「アンカー」尖閣・竹島・北方領土…コロンブスの卵!私たちにできること
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■8/22放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
キーワードは「コロンブスの卵」。こんなことはできないという思い込みから脱しましょう。
立場が弱まっている潘基文国連事務総長に正当な圧力を!
尖閣諸島に施設建設・自衛隊駐留を!
南樺太・千島全島も返還要求すべし!
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
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内容紹介ここから____________________________
※竹島共同提訴の韓国政府への正式提案受け、武藤駐韓大使帰任へ(李明博大統領の竹島上陸への抗議のため一時帰国させていた武藤駐韓大使を、22日に韓国に戻す考えを明らかにした)のストレートニュースを伝えたあと
山本浩之
「ま、テレビをご覧の皆様も、おそらく、あの、このあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーでは、青山さんはこの竹島問題、それから尖閣の問題、今日は触れられるんだろうなと、思ってらっしゃると思います。その通りなんですが、その前にこの、武藤大使が、あの、また韓国に戻すという…」
青山繁晴
「いや、今、あの、笑っちゃったのはですね、あの、テレビをご覧になってる方もお気づきの通り、玄葉外務大臣、しどろもどろじゃないですか(一同同意)。あの、心ここにあらずっていうか、もう、野田さんが言ってるんだからしょうがないみたいなニュアンスに、受け取れ、るようなことおっしゃったんですけど、これね、本当は野田さんも外務大臣も関係なくて、その、外務官僚の発想から言ったらこうなるんですよ。つまり、あの、見かけ上ね、国際司法裁判所への提訴は、韓国との共同提訴ってことになってるんですから、だから、その、大使がそこにいて、韓国側のお考えをちゃんと聞いて、日本に伝達しなきゃいけない、だから大使は戻して下さいって官僚が言ったから、その、外務大臣がそれは総理に上げて、総理も、あ、そうなのかってっていうことになっただけのことですよ、本当はですよ。でもこれは、明らかに外務官僚が間違ってるのはですね、今、皆さんご覧になった通り、韓国は外務大臣が、さらに天皇陛下に謝罪を要求したりですよ」
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■8/22放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
魚釣島に香港の活動家らが上陸竹島に続き尖閣諸島も私たちは何をすべきか日本の領土を青山解説
キーワードは「コロンブスの卵」。こんなことはできないという思い込みから脱しましょう。
立場が弱まっている潘基文国連事務総長に正当な圧力を!
尖閣諸島に施設建設・自衛隊駐留を!
南樺太・千島全島も返還要求すべし!
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
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内容紹介ここから____________________________
※竹島共同提訴の韓国政府への正式提案受け、武藤駐韓大使帰任へ(李明博大統領の竹島上陸への抗議のため一時帰国させていた武藤駐韓大使を、22日に韓国に戻す考えを明らかにした)のストレートニュースを伝えたあと
山本浩之
「ま、テレビをご覧の皆様も、おそらく、あの、このあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーでは、青山さんはこの竹島問題、それから尖閣の問題、今日は触れられるんだろうなと、思ってらっしゃると思います。その通りなんですが、その前にこの、武藤大使が、あの、また韓国に戻すという…」
青山繁晴
「いや、今、あの、笑っちゃったのはですね、あの、テレビをご覧になってる方もお気づきの通り、玄葉外務大臣、しどろもどろじゃないですか(一同同意)。あの、心ここにあらずっていうか、もう、野田さんが言ってるんだからしょうがないみたいなニュアンスに、受け取れ、るようなことおっしゃったんですけど、これね、本当は野田さんも外務大臣も関係なくて、その、外務官僚の発想から言ったらこうなるんですよ。つまり、あの、見かけ上ね、国際司法裁判所への提訴は、韓国との共同提訴ってことになってるんですから、だから、その、大使がそこにいて、韓国側のお考えをちゃんと聞いて、日本に伝達しなきゃいけない、だから大使は戻して下さいって官僚が言ったから、その、外務大臣がそれは総理に上げて、総理も、あ、そうなのかってっていうことになっただけのことですよ、本当はですよ。でもこれは、明らかに外務官僚が間違ってるのはですね、今、皆さんご覧になった通り、韓国は外務大臣が、さらに天皇陛下に謝罪を要求したりですよ」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「それから、その、国際司法裁判所への共同提訴も、その、一顧の、一片の、ね、価値もないと、一顧の価値だにないとまで言い切ってるわけですから、それは、韓国と仲良くやりましょうってことがすでに向こうから蹴られてるのに、そこに大使を戻すってことはですよ、国際社会ではどう受け取られたかというと、右手で何かこの、強そうな姿勢をね、はたくのかって姿勢を見せながら、左手でこうやって握手してるじゃないか日本はと。それは韓国通じて世界にそれを発信してしまってるんですよ」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「だから玄葉外務大臣は対外発進力を強めるためなんてことを、心ここにないから目をそらしながら、しどろもどろでおっしゃってましたが、もう本当にあの、こういう外交許しちゃ駄目ですよ」
