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情緒的な報道に流されるな!欧州難民問題で失敗したメルケル、日本にも影響が? 青山繁晴「インサイト・コラム」
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■9/9放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
欧州に中東やアフリカから多数の難民が流入している問題。
日本も難民を受け入れるべきだと左派メディアが主張し始めていますが、それはむしろ差別につながると青山さん。
情緒に走る日本のメディアがなかなか言わない正論。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像はイメージとしてこちらで付けさせていただいたものです。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。
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欧州に中東やアフリカから多数の難民が流入している問題。
日本も難民を受け入れるべきだと左派メディアが主張し始めていますが、それはむしろ差別につながると青山さん。
情緒に走る日本のメディアがなかなか言わない正論。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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櫻井浩二(RKBアナウンサー)
「えー、青山繁晴さんの登場なんですが、まだちょっと電話がつながっていないということで…(台風関係のやりとり。櫻井さんの故郷は浸水被害などが出た静岡県浜松市とのこと。省略)青山さんと電話がつながったようです。毎週水曜日は独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
櫻井浩二
「今週はどんなお話でしょうか」
青山繁晴
「ええ。いま大きな問題、話題になってる、難民のことをお話ししたいと思うんですけれども」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「まず、あの、皆さんに最初に、考えていただきたいのは、情緒的、感情的な報道に流されないこと、これが一番大切だと思います」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「で、報道をご覧になってると、ドイツのメルケル首相が、難民大歓迎と言ってくれて、ま、大変、いいことをやってると」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「で、イギリス、のように厳しい姿勢取ってる所は良くないっていう、ようにイメージをお持ちだと思うんですが」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「最初にズバリ申しますと、メルケル首相は間違ったと思います」
櫻井浩二
「はぁ〜、そうですか」
青山繁晴
「はい。というのはですね、これ一種の良い子ぶりっ子、と言ってもいいと思うんですが」
櫻井浩二
「うんうん、はい」
青山繁晴
「そもそもどうして歓迎って言ってるかというと、2つ理由があって、1つは、ドイツは、敗戦後の70年間ずっと、ナチが悪かったっていう話をしてきたんですよね」
櫻井浩二
「ああ〜、はい」
青山繁晴
「ドイツ自体は悪くなかったと、いう主張をしてきました。で、したがって、ナチスと違って、普通のドイツは、要するに偏見とか、一切持たないんだと」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「どんな民族でも受け入れると、いうことを強調しなきゃいけない」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「それともう1つは、ドイツは実は経済発展の陰で、労働力はすでに60万人ぐらい足りないんで。ま、難民といわれる人々の中にも実は高学歴の方もいらっしゃいますから」
櫻井浩二
「はぁはぁ」
青山繁晴
「そういう方を中心に、ま、良い人を選んで、この、足りない労働力に使いたいっていう本音があるわけですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、その本音は本音として、しかし何が間違ってるかというとですね、これあの、嫌だ嫌だと言って、しかし嫌だと言いながら、たとえば最終的には80万人の難民、受け入れるならいいんですけれども、いまみたいに大歓迎だと言ってしまうと、これが間違ったメッセージになってしまって」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「もう難民の数がどんどんどんどん、増えてきて押し寄せてくるという状況がすでに起きつつあるわけです」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、たとえばシリア、ひどい内戦で、人がどんどん逃げ出す状況にあるわけですけれども、シリアというのは意外に人口が多くて2300万人ぐらいほんとはいるわけですね」
櫻井浩二・本庄麻里子
「ほぅ〜」
青山繁晴
「で、そのうちの半分近く、1100万人ぐらいがもう難民、実質的な難民になってると国連は見てます」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「あるいは、同じ政情不安でいえばエジプトは実は人口8600万あって」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「やや少ないリビアでも、650万前後は人口がいますから、この中東のシリアとかエジプトとかリビアとか、政情が非常に悪くなってる所、国民が逃げ出すような所の人口合わせると、日本ぐらいになっちゃうんですよ」
櫻井浩二・本庄麻里子
「はぁ〜!」
櫻井浩二
「そうですか」
青山繁晴
