「青山繁晴のインサイドSHOCK」小沢新党設立と政局のウラ事情(早ければお盆明け解散)
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7月11日放送 関西テレビ「アンカー」は、サッカー中継につき放送自体がありませんでした。
(正確に言うと1時間前倒しで東京と大阪からニュース報道のみ、つまり普段でいう6時台の放送をやってました)
そこで今回は、同日朝に放送されているRKB「中西一清スタミナラジオ」から、青山さんが電話出演されているレギュラーコーナー“青山繁晴のインサイドSHOCK”を起こしました。
※いつもの「アンカー」起こしと同様、間投詞などもできるだけ再現&細かい相づちは支障のない限りカットしています。
※画像はイメージです。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。
内容紹介ここから____________________________
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7月11日放送 関西テレビ「アンカー」は、サッカー中継につき放送自体がありませんでした。
(正確に言うと1時間前倒しで東京と大阪からニュース報道のみ、つまり普段でいう6時台の放送をやってました)
そこで今回は、同日朝に放送されているRKB「中西一清スタミナラジオ」から、青山さんが電話出演されているレギュラーコーナー“青山繁晴のインサイドSHOCK”を起こしました。
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内容紹介ここから____________________________
中西一清
「水曜日です。『青山繁晴のインサイドSHOCK』。独立総合研究所の青山繁晴さんです。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
中西一清
「えー、小沢新党、いよいよ今日スタートですね」
青山繁晴
「ええ。今日の夕方っていうことなんですけれども。中西さん、この、小沢新党の名前も、今日の夕方発表っていうことになってますね」
中西一清
「ええ」
青山繁晴
「で、今のところ国会の会派の名前としては、『国民の生活が第一』」
中西一清
「ですよね、ええ」
青山繁晴
「という、まあ、ええ、奇妙な長い名前になってるわけですけども。あのー、皆さんご承知の通り、この『国民の生活が第一』って言葉は、2009年8月の、総選挙で、小沢さんのいわば戦略として、えー、政権交代のために、選挙に勝つには、このスローガンがいいと言って、それで大勝ちしましたから」
中西一清
「そうでしたよね、ええ」
青山繁晴
「まあ小沢さん、ある種こう、過去の夢に、すがるように、この名前を、前面に出してるわけですね。で、これについて、ずっと民主党の中で、小沢グループに属してた議員から、僕にメールが来まして、この、『国民の生活が第一』っていうのは、あまりにも、漠然としてる、だけじゃなくて、あんまりにも当然のことだから、小沢さん何考えてんのかよく分かんなくなって、自分はもう付いていけなくなったっていうメールが来たんですね」
中西一清
「ええ」
青山繁晴
「で、実は僕はこの考え方、違うと思うんです。というのは、小沢さんの意図は、この『国民の生活が第一』ってことを、言い出した、3年前の総選挙の時も今も、基本的に同じだと思います」
中西一清
「うん」
青山繁晴
「はっきりしてると思うんですね。それ何かというと、国民よ、皆さん自分の生活を考えていればいいんだと。皆さん方は…」
中西一清
「はいはい」
青山繁晴
「自分の生活が、自分の生活が第一番でしょうと。えー、国全体の在り方とか、国家安全保障とか、そんなことよりも、まずは自分の生活第一ですよねと、いうことで、ま、国民をそのように見て、えー、3年前の総選挙にも勝ったし」
