「アンカー」日本の自前資源メタンハイドレート独自調査!妨害する謎の船
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■6/13放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
日本海のメタンハイドレートを独立総合研究所が独自調査。
自民党の新藤義孝議員(硫黄島の栗林中将の孫)も参加されました。
脱原発依存・地球温暖化防止のためにもぜひ実用化してほしいものです。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。
内容紹介ここから____________________________
山本浩之
「さ、えー、このあとは、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに移りたいと思います。今日はどんなお話でしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、今日は、もうニコニコしちゃうんですけど、ま、今までは例によって怒らざるを得ない話ばっかりだったけど、今日は希望の話を、珍しくできるなと思ってるんですが。先週のこの番組の終わり、えー、たぶん視聴者の方も、お二人もご記憶の通り、僕が、先週の前半、日本海に、日本の資源の調査に行ってて、そして水曜日、その週の真ん中、何とか大阪へやって来て『アンカー』に出て、さあ、今日からまた日本海のこっち行くんですって、でも詳しい場所は、妨害の恐れあるから言えませんって言ってる時に、パッと番組終わったんですね」
山本浩之
「はいはい、そうでしたね」
青山繁晴
「で、今日は、その、後半の航海も含めて、前半の航海と合わせてお送りしたいんですが、実はこの、昨日ですね、この番組のディレクターから、このコーナーでその話は半分にしてくれと(ヤマヒロ笑)。残り半分は、政局の話にしてくれっていう連絡が来て、僕はもう、実はその時は愕然としたんですよ。というのは、そりゃもちろん意味は分かりますけれど、しかし野田総理が今、政治生命懸けるって言ってる話にみんなが希望を持てますか?例えば領土のことですとかね、そういうことに、あるいは拉致問題に政治生命懸けるっていうなら、希望繋げるけど、とにかくこのデフレ下に消費増税したいってことに政治生命懸けるって、その話で希望持てますか?だから今日は、あの、ディレクターの方針とは違って、このコーナーの時間全部フルに使って、日本が自前の資源を持つという希望の話をしたいと思います。で、その上で、今日のキーワードはこれなんです(フリップ出す)」
山本浩之
「『世界が狙う「日本の資源」』」
青山繁晴
「はい。実は、僕たちが先週1週間かけて調査した所、は、すでに、世界、中国・韓国はもちろんのこと、アメリカも含めて狙っている日本の資源なんです。私たち日本国民が、そんな狙われてる資源が日本にあるのかと。じゃあ、原子力ばっかりやらなくても大丈夫じゃないかということを、知らない間に世界が狙ってる。そのことも含めて、まさしく今日は現場からの映像含めて、現場からの報告として、お送りしたいと思います」
山本浩之
「はい。えー、それでは、コマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「さ、キーワードは『世界が狙う「日本の資源」』と。日本っていうのは資源のない国だっていうふうに、教わってきましたけれども、実は、世界が狙うような資源がこの近くに眠っていると。この番組でも、度々お伝えしてきたメタンハイドレート。どういうものなのか。じっくりとご覧いただきたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、今、ヤマヒロさんからずばりポイントを仰っていただきましたが、私たちの祖国日本は資源のない国だと、学校でも教わり、メディアでも国会でもそうやって語られてるわけですが。実は人類は、今から10数年前にメタンハイドレートっていう、いわゆる新エネルギーを発見してて、それが、一番質のいい物が、日本に一番多くあるというのが、もう世界の学界では、通説になってるわけですね。で、それについて私たち、私たちってのは独立総合研究所、あえて今日はもうそういう名前も全部実名で行きます。えー、独立総合研究所は、今まで政府機関や、大学、特に東京大学と、連携をして調査をしてきたんですが、その新しい発見あって、喜びもあるけれども、ま、苦悩も非常に深かったんです。というのは1つは、日本政府っていうのは自民党も民主党も関係なく、いったん決めた方針に、もう、役人も政治家もそれ振り回されて、方針簡単に変えられないんですよ。見つからない所をいつまでも探してて、世界がここ見つかってるって言ってる所を探さないっていう奇妙なことをやる。それ1つめ。2つめは、今までの話と全部通じるんですけど、国民に本当のことをなかなか話そうとしない。学会の中で発表するのはいいけど、いったん外に出そうとすると、すっごい不当な圧力がかかる。この2つの問題にずっと苦しんできたんですが、これからも真っ正面から戦い続けますけれども、もう少し柔軟なやり方もあっていいだろうということを、僕らも自省をしまして、そして、この6月から、つまり先週から、新しいことを始めました。それがこの2つです」
村西利恵
「先週青山さんたちは2つのメタンハイドレート調査を行われました。1つは自治体との連携。そしてもう1つが独自の調査と、いうことなんですね」
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■6/13放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
独自調査日本海に眠る燃える氷メタンハイドレートの新たな未来を青山解説
日本海のメタンハイドレートを独立総合研究所が独自調査。
自民党の新藤義孝議員(硫黄島の栗林中将の孫)も参加されました。
脱原発依存・地球温暖化防止のためにもぜひ実用化してほしいものです。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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山本浩之
「さ、えー、このあとは、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーに移りたいと思います。今日はどんなお話でしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、今日は、もうニコニコしちゃうんですけど、ま、今までは例によって怒らざるを得ない話ばっかりだったけど、今日は希望の話を、珍しくできるなと思ってるんですが。先週のこの番組の終わり、えー、たぶん視聴者の方も、お二人もご記憶の通り、僕が、先週の前半、日本海に、日本の資源の調査に行ってて、そして水曜日、その週の真ん中、何とか大阪へやって来て『アンカー』に出て、さあ、今日からまた日本海のこっち行くんですって、でも詳しい場所は、妨害の恐れあるから言えませんって言ってる時に、パッと番組終わったんですね」
山本浩之
「はいはい、そうでしたね」
青山繁晴
「で、今日は、その、後半の航海も含めて、前半の航海と合わせてお送りしたいんですが、実はこの、昨日ですね、この番組のディレクターから、このコーナーでその話は半分にしてくれと(ヤマヒロ笑)。残り半分は、政局の話にしてくれっていう連絡が来て、僕はもう、実はその時は愕然としたんですよ。というのは、そりゃもちろん意味は分かりますけれど、しかし野田総理が今、政治生命懸けるって言ってる話にみんなが希望を持てますか?例えば領土のことですとかね、そういうことに、あるいは拉致問題に政治生命懸けるっていうなら、希望繋げるけど、とにかくこのデフレ下に消費増税したいってことに政治生命懸けるって、その話で希望持てますか?だから今日は、あの、ディレクターの方針とは違って、このコーナーの時間全部フルに使って、日本が自前の資源を持つという希望の話をしたいと思います。で、その上で、今日のキーワードはこれなんです(フリップ出す)」
山本浩之
「『世界が狙う「日本の資源」』」
青山繁晴
「はい。実は、僕たちが先週1週間かけて調査した所、は、すでに、世界、中国・韓国はもちろんのこと、アメリカも含めて狙っている日本の資源なんです。私たち日本国民が、そんな狙われてる資源が日本にあるのかと。じゃあ、原子力ばっかりやらなくても大丈夫じゃないかということを、知らない間に世界が狙ってる。そのことも含めて、まさしく今日は現場からの映像含めて、現場からの報告として、お送りしたいと思います」
