加計・閉会中審査で青山繁晴さんが質問!加戸前知事の魂の叫びを聞け!(全文書き起こし)
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青山繁晴さんの発言起こしの記事は原則としてコメント欄は閉じているのですが、今回は開放させていただきます。仲良く使って下さいね♪
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※【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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青山繁晴さんが、7月10日(月)の午後3時37分頃から約40分間、参議院の文教科学委員会・内閣委員会連合審査会で質問に立たれました。
テーマは『国家戦略特区における学部新設に関する件』。
加計学園の件をめぐって開かれた閉会中審査です。
青山さんの質疑のみですが、全文書き起こしました。完全起こしです。
・2017-07-05 11:30:07 前川前次官らに質問します (曜日を訂正しました6日土曜→6日木曜)
・2017-07-06 17:47:07 今回もあっという間
・2017-07-09 10:38:07 たくさんのご意見をありがとうございます★質問時間について補足しました
※元動画:https://www.youtube.com/watch?v=hl42tJ73So8
※委員長(赤池誠章さん)の発言は省いてます。発言者の指名だけなので。
※聞き取れない部分が数カ所ありました。○○○で表記しています。聞き取れた方、教えていただければ幸いです。←ひとまず解決済み。皆様ありがとうございました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正する可能性があるので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※この日の朝(月曜)、ふだん通り、青山さんは朝8時から「虎ノ門ニュース」に出演されました。拙ブログでは、毎週、番組の要旨書き起こしをしていますが、今回は予定を変更、急ぎ、閉会中審査の青山さんの質疑書き起こしを優先しました。「虎ノ門ニュース」は後日書き起こす予定です。ご了承下さい。
【追記】閉会中審査7月25日の質疑はこちら→前川氏の虚構と“報道しない自由”を暴いた加戸前知事!閉会中審査・青山繁晴さんの質疑(全文書き起こし)
書き起こしここから____________________________
青山繁晴委員
「自由民主党・こころの青山繁晴です。えー、党利党略のためでなく、ただ国益のためにこそ、不肖ながら質問いたします。よろしくお願い申し上げます(一礼)。
はじめに、九州をまたしても襲った豪雨災害で、犠牲になられた方々とご遺族に、魂から哀悼の意をお伝えしたいと思います。
えー、さて、加戸守行・前愛媛県知事、前川喜平・前文科事務次官におかれましては、参考人としてお出でいただきまして、ありがとうございます(一礼)。お二人は同じ文科省で、加戸さんの方が先輩でいらっしゃるということですから、お名前を先にお呼びいたしました。
えー、質問に入ります。現在の日本では、鳥インフルエンザ、口蹄疫、そしてBSE、狂牛病という深刻な新しい危機が生まれています。鳥インフルエンザは、鳥から鳥にだけ伝染していた状態は、たとえば中国ではすでに終わり、鳥からヒトへ、さらにヒトからヒトへと伝染する、恐るべき事態に進展し、死者も出ております。えー、これは鳥インフルのウイルスが、突然変異を繰り返して、感染力を高めている証拠です。日本においても、高病原性鳥インフルエンザがヒトにまで広がる事態に、常に備えねばなりません。また牛や豚などの口蹄疫は、宮崎県ですでに大発生し、畜産農家に一時は壊滅的な被害を与えました。これもウイルスです。狂牛病もすでに北海道、千葉、神奈川、熊本で発症しています。マスメディアが忘れたかのように報道しないため、危機意識が薄れていることこそむしろ、大問題です。不肖私はもともと民間で危機管理の実務に長く携わって国会に来ました。この動物由来のウイルスを、ウイルスによる人類の新しい危機から国民を守ることが、政府と国会のどれほど神聖な任務か、よく理解しております。
その観点から、いわゆる加計学園をめぐる問題が、取り沙汰されるずっと以前から、民間の専門家のはしくれとして、自治体や政府と連携すべきは連携しつつ、動物ウイルスを扱う獣医師の不足に、私も直面してきました。農水省によれば、全国3万9000人の獣医師のうち、ペット関連の医師の方々が39%と最も多くて、家畜の防疫や改良などを担う公務員獣医師はわずか9%です。えー、今日質問するにあたりまして農水省に改めて問い合わせてみますと、以下のような回答でありました。産業動物獣医師、これはたとえばいま申したウイルスなどに対応できる獣医師です。産業動物獣医師については、十分に確保できていない地域があることから、獣医学生に対して、地元に就職することを条件に、学資を貸与している。えー、このような地域は、産業動物獣医師の確保が困難だと言えます、という回答でした。そして、こうした学資の貸与は、愛媛県では、9件あります。全国で3番目に多くなっています。東京にはこうした貸与は一切ありません。農水省の政府参考人であります小川良介審議官、これで間違いないか、それだけを簡潔にお答え願えますか」
農林水産省・小川大臣官房審議官
「お答え申し上げます。ただいまご指摘の獣医学生等に対して就学資金を貸与する事業でございますが、平成28年度には全国で16地域が事業を実施するなか、愛媛県の計画は9人で、全国で3番目に多くなっているところでございます」
青山繁晴委員
「えー、前川参考人にお尋ねします。えー、あなた様におかれては、日本に獣医師の不足がないから、愛媛県今治市に加計学園が、新たに獣医師学部をつくることは、行政をゆがめることであるという趣旨で発言されていると思いますが、この、いま申し上げた実態はご存知なのでしょうか(議場ざわ)」
前川喜平参考人(前文科事務次官)
「えー、違います。あのー、えー、獣医学部の新設について、一律に申請を受け付けないという、ま、これは告示があるわけでございますが、その告示に対して特例を設けるかどうか、あるいは告示の撤廃を考えるかどうか、獣医学部の入学定員について、えー、定員管理をするというポリシーを捨てるか捨てないか、これは政策論議をすべき問題でありまして、それは、ま、国家戦略特区を舞台にして議論することもできるでしょうし、あるいは一般論として議論することもできます。で、この規制緩和をすべきかどうかという問題と、その規制緩和の結果として、加計学園に獣医学部の新設を認めるかどうかという問題とは、これは次元の違うことでございまして、私がゆがめられたと、いうふうに思っております部分というのは、規制緩和の結果として、加計学園だけに獣医学部の新設が認められるに至ったプロセスであります。その部分が問題であるし、不公平な部分があるんではないか、また不透明な部分があるんではないか、そこの解明が必要だというふうに考えてるところでございます」
青山繁晴委員
「正直いま、前川参考人のおっしゃったことは、ま、僕の予想した通りであります。で、この件については、もう少しあとに改めてご質問いたします。で、いま、加戸参考人におかれては、自治体の最前線でこの獣医師不足に直面してこられました。えー、どのような実態でしょうか。また、前川参考人の先ほどのご答弁、お答えをどのようにお聞きになりましたでしょうか」
加戸守行参考人(前・愛媛県知事)
「お答えいたします。まずあの、参考人でお呼びいただいたことに心から感謝申し上げます。もう、10年前に、愛媛県知事として、今治に獣医学部の誘致を、当時は構造改革特区の名のもとに、申請した当時のことを思い返しまして、鼻も引っ掛けていただかなかったこの問題が、こんなに多くの関心を、10年後に持っていただいてるということに、不思議な感じがいたしております。
当時、愛媛県知事として、たくさんの仕事を預かりながら、県民の生命、身体、財産、畜産業の振興、食品衛生、その他で、一番苦労しましたのが、鳥インフルエンザ、あるいは口蹄疫の、四国への上陸の阻止、あるいは、BSEの問題の、日本への波及の阻止、言うなれば四国という、小さな、島ではありますけれども、こういった感染症対策として、一番防御が可能な、地域という意識もございましたし、そしてアメリカが、この問題で狂牛病の体験を受けて、先端切って国策として、これからはライフサイエンスと感染症対策をベースとした、獣医学の教育の充実ということで、大幅な獣医学部の入学者の増加、そして3つの獣医科大学の新設という形で、懸命に取り組んでいる姿を、横で見ながら、なんと日本は関心を持っていただけない国なんだと。私は少なくとも10年前に、愛媛県民の、そして今治地域の、夢と希望と関心を託して、チャレンジいたしました。厚い岩盤規制で、はね返されはね返され、やっと国際(国家?)戦略特区という枠の中で、実現を見るようになった。いま本当にそれを喜んでもおります。
先ほどの、話にございました、(前川氏の)行政がゆがめられたという発言は、私に言わせますと、少なくとも、獣医学部の問題で、強烈な岩盤規制のために、10年間、我慢させられてきた、岩盤にドリルで、国家戦略特区が穴を開けていただいたと、いうことで、ゆがめられた行政が正されたというのが、正しい発言ではないのかなと、私は思います(議場ざわ)」
青山繁晴委員
「はい。あの、前川参考人と加戸参考人のお話は、ま、見事に食い違ってるわけですけども、その経緯につきましては、もう一度、申します。この1問あとに、お問いかけします。いまの獣医師の問題について、えー、もう一点だけ、ご質問、お二人にいたします。
これまでの獣医師養成には別の問題もあります。実は現在、930名の定員でありますけれども、1200名まで、水増し入学が行われています。これで需要が均衡してると、もしも文科省が判断してるんであれば、この点からも、おかしいのではないでしょうか。これは23%もの水増し入学が横行してるってことでありますから。実は現場の方々にずいぶん尋ねていきました。そうしますと、たとえば教室に入りきれない学生が廊下にあふれて、ま、授業を一種、見学してる、覗き込んでるって実態もある。一番大切な実習も、実は背後から覗くだけという、状態が、これ、大学によって変わりますけれども、起きてる所がかなりあると。
で、文科省は現在、大学の定員超過の是正に取り組んでいる、とも聞きました。文科省に聞きました。ただ、もしも獣医学部の水増しが正されれば、年間270名、なんとほぼ4分の1もの新しい世代の獣医師が減ることになります。えー、これは獣医師の教育が現状の学校では十分でないという証拠でもあり、獣医師養成の学校が足りないという証左ではないでしょうか。前川参考人、この点については、ご見解いかがでしょうか」
前川喜平参考人(前文科事務次官)
「ま、私立大学の定員超過の是正をどうするか、ということは一般的な問題としてあると思います。これは私学助成をどのように活用するかというようなことも含めまして、えー、検討する必要がある問題であろうと思いますが、ただこのー、獣医師の需要がどのぐらいあるのか、それに対してどのくらいの、獣医学部の、入学定員が望ましいのか、これはやはり政策的に考え、また、あのー、おー、定員管理を、政策的に行っていくと、いうことが当面、えー、正しい方法だろうと思っておりまして、ま、いっぺんにこれを撤廃するということは、望ましくないだろうと、私は個人的に思っております。
ただ、その獣医師に関してましてもですね、もし、その、今後養成を増やす必要があるというのであればですね、それはまだ確認されたことではございませんが、もし、今後、獣医師の養成を増やす必要があると、言うのであればですね、それは、既存の大学の定員を増やすという方法もあるわけでありますし、既存の大学には、十分なスタッフが揃っている場合もありますし、さらに十分なその、定員、その、教官組織をですね、さらに充実させるということもあると思います。まっさらに新しく、獣医学部をつくる方が、よほど困難でありまして、その教員をどこから連れてくるかという問題は非常に、難しい問題のはずであります。既存の大学から、その新しい学部に、教員を連れてくるのであれば、既存の大学の教員組織が弱体化いたします。そこをどうするのかという問題ございますから、単に、養成数を増やすということであれば、あー、通常はですね、既存の大学の定員を増やす方が、よりコストのかからない方法であります。で、実際、医師についてはそういう方法をとって、供給数を減らして、いるわけであります。そういった選択も含めて、政策的に考えるべき問題であるというふうに考えます(加戸知事が苦笑しながら頭をさかんに横に振っている。NHK中継より)」
[この画像のみクリックで拡大表示されます]
前川喜平の話に首を振る加戸守行前知事 pic.twitter.com/QOfNbcd7hk
— netgeek (@netgeek_0915) 2017年7月12日
青山繁晴委員
「はい。いま前川参考人がおっしゃったのを、謙虚にお伺いしましたけれども、要は、既存の体制、の強化でありたい。で、それがもしできるならいいんですけれども、それだったら、いまの水増しのような事態が、この獣医師養成機関はみんな志を持ってやってるわけですから、起きるはずがないと思います。ま、そのうえで、もう一度、いまの件について、加戸参考人はいかがでしょうか」
加戸守行参考人(前・愛媛県知事)
「特区の申請をしてから、何回も門前払いを食らいました。いろいろな方策で模索しましたが、一番強い反対は、日本獣医師会でありました。ま、当時、直接の接触はございませんでしたけど、ホームページでは、専務理事が、まあ、今治の、獣医学部新設に関して、えー、ケチョンケチョンの論陣を張ってられました。で、まー、その、中でも、要するに、養成はちゃんとするから、余分なことをするなっていうのが基本であります。
で、当時から私が大変疑問に思いましたのは、まず、獣医師の養成が、私は、こういう言葉を使いましたけれども、箱根の関所から東を関東と言ってました。箱根の関所から東で、8割の入学定員があり、箱根の関所から西の方には、2割の入学定員しかなくて、しかも、私学は、水増し入学はしますから、実質的には、養成される獣医師の数は、箱根の関所から東は、80数パーセント、場合によっては90%近くが、そちらで徴集。で、空白区は、四国であります。獣医師が確保できない。県知事として、いろんな対応をしても、とにかく、たとえば、地方公務員は、競争試験が原則ですけれども、獣医師はもう、無試験でもいいから、どうぞどうぞと言っても、来ていただけない。で、獣医師会の反対は何かと言ったら、処遇しないからだと。じゃあ、愛媛県だけは、あるいは四国は、獣医師の給与体系を、国家公務員の獣医師よりも、上回る体系を作ることができるのか。それは、じゃあ、獣医師が充足された時は給料を下げるのかと。給料の問題は、愛媛は給料が安いから行かないんだよとか、奨学金を出さないから行かないんだよと。全部東京へ来たら、養成して帰すからと。そういうことでいいのかなってことがひとつ。
