「朝生」陛下“お気持ち”表明・皇統維持など…ダブル小林の意外な発言
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朝生で、天皇陛下の『ご譲位』をテーマにした討論がありました。
ツイッターで実況しましたので、今日はそれの貼り付けです。
2016年8月2日(金) 深夜1:25〜4:25
激論!象徴天皇と“生前退位”
天皇陛下「お気持ち」表明!
“終身在位制”と“生前退位”…
象徴天皇と基本的人権…
皇室典範と特別立法…
皇統維持と女性・女系天皇…
わたし達は「お気持ち」に
ド〜応えるべきなのか?!
…等々について、いま、改めて“天皇制と日本人”を徹底討論!
番 組 進 行:
渡辺 宜嗣(テレビ朝日)
村上 祐子(テレビ朝日)
司 会:
田原 総一朗
パネリスト:
平沢勝栄(自民党・衆議院議員)
大塚耕平(民進党・参議院議員)
荻原博子(経済ジャーナリスト)
小林節(慶応大学名誉教授)
小林よしのり(漫画家)
高森明勅(神道学者)
竹田恒泰(作家、明治天皇玄孫)
萩谷麻衣子(弁護士)
三浦瑠麗(国際政治学者)
百地章(日本大学教授、「日本会議」政策委員)
相変わらずマスコミは「生前退位」「天皇(呼び捨て)のおことば」って言葉遣いがなってませんね。あと、やばそうな人(辻元清美とか)を呼んでないのは安全策? #朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
平沢勝栄「私が皇宮警察の護衛をしていた時、皇太子時代の今上陛下のお車に同席。当時から一生懸命される。例えば高山線で列車に乗ってると、田んぼで農作業の人が手を振ってる。1人でも振ってたら、陛下は列車内で立たれて手を振られる。誰か手を振ってる人がいたら教えるのが私の仕事だった」#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
竹田恒泰「ここまで踏み込んだ事を言われたのはよほど悩んでおられたのでは。出方もNHKのスクープ。政府も宮内庁も知らなかったようだ。本来は陛下のお考えは内々にやんわりと伝わるものだが、それを飛ばして国民に直接メッセージ。おそらく近現代の皇室史上初めての事で、陛下の強い思い」#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
番組冒頭に陛下のおことばがノーカットで放映されましたが、小林節は「初めて映像付きで見た。夜中に運転しながら車の中で聞いただけなので」と。もともとあまり関心ないんですかね? #朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
小林よしのり「宮内庁だけに任せてても動かないと『天皇論』でずっと言ってきた。皇室典範の時に、誰だっけ今の女性の防衛相、稲田さんか、にも来てもらって、自民党の中に『天皇論』読んでくれと言っても動かない。とうとう陛下が政治的発言と言われかねない事をやってしまった。申し訳ない」#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
高森明勅「陛下が望んでやったのではない。政府、政治家が勇気を持って着手すればこうなってなかった」。よしりん&高森さん(女系容認派)は自民党批判モード? #朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
平沢勝栄「『生前退位』は今まで国会で何度も答弁してる。宮内庁次長や法制局長官などが。宮内庁次長は『今の法制上、考えられない』と答弁してきた。宮内庁もお気持ち分かってたと思うが動かなかった」#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
小林よしのり「『生前退位』というのは突破口。皇室典範改正してもらうための」。よしりんまでもが「生前退位」って言葉遣い。がっかり。#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
伊藤博文と井上毅の話(明治の典範を決めた経緯)の後、譲位に関しては、戦後にできた現在の典範でも慎重な議論があったと。竹田恒泰「当時の政府の答弁は『天皇自身のお考えで譲位なさることは、国民の信念と調和しない』ということで制度化を避けた」#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
竹田恒泰さんが挙げた事例について、「昭和天皇の戦争責任について退位論が出ていた時の話」と高森明勅さんが指摘。大塚耕平さん(民進党)は「象徴天皇として初めての方なので、それ以前の事例を参考に議論するのはやめよう」。ところで大塚さんは典範をずっと「てんはん」と言ってるけど…。#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
