「台湾」ない地球儀を販売 他いろいろ
■学研、「台湾」ない地球儀を販売 中国の圧力で(産経1/10)
台湾の皆さんに申し訳ないと思うと同時に、日本の子供たちを欺いたこの売国企業にどうしようもなく怒りを覚えます。
これを最初に報道したのは夕刊フジで1月9日のことでした(ZAKZAK1/9)。翌日、産経新聞朝刊にもそれが転載されたという流れだそうです(産経抄1/11)。ちなみに関東では一面に載ったらしいけど、大阪では二面でした。
1月9日の朝日放送「ムーブ!」では早速、夕刊紹介コーナーでこの記事が取り上げられました。コメンテーターの須田慎一郎氏が、「事実と違う名称が付いている以上、これは明らかに欠陥商品。苦情があるから交換するとか返金するとかじゃなくて、全て回収すべき」と強く批判していました(YouTubeに動画あり)。
また、1月10日のフジテレビ「とくダネ!」でも取り上げられたそうです(J-CASTニュース1/10)。
この手のニュースは例によってフジサンケイやローカル以外はスルーかなと思いきや、その後、新聞各紙が後追い報道しましたので、ほっとしました。
・台湾を「台湾島」と表記 学研地球儀、販売中止に(共同1/10)
・中国で生産の地球儀に「台湾島」、顧客から苦情相次ぐ(読売1/11)←第一報は1/10
・台湾を「台湾島」と表記 学研などが地球儀を販売中止に(朝日1/11)
・地球儀:台湾を中国表記の「台湾島」 タカラトミーと学研が販売中止(毎日1/11)
朝日新聞や毎日新聞の素っ気のない伝え方(「中国政府の指示」の件に触れないなど)には正直ムッとしましたが……。
新聞はともかくテレビのニュースは、私の見た限りではあまり報道してないみたいです。
そんな中、意外や意外、テレ朝が1月10日の夕方のニュースと、あと「報ステ」でも伝えていました。「報ステ」はYouTubeに動画があります。
・学研の地球儀が台湾を中華人民共和国その1 (「報ステ」1月10日)
・学研の地球儀が台湾を中華人民共和国その2 (「報ステ」1月10日)
【追記1/12 1:55】残念ながら今見てみたら削除されてました(T^T)
わりとまともな伝え方をしてます。ただ、「樺太の南半分や北方領土以北の千島列島をロシア領として色分け」していた件は一切スルーでしたけどね(これも大事な問題です。今回は余力がなくて私もスルーしちゃうので、えらそうに言えませんが<(_ _)>)。
学研トイズが応急措置として商品に添付した「メモ」の画像がZAKZAK1/9に載っています。短い文章なのでテキスト化しときます。
「ご理解の程」って、いったい何を理解しろと言うのでしょう。「学研は中国の言いなりである」ということをですか?大人は子供に何と説明すればいいのですか?
それにしても「中華人民共和国政府の指示により」って、すっげー直球(^_^;。この文面で中国様は許可したんでしょうか?
ひょっとして学研なりの精一杯の抵抗?……いや、それはないか。抵抗する意志があるなら、最初から販売中止にすればすむことですから。
(但し読売新聞1/11の報道によれば、学研トイズは「中共政府から直接の指示は受けていなかった」と説明し、「台湾島」といった表現になった原因については「調査中」としているそうです)
ZAKZAK1/9には「すでに玩具ショーなどで注文が殺到していたので、仕方なく中国政府の指示に従った」とありますが、「学研」ブランドを失墜させるのと引き換えにしてもいいほどの多額の利益が見込まれていたとでも言うのでしょうか?
とにかく夕刊フジにでかでかと報道されたので、学研は慌てて対応したのでしょう、翌1月10日付で自社サイトにこういう文面が。
ところが、皆さんすでにご存知の通り、問題は学研だけで終わりませんでした。
10日夜になって、タカラトミーの地球儀も台湾を「台湾島」と表記しており、販売中止にすると発表した、というニュースが流れたのです(時事通信1/10)。
で、タカラトミーのサイトを見てみると、1月10日付でこれまた学研と同じようなことを書いてある。
学研は「不適切な表現・表記」としてますが、それに比べるとタカラトミーの「一部配慮に欠ける表記」というのは、さらに“ゆるゆる”な気がします。
それにしても、2社とも何を考えてんでしょう。
だって学研は去年9月から、タカラトミーは去年10月から販売してたんですよ。夕刊フジがすっぱ抜くまでに、当然、何件か苦情なり問い合わせなりが来てたはずです。
マスコミが騒がなかったら、このまま何食わぬ顔でずっと売り続けたんじゃないですか?
また、2社とも「返却をご希望のお客様には税込価格○○円で引き取る」と言ってますが、これも非常に“ゆるゆる”な対応だと思います。
「ムーブ!」の須田慎一郎さんのコメントにもあった通り、これは明らかに欠陥商品なんですから、申し出があった分のみを回収するんじゃなく、市場に出回ったもの全てを回収するのが筋ではないでしょうか。
地球儀とかってね、大勢の子供が使うんですよ。下に弟や妹がいればその子らももちろん使いますし、よその家に回っていったりもするんです。
うちにも昔ちょっといい地球儀があったんですが、後に年少の従兄弟にあげました(百科事典もあげた)。
家庭ならまだしも、学校とか塾とかの教育現場に置かれてあったとしたら、事態はもっと深刻です。台湾=中華人民共和国という誤った情報が、多くの子供たちに伝わっていってしまう恐れ大です。
学研トイズの問題の地球儀は、初回製造の1万個を完売したそうですが、1万個だから使うのも1万人とはいかない、それだけの人数では済まないということなんです。
テレ朝の報道によれば、中国外務省の報道官が会見で述べたのは、「具体的な状況について把握していません。ただ『一つの中国という原則』は国際社会から普遍的に認められているものだと思っています」といった“一般論”だけだったようです。
中共としては台湾問題では絶対に譲れないものの、北京五輪を控え、今は日本とは事を構えたくないという気持ちが大きいのではないでしょうか。
ちなみに過去にも似たような事があったんですよね。
3年前には、中国大連の税関が、尖閣諸島を日本領とした日本の地図などの副教材を多数差し押さえ、大連日本人学校が一部没収や罰金に泣きました(産経社説1/11)。
昨年秋には、日本航空が中国の大連支店に送った乗客向け機内誌の地図に掲載されていた尖閣諸島について、大連の税関当局が同社に説明を求め、通関に約1週間ほど時間がかかったそうです(産経07/11/30)。
これまでこういう経緯もあったもんですから、中共にはもちろん腹が立ちますが、それ以上に今回はやっぱり学研やタカラトミーにより腹が立ちました。
意外だったのは夫の反応です。「学研も納期の都合とか色々あったんやろ。俺もいつも仕事で納期に追われてるから一概に責められん」って。
「でも教育に関わることやで。しかも学研ともあろうものが子供にウソ教えてええの?」と反論したら大げんかに発展しちゃいました(T^T)
私も取引先には頭が上がらないからわからんでもないけど、事は日本の主権や、日本の将来を担う子供たちに関わることです。社会的責任を考えれば、やはり譲ってはいけない一線というのはあるんじゃないですかね。
あとZAKZAK1/9に「文部科学省や外務省は『市販の学習教材とはいえ、前代未聞』と驚きを隠さない」というくだりがありますが、担当当局は学研、タカラトミーに対して注意なり指導なりはしたんでしょうか?(今後するんでしょうか?)
「中国政府の指示」が本当にあったのかどうかについても、事実関係を早急に調べて、もし何らかの介入を行っていたことが確認できたら、日本政府はすぐに中国政府に抗議すべきだと思います。
……と、ここまで書いたところで、FNN(フジテレビ系)の記事を発見。更新日時は11日19時11分。
記事から一部引用。
はぁ?何じゃこりゃ!?
タカラトミーは中国系企業との共同開発?ひょっとして最初から「台湾島」になるのがわかってて作ったってこと?(うがちすぎかもしれませんが、この中国系企業に政治的意図を感じてしまう。日本の子供たちを洗脳するために仕掛けたんじゃないかという気が……)
学研トイズも「中国政府の指示」というよりは、むしろ自主的にやったってことですか?ひょっとして添付メモの「中国政府の指示」ってのは、単なる言い訳?