中西一清
「ああー」
青山繁晴
「今回の小沢新党も、反増税・反原発ですよね。で、もちろん色んな意見ありますけれども、とにかく自分は、税金上がるの嫌だ、それからとにかく放射能恐い、そういうことを、考えればいいんだと、国民ってのはそういうもんだという考え方が実ははっきり出てると思うんですね。これ…」
中西一清
「ああー、そういう見方ができますか」
青山繁晴
「ええ。あの、僕は竹下内閣で、若き小沢さんが官房副長官やってた時に、番記者をやってましたけれども、ま、長いこと小沢さんを見てて、最後にたどり着いたものがこれであるってことに、まあ非常な、正直言いますと悲しみも覚えるんですね」
中西一清
「うん」
青山繁晴
「というのは、小沢さんはもともとは、若き日に、あっては、ま、あの、僕はその時の小沢さんが非常にアメリカべったりだったので、えー、そのことにも批判的で、あの、番記者の時代から批判的でしたが、でもとにかくその国の在り方を考えるっていうところが、小沢さんにはあったんですね。それが、新党を作って壊し、つまり権力闘争に結局は負け、また、戦ってまた負けしてるうちに、だんだん、まあ、国民は、ま、この程度のものだと、見下すような考え方になったっていうのが」
中西一清
「ああー」
青山繁晴
「今の、今の小沢さんの苦境、新党はできるといっても、次の総選挙では、あー、二桁も当選しないんじゃないかって言われてる、あの、弱い議員を抱えてるだけの新党ですからね」
中西一清
「ええ、ええ」
青山繁晴
「実は苦境なんですが、そこに至った本当の理由じゃないかと思うんです。ところが、実際の日本国民は、むしろもちろん自分の生活苦しくなってます、えー、格差も広がってるし、ずっと長いデフレで給料上がらないですから」
中西一清
「そうなんですよ、ええ」
青山繁晴
「ええ。というか、その、中西さんもたぶん、その、収入減ってると思うんですけど、あの、こないだ、中西さんの、まあ後輩に当たるような若いラジオのアナウンサーと話してましたら、最近給料が2割下がりましたっていう話もされてました。だから、あー、みんなが、自分の生活のことを考えざるを得ないのはその通りなんですが、でも同時にですね、例えば尖閣諸島問題について、10億をはるかに超える寄附金が、集まっ、東京に集まって」
中西一清
「ええ、ええ」
青山繁晴
「その寄附金も、いわばなけなしのお金で、えー、1000円とか1万円、1万円に満たない、その寄附がたくさん集まって」
中西一清
「ええ、ええ」
青山繁晴
「あの金額になったってことは、みんながやっぱり国の行方そのものを心配してるんですよね」
中西一清
「そうなんですよね」
青山繁晴
「だから、そこが、僕は実は一番小沢さんの間違ったところであって、『国民の生活が第一』という名前を、今、会派につけていて、それが、それと同じか、それに近い名前が、新党の名前になるとしたら、もうそこで、僕は、スタートから誤りになると思ってます」
中西一清
「ま、『国民の生活が第一』なんていうのは、これはもう、どの政党にとってみても、ごく当たり前のことですからね、これはね」
青山繁晴
「うん。いや、中西さん、だからそれが、その、日本国の政党は、それが当たり前っていうことにとどまるのが、僕は違うと思うんですよ」
中西一清
「ええ」
青山繁晴
「それが日本をおかしくしてきたと思うんです。で、国民の、普通の意識とも違う、国民のほうが先に行ってるということが、政党政治への不信感にもなってると思います」
中西一清
「うーん」
青山繁晴
「中西さん、あの、今日、あと数分、ちょっとまあもう一つの話をしたいんですね」
中西一清
「ええ」
青山繁晴
「というのは、あの、小沢新党が今日できるだけじゃなくて、この頃、この一両日、政治には、まあ不思議な動きもあってですね」
中西一清
「はい」
青山繁晴
