青山繁晴「資源エネルギー庁のメタハイ生産技術の公募に応募します!」 “インサイト・コラム”より
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※【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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■3/9放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
久々にメタンハイドレートの話題。
青山さんが関テレ「アンカー」で初めてメタンハイドレートを紹介したのは、2007年7月でした。
長い年月をかけて、少しずつ少しずつ、前に進んできましたね。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像はイメージとしてこちらで付けさせていただいたものです。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。
内容紹介ここから____________________________
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■3/9放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
久々にメタンハイドレートの話題。
青山さんが関テレ「アンカー」で初めてメタンハイドレートを紹介したのは、2007年7月でした。
長い年月をかけて、少しずつ少しずつ、前に進んできましたね。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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櫻井浩二(RKBアナウンサー)
「水曜日です。独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
田中みずき
「おはようございます」
櫻井浩二
「今朝はどんな話題でしょうか」
青山繁晴
「えー、先日、兵庫県の豊岡っていう所で、兵庫県主催の、講演会開かれまして、そこで不肖、僕は講演したんですが、豊岡っていうと、城崎温泉のすぐ近くで」
[兵庫県豊岡市]
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「えー、城崎温泉、ま、温泉ブームもあって、若い人もたくさん訪れてらっしゃるんですね。ついでに言うと僕は神戸生まれで、ちっちゃい頃、親に連れられてよく行った温泉なんで」
櫻井浩二
「ああ〜、そうですか」
青山繁晴
「まあとても嬉しい気持ちでも行ったんですが。実はこの講演会、兵庫県の豊岡、ま、城崎温泉の隣とは言っても、けっこう遠いですよね、東京からも福岡からも」
[兵庫県豊岡市〜城崎温泉]
櫻井浩二
「うんうん、そうですね」
青山繁晴
「ところが、えー、その、福岡から、あるいは札幌から、えー、全国からたくさんの人が集まりまして、もう会場いっぱいの1000人、えー、地元兵庫県から600人ぐらい、えー、そして福岡、札幌、全国から400人の方がお見えになったんですね」
田中みずき
「へえ〜」
櫻井浩二
「県外から4割なんですか、参加者のうち」
青山繁晴
「ええ」
櫻井浩二
「ああ、そうですか」
青山繁晴
「櫻井さん、田中さん、何でこんなにたくさんの人がお見えになったと思います?」
櫻井浩二
「講演の内容が何かそういうものなんですか?」
青山繁晴
「うーん、その通りで、まあ、世の中どうしても暗い話が多いですけれども、えー、この講演会のテーマっていうのは、希望の、可能性を感じさせるものであって、それが、メタンハイドレートなんですね」
櫻井浩二
「ああ〜、なるほど、はいはい…」
青山繁晴
「で、城崎温泉ってことは、ま、日本海側、日本海に面した温泉地、で、その、隣であり、あるいは、兵庫県で言うと、日本海側の中心都市が、豊岡なんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「ところが、豊岡、ま、久しぶりに行ってみますと、やっぱり、ご多分に漏れず、シャッター商店街で、温泉は、非常に流行っているんですけれども、全体で見ると、日本全体の日本海側と同じく、やっぱり過疎が心配され、えー、太平洋側では、ある程度、今も経済は、前に向かって進んでますけれども、日本海側はこれからどこへ行くのかと、いうことを地元の人も心配してるわけですね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「で、その中で、目の前の海から、日本の、初めての、建国以来初めての、自前資源が、実は見つかっています」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、この番組でももう何度かお話ししてますから」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「あの、ご承知の方多いと思いますけれども、改めて申せば、実際、日本海で、初めて、メタンハイドレートの塊を、海から取り出したのは、不肖私たちの独立総合研究所も含めて、えー、ま、当初は非常に限られた、研究者、研究機関だったわけです」
