[続]日本よ、これが朝日だ
「正論」2013年3月号掲載の時事コラム【折節の記】が、朝日新聞はじめ反日マスコミが第一次安倍政権を倒すに至った「からくり」について解説しています。
一部引用させていただきます。
画像はこちらで付け加えたものです。
起こしここから______________________________
譬(たと)えれば、日本は関東連合みたいなものだったという。
肩を怒らせ、金属バットで見境なく叩きのめす、略奪し、強姦する。
だから、二度と悪ができないよう手錠をかけた。
それを戦後レジームというのだと。
発案は米国だ。
インディアンを皆殺しにし、奴隷を使い、フィリピンを騙して植民地にした。
ついには、死に体の日本に無慈悲に原爆まで落とした。
下品で残忍で。
なんか言い訳しないと世間も歩けないから日本は南京大虐殺をやったとか、米国より悪い国に仕立てて、だから懲らしめたという風に歴史を書き変えた。
見え透いた嘘の上に構築した戦後レジーム。
それを信じ、米国以上に墨守してきたのが朝日新聞だった。
なぜ朝日は信じたのかと問われても馬鹿だからとしか答えようがない。
七年前、安倍政権がもう嘘はやめようと言い出すと、この新聞は報道の公正もかなぐり捨て、罵詈とデマで政権を倒してしまった。
【画像は吉見義明氏】
直後の新聞大会は朝日新聞の勝利祝賀会と化し、元社長の中江利忠に新聞文化賞を贈った。
彼は韓国人妻をもつ部下の植村隆と中大教授吉見義明を使ってあの従軍慰安婦キャンペーンを張らせた男だ。
戦後レジームの敵を倒し、かつてその拡充を図った功労者というわけだ。
祝勝に湧く朝日新聞は筑紫哲也と若宮啓文の対談を見開きで載せ、なぜ政権を倒せたのか、そのからくりをとくとくと語った。
要約すると「安倍政権は朝日新聞の主張が生んだ世論によって潰された」(若宮)。
でも朝日が直接世論を形成したのではない。
「世論はワイドショーやニュース番組のコメンテーターが繰り返し吹き込んで作られる」。
そのコメンテーターは「ご近所さんみたいな人の方が効果的だ」(筑紫)。
例えば夫を寝取られた女優とか頭の悪そうな野球選手とかカメラマンとかでいい。
で、彼らにどう朝日の主張を刷り込むか。
彼らは自分の主張を持つほど頭がよくないからテレビ局で出番前に「朝日新聞の社説をあてがい」(若宮)噛んで含めてオウム返しできるようにする。
だから全国民が読む必要はない。
ごく「少数が社説を読めばいい」(筑紫)
要するに馬鹿なコメンテーターに朝日の社説を与えて朝から晩までテレビで繰り返させれば、それが世論になり、安倍政権だって倒すことができたじゃないかと。
テレビのワイドショーが「反逆したがる大衆」(オルテガ・イ・ガセット)をおだてて政治を支配する。
「まさにテレビポリティクスの時代」(筑紫)がきた。
日本の政権は朝日新聞とテレビが決めるのだと気色悪い二人が頬ずりして対談は終わっている。
実際、この陣立てで朝日新聞は民主党を国民に押し付けるのに成功した。
ただあまりにひどすぎたので師走総選挙になったが、それでも若宮はテレビポリティクスにまだ神通力があると信じていたふしがある。
それが総選挙当日の朝日の1面見出し「政権、交代か維持か」だった。
まだ民主党政権が維持できると半分以上信じていた。
なぜなら朝日は社説で脱原発を訴え、改憲を言う自民を非難し、デフレ脱却を危険な賭けと恐怖を煽った。
馬鹿な大谷昭宏やみのもんたらが社説通りに四六時中、脱原発だ、自民は金属バットを握る気だ、と騒ぎ、古舘伊知郎が卒原発の嘉田由紀子がいいと葬式の司会みたいな声で繰り返した。
何もかも前の安倍政権を倒したときの布陣とそっくり同じだった。
これで馬鹿な大衆が反安倍に動かないわけがない。
民主党は少し減っても百議席以上はいく。
小沢一郎は嘉田由紀子に「あんたが立てば百人は堅い」と言った。
朝日もそう読んだ。
自民が少々伸びたって猥雑な小政党を抱き込めば民主党政権は生き残れる。
