五百旗頭イズムが防大生を苦しめる
やや古い話で恐縮ですが、12月9日に放送されたNHK「クローズアップ現代」、皆さんご覧になりましたか?田母神論文問題がテーマでした。
これを見てまず驚いたのは、26分間の放送時間中、主役であるはずの田母神前空幕長のインタビューが、記者の質問も含めたった45秒間しかなかったことです。
田母神さんの発言はこれだけでした。
「不安を与えるから(自衛官は)ものを言うべきでないということはね、結局、私は発言を封じていることだと思うんです」
「自分たちの先輩がね、残虐行為をした、侵略をした、ろくな国じゃなかったというふうなことを教え込まれたんではですね、やっぱり国のために頑張るという自衛隊はできませんね」
加えて言えば、この田母神さんの発言直前の小松基地元幹部や元航空幕僚長の発言は字幕入りで流されたのに、田母神さんの発言は字幕なし。そんなに田母神さんの主張が国民に浸透するのが怖いんでしょうか?
ま、田母神さんの参考人招致の中継もしなかったNHKですから、想定内といえば想定内なんですけどね。
それ以上に私が驚いたのは、防衛大学校の校長の五百旗頭真(いおきべ・まこと)氏の思想です。
先に白状しちゃうと、実は私、五百旗頭氏がトンデモな人だということをこれまで全く知りませんでした(T^T)
まず、「クローズアップ現代」で五百旗頭氏がどんなふうだったか?というのを書き起こしてみますと――
これを見てまず驚いたのは、26分間の放送時間中、主役であるはずの田母神前空幕長のインタビューが、記者の質問も含めたった45秒間しかなかったことです。
田母神さんの発言はこれだけでした。
「不安を与えるから(自衛官は)ものを言うべきでないということはね、結局、私は発言を封じていることだと思うんです」
「自分たちの先輩がね、残虐行為をした、侵略をした、ろくな国じゃなかったというふうなことを教え込まれたんではですね、やっぱり国のために頑張るという自衛隊はできませんね」
加えて言えば、この田母神さんの発言直前の小松基地元幹部や元航空幕僚長の発言は字幕入りで流されたのに、田母神さんの発言は字幕なし。そんなに田母神さんの主張が国民に浸透するのが怖いんでしょうか?
ま、田母神さんの参考人招致の中継もしなかったNHKですから、想定内といえば想定内なんですけどね。
それ以上に私が驚いたのは、防衛大学校の校長の五百旗頭真(いおきべ・まこと)氏の思想です。
先に白状しちゃうと、実は私、五百旗頭氏がトンデモな人だということをこれまで全く知りませんでした(T^T)
まず、「クローズアップ現代」で五百旗頭氏がどんなふうだったか?というのを書き起こしてみますと――
五百旗頭さんは、将来部隊を率いることになる学生たちには「広い視野」を持たせることが重要だと考えています。
学生たちと語り合う機会を、五百旗頭校長は積極的に設けています。
この日は、タイの士官学校などに留学した学生から、現地の学生と話して感じたことを直接聞きました。
(学生たちとの懇談にて)
学生A
「国防の意識について聞きますと、国を守るためっていうものが前提なのではなく、国王を守るために国を守る、そういう意見を語ってくれました。そして、そのことを語るタイ王国の士官候補生からは軍人としての明確な目的意識、また誇りというものを強く感じることができました」
学生B
「われわれ防大生も、国を守るということにもっと誇りを持って、生活なり勉強なりをすることが必要であると強く感じました」
五百旗頭
「国王を仰いで、国防のために誇りを持ち、凛としているというふうなのは、戦前の日本の士官学校生もそうなんですね。頼もしいといえば頼もしいんですが、問題は視野狭小になってね、暴走したりしないかという問題なんですよね」
(NHKのインタビューに対して)
五百旗頭
「彼ら(学生ら)はあまりにも全力投球しているためにね、時としてそのことに夢中になってね、広い視野というのを見失うことはね、あり得ることですね。それで突進してはいけないんだよと、もっと広い場において、広い認識の土台を持ってね、成長していく必要があるよということも、言ってあげないといけないでしょうね」
防衛大にある初代校長、故・槇智雄の記念室。
今年10月、五百旗頭校長が設けました。
槇校長は戦中、軍部が暴走した結果を重く受け止めていました。
その槇校長が将来の幹部自衛官の教育目標として、一番に掲げたのが「広い視野」でした。
その理念を引き継ぎたいと五百旗頭校長は考えています。
歴史学者でもある五百旗頭校長は月1回、自らゼミを開いています。
(ゼミにて)
五百旗頭
「イラク戦争について……」
専門の歴史や時事問題について学生たちと語り合い、視野を広げることが狙いです。
五百旗頭校長はこの日、日米関係の歴史をテーマに選びました。
しかし学生たちが切り出したのは、今年議論になったアフガニスタンへの自衛隊の派遣についてでした。
学生C
「イラクでの成果というのもあると思います。日本にできることとか、日本の良さっていうのもあると思うので、そういう部分は○○○(聞き取れず)したいと思います」
学生D
「人を危険に晒しながらも、そういった復興活動に従事していくってことは、やっぱり資金援助以上に重要なものがあるんじゃないかと、私は考えております」
五百旗頭校長は学生たちに自衛隊派遣の意義を話した上で、国際貢献には他にどんな方法があるのか考えておくことも大事だと語りました。
五百旗頭
「皆さんは軍事専門家として日本の安全保障戦略、この難しい事態で、ジレンマに満ちた事態でね、どう考えますかって、政治から意見を求められる時があるんです。で、その時に答えられるかどうかがね、皆さんにとってすごく大事でね」
学生達と向き合って2年、今回の論文問題が起きた今、五百旗頭校長が教育者として噛みしめている言葉があります。
初代校長・槇記念室に掲げられた「服従の誇り」という言葉。
国民の決めたことに進んで従うことは立派な誇りになる。
文民統制の理念がこの一言に込められていると言います。
(NHKのインタビューに対して)
五百旗頭
「自分たちが最終的に判断者ではなくて、国民と政治、社会の判断したところに従ってやるという約束事を見失っちゃいけなにわけですね。で、そのことが広い視野を持つ。広く真理を知ることによってね、服従への誇りというものを我が物にしていくということが、必要だと思いますね」
これを最初に見た時、「変な人だなあ」という気はしてたんです。
まず、「国王を仰いで、国防のために誇りを持ち、凛としている」のをまるで悪いことであるかのように言ってる点。「戦前の日本の士官学校生もそうなんですね」って言い方からして、サヨクにありがちな“戦前全否定”の匂いが。
あと、「広い視野」とか「広い認識」とか「広く真理を知る」とか、何か抽象的なことばかり言ってるし。
ただ、田母神さんがマスコミに大いに批判されてる最中ですし、五百旗頭氏もテレビを意識してあえてこんなふうに言ってるのかも?と、当初はわりと善意に考えてたんです。
ところが、その数日後。
「正論」2009年1月号掲載の濱口和久さん(防衛大37期卒・チャンネル桜キャスター)の論文を読んで、びっくり!