[画像:2012年6月13日放送「アンカー」]
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、メタンハイドレートっていうのは、あの、石油とか石炭に比べると名前が難しそうですけれども、実際はその名前の中に分かりやすいヒントがあって、メタンっていうのは天然ガスの主な成分です」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「ですからこれは要は天然ガスの一種なんですが、ハイドレートっていうのは、凍ってる物と、解釈していただいてもいいです」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「正しく科学的に言うと、水和物って言いまして、まあ、水の分子が、メタンの分子の周りを取り囲んで、いる、ものなんですね」
櫻井浩二
「はあ、はあ」
青山繁晴
「えー、だから凍ってる物が溶けると、その中から、まあ、一気にたくさんのメタンガスが出てくるっていう物なんです」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、これは、ガス化すれば、つまり、溶かしてガスにすればそのまま天然ガスと同じように使えるんですけれども、えー、逆に言うと、自然の状態で、すでに、このメタンガスは地球温暖化の大きな原因になってると考えられます」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「えー、二酸化炭素の温暖化効果の、22倍程度の、えー、地球を、あっためてしまう、マイナス効果があると考えられてるんですね」
櫻井浩二
「22倍ですか、はぁ〜」
青山繁晴
「はい。で、このメタンハイドレートを大きく言うと2種類ありまして、主に太平洋側にある物は、砂層型、砂の層ですね、砂層型って言いまして、海底にはないんですけれども、海底からさらに掘っていくと、堆積物、分かりやすく言うと、泥のような物の中に砂と混じり合って存在している」
櫻井浩二
「ふんふんふん、はい」
[画像:2014年1月29日放送「アンカー」]
青山繁晴
「えー、したがって、やや取り出しにくいわけですけれども、それが先に見つかって、そしてさっき言いました通り、私たちも含めた一部の研究者が見つけた物っていうのが、日本海側に多い、表層型っていう物です」
櫻井浩二
「ほうほう…」
青山繁晴
「えー、僕らを含め、一部の研究者が見つけた時には、この、表層型って言葉もまだなかったです」
櫻井浩二
「お〜」
青山繁晴
「この発見によってその言葉も作られたんですけれども、表層型って名前の通り、海底の上に、海面からずっと降りてきますと海底にたどり着きますが、その海底の上に、表面に、表層に、出てしまってる」
櫻井浩二
「ほぅ〜」
青山繁晴
「えー、そうでない物も、ごく浅い所に埋もれている、そして、砂とは混じっていない、こういう物が見つかりまして、えー、政府の取り組みとしては、この表層型が遅れていたわけです」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、正直、もうこれを言っていれば、明日になっちゃうぐらい、苦労しました」
一同
「ふ〜ん」
青山繁晴
「あの、たとえば政府に理解してもらうのにもですね」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「それからいろんな圧力も実は受けましたけれども」
櫻井浩二
「ほぉ〜」
青山繁晴
「しかし政府も、まあ重い腰を上げて、3年間、この、表層型がどれぐらいあるかっていう調査を、一定の予算を投じてやってきたわけです」
[画像:メタンハイドレートを含む地質サンプル取得のため、掘削調査を実施した調査船「白嶺」。レスポンス 2016年1月28日「資源エネ庁、日本周辺海域のメタンハイドレート調査結果を公表…新たに771カ所で可能性」より]
