元日からご多忙の天皇陛下(付:陛下より金正恩を重視するNHK)
皆様、お正月いかがお過ごしですか?
年が明け、私たちが眠りについていた頃、あるいは初詣に行っていた頃、あるいはお酒を飲んで騒いでいた頃、天皇陛下が何をなさっていたかご存知ですか?
そう、四方拝です!
2009年1月6日放送 日テレ「たけしの“教科書に載らない”日本人の謎」より再掲します。
※動画を見つけたので、画像追加・本文修正しました。
YouTube/ニコニコ動画
年が明け、私たちが眠りについていた頃、あるいは初詣に行っていた頃、あるいはお酒を飲んで騒いでいた頃、天皇陛下が何をなさっていたかご存知ですか?
そう、四方拝です!
2009年1月6日放送 日テレ「たけしの“教科書に載らない”日本人の謎」より再掲します。
※動画を見つけたので、画像追加・本文修正しました。
YouTube/ニコニコ動画
内容紹介ここから____________________________
◆天皇の正月祭祀
1月1日、皇居で新年祝賀の儀が行われる。
天皇陛下が行政や司法の要人から新年の祝賀をお受けになる儀式。
2日には天皇陛下は新年一般参賀で国民の前にお出になるが、しかしその前日の元日、朝4時からたった一人で正月の祭祀を執り行っていらっしゃったのだ。
その祭祀こそが「四方拝」。
歴代天皇だけが執り行い、未だかつて誰も目にしたことがない。
四方拝とは豊作を願う祭祀で、飛鳥時代に始まり平安時代に正月の祭祀として定着し、現在まで続けられている。
宮中祭祀の中でも最も重要な一つ。
平安時代の儀式書「内裏儀式(だいりぎしき)」「江家次第(ごうけしだい)」に記されている。
これらをもとに四方拝をCGで再現。
天皇は大晦日の夜、体をお清めになり、元日の午前4時頃、黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)という天皇のみが着ることができる特別な装束をお召しになり、祭祀が始まる。
この装束は平安時代から用いられ、「日の光が当たると太陽のように輝く」といわれている特別な装束。
四方拝は代理人が祭祀を行う御代拝を認めない。
すなわち天皇の体調がすぐれない時などは中止になる。
代理では務まらないほど、四方拝は重要な意味を持っている。
平安時代以降、四方拝は禁裏御所(現在の京都御所)にある清涼殿の東庭(とうてい)で行われた。
東庭には3つの座が設けられていた。
北側には燈台と机が置かれ、机にはお香と花が供えられた。
そしてそれらを取り囲むように屏風が張り巡らされた。
最初の座で拝むのは「属星(ぞくしょう)」。
これは干支を北斗七星の7つの星に割り振ったもの。
丑年の今年(注:2009年)は巨門星(こもんせい)が属星となる。
お座りになった天皇は北に向い、新年の属星を7回唱えられる。
次に、深く拝む動作を2回繰り返す「再拝」に続けて、呪文が唱えられる。
平安時代の「内裏儀式」によると、その呪文は、次のようなもの。
賊冦之中過度我身(ぞくこうしちゅうかどがしん)
毒魔之中過度我身(どくましちゅうかどがしん)
毒氣之中過度我身(どくけしちゅうかどがしん)
毀厄之中過度我身(きやくしちゅうかどがしん)
五急六害之中過度我身(ごきろくがいしちゅうかどがしん)
五兵六舌之中過度我身(ごひょうくぜつしちゅうかどがしん)
厭魅之中過度我身(えんみじゅそしちゅうかどがしん)
百病除癒(ひゃくびょうじょゆ)
所欲随心(しょよくずいしん)
急急如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)
これは「さまざまな国難はわが身を通過しますように」という意味で、国家国民の安泰を祈る厄払いの呪文なのだ。
続けて天皇は北に向かって天を再拝。
次に北西に向かって地を再拝。
そして東・南・西・北の順にそれぞれの方角を再拝される。
最後に、歴代天皇が葬られている天皇陵に再拝を2回重ねる「両段再拝」をそれぞれ拝され、荘厳な祭祀は終了する。
その後、明治時代には呪文を唱えなくなったり、拝する神社が追加され、改められたが、その形を少しずつ変えながらも、現在まで脈々と続けられている四方拝。
天皇陛下は毎年この大変な祭祀を終えられ、その後、国民からの祝賀をお受けになるのだ。
<<<スタジオトークより>>>
ビートたけし
「すごいですね。いろんなものを『我が身を通って』なんて言うのは、代表としてやっぱりすごいことを言うんだね」
市川亀治郎
「天皇っていうのは、政(まつりごと)って、今、政治と思いますけど、我々を代表するいわゆる神との取り次ぎ役の最高位ということで、それがもう全て。それが政っていうことになったんで」
竹田恒泰
