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「アンカー」既得権益打破で東京五輪をメタンハイドレート発電で!&中韓のメタハイ開発状況
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■1/29放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
久しぶりにメタンハイドレートについての解説。
前半のキーワードは『東京五輪への道』。
メタンハイドレートとはそもそも何か、なぜ開発がなかなか進まないのか、邪魔しているのは誰か、なぜ邪魔をするのか、それを打破するためにはどんな連携が必要か、というおさらいも含まれていて、初心者にも分かりやすい解説です。
後半のキーワードは『中韓米は何をしているか』。
中韓のメタンハイドレート開発の進捗状況など。領土問題は資源問題でもある。日本も早急に本腰を入れないと大変なことになります。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。
内容紹介ここから____________________________
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■1/29放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
“資源大国"への道、重大な転機!青山解説
久しぶりにメタンハイドレートについての解説。
前半のキーワードは『東京五輪への道』。
メタンハイドレートとはそもそも何か、なぜ開発がなかなか進まないのか、邪魔しているのは誰か、なぜ邪魔をするのか、それを打破するためにはどんな連携が必要か、というおさらいも含まれていて、初心者にも分かりやすい解説です。
後半のキーワードは『中韓米は何をしているか』。
中韓のメタンハイドレート開発の進捗状況など。領土問題は資源問題でもある。日本も早急に本腰を入れないと大変なことになります。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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岡安譲
「さ、このあとは青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーです。今日は、どんなお話、なんでしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、ね、さっきの鳥インフルの話でショック受けた方、それからソチ五輪、テロで危ないのかってことも含めて、ま、ニュースってのは常に辛い話多いんですけれど、いつもこの『アンカー』では、メタンハイドレートの話を、関テレの志もあってですね、積極的に取り上げることができています。で、今日たった今この瞬間も、実は、この関西、和歌山の潮岬の沖で、和歌山県と私たちとの連携調査が行われていて、えー、まだ(時計見る)、あ、もう港にそろそろ戻ってくる頃だと思うんですが」
岡安譲
「ほんとに今リアルタイムなんですね」
青山繁晴
「リアルタイムです。で、それが、ちょっと今までわりと我慢しててですね(笑)、あんまり、あの、まとめて、コーナーでやってなかったんです。えー、それ私たちの直接の仕事ってこともあって、誤解されてはいけないので、実は我慢もしてたんですけど、もう、お話ししていい希望の段階が見えてきましたので、今日その話をしたいんですが、キーワードは、これです(フリップ出す)」
岡安譲
「『東京五輪への道』」
青山繁晴
「はい。東京オリンピックの灯り、つまり、メタンハイドレート発電で灯した電気で、東京オリンピックをできる可能性が、十二分に出てきました。それは、本当は、政府が、ね、安倍政権かどうか分かりませんけれど、既得権益に負けないで、ちゃんとやるべきことをやれば、ほんとは、技術的には、東京オリンピック2020年の、灯りを、メタンハイドレート発電、つまり自前資源発電で発電するということが、可能な状況になってきました。そこにこの関西も、和歌山、兵庫、重大な関わりがあるという話を、今日は整理して、しかもリアルタイムの、生の情報でお話ししたいと思います」
岡安譲
「はい。日本に眠る希望の灯り、コマーシャルのあと詳しい解説です」
(いったんCM)
岡安譲
「コマーシャル前の青山さんのお話、東京オリンピックで、メタンハイドレートで、起こした、この電気が使われるようになるかもしれない、非常に明るい兆しだと思うんですが、さっそく、解説をよろしくお願いします」
青山繁晴
「はい。皆さんちょっとこれ見て下さい。『2020年東京五輪を、メタンハイドレート発電で!』って、感嘆符付いてますよ。クエスチョンマークじゃない。感嘆符っていうところが、大事なんですが、但しこの感嘆符は、もうできました、できますって意味じゃなくて、僕たち国民と、国民が選んだ政府が、本気でやったら、今までの日本の既得権益を、中央突破したらできるっていう意味の、これは感嘆符なんです。そして今の和歌山の調査、実は昨日の出港の時で、もうずいぶんメディアの方、集まられて、たくさん報道されたんですね。和歌山も兵庫の調査もこの、少なくとも関西ローカルでは、すごく取り上げてもらってますけれども、しかし恐縮ながら、一番肝心なところが、あまり報道されてないので、まずそこに光を当てたいと思います。はい、出して下さい」
村西利恵
「和歌山県の潮岬沖で去年11月に行われた調査で、太平洋側で初めて画期的な発見がありました。昨日からは、その確認調査を実施中ということです」
青山繁晴
「はい。これ、何が画期的かってことはもちろんこれからお話しするんですが、要するに太平洋側ではあり得ないよねと、今までの政府の調査では言われてたことが、覆る、初めての画期的な発見がなされ、そして、その今までの、政府が国民の税金投じて、やってきた調査の方向が覆るってだけじゃなくて、それが私たちの希望に、その、政府も国民も合わせて、希望につながるっていうところが一番大事なんです。で、去年の11月に、この端緒をつかみ、ま、発見をして、今、たった今、その、確認調査をやってるわけですね」
村西利恵
「その独立総合研究所の自然科学部長、青山千春博士が行っている、確認調査の様子を、VTRでご覧下さい」
…………………………VTR開始…………………………
N(村西利恵)
「昨日(28日)から、和歌山県の漁業調査船『きのくに』を使って、メタンハイドレートの再調査が行われています」
N
「去年11月に行われた調査では、魚群探知機を使って、メタンプルームを5回観測し、この下に、メタンハイドレートがあると考えられています」
N
「今回の調査では、さらに範囲を広げて、調査が行われました」
青山千春博士
「プルームが出てるということは、この辺には、もしかして表層型の、日本海と同じようなメタンハイドレートが、ここ、あるかもしれない、っていう期待があります」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。今、思わず、敬礼をしてしまいましたが(一同笑&ざわ)、久しぶりに青山千春博士の顔を見ました(笑)」
岡安譲
「久しぶりに。まあお互いに忙しいでしょうから」
青山繁晴
「まあ、あの、独立総合研究所の自然科学部長で、僕は社長ですけれども、そして私生活では配偶者ですけれども、ほんとにあの、まっ金金になってる髪の毛も含めて久しぶりに見たんですが、公私は混同いたしません。そうじゃなくて、和歌山県と連携してる調査について、客観的にお話ししたいんですけれども、先ほど青山千春博士が、カメラに向かって、ま、分かりやすく、言ってましたが、その、今まで、太平洋側にないと、思われてたものが、太平洋側にもあり、これ日本海側では前から私たちやってるんですけども、こっち(太平洋側)にもあるんだと。可能性を大きく広げてるんですっていう話をしてたんですが、その話、皆さんにも、もうお分かりの方も多いと思うんですけど、よく分かるようにもう一度お話したいと思います。はい、出して下さい」
村西利恵
「メタンハイドレートには、表層型と、深層型があります」
青山繁晴
