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夫婦同姓に合憲判断! なぜか議論されない「子供の姓」
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12月16日、民法で定めた「夫婦別姓を認めない」とする規定の違憲性が争われた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)が、「規定は合憲」とする初めての判断を示しました。
※判決文(PDF)
議論はこれからも続くでしょうし、世論がどう変化していくか、国会がどう動いていくのか、先のことは分からないので予断は許されませんが、ひとまずホッとしました。
15人の裁判官のうち、合憲としたのは10人。
違憲としたのは5人で、うち3人の女性裁判官はいずれも違憲と判断しました。
この「3人の女性裁判官はいずれも違憲と判断」って部分を、特に左派メディアは強調してるようだけど、それが何?
私も女性ですよ!何か文句ある?(`・ω・´)
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12月16日、民法で定めた「夫婦別姓を認めない」とする規定の違憲性が争われた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)が、「規定は合憲」とする初めての判断を示しました。
※判決文(PDF)
議論はこれからも続くでしょうし、世論がどう変化していくか、国会がどう動いていくのか、先のことは分からないので予断は許されませんが、ひとまずホッとしました。
15人の裁判官のうち、合憲としたのは10人。
違憲としたのは5人で、うち3人の女性裁判官はいずれも違憲と判断しました。
この「3人の女性裁判官はいずれも違憲と判断」って部分を、特に左派メディアは強調してるようだけど、それが何?
私も女性ですよ!何か文句ある?(`・ω・´)
判決当日から翌日にかけての報道番組や情報番組は、「合憲判断が出て残念」というスタンスがほとんどでした。
出演者も容認派が圧倒的。
それも女性だけでなく、男性にも多かった。
テレビをはじめとしたメディアは全然世間の声を反映してないと思う(いつものことですが)。
しかも、容認派のコメントを聞いてみても、「仕事で不都合を感じる人がいるなら認めてあげればいいのに」とか、「女性も社会進出してる時代なんだから」とか、その程度の認識。
確かに、昔は「姓が変わると仕事に支障が出る」というのが、別姓推進派の大きな理由のひとつに挙げられていましたが、企業もこの点はずいぶん配慮するようになってきました。
このように、運用とか社会の取り組みにより、法を変えなくても対応可能なケースは多いものです。
また、これは先月の私のツイートですが…
産経12月17日付「浪速風」(夕刊コラム)もこんなツッコミ入れてた。
【不思議なのは「世界に合わせて」という別姓派と、「日本にしかない」憲法9条を「変えてはならない」と叫ぶ人々が重なることだ】
泥棒や強盗やテロにどう対処するか、どう備えておくかというのは、「グローバルな基準」がありますよね。
生命や財産を失いかねない危機にどう立ち向かうか、それは国として(人としても)基本的に共通しています。
でも、結婚の際に夫婦の姓をどう扱うかについては、結婚観や家族観や宗教観など国によって大きく違ってくるので、「グローバルな基準」ははっきりしません。
だから、「他国がこうだから日本もこうすべきだ」というのは、夫婦別姓の議論にはなじまないと思います。
まさに「よそはよそ、うちはうち」。
「ヨーロッパは別姓が多いのに日本は遅れている」と言う人も多いですが、何でもかんでもヨーロッパと同じにしようという考え自体が浅薄ではないでしょうか。
「じゃあヨーロッパは結合姓(複合姓)も多いから導入すれば?進歩的なんでしょ?」と言ったら、彼らはそれはそれで、「結合姓は日本にはなじまないから…」と反対するんじゃないですか?
それにデータを見ると、ヨーロッパは日本人が思っているほど「進歩的」でもないようです。
※データの例:Hatelabo Wikipedia
ドイツは1994年に選択制別姓が認められましたが、今も同姓が原則で、8割程度の女性が夫の姓を選択しているそうです。
フランスは基本的に別姓ですが、やはり妻が夫の姓を名乗る慣習があります。結合姓も認められているそうです。
イギリスも別姓が可能ですが、女性が夫の姓や結合姓に変えるのが一般的とのことです。
アメリカでは、こんな話もあります。
「欧米がこうだから日本もこうすべきだ」と、西洋の文化を表面だけなぞって真似して、失ってしまった日本の伝統や文化というのは、すごく多いんじゃないでしょうか。
日本も社会通念が大幅に変化したり、別姓導入が合理性を持つようになれば、それはそれで考えるべきだと思いますが、少なくとも現時点ではまだそうした状況には至っていないでしょう。
左派メディアは、「国連も別姓導入を勧告している」という点も強調しますが、日本への勧告にあたっては、別姓導入に向けて活動する複数の団体が積極的に資料提供してきた事実があります。
外務省関係者は、「偏った内容が散見されることは確か。そうした情報を後ろ盾に日本について間違ったイメージを植え付けようとする動きもあり、精査が必要だ」としています(産経 2015.12.16 21:17)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夫婦別姓の議論で、ほとんど考慮されていない問題があります。
それは、秦郁彦さんも指摘していた、「子供の姓はどうするの?」。
テレビでこの視点で語っている人を、私はほとんど見たことがありません。
日頃から「子供の人権を守れ」とか言っている人も、なぜかスルーです。
[竹田恒泰さんが考えるサザエさん。2015年11月15日の「そこまで言って委員会NP」より]
「夫婦別姓」とは同時に「親子別姓」でもあります。
また「きょうだい別姓」にもなりえます。
(子供を作らないご夫婦は別として)
一人っ子の場合、どちらの姓にするか夫婦で揉めませんか?
2人以上作る予定があったとしても、最初の子をどちらの姓にするか揉めませんか?
夫婦は納得したとしても、夫の両親と妻の両親で取り合いになりませんか?
また子供が3人以上で奇数の場合も、やっぱり揉めませんか?
別姓を導入した諸外国では、子供の姓をどちらにするかで夫婦が揉めた際、裁判で解決することがほとんどだそうです。
仮に日本で別姓を導入した場合もこれに倣うのでしょうが、こうした経緯を経て決まった姓に愛着を持てない子が出てくることも予想されます。
【案1】は、家族の中で妻が1人だけ浮いてしまいませんか?
【案2】は、さとう組とたなか組で派閥ができませんか?
きょうだいが2対1になってしまうと、その1人が疎外感を抱きませんか?
家庭内の問題だから、余計なお世話と言われるかもしれません。
「その家族が困るだけだから放っておけばいいじゃん」と。
もう少しだけ我慢して聞いて下さい<(_ _)>
【案2】の場合、たとえば、この図では親が長男を「さとう」姓にしたわけですが、この子が成長して、「僕、『さとう』より『たなか』がいい!」と言い出したらどうするんでしょう?
その時点で変更は可能なんでしょうか?
子供の意思を尊重するため、予め法律で「途中で変更可能」と規定したとします。
で、長男が途中で姓を「さとう」から「たなか」に変えたとします。
すると親戚や学校やご近所さんや役所が混乱しませんかね?
混乱を未然に防ぐため、「一度決めた姓は変更不可能」と法律で規定する方法もあるでしょう。
が、それはそれで長男の権利がないがしろにされますよね。
「なんで僕が生まれた時に『たなか』にしてくれなかったの?」と悔しい思いをすることでしょう。
このように、家族間で無用なストレスや対立を生み出したり、周囲を混乱させたりするリスクが予め十分想定されるのに、なんで法律でわざわざ別姓を認めないといけないの?
