03首相の靖国参拝反対派への反論(下)【暫定版】
<6>首相の参拝は政教分離違反?
<6>-(1) もともと靖国問題と言えば政教分離問題を指していた
・昔は靖国問題と言えば、政教分離問題を意味しました。「玉串料等を公費から出すことや、首相が参拝することは、憲法が定める政教分離に違反し特定宗教を支援していることにならないか?」といったことが問題とされていて、完全な国内問題だったのです。
1975(昭和50)年に三木武夫が首相として初めて終戦記念日に参拝しましたが、当時、首相の参拝は政教分離の原則に反するのではないかという指摘がなされており、三木首相はそれをふまえて「内閣総理としてではなく三木個人としての参拝である」と発言、以降マスコミは首相や閣僚が参拝するたびに「私的参拝ですか?公的参拝ですか?」としつこく聞くようになりました。
政教分離違反ではないか?ということについては、訴訟もたくさん起こされました。が、こういった訴訟を起こす人たちの言動は矛盾に満ちています。次項にその矛盾をいくつか提示します。【8/29 15:00追記】
<6>-(2) 靖国訴訟を起こす人たちへの反論
・歴代首相(社会党の村山首相も含む)の新年恒例の伊勢神宮参拝になぜ反対し、訴訟を起こさないのですか?
クリスマス行事には、公有の保育園、幼稚園、学校などに公的援助が行われています。特定の宗教への公費支援は憲法違反でしょう。靖国を批判するならこれも批判の対象としなければおかしいのではないですか?
また、特定の宗教団体が経営し、またその支援を受けて運営している学校法人に巨額の国庫補助が与えられています。これは明確な憲法違反でしょう。これに対し、沈黙しているのはなぜですか?
さらには国宝や重要文化財に指定されている神社や仏閣等、宗教的文化財への補助金も政教分離違反となるのではないですか?
訴訟を起こしている人たちの中には、仏教、キリスト教の信者もいます(テレビニュースなどで、原告団の中に袈裟を着た人が混じっているのに気づいた方もいるでしょう)。彼らは靖国神社(神道)に対しては政教分離だと責めるくせに、自分たちの(仏教・キリスト教の)施設に公費が使われても何も言いません。
・要するに靖国訴訟を起こしている人は、靖国神社の在り方が気にくわない、あるいは靖国神社の存在そのものが気にくわない、つまりイデオロギー的な理由で運動をしているのです。手当たり次第に裁判を起こしていれば、どこかでサヨク偏向した裁判長に当たって、都合のいい判決文を書いてくれるかもしれない、という運動なのです。そしてついに2004年4月の福岡地裁で大当たり。05年9月の大阪高裁でも大当たり。各裁判長が『傍論』の中で「違憲」と明言します(次項に続く)。
<6>-(3) 靖国訴訟で参拝は違憲判決が出ている?
・「05年9月30日に大阪高裁での靖国訴訟で、参拝は違憲判決が出ている」と主張する人たちがいます。が、現実には違憲だとする「判決」は出されてはいません。原告の請求は棄却されており、国が勝訴しています。裁判官が主文とは関係ない『傍論』の中でつぶやいた「私は違憲だと思います」という言葉が一人歩きをしているだけです。『傍論』は裁判官の私的見解を述べたものであり、法的効力は全くありません。判例にもなりません。
朝日新聞などのメディアが事実を歪曲し報道するから、このような誤解をされるのです(メディアもまたイデオロギー的な理由でこんなことをしているのです)。
・06年6月23日に、歴代首相の靖国参拝をめぐる初めての最高裁判決が出ました。原告の訴えは、「小泉首相が2001年8月、靖国神社を参拝したのは憲法の政教分離原則に反し、精神的苦痛を受けたとして、日韓の戦没者遺族ら278人が国や小泉首相、靖国神社を相手取り、違憲確認と1人当たり1万円の損害賠償を求める」というものでした。今井功裁判長は「本件参拝によって上告人らに損害賠償の対象となり得るような法的利益の侵害があったとはいえない」として原告側の上告を棄却、請求をすべて退けた2審・大阪高裁判決が確定しました。
判決理由で今井裁判長は「人が神社に参拝する行為自体は他人の信仰生活などに対して圧迫、干渉を加える性質のものではなく、他人が特定の神社に参拝することによって、自己の心情ないし宗教上の感情が害され、不快の念を抱いても、被侵害利益として損害賠償を求めることはできない」と指摘。その上で「内閣総理大臣の地位にある者が靖国神社を参拝した場合も異なるものではない」と判示しました。さらに、こうした点も踏まえ、「本件参拝が違憲であることの確認を求める訴えに確認の利益がなく、却下すべきことも明らか」としました。
朝日新聞などのメディアは最高裁は合憲か違憲かを判断しないまま原告の請求を退けたことに不満を訴えましたが、最高裁は「判断を避けた」のではなく、「司法が踏み込むべきことではないと判断した」のだと思います。なぜなら一連の靖国訴訟は原告が政治目的、プロパガンダで起こしてるのが明らかだからです。司法はメディアとは違い公平中立が大原則です。司法がプロパガンダに乗っかることは避けるべきでしょう。
<6>-(4) 韓国人だけでなく台湾人も靖国訴訟を起こしているが?