それから、新しい学部はできないという、それも反対されながら見てました。でも、自分達はどうであったのかと申し上げると大変恐縮ですけれども、大学教授の定員は、10年前と今日と、変わらないままで、アメリカは必死にやってるのに、据え置いたままで、新しいのはつくるなつくるなと。で、今回のケースにしましても、はるかに多い獣医学の教官をつくって、感染症対策なり、あるいは、ライフサイエンスなり、あるいは動物実験による創薬の研究なりと、幅広い学問をやるスタッフを揃えようと思っても、それにブレーキをかけるっていうのが、私には理解できない。それならば自分達で、なぜこの10年の間に、アメリカに遅れないように、スタッフを揃えないんですかと。いまのままで置いておいて、今治にはつくるなつくるなって言う。これはあまりにもひどいではないかっていうのが、私の思いでありました。
少し時間をちょうだいしてよろしければ、私の知事の任期の終わりの方に、民主党政権が誕生して、自民党じゃできないわ、私たちがやると言って、頑張ってくれました。対応不可の門前払いから、実現に向けての検討とレベルアップしました。ああよかったね、で、私は次の知事にバトンタッチしました。ところが自民党政権に返り咲いても、何も動いていない。何もしないでいて、ただ、今治だけにブレーキをかける。それが、既得権益の擁護団体なのかと、いう、悔しい思いを抱えながら、参ってまいりました。
そして国家戦略特区で取り上げられ、私も昔取った杵柄(きねづか)で、いま今治市の商工会議所の特別顧問という形で、この応援団の一員として、参加しております。それを眺めながら、大切なことは、欧米に伍(ご)した、先端サイエンスと、感染症対策と、封じ込めと、私たち日本人の生命がかかる、この問題を、欧米に遅れないような、獣医師を養成しなけりゃならないことに、手を加えないでおいて、今治はだめ今治はだめ、加計ありきと、言うのは、何でかなと思います。
私は、加計ありきではありません。加計学園がたまたま、愛媛県会議員の、今治選出の議員と、加計学園の事務局長がお友達であったから、この話がつながってきて、飛びつきました(議場ざわ)。これもだめなんでしょうか。お友達であれば全てだめなのか。そんな思いで眺めながら、今日やっと、思いの一端はこの場を借りて、申し上げさせていただきました(議場ざわ)」
青山繁晴委員
「あの、加戸参考人におかれては、旧文部省で官房長まで務められたお方で、先ほど申しました通り、前川参考人の先輩でもいらっしゃいます。ま、文科省、あるいは旧文部省が守ってきたいわば既得権益、規制の壁と、それから自治体、特に地域の方々、そして危機に備えなきゃいけない務め、そういうことが、実はやっぱり、齟齬を来していたということが、率直に、ご自分を誇らずに、お話になられたと思います。さ、そのうえで、先ほど前川次官から、加計ありきが問題じゃないかっていう趣旨のこともおっしゃいましたので、えー、時間がだんだん少なくなりますけれども、このお話、このご質問、いたしたいと思います。
というのは、経緯です。えー、愛媛県の今治市に加計学園の岡山理科大学獣医学部を新設することについては、ま、今日の審議でもさまざまな文書、が議題になりましたけれども、省内のメモというのは普段から、僕も政治記者の時代からよく存じ上げております、あふれているということ。で、そういうことに依拠するよりも、閣議決定や、あるいは国家戦略決定をめぐる議事録、公に公開されているものを丹念に調べていけば、えー、これ私の個人見解ですけれども、経緯は非常にはっきりしていると考えています。
まず文科省は、先ほど前川参考人がおっしゃった告示、これを西暦2003年に最初に、この件について出しております。で、この告示というのが、実は今日の部屋にいらっしゃる方はご存知であっても、一般国民は非常になじみが薄いものであって、法律でも政令でも省令でもなくて、いわば役所が出す、一種の、ま、命令というのは言いすぎかもしれませんけれども、相当な力を持ってるものを、役所が実は出すことができると。そういうものが存在してること自体、実はマスメディア、僕は元記者なので、えー、この告示のチェックまで正直やったことないです。ということは国民の方々がこの告示の実態に触れるのは、関係者になった時だけですね。
で、したがって、この告示にまず注目せざるをえないんですけれども、その告示によって、これまさしく前川参考人がおっしゃったとおり、獣医師などの大学新設を事実上差し止める、告示が、2003年に出されました。えー、これは公平のために言っておくと、獣医師だけではなくて、お医者さま、歯医者さま、獣医師の方々、そして船員の方々、この4種についてですけれども、そういう差し止めが行われたわけです。で、この、ごめんなさい、2003年の告示の前からこういう姿勢だったですけれども、告示で改めて確認したということですから、そのために獣医師の大学、学部は、半世紀の間、実に新設されていないわけです。
これに対して、いま加戸参考人がおっしゃった通り、愛媛県と今治市が共同で獣医学部を誘致し、加計学園だけがこれに応じたのが、告示の3年後の2007年です。ですからさっき加戸参考人は、10年の苦闘と。苦闘というお言葉ではありませんでしたけどもそういう趣旨でおっしゃったのは非常に正確な、時系列をおっしゃってます。その後8年間にわたって、加計学園だけではなくて、ここにいらっしゃるまさしく加戸さん、当時の愛媛県知事ら自治体の働きかけがあって、では、新しい需要があることなど、4つの条件を満たせば、国家戦略特区の中に獣医師の学校をつくって良しと、いう閣議決定がなされた。これが、一昨年の、2015年の6月30日です。
で、この前年には、この国家戦略特区の基本方針がやはり閣議決定されていて、だから、どんな方も読むことができます。その中に、こういう趣旨があります。えー、これは先ほど、山本大臣(地方創生担当大臣)がおっしゃったことでもあると思いますけれども、あ、答弁は必要ないですが、えー、ある省庁が規制の緩和を困難とする場合には、その正当な理由を説明するのを義務とすると。これを、ま、難しい言葉だと、挙証責任と言ってるわけですけれども、そういう趣旨が盛り込まれました。そのために先ほど申しました4条件に基づいて文科省は、新しい需要が獣医師にあるのかないのか、2015年度末、えー、つまり、去年の3月31日までに説明する責任が実質的に生まれました。ところが文科省は、年度末までにそれができなかった。で、それを見てなのか、そこで新たに京都産業大学が名乗りを上げました。つまりちょうどその頃、2016年の3月です。
しかし政府、この場合は安倍政権は、これをもって文科省のいわば敗北とはせずに、半年延ばして、2016年9月16日に、国家戦略特区ワーキンググループのヒアリングを行いました。この席で、文科省の課長補佐の方は、こうおっしゃった。新しい需要があるかないかという挙証責任は、大学、これ言葉補ってますけど、大学や学部を新設したいという側にあると。これちょっと言葉を補いましたけども、要するに文科省にないってことをおっしゃったわけです。えー、ところがワーキンググループ側に、今日たとえば衆議院で、参考人でいらっしゃった原(英史)さんなどが、いや、文科省にあると。原さんの言葉、正確に言うと、逆さまになってると。むしろ挙証責任があるのは文科省の方なのに、逆さまに言ってるってことをおっしゃって(議場ざわ)、この、議事録を、どなたでも読めますから議事録を見ていただくと、このあとに文科省の反論は一切ないんです。ね。で、したがって、議論はそこで決着してしまっている。で、なぜ挙証責任が文科省にあるかといえば、これは大学や学部新設の許認可はすべて文科省が握っているからです。文科省も、それが分かっているから反論しなくて、いわばそれで決着してるわけです。もう一回申します。これ僕の推測とか、勝手な組み立てで申してるんじゃなくて、こういうものを、メディアも読み込んでいけば、本当は分かることです。
で、この文科省が、いつも話題、問題になる総理の意向があるという内部文書、前川参考人のご答弁におかれても、これがメモであるという趣旨は、感じられますが、これを作成したのは、この決着した、事実上決着したわずか10日後のことです。2016年9月26日のことです。すなわち、課長級の交渉、この場合、ま、直接は課長補佐ですけど、クラスで言うとだいたい課長級の交渉で決着してしまったことに、改めて内閣総理大臣が口を出すというのは、およそ行政の現場にいる人からしたら、信じられないことです。これ実は、あの、外務省、防衛省に至るまで、僕の記者時代の知り合い全部に聞いていきましたけど、一人もそんなことはありませんと、ね、いうことで、どうして国会でこういう議論になるんでしょうか(ヤジが飛ぶ)という疑問がむしろ僕に提示されました。
で、これはすなわち、ここは僕の推測ですよ、フェアに申しておきますが、文科省の内部向けに、敗北、したことであっても、それは総理のご意向だから仕方ないでしょうという内部向け、に弁明する文書だったと見るのが、一番真っ当な解釈ではないでしょうか(議場ざわ)。
で、この解釈が当たっているかどうかは別にして、現実に動いたのが、日本獣医師会です。先ほど加戸参考人がおっしゃった。獣医師会の蔵内勇夫会長は、最近、西日本新聞のインタビューに答えて、こうおっしゃってます。規制緩和が決まった後は、つまりこの、ワーキンググループのヒアリングで事実上決着したってことを、当事者の獣医師会が一番、痛切にお感じになったわけですから、規制緩和が決まったあとは、確かに1校にして下さいと、せめて1校にして下さいと、お願いしましたと。新設を回避できないなら、せめて1校に限るべきだと思ったからですと。これもどうぞ、インタビューの、もとを確かめて下さい。
で、これを受けて、この年、まさしくこの年の11月秋になって新規参入の、京都産業大学が、次回以降に期待をつなぐ形で、えー、これも、すみません、お名前申せませんが、京都産業大学、あの、取材に応じてないようですけれども、僕の知り合いに確認しましたら、今回だめでも次回以降、期待できるっていうことで、無理をせずに、ここで矛を収めましたと。ね。これは但し、非公式な発言ですから、あの、信憑性は確認できません。で、個人の発言ですから分かりませんが、しかし、皆さんお聞きになってどうですか。これごく真っ当な話ですよね(「そうだよ」と声が飛ぶ)。はい(議場ざわざわ。「分かりやすいよ」と声が飛ぶ)。
そして、その京都産業大学の撤退を、直接受ける形じゃないと思いますけど、翌年、つまり今年の1月に、加計学園が、特区事業者に認定されたわけです。えー、そして、獣医師会の強い希望、そしてこれ、僕は自由民主党のために質問してるんじゃありませんから、国益のために質問してますから申しますが(議場ざわ)、獣医師会による自由民主党を含めた政界への働きかけによって、1校に絞られた時に、もしも去年に、初めて参入した、京都産業大学になっていれば、それこそ何があったのか、大変な問題になったんではないでしょうか。逆に言えば、京都産業大学が、今回については断念なさったのは、獣医師会の、強い働きかけがあったことも、一因ではないかと考えられます。これが、正直、公開された文書を何度も何度も読み返し、隅々まで全部調べたら、この経緯しかないんです(議場ざわ)。
この経緯について、前川参考人にお尋ねします。ちょっと失礼な、物言いになることは許して下さい。そもそもこういった経緯について、現職の時に、こうやって国会にお出でになるような時の前に、詳細にご存知だったでしょうか」
前川喜平参考人(前文科事務次官)
「えー、ま、私が、まあ、現職で文部科学省で仕事をしてるなかでもですね、見えない部分がたくさんございました。どうして30年4月開学が、大前提なのかですね。ここについては、合理的な説明はどこにもございませんでして、結局は官邸の最高レベルが言っていること、あるいは総理のご意向であるというような説明しかなかったと、いうようなことがございまして、これはあの、内閣府の方で、ご説明いただかなければならない部分だろうと思いますけれども、文部科学省からはあずかり知らない部分はたくさんございますので、私が承知していないことは多々ございます。しかし、えー、その、日本再興戦略改訂2015でですね、えー、平成27年の6月に閣議決定された4条件てのがございます。これはやはり閣議決定でございますから、閣議決定である以上、政府部内にあるものは、何省であれ、何府であれですね、あるいは、特区諮問会議であれですね、これは内閣の一員として守らなければならないものだと思っています。で、この閣議決定の中でですね、4つの条件があるわけでありまして、文部科学省としてはこの4つの条件をやはり満たす必要があるということをずっと、ま、こだわったわけでありまして。
えー、その第一は、現在の提案主体による、既存の獣医師養成でない構想が具体化すること。で、これは今治市からそういう構想が出てくるということを想定していたわけであります。で、今治市から確かに何らかの物は出てまいりました。これに対して文部科学省側は何と言ったか。あの、ワーキンググループの、おー、議事録をお読みいただければ分かりますけれども、文部科学省はそのひとつひとつにつきましてですね、えー、これは、既存の大学でできている、すでに取り組まれていることであると、ということを言っとります。で、それに対して、何ら反応はなかったわけであります。ですから、この、文部科学省としてはですね、この4条件に照らして、えー、この、今治市から出てきた提案は、この条件を満たすものではないと、いうことを主張はしておるわけでありますけれども、そこから先の議論になっていないわけであります。そこからあとは、もう、とにかく、決めると。4条件は満たしたと。誰かが決めてしまったと。ま、そういうことでありましてですね。文部科学省として、その、ワーキンググループで、満たしていないという主張はしていることは、お読みになれば分かります(議場ざわ)。
で、これをもって、その、挙証責任うんぬんと言われるのはおかしい話でございますが、あの、まず、その政府内での議論のなかで、どちらが先に、その必要性を述べるかと。これは確かに、議論の順番として挙証責任をまずどちらに負わせるかということあるかもしれませんが、その結果としてですね、内閣府が勝った、文科省が負けた、だから国民に対しては、これをやるんだと説明すると。これでは国民に対する説明にはなりません。この挙証責任の在処(ありか)ということと、国民に対する説明責任とはまったく別物でありまして、国民に対する説明責任はやはり、政府一体として負わなければならないわけでありまして(ヤジ)、えー、挙証責任があって、その議論に負けたから、文部科学省が説明するんだと、こういう議論にはならないはずであります」
青山繁晴委員
「あの、僕は本音のところで、前川さんという人をなるべく信用したいんですけど、いまのお話は非常に不可思議な話で、まずあの、全体としておっしゃってるのは、いま僕が申し上げた、経緯について全部ご存知ないっていうのが伝わってきました。そうはおっしゃってませんけれども。ご存知であればご存知だとおっしゃるはずです。それから、たとえば、その、挙証責任を持つということと、国民に説明するってことは別だとおっしゃいましたが、これ別だったら民主主義は終わりです(「そうだ」と声が飛ぶ)。はい。何のためにこの審議やってるのかも分かりません。