そこのところが、私はどうにも理解できません。
各社世論調査を見ると、選択制夫婦別姓に賛成する人の多くが「選択制なんだから別姓にしたい夫婦はそうすれば? ただ、私たちは別姓にはしませんけどね」と考えていることが分かります。
つまり、他人事だと思っている。
たとえば12月12日〜13日に行われた産経・FNN合同世論調査では…
夫婦別姓を希望するか否かについては「希望しない」が81.6%と大半を占め、「希望する」の13.9%を圧倒しています。
選択制夫婦別姓の導入に賛成すると回答した人の中でも、別姓を希望すると答えた人は24.7%にとどまっています。
「他人事だから」と思っている人たちも、先々面倒に巻き込まれる可能性が大いにあるのですが、そのことには気づいていないようです。
少し古い記事ですが、Shionの部屋のしおん★☆さんは、先ほど私が触れた「3人兄弟で数の少ない姓の子の疎外感」のほかにも、さまざまなケースを想定してらっしゃいます。
「保護者名で書かれた連絡網と子供名簿との関連」「PTAや子供会での多大な事務的・時間的・精神的負担」「犯罪に利用される可能性」などです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あと、これもほとんど語られていませんが、「お墓はどうするの?」という問題もあります。
これも以前シミュレーションしてみたことですが…
別姓を望む女性の中には、「夫の実家の墓には入りたくはないが、夫とは同じ墓に入りたい」と考える人もたくさんいるはずです。
その場合はどうなるんでしょうか?
新姓や結合姓が認められなかった場合、先ほどの図で言えば、「たなか家・さとう家の墓」となるんでしょうか?
じゃあ、この夫婦の長男のたなか太郎くんが、やまだ花子さんと結婚し、やはり別姓を選択した場合、お墓はどうなっちゃうんでしょう?
上書きされて「たなか家・さとう家・やまだ家の墓」となるの?
いやいや、やまだ花子さんが、「夫の両親と同じ墓には入りたくない」と言い出すことも十分ありえますよね。
だとしたら、「たなか家・さとう家の墓」とは別に、新しく「たなか家・やまだ家の墓」を作らないといけなくなる!?
何か頭がこんがらがってきましたが、とにかく別姓が認められた場合、お墓が乱立していくってことは十分ありえます。
となれば、子孫が管理していくのも一苦労だし、そもそも誰が誰の先祖なのかも分からなくなりそうですよね。
結果、「別姓を選択したばっかりに、死後もなお子孫にまで迷惑かけてしまう」ってことにもつながりかねないのでは?
もちろん、夫婦同姓の今でも少子化によりお墓の後継者は減ってきているわけだから、頃合いを見て先祖のお墓を一つにまとめてしまうってことはよくあるようです。
ただ、別姓を認めてしまうと、そのサイクルがますます短くなってしまうのは避けられないですよね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しつこいようですが、何で法律を変えてまで夫婦別姓を導入しないといけないのでしょう?
圧倒的多数が別姓を望んでいるならともかく、現実は全く逆です。
別姓を認めろと言って訴訟を起こした人たちの声を聞いていると、自分さえ良ければいいのだろうか?とさえ思います。
判決の前日、FNNが事実婚(別姓)の夫婦を取り上げていました。
今回の訴訟の原告の一人で、家庭科教育研究者の吉井美奈子さんです。
すみませんが、私はこの特集を見て、腸が煮えくりかえました。
【海外で論文を発表することもある吉井さんは、誤解を生まないよう、パスポートに旧姓を併記できるようにしたが、入国審査などで足止めされることが多いという】
面倒な思いをされているのは、お気の毒だとは思います。
でも、レアケースですよね?
そうした人の便宜を図るためだけに、いちいち法律を変えてたら大変です。
もちろん、レアケースでも命に関わる事案とかだったら別ですよ。
でも、この場合は全くそんなことはないですよね。
※そもそもパスポートの旧姓併記は、昔はハードルが高かったのですが、2006年に条件が緩和されました。しかも吉井さんのような研究者は、それ以前から併記対象の職業でした。このように、行政が運用面で努力することで改善が進んできているのもまた事実です。
【また、吉井さんが旧姓を使っているために、思わぬ事態も起きた。
長男・谷 昊埜君が、小学校でけがをしたときのこと。
吉井さんの職場に、担任の先生から電話がかかってきた。
吉井 美奈子さんは「『谷さんですかね?』みたいな感じでかかってきたんですけど、うちは、ほとんど、その名前では仕事してないので、(助手に)間違い電話かなと思われて。それが、もし緊急だったり、入院とかね、手術とかの話だったら、全くわたしの方に気がつかないままだったんだろうなと思うと、ちょっと怖いなと思いましたね」と話した。】
だから、そんな理由でいちいち法律変えてたら大変でしょ!(T_T)
というか、予め職場や学校に「夫婦別姓にしてます」って、なぜちゃんと伝えておかないのだろう?
それは法律の不備や、ましてや違憲・合憲とかの問題じゃなくて、親としての責任感の欠如ではないの?
親がしっかりしていなければ、仮に法改正して夫婦別姓が認められたとしても、こういう事態はいつでも起こりえますよ。
だって、世の中すぐに変わるわけじゃないんだから。
法律ができても、実際にすぐに別姓にする夫婦はごく少数だと想定されます。
夫婦別姓が珍しくない世の中になるまでには(社会全体が別姓家族に普通に対応できるようになるまでには)、少なくとも法が施行されてから10年か20年か、それぐらいの期間は必要でしょう。
※FNN・産経の世論調査では別姓を「希望する」が13.9%で、けっこういるじゃん?と思われるかもしれませんが、現実には相手と考えが合わなかったり、親族との絡みなどもあって、本当に実行に移せる人はこの数字よりかなり低くなるでしょう。
要するに、法律で別姓が認められようが認められまいが、「うちは姓は別々ですが同一家族ですので、対応よろしくお願いします」と周知しておけばすむことです。
法律を変える必然性は全く感じられません。
吉井美奈子さんは先月、NHKの取材も受けていました。
それによると、彼女は11月4日の最高裁での弁論の後の記者会見で、こう話しています。
【生まれてきた名前を使い続けたいという気持ち、皆さん強く思っていて、使い続けられるのは個人の尊厳を大切にする意味でも大事なのでは。】
私は結婚して夫と同じ姓になった時、嬉しかったですけどね。
それに、姓が変わっても変わらなくても私は私だし。
そんな私は吉井さんから見たら異常に映るのかな?
「あなたには自分がない」とか言われちゃうのかな?
私にしてみれば、「姓が変わったら私は私でなくなる」と考える人の方が不思議です。
そんなに自分に自信がないのでしょうか?
「私が私でなくなる」と感じるのはもちろん自由ですが、「だから法律を変えて下さい」とか言われても、単なる我が儘にしか思えない。
原告の一人、フリーライターの加山恵美さんは、合憲判断が出た後の会見で、「何かを捨てて何かを取る」ことになるのが嫌だという趣旨の発言をしていましたが、結婚ってそもそもそういうものでは?
いえ、結婚に限らず、人生そのものが「何かを捨てて何かを取る」の連続では?
[夫婦別姓訴訟の最高裁判決後の報告集会に臨む原告の(左から)塚本協子さん、小国香織さん、加山恵美さん、吉井美奈子さん=東京都千代田区の参院議員会館]
また、今回の原告の中にはいないかもしれませんが、賛成派の中には、「夫婦別姓にすれば夫の実家とあまり関わらなくてすむ」と考える人もいるようです。
それって、逆に言えば、「夫の親にお嫁さんと認めてもらえない」ことにつながるんですが、それはいいのかな?