山本浩之
「はい。えー、それでは、コマーシャルをはさんで、青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「さ、キーワードは『世界が狙う「日本の資源」』と。日本っていうのは資源のない国だっていうふうに、教わってきましたけれども、実は、世界が狙うような資源がこの近くに眠っていると。この番組でも、度々お伝えしてきたメタンハイドレート。どういうものなのか。じっくりとご覧いただきたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、今、ヤマヒロさんからずばりポイントを仰っていただきましたが、私たちの祖国日本は資源のない国だと、学校でも教わり、メディアでも国会でもそうやって語られてるわけですが。実は人類は、今から10数年前にメタンハイドレートっていう、いわゆる新エネルギーを発見してて、それが、一番質のいい物が、日本に一番多くあるというのが、もう世界の学界では、通説になってるわけですね。で、それについて私たち、私たちってのは独立総合研究所、あえて今日はもうそういう名前も全部実名で行きます。えー、独立総合研究所は、今まで政府機関や、大学、特に東京大学と、連携をして調査をしてきたんですが、その新しい発見あって、喜びもあるけれども、ま、苦悩も非常に深かったんです。というのは1つは、日本政府っていうのは自民党も民主党も関係なく、いったん決めた方針に、もう、役人も政治家もそれ振り回されて、方針簡単に変えられないんですよ。見つからない所をいつまでも探してて、世界がここ見つかってるって言ってる所を探さないっていう奇妙なことをやる。それ1つめ。2つめは、今までの話と全部通じるんですけど、国民に本当のことをなかなか話そうとしない。学会の中で発表するのはいいけど、いったん外に出そうとすると、すっごい不当な圧力がかかる。この2つの問題にずっと苦しんできたんですが、これからも真っ正面から戦い続けますけれども、もう少し柔軟なやり方もあっていいだろうということを、僕らも自省をしまして、そして、この6月から、つまり先週から、新しいことを始めました。それがこの2つです」
村西利恵
「先週青山さんたちは2つのメタンハイドレート調査を行われました。1つは自治体との連携。そしてもう1つが独自の調査と、いうことなんですね」
青山繁晴
「はい。まずこの自治体との連携なんですが、中央政府がそういう状態の中だからこそ、日本の自治体っていうのは、けっこう、動きが身軽なところが出てきてるんですよ。例えばお1人は橋下徹さんですけど、橋下さんだけじゃなくて、色んなユニークな、首長(くびちょう)さん、自治体の首長(しゅちょう)さんが今いらっしゃるんですよ、首長(くびちょう)さんいらっしゃる。で、その中で、私たちは兵庫県を選んで、つまり、ずっと実は交渉してきたんですが、公式に話が成立して、先週の月曜日から水曜日にかけて、これあの、綺麗な船体いま写ってますけど、兵庫県の持ってる漁業調査船の『たじま』、これとっても新しい最新鋭の船ですけど、これに同乗して、調査をしました。どうして兵庫県かというと、僕は神戸市生まれですけれども、そして、加西市の育ちですけれども、そういうことと関係ないんですよ。そうじゃなくて、これ兵庫県は、その、日本海側と太平洋側と、ま、正確には瀬戸内海ですが両方ありますね。こういう県でやりたかったんですよ」
一同
「ああー」
青山繁晴
「つまり日本海だけじゃなくて、太平洋側、今、あの、違う苦労をしてるわけですけど、両方とも可能性ありますよってのを示すために、両方持ってる、県でやりたかったんですが。あの、これ先週、ちらっと話しましたよね。で、さっき言いました通り、これ、兵庫県のこの辺り、この、香住(かすみ)っていうんですけどね、えー、こっから船を出して、こうやって(北の方向へ)相当な距離を調査していって、そして水曜日の朝に船を降りて、陸路、大阪まで来てこの『アンカー』に出まして。そしてその水曜日の夜のうちに、つまりさっき、こう行くんですよ、でも、妨害を受けないために、詳しい場所言えないって言いましたが、今はもちろん言います、新潟県の直江津に行きました。つまりこの大阪からずっと北上していって、この辺りの直江津港に行きまして、それが2つめの新しい取り組みで、私たちお金ないですけども、何とか、つまり僕の講演料を他には一切使わずに、何年間か貯めて、ようやくこのでっかい船、これあの、『たじま』199トン、こっち499トンあるんですね。かなり大きな、民間の、これは日本海洋っていう会社の調査船ですが、それをレンタルすることができました」
山本浩之
「レンタルですね、買ったわけじゃないですよね…(一同笑&ざわ)」
青山繁晴
「買えるならいいですけど(一同笑)、だって維持費が、一瞬も出せないです。但しレンタルできたのも、普通のレンタル料だったら絶対、今でも借りられない」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「それを、まあ長いこと付き合ってきて、志を分かってくれたのと、やっぱり福島原子力災害で、やっぱり自分たちの資源に対して目が行くようになったんですよね。だからレンタル料が、そうですね、だいたい6割ぐらい、安くしてくれて、ようやく借りることができて、そして、この佐渡島の南で調査したんですが、皆さんなぜこれをやったかと言うとですよ、これ、独立総合研究所のやってる調査ですから、つまり私たちは一切ヒモが付いてませんから、これ全部の情報を、国民に全て、何も隠さずにお出しすることができるんです。だからこの船には、私たちのような専門家だけじゃなくて、一般国民の方や、あるいは、ほっといたのは政治家の責任ですから、本当は超党派で声をかけました。例えば民主党の前原政調会長にも声をかけましたし、自民党の議員たちにも声をかけた。でも今の国会情勢だから誰も乗らないと思ったら、一人だけ、もうスケジュール調整はしないで、とにかく私が秘書を説得して乗りますって言った人がいて、それは何と、あの硫黄島の、栗林忠道陸軍中将のお孫さんの、議員でした。はい。それを、今、今日、全部見ていただくんですが、まずは…」
村西利恵
「こちらですね」
青山繁晴
「この前半の航海を、実際に見ていただきます。どうぞ」
村西利恵
「VTRです」
…………………………VTR開始…………………………
(N=ナレーションです)
【N:兵庫県の漁業調査船『たじま』。この船を使って、兵庫県は、自治体として初めてのメタンハイドレート調査に乗り出しました】
青山繁晴
「いやー、久々に、希望を感じる日」
【N:兵庫県香住漁港を出発した調査船で、日本海を250km以上北上するルートをたどります】
【N:尾崎爲雄船長の協力のもと、広大な海域を、およそ40時間かけて、調査を行いました】
【N:今回の調査で中心となるのは、独立総合研究所の青山千春博士。その調査方法とは…】
独立総合研究所 青山千春博士
「私がターゲットにしてる、そのメタンプルームっていうのは、まあこんな感じで、シュワーッて出てるんですけど、あれは泡ですから…」
「それが…映るわけですね…」
青山千春
「そうです。海底からグワーッと立ち上がってるのは、ほんとにすごい間隔で、密じゃないんですよね、よーく見ると。それで上がってるので、それがイメージとして見ることができるという…」
【N:海底にあるメタンハイドレートが、小さな氷の集まりとして、海中に立ち上るメタンプルーム。このメタンプルームを魚群探知機を使って見つけ出し、メタンハイドレートの存在を特定しようとする調査です。1回目の調査で、メタンプルームの兆候が見られた地点を、さらに詳しく調査する予定で、兵庫県も大きな期待を寄せています】
兵庫県エネルギー対策室 谷垣和彦係長
「県という小さい目だけでなく、日本にとって、次の世代のエネルギー源という意味では、調査をする価値はあると、いうふうに思ってます」
青山繁晴
「目標はあくまでも、私たちの日本が、建国以来初めて自前の資源を持つっていう実用化」
【字幕:兵庫県が踏み出した新たな一歩…】
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。あの、今のVTRの中に、有望海域が見つかったって話がありましたね。これ実はですね、あの、ここ(点線の一番北の地点)で250kmぐらいあるんですね、岸から。ずいぶん遠くです。で、これは、本来の兵庫県が予定した調査で、それ資源の調査じゃないんですよ。そうじゃなくて、その、やっぱり同じ資源でも水産資源。つまりお魚とか、カニとか、そういう、その、良い漁場を探していく調査を本来こうやって予定してて、そこに私たちが今回は同乗させてもらって、その、鉱物資源、メタンハイドレートの調査、兵庫県として、日本海として、ここで初めてやるという調査だったんですね。で、有望海域っていうのは、実は大まかにしか示せません。えー、それはどうしてかというと、色んな妨害が入るからです。やがてはもちろん学会で全部、あの、報告して、そこから国民に伝わっていきますけれど、だいたいこの辺りです」