それから、挙証責任っていうことを、むしろ、こう話を、こういう言葉使いたくないけど、すり替えておっしゃったのはいまの前川さんの方であって(議場ざわ)。ね。だからそういうことは、その、何かの志を持って、いまお話しされてるんであれば、なるべく避けていただきたいと思います。
で、そのうえで、時間も迫ってきますから、この件もやっぱり加戸参考人にお考えをお聞きします。どうぞ」
加戸守行参考人(前・愛媛県知事)
「えー、私の古巣でありますけれども、やはりあの、文科省も、時代の進展、国際的な潮流を考え、これでいいのかということは常に、自問自答しなければならないと思っております。私自身が今回の問題にタッチして、それがはね返され、年月が経過する度に、当時同時並行で、たとえば、薬学部、これが医薬分業がありまして、いっぺんに入学定員が6000…、5000数百…、6000人近く増えました。大学の数も、えー、2倍近く増えました。でも、そのことに関して、需要ではどうだ、供給でどうだ、挙証責任がどうだと、誰も問題にされていなかったと思います。で、いま、何が起きてるかというと、今後何万人という、薬剤師の過剰供与、それをどうするかっていうのは深刻な問題だということになってる。かたや、獣医学部はびた一文だめです、そして、挙証責任がありますとか、私は関係しておりませんでしたけど、論議を聞きながら思いますのは、少なくとも私の知る限り、提案した時点から、東京の私学の獣医学部は、45人とか50人とか50数人の、教授陣容のままで、時代の進展に対応しないまま、今日に来ております。その中で、今治で計画してる獣医学部は、72人の教授陣容で、ライフサイエンスもやります、りんし…、感染症対策もやりますと、さまざまな形での、もちろんそれは、既得のたとえば医学部の一分野で、何かやられてるかもしれませんけど、そういう意欲を持って取り組もうとしてるのに、その、何と言うんですか、いびりばあさんじゃありませんが、薬学部ならどんどんつくってもいいけれども、獣医学部はびた一文だめだって、こんなことが、いったいこの、国際化の時代に、欧米に遅れていけない時代に、ありうるんだろうかというのが、私の思いで、参りました。屁理屈はいいんです。
ただ、それからもうひとつ感想を述べさせていただきますと、私は霞ヶ関で30数年生活いたしました。省庁間折衝というのはあります。自分の思いを、省を代表して、激しい言葉も使い、場合によっては虎の威を借る狐のような発言もあり、でも事柄が決着したあとは、酒を酌み交わして、そして、お互いの、ああ、あんたもきつい言葉を使ったねと言いながら、決まったことに向かっての次の施策へ向かって行く。これが、霞ヶ関の文化でした。今回は霞ヶ関の文化が感じられません。時代が変わったんでしょうか。少なくとも、日本国民にとって、時代の潮流のなかで、どこが何を求めているのか、それに対応するにはどうすればいいのかを、考えることであって、私は本質の議論がされないままに、こんな形で、獣医学部がおもちゃになっていることに、甚だ、残念に思います」
青山繁晴委員
「はい。時間はあと6分になったんですけれども、えー、前川参考人が、文科省の不正な天下り事件に関わられて、お辞めになったことはまあ、公然たる事実であります。で、この天下りの実態について、この日本記者クラブで、前川参考人が6月23日に、記者会見なさった時に、自分はその詳しい実態を知らなかったと、いうことを、その、お話になってます。で、これは正直、あの、僕は大変、驚きを持って、その記者会見を拝見しました。動画でも、記録でも拝見したんですけれども。
これが事実だったら事務次官の責任放棄か、怠慢、と言わざるをえませんし、事実でないんだったら、天下りあっせんの、そもそも違法につい…、違法性について、認識が足りないんではないかと、いう根本問題につながりかねないと思います。えー、時間、何とか作って、前川さんにちゃんとお答えいただきますけれども、たとえば獣医師会の蔵内会長は、この医師会内の春夏秋冬というご自身のエッセイで、何を書かれていらっしゃるかというと、既存の獣医師の改善待遇、に、意を砕かれていると。そのためにも獣医師が増えることには反対すると。直接的には獣医師増に、つながる学校の増設には反対する意志、これエッセイで明確にお書きになってます。で、この獣医師養成の機関を含めて学校の許認可権はすべて、文科省にあるわけです。だから学校は天下りの文科官僚を受け入れ、文科省は次官以下が、学校への天下りを法を犯してでも進めたから、前川参考人におかれても、この問題で辞任なさったわけです。
えー、この獣医師会に見られるような、これも、獣医師の方が全部そうだとは僕はとても思いません。しかし会としては、既存の学校だけを守ろうとする姿勢と、天下り問題は密接につながってるんではありませんか。すなわちこれは、既得権益を、政・官・財・民、もうとにかくありとあらゆる所が一体で守ろうとする日本の闇につながっているんではないでしょうか。学校の設置許可も、良い学校が残っていくと良き競争に任せないで、既存の学校をとにかく守る、妥当な規制緩和であっても、やらないという姿勢が、現在の文部科学省ではないんでしょうか。その懸念を、今日の審議でも大変感じました。
あと4分あります。すみません、前川参考人、できれば加戸参考人と、2分ずつ割っていただいて、えー、すみません、簡潔にですが、前川参考人のご見解をどうぞ」
前川喜平参考人(前文科事務次官)
「えー、この国家戦略特区における、今治市における、獣医学部設置の問題、この問題をめぐる議論とですね、この、いわゆる天下り、再就職規制違反に係る問題と、これは結び付けて議論をするのはやはりおかしいと思います(議場ざわ)。ま、仮に結び付けるのであればですね、えー、具体的な事例は、木曽理事の問題です。木曽理事は確かに、私の先輩でですね、えー、内閣府官房参与をしたうえで、えー、内閣官房参与の身分を持ったまま、あー、加計学園の理事になっておられまして、その2つの肩書きを持った状態の時に私のとこにお出でになりまして、えー、まあ、加計学園の獣医学部の新設に向けてですね、働きかけをされたと。こういう、その、OBによる現役に対する働きかけこそがですね、やはり、いわゆる天下り問題の弊害の、ひとつの端的な例だと思っておりますが、私はこの木曽理事の働きかけにつきましては、それをもって、何らかの政策判断に影響させるということは、いたしませんでした。ま、その事実だけは、あー、担当から伝えましたけれども、それをもってですね、何か、その、忖度をするとかですね、便宜を図るとかですね、審査を甘くするとか、態度を軟化させるとか、そういったことはすべきでないと思っておりましたし、実際にそういうことにはなっておりません。この天下り問題と、この、おー、獣医学部をめぐる問題とをですね、結び付けて議論することは誤りだと思います」
青山繁晴委員
「いや、僕は結び付けなればいけないと思っています。そこが一番違うところですが、前川さん、最後に、加戸さんの話をいただく前に、一言だけ申せばですね、文科省はこのほど、文部科学白書を発表しました。その冒頭の3ページに異例な言葉が入っていて、組織的な天下りの問題について、省をあげて猛省する。そして国民に謝罪して、3人の事務次官経験者は、すなわち、前川さん、あなたを含めてです、あっせんの構造づくりや、運用に関わっていた責任を、極めて重く受け止め、停職相当の評価としたと。そういうふうにお書きになってるわけです。この、後輩の方々が苦しんで書かれた、この文章を、いまのご答弁は、これちょっと裏切ってるんじゃないかと思いました。
すみません、あと1分になりましたが、加戸参考人、どうぞ。よろしくお願いします」
加戸守行参考人(前・愛媛県知事)
「ありがとうございます。若干感情が高ぶって、思いの丈を申し上げすぎました。ただひとつだけ、触れていなかったことがございます。さまざまなことがございましたけれども、眺めながら。6月13日の国家戦略会議、諮問会議の民間有識者の委員の方々が記者会見をされて、私は人に知らされて、インターネットの、えー、あの、中継ではなくて、何て言うんですかね、あ、YouTube、YouTubeで1時間半、拝見させていただいて、感激しました。特に、今回の規制緩和に関して、心に一点の曇りもなく、やったということで、これが、今回の、大きな事件の、結論だったんだろうなと。これが国民に、知ってもらうべき重要なことなんだなと、私は思いました。
たくさん、いままで私のとこに取材が、ありましたけれども、都合のいいことはカットされて、私の申し上げたいことは、取り上げていただいた、メディアは、極めて少なかったことを、残念に思いますけど、あのYouTubeが、すべてを語り尽くしているんではないかなと、思います」
青山繁晴
「ありがとうございました。終わります」
※加戸さんが最後に言われた動画はおそらくこちら。
(全録)加計学園・獣医学部新設 有識者が会見 その1
(全録)加計学園・獣医学部新設 有識者が会見 その2
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____________________________書き起こしここまで
「虎ノ門ニュース」などで青山さんが何度か指摘していた(たとえば6月26日放送分)、前川前次官や元次官らが暴力団の関与する出会い系バーに通っていた件については、質問がされませんでした。
これを質問しないことは、事前に(日曜に)青山さん自身がブログで表明されていました。
要は、今回は質問時間と答弁時間を合わせて41分しかなく、答弁者がどれくらい話すか事前に全く予想が付かないので、本質の行政論だけに絞りこんだということだそうです。
私もその方がよいと思っていました。
青山さんが出会い系バー関連は質問しないとブログで表明したことで、ネットの一部で失望の声。冷静に考えましょう。質問する自民議員は衆参1人ずつ。貴重な質問時間は本筋論に使うべき。それに出会い系バー質問は逆にメディアに「政権与党がまた前川氏を貶める印象操作!」と攻撃される可能性大。
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月9日
さて、この日の青山さんの質問と加戸守行・前愛媛県知事の答弁、メディアでどの程度、報道された(される)のでしょう?
NHKが生中継したといっても、平日昼間の時間帯ですから、全部通して見たという人はあまりいないでしょう。
録画しておいた人も、衆院4時間(放送されたのはこれより短いが)+参院3時間=7時間という長丁場ですから、全部集中して見るのは難しいですよね。
(私も録画はいちおうしたけど、他の人の質問はまだあまり見れていません)
結果、多くの方が審議の内容を、テレビニュースや新聞など既存メディアの報道で知ることになります。
既存メディアが、自社の主張に合うように発言を都合良く編集したり、「報道しない自由」を行使したりというのは、日常茶飯事です。
たとえば、夕方、FNNのニュース番組をたまたま見たところ、加戸前知事の「一番強い反対は、日本獣医師会でありました」という答弁を流した後で、それを打ち消すように、日本獣医師会顧問・北村直人氏の「そんなことはない。獣医師会を悪者にしようとしている」旨のコメントを流していました。
NHKニュース7はこんな感じで…
はじめまして。早速NHKが加戸さん発言をこのように切り取っています。 pic.twitter.com/vqwBVASu6i
— ピキちゃん (@pisankun) 2017年7月10日
加戸さんは、青山さんの質問に対して、このように答弁しています。
「私は、加計ありきではありません。加計学園がたまたま、愛媛県会議員の、今治選出の議員と、加計学園の事務局長がお友達であったから、この話がつながってきて、飛びつきました」(動画18:00頃〜)
「加計ありきではありません」とはっきり言ってるのに、真逆に編集されてる!?
何これ!TBSよりひどい!とびっくりしたのですが、あとで調べたら…
調べたら、青山さんの後、公明の里見氏の質問に、加戸さんは「12年前から今治にきてくれたのは加計学園だけだった。愛媛県としては『加計ありき』だった」と答弁。「加計しかなかった」という意味でしょうが、NHKやテレ朝などは「加計ありき」って文言だけを切り取って都合良く編集している模様。
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月10日
要するに、青山さんに対する答弁と、里見さんに対する答弁を、NHKは切り貼りしたわけですね。
青山さんは日曜のブログですでにこう予想されていました。
【今回の質問については、本道を見失ったとしか思えないこの頃の野党と,その野党と不埒なことに事実上、一体になったマスメディアによってさまざまな歪曲がなされるでしょう。
ぼくごときをご苦労にも陥れたい勢力、外国の工作機関を含む勢力もどっと動くでしょう。
それはすべて覚悟の上です。】
せめてネットで正しい情報を伝えていかねば。
拙ブログのこの書き起こしが、一助になれば幸いです。
あと、どうでもいいようで、どうでもよくない話をひとつ。
民進党の杉尾秀哉議員が、終始ヘラヘラと薄笑いを浮かべていたのが気になりました。
青山さんが発言してる時もそうですが、加戸さんが発言してる時も。
※加戸さんの発言が終わって青山さんにカメラが戻った時、杉尾議員がヘラヘラしている場面が複数あり、加戸さんに対してもヘラヘラしていたことは間違いありません。
何て失礼な男だろうか(-.-#)
NHKの中継では角度的に映ってなかったかもしれませんが、ネットの動画ではばっちり映ってます。
★おまけのツイート
民進・大串「加計ありきはどの点でそう感じた?」前川「獣医学部新設を求めている大学として文科省としてはっきり認識していたのは加計学園だった。他にも関心を持っている所はあったが、明確に獣医学部を作りたいという意思を伝えて来ていたのは、私の認識では加計学園のみ」『加計ありき』はどこへ?
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月10日
平井「まさかあなたが文章を流出させたんじゃないでしょうね?否定してください」
— のー (@namcat) 2017年7月10日
前川「お答えを差し控えます」
平井「あなたが流出させて、あなたが本物だと言ってるんじゃ茶番なんですよ。否定してください」
前川「差し控えます」#国会中継 #kokkai #nhk
茶番じゃねーかw
維新除く野党はワーキンググループの原英史氏には質問しませんね。話が終わってしまうからでしょうか。
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月10日
★速報テキスト:https://t.co/GT0O0U52dq pic.twitter.com/uKc35codom
丸山穂高「現職の時は文章を見てないと言ってたのに文章に信憑性があるという主張は変では?」
— DAPPI (@take_off_dress) 2017年7月10日
前川喜平「状況把握する作業はよくする!作成者を信用してる!」
丸山穂高「ほぼ100%と言ってた割には推測が多いような…」
その通り!