そこまでして結婚する意味って何なのでしょう?
じゃあ、もう事実婚でいいのでは?
と言うと、「税金面で不利になる」とか言う人も多いんですよね。
じゃあ、籍を入れればいいのでは?
と言うと、「だから姓が変わるのは嫌なんです!」って返されて、永遠ループ。
あと、最近ネットで見かけた別姓賛成派の女性の意見で、失礼ですが思わず笑ってしまったものもありました。
その女性は「日本は古い慣習に縛られすぎ」と主張すると同時に、こんなことも言っていたからです。
「姓が変わると画数が変わって運気が下がる」
それこそ古い慣習ではないですか?(^_^;
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男女差別や男尊女卑の話をする別姓賛成派の人もよくいますね。
たとえば、「お隣の中国や韓国も別姓なのに日本は遅れている」と言ってる人が未だにいたりします。
そういう人には、これも少し古い記事ですが、
夫婦別姓反対論で論壇デビューした宮崎哲弥さんのコメントを参考にしていただきたいです。
■09/11/29付:夫婦別姓は封建制度への逆行!昨年の「たかじん非常事態宣言」より
この記事の、私の雑感部分でも書きましたが、
中韓の夫婦別姓=男女平等・進歩的 というのは間違い。
むしろ逆です。
これらの国は、儒教の思想により「父系の血統主義」にもとづく家族制になっていて、女性は嫁いだ後も一族の人間とは認められないという古い考え方が残っているのです。
だから一家の中で、子供は父親の姓、妻だけが別姓。
もっと言えば、女性はあくまでも子孫を残すための道具という位置付けで、これは究極の女性差別とも言えます。
※もっとも中国では最近は男女同権が浸透してきて、昔とは違った意味での夫婦別姓となってきているそうです。ただ、韓国や北朝鮮ではまだまだかつての儒教の思想が残っているそうです。
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アイデンティティがどうの、男女差別がどうの、不便だどうのと、レアケースを無茶振りで法改正させようとする人たちは、本当の目的が他にある、いわば運動家みたいな人たちじゃないかと思えて仕方ありません。
それを何よりも表しているのが、この画像。
2015年6月12日、民主党、社民党、共産党、無所属の糸数慶子議員と薬師寺みちよ議員が共同で、選択制夫婦別姓を盛り込む民法改正法案を参院に提出した時のものです(民主党サイト参照)。
法案は過去に何度か提出されていますが、民主党政権時代、かなり危険な状況になったことがありました。
この時は幸い、連立政権を組んでいた国民新党が反対したため頓挫したのですが…。
今回、「夫婦別姓を認めない」=「合憲」という判断は出たものの、これに関係なく、左派の政党や議員は今後も法案提出を続けるでしょう。
また、原告の顔ぶれは変わるでしょうが、訴訟もいずれ再び起こされるでしょう。
それが証拠に、原告の一人である加山恵美さんは、裁判官15人のうち5人が違憲と判断したことについて、「初回の挑戦にしては頑張ったのではないか」とコメントしていました(日経 2015/12/16 19:40)。
靖国訴訟と同じく、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる作戦を実行する気なのでしょうか?
そうなれば、原告側に有利な判決を下す、サヨサヨな裁判官がいずれは出てきてしまうでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※拙ブログ関連エントリー
・09/11/29付:夫婦別姓は封建制度への逆行!昨年の「たかじん非常事態宣言」より
・09/12/12付:すっかり忘れてたけど妹んとこが夫婦別姓(細切れぼやきも)
・10/2/21付:【緊急】夫婦別姓法案の提出が危険水域に
・11/1/7付:夫婦別姓求め初の提訴!って意味分からん!
これらの記事では、読者様の間でも熱い議論が展開されました。
お時間ある方はコメントもチェックを!
別姓賛成派は単発のHNの方が多く、今から思えば、どこかから「呼び込まれた」方々だったのかもしれません。
あと、私が別姓に反対していることをとらまえて、「あなた本当は男でしょう」と言ってくる方もいました。15年ほど前、私が慰安婦問題で「強制連行はなかった」と言ったら、「あなた本当は男でしょう」と返されたことがありますが、まさにデジャビュでした。
以下、私が共感したご意見からいくつか転載させていただきます。
【身近にいる小学一年生に聞いてみたんです。「お父さんとお兄ちゃんが山田(仮)、お母さんとあなたが田中(仮)って名前になったらどうする?」って。そうしましたら、「そんなのズルイ!なんでおにいちゃんとお父さんが山田でボクとお母さんが違うんだ。仲間はずれはいやだ。みんな一緒がいい!」って返答がきました。
そんなものだと思います。洗脳でもしないかぎり大人の個人的な趣向は子供にとっては「仲間はずれ」でしかないんだなと。わたくしはこの質問の返答を聞いただけでも「やっぱり夫婦別姓はイヤだな」と思いました。】
【少数派の声をくみとることも大切だが、生命・財産に関わることならともかく別姓希望派の理由を聞くと「私が私でなくなる」といった感情的、あるいは「仕事上不都合である」といった便宜的な理由がほとんどであり、その少数派(「選択的」別姓賛成と答える世論も9割以上は自分自身は別姓にはしないと回答している)の声をくみとり別姓法制化することで、他のもっと大きな弊害を呼びこむ可能性が高いのだから、少なくとも現時点では別姓法制化は時期尚早であると考えます。いずれ認めることがあったにしてもよほど議論をつめてやらないと、地域社会の連携崩壊は勿論のこと、偽装家族の温床になるなど治安の悪化にもつながりかねません。
高市早苗さんだったと思うが、通称を使いやすくするため手続き上緩和をするなど、法改正ではなく手続きで便宜を図るべきという意見が現実的であると思います。】
【結局は、自分が変わりたくない変えたくない、何も失わずに新たなものを手に入れたい、というエゴが根本にあるのではないかと思います。ではそこで、相手を変えるだけの努力をするかというと、それもしないしたくない、という怠惰な意識も。でもそんな現実には向き合えないし向き合いたくない。むしろ、自分の願望が通らないのは法律が、社会が悪いんだ……
ええ、私自身の体験からの考察でございます(^^;)もちろん、ここまで極端なことは考えていませんでしたけど、社会や法律を語る前に、伴侶や家族と徹底して向き合う視点が欠けておりました。そこを超えたら、結局は「自分次第」という結論に至りましたね〜。ですから、この原告の皆さんのお言葉には、「おいおいあんたらいくつやねん!」と思いっきりツッコミましたよ!(笑)いい年をして、手前勝手な「自分探し」に世間を巻き込まないで欲しいものです。】
【選択的夫婦別姓制度の「選択的」に違和感を感じますね。なんか反対論を封ずるマヤカシのような。】
【国際結婚のため別姓に甘んじてる夫婦は多いですね。友人にもいますよ。同姓にすることは可能なんだけど面倒多くて別姓で通してる夫婦が多いんだから、先にそっちを法律で救ってあげるのが筋だと思いますが。】
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出演者も容認派が圧倒的。
それも女性だけでなく、男性にも多かった。
テレビをはじめとしたメディアは全然世間の声を反映してないと思う(いつものことですが)。
しかも、容認派のコメントを聞いてみても、「仕事で不都合を感じる人がいるなら認めてあげればいいのに」とか、「女性も社会進出してる時代なんだから」とか、その程度の認識。
確かに、昔は「姓が変わると仕事に支障が出る」というのが、別姓推進派の大きな理由のひとつに挙げられていましたが、企業もこの点はずいぶん配慮するようになってきました。
旧姓を使用できる職場が増えているのは確かで、最高裁が、法律を変えなくても現状で対応可能と判断したのは理にかなっていると思います。 pic.twitter.com/Zc3lChZnmb
— くっくり (@boyakuri) 2015, 12月 16
このように、運用とか社会の取り組みにより、法を変えなくても対応可能なケースは多いものです。
また、これは先月の私のツイートですが…
子にしわ寄せが来る「夫婦別姓」 秦郁彦 https://t.co/r3Yx3iRXHn『わが国の世論は「先進諸国の大勢」とか「グローバルな基準」のような「神託」に弱く簡単に説得されてしまう傾向がある』のに、なぜスパイ防止法や共謀罪などはグローバルな基準に合わせようとしないのか?