……何かもう暗澹たる気持ちになってきました(T^T)
・・・・・・・・・・・細切れぼやき・・・・・・・・・・・
■鯨問題で「豪批判」動画 YouTubeで日豪サイバーバトル(J-CASTニュース1/8)
問題の動画というのがこれです。
・Racist Australia and Japanese whaling 白豪主義オーストラリアと反捕鯨
豪州人だけでなく反捕鯨国の人たち全員(但し英語圏)に、「あなたたちの主張はダブルスタンダードですよ」とガツンと言ってくれてます。
この動画、日本人が歴史上、鯨とどう接してきたか、その説明があれば完璧なんですけどね。特に鯨供養のことはぜひ紹介してほしかったなあと。
鯨を初めは「鉱物資源」、その後は「鑑賞用」としてしか見てこなかったアングロサクソンとは違って、日本では鯨と人間との間に深いかかわりがあったのですから。
で、上記記事によれば、この動画に豪州メディアと豪州政府関係者がことさら敏感に反応しているそうです。
豪州政府スポークスマンは「豪州政府を脅して捕鯨反対の立場を変えさせられると考えるのは全くの間違いだ」。
スティーブン・スミス外相は「このビデオで、我々の強固な捕鯨反対の立場が変わることはない。豪州政府は固い信念は変わらないし、豪州国民もまた、こんなもので尻込みすることはないと信じている」。
はぁ?誰が豪州政府を脅したんですか?思い込みが激しいというか。ダブスタをずばり突かれて、焦ってるんでしょうかね。
捕鯨問題については、もうニュース見るたびにイライラしますわ。議論にすらならない状態が長年続いてるわけですから。
日本が何十年もかけて蓄積してきたデータを元に、捕鯨反対国と冷静に議論をしようとしても、向こうは資料を見ようともしない、入り口からもう感情的になって全く話にならないのです。
問題の動画に寄せられたコメントの中に、「鯨は世界で最も美しく価値ある動物で、子孫がその美しさを見るためにも保護すべきなんだよ。だからカンガルーと比べんな・・・黙りやがれ、ジャップはこんな議論する権利はないんだ」というものがあったそうですが、価値観の押しつけはやめてほしいものです。
「牛や豚やディンゴやカンガルーは虐殺してもよいが、鯨は観賞用だから保護せよ」なんて、もはや宗教の域ではないかと。
じゃあ言わせてもらいましょうか?「日本人から見たら、オーストラリアと言えばカンガルー。まさにカンガルーこそ観賞用ですよ。子孫がその美しさを見るために保護すべきですよ」。
が、実際のところ、素人だけでなく捕鯨反対国の要人なんかもこの程度のレベルじゃないかと思うことが私は多々あります。捕鯨問題を利用して「ためにする日本批判」をやってるだけというか。
(捕鯨問題を利用して反日運動をやってる人は素人レベルでもたくさんいます。日本人の中にももちろんいます。うちにもよく来ます)
日本にとって捕鯨とは何か。IWC総会などで日本はそれを説明はしてるんですが、もう向こうはほんと聞く耳を持たないのでね。
昨年のIWC総会でも日本は「沿岸捕鯨は地域文化の継承に欠かせない」と主張しましたが、反捕鯨国は「商業的だ」と批判。
そのくせ、アメリカなんかは「捕鯨はアラスカ州に住むイヌイットの文化継承に欠かせない」と訴え、「先住民枠」は5年間延長されることになったんだから、本当にダブスタもいいとこです。
しかも、アンカレジの土産物店では、先住民捕鯨の副産物である鯨の骨の工芸品が売られているのですよ。これって「商業的」じゃないの?なぜ日本だけが「商業的」だと責められるの?……ね、おかしいでしょ。
また年間1050頭の捕獲枠を独自に設けているノルウェーの商業捕鯨を、近隣国のイギリスは外交や貿易の関係から黙認しているという例もあります。
もうほんと嫌になっちゃいますよ。日本は捕鯨賛成国を引き連れてIWC脱退した方がいいんじゃないですか。
って、それも簡単にはいかないようなのでジレンマなんですが(T^T)
※関連サイト
・痛いニュースさん>【日豪】豪メディア、日本人有志が作成した豪州批判のビデオ「白豪主義…」を紹介。豪で大反響…日豪の緊張を警戒
※関連動画
・ムーブ! IWC総会 反捕鯨国の偽善 (ニューズウィーク)
・捕鯨問題で儲ける人達がいる People profiting from the issue of Whaling
※拙ブログ関連エントリー
・06/6/16:IWC年次総会〜今年は捕鯨支持国が過半数?(捕鯨問題初心者の方はぜひお読み下さい)
・06/6/18:IWC年次総会〜日中韓露が連携してます
・06/6/19:IWC年次総会〜24年ぶりに捕鯨支持国が勝利
・07/2/10:テロ組織が日本の調査捕鯨船を攻撃
・07/6/2:IWC年次総会〜日本が脱退を示唆
■新テロ対策特措法が成立、57年ぶりの衆院再可決(読売1/11)
前テロ特の期限切れから約2カ月半。長かったですね。安倍さんもほっとした表情を見せてました。政府は海自の給油活動を2月中旬には再開させる方針だそうです。
法治国家だから仕方ないと言えば仕方ないんですが、政治に振り回された自衛隊の皆さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ところで民主党の小沢代表は、この大事な法案の採決を棄権して大阪府知事選の応援に出かけてしまったそうですね。これには与党はもちろん、他の野党も、そして当の民主党内でも批判の声が上がっているとか(読売1/11)。
鳩山幹事長は記者会見で「小沢代表は再可決という暴挙に対して、公務として大阪府民に訴えかけている」と釈明しましたが、11日夜の「報ステ」が伝えたところによれば、小沢さんは大阪での演説で新テロ特措法には一言も触れなかったそうです。
同じく「報ステ」では、民主党の長島昭久議員が再可決後、「給油活動再開が決まったことを評価する」旨コメントしている場面が映っていました。長島さんって過去の発言とか見てても思うけど、わりと自分に正直な人ですよね(^_^;
しかし民主党、昨年の小沢さんの辞任表明→撤回騒動の危機を乗り越えたのはよかったけど、ここに来てまたバラバラって感じですね。
■知事選候補5人で確定、有力3氏は次々街頭へ(朝日1/11)
10日が告示日でした。その日、辻元清美が民主推薦の熊谷候補の応援演説をやってるシーンがテレビで何度も流れてました。これでまた何万票か減らしたんじゃないかと。辻元には昔のような神通力はもうないですから。地元の高槻あたりではどうか知りませんが。
拙エントリー1/7付:熊さん痛すぎ(ノ∀`) では紹介し忘れたんですが(後で「ムーブ!」のビデオを見直して気づいた)、熊谷さんは「人権擁護条例を作るべき」って主張をしてるんですよ。そりゃ辻元も応援に熱が入るってもんですわ。
(“たか改名 元祖たか”さんが熊谷さん応援を呼び掛けている解放新聞の画像をUPして下さってます。熊谷さんが出演した1月7日の「ムーブ!」もまだ残ってるので、見たい人は急いでDLを!)
余談ですが、夕張市の後援会から出馬を見送るよう要請されてた羽柴誠三秀吉氏は、やっぱり出ませんでした。実は昨年4月の夕張市長選では2位と健闘したんですよね。あっちゃこっちゃで選挙出るのはもうやめて、この際、夕張に骨を埋めるつもりで頑張った方がいいんじゃないかと思います。
■ハンドボール五輪予選、日本で1月下旬やり直しへ(読売1/10)
“中東の笛”と呼ばれる偏った判定が日常化しているアジアのハンドボール界。
以前(ソウル五輪ぐらいまで?)は日本のハンドボールはそれなりに強かったらしいのに、アジア・ハンドボール連盟(AHF)にクウェートの王族がのさばってきてから、こんな状態がずっと続いていたそうです。
五輪アジア予選の日本の試合の様子をテレビで見て、びっくりしたのは私だけじゃないと思います。素人目にも明らかに日本不利の、おかしな判定の数々でしたから。
AHFは予選やりなおし拒否を決めた理事会の会議に日本を(韓国も?)呼ばないなど、露骨な嫌がらせを平気でやってますし、ほんと嫌な感じです。
審判の買収ってのも実際にあるみたいですね。11日放送の「報ステ」で、AHFの現役審判の人が、クウェート人が買収を持ちかけてきたと暴露してました(ちゃんと見てなかったけど、今回の予選のことではないと思う)。
予選やり直しは、AHFより上位にある国際ハンドボール連盟(IHF)が決定したので、行われることは確実なんでしょうが、AHFとの結びつきが強い中東3ヶ国(クウェート、カタール、アラブ首長国連邦)はボイコットを示唆したとの情報もあり(読売1/11)、今後の行方はまだ不透明です。
先日、ハンドボールに詳しい識者がテレビで言ってたんですが(識者名も番組名も失念(T^T))、昔、クウェートはサッカーで似たようなことをやってたらしいです。
が、サッカーがメジャーなスポーツになりすぎて、テレビ中継とか多くされるようになったため、審判を使っての不正をやりにくくなったと。
じゃあサッカー以外でクウェートがそこそこ強くて、選手が直接触れ合うスポーツで(バレーボールとかネットを挟んでやる競技では不正をしにくい)、さほどメジャーでないスポーツはないか?となった時に、白羽の矢が立った(?)のがハンドボールだったそうです。
ということは、たとえハンドボールが正常化しても、今度は別のスポーツが狙われる!?