前川は自分の願望を述べてるだけにしか…#kokkai pic.twitter.com/eYZ8YGkRd9
【閉会中審査】出会い系バー問題で前川喜平氏「『調査』という言葉は適切でなかったかもしれない」https://t.co/c7Vz9V19jc 『調査』でなければ何だったのか。維新の丸山穂高衆議院議員の質問。
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月10日
閉会中審査、午前(衆院)は民進党が森友の資料を配布したいと言い出して開始が30分ほど遅れた。午後(参院)も民進党が同じようなことやって、約20分遅れで今始まりました。
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月10日
青山繁晴さんの質疑良かった。加戸さんの話は鳥肌。前川さんはすり替え。
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月10日
加戸さん「今まで私のところにたくさん取材があったが、都合の悪いことはカットされ、私の申し上げたい事を取り上げてくれたメディアは極めて少なかった」。今日の加戸さんの発言もそうなるのか。全文ブログに書き起こします。
ハフポストのテキスト速報、青山さん、加戸さんの発言、肝心な部分がすっぽりと抜け落ちている(15:53の次が16:16って間が空きすぎ)。やはり都合が悪いのか。https://t.co/MovaOiLuPX
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月10日
ハフポストは朝日系。自社に都合の悪い発言は載せない。なるほど納得。
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月10日
加戸・前愛媛県知事は、「私は、加計ありきじゃありません。加計学園がたまたま、愛媛県会議員の、今治選出の議員と、加計学園の事務局長がお友達であったから、この話がつながってきて、飛びつきました」と言ってましたが。真逆に編集されてるようですね。 https://t.co/re5fR35qNA
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月10日
調べたら、青山さんの後、公明の里見氏の質問に、加戸さんは「12年前から今治にきてくれたのは加計学園だけだった。愛媛県としては『加計ありき』だった」と答弁。「加計しかなかった」という意味でしょうが、NHKやテレ朝などは「加計ありき」って文言だけを切り取って都合良く編集している模様。
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月10日
“前川流”流暢答弁も天下り問題では色なす一幕も 省内では関心低くhttps://t.co/sk78QMLce1【自民党の青山繁晴氏が、文科省が天下り先確保のために獣医学部の規制緩和を認めていないのではないかと指摘すると、「天下り問題と獣医学部設置の問題を結びつけるのはありえな…】
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月10日
モーリー「加計はそもそも様々な視点がある。メディアはそれを能動的に初めに取材できた。が、野党の政権への追及という事でショーアップに加担。下手すると信頼を失うのは自民党よりメディアかも。本来の機能を果たしてこなかった。エンタメと報道を混同した。大衆も免疫をつけるべき」#ユアタイム
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月10日
昨日のニュース番組は加戸さんの「加計ありき」を切り貼り、今日の情報番組は(現時点まで)加戸さんの存在そのものを無視。よほど都合悪いのか。青山さんの質疑書き起こし、大勢の方に誤字等のご指摘をいただき、だいぶ完成に近づいています。皆さんとともに作ったテキスト。ありがとうございます。
— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年7月11日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※この日の質疑者リスト(国会中継@ウィキによる)
衆議院は約30分、参議院は約20分、審議開始が遅れたため、実際の質問時間とはずれています。
<衆議院>
09:00-09:40 福島 伸享(民進党・無所属クラブ)
09:40-10:15 緒方 林太郎(民進党・無所属クラブ)
10:15-10:45 宮本 岳志(日本共産党)
10:45-11:15 平井 たくや(自由民主党・無所属の会)
11:15-11:45 吉田 宣弘(公明党)
11:45-12:25 大串 博志(民進党・無所属クラブ)
12:25-12:40 吉川 元(社会民主党・市民連合)
12:40-13:00 丸山 穂高(日本維新の会)
<参議院>
14:00-14:25 蓮舫(民進党・新緑風会)
14:25-15:00 桜井 充(民進党・新緑風会)
15:00-15:15 田村 智子(日本共産党)
15:15-15:56 青山 繁晴(自由民主党・こころ)
15:56-16:20 里見 隆治(公明党)
16:20-16:35 清水 貴之(日本維新の会)
16:35-16:50 森 ゆう子(希望の会(自由・社民))
16:50-17:00 松沢 成文(無所属クラブ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※拙ブログ関連エントリー1(加計問題と前川前次官〜「虎ノ門ニュース」書き起こし)
・5/29付:前川氏“出会い系バー”暴力団関与&元次官も出入り!?・報道されぬG7・“共謀罪”・北またまたミサイル…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
・6/12付:加計問題で都合の悪い話は報道しないメディア・“共謀罪”・女性宮家…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
・6/19付:世論調査を信頼するな・「数の力を背景に」ってクーデターか?・小池知事が豊洲移転表明へ…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
・6/26付:加計問題は旧文部省の利権構造が生み出した!官僚らが証言した前川氏の闇…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
※拙ブログ関連エントリー2(青山さんの過去の国会質問)
・16/11/10付:青山繁晴さん国会初質問〜経済産業委員会(JOGMEC法改正)〜
・17/2/15付:【動画付き】青山繁晴さん国会質問〜資源エネルギー調査会(福島原子力災害)〜
・17/3/2付:【動画付き】青山繁晴さん国会質問〜予算委員会(拉致被害者救出部隊など)〜
・17/4/13付:青山繁晴さん国会質問〜資源エネルギー調査会(朝鮮半島危機と原発の危機管理)〜
・17/4/26付:【動画付き】青山繁晴さん国会質問〜経済産業委員会(福島原子力災害)〜
・17/5/17付:【動画付き】青山繁晴さん国会質問〜経済産業委員会(防衛に関わる高度な技術を他国に盗まれないようにする=外為法改正)〜
・17/6/9付【動画付き】青山繁晴さん・中山恭子さん国会質問〜北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会〜
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購入すると少しでも今後の活動費の助けになるかも?
(青山さんは個人の寄付も一切受け取らないそうです)
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue)
尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
アニメ「めぐみ」配信中。
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お手数ですが規約(13.5.9改訂)に一度目を通された上でお願いいたします。
青山繁晴さんの発言起こしの記事は原則としてコメント欄は閉じているのですが、今回は開放させていただきます。仲良く使って下さいね♪
Comments
ご指摘ありがとうございます。聴き直しましたが、確かにそのように言われておられるようです。起こしを修正しておきました。
書き起こしありがとうございます
期待はしていませんでしたが、やはり今回の内容の報道は想像通りでした
いえ思った以上かな
一歩でも上に上がれれば良しと多くは望んでいませんでしたが、それも阻止しようとは・・と、またショックを受けてます
それでも戦わないといけないと思います
殆ど何もできないけど気持ちは絶対に挫けない
日々ますます強く思います
そんな思いが安倍さんに届いたら良いのですが
ちゃんと付いてきてる人はいる
たから自信を持って心おきなく政治をして行って欲しい
信じてる人はいっぱいいると分かってもらえてるでしょうか
一緒に戦ってる人はいっぱいいる
分かってもらえてたら良いなと思います
青山さんの中継やってました。
なんか、天下り問題の腹いせで
前川さんが騒ぎを起こした印象です。
ただし、官邸も自信があれば裁判
に訴えたらと思いますが、いろいろ
事情があるんでしょうね。
そしてありがとうございました。とても感謝いたします。
安倍総理に丁寧な説明を要求している
人たちは、加戸氏のこの発言起こしをよく読んでほしいものです。
青山繁晴さんが国会議員になって よかった!!
くっくりさんの尽力に感謝いたします。
今朝のニュースを観ていても、青山さんの質問や加戸前知事の証言を伝えないだけでなく、あの前川助平さんが人格者のようにされているのは神業の編集としか言いようがありません。
マスコミに依頼する人や団体や国があるのでしょうが、世論に直接毒を撒き散らすテロリストはマスコミだと思います。今日から施行されるテロ等準備罪が厳格に施行されることを期待します。
ご指摘ありがとうございます。辞書などで意味を確認のうえ、起こしを修正いたしました。
学生時代の友人の繋がり、仕事で知り合った人の繋がりを大切にするのは当然だと思っていますし、ビジネスの現場に一切のお友達関係を持ち込まないなんて不可能だと思うのですが、なぜ今回の件に関して叩かれまくってるんでしょうね。
カンナオトとソフトバンク孫のお友達関係から太陽光発電ビジネスにつながったのは問題無いのですかね?他にもいろいろあるでしょ?
このように書き起こしていただくと短時間で真相が理解できます。
本当はマスコミがすればよいのですが無理なのでしょうね。
恐らくマスコミが誕生したプロセスがぼやきくっくりさんのような行動なのだと思います。
それが長い間に報道の精神が失われ暗黒時代になったのだと思います。
私は、昨日、テレビをつけたら、たまたま青山さんの質疑の場面でした。
感想は、というと、前川氏がうまいぐあいに論点をズラしているな〜、というものでした。
ますます前川氏の人間性に疑いを持つようになりました。
それにしてもテレビはひどいですね。
NHKの夜7時と9時のニュースでは前川氏の「誰が情報を流したかは申し上げられません」という言葉を流していましたが、そんなもの牧野美穂に決まっているではありませんか。
ネット上では名前も顔も割れているのに。
前川氏の許しがなければ報道しないという談合でもあるのでしょうか。
メディアは本当に腐っています。
自分の主観で問い詰めるのではなく、前川VS加戸という元文科省出身の二人を対比させ、身を削って働く人の言葉で、メディアのピエロの言葉を打ち消していくのは見事な手法でした。
しかし、メディアの信頼崩壊していくんだろうなと思います。動画情報恐るべし。
結局はマスコミが加える歪みでおかしくなるなぁと思いました。
テレビ・新聞離れがまた加速するのではないかと思います。
地方に獣医学部が出来たら、物価の高い東京だったら難しいけど、地方なら出してあげられる家庭、通わせてあげられる家庭というのもあるのではないでしょうか。
そうする事で、学力はありながら、経済面で断念した優秀な学生が、獣医学部へ進学できる道も開けると思います。
これは既得権益で狭き門となってしまっている他の学部にも言える事だと思うのです。
昨日は忙しく、民放夕方のニュースとNHK9時のニュースちらっと見ただけですがほとんど質疑について報道なく、あれ?今日じゃなかったのかな?と思ってたほどでした。
くっくりさんのツイートでやっと、あったやん!しかもかなり見るべき点あるやんと。
早朝の朝日放送では、質疑の中身についてはつっこまずに、安倍さんが不在なのがダメだ、みたいに言ってて失望しました。
正直くっくりさんのブログを読みながら動悸が早まるのを感じたほど、青山さんも加戸さんも真摯に話しておられるのが伝わりました。どうしてこれが国民の耳に届かず、安倍首相終わりだと印象づける言葉ばかり多く放送しているのかと一方的な報道に腹立ちを覚えます。
全部、動画を見ましたが、やはり
文字になると違う部分が見えてきて、とても参考になりました。
ありがとうございます。
さて、「箱根の関」発言の前あたりで、前後の文脈から「養成」であろう部分が2箇所「要請」になっています。
ご参考までに。
更には加戸前知事の発言内容も全てスルーという、正に『報道しない自由』を謳歌するTV報道姿勢に腹が立ちます。
ご指摘ありがとうございます。修正しておきました。
前川氏の説明で意味不明な箇所があります。
青山氏の質問
「戦略特区の基本方針」の閣議決定に、「ある省庁が規制の緩和を困難とする場合には、その正当な理由を説明するのを義務とする」(挙証責任)
文科省はその理由を期限を延長してもらっても説明できなかった。
前川氏の答弁
A 文科省は閣議決定4条件にこだわり、諮問会議で、4条件のひとつひとつを「既存の大学でできる」と説明したし、今治が4条件を満たさないことも説明した。が、それに対する(ワーキンググループからの?)反応はなかった。これは議事録にある。なのに、「今治に決定だ」とWGに言われた。
このあとが私には意味不明です。「政府内での議論のなかで、どちらが先に、その必要性を述べるか」
「政府内の議論」とは、WGでの、委員・内閣府vs.文科省の議論ということでしょう。
「どちらが先にその必要性を述べるか」とは、今治にする必要性を委員・内閣府が先に述べるか、文科省が先に述べるか、どちらにすると言うことか? あるいは、今治にする必要性がない(?)と文科省が先に述べるということか?
いずれにしても、「挙証責任は文科省」という閣議決定に、A段落の理由で違反してもいいということになります。これが反論になっているのでしょうか。4条件の閣議決定のほうが、挙証責任の閣議決定より上位にあるとでも言うのか?
その後は蛇足で、「文科省が議論に負けたから今治を特区にする、では国民に対する説明にならない。国民に対する説明は政府一体で(WG一体と言うことと推測)すべきで、挙証責任の議論に負けた文科省が説明するということにはならない」とは、まさしく青山氏の次の発言にある「挙証責任を持つということと、国民に説明するってことは別だとおっしゃいましたが、これ別だったら民主主義は終わりです」に尽きる。
これが反論できないということは、「議論に負けた課長級の言い訳」と言うキモに反論できないということでしょう。
しかし、テレビは青山氏の質疑を完全黙殺ですな。理解できないのか、理解しているが触ると危険と考えているのか。
それともう一つ。福本何とかさん(ひるおび午前。毎日新聞)は政府側の「記憶にない」は責めるけれども、前川氏が、断言できないこと(官邸の意向が働いた)はすべて「思います」で逃げていることは指摘しない。それも指摘してこそフェアだろう。
松本サリン事件で当時自らがキャスターをつとめるTBS「ニュースの森」に
今では冤罪と判明している河野さんを疑惑の人として呼びつけ、
生放送で犯人として決めつけるような質問を浴びせたようですね。
また日本テレビのスクープで、
TBSが放映前の坂本弁護士のインタビュービデオをオウム幹部に見せた
と報道した時、同じくTBS「ニュースの森」のキャスター杉尾秀哉氏が
これは後のオウム幹部の公判において当事者の供述やメモが明らかになり、
TBSはビデオを見せたのこと事実であることを渋々認めることになりました。
こんな来歴の持ち主と分かればあのニヤニヤ笑いも納得がいきますね。。
議員の資格なんて無い男だと私は思います。
私はリアルタイムで視聴しておりましたが、管理人様もご指摘のとおり、後ろの杉尾(あえて呼び捨て)が不愉快で質疑内容に十分には集中できませんでした。
この書き起こし、大変ありがたく思っています。
丸山議員の質疑と原委員の答弁もこの問題の核心を突いていると思うので、書き起こしをお願いできますか。
私はネット中継を見ていたのですが和田議員が頷きながら真剣に聞かれていたのが印象的でした。が、その後杉尾議員の態度のコメントが出てきてTVをつけたら、なるほどニヤニヤしてましたね。
昨夜UPされた報道特注を見たら最後の方に足立議員がこの問題の本質は文科省学校法人全体のありかたではないか?とおっしゃっておられて以前虎ノ門で青山さんがおっしゃっていた文科省の問題にも根っこは繋がっているのではないか?と思った次第です。
しっかし、メディアはここまでやったら自分たちの首を取られかねないのにまだわからんか!?
でも都議会選でも成功したから、まだまだイケる!と思っているのでしょうかねぇ。
あとは加戸さんの今治マフラーが似合っていて素敵だな〜と。
是非虎ノ門などに出ていただきたいですね。
もっとこの方のお話聞いてみたいなと
国会中継で初めて思いました
どこか別の局もお呼びして頂けないかな?
同様に問題視されている
「もしも獣医学部の水増しが正されれば、年間270名、なんとほぼ4分の1もの新しい世代の獣医師が減る」とか言う主張も事実だったのか。
2017年5月23日(前川会見の2日前)には参議院農林水産委員会では
松本洋平内閣府副大臣は4条件を1ずつ条件に満たしている事をしっかり説明しているようですね。
http://www.sankei.com/politics/news/170710/plt1707100066-n4.html
吉田宣弘衆院議員(公明)の質問に対する原英史参考人の答弁
「いわゆる4条件については私は特区ワーキンググループの委員として関わってきた立場の認識を手短に申し上げたい。
1点目、既存の獣医師ではない養成の具体化について、今治市の提案では新たな分野での人材の育成、また感染症の発生拡大などに危機管理学術支援拠点として機能させるといった具体的な構想が示されていた。
2点目、ライフサイエンスなど獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要について、今治市の提案に加え、その後、京都府からもライフサイエンス研究や水際対策強化にかかる提案があり、より具体的な需要が明確になったと認識していた。また製薬業界から創薬の最先端分野で獣医師のニーズが拡大しているが需要が十分確保できていない声があることも認識していた。
3点目、既存の学部では困難かについてだが、ライフサイエンス研究、水際対策強化など新たなニーズについては既存の大学だけでは抱えきれておらず、だからこそ新たな需要が生じていると認識していた。文科省に設置された専門家会議が平成23年にまとめた意見だが、既存の獣医学部の教育について非常に厳しい指摘がなされている。口蹄疫や鳥インフルエンザ、BSEの発生など獣医療が多様化、高度化する中で、新たな分野への対応が十分取れていない。
また最低限、共通的に教育すべき内容を十分に教育できていない大学がある。獣医師として求められる実践的な力を育む教育に課題がある。大学ごとの分析として獣医師養成課程の規模の小さい大学に課題が多いといった指摘がなされたわけである。その後の改善もなされていると思うが、残念ながらこれまでの経緯として既存の大学学部が必ずしも最先端の課題に応えていなかったどころか、基礎的な要請にさえ応えていなかったこともあったと認識している。
4点目、近年の獣医師の動向の考慮という点である。産業動物獣医師の確保に困っている地域が現実にあるということはこれまでも認識は共有されていたと思う。新たな分野でのニーズも含めて需給管理の観点からどうしても新設禁止を維持すべきだということであれば、その根拠となる見通しを示していただきたいと、平成26年以降、繰り返しお願いしてきたが、結果として示されなかった。
以上から4条件は満たされていると考えていた。こうしたことを山本大臣、松野(博一)文科大臣、山本(有二)農水大臣で確認をされて、特区での規制改革を進めたものと認識している」
そしてこんな文科省に管理される国立大学の先生かわいそう...