「はい。実はまずメタンハイドレートっていうのは、いつも言ってるんですけど、難しそうな名前ですけど難しくない。メタンって書いてありますから、メタンは天然ガスの主な成分です。従って天然ガスっていうだけです。天然ガスと本質的には変わりません。ハイドレートってのは例えば海の底で凍ってるものって意味です。はい。だから凍ってる天然ガスって考えていただければいいんですが。実はこれも最近、ま、学会で確定した名前なんですけれども、2種類あることが、分かってきました。そしてまずこっち(右側・深層型(砂層型))見ていただくと、この深層型、つまり深い所にあるやつ、そして、深い所にあるだけじゃなくて、砂と、残念ながら混じってしまっている、このタイプをずーっと政府がやってきました。で、その場所は、まさしく、今、青山千春博士が和歌山県と連携をして、船で行った、この和歌山県沖を含めた、太平洋側なんですね。で、これ図で見ていただくと、船があって、水があって、そして深い海底、さらにその海底の泥、本当は、泥っていうよりは堆積物、掘って掘って掘っていって、ようやく深い所で見つかるんですが、砂と混じり合ってる。そして、深くて、しかも掘らなきゃいけないから、その時点で十分コストがかかります。コストがかかる上に、それを採り出すと、砂と分けなきゃいけませんから、えー、余計コストがかかる。ところがそれに対して、今までは日本海側だけで確認されてた、違うタイプがあって、これは全く違ってて、この、この絵(左側・表層型)、見ていただくと分かるんですけれども、まさしく凍った天然ガスが、非常に純度の高い、その、塊で、これあの、コンビニで買うシャーベットそっくりです」
青山繁晴
「僕ら2004年から実物採り出してますけれども、それがしかも、これ見ていただくと、海底の上に露出してしまってる、これ露出してます。これ堀ったんじゃないんですよ。これ自然にカメラ近づけていただけで、カニさんが一生懸命、微生物食べてるんですけれども、カニがいっぱいいる。で、海底に露出してる。そして、露出してないものも、100メートルぐらいの浅い所、こっち(深層型)ですと平気700メートルぐらい掘らないといけませんから、あの、(表層型は)すごく採りやすい状態で、あるわけですね。で、ところがですね、えー、私たちが、見つけたものを、ちょっと出していただきたいんですが、はい、出して下さい」
村西利恵
「去年11月の調査で捉えた映像です」
青山繁晴
「はい。えー、実はですね、先ほど言いました表層型、海底の上に、塊が出てるメタンハイドレートは、大きな特徴、目印があってですね、それがメタンプルームっていうんですね。メタンの、プルームって柱っていう意味です、この場合は。で、これは実は、新潟県の海底で、私たちの独自調査で、撮った映像。これシミュレーションじゃないんですよ。実物の映像です。これあの、海の底の山ですね。海の底の。えー、そして、えー、つまり、ここ(海底)に塊が出てくると、それは凍ったガスですから、軽いです。ま、科学的に言うと、比重が小さいので、比重が軽いので、この、上に上がっていきますね。粒々、メタンハイドレートそのものの粒々がずーっと柱になってこう上がっていく、これ全部、資源そのものです。これ巨大な柱で、平均で、スカイツリーぐらいの高さあります。650メートルぐらいですね」
岡安譲
「そんなに大きいんですね」
青山繁晴
「小さいもので東京タワーぐらいあるわけですね。ということは、つまりこのメタンプルーム、柱が立ってる所は、この塊、純度の高い塊が上に出ちゃってるタイプの、つまり、採りやすく使いやすいタイプのものである可能性が、あるわけですよね。そして、去年の11月、すでに確認したのは、このプルームを、魚群探知機、ただの魚群探知機ですからコストがすごく安い、機械自体も安い、漁民の方々が使うのと基本的に同じ、そして出すのは超音波だけですから、その出し方を変えることで、日本と世界中の特許を取ってて、しかし特許使用料は、今まで一度も取ってないし、1円も1セントも、これからも取りません。僕らのためにやってるんではありませんから。だから公私混同しないって申し上げたことと、もちろん関連して、私たちは特許使用料も今後も取らない。で、そのしかし特許を確立してる技術で、これを、この『きのくに』って和歌山県のあの小さな船で、確認したんです」
青山繁晴
「で、これあの、画像が不鮮明なように見えますが、実はこれは魚群探知機の性能が、高くないからです。こちら(先ほどのプルームが立ち上ってる画像)は、マルチビームソナーっていってそもそも魚群探知機よりはるかに上の機器を使ってます。で、こっち(魚群探知機の方)は、和歌山県も一生懸命予算を、出して下さったと思うんですけれども、魚群探知機の性能は、公平に申して高くないんでこのように見えますけれども、しかしこれはむしろ逆であって科学的に言うと。えー、これだけ深い所、1700メートルの深い所でちゃんとこのプルームが確認できて、そして強い潮です。潮岬の。潮岬と言うとおり。その沖合ですから強い潮でこの、メタンハイドレートそのものが、こうやって、たなびいてる所も、ちゃんとこれ映ってるわけです」
一同
「はぁー、なるほど…、ああー…」
青山繁晴
「これは、研究者・学者にとってはワーッ(拍手)っていう、すごいなぁこれ、太平洋側にもこういうのがあるじゃないかと、いうことが、事実上もうほんとは確認できてるわけですね。但し、青山千春博士、自然科学部長は、純粋な科学者ですから慎重に、ほんとに表層型かどうかは、最終確認をじっくりやっていきましょうと、ね、えー、いうことは、念のため申しておきますけど、その可能性が高まってる。ところがですね、この背景に、ひとつ信じられない事実が、あるんです。それは何かというと、これです」
村西利恵
「『政府、この場合経産省は、太平洋側のメタンハイドレート調査で、メタンプルームが存在していると気付いたが、データを事実上、無視した可能性がある』」
青山繁晴
「はい。これ今ね、青山千春博士、実際に博士号を持ってる自然科学部長が、ま、例えば僕が同席した上で、和歌山県の仁坂知事に、お話として、かつては雑談として、いわばお話ししたんですが、これ青山千春博士だけの認識じゃなくて、メタンハイドレートあるいは資源に関わってる学者・研究者であれば、もうだいたい実はこういう認識だったんですよ。それ何かというと、今まではですよ、今までの政府、経済産業省、但しほとんど自民党政権です、ね、民主党政権時代とかいう話じゃなくて、大半自民党政権時代の、その政府、経産省の調査は、この太平洋側の和歌山沖に集中してた、ま、南海トラフって場所ですね、そこに集中してたんだけれども、ああいう砂と交じった砂層型だけじゃなくて、メタンプルームが、つまり僕たちさっき言ったとおり、特許使用料を一切取りませんから、ほんとは届け出てほしいですよ?仁義上、あるいはモラル上。でも、届けなくても、もう、さほど苦情は言いません。だから、どの人も使ってるわけですよ、青山千春博士の技術を。で、それでプルームを、どうも見つけたんだけど、やばいというので」
村西利恵
「やばい?」
青山繁晴
「やばいから、そのデータを、この、例えば、この人、科学者だから、もう実際は無視したようになってるんですと、あの、仁坂知事に言ってたけれども。まあ、僕が普通に考えたら、これ事実上のデータ隠蔽ですよね(一同同意)。だからデータ隠蔽、例えば電力会社でさんざん繰り返されたけれども、それだけじゃなくて、ま、日本中あちこちで、やばい話は、これやめましょうってことになってるわけです。これね、時間はなくても言わなきゃいけないけど、この調査ってどういう仕組みでやってきたかというと、経済産業省や有名な学者たちで、その、仕組みを作って、国民の税金を使う仕組みを作って、これコンソーシアムっていうんですけど、それでやってきたんですよ。で、その仕組みは、ちゃんと国民の税金が正しく使われてるかどうかを、その、調査に行った学者を、違う学者がチェックすることになってるんです。ところがそのコンソーシアムのチェック機構っていうのは、調査に行った学者をチェックする先生は、同じ研究室の、上司の先生なんですよ」
岡安譲
「チェックになってないですね」
青山繁晴
「はい。弟子と先生でやってるわけです。だからこれ、原子力ムラで指摘された構造と全く同じことをやっててですね。そして、どうしてメタンプルームが存在してたらまずいのかというと、その謎はこれなんです」
村西利恵
「なぜ表層型メタンハイドレートをやらなかったのか。それは、深層型(砂層型)なら、資源化に手間がかかるから」
青山繁晴
「この話、実はこのコーナーで何度かやってるんですけど、未だにご質問いただくんで、あえてもう一度やるんですが、皆さん一瞬、頭混乱するでしょう? ここが、その、なぜ表層型をやらなかったのか、表層型は手間がかかるから、なら分かるんですよ、すっと」
岡安譲
「そうそうそうそう…」