■中国、人同士の感染を初確認 鳥インフルエンザ(中日新聞1/11)
まだまだ情報を隠蔽してるんじゃないですか。しつこいようですが、北京五輪を間近に控えてますからね。
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学習教材大手「学研」(東京都大田区)グループが国内向けに販売する音声ガイド付きの地球儀が、中国政府から圧力を受けて、台湾を単なる「台湾島」と表記していることが9日、わかった。同社は「中国の工場で生産しているため、中国政府の指示に従わざるを得なかった」と釈明しているが、識者からは「国益を損ないかねない」と憂慮の声が上がっている。
この地球儀は、学研の関連会社「学研トイズ」(東京)が昨秋発売した「スマートグローブ」。各国の地理や文化などの情報を音声で案内するシステムが組み込まれ、情報はネットで更新される。希望小売価格は2万8000円で、初回製造の1万個は完売という。
問題の表記は台湾(中華民国)について、「台湾島」と記載。また、日本の北方では、樺太の南半分や北方領土以北の千島列島をロシア領として色分けしている。これらはサンフランシスコ講和条約(1951年)で日本が領有権を放棄した後、帰属先が未定となっているため、日本の地理の教科書では、日露のいずれにも属さない白表記になっている。
台湾島という呼び名や千島などのロシア領表示は、いずれも中国発行の地図で一般的に使われる表記。
学研トイズは「当初は日本の学校教科書同様の表記をするつもりだったが、工場が中国にあり、中国政府から表記を変更しないと日本への輸出を認めないと迫られた。すでに注文が殺到していたので、仕方なく中国政府の指示に従った」と説明している。
同社は応急措置としてメモを添付。「生産国の中華人民共和国政府の指示により、地球儀表面の『台湾』の表記が『台湾島』音声が『中華人民共和国』となっております」などと記している。
東アジア情勢に詳しい伊原吉之助・帝塚山大名誉教授は「世界地図の表記はその国の利益に直結しており、他国の主張にやすやすと屈服し、自国で販売するというのは主権侵害への加担で、一企業の商行為でも不誠実のそしりは免れない。それが学習教材大手というからなおさらだ」と指摘している。
台湾の皆さんに申し訳ないと思うと同時に、日本の子供たちを欺いたこの売国企業にどうしようもなく怒りを覚えます。
これを最初に報道したのは夕刊フジで1月9日のことでした(ZAKZAK1/9)。翌日、産経新聞朝刊にもそれが転載されたという流れだそうです(産経抄1/11)。ちなみに関東では一面に載ったらしいけど、大阪では二面でした。
1月9日の朝日放送「ムーブ!」では早速、夕刊紹介コーナーでこの記事が取り上げられました。コメンテーターの須田慎一郎氏が、「事実と違う名称が付いている以上、これは明らかに欠陥商品。苦情があるから交換するとか返金するとかじゃなくて、全て回収すべき」と強く批判していました(YouTubeに動画あり)。
また、1月10日のフジテレビ「とくダネ!」でも取り上げられたそうです(J-CASTニュース1/10)。
この手のニュースは例によってフジサンケイやローカル以外はスルーかなと思いきや、その後、新聞各紙が後追い報道しましたので、ほっとしました。
・台湾を「台湾島」と表記 学研地球儀、販売中止に(共同1/10)
・中国で生産の地球儀に「台湾島」、顧客から苦情相次ぐ(読売1/11)←第一報は1/10
・台湾を「台湾島」と表記 学研などが地球儀を販売中止に(朝日1/11)
・地球儀:台湾を中国表記の「台湾島」 タカラトミーと学研が販売中止(毎日1/11)
朝日新聞や毎日新聞の素っ気のない伝え方(「中国政府の指示」の件に触れないなど)には正直ムッとしましたが……。
新聞はともかくテレビのニュースは、私の見た限りではあまり報道してないみたいです。
そんな中、意外や意外、テレ朝が1月10日の夕方のニュースと、あと「報ステ」でも伝えていました。「報ステ」はYouTubeに動画があります。
・学研の地球儀が台湾を中華人民共和国その1 (「報ステ」1月10日)
・学研の地球儀が台湾を中華人民共和国その2 (「報ステ」1月10日)
【追記1/12 1:55】残念ながら今見てみたら削除されてました(T^T)
わりとまともな伝え方をしてます。ただ、「樺太の南半分や北方領土以北の千島列島をロシア領として色分け」していた件は一切スルーでしたけどね(これも大事な問題です。今回は余力がなくて私もスルーしちゃうので、えらそうに言えませんが<(_ _)>)。
学研トイズが応急措置として商品に添付した「メモ」の画像がZAKZAK1/9に載っています。短い文章なのでテキスト化しときます。
お客様へ
この度はスマートグローブをご購入いただき、
誠にありがとうございます。
この地球儀は生産国の中華人民共和国政府の指示により、
地球儀表面の「台湾」の表記が「台湾島」
音声が「中華人民共和国」となっておりますことを
あらかじめお断りさせていただきます。お客様にはご迷惑を
おかけ致しますが、ご理解の程よろしくお願い致します。
「ご理解の程」って、いったい何を理解しろと言うのでしょう。「学研は中国の言いなりである」ということをですか?大人は子供に何と説明すればいいのですか?
それにしても「中華人民共和国政府の指示により」って、すっげー直球(^_^;。この文面で中国様は許可したんでしょうか?
ひょっとして学研なりの精一杯の抵抗?……いや、それはないか。抵抗する意志があるなら、最初から販売中止にすればすむことですから。
(但し読売新聞1/11の報道によれば、学研トイズは「中共政府から直接の指示は受けていなかった」と説明し、「台湾島」といった表現になった原因については「調査中」としているそうです)
ZAKZAK1/9には「すでに玩具ショーなどで注文が殺到していたので、仕方なく中国政府の指示に従った」とありますが、「学研」ブランドを失墜させるのと引き換えにしてもいいほどの多額の利益が見込まれていたとでも言うのでしょうか?
とにかく夕刊フジにでかでかと報道されたので、学研は慌てて対応したのでしょう、翌1月10日付で自社サイトにこういう文面が。
弊社子会社学研トイズが製作販売いたしました地球儀『スマートグローブ』の内容につきまして、不適切な表現・表記がありました。
当地球儀に関しましては、販売中止を指示しました。
皆様には多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。今後、弊社ではグループ経営の観点から、指導・監督をより徹底してまいる所存です。
なお、『スマートグローブ』をお持ちで、返却をご希望のお客様におかれましては、税込み価格2万9400円でお引取りさせていただきますので下記アドレスにアクセスいただき、手続きいただきますようお願い申し上げます。
ところが、皆さんすでにご存知の通り、問題は学研だけで終わりませんでした。
10日夜になって、タカラトミーの地球儀も台湾を「台湾島」と表記しており、販売中止にすると発表した、というニュースが流れたのです(時事通信1/10)。
で、タカラトミーのサイトを見てみると、1月10日付でこれまた学研と同じようなことを書いてある。
平素は、タカラトミー商品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。
さて、弊社商品『トーキンググローブ』に、一部配慮に欠ける表記がございました。 皆様にはご迷惑おかけいたしましたことをお詫び申し上げます。 今後の商品化には十分に留意し、再発防止に努めてまいります。
尚、当商品につきましては販売を中止することとし、また当商品をお持ちで返却を希望されるお客様におかれましては、税込価格13,440円でお引取りさせていただくことといたします。お引取り手続きは1月16日(水)から開始いたします。
具体的なお手続きにつきましては、改めて弊社ホームページにてお知らせいたします。
学研は「不適切な表現・表記」としてますが、それに比べるとタカラトミーの「一部配慮に欠ける表記」というのは、さらに“ゆるゆる”な気がします。
それにしても、2社とも何を考えてんでしょう。
だって学研は去年9月から、タカラトミーは去年10月から販売してたんですよ。夕刊フジがすっぱ抜くまでに、当然、何件か苦情なり問い合わせなりが来てたはずです。
マスコミが騒がなかったら、このまま何食わぬ顔でずっと売り続けたんじゃないですか?