— くっくり (@boyakuri) 2015, 11月 24
産経12月17日付「浪速風」(夕刊コラム)もこんなツッコミ入れてた。
【不思議なのは「世界に合わせて」という別姓派と、「日本にしかない」憲法9条を「変えてはならない」と叫ぶ人々が重なることだ】
泥棒や強盗やテロにどう対処するか、どう備えておくかというのは、「グローバルな基準」がありますよね。
生命や財産を失いかねない危機にどう立ち向かうか、それは国として(人としても)基本的に共通しています。
でも、結婚の際に夫婦の姓をどう扱うかについては、結婚観や家族観や宗教観など国によって大きく違ってくるので、「グローバルな基準」ははっきりしません。
だから、「他国がこうだから日本もこうすべきだ」というのは、夫婦別姓の議論にはなじまないと思います。
まさに「よそはよそ、うちはうち」。
「ヨーロッパは別姓が多いのに日本は遅れている」と言う人も多いですが、何でもかんでもヨーロッパと同じにしようという考え自体が浅薄ではないでしょうか。
「じゃあヨーロッパは結合姓(複合姓)も多いから導入すれば?進歩的なんでしょ?」と言ったら、彼らはそれはそれで、「結合姓は日本にはなじまないから…」と反対するんじゃないですか?
それにデータを見ると、ヨーロッパは日本人が思っているほど「進歩的」でもないようです。
※データの例:Hatelabo Wikipedia
ドイツは1994年に選択制別姓が認められましたが、今も同姓が原則で、8割程度の女性が夫の姓を選択しているそうです。
フランスは基本的に別姓ですが、やはり妻が夫の姓を名乗る慣習があります。結合姓も認められているそうです。
イギリスも別姓が可能ですが、女性が夫の姓や結合姓に変えるのが一般的とのことです。
アメリカでは、こんな話もあります。
日本って夫婦別姓ダメなんだ。意外。
逆にアメリカは、別姓か複合姓でなければほとんどの場合女性が男側の姓を取らないといけないから、日本は婿養子で男が女の姓を取る時があるよ、と言うと、「日本はなんて進んでるんだ!」と言われる。いろんな見方があるなぁ。
— Takaoki Onishi/大西 宇宙 (@takabaritone) 2015, 12月 16
「欧米がこうだから日本もこうすべきだ」と、西洋の文化を表面だけなぞって真似して、失ってしまった日本の伝統や文化というのは、すごく多いんじゃないでしょうか。
日本も社会通念が大幅に変化したり、別姓導入が合理性を持つようになれば、それはそれで考えるべきだと思いますが、少なくとも現時点ではまだそうした状況には至っていないでしょう。
左派メディアは、「国連も別姓導入を勧告している」という点も強調しますが、日本への勧告にあたっては、別姓導入に向けて活動する複数の団体が積極的に資料提供してきた事実があります。
外務省関係者は、「偏った内容が散見されることは確か。そうした情報を後ろ盾に日本について間違ったイメージを植え付けようとする動きもあり、精査が必要だ」としています(産経 2015.12.16 21:17)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夫婦別姓の議論で、ほとんど考慮されていない問題があります。
それは、秦郁彦さんも指摘していた、「子供の姓はどうするの?」。
テレビでこの視点で語っている人を、私はほとんど見たことがありません。
日頃から「子供の人権を守れ」とか言っている人も、なぜかスルーです。
[竹田恒泰さんが考えるサザエさん。2015年11月15日の「そこまで言って委員会NP」より]
「夫婦別姓」とは同時に「親子別姓」でもあります。
また「きょうだい別姓」にもなりえます。
(子供を作らないご夫婦は別として)
一人っ子の場合、どちらの姓にするか夫婦で揉めませんか?
2人以上作る予定があったとしても、最初の子をどちらの姓にするか揉めませんか?
夫婦は納得したとしても、夫の両親と妻の両親で取り合いになりませんか?
また子供が3人以上で奇数の場合も、やっぱり揉めませんか?
別姓を導入した諸外国では、子供の姓をどちらにするかで夫婦が揉めた際、裁判で解決することがほとんどだそうです。
仮に日本で別姓を導入した場合もこれに倣うのでしょうが、こうした経緯を経て決まった姓に愛着を持てない子が出てくることも予想されます。
【案1】は、家族の中で妻が1人だけ浮いてしまいませんか?
【案2】は、さとう組とたなか組で派閥ができませんか?
きょうだいが2対1になってしまうと、その1人が疎外感を抱きませんか?
家庭内の問題だから、余計なお世話と言われるかもしれません。
「その家族が困るだけだから放っておけばいいじゃん」と。
もう少しだけ我慢して聞いて下さい<(_ _)>
【案2】の場合、たとえば、この図では親が長男を「さとう」姓にしたわけですが、この子が成長して、「僕、『さとう』より『たなか』がいい!」と言い出したらどうするんでしょう?
その時点で変更は可能なんでしょうか?
子供の意思を尊重するため、予め法律で「途中で変更可能」と規定したとします。
で、長男が途中で姓を「さとう」から「たなか」に変えたとします。
すると親戚や学校やご近所さんや役所が混乱しませんかね?
混乱を未然に防ぐため、「一度決めた姓は変更不可能」と法律で規定する方法もあるでしょう。
が、それはそれで長男の権利がないがしろにされますよね。
「なんで僕が生まれた時に『たなか』にしてくれなかったの?」と悔しい思いをすることでしょう。
このように、家族間で無用なストレスや対立を生み出したり、周囲を混乱させたりするリスクが予め十分想定されるのに、なんで法律でわざわざ別姓を認めないといけないの?
そこのところが、私はどうにも理解できません。
各社世論調査を見ると、選択制夫婦別姓に賛成する人の多くが「選択制なんだから別姓にしたい夫婦はそうすれば? ただ、私たちは別姓にはしませんけどね」と考えていることが分かります。
つまり、他人事だと思っている。
たとえば12月12日〜13日に行われた産経・FNN合同世論調査では…
夫婦別姓を希望するか否かについては「希望しない」が81.6%と大半を占め、「希望する」の13.9%を圧倒しています。
選択制夫婦別姓の導入に賛成すると回答した人の中でも、別姓を希望すると答えた人は24.7%にとどまっています。
「他人事だから」と思っている人たちも、先々面倒に巻き込まれる可能性が大いにあるのですが、そのことには気づいていないようです。
少し古い記事ですが、Shionの部屋のしおん★☆さんは、先ほど私が触れた「3人兄弟で数の少ない姓の子の疎外感」のほかにも、さまざまなケースを想定してらっしゃいます。
「保護者名で書かれた連絡網と子供名簿との関連」「PTAや子供会での多大な事務的・時間的・精神的負担」「犯罪に利用される可能性」などです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あと、これもほとんど語られていませんが、「お墓はどうするの?」という問題もあります。
これも以前シミュレーションしてみたことですが…
別姓を望む女性の中には、「夫の実家の墓には入りたくはないが、夫とは同じ墓に入りたい」と考える人もたくさんいるはずです。
その場合はどうなるんでしょうか?
