皇室典範〜物事の本質を見よ
 1/7付産経朝刊「正論」は衆議院議員で弁護士の稲田朋美さんでした。
 テーマは皇室典範問題。良いことが書かれてあったので、一部引用させていただきます。

■「男系維持の伝統」は圧倒的に美しい/皇室典範の改正議論は一切不要
 私が弁護士になったときに「空」という言葉を哲学者の伯父が贈ってくれた。「空」とは既成の固定概念にとらわれず、自由な魂で物事の本質を見ることだ。
 新人議員になって、小泉純一郎総理、武部勤幹事長からも同じことをいわれた。「既成の固定概念にとらわれるな」「物事の本質をみよ」と。

(中略)

 数学者の藤原正彦氏は、数学者にとって最も重要な素質は美しいものを美しいと感じる情緒であり、A→B→Cと論証する過程における最初のAは理屈ではなく、論理を超えた仮説であり、それを瞬時に見抜くのは情緒であるとおっしゃっている。
 皇位の継承における最初のAは、2650年以上も厳然と続いてきた男系維持の伝統(父をたどれば神武天皇になる)である。私はこの理屈を超えた系譜を圧倒的に美しいと感じて言える一人であり、日本人とはこれを美しいと感じる民族なのである。

 この圧倒的に美しい伝統を守るためにどうすべきか。
 皇室典範を改正する必要はない。法は成文化されたものだけが法ではない。皇位の継承についていえば成文化されたのは、たかだか116年にすぎない。

 それ以前の2500年の不文の法(伝統)を明文化したのが旧皇室典範一条、現皇室典範一条の「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」である。男系維持は一つの例外なく継承され、歴代の女帝もすべて男系の女帝であられた。
 この一条の原則さえ堅持すれば、2650年の法を守ることになる。

 第二条以下で定められた「皇族」の要件は、たかだか60年の法にすぎず、第一条とはまったく重みが違う。したがって、仮に数十年後に皇室典範上の「皇族」のなかに皇位継承者がいないという事態が生じた場合、二条の「皇族」以外の「皇統」に属する方に当てはめる(類推する)ことにすればよい。
 これにより、第一条の皇統に属する男系男子が皇位を継承することができ、そうすることが万世一系の皇位の永続をになう皇室典範という法の趣旨にも合致する。

 要は何が本質かということである。本質さえ見誤らなければ、皇室典範を改正しなければ皇位継承者がいなくなるなどという誤った固定概念にとらわれることはない。

 伝統や情緒といったものよりも、合理性や利便性を追求する癖がついてしまった現代人に、「AはAなの。昔からそう決まってるの。それ以外にはなり得ないの」と説得するのは骨が折れる作業でしょうね。

 昨年秋に有識者会議が女系容認の結論を出して以降、メディアでもさまざまな形でこの問題が報じられてきましたが、多くは「女系でいいじゃん」てな作りになっているようです。
 そもそも国民の多くは、未だに「女系天皇」と「女性天皇」の区別もついてないのではという気がします。ましてや男系を維持することの尊さに気付いている国民なんて、ほんの一握りしかいないのではないでしょうか。

 そういう人を説得するための近道は、わかりやすい例えを示すことだと思います。
 稲田さんが引用された数学者・藤原正彦氏の「最初のAは理屈ではなく、論理を超えたもの」といった言葉も、例えとしてわかりやすいでしょう。

 また旧皇族・竹田家の竹田恒泰さんのこの例えも、非常にわかりやすいと思います。
 「例えば、世界最古の木造建築である法隆寺をなぜ守らなければならないか。老朽化したからといって鉄筋コンクリートで建て替えたら、法隆寺ではなくなる。女系になると天皇家ではなくなる。男系継承は意味があるから続いている」

 もうすぐ通常国会が始まります。
 自民党は、皇室典範改正案の採決の際、党議拘束をかけずに自主投票とする方針を固めたようです(1/7付東京新聞による)。
 これはチャンスです。私たちは今こそ、ボーダーラインにいそうな自民党議員に対して、採決に反対するようメール等で訴えるべきだと思います。

 「この議員は女系容認派らしい」というのがわかる一覧表とか、どこかにないですかね。もしあったら教えて下さい。ここで紹介させていただきますので。
 おそらく保守派の女性議員(稲田朋美さん、山谷えり子さん、高市早苗さんなど)以外の女性議員は、ほとんどが女系容認だと思いますが……。

 それにしても、稲田さんに「物事の本質をみよ」と言った小泉首相や武部幹事長が、この問題に関してはまるで本質が見えてないんですね。
 稲田さんがあえてこのエピソードに触れた目的は、……もしかしたら小泉首相へのメッセージ?