青山繁晴
「表層型をなぜやらなかったのか?違うタイプの、この深層型・砂層型が、手間かかるから。あれ?っていうことになるでしょ。ね。これが、まあ敗戦後の日本の特徴的なカラクリなんですよ。それはなぜかというと、まず、まず、こっち(深層型なら資源化に手間がかかる)を考えて下さい。太平洋側で間違いなくさっきの、政府の調査機構が、あの、調査の組織が見つけ出したのは、深層型・砂層型だったわけですね。資源化に、手間がかかる方が、好都合なんです。全部丸く収まるんです。どうしてかというと、これ見て下さい」
村西利恵
「深層型の生産コストは、100万BTUあたり50ドルかかります。他の資源と比べると、アメリカのシェールガスの生産コストが3ドル、カタールからの液化天然ガス輸入価格が17ドルですから、かなり高いことが分かります」
青山繁晴
「はい。これ、たった今の話であって、やがてこの深層型ももっともっとコスト下げられると思います。ね」
村西利恵
「なるほど、技術が進めば」
青山繁晴
「ええ。しかしその上でですね、まず100万BTUって難しいですが、天然ガスの1単位です。そして、アメリカの話題のシェールガスは、この同じ生産段階で、3ドルに過ぎない。50ドルもかかるんだったら勝負にならない(一同同意)。だからアメリカは何も文句言いません。そうでしょ。そしてカタールから日本はものすごい大量の天然ガスを買ってますけど、それは、買ってる値段で17ドルですね。ま、これも勝負にならない。従って、中東の独裁者からも、中東諸国からも苦情出ないし、アメリカと中東の独裁者をつないでる国際メジャー石油資本、世界の資源を牛耳ってきたこういう既得権益勢力から、何も苦情は出ないんですよ。どうぞ日本は好きなようにやって下さい。これもう前例があって、例えば秋田県沖でほんとは普通の天然ガスとか、石油もやってきたけど、そんなのはもうどうせ勝負にならないから、どうぞおやり下さいと。世界のどこからも苦情ができない、いや苦情が出ない、これが日本の正しい生き方だってことを、敗戦後69年間ずっと私たちは本当は国民ごと追求してきたんですよね。そして国内に向けて何が言えるかというと、この、深層型の調査のために毎年50億円ぐらい予算付けてきたんですよ。10年間で588億円ですよ。で、僕がこのことを指摘し出したら、青山さんはカネの無駄遣いって言うのかってね、経産省の役人とか、あるいは東京大学のえらい先生が顔色変えたんですが、僕は、言ってること逆なんですよ。それは本当は、日本を資源大国にするための予算としては、小さいでしょ?」
村西利恵
「うん」
青山繁晴
「だから本当は、たいして財布痛むとは思ってないんですよ、政府も経産省も。でも国民に対しては、ちゃんとやってますと、メタンハイドレートちゃんとやってますって説明できるでしょ。つまり、国内も、国外も、丸く収まって、今までの既得権益のまま、日本は資源がないんだから石油とか天然ガスいくら高くても買いましょうと、今までのまま続けられる。だから今までの人たちはこれで行きたいってことなんですよ。考えていただければ全然複雑な話でない。それに対して、メタンプルームが立ち上がる、表層型は何が起きるかというとこうです」
村西利恵
「表層型メタンハイドレートは低コストで採取可能。実用化すると、世界が変わる」
青山繁晴
「うん。これあの、低コストで採取可能だろうという、あくまで見通しですよ。見通しです。はい。えー、別に無理に楽観的に言ってるわけじゃありませんが、しかしですね、本当は世界が変わるって書いた意味は、この、コストが安いって話だけじゃないんです。時間はないですけど手短に言いますとね、もう一回このプルーム見て下さい。これ、上、海面です。ね。海面に向かって、溶けてますね。それはなぜかお分かりになる人、いると思います。メタンガスが出てくると、巨大な水圧で、ね、(上から)まず押される。そして太陽の光が、届かないから、冷たいので、氷になるわけですね。で、その凍ったガスが上がっていくと何が起きるか。水の量が減りますね。水圧が、圧力が減る。太陽の光がそして届きますから温められる。だから、海中に溶けていくんですよね、ガスが。溶けたガスはどうなりますか。全部かどうかはまだ分かりませんが、海面から蒸発していく。普通に考えれば(一同同意)。メタンガスは、実はCO2の地球温暖化効果の20倍です。従って何と僕はこれ神様のイタズラだと国際学会で発表してるんですけど何度も。それ学者・研究者は拍手したりするんです、みんな、気分分かるから。というのは、神様のイタズラとして最後に人類が見つけたメタンハイドレートは、燃やしてCO2にした方が、地球温暖化効果が、20分の1以下になる可能性があると。さらにもう一点、これ同じ場所から毎日毎日、柱が立ち上がってくるんですね。そしていつから立ち上がり始めたかというと、何と人類が、文化文明を作る以前からです。ということは、今は消えていってもどんどん地球が毎日作ってくれるんです。新しいメタンハイドレートを。これ人間が採っていっても同じことですね。採っても採っても採り尽くせない、資源である。これ熱起源って言ってますが。生物起源じゃなくて。死んだ生物から出るだけじゃなくて、地球の熱があれば、ずっと作り出される可能性がある、あくまで可能性ですよ? で、これは今までの、採ったら終わりの中東の天然ガスや油の仕組みを全部変えてしまうから、これをやり出すと大変だっていうのが、今までの役人や政治家の考えだった。それを打ち破るために、私は一昨年に、一昨年の春から、自治体の方々、知事さんに、兵庫県の井戸知事や、京都の山田知事や、新潟の泉田知事に声をかけまして、そして、できたのが、これですね」
村西利恵
「メタンハイドレート日本海連合は、去年10月に新潟市で初めて会合を行いました」
青山繁晴
「はい。今のところ秋田から島根までの、日本海に面した、10府県でできてるんですが、実はこれ、初会合は去年の秋なのに、できたのは去年(一昨年)の9月、初会合を開くのに1年以上かかったんですね。そしてこの初会合は…」
村西利恵
「一昨年ってことですね…」
青山繁晴
「不肖私も…、大丈夫ですか? 不肖私もここ(右端)にいる、そして、えー、知事さんもいる、ね、知事さんもいますね、泉田知事とか、山田知事とか。しかし何と、一昨年の9月の、発足の式の時には、何と私から提案したのに、私は呼ばれなくて、気がついたら発足式が終わってて、なぜかというと、申し訳ないけど、えー、県庁の役人の方々が、こんな恐ろしいことやりたくない、政府と戦うようなことをしたら、何が起きるか分かんないっていうので、まあ僕に、僕たちに、独立総合研究所に連絡ないまま、実は発足させてしまった。皆さん『アンカー』で、刀折れ矢尽きましたって言葉を使ったことを(2012年10月10日放送分参照)、えー、改めて、思い出していただくと、あの頃、実は、政府が駄目だから自治体と一緒に連携をしていったのに、最後にそうやって裏切られたので、正直に僕はそれ申しました。しかしあの頃、視聴者の方々の大変な支えもあってですね、あれから1年かかりましたけど、初会合が開かれ、その時には、排除されなくて、私も知事さんと一緒に普通に並びました。そしてその時に、例えば大きな変化があったのはこれです」
村西利恵
「資源エネルギー庁の、南亮 石油・天然ガス課長は、『ロシアが天然ガスを早く売ってしまおうと、値段を下げてきている』と、発言しました」
青山繁晴
「資源エネルギー庁の、石油・天然ガス課長、ね、例えばかつての課長さんには、課長さんが僕らがいきなり国賊だと、言おうとしたり、無茶苦茶なことがあったんですよ。ね。話が逆でしょうってことですが。今の南課長は、この会議、この人です、お出でになって、そしてメディアが全部いる中で、こんな重大な証言を例えばしてくれました。えー、ロシアから日本は天然ガスをたくさん輸入してますけれども、それの値段を、急に、下げてきた。その背景を探ったら、何と日本海のメタンハイドレートを、日本が、つまり、日本海だけじゃなくてですね、さっき言った使いやすい表層型を、本腰やろうとしてる、砂層型・深層型だけじゃなくて、それをやり始めたら天然ガスが、売れなくなっちゃうから、もう今のうちに早く売ろうとしてきた、重大な変化ですと、はっきり証言したんです。それを、全てのメディアが無視して報道しなかった。だから、既得権益の最悪のものは、申し訳ないけど、マスメディアです。マスメディアが変わらないと国民に本当のことが、伝わらない。ということは、それを、さらに押し進めて言うと、こういうことです」
村西利恵
「2020年、東京オリンピックをメタンハイドレート発電で開催するためには、既得権益の打破は、安倍政権だけではできない」
