戦後の刷り込みが“感化テロ”を招く!テロ防止の基本は完璧に守ろうとしないこと! 青山繁晴「インサイト・コラム」
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■12/16放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
アメリカのロス郊外で起きた“感化テロ”が、日本でも起きる可能性があると指摘する青山さん。
その遠因となるのは、敗戦後「日本が悪い」と国民が刷り込まれてきたこと。
テロ対策で私たち民間人がまず考えるべきは、「ミティゲーション(緩和)」で、完璧に守ろうとしないことだそうです。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像はイメージとしてこちらで付けさせていただいたものです。
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■12/16放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
アメリカのロス郊外で起きた“感化テロ”が、日本でも起きる可能性があると指摘する青山さん。
その遠因となるのは、敗戦後「日本が悪い」と国民が刷り込まれてきたこと。
テロ対策で私たち民間人がまず考えるべきは、「ミティゲーション(緩和)」で、完璧に守ろうとしないことだそうです。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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櫻井浩二(RKBアナウンサー)
「水曜日です。独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
櫻井浩二
「先週話がちょっと途中で終わってしまったんですけれども(書き起こし)、私たちの身近な所で起こるテロに備えるために何をしたらいいのかということを、今日もお願いします」
青山繁晴
「ええ。まあ、あの、途中で終わったというよりは、具体的な対策の取り方っていうのは、改めてお話ししますということだったんですね」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「で、お約束しましたんで、ま、他にも話したい件もいろいろありますけれども、お約束したことは早く実行したいんで」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「えー、今週やります。あの、場合によっては、えー、無理に、今週収めないで、2週連続ってことも櫻井さん、ま、勝手に申しますが、ちょっと考えてるんですけれども」
櫻井浩二
「いや、そういうのも…、はい、お願いします。1回では話しきれないこともあると思いますので」
青山繁晴
「ええ。で、大事なことですからね、今」
櫻井浩二
「はい、そうですね」
青山繁晴
「それで、皆さん今、世界の風向きとして、日本もテロのターゲット、になってないとは言えない、状況だというのはお分かりだと思います」
櫻井浩二
「そう思います」
青山繁晴
「で、日本警察は優秀ですけれども、そして実は日本ではテロはたくさん起きてます」
[三菱重工爆破事件(1974年8月30日)]
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「今まで起きてないって思い込みはまず捨てていただきたいんですけども」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「地下鉄サリン事件をはじめ、テロ事件と呼べる、あるいは呼ばなきゃいけないものはたくさん起きてるんですけども、一番問題なひとつは、その教訓がほとんど生かされてないっていうことなんですね」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「で、その上で、えー、今の、普通の国民にとっての、最大の、目の前の問題っていうのは、自称『イスラム国』をはじめとする、いわば新しいタイプのテロリストが、ターゲットを、ソフトターゲットに持ってきてるってことなんですね」
櫻井浩二
「ああ〜、はいはい」
青山繁晴
「で、日本の警察、守り固めてますけれどもやっぱり総理官邸であったり、そういう主要施設が中心なんですけれども、このソフトターゲットって言葉、もうご存知の方も多いと思いますが、たとえばスーパーマーケット、学校、映画館、レストラン、ファーストフードの店、つまり普通に生活している国民が、行ったり、入ったりする所、ほとんど無限なんですよね」
櫻井浩二
「う〜ん、はい」
青山繁晴
「で、今、警察庁、それから防衛省も加わり、それに外務省も加わり、そして内閣が統率して、日本もそれなりに、新しいテロ対策を、急速に強化しようとしてますが、これ基本で言うと、まず、情報を集める能力を強めて、あらかじめ備えるっていうことが、この基本になってるんですね」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「しかし、ま、あの、僕のように仕事にしてなくても、どなたでも、今、リスナーもお分かりだと思いますけれども、このソフトターゲットについて言うと、これを、全部守るっていうのは全く不可能なことですね」
櫻井浩二
「うーん、無理ですよね、それは、広すぎちゃって」
青山繁晴