五百旗頭氏って、もろ媚中、もろ媚北じゃないですか!(T^T)
濱口和久さんのその論文【OBが直言!防衛大を蝕む五百旗頭イズムの大罪】から、五百旗頭氏の過去の言動をちょこっとピックアップしてまとめてみます。
(原文は手紙形式のため、五百旗頭氏は「あなた」と称されています)
●毎日新聞11/9付コラム「時代の風」(記事起こし全文こちら)にて五百旗頭氏はこう述べた。
「個人の思想信条の自由と、職責に伴う義務とは別問題である。軍人が自らの信念や思い込みに基づいて独自に行動することは、軍人が社会における実力の最終保持者であるだけに、きわめて危険である。(中略)このたびの即日の更迭はシビリアンコントロールを貫徹する上で、意義深い決断であると思う。制服自衛官は、この措置を重く受け止めるべきである」
五百旗頭氏は防衛省の給与体系でみれば陸海空幕僚長と横並びで身分は自衛隊員だということを忘れているのか。このような政治的内容を含むコラムを事前に防衛省に届け出た上で発表したのか。五百旗頭氏こそ「自らの信念や思い込みに基づいて」行動しているのではないか。
寄稿の内容が現役自衛官の心情に配慮し、その士気を高めるものであればよいが、毎日のコラムはその真逆といえるものだった。
「旧軍が、自国愛に満ちて独善に陥り、国際的視野を見失った過去、『大和魂さえあれば』とか、『竹やり3千本』の言葉に示される観念論・精神主義の過剰の中で成り立たない戦争への没頭の中で…」「…その中での遺憾な局面が、あの戦争であり、今なお誤りを誤りと認めることができずに精神の変調を引きずる人のいることである」
このように旧軍を一方的に断罪する内容は、かつて防大の教育を受けた私にとって、到底理解し難い。
●防大校長就任以来、テレビ出演や雑誌等への寄稿を繰り返している。平成18年10月号の「中央公論」によれば、就任前に、防衛庁の幹部から「寄稿はできるだけ続けてもらっていい」と言われたそうだが、特定の宗教団体の機関誌ともいえる月刊誌(「潮」など創価学会系の雑誌)にまで寄稿を続けているのは、やはり問題ではないか。
●扶桑社発行「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書に対し、平成13年7月号の「論座」で「まことに手軽に自己正当化を施した安直なナショナリズム」「狭量で歪んだ」「他国のナショナリズムを思いやる余裕のない」などと非難しているが、反自衛隊の左翼活動家の意見と何ら変わらない。「他国のナショナリズムを思いやる余裕」のないのは、この教科書の記述を何としても修正させようと圧力をかけ続けた中国や韓国の方なのに、どうして両国には何も言わない、もしくは言えないのか。
●「救う会」副会長の島田洋一氏によれば、後輩の結婚式での控え室、同席した五百旗頭氏が「拉致なんて取り上げるのは日本外交として恥ずかしいよ。あんな小さな問題をね。こっちは、はるかに多くの人間を強制連行しているのに」と発言した。この発言こそ政府見解とは似てもにつかぬどころか、朝鮮総連や北朝鮮とも繋がっている一部左翼勢力の主張そのもの。
(当時のことを島田氏曰く「『救う会』に関わっているのを知る何人かが、一瞬身を堅くするのが分かった。反駁しようかと思ったが、場が場だけにグッと押さえた。その後五百旗頭氏が認識を改めたことを望むが、次代の国防を担う若者たちが、『拉致なんてあんな小さな』という空気のもとで教育されてはならないと思う」。出典:日本教育再生機構>教育再生 各界有識者の提言 平成18年10月26日)
●防衛省改革について、五百旗頭氏の試案をもとにした防衛省改革会議の報告書が福田首相(当時)に提出され、その後に上司である石破防衛大臣(当時)が報告書を検討するという順序になった。上司を飛び越して首相のブレーン(外交・安全保障顧問)に就任するのであれば、防大校長を辞して一大学教授に戻るべき。
●就任間もなく、平成18年9月7日配信の小泉内閣メールマガジンに「小泉政権五年をこう見る」と題する論文を寄稿したが、自衛隊の幹部を養成する学校のトップが自衛隊の最高司令官である現職首相を表立って批判するという、実に驚くべき内容。なぜ当時のマスコミは田母神氏を批判したように大騒ぎしなかったのか。
以下、その論文に対する疑問点3つ。
(1)「靖国参拝一つで、どれほどアジア外交を麻痺させ、日本が営々として築いてきた建設的な対外関係を悪化させたことか」
アジアとはどこを指すのか。首相の靖国参拝を批判しているのは中国と韓国のみ。この二国が靖国問題で日本を論じる正当性はない。日本が戦ったのは国民党政権だが、現在の中国、つまり昭和24年に設立された共産党政権に、靖国問題を論じる正当性は存在しない。韓国についても同様に論じる正当性はない。日本がいつ韓国と戦争したのか。当時の韓国は日本だった。