青山繁晴
「安倍政権も自由民主党の政権であって、既得権益と結びついた議員は、山のようにいらっしゃいます。民主党政権が失敗したから、今、自民党政権になってるけど、新しく既得権益を打破する政党になったわけじゃない。そうすると、今までの全部の話、総合していただくと、主権者の考え、あるいは自治体、身近な自治体と連携をする、例えば和歌山県は、あの小さな『きのくに』であっても、出してくれたから、そして仁坂知事は経済産業省出身の知事として裏も分かってるから、先輩とかに睨まれながらも、中央突破してやったから、それ県民の支えがあるからできるんですよ。そういうことをやらない限り、実は次につながらない。その日本が、もたもたしていれば、こういうことも心配になってくる。後半考えるのはこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『中韓米は何をしているか』。中国や韓国のメタンハイドレート開発については、このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
岡安譲
「心配なんですよね。自前の資源メタンハイドレートが、虎視眈々と狙われてるんじゃないか。青山さん、えー、キーワードが、中韓米ですね。どういうことなんでしょう」
青山繁晴
「はい。まず中国見ましょう。はい、出して下さい」
村西利恵
「去年12月、中国国土資源省が、広東省沖で初めて、高純度メタンハイドレート採掘に成功と発表しました。2030年の商業化を目指しているということです」
青山繁晴
「はい。皆さんこの地図見ていただきたいんですけど、広東省、ここですね。広東省の沖合っていうのは要するに、南シナ海のことを言ってるわけです。で、僕らは、もう何年も、具体的に言うと、6年間ぐらいずっと中国の、国際学会での発表、ほとんど全部見てきましたが、全部、ほとんど、南シナ海の、メタンハイドレートの話だったんですね。だから、その南シナ海で、今、中国は、他の国の漁船を取り締まるとか、無茶苦茶なことをやってるでしょう(一同同意)。何でそこまで世界に嫌われることをするのか、ベトナムやフィリピンやマレーシアを困らせるのかと思うでしょうが、これまさしく、そんな面子でやってることじゃなくて、メタンハイドレートっていうもの、しかも高純度って言ってる意味がですね、僕たちは南シナ海で調べることができてないので、それが表層型を指してるのかどうかよく分かりませんけれども、しかしメタンハイドレートっていう資源を、奪うために、あるいは自分のものにするために南シナ海の全域支配を狙っているんであり、で、そのノウハウを東シナ海に持っていって、尖閣諸島も、尖閣諸島は旧来型の石油や、天然ガスもあると、されてますけれども、その北方に、青山千春博士の調査でも、メタンハイドレートが確認されてますから。つまり、南シナ海、アメリカ軍の力が弱いここでまずやって、東シナ海、これ全域を自分の資源のものにしようと、いうことなんですね。そして、えー、国土資源省などの言いぶりは、中国が、一番、進化した技術を持ってるっていう話をしてましたが、それは違います。例えば、一番進化してるのは日本であって、日本政府、その今まで、へっぴり腰だった日本政府すら、2018年の商業化と言ってるんですよ。それより12年ていうのは、その、中国は本当はいつもと同じですけど口で言ってることと違って、自覚としてはまだまだ追いつけないと思ってるわけですね。但し先ほどの特許の話で言うと、中国・韓国・アメリカの特許、全部青山千春博士が取ってますが、特許使用料は取らないんで、中国もその技術は使ってます」
村西利恵
「なるほど」
青山繁晴
「はい。実は、えー、ごめんなさい、そのあと、韓国はどうでしょうか。はい」
村西利恵
「韓国は2014年には、日本海の対馬海盆周辺で、メタンハイドレートの試験生産に入る計画を立てている」
青山繁晴
「これ、まずですね、この対馬海盆って所を見てほしいんですが、海の底の地図というのは、なかなか皆さんに馴染みがないですけれども、さっきメタンプルームでお示ししたように、海の中でも、地上よりもっと、その、起伏に富んだ地形があって、名前が付いてます。そして私たちの竹島がある。韓国は独島って名前を勝手に付けて自分のものだと言って今、不法占拠してます(一同同意)。で、ここに、鬱陵島(うつりょうとう)、朝鮮語だとウルルンになります。ね。これは間違いなく韓国のものです」
青山繁晴
「で、実はですね、この竹島の、皆さん見えますか、南の海底、ね、このあたり(対馬海盆)、このあたりのメタンハイドレートを韓国は勝手に持っていって、それを研究してます。で、国際学会でどうやって発表してるかというと、まずここ日本海ですが、例の東海、東の海として、勝手に名前変えて発表してて、僕らが質問して、それおかしいって言ったら、その、韓国側は当然反論しますが、今までは国際学会で経済産業省や、ごめんなさい、はっきり言いますが、東京大学を中心とした先生方、全部税金で来て、ホテル代も、飛行機代も、私たちが出してる人たちは、後ろのドアから、音立てないように、逃げていくっていうことが今まであったんです。ね。それをしかし内部告発も、経済産業省から出るようになりました。話を元に戻すとですね、この、竹島を含めたこのあたりのことを、対馬海盆って言ってるんです、本来。日本海と同じで。それを国際学会で勝手に、ウルルン海盆、鬱陵(うつりょう)海盆と名前を変えて、ずっと発表してきてるんです」
岡安譲
「そんな勝手なことやってるんですか」
青山繁晴
「はい。で、例えば2011年の国際学会では、韓国側の見方によると、ウルルン海盆、竹島の南のメタンハイドレートを、2014年から、実用化すると言ってたんですね。で、実用化はまだできないので試験生産っていうことに変えましたけれども、要するに、ここに、自分たちの手を先に入れてしまう。ということは、教科書に記載される、竹島、尖閣は、実は単なる領土問題ではなくて、はい、出して下さい」
村西利恵
「竹島問題とは、資源をめぐる問題でもある」
青山繁晴
「はい。人類は、資源や水をめぐって、戦争へなりかねない状況へだんだんだんだん、アジアも含めて進んでます。それを、例えばアメリカはどうしてるかというとこの韓国の研究に、国際メジャー資本や、あるいは、アメリカの公的機関まで、お金を出してることを僕らは確認できてます。ね。つまり、同盟国といっても、その、日本がやらないんだったら、このメタンハイドレートって有力な資源を使うためには、もうアメリカは、平気で韓国にお金を出すわけです。だから中韓米が狙ってると、言わざるを得ないんですけれども、その時に大事なのは、日本はそれと争って争ってって話をするんじゃなくて、日本がメタンハイドレートを実用化したら、さっき言ったとおり採っても採っても、新しく作ってくれる資源であればなおのこと、それを世界に安くお分けすることができますね」
岡安譲
「うーん、そうですね」
青山繁晴
「困ってる国々に。ということは資源をめぐって戦争が起きるんじゃなくて、むしろ、例えば、これもう一回出していただくと」
青山繁晴
「もちろん、戦争しないための平和の祭典です(一同同意)。選手を通じてスポーツを通じて、みんながお互いを理解する。中国の人も韓国の人も理解をする。そのことをメタンハイドレートで発電するっていうのは、胸を張りましょうって話だけをしてるんじゃなくて、私たちは資源を人類共有のものにしますよと。ね。だから、例えば僕らは一個人、ちっちゃなシンクタンクだけど、特許使用料を取ったりしませんと。それ全部結びついてる話で、それを一緒に考えるのは、自治体という身近な所しかなくて、例えば、メタンハイドレートを使う、小さな実験炉を造るだけでも、やり始めたら、過疎に悩む、ね、和歌山の、所であれ、日本海であれ、過疎に悩む街にたくさん、世界から人が見に来ます。そのことは自治体の予算でできますから、そこをまず一緒にやりませんか。はい、ずいぶん時間を超過しました」
岡安譲
「分かりました、ありがとうございました。以上、青山さんの“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
書き起こしをする合間にテレビのニュース番組をちらちら見ていたら、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターのチームが、新たな万能才能「STAP細胞」の作製に成功したというニュースが飛び込んできました。
しかも研究ユニットリーダーの女性は30歳という若さ。すごい!
