震災報道の陰に隠れたニュースたち
【山口志郎 編「太平洋戦争 将兵万葉集」より】
東日本大震災発生から50日。
この間、震災報道の陰に隠れてしまったニュースってたくさんありますよね。
この度の震災は戦後日本にとってまさに未曾有の災害ですから、連日大きく伝えるのはある意味当然ですし、マスコミばかりを責めるわけにもいかないのですが……。
拙ブログでも、地震発生以降は他のニュースはほとんど取り上げてきませんでしたしね。
というわけで、今回は、震災報道の陰に隠れてしまったニュースを中心にまとめてみました。
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■韓国、竹島不法占拠を強化へ 「震災支援とは別」日本の教科書検定へ対抗(産経3/30)
■【教科書検定】韓国が強く抗議 竹島、日本領土明記(産経3/31)
■韓国、竹島ヘリポート改修に着手 実効支配強化狙う(産経3/31)
■竹島「海洋基地」 こんな時に建設強行とは(産経社説4/17)
反日の韓国も、震災発生後しばらくは他国同様、日本に対してそれなりに礼節を持った態度を示してくれていました。
が、「竹島は日本の領土」と明記された日本の中学教科書の検定結果が発表された前後から、通常運転に戻ってしまいました。
ほんとに分かりやすい国だこと(T^T)
「抗議」まではまだ理解できますが、竹島の大型ヘリポート改修工事(5月末完了予定)とか、竹島の北西約1キロ地点で海洋基地建設(2013年竣工予定)とか、こっちが大災害から立ち上がろうと奮闘してる真っ最中に、よくまぁそこまでやれるものだと。
「恥」とか「信義」とかいう概念は、お隣さんにはないのでしょうか。
韓国政府だけでなく民間レベルでも、日本のためにといったん集めた義援金を返金してしまったり、あるいは竹島事業への寄付に転用してしまったり、といったことが起こりました。
「せっかく温情かけてやったのに、独島の領有主張なんかしてくる方が悪い」ってのが向こうの言い分らしいですが、所詮は偽善、自己満足の寄付だったってことじゃないですか?
(もちろん韓国人全員がそうだとは言いませんので、念のため)
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■日韓図書協定 衆院を通過 5月中に発効へ(産経4/28)
もうひとつ韓国関連で私が気になっていたのが、「朝鮮王室儀軌」などを韓国に引き渡す日韓図書協定です。
残念ながら、4月28日午後の衆院本会議で、与党と公明党の賛成多数で可決してしまいました。参院に送付され、5月中にも承認、発効するそうです。
(ちなみに自民党は、韓国にもある日本由来の貴重な図書の引き渡しを求めない政府の方針に反発し、採決で反対したそうです。この件については後述)
可決されてしまったこと自体「はあ?」なのですが、数日前の22日にはこんなニュースがあったもんだから、余計に納得いきません。
↓
・盗難の長崎の重文 韓国の国宝と「酷似」 外務省が調査依頼へ(産経4/22)
日本の寺院から盗まれた国指定の重要文化財と「酷似」した文化財が韓国で国宝に指定されているとして、外務省が、韓国政府に調査を依頼する考えを示したという報道です。
あんまりこういうことは言いたくないのですが、日本からの盗品を国宝に指定しちゃうような国ですよ?
(もちろん、韓国人が盗んだのかどうかはっきりしませんし、韓国政府もまさか盗品と知りながら国宝に指定したとは思いませんが)
何でそんな国と協定なんか結んで、みすみすこっちの所蔵物を引き渡さなあかんの?そもそも韓国側に引き渡す法的義務なんて全くないにも関わらずですよ?
ましてやこんな話もあるというのに!
↓
・日本由来図書の全容判明 日韓図書協定で外務省調査(西日本新聞4/17)
日韓図書協定をめぐり、外務省が調査した韓国政府所有の日本に由来する関連図書の全容が判明したという報道です。
計100万点を超え、江戸時代の対馬藩主宗家に伝わり、一部が日本で重要文化財指定を受けている「対馬宗家文書」の原本が含まれることも確認されたそうです。
こんな状況で日韓図書協定って、普通あり得ないでしょ?!
自民党内でも「片務的だ」との異論が出ていたそうですが、最初に書いたように結局、衆院通過してしまいました……(T^T)
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■釈放の中国人船長「起訴相当」 尖閣衝突事件(産経4/18)
尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、那覇検察審査会は4月18日、処分保留のまま釈放され、公務執行妨害罪で不起訴(起訴猶予)処分となった中国人船長について「起訴相当」と議決しました。
この議決を受け、那覇地検は再捜査することになったわけですが、本人はもう中国に帰国しちゃってて捜査は実質無理ですから、再び不起訴となるのでしょう。
となると、検審が再び起訴議決→船長強制起訴という道筋が予想されますが、やっぱり本人がもう日本にいないわけですから、公判を開くのは事実上無理かと。
那覇検察審査会に申し立てを行ったジャーナリストの山際澄夫さんたちも、こういう流れになるのは予想されているとは思います。
ただ、あの船長を不起訴処分にしたことがどうしても納得できなかったんでしょう。
てか、山際さんたちだけではなく、国民の圧倒的多数が納得してませんよ、今でも。
だからこそ、たとえあの中国人船長に公正な裁きを下すことが叶わなくとも、「私たち日本国民は納得してないんだぞ」ってことを、中共に対してはっきり示しておく必要があるのです。
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■四川大地震から3年 遺族に広がる無力感 支援の芸術家拘束で(産経4/21)
チュニジアの「ジャスミン革命」以後、中国共産党の民衆への締め付けはますます強くなっています。
これは、そのことがよく表れている報道です。
8万人超の死者・行方不明者を出した四川大地震が起きたのは、3年前の5月12日でした。
あの日、都江堰市という所で、小学校の校舎が倒壊して約300人もの子供たちが亡くなりました。手抜き工事が原因とされています。
この問題で政府を追及し続けてきた芸術家の艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏という人がいます。
政府批判とともに、犠牲となった児童たちの名簿を集めてインターネットで発表するなど、遺族を支援し続けてきた人で、遺族にとっては最大の支援者の一人だそうです。
この艾未未氏が、4月3日に「経済問題」で警察当局に拘束されてしまい、遺族の間では「もうどうすることもできない」と無力感が広がっているという報道です。