青山繁晴
「いや、この辺りです。この辺り、皆さん分かります?意味。つまり、すごく近い。だから、こっから採り出してしかも塊ですから、塊を掴んで引き上げて、そして溶けたら普通の天然ガスですから、すぐに使えるようになる。そして兵庫県でいうと、このへん工業地帯で、そして大阪の工業地帯こうやって太平洋側にありますね(阪神工業地帯)。そうするとこうやって運んでいく所、つまり中間地点のこの辺り(兵庫県の真ん中あたり)も、今まで過疎の地になってた所が潤っていくってことに、なるわけですね。そして皆さん、一番新しい話しますと、今VTRの中で、再調査しますって話がありましたね。つまり、この辺で有望な海域が見つかったんだけど、これ、兵庫県の本来の調査だから、船のスピードけっこう早いんですよ。で、僕らの資源調査ってのは、船でいうと3ノットってもうほとんど止まってんのかっていうぐらいに速度落として、微妙なコントロールやらなきゃいけない。ね。で、それのために、再調査に行ったんですが、実は今週の日曜日から、青山千春博士が再び『たじま』に乗り込んで、そして、実はさっき下船しました。さっき(6月13日)午後4時頃に、下船しましたと、独立総合研究所の自然科学部長として、僕に電話を寄こしまして、そして皆さん、こういう三角形のメタンハイドレートの、立ち上がってる物が、これプルームって言いますけれども、発見できましたと。そしてこのあとは、兵庫県とすでに話をして、県側と話をして、そこに水中カメラや海中ロボットを入れて、白い塊のメタンハイドレートそのものが、みんなに見えるようにしましょうって話を、今したばっかりなんですね」
一同
「おーーー」
青山繁晴
「そして、この船内のこの絵を見ていただくとですね、これは、先週前半の調査ですけども、調査の中身ですが、この尾崎さんっていうのは、そもそもすごい船長で、この『たじま』、この、調査機器をここにギュッと集めて、いわば調査センターみたいにして、船を工夫して作った人なんですね。でも実は、陸上でお会いした時は、とても懐疑的だったんですよ。ええ。自分たちの調査に、ちょっと割り込むのかなーって、ま、いつもそういう雰囲気あるんですけど、いや、尾崎さんがじゃなくて、こういう時は必ずそうなんですが、ちょっと懐疑的だったのが、船に乗って実際に航海始まって、つまりこういう機器で、こういう機械で、どういう信号を入れていったら、あるいはどういう設定にしたら海の中の資源まで分かるのかっていうの実は船長は分からずに悩んできたのが、この青山千春博士、彼女は国際特許を持ってますから、それが、それを、もう、特許持ってても、特許料1円も貰わなくて、そうじゃなくて全部これ目の前でやりますから、船長すごく感激してくれまして、もうみるみる間に連携が強くなっていったんですよ」
一同
「ああー」
青山繁晴
「でもその連携の根本のひとつは、人間関係ですよ、お互いに信用できるなって分かった、特に船の上ですからね。みんな寝ないでやるわけですから、よけいですから、僕はだから顔がどんどんむくんでいきましたが。それは、どうでもいいですが。それとやっぱり、えっ、日本が資源持つの?兵庫県が、今までの産品に加えて資源も出せるのかっていうね、その、何とも言えぬワクワクする感覚がやっぱりあったんだろうと思います。さあその上で、この番組ではもうお馴染みですけれども、じゃあメタンハイドレートってのはそもそも何なのかっていうのはやっぱり、このへんでおさらいしておきたいと思いますね。はい、出して下さい」
村西利恵
「新しい資源メタンハイドレートとは、メタンと水野分子が結合して海底に埋蔵しているもので、石油・石炭・天然ガスに続く、第4の資源と言われています。日本の埋蔵量は、これまでの通説では、天然ガスの国内消費100年分以上と、言われているわけです」
青山繁晴
「はい。これあの、ま、いつもの書き方なんですけど、ちょっと難しい感じすると思うんですが、ほんとは難しくないんですよ。特にここ(一番上)が難しい感じするけど、もっと簡単に言うとですね、メタンハイドレートってここで分けて考えてもらうとですね、メタンっていうのは天然ガスの主な成分ですから、要は天然ガスなんですよ。で、それが、海の底、これ海の底ですけれど、海の底にあるとものすごい水の圧力かかってますね。そして日本海浅いけれども、それでも、あの、太陽あまり届かないから冷たいですね。押されて冷たいから氷になるわけです。これ(画像左下)メタンハイドレートの本物の塊で、これ今回の調査ではありませんけど、日本海にある、つまり、一番良質な、塊になったメタンハイドレートなんですね。つまりメタンガスが海の底で、氷になっているっていうものです。これ(画像右上)がそうなんです。これコンビニで買う白いシャーベットとほんとにそっくりです、こうやって採り出すとですね。そして燃えてますが、これ100円ライター近づけただけでボーッと燃えるんですよ」
山本浩之
「いま実際に(VTRが)出てますね(一同ざわ)」
青山繁晴
「これはだから科学の世界でも実際に燃える氷と呼んでるんです。氷が燃えるんですね。そしてそのメタンハイドレートが出る所に、えー、面白いことにこうやってカニが寄ってくるんですよ(先ほどの画像左上)。というのはメタンガスに微生物が寄って、その微生物を食べて、カニが集まってくるわけです。だから、実はカニの漁業者の方は古くから、何かあるなってことはご存知だったわけですね。で、これ見ていただくと、石油・石炭・天然ガス、ここまでは、日本は実際に資源のない国だったんですが、この4番目のメタンハイドレートだけは、日本にたくさんある。これはあとでもう一回申しますが。そして、日本にどれだけあるかというと、これまでの通説では、少なくとも今まで日本が1年、天然ガス使いますね、その100年分以上ってことになってんですが、もっともっと、実はあって」
村西利恵
「もっとある」
一同
「へえー」
青山繁晴
「はい。つまり地球の活動が続く限りはずーっと作られるものであるらしいっていうのは、去年の例えば、これは東大の先生の論文にも出てきます。従って、メタンハイドレートやってる国は、世界に40以上ありますけれども、この日本海のメタンハイドレートが実は、一番注目されてるわけですね。そして、えー、僕は、これ神様のいたずらと言ってるんですが、なぜ日本に多いのかっていうのは実は、びっくりする訳があって、これです」
村西利恵
「世界のメタンハイドレートの分布予測図です」
青山繁晴
「はい。これ見ていただくとですね、一目瞭然なのは、これ日本めちゃめちゃ多いですが(一同同意)、こういう風に多いですね(太平洋の沿岸国をなぞる)。これ全然時間ないんですけど岡安ちゃん、これどういう地域ですか?」
岡安譲
「それは地震がとても多い地域ですね」
青山繁晴
「その通り。アメリカでも、サンフランシスコとかロサンゼルスでは地震が起きましたね。つまり、地震の起きる所に、地震で苦しんだ所に、メタンハイドレートは獲れるんです。こっち見て下さい。中東は、今まで、石油とか天然ガスがどんどん湧いて、たくさん儲かってきたわけですが、ここにはないんですよ。つまり、地震の起きない所に、今までの資源はあったけど、この新しい資源は真逆で、地震で苦しんできた所に、神様からの最後のプレゼントのように、作られるわけです、メタンハイドレートが、地球の活動によってですね。だから日本にたくさんあるんですが、実は神様のいたずら、あの、僕のささやかな信念は、天は全てをご覧になってるってことですが、やっぱり天は見てるなってことが、そもそも最初にあったんです。ちょっと出して下さい」
村西利恵
「メタンハイドレートの発見のきっかけとなったのは、1997年に起きた、ロシアのタンカー、ナホトカ号の沈没事故でした」
一同
「ありましたねー」
青山繁晴