iPS細胞を開発した山中伸弥京都大教授は、「重要な研究成果が日本人研究者によって発信されたことを誇りに思う」と話しています。
日本は昔から、資源がない国だ、人的資源しかないんだからそれで勝負するしかない、などと言われてきました。
しかし、メタンハイドレートという自前の海洋資源の開発が今後どんどん進み、いろんな意味で日本は世界に冠たる資源大国であるのだと、胸を張って言える日もそう遠くないかも……。
もちろん既得権益との戦いはこれからますます激しくなるでしょうから、国民みんなで支えていかねばなりませんね。
この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・参院代表質問 集団的自衛権に関して
・H7N9型鳥インフルエンザ 中国で感染拡大、2014年の死者20人超
・米・オバマ大統領一般教書演説 「行動の年」にするとアピール
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、こころが風邪をひいたらさんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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「さ、このあとは青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーです。今日は、どんなお話、なんでしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、ね、さっきの鳥インフルの話でショック受けた方、それからソチ五輪、テロで危ないのかってことも含めて、ま、ニュースってのは常に辛い話多いんですけれど、いつもこの『アンカー』では、メタンハイドレートの話を、関テレの志もあってですね、積極的に取り上げることができています。で、今日たった今この瞬間も、実は、この関西、和歌山の潮岬の沖で、和歌山県と私たちとの連携調査が行われていて、えー、まだ(時計見る)、あ、もう港にそろそろ戻ってくる頃だと思うんですが」
岡安譲
「ほんとに今リアルタイムなんですね」
青山繁晴
「リアルタイムです。で、それが、ちょっと今までわりと我慢しててですね(笑)、あんまり、あの、まとめて、コーナーでやってなかったんです。えー、それ私たちの直接の仕事ってこともあって、誤解されてはいけないので、実は我慢もしてたんですけど、もう、お話ししていい希望の段階が見えてきましたので、今日その話をしたいんですが、キーワードは、これです(フリップ出す)」
岡安譲
「『東京五輪への道』」
青山繁晴
「はい。東京オリンピックの灯り、つまり、メタンハイドレート発電で灯した電気で、東京オリンピックをできる可能性が、十二分に出てきました。それは、本当は、政府が、ね、安倍政権かどうか分かりませんけれど、既得権益に負けないで、ちゃんとやるべきことをやれば、ほんとは、技術的には、東京オリンピック2020年の、灯りを、メタンハイドレート発電、つまり自前資源発電で発電するということが、可能な状況になってきました。そこにこの関西も、和歌山、兵庫、重大な関わりがあるという話を、今日は整理して、しかもリアルタイムの、生の情報でお話ししたいと思います」
岡安譲
「はい。日本に眠る希望の灯り、コマーシャルのあと詳しい解説です」
(いったんCM)
岡安譲
「コマーシャル前の青山さんのお話、東京オリンピックで、メタンハイドレートで、起こした、この電気が使われるようになるかもしれない、非常に明るい兆しだと思うんですが、さっそく、解説をよろしくお願いします」
青山繁晴
「はい。皆さんちょっとこれ見て下さい。『2020年東京五輪を、メタンハイドレート発電で!』って、感嘆符付いてますよ。クエスチョンマークじゃない。感嘆符っていうところが、大事なんですが、但しこの感嘆符は、もうできました、できますって意味じゃなくて、僕たち国民と、国民が選んだ政府が、本気でやったら、今までの日本の既得権益を、中央突破したらできるっていう意味の、これは感嘆符なんです。そして今の和歌山の調査、実は昨日の出港の時で、もうずいぶんメディアの方、集まられて、たくさん報道されたんですね。和歌山も兵庫の調査もこの、少なくとも関西ローカルでは、すごく取り上げてもらってますけれども、しかし恐縮ながら、一番肝心なところが、あまり報道されてないので、まずそこに光を当てたいと思います。はい、出して下さい」
村西利恵
「和歌山県の潮岬沖で去年11月に行われた調査で、太平洋側で初めて画期的な発見がありました。昨日からは、その確認調査を実施中ということです」
青山繁晴
「はい。これ、何が画期的かってことはもちろんこれからお話しするんですが、要するに太平洋側ではあり得ないよねと、今までの政府の調査では言われてたことが、覆る、初めての画期的な発見がなされ、そして、その今までの、政府が国民の税金投じて、やってきた調査の方向が覆るってだけじゃなくて、それが私たちの希望に、その、政府も国民も合わせて、希望につながるっていうところが一番大事なんです。で、去年の11月に、この端緒をつかみ、ま、発見をして、今、たった今、その、確認調査をやってるわけですね」
村西利恵
「その独立総合研究所の自然科学部長、青山千春博士が行っている、確認調査の様子を、VTRでご覧下さい」
…………………………VTR開始…………………………
N(村西利恵)
「昨日(28日)から、和歌山県の漁業調査船『きのくに』を使って、メタンハイドレートの再調査が行われています」
N
「去年11月に行われた調査では、魚群探知機を使って、メタンプルームを5回観測し、この下に、メタンハイドレートがあると考えられています」
N
「今回の調査では、さらに範囲を広げて、調査が行われました」
青山千春博士
「プルームが出てるということは、この辺には、もしかして表層型の、日本海と同じようなメタンハイドレートが、ここ、あるかもしれない、っていう期待があります」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。今、思わず、敬礼をしてしまいましたが(一同笑&ざわ)、久しぶりに青山千春博士の顔を見ました(笑)」
岡安譲
「久しぶりに。まあお互いに忙しいでしょうから」
青山繁晴
「まあ、あの、独立総合研究所の自然科学部長で、僕は社長ですけれども、そして私生活では配偶者ですけれども、ほんとにあの、まっ金金になってる髪の毛も含めて久しぶりに見たんですが、公私は混同いたしません。そうじゃなくて、和歌山県と連携してる調査について、客観的にお話ししたいんですけれども、先ほど青山千春博士が、カメラに向かって、ま、分かりやすく、言ってましたが、その、今まで、太平洋側にないと、思われてたものが、太平洋側にもあり、これ日本海側では前から私たちやってるんですけども、こっち(太平洋側)にもあるんだと。可能性を大きく広げてるんですっていう話をしてたんですが、その話、皆さんにも、もうお分かりの方も多いと思うんですけど、よく分かるようにもう一度お話したいと思います。はい、出して下さい」
村西利恵
「メタンハイドレートには、表層型と、深層型があります」
青山繁晴
「はい。実はまずメタンハイドレートっていうのは、いつも言ってるんですけど、難しそうな名前ですけど難しくない。メタンって書いてありますから、メタンは天然ガスの主な成分です。従って天然ガスっていうだけです。天然ガスと本質的には変わりません。ハイドレートってのは例えば海の底で凍ってるものって意味です。はい。だから凍ってる天然ガスって考えていただければいいんですが。実はこれも最近、ま、学会で確定した名前なんですけれども、2種類あることが、分かってきました。そしてまずこっち(右側・深層型(砂層型))見ていただくと、この深層型、つまり深い所にあるやつ、そして、深い所にあるだけじゃなくて、砂と、残念ながら混じってしまっている、このタイプをずーっと政府がやってきました。で、その場所は、まさしく、今、青山千春博士が和歌山県と連携をして、船で行った、この和歌山県沖を含めた、太平洋側なんですね。で、これ図で見ていただくと、船があって、水があって、そして深い海底、さらにその海底の泥、本当は、泥っていうよりは堆積物、掘って掘って掘っていって、ようやく深い所で見つかるんですが、砂と混じり合ってる。そして、深くて、しかも掘らなきゃいけないから、その時点で十分コストがかかります。コストがかかる上に、それを採り出すと、砂と分けなきゃいけませんから、えー、余計コストがかかる。ところがそれに対して、今までは日本海側だけで確認されてた、違うタイプがあって、これは全く違ってて、この、この絵(左側・表層型)、見ていただくと分かるんですけれども、まさしく凍った天然ガスが、非常に純度の高い、その、塊で、これあの、コンビニで買うシャーベットそっくりです」
青山繁晴