(2)「侵略戦争を行ったうえ敗北した日本に対する不信は、世界に、とりわけアジアに根深かった」
大東亜戦争当時、日本がアジアで戦った相手は国民党軍以外は欧米植民各国。タイのククリット・プリモート元首相、インドのラダ・クリシュナン元大統領、ビルマのバー・モウ初代首相、インドネシアのモハメッド・ナチール元首相、マレーシアのガザリー・シャフィー元外相などなど、五百旗頭氏の言う「アジア」の国々の指導者は、並べて大東亜戦争による植民地解放を評価している。中国でさえ昭和39年、毛沢東が訪中した佐々木更三・日本社会党委員長に「日本軍のお陰で中華人民共和国をつくることができた」と言っている。
(3)「イラク戦争が間違った戦争である」
五百旗頭氏は反戦教育をするつもりで防大校長を引き受けたのか。あるいはイラク派遣を続ける政府の命令に従うなと言いたいのか。自衛官は思想信条の如何にかかわらず国家の命令に従い、任務をまっとうする。命令が出された以上、防大校長として為すべきは、彼らを「間違った戦争の協力者」に仕立て上げることではなく、彼らの安全を祈願し、その家族とともに日の丸を振って送り出すことではないのか。
●平成19年9月、神戸市などで第9回世界華商大会が開催された際、五百旗頭氏は華僑組織の戦略委員を務めた。実行委員会の代表が疑惑の多い「グリーンピア南紀」問題に絡む蒋暁松氏であることは与り知らないところだったとしても、この大会は中共の強い影響下にあり、台湾系の人々が排除されている。にもかかわらず戦略委員などを務めれば、日本の防大校長はいつから中共のスピーカーになったのかと、余計な批判を招くのではないか。五百旗頭氏にとってはどうってことない批判であっても、五百旗頭氏の下で学ぶ防大生にとっては耐え難いものであることを、一度でも考えたことがあるのか。
●五百旗頭氏は神戸大学教授時代から視点の中心を「日本」ではなく「中国」においている。
「反中“原理主義”は、有害無益である」(中央公論・平成16年5月号)一部こちら
「中国と『協商』関係を築け」(潮・平成18年7月号)
「東アジアの潮流へ/底を脱した日中関係」(毎日新聞・平成20年5月18日付)全文こちら
「『日中協商』の時代/東シナ海ガス田合意」(毎日新聞・平成20年6月22日付)全文こちら
●平成20年5月、五百旗頭氏は来日した胡錦濤国家主席と福田首相との夕食会に同席した。最高司令官たる自国の首相を公然と批判するぐらいだから、増大する中国の国防費の透明性を高めるよう求めたのでしょうね?チベット弾圧を止めなさいと言ったのでしょうね?まさか防大校長が中国の国家主席に余計なおべっかを使ったとは思いたくない。
――靖国問題などで、中国と韓国のわずか2カ国を「アジア」と括って問題をことさら大きく見せ、日本の孤立感を高めようと印象操作するのは、まさにサヨクの常套手段です。
「あなたのおっしゃるアジアってどこの国のことかしら」って、櫻井よしこさんのツッコミが聞こえてきそう。
←懐かしい画像(^_^;
濱口さんはさらに五百旗頭氏をこう批判しています。
(文中の「あなた」=五百旗頭氏)
「不幸なのは、自国を愛し、自国を守る気概を持って防大の門をくぐったのに、あなたのような媚中的な言説を吐く校長の下で学ばなければならない現役の防大生です。実際、あなたに対する批判、少なくともあなたを尊敬できないとする後輩の声が、私の耳に届いています」
「私が今、危惧しているのは、あなたがマスコミの田母神論文批判に力を得て、より五百旗頭イズムを浸透させようと、防大生の健全なる思想信条に踏み込むような言動をとることです」
「一度も戦争を体験したことのない自衛隊にとって、日本国の主権を守り、戦争に勝つための能力を兼ね備えた幹部自衛官を養成するのに必要なのは、五百旗頭イズムではなく田母神イズムであると、私は確信しています」
そういや「クローズアップ現代」に出てきた日米関係の歴史をテーマとするゼミの場面、五百旗頭氏がイラク戦争について何やら述べてたんですが、ナレーションとかぶってて聞き取れませんでした。
何て言ってたのか気になるなぁ。まさか小泉内閣メールマガジンに書いたような、「イラク戦争は間違った戦争」云々、自説をまたぞろ展開したんじゃないでしょうね〜?(-.-#)
防大生に「広い視野」を持たせるのは良いことでしょうが、それを推進する校長がこんな偏狭な物の見方をする人では、学生諸君も納得いかないんじゃないですか?
つーか、五百旗頭氏の考える「広い視野」って何?「地球市民」的あるいは「東アジア共同体」的な視野じゃないでしょうね〜?(-.-#)
五百旗頭氏が防大の校長に就任したのは平成18年8月1日なので、もう2年半以上務めていることになります。
「クローズアップ現代」に登場した防大生諸君は非常にしっかりとした印象で、五百旗頭イズムには全く染まっていないように見受けられましたが、今後はたしてどうなっていくのか?