「これだけで終わるのでなく、この四方拝は(現在は)宮中にある神嘉殿(しんかでん)の前のお庭で執り行われ、それが終わったらすぐ歳旦祭(さいたんさい)と呼ばれる祭祀があり、それが終わってから新年祝賀の儀がある。これも1回だけでなく5回行われる。翌日には長和殿で国民からの祝賀をお受けになるが、これも7回行われる。NHKなど見ると1回しか映らないが、実際は7回お立ちになる(注:2009年は天皇陛下のご体調に考慮し5回のみ)」
____________________________内容紹介ここまで
私は昔、皇室に全く興味がなかった頃、天皇陛下は元日からの行事に備えて大晦日はきっと早めに休まれているんだろうなとか、ごゆるりと朝を迎えられているんだろうなとか、勝手に思い込んでいました。
実際はご覧いただいたように、「ごゆるりと」どころではありません。
真冬の明け方という極寒の中、薄着の装束で、それも建物の中ではなく屋外(お庭)の東屋のような場所で、畳に長時間にわたって正座され、国家国民の安寧の祈りを捧げられているのです。
このことを知った時は本当に衝撃を受けました。
私たち国民の目に全く触れないところで、元日のまだ空も暗いうちから国家国民のために祈ってくださっている天皇陛下の存在を、本当にありがたく、また畏れ多く感じたものです。
※四方拝については、陛下は例年、宮中三殿の近くにある神嘉殿に出向かれていましたが、昨年からは負担軽減のため、お住まいの御所のお庭で行われているそうです。産経2012.1.7および産経2013.1.1参照。
参考までに、竹田恒泰さんが、2012年10月に放送されたバラエティ番組「もてナイ!最強の御曹司軍団が全員集合SP」で、大晦日から元日にかけての陛下のお忙しさについて語られています。
4分15秒あたりからご覧下さい。
四方拝が終わると、続いて歳旦祭が行われます。
そのあと、午前から午後にかけて行われるのが「新年祝賀の儀」です。
年が明けて私たち国民が陛下のお姿を拝見できるのは、この行事からになります。
「新年祝賀の儀」は、皇族方や総理大臣、衆参両院の議長と議員、それに日本に駐在する外国の大使などから、新年のお祝いを受けられる儀式です。
しかも竹田さんの説明にもあったように、「新年祝賀の儀」は1回だけではなく複数回行われます(宮内庁HP>平成25年1月1日行事一覧を参照)。
陛下は衆参両院議長らの祝賀に対し、「年頭に当たり国の発展と国民の幸せを祈ります」と述べられました。
今年の出席者は計686人に上ったそうです(産経2013.1.1)。
少し話がずれますが……
元日の午後7時のNHKニュースで、「新年祝賀の儀」は一切報道されませんでした。
一方で、北朝鮮の金正恩第一書記の「新年の辞」は報道されました。しかもこれがトップニュースでした。
北朝鮮の指導者が「新年の辞」を発表するのは19年ぶりだそうですから、確かに伝えるべきことなのかもしれません。
が、我が国の天皇陛下のお言葉は完全スルーしておいて、隣国、それも大勢の日本国民を拉致している上に、日本にミサイルを向けている“敵国”の独裁者の言葉をトップで放送するというのは、いかがなものでしょうか?
日本の公共放送であれば、トップニュースで天皇陛下のお言葉を当然伝えるべきだし、どうしても北朝鮮のことも伝えたいのであれば、最後の方(天気予報の直前あたり)に少しだけ取り上げる程度で十分でしょう!
……って、いま思い出しても腹が立って仕方ありません(-.-#)
本当はこのおめでたいお正月に、こんな嫌な話は書くべきではなかったのかもしれません。
しかし、しかし!どうしても皆様に知っていただきたかったのです。
気を取り直して、話を戻すと……
日本人の多くが普段はほとんど意識していませんが、実は、お正月にまつわる行事や習慣自体、天皇とは切っても切れないものです。
昔から、元旦には年神様(歳神様)という新年の神様が、1年の幸福をもたらすために各家庭にやってくるとされています。
この年神様を迎え入れてお祝いし、たくさんの幸せを授けてもらうために、様々なお正月の行事や風習が生まれました。
暮れの大掃除は、隅々まできれいにすることで年神様からたくさんの御利益をいただこうというもの。
門松は年神様が迷わず来てくれるようにという目印。
しめ縄は年神様をお迎えする神聖な場所(不浄なものが中に入れない)という意味。
鏡餅は年神様へのお供え物。
じゃあこの年神様は何かと言えば、言うまでもなく神道の神様です。
その神道の祭祀王が、他でもない天皇です。
神道と天皇は、イデオロギーとは全く無関係に、このように日本人の習慣に広く深く浸透しています。
古代から幾千年の歴史を経て、今現在も天皇は国の祭祀を司る最高権威者の地位にあり、国民の安寧を祈り続けてくださっているのです。
世界にも類を見ない奇跡のような存在、それが天皇なのです。
1月2日には、「新年一般参賀」が行われました。
皆様よくご存知でしょうが、これも1回だけではなく複数回行われています。
以前は7回お出ましになられましたが、2009年からは陛下のご体調に配慮し、5回に変更されています。
今年の「新年一般参賀」には、計7万8000人以上が訪れたそうです。