また、2社とも「返却をご希望のお客様には税込価格○○円で引き取る」と言ってますが、これも非常に“ゆるゆる”な対応だと思います。
「ムーブ!」の須田慎一郎さんのコメントにもあった通り、これは明らかに欠陥商品なんですから、申し出があった分のみを回収するんじゃなく、市場に出回ったもの全てを回収するのが筋ではないでしょうか。
地球儀とかってね、大勢の子供が使うんですよ。下に弟や妹がいればその子らももちろん使いますし、よその家に回っていったりもするんです。
うちにも昔ちょっといい地球儀があったんですが、後に年少の従兄弟にあげました(百科事典もあげた)。
家庭ならまだしも、学校とか塾とかの教育現場に置かれてあったとしたら、事態はもっと深刻です。台湾=中華人民共和国という誤った情報が、多くの子供たちに伝わっていってしまう恐れ大です。
学研トイズの問題の地球儀は、初回製造の1万個を完売したそうですが、1万個だから使うのも1万人とはいかない、それだけの人数では済まないということなんです。
テレ朝の報道によれば、中国外務省の報道官が会見で述べたのは、「具体的な状況について把握していません。ただ『一つの中国という原則』は国際社会から普遍的に認められているものだと思っています」といった“一般論”だけだったようです。
中共としては台湾問題では絶対に譲れないものの、北京五輪を控え、今は日本とは事を構えたくないという気持ちが大きいのではないでしょうか。
ちなみに過去にも似たような事があったんですよね。
3年前には、中国大連の税関が、尖閣諸島を日本領とした日本の地図などの副教材を多数差し押さえ、大連日本人学校が一部没収や罰金に泣きました(産経社説1/11)。
昨年秋には、日本航空が中国の大連支店に送った乗客向け機内誌の地図に掲載されていた尖閣諸島について、大連の税関当局が同社に説明を求め、通関に約1週間ほど時間がかかったそうです(産経07/11/30)。
これまでこういう経緯もあったもんですから、中共にはもちろん腹が立ちますが、それ以上に今回はやっぱり学研やタカラトミーにより腹が立ちました。
意外だったのは夫の反応です。「学研も納期の都合とか色々あったんやろ。俺もいつも仕事で納期に追われてるから一概に責められん」って。
「でも教育に関わることやで。しかも学研ともあろうものが子供にウソ教えてええの?」と反論したら大げんかに発展しちゃいました(T^T)
私も取引先には頭が上がらないからわからんでもないけど、事は日本の主権や、日本の将来を担う子供たちに関わることです。社会的責任を考えれば、やはり譲ってはいけない一線というのはあるんじゃないですかね。
あとZAKZAK1/9に「文部科学省や外務省は『市販の学習教材とはいえ、前代未聞』と驚きを隠さない」というくだりがありますが、担当当局は学研、タカラトミーに対して注意なり指導なりはしたんでしょうか?(今後するんでしょうか?)
「中国政府の指示」が本当にあったのかどうかについても、事実関係を早急に調べて、もし何らかの介入を行っていたことが確認できたら、日本政府はすぐに中国政府に抗議すべきだと思います。
……と、ここまで書いたところで、FNN(フジテレビ系)の記事を発見。更新日時は11日19時11分。
記事から一部引用。
このような表記がされたことについて、タカラトミーの安全・環境統括室の菅原 進室長は「中国系の企業から企画・提案されまして、わたしどもと共同開発してきた製品です。中国の見解による表示をしないと、中国で生産できなかったと」と語った。
また、学研トイズは「中国で、地図や地球儀を作る場合、中国の基準に沿った地図となる決まりがあり、この基準にあわないものは輸出できないことになっています」と、コメントした。
どちらの地球儀も、製造地は中国だった。
はぁ?何じゃこりゃ!?
タカラトミーは中国系企業との共同開発?ひょっとして最初から「台湾島」になるのがわかってて作ったってこと?(うがちすぎかもしれませんが、この中国系企業に政治的意図を感じてしまう。日本の子供たちを洗脳するために仕掛けたんじゃないかという気が……)
学研トイズも「中国政府の指示」というよりは、むしろ自主的にやったってことですか?ひょっとして添付メモの「中国政府の指示」ってのは、単なる言い訳?
……何かもう暗澹たる気持ちになってきました(T^T)
・・・・・・・・・・・細切れぼやき・・・・・・・・・・・
■鯨問題で「豪批判」動画 YouTubeで日豪サイバーバトル(J-CASTニュース1/8)
動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿された日本の捕鯨をめぐる動画がネット上で大きな波紋を呼んでいる。日本の調査捕鯨に対して豪州政府が猛反発している事態を痛烈に批判する内容。豪州での「人種差別」や「動物虐殺」を例に挙げた刺激的な動画に、日本語のみならず英語での書き込みが動画のコメント欄に1万件以上書き込まれる「大論争」を巻き起こしている。さらに、この事態に豪州政府の外相がコメントする事態にまで発展しているのだ。
(以下略)
問題の動画というのがこれです。
・Racist Australia and Japanese whaling 白豪主義オーストラリアと反捕鯨
豪州人だけでなく反捕鯨国の人たち全員(但し英語圏)に、「あなたたちの主張はダブルスタンダードですよ」とガツンと言ってくれてます。
この動画、日本人が歴史上、鯨とどう接してきたか、その説明があれば完璧なんですけどね。特に鯨供養のことはぜひ紹介してほしかったなあと。
鯨を初めは「鉱物資源」、その後は「鑑賞用」としてしか見てこなかったアングロサクソンとは違って、日本では鯨と人間との間に深いかかわりがあったのですから。
で、上記記事によれば、この動画に豪州メディアと豪州政府関係者がことさら敏感に反応しているそうです。
豪州政府スポークスマンは「豪州政府を脅して捕鯨反対の立場を変えさせられると考えるのは全くの間違いだ」。
スティーブン・スミス外相は「このビデオで、我々の強固な捕鯨反対の立場が変わることはない。豪州政府は固い信念は変わらないし、豪州国民もまた、こんなもので尻込みすることはないと信じている」。
はぁ?誰が豪州政府を脅したんですか?思い込みが激しいというか。ダブスタをずばり突かれて、焦ってるんでしょうかね。
捕鯨問題については、もうニュース見るたびにイライラしますわ。議論にすらならない状態が長年続いてるわけですから。
日本が何十年もかけて蓄積してきたデータを元に、捕鯨反対国と冷静に議論をしようとしても、向こうは資料を見ようともしない、入り口からもう感情的になって全く話にならないのです。
問題の動画に寄せられたコメントの中に、「鯨は世界で最も美しく価値ある動物で、子孫がその美しさを見るためにも保護すべきなんだよ。だからカンガルーと比べんな・・・黙りやがれ、ジャップはこんな議論する権利はないんだ」というものがあったそうですが、価値観の押しつけはやめてほしいものです。
「牛や豚やディンゴやカンガルーは虐殺してもよいが、鯨は観賞用だから保護せよ」なんて、もはや宗教の域ではないかと。
じゃあ言わせてもらいましょうか?「日本人から見たら、オーストラリアと言えばカンガルー。まさにカンガルーこそ観賞用ですよ。子孫がその美しさを見るために保護すべきですよ」。
が、実際のところ、素人だけでなく捕鯨反対国の要人なんかもこの程度のレベルじゃないかと思うことが私は多々あります。捕鯨問題を利用して「ためにする日本批判」をやってるだけというか。
(捕鯨問題を利用して反日運動をやってる人は素人レベルでもたくさんいます。日本人の中にももちろんいます。うちにもよく来ます)
日本にとって捕鯨とは何か。IWC総会などで日本はそれを説明はしてるんですが、もう向こうはほんと聞く耳を持たないのでね。
昨年のIWC総会でも日本は「沿岸捕鯨は地域文化の継承に欠かせない」と主張しましたが、反捕鯨国は「商業的だ」と批判。
そのくせ、アメリカなんかは「捕鯨はアラスカ州に住むイヌイットの文化継承に欠かせない」と訴え、「先住民枠」は5年間延長されることになったんだから、本当にダブスタもいいとこです。
しかも、アンカレジの土産物店では、先住民捕鯨の副産物である鯨の骨の工芸品が売られているのですよ。これって「商業的」じゃないの?なぜ日本だけが「商業的」だと責められるの?……ね、おかしいでしょ。
また年間1050頭の捕獲枠を独自に設けているノルウェーの商業捕鯨を、近隣国のイギリスは外交や貿易の関係から黙認しているという例もあります。
もうほんと嫌になっちゃいますよ。日本は捕鯨賛成国を引き連れてIWC脱退した方がいいんじゃないですか。
って、それも簡単にはいかないようなのでジレンマなんですが(T^T)
※関連サイト
・痛いニュースさん>【日豪】豪メディア、日本人有志が作成した豪州批判のビデオ「白豪主義…」を紹介。豪で大反響…日豪の緊張を警戒