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、それは、僕たちの調査とは別途行われまして、僕らはあくまで自力で、その調査を続けてきました」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、それやこれやを合わせて、その豊岡の講演会になったんですけれども、えー、もう講演会の中身、紹介する時間なくなってきちゃいましたが、要は、僕は申し上げたのは、必ずエネルギーっていうのは、ミックスが必要であって、この建国以来初めての自前資源を持つって意味は、それだけで全部のエネルギーを賄おうとするんではなくて、えー、輸入も含めて、他の物とベストミックスを図りながら、でも同時に、自前の資源が必ず、根っこにあれば、今までの日本のように、資源がない国だから、資源を持ってるアメリカをはじめ、中東その他の所の言うことを聞かなきゃいけないっていう、姿勢と変わりますっていう話をしたわけですけれども」
一同
「はぁ〜、ふんふん…」
青山繁晴
「えー、そしたらですね、これを紹介したいので今日、番組で取り上げていただいたんですが」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「その、東京からお見えになった方、えー、この方はですね、ちょっとお名前も紹介したいんですが、えー、56歳の会社員の、東京都にお住まいの、イナムラナオキさんっていう方から、メールをいただいたんですね。で、メールは実はかなりの方からいただいてるんですけれども、このメールに、ものすごく正しいことが書いてあって、何て書いてあるかというと」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「自前資源は何かという定義を定め、国は、国を守ることと、そして、世界の平和を守るために、総エネルギーの何パーセントを、自前資源にするのかっていうことを、決めなきゃいけませんねと書いてあって、それまさしく今、僕が申そうとしたことを、ずばり簡潔にまとめてあって」
櫻井浩二
「うーん」
[画像:メタンハイドレート海洋産出試験。レスポンス 2016年1月28日「資源エネ庁、日本周辺海域のメタンハイドレート調査結果を公表…新たに771カ所で可能性」より]
青山繁晴
「えー、さすがに福岡から札幌まで、関心を持つ方が、総勢1000人も集まられただけあって、根幹をきちんと理解されてるなと思いました」
櫻井浩二
「うんうん」
青山繁晴
「最後に申せば、経済産業省の資源エネルギー庁は、これから、じゃあそれをどうやって取り出すかっていう生産技術の公募に入ります。私たちも、それに自治体と、地方国立大学と連携して、応募をします」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「その中身は、その公募の時に申すのがフェアだと思いますから、今日は申しませんけれども、そういう段階に来てるってことを、改めてリスナーの方々も、理解していただきたいと思います」
櫻井浩二
「はぁ〜、そうですか。はい。青山さん、ありがとうございました」
田中みずき
「ありがとうございました」
青山繁晴
「ありがとうございました」
櫻井浩二
「独立総合研究所、青山繁晴さんでした」
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@boyakuriさんをフォロー
____________________________内容紹介ここまで
この放送は朝早い時間帯にやってるんですが、同じ日の午後、こんなニュースが飛び込んできました。
■高浜原発3、4号機の運転差し止めを大津地裁が決定(産経 2016.3.9 15:48)
「原子力規制委員会の新規制基準に合格した原発、さらに運転中の原発に対し、運転停止を命じる仮処分決定が出されたのは初めて。仮処分はただちに効力が生じるため、関電は運転中の3号機を停止させる方針」
…とのこと。
“世界最高水準の新基準”にNG出されてしまって、これから先どうなるんでしょう。
この際、政府は、メタハイの実用化を急ピッチで加速させるべきではないでしょうか。
原発の存続・廃止如何に関わらず、資源のベストミックスを進めていく意味でも。
※拙ブログはAmazonアソシエイトに参加しています。紹介している商品をクリックしてAmazonを訪問された皆様がすぐに購入されなくても、24時間以内にその商品や他の商品を購入されれば当方の報酬になります(紹介している商品にお目当ての物がなくても、どれかを適当にクリックしてAmazonの中に入っていただき、そこから目当ての商品に検索などで飛んでいただき購入されれば、当方の報酬になります)。「寄付」的にご協力いただければ幸いです。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
※参考リンク
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尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
アニメ「めぐみ」配信中。
日本語版のほか外国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!
