大阪市従業員労働組合が“ごみ収集事業民営化反対”チラシを市民に配布
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大阪市環境局の現業職員らでつくる市従業員労働組合(市従)の環境事業支部が作成したチラシが、7月11日、我が家のポストに投入されていました。
↓画像をクリックすると新規画面で拡大表示されます。
ご覧のように、「自治労大阪府本部」「大阪市従業員労働組合」「環境事業支部」の連名になっています。
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大阪市環境局の現業職員らでつくる市従業員労働組合(市従)の環境事業支部が作成したチラシが、7月11日、我が家のポストに投入されていました。
↓画像をクリックすると新規画面で拡大表示されます。
ご覧のように、「自治労大阪府本部」「大阪市従業員労働組合」「環境事業支部」の連名になっています。
このチラシについては、橋下徹大阪市長が先日こんな発言をしています。
■労組、ごみ民営化反対チラシ配布…橋下市長批判(読売新聞2012年7月11日)
我が家にチラシが投入されたのは7月11日。
市長がチラシについて批判したのは7月10日ですから、その翌日です。
つまり、市従業員労働組合(市従)も自治労も、市長が何を言おうが「我関せず」ってことなんでしょう。
大阪市の労組関係のチラシが一般家庭にポスティングされたのは、今回が初めてのように思います。私は1994年から大阪市に住んでいますが、少なくともはこれまで一度も目にしたことはありませんでした。
チラシに書かれている「ごみの持ち出しサービス」などの市民サービスについては、大阪市が毎年各家庭に配布している「くらしの便利帳」という冊子に書かれています。
大阪市環境局のHPにももちろん説明があります。
毎月1日には市の広報も発行され新聞に折り込まれていますから、そこで市民に周知することもできるでしょう。
にも関わらず、「自分たちの仕事を周知するために」チラシをわざわざ作成し、しかもこのタイミングで一般家庭に配布する目的とは一体何なんでしょうか?
橋下市政下で現在進められている市環境局のごみ収集事業の民営化を阻止し、公務員としての自分たちの身分を守る目的でやっているとしか、私には見えないのですが。
我が家にチラシが投入された7月11日は、橋下市長が市議会で、ごみ収集事業の完全民営化について発言しています。
5〜10年の移行期間を経て実現するとしている完全民営化ですが、橋下市長は「(期間が)長すぎる」として前倒しする意向を示したのです。
橋下市長は市従業員労働組合(市従)が民営化に反対するチラシを一般家庭に配布したことに激怒し、「本来労使交渉で協議すべき話で、断固許すことはできない。早く民間の価値観にさらすべきだ」「完全な信用失墜行為。ビラで市民に働きかけるのは問題だ」などと批判する答弁を行ったそうです。
これに対し、市従業員労働組合(市従)の環境事業支部は、チラシについてやはり「市民サービスの周知が目的」で、「民営化反対を訴える意図はなかった」としています(産経新聞2012.7.12 09:09)。
へえー、「民営化反対を訴える意図はなかった」んですか。
チラシの最後にはこのように書かれていますが?
【これまで私たちが担ってきた仕事は、ごみの収集や適正処理だけでなく、市民の安心・安全な暮らしを支える役割りも担ってきました。
しかし、いま「コスト削減」が優先され、ごみ収集事業の民営化・非公務員化が検討されています。
これまで市民の皆さんと築いてきましたセーフティーネットが危ぶまれています。市民の皆さんの日常生活に大きく影響することがほんとうに心配です。
私たちは、ごみの収集やごみの適正処理などの仕事とあわせて、大阪の安心・安全なまちづくりを続けたいと考えています。】
市民に対し民営化反対を訴える意図で作られたチラシであることは、誰の目にも明らかでしょう。
それも「民営化されればセーフティーネットが危うくなる。市民の日常生活に大きく影響する」と、半ば市民を脅すような内容になっています。
環境局は大阪市役所の中でも特に不祥事が多い部署です。
7月9日にも職員2名が処分されたばかりです。
具体的に言うと、勤務時間中の喫煙を禁じる職務命令に違反したというものです(うち1名は本来職員に禁煙を指導する立場)。
環境局では、6月29日にも別の職員が喫煙で停職3カ月の処分を受けています。
5月10日には、やはり環境局の職員が、エスカレーターで女子高生のスカート内に携帯電話を差し入れたとして京都府下京警察署に逮捕されています。
が、最近の環境局の不祥事で全国的に有名なものと言えば、やはり「入れ墨職員」でしょう。