※関連動画
・ムーブ! IWC総会 反捕鯨国の偽善 (ニューズウィーク)
・捕鯨問題で儲ける人達がいる People profiting from the issue of Whaling
※拙ブログ関連エントリー
・06/6/16:IWC年次総会〜今年は捕鯨支持国が過半数?(捕鯨問題初心者の方はぜひお読み下さい)
・06/6/18:IWC年次総会〜日中韓露が連携してます
・06/6/19:IWC年次総会〜24年ぶりに捕鯨支持国が勝利
・07/2/10:テロ組織が日本の調査捕鯨船を攻撃
・07/6/2:IWC年次総会〜日本が脱退を示唆
■新テロ対策特措法が成立、57年ぶりの衆院再可決(読売1/11)
前テロ特の期限切れから約2カ月半。長かったですね。安倍さんもほっとした表情を見せてました。政府は海自の給油活動を2月中旬には再開させる方針だそうです。
法治国家だから仕方ないと言えば仕方ないんですが、政治に振り回された自衛隊の皆さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ところで民主党の小沢代表は、この大事な法案の採決を棄権して大阪府知事選の応援に出かけてしまったそうですね。これには与党はもちろん、他の野党も、そして当の民主党内でも批判の声が上がっているとか(読売1/11)。
鳩山幹事長は記者会見で「小沢代表は再可決という暴挙に対して、公務として大阪府民に訴えかけている」と釈明しましたが、11日夜の「報ステ」が伝えたところによれば、小沢さんは大阪での演説で新テロ特措法には一言も触れなかったそうです。
同じく「報ステ」では、民主党の長島昭久議員が再可決後、「給油活動再開が決まったことを評価する」旨コメントしている場面が映っていました。長島さんって過去の発言とか見てても思うけど、わりと自分に正直な人ですよね(^_^;
しかし民主党、昨年の小沢さんの辞任表明→撤回騒動の危機を乗り越えたのはよかったけど、ここに来てまたバラバラって感じですね。
■知事選候補5人で確定、有力3氏は次々街頭へ(朝日1/11)
10日が告示日でした。その日、辻元清美が民主推薦の熊谷候補の応援演説をやってるシーンがテレビで何度も流れてました。これでまた何万票か減らしたんじゃないかと。辻元には昔のような神通力はもうないですから。地元の高槻あたりではどうか知りませんが。
拙エントリー1/7付:熊さん痛すぎ(ノ∀`) では紹介し忘れたんですが(後で「ムーブ!」のビデオを見直して気づいた)、熊谷さんは「人権擁護条例を作るべき」って主張をしてるんですよ。そりゃ辻元も応援に熱が入るってもんですわ。
(“たか改名 元祖たか”さんが熊谷さん応援を呼び掛けている解放新聞の画像をUPして下さってます。熊谷さんが出演した1月7日の「ムーブ!」もまだ残ってるので、見たい人は急いでDLを!)
余談ですが、夕張市の後援会から出馬を見送るよう要請されてた羽柴誠三秀吉氏は、やっぱり出ませんでした。実は昨年4月の夕張市長選では2位と健闘したんですよね。あっちゃこっちゃで選挙出るのはもうやめて、この際、夕張に骨を埋めるつもりで頑張った方がいいんじゃないかと思います。
■ハンドボール五輪予選、日本で1月下旬やり直しへ(読売1/10)
“中東の笛”と呼ばれる偏った判定が日常化しているアジアのハンドボール界。
以前(ソウル五輪ぐらいまで?)は日本のハンドボールはそれなりに強かったらしいのに、アジア・ハンドボール連盟(AHF)にクウェートの王族がのさばってきてから、こんな状態がずっと続いていたそうです。
五輪アジア予選の日本の試合の様子をテレビで見て、びっくりしたのは私だけじゃないと思います。素人目にも明らかに日本不利の、おかしな判定の数々でしたから。
AHFは予選やりなおし拒否を決めた理事会の会議に日本を(韓国も?)呼ばないなど、露骨な嫌がらせを平気でやってますし、ほんと嫌な感じです。
審判の買収ってのも実際にあるみたいですね。11日放送の「報ステ」で、AHFの現役審判の人が、クウェート人が買収を持ちかけてきたと暴露してました(ちゃんと見てなかったけど、今回の予選のことではないと思う)。
予選やり直しは、AHFより上位にある国際ハンドボール連盟(IHF)が決定したので、行われることは確実なんでしょうが、AHFとの結びつきが強い中東3ヶ国(クウェート、カタール、アラブ首長国連邦)はボイコットを示唆したとの情報もあり(読売1/11)、今後の行方はまだ不透明です。
先日、ハンドボールに詳しい識者がテレビで言ってたんですが(識者名も番組名も失念(T^T))、昔、クウェートはサッカーで似たようなことをやってたらしいです。
が、サッカーがメジャーなスポーツになりすぎて、テレビ中継とか多くされるようになったため、審判を使っての不正をやりにくくなったと。
じゃあサッカー以外でクウェートがそこそこ強くて、選手が直接触れ合うスポーツで(バレーボールとかネットを挟んでやる競技では不正をしにくい)、さほどメジャーでないスポーツはないか?となった時に、白羽の矢が立った(?)のがハンドボールだったそうです。
ということは、たとえハンドボールが正常化しても、今度は別のスポーツが狙われる!?
■中国、人同士の感染を初確認 鳥インフルエンザ(中日新聞1/11)
まだまだ情報を隠蔽してるんじゃないですか。しつこいようですが、北京五輪を間近に控えてますからね。
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Comments
この地球儀は、やろうと思えば中国だけで出来たシロモノです。設計や金型、その他ソフトの部分は日本に発注するとして、中国で製造が可能なものです。問題は、「学研」や「タカラトミー」で販売されることです。
日本企業のどの部分が評価されたかは言いませんが(^^;、中国の国家戦略に利用されていることに変わりはありません。しかし、営利企業である以上、こうやって国を売っていくんでしょうね。
やっぱり悪いのは「中国」おかしいのは「中国」です。
報道ステーションを見ていましたが、その部分、中国が、国として一企業におかしな圧力をかける国だと言う異常さについては、ほとんどクローズアップしていないと感じました。
台湾は、どう考えても中華人民共和国とは全く違う国でしょう。昭和の時代を生きたことのある日本人なら、感覚的にそう感じて生きてきたはずです。それが、いつの間にか「そうじゃないって言っている国もある」とかいう、暗に「その主張もあり」みたいなおかしな空気が形成されようとしていて、報道ステーションの今回の報道なんかは私には、その後押しの一環のようにも見えました。
うがった見かたかもしれないと、我ながら思いもしますが・・・。
国後島ではこんな問題も起こっています。
国後島・ナマコ養殖事業 「ビジネス違法性ない」投資の会社社長が主張(北海道新聞01/12 06:45)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/70169.php
捕鯨問題について。豪州は、捕鯨よりもグリーンピースが豪州の火力発電所で暴れていた事や、イスラム系移民との軋轢に注力すれば良いのに。
この動画を作った人は、日本人という情報がありましたが、(いろいろな意味で?)どんな人でしょうかね。まあ、日豪関係の負のガス抜きになるのでしょう。国家間の関係は総体的というか、個々の分野で、利もあれば害もあります。BHPビリトンによるリオ・ティント買収という難儀な問題も発生しているので、他の事にも悪影響が及ぼさない事を願うばかりです。
テロ特措法について。漸く可決しました。来週には派兵ですか。民主党は結局グダグダでしたね。次はどうするのでしょうか。あまりグダグダが続くような事があれば……。
欲しいモノがすぐそこにあるのに掴めそうで掴めないというのは、時として人を狂わせます。ここらで、民主党内で揉めると、修復するのは難しいでしょう。
小沢さんは党内の地ならしをするのが肝要でしょう。
府知事選について。選挙ナントカ法に抵触するかもしれないので…、各候補とも頑張って下さい。三上さんが立候補しないとは残念な事です?大坂から天下を獲る野望は潰えたのでしょうか。まあ、空気が乾燥しているので、火の用心、マッチ一本、本能寺の変です。
ハンドボールについて。そういえば、日本はクウェートとの関係がありましたね。王族の中にも親日家の人がいたような記憶があります。それとこれとは別なのでしょうか。
最後に鳥インフルについて。マジで心配です。確か昨年でしたか、中国南部で豚コレラが流行していた時、業者は損をしたくはないといって、病気の豚を平気で市場に売っていた事がありました。全く以っていい加減な国です。
それにこの情報は1・2ヶ月くらい前に現地報道をされていたのに、中国政府・日本のマスコミは何故、今更報道するのでしょうか。遅すぎます。
アウトブレイクは起こさないで!