遺族のリーダー格だった母親も自宅にはいない状況で、近所の男性は「しばらく見かけていない。刑務所に入れられたのかもしれない。警察がよく来ていたから」と証言しています。
また、別の母親は「今は外国人記者の取材を受けられない」と産経記者の取材を拒否。この母親は昨年まで、香港や欧米メディアの取材を積極的に受けていた人とのこと。
別の遺族も、「艾氏の件についてコメントはしない。すべての支援者に感謝している」と述べるにとどまったそう。
ちなみに警察当局は震災後、遺族が合同で子供たちを追悼することを「社会の治安を乱す行為」として禁じたそうです。
遺族が互いに慰め合うことすら許さない。怖ろしい国です。
思えば、2008年の北京オリンピック開催の時、「これで中国も少しは民主的になるんじゃないか。人権問題も少しは良い方向に行くんじゃないか」と盛んに主張していた人たちが、日本にも大勢いました。
彼らは今、どう考えているのでしょうか。
チベット僧も大勢拘束されました(毎日4/26)。
当局は「正常な宗教秩序を維持するためのもの」などと言っていますが、詳細は分かりません。
そんな中、4月28日、北京で米中人権対話が行われました。
アメリカ側は、「ジャスミン革命」以降、中国国内で相次いでいる民主化活動家の拘束や政府非公認のキリスト教会への圧迫など信教の自由の問題を提起。しかし、中国側はいつもの如く「内政干渉」と突っぱねたようです(毎日4/28)。
中国人民共和国は独裁人工国家です。今後も民衆を人工的に抑え続けていくのでしょう。
巨大な軍事力、経済力を持つことに成功した今となってはなおさらです。このまま国際社会をも人工的に抑え続けるようとするのではないでしょうか。
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■【リビア空爆】カダフィ政権外相、AU緊急首脳会合を要請(産経4/27)
震災前は日本でも連日トップニュース扱いだったリビア情勢。
3月19日に米英仏らが軍事介入した時はさすがに報道されましたが、それもほんとに小さな扱いでしたよね。
現在はどうなってるかというと、多国籍軍による空爆でリビア政府軍は戦力を消耗。政府側は空爆を回避し、政治交渉による解決に持ち込みたい考えでいるようです。
政府側、また、反政府側がそれぞれアフリカ連合(AU)と協議を行っているそうですが、未だに退陣の「た」の字も考えていないカダフィ氏がネックとなって、進展が見込めない様子。
リビアの混乱はまだまだ続きそうです。
他のアラブ諸国の動きについては、Wikipedia>2010年-2011年アラブ世界騒乱から辿ってみて下さい。
原油輸入の9割を中東に頼っている日本にとって、中東のこの不安定な状況は決して見過ごすことはできません。
ウィリアム英王子とキャサリン妃の結婚式を長々と中継する時間があるんだったら、こういうニュースをもっと報道すべきじゃないかと思います。
(今日(4/29)の夜のニュースなんか、民放はともかくNHKまでもが長々と取り上げてたのでガックリ来ました)
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■沖縄集団自決訴訟 大江健三郎さん側の勝訴確定 最高裁(産経4/22)
沖縄戦で旧日本軍が「集団自決」を命じたとする大江健三郎氏の「沖縄ノート」などの記述をめぐり旧日本軍の元戦隊長らが名誉を傷つけられたとして、岩波書店と大江氏に出版差し止めなどを求めた訴訟の上告審。
最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は元戦隊長らの上告を退ける決定をしました。これで大江氏側勝訴の1、2審判決が確定。
争点は軍や元戦隊長らによる住民への命令の有無でしたが、同小法廷は「原告側の上告理由は事実誤認や単なる法令違反の主張。民事訴訟で上告が許される場合に当たらない」として、判断を示さなかったとのこと。
1審大阪地裁は「集団自決に軍が深く関与したのは認められる」と指摘して請求を棄却。2審もこれを支持し、控訴を棄却していました。
2審(高裁)以降は私もあまり追いかけてなかったので、解説は狼魔人さんに丸投げさせていただきます(/^^)/
・狼魔人日記4/24付>腐臭を放つ大江健三郎氏の自己保身
【一夜明けた本日の沖縄タイムスには、昨日の狂乱が嘘のように集団自決関連の記事は一行もない】
【両隊長が命令したり強制して集団自決が起きたのではないということは、既に大阪高裁で確定済み】
【最高裁は、むしろ『沖縄ノート』には誤りがあるが、執筆当時の40年前には「軍命があった」という噂が流布し、それが検証も無いまま「定説」となっていたので、大江氏が「軍命」を「真実と思っても仕方が無かった」と、判断しているのである(「真実実相当性」)】
・狼魔人日記4/25付>恥を知らない大江健三郎氏
【人権保護には喧しいはずの日本の司法が両隊長の人権を踏みにじってでも、ノーベル賞作家の表現の自由を守れと判断したのだ】
【大江健三郎氏が40年前に『沖縄ノート』を書くにあたって真実と信じ込んだ『鉄の暴風』は、その後の検証により伝聞と風評のみのデタラメな本だということが分かっている】
【沖縄紙に識者として頻繁に登場する小牧薫氏は、被告側支援団体の事務局長でありながら『沖縄ノート』の内容に問題があることを認めているくらいだ】
ちなみに狼魔人さんは小牧薫氏についてのくだりで、拙ブログで書き起こした09/2/15放送「たかじん委員会」沖縄集団自決問題を引用して下さってます。お役に立てて光栄です<(_ _)>
ついでに拙ブログのまとめへもリンク貼っておきます。ちょっと情報古くなってますし、狼魔人さんのような立派なブログさんを紹介した後に貼るのは僭越なんですが、ま、入門編ということで(^^ゞ
・07/11/10付:沖縄戦集団自決問題まとめ(1)
・07/11/10付:沖縄戦集団自決問題まとめ(2)
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■全面否定「汚名返上したい」 沖縄県民侮辱発言のメア氏(産経4/15)
「沖縄の人はゆすりの名人」発言の報道で、日本では「悪いアメリカ人の代表」みたいになってしまった感のあるケビン・メア氏。
そのメア氏が「反撃」に出ました。
問題となった一連の発言は、ワシントン市内の大学生に対してのオフレコ講義の場でのものでしたが、メア氏は、報道が、出席した学生が講義から2カ月半後に作成した信憑性のないメモに基づくものであると否定したのです。
メア氏によると、共同通信が報じた3月6日夜(米国時間同日朝)は日曜の朝だったため、ルース駐日大使とキャンベル国務次官補に対し、報道を否定する電子メールを送信したそう。