よしりん「陛下が望んでおられたのは皇室典範改正です。これが先にあれば、じゃあ自分の譲位の問題も入れてくれって話なんですよ」。何かご譲位の話はついでのように言ってますが…。女系容認の話に持って行こうとしてる? #朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
百地章さんが「世論に安易に流されてはダメ」という話の中で、小泉政権時代に女系・女性天皇を世論は当初圧倒的に支持したが、議論の中で短期間で激変したと。竹田さんも「愛子内親王殿下に天皇になって頂きたいという声が95%ぐらいだったが、半年間議論した結果、55〜60%にまで減った」#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
なぜルールを変えてはいけないか?の話で竹田恒泰「今まで宮中のルールはよく変わってる。が、何百年も前の例を参照して、何を変えていいのか、変えてはいけないのかを見極めてきた。明治のルールだから取るに足りない(変えていい)というのはおかしい」#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
竹田恒泰「実際に政治権力者の意図によって、天皇の意志がねじ曲げられたことがある。小林よしのりさんはそんなことにはならないと言うが、200年後の政治体制が予測できますか?わずか数年前、鳩山政権で政治利用、習近平の会見問題…」民進党・大塚「話ごちゃごちゃにしないで」←焦ってる #朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
三浦瑠麗「私は保守じゃないが、保守の方々は天皇の長い歴史をすごく大事だと言うが、今上のご意思があれだけ明快なのに、なぜ自分の考えが正しいと突っぱねることができるのか。国民の世論や、今上の意思を無視してもいいというのはダメ」#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
竹田恒泰さん反論。「譲位の道を開くべきだが、陛下が仰ったから政府が動けば絶対王制になってしまう。天皇も間違った事を仰る事がある。おことばは答えではなく議論の始まり。国民が議論をし、問題を知り、問題のない譲位がどうできるのかをちゃんと積み上げて、忠義を尽くして良い答えを出す」#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
竹田恒泰「陛下のお気持ちが聞こえてしまった以上は対応するべき。譲位というものは色んな危険がはらんでいるから原則、反対。特別なものとして対応する」百地章「高齢化、陛下のご意思、客観的主観的なものを認めた上で例外的にやるのはアリ。特別立法には反対。憲法上の理由」どないせえと。#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
竹田恒泰さんによる皇室典範(改正案)と、皇室典範第四条に関する特別措置法(草案)#朝生 pic.twitter.com/JGYc0jJAcI
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
高森明勅さんが竹田恒泰さんの改正案をディスってる。すっかり忘れてたけど、竹田さんって小林節の弟子でしたね。その後、高森明勅さん「譲位を認めたら政治利用されるというのはアナクロニズム」。天皇の権威を政治利用したがる政治家っていつの時代にもいると思うけど…。 #朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
よしりんが、自分がどれほど陛下を敬愛しているかを力説した後、「一代限りの譲位を決定したら陛下としては屈辱。お気持ちに反する。また何らかの行動を起こさねばならない」。申し訳ないけど、よしりんのキンキン声(しかも出演者の中で一番でかい)は未明にはきつい(^_^; #朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
竹田恒泰「陛下はいま法律をどうこうしろまでは言ってない」高森明勅「一代限りの特措法は望まれてない。あなたは国語能力がない」。小林節がバトルを引き取り、弟子の竹田さんを代弁。「陛下ご高齢だからとりあえず譲位できる制度つくって、あとは時間かけて全体の議論をしようってことでしょ」#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
視聴者の意見の中で、「終戦時に天皇が人間宣言をされた時点で、天皇に人権があることを認めるべきだったし、天皇の公務も労働と捉えるべきだった。辞めたくなったら退位をしてもらうべき」とか「日本は保守的すぎる。愛子様が天皇になれるように検討を」てなのがあった。何だかなぁ…。#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
「生前退位」に反対という意見も意外とたくさん紹介されてますね。#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