新姓や結合姓が認められなかった場合、先ほどの図で言えば、「たなか家・さとう家の墓」となるんでしょうか?
じゃあ、この夫婦の長男のたなか太郎くんが、やまだ花子さんと結婚し、やはり別姓を選択した場合、お墓はどうなっちゃうんでしょう?
上書きされて「たなか家・さとう家・やまだ家の墓」となるの?
いやいや、やまだ花子さんが、「夫の両親と同じ墓には入りたくない」と言い出すことも十分ありえますよね。
だとしたら、「たなか家・さとう家の墓」とは別に、新しく「たなか家・やまだ家の墓」を作らないといけなくなる!?
何か頭がこんがらがってきましたが、とにかく別姓が認められた場合、お墓が乱立していくってことは十分ありえます。
となれば、子孫が管理していくのも一苦労だし、そもそも誰が誰の先祖なのかも分からなくなりそうですよね。
結果、「別姓を選択したばっかりに、死後もなお子孫にまで迷惑かけてしまう」ってことにもつながりかねないのでは?
もちろん、夫婦同姓の今でも少子化によりお墓の後継者は減ってきているわけだから、頃合いを見て先祖のお墓を一つにまとめてしまうってことはよくあるようです。
ただ、別姓を認めてしまうと、そのサイクルがますます短くなってしまうのは避けられないですよね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しつこいようですが、何で法律を変えてまで夫婦別姓を導入しないといけないのでしょう?
圧倒的多数が別姓を望んでいるならともかく、現実は全く逆です。
別姓を認めろと言って訴訟を起こした人たちの声を聞いていると、自分さえ良ければいいのだろうか?とさえ思います。
判決の前日、FNNが事実婚(別姓)の夫婦を取り上げていました。
今回の訴訟の原告の一人で、家庭科教育研究者の吉井美奈子さんです。
すみませんが、私はこの特集を見て、腸が煮えくりかえました。
【海外で論文を発表することもある吉井さんは、誤解を生まないよう、パスポートに旧姓を併記できるようにしたが、入国審査などで足止めされることが多いという】
面倒な思いをされているのは、お気の毒だとは思います。
でも、レアケースですよね?
そうした人の便宜を図るためだけに、いちいち法律を変えてたら大変です。
もちろん、レアケースでも命に関わる事案とかだったら別ですよ。
でも、この場合は全くそんなことはないですよね。
※そもそもパスポートの旧姓併記は、昔はハードルが高かったのですが、2006年に条件が緩和されました。しかも吉井さんのような研究者は、それ以前から併記対象の職業でした。このように、行政が運用面で努力することで改善が進んできているのもまた事実です。
【また、吉井さんが旧姓を使っているために、思わぬ事態も起きた。
長男・谷 昊埜君が、小学校でけがをしたときのこと。
吉井さんの職場に、担任の先生から電話がかかってきた。
吉井 美奈子さんは「『谷さんですかね?』みたいな感じでかかってきたんですけど、うちは、ほとんど、その名前では仕事してないので、(助手に)間違い電話かなと思われて。それが、もし緊急だったり、入院とかね、手術とかの話だったら、全くわたしの方に気がつかないままだったんだろうなと思うと、ちょっと怖いなと思いましたね」と話した。】
だから、そんな理由でいちいち法律変えてたら大変でしょ!(T_T)
というか、予め職場や学校に「夫婦別姓にしてます」って、なぜちゃんと伝えておかないのだろう?
それは法律の不備や、ましてや違憲・合憲とかの問題じゃなくて、親としての責任感の欠如ではないの?
親がしっかりしていなければ、仮に法改正して夫婦別姓が認められたとしても、こういう事態はいつでも起こりえますよ。
だって、世の中すぐに変わるわけじゃないんだから。
法律ができても、実際にすぐに別姓にする夫婦はごく少数だと想定されます。
夫婦別姓が珍しくない世の中になるまでには(社会全体が別姓家族に普通に対応できるようになるまでには)、少なくとも法が施行されてから10年か20年か、それぐらいの期間は必要でしょう。
※FNN・産経の世論調査では別姓を「希望する」が13.9%で、けっこういるじゃん?と思われるかもしれませんが、現実には相手と考えが合わなかったり、親族との絡みなどもあって、本当に実行に移せる人はこの数字よりかなり低くなるでしょう。
要するに、法律で別姓が認められようが認められまいが、「うちは姓は別々ですが同一家族ですので、対応よろしくお願いします」と周知しておけばすむことです。
法律を変える必然性は全く感じられません。
吉井美奈子さんは先月、NHKの取材も受けていました。
それによると、彼女は11月4日の最高裁での弁論の後の記者会見で、こう話しています。
【生まれてきた名前を使い続けたいという気持ち、皆さん強く思っていて、使い続けられるのは個人の尊厳を大切にする意味でも大事なのでは。】
私は結婚して夫と同じ姓になった時、嬉しかったですけどね。
それに、姓が変わっても変わらなくても私は私だし。
そんな私は吉井さんから見たら異常に映るのかな?
「あなたには自分がない」とか言われちゃうのかな?
私にしてみれば、「姓が変わったら私は私でなくなる」と考える人の方が不思議です。
そんなに自分に自信がないのでしょうか?
「私が私でなくなる」と感じるのはもちろん自由ですが、「だから法律を変えて下さい」とか言われても、単なる我が儘にしか思えない。
原告の一人、フリーライターの加山恵美さんは、合憲判断が出た後の会見で、「何かを捨てて何かを取る」ことになるのが嫌だという趣旨の発言をしていましたが、結婚ってそもそもそういうものでは?
いえ、結婚に限らず、人生そのものが「何かを捨てて何かを取る」の連続では?
[夫婦別姓訴訟の最高裁判決後の報告集会に臨む原告の(左から)塚本協子さん、小国香織さん、加山恵美さん、吉井美奈子さん=東京都千代田区の参院議員会館]
また、今回の原告の中にはいないかもしれませんが、賛成派の中には、「夫婦別姓にすれば夫の実家とあまり関わらなくてすむ」と考える人もいるようです。
それって、逆に言えば、「夫の親にお嫁さんと認めてもらえない」ことにつながるんですが、それはいいのかな?
そこまでして結婚する意味って何なのでしょう?
じゃあ、もう事実婚でいいのでは?
と言うと、「税金面で不利になる」とか言う人も多いんですよね。
じゃあ、籍を入れればいいのでは?