「はい。そして、これがなぜその日本のメタンハイドレート発見のきっかけになったかって話、今しますが、ここに本人の写真が出てますから、念のため申しておきますが、この人は独立総合研究所の自然科学部長です。僕は社長です。そして、私生活では、この人は30年以上、の、私の配偶者です。で、これあの、日本の講演でこれを言うとですね、え?かあちゃんの話っていう風にね、みんなワーッと、あの、お笑いになるんです。いや、僕その笑い方けっこう好きなんですよ。でも同時にですね、国際学界ではこの人はとっくにスターです。というのは、中国・韓国・ロシア・アメリカ・オーストラリアの特許を全部持ってて、メタンハイドレートを見つける、日本の特許ももちろん持ってますからスターで。この人を中心に色々議論しますね。で、僕はそれに加わってるその途中で、“By the way, She's just my spouse.”、ところで彼女は僕の配偶者ですと言って、笑った人は、一回もない。ね。その、ほとんど反応がない。あっても“Is that so?”、あ、そうですかと。つまり、公と私生活は違うっていうことなんです。今日はあくまで公でお話ししてることは、どうしても分かっていただきたいんですが。このナホトカ号がなぜこのメタンハイドレートの発見に繋がったかと言うとですよ、これ船が沈んで、この綺麗な日本海に油いっぱい撒き散らしたんですよ(一同同意)。その水中にある油が見つからなくて、政府が今まで私たちを無視してきた、当時自民党政権ですが、政府が、青山千春博士を名指しで連絡してきたんです。なぜかと言うと、この人がやってるのは、船の上に魚群探知機、つまり、お金全然かからない、魚群探知機を載っけて、そっから出る超音波で海の中を調べるというのが、特許なんです。だから、水の中の油をどんどん、それ見つけていってたんですが、その油以外に、とんでもない物を見つけた、それが今まで、ちょっとお話に出てきたメタンプルーム、メタンハイドレートの柱だった、あの、水中に立ってる柱だったわけですね。はい。で、えー、ちょっと最初の話をもう一回出していただけますか」
青山繁晴
「今日の後半のお話は、じゃあ先週後半の独自調査の話を、いたしたいと思うんです。そこでもう一度いま申した、水中から立ち上がってるメタンハイドレートの柱の話もしますが、キーワードは、実はこれなんです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『ウソをつく謎の大型調査船』」
青山繁晴
「はい。実は、青山千春博士が事前に恐れていた、妨害かもしれないことがありました」
村西利恵
「このメタンハイドレート調査でどんな船に遭遇したのか、このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
…………………………VTR開始…………………………
【N:『アンカー』の放送を終え向かったのは、新潟県直江津港(今月6日(水)午後11時すぎ)】
【N:チャーターした民間の海洋調査船に乗り込み、佐渡南西沖のメタンハイドレート調査に向かいます】
【N:夜明けとともに出発する第七開洋丸】
【N:船には、魚群探知機による、超音波装置に加えて、サブボトムプロファイラーや、マルチビームソナーなど、最新鋭の機器が搭載されています】
【N:これまでにメタンプルームが確認されている海域で、さらに詳細な調査を行うことが目的です】
【N:今回は国会議員の新藤義孝議員のほか、一般の人も招待し、メタンハイドレートの現状を肌で感じてもらうことが、もうひとつの大きな目的です】
青山繁晴
「国民が本当のことを知ることですよ。(中略)この日本海にメタンハイドレートの塊があるってことを、もう知ることだけで十分なんですよ」
【N:調査を始めて間もなく、調査結果を示すスクリーンの画像に、船内は大きくどよめきました】
自民党 新藤義孝議員
「これですか?こんなに思いっ切り出てくるもんなんだ」
【N:スクリーンに、メタンプルームを示す、巨大な柱が現れたのです】
青山繁晴
「メタンプルームってだいたい平均でスカイツリーぐらいあるんです。650mぐらい」
新藤義孝議員
「本当にタワーですね。『バブルタワー』とはよく言ったもんだな」
青山繁晴
「これはエネルギータワーなんです。日本の資源タワー。ジャパニーズ・エネルギータワー」
【N:大量のメタンハイドレートが、船の下に存在していることが明らかになりました】
新藤義孝議員
「国家として取り組むべき課題だと、いうことをもう確信してます。(中略)国内で、自分たちの資源を確保することになったら、これは、ものすごい価値をもたらすことになるんじゃないかと」
【N:しかし、順調に見えた調査も日没を迎え、大きなトラブルに見舞われました。調査海域に、別の海洋調査船が接近。その船の出す超音波によって、データ収集に支障が出始めたのです】
「えー、けっこうこっち、干渉食ってたんで…」
「何やってんのかなー」
【N:船内に走るとまどいと緊張。問い合わせると、海底ケーブルの敷設調査と答えた海洋調査船。その後、新たな疑問が浮上しました】
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。あの、実はこの、独自調査航海、えー、これ、日本の資源対策にもなかった、歴史になかった話なんで、青山千春博士も、まあ妨害を非常に心配してたわけですね。で、とにかく出航できたからもう安心と思って、そしてさっきの大きな柱を海底でどんどん見つけていってみんな喜んでいたら、日が落ちてから、この、僕たちの船の4倍から5倍ぐらいの巨大な調査船が間近に現れて、それだけじゃなくて、すっごい強い超音波を出すから。こっちがやってる所に向けて。従って私たちの出してる超音波がそれに、ま、干渉されて、さっきも干渉って言葉出てきましたが、画面がノイズ、ノイズって要するに、あの、こう、変な模様がいっぱい出ちゃうわけです」
村西利恵
「調査できないわけですね」
青山繁晴
「調査できなくなったわけです。それで、この調査船に、船舶通信を使って問い合わせたところ、何の調査ですかと問い合わせたら、あー、いや、海底ケーブル調査ですって答だったんですよ。で、それが、妙な答だったので、実は、船舶会社も通じて、色んなルートを通じて、これ船に乗ってる間に、実は答が出ました。メタンハイドレート調査だったんですよ」
一同
「えー?!」
青山繁晴
「はい。それが、まず日本の船なんですよ。ね。で、これ、それだからっていって安心できないんです。というのは、日本の船を、例えば中国や韓国や、外国がレンタルすることを、日本は何も阻む法律がないんですよ」
山本浩之
「なるほど…」
青山繁晴
「全く野放しですからね。で、もしも何も問題がないんなら、例えば大学とか、日本の企業が、その、雇った船だったらそのように答えてくれればいい、こちらは普通に言ってるわけですから。独立総合研究所がチャーターした、第七開洋丸って言ってるわけですから。ウソをつく必要もないんですね。で、結局、まだ真相は分かってませんけれども、不思議な、不可解なことは不可解なんですね。だから、あくまで謎です。あの、本当に外国って証拠はありませんよ?あくまで推測ですが。実は過去、青山千春博士の調査は、中国の船舶による、大型船による、超音波で邪魔されたことが実際にあります」
一同
「ああ…、そうですか…(ざわ)」
青山繁晴
「そういう経験があるから申しているんですね。で、しかしこういうその、一種の妨害がある、その上でですね、ま、あの、実はもっと大きいのはね、この船が立ち去ったあとも、強烈なノイズが出てるんですよ。つまり、海の底に何かを置いていったらしいと。ずーっと超音波を出す物をですね」
一同
「ええー」
青山繁晴
「はい。で、ですから、深刻は深刻なんですが、但し、どうしてそれだけ注目されるのか。今日のキーワード、『世界が狙う「日本の資源」』っていうのは、もう一度申しますよ、外国がやってたとは限ってませんが、しかし国際学界を通じても、もうこれだけ日本海は、日本国民が知らない間に注目されてるんですね。で、その大きな理由になってるひとつが、海底から柱が立ち上がってるからなんですよ。柱が立ち上がってると、何で注目されるのか。それを、最後にお話ししておきたいと思います。はい、出して下さい」
村西利恵
「これがVTRにもあった、メタンプルーム」
青山繁晴
「はい。これあの、実際の映像です。(左の画像)これは海の深さです。ね。ここ(上の方)は海面です。で、これは、これまだ妨害される前なんで、これは、お魚とか生物がたくさんいる所の映像なんですよ。で、この下は、もう暗くて冷たくてほとんど何もいない所に、こんな強烈な柱が立ち上がってるんです。これ柱が何で立ち上がってるかというと、日本海は海底の上に、そのメタンハイドレートの白い塊、さっき言いましたね、コンビニで買う白いシャーベットの巨大なやつみたいな物が、露出してる、か、埋もれててもごく浅いから、そこからメタンガスがどんどん出てくるんですよ。そして冷たいから一瞬で氷になって、もうここに溜まりきれないで量が多すぎるから、どんどんどんどんこうやって出ていって、そして海面近くになると溶けて大気に出ていくんです。ということは、ひとつは環境で言うと、ずーっとこれ地球温暖化を作った要因なんですね、今まで…」