以前にも書き込みましたが、もう一度。
原英史さんは、ニュース女子で、「加計さんが総理のお友達とは、報道があるまで知らなかった」と証言しています。
前川元事務次官は最初のときは少し戸惑ってたどたどしかったのが印象深かったです。
加戸前知事の答弁はいろんな思いを振り絞ったのがひしひしと伝わって来ました。前川さんよりもずっと本心だと思うんですよね。既存メディアに対する批判としてYoutubeというワードが出てきたのは画期的ではなかったでしょうか。
前川さんと加戸さんの対比は日本を如実に表しているのではないないでしょうかね。
表向きは理路整然とやっていることにしておきたい日本と、そうやってもっともらしいことをいってるが既存の体制を温存したいだけじゃないか!という日本と。しかも既存の体制というのは特定の団体・組織のためであって日本のためではないと。
いつもテキストおこし、ありがとうございます。
youtubeで青山さんの質疑をみておりましたが、旧民主党の民進党の杉尾議員のニヤケ顔、あれは酷い。人を小馬鹿にした態度。人間性が貧しいとしか思えない。
しかし、マスゴミの報道しない自由は常軌を逸しています。それに、自民党や政権ももっと怒るべし。事なかれ主義、マスゴミの機嫌取りで良いのでしょうか。
先週木曜日、虎ノ門ニュースの小川榮太郎さんの言葉を自民党の議員さんはよく考えて欲しい。
それと、経済政策。消費税上げたら日本は終わりと私は考えています。いろんな意見はあるでしょうが。消費税上げても税収が増えないのをどう考えるのかと。
麻生大臣に、どこかの記者が前川さんのことを質問し、「誰?元、だろ。言葉は正しく使おうな。今の次官の名前は?」と切り返したことを思い出しました。記者は答えられず、「不勉強です。」「わかりゃあいいんだよ(ニヤリ)。」といったやりとり。
何事もなければ、政治家ほど顔や名前を国民に記憶されることはないのでしょう。
加戸前知事におかれましては、魂のこもった答弁に感動しました。議会の質疑は本来こうあるべきだと。しっかり議事録に残りますし。
現文科省職員の方は素晴らしい先輩をOBにお持ちなので、こういった方を目指して頑張っていただきたいと思います。
新聞やテレビだけではなく、ネットやYoutubeがあってよかった。
最後になりましたが、くっくりさん、ありがとうございます。
青山さんの質疑応答を生放送でみました。
『るるる』 様の仰ったように、画面右におられた和田政宗議員が、
質疑している青山さんを真っ直ぐ見つめ、何度も何度も頷きながら、
真剣に青山さんの質疑を聞いている彼の真摯な姿が
とても印象的でした。
それに引き換え杉尾議員のヘラヘラぶり。
実はテレビで見ている時には杉尾議員は写ってなかったように思うのですが、
青山さんのブログに書き込まれた多くのコメントでそれを知り、
くっくりさんが書き起こしてくれた文章とアップされた動画を同時に見ながら、
と言うのは、くっくりさんの書き起こしと動画を同時に見ると、よく理解出来るからです。
その動画を見てる時、NHKの画面とは違う方向からなのか、
杉尾議員のヘラヘラぶりがよくわかりました。
愛媛県前知事、加戸さんの振り絞る心からの訴えには、涙が流れました。
それを完全抹殺し、ウソ付き前川を擁護し称える腐ったメディア。
私の胸には硬い鉛の塊が詰め込まれたように息が苦しいです。
一見、平和に見える日本という国は、実は暗黒国家なのだと、
心は病んでいくばかりです。
ジャーナリストの大高未貴さんが、以前語っておられました。
中東かどこか忘れましたが、とある国のクーデターに成功した指導者に
「何故クーデターに成功したのか」と尋ねたら、
「テレビを掌握したから」とその指導者は答えたそうですね。
有本香さんも虎ノ門で嘆いていました。
日本は韓国化している・・と。
理性でなく感情で動く人間に成り下がってしまいました。
恐ろしくてたまりません。
テレビを掌握した反日在日や反日日本人のクーデターが成功し、
安倍総理が引きずり降ろされるのではないかと。
サミット、G20で大活躍の安倍総理。
世界での評価はすこぶる高く、安倍総理への信頼は絶大です。
安倍総理に改憲をさせないための
反日メディア、反日野党、同じ自民党に巣食う反日議員達が安倍総理を後ろから狙い撃ちします。
安倍総理でなくては、日本は崩壊してしまう。
ところで加戸さんの○○発言ですが、
そちらでちょうしょ、
あるいは、
そちらでちょうしゅ、
と聞こえるような気がするのですが、
文脈から、
そちらで徴集、
ではないかと思いました。
ご一考ください。
なるほど、徴集ですか!
>人を強制的に呼び集めたり、金銭・物品を取り立てたりすること。「全員に徴集をかける」「貴金属類を徴集する」
この場合、当てはまるのかなと少しだけ疑問もありますが、聴き直したら、やはりそう聞こえますね。
ので、そのように修正させていただきました。
蛇足ですが、実はここの箇所、産経の詳報(発言要旨)も起こしを回避してるんですよ(T_T)
http://www.sankei.com/politics/news/170711/plt1707110009-n4.html
もっともシンプル、かつ明快なのは、
元財務官僚の高橋洋一さんの説明。
その高橋さんも、
「この青山さんの質疑をマスコミは報道したくないだろう。
前川氏と加戸氏が青山さんの質問でうまく対比できる。
国会参考人で新事実がでなかったという識者は要注意。
加戸氏が国会で答えたことで、
前川氏の証言があてにならないことが明らかになった」
と絶賛。
実際に、メディア報道は、
従来通りの路線をまっしぐら。
このところのメディアの歪みっぷりは、
常軌を逸してます。
何か、大きな変化点の前触れかも。
マスメディアの自殺か?
朝日新聞が最初に出した文書でわざと隠した部分は「〇「国家戦略特区諮問会議決定という形にすれば、総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか。です。
読んでみれば、内閣府と諮問会議の攻勢に完敗した文科省側が、省内や獣医師会に向けて惨敗の責任を官邸になすり付けようとした「便所の落書き」でしかないと言う事が判ります。
菅官房長官の言った「怪文書」は正しいのです。
前川の質疑に於いて、このくだりの文言を国民の前に明らかにしていれば、「「官邸の意思」と書かれていたから「官邸の関与」があった。」と主張する前川の主張は「官邸のせいにしてやろう」と言う、いかがわしい目的ゆえだったと国民にも簡単に理解出来たと思います。残念でなりません。
1)「船員」ではなく「船医」ではなかったでしょうか。
2)以下の強調部分について
「獣医師会による自由民主党を含めた政界への働きかけによって、1校に絞られた時に、もしも去年に、初めて参入した(のが)、京都産業大学になっていれば、それこそ何があったのか、大変な問題になったんではないでしょうか」
上記部分に(のが)とある補足が不適切に思います。本来の文意は
「獣医師会による自由民主党を含めた政界への働きかけによって、1校に絞られた時に、もしも(その1校が、以前からずっと審理されてきた加計学園ではなく)去年に初めて参入した(ばかりの新参の)京都産業大学に(急遽決定と)なっていれば、それこそ何があったのか、大変な問題になったんではないでしょうか」
であると思われます。御確認のほどよろしくお願いします。
1)
ご指摘を受けて、調べてみました。
平成15年(2003年)3月31日文部科学省告示第45号に、こうあります。
「歯科医師、獣医師及び船舶職員の養成に係る大学等の設置若しくは収容定員増又は医師の養成に係る大学等の設置でないこと」
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/hearing_s/141226siryou06_2.pdf
青山さんの発言も確認しましたが、「船医」ではなく「船員」と言われているように聞こえます。
(動画の20:50頃から https://www.youtube.com/watch?v=hl42tJ73So8)
ひとまずこの箇所はこのまま置いておこうと思います。
2)
私も、2017/07/12 12:01 PMさんと同様の解釈をしています。
なのに、何で「のが」をわざわざ付けてしまったのか自分でも謎です。「参入」を「認可」と頭の中でごっちゃにしてしまったのか…。きっと慌ててたんでしょうね(T_T)。「のが」は削除しておきました。
7月10日の青山さんの「虎ノ門ニュース」の書き起こしを現在しているのですが、告示で差し止められた4種は、「お医者さん、歯医者さん、獣医師、それから船乗り」と言われてるので、「船員」で間違いないのだろうと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ycOrzZO22zI
18:54頃から
NHKのニュース 地元の新聞ですが青山さんの部分 肝心なところはスルーしてますね。
ネットで紹介する分にはいいのですがリアルだと短文にまとめた方がいいかなと考えましたが難しいですね……
以下の箇所で、「本音」という発言が「骨」になっていると思われます。ご確認ください。
(原文)
>青山繁晴委員
>「あの、僕は骨のところで、前川さんという人をなるべく信用したいんですけど、
(修正)
>「あの、僕は本音のところで、
最初の青山氏の愛媛9件についての質問に対する前川氏の答弁、「獣医学部卒業生は卒業後、全国に散らばるので愛媛に留まるかは不明でその指摘は当たらない、むしろ待遇改善などで来てもらうことが大事」と発言されてましたが、その部分が抜けておりましたので、ご指摘させていただきます。
実は「骨のところ」は自分としては誤字ではなくて、全体を支える重要な部分という意味で「骨」と言われてるのかなと思って、そう入力しました。
が、hydrate12 methaneさんのご指摘を受けて、そうであれば普段の青山さんなら「骨」ではなく「根っこ」という表現を使うのではないかな…と。
最後の手段?で、夫にも聞いてもらったところ、hydrate12 methaneさんと同じく、「本音」じゃないかと。
多数決といったらおかしいですが、ここはやはりおっしゃるように「本音」と修正させていただくことにしました。
ありがとうございました。
さらさん、ご指摘ありがとうございます。
すみません、ちょっと分からなかったので再度教えていただきたいのですが、農林水産省・小川大臣官房審議官のあとの、青山さんのあとの、前川さんの答弁でしょうか。
具体的には、青山さんの「えー、前川参考人にお尋ねします。えー、あなた様におかれては、日本に獣医師の不足がないから、愛媛県今治市に加計学園が、新たに獣医師学部をつくることは、行政をゆがめることであるという趣旨で発言されていると思いますが、この、いま申し上げた実態はご存知なのでしょうか(議場ざわ)」という質問のあとの、前川さんの答弁でしょうか。
くっくり様
書き起こし本当にお疲れ様でした!
私も携帯で要約して書き起こしましたら8時間かかってしまいました(笑)
パソコンでやれば良かったです(*T^T)
私はYouTube映像から
でしたが、ノーカット動画の有り難みを噛み締めていました、これぞ核心。
6月13日の有識者会見の動画もまさに核心(これぞ現場のリアルな声!)と感じました。
また勝手に、くっくりさんの記事(*加戸前知事の発言)を別の所で引用させて頂きました。<(_ _)>
本当に県の為に身を粉にして働いてこられた方だと、記事を読み返すたびに思います。
こういう方の発言を報道しないマスコミ、特に受信料をとっているNHKの傲慢な態度は腹に据えかねます。何様なのでしょうね?
これは青山氏ではなく午前中の平井氏の質問に対する前川氏の答弁ではないですか?
「獣医学部の入学者がどういう地域から入っているか、またその卒業生がどういう地域に就職するかを見ていただくと分かるように、獣医学部への入学者は全国的に散らばっている。全国から入学し、卒業後は全国に散らばっていく。この地域に獣医師が不足しているからその地域に大学をつくるという単純な考え方ではできない。」
http://www.sankei.com/politics/news/170710/plt1707100059-n7.html
という前川氏の答弁ですが、国家資格である獣医は獣医師法第22条により勤務状況の届出を各都道府県に報告する義務があります。そのデータを元に出身大学と勤務場所の関係を追跡していけば、獣医不足の地方に大学をつくるのが効果的か否かの判断材料になるはずです。官僚であればその程度のことはすぐに考えつくはずですが、知っていてとぼけているのか、文科省の告示で新設をストップしている言い訳ができなくなると困るのでわざと調べないのか、いずれにせよ全く説得力のない答弁です。
地方にもどんどん獣医学部を開設すれば、獣医が増えて、必ず万全の態勢になるのか?教育の質、教員の確保ができるのか?
若者で、高額の学費をかけて獣医になった人たちが、その大学を出たからといって、そんなに都合よく、喜んでその地方に定住して働いてくれるだろうか?
獣医学部のために流し込まれている超巨額の土地費用、助成金、運営のための補助金をペイして、地方を豊かにするほどの存在になるという、公益にかなった話なのか?
私学に流し込んだカネのほうがはるかに巨額になって、財政破綻を招き、自治体が教育ビジネスの食い物にされるような結末に至ることはないのか?
このブログでいわゆる正しい情報を伝える前に、獣医の全体数を増やせば産業動物獣医と公務員獣医の不足は解決するという単純な話ではないので、他人の言葉の書き起こして何も考えずネットに垂れ流す性癖はどうかしてます。
しかし正しい情報を基にそれぞれが正しいと思う選択肢を選ぶのが民主主義の正しい形のはずなんですけどね。
自分の思い込みにすぎない正しい結論のために正しい情報を歪めたり伝えなかったりを肯定するなんて、独裁者か共産党くらいしかしないと思うんだけどなぁ。
>などと以前に
等と書く(言う)以前に、という事ですな?確かにリストアップされているのは「獣医学部を新設しようとするならば、真剣に考えるべき様々な事項の一部」ですね。しかし、それは関係省庁や地方自治体、そして大学関係者が、獣医学部新設に当たって検討すべき項目です。この閉会中審査の書き起こしに当たって、くっくりさんが「考えなければならない」様な事柄ではありません。
ここを見ておられる方々の大半は「正しい情報」とは「偏向報道に対抗するもの」という意味で理解していると思います。私もメディアと野党が大々的に主張した「獣医学部新設に絡む疑惑」について、当事者たるメディアが加戸元愛媛県知事の明確なお話を無かった事にしている歪んだ姿勢に対して「正しい情報」とおっしゃってるのだと思っています。誰も「獣医学部を新設すべきか否か」を議論してはいません。
あなたが書き起こしに否定的だという事は理解できましたが、その批判の根拠としているものは全く的外れです。文頭、文末とその間の文章が全く繋がっていません。的外れな部分を除外すると
>「せめてネットで正しい情報を伝えていかねば」などと以前に自分の頭で考えていますか?