「はい。それから、このソフトターゲットに関連してもう1個、重大な問題になってるのが、えー、これは先週にも申しましたけれども、たとえばアメリカのロスの、えー、ま、東へ100km行った所にある、ま、住宅都市でですね、14人が殺害された、このテロ事件、これテロなんですけれども、自称『イスラム国』に関連するテロなんですが、自称『イスラム国』は、実は、全く関与してない」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「インターネットでただ感化されて、それで行ってしまった、ま、僕の命名ですけど、感化テロなんですね」
櫻井浩二
「うーん、はい」
青山繁晴
「櫻井さん」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「これ実は、ここが日本にとって大きな問題なんですよ」
本庄麻里子
「うーん」
櫻井浩二
「そうなんですか?」
青山繁晴
「というのは櫻井さんも僕も、もうスタジオにいる皆さん全員、リスナー全員、ありとあらゆる敗戦後に生まれた日本人、まあ、敗戦後70年ですから、ま、大半がそうなわけですけど、ずーっと日本人は悪いってイメージを思い込まされてきたんですね」
[ひと目でわかる「GHQの日本人洗脳計画」の真実]
櫻井浩二
「ああ〜。はい」
青山繁晴
「主として、先の大戦に関してのことなんですけれども」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「ただ、ほんとに自分の心の中、改めて覗き込んでほしいんですが、私たちは何か悪いことをしたんだと、いうイメージが、すっごくちっちゃい頃から刷り込まれているんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、そういうメンタリティ、精神性が、意識しないところにあると、たとえば、日本も、空爆には参加してなくても、こういう空爆に参加してる国を間接的に、あるいは、資金面で言うと直接的に支援してるじゃないかと」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「いうようなことをネットにさんざん、さんざん、今はまだ英語だから、英語を中心に、つまり日本語以外の書き込みが多いから、さほど目立たないけれども、これ、日本語も必ず増えていきます」
櫻井浩二
「はあ」
青山繁晴
「で、その時に、この、私たちの心の奥に眠っている日本も悪いという思い込みが、間違いなく刺激されますから」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「そうすると、どっか外国からテロリストがやってきて、それを事前の情報で、ま、空港で、えー、阻んだと、入国させなかったっていうことに成功しても、実は同じ日本国民の中から」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「このロス郊外で起きたようなテロが起こされるということを、実は考えなきゃいけないんですね」
櫻井浩二
「あり得ますね〜。ええ」
青山繁晴
「で、その上で、実は世界で一番これまで、ソフトターゲットに直面し続けてきた、街はどこか。この自称『イスラム国』が現れるはるか以前から、そのような街だったのは、これ実は、エルサレムなんですね」
櫻井浩二
「はぁ〜、はぁはぁ…」
本庄麻里子
「うーん」
青山繁晴
「イスラエルのエルサレム」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「で、ここ、実は旧市街と新市街がありまして、旧市街っていうのは、キリストが生まれる前から、壁に守られてる街です。で、その壁の中をキリストが十字架を実際に背負って、ゴルゴダの丘まで歩かされたわけですけれど、この旧市街は、これ絶対って言っていいぐらい安全です」
櫻井浩二
「あぁ〜、そうですか」
青山繁晴
「もし行かれる方はここに泊まって下さい。えー、しかし、但しホテルはありません。ホスピスっていう修道僧の泊まる宿があって、そこ安いですけれども、インターネットを完備してて、シャワーもあって、えー、そして、安全です」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「ところがですね、その壁を一歩出て新市街に入ると、近代的なホテルがたくさん泊まってますけれども、できればここには泊まってほしくない」
櫻井浩二
「あ、そうですか」
青山繁晴
「なぜかと言うとですね、そのホテルのレストランとか、あるいはその周りのカフェ、えー、オープンカフェも含めて、もし、もしも、まあ、昼間行かれる時に、下を見ていただくと、たとえば足下のタイルに、ほとんど全部血が染みこんでるんですよ」
櫻井浩二
「へぇーー!」
本庄麻里子
「えーー!」
青山繁晴
「今現在もです」
櫻井浩二
「あぁ、そうですか」
青山繁晴
「もう拭いても拭いても、拭ききれない。つまりずっとテロに襲われてて、もう、すさまじい数の、何百人、いやいやもう千人を超える普通の、食事してた市民が殺されてるんですよね」
櫻井浩二
「ほぉ〜〜」
青山繁晴
「ところがそこにドッと市民が繰り出すんですよ、毎晩毎晩」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、家で食べた方が安全でしょと僕は何度も何度もここに行って聞いたんですけれども、そうするとテロに負けることになるから、私たちはあえてここに来て、みんなで食事するんですよと」