「つまり、1億1000万から1億2000万もの人がいて、それ半分だと6000万人ってことになるし」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「仮に3分の1ぐらいの、人口流出、難民が留まっても、4000万人ぐらいが、ヨーロッパに押し寄せてくるわけですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜、すごいですねぇ」
青山繁晴
「だからドイツは都合良く、最初は受け入れていても、足りない労働力は60万人だけで、そのあとに、1000万単位で人が押し寄せてくると、今度は仕事の奪い合いになってしまって」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「景気のいいドイツですらそうですから、もう他の、景気が悪いヨーロッパ、EU諸国っていうのはまあ大変な問題がすでに、起き始めてるわけですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜、はい」
青山繁晴
「まあ必ずパンクしちゃうわけです」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「で、パンクすると、どこに矛先が向かうかというと、実はまず向かうのは、同じイスラム教徒、同じアラブ系の民族だから、サウジアラビアやカタールのような、豊かなアラブ諸国が受け入れてくれって話に、もうなりかかってるわけですね」
櫻井浩二
「はぁはぁ、はい」
青山繁晴
「ところがサウジアラビアっていうのはもともと、入国を大変厳しく審査するっていうか、拒む国ですから、たぶんほとんど受け入れないです」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「で、そうすると、この、1000万2000万単位で、余ってしまった難民が、どこに向かうかというと、遠い、遠いけれども、アメリカ、そして日本しかなくなってくるわけですね」
櫻井浩二
「はぁ〜〜」
青山繁晴
「メルケルさんが最初に間違った大歓迎ぶりを示して、えー、違うメッセージを、要するに、ミスとしか言いようがないメッセージを出してしまったために、最終的には日本にも矛先が向かうと思われるんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜」
青山繁晴
「で、実は、アメリカはご承知のとおり移民の国ですけれども、もうとっくにガードを固めていて、ほとんど受け入れをしない見通しです。しても、たとえば10万とか20万とか、とてもじゃないけど受け入れない」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「じゃあ、日本はどうするかっていうことですけれども、日本のメディア、これは、これもラジオ番組ですけれども、残念ながら、僕もいた共同通信も含めて、日本の報道は、情緒、感情に流されやすいから、日本だけ悪いことをしてると」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「要するに、たとえば去年、日本にも5000人ぐらいの難民申請がありましたが、認めたのは11人に過ぎないと」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「自称リベラルという方々を中心にもう早くも、その、日本も難民を受け入れろって話になってるんですけど」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「これは実は、本当はむしろ差別につながるんですね」
櫻井浩二
「あ、そうなんですか」
青山繁晴
「つまり、難民といわれる方であっても、さっき言いました、高学歴の方もいらっしゃいますし、高学歴でなくても、みんな同じ人間ですから」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「たとえば日本が受け入れてくれて、仕事があればいい。あるいは、いちおう生活ができればいい。それ違いますよね?」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「あの、櫻井さんや僕らと同じように…、リスナーの方々、いま車を運転されてる方と同じように、人間らしい、自分の希望を踏まえた仕事もしたいし、家族が地域から愛されるように暮らしたいっていうのが、どんな難民であっても、それが願いなんですよ」
櫻井浩二
「うん…」
青山繁晴
「僕は実際に、戦地に入って難民の方、難民キャンプにもずいぶん行ってきましたけれども、キャンプの映像を見たら、その、普通の日本人とは違う暮らしぶりでも、とにかく仕事をお渡しすればいいんだろうっていう誤解、生まれやすいですけども」
櫻井浩二・本庄麻里子
「うーん」
青山繁晴
「違いますよ、普通の人間ですから」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「したがって日本はイスラムコミュニティもなく、そして英語もなかなか通じない。じゃあ難しい日本語をどうやって急に覚えるんですか?」
櫻井浩二
「う〜ん、ですね」
青山繁晴
「だからそこに大量の人を受け入れてもですね、日本社会が、こう受け入れようがないんですよ」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「しかも、日本はちゃんと難民条約に、1980年代の最初の頃からちゃんと批准して、効果を出して、難民条約に従っていままで審査もしてきて、難民といわれる方の中には、さっき言いました、人間らしい生活を求める人がほとんどですけど、実はテロリストが紛れ込んでいたり、あるいは、ほんとは難民じゃないのに、良い仕事がほしくて、つまり実質は移民なのに、難民のふりをなさってる方もいますから、世界広いので」
櫻井浩二
「ははぁ〜、ええ、ええ」
青山繁晴
「したがって、これはいまのヨーロッパの、この、ムードに流されないで、特に日本のメディアに気をつけて、私たち主権者、国民としては、日本らしさというものをちゃんと堅持すると、いうことが僕は必要になると思います」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、その上で申せば、しかし日本の役割っていうのはあってですね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「これはもう世界史を変える、大事件が起きつつあるわけですよ」