よしりんと高森さんが盛んに過去の皇室典範改正論議(小泉政権下の女系天皇容認、野田政権下の女性宮家創設)が壊されてきたと言ってるのを聞くと、あー、やっぱりこの人たちはこれをきっかけに皇室典範改正して女系天皇への道を開きたいんだなと。そしたら平沢勝栄氏が…#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
平沢勝栄氏が「皇室典範改正に着手すると、譲位だけの問題だけじゃなく女系認めるかというところまで行くから、そう簡単ではない」と言ってくれた。が、直後によしりんが「生前退位の論議だけで終わるのは問題」と振って、女系天皇の話へ(だから「生前退位」って言葉遣いは…(T_T))。#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
女性・女系の話で、「いまは男女同権だよ?」…田原さん…分かっててあえてボケてるのか、マジなのか…(T_T) #朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
何で支那の工作員みたいな人がこんなに多いんだろう?何でそんなに焦るんだろう?女系天皇は最後の最後の最後の手段だと思うんですけどねぇ。#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
というわけで、予想通り、百地さんと竹田さん(男系維持派)VS高森さんとよしりん(女系容認派)という流れに。#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
竹田さんが旧皇族復帰論、養子論を。荻原博子「天皇は血よりも人の心に寄り添うこと」竹田恒泰「血以外の何物でもない。頭がいいからとか優しいからではなく、血統に生まれた者が宿命を背負って天皇になる。これを変えてしまったら皇室が終わる」田原「じゃあ女系でもいいじゃない」…ダメだ。#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
竹田恒泰「もし女系天皇が生まれたら、認める人と認めない人が出てきてしまう。憲法第一条の国民の統合の象徴としての天皇の役目を果たせなくなる」#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
小林節「神武天皇から男系で125代来てる。2000年以上。世界に一国しかない。壊しちゃいけない」。田原「神武天皇はいない」。という会話で思い出したけど、「物語」の大切さは、よしりんも認めていたはずですよね。つまり、どの「物語」を信じるかで意見が分かれるのか? #朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
小林よしのり「日本は男系のドグマはない」小林節「2000年の歴史は軽々に覆すべきではない。現実を見て女系の議論を始めるのはいいが、女系天皇認めたら、これまでの天皇制ではなく、新しい天皇制になる」。小林節さんと小林よしのりさん、隣り合って座ってるのに意見分かれていってる。#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
アンケート結果 #朝生 pic.twitter.com/UEJfMsZaZI
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
エンディングでよしりん「今時、男系じゃないとダメ、女性・女系認めないと外国に向かって言ってごらん。ボコ・ハラムかイスラム国だよ。男尊女卑だよ」竹田恒泰「女じゃなく男を排除してきた。外部から女性は入れても男性は一人も入れてこなかった」よしりん共産党や社民党と同じこと言ってる。#朝生
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
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ゆるい実況なので、番組を録画された方はそちらをご覧下さいね。
改めて感じたのは、アプローチは違っても、保守の方々は男系維持派も女系容認派も、天皇や皇室を何よりも大切に考えているんだなぁと。
今後も、国民全体を巻き込む形で、大いに議論をしていくべきだと思います。
ただ、こんな感じで決めつけてしまう人も中にはいるので、何だかな〜ですが…。
この機に乗じて女系天皇を推進しようとしている勢力もどうかと思います。#朝生 @ozakita 竹田は、女系天皇を認めたくないための屁理屈を言ってるだけ。
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
え???? 陛下は女系天皇を推進したいんですか? @ozakita いや今上天皇のご意思はそこなんで。
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
そんな勝手に忖度されるのは…。畏れ多い…。@ozakita そうですよ。