「田母神論文批判に力を得て、より五百旗頭イズムを浸透させようと、防大生の健全なる思想信条に踏み込むような言動」が、もう実行されてたりしないでしょうか?
濱口さんの心配が現実のものにならなければ良いのですが……。
※参考リンク
・軍事評論家=佐藤守のブログ日記>08/12/10付:理性ある服従
この日の「クローズアップ現代」について述べられています。
・大和魂!>06/8/4付:平成の国賊が防衛大校長に
五百旗頭氏がどのような思想の持ち主か、よく分かります。
※お知らせ
・「反日マスコミの真実2009」
田母神さんのロングインタビューも掲載。詳しい内容はこちらを。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おまけ。
村山談話のいい加減さ(内容から成り立ちに至るまで)はすでに論壇でもいろいろと指摘されてますが、また1つこういう指摘がありました。一部引用します。
・【正論】村山談話の空虚性を撃つべし 国学院大学教授・大原康男(産経12/16)
≪定義できぬキーワード≫
周知のように、「村山談話」は、平成7年6月9日に衆議院でなされた“終戦50年国会決議”への不満から、終戦の日にあらためて村山富市首相の談話として発表されたものであるだけに、「過去の一時期、国策を誤り」「植民地支配と侵略」「多大な損害と苦痛を与え」「痛切な反省」「心からお詫(わ)び」といった自虐一色に塗りつぶされた章句のオンパレードである。
この一面的かつ粗雑な歴史観についてここで論ずる余裕はない。何よりも強調したいのは、そうした歴史認識の具体的な内容に立ち入るまでもなく、そもそも本談話が歴代内閣によって金科玉条のように墨守されるほどの実体を有しているのかという根本的な疑念である。
ここでのキーワードの一つは「国策を誤り」であろう。「村山談話」の11年近く後に長妻昭衆院議員が出した質問主意書に対する政府答弁書(平成18年6月13日)は、驚くべきことに「お尋ねの『国策を誤り』については、個々の行為に対する評価等をめぐり様々な議論があるところ、政府として、その原因を含め、具体的に断定することは出来ないと考える」と述べ、その判断を完璧(かんぺき)に放棄してしまった。終戦60年に当たる前年の終戦の日に発表された「小泉談話」から「国策を誤り」がすっぽり抜け落ちていることと見事に符合している。
それ以上に重要なキーワードは「侵略」である。この語の定義について鈴木宗男衆院議員が提出した質問主意書に対する政府答弁書(平成18年10月6日)でも「国際法上の侵略の定義については様々な議論が行われているが、確立した定義があるとは承知しておらず、お尋ねについてお答えすることは困難である」と答弁、同じように確固とした見解が出せないことを正直に告白している。
≪侵略も植民地も消えた≫
ここでふと想起するのは、“終戦50年国会決議”を最も熱心に推進した加藤紘一自民党政調会長(当時)と決議案の内容について折衝したときのこと。私が「どうしても『侵略的行為』とか『植民地支配』という言葉を入れたいのならば、それらが何を意味するのかきちんと定義してほしい」と求めたところ、加藤氏は「われわれは学者じゃないから、そんなきちんとした定義は出さなくていい」と平然とうそぶいた。「村山談話」のいい加減さはここから始まっていたのだということを再認識した次第である。
このようにキーワード中のキーワードですら確かな定義ができない「村山談話」がいかに空虚なものであるか、これ以上多言を要するまでもない。そんな曖昧(あいまい)な基準で田母神論文「日本は侵略国家であったのか」を裁断できるはずがあるまい。
興味深いのは「国策を誤り」を削った「小泉談話」が出される直前、平成17年8月2日の“終戦60年国会決議”では、50年決議にあった「侵略的行為」や「植民地支配」という文言がきれいに消えていることだ。これら一連の事実は10年の間に何らかの変化が生じ、「村山談話」が必ずしも固定的な「政府見解」ではなくなっていることを示唆しているのではないか。
何をおいてもこのような代物を担ぎ続けることの愚かさを広く訴え、歴史観を含めてあらゆる面から「村山談話」を検証し直す論議を巻き起こすことが肝要であろう。(おおはら やすお)
“終戦60年国会決議”の全文はこちらにあります。
確かに「侵略的行為」「植民地支配」という文言が消えています。
それにしても加藤紘一、「侵略的行為」「植民地支配」の定義もきちんとできないくせに、テレビでは事ある事にあんなに偉そうに言って、いったい何様かと思いますわ(-.-#)
何度も言うけど、この人は、2006年4月まで靖国神社に「位牌」があると思い込んでたオマヌケさんです(拙エントリー06/4/15付中盤参照)。
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Comments
クローズアップ現代について取り合えてもらってありがとうございます。この回の放送は電波出まくりでしたね。