櫻井浩二
「あ、そうなんですか」
青山繁晴
「ええ。僕たち学校時代に習った、ゲルマン民族の大移動って世界史にありましたよね」
櫻井浩二
「はい、はい」
[画像:ロンドン憶良さんのサイトより]
青山繁晴
「あれよりはるかに大きな規模の、民族の移動が起きてますから」
櫻井浩二・本庄麻里子
「ああ〜…」
青山繁晴
「何よりも、その、紛争を止めていくこと、シリアの人はシリアに戻れるようにすること、その貢献を日本はすべきなんであって」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「難民を安直に受け入れるって話じゃなくて、もうひとつ、中国経済が崩壊現象を起こし、朝鮮半島も不穏な動きがある、そういう所から難民が発生しないように、中国も朝鮮半島も、ソフトランディングができるように、難民が発生するようなハードランディングにならないように、日本は外交で貢献していくということが一番大事だと、いうことを私たち国民がしっかりといま、胸に刻むべき時だと思ってます」
櫻井浩二
「はぁ〜、なるほど、はい」
青山繁晴
「はい」
櫻井浩二
「ありがとうございました」
青山繁晴
「はい、ありがとうございました」
櫻井浩二
「独立総合研究所、青山繁晴さんでした」
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____________________________内容紹介ここまで
難民や移民の問題は本当に慎重に扱わないと、取り返しのつかないことになります。
拙ブログでは過去、主に中国人を念頭に、移民の問題を何度か扱ってきました。
今回、たとえば特例で難民の受け入れ基準を緩くしたり、そういうことをしたら、後々、中国人に付け入る隙を与えるんじゃないかと心配です。
青山さんの言われる「紛争を止めていくこと、シリアの人はシリアに戻れるようにすること」はなかなか難しいことではあるでしょうが、日本はそちらで貢献していった方が私も良いと思います。
※拙ブログ関連エントリー(外国人参政権・移民)
・10/2/15付:安易な帰化促進は危険だという分かりやすい事例
・10/3/6付:安易な帰化促進は危険だという分かりやすい事例その2
・11/1/11付:地方発の外国人参政権付与!もはや生駒市だけの問題ではない!
・13/4/13付:京都府が留学生に永住権付与!? 「大学ユートピア特区」を国に申請へ
・13/8/24付:支那系合衆国大統領が誕生する日…今やアメリカ西海岸は支那人の牙城!(河添恵子さんの講演より)
・14/4/21付:安倍総理が移民受け入れにNO!「たかじんのそこまで言って委員会」より
・14/9/11付:「アンカー」移民受け入れについて石破大臣『労働力の問題と移民を合わせた考え方には私は今のところ賛成しておりません』
・14/9/29付:ドイツ移民政策の明暗に学ぼう!中国人大量割り込みが日常風景になる前に
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
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「まず、あの、皆さんに最初に、考えていただきたいのは、情緒的、感情的な報道に流されないこと、これが一番大切だと思います」
櫻井浩二
「はい、はい」
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「で、報道をご覧になってると、ドイツのメルケル首相が、難民大歓迎と言ってくれて、ま、大変、いいことをやってると」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
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「で、イギリス、のように厳しい姿勢取ってる所は良くないっていう、ようにイメージをお持ちだと思うんですが」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「最初にズバリ申しますと、メルケル首相は間違ったと思います」
櫻井浩二
「はぁ〜、そうですか」
青山繁晴
「はい。というのはですね、これ一種の良い子ぶりっ子、と言ってもいいと思うんですが」
櫻井浩二
「うんうん、はい」
青山繁晴
「そもそもどうして歓迎って言ってるかというと、2つ理由があって、1つは、ドイツは、敗戦後の70年間ずっと、ナチが悪かったっていう話をしてきたんですよね」
櫻井浩二
「ああ〜、はい」
青山繁晴
「ドイツ自体は悪くなかったと、いう主張をしてきました。で、したがって、ナチスと違って、普通のドイツは、要するに偏見とか、一切持たないんだと」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「どんな民族でも受け入れると、いうことを強調しなきゃいけない」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「それともう1つは、ドイツは実は経済発展の陰で、労働力はすでに60万人ぐらい足りないんで。ま、難民といわれる人々の中にも実は高学歴の方もいらっしゃいますから」
櫻井浩二
「はぁはぁ」
青山繁晴
「そういう方を中心に、ま、良い人を選んで、この、足りない労働力に使いたいっていう本音があるわけですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、その本音は本音として、しかし何が間違ってるかというとですね、これあの、嫌だ嫌だと言って、しかし嫌だと言いながら、たとえば最終的には80万人の難民、受け入れるならいいんですけれども、いまみたいに大歓迎だと言ってしまうと、これが間違ったメッセージになってしまって」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「もう難民の数がどんどんどんどん、増えてきて押し寄せてくるという状況がすでに起きつつあるわけです」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、たとえばシリア、ひどい内戦で、人がどんどん逃げ出す状況にあるわけですけれども、シリアというのは意外に人口が多くて2300万人ぐらいほんとはいるわけですね」