※拙ブログ関連エントリー
 ●10/27付『女系天皇は容認できない』
 ●11/5付『メディアは「女性天皇」と「女系天皇」の違いを説明せよ』
 ●11/7付『「たかじん委員会」是か非か“女性・女系”の天皇』
 ●11/10付『「ムーブ!」女帝容認論に異議噴出』
 ●11/25付『皇室典範〜有識者会議が報告書提出』
 ●11/26付『皇室典範〜社説出揃う』
 ●12/8付『皇室典範〜産経が女系天皇問題特集』
 ●12/9付『皇室典範〜産経が女系天皇問題特集(その2)』
 ●12/10付『皇室典範〜産経が女系天皇問題特集(その3)』
 ●12/12付『皇室典範〜竹田恒泰さんインタビュー』
 ●12/16付『皇室典範〜小泉チルドレンからも女系反対の声』

※まとめサイト
 ●天皇家の万世一系(男系)による皇位継承という伝統を守ろう!
 ●とりかごさん12/1付『ザビ家の女系天皇反対』
 ●女性天皇に賛成。女系天皇に反対!


・・・・・・細切れぼやき・・・・・・


■東史郎氏の死をさっそく中共がプロパガンダに利用している模様

 1/7付産経朝刊国際面にこんな記事が載ってました(ネットソースなし)。

・【中国】南京事件関連著者の元日本兵死去/日本糾弾で“共闘” 異例の追悼大報道
 日中戦争中の南京事件に関する著書で知られる旧日本軍兵士の東史郎氏が今月初めに93歳で死去した。6日午前、京都府京丹後市で行われた葬儀には、関係者約150人が集まり、南京市から派遣された中国の関係者の姿も見られた。中国当局とメディアは東氏の死去を受け、「勇気と良識を持つ国際友人」と氏を持ち上げ、異例の追悼キャンペーンを展開している。日中関係が冷え込み、日本に対する中国の厳しい姿勢が続くなか、東氏が受ける“特別待遇”は際立っている。

 江蘇省の新聞、南京晨報によると、東氏が死去した翌日の4日、南京市の大虐殺記念館で市関係者や南京事件の研究者らが集まり、「東史郎先生をしのぶ会」が開かれた。
 また、中国外務省の秦剛報道官は5日、定例記者会見で「(東氏は)中日友好へのたゆまぬ努力により、われわれの理解と尊重を勝ち取った」と中国政府を代表して哀悼の意を表した。人民日報をはじめ、多くの中国紙も氏の訃報を評伝付きで大きく伝えた。

 東氏は1912年生まれ、37年に召集されて京都第16師団に入隊し上海・南京攻略戦などに参加。戦後、町会議員や農協役員などを務めた。
 氏が中国で注目され始めたのは87年。南京攻略戦を振り返る著書で、目撃談として当時の上官が中国人を郵便袋に詰め、虐殺したと書いたため、元上官から事実無根として名誉毀損で訴えられた。一審から最高裁まで、東氏の主張が信憑性不十分として却下された。だが中国当局がこの判決を「南京大虐殺全体への不当な否定」と位置づけ、東氏を中国に招き、日本政府を糾弾するキャンペーンを始めた。新華社通信などによると、それ以来、東氏は2004年まで計7回訪中した。

 南京市政府が東氏の遺族に送った弔電は「歴史の真相を守るため、日本の右翼勢力と不撓不屈の闘争を展開した東先生の精神はわれわれを激励し続ける」と述べた。
(矢板明夫)

 中共に「良識を持つ人」と言われたり“特別待遇”を受けたりする人物=日本の国益を損なう人物。

※参考リンク
 あやしい調査団盧溝橋へ 4 東史郎展
  写真入りでわかりやすいまとめです。裁判の経過も書かれてありますが、全く「不当な判決」ではないことがわかります。


■朝日と産経の“交換日記”再び?!(^_^;