私が気になったというか、非常に不快に思ったのは、キャスターが田母神論文の内容を「政府見解と異なるから不適切」というスタンスを取っていた点です。
適切かどうかの判断は視聴者がするのが自然であって、不適切だとレッテルを張るのはキャスターの仕事ではないはず。一方的な報道であり、BROにでも訴えても個人的にはいいんじゃないかと思うくらいです。
五百旗頭氏のまとめも大変参考になりました。
当時報道でこのことを知った私は、やっぱり小泉首相は保守派の政治家ではないのだなと思ったしだいです。
田母神氏の「自分たちの先輩がね、残虐行為をした、侵略をした、ろくな国じゃなかったというふうなことを教え込まれたんではですね、やっぱり国のために頑張るという自衛隊はできませんね」という発言は、この学校長の思想
、教育方針に危機感を持ってのことなのでしょうね。
田母神氏にはほとんど話をさせず、司会者を始めとして出てくる人出てくる人が全員「田母神氏は間違い」というスタンスで話すので全てにうんざりしました。
ところで、くっくりさんは、「チャンネル桜」はご覧になってますか?有料ですが討論番組など、とても有益です。五百旗頭真氏の事など、「桜」視聴者はとっくの昔から知っています。
「広い視野を」と謳う校長の姿勢は、くっくりさんがおっしゃっているように抽象であり、現実を無視した具体性のないものです。「服従の誇り」・・・これも気持ち悪いっす...( = =)
田母神さんの著書「自らの身は顧みず」を読みました。学校長と意見が正反対ですね。
イオキベもちっとは見習えといいたい。
田母神さんは自衛隊に必要なのは愛国心だとおっしゃっています(`0´)/
著書より、「歴史教科書に見られるように、学校でこれほど反日教育が行われ、マスコミがこれだけ私を批判しても、日本国民のバランス感覚はたいしたものだと思う。世論は政府の対応やマスコミの論調に惑わされず私を支持している。自分の国を褒めた事で公職を追われるというのは異常だと多くの国民は気づいている。この国はまだまだ捨てたものじゃない。国民が懸命である限り国家は立ち直る。私はそう信じている。」
こういう部分を報道せぇよ、犬HKよ ヽ(*`Д´)ノ
今ごろこんなこと鬼の首でも取ったように書かれてもね。
保守ブログの称号は返上したほうがいいよw
だから、くっくりさんがこの話題を取り上げられることには十分、意味があると思います。
私は番組を見ていて、あまりの偏向に見るのをすぐにやめてしまいました。が、あとでどのくらい偏向しているか見極めるべきだったと思いました。こうして起こしていただけるとありがたいです。
「いや、それは何かの間違いだろう?」とね。
これまでの氏の発言を聞いてる限りにおいて、よもやこの路線は想定外でしたから。
ただ、逆に何を出来ると言うものでもありませんし、校長なんてただのお飾りでしかないです。
事実、彼の路線がどうあれ、防衛大学の路線が大きく変わることはありません。
まぁ、ある意味(逆方向では)大きく路線変更して貰いたかったことはありますが。
だって、防衛大学から出てくるヤツらが、必ずしも”軍事の専門家”としての精神だとか素養だとかを持って卒業しているとは感じないからです(爆)
事実、防衛大からエリート士官としてのコースを歩んでる連中は、部隊ではろくに使いものになりません。
防衛省の内局や政治家にはウケの良い官僚もどきにはなりますが。
田母神氏のような考え方を持った防大出のエリートは、極めて希ですからね。
と言うことで、私は最初から防衛大には期待していなかったので、今更…という意識はあります。
ただ、やはり建前だけでも「国防を担える人間を育てる」ことを目的としている訳ですから、その校長は(見てくれだけでも)それなりの人に就いて貰う方が(対外的にも)宜しいかと思われます。
今回の田母神氏の発言でビビっちまった国会議員達には、まぁ無理な注文ですけどね(w
それはさて置き、NHKなんて見なくなって久しい分、参考に成りました。
近年、支那軍の活動が活発化しているというのにこんな外道が校長とはねぇ。
少なくとも、拉致を無視しようとしている時点で五百旗は死すべき外道と認定。
麻生総理へのクリスマスカードや意見書に、「五百旗解任希望!!」とでも書いておこうかな。
渡部昇一先生も書かれていましたが、クローズアップ現代のキャスターはアメリカ名門大学出身で完全に東京裁判史観に染まった方だそうです(アメリカで教育受けたからしょうがない?)。
それにしても何故こんな人が防衛大の学長になってるんでしょうね。
拉致問題を矮小化し(この時点で許せん)ありもしない強制連行を信じるなど正気の沙汰とは思えません。このおっちゃん歴史を何だと思っとるんじゃ!
国際貢献には他にどんな方法があるのか→防衛学ばんでどうするんじゃ。
広い視野を持つ→だからどんな視野なんだよ。抽象的な言葉を振り回すとこなんざ日教組の先生そっくりだぞ。
国を愛し命を賭して国を守ろうとする行為のどこが悪いのか。こういう輩が戦争を「引き込む」事を本人は自覚しているのか。
呆れて物が言えません。防衛大の生徒さんはじめ、自衛官の方々は本当に可哀想です。
もしかして中国の回し者?