>他人の言葉の書き起こして何も考えずネットに垂れ流す性癖はどうかしてます。
残るのはこの2行だけですね。これでは、何か全文書き起こしが非常に都合の悪い方の様に見られても仕方ないと思いますよ。
この論でいけば、テレビ局が記者会見ノーカット動画をネットにあげたり、新聞が会見詳報としてほぼノーカットで書き起こしたりも、全部アウトになりますね。事実を事実として提示し、あとは見た側が考えればいいことではないですか。それを最初からネットには載せるなって、民主主義国に住む人の言うこととは思えませんね。
しかし、朝日はいつもながら、毎日も何見て書いたんだと言いたくなるような記事を載せていましたね。あれで記者を名乗って金になるなら、僕でもできそうな気がしないでもありません。
ダイヤモンド・オンラインに興味深い記事がありました。朝日新聞は吉田調書事件のあとしばらく(前と比べれば)おとなしくなり、両論併記をすることが多くなっていたが、最近は「応援団」に推されてまた元気になっている、とのことです。
そして今回の閉会中審査で前川氏をヒーロー扱いし、加戸氏の証言を華麗にすっ飛ばしたことは、まさに「結論ありきで、報道が歪められた」と筆者は評しています。
さらに筆者は、仮にこの偏向報道で政権が倒れるようなことがあれば、国民のマスコミに対する不信は頂点に達するだろう、と続けます。意見を述べる際に自分の主義主張が混入するのはやむを得ない、しかしこのまま「公正中立」と「正義」を旗印にしながら偏向報道を続ければ、マスコミは自分の首を絞めることになる、と。
???の多い文章で、獣医学部新設について一次資料も読まずに書いているのが分かり残念です。獣医学部新設に反対するなら、その根拠足りうる資料を提示してからでないと意味のある議論になりません。下記の記事は、具体的な資料を基に書かれていますので宜しかったら。
【加計学園「半世紀ぶり獣医学部」は不要か】
http://president.jp/articles/-/22413
お返事が遅れました。
さらさんご指摘の
「獣医学部卒業生は卒業後、全国に散らばるので愛媛に留まるかは不明でその指摘は当たらない、むしろ待遇改善などで来てもらうことが大事」
という前川氏の答弁が起こしから抜けているという件で、さらさんからのご返答を待つ間、自民党の平井衆院議員の動画を見てみました。
風雪さんご指摘の前川氏の答弁は14:30頃からですね。
https://www.youtube.com/watch?v=oMwwOQU06JY
一方で、青山さんの質疑における前川さんの答弁についても、昨夜から3回ほど確認してみたのですが、該当する箇所が分かりません。まさか元動画が途中で飛んでいるということはないと思うのですが…。
風雪さんの言われるように、これは平井議員の質疑における前川さんの答弁なのかもしれませんが、とりあえず、さらさんからのお返事を待つことにします。
しかし一般のマスコミ報道しか見ていない人には事情を知るすべもなく、マスコミの誘導する方向に向かされている人も少なくないのではと思います。
かくも「自由に」マスコミが恣意的な報道をするがままの日本に「報道の自由が無い」というのはとんだブラックジョークだと思います。
彼らにとれば、くっくりさんは「報道の自由を侵す」(彼らの好き勝手な恣意的報道の誤りを指摘する)、大悪人なのでしょうね・・・。
本当にいつもありがとうございます。
青山繁晴が閉会中審査で大恥! 質問は悉く前川氏に論破され、出会い系通い問題はデマがばれて質問できず
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170711/Litera_3306.html
リテラってw
そんなもんしか出せない時点でパヨクの完全敗北宣言でそw
少しでも正確な情報が国民全体に行き渡れば、、と思っていますが、それはかなり難しい事なのだな、と思っています。
それは私の夫の様子を見て、そう感じています。
夫は個人事業主で自宅兼事務所で仕事をしています。
パソコンをつけつつ、テレビも同時につけています。
政治動向には割と関心があるほうだとは思っていましたが、その関心は地上波や週刊誌で取り上げている程度のことなんだと最近残念に思うことがありました。
私自身は虎ノ門ニュースやツイッターなどから情報をとっていますが、夫は虎ノ門ニュースの解説者陣は好きではないようで、見ようともしません。
日経新聞、評論家の書籍(左派系ではなく、割と中立の立場の方のもの)朝ナマ(今でもこんな番組をわざわざ録画して見てるあたり、ありえませんが)、橋下羽鳥の番組を視聴しています。
今回の加計の問題で高橋洋一さんが何かの番組で安倍さん擁護ともとれる発言をしていて、夫に言わせると「高橋さん、最近おかしいんじゃないの?テレビでやたら安倍擁護してるし。それにアノ中川のパーティにも出るらしい」
私「中川さんのパーティのことは知らないけど、加計の件についてはまともな事言ってるよね」というと、夫はそんなことよりアノ中川のパーティに出ることがおかしい、だから高橋の言い分もおかしい、みたいな謎の展開になるのです。
豊洲問題でもそうでした。
石原さんの偉そうな態度が嫌いだから何か権力を行使して悪いことしてるんじゃないかという印象を持っているのです。
普段、論理的に話をして仕事もこなしている夫ですが、何故か政治家たちの話になると、印象を優先させるのです。
仕事が忙しくて、自分から情報をとるような時間をさけないと、どうしても地上波の情報に洗脳されてしまうのでしょうね。
加計の問題については、私が「それは前川さんの言い分ばかりきいてるからでしょ。前の愛媛県知事の加戸さんの言い分聞いた?それによると、、」と言ったところで、「議論はしない!お前は俺の事を尊重していない。高橋洋一が中川のパーティ行くと言ったことは事実だ」と逆ギレされました。
朝日新聞はとってないけど、地上波しか見てない人ってきっとこんな感じなのではないでしょうか?
麻生政権が倒れた時の悪夢が蘇ります。
夫は諦め、選挙権を持つ事になった2人の子どもにはきちんとした情報を持ってもらうようにしています。
前川氏が挙証責任の話をすり替えたときに持ち出した資料の名前について。
×:日本最高戦略改訂2015
○:日本再興戦略改訂2015
★注意!PDFです。http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/dai2_3jp.pdf
(p.121の?)
いま私が思うのは、今回の加戸氏の答弁で、全ての特区や規制改革が良いものだと誤解するのも危険だという事。規制改革推進派に加戸発言を悪用される危険すらあります。
漏れ聞くところでは、特区を含む規制改革推進会議の改革案は、むしろ日本の農業や酪農などを疲弊させ、改悪となる懸念が大きいとか。にもかかわらず、森友・加計で国会を空費し、農業関連の質疑が大幅に削られ、議論が深まっていないとの事。
安倍政権は特区と合わせて、規制改革推進会議の農業改革案だけでも、国会延長してでも議論すべきではないかと強く願っています。
加戸氏は「友人ならすべてダメなのか」と言われており、これは「内容で検討してほしい」という願いです。本来ならば外科的手段である特区や改革などに頼らず、日本の正常化を教育から建て直すのが本道ですが、加戸氏の志に報いるためにも、まずは特区や規制改革について是是非非で検討しなければなりません。
たびたびありがとうございます。助かります。修正しておきました。
H28.9.16の発言はまったく事実に反しています。ジャーナリストとしておしまい。H27.6.8の議事録と完全に間違っていましたね。オウンゴールを認めて下さい。
昨年9月16日の議事録では浅野課長が石破4条件に適合しない理由を明確に述べています。一方、挙証責任がひっくりかえっている、という原委員の発言はいつの話やねん!石破4ルールが閣議設定される3週間目のH27.6.8の話です。
青山議員が、ワーキング議事録を読んでいないことが証明されてしまいましたね。残念ですね。
:
京都産業大副学長の記者会見での質疑応答
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170715-OYT1T50005.html
――開設の時期が「京産大外し」につながった認識はあるか。
それはありません。
――「広域的に獣医師養成大学が存在しないところに限り新設可能」との条件が入ったが、この段階で駄目と思った訳ではないのか。
広域的の解釈は色々あるが、関西では大阪府立大学。我々の構想は綾部市で、京都市ではないので、広域ということだけで対象外となったとは思っていなかった。
――不透明な決定という感触は無かったのか。
ございません。
――納得できない部分は。
特にございません。
【加計問題】京都府知事「愛媛県は10年間訴え続けたのに対して、こちらは1年。努力が足りなかった」
http://hayabusa9.2ch.net/test/read.cgi/news/1500088996/
議事録というのはこれですかね。
H27.6.8
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/hearing_s/150608_gijiyoushi_02.pdf (注:pdfファイル)
H28.9.16
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/h28/shouchou/160916_gijiyoushi_2.pdf (注:pdfファイル)
青山さんは2016年9月16日の国家戦略特区ワーキンググループのヒアリング中の「挙証責任は大学や学部を新設したいという側にある」という意味の発言を、文科省の課長補佐の発言と言ってますが、浅野課長の間違いのようですね。
そしてこの中で、確かに浅野課長は適合しない理由を述べていますが、それを他の人に否定された後は反論されていません。
なので青山さんの発言の主旨は、特に間違ってないと思います。
>挙証責任がひっくりかえっている、という原委員の発言はいつの話やねん!
「今日たとえば衆議院で参考人でいらっしゃった」と言っているので、これは10日午前中の、衆議院 文部科学・内閣連合審査会での発言のことだと思います。
http://www.sankei.com/politics/news/170710/plt1707100066-n1.html
青山さんは進むにつれて感覚的にしゃべってしまっているので、同じ文脈の中に入ってしまっているだけでしょうね。
青山さんに限らず、議論中に(或いは日常会話でも)この様にしゃべってしまうことは誰にでもある事でしょう。
身に覚えのある人は少なくないのではないでしょうか。
議論なので(悪く言えば言い争い)、字面を追うだけじゃなく、この様なことも考慮しないと発言の主旨がわからなくなることがあります。
ご提示の記事を読んでみましたが、この中の
(1) 獣医学の入学定員を増やす方法として、既存大学の入学定員を少しずつ増やす方法は(教員も施設、設備も少しずつ増やさなくてはならず)費用対効果の点から現実的ではないので私立大学を設置する事になった。
(2) 内閣府の資料によると、既存獣医科大学では大学のある地域から入学した学生の数とほぼ同数がその地域で就職している。四国全域を対象とする新しい獣医学部できれば四国の産業動物・公衆衛生獣医師の不足解消に一定の役割を果たすことは間違いないと思われる。
という主張には疑問があります。
(1) については、私は逆に既存大学の定員を少しずつ増やしたほうが(既存の教官や設備を利用できる部分もあるので)まったく新規に作るより効率的だと思います。前川氏も国会で”定員拡大には既存大学の定員拡大のほうが新規に作るより効率的だ。医学部の定員拡大もそうしている”と述べていたと思います。
(2) については、四国に獣医学部ができれば四国の産業動物・公衆衛生獣医師の不足解消に役立つと思います。
しかしそれは他の地域に獣医学部を作っても同じです。また産業動物・公衆衛生獣医師が不足しているのは四国だけではありません。問題は獣医学部を作るか作らないかではなく、どこに作るかなので、日本全体として産業動物・公衆衛生獣医師の不足解消に最も貢献する場所に作るべきだと思います。
支那国内ではできないであろうノーベル平和賞の劉暁波氏の記念碑を、日本に建ててはどうかと思う。高須クリニックの院長などが、全国からの寄付金を集めて率先してやって頂けたらと思う。
加戸氏の証言の趣旨は
(1) 四国に獣医学部がなかったので四国の産業動物・公衆衛生獣医師の不足への対応に苦労した。四国に獣医学部ができればこれらの不足が解消できる
(2) 今治は獣医学部の新設を15回申請したが認められなかった。今回やっと申請を認められたので新設してほしい
ということだと思います。
(1) に関しては、産業動物・公衆衛生獣医師の不足し獣医学部ができればその不足解消に役立つのは他の地域でも同じです。問題になっているのは獣医学部を作るか作らないかではなく、どこに作るかなので、日本全体として産業動物・公衆衛生獣医師の不足解消に最も貢献する場所に作るべきだと思います。加戸氏の発言は”四国にだけ新幹線がなかったのでいろいろと問題が発生した。新幹線ができればそれらを解消できるので新幹線を作ってほしい”というのと同じように思えます。
(2) に関しては、過去に何回申請したかではなく現在の申請内容を日本全体の利益に最も貢献できるのはどれかという観点から評価すべきだと思います。加戸氏の発言は受験生の親が”うちの子供は過去15回も受験を認められなかった。今回やっと受験を認められたので合格させてほしい”といっているように聞こえます。
加戸氏は愛媛県知事だったので愛媛(四国)の事を第一に考慮する(愛媛ファースト)のは当然ですが、それと同様に国は国全体で最適になるように考慮するのが当然です。
前川氏が加戸氏の証言に対して
「加戸先輩は大変な努力をなされたようで、本当にお疲れさまでしたと申し上げたいが、それと政策判断は別物だ」
と発言したのは妥当だと思います。
>(1) 私は逆に既存大学の定員を少しずつ増やしたほうが
>(2)日本全体として産業動物・公衆衛生獣医師の不足解消に最も貢献する場所に作るべき
この(1)の意見については、唐木氏によると「既存の16大学の入学定員を少しずつ増やすことだが、その場合には教員も施設、設備も少しずつ増やさなくてはならない。場合によっては教室も実習室も作り直すことが必要であり、費用対効果の点から現実的ではない。そこで出てきたのが私立大学を設置する方向だった。」とあります。そして下記に様に既存の大学が需給バランスへの懸念から反対しているのが現状ですので定員増も難しいでしょう。
【獣医学部 既存大学、新設に賛同なし 過剰供給を懸念】
https://mainichi.jp/articles/20170710/k00/00m/040/119000c
そして(2)についても、愛媛・新潟・京都・検討段階の沖縄などなどが希望しても、獣医師会が一校のみと要望し、条件が合致したのが全国の中で愛媛県だけだという事です。
【 安倍総理「獣医師会からの強い要望を踏まえ1校だけに限定し特区を認めたが、中途半端な妥協が国民的な疑念を招いた」】
http://nichi-nichi-matome-news.blog.jp/archives/2427263.html
【新潟市 国家戦略特別区域計画 】
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/niigatashi/dai1/shiryou2.pdf
【琉大、新学部を検討 薬学部・獣医学部・醸造学科】
https://ryukyushimpo.jp/news/prentry-243481.html
返信ありがとうございます。
>この(1)の意見については、唐木氏によると「既存の16大学の入学定員を少しずつ増やすことだが、その場合には教員も施設、設備も少しずつ増やさなくてはならない。場合によっては教室も実習室も作り直すことが必要であり、費用対効果の点から現実的ではない。そこで出てきたのが私立大学を設置する方向だった。」とあります。
既存大学の入学定員を少しずつ増やすのと新規大学を作るのではどちらが効率的かという事に関して、唐木氏は”既存大学の定員を増やす方法は教員も施設、設備も少しずつ増やさなくてはならないから効率的でない”という意見ですが、前川氏は逆に”既存大学の定員を増やす方法は教員も施設、設備も少しずつ増やせばよいから効率的だ”という意見です。私はどちらが正しいか判断できませんが、定量的な評価を行えば答えが出る話だと思います。
>そして下記に様に既存の大学が需給バランスへの懸念から反対しているのが現状ですので定員増も難しいでしょう。
ご提示の記事は、”獣医学部の新設をどんどん認める事”に関するアンケートです。、既存の大学が反対しているのは、”獣医学部の新設をどんどん認める事”であり、”既存の大学の定員を増やす事”ではありません。
”獣医学全体の入学定員を増やす方法として、既存大学の定員を少しずつ増やすのと新規大学を作るのではどちらがよいか(定員を増やさないという回答は認めない)”というアンケートであれば異なる結果が出るかもしれません。
>そして(2)についても、愛媛・新潟・京都・検討段階の沖縄などなどが希望しても、獣医師会が一校のみと要望し、条件が合致したのが全国の中で愛媛県だけだという事です。
ここで問題になっているのは、全国の中で愛媛県だけが合致するような条件が妥当かどうかです。
加計学園の有力な対抗馬だった京都産業大学の会見によると、申請をあきらめた要因は”2030年4月に開校する”という条件だったそうです(その時期では準備が間に合わない)。私は開校が1年や2年遅れても希望する大学に十分な準備をさせ、その上で日本全体として最も利益のある大学に決定すべきだったと思います。
(´・ω・`)ゞ確かにそうなんですが、下記の産経の記事にあるように、「・・・獣医学部は、昭和41年に北里大が創設以降、半世紀も新設されなかった。定員も54年から930人のまま変わっていない。この異様な硬直性の背景には、獣医師会の絶え間ない政界工作があった。・・・」という定員を930人で据え置きたいと言う獣医師会の意志があある限り、定員を増やすことも学部の新設を希望しても、文科省や政治家と共に反対をするでしょう。
【新設認めぬ「石破4条件」は獣医師会の政界工作の「成果」だった! 民主党政権でも献金攻勢…】
http://www.sankei.com/premium/news/170717/prm1707170008-n1.html
それでも必要な人材や計画書を作成して学部を新設したいと申し出たのは、最終的に愛媛県だったという事です。
それに獣医学部を新設することの将来性がないと判断したのか、下記のように京産大は発言しています。
・・・京産大の黒坂光副学長は、将来的な設置も「獣医学部の教員数は限られている。今後も国際水準に資する教育を行う優秀な教員の確保は極めて難しい」と否定した。・・・
【京産大、獣医学部の新設断念は「準備不足」と説明】
http://www.sankei.com/west/news/170714/wst1707140103-n1.html
私は「聖域なき構造改革派」では決してないのですが、今回の件では加戸前知事のインタビューを読んでも確かに必要なのだと思えるので、定員930人を超えてもいいのではないかと思いました。
【加戸守行前愛媛県知事インタビュー「四国4県ともとにかく獣医がほしいんだ!」「さすが民主党と思っていたら…こん畜生!」】
http://www.sankei.com/premium/news/170716/prm1707160032-n1.html
(=゚ω゚)ノ 以上です!