「例えば橋下徹さんが、突如として、えー、言い方を変えましたね」
中西一清
「そうでしたね」
青山繁晴
「野田総理はすごい、決める政治をしている、支持率もどんと上がるという、突然絶賛に変わった」
中西一清
「うんうんうん」
青山繁晴
「それから自民党の谷垣総裁が、おとといの、7月9日の衆議院予算委員会で、えー、野田総理をいわば、庇ってですね。例えば、鳩山元総理は、野田総理の後ろから鉄砲撃ってるようなもんだと」
中西一清
「うん、うん」
青山繁晴
「野田総理は党内のとりまとめの、苦労をなさって、それ敬意を表すると言って、さらには、質問時間15分残したまま、もう質問やめちゃったんですね」
中西一清
「ええ、そうでした」
青山繁晴
「で、これについて、この橋下発言や、あるいは谷垣さんの、ちょっとあまりにも奇妙な行動について、新聞はもう乱れに乱れていて、どう解釈したらいいのか分からないって紙面になってるんですが、これは、端的に言うと、何が表れてるかというと、衆議院の解散が実はぐっと近くなってるってことだと僕は思います」
中西一清
「んーー、なるほど、なるほど」
青山繁晴
「で、具体的に言うとですね、あの、このコーナー、インサイド、『インサイドSHOCK』っていうタイトル付いてますが、これインサイドで言えば、自民党の国対、ですね、特に参議院の国対と、民主党の国対が、裏での話し合いを、急激に進めているんです」
中西一清
「ええ」
青山繁晴
「で、その中身を言いますとね。例えば輿石幹事長は、民主党の輿石幹事長は、この消費増税の関連法案、参議院でも90時間の審議時間を確保すると言ってるんですが、実は輿石さんを裏切って、民主党の国対と自民党の国対との間で、50時間ぐらいに縮めようっていう話をもう進めてるんです」
中西一清
「んーー!?へえー」
青山繁晴
「で、これがこのまま進むとですね、どうなるかというと、一番早いと8月3日に、もう可決・成立なんですよ…」
中西一清
「あ、そんなに早く…」
青山繁晴
「…消費税、の法案は、ええ。で、8月3日に可決するとですね、そのあとどうするかっていうと、そのあとわずか2・3日の間に、例えば、今、問題になってる特例公債法案ですね、えー、財源足りないから赤字国債出してもいいよって法案、これが通らなくて菅政権つぶれたんですが。それも含めて2・3日でそういう、一番大事な法案、10か11ぐらい選んで通してしまって、そして、えー、実は8月の9日木曜日に、自民党から、野田総理に対して、参議院で問責決議案を出すっていう話まで」
中西一清
「へえー」
青山繁晴
「実は裏で、民主党と、国対レベルで話をしてるんです。これ、もし自民党が出すと通ります。えー、通ったらどうなるかというと、えー、野田総理に対する問責決議が通ると、国会はピタッと審議が止まります」
中西一清
「そうですね、ええ」
青山繁晴
「はい。審議が止まるっていうことは、実はその8月10日以降、というか、もう本当はお盆明けに、野田総理は、衆議院を解散する、かもしれないという、状況になってくるわけです」
中西一清
「へえー、お盆解散ねー。ええ」
青山繁晴
「お盆明け解散ですね。一番早いとそうなるってことが漂ってきたので、実は、あー、橋下発言や谷垣さんの行動のような、今までになかった動きが、出ていて、例えば橋下さんはそういう発言で、野田総理の反応を見てるわけです」
中西一清
「ええ、ええ」
青山繁晴
「はい」
中西一清
「なるほど。よく分かりました」
青山繁晴
「今日はここまでにしたいと思います」
中西一清
「ありがとうございました」
青山繁晴
「はい。ありがとうございます」
中西一清
「独立総合研究所の、青山繁晴さんでした」
____________________________内容紹介ここまで
この日(7月11日)の夕方、小沢新党の「結党議員大会」が行われ、新党の名前が発表されました。
その名もズバリ、「国民の生活が第一」!!