・台湾と言えば一般的には親日で知られていますが、靖国訴訟を起こす台湾人もごく一部います。が、これは台湾原住民で歌手出身の国会議員・高金素梅とそれに同調する一部の台湾人が、台湾独立阻止と日台の断絶を目論んで起こしている訴訟にすぎません。
高金素梅とは何者かというと、父親が外省人(戦後に蒋介石と一緒に大陸から台湾に逃げてきた中国人)で、その主張は台湾原住民のものではなく、中国人のものなのです。その証拠に、高金素梅は靖国反対運動で中国に貢献したとして、中国共産党が選ぶ2005年「十大感動人物」の一人に選出されています。台湾メディアは以下のように伝えています(中国語ですが何となく分かりますよね)。
◇連方?高金素梅等當選2005中國婦女時代人物(中新網2月24日付)
高金素梅 台灣知名人士
從2002年8月起,?多次率領台灣“還我祖靈行動”代表團赴日本,抗議日本首相參拜靖國神社,要求靖國神社將台灣原住民死亡者靈位撤出,並將日本政府、小泉首相、靖國神社告上法庭。2005年9月30日,日本大阪高等法院判決日本首相小泉純一郎參拜靖國神社行為違反憲法,這是日本高等法院對類似案件首次做出違憲判決,雖然法庭駁回了原告的賠償請求,但他們勇敢地去討回暦史公正的努力仍在繼續。
・台湾原住民(高砂族)は大東亜戦争時には、日本兵と共に戦う「高砂義勇隊」に志願者が殺到しました。戦友が祀られている靖国神社が高金素梅によって冒涜されることに憤りを訴える台湾原住民は数多く(台湾人の鍾暁星氏による高金素梅批判)、靖国参拝に抗議する者の方が実はずっと少数なのです。
・2003年2月に高金素梅らが起こした靖国訴訟はデタラメもいいところで、在日台湾同郷会顧問である林建良氏が訴状の副本を調べたところ、原告となっている何人かの台湾人の住所は架空のものであり、さらに同じ住所の原告が11組、26人もいました。大戦後、支配者として中国から渡ってきた国民党政権の専制独裁政治で、台湾の法治制度が崩壊したために、司法を根底から信頼しなくなった台湾人は、裁判沙汰を極端に嫌がるようになりました。よほど大きな被害でも受けない限り、家族が語らって原告になるというのは、極めて不自然です。更に追跡すると、何と多数の原告は訴訟のことを知らなかったのです。ある人びとは、日本政府から賠償をもらえることになったと言われて、名前を出したと言い、またある人びとは、高金素梅主催の集会に参加しただけで、訴訟のことは何も知らされなかったと言っています。
この件の詳細、及び高金素梅の経歴については、靖国を訴えた台湾の女性国会議員の背後関係(1)をご覧下さい。
<6>-(5) 靖国参拝はローマ教皇庁も認めた慣行
・米ジョージタウン大のケビン・ドーク教授はこう言っています。「アーリントンも靖国も特定の宗教のみを是とする考えはなく、死者に対して精神的な心情を捧げるにあたっての現世を超えた普遍的な慣行があるだけなのです。靖国神社を参拝するにあたって、神社側が『神道の信者以外参拝お断り』とやってはいません。誰でも自由に参拝できます。この事実ひとつとってみても、靖国神社が特定の宗教への関与ではなく、宗派宗教を超えた深遠な弔意表明の場として存立してきていることの証明になるでしょう」。