「僕ら2004年から実物採り出してますけれども、それがしかも、これ見ていただくと、海底の上に露出してしまってる、これ露出してます。これ堀ったんじゃないんですよ。これ自然にカメラ近づけていただけで、カニさんが一生懸命、微生物食べてるんですけれども、カニがいっぱいいる。で、海底に露出してる。そして、露出してないものも、100メートルぐらいの浅い所、こっち(深層型)ですと平気700メートルぐらい掘らないといけませんから、あの、(表層型は)すごく採りやすい状態で、あるわけですね。で、ところがですね、えー、私たちが、見つけたものを、ちょっと出していただきたいんですが、はい、出して下さい」
村西利恵
「去年11月の調査で捉えた映像です」
青山繁晴
「はい。えー、実はですね、先ほど言いました表層型、海底の上に、塊が出てるメタンハイドレートは、大きな特徴、目印があってですね、それがメタンプルームっていうんですね。メタンの、プルームって柱っていう意味です、この場合は。で、これは実は、新潟県の海底で、私たちの独自調査で、撮った映像。これシミュレーションじゃないんですよ。実物の映像です。これあの、海の底の山ですね。海の底の。えー、そして、えー、つまり、ここ(海底)に塊が出てくると、それは凍ったガスですから、軽いです。ま、科学的に言うと、比重が小さいので、比重が軽いので、この、上に上がっていきますね。粒々、メタンハイドレートそのものの粒々がずーっと柱になってこう上がっていく、これ全部、資源そのものです。これ巨大な柱で、平均で、スカイツリーぐらいの高さあります。650メートルぐらいですね」
岡安譲
「そんなに大きいんですね」
青山繁晴
「小さいもので東京タワーぐらいあるわけですね。ということは、つまりこのメタンプルーム、柱が立ってる所は、この塊、純度の高い塊が上に出ちゃってるタイプの、つまり、採りやすく使いやすいタイプのものである可能性が、あるわけですよね。そして、去年の11月、すでに確認したのは、このプルームを、魚群探知機、ただの魚群探知機ですからコストがすごく安い、機械自体も安い、漁民の方々が使うのと基本的に同じ、そして出すのは超音波だけですから、その出し方を変えることで、日本と世界中の特許を取ってて、しかし特許使用料は、今まで一度も取ってないし、1円も1セントも、これからも取りません。僕らのためにやってるんではありませんから。だから公私混同しないって申し上げたことと、もちろん関連して、私たちは特許使用料も今後も取らない。で、そのしかし特許を確立してる技術で、これを、この『きのくに』って和歌山県のあの小さな船で、確認したんです」
青山繁晴
「で、これあの、画像が不鮮明なように見えますが、実はこれは魚群探知機の性能が、高くないからです。こちら(先ほどのプルームが立ち上ってる画像)は、マルチビームソナーっていってそもそも魚群探知機よりはるかに上の機器を使ってます。で、こっち(魚群探知機の方)は、和歌山県も一生懸命予算を、出して下さったと思うんですけれども、魚群探知機の性能は、公平に申して高くないんでこのように見えますけれども、しかしこれはむしろ逆であって科学的に言うと。えー、これだけ深い所、1700メートルの深い所でちゃんとこのプルームが確認できて、そして強い潮です。潮岬の。潮岬と言うとおり。その沖合ですから強い潮でこの、メタンハイドレートそのものが、こうやって、たなびいてる所も、ちゃんとこれ映ってるわけです」
一同
「はぁー、なるほど…、ああー…」
青山繁晴
「これは、研究者・学者にとってはワーッ(拍手)っていう、すごいなぁこれ、太平洋側にもこういうのがあるじゃないかと、いうことが、事実上もうほんとは確認できてるわけですね。但し、青山千春博士、自然科学部長は、純粋な科学者ですから慎重に、ほんとに表層型かどうかは、最終確認をじっくりやっていきましょうと、ね、えー、いうことは、念のため申しておきますけど、その可能性が高まってる。ところがですね、この背景に、ひとつ信じられない事実が、あるんです。それは何かというと、これです」
村西利恵
「『政府、この場合経産省は、太平洋側のメタンハイドレート調査で、メタンプルームが存在していると気付いたが、データを事実上、無視した可能性がある』」
青山繁晴
「はい。これ今ね、青山千春博士、実際に博士号を持ってる自然科学部長が、ま、例えば僕が同席した上で、和歌山県の仁坂知事に、お話として、かつては雑談として、いわばお話ししたんですが、これ青山千春博士だけの認識じゃなくて、メタンハイドレートあるいは資源に関わってる学者・研究者であれば、もうだいたい実はこういう認識だったんですよ。それ何かというと、今まではですよ、今までの政府、経済産業省、但しほとんど自民党政権です、ね、民主党政権時代とかいう話じゃなくて、大半自民党政権時代の、その政府、経産省の調査は、この太平洋側の和歌山沖に集中してた、ま、南海トラフって場所ですね、そこに集中してたんだけれども、ああいう砂と交じった砂層型だけじゃなくて、メタンプルームが、つまり僕たちさっき言ったとおり、特許使用料を一切取りませんから、ほんとは届け出てほしいですよ?仁義上、あるいはモラル上。でも、届けなくても、もう、さほど苦情は言いません。だから、どの人も使ってるわけですよ、青山千春博士の技術を。で、それでプルームを、どうも見つけたんだけど、やばいというので」
村西利恵
「やばい?」
青山繁晴
「やばいから、そのデータを、この、例えば、この人、科学者だから、もう実際は無視したようになってるんですと、あの、仁坂知事に言ってたけれども。まあ、僕が普通に考えたら、これ事実上のデータ隠蔽ですよね(一同同意)。だからデータ隠蔽、例えば電力会社でさんざん繰り返されたけれども、それだけじゃなくて、ま、日本中あちこちで、やばい話は、これやめましょうってことになってるわけです。これね、時間はなくても言わなきゃいけないけど、この調査ってどういう仕組みでやってきたかというと、経済産業省や有名な学者たちで、その、仕組みを作って、国民の税金を使う仕組みを作って、これコンソーシアムっていうんですけど、それでやってきたんですよ。で、その仕組みは、ちゃんと国民の税金が正しく使われてるかどうかを、その、調査に行った学者を、違う学者がチェックすることになってるんです。ところがそのコンソーシアムのチェック機構っていうのは、調査に行った学者をチェックする先生は、同じ研究室の、上司の先生なんですよ」
岡安譲
「チェックになってないですね」
青山繁晴
「はい。弟子と先生でやってるわけです。だからこれ、原子力ムラで指摘された構造と全く同じことをやっててですね。そして、どうしてメタンプルームが存在してたらまずいのかというと、その謎はこれなんです」
村西利恵
「なぜ表層型メタンハイドレートをやらなかったのか。それは、深層型(砂層型)なら、資源化に手間がかかるから」
青山繁晴
「この話、実はこのコーナーで何度かやってるんですけど、未だにご質問いただくんで、あえてもう一度やるんですが、皆さん一瞬、頭混乱するでしょう? ここが、その、なぜ表層型をやらなかったのか、表層型は手間がかかるから、なら分かるんですよ、すっと」
岡安譲
「そうそうそうそう…」
青山繁晴
「表層型をなぜやらなかったのか?違うタイプの、この深層型・砂層型が、手間かかるから。あれ?っていうことになるでしょ。ね。これが、まあ敗戦後の日本の特徴的なカラクリなんですよ。それはなぜかというと、まず、まず、こっち(深層型なら資源化に手間がかかる)を考えて下さい。太平洋側で間違いなくさっきの、政府の調査機構が、あの、調査の組織が見つけ出したのは、深層型・砂層型だったわけですね。資源化に、手間がかかる方が、好都合なんです。全部丸く収まるんです。どうしてかというと、これ見て下さい」
村西利恵
「深層型の生産コストは、100万BTUあたり50ドルかかります。他の資源と比べると、アメリカのシェールガスの生産コストが3ドル、カタールからの液化天然ガス輸入価格が17ドルですから、かなり高いことが分かります」
青山繁晴
「はい。これ、たった今の話であって、やがてこの深層型ももっともっとコスト下げられると思います。ね」
村西利恵
「なるほど、技術が進めば」
青山繁晴
「ええ。しかしその上でですね、まず100万BTUって難しいですが、天然ガスの1単位です。そして、アメリカの話題のシェールガスは、この同じ生産段階で、3ドルに過ぎない。50ドルもかかるんだったら勝負にならない(一同同意)。だからアメリカは何も文句言いません。そうでしょ。そしてカタールから日本はものすごい大量の天然ガスを買ってますけど、それは、買ってる値段で17ドルですね。ま、これも勝負にならない。従って、中東の独裁者からも、中東諸国からも苦情出ないし、アメリカと中東の独裁者をつないでる国際メジャー石油資本、世界の資源を牛耳ってきたこういう既得権益勢力から、何も苦情は出ないんですよ。どうぞ日本は好きなようにやって下さい。これもう前例があって、例えば秋田県沖でほんとは普通の天然ガスとか、石油もやってきたけど、そんなのはもうどうせ勝負にならないから、どうぞおやり下さいと。世界のどこからも苦情ができない、いや苦情が出ない、これが日本の正しい生き方だってことを、敗戦後69年間ずっと私たちは本当は国民ごと追求してきたんですよね。そして国内に向けて何が言えるかというと、この、深層型の調査のために毎年50億円ぐらい予算付けてきたんですよ。10年間で588億円ですよ。で、僕がこのことを指摘し出したら、青山さんはカネの無駄遣いって言うのかってね、経産省の役人とか、あるいは東京大学のえらい先生が顔色変えたんですが、僕は、言ってること逆なんですよ。それは本当は、日本を資源大国にするための予算としては、小さいでしょ?」
