お上任せにしないテロ対策を!現場を知らない学者の話に注意! 青山繁晴「インサイト・コラム」(付:靖国爆発音事件で韓国人逮捕)
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※【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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■12/9放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
11月23日に発生した、いわゆる靖国爆発音事件が12月9日午前に急展開。
韓国人の27歳の男が逮捕されました。
青山さんは事件発生2日後の「インサイト」で、早くも「中国、朝鮮半島の外国人に、捜査はいま絞られている」と明言していました。
今日の「インサイト」、青山さんの登場は容疑者逮捕の数時間前だったので、もちろんこの事件には触れられていませんが、偶然にもテーマはテロについて。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像はイメージとしてこちらで付けさせていただいたものです。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。
内容紹介ここから____________________________
櫻井浩二(RKBアナウンサー)
「アメリカ・ロサンゼルス郊外で、銃を乱射するテロ事件がありましたよね」
本庄麻里子
「はい」
櫻井浩二
「で、もう、ほんと、期間、間もなくしてですけれども、イギリス・ロンドン、地下鉄の駅で男がナイフで乗客を切りつけるという」
本庄麻里子
「うーん」
櫻井浩二
「こんな事件もありましたけれども、今朝はこのことに関しまして、独立総合研究所、青山繁晴さんに話を聞きます。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
櫻井浩二
「こういったことが続きますと、ま、世界各地で、まあ日本も含めてですけど、こういった事件が起こるんじゃないかなあと私なんか不安に思ってしまいますけど、青山さんどうなんでしょうか」
青山繁晴
「はい。えー、不安はそのとおりです」
櫻井浩二
「あぁ、そうですか」
青山繁晴
「で、これまでも本当は、テロリズムっていうのは、いつでもどこでもっていうのが、本当の姿であって」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「で、一種の戦争であると同時に、まあ旧来型の戦争、とは全く違う、日常の全てが最前線になると、いうものがもともとテロなんですけれども」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「しかし、その、今、櫻井さんがおっしゃった、ロスから東へ100kmぐらいの、ま、郊外都市で、14人が殺された。それも、ま、福祉施設のパーティで、全く、ま、よく言われることですけど罪のない人々が、突然殺された」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「それから、ロンドンの地下鉄は普通に、乗り降りしてる人がいきなり刺されまして、ま、幸い亡くなった方はいらっしゃらないんですけども、2人が、大きな怪我をなさって、ま、こういうことはですね、えー、僕は、ま、ご存知の方いらっしゃるかもしれませんが、テロ対策の実務者ですから、今日はその立場から、ちょっと恐いところまで踏み込んでお話、しようと…」
櫻井浩二
「あ、そうですか…」
青山繁晴
「ま、決心してお話ししてるんですけれども」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「えー、この学者とか、の、そういう話や評論家の話じゃなくてですね、実務レベルで、私たちがまあ、恐れ、備えてきたテロの新しいタイプが、全部出そろってしまったっていうのが、今なんです」
櫻井浩二
「あぁ、そうですか」
青山繁晴
「で、最近のパリを含めたことを考えていただきますと、これまであったテロに加えて、まず、内部協力者のいるテロがありましたね」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「で、それはロシアのチャーター機が爆破されたテロであって、まだ確定はできませんけれども、空港職員を含めて、荷物を積むことができる人々の中にひょっとしたら内部協力者がいるんじゃないかってことが、懸念されてずっと調べが続いてる」
櫻井浩二
「青山さんその話はね、して下さいましたね、この中で」
※11月11日放送分を参照。
青山繁晴
「はい。で、それから、次は帰国テロってやつですね。つまりネットで、リクルートされた、若い人を中心に、そういう人々がシリアに入って、自称『イスラム国』とともに、まあ、テロその他に従事してしまって、いわば人を殺害することに慣れた状態で、えー、帰国して、自分の生まれ育った国でテロを起こす、これがパリの無差別テロですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、パリの無差別テロの中には、これも心配してきましたように偽装難民によるテロ、つまり、今言いました人の中には、プロのテロリストって言わざるをえない人がいて、それが、まあ難民に偽装すると、スルッとくぐり抜けて、えー、特にヨーロッパはどこでも入れてしまうと」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、こういうことが次々起きまして、それで今朝、その櫻井さんが冒頭おっしゃった、ロスの郊外とロンドンっていうのは、これはまあ僕の、ネーミングに過ぎませんけども、感化テロです」
櫻井浩二
「感化テロ?…あぁ〜、はぁはぁ…」
青山繁晴
「誰かに感化される」
櫻井浩二
「はい、はい…」
青山繁晴
「で、これも、まあ、勝手に感化されてのテロリズムなんですよね」
櫻井浩二
「あぁ〜」
青山繁晴