と言うと、「だから姓が変わるのは嫌なんです!」って返されて、永遠ループ。
あと、最近ネットで見かけた別姓賛成派の女性の意見で、失礼ですが思わず笑ってしまったものもありました。
その女性は「日本は古い慣習に縛られすぎ」と主張すると同時に、こんなことも言っていたからです。
「姓が変わると画数が変わって運気が下がる」
それこそ古い慣習ではないですか?(^_^;
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男女差別や男尊女卑の話をする別姓賛成派の人もよくいますね。
たとえば、「お隣の中国や韓国も別姓なのに日本は遅れている」と言ってる人が未だにいたりします。
そういう人には、これも少し古い記事ですが、
夫婦別姓反対論で論壇デビューした宮崎哲弥さんのコメントを参考にしていただきたいです。
■09/11/29付:夫婦別姓は封建制度への逆行!昨年の「たかじん非常事態宣言」より
この記事の、私の雑感部分でも書きましたが、
中韓の夫婦別姓=男女平等・進歩的 というのは間違い。
むしろ逆です。
これらの国は、儒教の思想により「父系の血統主義」にもとづく家族制になっていて、女性は嫁いだ後も一族の人間とは認められないという古い考え方が残っているのです。
だから一家の中で、子供は父親の姓、妻だけが別姓。
もっと言えば、女性はあくまでも子孫を残すための道具という位置付けで、これは究極の女性差別とも言えます。
※もっとも中国では最近は男女同権が浸透してきて、昔とは違った意味での夫婦別姓となってきているそうです。ただ、韓国や北朝鮮ではまだまだかつての儒教の思想が残っているそうです。
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アイデンティティがどうの、男女差別がどうの、不便だどうのと、レアケースを無茶振りで法改正させようとする人たちは、本当の目的が他にある、いわば運動家みたいな人たちじゃないかと思えて仕方ありません。
それを何よりも表しているのが、この画像。
2015年6月12日、民主党、社民党、共産党、無所属の糸数慶子議員と薬師寺みちよ議員が共同で、選択制夫婦別姓を盛り込む民法改正法案を参院に提出した時のものです(民主党サイト参照)。
法案は過去に何度か提出されていますが、民主党政権時代、かなり危険な状況になったことがありました。
この時は幸い、連立政権を組んでいた国民新党が反対したため頓挫したのですが…。
今回、「夫婦別姓を認めない」=「合憲」という判断は出たものの、これに関係なく、左派の政党や議員は今後も法案提出を続けるでしょう。
また、原告の顔ぶれは変わるでしょうが、訴訟もいずれ再び起こされるでしょう。
それが証拠に、原告の一人である加山恵美さんは、裁判官15人のうち5人が違憲と判断したことについて、「初回の挑戦にしては頑張ったのではないか」とコメントしていました(日経 2015/12/16 19:40)。
靖国訴訟と同じく、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる作戦を実行する気なのでしょうか?
そうなれば、原告側に有利な判決を下す、サヨサヨな裁判官がいずれは出てきてしまうでしょう。
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※拙ブログ関連エントリー
・09/11/29付:夫婦別姓は封建制度への逆行!昨年の「たかじん非常事態宣言」より
・09/12/12付:すっかり忘れてたけど妹んとこが夫婦別姓(細切れぼやきも)
・10/2/21付:【緊急】夫婦別姓法案の提出が危険水域に
・11/1/7付:夫婦別姓求め初の提訴!って意味分からん!
これらの記事では、読者様の間でも熱い議論が展開されました。
お時間ある方はコメントもチェックを!
別姓賛成派は単発のHNの方が多く、今から思えば、どこかから「呼び込まれた」方々だったのかもしれません。
あと、私が別姓に反対していることをとらまえて、「あなた本当は男でしょう」と言ってくる方もいました。15年ほど前、私が慰安婦問題で「強制連行はなかった」と言ったら、「あなた本当は男でしょう」と返されたことがありますが、まさにデジャビュでした。
以下、私が共感したご意見からいくつか転載させていただきます。
【身近にいる小学一年生に聞いてみたんです。「お父さんとお兄ちゃんが山田(仮)、お母さんとあなたが田中(仮)って名前になったらどうする?」って。そうしましたら、「そんなのズルイ!なんでおにいちゃんとお父さんが山田でボクとお母さんが違うんだ。仲間はずれはいやだ。みんな一緒がいい!」って返答がきました。
そんなものだと思います。洗脳でもしないかぎり大人の個人的な趣向は子供にとっては「仲間はずれ」でしかないんだなと。わたくしはこの質問の返答を聞いただけでも「やっぱり夫婦別姓はイヤだな」と思いました。】
【少数派の声をくみとることも大切だが、生命・財産に関わることならともかく別姓希望派の理由を聞くと「私が私でなくなる」といった感情的、あるいは「仕事上不都合である」といった便宜的な理由がほとんどであり、その少数派(「選択的」別姓賛成と答える世論も9割以上は自分自身は別姓にはしないと回答している)の声をくみとり別姓法制化することで、他のもっと大きな弊害を呼びこむ可能性が高いのだから、少なくとも現時点では別姓法制化は時期尚早であると考えます。いずれ認めることがあったにしてもよほど議論をつめてやらないと、地域社会の連携崩壊は勿論のこと、偽装家族の温床になるなど治安の悪化にもつながりかねません。
高市早苗さんだったと思うが、通称を使いやすくするため手続き上緩和をするなど、法改正ではなく手続きで便宜を図るべきという意見が現実的であると思います。】
【結局は、自分が変わりたくない変えたくない、何も失わずに新たなものを手に入れたい、というエゴが根本にあるのではないかと思います。ではそこで、相手を変えるだけの努力をするかというと、それもしないしたくない、という怠惰な意識も。でもそんな現実には向き合えないし向き合いたくない。むしろ、自分の願望が通らないのは法律が、社会が悪いんだ……
ええ、私自身の体験からの考察でございます(^^;)もちろん、ここまで極端なことは考えていませんでしたけど、社会や法律を語る前に、伴侶や家族と徹底して向き合う視点が欠けておりました。そこを超えたら、結局は「自分次第」という結論に至りましたね〜。ですから、この原告の皆さんのお言葉には、「おいおいあんたらいくつやねん!」と思いっきりツッコミましたよ!(笑)いい年をして、手前勝手な「自分探し」に世間を巻き込まないで欲しいものです。】
【選択的夫婦別姓制度の「選択的」に違和感を感じますね。なんか反対論を封ずるマヤカシのような。】
【国際結婚のため別姓に甘んじてる夫婦は多いですね。友人にもいますよ。同姓にすることは可能なんだけど面倒多くて別姓で通してる夫婦が多いんだから、先にそっちを法律で救ってあげるのが筋だと思いますが。】
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Comments
【ソ連の「革新」的な実験がもたらした大惨事 】
http://www.oct.zaq.ne.jp/poppo456/in/b_cobet.htm
そして社民党の福島さんの主張もソ連の実験を、自ら実践しているようです。
・・・・・・「私は、子供が18歳になったら“家族解散式”というのをやろうと思っていて、それ以降は、パートナーと子供ともスープのさめない距離に住んで、名実共に個人単位で暮らしていきたいなと思っている。
家族だって、ひとつの定義にすぎない。家族も個人のネットワークなんだ。」・・・・・・引用終わり
福島瑞穂 著『結婚はバクチである』
そしてサヨクの人気者し〜るずの作ったシンクタンクのHPを見てみたら、やはりソ連の影響があるようです。
【ReDEMOS(リデモス) 市民のためのシンクタンク】
・・・・・・多数派 が立憲主義を蹂躙し、民主主義を無視した議会運営を強行した場合、それが明確に違法となる制度をあらかじめ準備しておかなければ、「良識無 き多数派」に対して無防備な統治機構となってしまう以上、一定の法的措置が必要です。・・・・引用終わり
http://redemos.com/
( ˘•ω•˘ ) 良識無き多数派?