山本浩之
「そのあたりの日本の対応も含めて、今日は“ニュースDEズバリ”で、まずこの問題を取り上げていただきたいと思いますが」
青山繁晴
「はい。えー、今日は、ヤマヒロさんおっしゃった通り、えー、竹島、尖閣、さらに北方領土を含めた領土の問題やるんですが、キーワードは、これです(フリップ出す)」
山本浩之
「『やればできる!コロンブスの卵』」
青山繁晴
「はい。この、やればできるっていうのは、この、日本は戦争に負けたからこういう、誰とでも仲良くしなきゃいけませんって外交しかできないと思い込んできた、それは違うんです、やればできるんです、それはコロンブスの卵ですということなんですが。実はコロンブスの卵を最近何か学校であんまり教えないのか、若い世代あまり知らないと言われて僕はびっくりしたんですけれども。あの、これあの、すみません、テレビの大半の視聴者にとっては今更の話ですけども、コロンブスがアメリカ大陸を発見したあとに、周りから、いや、なーんだそんなのほんとは誰でもできるんだよ、船に長く乗ってりゃいいんだからって言われた時に、あ、そうですかと。じゃあここに卵ありますねって、卵を手にとって、これ誰か立ててみて下さい。で、何か色々やったけども全然立たないと。で、コロンブスが最後にこれ、こつんと、底を割ったら、ほら立ちましたねと。それみんなは、そりゃ、割れば立つよと言ったんで、ほら、そうでしょうと。やれそうに見えることでも最初にやるのは大変なんですよと。で、同時に、やりにくいように見えても、本当は、ちょっと見方を変えれば、あるいは工夫をしたら、やれることはたくさんあるって意味でもあるわけです。えー、それは、えー、領土問題については一体何なのかっていうことをですね、外務官僚じゃなくて私たち有権者が、今日は一緒に考えましょう」
山本浩之
「はい。では、どんなコロンブスの卵が飛び出すのか。コマーシャルのあと、解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「ま、竹島、それから尖閣諸島、不法上陸が相次ぎましたので、国民の領土への関心は高まっているわけですけれども、ここは一つ冷静に、だけど私たちはどう対応しなければいけないのか、さっそく青山さんの解説お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。今、ヤマヒロさんがおっしゃった通り、韓国の大統領や香港の活動家が日本の領土に相次いで、竹島・尖閣に不法上陸っていうか、侵入したので(一同同意)、竹島と尖閣諸島には非常に、今、関心が集まってますけど、やっぱり、北方領土を合わせて、その根っこを考えるべきだと思います。そもそも今回の一連の騒ぎは、7月3日に、このメドベージェフ、ロシアのメドベージェフ首相が、大統領時代に引き続いて2回も、国後島を、国後島に侵入したと、いうのが、ま、流れを作っちゃってるわけですからね。この夏の流れは、この人が作ったわけです。だから今日は、3つ、しっかり考えましょうということです。で、まずはやっぱり、えー、竹島から入りたいと思います。はい、えー、まずこれを見ていただけますか」
村西利恵
「青山さんが外務省に訴えてきたことは、20年以上前の記者時代からは、『国際司法裁判所(ICJ)へ提訴せよ』と、言ってこられました。それから2006年に韓国人の潘基文氏が、国連事務総長へ立候補した時から、『当選を許したら、日本は後悔することになる』と、これもおっしゃっていました」
青山繁晴
「はい。ま、これ、あの、僕が言おうとどうしようと、そんなことは、あの、大したこっちゃないっていうか、どうでもいいんですけどね。ちなみにこれ、ペルー事件の時の写真で、これ『アンカー』で、ペルー事件やった時に使った写真なんです。これ、あの、ペルーの貧民窟を見て、1枚だけすごい悲しい顔になってる写真あって、なぜかスタッフは、その悲しい顔になってる写真を(笑)、あの、選んだんですけれども。これあの、なぜ、あの、記者時代からこういうことを話してますって言うかというとですね、これあの、20年以上前ってこれ意味があってですね、あの、要は、1990年代の初めからなんですよ。それどうしてかというと、これ『アンカー』でもやったと思いますけど、韓国というのは、実は国連に加盟したのはつい最近で、えー、つい最近っていうか思ったより新しくて、1991年なんですね。なぜかというと、その年に冷戦が終わりましたからね。えー、日本は今まで、この竹島について、1950年代60年代に合計3回、国際司法裁判所でやりましょうっていうように韓国に呼びかけましたが、いずれも断られたわけですよ(一同同意)。しかしその当時は、韓国は国連に全く加盟してませんから、まあ好きなこと言えたわけです。ところが今言いました通り、1991年になって、冷戦が終わったら、韓国が国連に加盟して、もう、その、国際司法裁判所っていうのは国連の、司法機関ですから、これをやろうって言った時に、韓国はかつてのように、好き勝手に嫌だ嫌だとは言えない。だから、必ず竹島問題はこの国際司法裁判所に、提訴すべきだっていうことを、これ、まさしく外務省担当の記者時代ですけれども、この写真はですね、えー、それ言ったわけです。そして、数数えたらですね、あの、夕べ数えてみたら、たぶん、局長以上、交代していきますね外務官僚は、40人以上、僕、話してると思うんですよ。もうほんとにあの、局長とか大使とか、あるいは筆頭公使とか事務次官とかに話して、返事は全部共通してて、青山ちゃん、青山ちゃんはそうやって言うけれども、韓国が断るんだからしょうがないよと。ね。裁判できなかったら結局、やろうと思っても、あの、できないから、しょうがないじゃないって言われてきたんですよ。それが皆さん今回の竹島問題で、ころっとひっくり返って」
岡安譲
「ほんとですねー」
青山繁晴
「韓国が断ってるのは今も同じでしょ?でも今、例えば僕がつい先日外務官僚に電話して、ずいぶん変わったねって言ったらですね、いやいや、いやいや、それは、それはね、って、あの、理由を説明されたんですが、韓国は断っても今、韓国は今、国連に加盟してるからね、その、いつまでも断れるかどうか分かんないし、断れば断るほど韓国の立場悪くなるから、断られても意味があるんだよって(一同笑)。で、僕はどうしたかというと、それもう、ほんとに吹き出したんですよ(笑&一同笑)」