櫻井浩二
「なるほど」
青山繁晴
「で、パレスチナを占領してるイスラエルが正しいとは言いません。ね。テロもそこに原因があるんですけれども」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「しかしなぜこの例を引いたかというとですね、私たちが学ぶべきは、必要以上に、実態以上に、被害意識を持たない」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「これはですね、あえて申しますと、福島原子力災害のように、実際に起きた事故よりも、大きくしてしまわない」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「で、これはテロ対策の基本中の基本で、すいません、一瞬英語なんですけども、mitigationって言うんです。カタカナで言うとミティゲーション、これ緩和って意味なんですが、完璧に守ろうとすると、かえって被害を大きくする」
櫻井浩二・本庄麻里子
「ああ〜」
青山繁晴
「被害はある程度出ても仕方がない、これを緩和する」
櫻井浩二
「うんうん」
青山繁晴
「できるだけ少なくする。その考えを、もう僕らの、たとえば私のような、実務上の、仕事にしてる人間ではなくて、このリスナーをはじめとして、リスナーから家族へ、リスナーの家族から友だちへ、愛する人へ、広げていってほしいんですが」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「完璧に守ろうとしてはいけないってことをまず、逆転の発想を頭に叩き込んで下さい」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「そうするとですね、ソフトターゲットで、テロかもしれないってなった時に、とにかくその場から、去って下さい」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「逃げて下さい。えー、これは、ひとつには、テロリスト今後心配されるのは、生物兵器、化学兵器といわれるような、つまりさっき地下鉄サリン事件を出したのは、たまたま出したんじゃなくて、そういう事件の再来もあるってことを考えれば、よけいに、すぐ去らなきゃいけない。えー、僕は、仕事ですから留まります。人を助けるのが、僕はいち民間人ですけれども、人を助けるのが天命だと思ってますから、僕はあくまで留まりますけれども、これもあえて申しますが、皆さんは、とにかく、逃げて下さい」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、その時に、人を助けられる人は、助けつつ去って下さい」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「そして、それに自信のない方は、もう普段の自分の生き方と違っても、とにかくそこから、全力で、逃げるということをまず基本にする。さあその上でですね、じゃあ逃げられなかったらどうするのか」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「ナイフが向かってきたら、そして、銃器が発射されたら、そして今言った、たとえば毒ガスが蔓延したらどうするのか。それを、やっぱり櫻井さん、これ来週もう一度、しっかり、その後半部分をお話ししたいと思います」
櫻井浩二
「はい、分かりました。お願いします。ありがとうございました」
青山繁晴
「はい、ありがとうございました」
櫻井浩二
「独立総合研究所、青山繁晴さんでした」
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____________________________内容紹介ここまで
日本国内もテロのターゲットになるのはもはや避けられない時代ですから、私たち一人一人が対策を考えておくべきですよね。
地震や台風などの防災対策と同じように。
一番気になるのは、やはり最後に青山さんが言われた、テロが近くで起きて、逃げようと思っても逃げられそうにない時、どうすればいいのか?ですよね。
来週まで待ちきれません〜(T_T)
ちなみに、パリのテロを受けて、フランス政府は市民の意識喚起キャンペーンを始めているそうです(画像はボルドーからボンジュール!様より)。
日本もこういうことを始めるべきかも…。
※拙ブログはAmazonアソシエイトに参加しています。紹介している商品をクリックしてAmazonを訪問された皆様がすぐに購入されなくても、24時間以内にその商品や他の商品を購入されれば当方の報酬になります(紹介している商品にお目当ての物がなくても、どれかを適当にクリックしてAmazonの中に入っていただき、そこから目当ての商品に検索などで飛んでいただき購入されれば、当方の報酬になります)。「寄付」的にご協力いただければ幸いです。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
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尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
アニメ「めぐみ」配信中。
日本語版のほか外国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!