エントリーを読み返してみたら、学研で夫婦喧嘩に発展したのですか。再び読み直してみると、何やらその熱気が…(暑)
夫婦喧嘩は…まあその…、双方の言い分は共に正しいと思います。
社会的に言えば、「やはり譲ってはいけない一線」というのが正しいです。
ただ、職場という非常に限定的な空間ですと、どうしても職場の事情「納期」というものが重要になりますから、納期は大事です。
今次大戦は「やはり譲ってはいけない一線」VS「納期」です。が、この学研問題を立体的に捉えてみますと、そういったものではないと思います。
双方とも正しいですが、問題は、この地球儀の販売を決めた、意思決定の段階にあります。幹部連中の苦し紛れの言い訳メモを添えて、難局をしのごうとした点が問題であり、かといって、人は全知全能ではありません。即ち、マスコミが、中国の危険性について隠蔽してきた事によって、中国のこういった危険を察知出来なかった事も問題です。
詰まり、意思決定に於ける、読みの甘さ・情報の欠如が原因かと思います。また、納期に追われる一社員が、容易に社の全体的な意思決定に口を挟める事が出来ず、一度動き始めたプロジェクトを変更ないし停止するのも容易ではないという点も留意する必要があります。次いでに、安い人件費に釣られる、利益至上主義的な考えも少なからず影響しているかもしれません。
まあ、最初から中国の危険性を察知していれば、早い段階で、生産拠点で他に移し、社会的責任を全うする健全な商品を納期内に納める事が出来たでしょう。
要は、ダンカンこの野郎!宜しく、中国この野郎!が元凶ですね。
最近の中国はいよいよ野心を隠す事無く、精力的に世界中で暗躍しています。策謀の面でも抜かりなく、日米離間、日豪離間、ひいては夫婦離間を仕掛けていると思います。
失礼致しました。
ずっと前タックルでは「(海自が)引いてみてどういう(国際社会の)反応かも見てみないとー」などと言ってましたけどね。
動物を殺して食べることに「残酷」とか「野蛮」という言葉をあてはめるのは間違いです。牛やブタや鹿だって、なぜクジラだけ特別なのかと抗議するでしょう。
クマのプータローさん:
学研、タカラトミーにしてみれば、「中国に製造だけを任せたつもりが、ソフトの部分を改ざんされてしまった、何でこうなるの」ってところなんでしょうけど……。中国は理不尽な国、中国人は抜け目無いっていうのは日本ではもう有名ですが、今回のことは主権とか領土とかが絡むとさらに厄介なことになるってことで、中国に進出してる企業、進出を考えてる企業にとって大きな教訓にはなったかも?
piさん:
確かに末端のたとえば営業部の社員さんとか、そういう方々の気持ちを思えば同情心もわいてはくるんですが、やっぱり企業全体として見た時、許せないなぁと私なんかは思ってしまいます。「報ステ」がそこまで考えてやったのかはともかく、アメリカなんかもどんどん中国寄りになってきてますから、全体的に「そういう主張もあり」的な空気が形成されてきてる、そういう感じは私もします。
落蹲さん:
記事紹介ありがとうございます。違法でなければ何をやってもいいのか、国を売ってもいいのかって言いたくなりますね。
カイワレさん:
捕鯨の動画、うがった見方をする人は「日豪を分断させるために作られた動画じゃないか」と言ってるようですが、どうなんでしょうね。府知事選、私もナントカ法を考えて今後はちょっと控えることにします(^_^;。鳥インフルはいつ新型ウイルスに変異してもおかしくない、明日大流行が始まってもおかしくないと聞きます。また日本は対策が遅れているということも。心配ですね。地球儀については、私も取引先の都合で振り回されてる側の人間なので気持ちはわかるのですが、やはり企業全体として見た時に、どうかと思ってしまうんですね。企業として、おっしゃるように読みの甘さ、少子化の時代ですし、少しでもコストを削りたいというのはわかるけれども、リスクをちゃんと考えていたのだろうか?と。「夫婦離間」はもう昔からなので(^_^;。三宅久之さんじゃないけど、1日20回ぐらいケンカしてますから(^_^;
軽薄民ス党さん:
国際社会の反応を見て、これはやっぱり再開すべきだと気づいたんでしょう(^_^;
たか改名 元祖たかさん:
いつもお世話になってます。捕鯨の動画、UPして下さったんですね。ありがとうございます。それから解放新聞の画像UP、1/7の「ムーブ!」をまだ置いて下さってること、重ねて御礼申し上げます<(_ _)>
http://www.e-kujira.or.jp/geiron/morishita/1/
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/01/10/007/index.html
偶然、こんな記事を発見しました。
なにきっかけなんでしょうかね・・?