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月26日
何を根拠にそこまで言い切ってしまえるのか(願望?)、私から見れば不思議です。
こういう意見も、民間人が言ってるうちはいいんですが、コメンテーターとかがテレビで、願望オンリーで意見を垂れ流す事態は避けてほしい…。
(いや、すでにそういう人たちが大勢いるか…)
よしりんは今も根強いファンがいるみたいですね。
私も昔はかなり熱心な読者でしたが、この5年ぐらいはすっかり御無沙汰です。
あと、小林節氏は、安保法制の議論とか聞いてると、もう完全にあっちに行ってしまったのかなと思ってましたが、そうではなかったのですね。
っていうか、皇室と安全保障の話は、また別か…。
★これもおまけツイート(参考資料)
皇室の歴史と伝統を守ろう。男系維持する方法あります。(1) https://t.co/GvEuJ00isb 10年前、小泉政権時代の記事。
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月25日
「アンカー」女性宮家創設の狙いは女系容認!その前に旧宮家復帰を https://t.co/mL9pHAAo6X 野田政権時代の記事。
好き嫌いの問題じゃありません(^_^; @wronwichi2007 女王の国になったら嫌なの? pic.twitter.com/FwGvlUd4Bj
— くっくり (@boyakuri) 2016年8月25日
※拙ブログ関連エントリー
「ちまちまツイートせず手元にメモをためておけば、
ブログの記事1本分になったのに」シリーズ。
・14/5/31:「朝生」日韓関係…不毛な結末を迎えるのは分かっていたのについ見てしまった
・14/9/27:「朝生」朝日と慰安婦問題…青木理がズレまくり
・15/9/26:「朝生」安保法でSEALDs出演!ケントさん「9条自体が憲法違反」よしりん「報復できない国は恐ろしい」
・16/8/6:「朝生」改憲。辻元清美に三浦瑠麗が「話がすごい粗い。すごく腹立つ」
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Comments
竹田恒泰氏の「もし女系天皇が生まれたら、認める人と認めない人が出てきてしまう。憲法第一条の国民の統合の象徴としての天皇の役目を果たせなくなる」という視点は一理あると思うが、戦後の開かれた皇室(国民はメディアを通じて幼少の頃からの皇族の方々を近しく感じる)の時代であるから「男系の維持だけを目的に継体天皇のようなことをすれば、認める人と認めない人が〜(以下同文)」という視点を見失ってはいけないと思います。
天皇制を維持するには、「男系男子で繋いできた」という「物語」(事実かどうか今となっては誰も証明できいないので、信じるか否かの信仰の問題であることは自覚すべき)と「開かれた皇室」という「国民の親しみ」を両立させる必要がある。どちらか一方で良いという話ではないと思います。
男系維持派の人は自覚していない?かもですが、男系を維持するというのは、結局のところ天皇の人権侵害(天皇に人権が無いという法理は横に置きます)を何処まで許容するかの問題です。
・一夫一婦制の定着した現在に側室を復活させて男系男子誕生の可能性を増やす
・女性皇族を皇位継承に組み込む代わりに皇位継承権のある女性皇族が男系男子としか結婚できないようにする(女性皇族の婚姻の自由を奪う)
・女性皇族を皇位継承に組み込む代わりに皇位継承権のある女性皇族は男系男子の乳幼児との養子縁組をする(養子縁組の自由を奪う、養子縁組される乳幼児の人権を奪う)
・皇位継承権のある男性皇族に男子が鵜有れない場合は、男系男子の乳幼児との養子縁組をする(養子縁組の自由を奪う、養子縁組される乳幼児の人権を奪う)
突き詰めれば女系容認というのは、天皇も含めて「人権侵害を認めない」という話なんだけど、これに対して男系維持派というのは「天皇に人権は無い/人権侵害差支え無い」という話で、これが天皇制維持に必要な多数の国民の支持を受けられるかどうか...ここらへんは真摯に受け止めるべきだと思っています。
男系維持が大切だと思うなら、何を守るべきかの優先順位をしっかり持って、優先順位の低いことは鷹揚にということだと思います。自分も一応男系維持派の端くれなので拘るキモチは解るけど、ここで大切な大前提「多数の国民の支持が必要」を肝に銘じないといけません。多数の国民の支持を受けるには、不必要に問題を複雑化しないことが大切だと思います。
例えば「一代限りの譲位」か「恒久法での譲位」の問題。一代限りの「特別法」も「恒久法」も何れも両院の過半数で可決するので違いは全くありません。時の政権の介入を避ける意味では「恒久法」の方が明らかに良いのに、竹田恒泰氏は別のところでは政治介入を問題にするのに対し、ここでは「特別法」を支持するなど、これでは多数の国民の支持は得られません。
例えば「女性宮家」問題。竹田恒泰氏は「男系男子の養子縁組」を主張されていましたが、ならば「女性宮家/男系女性天皇」は全く問題無い話。「男系の維持」が大切なのか、「男系男子」(男系でも女性天皇を認めたくない)が大切なのか良くわからず、これでは多数の国民の支持は得られません。