「自称『イスラム国』が、何かの指令を出したわけじゃないんです。で、このロスの郊外の事件についてですね、あの、この障害者施設のパーティで、口喧嘩があったのは事実なんですね。犯人と、この犯人自体が保健局の職員なんですけれども、その、保健局の他の職員とか、あるいは障害者施設、福祉施設の、職員などなど、家族も含めて、そこでかなりの言い争いがあったのは事実なんです」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「つまり、この、イスラームによる、その、テロをどう考えるか等について、ま、喧嘩になったわけですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「で、しかし、その、当初から、アメリカの当局者と、これは、メールじゃなくて電話で話しますと、その、terror attack without any kind of ordersって言ってたんですね。つまり、いかなる種類の指令もないままのテロの可能性があるってことを言ってたんですけども、実はそのとおりで、ただインターネットでどんどん自分たちが、感化されていっただけなんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、自称『イスラム国』っていう組織自体も、この、ロス郊外のテロの犯人2人、ま、ご夫婦なんですけれども、若いご夫婦について、支援者だと言ってるだけなんですよね」
櫻井浩二
「ほぅ」
青山繁晴
「ま、案外、自称『イスラム国』ってのは大げさに言うよりも、けっこう正確に言うところがあってですね、その、自分たちで勝手に支援してテロをやったんだってことを、まあはっきり言ってるわけなんですね」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「で、こうなるとですね、たとえば、河野太郎国家公安委員長が、まあ情報が大事だと、で、情報がしっかりしないと水際作戦ができないと、いう話をなさってて、で、それは当然、情報は決定的に大事だし、テロリストがさっき言いました、その、偽装難民とか、あるいは、帰国っていう形で入ってこないようにするのは、とても大事ですけれども、それだけでは防げないっていうのはもう皆さんもよく分かりますよね」
櫻井浩二
「ほんとそうなんですよね」
青山繁晴
「で、まず一番僕たち、日本国民にとって大事なのは、日本によくある、お上任せにしないっていうことです」
櫻井浩二
「はあ」
青山繁晴
「誰かがやってくれるだろう、特に、警察をはじめとする、その、政府側がやってくれるだろうっていうことは、もうこうはっきり、できれば今朝この、時間をもって、リスナーの方々は少なくとも捨てていただきたいし、それだけじゃなくて家族や友だちとも、職場の同僚、先輩後輩とも話し合っていただきたいんですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「で、その中には先ほどちらっと、僕は学者ってことをあえて言ったのはですね、この、日本の学者の体質にも、ちょっと問題があってですね。たとえば、この、パリ無差別テロのあと、テレビ番組などで、その、日本の原発は、非武装の民間ガードマンが守ってるだけだから、ターゲットにされて危ないって話を、この、危機管理・テロ対策が専門という学者の方がお話になってるんですけれども、実は日本は13年を超えて、原発は全て例外なく、武装機動隊が、それも、拳銃じゃなくて、軽機関銃を持って、防護してるんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜」
青山繁晴
「で、これは僕自身が、ま、警察庁をはじめ政府側に、当時は、当初全く聞いてくれなかったけども、無償でずっと提案することをやってきてですね、そして、えー、武器の選定にもタッチをして、これ何を言ってるかというと、僕の話をしてるんじゃなくて、民間もこうやって官と、官任せにしないで、民間こそ、官を動かさなきゃいけないってことで、申したいから言ってるんですけども」
櫻井浩二
「はぁ、はぁ」
青山繁晴
「この現場の警察官の人々は、この遊ぶ所もない、場所にある原発で、13年間、ま、世代を超えてずっとみんな頑張ってきたんですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「その現場を全く知らないで、適当なことをおっしゃる学者ってのがいて」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「それは要はお上任せの体質に守られてるわけです。学者批判をしてるんじゃなくて、現場に行かなくても平気で喋れるっていう体質が日本にはあってですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、その中で、サミットが来年迫ってくるんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、サミット自体は、まあ、たとえば僕自身も含めて、官民連携してガチガチに守りますから、テロは簡単に起こせません。そうなるとよけいにですね、あの、僕も含めた国民の普通の身の回りの生活に、テロリストが、忍び寄ってくるってことを考えなきゃいけないんです」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、あの、その時に一番大事なのはですね、まず異変を感じたら、まずその、110番をはじめ通報もあります。で、通報しても鈍い動きしかしてくれない時もあるけども、必ず異変を感じたら動く。というのは、いつでもどこでもテロであっても、直前に異常はあるんですよ」
櫻井浩二
「ああ、そうですか」
青山繁晴
「はい。あの、それは音であったり、たとえばさっきの口喧嘩もそうなんですけれども、ちょっと普通の喧嘩と違うなと思ったら、もう、まさかと思っても、その現場を離れる」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「50m離れるだけでもテロのリスクは減りますから」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「この対策についてはまた、もう時間が過ぎてるんで、あの、またの機会にお話しますけれどもね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「とりあえず、直前に必ず、異常、異変はあるので」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「その、その、自分の感覚を信じていただきたいというのを、まずお話ししておきます」
櫻井浩二
「はい。またじゃあ、後日、詳しく教えて下さい。お願いします」
青山繁晴
「はい」
櫻井浩二
「青山さん、ありがとうございました」
青山繁晴
「はい、ありがとうございました」
櫻井浩二
「独立総合研究所、青山繁晴さんでした」
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____________________________内容紹介ここまで
「直前に異常はある」、多かれ少なかれそうだと思います。
卑近な例で恐縮ですが、昔、繁華街を歩いていたら、道の真ん中に立ってる男の人2人が何とも言えず妙な雰囲気だったので、そこを避けて通り過ぎた刹那、殴り合いの喧嘩が始まりました(||゚Д゚)ヒィィィ!