村西利恵
「いや、ほんとそうですね」
青山繁晴
「それは、あんた20年以上前から僕が言ってることじゃないですかと。よくもそうやって一夜にして豹変しますねって言ったんですが、その時向こうは、その、また、あの、僕から文句言われたと思ったみたいですが、そういう気持ちもありますよ?でも、本当に、その時に外務官僚にも、外務官僚も日本国民ですから分かってほしかったのは、やれないやれないっていう思い込み、日本は戦争に負けて資源がない国だから、弱い立場だからやれないと思ってることが違うんですと。それは敗戦後外交で、もう敗戦の時代はとっくに終わってるんですと。やろうと思ったらできるんですと。それを分かってほしかったんですよ。で、そのことに加えてですね、えー、これ実はですね、今、問題になってることの一つですなんです。実はこの、潘基文さんっていうその、韓国の、外務官僚です。この人ははっきり言うとただの韓国の外務官僚ですよ?その人が2006年に国連の事務総長になりたいって手を上げた時にですね、この時もう、僕は記者を辞めて今の立場になってましたが、その、記者時代からお付き合いの、はっきり言うと長くて深い、外務官僚たちに電話をして、特に良心があると、思う人に電話をして、この当選許しちゃ駄目だと、必ず日本は、領土問題で、特に後悔することになりますよって言ったんですが、日本はその時どうしたかというと、国連代表部の大使だった大島賢三さん、ね、原子力規制委員会のメンバーになると言われてて」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「だから良心派って言われてるこの大島さんが中心になってですよ、もうあの、アジアの代表として、アジアの国連事務総長、前もいたんですけど、とにかく日韓関係考えても、もうこの人(潘基文)を絶対推薦だって日本がそれを押し上げたんですよ。ところが今この国連事務総長はどうなってるかというと、日本では全然報道されないけど、国連の中では、事務次長からこんな無能な人はいないって言われたり、公然とですよ?あの、辞任を要求されたり。あるいは、あまりにも立場が韓国に偏ってて、こんな不公平な事務総長は困るって言われてて、日本では全然それ報道されないけど、竹島問題について今現在、この国連事務総長が何て発言されたかというと、これは、当事者で解決して下さいと」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「これ、意味分かりますね(一同同意)。当事者でって、国連のトップですよ?国際司法裁判所は国連の専門機関ですよ?事務総長が、裁判所に、かけるな、日本と韓国の間で解決すべきだ、要するに裁判嫌だと言ってるわけですよ」
村西利恵
「おかしいですね」
青山繁晴
「はい。だからそれが実は2006年の時から始まってるんですが。やればできる、コロンブスの卵だっていうのは、今、今、これあきらめることないんですよ。なぜかというと、今なぜ僕は、国連事務総長、今、評価されてないって言ったかというと、悪口を言ったんじゃなくて、彼(潘基文)は実は立場がすごく弱いんですよ。日本は国連に2番目にお金を出してる国で、1番目はアメリカですからね、日本が、こんな偏ったことを言う事務総長は、辞めるべきだと言われたら、潘事務総長は困るから、今、この国連事務総長の立場を、ひっくり返すことをやろうと思ったらできるんですよ。韓国が頼みにしてる事務総長が態度が変わったら、国際司法裁判所への裁判っていうのは、提訴っていうのは実は実る可能性があるんですよ。できないと思わないで、事務総長に圧力を、正当な圧力をかけるべきです。はい。その次に、次は当然、尖閣諸島ですね。はい、出して下さい」
村西利恵
「尖閣諸島への不法上陸の経緯です。8月12日に、活動家ら14人が香港を出港し、15日に、14人のうち7人が魚釣島に上陸しました。警察と海上保安本部が、入管難民法違反容疑で、全員を現行犯逮捕。17日に、香港へ強制送還しています」
青山繁晴
「うん、皆さん今ご承知のいきさつですけど、この絵をご覧になるとね、やっぱり絶望感を感じる国民の方も、そりゃ少なくないと思うんですよ。これ沖縄県石垣市の私たちの島ですが、そこに外国の旗がこうやって公然と立てられてしまったわけ、やすやすと立てられてしまった。しかしこの、尖閣諸島を守ることについても、実はやればできる、コロンブスの卵が実はあるんです。そのコロンブスの卵とは、尖閣については何なのかを考える前に、実はもう1個僕らは、この国の主人公、唯一の主人公である有権者として考えなきゃいけないことがあって、それは野田政権を、申し訳ないですが僕は今までこういうこと言ったことないんですが、倒さないといけないです。倒すって言っちゃいけないですか。報道番組ですから。その、野田政権は交代しないといけないです。なぜかというと、今、野田政権がやってしまったことが、国際社会ではとんでもない、受け止め方をされてるんです。それ何をやったかというと、ひとつはこれです」
村西利恵
「この不法上陸について、海上保安官によると、『魚釣島への上陸は、阻止することも可能だったが、官邸の指示は、「逮捕は上陸したあと」だった』(一同驚き)」
青山繁晴
「これ、全くメディアに出てこないんですね。で、僕は今、海上保安庁の公式な政策アドバイザーをしてます(一同同意)。だから、当然、長官以下、よく存じてますが、(証言者の海上保安官は)もちろん長官じゃありませんよ、長官じゃありませんけど、いわゆる幹部の方々に、一人ではいけないから何人も何人も電話したんですが、見事に全員一致してて、海上保安庁としては、本来は、海の警察官として、そして優秀な巡視船持ってるんだから、あの、たった、一つの船が来ただけですから、阻止をして、その、上陸させないってことは可能だったけれども、官邸から非常にはっきりした、意思で、つまり国土交通省通じて、海上保安庁ってのは国土交通省の一部ですからね、上からの指示として、その、海で止めるな、船がひっくり返ったり、溺れたりしたら大変だと。そうじゃなくて、もう上陸してもしょうがないと。で、上陸してもすぐ逮捕するんじゃなくて、言いたいことを言わせて、じっくり話を聞いてから逮捕しろと。だから上陸したし、上がってから20分以上時間があったから、ああやって外国の旗を立ててしまったんですよ。ということは国際社会には、日本は尖閣諸島を守る気がないんじゃないかという、メッセージに実はなってる。そして中国に対しては、もっと恐ろしいメッセージになってます。それはこれです」