そして複数の関係者によると、メア氏のメールはキャンベル氏の理解を得て、東アジア局名で報道を否定する報告書が作成されたものの、スタインバーグ副長官の指示でもみ消されたのだと。というのも、事実関係を報道機関と争っても埒があかず米側に不利との判断があり、「上層部から口止めされた」のだと。
メア氏は産経の取材に応じた理由について、「汚名を返上したかった。愛する日本で、一番嫌われ者の米国人になるのが耐えられなかった」と強調したそうです。
その後、産経で続報がありました。というか記者コラムですが。
それによれば、メア氏は、真相を語ることを欧州の米大使館への「栄転」を条件に口止めされていたとのこと。にもかかわらず、プロ外交官としての立場を捨ててまで依願退職の道を選んだのは「汚名を返上するには退職するしかなかった」からだと。
さらに言えば、「もみ消した」スタインバーグ氏は「中国寄り」であり、近く国務省を退任し、大学教授に「栄転」するそうです(産経4/21)。
最初に書いたように、メア氏の発言はオフレコ講義でのものですから、結局は「言った言わない」の水掛け論にしかならないのでしょうが、ただ、テレビで証言していた日系の男子大学生のミヤギ氏をはじめ、メア氏の講義を受けた学生たちが一体どんな思想の持ち主なのかが気になりますよね。
ヒントは、メア氏がメディアに語ったこの言葉。
「私の非公式講義の後、学生たちは反基地団体の関係するツアーで沖縄を訪れた。発言録は、2か月半後に出席者の記憶をもとに作られた。歪曲されている」(読売4/14)
「沖縄での米軍基地再編を邪魔しようとするグループによる捏造だ」(産経4/15)
ここからは、またまた狼魔人さんに丸投げ(/^^)/
きっと真実が見えてくると思います。
・狼魔人日記4/15付>罠にかかったケビン・メア氏、大バッシングの真相
【そもそもメア氏に沖縄旅行のための事前講義を申し込んだのは、講義メモを書いたミヤギ氏を含14人の学生グループではない。沖縄の米軍基地を視察する「平和学習」の企画を学生たちに持ち込んで、沖縄の米軍基地視察する沖縄ツアーを企画したのは反日左翼弁護士の猿田佐世氏であった】
【当初から反基地のイデオロギーに染められた14人の反戦学生が、メア氏の講義を受けた結果は企画者の猿田弁護士の思う壺であった】
・狼魔人日記4/16付>続・罠にかかったケビン・メア氏、学生たちは何処を訪問して、誰と面談したか
【メア氏の講義が行われた12月3日から約半月後の12月19日、学生たちが属する「沖縄戦や基地問題を学ぶグループ」の沖縄ツアーは、予定通り沖縄での「平和活動」を開始することになる】
【沖縄に来た学生たちが、真っ先に訪問し面談したのは沖縄左翼のドンとも言われる大田昌秀元知事であった】
【さらに学生一行は普天間飛行場、嘉手納基地とお決まりの「平和学習」コースを訪問、沖国大の反戦学生たちとも懇談会を催している。そして一行は名護市を訪問し、今や伊波前宜野湾市長に取って代わって反基地運動のシンボルとなりつつある、稲嶺進名護市長に面談している。極左市長とは面談しても、現職の仲井真知事には表敬訪問さえしなかった学生一行の政治的思惑は非常に分かりやすい。その足で左翼の巣窟と化した辺野古テント村を訪問しテント村の主の安次富浩・ヘリ基地反対協共同代表の案内と説明を受けている】
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■「生駒市市民投票条例(案)」はどうなった?
「震災報道の陰に隠れたニュース」とはまた違うのですが、個人的にどうしても取り上げておきたいことがあります。
昨年秋に、拙ブログで集中的に取り上げた「生駒市市民投票条例(案)」を皆さんは覚えておいででしょうか?
これは実質的に外国人に地方参政権を付与するものです。
このたびの統一地方選で、生駒市(奈良県)でも市議会議員選挙が行われました。
選挙後は議会の勢力図も変わってくるでしょうし、条例案の今後にも影響を与えるはずだということで、私も大変気になっていました。
4月24日に投開票があったのですが、結果はこのようになりました。
って、これ見ても、皆さん「何のこっちゃ?」ですよね(^_^;
私も生駒市に実家があるとはいえ、大阪に引っ越してからもう17年も経ちますし、議員(候補者)の名前を見ただけでは、よく分かりません。
ただ、現時点で少なくとも分かっていることは……
・民主党から立候補したのは3人で、全員落選。その中には、慰安婦問題で知名度を上げた小笹浩樹氏(民主・現)も含まれる。
・但し、無所属で立候補して当選した中には「隠れ民主」が複数いる。
・現市長(住民投票条例を推進する人物)が民間人時代に立ち上げた市民団体「さわやか生駒」出身の候補者は5人いたが、全員当選(ドット模様のくつ底さん参照)。
てか、これだけではやっぱり条例案の進捗具合なんかは全く分かりませんよね。
というわけで、「my日本」の奈良県コミュニティに行って地元の方に尋ねてみました。お返事はこうでした。
「現在、市民投票条例の進展は在りませんが、五月の議会次第かと。中谷さんが市民投票条例に反対してくださるという事です」
他にも2ちゃんねるなど生駒市民が集うコミュニティを覗いてみましたが、今のところ切迫感は全く感じられません。
最初は、この問題の深刻さに皆さんまだ気づいてないのかなと思ったのですが、過去ログを見ると、そういうわけでもなさそうです。
ということは、事態はやはりさほど切迫していないというか、少なくとも昨年11月のパブリックコメント終了時点から前進もしていないし後退もしていない、いったん止まっているということなのでしょう。
あと、以前も言ったように、この住民投票条例あるいは自治基本条例の問題というのは、生駒市だけのものではありません。サヨクや民団などに狙い打ちされた全国の少なからぬ自治体で、この種のおかしな条例がすでに施行されてしまっているか、あるいは制定に向けて進行中です。
皆さんもご自分の自治体のHPなどで現状を確認なさって下さい。
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■菅首相側、外国人献金104万円返金 韓国籍と確認(朝日4/8)
皆さんご承知の通り、朝日新聞が菅首相の在日韓国人違法献金問題をスクープ報道したのは3月11日付の朝刊。
その日さっそく国会審議で野党から追及されている最中に、首相に「これであと2年は首相を続けられるな」と言わしめたとされる、東日本震災が発生したのでした。
この問題で首相が在日韓国人側に震災直後の3月14日に返金していたことが、4月8日に発覚しました。
首相は4月26日の衆院予算委員会でそのことを認め、「弁護士が公的な文書で日本国籍でないことを確認した上で私に代わって返した。決してこっそりやったのではない」と釈明しました(産経4/26)。
とは言っても3月14日って日付がねぇ。被災地や福島第一原発への対応で一番バタバタしてた時期じゃなかったっけ?