takeshima dokdo dokto tokdo tokto
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「水曜日です。独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
田中みずき
「おはようございます」
櫻井浩二
「今朝はどんな話題でしょうか」
青山繁晴
「えー、先日、兵庫県の豊岡っていう所で、兵庫県主催の、講演会開かれまして、そこで不肖、僕は講演したんですが、豊岡っていうと、城崎温泉のすぐ近くで」
[兵庫県豊岡市]
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「えー、城崎温泉、ま、温泉ブームもあって、若い人もたくさん訪れてらっしゃるんですね。ついでに言うと僕は神戸生まれで、ちっちゃい頃、親に連れられてよく行った温泉なんで」
櫻井浩二
「ああ〜、そうですか」
青山繁晴
「まあとても嬉しい気持ちでも行ったんですが。実はこの講演会、兵庫県の豊岡、ま、城崎温泉の隣とは言っても、けっこう遠いですよね、東京からも福岡からも」
[兵庫県豊岡市〜城崎温泉]
櫻井浩二
「うんうん、そうですね」
青山繁晴
「ところが、えー、その、福岡から、あるいは札幌から、えー、全国からたくさんの人が集まりまして、もう会場いっぱいの1000人、えー、地元兵庫県から600人ぐらい、えー、そして福岡、札幌、全国から400人の方がお見えになったんですね」
田中みずき
「へえ〜」
櫻井浩二
「県外から4割なんですか、参加者のうち」
青山繁晴
「ええ」
櫻井浩二
「ああ、そうですか」
青山繁晴
「櫻井さん、田中さん、何でこんなにたくさんの人がお見えになったと思います?」
櫻井浩二
「講演の内容が何かそういうものなんですか?」
青山繁晴
「うーん、その通りで、まあ、世の中どうしても暗い話が多いですけれども、えー、この講演会のテーマっていうのは、希望の、可能性を感じさせるものであって、それが、メタンハイドレートなんですね」
櫻井浩二
「ああ〜、なるほど、はいはい…」
青山繁晴
「で、城崎温泉ってことは、ま、日本海側、日本海に面した温泉地、で、その、隣であり、あるいは、兵庫県で言うと、日本海側の中心都市が、豊岡なんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「ところが、豊岡、ま、久しぶりに行ってみますと、やっぱり、ご多分に漏れず、シャッター商店街で、温泉は、非常に流行っているんですけれども、全体で見ると、日本全体の日本海側と同じく、やっぱり過疎が心配され、えー、太平洋側では、ある程度、今も経済は、前に向かって進んでますけれども、日本海側はこれからどこへ行くのかと、いうことを地元の人も心配してるわけですね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「で、その中で、目の前の海から、日本の、初めての、建国以来初めての、自前資源が、実は見つかっています」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、この番組でももう何度かお話ししてますから」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「あの、ご承知の方多いと思いますけれども、改めて申せば、実際、日本海で、初めて、メタンハイドレートの塊を、海から取り出したのは、不肖私たちの独立総合研究所も含めて、えー、ま、当初は非常に限られた、研究者、研究機関だったわけです」
[画像:2012年6月13日放送「アンカー」]
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、メタンハイドレートっていうのは、あの、石油とか石炭に比べると名前が難しそうですけれども、実際はその名前の中に分かりやすいヒントがあって、メタンっていうのは天然ガスの主な成分です」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「ですからこれは要は天然ガスの一種なんですが、ハイドレートっていうのは、凍ってる物と、解釈していただいてもいいです」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「正しく科学的に言うと、水和物って言いまして、まあ、水の分子が、メタンの分子の周りを取り囲んで、いる、ものなんですね」
櫻井浩二
「はあ、はあ」
青山繁晴
「えー、だから凍ってる物が溶けると、その中から、まあ、一気にたくさんのメタンガスが出てくるっていう物なんです」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、これは、ガス化すれば、つまり、溶かしてガスにすればそのまま天然ガスと同じように使えるんですけれども、えー、逆に言うと、自然の状態で、すでに、このメタンガスは地球温暖化の大きな原因になってると考えられます」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「えー、二酸化炭素の温暖化効果の、22倍程度の、えー、地球を、あっためてしまう、マイナス効果があると考えられてるんですね」
櫻井浩二
「22倍ですか、はぁ〜」
青山繁晴
「はい。で、このメタンハイドレートを大きく言うと2種類ありまして、主に太平洋側にある物は、砂層型、砂の層ですね、砂層型って言いまして、海底にはないんですけれども、海底からさらに掘っていくと、堆積物、分かりやすく言うと、泥のような物の中に砂と混じり合って存在している」
櫻井浩二
「ふんふんふん、はい」
[画像:2014年1月29日放送「アンカー」]
青山繁晴
「えー、したがって、やや取り出しにくいわけですけれども、それが先に見つかって、そしてさっき言いました通り、私たちも含めた一部の研究者が見つけた物っていうのが、日本海側に多い、表層型っていう物です」