村西利恵
「うん」
青山繁晴
「だから本当は、たいして財布痛むとは思ってないんですよ、政府も経産省も。でも国民に対しては、ちゃんとやってますと、メタンハイドレートちゃんとやってますって説明できるでしょ。つまり、国内も、国外も、丸く収まって、今までの既得権益のまま、日本は資源がないんだから石油とか天然ガスいくら高くても買いましょうと、今までのまま続けられる。だから今までの人たちはこれで行きたいってことなんですよ。考えていただければ全然複雑な話でない。それに対して、メタンプルームが立ち上がる、表層型は何が起きるかというとこうです」
村西利恵
「表層型メタンハイドレートは低コストで採取可能。実用化すると、世界が変わる」
青山繁晴
「うん。これあの、低コストで採取可能だろうという、あくまで見通しですよ。見通しです。はい。えー、別に無理に楽観的に言ってるわけじゃありませんが、しかしですね、本当は世界が変わるって書いた意味は、この、コストが安いって話だけじゃないんです。時間はないですけど手短に言いますとね、もう一回このプルーム見て下さい。これ、上、海面です。ね。海面に向かって、溶けてますね。それはなぜかお分かりになる人、いると思います。メタンガスが出てくると、巨大な水圧で、ね、(上から)まず押される。そして太陽の光が、届かないから、冷たいので、氷になるわけですね。で、その凍ったガスが上がっていくと何が起きるか。水の量が減りますね。水圧が、圧力が減る。太陽の光がそして届きますから温められる。だから、海中に溶けていくんですよね、ガスが。溶けたガスはどうなりますか。全部かどうかはまだ分かりませんが、海面から蒸発していく。普通に考えれば(一同同意)。メタンガスは、実はCO2の地球温暖化効果の20倍です。従って何と僕はこれ神様のイタズラだと国際学会で発表してるんですけど何度も。それ学者・研究者は拍手したりするんです、みんな、気分分かるから。というのは、神様のイタズラとして最後に人類が見つけたメタンハイドレートは、燃やしてCO2にした方が、地球温暖化効果が、20分の1以下になる可能性があると。さらにもう一点、これ同じ場所から毎日毎日、柱が立ち上がってくるんですね。そしていつから立ち上がり始めたかというと、何と人類が、文化文明を作る以前からです。ということは、今は消えていってもどんどん地球が毎日作ってくれるんです。新しいメタンハイドレートを。これ人間が採っていっても同じことですね。採っても採っても採り尽くせない、資源である。これ熱起源って言ってますが。生物起源じゃなくて。死んだ生物から出るだけじゃなくて、地球の熱があれば、ずっと作り出される可能性がある、あくまで可能性ですよ? で、これは今までの、採ったら終わりの中東の天然ガスや油の仕組みを全部変えてしまうから、これをやり出すと大変だっていうのが、今までの役人や政治家の考えだった。それを打ち破るために、私は一昨年に、一昨年の春から、自治体の方々、知事さんに、兵庫県の井戸知事や、京都の山田知事や、新潟の泉田知事に声をかけまして、そして、できたのが、これですね」
村西利恵
「メタンハイドレート日本海連合は、去年10月に新潟市で初めて会合を行いました」
青山繁晴
「はい。今のところ秋田から島根までの、日本海に面した、10府県でできてるんですが、実はこれ、初会合は去年の秋なのに、できたのは去年(一昨年)の9月、初会合を開くのに1年以上かかったんですね。そしてこの初会合は…」
村西利恵
「一昨年ってことですね…」
青山繁晴
「不肖私も…、大丈夫ですか? 不肖私もここ(右端)にいる、そして、えー、知事さんもいる、ね、知事さんもいますね、泉田知事とか、山田知事とか。しかし何と、一昨年の9月の、発足の式の時には、何と私から提案したのに、私は呼ばれなくて、気がついたら発足式が終わってて、なぜかというと、申し訳ないけど、えー、県庁の役人の方々が、こんな恐ろしいことやりたくない、政府と戦うようなことをしたら、何が起きるか分かんないっていうので、まあ僕に、僕たちに、独立総合研究所に連絡ないまま、実は発足させてしまった。皆さん『アンカー』で、刀折れ矢尽きましたって言葉を使ったことを(2012年10月10日放送分参照)、えー、改めて、思い出していただくと、あの頃、実は、政府が駄目だから自治体と一緒に連携をしていったのに、最後にそうやって裏切られたので、正直に僕はそれ申しました。しかしあの頃、視聴者の方々の大変な支えもあってですね、あれから1年かかりましたけど、初会合が開かれ、その時には、排除されなくて、私も知事さんと一緒に普通に並びました。そしてその時に、例えば大きな変化があったのはこれです」
村西利恵
「資源エネルギー庁の、南亮 石油・天然ガス課長は、『ロシアが天然ガスを早く売ってしまおうと、値段を下げてきている』と、発言しました」
青山繁晴
「資源エネルギー庁の、石油・天然ガス課長、ね、例えばかつての課長さんには、課長さんが僕らがいきなり国賊だと、言おうとしたり、無茶苦茶なことがあったんですよ。ね。話が逆でしょうってことですが。今の南課長は、この会議、この人です、お出でになって、そしてメディアが全部いる中で、こんな重大な証言を例えばしてくれました。えー、ロシアから日本は天然ガスをたくさん輸入してますけれども、それの値段を、急に、下げてきた。その背景を探ったら、何と日本海のメタンハイドレートを、日本が、つまり、日本海だけじゃなくてですね、さっき言った使いやすい表層型を、本腰やろうとしてる、砂層型・深層型だけじゃなくて、それをやり始めたら天然ガスが、売れなくなっちゃうから、もう今のうちに早く売ろうとしてきた、重大な変化ですと、はっきり証言したんです。それを、全てのメディアが無視して報道しなかった。だから、既得権益の最悪のものは、申し訳ないけど、マスメディアです。マスメディアが変わらないと国民に本当のことが、伝わらない。ということは、それを、さらに押し進めて言うと、こういうことです」
村西利恵
「2020年、東京オリンピックをメタンハイドレート発電で開催するためには、既得権益の打破は、安倍政権だけではできない」
青山繁晴
「安倍政権も自由民主党の政権であって、既得権益と結びついた議員は、山のようにいらっしゃいます。民主党政権が失敗したから、今、自民党政権になってるけど、新しく既得権益を打破する政党になったわけじゃない。そうすると、今までの全部の話、総合していただくと、主権者の考え、あるいは自治体、身近な自治体と連携をする、例えば和歌山県は、あの小さな『きのくに』であっても、出してくれたから、そして仁坂知事は経済産業省出身の知事として裏も分かってるから、先輩とかに睨まれながらも、中央突破してやったから、それ県民の支えがあるからできるんですよ。そういうことをやらない限り、実は次につながらない。その日本が、もたもたしていれば、こういうことも心配になってくる。後半考えるのはこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『中韓米は何をしているか』。中国や韓国のメタンハイドレート開発については、このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
岡安譲
「心配なんですよね。自前の資源メタンハイドレートが、虎視眈々と狙われてるんじゃないか。青山さん、えー、キーワードが、中韓米ですね。どういうことなんでしょう」
青山繁晴
「はい。まず中国見ましょう。はい、出して下さい」
村西利恵
「去年12月、中国国土資源省が、広東省沖で初めて、高純度メタンハイドレート採掘に成功と発表しました。2030年の商業化を目指しているということです」
青山繁晴