あーあ……、やっちゃいましたね……(^_^;
話は変わりますが、青山繁晴さんのブログ7月8日付によれば、
「おととい、東京都内の東京工業大学のキャンパスで、中国の天安門事件で若きリーダーだった王丹さんと対談をしました。それを7月18日水曜の『青山のニュースDEズバリ』で放送することになると思います」とのことです。
“ニュースDEズバリ”コーナーはわりと生ものなので、来週までに大きな事件や大きな政局の動きがあった場合はどうなるか分かりませんが、何事もなければ来週はこのテーマでの解説になると思います。
皆さん、起こしをお楽しみに!(^o^)
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった「アンカー」青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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「ええ。今日の夕方っていうことなんですけれども。中西さん、この、小沢新党の名前も、今日の夕方発表っていうことになってますね」
中西一清
「ええ」
青山繁晴
「で、今のところ国会の会派の名前としては、『国民の生活が第一』」
中西一清
「ですよね、ええ」
青山繁晴
「という、まあ、ええ、奇妙な長い名前になってるわけですけども。あのー、皆さんご承知の通り、この『国民の生活が第一』って言葉は、2009年8月の、総選挙で、小沢さんのいわば戦略として、えー、政権交代のために、選挙に勝つには、このスローガンがいいと言って、それで大勝ちしましたから」
中西一清
「そうでしたよね、ええ」
青山繁晴
「まあ小沢さん、ある種こう、過去の夢に、すがるように、この名前を、前面に出してるわけですね。で、これについて、ずっと民主党の中で、小沢グループに属してた議員から、僕にメールが来まして、この、『国民の生活が第一』っていうのは、あまりにも、漠然としてる、だけじゃなくて、あんまりにも当然のことだから、小沢さん何考えてんのかよく分かんなくなって、自分はもう付いていけなくなったっていうメールが来たんですね」
中西一清
「ええ」
青山繁晴
「で、実は僕はこの考え方、違うと思うんです。というのは、小沢さんの意図は、この『国民の生活が第一』ってことを、言い出した、3年前の総選挙の時も今も、基本的に同じだと思います」
中西一清
「うん」
青山繁晴
「はっきりしてると思うんですね。それ何かというと、国民よ、皆さん自分の生活を考えていればいいんだと。皆さん方は…」
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「はいはい」
青山繁晴
「自分の生活が、自分の生活が第一番でしょうと。えー、国全体の在り方とか、国家安全保障とか、そんなことよりも、まずは自分の生活第一ですよねと、いうことで、ま、国民をそのように見て、えー、3年前の総選挙にも勝ったし」
中西一清
「ああー」
青山繁晴
「今回の小沢新党も、反増税・反原発ですよね。で、もちろん色んな意見ありますけれども、とにかく自分は、税金上がるの嫌だ、それからとにかく放射能恐い、そういうことを、考えればいいんだと、国民ってのはそういうもんだという考え方が実ははっきり出てると思うんですね。これ…」
中西一清
「ああー、そういう見方ができますか」
青山繁晴
「ええ。あの、僕は竹下内閣で、若き小沢さんが官房副長官やってた時に、番記者をやってましたけれども、ま、長いこと小沢さんを見てて、最後にたどり着いたものがこれであるってことに、まあ非常な、正直言いますと悲しみも覚えるんですね」
中西一清
「うん」
青山繁晴
「というのは、小沢さんはもともとは、若き日に、あっては、ま、あの、僕はその時の小沢さんが非常にアメリカべったりだったので、えー、そのことにも批判的で、あの、番記者の時代から批判的でしたが、でもとにかくその国の在り方を考えるっていうところが、小沢さんにはあったんですね。それが、新党を作って壊し、つまり権力闘争に結局は負け、また、戦ってまた負けしてるうちに、だんだん、まあ、国民は、ま、この程度のものだと、見下すような考え方になったっていうのが」
中西一清
「ああー」
青山繁晴
「今の、今の小沢さんの苦境、新党はできるといっても、次の総選挙では、あー、二桁も当選しないんじゃないかって言われてる、あの、弱い議員を抱えてるだけの新党ですからね」
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「ええ、ええ」
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「実は苦境なんですが、そこに至った本当の理由じゃないかと思うんです。ところが、実際の日本国民は、むしろもちろん自分の生活苦しくなってます、えー、格差も広がってるし、ずっと長いデフレで給料上がらないですから」
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「そうなんですよ、ええ」
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「ええ。というか、その、中西さんもたぶん、その、収入減ってると思うんですけど、あの、こないだ、中西さんの、まあ後輩に当たるような若いラジオのアナウンサーと話してましたら、最近給料が2割下がりましたっていう話もされてました。だから、あー、みんなが、自分の生活のことを考えざるを得ないのはその通りなんですが、でも同時にですね、例えば尖閣諸島問題について、10億をはるかに超える寄附金が、集まっ、東京に集まって」