・ドーク教授はさらに、靖国参拝はローマ教皇庁(バチカン)も認めた慣行であると指摘しています。「1932年5月、上智大学のカトリック信徒の学生達が軍事訓練中に靖国への参拝を命じられたのを拒み、その拒否を同大学のホフマン学長も支持するという出来事があった。参拝が宗教の押し付けになりかねないという懸念からだった。だが、東京地区のシャンボン大司教が文部省や陸軍省に参拝が宗教的行事かどうかを正式に問うたところ、『参拝は教育上の理由で、愛国心と忠誠を表すだけで、宗教的な慣行ではない』との回答を得た。これを受け、ローマ教皇庁は36年5月に日本の信徒に向け、『靖国参拝は宗教的行動でないため日本のカトリック信徒は自由に参拝してよい』という通達を出した。その結果、日本カトリック教徒は自由に靖国を参拝するようになったが、ローマ教皇庁が事実上の独立国家として日本政府の『靖国参拝は宗教的慣行でない』という見解を尊重したことの意味は大きい。日本国民の自国への独自の価値観や愛国心をそのまま認めたということだからだ。日本という主権国家の内部での慣行への尊重だといえる。さらに重要なのは教皇庁が戦後の1951年にも36年の靖国参拝に関する決定を再確認し、現在に至っているという事実である。戦後も敬虔(けいけん)なキリスト教徒だとされる大平正芳氏や吉田茂氏などの首相が靖国に参拝している。参拝しても神道の宗教行事への参加ではないからだ。小泉首相の参拝も同様である」。ドーク教授の見解の詳細はこちらを参照。
<7>新たな国立追悼施設を建設すべき?
・いま新たな追悼施設を作るとなると、世界は確実に「日本は中国の圧力に屈した」と見ます。それは国益に叶うのでしょうか。
・超党派議連「国立追悼施設を考える会」(会長、山崎拓前自民党副総裁)は06年6月15日、戦争による敵味方の「死没者」を対象にした無宗教の国立追悼施設の新設を政府に求める中間報告をまとめましたが、この施設は無宗教のため、魂や霊が存在しません。しかも、北朝鮮の工作員も追悼の対象となります。そのような施設を国費で作っていいものでしょうか。日本遺族会は02年に正式に反対を表明しているし、公明党の神崎代表も06年1月8日放送のNHKの番組で、追悼施設を新設しても「靖国問題の解決には必ずしもならない」と告白しています。国費の無駄遣いはやめるべきです。
・大東亜戦争時、多くの戦没者は「九段(靖国神社)で会おう」と約束し合い、その身を国のために投げ出しました。また「靖国で待っています」「九段坂の上からいつまでもお前を見守っています」という内容の遺書を残している人も大勢います。戦死したら靖国神社に祀られることが前提で彼らは戦ったのです。戦没者を国家の長が慰霊するのは当たり前のことです。そして彼らの魂は今も靖国にあるのです。後世の人間(現在生きている私たち)の政治的な都合で新しい追悼施設を作ったところで、彼らの魂がそこに引っ越してくるとでもいうのでしょうか?多くの日本人はそうは考えないでしょうし、新しい施設に足を運ぶ日本人もほとんどいないでしょう。その意味でも、新たな施設は無駄となる可能性が高いのです。無駄な公共事業はなくすべきです。
<8>千鳥ヶ淵戦没者墓苑を靖国神社の代わりとすべき?