「はい。皆さんこの地図見ていただきたいんですけど、広東省、ここですね。広東省の沖合っていうのは要するに、南シナ海のことを言ってるわけです。で、僕らは、もう何年も、具体的に言うと、6年間ぐらいずっと中国の、国際学会での発表、ほとんど全部見てきましたが、全部、ほとんど、南シナ海の、メタンハイドレートの話だったんですね。だから、その南シナ海で、今、中国は、他の国の漁船を取り締まるとか、無茶苦茶なことをやってるでしょう(一同同意)。何でそこまで世界に嫌われることをするのか、ベトナムやフィリピンやマレーシアを困らせるのかと思うでしょうが、これまさしく、そんな面子でやってることじゃなくて、メタンハイドレートっていうもの、しかも高純度って言ってる意味がですね、僕たちは南シナ海で調べることができてないので、それが表層型を指してるのかどうかよく分かりませんけれども、しかしメタンハイドレートっていう資源を、奪うために、あるいは自分のものにするために南シナ海の全域支配を狙っているんであり、で、そのノウハウを東シナ海に持っていって、尖閣諸島も、尖閣諸島は旧来型の石油や、天然ガスもあると、されてますけれども、その北方に、青山千春博士の調査でも、メタンハイドレートが確認されてますから。つまり、南シナ海、アメリカ軍の力が弱いここでまずやって、東シナ海、これ全域を自分の資源のものにしようと、いうことなんですね。そして、えー、国土資源省などの言いぶりは、中国が、一番、進化した技術を持ってるっていう話をしてましたが、それは違います。例えば、一番進化してるのは日本であって、日本政府、その今まで、へっぴり腰だった日本政府すら、2018年の商業化と言ってるんですよ。それより12年ていうのは、その、中国は本当はいつもと同じですけど口で言ってることと違って、自覚としてはまだまだ追いつけないと思ってるわけですね。但し先ほどの特許の話で言うと、中国・韓国・アメリカの特許、全部青山千春博士が取ってますが、特許使用料は取らないんで、中国もその技術は使ってます」
村西利恵
「なるほど」
青山繁晴
「はい。実は、えー、ごめんなさい、そのあと、韓国はどうでしょうか。はい」
村西利恵
「韓国は2014年には、日本海の対馬海盆周辺で、メタンハイドレートの試験生産に入る計画を立てている」
青山繁晴
「これ、まずですね、この対馬海盆って所を見てほしいんですが、海の底の地図というのは、なかなか皆さんに馴染みがないですけれども、さっきメタンプルームでお示ししたように、海の中でも、地上よりもっと、その、起伏に富んだ地形があって、名前が付いてます。そして私たちの竹島がある。韓国は独島って名前を勝手に付けて自分のものだと言って今、不法占拠してます(一同同意)。で、ここに、鬱陵島(うつりょうとう)、朝鮮語だとウルルンになります。ね。これは間違いなく韓国のものです」
青山繁晴
「で、実はですね、この竹島の、皆さん見えますか、南の海底、ね、このあたり(対馬海盆)、このあたりのメタンハイドレートを韓国は勝手に持っていって、それを研究してます。で、国際学会でどうやって発表してるかというと、まずここ日本海ですが、例の東海、東の海として、勝手に名前変えて発表してて、僕らが質問して、それおかしいって言ったら、その、韓国側は当然反論しますが、今までは国際学会で経済産業省や、ごめんなさい、はっきり言いますが、東京大学を中心とした先生方、全部税金で来て、ホテル代も、飛行機代も、私たちが出してる人たちは、後ろのドアから、音立てないように、逃げていくっていうことが今まであったんです。ね。それをしかし内部告発も、経済産業省から出るようになりました。話を元に戻すとですね、この、竹島を含めたこのあたりのことを、対馬海盆って言ってるんです、本来。日本海と同じで。それを国際学会で勝手に、ウルルン海盆、鬱陵(うつりょう)海盆と名前を変えて、ずっと発表してきてるんです」
岡安譲
「そんな勝手なことやってるんですか」
青山繁晴
「はい。で、例えば2011年の国際学会では、韓国側の見方によると、ウルルン海盆、竹島の南のメタンハイドレートを、2014年から、実用化すると言ってたんですね。で、実用化はまだできないので試験生産っていうことに変えましたけれども、要するに、ここに、自分たちの手を先に入れてしまう。ということは、教科書に記載される、竹島、尖閣は、実は単なる領土問題ではなくて、はい、出して下さい」
村西利恵
「竹島問題とは、資源をめぐる問題でもある」
青山繁晴
「はい。人類は、資源や水をめぐって、戦争へなりかねない状況へだんだんだんだん、アジアも含めて進んでます。それを、例えばアメリカはどうしてるかというとこの韓国の研究に、国際メジャー資本や、あるいは、アメリカの公的機関まで、お金を出してることを僕らは確認できてます。ね。つまり、同盟国といっても、その、日本がやらないんだったら、このメタンハイドレートって有力な資源を使うためには、もうアメリカは、平気で韓国にお金を出すわけです。だから中韓米が狙ってると、言わざるを得ないんですけれども、その時に大事なのは、日本はそれと争って争ってって話をするんじゃなくて、日本がメタンハイドレートを実用化したら、さっき言ったとおり採っても採っても、新しく作ってくれる資源であればなおのこと、それを世界に安くお分けすることができますね」
岡安譲
「うーん、そうですね」
青山繁晴
「困ってる国々に。ということは資源をめぐって戦争が起きるんじゃなくて、むしろ、例えば、これもう一回出していただくと」
青山繁晴
「もちろん、戦争しないための平和の祭典です(一同同意)。選手を通じてスポーツを通じて、みんながお互いを理解する。中国の人も韓国の人も理解をする。そのことをメタンハイドレートで発電するっていうのは、胸を張りましょうって話だけをしてるんじゃなくて、私たちは資源を人類共有のものにしますよと。ね。だから、例えば僕らは一個人、ちっちゃなシンクタンクだけど、特許使用料を取ったりしませんと。それ全部結びついてる話で、それを一緒に考えるのは、自治体という身近な所しかなくて、例えば、メタンハイドレートを使う、小さな実験炉を造るだけでも、やり始めたら、過疎に悩む、ね、和歌山の、所であれ、日本海であれ、過疎に悩む街にたくさん、世界から人が見に来ます。そのことは自治体の予算でできますから、そこをまず一緒にやりませんか。はい、ずいぶん時間を超過しました」
岡安譲
「分かりました、ありがとうございました。以上、青山さんの“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
書き起こしをする合間にテレビのニュース番組をちらちら見ていたら、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターのチームが、新たな万能才能「STAP細胞」の作製に成功したというニュースが飛び込んできました。
しかも研究ユニットリーダーの女性は30歳という若さ。すごい!
iPS細胞を開発した山中伸弥京都大教授は、「重要な研究成果が日本人研究者によって発信されたことを誇りに思う」と話しています。
日本は昔から、資源がない国だ、人的資源しかないんだからそれで勝負するしかない、などと言われてきました。
しかし、メタンハイドレートという自前の海洋資源の開発が今後どんどん進み、いろんな意味で日本は世界に冠たる資源大国であるのだと、胸を張って言える日もそう遠くないかも……。
もちろん既得権益との戦いはこれからますます激しくなるでしょうから、国民みんなで支えていかねばなりませんね。
この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・参院代表質問 集団的自衛権に関して
・H7N9型鳥インフルエンザ 中国で感染拡大、2014年の死者20人超
・米・オバマ大統領一般教書演説 「行動の年」にするとアピール
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、こころが風邪をひいたらさんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※「ぼやきくっくり」「お気楽くっくり」はAmazonアソシエイト(アフィリエイト)に参加しました。拙ブログで実際に紹介している商品をクリックしてアマゾンを訪問された皆様がすぐに購入されなくても、24時間以内にその商品や他の商品を購入されれば当方の報酬になる仕組みだそうです。まだ始めたばかりで今後どうなるか分かりませんが、押しつけがましくならない程度にやらせていただくつもりです。これを生業とする気は全くなく、少しでも家計の足しになればという思いです。何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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※拉致被害者奪還 日本列島縦断デモ行進はじめ、各種デモ・集会のまとめ
http://ameblo.jp/hosyuyamato/
竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue)
尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
アニメ「めぐみ」配信中。
日本語版のほか外国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!
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