それであの見出しになったのにあの惨敗だ。
中でも衝撃だったのは戦後レジームそのまま憲法九条遵守と脱原発と弱者救済を言った嘉田の惨敗だった。
テレビポリティクスは幻だったのか。
その分析もまだできないうちに第二次安倍政権が誕生した。
それは朝日が支えてきた戦後レジーム潰しが再開され、それを多くの国民が支持したことになる。
株価も円安も朝日の主張と存在とをはっきり否定した。
ミスリードの主犯の若宮啓文はさっさと退職金を手に逃げた。
朝日はどこにいくか。
戦後レジームがだめなら、そろそろ事実を書くかと元日の紙面は「日の丸を掲げる街」をトップにした。
日の丸は美しい、と。
朝日に従ってきた日教組もびっくりだったろう。
【画像は「ダディ 国旗の世界」様より。ダディとはユーラシア21研究所所長の吹浦忠正先生です】
近づく消費税増税で、新聞協会会長の秋山耿太郎・朝日新聞会長が「知識に課税はおかしい」と新聞だけは減税を言い出した。
お前の新聞は慰安婦やら南京大虐殺やらさんざ嘘を並べてきた。
今さら殊勝げに「知識」を言える身か。
______________________________起こしここまで
皆様ご存知かとは思いますが、念のため補足を。
韓国人妻をもつ植村隆とは、平成3年(1991年)8月11日の朝日新聞に、慰安婦訴訟第一号の金学順氏の記事を書いた記者です。
「元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀 重い口開く」という大見出しを付けたこの記事は、〈日中戦争や第二次大戦の際、「女子挺身隊」の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた「朝鮮人従軍慰安婦」のうち、一人がソウル市内に生存していることがわかり、「韓国挺身隊問題対策協議会」が聞き取り作業を始めた〉というリードが付けられていました。
しかし、女子挺身隊と慰安婦は全く別物です。
その上、この記事には金学順氏が「身売り」だった事実が書かれていませんでした。
彼女が日本政府に宛てた訴状には「十四歳の時に四十円でキーセンに売られた」とはっきり書いてあるのにです。
韓国の一番左派のハンギョレ新聞でも、このことははっきり書いてあるにもかかわらずです。
植村記者は韓国語もできる人ですが、事実を知っていたはずなのにわざわざ書かなかったのです。
しかも、この最初の朝日新聞のスクープは、金学順氏が韓国で記者会見する3日前。
なぜ、こんなことができたかというと、植村記者は金学順氏も加わっている訴訟の原告組織「太平洋戦争犠牲者遺族会」の常任理事の娘の夫なのです。
つまり、原告のリーダーが義理の母であったために、金学順氏の単独インタビューがとれたという「からくり」です。
植村記者は自分の義母の裁判を有利にするために、意図的に「キーセンに身売りした」という事実を報じなかったのです。
※慰安婦問題について詳細はこちらを→慰安婦問題まとめ2012
第一次安倍政権が「倒された」時、まさに若宮氏や筑紫氏の言うような「からくり」があったことを、私たち保守は知っていました。
民主党政権が「生み出された」時も、同様の「からくり」が作動していたことを、私たちは知っていました。
でも、止めることができなかった。
若宮氏や筑紫氏の言うように、国民の多くがテレビから流れてくる情報を鵜呑みにする、非常に誘導しやすい存在だったからです。
多くの有権者が彼らの意のままに操られた結果、民主党政権が誕生しました。
ところが、いざ始まってみたら、この体たらく。
あまりの酷さに、ようやく国民は「騙された」ことに気づきました。
ただ気づいた人たちも、その多くは、「民主党に騙された」と思っているのではないでしょうか。
もちろん民主党が国民を騙したことに変わりはありません。
でも、実はその裏には、朝日をはじめとする反日マスコミの「からくり」があった。
このことに気づいている人は、一体どのぐらいいるでしょう?