村西利恵
「この対応で、中国へ、尖閣は占領できるという間違ったメッセージを発してしまった」
青山繁晴
「はい。で、えー、これはですね、もともと中国は、この尖閣諸島を、に、上陸して、占領してしまったら、日本は一発も撃てない国だから、それをどけることはできないんじゃないかっていう考えはあったんですが、それが、今や確信に変わろうとしてる。それはなぜかというとですね、実はあの、尖閣諸島の魚釣島に上陸してしまった、その、活動家というのはですね、実はほんとは反北京の人が多いんですよ」
一同
「はあー…うん…」
青山繁晴
「実は香港の中でも、中国と一緒になるのは嫌だと、あの、(映ったVTR見て)この人がっていうんじゃなくて、この中のメンバーのかなりの人数にですね、明らかな反体制活動家、いわゆる民主化活動家、日本だと一見いいイメージで言われるけれども、民主化活動家っていうのは、反日、反北京の人たちがけっこういるんです(一同同意)。だから実は、この人たちは今までも計画立てたけど、今までは中国に押さえ込まれて、ろくな行動できなかったんですよ。だから今回一番驚いてるのは、この活動家たち自身だって話を僕、中国側からも聞いてるんです。それなぜかというと、まず今度は邪魔されないで船を出されたと。出たら、ここに日本の船がいるから止められると思ったら、それがやすやすとくぐり抜けられて、旗まで立てられたと。中国も日本も不思議だっていうのが、実は活動家の感覚であって、そして、それだからこそ、何かよく分かんないけどやりやすくなったから、この秋にもまた行こうっていう話を公然としてるわけなんで(一同同意)。じゃあ、中国の本音って一体何だったのかというと、こうです」
村西利恵
「情報当局者によると、『今回、中国は反体制活動家らを使って、尖閣諸島に上陸したらどうなるか、試した』」
青山繁晴
「はい。つまり今までは、その、尖閣諸島に行きたいと言ってる、特に香港の活動家は、中国にとっても反体制が多かったから止めてたけども、今回、竹島の件があり、その前に北方領土の件があり、つまり、メドベージェフさんと、李明博大統領の件があったから、今回はもうこんな奴らだからどうなってもいいからはっきり言うと、ちょっと使ってみようかっていうふうになったっていうふうに情報当局は実はつかんでるわけですよ」
一同
「なるほど…」
青山繁晴
「官邸にもこの話は入れたと、あの、責任ある立場の人が言ってます。入れたけど何の反応もなかったそうです。その上でですね、まんまと成功したから、恐ろしいことですが、次は何が懸念されるかというと、これです」
村西利恵
「『次は、早ければ秋にも、偽装漁民が尖閣諸島に上陸し、居座り続ける恐れがある』」
一同
「ああー…」
青山繁晴
「これはですね、あの、情報当局だけじゃなくて、実は海上保安庁、そしてほんとは海上自衛隊、ね、そういう色んな関係機関の中に、共通の認識であったのは、特にこれから秋の台風シーズンが危ないと。その、台風で、漁民が、その、避難すると。つまり不法上陸じゃなくて避難しただけですって言いながらですね、ドッとものすごい人数の、何百人も、下手すると1000人を超えるような人たちが、このへん、狭い島だけども、わーっと入ってきて、実はそれは、中国の、海軍の下にある、その、要するに、えーっと、漁を監視するって名目になってるけどほんとは海軍の指示で動く、やつがほんとはコントロールして、上げちゃう(上陸させちゃう)と。上げちゃったあと居座った時に、日本は一発も撃たない国だから、そのままになるんじゃないかって計画が、あるんです。それはもう、僕は責任もって断定しますが、それがこの件で、早ければ今年の秋にもなる。何で今年の秋かっていうと、今年の秋には、中国で重大な政治の動きがあるからですね。じゃあそういうことに対しても、えー、日本はどうしたらいいかっていうのを後半、改めて考えますけれど、キーワードはこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、やはり、『やればできる!コロンブスの卵』。尖閣諸島を狙う中国に、日本はどう対応していくべきなんでしょうか。このあと詳しく話していただきます」
青山繁晴
「もう一個、卵あります」
(いったんCM)
山本浩之
「さ、尖閣をめぐる中国の動きに対して、日本はどう備えるべきなのか。もう一つの卵を、よろしくお願いします」
青山繁晴
「はい。もう一つの卵の前に、今、中国では秋に向けて、何が起きそうかってこの、早ければ秋にも、もちろんこれ、まだ分かりませんよ?でも早かったらこの秋にもっていうのはですね、あの、非常に重大な意味があります。えー、これはもう、今から申しておきますが、この秋っていうのはご承知の通り、予定ではいちおう10月ぐらいじゃないかって言われてますけどね、過去の例から見ると。共産党大会が、5年ぶりに開かれるんですが、5年ぶりの共産党大会だけじゃなくて、10年ぶりに、国家主席も首相も交代するんですね。その秋に向けて、実は中国ではとんでもないことが、起きました。はい、これです」
村西利恵
「それが、おとといのことです、イギリス人実業家を殺害した罪で、薄熙来・前重慶市党委員会書記の妻、谷開来被告に執行猶予付きの死刑判決が出ました」
青山繁晴