麻生首相は小泉により疲弊した、ありさま正す気概有るかと少し期待しましたが、自身も凍結するのが正しいと述べた以上、野党提出の郵政株売り出し凍結法を、丸飲みするかと思えば、せず、売国秀直に腰砕け。雇用関連法も、幾らかまともな状態に戻すだけの物、よその党やった物でも通す度量みせたら良いでしょうに
国籍法の閣議決定までする始末では何の為にやってるんでしょう
無所属、川田議員は拉致同様の国民の生命など軽視し、放置して製薬利権貪り続けた小泉ら厚生族の被害者ですが、大多数の自民議員・自身の欲得で動き国賊投票した売国どもより数段、筋が通っています。国民新党も参院は反対したようで、民主も少しは居るよう
eid594 で くっくりさん > 民主党に政権取らせて・・・・ それでいいんでしょうか?もういっぺんじっくり考えてみません?(^_^; とありますが
よくありませんが、自民も良くないです
稲田議員、戸井田議員などが主導できるならいいでしょうが、
民主に短く終ってもらう。 今は、平沼先生に飛躍する政党を作ってほしいですね
あんな受け答え、一流大だと本当にコップ投げつけられることもあります。ましてや幹部候補生でしょ?五百旗頭先生は前任の神戸大などより、知的好奇心、学問的思考と言った幹部候補生に必須の要素がはるかに欠如した、はっきり言って出来の悪い馬鹿学生を相手に国際政治のイロハから一生懸命教えておられるなあ、と心から同情を禁じ得ませんでした。本当は
高校生で自発的にやっておかなくてはならない話ですよ。
防衛大の諸君には、五百旗頭校長の直接指導を受けられるありがたさをかみ締め、少しでも指導の真意を汲み取れるよう猛勉強を促したいと思います。
短く終わって貰うなど不可能ですよ・・・。
本当に国士様は日本の癌だな。麻生が退任させなくても麻生叩くなよ。
本当に国士様は日本の癌だな。麻生が退任させなくても麻生叩くなよ。
何でこうも偏ってるんだろう。反論したくてもできない卑怯なブックマークシステムも何とかならないんだろうか。
世論の動向はどうか? 我が方は、逸早く「マスコミ」を掌握して、我に有利なる世論作りに成功した
敗戦日本を米帝が独占占領したことは悪質極まる罪悪であるが、米帝が日本の教育理念、制度を徹底的に破壊し、国家・民族を口にすることが、あの悲惨な敗戦を齎した軍国主義に直結するものであると教育せしめたことは、高く評価されねばならない。
極右は、嘗て輝かしい成果を収めたように、「国家」「民族」というスローガンで民衆に近づく道を封じられているである。否、彼等がそれを強調すればする程、民衆は彼等から離れていくのである。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/S47/4708/470801Bchina.html
この指令書に拠るなら、敗北主義を煽る五百旗はまさに中国の手先と見ていいな
スパイ防止法によって日本の外国勢力の諜報工作活動を一網打尽にしなければならない......
人格攻撃・誹謗中傷のレベルですね。議論が成立する人々とは思えません。議論する気があるならここに書き込んでるだろうし。安全圏でしか物申せぬヘタレはスルーでいいんじゃないでしょうか。
From: "平沼赳夫事務所 福井"
韓国資本の買収地は旧日本軍港だった
2008.12.21 産経新聞
視察を終え、平沼氏は「対馬だけでなく、国全体が困ることが起きつつある。
しっかり対策を考えたい」と語った。
【国政に対する要請書】コメント一覧
http://www.aixin.jp/ysksh.cgi
すでにご存じかもしれませんが、今月号のWILLに小林よしのり氏と田母神氏の対談が載ってます。クローズアップ現代も批判されてます。
「国王を仰いで、国防のために誇りを持ち、凛としているというふうなのは、戦前の日本の士官学校生もそうなんですね。頼もしいといえば頼もしいんですが、問題は視野狭小になってね、暴走したりしないかという問題なんですよね」という五百旗頭氏の発言に対し、小林氏が「もう聞いた瞬間になんてバカなやつだろうと思いました。よその国ならば国王と国、日本なら天皇と国、国民のために戦うんですよ。それが当然でしょう。それを『視野狭小になて軍の暴走につながる』と、またいつもの理論です」「こっちとしては『え、こんな考えで士官学校の候補生を養成しているの?危ないなこの国は』と不安になります」。
これがふつうの感覚でしょう。五百旗頭氏を持ち上げる輩の気が知れません。
もちろん戦前の日本全否定という点では、左翼と同じなわけですが。
さすがにモロ左翼では、さすがに防衛大の校長にはなれなかったでしょうしね。
分かりやすく言うなら、半藤・保坂ペアや、政治家で言うなら石破みたいな。いわゆる歴史認識に関してということですが。
つまり本当の保守でもなんでもない。
つくる会が最初の教科書を出したときに、ボロクソに叩いていたときから、コイツの性質は知ってました。早く解任するべきですね。
田母神氏のような無条件での戦前の肯定は過去の失敗を糊塗するだけであり、同じ失敗を繰り替えしかねませんからね。
軍人の矮小な視野があの愚かしい戦争を招いたのですから、五百旗頭氏にはどうかそのようなことのないように、バランスのとれた軍人教育をしていただきたいですね。
「服従の誇り」。
いい言葉です。
新時代の自衛隊員はこうでなくてはいけません。
この種のステレオタイプな論調はもう飽き飽き。戦前は政治が疲弊していた。政治家が何も決断しなかった。開戦を決断せざるをえない世論の空気も醸成されていた。五百旗頭じゃないけどもう少し「広い視野」で歴史を見るべき。
とはいえ、軍部に非協力的な政治家を暗殺したり圧力を掛けたり「統帥権」を持ち出して政府をコントロールしようとするのは言語道断ですね。
軍隊はあくまでシビリアン(文民)がコントロールしなければなりません。
>政治家が何も決断しなかった。開戦を決断せざるをえない世論の空気も醸成されていた。
軍部がそれを醸成した、という面も大きいですね。
軍人が勝手に政治的発言スンナ、という今回の田母神事件もこの反省から批判されているわけです。
いい言葉です。
→バランスのとれた軍人が何でもかんでも無条件に服従するはずがないと思いますが。
こういう考えが戦争を呼び込むと思いますが。
おっしゃるとおりです。774等兵さんのような言説はあちこちで見られるが、文民統制の意味を理解していない典型。ドイツ参謀本部は戦争に反対だったが、文民統制を守ってヒトラーに従った。山本五十六も戦争反対だったが、政治に従った。プロ(軍)の直言を聞き入れなかった政治の責任は大きい。このままでは日本はまた同じ失敗を繰り返す。
五百旗頭さんは自衛官の立場でありながら小泉内閣時代に政府見解に反する論文を発表しています。田母神さんが更迭されるのなら五百旗頭さんも更迭されなければ辻褄が合いません。「統帥権」だの「シビリアンコントロール」だの尤もらしいことを言っていますが、結局あなたは田母神さんの思想が気に入らないだけではないですか?