takeshima dokdo dokto tokdo tokto
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「おはようございます」
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「ええ。まあ、あの、途中で終わったというよりは、具体的な対策の取り方っていうのは、改めてお話ししますということだったんですね」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「で、お約束しましたんで、ま、他にも話したい件もいろいろありますけれども、お約束したことは早く実行したいんで」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「えー、今週やります。あの、場合によっては、えー、無理に、今週収めないで、2週連続ってことも櫻井さん、ま、勝手に申しますが、ちょっと考えてるんですけれども」
櫻井浩二
「いや、そういうのも…、はい、お願いします。1回では話しきれないこともあると思いますので」
青山繁晴
「ええ。で、大事なことですからね、今」
櫻井浩二
「はい、そうですね」
青山繁晴
「それで、皆さん今、世界の風向きとして、日本もテロのターゲット、になってないとは言えない、状況だというのはお分かりだと思います」
櫻井浩二
「そう思います」
青山繁晴
「で、日本警察は優秀ですけれども、そして実は日本ではテロはたくさん起きてます」
[三菱重工爆破事件(1974年8月30日)]
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「今まで起きてないって思い込みはまず捨てていただきたいんですけども」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「地下鉄サリン事件をはじめ、テロ事件と呼べる、あるいは呼ばなきゃいけないものはたくさん起きてるんですけども、一番問題なひとつは、その教訓がほとんど生かされてないっていうことなんですね」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「で、その上で、えー、今の、普通の国民にとっての、最大の、目の前の問題っていうのは、自称『イスラム国』をはじめとする、いわば新しいタイプのテロリストが、ターゲットを、ソフトターゲットに持ってきてるってことなんですね」
櫻井浩二
「ああ〜、はいはい」
青山繁晴
「で、日本の警察、守り固めてますけれどもやっぱり総理官邸であったり、そういう主要施設が中心なんですけれども、このソフトターゲットって言葉、もうご存知の方も多いと思いますが、たとえばスーパーマーケット、学校、映画館、レストラン、ファーストフードの店、つまり普通に生活している国民が、行ったり、入ったりする所、ほとんど無限なんですよね」
櫻井浩二
「う〜ん、はい」
青山繁晴
「で、今、警察庁、それから防衛省も加わり、それに外務省も加わり、そして内閣が統率して、日本もそれなりに、新しいテロ対策を、急速に強化しようとしてますが、これ基本で言うと、まず、情報を集める能力を強めて、あらかじめ備えるっていうことが、この基本になってるんですね」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「しかし、ま、あの、僕のように仕事にしてなくても、どなたでも、今、リスナーもお分かりだと思いますけれども、このソフトターゲットについて言うと、これを、全部守るっていうのは全く不可能なことですね」
櫻井浩二
「うーん、無理ですよね、それは、広すぎちゃって」
青山繁晴
「はい。それから、このソフトターゲットに関連してもう1個、重大な問題になってるのが、えー、これは先週にも申しましたけれども、たとえばアメリカのロスの、えー、ま、東へ100km行った所にある、ま、住宅都市でですね、14人が殺害された、このテロ事件、これテロなんですけれども、自称『イスラム国』に関連するテロなんですが、自称『イスラム国』は、実は、全く関与してない」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「インターネットでただ感化されて、それで行ってしまった、ま、僕の命名ですけど、感化テロなんですね」
櫻井浩二
「うーん、はい」
青山繁晴
「櫻井さん」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「これ実は、ここが日本にとって大きな問題なんですよ」
本庄麻里子
「うーん」
櫻井浩二
「そうなんですか?」
青山繁晴
「というのは櫻井さんも僕も、もうスタジオにいる皆さん全員、リスナー全員、ありとあらゆる敗戦後に生まれた日本人、まあ、敗戦後70年ですから、ま、大半がそうなわけですけど、ずーっと日本人は悪いってイメージを思い込まされてきたんですね」
[ひと目でわかる「GHQの日本人洗脳計画」の真実]
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「ああ〜。はい」
青山繁晴
「主として、先の大戦に関してのことなんですけれども」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「ただ、ほんとに自分の心の中、改めて覗き込んでほしいんですが、私たちは何か悪いことをしたんだと、いうイメージが、すっごくちっちゃい頃から刷り込まれているんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、そういうメンタリティ、精神性が、意識しないところにあると、たとえば、日本も、空爆には参加してなくても、こういう空爆に参加してる国を間接的に、あるいは、資金面で言うと直接的に支援してるじゃないかと」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「いうようなことをネットにさんざん、さんざん、今はまだ英語だから、英語を中心に、つまり日本語以外の書き込みが多いから、さほど目立たないけれども、これ、日本語も必ず増えていきます」
櫻井浩二
「はあ」
青山繁晴