「ええ。これあの、世界では、っていうかアジアではもう、本当に大ニュースなんですけれども。日本でもけっこうね、この谷開来さんの、谷開来被告の映像とか流れて知ってる人もいると思うんですが、これあの、ちょっと今まで見たことのないような事件で、この薄熙来さんっていう人が重慶でものすごい権力を得ていて、そして、共産党の中央でももっともっと上に行くと言われてた。ところが、突然その失脚が始まったんですが、それは、きっかけは何かというと、この、奥さんが、その、奥さんに取り入ってた、その、お金目的と言われてますけど真相は分かりません、イギリス人の実業家を、自らと、あと、助けの人間も得て、殺してしまったと、自ら手にかけたという事件が摘発されて、そして、谷開来さんのこの写真っていうのは、実はちょっと前の写真で、今、裁判中の写真ってもっとぷっくり太ってるでしょ」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「ね。えーっと、まあ、顔がむくんだ、僕も疲れてむくんでますけど、顔がむくだんとも言えるけれども、同時に、その、すごく追い詰められた感じじゃない、全然ないわけでしょ、もう余裕たっぷりでしかも、囚人服じゃなくて、自分の黒いスーツで、いちおう黒だけども、あの、高級そうな、高級そうかどうかは分かりませんけど、つまりしっかりした服装で普通の服装で出てきてて、もう、はっきり言うと、にやにや笑ってるわけですよ。ということは最初からもう判決の中身は分かってたってことで、裏の取引があったんであろうと、今、どこで一番言われてるかというと、イギリスで言われてるんですよ。イギリスはさすがと言えばさすがで、この実業家にも大きな問題があったのに、イギリスは裁判が公正じゃないと。イギリス人も含めてどんな悪いことやってたのかはっきりさせなきゃいけないのに、死刑判決と言いながら執行猶予付きってのは要は、形は死刑だけどやりません、裁判しようが独立してないって意味だからおかしいって言って、イギリスがすごく言ってるわけですよ。で、その上で、イギリスの情報当局もずいぶん調べてるようですけれども、実はものすごい重大な裏があるから、この取引になったと言われてるんですがそれ何かというと、これです」
村西利恵
「情報当局者によると、中国が隠そうとした事実は、『薄熙来氏が軍の一部と組んでクーデターを起こし、国家主席になろうとした』」
一同
「はあー…、へえー」
青山繁晴
「重慶のスターどころか、軍の一部と、それも、こんな小さな一部ではないようです、かなりの部分と手を組んで、クーデターを起こして、えー、今、胡錦濤さんていう人が国家主席で、えー、習近平さんていう、小沢さんが無理矢理天皇陛下に会わせたところの習近平さんが、この秋の共産党大会で国家主席になるはずが、それを、軍の力を頼んでひっくり返そうという動きがあったと。これは、もう最近の中国の10年20年の歴史では、信じがたいような大事件なんですね」
山本浩之
「そんな野望って実現できるんですか。軍の一部を使ってっていうのは」
青山繁晴
「うん、いや、実現できるとは僕も思えないけれども、しかし、逆に、今ヤマヒロさんがおっしゃったのは大事なことで、これ普通ならできないけど、軍の力を使ったらできると」
一同
「ああー…」
青山繁晴
「つまりそれどういうことかというと、軍は実はけっこう世襲の将軍が多いんですよ。あの、毛沢東さんも政治的には世襲しないって言いながら、その、一族血縁は軍ではすごく出世してるわけですね。そして軍は、この、政権が変わったあとも胡錦濤さんが、影響力は持ちそうだってことをかなり嫌がってる説があるんです。胡錦濤さんは世襲じゃありませんから。だから、その世襲の力をもっと強くするために、その、軍が動いたら、ヤマヒロさんがおっしゃった通り、できるはずのないことができるんじゃないかって雰囲気があったから、薄熙来さんがそういうことを動いて、そして軍が関与してたとか、あるいはお金もものすごく裏で動いたってこと全部封じるために、この形だけの死刑判決にして、その取引が成立してるから、この谷開来被告は、ゆったりしてたというのがどうも真実じゃないかって言われてるわけですね。これは、どういう意味があるかというと、一番深い意味は、一番大事な意味は、これです」
村西利恵
「報じられない中国指導部の深層。秋の共産党大会で、次期指導体制を決める中国指導部は、すべて、軍の顔色をうかがっていると」
青山繁晴
「ええ、これはね、もう一回言いますがさっきのヤマヒロさんの疑問は正しい疑問でね、つまり、普通だったら軍の一部がそこに関与してたならば軍の粛清が行われて、人民解放軍の中もガタガタになるはずでしょ?(一同同意)それがそうじゃなくて、力を持ってるといわれる、つまり、この10年で、この中国を大国にのし上げた胡錦濤さんも、そして次の国家主席に決まってるはずの人も、そして、さっきの薄熙来さんのようないわばトリックスターのような、つまり、変わった人も、みんな実は軍の顔色だけをうかがってるってことなんですよ。だから、尖閣諸島で何が起きかねないかというと、そもそも、尖閣諸島は下に資源があるから中国が急に、1971年から突如として自分のものだと言い出したんですね(一同同意)。海の資源開発というのは、実は、中国においては軍部の仕事なんです。これ世界の常識なんです、中国だけじゃない。日本の自衛隊のように、エネルギー・資源と全く関係持たせてもらえないっていうのは、むしろ変わった国なんですね。ということは、軍は、自分たちの力をもっと強めるために、尖閣諸島に、あの、力をもっと出そうと思うし、同時に、軍の一部にはいわばガン細胞があって、そこがクーデターやろうとしたってことを、今後も押さえ込むためには、軍の力をもっと上げなきゃいけないってことになるわけですね。だから、このさっきの話になるんですよ。もう一回出して下さい」
青山繁晴
「だから、早ければ秋にも偽装漁民、軍によってコントロールされた漁民が、尖閣諸島に上陸して、そこで居座り続ける。実質的に日本は、支配を、実効支配を失うってことになりかねないというのが、この、今、8月の下旬、えー、高校野球もいよいよ決勝戦に近づいた、つまり夏の終わりの、日本とアジアの現実なんです。だから、だから、この尖閣諸島でやる、やるべき、コロンブスの卵って何なのかっていうと、これです」
村西利恵
「尖閣諸島で日本がやるべきことは、施設を建設して、自衛隊を駐留」
青山繁晴