返金するタイミングとかも全て弁護士に丸投げしてたのかもしれませんが、だったらその弁護士も相当アホですよね。
■【竹島署名問題】民主・土肥氏が離党届 責任追及やまず引責(産経3/15)
2月下旬、韓国を訪れ、日本政府に竹島の領有権主張中止などを求める「日韓キリスト教議員連盟」の共同宣言に名を連ねたことが発覚、与野党から激しい批判を浴びた土肥隆一衆院議員(兵庫3区)。
拙ブログでもこの問題は取り上げました。UPしたのは地震発生のおよそ12時間前でした。
土肥議員は3月15日午前、岡田幹事長に離党届を提出し、午後の党常任幹事会で了承されました。
が、3月15日といえばテレビも新聞もまだまだ震災モード一色で、このことはほとんど報道されませんでした。
菅首相はドサクサ返金、土肥議員はドサクサ離党……(-.-#)
■空自隊員恫喝 松崎氏事実関係認める(産経3/25)
ネットに記事が見あたらなかったので、産経の阿比留瑠比記者のブログにリンクを貼りました。私は産経を購読してまして、このニュースは紙面でばっちり読みました。載っていたことは間違いありません。
民主党の松崎哲久衆院議員が航空自衛隊入間基地の納涼祭で空自隊員を恫喝したとされる問題で、防衛省が調査結果をまとめました。
それによれば、松崎氏が秘書に車を逆走させたり隊員をうちわでたたいたなどの事実を認定。松崎氏も調査結果を大筋で認めているとのこと。
阿比留記者によれば、この件について民主党は「調査する」といいつつ、これまで引っ張ってきましたが、ようやくこの23日になって衆院予算委員会の理事懇談会で調査結果を報告してきたそうです。
その内容は、自民党の予算委理事である磯崎陽輔氏によると、細かい点で事実とは違う箇所もあるものの、「話の展開は、防衛省のストーリーとおおむね相違はない」ということだったそうです。
この松崎氏の恫喝問題、拙ブログの読者様であればご存知とは思いますが、ご存知ない方、あるいは忘れてしまった方はこちらでおさらいを。
↓
・「おれは歩きたくないんだ!」隊員を団扇で数回たたく 防衛省調査で判明 松崎議員“恫喝”の全容(産経10/11/28)
産経が最初に報道した直後、松崎議員は自らのサイトで「産経の記事は全くの事実無根」と主張してたんですけどね。「隊員には手も足も触れていない」「謀略の類の話」「事務次官通達の逆恨み」とか、かなり強気なこと書いてたんですけどね┐(-。ー;)┌ヤレヤレ(こちら参照)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
震災報道の陰に隠れてしまったニュースで、私が思い出せたものはだいたい以上のような感じで。
震災報道の陰に隠れたために政治生命がつながった民主党の議員って、他にもまだまだいそうですよね。
例えば、国会で主婦年金救済問題を激しく追及されてた細川厚生労働大臣とか。
思い起こせば震災前の菅政権は、というか民主党自体が、もうこんな状態だったわけですよ。
逆に言えば、政権がこういうアップアップの状態の時に、よりにもよって、あの大震災が起こってしまったわけです。
そのことを考えると、心の底から恐ろしくなってきます。
今日(4/29)は原発事故対応のために先月、内閣官房参与に任命された小佐古敏荘・東大教授が「抗議」の辞任をしました。
会見ではこのようなことを述べていました。
「政府の対応は法にのっとっておらず、誰が決定したのかも明らかでなく、納得できない」
「今回の原子力災害で、官邸の対応はその場限りで場当たり的だ。提言の多くが受け入れられなかった」
「(年間被曝放射線量20ミリ・シーベルトを上限に小学校などの校庭利用を認めた政府の安全基準について)この数値を小学生などに求めることは許し難い」(読売4/29)
私は原子力のことはさっぱりですし、この先生のことも全く存じ上げませんが、良心派であるからこそ、いたたまれなくなって辞任してしまったという感じがしました。
慰留したという話も特にないようだし、今の官邸というのはもう全く聞く耳を持たない、耳の痛い話はなおさら聞かない、という状態に陥っているのでしょう。
そのことは、4/27放送「アンカー」のスタジオでのやりとりからも、十分察することができます。
山本浩之キャスター
「民主党の中にも真面目な議員がたくさんいて、建設的な意見を閣内に対してぶつけてるが、何の相手にもされないって言うんですよね」
青山繁晴さん
「自民党の小野寺五典議員(気仙沼や南三陸など被災地が選挙区)も、ここに、高台に土地があるのに、なぜ仮設住宅が建たないのかってことも含めて、彼も国会の中でいくら言っても通らないと」
最後に。
今日(4/29)は、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、Kスタ宮城での開幕戦でした。オリックスを相手に、田中将大投手が完投勝利を飾りました。
選手会長の嶋基宏捕手が、試合後に行った観客に向けてのスピーチの中でこう述べていました。
「この1カ月半で分かった事があります。それは、『誰かのために闘う人間は強い』と言う事です。東北の皆さん、絶対に乗り越えましょう。今、この時を。絶対に勝ち抜きましょう、この時を。今、この時を乗り越えた向こう側には強くなった自分と明るい未来が待っているはずです。絶対に見せましょう、東北の底力を!」(全文はこちら)
感動しました。楽天ファンの夫は号泣しちゃってました(T^T)
ただ、東北がこの未曾有の大災害を乗り越えていくためには、国の支援が絶対に必要です。
なのに、国が、菅政権がこんな状態では、乗り越えられるものも乗り越えられなくなってしまうのではないかと、心配でたまりません。
不幸に見舞われた国民を、より深刻な不幸に突き落としかねない今の無能な政権は倒さねばなりません。
それは同じ日本国民としての責務だと私は思います。
4月30日(土)14時から渋谷でデモがあるそうです。間に合う方はぜひご参加下さい。
また、5月11日(水)14時からは国会包囲のデモが予定されているそうです。
【募金受付まとめ】東北地方太平洋沖地震 被災地に手助けを!
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■「お気楽くっくり」更新済
「昭和」がどんどん消えていきますね。
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■韓国、竹島不法占拠を強化へ 「震災支援とは別」日本の教科書検定へ対抗(産経3/30)
■【教科書検定】韓国が強く抗議 竹島、日本領土明記(産経3/31)
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■竹島「海洋基地」 こんな時に建設強行とは(産経社説4/17)
反日の韓国も、震災発生後しばらくは他国同様、日本に対してそれなりに礼節を持った態度を示してくれていました。
が、「竹島は日本の領土」と明記された日本の中学教科書の検定結果が発表された前後から、通常運転に戻ってしまいました。
ほんとに分かりやすい国だこと(T^T)
「抗議」まではまだ理解できますが、竹島の大型ヘリポート改修工事(5月末完了予定)とか、竹島の北西約1キロ地点で海洋基地建設(2013年竣工予定)とか、こっちが大災害から立ち上がろうと奮闘してる真っ最中に、よくまぁそこまでやれるものだと。
「恥」とか「信義」とかいう概念は、お隣さんにはないのでしょうか。
韓国政府だけでなく民間レベルでも、日本のためにといったん集めた義援金を返金してしまったり、あるいは竹島事業への寄付に転用してしまったり、といったことが起こりました。
「せっかく温情かけてやったのに、独島の領有主張なんかしてくる方が悪い」ってのが向こうの言い分らしいですが、所詮は偽善、自己満足の寄付だったってことじゃないですか?