再度の返信ありがとうございます。
>私は「聖域なき構造改革派」では決してないのですが、今回の件では加戸前知事のインタビューを読んでも確かに必要なのだと思えるので、定員930人を超えてもいいのではないかと思いました。
今回問題になっているのは、獣医学部の総定員を増やすべきかという事でも、増やす総定員を(既存獣医学部の定員増加ではなく)新たに獣医師学部を作る事により実現するべきかという事でもなく、新たに作る獣医師学部が加計学園で良いか ということだと思います。
今回の審査でも青山議員の
”日本に獣医師の不足がないから、愛媛県今治市に加計学園が、新たに獣医師学部をつくることは、行政をゆがめることであるという趣旨で発言されている”
という質問に対して、前川氏は
”私が歪められたと、いうふうに思っているのは、規制緩和の結果として、加計学園だけに獣医学部の新設が認められるに至ったプロセスだ”
と回答しています。
>それでも必要な人材や計画書を作成して学部を新設したいと申し出たのは、最終的に愛媛県だったという事です。
学部を新設したいと申し出た地域は他にもありましたが、最終的に愛媛県だけが申し出るようになったプロセスが問題だと思います。
>京産大の黒坂光副学長は、将来的な設置も「獣医学部の教員数は限られている。今後も国際水準に資する教育を行う優秀な教員の確保は極めて難しい」と否定した。
ご提示の記事では、安倍首相の”獣医学部の新設を2校でも3校でもどんどん認めていく”という発言を受けて、”加計学園に続いて申請するか”という質問に対する回答ですが、京産大が将来的な設置も否定したのは、獣医学部の将来性がないからという理由ではなく獣医学界全体で教員数が十分でないからだと思います。
獣医学界で足りないのは、産業動物・公衆衛生獣医師だけではありません。獣医学部の教員を要請する大学院への進学者も不足しているそうです。政府の規制や獣医師会の意志ではなく教員数の制限により、少なくとも近い将来は獣医学部は1校しか新設できないと思います。今後2校でも3校でもどんどん新設できるのであれば、とりあえず1校目は早く開校できる事を優先してもよいと思います。しかし当分1校しか新設できないのであれば、その1校の決定は(拙速ではなく)十分慎重であってほしいと思います。
あくまで一般論と僕の主観ですが、地元の強い要望があればそちらを優先するのも普通のことで、ましてこれまで獣医学部が全くなかった地域を優先するのは無理のない話のような気もします。
ところで、今日の朝日新聞に全くあきれるような記事が載っていました。
「「森友学園」「加計学園」めぐる問題 本紙報道にJCJ大賞」という記事で、
日本ジャーナリスト会議なるものが朝日新聞の森友事件と加計騒動の報道を「メディアの存在感・信頼を高めた」と評価して賞を与えた、とのことです。
「信頼を高めた」?そうでしょうか。僕には全くそうは思えません。
他の受賞が沖縄タイムスの基地反対報道である時点ですでに察しがつきますが、それにしてもこの界隈には自浄能力の4文字は存在するのでしょうか。
>52年間新設なくしてこれ以上逡巡するのも、既得権益を喜ばせるだけのような気もします。
新設する事は決まったのだから(前川氏も新設すること自体には反対していません)、急がなくても良いと思います。しかも新設は(文部省の規制や獣医師会の意志ではなく)教員確保が困難なため当面は1校しかできないらしいので、その1校の選定は多少時間がかかっても十分慎重に行ってほしいと思います。
>既得権益が全部悪とかそんなことを言ってるわけじゃありませんが。
既得権がある場合はそれを改めたほうが良い場合が多いですが、改め方によっては前より悪くなってしまう場合もあると思います。悪い人をやっつけたのが別の悪い人だったという事はありそうな気がします。
>地元の強い要望があればそちらを優先するのも普通のことで、
地元の要望よりも(それも大きな考慮要素ですが)、国全体としての効果を評価すべきだと思います(新幹線も強く要望している地域は多いですが、国としての経済効果で判断して作るかどうかを決めていると思います)
>ましてこれまで獣医学部が全くなかった地域を優先するのは無理のない話のような気もします。
先日のニュースステーション(石を投げないでください)の解説者が
”人口400万人の四国には獣医学部が全くないが、隣の人口700万人の中国地方には獣医学部が2つある。これに対して人口2000万人の近畿には獣医学部が1つしかない。そう考えると、四国(加計学園)よりも近畿(京産大)に設置すべきだ。”
言っていました。
>「「森友学園」「加計学園」めぐる問題 本紙報道にJCJ大賞」という記事で、
加計学園に関しては報道がおかしい(加計学園が開校しても問題ない)という方もいらっしゃると思いますが、森友学園に関してもそうでしょうか?
FRANK殿は当初の計画通りに国から大幅に値引きされた土地に籠池氏を校長とする小学校を開校したほうがよかったとお考えでしょうか?
朝日が報道しなければ、おそらく確実にそうなっていたと思います。
>他の受賞が沖縄タイムスの基地反対報道である時点ですでに察しがつきますが、
沖縄タイムスに関しても報道がおかしいという方がいらっしゃると思いますが、この他に富山の新聞社とテレビ局の富山市議会における政務活動費の不正報道が受賞しています。この不正報道で多数の議員が辞職しました。FRANK殿はこの受賞も問題があるとお考えでしょうか?
>先日のニュースステーションの解説者が言っていました。
ニュースステーションの解説者が何を考えているかは知りませんが、人口比だけを表に出して農学部の設置基準を考える方が無茶ですよね。
少なくとも加計と京産大を比較するなら準備期間はみてあげた方がよいと思いますよ。
>加計学園に関しては報道がおかしいという方もいらっしゃると思いますが、森友学園に関してもそうでしょうか?
なぜ森友と加計をセットにする必要があるのでしょう?
森友に関しては少なくとも一人の詐欺師をあぶり出したと言う功績があったことは間違いないと思います。
でも加計の場合、このまま何も出なければ全く何の違法行為もない学校の創設に風評被害を与え、貴重な国会審議の時間を無駄にした、報道被害としか言いようのない時間とお金のロスなんてことにもなりかねませんよ。
もちろん倒閣運動と言う政治的なそれとしてならセットとして考えるべきでしょうし、朝日がそれを過大に評価したがるのは理解できますけどね。
>富山の新聞社とテレビ局の富山市議会における政務活動費の不正報道が受賞しています。
どういう基準でそれが選ばれたのかわかりませんので一概には言えませんが、加計問題と沖タイに限って言えば、両者とも反対者の意見を極端に取り上げないという共通点が特に目立つんですよね。
加計で言えば加戸さんやら議事録はほとんど取り上げない。
沖タイなら反対派が不法侵入したことを報じないとか、基地に賛成する声や反対派に対する不満の声を取り上げる率が極端に少ないとか。
報道というものは、事実をそのまま報じるべきとか反対意見も取り上げるべきと考える人からすると、森友加計やら沖タイは、報道ではなく政治活動の様に見えるのだと思いますよ。
Alberichさんは両者について公平という観点が守られているとお考えですか?
1.来たるべき感染症の流行に備えるために、危機的な獣医師不足を改善する対策を始める時期については、遅すぎということはあっても、早すぎるということはないと思います。誰が一校に絞らせたかについては、今度の審査に獣医師会などが呼ばれるそうなので、そこで新たな事実が出ることを期待します。
2.ニュースステーションの解説者に申し上げたいこと:
小学校以来、近畿地方も中国地方に隣接すると習ってきたのですが、僕は噓を教わってきたのでしょうか。それとも、何か兵庫あたりに、「獣医師を志すものだけを阻む結界」のようなものができたのでしょうか。
3.森友事件の報道について:森友学園の不正が明らかになり、また国会でマスコミの本社の土地は国有地を破格の安さで払い下げられたものだと明言されたことの意義は大きかったと思います。
しかし、教育勅語そのものを否定するかのごとき報道、昭恵夫人を執拗に攻撃し続け内閣支持率低下に躍起になった朝日新聞の報道は、およそ不偏不党、公正中立からかけ離れた危険な、かつ悪意に満ち満ちたものであったと考えます。
4.JCJ賞について:富山市議に関するスクープが称賛されることについては、何の異議もありません。
しかしそのことが、危険かつ悪意溢れる報道を「報道の信頼を高めた」などと手放しに褒め称え賞を与えるという行為を、正当化できるという考えが、
もしこの世に存在すると仮定するならば、それは全くの誤りであると前もって断言しておくものであります。
ところで、JCJは公安調査庁の情報収集対象になっているとどこかで聞いたのですが、真偽のほどはどうなのでしょうね。
頭が悪いので私一人が勘違いしているのかもしれませんが、(1)政策的妥当性の問題と、(2)法的・倫理的正当性の問題とは区別して議論した方がいいように思います。
そもそもこの問題は、事業(予定)者が総理と密接な関係にあったために不当な利益・便宜を享受したという(2)法的・倫理的正当性に関わる問題が出発点だったはず。
確かに獣医養成課程の定員を増やすべきか、増やすとすれば既存大学を増員すべきか新設を認めるべきか、新設を認めるのなら(単一か複数かも含め)どの地域・どの事業主体に認めるべきか、ということ等は重要な課題ですが、(1)政策的妥当性の問題であって、簡単に結論は出ないでしょう。
いえ、数学のように鮮やかな論証を期待するのなら、永遠に結論は出ないかもしれません。
だからといって結論の先送りを繰り返していてもいいとも思えません。
正直に申しますと、私も政策的妥当性の面では疑問を感じなくはありません。
「とにかく規制は緩和されるべきだ、大学の事業運営が失敗したら事業主体の責任、6年かけて獣医になったのに需要がなくて職に就けなくても本人の自己責任!」と割り切っているかのようなワーキンググループの委員の発言には、少なくとも情緒レベルでは共感できません。
平成16~17年にかけて74校の法科大学院が開校しましたが、既に35校が廃校や募集停止にたち至っています。
法曹を夢見てそこで学んだ多くの若者も無駄な出費の割に報われない人生を歩んでいるはずです。
大学の運営に多大な公費が投入され、また高等教育の無償化が検討されている昨今、「大学の設置なんてバンバン認めてやれよ、規制緩和だ!バンザーイ!」ということでいいのか、検討が必要でしょう。
しかし、それは(1)政策的妥当性の問題です。
こちらのコメント欄の皆様は頭もよく、私などより丁寧に調べておられますが、加計問題について(1)の観点からの議論を延々と続けても(管理人様にご迷惑でなければいいのですが)、明確な結論に至る可能性低いと思います。
(2)法的・倫理的正当性の問題を主軸にされ、それを議論するのに必要な範囲においてのみ(1)に関する議論をするという方が建設的だと思います。
http://lite-ra.com/2017/07/post-3306.html
>Alberichさんは両者について公平という観点が守られているとお考えですか?
沖縄タイムスの記事は全く読んでいないので判断できません。
朝日の加計学園に関する記事をすべて読んでいるわけではないので感覚的な
意見になりますが、私が読んだ範囲では公平という観点が守られていると考えています。
例えば、”なんとか補佐官がこういった”という資料の報道では、その資料に対する”なんとか補佐官”のコメント(そんな事は言っていない等)も同時に報道しています。
>両者とも反対者の意見を極端に取り上げないという共通点が特に目立つんですよね。加計で言えば加戸さんやら議事録はほとんど取り上げない。
加戸氏の意見や議事録は反対意見なのでしょうか?