一同
「ああー」
青山繁晴
「今まで実は誰も気がついてなかったんですよ。メタンガスが、地球温暖化を、すごく進める、CO2どころじゃないってのはそれよく分かってるわけですよ。だからこれ実はこの資源については、これも神様の最後のメッセージのような話で、ほっといた方が悪いんですよ。これをつかまえて、きちんと利用したり、コントロールした方が、地球温暖化を防ぐことができるわけですね。で、それと同時にですね、これ柱が立ち上がってる所は下に、必ずこの塊があるわけですよ。塊があるから柱ができるとは限りません。この辺り(白くて何もないように見える部分)もあるでしょうが、立ち上がってない。なぜかというと、水温とか潮流とか、海の中は実はすごく変化しますから。でも、立ち上がってる所の下には、必ずあるわけですから、世界から見たら、ここ掘れワンワンなんですよ」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「ここ掘れば必ずこの塊があって、それを日本は今まで、既得権益の側からどう言ってきたかというと、いやいや、塊だから難しいんだと。ね。だから政府はずっと太平洋側をやってるんだと。太平洋側は、塊はごく少なくて、ちょっと僕の手を見ていただけますか。これ海底があったら、その海底の下にさらに掘っていってそこで、砂と、メタンハイドレートが、分子レベルで、つまり、こう、すごく混じり合っちゃってるわけですよ、塊はないんですよ。ね。で、日本は、日本政府はその方がいいって言ってきたんですよ。それ吸い上げて獲れるからと。ね。それは何でかというと、今までの既得権益通りの石油工学でやろうとするからですよ。これは石油工学でやれるわけがない。海洋土木でやるんですよ。そして例えばロシアのバイカル湖では、これと似たような物があって、すでに採り出してます。採り出してるのは、何と皆さん、日本のゼネコンなんですよ?ね。日本の技術がすでに使われてるわけです。ところが日本では使えないんですよ。あっては困ると。僕は資源エネルギー庁の長官、当時の、や、あるいは石油会社の社長からはっきり言われたのは、青山さん日本は戦争に負けた資源のない国でいるから、世界と上手くやっていけるんです。中国の丹羽大使を思いだして下さい。ね。資源がない国だから、そしてアメリカに負けたから、アメリカの言う通りに石油や天然ガス買って世界の経済が回って、商社も、石油会社も、運輸会社もみんな儲かって、官僚や政治家も喜ぶんだと、いう話を、実は直接聞いたわけです。それを打ち破るための調査であり、そのためには何よりも、国民に、この国の主人公の国民に知っていただくために、この独自調査を行ったんです。そして最後に、この写真1枚見ていただけますか」
村西利恵
「これは、船の上から見えた、上越火力発電所」
青山繁晴
「はい。えー、これはですね、これ船が出航したところなんですけど、何と、この直江津港のところには、中部電力の上越火力発電所っていう、新しい発電所、試験運転中ですが、来月から、営業運転やるんですが。皆さん、中部電力って浜岡原発が止まって、悩んでるでしょ?ところがこの新しい火力発電が、遠いロシアとか、そういう所から高い液化天然ガスを買って、電気にしようとしてるわけです。なぜ目の前のをやらないかっていうことなんです。えー、最後に申しますと、1人だけ乗ってくれた新藤議員に言ったのは、これは国会議員が、自由も民主もへったくれもなく、全超党派で、責任を感じるべきだと。あなた方は今まで一体何をしてきたんだと。私たちの試みを知らないわけではないでしょうと。ね。1人だけ乗ってくれたのに、彼が、全部受け止めたけど、さっき言いました、硫黄島の栗林中将の孫らしく胸を張って、言われたのは、頭上げて言われたのは、すごく反省してます、だからこれから超党派で頑張るってことを言ってくれました。よーく、その活動を、私たち国民は見ていきたいと思います」
山本浩之
「いや、これはもう何かこう、未来に繋がる話ですね、今日はね」
青山繁晴
「そうです」
山本浩之
「ありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
兵庫県沖の調査については、一部メディアでも報道されてますね。
・メタンハイドレート 但馬沖、県が共同調査(朝日新聞・兵庫6/12)
・日本海のメタンハイドレート 県が予備調査(神戸新聞6/12)
ところで新藤議員といえば、領土問題や、韓国の慰安婦問題・日本海呼称問題などで特に頑張ってくれている印象が強いですが、メタンハイドレートの調査にも同行してくれたんですね(^o^)
国会がこういう状況でなければ、もっとたくさんの議員に来てもらえたかもしれないと思うと、そこは少し残念ではありますが(T^T)
せっかく自前の資源があるのに、これを活用しない手はありません。何とか既得権益を打破して、実用化につなげてほしいです。
それに脱原発依存や地球温暖化防止という意味では、左右の垣根を超えて共闘できる部分も大いにあるんじゃないでしょうか?(^_^;
この日の「アンカー」は以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・修正協議の行方 自民党案“丸のみ”か?
・尖閣購入計画に反対表明の丹羽中国大使 野党が“更迭”を要求
・米NRC委員長が日本の原発再稼働に慎重な見方
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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「はい。まずこの自治体との連携なんですが、中央政府がそういう状態の中だからこそ、日本の自治体っていうのは、けっこう、動きが身軽なところが出てきてるんですよ。例えばお1人は橋下徹さんですけど、橋下さんだけじゃなくて、色んなユニークな、首長(くびちょう)さん、自治体の首長(しゅちょう)さんが今いらっしゃるんですよ、首長(くびちょう)さんいらっしゃる。で、その中で、私たちは兵庫県を選んで、つまり、ずっと実は交渉してきたんですが、公式に話が成立して、先週の月曜日から水曜日にかけて、これあの、綺麗な船体いま写ってますけど、兵庫県の持ってる漁業調査船の『たじま』、これとっても新しい最新鋭の船ですけど、これに同乗して、調査をしました。どうして兵庫県かというと、僕は神戸市生まれですけれども、そして、加西市の育ちですけれども、そういうことと関係ないんですよ。そうじゃなくて、これ兵庫県は、その、日本海側と太平洋側と、ま、正確には瀬戸内海ですが両方ありますね。こういう県でやりたかったんですよ」
一同
「ああー」
青山繁晴
「つまり日本海だけじゃなくて、太平洋側、今、あの、違う苦労をしてるわけですけど、両方とも可能性ありますよってのを示すために、両方持ってる、県でやりたかったんですが。あの、これ先週、ちらっと話しましたよね。で、さっき言いました通り、これ、兵庫県のこの辺り、この、香住(かすみ)っていうんですけどね、えー、こっから船を出して、こうやって(北の方向へ)相当な距離を調査していって、そして水曜日の朝に船を降りて、陸路、大阪まで来てこの『アンカー』に出まして。そしてその水曜日の夜のうちに、つまりさっき、こう行くんですよ、でも、妨害を受けないために、詳しい場所言えないって言いましたが、今はもちろん言います、新潟県の直江津に行きました。つまりこの大阪からずっと北上していって、この辺りの直江津港に行きまして、それが2つめの新しい取り組みで、私たちお金ないですけども、何とか、つまり僕の講演料を他には一切使わずに、何年間か貯めて、ようやくこのでっかい船、これあの、『たじま』199トン、こっち499トンあるんですね。かなり大きな、民間の、これは日本海洋っていう会社の調査船ですが、それをレンタルすることができました」
山本浩之
「レンタルですね、買ったわけじゃないですよね…(一同笑&ざわ)」
青山繁晴
「買えるならいいですけど(一同笑)、だって維持費が、一瞬も出せないです。但しレンタルできたのも、普通のレンタル料だったら絶対、今でも借りられない」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「それを、まあ長いこと付き合ってきて、志を分かってくれたのと、やっぱり福島原子力災害で、やっぱり自分たちの資源に対して目が行くようになったんですよね。だからレンタル料が、そうですね、だいたい6割ぐらい、安くしてくれて、ようやく借りることができて、そして、この佐渡島の南で調査したんですが、皆さんなぜこれをやったかと言うとですよ、これ、独立総合研究所のやってる調査ですから、つまり私たちは一切ヒモが付いてませんから、これ全部の情報を、国民に全て、何も隠さずにお出しすることができるんです。だからこの船には、私たちのような専門家だけじゃなくて、一般国民の方や、あるいは、ほっといたのは政治家の責任ですから、本当は超党派で声をかけました。例えば民主党の前原政調会長にも声をかけましたし、自民党の議員たちにも声をかけた。でも今の国会情勢だから誰も乗らないと思ったら、一人だけ、もうスケジュール調整はしないで、とにかく私が秘書を説得して乗りますって言った人がいて、それは何と、あの硫黄島の、栗林忠道陸軍中将のお孫さんの、議員でした。はい。それを、今、今日、全部見ていただくんですが、まずは…」