(もちろん韓国人全員がそうだとは言いませんので、念のため)
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■日韓図書協定 衆院を通過 5月中に発効へ(産経4/28)
もうひとつ韓国関連で私が気になっていたのが、「朝鮮王室儀軌」などを韓国に引き渡す日韓図書協定です。
残念ながら、4月28日午後の衆院本会議で、与党と公明党の賛成多数で可決してしまいました。参院に送付され、5月中にも承認、発効するそうです。
(ちなみに自民党は、韓国にもある日本由来の貴重な図書の引き渡しを求めない政府の方針に反発し、採決で反対したそうです。この件については後述)
可決されてしまったこと自体「はあ?」なのですが、数日前の22日にはこんなニュースがあったもんだから、余計に納得いきません。
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・盗難の長崎の重文 韓国の国宝と「酷似」 外務省が調査依頼へ(産経4/22)
日本の寺院から盗まれた国指定の重要文化財と「酷似」した文化財が韓国で国宝に指定されているとして、外務省が、韓国政府に調査を依頼する考えを示したという報道です。
あんまりこういうことは言いたくないのですが、日本からの盗品を国宝に指定しちゃうような国ですよ?
(もちろん、韓国人が盗んだのかどうかはっきりしませんし、韓国政府もまさか盗品と知りながら国宝に指定したとは思いませんが)
何でそんな国と協定なんか結んで、みすみすこっちの所蔵物を引き渡さなあかんの?そもそも韓国側に引き渡す法的義務なんて全くないにも関わらずですよ?
ましてやこんな話もあるというのに!
↓
・日本由来図書の全容判明 日韓図書協定で外務省調査(西日本新聞4/17)
日韓図書協定をめぐり、外務省が調査した韓国政府所有の日本に由来する関連図書の全容が判明したという報道です。
計100万点を超え、江戸時代の対馬藩主宗家に伝わり、一部が日本で重要文化財指定を受けている「対馬宗家文書」の原本が含まれることも確認されたそうです。
こんな状況で日韓図書協定って、普通あり得ないでしょ?!
自民党内でも「片務的だ」との異論が出ていたそうですが、最初に書いたように結局、衆院通過してしまいました……(T^T)
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■釈放の中国人船長「起訴相当」 尖閣衝突事件(産経4/18)
尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、那覇検察審査会は4月18日、処分保留のまま釈放され、公務執行妨害罪で不起訴(起訴猶予)処分となった中国人船長について「起訴相当」と議決しました。
この議決を受け、那覇地検は再捜査することになったわけですが、本人はもう中国に帰国しちゃってて捜査は実質無理ですから、再び不起訴となるのでしょう。
となると、検審が再び起訴議決→船長強制起訴という道筋が予想されますが、やっぱり本人がもう日本にいないわけですから、公判を開くのは事実上無理かと。
那覇検察審査会に申し立てを行ったジャーナリストの山際澄夫さんたちも、こういう流れになるのは予想されているとは思います。
ただ、あの船長を不起訴処分にしたことがどうしても納得できなかったんでしょう。
てか、山際さんたちだけではなく、国民の圧倒的多数が納得してませんよ、今でも。
だからこそ、たとえあの中国人船長に公正な裁きを下すことが叶わなくとも、「私たち日本国民は納得してないんだぞ」ってことを、中共に対してはっきり示しておく必要があるのです。
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■四川大地震から3年 遺族に広がる無力感 支援の芸術家拘束で(産経4/21)
チュニジアの「ジャスミン革命」以後、中国共産党の民衆への締め付けはますます強くなっています。
これは、そのことがよく表れている報道です。
8万人超の死者・行方不明者を出した四川大地震が起きたのは、3年前の5月12日でした。
あの日、都江堰市という所で、小学校の校舎が倒壊して約300人もの子供たちが亡くなりました。手抜き工事が原因とされています。
この問題で政府を追及し続けてきた芸術家の艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏という人がいます。
政府批判とともに、犠牲となった児童たちの名簿を集めてインターネットで発表するなど、遺族を支援し続けてきた人で、遺族にとっては最大の支援者の一人だそうです。
この艾未未氏が、4月3日に「経済問題」で警察当局に拘束されてしまい、遺族の間では「もうどうすることもできない」と無力感が広がっているという報道です。
遺族のリーダー格だった母親も自宅にはいない状況で、近所の男性は「しばらく見かけていない。刑務所に入れられたのかもしれない。警察がよく来ていたから」と証言しています。
また、別の母親は「今は外国人記者の取材を受けられない」と産経記者の取材を拒否。この母親は昨年まで、香港や欧米メディアの取材を積極的に受けていた人とのこと。
別の遺族も、「艾氏の件についてコメントはしない。すべての支援者に感謝している」と述べるにとどまったそう。
ちなみに警察当局は震災後、遺族が合同で子供たちを追悼することを「社会の治安を乱す行為」として禁じたそうです。
遺族が互いに慰め合うことすら許さない。怖ろしい国です。
思えば、2008年の北京オリンピック開催の時、「これで中国も少しは民主的になるんじゃないか。人権問題も少しは良い方向に行くんじゃないか」と盛んに主張していた人たちが、日本にも大勢いました。
彼らは今、どう考えているのでしょうか。
チベット僧も大勢拘束されました(毎日4/26)。
当局は「正常な宗教秩序を維持するためのもの」などと言っていますが、詳細は分かりません。
そんな中、4月28日、北京で米中人権対話が行われました。
アメリカ側は、「ジャスミン革命」以降、中国国内で相次いでいる民主化活動家の拘束や政府非公認のキリスト教会への圧迫など信教の自由の問題を提起。しかし、中国側はいつもの如く「内政干渉」と突っぱねたようです(毎日4/28)。
中国人民共和国は独裁人工国家です。今後も民衆を人工的に抑え続けていくのでしょう。
巨大な軍事力、経済力を持つことに成功した今となってはなおさらです。このまま国際社会をも人工的に抑え続けるようとするのではないでしょうか。
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■【リビア空爆】カダフィ政権外相、AU緊急首脳会合を要請(産経4/27)
震災前は日本でも連日トップニュース扱いだったリビア情勢。
3月19日に米英仏らが軍事介入した時はさすがに報道されましたが、それもほんとに小さな扱いでしたよね。
現在はどうなってるかというと、多国籍軍による空爆でリビア政府軍は戦力を消耗。政府側は空爆を回避し、政治交渉による解決に持ち込みたい考えでいるようです。
政府側、また、反政府側がそれぞれアフリカ連合(AU)と協議を行っているそうですが、未だに退陣の「た」の字も考えていないカダフィ氏がネックとなって、進展が見込めない様子。
リビアの混乱はまだまだ続きそうです。
他のアラブ諸国の動きについては、Wikipedia>2010年-2011年アラブ世界騒乱から辿ってみて下さい。