櫻井浩二・本庄麻里子
「ほぅ〜」
青山繁晴
「で、そのうちの半分近く、1100万人ぐらいがもう難民、実質的な難民になってると国連は見てます」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「あるいは、同じ政情不安でいえばエジプトは実は人口8600万あって」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「やや少ないリビアでも、650万前後は人口がいますから、この中東のシリアとかエジプトとかリビアとか、政情が非常に悪くなってる所、国民が逃げ出すような所の人口合わせると、日本ぐらいになっちゃうんですよ」
櫻井浩二・本庄麻里子
「はぁ〜!」
櫻井浩二
「そうですか」
青山繁晴
「つまり、1億1000万から1億2000万もの人がいて、それ半分だと6000万人ってことになるし」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「仮に3分の1ぐらいの、人口流出、難民が留まっても、4000万人ぐらいが、ヨーロッパに押し寄せてくるわけですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜、すごいですねぇ」
青山繁晴
「だからドイツは都合良く、最初は受け入れていても、足りない労働力は60万人だけで、そのあとに、1000万単位で人が押し寄せてくると、今度は仕事の奪い合いになってしまって」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「景気のいいドイツですらそうですから、もう他の、景気が悪いヨーロッパ、EU諸国っていうのはまあ大変な問題がすでに、起き始めてるわけですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜、はい」
青山繁晴
「まあ必ずパンクしちゃうわけです」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「で、パンクすると、どこに矛先が向かうかというと、実はまず向かうのは、同じイスラム教徒、同じアラブ系の民族だから、サウジアラビアやカタールのような、豊かなアラブ諸国が受け入れてくれって話に、もうなりかかってるわけですね」
櫻井浩二
「はぁはぁ、はい」
青山繁晴
「ところがサウジアラビアっていうのはもともと、入国を大変厳しく審査するっていうか、拒む国ですから、たぶんほとんど受け入れないです」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「で、そうすると、この、1000万2000万単位で、余ってしまった難民が、どこに向かうかというと、遠い、遠いけれども、アメリカ、そして日本しかなくなってくるわけですね」
櫻井浩二
「はぁ〜〜」
青山繁晴
「メルケルさんが最初に間違った大歓迎ぶりを示して、えー、違うメッセージを、要するに、ミスとしか言いようがないメッセージを出してしまったために、最終的には日本にも矛先が向かうと思われるんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜」
青山繁晴
「で、実は、アメリカはご承知のとおり移民の国ですけれども、もうとっくにガードを固めていて、ほとんど受け入れをしない見通しです。しても、たとえば10万とか20万とか、とてもじゃないけど受け入れない」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「じゃあ、日本はどうするかっていうことですけれども、日本のメディア、これは、これもラジオ番組ですけれども、残念ながら、僕もいた共同通信も含めて、日本の報道は、情緒、感情に流されやすいから、日本だけ悪いことをしてると」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「要するに、たとえば去年、日本にも5000人ぐらいの難民申請がありましたが、認めたのは11人に過ぎないと」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「自称リベラルという方々を中心にもう早くも、その、日本も難民を受け入れろって話になってるんですけど」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「これは実は、本当はむしろ差別につながるんですね」
櫻井浩二
「あ、そうなんですか」
青山繁晴
「つまり、難民といわれる方であっても、さっき言いました、高学歴の方もいらっしゃいますし、高学歴でなくても、みんな同じ人間ですから」
櫻井浩二
「はい」
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「たとえば日本が受け入れてくれて、仕事があればいい。あるいは、いちおう生活ができればいい。それ違いますよね?」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「あの、櫻井さんや僕らと同じように…、リスナーの方々、いま車を運転されてる方と同じように、人間らしい、自分の希望を踏まえた仕事もしたいし、家族が地域から愛されるように暮らしたいっていうのが、どんな難民であっても、それが願いなんですよ」
櫻井浩二
「うん…」
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「僕は実際に、戦地に入って難民の方、難民キャンプにもずいぶん行ってきましたけれども、キャンプの映像を見たら、その、普通の日本人とは違う暮らしぶりでも、とにかく仕事をお渡しすればいいんだろうっていう誤解、生まれやすいですけども」
櫻井浩二・本庄麻里子
「うーん」
青山繁晴