「はい。これはですね、中国の軍部がコントロールして、それだけの大人数が、漁民の形をとってでも出てきた時に、海上保安庁ではもう対処できないっていうよりは、本当はこれ、出てこさせたら駄目なんですよ」
一同
「ああー…、うんー…」
青山繁晴
「出る前に抑止しなけりゃいけない。抑止力を使わなきゃいけない。抑止力は、上陸許してしまった海上保安庁では残念ながらもう無理です。海上自衛隊の実力というのは、本当は、中国海軍よりはまだ上です。皆さん今日その、詳しい話できないけれども、これは世界の常識なんです。特にアメリカ国防総省では、日本の海上自衛隊が世界のナンバー2です。ナンバー1はアメリカ海軍ですよ。だから海上自衛隊の今の力だったら駐留するだけで、抑止力がこれ働くから、さっきの偽装漁民も含めて、事前に、防ぐことが本当はできるんですね。これたまたま、えー、(画像左下について)僕は数年前に、尖閣諸島の、この近辺を海上自衛隊機で見た時の、あの、幹部の、将校の一人ですけども。だから、那覇基地にいらっしゃったわけですね。そして、自衛隊はですね、本当は施設を作らなくても、いつでもどこでもそのまま行くことができます。自己完結できる唯一の、部隊であって、だから被災地も行けるし、PKOも世界中に行けるんですね。自衛隊は今日行けと言われたら、直ちにここに行くことができますから、もう一回言います、やろうと思ったらできるんです。これは国際法に則った正当な行為で、戦争を起こさないための、正しい行為ですから、国民がそれを考えていただきたい」
山本浩之
「つまり、抑止力としてのっていうこと、ですよね」
青山繁晴
「抑止力としての、戦争起こさないために。そして最後に、事のきっかけの北方領土、それは、これです」
村西利恵
「北方領土で日本がやるべきことは、南樺太・千島全島も返還要求すべし」
青山繁晴
「はい、これ実は『アンカー』では何度も触れたんですけど、皆さんちょっとこの地図見ていただくと、自民党政権時代から、つまり自民・民主を問わず、日本の北方領土ってのはこの四島だと、学校でも、僕も教え込まれてきたんですよ。ところが、当の、モスクワに行ったりですよ、あるいはヨーロッパ歩いても、世界の認識は違ってて、本当は日本の北方領土ってのは千島列島全部です。この、一番北の占守島(しむしゅとう)ってとこまで全部で、これカムチャッカ半島(地図右上端)でここは間違いなくロシアですが、あとは全部日本のもので、この樺太も、サハリンじゃなくて、サハリンはロシア語です、樺太の南半分も日本のもので、それはどうしてかというと、日本は戦争に確かに負けましたが、1952年4月28日に、サンフランシスコ講和条約が成立して、その条約で、確かに千島と南樺太は放棄するということが盛り込まれてしまったんです。ところが皆さんご承知だと思いますが、サンフランシスコ講和条約には、ソ連は加わってない、調印してない。今のロシアも、調印する見込みは、ゼロです。従って、何と外務省も、日本政府も、ここは未決着だと公式に言ってるんですよ。未決着じゃなくて、国際法上で言うとですね、日本とロシアの、領土に関する関係っていうのは、実は、日露戦争で日本が勝って、そのあとポーツマス条約を結んだ、その時のままなんです、未だに。従って、まずこれを全部要求するというふうに変えると、何が起きるかというと、外交交渉は話半分ですから、四島全部が帰ることあり得るんです。今、四島と言ってたら、四島って要求してて四島帰ることは絶対ありません。僕は理想論言ってんじゃない、これ昔から外務官僚にずっと青山ちゃんは理想論って言われたんです。違います。リアルに言うと、これ全部正当に要求して初めて、四島が帰る可能性は出てくるんです。外交交渉は半分ですから」
村西利恵
「確かに…」
青山繁晴
「だからこれも、やればできることです。えー、ロシア側と、サンフランシスコ講和条約のことについて堂々とオープンに話し合うことからなり直す。やろうと思ったらできます。コロンブスの卵を、みんなで、みんなでしっかり考えましょう」
山本浩之
「ありがとうございました。えー、“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
来週、青山さんはアメリカ出張のため「アンカー」はお休みだそうです。
でも電話出演の「スタミナラジオ」には出られると思うので、来週はそちらの起こしを考えています。
さて、8月22日放送「めざましテレビ」を見てましたら、日本に住む外国人で母国が周辺国と領土問題を抱えている方々に、竹島・尖閣における日本政府の対応をどう思うか?を聞く企画をやってました。
インド人、フィリピン人、マレーシア人……、皆さん口を揃えて、「我が国は領土では絶対に譲らない」「日本政府の対応は生ぬるい」と言われてました。中には、「ロンドン五輪の時のように、日本人はもっと一致団結を」と言われた方も。
そんな中、一人だけ違う意見を言った人がいました。日本在住歴20年の支那人女性です。
「日本政府の対応は良いと思う」。
そしてこう付け加えました。
「私たちの世代には知恵がないから、棚上げにして、後の人の知恵に任せましょう」。
7月30日放送「TVタックル」で韓暁清さん(中国共産党を賞賛していた女性)と全く同じことを言ったので、思わず笑ってしまいました。
てか、これって中国共産党の常套句なんですよね。
尋ねられたらこういうふうに答えなさいって通達が、中共から世界中の支那人に回ってるのかしら?と思うぐらい、横並びの答え。
ちなみに、この日の「タックル」で、金美齢さんはこう言われたのでした。
「中国が棚上げにしようと言う時は、明らかに自分たちが不利な時」。
それから今日はもう一つ大事なことを、青山さんは言われてましたね。
「(今回尖閣に上陸した)活動家というのはですね、実はほんとは反北京の人が多いんですよ」
「いわゆる民主化活動家、日本だと一見いいイメージで言われるけれども、民主化活動家っていうのは、反日、反北京の人たちがけっこういるんです」
要するに、たとえ中国共産党が瓦解して民主化が達成されたとしても、その民主化された支那はやっぱり反日の可能性が高いってことです。
この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・みんなの党の渡辺代表、橋下氏との会談で党の合流提案