原油輸入の9割を中東に頼っている日本にとって、中東のこの不安定な状況は決して見過ごすことはできません。
ウィリアム英王子とキャサリン妃の結婚式を長々と中継する時間があるんだったら、こういうニュースをもっと報道すべきじゃないかと思います。
(今日(4/29)の夜のニュースなんか、民放はともかくNHKまでもが長々と取り上げてたのでガックリ来ました)
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■沖縄集団自決訴訟 大江健三郎さん側の勝訴確定 最高裁(産経4/22)
沖縄戦で旧日本軍が「集団自決」を命じたとする大江健三郎氏の「沖縄ノート」などの記述をめぐり旧日本軍の元戦隊長らが名誉を傷つけられたとして、岩波書店と大江氏に出版差し止めなどを求めた訴訟の上告審。
最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は元戦隊長らの上告を退ける決定をしました。これで大江氏側勝訴の1、2審判決が確定。
争点は軍や元戦隊長らによる住民への命令の有無でしたが、同小法廷は「原告側の上告理由は事実誤認や単なる法令違反の主張。民事訴訟で上告が許される場合に当たらない」として、判断を示さなかったとのこと。
1審大阪地裁は「集団自決に軍が深く関与したのは認められる」と指摘して請求を棄却。2審もこれを支持し、控訴を棄却していました。
2審(高裁)以降は私もあまり追いかけてなかったので、解説は狼魔人さんに丸投げさせていただきます(/^^)/
・狼魔人日記4/24付>腐臭を放つ大江健三郎氏の自己保身
【一夜明けた本日の沖縄タイムスには、昨日の狂乱が嘘のように集団自決関連の記事は一行もない】
【両隊長が命令したり強制して集団自決が起きたのではないということは、既に大阪高裁で確定済み】
【最高裁は、むしろ『沖縄ノート』には誤りがあるが、執筆当時の40年前には「軍命があった」という噂が流布し、それが検証も無いまま「定説」となっていたので、大江氏が「軍命」を「真実と思っても仕方が無かった」と、判断しているのである(「真実実相当性」)】
・狼魔人日記4/25付>恥を知らない大江健三郎氏
【人権保護には喧しいはずの日本の司法が両隊長の人権を踏みにじってでも、ノーベル賞作家の表現の自由を守れと判断したのだ】
【大江健三郎氏が40年前に『沖縄ノート』を書くにあたって真実と信じ込んだ『鉄の暴風』は、その後の検証により伝聞と風評のみのデタラメな本だということが分かっている】
【沖縄紙に識者として頻繁に登場する小牧薫氏は、被告側支援団体の事務局長でありながら『沖縄ノート』の内容に問題があることを認めているくらいだ】
ちなみに狼魔人さんは小牧薫氏についてのくだりで、拙ブログで書き起こした09/2/15放送「たかじん委員会」沖縄集団自決問題を引用して下さってます。お役に立てて光栄です<(_ _)>
ついでに拙ブログのまとめへもリンク貼っておきます。ちょっと情報古くなってますし、狼魔人さんのような立派なブログさんを紹介した後に貼るのは僭越なんですが、ま、入門編ということで(^^ゞ
・07/11/10付:沖縄戦集団自決問題まとめ(1)
・07/11/10付:沖縄戦集団自決問題まとめ(2)
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■全面否定「汚名返上したい」 沖縄県民侮辱発言のメア氏(産経4/15)
「沖縄の人はゆすりの名人」発言の報道で、日本では「悪いアメリカ人の代表」みたいになってしまった感のあるケビン・メア氏。
そのメア氏が「反撃」に出ました。
問題となった一連の発言は、ワシントン市内の大学生に対してのオフレコ講義の場でのものでしたが、メア氏は、報道が、出席した学生が講義から2カ月半後に作成した信憑性のないメモに基づくものであると否定したのです。
メア氏によると、共同通信が報じた3月6日夜(米国時間同日朝)は日曜の朝だったため、ルース駐日大使とキャンベル国務次官補に対し、報道を否定する電子メールを送信したそう。
そして複数の関係者によると、メア氏のメールはキャンベル氏の理解を得て、東アジア局名で報道を否定する報告書が作成されたものの、スタインバーグ副長官の指示でもみ消されたのだと。というのも、事実関係を報道機関と争っても埒があかず米側に不利との判断があり、「上層部から口止めされた」のだと。
メア氏は産経の取材に応じた理由について、「汚名を返上したかった。愛する日本で、一番嫌われ者の米国人になるのが耐えられなかった」と強調したそうです。
その後、産経で続報がありました。というか記者コラムですが。
それによれば、メア氏は、真相を語ることを欧州の米大使館への「栄転」を条件に口止めされていたとのこと。にもかかわらず、プロ外交官としての立場を捨ててまで依願退職の道を選んだのは「汚名を返上するには退職するしかなかった」からだと。
さらに言えば、「もみ消した」スタインバーグ氏は「中国寄り」であり、近く国務省を退任し、大学教授に「栄転」するそうです(産経4/21)。
最初に書いたように、メア氏の発言はオフレコ講義でのものですから、結局は「言った言わない」の水掛け論にしかならないのでしょうが、ただ、テレビで証言していた日系の男子大学生のミヤギ氏をはじめ、メア氏の講義を受けた学生たちが一体どんな思想の持ち主なのかが気になりますよね。
ヒントは、メア氏がメディアに語ったこの言葉。
「私の非公式講義の後、学生たちは反基地団体の関係するツアーで沖縄を訪れた。発言録は、2か月半後に出席者の記憶をもとに作られた。歪曲されている」(読売4/14)
「沖縄での米軍基地再編を邪魔しようとするグループによる捏造だ」(産経4/15)
ここからは、またまた狼魔人さんに丸投げ(/^^)/
きっと真実が見えてくると思います。
・狼魔人日記4/15付>罠にかかったケビン・メア氏、大バッシングの真相
【そもそもメア氏に沖縄旅行のための事前講義を申し込んだのは、講義メモを書いたミヤギ氏を含14人の学生グループではない。沖縄の米軍基地を視察する「平和学習」の企画を学生たちに持ち込んで、沖縄の米軍基地視察する沖縄ツアーを企画したのは反日左翼弁護士の猿田佐世氏であった】
【当初から反基地のイデオロギーに染められた14人の反戦学生が、メア氏の講義を受けた結果は企画者の猿田弁護士の思う壺であった】
・狼魔人日記4/16付>続・罠にかかったケビン・メア氏、学生たちは何処を訪問して、誰と面談したか
【メア氏の講義が行われた12月3日から約半月後の12月19日、学生たちが属する「沖縄戦や基地問題を学ぶグループ」の沖縄ツアーは、予定通り沖縄での「平和活動」を開始することになる】
【沖縄に来た学生たちが、真っ先に訪問し面談したのは沖縄左翼のドンとも言われる大田昌秀元知事であった】
【さらに学生一行は普天間飛行場、嘉手納基地とお決まりの「平和学習」コースを訪問、沖国大の反戦学生たちとも懇談会を催している。そして一行は名護市を訪問し、今や伊波前宜野湾市長に取って代わって反基地運動のシンボルとなりつつある、稲嶺進名護市長に面談している。極左市長とは面談しても、現職の仲井真知事には表敬訪問さえしなかった学生一行の政治的思惑は非常に分かりやすい。その足で左翼の巣窟と化した辺野古テント村を訪問しテント村の主の安次富浩・ヘリ基地反対協共同代表の案内と説明を受けている】
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■「生駒市市民投票条例(案)」はどうなった?