さて、靖国爆発音事件で韓国人が逮捕された件。
経緯はツイッターで紹介済みなのでそれをコピペ<(_ _)>
靖国爆発事件、警視庁が、27歳の韓国人を建造物侵入容疑で逮捕。事件当日に韓国に出国していたが、再入国していたとのこと。なぜわざわざ日本に戻ってきたのだろう?まだ状況がよく分からない。https://t.co/OVTjhjnnO3 https://t.co/evA5IjcSrA
— くっくり (@boyakuri) 2015, 12月 9
韓国爆発音事件続き。産経によれば、「捜査関係者によると、男は9日午前、羽田空港から日本に入国しており、警視庁は男を任意同行して事情を聴いていた」https://t.co/b9DOg2qwHJ
— くっくり (@boyakuri) 2015, 12月 9
韓国爆発音事件続き。逮捕されたのは、韓国人のチョン・チャンハン(全昶漢)容疑者(27)https://t.co/Se9hvRbGTX https://t.co/3VVstrDHxY pic.twitter.com/srdzMUuRDZ
— くっくり (@boyakuri) 2015, 12月 9
NHK正午台のニュースによると、韓国爆発音事件で逮捕された韓国人のチョン・チャンハン(全昶漢)容疑者は事件について、よく分からないなどと供述し、容疑を否認しているとのことです。
— くっくり (@boyakuri) 2015, 12月 9
日テレが、靖国爆発音事件で、27才韓国人に逮捕前に電話インタビューしていたようです。(2015年12月8日 12:15)https://t.co/hl5Yrf2Bz4
— くっくり (@boyakuri) 2015, 12月 9
韓国メディアも全容疑者の逮捕を速報 「自ら日本に向かった」と韓国外交当局 https://t.co/vMYMzDx8gH 聯合ニュースは、容疑者が日本に再入国した経緯について「韓国外交当局は、自ら日本に向かったと把握している」と報道。日本側と韓国側で何らかの交渉があったのかな?
— くっくり (@boyakuri) 2015, 12月 9
ミヤネ屋、靖国爆発音事件韓国人逮捕で森本敏「(再入国の理由は)よく分からないが政治的背景がないとこうならない。単独ではなく、別の指示を受けて何らかの事件を起こそうとしたのではないか」「爆弾入手、日本に協力者がいるのでは?背後関係がよく分からない。NNNが電話番号分かるのはすごい」
— くっくり (@boyakuri) 2015, 12月 9
【靖国爆発】「まさか再来日するとは…」 全容疑者、突然の再入国の謎 警視庁も一報に驚き https://t.co/86HpB2iTI0 空軍で5年余りの勤務歴 逮捕の全容疑者 「電話番号は教えるな」とマンション所有者に https://t.co/mTtDFg3f93
— くっくり (@boyakuri) 2015, 12月 9
靖国神社爆発音事件、韓国人逮捕で担当領事を派遣=韓国政府 https://t.co/QHTU8ZrOKw 韓国政府当局者「現在、韓国人が逮捕された警察署に担当領事を派遣した」「事件の経緯を把握中」「日本側の調査結果を注視しながら、必要な領事助力を提供する予定だ」
— くっくり (@boyakuri) 2015, 12月 9
現時点までの報道はこんな感じ。
このあと、夜の報道番組がしっかり伝えてくれると思います(テレ朝とかTBSは「あっさり」かもしれんけど)。
今のところ最大の謎は、自分がマークされていることに気づいていたはずの容疑者が、なぜわざわざ日本に戻ってきたのか?ですよね。
もし容疑が固まっても本人が韓国にいる限り、引き渡しについて日韓間で大いにもめるだろうってことは十分想定されていたわけで、それがこんなふうに「良い形」になったのは、ひょっとしたら日韓当局間で何かやり取りがあったのかしら?
…などと、素人の私なんかはあれこれ想像してしまうのですが、果たして真相はいかに!?
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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