・シリアで死亡した山本美香さん、最後の映像
・反原発デモ代表と野田首相&菅首相が面会
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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「そうですね」
青山繁晴
「それから、その、国際司法裁判所への共同提訴も、その、一顧の、一片の、ね、価値もないと、一顧の価値だにないとまで言い切ってるわけですから、それは、韓国と仲良くやりましょうってことがすでに向こうから蹴られてるのに、そこに大使を戻すってことはですよ、国際社会ではどう受け取られたかというと、右手で何かこの、強そうな姿勢をね、はたくのかって姿勢を見せながら、左手でこうやって握手してるじゃないか日本はと。それは韓国通じて世界にそれを発信してしまってるんですよ」
山本浩之
「なるほど」
青山繁晴
「だから玄葉外務大臣は対外発進力を強めるためなんてことを、心ここにないから目をそらしながら、しどろもどろでおっしゃってましたが、もう本当にあの、こういう外交許しちゃ駄目ですよ」
山本浩之
「そのあたりの日本の対応も含めて、今日は“ニュースDEズバリ”で、まずこの問題を取り上げていただきたいと思いますが」
青山繁晴
「はい。えー、今日は、ヤマヒロさんおっしゃった通り、えー、竹島、尖閣、さらに北方領土を含めた領土の問題やるんですが、キーワードは、これです(フリップ出す)」
山本浩之
「『やればできる!コロンブスの卵』」
青山繁晴
「はい。この、やればできるっていうのは、この、日本は戦争に負けたからこういう、誰とでも仲良くしなきゃいけませんって外交しかできないと思い込んできた、それは違うんです、やればできるんです、それはコロンブスの卵ですということなんですが。実はコロンブスの卵を最近何か学校であんまり教えないのか、若い世代あまり知らないと言われて僕はびっくりしたんですけれども。あの、これあの、すみません、テレビの大半の視聴者にとっては今更の話ですけども、コロンブスがアメリカ大陸を発見したあとに、周りから、いや、なーんだそんなのほんとは誰でもできるんだよ、船に長く乗ってりゃいいんだからって言われた時に、あ、そうですかと。じゃあここに卵ありますねって、卵を手にとって、これ誰か立ててみて下さい。で、何か色々やったけども全然立たないと。で、コロンブスが最後にこれ、こつんと、底を割ったら、ほら立ちましたねと。それみんなは、そりゃ、割れば立つよと言ったんで、ほら、そうでしょうと。やれそうに見えることでも最初にやるのは大変なんですよと。で、同時に、やりにくいように見えても、本当は、ちょっと見方を変えれば、あるいは工夫をしたら、やれることはたくさんあるって意味でもあるわけです。えー、それは、えー、領土問題については一体何なのかっていうことをですね、外務官僚じゃなくて私たち有権者が、今日は一緒に考えましょう」
山本浩之
「はい。では、どんなコロンブスの卵が飛び出すのか。コマーシャルのあと、解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「ま、竹島、それから尖閣諸島、不法上陸が相次ぎましたので、国民の領土への関心は高まっているわけですけれども、ここは一つ冷静に、だけど私たちはどう対応しなければいけないのか、さっそく青山さんの解説お願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。今、ヤマヒロさんがおっしゃった通り、韓国の大統領や香港の活動家が日本の領土に相次いで、竹島・尖閣に不法上陸っていうか、侵入したので(一同同意)、竹島と尖閣諸島には非常に、今、関心が集まってますけど、やっぱり、北方領土を合わせて、その根っこを考えるべきだと思います。そもそも今回の一連の騒ぎは、7月3日に、このメドベージェフ、ロシアのメドベージェフ首相が、大統領時代に引き続いて2回も、国後島を、国後島に侵入したと、いうのが、ま、流れを作っちゃってるわけですからね。この夏の流れは、この人が作ったわけです。だから今日は、3つ、しっかり考えましょうということです。で、まずはやっぱり、えー、竹島から入りたいと思います。はい、えー、まずこれを見ていただけますか」
村西利恵
「青山さんが外務省に訴えてきたことは、20年以上前の記者時代からは、『国際司法裁判所(ICJ)へ提訴せよ』と、言ってこられました。それから2006年に韓国人の潘基文氏が、国連事務総長へ立候補した時から、『当選を許したら、日本は後悔することになる』と、これもおっしゃっていました」
青山繁晴
「はい。ま、これ、あの、僕が言おうとどうしようと、そんなことは、あの、大したこっちゃないっていうか、どうでもいいんですけどね。ちなみにこれ、ペルー事件の時の写真で、これ『アンカー』で、ペルー事件やった時に使った写真なんです。これ、あの、ペルーの貧民窟を見て、1枚だけすごい悲しい顔になってる写真あって、なぜかスタッフは、その悲しい顔になってる写真を(笑)、あの、選んだんですけれども。これあの、なぜ、あの、記者時代からこういうことを話してますって言うかというとですね、これあの、20年以上前ってこれ意味があってですね、あの、要は、1990年代の初めからなんですよ。それどうしてかというと、これ『アンカー』でもやったと思いますけど、韓国というのは、実は国連に加盟したのはつい最近で、えー、つい最近っていうか思ったより新しくて、1991年なんですね。なぜかというと、その年に冷戦が終わりましたからね。えー、日本は今まで、この竹島について、1950年代60年代に合計3回、国際司法裁判所でやりましょうっていうように韓国に呼びかけましたが、いずれも断られたわけですよ(一同同意)。しかしその当時は、韓国は国連に全く加盟してませんから、まあ好きなこと言えたわけです。ところが今言いました通り、1991年になって、冷戦が終わったら、韓国が国連に加盟して、もう、その、国際司法裁判所っていうのは国連の、司法機関ですから、これをやろうって言った時に、韓国はかつてのように、好き勝手に嫌だ嫌だとは言えない。だから、必ず竹島問題はこの国際司法裁判所に、提訴すべきだっていうことを、これ、まさしく外務省担当の記者時代ですけれども、この写真はですね、えー、それ言ったわけです。そして、数数えたらですね、あの、夕べ数えてみたら、たぶん、局長以上、交代していきますね外務官僚は、40人以上、僕、話してると思うんですよ。もうほんとにあの、局長とか大使とか、あるいは筆頭公使とか事務次官とかに話して、返事は全部共通してて、青山ちゃん、青山ちゃんはそうやって言うけれども、韓国が断るんだからしょうがないよと。ね。裁判できなかったら結局、やろうと思っても、あの、できないから、しょうがないじゃないって言われてきたんですよ。それが皆さん今回の竹島問題で、ころっとひっくり返って」