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「あの金額になったってことは、みんながやっぱり国の行方そのものを心配してるんですよね」
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「そうなんですよね」
青山繁晴
「だから、そこが、僕は実は一番小沢さんの間違ったところであって、『国民の生活が第一』という名前を、今、会派につけていて、それが、それと同じか、それに近い名前が、新党の名前になるとしたら、もうそこで、僕は、スタートから誤りになると思ってます」
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「ま、『国民の生活が第一』なんていうのは、これはもう、どの政党にとってみても、ごく当たり前のことですからね、これはね」
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「うん。いや、中西さん、だからそれが、その、日本国の政党は、それが当たり前っていうことにとどまるのが、僕は違うと思うんですよ」
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「ええ」
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中西一清
「うーん」
青山繁晴
「中西さん、あの、今日、あと数分、ちょっとまあもう一つの話をしたいんですね」
中西一清
「ええ」
青山繁晴
「というのは、あの、小沢新党が今日できるだけじゃなくて、この頃、この一両日、政治には、まあ不思議な動きもあってですね」
中西一清
「はい」
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「そうでしたね」
青山繁晴
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「それから自民党の谷垣総裁が、おとといの、7月9日の衆議院予算委員会で、えー、野田総理をいわば、庇ってですね。例えば、鳩山元総理は、野田総理の後ろから鉄砲撃ってるようなもんだと」
中西一清
「うん、うん」
青山繁晴
「野田総理は党内のとりまとめの、苦労をなさって、それ敬意を表すると言って、さらには、質問時間15分残したまま、もう質問やめちゃったんですね」
中西一清
「ええ、そうでした」
青山繁晴
「で、これについて、この橋下発言や、あるいは谷垣さんの、ちょっとあまりにも奇妙な行動について、新聞はもう乱れに乱れていて、どう解釈したらいいのか分からないって紙面になってるんですが、これは、端的に言うと、何が表れてるかというと、衆議院の解散が実はぐっと近くなってるってことだと僕は思います」
中西一清
「んーー、なるほど、なるほど」
青山繁晴
「で、具体的に言うとですね、あの、このコーナー、インサイド、『インサイドSHOCK』っていうタイトル付いてますが、これインサイドで言えば、自民党の国対、ですね、特に参議院の国対と、民主党の国対が、裏での話し合いを、急激に進めているんです」
中西一清
「ええ」
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「で、その中身を言いますとね。例えば輿石幹事長は、民主党の輿石幹事長は、この消費増税の関連法案、参議院でも90時間の審議時間を確保すると言ってるんですが、実は輿石さんを裏切って、民主党の国対と自民党の国対との間で、50時間ぐらいに縮めようっていう話をもう進めてるんです」
中西一清
「んーー!?へえー」
青山繁晴
「で、これがこのまま進むとですね、どうなるかというと、一番早いと8月3日に、もう可決・成立なんですよ…」
中西一清
「あ、そんなに早く…」
青山繁晴
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中西一清
「へえー」
青山繁晴
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中西一清
「そうですね、ええ」
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中西一清
「へえー、お盆解散ねー。ええ」
青山繁晴
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青山繁晴
「はい」
中西一清
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青山繁晴
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中西一清
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あーあ……、やっちゃいましたね……(^_^;
話は変わりますが、青山繁晴さんのブログ7月8日付によれば、
「おととい、東京都内の東京工業大学のキャンパスで、中国の天安門事件で若きリーダーだった王丹さんと対談をしました。それを7月18日水曜の『青山のニュースDEズバリ』で放送することになると思います」とのことです。
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