村西利恵
「こちらですね」
青山繁晴
「この前半の航海を、実際に見ていただきます。どうぞ」
村西利恵
「VTRです」
…………………………VTR開始…………………………
(N=ナレーションです)
【N:兵庫県の漁業調査船『たじま』。この船を使って、兵庫県は、自治体として初めてのメタンハイドレート調査に乗り出しました】
青山繁晴
「いやー、久々に、希望を感じる日」
【N:兵庫県香住漁港を出発した調査船で、日本海を250km以上北上するルートをたどります】
【N:尾崎爲雄船長の協力のもと、広大な海域を、およそ40時間かけて、調査を行いました】
【N:今回の調査で中心となるのは、独立総合研究所の青山千春博士。その調査方法とは…】
独立総合研究所 青山千春博士
「私がターゲットにしてる、そのメタンプルームっていうのは、まあこんな感じで、シュワーッて出てるんですけど、あれは泡ですから…」
「それが…映るわけですね…」
青山千春
「そうです。海底からグワーッと立ち上がってるのは、ほんとにすごい間隔で、密じゃないんですよね、よーく見ると。それで上がってるので、それがイメージとして見ることができるという…」
【N:海底にあるメタンハイドレートが、小さな氷の集まりとして、海中に立ち上るメタンプルーム。このメタンプルームを魚群探知機を使って見つけ出し、メタンハイドレートの存在を特定しようとする調査です。1回目の調査で、メタンプルームの兆候が見られた地点を、さらに詳しく調査する予定で、兵庫県も大きな期待を寄せています】
兵庫県エネルギー対策室 谷垣和彦係長
「県という小さい目だけでなく、日本にとって、次の世代のエネルギー源という意味では、調査をする価値はあると、いうふうに思ってます」
青山繁晴
「目標はあくまでも、私たちの日本が、建国以来初めて自前の資源を持つっていう実用化」
【字幕:兵庫県が踏み出した新たな一歩…】
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。あの、今のVTRの中に、有望海域が見つかったって話がありましたね。これ実はですね、あの、ここ(点線の一番北の地点)で250kmぐらいあるんですね、岸から。ずいぶん遠くです。で、これは、本来の兵庫県が予定した調査で、それ資源の調査じゃないんですよ。そうじゃなくて、その、やっぱり同じ資源でも水産資源。つまりお魚とか、カニとか、そういう、その、良い漁場を探していく調査を本来こうやって予定してて、そこに私たちが今回は同乗させてもらって、その、鉱物資源、メタンハイドレートの調査、兵庫県として、日本海として、ここで初めてやるという調査だったんですね。で、有望海域っていうのは、実は大まかにしか示せません。えー、それはどうしてかというと、色んな妨害が入るからです。やがてはもちろん学会で全部、あの、報告して、そこから国民に伝わっていきますけれど、だいたいこの辺りです」
青山繁晴
「いや、この辺りです。この辺り、皆さん分かります?意味。つまり、すごく近い。だから、こっから採り出してしかも塊ですから、塊を掴んで引き上げて、そして溶けたら普通の天然ガスですから、すぐに使えるようになる。そして兵庫県でいうと、このへん工業地帯で、そして大阪の工業地帯こうやって太平洋側にありますね(阪神工業地帯)。そうするとこうやって運んでいく所、つまり中間地点のこの辺り(兵庫県の真ん中あたり)も、今まで過疎の地になってた所が潤っていくってことに、なるわけですね。そして皆さん、一番新しい話しますと、今VTRの中で、再調査しますって話がありましたね。つまり、この辺で有望な海域が見つかったんだけど、これ、兵庫県の本来の調査だから、船のスピードけっこう早いんですよ。で、僕らの資源調査ってのは、船でいうと3ノットってもうほとんど止まってんのかっていうぐらいに速度落として、微妙なコントロールやらなきゃいけない。ね。で、それのために、再調査に行ったんですが、実は今週の日曜日から、青山千春博士が再び『たじま』に乗り込んで、そして、実はさっき下船しました。さっき(6月13日)午後4時頃に、下船しましたと、独立総合研究所の自然科学部長として、僕に電話を寄こしまして、そして皆さん、こういう三角形のメタンハイドレートの、立ち上がってる物が、これプルームって言いますけれども、発見できましたと。そしてこのあとは、兵庫県とすでに話をして、県側と話をして、そこに水中カメラや海中ロボットを入れて、白い塊のメタンハイドレートそのものが、みんなに見えるようにしましょうって話を、今したばっかりなんですね」
一同
「おーーー」
青山繁晴
「そして、この船内のこの絵を見ていただくとですね、これは、先週前半の調査ですけども、調査の中身ですが、この尾崎さんっていうのは、そもそもすごい船長で、この『たじま』、この、調査機器をここにギュッと集めて、いわば調査センターみたいにして、船を工夫して作った人なんですね。でも実は、陸上でお会いした時は、とても懐疑的だったんですよ。ええ。自分たちの調査に、ちょっと割り込むのかなーって、ま、いつもそういう雰囲気あるんですけど、いや、尾崎さんがじゃなくて、こういう時は必ずそうなんですが、ちょっと懐疑的だったのが、船に乗って実際に航海始まって、つまりこういう機器で、こういう機械で、どういう信号を入れていったら、あるいはどういう設定にしたら海の中の資源まで分かるのかっていうの実は船長は分からずに悩んできたのが、この青山千春博士、彼女は国際特許を持ってますから、それが、それを、もう、特許持ってても、特許料1円も貰わなくて、そうじゃなくて全部これ目の前でやりますから、船長すごく感激してくれまして、もうみるみる間に連携が強くなっていったんですよ」
一同
「ああー」
青山繁晴
「でもその連携の根本のひとつは、人間関係ですよ、お互いに信用できるなって分かった、特に船の上ですからね。みんな寝ないでやるわけですから、よけいですから、僕はだから顔がどんどんむくんでいきましたが。それは、どうでもいいですが。それとやっぱり、えっ、日本が資源持つの?兵庫県が、今までの産品に加えて資源も出せるのかっていうね、その、何とも言えぬワクワクする感覚がやっぱりあったんだろうと思います。さあその上で、この番組ではもうお馴染みですけれども、じゃあメタンハイドレートってのはそもそも何なのかっていうのはやっぱり、このへんでおさらいしておきたいと思いますね。はい、出して下さい」
村西利恵
「新しい資源メタンハイドレートとは、メタンと水野分子が結合して海底に埋蔵しているもので、石油・石炭・天然ガスに続く、第4の資源と言われています。日本の埋蔵量は、これまでの通説では、天然ガスの国内消費100年分以上と、言われているわけです」
青山繁晴
「はい。これあの、ま、いつもの書き方なんですけど、ちょっと難しい感じすると思うんですが、ほんとは難しくないんですよ。特にここ(一番上)が難しい感じするけど、もっと簡単に言うとですね、メタンハイドレートってここで分けて考えてもらうとですね、メタンっていうのは天然ガスの主な成分ですから、要は天然ガスなんですよ。で、それが、海の底、これ海の底ですけれど、海の底にあるとものすごい水の圧力かかってますね。そして日本海浅いけれども、それでも、あの、太陽あまり届かないから冷たいですね。押されて冷たいから氷になるわけです。これ(画像左下)メタンハイドレートの本物の塊で、これ今回の調査ではありませんけど、日本海にある、つまり、一番良質な、塊になったメタンハイドレートなんですね。つまりメタンガスが海の底で、氷になっているっていうものです。これ(画像右上)がそうなんです。これコンビニで買う白いシャーベットとほんとにそっくりです、こうやって採り出すとですね。そして燃えてますが、これ100円ライター近づけただけでボーッと燃えるんですよ」
山本浩之
「いま実際に(VTRが)出てますね(一同ざわ)」
青山繁晴