「で、その時に、この、私たちの心の奥に眠っている日本も悪いという思い込みが、間違いなく刺激されますから」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「そうすると、どっか外国からテロリストがやってきて、それを事前の情報で、ま、空港で、えー、阻んだと、入国させなかったっていうことに成功しても、実は同じ日本国民の中から」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「このロス郊外で起きたようなテロが起こされるということを、実は考えなきゃいけないんですね」
櫻井浩二
「あり得ますね〜。ええ」
青山繁晴
「で、その上で、実は世界で一番これまで、ソフトターゲットに直面し続けてきた、街はどこか。この自称『イスラム国』が現れるはるか以前から、そのような街だったのは、これ実は、エルサレムなんですね」
櫻井浩二
「はぁ〜、はぁはぁ…」
本庄麻里子
「うーん」
青山繁晴
「イスラエルのエルサレム」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「で、ここ、実は旧市街と新市街がありまして、旧市街っていうのは、キリストが生まれる前から、壁に守られてる街です。で、その壁の中をキリストが十字架を実際に背負って、ゴルゴダの丘まで歩かされたわけですけれど、この旧市街は、これ絶対って言っていいぐらい安全です」
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「あぁ〜、そうですか」
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「もし行かれる方はここに泊まって下さい。えー、しかし、但しホテルはありません。ホスピスっていう修道僧の泊まる宿があって、そこ安いですけれども、インターネットを完備してて、シャワーもあって、えー、そして、安全です」
櫻井浩二
「はい」
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「ところがですね、その壁を一歩出て新市街に入ると、近代的なホテルがたくさん泊まってますけれども、できればここには泊まってほしくない」
櫻井浩二
「あ、そうですか」
青山繁晴
「なぜかと言うとですね、そのホテルのレストランとか、あるいはその周りのカフェ、えー、オープンカフェも含めて、もし、もしも、まあ、昼間行かれる時に、下を見ていただくと、たとえば足下のタイルに、ほとんど全部血が染みこんでるんですよ」
櫻井浩二
「へぇーー!」
本庄麻里子
「えーー!」
青山繁晴
「今現在もです」
櫻井浩二
「あぁ、そうですか」
青山繁晴
「もう拭いても拭いても、拭ききれない。つまりずっとテロに襲われてて、もう、すさまじい数の、何百人、いやいやもう千人を超える普通の、食事してた市民が殺されてるんですよね」
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「で、パレスチナを占領してるイスラエルが正しいとは言いません。ね。テロもそこに原因があるんですけれども」
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「しかしなぜこの例を引いたかというとですね、私たちが学ぶべきは、必要以上に、実態以上に、被害意識を持たない」
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「はい」
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「これはですね、あえて申しますと、福島原子力災害のように、実際に起きた事故よりも、大きくしてしまわない」
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「う〜ん」
青山繁晴
「で、これはテロ対策の基本中の基本で、すいません、一瞬英語なんですけども、mitigationって言うんです。カタカナで言うとミティゲーション、これ緩和って意味なんですが、完璧に守ろうとすると、かえって被害を大きくする」
櫻井浩二・本庄麻里子
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「被害はある程度出ても仕方がない、これを緩和する」
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「うんうん」
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「はい」
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「そうするとですね、ソフトターゲットで、テロかもしれないってなった時に、とにかくその場から、去って下さい」
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櫻井浩二
「はい」
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「で、その時に、人を助けられる人は、助けつつ去って下さい」
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「はい」
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「そして、それに自信のない方は、もう普段の自分の生き方と違っても、とにかくそこから、全力で、逃げるということをまず基本にする。さあその上でですね、じゃあ逃げられなかったらどうするのか」
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「ええ、ええ」
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一番気になるのは、やはり最後に青山さんが言われた、テロが近くで起きて、逃げようと思っても逃げられそうにない時、どうすればいいのか?ですよね。
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