・自民党は06年7月7日、「千鳥ヶ淵戦没者墓苑の整備に関するプロジェクトチーム」(武見敬三座長)を結成しました。公明党の神崎代表などは「事実上の国立追悼施設と位置付けるのであれば、一歩前進だ」としていますが、ここは「日中戦争以降の戦死者のうち、身元の分からない遺骨や、身元が分かっていても遺族が不明で引き取り手のない遺骨約35万体が安置されている」遺骨安置所です。幕末から日清・日露戦争、第一次世界大戦などの戦没者とは無関係であるし、慰霊施設である靖国神社とは全く性格が異なります。靖国神社の代わりにはなり得ません。
・もともと千鳥ヶ淵戦没者墓苑は、海外使節の参拝も念頭に置き、靖国神社とは別に霊場を造営する必要があるという理由もあって、1959(昭和34)年に国によって建設されましたが、実際には海外使節の参拝はほとんど行われていません。
・そもそも「無宗教」の追悼施設など可能なのでしょうか?千鳥ヶ淵戦没者墓苑は「無宗教」の施設とされていますが、慰霊行事は参拝者それぞれが、仏教、キリスト教、神式等々それぞれの形式で行っています。ちなみにアーリントン墓地は「多宗教」で、墓石の標識にはキリスト教だけでなく、26の宗教シンボルが用意されています。
<9>靖国神社を「国営化」すべき?
・06年8月8日、麻生太郎外相が靖国問題に関する私見を発表しました。靖国神社を非宗教法人化したうえで、実質的に国が管理するという提案です。
・昭和40年代、自民党は今回の麻生外相と同じような「靖国神社法案」を国会に何度も提出しました。同法案も宗教法人の靖国神社を解散し、特殊法人として国が管理するというものでした。が、憲法の政教分離規定との関係をめぐって、内閣法制局と自民党との調整が難航したうえ、「靖国神社が神社でなくなれば、伝統が断絶してしまわないか」「世俗的な施設に堕してしまわないか」といった疑問も提起され、最終的には昭和49年の国会で廃案になった経緯があります。麻生私案も、同じような問題を含んでいるように思われます。
・非宗教法人化を主張する麻生外相の狙いは、「政教分離原則との関係を断ち切る、すなわち『私的か公的か』『参拝は憲法違反ではないか』といった低レベルの攻撃をなくし、靖国神社が政治利用されないようにする」「天皇陛下にご親拝いただける環境を整える」「靖国神社は民間の寄付で成り立っており、このまま遺族が減れば神社存続が危ぶまれるため国が管理をすべき」といったもののようです。また、国のために戦って亡くなった人を祀る施設を国ではなく民間が管理している現在の状態は不自然であるとも言えますし(戦前は国が管理をしていました)、その意味でも麻生私案は正論です。
・が、「靖国神社が神社でなくなるのでは」という不安は残りますし、他にも麻生私案には大きな懸案事項があります。慰霊対象について、『A級戦犯』分祀の是非も含めて国会で議論すべきだとしているからです。私案の文中に『A級戦犯』や分祀という文字はありませんが、慰霊対象を国会で議論するとなれば当然、『A級戦犯』分祀問題も俎上に載るでしょう。非政治化したいという麻生外相の考えとは逆に、かえって政治化を呼び込むことになりはしないでしょうか。
・このように麻生私案にはメリット・デメリットが色々と考えられます。靖国神社の「国営化」自体、保守派の中でも賛否両論あります。今後、麻生私案を一種の叩き台にして国民的議論に発展させていくべきだと私は思います。
<10>庶民の偽らざる感情とはこういうものではないか?
・私の夫は1968(昭和43)年生まれです。靖国問題については特に詳しくありません。ニュースや新聞を見る程度です。そんな夫は世間が靖国問題で騒がしくなる度に、いつもこんなことをぼやいています。
「60年も前のことを何をいつまでもグダグダと。みんな日本のためにと思って頑張って、それで亡くなっていったんやろ。せやのに後の人間が『コイツは祀ってええ、コイツは祀ったらあかん』って何様やねん?死んでまで人を差別するんか。百歩譲ってその人たちがたとえ犯罪人やったとしても、もうとっくに死刑になって罪を償ってはるんや。それをいつまでもグダグダと。ゆっくり眠らせたれや。戦争を総括するのはいいよ。けど、それと慰霊とは別やろ。他国が何を言おうと関係あらへん。首相は毎日でも参拝せえ!毎朝靖国神社に寄って、『今日も1日日本のために頑張りますので見守っていて下さい』ってお参りしてから仕事行け!」。
・・・・・・・・8・15小泉参拝関連リンク・・・・・・・・
■靖国問題の火種をまいたのは朝日新聞
・拙エントリー1/17付:何度でも言う。靖国を外交問題にしたのは朝日新聞!