日本を良くしていくためには、そういった人たちに、反日マスコミの仕掛ける「からくり」に早く気づいてもらわなければなりません。
それが、「からくり」にすでに気づいている私や読者皆様の使命なのだろうと思います。
※拙ブログ関連エントリー(朝日新聞)
・13/2/18付:日本よ、これが朝日だ
・06/10/14付:朝日新聞の捏造・放火の歴史
てか、朝日新聞でカテゴリ作ってるし(^_^;
現ブログの朝日新聞カテゴリはここ。旧ブログはここ。
※拙ブログ関連エントリー(若宮氏&筑紫氏)
・07/2/27付:朝日新聞 若宮啓文論説主幹インタビュー
・07/1/29付:筑紫哲也が都知事選出馬?過去の「妄言」紹介
・06/12/21付:筑紫さんは日教組がお好きなようで
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NY州議員宛にメールを出して下さった方々のもとに、Mark Butler下院議員から「いただいた情報に基づいて、私は決議案に署名しない決定をなしました」という返信が届いています。米国の議員さんは韓国側の情報しか知らないor問題自体をよく知らないので、まずは知ってもらうことが大切です。効果はあります。まだの方はぜひメールを送って下さい(下院を中心に)。
以下も慰安婦関係のお知らせです。よろしくお願いします。
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Comments
何かを煽っているようにも感じます。
例えば、この記事でも出て来た「原爆」がそうです。
原爆投下は一般市民の殺戮を狙ったものですが、これはアメリカの歴史のなせる技とかではありません。
一般市民を狙った戦闘は、スペイン内戦でドイツ軍がゲルニカという街を無差別爆撃した例があるように、第二次大戦以前から存在しています。
大戦に入ると、ドイツのロンドン空襲やV1号・V2号による攻撃、連合国のハンブルグなどのドイツ各都市への爆撃など、敵の戦意を喪失させる手段として常態化していきます。
連合国の日本の各都市への空襲や原爆投下は、この延長線上にあるのです。
ちなみにアメリカは、原爆投下を「戦争を早く終わらせるために投下した」としかいってませんね。
だから、よく某掲示板などで見る、「○○の報復で投下した」というのも正確ではありません。
第二次大戦を調べれば、欧州でも一般市民を標的にしていたことがすぐに分かると思いますよ。
NHKも相当ひどいですね。
勝谷氏はそこまで言って委員会を降板させられたそうです
あの番組だけは何を言っても治外法権だと思っていたのにどうやらどこかから圧力がかかった模様。
私が言いたいのは、大戦中に行われた無差別爆撃に対する解釈が間違っているということです。
>ついには、死に体の日本に無慈悲に原爆まで落とした。
ついにはどころか、この戦争は最初から、いえ、戦争前から無慈悲な無差別爆撃が始まっていたということです。
私は正当化とか欺瞞について述べたつもりは一切ありません。
この記事の冒頭に『「正論」2013年3月号掲載の時事コラム【折節の記】』の引用だと書いてあります。内容に疑問があるなら正論のコラム著者に言うのが筋です。「解釈がまちがっている」などと断言して上げ足を取るなら、ちゃんと読んでからにして下さい。
それから、瞬時に数万人の命を消し去るような新兵器を投入することをして「ついに」と言って何が間違っているのか理解できませんし、原爆を使用することがそれまでの市街地空爆と同じだと見る考えも理解できない。
そしてあなたがこの記事に異を唱える目的がわからない。
すぷーさんは古くからの常連さんで(私の記憶にある限り5、6年以上前から投稿いただいています)、少なくともすぷーさんの真意は、私に対する批判とかそういうことでは全くないであろうことは、申し上げておきたいと思います。
コラム執筆者(氏名不詳。普段からかなり反米色が濃いです。勿論それ以上に反中・反韓ですが)の意図は、アメリカの残忍さ(アメリカだけが残忍なわけではもちろんありませんが、このコラムの流れにおいて戦後日本をつくったのはアメリカですから)をまず明らかにした上で、そのアメリカが生み出した偽りの歴史と戦後日本のシステムに乗っかり、追従している朝日新聞を批判するという流れでしょう。前振りとしてアメリカの残忍さを明らかにする、その象徴としてインディアン、フィリピン、原爆投下を例に出しているのでしょう。特に他意はないのだろうと思います。
皆さんにおわびします。
くっくりさんの言うとおり、私の最初のコメントは、コラムの内容についてのものです。
そしてこのコラムの最初の文章が、原爆投下がアメリカの歴史に起因するともとれる文章だったから、そうではなく、戦術がエスカレートした結果だと書いたのですよ。
もちろんそれについていいとか悪いとかを書いたつもりもありません。