「これはだから科学の世界でも実際に燃える氷と呼んでるんです。氷が燃えるんですね。そしてそのメタンハイドレートが出る所に、えー、面白いことにこうやってカニが寄ってくるんですよ(先ほどの画像左上)。というのはメタンガスに微生物が寄って、その微生物を食べて、カニが集まってくるわけです。だから、実はカニの漁業者の方は古くから、何かあるなってことはご存知だったわけですね。で、これ見ていただくと、石油・石炭・天然ガス、ここまでは、日本は実際に資源のない国だったんですが、この4番目のメタンハイドレートだけは、日本にたくさんある。これはあとでもう一回申しますが。そして、日本にどれだけあるかというと、これまでの通説では、少なくとも今まで日本が1年、天然ガス使いますね、その100年分以上ってことになってんですが、もっともっと、実はあって」
村西利恵
「もっとある」
一同
「へえー」
青山繁晴
「はい。つまり地球の活動が続く限りはずーっと作られるものであるらしいっていうのは、去年の例えば、これは東大の先生の論文にも出てきます。従って、メタンハイドレートやってる国は、世界に40以上ありますけれども、この日本海のメタンハイドレートが実は、一番注目されてるわけですね。そして、えー、僕は、これ神様のいたずらと言ってるんですが、なぜ日本に多いのかっていうのは実は、びっくりする訳があって、これです」
村西利恵
「世界のメタンハイドレートの分布予測図です」
青山繁晴
「はい。これ見ていただくとですね、一目瞭然なのは、これ日本めちゃめちゃ多いですが(一同同意)、こういう風に多いですね(太平洋の沿岸国をなぞる)。これ全然時間ないんですけど岡安ちゃん、これどういう地域ですか?」
岡安譲
「それは地震がとても多い地域ですね」
青山繁晴
「その通り。アメリカでも、サンフランシスコとかロサンゼルスでは地震が起きましたね。つまり、地震の起きる所に、地震で苦しんだ所に、メタンハイドレートは獲れるんです。こっち見て下さい。中東は、今まで、石油とか天然ガスがどんどん湧いて、たくさん儲かってきたわけですが、ここにはないんですよ。つまり、地震の起きない所に、今までの資源はあったけど、この新しい資源は真逆で、地震で苦しんできた所に、神様からの最後のプレゼントのように、作られるわけです、メタンハイドレートが、地球の活動によってですね。だから日本にたくさんあるんですが、実は神様のいたずら、あの、僕のささやかな信念は、天は全てをご覧になってるってことですが、やっぱり天は見てるなってことが、そもそも最初にあったんです。ちょっと出して下さい」
村西利恵
「メタンハイドレートの発見のきっかけとなったのは、1997年に起きた、ロシアのタンカー、ナホトカ号の沈没事故でした」
一同
「ありましたねー」
青山繁晴
「はい。そして、これがなぜその日本のメタンハイドレート発見のきっかけになったかって話、今しますが、ここに本人の写真が出てますから、念のため申しておきますが、この人は独立総合研究所の自然科学部長です。僕は社長です。そして、私生活では、この人は30年以上、の、私の配偶者です。で、これあの、日本の講演でこれを言うとですね、え?かあちゃんの話っていう風にね、みんなワーッと、あの、お笑いになるんです。いや、僕その笑い方けっこう好きなんですよ。でも同時にですね、国際学界ではこの人はとっくにスターです。というのは、中国・韓国・ロシア・アメリカ・オーストラリアの特許を全部持ってて、メタンハイドレートを見つける、日本の特許ももちろん持ってますからスターで。この人を中心に色々議論しますね。で、僕はそれに加わってるその途中で、“By the way, She's just my spouse.”、ところで彼女は僕の配偶者ですと言って、笑った人は、一回もない。ね。その、ほとんど反応がない。あっても“Is that so?”、あ、そうですかと。つまり、公と私生活は違うっていうことなんです。今日はあくまで公でお話ししてることは、どうしても分かっていただきたいんですが。このナホトカ号がなぜこのメタンハイドレートの発見に繋がったかと言うとですよ、これ船が沈んで、この綺麗な日本海に油いっぱい撒き散らしたんですよ(一同同意)。その水中にある油が見つからなくて、政府が今まで私たちを無視してきた、当時自民党政権ですが、政府が、青山千春博士を名指しで連絡してきたんです。なぜかと言うと、この人がやってるのは、船の上に魚群探知機、つまり、お金全然かからない、魚群探知機を載っけて、そっから出る超音波で海の中を調べるというのが、特許なんです。だから、水の中の油をどんどん、それ見つけていってたんですが、その油以外に、とんでもない物を見つけた、それが今まで、ちょっとお話に出てきたメタンプルーム、メタンハイドレートの柱だった、あの、水中に立ってる柱だったわけですね。はい。で、えー、ちょっと最初の話をもう一回出していただけますか」
青山繁晴
「今日の後半のお話は、じゃあ先週後半の独自調査の話を、いたしたいと思うんです。そこでもう一度いま申した、水中から立ち上がってるメタンハイドレートの柱の話もしますが、キーワードは、実はこれなんです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『ウソをつく謎の大型調査船』」
青山繁晴
「はい。実は、青山千春博士が事前に恐れていた、妨害かもしれないことがありました」
村西利恵
「このメタンハイドレート調査でどんな船に遭遇したのか、このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
…………………………VTR開始…………………………
【N:『アンカー』の放送を終え向かったのは、新潟県直江津港(今月6日(水)午後11時すぎ)】
【N:チャーターした民間の海洋調査船に乗り込み、佐渡南西沖のメタンハイドレート調査に向かいます】
【N:夜明けとともに出発する第七開洋丸】
【N:船には、魚群探知機による、超音波装置に加えて、サブボトムプロファイラーや、マルチビームソナーなど、最新鋭の機器が搭載されています】
【N:これまでにメタンプルームが確認されている海域で、さらに詳細な調査を行うことが目的です】
【N:今回は国会議員の新藤義孝議員のほか、一般の人も招待し、メタンハイドレートの現状を肌で感じてもらうことが、もうひとつの大きな目的です】
青山繁晴
「国民が本当のことを知ることですよ。(中略)この日本海にメタンハイドレートの塊があるってことを、もう知ることだけで十分なんですよ」
【N:調査を始めて間もなく、調査結果を示すスクリーンの画像に、船内は大きくどよめきました】
自民党 新藤義孝議員
「これですか?こんなに思いっ切り出てくるもんなんだ」
【N:スクリーンに、メタンプルームを示す、巨大な柱が現れたのです】
青山繁晴
「メタンプルームってだいたい平均でスカイツリーぐらいあるんです。650mぐらい」
新藤義孝議員
「本当にタワーですね。『バブルタワー』とはよく言ったもんだな」
青山繁晴
「これはエネルギータワーなんです。日本の資源タワー。ジャパニーズ・エネルギータワー」
【N:大量のメタンハイドレートが、船の下に存在していることが明らかになりました】
新藤義孝議員
「国家として取り組むべき課題だと、いうことをもう確信してます。(中略)国内で、自分たちの資源を確保することになったら、これは、ものすごい価値をもたらすことになるんじゃないかと」
【N:しかし、順調に見えた調査も日没を迎え、大きなトラブルに見舞われました。調査海域に、別の海洋調査船が接近。その船の出す超音波によって、データ収集に支障が出始めたのです】
「えー、けっこうこっち、干渉食ってたんで…」
「何やってんのかなー」
【N:船内に走るとまどいと緊張。問い合わせると、海底ケーブルの敷設調査と答えた海洋調査船。その後、新たな疑問が浮上しました】
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。あの、実はこの、独自調査航海、えー、これ、日本の資源対策にもなかった、歴史になかった話なんで、青山千春博士も、まあ妨害を非常に心配してたわけですね。で、とにかく出航できたからもう安心と思って、そしてさっきの大きな柱を海底でどんどん見つけていってみんな喜んでいたら、日が落ちてから、この、僕たちの船の4倍から5倍ぐらいの巨大な調査船が間近に現れて、それだけじゃなくて、すっごい強い超音波を出すから。こっちがやってる所に向けて。従って私たちの出してる超音波がそれに、ま、干渉されて、さっきも干渉って言葉出てきましたが、画面がノイズ、ノイズって要するに、あの、こう、変な模様がいっぱい出ちゃうわけです」
村西利恵
「調査できないわけですね」
青山繁晴