ところで学研の対応なんですが、希望者のみと言うのはやはり少しオカシイように感じます。それと同様に中国のプロフェッショナルでない嫌がらせ的な心のたいへん小さなやり口にも腹が立ちました。
地球儀の件は、国家主権や領土の大事さを教えない 教育やマスコミの責任だと思います。10年前の私なら、きっと深い考えもなく納期に迫られて、そんな地球儀でも喜んで売っていたと思います。(~_~)
教育といえば、私が小学校のとき大阪には、確か「にんげん」という副読本があって、おまけに、先生は日教組の人だったので、「部落差別は、だめ」って、とことん洗脳されました。しかしそれから30年以上たってまだ、50億円以上の 対策費が出てるなんてまったくもっておかしいですよね。府知事選、ナントカ法があるらしいので露骨には書けないようですけど、もっとマスコミは、そこを突っ込んで報道してもらいたいですね。
ちょっとシニカルに言えば、差別やいじめは、人間社会からは、決し無くならないでしょう。もし無くなるとすれば、それはお金を与えることではなく、日本古来のたおやかな感情や 自然との共生という 八百よろずの神的な 発想と教育ではないかと思うのですが。(*^_^*)
虎寅さん:
サイトご紹介ありがとうございます。実はこの動画も森下さんです(^^ゞ
http://jp.youtube.com/watch?v=W8hJTrSG7sg&NR=1
水産庁は小松さんというタフネゴシエーターと呼ばれた人がいなくなって(アメリカの圧力で担当を外されたと言われてます)一時期ガックリしてた私ですが、今は森下さんに期待を寄せています(^o^)
のんのんねえさん:
はじめまして。こちらこそよろしくお願いいたします。おっしゃる通り、捕鯨の問題にしても何にしても、日本人はまず「主張すべきは堂々と主張する」、ここから始めないといけないですね。謙虚さとか譲り合いとかが美徳とされるのは国内だけで通用する話で、国際社会ではなめられるだけですからね。
まさん:
初詣の人出、過去最高だったんですよね。不景気ですし、神頼みしたいって人が多いんでしょうか。あとは天候も左右したんでしょうか。とにかく日本人らしいお正月を迎えた人が多かったのは良いことだと思います。そして中国、我がの利益のためならこすいことでも何でもやりますからねぇ。他の国ももちろん大なり小なりそういう傾向はあるけど、中国はそれが顕著ですよね。日本ももう少し(「大いに」とは言いたくない(^^ゞ)小ずるくならないとダメですね。
ネコさん:
そうですね、学校もマスコミも国家主権や領土について突っ込んだことやりませんからね。私は和歌山でしたが、やはり小学校から中学校まで同和教育がみっちりありました。それが必要ないとまでは言いませんが、他に教えるべきことはもっとあるわけで、非常にバランスが悪いですね。行政にしてもバランス悪いことを長年続けてきたわけで、同和利権の問題などにつながっていったんだろうと思います。
狂信的な
鯨は最も美しい動物だ、そうで、
賢くて美しく芸術が判る(歌うからだそうです)高等動物だから殺すのは罪になるそうですw
日本人から見れば貴重な食料であり工芸品の材料にもなる貴重な「エモノ」でしかないのですがねw
こういう感情的、狂信的な思想には科学的反論は無駄でしょう
彼らが喰うのは羊であり牛、豚で鯨は聖なる動物なのです
ヒンズー教徒に牛を殺し食えと言ってるようなものです
日本人から見るとカンガルーを撲殺したりコアラを殺す事のほうが罪深いと思えるのですがね〜
元々、キリスト教徒にはヘイトの下地がありますから、彼らの常識に合わないものは非難、排斥されます
オーストラリアには多種多様の宗教信者がいますが基本は彼ら白人キリスト教
彼らが残酷だと感じればそれが禁止されます
日本式の生き作りは残酷だそうですから禁止されていますね
他の料理も方法によって禁止されています
基準は残酷だと感じるかどうか
まったく馬鹿らしい話です
親中で排日思想もあるようですからこれから厳しくなっていく事でしょう(日本に対して)
首相が親中ですしね
そう言えばインターネット規制、検閲もやるようですよ
中国に続いてw
下記のように、リンクをチェックすると韓国からのアクセスが54000回と圧倒しており、口汚く日本を罵倒しているコメントをチェックしていくと、数時間前にアカウントを取得したような奴ばかり。ほとんどがオーストラリア人を装った韓国人ではないかと推測されます。
Korea 43385 回
Japan 41144 回
Korea 11348 回
Australia 5228 回
Australia 4933 回
要するに、この大論争の本質は日豪離間をたくらむ韓国ネチズンとそれに便乗するホロン部、韓国工作員の存在を知りながら騒げば騒ぐほど日本が有利になると確信している2ちゃんねらーの不思議な合作なんですよ。
実は私も今回の問題に関しては韓国工作員が騒ぎ回っているのを歓迎している1人です。
地球儀の件 知っていましたけど、北方領土の件は知らなかった。
ついでにもう一件あるのも…ふう、さすがマスゴミか…。
しかし捕鯨の問題が特アの工作している?とは聞いていたけど本当だったんですね。
takeさん:
わかりやすいご説明ありがとうございます。いわばもう宗教戦争なんですね。新しい首相は一家揃って親中派ですからね。今後どうなることやら(T^T)
名盤さん:
あらら、そうなんですか。知りませんでした。韓国はいちおう捕鯨賛成国なんですけどね(ついでに中国も)。それより日本憎しの方が上回ってるってことですね。
コンパスさん:
ネットの力は大きいですよね。私もネットがなければきっと一生知ることがなかったであろういろんな知識や情報(中には怪しげなのも混じってはいますが)を得ることができました。また、苦情も電話でするのはなかなか労力がいりますが(私なんか話ベタだし(T^T))、メールであればわりと簡単にできますしね。地球儀の件でも「台湾の声」(親台派のメルマガ)の有志の「学研に抗議をしよう」という呼びかけがありました。問題を表に出すための大きな後押しとなったようです。
その他さん:
北方領土の件(正確には樺太の南半分と北方領土以北の千島列島)は、割愛して報道してるところも多いみたいですね。紙面の都合とかいろいろ事情があるんでしょうけど、ネットだったら字数制限はそんなにないし載せられると思うんですけどね。
やっぱり今度も肝心な時に小沢はいなかった(爆)。
地球儀の件ではくっくりさんのお身内から思いがけない反応が!報道ステーションも日本企業だけを攻撃して中国の姿勢には知らん顔。勇気を出せっちゅうの。
オーストラリアはじめ、欧米人はホント、しょうもないですね。豪州はまだましかと思っていましたがやっぱり白豪主義なのかなあと。イギリスで陰険は中年男から「日本は鯨を食うな」と言われたことを思い出して(そのときは冷静に言い返したけど「レイシスト!」と言ってやれば良かったと激しく後悔)また腹が立ってしまいました。白人、キリスト教徒、菜食主義で環境活動なんかやってるのが一番胡散臭いですね。それなら白人至上主義のウルトラ右翼の方がまだ自信の姿勢に自覚を持ってます。
クウェートは馬鹿ですねえ。私たちはキリスト教徒じゃないしイスラムにもアラブにも偏見がないのに、今回の一件でアラブ国家の暗部がむき出しにされてしまった事で、アラブ諸国、ひいてはイスラム世界に対しても厳しい目が向けられてしまうのに。一握りの権力者がやりたい放題やるのは結構ですが、日本の民意に途方も無い否定的な印象を与えている事に気付かないのでしょうか。そのうち法外なツケを払わなければならなくなるでしょう。
台湾では野党が大勝してしまいました!これからますます中国寄りになっていってしまうのでしょうか。中国共産党政権の崩壊と台湾独立を祈ります!
おれんじさん:
中国にしても豪州にしてもクウェートにしても、私たちの住んでいるこの世界は、「話せばわかる」なんて甘っちょろいものでは決してないことを、改めて認識させられますね。台湾の選挙、やはりそうなっちゃいましたか(T^T)。ただ、今回の争点は独立とか台湾人のアイデンティティとかよりも、経済が停滞していて、それが国民に野党(国民党)を選ばせたような感じですね。総統選でも国民党が、あの馬英九が選ばれてしまうんでしょうね。選ばれてもすぐにどうこうとはならないとは思いますが、やはり徐々に中国寄りになっていくんでしょうね(T^T)
higeoyajiさん:
弱体化してるんですか。それは朗報です。でも比例で選ばれちゃどうしようもないですよね。まったく、何とかならんもんでしょうか(T^T)
捕鯨について。
80年代に書かれた本ですが、C.W.二コル『C.W.ニコルの海洋記』(講談社)という本が読みやすい好著だと思います。(念のため。筆者は帰化された英国系日本人。以前カナダ政府の海洋哺乳類調査官をされていて、鯨が専門の方。当然、捕鯨賛成派)
捕鯨禁止運動のイカサマ性や減少のそもそもの原因が欧米諸国にある事や、日本民族がいかに生態系に配慮して漁を行なってきたか、はたまた料理という文化的側面に至るまで、具体的に書かれています。
元々は英国人の方だけに、説得力がありますね。
理論武装の為にも役に立つと思います。
ただ残念な事に原文は英語で書かれていたのですが、日本語訳しか出版されていません。今なら英語の原文をそのままネットに流せば、十分欧米人(の内、理性的な人)にも理解が得られる筈なのですが。
中国共産党が圧力をかけていたのなら、これは外交問題だ。今後、外国から不当な圧力を受けた企業のために、外務省に相談窓口の創設をしてほしい。
との旨です。
まあ、期待はしていませんけど。
ツキがないのか?