行かれた読者様のご報告によれば、外国人も少なくなかったようです。
・参考までに>パンドラの憂鬱さま:2012/01/05 海外「私もいつか行きたい」一般参賀の様子を観た外国人の反応
最後になりましたが、天皇皇后両陛下の御健康と、皇室の弥栄を心よりお祈り申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<おまけの話その1>
元日、自宅マンションのベランダに国旗を掲げるのを忘れてしまいました。初詣に行った時、道すがらに複数のお宅が国旗を掲げているのを見て、思い出しました。
夫に、「あんた、天皇誕生日も国旗出すの忘れてたやろ。あかんで!」と叱られてしまいました(^^ゞ
実は夫は昨年頃から、天皇陛下や皇族方のことをどんどん「好き」になってきています。年末年始に私がチェックし忘れていた皇室関係の番組を、「これ録画しとくで!」と率先して予約入れてくれたり……。
昔と比べると落差がありすぎて、ちょっと怖いぐらいです(12/8/20付:夫が変わった!参照)。
<おまけの話その2>
2009年以降、日テレ系で毎年お正月に放送されていた「たけしの教科書に載らない日本人の謎」ですが、テレビ情報誌などを見る限り、今年は放送がないようです。
昨年の視聴率が芳しくなかったのか、あるいは資金の問題なのか、理由は全く分かりませんが、とても良い番組だったので残念です。
来年は復活……ってことはないんでしょうね、きっと(T_T)
※「たけしの“教科書に載らない”日本人の謎」文字起こし
・09/1/3放送「たけしの“教科書に載らない”日本人の謎」良かったです
・10/1/2放送「たけしの教科書に載らない日本人の謎2010」(1)
・10/1/2放送「たけしの教科書に載らない日本人の謎2010」(2)
・11/1/3放送「たけしの教科書に載らない日本人の謎」仏教特集
・12/1/9放送「たけしの教科書に載らない日本人の謎2012」日本語特集」
※拙ブログよりお正月向けエントリー
・09/12/20:日本人の習慣第2弾 年末年始編「ビーバップ!ハイヒール」より
・12/1/3:新日本建設に関する詔書
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※拉致被害者奪還 日本列島縦断デモ行進はじめ、各種デモ・集会のまとめ
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Comments
今年もくっくりさんのブログ楽しみにしています。
私はTVを見なくなってずいぶんたつのですが、NHK解約することもできずにいます。
デジタル化の時に拒めばよかったんでしょうが、今では後の祭りです。
国民に義務とし視聴料払わせていながら、日本のニュースを流さないのは、義務違反だとおもうのですが。
親世代はNHK崇拝世代なので、
間違った報道をしない放送局としての認識なので困ってしまいます。
今年の一般参賀では、
『スメラミコト イヤサカ』との
掛け声が多かったそうです。
大和言葉と呼ばれる、本来の日本語。いつのまにやら消えてしまったようですが、ぜひ復活してほしいですね。
北鮮絡みの話は、確信犯でしょう。捏造放送教会とは、そんな所です。内部には朝鮮人だらけです。絶対に潰さねばなりません。この組織は民放以上に再生不可能です。
契約している方々には、速やかな解約をお勧めします。テレビは持っていない、と言い張れば良いかと思います。小生も、以前、集金員が来た時にそれで何回も撃退?しました。その他、ネットでは色々と解約方法の指南が有りますので検索するのも一つの方法かと思います。
あとその影響でNHK不信にもなってましたw
NHKのトップ=元フジの偉い人
NHKの今の番組制作協力=フジテレビ
その偉い人は韓国で表彰されている
という事をちゃんと把握してて少し感心しました。
でもNHKもフジも見る事にはそこまで抵抗無いんですよね〜。
まぁ認識してるだけマシですかね。
今年も更新楽しみにしてます。
たけしのあの番組、なくなっちゃったんですか。天皇とか神話とか日本人にとっての必須科目を、判りやすく噛み砕いて教えてくれる番組だったんですけどね〜。
テレビ局ってどこもほんとに左翼が多いらしいから、そういう連中が押さえ込んだのかな・・・って考えすぎか?
日本列島は 環境派の政治家ごときに鎮められるような甘い大地ではないのです。
拙ブログ「武蔵山タロウのブログ」からリンクを貼らせていただきました。よろしくお願いいたします。
NHKを解約するのは簡単です。私が解約したときは、まずコールセンター0570-066-066に電話して解約したいと伝えたら、電話番号を教えてもらって、そこへ電話しました。そのあとたしかハガキかなんかが来て、それに記入して送ったと思います。以前のことなので詳しくは覚えてません。べつにNHKが調べに来ることもなくそれきりで終わりました。