「調査できなくなったわけです。それで、この調査船に、船舶通信を使って問い合わせたところ、何の調査ですかと問い合わせたら、あー、いや、海底ケーブル調査ですって答だったんですよ。で、それが、妙な答だったので、実は、船舶会社も通じて、色んなルートを通じて、これ船に乗ってる間に、実は答が出ました。メタンハイドレート調査だったんですよ」
一同
「えー?!」
青山繁晴
「はい。それが、まず日本の船なんですよ。ね。で、これ、それだからっていって安心できないんです。というのは、日本の船を、例えば中国や韓国や、外国がレンタルすることを、日本は何も阻む法律がないんですよ」
山本浩之
「なるほど…」
青山繁晴
「全く野放しですからね。で、もしも何も問題がないんなら、例えば大学とか、日本の企業が、その、雇った船だったらそのように答えてくれればいい、こちらは普通に言ってるわけですから。独立総合研究所がチャーターした、第七開洋丸って言ってるわけですから。ウソをつく必要もないんですね。で、結局、まだ真相は分かってませんけれども、不思議な、不可解なことは不可解なんですね。だから、あくまで謎です。あの、本当に外国って証拠はありませんよ?あくまで推測ですが。実は過去、青山千春博士の調査は、中国の船舶による、大型船による、超音波で邪魔されたことが実際にあります」
一同
「ああ…、そうですか…(ざわ)」
青山繁晴
「そういう経験があるから申しているんですね。で、しかしこういうその、一種の妨害がある、その上でですね、ま、あの、実はもっと大きいのはね、この船が立ち去ったあとも、強烈なノイズが出てるんですよ。つまり、海の底に何かを置いていったらしいと。ずーっと超音波を出す物をですね」
一同
「ええー」
青山繁晴
「はい。で、ですから、深刻は深刻なんですが、但し、どうしてそれだけ注目されるのか。今日のキーワード、『世界が狙う「日本の資源」』っていうのは、もう一度申しますよ、外国がやってたとは限ってませんが、しかし国際学界を通じても、もうこれだけ日本海は、日本国民が知らない間に注目されてるんですね。で、その大きな理由になってるひとつが、海底から柱が立ち上がってるからなんですよ。柱が立ち上がってると、何で注目されるのか。それを、最後にお話ししておきたいと思います。はい、出して下さい」
村西利恵
「これがVTRにもあった、メタンプルーム」
青山繁晴
「はい。これあの、実際の映像です。(左の画像)これは海の深さです。ね。ここ(上の方)は海面です。で、これは、これまだ妨害される前なんで、これは、お魚とか生物がたくさんいる所の映像なんですよ。で、この下は、もう暗くて冷たくてほとんど何もいない所に、こんな強烈な柱が立ち上がってるんです。これ柱が何で立ち上がってるかというと、日本海は海底の上に、そのメタンハイドレートの白い塊、さっき言いましたね、コンビニで買う白いシャーベットの巨大なやつみたいな物が、露出してる、か、埋もれててもごく浅いから、そこからメタンガスがどんどん出てくるんですよ。そして冷たいから一瞬で氷になって、もうここに溜まりきれないで量が多すぎるから、どんどんどんどんこうやって出ていって、そして海面近くになると溶けて大気に出ていくんです。ということは、ひとつは環境で言うと、ずーっとこれ地球温暖化を作った要因なんですね、今まで…」
一同
「ああー」
青山繁晴
「今まで実は誰も気がついてなかったんですよ。メタンガスが、地球温暖化を、すごく進める、CO2どころじゃないってのはそれよく分かってるわけですよ。だからこれ実はこの資源については、これも神様の最後のメッセージのような話で、ほっといた方が悪いんですよ。これをつかまえて、きちんと利用したり、コントロールした方が、地球温暖化を防ぐことができるわけですね。で、それと同時にですね、これ柱が立ち上がってる所は下に、必ずこの塊があるわけですよ。塊があるから柱ができるとは限りません。この辺り(白くて何もないように見える部分)もあるでしょうが、立ち上がってない。なぜかというと、水温とか潮流とか、海の中は実はすごく変化しますから。でも、立ち上がってる所の下には、必ずあるわけですから、世界から見たら、ここ掘れワンワンなんですよ」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「ここ掘れば必ずこの塊があって、それを日本は今まで、既得権益の側からどう言ってきたかというと、いやいや、塊だから難しいんだと。ね。だから政府はずっと太平洋側をやってるんだと。太平洋側は、塊はごく少なくて、ちょっと僕の手を見ていただけますか。これ海底があったら、その海底の下にさらに掘っていってそこで、砂と、メタンハイドレートが、分子レベルで、つまり、こう、すごく混じり合っちゃってるわけですよ、塊はないんですよ。ね。で、日本は、日本政府はその方がいいって言ってきたんですよ。それ吸い上げて獲れるからと。ね。それは何でかというと、今までの既得権益通りの石油工学でやろうとするからですよ。これは石油工学でやれるわけがない。海洋土木でやるんですよ。そして例えばロシアのバイカル湖では、これと似たような物があって、すでに採り出してます。採り出してるのは、何と皆さん、日本のゼネコンなんですよ?ね。日本の技術がすでに使われてるわけです。ところが日本では使えないんですよ。あっては困ると。僕は資源エネルギー庁の長官、当時の、や、あるいは石油会社の社長からはっきり言われたのは、青山さん日本は戦争に負けた資源のない国でいるから、世界と上手くやっていけるんです。中国の丹羽大使を思いだして下さい。ね。資源がない国だから、そしてアメリカに負けたから、アメリカの言う通りに石油や天然ガス買って世界の経済が回って、商社も、石油会社も、運輸会社もみんな儲かって、官僚や政治家も喜ぶんだと、いう話を、実は直接聞いたわけです。それを打ち破るための調査であり、そのためには何よりも、国民に、この国の主人公の国民に知っていただくために、この独自調査を行ったんです。そして最後に、この写真1枚見ていただけますか」
村西利恵
「これは、船の上から見えた、上越火力発電所」
青山繁晴
「はい。えー、これはですね、これ船が出航したところなんですけど、何と、この直江津港のところには、中部電力の上越火力発電所っていう、新しい発電所、試験運転中ですが、来月から、営業運転やるんですが。皆さん、中部電力って浜岡原発が止まって、悩んでるでしょ?ところがこの新しい火力発電が、遠いロシアとか、そういう所から高い液化天然ガスを買って、電気にしようとしてるわけです。なぜ目の前のをやらないかっていうことなんです。えー、最後に申しますと、1人だけ乗ってくれた新藤議員に言ったのは、これは国会議員が、自由も民主もへったくれもなく、全超党派で、責任を感じるべきだと。あなた方は今まで一体何をしてきたんだと。私たちの試みを知らないわけではないでしょうと。ね。1人だけ乗ってくれたのに、彼が、全部受け止めたけど、さっき言いました、硫黄島の栗林中将の孫らしく胸を張って、言われたのは、頭上げて言われたのは、すごく反省してます、だからこれから超党派で頑張るってことを言ってくれました。よーく、その活動を、私たち国民は見ていきたいと思います」
山本浩之
「いや、これはもう何かこう、未来に繋がる話ですね、今日はね」
青山繁晴
「そうです」
山本浩之
「ありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
兵庫県沖の調査については、一部メディアでも報道されてますね。
・メタンハイドレート 但馬沖、県が共同調査(朝日新聞・兵庫6/12)
・日本海のメタンハイドレート 県が予備調査(神戸新聞6/12)
ところで新藤議員といえば、領土問題や、韓国の慰安婦問題・日本海呼称問題などで特に頑張ってくれている印象が強いですが、メタンハイドレートの調査にも同行してくれたんですね(^o^)
国会がこういう状況でなければ、もっとたくさんの議員に来てもらえたかもしれないと思うと、そこは少し残念ではありますが(T^T)
せっかく自前の資源があるのに、これを活用しない手はありません。何とか既得権益を打破して、実用化につなげてほしいです。
それに脱原発依存や地球温暖化防止という意味では、左右の垣根を超えて共闘できる部分も大いにあるんじゃないでしょうか?(^_^;
この日の「アンカー」は以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・修正協議の行方 自民党案“丸のみ”か?
・尖閣購入計画に反対表明の丹羽中国大使 野党が“更迭”を要求
・米NRC委員長が日本の原発再稼働に慎重な見方
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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