櫻井浩二
「ほうほう…」
青山繁晴
「えー、僕らを含め、一部の研究者が見つけた時には、この、表層型って言葉もまだなかったです」
櫻井浩二
「お〜」
青山繁晴
「この発見によってその言葉も作られたんですけれども、表層型って名前の通り、海底の上に、海面からずっと降りてきますと海底にたどり着きますが、その海底の上に、表面に、表層に、出てしまってる」
櫻井浩二
「ほぅ〜」
青山繁晴
「えー、そうでない物も、ごく浅い所に埋もれている、そして、砂とは混じっていない、こういう物が見つかりまして、えー、政府の取り組みとしては、この表層型が遅れていたわけです」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、正直、もうこれを言っていれば、明日になっちゃうぐらい、苦労しました」
一同
「ふ〜ん」
青山繁晴
「あの、たとえば政府に理解してもらうのにもですね」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「それからいろんな圧力も実は受けましたけれども」
櫻井浩二
「ほぉ〜」
青山繁晴
「しかし政府も、まあ重い腰を上げて、3年間、この、表層型がどれぐらいあるかっていう調査を、一定の予算を投じてやってきたわけです」
[画像:メタンハイドレートを含む地質サンプル取得のため、掘削調査を実施した調査船「白嶺」。レスポンス 2016年1月28日「資源エネ庁、日本周辺海域のメタンハイドレート調査結果を公表…新たに771カ所で可能性」より]
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、それは、僕たちの調査とは別途行われまして、僕らはあくまで自力で、その調査を続けてきました」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、それやこれやを合わせて、その豊岡の講演会になったんですけれども、えー、もう講演会の中身、紹介する時間なくなってきちゃいましたが、要は、僕は申し上げたのは、必ずエネルギーっていうのは、ミックスが必要であって、この建国以来初めての自前資源を持つって意味は、それだけで全部のエネルギーを賄おうとするんではなくて、えー、輸入も含めて、他の物とベストミックスを図りながら、でも同時に、自前の資源が必ず、根っこにあれば、今までの日本のように、資源がない国だから、資源を持ってるアメリカをはじめ、中東その他の所の言うことを聞かなきゃいけないっていう、姿勢と変わりますっていう話をしたわけですけれども」
一同
「はぁ〜、ふんふん…」
青山繁晴
「えー、そしたらですね、これを紹介したいので今日、番組で取り上げていただいたんですが」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「その、東京からお見えになった方、えー、この方はですね、ちょっとお名前も紹介したいんですが、えー、56歳の会社員の、東京都にお住まいの、イナムラナオキさんっていう方から、メールをいただいたんですね。で、メールは実はかなりの方からいただいてるんですけれども、このメールに、ものすごく正しいことが書いてあって、何て書いてあるかというと」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「自前資源は何かという定義を定め、国は、国を守ることと、そして、世界の平和を守るために、総エネルギーの何パーセントを、自前資源にするのかっていうことを、決めなきゃいけませんねと書いてあって、それまさしく今、僕が申そうとしたことを、ずばり簡潔にまとめてあって」
櫻井浩二
「うーん」
[画像:メタンハイドレート海洋産出試験。レスポンス 2016年1月28日「資源エネ庁、日本周辺海域のメタンハイドレート調査結果を公表…新たに771カ所で可能性」より]
青山繁晴
「えー、さすがに福岡から札幌まで、関心を持つ方が、総勢1000人も集まられただけあって、根幹をきちんと理解されてるなと思いました」
櫻井浩二
「うんうん」
青山繁晴
「最後に申せば、経済産業省の資源エネルギー庁は、これから、じゃあそれをどうやって取り出すかっていう生産技術の公募に入ります。私たちも、それに自治体と、地方国立大学と連携して、応募をします」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「その中身は、その公募の時に申すのがフェアだと思いますから、今日は申しませんけれども、そういう段階に来てるってことを、改めてリスナーの方々も、理解していただきたいと思います」
櫻井浩二
「はぁ〜、そうですか。はい。青山さん、ありがとうございました」
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「ありがとうございました」
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この放送は朝早い時間帯にやってるんですが、同じ日の午後、こんなニュースが飛び込んできました。
■高浜原発3、4号機の運転差し止めを大津地裁が決定(産経 2016.3.9 15:48)
「原子力規制委員会の新規制基準に合格した原発、さらに運転中の原発に対し、運転停止を命じる仮処分決定が出されたのは初めて。仮処分はただちに効力が生じるため、関電は運転中の3号機を停止させる方針」
…とのこと。
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
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拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
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