・靖国問題に火を付けたのは報ステの加藤千洋だった!(チャンネル桜)
■メディアが伝えている小泉首相の声はごくごく一部です
・小泉首相の靖国関連ぶらさがり取材全文(8/10)
・小泉総理インタビュー全文(8/15参拝直後)
■8・15小泉首相靖国参拝に関する各メディア世論調査まとめ
・「参拝してよかった」51.5%「すべきではなかった」41.8%(共同通信社/15-16日)
・「支持」53%「支持しない」39%(読売新聞/15-16日)
・「評価する」50%、「評価しない」46%(毎日新聞/15-16日)
・「支持」55%「反対」38%(日刊スポーツ。大阪市内で100人に/15日)
・「賛成」63%「反対」37%(NHK「日本の、これから」携帯電話アンケート/15日)
・「支持」67.8%「支持しない」30.1%(日刊スポーツ。ネット調査/15日-?)
・「賛成」48%「反対」36%(日経新聞/18-20日)
・「評価する」が41.4%「評価しない」が44.6%(産経・FNN/19-20日)
・「よかった」49%「するべきではなかった」37%(朝日新聞/21-22日)
・・・・・エントリーを書くにあたって参考にした文献やHP・・・・・
雑誌は年号のないものは全て06年発行です。
HPについては本文中で紹介済のものは省きました。
・『諸君!』8月号 廖建明(リウ・キンミン) 在米ジャーナリスト<小泉総理殿 中国に遠慮は無用 今年こそ八月十五日に参拝を>
・『諸君!』8月号 ケビン・ドーク 米ジョージタウン大学教授<バチカンも容認 参拝は「聖なるもの」へのアプローチだ>
・『正論』8月号 渡部昇一 上智大学名誉教授<東京裁判史観は過去の亡霊だ>
・『諸君!』9月号 上村幸治 獨協大学教授<靖国カードで「小泉孤立化」に失敗した中国>
・『正論』9月号 上坂冬子 ノンフィクション作家<靖国問題の誤解を解く 歴史を知らない人々の靖国問題>
・『正論』9月号 黒田勝弘 産経新聞ソウル支局長<靖国をめぐる韓国の誤解と反発>
・『正論』9月号 澤英武 外交評論家<中国を沈黙させよ「靖国外交」への提言>
・『正論』9月号 石平 評論家<魂の存在が理解できない胡錦濤世代の世界観>
・『正論』9月号 江崎道朗 日本会議専任研究員<「富田元宮内庁長官メモ」の政治利用は許されない 靖国をめぐる「妄言・暴言」集>
・『WiLL』9月号 小林よしのり×上坂冬子対談<朝日新聞や小沢一郎は不愉快でしかたがない>
・『WiLL』10月号 渡部昇一 上智大学名誉教授<靖国、A級戦犯批判派を永久に黙らせる100問100答>
・『WiLL』10月号 櫻井よしこ<「富田メモ」に異議あり!>
・『WiLL』10月号 東條由布子<分祀ではなく合祀を論ぜよ>
・『文藝春秋』9月号 保阪正康(ノンフィクション作家)vs牛村圭(国際日本文化研究センター助教授)<東京裁判とは何か A級戦犯問題を論じる前に知っておくべきこと>
・『諸君!』2月号 新田均 皇學館大学教授<『もし中国にああ言われたらこう言い返せ』「(中国に)『A級戦犯を祀る靖国に首相・閣僚が参拝するのはケシカラン』と言われたら」>
・『正論』05年8月号 江崎道朗 日本会議専任研究員<中韓のごたくに誤魔化されるな!世界は靖国をこうみている」>
・小林よしのり「いわゆるA級戦犯」
・小林よしのり「靖国論」
・井沢元彦「そして中国の崩壊が始まる」
・靖国神社問題(wikipedia)
・日本の戦争犯罪(wikipedia)
・日本国との平和条約(wikipedia)
・JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル>中国は「靖国」を云々する法的権利を持っていない
・拙ブログにいただいた読者様のコメントもいくつか参考にさせていただきました。
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Comments
>参拝は違憲判決が出ている」と
>主張する人たちがいます。
下記のブログがそればっかり主張してます。
http://jiro-dokudan.cocolog-nifty.com/jiro/2006/08/post_ebb8.html
これまでに、「内閣総理大臣の靖国参拝は憲法に違反している」という
判断を示した判例は何度かあるが、
小泉純一郎氏が首相になった後にも、二度、違憲判決が出ている。
最初は、福岡地方裁判所、
そして、もう一度、昨年9月30日大阪高等裁判所が下した判決である。
素晴らしいエントリーを読みました。
ありがとうございます。
本当に大作のエントリーです。お疲れさまでした。
個人的には永久保存したいくらいです。
紹介されたブログを見ました。
「小泉純一郎氏が首相になった後にも、二度、違憲判決が出ている。」(件のブログより)
言い切っちゃってますね。
「違憲判決」は出てません。
1度目は損害賠償の損害自体が認められていませんし、2度目はご存じの違憲「判断」ですね。
事実をねじ曲げ自分に都合のいい解釈で物事を断言する。
印象操作どころかこれ「嘘」ですね。
>くっくり さま
長大なエントリーお疲れさまです。
英の「無名兵士の墓」がウェストミンスター寺院にあるように、政教分離自体がGHQの虚構。
やはりくっくりさん、「ここに触れて」と思う要点は全て押さえてますね。
このままでは「もったいない」ので、コメントなどを追加して、
正論、諸君などのまともな月刊誌に投稿するか、または上梓して一般国民にアピールするべきと思っています。
鹿さんに同感です。
月刊誌に投稿するとか、何らかの形に残されたら良いと思います。
日本の主婦の民度の高さを広く知らしめて頂きたいです。
ひとりでも多くの人に読んでもらいたいと思います。
これからも頑張ってください。
くっくりさん、ありがとうございました。
ブログにかけるくっくりさんの情熱とパワーには敬意を表さずにはいられません<(_ _)>
ことある毎に微力ながら私のところでも紹介させていただこうと思います。
いつも個別にお返事を差し上げられず、申し訳ありません。
最後までお読みいただき、本当にお疲れ様でした。読むだけでも大変だったでしょうに(T^T)。心より感謝申し上げます。
最初は最低限のことだけ書いて、1エントリーに収まる程度のまとめにしようと思ったんですが、「これも外せない」「あれも外せない」となってしまって……(^_^;。それでもまだ紹介しきれなかった論点やエピソードがいくつもあります。私自身まだ気づいてない論点もあるでしょうし。それらについては今後追記するか、あるいは詳しく述べて下さっている他のサイトやブログにリンクを貼るかして、より充実した「まとめ」にしていきたいと思っています。
最後にだんなさんの発言といっしょにくっくりさんの言葉も見え隠れするのが私としては好きなのですがお疲れ様です。
公明党代表が首相になった場合に創価学会の行事で念仏を唱えるのはやめてもらいたい。
そもそも戦争に、責任者なんてあるのかね!! だったら、ベトナム戦争始めた米大統領だって、戦争責任者になってしまう。
職務として教祖様への念仏・祈祷は、まずいと私も思いますよ!