「震災報道の陰に隠れたニュース」とはまた違うのですが、個人的にどうしても取り上げておきたいことがあります。
昨年秋に、拙ブログで集中的に取り上げた「生駒市市民投票条例(案)」を皆さんは覚えておいででしょうか?
これは実質的に外国人に地方参政権を付与するものです。
このたびの統一地方選で、生駒市(奈良県)でも市議会議員選挙が行われました。
選挙後は議会の勢力図も変わってくるでしょうし、条例案の今後にも影響を与えるはずだということで、私も大変気になっていました。
4月24日に投開票があったのですが、結果はこのようになりました。
って、これ見ても、皆さん「何のこっちゃ?」ですよね(^_^;
私も生駒市に実家があるとはいえ、大阪に引っ越してからもう17年も経ちますし、議員(候補者)の名前を見ただけでは、よく分かりません。
ただ、現時点で少なくとも分かっていることは……
・民主党から立候補したのは3人で、全員落選。その中には、慰安婦問題で知名度を上げた小笹浩樹氏(民主・現)も含まれる。
・但し、無所属で立候補して当選した中には「隠れ民主」が複数いる。
・現市長(住民投票条例を推進する人物)が民間人時代に立ち上げた市民団体「さわやか生駒」出身の候補者は5人いたが、全員当選(ドット模様のくつ底さん参照)。
てか、これだけではやっぱり条例案の進捗具合なんかは全く分かりませんよね。
というわけで、「my日本」の奈良県コミュニティに行って地元の方に尋ねてみました。お返事はこうでした。
「現在、市民投票条例の進展は在りませんが、五月の議会次第かと。中谷さんが市民投票条例に反対してくださるという事です」
他にも2ちゃんねるなど生駒市民が集うコミュニティを覗いてみましたが、今のところ切迫感は全く感じられません。
最初は、この問題の深刻さに皆さんまだ気づいてないのかなと思ったのですが、過去ログを見ると、そういうわけでもなさそうです。
ということは、事態はやはりさほど切迫していないというか、少なくとも昨年11月のパブリックコメント終了時点から前進もしていないし後退もしていない、いったん止まっているということなのでしょう。
あと、以前も言ったように、この住民投票条例あるいは自治基本条例の問題というのは、生駒市だけのものではありません。サヨクや民団などに狙い打ちされた全国の少なからぬ自治体で、この種のおかしな条例がすでに施行されてしまっているか、あるいは制定に向けて進行中です。
皆さんもご自分の自治体のHPなどで現状を確認なさって下さい。
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■菅首相側、外国人献金104万円返金 韓国籍と確認(朝日4/8)
皆さんご承知の通り、朝日新聞が菅首相の在日韓国人違法献金問題をスクープ報道したのは3月11日付の朝刊。
その日さっそく国会審議で野党から追及されている最中に、首相に「これであと2年は首相を続けられるな」と言わしめたとされる、東日本震災が発生したのでした。
この問題で首相が在日韓国人側に震災直後の3月14日に返金していたことが、4月8日に発覚しました。
首相は4月26日の衆院予算委員会でそのことを認め、「弁護士が公的な文書で日本国籍でないことを確認した上で私に代わって返した。決してこっそりやったのではない」と釈明しました(産経4/26)。
とは言っても3月14日って日付がねぇ。被災地や福島第一原発への対応で一番バタバタしてた時期じゃなかったっけ?