まず第一点。これがそもそも間違いです。
そのような論文は僕の知る限り存在しません。(存在するのだったらその論文名や発表した学会誌について教えてください)
田母神氏(とあなた)はおそらく何か勘違いしていらっしゃるようです。
小泉内閣メールマガジン第248号
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2006/0907.html
で五百旗頭氏は「イラク戦争は間違った戦争だと思うが、イラクに自衛隊を派遣したのは良かった。そして無事に撤収できたのは素晴らしい」と言っています。
イラク撤収後にそう述べたわけで、小泉内閣の方針に反していないことは明確です。
このメールマガジンはそもそも小泉内閣が発行しているものであり、それに「寄稿」した(載せる載せないは小泉首相とそのスタッフの裁量によります)五百旗頭氏にはなんの文民統制上の問題も存在しません。
>田母神さんが更迭されるのなら五百旗頭さんも更迭されなければ辻褄が合いません。「統帥権」だの「シビリアンコントロール」だ
の尤もらしいことを言っていますが、結局あなたは田母神さんの思想が気に入らないだけではないですか?
いいえ。政府のコントロール下で言論を行使した五百旗頭氏と、政府の見解に真っ向から対立して見せた田母神氏を同一視すべきではありません。
でもって、さらに言えば防衛大学校の校長は比較的自由な言論が認められているのです。
たとえば、防衛大学校の七代目の校長である西原正氏は非核三原則を堅持している政府見解とは異なる「米朝不可侵条約締結で、日本は核武装の可能性がある」とする原稿をワシントンポスト紙に寄稿しています。
http://www.asyura2.com/0306/war38/msg/476.html
僕個人としてはあまり好きな意見ではないのですが、それでも防衛大学校の校是であるところの「広い視点と見識」のためにはこういう意見を持つ校長が存在したほうが日本の防衛のためになるのかな、とは思います。
つまり防大の校長にとって「政府見解にとらわれない、自由な視点を提供する」というのは一つの職務であるのです。ですので五百旗頭氏は自らの職務を忠実に行ったにすぎません。一方田母神氏は自分の職務を逸脱したから批判を受け、その職を解かれたわけです。
(ちなみに西原氏は「田母神氏は思想信条の自由と発表の自由を履き違えている 」と痛烈に批判しています。当然です)
さらに加えて言うと、五百旗頭氏は校長に招聘される際に「政府見解と異なる思想信条を述べることになると思うので」と就任を固辞したそうですが、時の防衛庁長官の額賀氏に「言いたいことは言ってくださって構いません。士官に幅広い視野からの思想信条を教えるのがあなたの仕事です」と説得されて就任したそうであります。
あらゆる意味で、田母神氏と同一視は出来ないと思います。
五百旗頭氏は学者ですからね、自分の研究分野に関する論文ならいいんじゃないですか。田母神氏も学者だったら、更迭されなかったんじゃないですか。
ところで、政府見解に反する論文って何ですか?
>ケロヨン軍曹さん
政治が直言を聞き入れてくれないからって、軍が直接行動に出ちゃダメでしょう。田母神氏のような行動を許していたら、それこそ日本はまた同じ失敗を繰り返しますよ。
この問題は結局
1 「田母神氏は思想信条の自由と発表の自由を履き違えている 」
2 シビリアンコントロールとは何か(付随的な問題として「政治的中立」とは何か)
という2つの問題の「連立方程式」になってしまったことです。
この問題発覚当初にあった「部外への意見発表に関する内部規定」に対する違反という観点であれば、五百旗頭が内閣官房のメルマガに寄稿する際にも当然その規定は適用されます。
そして、懲戒処分に関する根拠規定は五百旗頭氏も田母神氏も同じですので、田母神氏を懲戒処分(免職)にすべしと主張する方は
では、同様の理由によって五百旗頭氏も懲戒処分にすべし
という反論に対する答えを「774等兵」氏のように用意することとなるのです。結局「774等兵」氏は防衛大学の教官は一般大学と同様の「学問の自由」を有しているというのを根拠にしているようです。(現実問題としても、国立大学の教官が国家公務員であった時代に自衛隊違憲説や天皇制反対説を採った国立大学の憲法学の教授が「政府の方針に逆らった」ということで問題になったということはないですから。
もちろん、公務員、自衛官としての職務の中立性と思想信条の自由との連立方程式の解はどの辺りにあるのかという点について、同じ防衛省職員でも自衛官と非自衛官で異なるでしょう。更に言えば、
1 役人上がりの防大教授
2 生粋の学者である防大教授(例:五百旗頭氏)
3 自衛官の防大教授
という「出身身分」によって認められる「論文発表の自由」は異なるのか
という問題点もあるかと思います。
過去にそんな学術論文を発表した自衛官は部隊長として「危なっかしくて」起用できない という「人事的配慮」も必要になるかもしれませんので
「統帥権」をわざわざ取り上げて政局にしたのは当時野党の政友会なのだが。あなた方のような左翼思想の方はきっと今の政治家は情けないが当時の政治家は立派だった(軍人が悪かった)と思いこんでいるのだろうが、当時の政治家も今とどっこいどっこいで政局に明け暮れてたんですよ。逆にいえば今の日本は官僚が防衛大臣にちょっと具申するだけで田母神氏のような長年自衛隊に貢献してきたトップの首すら即日飛ばすことができる、北朝鮮並みのオットロシイ状況なのですよ。
>政治が直言を聞き入れてくれないからって、軍が直接行動に出ちゃダメでしょう。田母神氏のような行動を許していたら、それこそ日本はまた同じ失敗を繰り返しますよ。
田母神さんが軍を動かしたのですか?意見を発表するのと、軍を動かすのとでは天と地ぐらいの開きがありますが。軍靴の幻聴に脳をやられましたか?