大作ですね!お疲れ様でした。
ぜひ多くの人に読んでほしいですね。
だからといって捕虜を虐待したわけではなく自発的に人道的対応をすると同時主張したとか。
大作、お疲れ様です。小生も今年のマスコミの靖国関連の大騒ぎっぷりにげんなりして、ちょっと調べてみました。よってかなりの量ながら、多少予備知識があったので、「ふむふむ」と読めました。
一応、普通に生きればあと40〜50年生きるものとして、先人の尊い犠牲を知り、また良いところ悪いところ両面を知り、不当な圧力に屈せず、平和な状態を保つよう微力ながら全力で努力しなければと思います。
ネットという言論の自由空間を得た今、ますます情報を見抜く力が試されていますね。今は正常な状態にもどっている段階だと思いますが、振れすぎないよう考える必要もあると思います。その環境は今は日本には、それなりにあると思います。紹介されている靖国神社参拝を肯定してくださっている台湾人の方が仰られているように、日本人はそこまで馬鹿ではないことを実践しつづけて、期待を裏切らないようにせねばと思います。
>日本には憲法裁判所がなく、そのため憲法判断を目的とした裁判を起こすことができない。よってこれまでのいわゆる靖国裁判における原告の主張は「公職者による靖国参拝は違憲であるので中止を要求する」といったものではなく、すべて「精神的苦痛を受けたので慰謝料を請求する」というものになる。必然、その判決主文に違憲判断が記述されることはもとよりありえない。とはいえ、その判決の根拠になる違憲判断は示さざるをえず、おのずと傍論に盛り込まれることになる。これは傍論に示した違憲判断が主文を支えているということであって、主文のみが有効で傍論が無効であることを意味しない。こうしたことは裁判に関わった原告、被告、裁判官らはみな承知の上のことであり、おそらく教科書検定官もそれを承知しつつ意図的に無知のふりをしているのだろう。なかには、そうした事情を知らず、違憲判断を示した傍論が法的に無効であると本当に信じ込んでいる者もいるようだが。
つまり今現在クリスマスにパーティを開いてもキリスト教徒だとみられることはありませんが。
靖国神社に関してその教義が広く流布し国民の多くが知るようになると政教分離の原則に触れるようになるということです。
東條だけはいやだね。民族滅亡、皇室断絶の危機を招いた有史以来最悪の政治指導者だ。
司馬遼太郎さんも「最低の指導者」と書いている。
秦郁彦氏によれば「本来日本人自身の手で裁かれるべきだった」とまで。
日本陸軍にも有能で責任感のある指揮官は沢山いたのに。。。
東條家の子孫はいまでも陸軍大将として君臨しているつもりなんだろうか。
麻生私案には反対の方が多いような感じがしますが、私はどちらかというと賛成の立場をとっております。
現状の状態で靖国神社は存続していけるのかということを反対派の方は明確に反論していません。
今のままで存続できるというのであればそもそも問題ないと思いますが、麻生さんのお話を聞く限りではそうではないと思っております。
反対派の方に存続を主点においての意見をお聞きしてみたいです。
戦争犯罪人を連合国は裁くとまで予想できず、漫然と駐留を待っていたのは、たとえばマッカーサーの厚木到着後に戦犯収容を指示したのを聞いて仰天したことにも明らかだ。
これで罪を償ったとか主張するのはどうかしているし、まして、天皇陛下を守るために罪を着るとか、あとから理屈を出して生き恥を正当化するのは卑怯未練だ。
なぜ、勇猛金剛力の将兵たちとこんなみじめな指導者を一緒にするのか理解できない。
憲法の政教分離について、<6>ー(3)を、補足させて下さい。
最高裁が、本年6月23日に首相の靖国参拝について、初めて判決を下しています。今後は、これが確定判例となりますので、高裁以下の下級裁で示された傍論は、文字通り傍論(裁判長の独り言)になってしまいました。これからは憲法の「政教分離」の問題は、事実上気にしなくてよいと思います。
また、この最高裁判決の理由中(滝井裁判官補足意見)に次のような記述もあります。
「本件で上告人らが問題にするのは他人(首相)の神社への参拝行為である。他人の参拝行為は、それがどのような形態のものであれ、”その人(首相)の自由に属する”ことであって、・・・」(カッコ書き等は、筆者)
とあり、一般論ではありますが、首相の個人としての「信教の自由」を認めています。興味がある方は、原文をご参照ください。
独の場合、AB級の戦争責任を否定していますのでC級以外の「参拝」は行っていますし、連合国側要人の儀礼参拝も行われています。
一般的に「BC級戦犯」という表現が使われていますが、瑣末な用語例のようで、中韓はC級があったかのように主張しているわけですから、非常に問題があります。