はじめて知りました。
たいへん勉強になります。
預貯金の通帳なども、旧姓でもOKにすればいいのではないかと思います。
実際、在日の方々は通名を使用していますし。
>アイデンティティがどうの、男女差別がどうの、不便だどうのと、レアケースを無茶振りで法改正させようとする人たちは、本当の目的が他にある、いわば運動家みたいな人たちじゃないかと思えて仕方ありません。
同感です。
夫婦別姓法案が通ったら、これを足掛かりにして、さらに過激なジェンダーフリー運動を展開していくんでしょうね。
一見政府与党に反対する理論を展開しようが、最後は『寝返る』か『無かったことにする』のが明白です。
日米戦を煽るだけ煽り、いざ敗戦となれば『平和国家マンセー』『一億総懺悔』という構図は全く同じです。
妻が離婚後に旧姓になっても、入籍届等の手続きをしなければ子供は夫の姓のままになることも可能だし。さらに、連れ子がいる男性と再婚しても、妻が夫の名字になり、夫婦と夫の連れ子が夫の名字の中で元夫との子供だけ別姓のままというのは起こりうる。
昔は反対論者でしたが、現行法でも親が管理する未成熟子の姓がバラバラになることは容認しているのを知ったので容認論者になりました。
ただ、夫婦別姓問題は同一戸籍同一氏の原則とも絡んでいますからね。地方自治体の役所の戸籍管理もそれを前提として動いているし。仮に夫婦別姓が認められても、一応は子供の姓は統一して欲しいですね(もし、一部の子だけを旧姓にしたいのなら、祖父母と養子縁組することで対応すればいい)。
身内に20年前から研究職の為 旧姓で仕事をしている女性がいます。(表札は2つかかっていす。)隣の部署のご主人は必要なら女性の姓になってもよいと言ってくれます。そういう身内を見ているからかうちの子は 別姓でと言う人とは お付き合いを終了するそうです。
>賛成派の中には、「夫婦別姓にすれば夫の実家とあまり関わらなくてすむ」と考える人もいるようです。
こういう相手を受け入れない感じが嫌みたいです。
その女性の父親は
> 「姓が変わると画数が変わって運気が下がる」
と言われなくてよいようどんな苗字にも大丈夫なようにすごく考えてと言っていました。
しかし16日のぷいぷいはひどかってですよ。事実婚の弁護士、バツ2の国生さゆり。ざこば師匠が唯一の救いでした。
まして、嫁ぎ先での人間関係が悪かったりすれば、所有物のように扱われてきた気になる女性も多いかもしれない。
が、配偶者の姓も含めて好きになるのではないだろうか? 好きになったら“あばたもえくぼ”なんだから姓くらいって思う。
最初から家族の一員になることを拒否するような姿勢には疑問を感じるし、結婚生活とは辛抱の連続とかなんとか…。
単純に、○○家代々の墓に入れるのだろうか? そもそも入る気が無いのだろうか? 別姓になったら、個人毎に墓標が必要になるのだろうか? 韓国のように墓地だらけになって土地不足になるのではないか? いずれ誰も墓を守らなくなってしまうのではないだろうか?と思う。欧米では墓は子孫がちゃんと守っているのだろうか?
以前、朝鮮統治時代の“創氏改名”について調べたことがあって、朝鮮の夫婦別姓は、男女平等や同権どころか、男尊女卑によるものだと知りました。
つまり、嫁は子を産むまでは家族とは見なされなかったということによるものらしい。
しかも夫婦別姓だと、例えば、朴家の祖母は金さん、母は林さん、子の嫁は盧さんというふうに複雑になるので、戸籍上の“姓”はそのまま残して“氏”を創ったというもので、決して朝鮮人の名前を奪って日本名を強制したものではなかった。
仮に、夫婦別姓“選択”制が施行されたとしても、別姓選択者は少数派だろうし、その家系は衰退していくだろうと思うので、それはそれで自業自得でいいかもと思う。
銀行口座などで仕事上の不都合があるならば、旧姓と戸籍姓併記で開設できるようにするなど法改正すればいいだけだと思う。
日本でも江戸時代は、苗字が無かったらしいのですが、家号(屋号)で家族を言い表していた伝統もあり、今でも我が田舎の年配者は常用していますね。
共産党に言わせると「憲法を現実に合わせるのではなく現実を憲法に合わせるんだ。」(電話で本当にこう言った)だそうですけどね。なら合憲って判決が出たんだからこれ以上文句を言うなよって話です。
「強要する訳ではない/寛容で良いじゃないか」という論法を取るなら、現在禁止されている「重婚(一夫多妻など)」、「同性婚(同姓婚ではない)」、「近親婚」、「直系姻族婚」、「養子親子婚」だって同じ論法で認めてあげたって良い/強要する訳ではない/寛容で良いと思いませんか?
婚姻制度に限らず、社会制度というのは「社会の特定の文化伝統に基づく価値観の強制」の面があるものです。「夫婦同姓」は、(必ずしも合理性に基づかない)価値観の強制が前提としてあるのであって、価値観の強制性を否定する「強要する訳ではない/寛容で良いじゃないか」というのは本末転倒な考え方だと思っています。
「夫婦別姓」に賛同するなら、「日本社会であるべき価値観」をキチンと考えて賛同しないと無責任だし、寛容性を装って賛同する輩に限って裏では別姓家族に陰口をたたく思います。
あと、女性の社会進出に伴い「改姓のデメリット」てのは確かにあるのですが、「通称」などと面倒なことを言わずに、公的身分証(パスポート、免許証など)は「姓名」の代わりに「マイナンバー」をメインに記載して、必要に応じて戸籍名、旧姓、通称、芸名、その他なんでも参考情報として記載するようにすれば解決すると思いますね。
友人も「印鑑とか変更面倒くさい。出来れば別姓がいい」と言っていました。この友人は仕事で旧姓を使用しているのですが「子供が旦那の姓の場合、あなたと親子としての証明ってどうするの?親子証明書とか既存の証明書に追加とかなると思うけど、そこまでしてやらなきゃならない?」と聞いたら答えてくれませんでしたね。
そんなに旦那の姓にするのがイヤなら入籍しなきゃいいのでは?と思いましたよ。人権弁護士は飯ウマでしょうね。裁判に使った時間が無駄としか思えません。議論が出来るのは良い事だと思いますけど。
彼らは、同性婚夫婦に育てられたことで、如何につらい思いをしたかを切々と訴えているのです。
やはり男親、女親の家庭で育ちたかった、男の父親、女の母親がいなくて寂しかった、両親が同性であったことで心が混乱したと主張しているのです。
夫婦別姓にしろ、同性婚の合法化にしろ、社会的影響もすることながら、最大の当事者たる子供達の権利が全く考慮されていないように思われるのです。
多様性のある社会を目指すのなら、こうした人達の意見にも真摯に耳を傾けるべきだと思いますが、なぜかそうした議論はすっ飛ばして、制度ばかり作るのが、あたかも進歩的、先進的であるかのような風潮は、後世に大きな禍根を残すことになりはしないでしょうか?
パヨク共の日本破壊工作に変に理解を示す馬鹿共が居るんですよね。ヤフコメにも居ますよ、中途半派がワンサと。『自分は別姓にしないけど、世の中多様な意見が大事だし、そういう家族もありなんじゃないかな』みたいなノリの唐変朴が。脳天叩き割りたくなりますけどね、こういう馬鹿共は。
今日の雄叫び及び戯言:お前ら、我が国を破壊しようとする反日パヨク共のお先棒担いでんじゃねえよ!お前らの良いっ子ぶりで他の日本国民に迷惑掛けるな!おととい来て逝け!