「最終的な天皇制の破壊を目的とした陰謀」を心配するのも良いのですが、陛下のお言葉を受けて生前退位/譲位を支持する80%の国民の良識に如何に訴えるかの方が大切だと感じるところです。
辛坊治郎氏も8月13日「辛坊治郎ズーム そこまで言うか」というラジオ番組で、陛下は女系天皇を認めていらっしゃるとお心を忖度しています。
辛坊氏の根拠は、小泉政権時の女性天皇の議論が天皇家から出たものだということでした。
https://www.youtube.com/watch?v=cgO79nIGQhM
譲位の話題は16分10秒から、女性天皇の話題は21分からです。
> ▼どちらにしろ、当事者である皇室のお考えを無視するようなやり方であってはなるまい。憲法4条が、天皇は「国政に関する権能を有しない」と定めていることから、陛下や皇族方のお言葉通りに動くというのは正常なあり方ではないが、かといって知らん顔を決め込むのは不遜だ。
> ▼「どうってことない」。小泉純一郎内閣当時の平成16年に設置された「皇室典範有識者会議」座長は、皇位継承者の一人だった寛仁親王殿下が女性・女系天皇容認方針に疑問を呈された際、記者団に言い放った。ある宮内庁長官経験者は小欄に「あんなのは有識者会議ではない。無識者会議だ」と憤っていた。
> ▼橋本龍太郎元首相は有識者会議側に対し、何度か「せめて昭和天皇の弟で皇室最長老の三笠宮殿下のご意見は聴くべきではないか」と働きかけたが、はねつけられた。小欄の取材にこう嘆いていた。「果たしてあの人たちが本当に国民を代表する人選か」。
> ▼その後、野田佳彦内閣当時の23年に「女性宮家」創設の検討が始まると、秋篠宮殿下が同年11月30日の46歳の誕生日に当たっての記者会見で、こう述べられた。「今後の皇室のあり方を考えるときには、私もしくは皇太子殿下の意見を聴いてもらうことがあってよいと思っています」。
> ▼政府は、憲法上の制約に苦慮し、皇室に非礼な姿勢を取ってきたのか。現行憲法のきしみと限界はここにも表れている。
http://www.sankei.com/column/news/160827/clm1608270004-n1.html
有識者会議を設ける場合は、皇室に尊崇の念を持たない人間を人選してはならない!
三笠宮寛仁(ともひと)親王殿下の独占会見(聞き手 櫻井よしこ) 『文芸春秋』平成18年2月号(一部抜粋)
http://ariesgirl.exblog.jp/18403839/
「男系天皇というのは、
女性を排除するのではなく、
むしろ、
男性を排除することなのだ」
という部分が秀逸。
不勉強な私にとって、
目から鱗でした。
当たり前だけど、対日工作行うなら、教育・マスコミ・政治と同時に皇室掌握でしょう。
繋ぎとしての女性天皇はありますが、女系天皇は あってはなりません。
ご結婚でのインタビューで(私は雅子を守る)と 思いを表明された皇太子殿下が、側室を受け入れるかどうかというデリケートな心情は忖度しうることですが、自分の代で途絶えさせてないけないという責任感は 何よりも強くお持ちであるはずです。 それは、血筋を受け継ぐ ご本人であるが故です。
一夫一婦制は一般国民を対象とした法制度です。 皇族に そんな決まりはありませんし 不要です。
天照大神(あまてらす おおみかみ)によって天皇を中心とする國體(こくたい)がもたらされ、その國體を維持するには永き人類史が証左する争い・戦いが今後も想定されるが故に(男を天皇とした国体)を始まりとしたのです。 女には健康な子を産める期間が限られ、また石女であることもあります。 男にも種無しはあるが、通常は老いても種を蒔くことができます。
そのために権威を重んじる(天皇・貴族・武家)の社会では男系の世襲とするのです。
商家では権威ではなく、屋号を維持・発展させるために、商人として 激しい商い競争に勝てる優れた人材を番頭にし、商家の娘婿としてきました。
天皇制では、この天皇の父は誰兵衛だ あの天皇の祖父・曽祖父・高祖父は誰之助だ なんてことになったら 血統も何もあったものではありません。 男系を維持してきたからこそ、曾曾曾・・・・祖父さんを遥か先代まで辿ったところに神武天皇があり、天照大神(あまてらす おおみかみ)に行き着くのです。
いい年をしていながら、女系と男系のどこが違うんだ・・・などと無知識の若者が言っているような不勉強を露呈した田原総一朗に天皇制を語ってほしくはありません。 まして、司会などは以ての外です。 天皇に女系が混在したら、他人の集合体ということになり、権威として成り立っている天皇制が無意味になります。 知らずして語るべからず。
左翼思想 (天皇否定) から抜けきれない田原総一朗が、この議論の場にいること自体が許せません。
「天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であり、主権の存する日本国民の総意に基く」・・・天皇陛下を軽んじて議論している人々よ、その意味を取り違えるな!