市の調査によれば、入れ墨をしていたと発表された市の職員110人のうち何と73人が環境局の職員でした。
2010年には、環境局河川事務所の職員らが川の清掃で拾得した金品を着服していたことが内部告発により判明しました。市は関わった職員計42人を懲戒免職などの処分にしています。
これも全国的に報道されたので、覚えておられる方は多いでしょう。
他にも過去にたくさんの不祥事がありました。
交通局も不祥事の多い部署ですが、環境局の場合は、数の多さだけでなく悪質さでも群を抜いています。
こちらにまとめがあります。
■入れ墨職員が73人いる大阪市環境局の不祥事がひどすぎる—殺人から麻薬の運び屋まで
今回投入されたチラシには、過去に自分たちが起こした不祥事に対する反省の弁などは一切ありません。
反省の態度を全く見せずに、「俺達こんなに頑張ってるねん」ってことだけをアピールしたチラシを一方的に配られても、市民の同情は得られませんし、ましてや「じゃあ民営化に反対してあげよう」なんてことには絶対にならないと思いますよ。
※拙ブログ関連エントリー(橋下市政)
・11/11/28付:W選は大阪維新が完全勝利!なぜ大阪市民は橋下徹氏を選んだか
・11/12/24付:大阪の闇の勢力に斬り込む橋下さんに期待します
・12/3/10付:是々非々で見ていきたい橋下さんと大阪維新
・12/3/24付:国歌起立条例で橋下市長vs若一光司氏 「ten!」3/20放送より
・12/5/12付:橋下市長vsMBS女性記者→「国歌起立斉唱 揺れ動く『声』」放送
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■「お気楽くっくり」更新済
中2の時、遺書を…。
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■労組、ごみ民営化反対チラシ配布…橋下市長批判(読売新聞2012年7月11日)
大阪市の橋下徹市長は10日、市環境局の現業職員の労働組合がごみ収集の民営化方針に反対するチラシを市内各戸に配布していたことを報道陣に明らかにした。その上で「組織内で議論すべき話。組合員に配るなら理解できるが、市民をたきつけてどうするのか。市の方針を市民に違うと言いたいなら、組織を辞めてやればいい」と批判し、対応策を検討する意向を示した。
チラシは、市従業員労働組合(市従)環境事業支部と自治労大阪府本部が今月上旬、ポスティング業者に依頼して120万枚を配布。「(民営化で)市民と築いたセーフティーネットが危ぶまれている」などと指摘していた。
市従幹部は「自分たちの仕事を周知するために配った」と話している。
我が家にチラシが投入されたのは7月11日。
市長がチラシについて批判したのは7月10日ですから、その翌日です。
つまり、市従業員労働組合(市従)も自治労も、市長が何を言おうが「我関せず」ってことなんでしょう。
大阪市の労組関係のチラシが一般家庭にポスティングされたのは、今回が初めてのように思います。私は1994年から大阪市に住んでいますが、少なくともはこれまで一度も目にしたことはありませんでした。
チラシに書かれている「ごみの持ち出しサービス」などの市民サービスについては、大阪市が毎年各家庭に配布している「くらしの便利帳」という冊子に書かれています。
大阪市環境局のHPにももちろん説明があります。
毎月1日には市の広報も発行され新聞に折り込まれていますから、そこで市民に周知することもできるでしょう。
にも関わらず、「自分たちの仕事を周知するために」チラシをわざわざ作成し、しかもこのタイミングで一般家庭に配布する目的とは一体何なんでしょうか?
橋下市政下で現在進められている市環境局のごみ収集事業の民営化を阻止し、公務員としての自分たちの身分を守る目的でやっているとしか、私には見えないのですが。
我が家にチラシが投入された7月11日は、橋下市長が市議会で、ごみ収集事業の完全民営化について発言しています。
5〜10年の移行期間を経て実現するとしている完全民営化ですが、橋下市長は「(期間が)長すぎる」として前倒しする意向を示したのです。
橋下市長は市従業員労働組合(市従)が民営化に反対するチラシを一般家庭に配布したことに激怒し、「本来労使交渉で協議すべき話で、断固許すことはできない。早く民間の価値観にさらすべきだ」「完全な信用失墜行為。ビラで市民に働きかけるのは問題だ」などと批判する答弁を行ったそうです。
これに対し、市従業員労働組合(市従)の環境事業支部は、チラシについてやはり「市民サービスの周知が目的」で、「民営化反対を訴える意図はなかった」としています(産経新聞2012.7.12 09:09)。
へえー、「民営化反対を訴える意図はなかった」んですか。
チラシの最後にはこのように書かれていますが?