「違いますよ、普通の人間ですから」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「したがって日本はイスラムコミュニティもなく、そして英語もなかなか通じない。じゃあ難しい日本語をどうやって急に覚えるんですか?」
櫻井浩二
「う〜ん、ですね」
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「だからそこに大量の人を受け入れてもですね、日本社会が、こう受け入れようがないんですよ」
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「ああ〜」
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「しかも、日本はちゃんと難民条約に、1980年代の最初の頃からちゃんと批准して、効果を出して、難民条約に従っていままで審査もしてきて、難民といわれる方の中には、さっき言いました、人間らしい生活を求める人がほとんどですけど、実はテロリストが紛れ込んでいたり、あるいは、ほんとは難民じゃないのに、良い仕事がほしくて、つまり実質は移民なのに、難民のふりをなさってる方もいますから、世界広いので」
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「ははぁ〜、ええ、ええ」
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「したがって、これはいまのヨーロッパの、この、ムードに流されないで、特に日本のメディアに気をつけて、私たち主権者、国民としては、日本らしさというものをちゃんと堅持すると、いうことが僕は必要になると思います」
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「で、その上で申せば、しかし日本の役割っていうのはあってですね」
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「これはもう世界史を変える、大事件が起きつつあるわけですよ」
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「あ、そうなんですか」
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「ええ。僕たち学校時代に習った、ゲルマン民族の大移動って世界史にありましたよね」
櫻井浩二
「はい、はい」
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青山繁晴
「あれよりはるかに大きな規模の、民族の移動が起きてますから」
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「ああ〜…」
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「何よりも、その、紛争を止めていくこと、シリアの人はシリアに戻れるようにすること、その貢献を日本はすべきなんであって」
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「はぁ〜、なるほど、はい」
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「ありがとうございました」
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「はい、ありがとうございました」
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____________________________内容紹介ここまで
難民や移民の問題は本当に慎重に扱わないと、取り返しのつかないことになります。
拙ブログでは過去、主に中国人を念頭に、移民の問題を何度か扱ってきました。
今回、たとえば特例で難民の受け入れ基準を緩くしたり、そういうことをしたら、後々、中国人に付け入る隙を与えるんじゃないかと心配です。
青山さんの言われる「紛争を止めていくこと、シリアの人はシリアに戻れるようにすること」はなかなか難しいことではあるでしょうが、日本はそちらで貢献していった方が私も良いと思います。
※拙ブログ関連エントリー(外国人参政権・移民)
・10/2/15付:安易な帰化促進は危険だという分かりやすい事例
・10/3/6付:安易な帰化促進は危険だという分かりやすい事例その2
・11/1/11付:地方発の外国人参政権付与!もはや生駒市だけの問題ではない!
・13/4/13付:京都府が留学生に永住権付与!? 「大学ユートピア特区」を国に申請へ
・13/8/24付:支那系合衆国大統領が誕生する日…今やアメリカ西海岸は支那人の牙城!(河添恵子さんの講演より)
・14/4/21付:安倍総理が移民受け入れにNO!「たかじんのそこまで言って委員会」より
・14/9/11付:「アンカー」移民受け入れについて石破大臣『労働力の問題と移民を合わせた考え方には私は今のところ賛成しておりません』
・14/9/29付:ドイツ移民政策の明暗に学ぼう!中国人大量割り込みが日常風景になる前に
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・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
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竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue)
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「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
アニメ「めぐみ」配信中。
日本語版のほか外国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!
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