(象徴としての天皇)と(皇族)の存在・維持が国民の総意であるのであって、天皇制の細部に干渉することでは断じてありません!。
第二の玉音放送とも言われるお言葉を拝聴して釈然としない気持ちになりましが、無知な私には、そのモヤモヤを言葉では説明出来ずもどかしく思っていました。こちらの素晴らしいブログで、モヤモヤが晴れました。
http://blog.goo.ne.jp/soraoayumu
「伝統の破壊者」この連載(今も続いています)だけでも読んでみてください。
>皇室と安全保障の話は、また別か…。
小林節、皇室の件ではまともな気がする、不思議・・・。
参考:追尊天皇、不即位太上天皇、歴代天皇列記経験女帝
http://distelfink.na.coocan.jp/tsuison_top.html
時代の産物で一時的な制度と捉えても良いのでしょうが、皇統を全うするということは在位が全てではなく、皇族そして臣民に関わる問題だ、とも言えます。
また、皇女に関する議論が現代の有識者の間で圧倒的に不足しています。
参考:歴史のなかの皇女たち
編著/服藤早苗
https://www.shogakukan.co.jp/books/09626128
「譲位を一時のものとしたい」大御心を発せられていることは「摂政」を否定されたことに明らかな筈です。
これは譲位が簡単なことではないからで、譲位された今上陛下ご身分等が性急に定められて皇統に影響を及ぼすことを避ける御叡断に他なりません。
帝位に就いて無い者が國民統合に関する大御心を壟断する愚による混乱を避けたい御一心。
なほ歴代女帝は皇統存続のために尽くされた史実も、これを成し得る制度(宮家、女御という俗に申せば側室)があったればこそ。
そうした制度があれば女帝を否定しないところ、不在のため女帝を肯定もしない。摂政について明言されたにも関わらず女帝に言及されないのは、ここが肝要かと。すなわち帝位が分断されないこと(皇統が乱れない保証)が先決だが、現時点での摂政は帝位と同じ権能が重複して発生することが避けられないので、これは否定されているのです。
女帝も皇統保全を優先することが明白ならあるのでしょう、例えば後継が秋篠宮家であることや他の宮家再興等確定できる制度が成立すれば。
しかし、そうした議論が成熟していない危険の多い現在ではナシとせざるをえないでしょうね。
帝位は養子を否定していることは、皇族宮家が養子を否定する旧皇室典範に明らかです。
先例として東伏見宮家は久邇宮家から養子を摂りますが、宮家祭祀を継承するも臣籍降下しております。米GHQに無理矢理なされたものではないのです。
したがって現在の東伏見家は青蓮院門主家ですが、宮家として再興するとしても久邇宮家にとっての養子となってしまい、もちろん東伏見宮家は血統すなわち皇統が途絶えている訳ですから、やはり何れも不可と思われます。このように伝統的皇統は、単なる血統で帝位を定めているのでもなく、皇統たる祭祀継承と一体の血統である史実が重要です。ですから女帝も一代限りで否定されなかった歴史を抜きには現代で成立しえないのです。
摂政を否定される大御心も、「人格や能力が優秀で所作として行事を遂行できるのであれば帝位は誰でも可」とする愚論を避ける御叡断に他なりません。
生前退位なんて言葉は、マスコミのキャッチコピーにしか聞こえません。
小林節には驚ろかされました。
摂政を避けられた大御心、これは政治の差配で後継を女帝にする恐れが現段階ではあるからでしょう。摂政を背後で操作し、女帝を大御心と擬して即位させかねない。皇統の連綿に何の責任もない女帝の皇位継承は、人気投票すなわち傀儡に堕しかねない。この恐れは民主(民進)や共産の野党どころか、現に二階という自民重鎮が突然に女帝発言する等にも萌芽されている。
ご譲位を一代限りとされていることも、人気投票的女帝を即位させんがため、退位を迫るか、皇統に責任無き女帝を後継に強制する危険が帝位を襲うことが今は防ぎ得ないからです。
聖上の聖慮の深きことよ。
皇統に責任ある女帝の即位には、宮家再興と、その前提となる女御、側室の設置が求められる。
法律云々申される向きには、そもそも内縁の妻は内縁といへども法律上の地位を有している。むしろ現代の下々の内縁関係に比べれば恵まれた地位が皇室にはある。宮家の設置に結実するからです。
したがって皇室が女御を設けても現代日本人の家庭観念等良風道徳倫理を破壊する等という論は、内縁の否定すなわち法の否定という革命的飛躍がある。
保守有識は、女帝の肯定や否定いずれの立場であっても、皇位の継承を保証する制度の明示が普及せざるを反省して議論を再興しなければならない。
繰り返すが、女御側室あれば宮家も興せるし、そうした宮家があれば女帝といえども後継を皇統とする責任を全うすることが出来るのです。