【これまで私たちが担ってきた仕事は、ごみの収集や適正処理だけでなく、市民の安心・安全な暮らしを支える役割りも担ってきました。
しかし、いま「コスト削減」が優先され、ごみ収集事業の民営化・非公務員化が検討されています。
これまで市民の皆さんと築いてきましたセーフティーネットが危ぶまれています。市民の皆さんの日常生活に大きく影響することがほんとうに心配です。
私たちは、ごみの収集やごみの適正処理などの仕事とあわせて、大阪の安心・安全なまちづくりを続けたいと考えています。】
市民に対し民営化反対を訴える意図で作られたチラシであることは、誰の目にも明らかでしょう。
それも「民営化されればセーフティーネットが危うくなる。市民の日常生活に大きく影響する」と、半ば市民を脅すような内容になっています。
環境局は大阪市役所の中でも特に不祥事が多い部署です。
7月9日にも職員2名が処分されたばかりです。
具体的に言うと、勤務時間中の喫煙を禁じる職務命令に違反したというものです(うち1名は本来職員に禁煙を指導する立場)。
環境局では、6月29日にも別の職員が喫煙で停職3カ月の処分を受けています。
5月10日には、やはり環境局の職員が、エスカレーターで女子高生のスカート内に携帯電話を差し入れたとして京都府下京警察署に逮捕されています。
が、最近の環境局の不祥事で全国的に有名なものと言えば、やはり「入れ墨職員」でしょう。
市の調査によれば、入れ墨をしていたと発表された市の職員110人のうち何と73人が環境局の職員でした。
2010年には、環境局河川事務所の職員らが川の清掃で拾得した金品を着服していたことが内部告発により判明しました。市は関わった職員計42人を懲戒免職などの処分にしています。
これも全国的に報道されたので、覚えておられる方は多いでしょう。
他にも過去にたくさんの不祥事がありました。
交通局も不祥事の多い部署ですが、環境局の場合は、数の多さだけでなく悪質さでも群を抜いています。
こちらにまとめがあります。
■入れ墨職員が73人いる大阪市環境局の不祥事がひどすぎる—殺人から麻薬の運び屋まで
今回投入されたチラシには、過去に自分たちが起こした不祥事に対する反省の弁などは一切ありません。
反省の態度を全く見せずに、「俺達こんなに頑張ってるねん」ってことだけをアピールしたチラシを一方的に配られても、市民の同情は得られませんし、ましてや「じゃあ民営化に反対してあげよう」なんてことには絶対にならないと思いますよ。
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・11/12/24付:大阪の闇の勢力に斬り込む橋下さんに期待します
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・12/3/24付:国歌起立条例で橋下市長vs若一光司氏 「ten!」3/20放送より
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Comments
橋元市長の間違い(誤解?)。
刺青したいなら民間企業へと言っていましたが、芸能界(それとマスコミも)のような特殊な民間企業は知りませんが、その辺にあるような身近な普通の民間企業はもっと厳しいです。
むしろ刺青したいなら公務員になって下さい、でしょう。
マスコミの支援があるし、首長が支援しているところもあるぐらいですから。
マスコミも刺青をしている人を積極的に採用すべきでしょう。
行政職に配置転換になるんじゃないでしょうかね?私の市民税課税業務とかを担当してくれるんだろうなー。
いつも個別にレスを差し上げられず申し訳ありません。
12.07.14 14:48に投稿下さった方へ:
東京都尖閣諸島バナーを使っていただく分には一向に構いませんが(むしろ感謝申し上げます)、ここは中学生の読者さんもおられますので、御サイトへのリンク(=今回いただいた投稿をここで公開すること)はどうかご勘弁下さい。申し訳ありません。
それよりも、なぜか、小学校の頃は、掃除してそれを焼却場にもっていって燃やしたもんだなあと懐かしく思いだしました。市民に焼却させればゴミの量も減るというのに、ダイオキシンなんてバカな言い分を信じるから、焼却場は高価になってゴミの量も増えてしまった。焼却場の周りに住んでる人でダイオキシンで倒れた人なんて、世界中に一人もいないです。マスコミのウソ八百、政治家の能無しの1例です。
報道がされた後にも配られていたことに驚きました。
>行政職に配置転換になるんじゃないでしょうかね?ー。
市長は「公務員の身分をハズしていくことに挑戦する」と言われているので、地下鉄と同じように民営化になるのではないでしょうか。環境局も公務員でなくなることが不安で必死なんでしょうが…。
入れ墨職員の件は、市長も「民間の方が厳しい」と発言されています。