先にも述べましたが、ニュルンベルグで認定されたC級戦犯は、東京では認定されませんでした。
靖国参拝を、ヒトラー・ナチ参拝と同列化するプロパガンダがありますが、独はC級・対人道罪を認め個人賠償を行っているのであって、AB級については共産系を除き戦争責任を否認しています。
「独を見習え」は、中韓のみならず欧米でも一部主張する人々がいるわけですが、独が認容したC級戦争責任は、日本には認定されていないのですから、BC級という表現は止めた方が良いのではないでしょうか。
>人それぞれ見解の相違というものは当然出てくる
勿論同意するのですが、共通の事実認識を前提にしていない場合、見解の相違はより大きくなります。
満州事変、私の見解は侵略ですが、不戦条約主唱者の米・ケロッグ国務長官の留保条件に従えば、自衛か否かの決定権は日本にあり、自衛名目であれば他国に侵攻しても条約に違反しない。日本に、自衛の名目はありましたね。
支那事変、私の見解は侵略ですが、東京裁判で南京攻略までは侵略を否認していますね。南京で止められたのに、参謀本部の反対を無視して、国民と朝日等に煽られて、近衛や広田や・・・が泥沼に突入していったのに、戦後一転して軍国主義・・・陸軍批判ですからね。
大東亜戦争、東南アジアの欧米被侵略国に一部日本領の設定等図っていたのだから私の見解は侵略ですが、無謀なインパール作戦等、独立支援という建前の為に終戦判断の遅れや多くの人命を失ったのも事実。
私の見解は兎も角、反日プロパガンダや欧米の蒸し返しには、日本が対抗する十分な論拠があると考えています。
であるからこそ、くっくりさんが日本なりの正義を放棄するような、核兵器に抵抗が無いのは残念なのですが、今後時間を掛けて説得したいと思います。・・・政治家が核装備に言及する事は、抵抗どころかもっとやらんと、ですが。
大変勉強になりました。
ありがとうございました。
後でバナーを貼らせていただきます。
ご主人と同じように、心ある日本人は思っていると思います。
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皆さんに是非読んでいただきたいのでご確認してください。
大作、興味深く拝見致しました。お疲れさまでした。
私は南米在住ですが、私の居住国はつい最近隣国との紛争を起こしました。大した数ではありませんが戦没者があり、その慰霊行為をそれぞれの国で行っています。これには双方とも公的な立場で政府関係者が相互に参加します。
紛争が終結してまだ10年ほどですから、相互の国民感情は未だ敵対意識がありますが、慰霊に文句をつける国民はおりません。これが「正常」な世界の姿と思います。
ですからここから眺める中韓の姿は異常を通り越して、「異様」です。
決して居住国は民度の高い国ではありませんし、日々、腹立たしいことばかりある国ですが、それでもこの程度の国際常識は持ち合わせています。
いくらそれが外交的戦術とはいえ、他国の慰霊祭祀を誹謗して良い理由にはなりません。
しかし、最近の平和主義やら何やらを唱える人たちの様変わりにも驚きますねぇ。私はその昔、べ平連なんかにも参加したんですが、そこでつまはじきされてた連中にそっくりなんで驚いています。
まぁ、当時の学生運動に北、中、ソから金が流れてたのは公知の事実みたいなもんですけれど、某松井氏なんかはこれ見ると頭が痛くなるんじゃないかしら・・・
すでに富田メモは待機中で
偽メールも 中共、軍拡追求の前原氏排除の為、
手先が意を体して行い、成功したとみるのが自然です。
居丈高に責めたてた マスコミ、なぜか背後の追求全く無しなし、
前原辞任をうけ、出て来た小沢が今、中共の意向を 汲めと調子づいて います。NHK、日テレも靖国是非のアンケ改ざん結果を示し、落とし所 を探れたぐいのイカレぶりであります
参拝賛否ニュースは 信教の自由を侵す方法もちい、日本を屈服させ、 日本の政治に首輪つけ、尻尾ふらせる為の売国工作です。 自分の信じる宗教、観念を他に強要する権利は日本では、誰にもありませんがTBSより ましな日テレ は アンケート結果として新総理は靖国神社参拝すべきか、否かの割合を % で伝えました。政治とは別物を争点に据える 誘導であり、 読売新聞の社是を 参拝せざるべしと決めた 渡辺恒夫やトヨタの奥田前経 団会長の意向に添ったもので、富田メモの歪曲しての、これら売国手合いが、テレビ、政財、結託しての参拝関連を道具とし、日本をねじ伏せる 意図もつ勢力に奉仕する謀略の続編です。 これら報道を自称する者ぐるみでの謀略隠蔽 天皇利用、日経社長の 北京での指示受けを鑑みれば、 先の偽メール騒動の頃、
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