少なくとも自己満足な理由で民法を改正する事は危険な事だろうと思います。
離婚率が増加していますが、これは本来、あまり望ましくない傾向です。離婚率が増えているから「別姓」を導入せよという主張にも賛同しかねます。
離婚の増加は、経済的事由、家庭的事情など、様々ですが、こうした家庭が増えている事は懸念しなければなりません。
ただ、だからといって、離婚が前提で別姓を導入する事は、本質からずれた議論であろうと思いますから、反対です。
戸籍制度の改正、婚姻後の旧姓の扱いなどは議論するべき対象にはなるとは思います。
ただ、姓名とは本来、家名を表すものであり、入籍とは、その家の一員となる事が前提であるという事を忘れないで欲しいと思います。
それでも親が死んだら、財産だけは相続の権利を要求するのです。
ちなみに在日3世と結婚してしまった或る日本女性のツイートですが……
『あくび ‏@akeasu47 12月19日
そうそう 朝鮮姑に「あんた勘違いせんといてな、韓国では腹貸しって言って嫁は子供生んだら出て行くんや」と言われた
が、なんでお前がいるんだ?だとしたら韓国に姑はいないだろと思った』だそうです。子供産んだあとに家追い出されるんだったら、そりゃあ『別姓』の方が都合いいんでしょうね。
結婚して姓が変わって「色んなものを変更するのが面倒臭いから別姓でもいい」と言ってる人はお若い。本当の面倒臭さを知らない。自分の証明書類を取るのは実に簡単だし、変更するのも、しようと思えばすぐ出来る。
結婚は、最初より最後のほうが手続きが大変なのです。
例えば、配偶者が亡くなり相続の手続きをする時に『夫婦別姓』だと法律的に混乱します。『夫婦同姓』でも配偶者の書類を揃えるのは面倒臭いのに、1つの家族がバラバラの姓だと どうなるんだろう。証明の書類が多くなり、非常に煩雑になり長期になるわけで、また抜け穴も多いだろう。故に、職場で『夫婦別姓』を容認してもいいから"法律"を変えるのは反対です。
夫婦の姓は選択できるし、大抵の職場では別姓使用は容認されてるし、事実婚もその年数で法的権利が認められているのに、なお『夫婦別姓』を訴え法律を変えたい人って、日本の戸籍制度や家族を壊したいとしか思えない。
夫婦別姓と言う「個人」にこだわる割には、親の苗字という「血統」にこだわっているのは極めて前近代的ではないか
と言う内容の(幾分揶揄を含んだ)批評をしています。
また、ネット上では、
結婚による改姓が人権侵害なら養子縁組による改姓も同じ理由で人権侵害ではないか
という論点を提示している人もおり、個人的には、その問題意識は正しいと思います。
夫婦よりも親子のつながりが強いということについて、合理的な説明がなされない限り、この問題提起は有効です。
実は、民法上の規定では「氏」となっており、「姓」ではないのですが、「姓名」といわれるように、「氏」、「苗字」、「姓」と言うものが事実上同じものとして認識されていることによる議論の混乱があります。
例えば、在日朝鮮人問題でよく出てくる用語で「創氏改名」と言うものがありますが、ここでも「氏」であって「姓」ではないというところが「ミソ」です。より正確に言えば、当時の朝鮮戸籍に記載されている人は
夫婦別姓かつ夫婦同氏
と言うことになります。
ここでは、混乱を避けるため、「苗字」または「氏」を主に使います。
発展しすぎた一族の場合、親子兄弟で苗字(氏)が異なる場合が良くあります
例えば
父親:閑院
長男:三条
次男:徳大寺
三男:西園寺
と言う例もあります。
また、江戸時代では
十四代将軍の座を徳川慶福(家茂)と徳川慶喜との間で争ったと言うところを
紀伊慶福と一橋慶喜との間で争った
と言うこともあります。
つまり、「独立した家計」を営む一家であれば、親兄弟の間で苗字(氏)が異なる場合がありますが、それでも「特定できれば」あまり問題とならないものです。現代で類例を探せば、一家が芸能人であれば、親兄弟で名前が異なる場合が結構ありますが、それでも問題視されないという事例でしょう。
で、今回の問題は「同一の家計」で別々の苗字(氏)を名乗ることの是非なので、これまでの「歴史的経緯」とはいささか次元を異にします。
もちろん、夫婦共働きで「独立」して仕事をしている場合には「独立した家計」と同様、「職場」では「夫婦別姓」でもよいというのが、今回の「別姓容認派」の立脚点になるでしょう。
しかし、ここでも、何人かが言及していますが、
子供(未成熟子)を養育中の家庭全体を指す名称
は何らかの形で統一する必要があるということです。
この意味における「○○家」という集合名詞は現代でも意味を失っていません
(未成熟子を養育している一家は「同一の家計」であることはほぼ自明だからです)
そして、この意味(より正確には「家産共同体」の総称)である「苗字」は統一されるべきでしょう。
もちろん、「家庭」と「職場」で「氏」を使い分けることは現在でも「旧姓使用」と言う形で可能となっています。で、同一人の判定が可能であれば、各所で名前を使い分けても問題ないでしょう。セキュリティ上の問題はあっても、「マイナンバー」制度が軌道に乗れば、戸籍とリンクさせれば、技術的には解決可能です。
で、現代の戸籍が「一家一戸籍」を原則としていることと、「未成熟子」の養育という観点からすれば、戸籍上は「夫婦同姓(氏)」というのが論理的結論でしょう。そして、戸籍上の名前と職場での名前での「リンク」に「マイナンバー」を活用するということです。
「子はかすがい」と言う言葉がありますが、この問題でもそうなります。
ここからは、派生的論点ですが、夫婦別姓、事実婚、同性婚など結婚・家族制度を巡る論点が百花繚乱の様相を呈していますが、少子化対策の観点からも「共同養子」の制度を創設して
1 未成熟子を共同養子として「同一の家計」で養育する場合には、その「共同養親」相互間で配偶者と同等の恩恵を与える
2 共同養子の養育が終了すれば、「共同養親」相互間の関係は「ただの同居人」の関係となる
とすれば、同性婚、事実婚の問題は事実上解決します。異性婚の場合は現行制度を維持
(共同養子関係については、戸籍で確認できます)
また、中絶される運命だった子供が、養子となることによって、生きることができるという効果もあります。
核家族化と「家制度」の崩壊に伴い、養子が日陰者扱いされてますが、少子化と言う側面から、養子制度の「再評価」と言うものをすべきだと思います。
https://goo.gl/bSUDHi
https://goo.gl/bSUDHi
昨年末に「夫婦同姓は合憲」判決出たのに、またまた民主が法案出そうとしてるのか?
と思って、あわててこちらにコメントしたのですが・・・。
昨年6月12日の話だったんですね。よく読めばわかることだったのに(大汗)
ご迷惑をおかけしました。
でも、今回のこのキャンペーンも、訴訟が再び起こされた時の、抑止力になるのでしょうか。
8月から始まった、外国人扶養控除制度の見直しを求める動きのご報告です。12月21日時点での状況は、奈良県高取町議会、北九州市議会を始めとして、意見書採択30議会、趣旨採択7議会となっております。(意見書は全国約1800自治体に郵送。)
しかし、郵送された意見書を受理しない自治体も多く、現在約1500の自治体で審議すら始まっていない状態です。そこで、意見書を地元自治体に直接提出できる方を募集しているということです。「持って行ってもいいよ。」、「私も議会に意見書を提出してみたい!」という方、マニュアルがございます。どうか、「【外国人の扶養控除】上手な陳情のやり方」で検索を!