今回問題になっているのは、獣医学部の総定員を増やすべきかという事でも、増やす総定員を(既存獣医学部の定員増加ではなく)新たに獣医師学部を作る事により実現するべきかという事でもなく、新たに作る獣医師学部が加計学園で良いか(京都産業大学とどちらが良いか)ということだと思います。
この問題に対する反対意見というのは、京都産業大学よりも加計学園のほうが新たな獣医学部としてふさわしいという内容の資料や証言だと思います。しかし加計学園という選定を擁護する方があげる議事録というのは、獣医学部の新設を認める事に関する議事録のような気がします。確かに文部省は獣医学部の新設に否定的だったのが認める(認めさせられる)ことになりましたが、今回の問題はそこではないと思います(前川氏も現在は新設を認めています)ので、獣医学部の新設を認める事に関する
議事録は反対意見にならないと思います。反対意見になるとすれば、加計学園と京都産業大学を比較して加計学園を選んだ事に関する議事録ですが、これは内部資料なので既に破棄したという事だったと思います。
加計学園と京都産業大学のどちらが新たな獣医学部としてふさわしいか、という問題を検討する場合は、加計学園側の意見(加戸氏)を報道するのであれば京都産業大側の意見(京都府知事?)も報道しなければ公平でないと思います。
>全く何の違法行為もない学校の創設に風評被害を与え、
私も加計学園が違法行為をしたとは思いません。しかし加計学園が違法行為をしていない事と加計学園が新たな獣医学部としてふさわしいというという事は別だと思います(違法行為をしていないという点では京都産業大学も同じだと思います)
少し前にある国で難関私立大学の入学者選抜規定が変更され、大統領の親友の娘しか該当者がいない評価項目が突然新設され、親友の娘は合格しました。加計学園の問題を見ると私はこの話を
思い出してしまいます。
>来たるべき感染症の流行に備えるために、危機的な獣医師不足を改善する対策を始める時期については、遅すぎということはあっても、早すぎるということはないと思います。
新たに獣医師学部を作る目的は、来たるべき感染症の流行に備えるためだけではありません(もちろん、それも重要な目的ですが)。来たるべき感染症の流行への対応が間に合う範囲で他の目的(より先進的な獣医学研究の促進など)にも合致する大学を選ぶべきだと思います。
新たに獣医師学部を作る事が決定した今になって私がこんな事を言ってもごまめの歯ぎしりですが、獣医師学部を作る事は危機的な(畜産系の)獣医師不足を改善する対策としてはあまり有効でないと思います。加戸氏が述べていたような獣医師資格を持つ公務員が不足している原因は、獣医師学部の定員が少ない事ではなく獣医師学部卒業後に犬猫病院の先生を志望する学生ばかりが多い事だと思います。
この点に対応しないで獣医師学部の定員を増やす事は、大穴のあいたバケツで樽に水をくむ際に樽の水が少ないからと言って大穴のあいたバケツの数を増やすのと同じだと思います。それよりも既存のバケツの大穴をふさぐ(穴を小さくする)方が有効だと思います。
>誰が一校に絞らせたかについては、今度の審査に獣医師会などが呼ばれるそうなので、そこで新たな事実が出ることを期待します。
私は新設する獣医師学部を一校に絞った事よりも、その一校を加計学園に決めた事のほうが問題だと思います。京都産業大学が会見で述べたように、加計学園の開校後は新設に必要な教員はもう残っていないそうです。
>小学校以来、近畿地方も中国地方に隣接すると習ってきたのですが、
おっしゃる通りです<_O_>
但し四国地方も(淡路島を介してですが)橋でつながっているので近畿地方と隣接すると言えるかもしれません。
それから紹介して下さる本も、とても勉強になります。例えば、イザベラ・バードやハミルトン・フィッシュなどはこちらで初めて知り、急いで図書館で借りて夢中で読みました。(`・ω・´)ゞ
>加戸氏の意見や議事録は反対意見なのでしょうか?
加戸さんは早い段階から、前川さんの「行政が歪められた」に対して「歪められた行政が正された」と真っ向から反対する主張をされていましたよ。
あなたがそれを反対意見ではないと切り捨てるのは勝手ですが、報道機関を名乗るのであれば両者を報じた上で受け手に判断を委ねるのが筋でしょうね。
一方の当事者の主張を全く取り上げない輩が報道の名を冠する賞を受賞したと言うのは日本の恥と言っても言い過ぎではないでしょう。
>違法行為をしていないという点では京都産業大学も同じだと思います
違法行為を行っていない者が何の根拠もなく叩かれる謂れはありません。
にもかかわらず加計学園は叩かれています。
しかも当事者の一角である京産大が加計学園が選ばれたことに一定の理解を示しているにも関わらずです。
>加計学園の問題を見ると私はこの話を思い出してしまいます。
加計学園の問題は、獣医学部の人数こそが問題だと認識し増やすこと自体にはある程度の理解を示す人ですら、この問題は単なる依怙贔屓問題であると認識していることこそが、この報道がいかに歪んでいたかを示しているのでしょうね。
京産大が自ら発信した様に加計学園が選ばれたのは単に選ばれるに足るプロセスを踏んでいただけですよ。
10年以上前からそれを進めていたところと、昨年突然それに手を挙げたところが全く同じラインについているはずはないでしょ。
獣医学部の増設を一校に限るという条件自体が単に獣医師会の要望を組んだだけで、政府や国民にとってはほとんど無意味に近いものですし。
弁護士や歯科医と同じで獣医師が増えすぎても国民にとっての不利益とは直接関係ないのですから。
>加戸さんは早い段階から、前川さんの「行政が歪められた」に対して「歪められた行政が正された」と真っ向から反対する主張をされていましたよ。
加戸氏の「歪められた行政」は、獣医学部の新設が認められなかった事を指しています。これに対して前川氏の「行政が歪められた」は、新設が認められた獣医学部として加計学園が認定された事を指しています。つまり同じ言葉("歪められた")でも2人が意味している対象は
異なります。しかも前川氏は(青山議員への質問で答えているように)加戸氏の「歪められた行政」(獣医学部の新設が認められなかった事)については問題にしていません。前川氏が問題にしていない事に対して意見を述べても、前川氏への反論にはならないと思います。
新聞の紙面には限りがあるので、前川氏の発言の擁護でも反論でもない発言を掲載しなくても仕方がないと思います。
>違法行為を行っていない者が何の根拠もなく叩かれる謂れはありません。にもかかわらず加計学園は叩かれています。
叩かれているのは加計学園(愛媛県)の要望を認めた政府で、加計学園は叩かれていないと思います。親友の娘の大学合格の場合も、問題になったのは親友の娘ではなく規定を変更した大学当局だったと思います。
>10年以上前からそれを進めていたところと、昨年突然それに手を挙げたところが全く同じラインについているはずはないでしょ。
私は新設される獣医学部は日本にとって最も利益のある大学にすべきであり、そのためには新設希望の大学にはきちんとした計画を立てられるだけの時間を与えた上で、提出された計画を見て決定すべきだと思います。先に準備していたから有利なのは当然だ、というのはおかしいと思います。
なお、”先に準備していたから有利なのは当然だ”という意見は前川氏の意見(”新設校が加計学園なのはおかしい”)に対する反論にはなっている(”加計学園に決まった理由は先に準備していた事だ”)と思います。国会でそのような意見が(政府から)出ていれば、(前川氏の意見に対する反論なので)新聞も掲載したと思いますが読んだ記憶がありません。政府からはそのような意見は出なかったのでしょうか?
>獣医学部の増設を一校に限るという条件自体が単に獣医師会の要望を組んだだけで、政府や国民にとってはほとんど無意味に近いものですし。
京都産業大学も会見で述べていましたが、獣医学部の教員自体が不足しているので加計学園以降にさらに新設することは不可能(教員が足りない)だそうです。つまり文部省や獣医師会が複数校の増設を認めても増設は一校しかできないそうです。ですからなおさらその一校は、先に準備していたという理由ではなく、最終的に国民全体にとって最も利益がある大学にすべきだと思います。
>弁護士や歯科医と同じで獣医師が増えすぎても国民にとっての不利益とは直接関係ないのですから。
獣医師の養成には国の予算が使われます(私学でも一部が国が負担しています)。つまり獣医師が増えすぎるという事は国の予算が余分に使われるということだと思います。
また弁護士が増えすぎたため、多くの時間と費用を使って弁護士になってもやっていけない人が増えているそうです。増えすぎた弁護士や歯科医と同じく増えすぎた獣医師も国民なので、定員増加は慎重に考えるべきだと思います
https://www.youtube.com/watch?v=gWDhsIdlAn0
問題すり替え発言ばかりの女獣医師に共感した視聴者はゼロだろう
東京にこういう番組がないの残念だ
>前川氏への反論にはならないと思います。
あなたがそう思うのは構いませんが、それが正しいかどうかはまた別の話ですよね。
>新聞の紙面には限りがあるので、前川氏の発言の擁護でも反論でもない発言を掲載しなくても仕方がないと思います。
前川さんについては、ほとんどの主張が「思う」や「感じた」と言う主観的な内容がほとんどで信用に値しないと言う評価があります。
これが正しいと主張する気はありませんが、あなたの主張はそのような一方的な評価であっても紙面の限りという理由さえあれば切り捨てても良いと言っているようなものではありませんか?
>加計学園は叩かれていないと思います。
思うのは勝手ですが、学園として何の瑕疵もないのに野党議員の何の正当性もない発言で事業を白紙にされようとしています。
問題があると証明された訳でもないのに「問題がある」と報道されることは批判されるよりも酷い誹謗中傷だと思いますよ。
>親友の娘の大学合格の場合も、問題になったのは親友の娘ではなく規定を変更した大学当局だったと思います。
あまり知りませんが、その娘さんはリンチ紛いの扱いを受けていませんでしたか?
>政府からはそのような意見は出なかったのでしょうか?
政府からは知りませんが、当の前川さんがそう言っていたはずです。
>獣医学部の教員自体が不足しているので加計学園以降にさらに新設することは不可能(教員が足りない)だそうです。
別に既存の学校の定員を維持しなきゃいけない訳じゃないんですから他校から引き抜いたり、海外で学んだ教師(日本人、外国人を問わず)を雇ったりは可能だと思いますよ。
それこそ国民全体のことを考えるなら既存の学校で京産大や加計学園より劣るところを潰すことだって検討すべきでしょうね。
>獣医師が増えすぎるという事は国の予算が余分に使われるということだと思います。
そういう理屈が通るなら文系の大学を減らして、獣医師を増やすと言うのも一つの解決策になり得りえますね。
文系大学の卒業生が求められることはほとんどありませんけど、獣医師は間違いなく求められているのですから。
>多くの時間と費用を使って弁護士になってもやっていけない人が増えているそうです。
でも利用者側には増えることのデメリットはほとんどないんですよね。
競争原理が働きますから料金は安くなるでしょうし、分母が増えれば当然利用もしやすくなるのですから。
獣医師については足りないと言う声がある以上それが解消されるまでは増やすのも一つの方法だと思いますよ。
先週のNews23で加計学園に補助金を出すなと議会に乗り込んだ市民たちを主役とした特集をやってましたよ。
批判報道に乗せられた市井の人々なのかプロ市民なのかは知りませんけど。
>これが正しいと主張する気はありませんが、あなたの主張はそのような一方的な評価であっても紙面の限りという理由さえあれば切り捨てても良いと言っているようなものではありませんか?
申し訳ありませんが仰っている事がよく理解できません。私の言っている事は
紙面の限りという理由さえあれば前川氏が言っている事を切り捨てても良いと言っているようなものだ という事を仰りたいのでしょうか?
>学園として何の瑕疵もないのに野党議員の何の正当性もない発言で事業を白紙にされようとしています。
白紙にされようとはしていないと思います。校舎の建設が中止になったとは聞いていませんし、開校手続(審議会の審査)も他の開校予定の大学と同様に行われているはずです。8月の審議会で開校が認められれば予定通り開校できると思います。
>あまり知りませんが、その娘さんはリンチ紛いの扱いを受けていませんでしたか?
娘さんが非難されたのは、入学が問題になった時に自分のブログに
「能力がないなら自分の親を恨め。うちの親の事でつべこべ言うな。コネも実力だ。」
と書いたからだと思います。
娘さんは起訴はされていないので法的には問題となっていないと思います。
>政府からは知りませんが、当の前川さんがそう言っていたはずです。
前川氏がそのような意見(新設校が加計学園に決まったのは一番早く準備していたからだ)を述べたという記憶がないのですが、それはいつの事でしょうか?
>それこそ国民全体のことを考えるなら既存の学校で京産大や加計学園より劣るところを潰すことだって検討すべきでしょうね。
やじうま殿は、国民全体のことを考えるなら逆に(断念してしまいましたが)京都産業大学や加計学園が既存の学校より劣っていれば潰しても良いとお考えでしょうか?
>私の言っている事は
紙面の限りという理由さえあれば前川氏が言っている事を切り捨てても良いと言っているようなものだ という事を仰りたいのでしょうか?
分かりづらい文章で申し訳ありません。
意図についてはその通りです。
加計問題についての報道は、一つの主張に対しての反論や否定材料の提示があまりに少ないと言うのはこちらのブログにも取り上げられた通りです。
私は報道と言うものは、国民に判断材料を与えることこそが第一の責務だと思っていますので、今回の一連の報道が受賞したということには非常に違和感を覚えます。
>白紙にされようとはしていないと思います。
野党がそれを意図していることは間違いないはずだと思いますが。
そもそもが何の瑕疵もなく建設が認められている事業が、事業内容と関係ないことで批判されることが異常なんですけどね。
>自分のブログに「略」と書いたからだと思います。
それまでにリンチ紛いの行為がなかった訳でもないと思いますが。
>前川氏がそのような意見(新設校が加計学園に決まったのは一番早く準備していたからだ)を述べたという記憶がないのですが、それはいつの事でしょうか?
7月24日の小野寺議員の質問に対する答弁ですね。
あなたの捉え方とは少しニュアンスが異なりますが、前川さんが京産大の計画を具体性のあるものと捉えていなかったのは間違いないはずですよ。
何にせよこれもほとんど報道されなかったはずですね。
>国民全体のことを考えるなら逆に京都産業大学や加計学園が既存の学校より劣っていれば潰しても良いとお考えでしょうか?
質問の意図がよくわかりませんが、違法行為があったなどの法的根拠なしに「潰す」ことは許されないことだと思います。
ただ劣っているが故に「潰れる」のなら敢えて救済する必要は感じません。
あとこれも報道されないことですが、現在の日本の獣医学部は概ね定員オーバーの状態で運営されています。
各校の余剰学生を回せば、獣医学部の卒業生を増やさずに加計学園の定員くらいはカバーできるそうなので、全体の数を少し増やせば加計学園も京産大も開学出来ると思うんですけどね。