今日久しぶりに鯨を食べました。刺身です。美味しかったです。
千鳥道行さん:
おお、あのC.W.二コルさんが捕鯨賛成派だったとは。しかも80年代にすでにそのような論文を書かれていたとは。心強いですね。ほんと、英語で何とか発信できないものですかねぇ。
半助さん:
メール送信お疲れ様です。私も出してみようと思います。文部科学省にも送ってみましょうかね。
ヘナチョコさん:
昨年の火災の件は覚えてましたが、98年にもあったのですか。捕鯨船のことはよくわかりませんが、私たちのわからないところでいろいろご苦労があるんでしょうね。
千鳥道行さん推薦の「C.W.ニコルの海洋記」、昔読んだ事があります。記憶があやふやで内容はスッポリですが、良い本だったと記憶しております。確か図書館だったかな。場所によってはあるのではないでしょうか。
今日は何やら不吉な予感がするので(今度は、残念な珍事が起きたので)、外へ打って出るより篭城策(昼寝)を取っている次第で、PCを眺めていると、各ブログでも捕鯨問題は取り上げているようです。
あの手の団体は、頭の不自由な方達を、牛・豚肉業者達が担いでいるのでしょうか。あまり興味のない事なので、あの方達の心情は全く分かりません。そういえば、ノルウェーでしたか、あの手の方々を乱暴な手段でお退きとりさせて頂いたそうです。日本では難しいのでしょうか。
また、軍勢の派遣は保守派野党の反対で、機銃付きの巡視艇に留まっているようです。
日本政府としては、抗議するならすればいいし、いなす程度でも良いでしょう。一部の人達が頑張ってくださっているようなので、彼等を憂国者や国士と祭り上げておけば良いでしょう。どの道、あの手の方々とは対話は成立しないのですから、平行線のままでしょうが、外堀を埋める際の目くらましに使えます。
以前コメントしたように、政府は当該地に於ける権益の維持・強化を進めるべきです。併せて、エージェントの派遣も肝要です。
それと、以前コメントを寄せた時に掲載した、時事通信の記事、
●雪斎の随想録〜今回の豪州の選挙・日豪関係の考察 : (参照元)
豪州の転機
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_87c7.html
豪州の転機・続
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_862c.html
● 時事通信〜保守連合、上院も過半数割れ=労働党は少数政党の協力必要に−豪総選挙
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2007112600579
どこぞの国と同じように、ラッドさんも苦労されるようで。この状況下で、豪州の議会運営や、その水面下で日本に限らず、豪州を舞台にした諸国のロビー活動があると思います。
ねじれ国会とでも言うのでしょうか。こういった状況下では、各種団体の稼ぎ時ですから、日本の影響力も豪州内の一角を占めるチャンスと思います。
また、分野毎に取引関係のある現地法人との間に、交流を目的とした団体・協会の設立・増加を図るのが望ましいです。団体・協会=票田として、存在感を増すべきです。
まあ、ラッドさんにとっては、大使館での警察沈黙や豪州メディアが動画についての閣僚の発言報道は彼の息がかかっての事でしょうか。それにしても、集まった人数が200人というのは心許ないでしょう。
やはり、「捕鯨問題で俺等が文句を言ったら、日本が白豪主義って言い返してきやがった!」から、「日本が白豪主義って罵倒しやがった!」に置き換えて、豪州国民を火の病におかせばしめたモノです。一時的な激高・敵愾心を高めた隙に、親愛なる中国を使って、豪州内で嵐をしのいでいる日本の権益を剥ぎ獲り、悉く中国へ移管させ自身の経済的基盤の強化を図ると共に、国民の代弁者として振舞えば、政権の求心力を高め、有利に政治を進められます。
日本としては、前述の交流を通じて関係強化を図ると共に、豪州国会がねじれているようなので、付け入る隙はあるでしょう。保守派野党に肩入れするのが良いと思います。また、労働党内に、ラッド閥の台頭を快く思わない者がいるやもしれません。そういう者をピックアップして、抱き込むのも宜しいと思います。
そんな中で、捕鯨問題は、豪州国内の切り崩しを図るべきです。豪州経済は資源輸出国として成り立っていますが、一方、資源・農業関連に突出していて、他の産業はお寒いようです。昨今の資源高に懐は潤いますが、その輸出先の製造業の生産コストが上昇して、それを買わざるを得ない状況にあるのではないでしょうか。鉱物で親密な日本と技術交流を通じてコスト削減に努めるだけでなく、環境問題、深刻な旱魃でも日本の援助・協力を進める事によって、更にロビー活動も相俟って、「日本って良い奴じゃん」的空気を醸し出すのが肝要です。
この空気・世論形成で、ラッド並びに200名に同調する者の増加数を抑え込み、捕鯨問題を縮小化させるというより、矮小化を図るべきです。豪州内で、捕鯨問題なんて、ラッドとその一味が勝手に騒ぎ立てているだけというように、そもそも、豪州の重要課題でもないというようになれば良いかと思います。
それより、関係強化は発言力の向上にもつながるので、他の分野でも応用が可能であり、豪州の権力闘争に乗じて、豪州国会内を反日戦線の前線基地として工作に励めば宜しいと思います。
<続報>夫が手術に同意せず22歳の妊婦死亡、夫は病院側の責任を主張―北京市
同意書にサインしなかった理由については「病院を信用していないから」としている。
他人を信用しない気質の真骨頂ですなw
<世界トイレデー>小さなトイレにも文化の香り?各地の変わりトイレを紹介―中国
http://www.recordchina.co.jp/group/g12557.html
こだわりの「共産党」テーマのレストラン、トイレを「解放区」と名づけ話題に―北京市
カイワレさん:
刺身はもう本当に久しぶりに食べました。肉と魚の中間のような味と言ってよいのかな(^_^;。土曜に「ブロキャス」見てたら小学校の給食事情(原油高などで経費削減に大変という話)をやってたんですが、そこで和歌山の小学校の給食で鯨の竜田揚げが出てたので懐かしくなりました。私も小学校は和歌山で、月に何度か必ず鯨が出たもんです。
豪州の政治状況、あまり見てなかったので参考になりました。捕鯨問題については価値観の違いの他に利権の問題がありますから(というか、価値観の違いというのは利権を見えなくするための見せかけかも)、おっしゃるように「ねじれ」を利用して攻めない手はないですよね。「矮小化」というのは面白い視点だと思いました。
ちゅーかなさん:
記事のご紹介ありがとうございました。ドラえもん、またパクられてるんですね(T^T)
それにしても不思議なのが小沢の採決放棄という「暴挙」を全く小沢本人が釈明せずに、鳩山が謝っていると言う異常な事態と、それを全く問題視しないマスコミですね。
自民党の大臣や党幹部が同じことをしたら大騒ぎでまたぞろ自殺まで追い込まれているでしょうに。
私が取っているニュース雑誌に「最近の小沢は票にならないことにはくしゃみ一つするつもりが無いらしい。」と書かれていましたが、改めて納得した次第です。
コメントありがとうございます。ほんと、おかしいですよね。本人が謝るべきところなのに。でも今回のこと(小沢さんが大阪に行っちゃったこと)で、おっしゃるように小沢さんが選挙のことしか考えてないということが、多くの国民に示されたのではないでしょうか。
あの頃はご馳走でした。
確かに魚と肉の間の味ですよね(笑)ちょっと噛み切れない時もあったりして。
実は私が子どもの頃は「竜田揚げ」でなく「琥珀揚げ」と呼ばれてました。たぶん「竜田揚げ」と味付けは同じだと思います。確かにちょっと固めでしたが、コクがあって美味しかったです(^o^)
地球儀ですけど、あれはほんとに学研はよくやってくれました。悪いのは政治であり、外務省であり、第一権力たるマスメディアです。その軸をはっきりさせないと・・。学研の担当者はよくぞ、あの言い訳を附してくれました。中国の圧力にいまいましい思いをしたのでしょう。お陰で問題が発覚したわけです。
実は問題は帝国書院と右京書籍の中国地図帳は、台湾を中国領として検定に合格しているのです。それと外務省のホームページは数日前まで、台湾を中国領と塗り分けるイラストを使っていました。今回の騒動でどさくさにまぎれてイラストをさしかえました。外務省の役人も後ろめたいところがあるんでしょう。問題は教科書ですね。これは朝日新聞と福田内閣を倒さないと、しかもその後にまともな政権でもつくらないとまず無理でしょう。
コメントありがとうございます。私も今思えば、あの言い訳はヒットだったと思います(^^ゞ。「帝国書院と右京書籍の中国地図帳」、そんなことをしていたんですか。それは初耳です。驚きました。
あと、これは管理者としての私の身勝手なお願いなんですが、ハンドルネーム「ななし」さんが複数いらっしゃるようなんです(漢字表記で自分を「さん」付けしてる例の方は除きます)。一例あげますと、年末にコメント下さった「ななし」さんと、年始にコメント下さった「ななし」さんは明らかに別人だと思うのですが、管理者である私には区別がついても、一般の読者さんには区別ができません。もしご支障がなければ、区別の付きやすいHNにしていただけるとありがたいのですが。もちろんこれは私個人の全く勝手なお願いであり、強制ではありません<(_ _)>
(もっとも無記名でコメントされたり、毎回違うHNでコメントされる方に比べれば、管理者としては圧倒的に有り難いのですけどね)