1/5付 朝日社説:首相年頭会見 私たちこそ理解できぬ
 年頭の記者会見で、小泉首相は自らの靖国神社参拝に対する内外の批判について、5回も「理解できない」を繰り返した。
 「一国の首相が、一政治家として一国民として戦没者に感謝と敬意を捧(ささ)げる。精神の自由、心の問題について、政治が関与することを嫌う言論人、知識人が批判することは理解できない。まして外国政府が介入して、外交問題にしようとする姿勢も理解できない」
 理解できない言論人、知識人とは、新聞の社説も念頭に置いてのことだろう。全国の新聞のほとんどが参拝をやめるよう求めている。「理解できない」と口をとがらせるよりも、少しは「言論人」らの意見にも耳を傾けてはどうか。
  ↓
1/6付 産経抄
 五日付の「私たちこそ理解できぬ」と題した小泉首相の靖国神社参拝を批判した朝日新聞の社説は、読み返すほどに身震いがくるような内容だった。靖国参拝を批判するのは勝手だし、中国や韓国の立場を戦没者のご遺族よりも重視するかのような言論も自由だが、「全国の新聞のほとんどが参拝をやめるよう求めている」というのは誤植ではないかと何度も見直した。
 ▼確かに戦前戦後の一時期、かの新聞が業界のリーダー的な存在であり、部数でも日本一だったころがあった。だが今や朝日の言説に「ほとんどの新聞」や「言論人」が肯(うなず)く時代ではない。言論人イコール朝日人という論法は理解できない。第一、「私たち」とは誰なのか。
  ↓
・そして今日。1/7付 朝日夕刊「窓」
 ネットソースはなし。2ちゃんねらーさんの起こしをコピペさせていただきます(太字強調は引用者σ(^^))。
243 名前:文責・名無しさん 投稿日:2006/01/07(土) 19:06:03 ID:KPjfVzgb
1/7夕刊「窓」
「産経抄」の誤植?

産経新聞をお読みでない読者の皆さまには要らぬお世話かもしれないが、次のデータに目を通していただきたい。
昨年10月の小泉首相の靖国神社参拝について、新聞協会報によると、全国48の新聞が社説を掲げた。その論調は参拝に反対する主張が圧倒的だった。例えば――

「聞く耳を持たぬ危うさ」(北海道新聞)
「国益に反する行動慎め」(岩手日報)
「憲法、外交感覚を疑う」(高知新聞)

もろ手をあげて支持したのは産経だけである。賛否を明示しない社説も数紙あったが、それらも首相に慎重な対応を求めることに主眼が置かれていた。全国紙では、産経を除くすべてが首相に参拝しないよう求めている。
さて、やや旧聞に属するこんな話を長々と紹介したのにはわけがある。
首相が年頭の記者会見で「靖国参拝を言論人、知識人が批判することは理解できない」と語ったことを、私たちは社説で批判した。そのなかの「全国の新聞のほとんどが参拝をやめるよう求めている」という記述について、6日付の『産経抄』で「誤植ではないか」と切りつけられた。
今や朝日の言説に「ほとんどの新聞」が肯く時代ではないという指摘だ。それに異論はないが、各紙の論調が結果として一致することはある。靖国参拝がそれだ。
産経の1面を飾る名物コラムである。正論も辛口もいいが、事実だけは正確にお願いしたい。
それとも、誤植だったのでしょうか。<恵村順一郎>

 こうなるともう子供のケンカですね。産経抄子は「何を偉そうに言ってるの?あんたには昔のような影響力はもうないんだよ?」と朝日の傲慢さを皮肉ったんだろうと私は思うんですが、恵村順一郎氏はストレートに受け取ったようです。

 産経はもう朝日の相手しない方がいいんじゃないですか?「朝日の言説に『ほとんどの新聞』が肯く時代ではない」という産経の指摘に対して、朝日は「異論はない」と答えてる。つまり朝日は実質、負けを認めてるわけですし。
 それに社説や天声人語でなく夕刊の「窓」でこっそりやってる、というのがすごく逃げ腰に見える(^_^;

 あと「事実だけは正確にお願いしたい」って、アンタにだけは言われたくないって!
 ……そういや、朝日が安倍さん・中川さんの政治生命を絶つ目的で捏造記事を出した日から、もうすぐ1年ですね。
589 名前:文責・名無しさん メェル:sage 投稿日:2006/01/07(土) 18:34:58 ID:DSYO4ESN
   ∧_∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (    )<  事実だけは
  ( O   )   \_______
  │ │ │
  〈__ 〈__)

   ∧_∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (-@Д@-)彡<  正確にお願いしたい!!!!!!!!!!
  (m9   つ   \______
  .人  Y 彡
  し'〈_) 

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   ∧_∧ (m9  つ.   ┃
  (    )人  Y   ┃
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  ノ  ,イ━━━━━━━┛
  し-'〈_)


■社説でも朝日VS産経?(拉致問題編)

産経社説:拉致実行犯 北のウソ覆す捜査を期待
朝日社説:拉致実行犯 闇の一端が見えてきた

 朝日社説の何と薄っぺらなこと!!
 朝鮮総連にもよど号犯にも一切触れてない。これらを追究しない限り、多くの拉致事件の本質は見えてこないのに。

 朝日はタイトルで謳っているように、「闇の一端」がようやく見えてきたって段階ですか?だとしたら報道機関としてまるでなっちゃいませんな。
 いやいや、朝日は実は総連のこともよど号犯のこともすっかりわかってるんですよね。ただ触れたくないだけなんですよね。いずれにしても報道機関としてダメダメ!


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Posted by くっくり 02:03 | 皇室 | comments (12) | trackback (7)