返金するタイミングとかも全て弁護士に丸投げしてたのかもしれませんが、だったらその弁護士も相当アホですよね。
■【竹島署名問題】民主・土肥氏が離党届 責任追及やまず引責(産経3/15)
2月下旬、韓国を訪れ、日本政府に竹島の領有権主張中止などを求める「日韓キリスト教議員連盟」の共同宣言に名を連ねたことが発覚、与野党から激しい批判を浴びた土肥隆一衆院議員(兵庫3区)。
拙ブログでもこの問題は取り上げました。UPしたのは地震発生のおよそ12時間前でした。
土肥議員は3月15日午前、岡田幹事長に離党届を提出し、午後の党常任幹事会で了承されました。
が、3月15日といえばテレビも新聞もまだまだ震災モード一色で、このことはほとんど報道されませんでした。
菅首相はドサクサ返金、土肥議員はドサクサ離党……(-.-#)
■空自隊員恫喝 松崎氏事実関係認める(産経3/25)
ネットに記事が見あたらなかったので、産経の阿比留瑠比記者のブログにリンクを貼りました。私は産経を購読してまして、このニュースは紙面でばっちり読みました。載っていたことは間違いありません。
民主党の松崎哲久衆院議員が航空自衛隊入間基地の納涼祭で空自隊員を恫喝したとされる問題で、防衛省が調査結果をまとめました。
それによれば、松崎氏が秘書に車を逆走させたり隊員をうちわでたたいたなどの事実を認定。松崎氏も調査結果を大筋で認めているとのこと。
阿比留記者によれば、この件について民主党は「調査する」といいつつ、これまで引っ張ってきましたが、ようやくこの23日になって衆院予算委員会の理事懇談会で調査結果を報告してきたそうです。
その内容は、自民党の予算委理事である磯崎陽輔氏によると、細かい点で事実とは違う箇所もあるものの、「話の展開は、防衛省のストーリーとおおむね相違はない」ということだったそうです。
この松崎氏の恫喝問題、拙ブログの読者様であればご存知とは思いますが、ご存知ない方、あるいは忘れてしまった方はこちらでおさらいを。
↓
・「おれは歩きたくないんだ!」隊員を団扇で数回たたく 防衛省調査で判明 松崎議員“恫喝”の全容(産経10/11/28)
産経が最初に報道した直後、松崎議員は自らのサイトで「産経の記事は全くの事実無根」と主張してたんですけどね。「隊員には手も足も触れていない」「謀略の類の話」「事務次官通達の逆恨み」とか、かなり強気なこと書いてたんですけどね┐(-。ー;)┌ヤレヤレ(こちら参照)。
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震災報道の陰に隠れてしまったニュースで、私が思い出せたものはだいたい以上のような感じで。
震災報道の陰に隠れたために政治生命がつながった民主党の議員って、他にもまだまだいそうですよね。
例えば、国会で主婦年金救済問題を激しく追及されてた細川厚生労働大臣とか。
思い起こせば震災前の菅政権は、というか民主党自体が、もうこんな状態だったわけですよ。
逆に言えば、政権がこういうアップアップの状態の時に、よりにもよって、あの大震災が起こってしまったわけです。
そのことを考えると、心の底から恐ろしくなってきます。
今日(4/29)は原発事故対応のために先月、内閣官房参与に任命された小佐古敏荘・東大教授が「抗議」の辞任をしました。
会見ではこのようなことを述べていました。
「政府の対応は法にのっとっておらず、誰が決定したのかも明らかでなく、納得できない」
「今回の原子力災害で、官邸の対応はその場限りで場当たり的だ。提言の多くが受け入れられなかった」
「(年間被曝放射線量20ミリ・シーベルトを上限に小学校などの校庭利用を認めた政府の安全基準について)この数値を小学生などに求めることは許し難い」(読売4/29)
私は原子力のことはさっぱりですし、この先生のことも全く存じ上げませんが、良心派であるからこそ、いたたまれなくなって辞任してしまったという感じがしました。
慰留したという話も特にないようだし、今の官邸というのはもう全く聞く耳を持たない、耳の痛い話はなおさら聞かない、という状態に陥っているのでしょう。
そのことは、4/27放送「アンカー」のスタジオでのやりとりからも、十分察することができます。
山本浩之キャスター
「民主党の中にも真面目な議員がたくさんいて、建設的な意見を閣内に対してぶつけてるが、何の相手にもされないって言うんですよね」
青山繁晴さん
「自民党の小野寺五典議員(気仙沼や南三陸など被災地が選挙区)も、ここに、高台に土地があるのに、なぜ仮設住宅が建たないのかってことも含めて、彼も国会の中でいくら言っても通らないと」
最後に。
今日(4/29)は、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、Kスタ宮城での開幕戦でした。オリックスを相手に、田中将大投手が完投勝利を飾りました。
選手会長の嶋基宏捕手が、試合後に行った観客に向けてのスピーチの中でこう述べていました。
「この1カ月半で分かった事があります。それは、『誰かのために闘う人間は強い』と言う事です。東北の皆さん、絶対に乗り越えましょう。今、この時を。絶対に勝ち抜きましょう、この時を。今、この時を乗り越えた向こう側には強くなった自分と明るい未来が待っているはずです。絶対に見せましょう、東北の底力を!」(全文はこちら)
感動しました。楽天ファンの夫は号泣しちゃってました(T^T)
ただ、東北がこの未曾有の大災害を乗り越えていくためには、国の支援が絶対に必要です。
なのに、国が、菅政権がこんな状態では、乗り越えられるものも乗り越えられなくなってしまうのではないかと、心配でたまりません。
不幸に見舞われた国民を、より深刻な不幸に突き落としかねない今の無能な政権は倒さねばなりません。
それは同じ日本国民としての責務だと私は思います。
4月30日(土)14時から渋谷でデモがあるそうです。間に合う方はぜひご参加下さい。
また、5月11日(水)14時からは国会包囲のデモが予定されているそうです。
【募金受付まとめ】東北地方太平洋沖地震 被災地に手助けを!
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■「お気楽くっくり」更新済
「昭和」がどんどん消えていきますね。
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Comments
過去の天災時、募金先が定まらなくてユニセフに募金した人は少なくないと思います。同じ子供が子供を支援しようとしての募金がけっこう多かったのではないでしょうか。その気持ちを踏みにじるような行為ですよ。ホントにふざけた団体だなと思いました。この裏切られた気持ちをどこに吐き出せばいいのかわかりません。なら日本支援していないとアナウンスしておいてくれよ、知らなかったとは言えやり切れません。今は大掛かりな詐欺にあった気分です。
はじめて知ったんですがこの人、宮城県の石巻出身だったんですね。
そして、延々と今回の震災について延々と『形而上学的』(?)に解説してましたが、我々のような学のない人間には何が何だかわかりません(笑)
唯一わかっったことは、「逸見庸さんは、常人には理解できない複雑怪奇な哲学を取得しているらしい」ということだけ。
多分彼は、大江健三郎的な「不可思議・難解カリスマ系」と見ました。
こういう小難しい理屈をコネる人間を絶賛する連中は、裸の王様を見ている人々と一緒で、賞賛しないと自分が馬鹿だと思われるのではないかということを恐れるんでしょうね。
番組の中では、自分が以前から今回の大震災を漠然と予想していたかのような言辞を弄して自らのカリスマ性を盛り上げ、唐突に「日本はひとつだとか、大和魂だとかいって応援なんかしてほしくない。被災した人には外国人だって大勢いるんだ!」などと苦虫を噛み潰したような顔で語っていました。
結局この人、震災を機に日本が一つになって助け合おうという雰囲気が我慢ならないようです。
サヨクって本当に変!
全体主義とやらが怖いんだそうで(笑)
日本人が「日本国民」として協働することに拒否反応があるのか、あるいは日本国民が団結する場合、その目標が善良なるものであるはずがない、少なくとも邪な意図を含んでいるに違いない、いやそうあってもらわなければ自分が困る、・・・という「自分の脳内における善悪の構図」が揺らぐという恐怖感か。
>日本はひとつだとか、大和魂だとかいって応援なんかしてほしくない。被災した人には外国人だって大勢いるんだ!
「日本人として団結しよう」と呼びかけることが即外国人を排除することになるんですかそうですか、頭おかしいですねあなた、としか言いようがないですね。現に日本で働いている外国人をいち早く非難させ津波から難を逃れさせた日本人もいるんですが、見たくないものは一向に眼に入らぬようですね。