>「統帥権」をわざわざ取り上げて政局にしたのは当時野党の政友会
統帥権干犯問題のきっかけはそうですけど、統帥権を盾に軍への批判を無視していましたよ。
>今の日本は官僚が防衛大臣にちょっと具申するだけで田母神氏のような長年自衛隊に貢献してきたトップの首すら即日飛ばすことができる
あれって具申だったんですか。田母神氏も懸賞論文で「具申」しないで、直接具申すれば首も飛ばされなっかただろうに。
>田母神さんが軍を動かしたのですか?意見を発表するのと、軍を動かすのとでは天と地ぐらいの開きがありますが
意見を聞いてもらえないから直接行動に出る。今回の事と二・二六や五・一五は根本的な部分では一緒だと思いますよ(田母神氏が軍を動かすようなことをする可能性は低いと思いますが)。
そうですよ。そんなことすらご存知なかったのか。別に浜田大臣が自分で更迭を考えたわけじゃない。これまで同じことがあっても首にならなかったのに、今回に限ってそうなった。なぜか。頭でっかちの頭なら少しは背景も考えてみてはいかがですか。
>意見を聞いてもらえないから直接行動に出る。今回の事と二・二六や五・一五は根本的な部分では一緒だと思いますよ
二・二六や五・一五の頃の日本の状況すらご存知ないのでは話になりません。今の日本は豊かです。よほどのことがなければ餓死したりすることはありません。
>(田母神氏が軍を動かすようなことをする可能性は低いと思いますが)
わかってらっしゃるじゃないですか。あなた方左翼は何かあればすぐに自分勝手に「軍が暴走する」と思いこむ。そして任務に忠実な軍人ですら思想的に抑え込もうとする。そっちのほうが危険な兆候だと思いますよ。
>そうですよ。そんなことすらご存知なかったのか
【具申】
詳しく申し述べること。特に、上役や上位の機関に対して意見や事情を詳しく述べること。(大辞泉)
辞書によれば具申てのはこんな意味らしいですが、田母神氏の行動は上役や上位の機関に対して行ったわけではないので具申とは言えないですね。立場的に防衛大臣に具申することは可能だったのに、懸賞論文に発表した。私にはこの行動が田母神氏の暴走に見えます。
>これまで同じことがあっても首にならなかった
これまであった同じこととはどんな事例でしょうか?教えてください。
>二・二六や五・一五の頃の日本の状況すらご存知ないのでは話になりません。今の日本は豊かです。よほどのことがなければ餓死したりすることはありません。
私が二・二六や五・一五を引き合いに出しているのは、「軍人が現状に対する不満を、非正規の手段で解決しようとした」という部分が同じだからです。
二・二六や五・一五のころの状況なら少しは知っていますし、別に田母神氏が農村の困窮を救うために論文を書いたと考えているわけではないですよ。
>任務に忠実な軍人ですら思想的に抑え込もうとする
任務以外のこと(しかも政府にとって不利益)をしたから更迭されたんですよ。
私が書いた文章をもう一度ちゃんと読んで下さい。
「逆にいえば今の日本は官僚が防衛大臣にちょっと具申するだけで田母神氏のような長年自衛隊に貢献してきたトップの首すら即日飛ばすことができる、北朝鮮並みのオットロシイ状況なのですよ。」
防衛大臣に具申をしたのは防衛省の官僚です。田母神氏ではありません。
また「これまで同じことがあっても首にならなかった」というのは、田母神氏が過去に同様の論文を発表したことがあるのに、その時は首にならなかったという意味です。これは田母神氏本人も雑誌やテレビで何度も述べていることです。
>私が二・二六や五・一五を引き合いに出しているのは、「軍人が現状に対する不満を、非正規の手段で解決しようとした」という部分が同じだからです。
そうではなくて、当時と今とでは全く状況が違うのに同じレベルで考えて軍人を危険視することが、逆に軍人の暴発を招きかねないと私は憂慮しているのです。
>任務以外のこと(しかも政府にとって不利益)をしたから更迭されたんですよ。
ああもう話にならない。自衛官の「任務」や「文民統制」の意味をまずはしっかり把握してからお返事ください。
古いスレが掘り起こされてるので飛んできました(笑)
貴方の苛立ちは大変理解できますが、そこまでする価値のある相手でしょうか?
774等兵さんも刻廉さんもあまりにレベルが低すぎるから、ケロヨン軍曹さんもおれんじさんもバスクさんもすぐに退いたんだと思いますよ。
<防衛大臣に具申をしたのは防衛省の官僚です。田母神氏ではありません。
すいません、完全に誤読していましたorz
>また「これまで同じことがあっても首にならなかった」というのは、田母神氏が過去に同様の論文を発表したことがあるのに、その時は首にならなかったという意味です。
そうなのですか、何で前回は処分されなかったんでしょう?
>当時と今とでは全く状況が違うのに同じレベルで考えて軍人を危険視することが、逆に軍人の暴発を招きかねないと私は憂慮しているのです。
二・二六や五・一五を引き合いに出しているからそう感じるのかもしれないですけど、軍人を危険視しているつもりはありません。
軍人を危険視、蔑視することが軍人の暴発につながりかねないというのにも同感です。
だからこそ田母神氏のあの行動は許せないのです。航空自衛隊のトップが、あのような内容の論文を発表すればどんな問題が起こるかもわからない。自衛隊はそんなレベルなのかと思われかねない。
航空自衛隊のトップが発表する必要はなかった。退職してから発表すれば何の問題もなかったと思うんです。