敬遠されていた時代でした。
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