岡安譲
「ほんとですねー」
青山繁晴
「韓国が断ってるのは今も同じでしょ?でも今、例えば僕がつい先日外務官僚に電話して、ずいぶん変わったねって言ったらですね、いやいや、いやいや、それは、それはね、って、あの、理由を説明されたんですが、韓国は断っても今、韓国は今、国連に加盟してるからね、その、いつまでも断れるかどうか分かんないし、断れば断るほど韓国の立場悪くなるから、断られても意味があるんだよって(一同笑)。で、僕はどうしたかというと、それもう、ほんとに吹き出したんですよ(笑&一同笑)」
村西利恵
「いや、ほんとそうですね」
青山繁晴
「それは、あんた20年以上前から僕が言ってることじゃないですかと。よくもそうやって一夜にして豹変しますねって言ったんですが、その時向こうは、その、また、あの、僕から文句言われたと思ったみたいですが、そういう気持ちもありますよ?でも、本当に、その時に外務官僚にも、外務官僚も日本国民ですから分かってほしかったのは、やれないやれないっていう思い込み、日本は戦争に負けて資源がない国だから、弱い立場だからやれないと思ってることが違うんですと。それは敗戦後外交で、もう敗戦の時代はとっくに終わってるんですと。やろうと思ったらできるんですと。それを分かってほしかったんですよ。で、そのことに加えてですね、えー、これ実はですね、今、問題になってることの一つですなんです。実はこの、潘基文さんっていうその、韓国の、外務官僚です。この人ははっきり言うとただの韓国の外務官僚ですよ?その人が2006年に国連の事務総長になりたいって手を上げた時にですね、この時もう、僕は記者を辞めて今の立場になってましたが、その、記者時代からお付き合いの、はっきり言うと長くて深い、外務官僚たちに電話をして、特に良心があると、思う人に電話をして、この当選許しちゃ駄目だと、必ず日本は、領土問題で、特に後悔することになりますよって言ったんですが、日本はその時どうしたかというと、国連代表部の大使だった大島賢三さん、ね、原子力規制委員会のメンバーになると言われてて」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「だから良心派って言われてるこの大島さんが中心になってですよ、もうあの、アジアの代表として、アジアの国連事務総長、前もいたんですけど、とにかく日韓関係考えても、もうこの人(潘基文)を絶対推薦だって日本がそれを押し上げたんですよ。ところが今この国連事務総長はどうなってるかというと、日本では全然報道されないけど、国連の中では、事務次長からこんな無能な人はいないって言われたり、公然とですよ?あの、辞任を要求されたり。あるいは、あまりにも立場が韓国に偏ってて、こんな不公平な事務総長は困るって言われてて、日本では全然それ報道されないけど、竹島問題について今現在、この国連事務総長が何て発言されたかというと、これは、当事者で解決して下さいと」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「これ、意味分かりますね(一同同意)。当事者でって、国連のトップですよ?国際司法裁判所は国連の専門機関ですよ?事務総長が、裁判所に、かけるな、日本と韓国の間で解決すべきだ、要するに裁判嫌だと言ってるわけですよ」
村西利恵
「おかしいですね」
青山繁晴
「はい。だからそれが実は2006年の時から始まってるんですが。やればできる、コロンブスの卵だっていうのは、今、今、これあきらめることないんですよ。なぜかというと、今なぜ僕は、国連事務総長、今、評価されてないって言ったかというと、悪口を言ったんじゃなくて、彼(潘基文)は実は立場がすごく弱いんですよ。日本は国連に2番目にお金を出してる国で、1番目はアメリカですからね、日本が、こんな偏ったことを言う事務総長は、辞めるべきだと言われたら、潘事務総長は困るから、今、この国連事務総長の立場を、ひっくり返すことをやろうと思ったらできるんですよ。韓国が頼みにしてる事務総長が態度が変わったら、国際司法裁判所への裁判っていうのは、提訴っていうのは実は実る可能性があるんですよ。できないと思わないで、事務総長に圧力を、正当な圧力をかけるべきです。はい。その次に、次は当然、尖閣諸島ですね。はい、出して下さい」
村西利恵
「尖閣諸島への不法上陸の経緯です。8月12日に、活動家ら14人が香港を出港し、15日に、14人のうち7人が魚釣島に上陸しました。警察と海上保安本部が、入管難民法違反容疑で、全員を現行犯逮捕。17日に、香港へ強制送還しています」
青山繁晴
「うん、皆さん今ご承知のいきさつですけど、この絵をご覧になるとね、やっぱり絶望感を感じる国民の方も、そりゃ少なくないと思うんですよ。これ沖縄県石垣市の私たちの島ですが、そこに外国の旗がこうやって公然と立てられてしまったわけ、やすやすと立てられてしまった。しかしこの、尖閣諸島を守ることについても、実はやればできる、コロンブスの卵が実はあるんです。そのコロンブスの卵とは、尖閣については何なのかを考える前に、実はもう1個僕らは、この国の主人公、唯一の主人公である有権者として考えなきゃいけないことがあって、それは野田政権を、申し訳ないですが僕は今までこういうこと言ったことないんですが、倒さないといけないです。倒すって言っちゃいけないですか。報道番組ですから。その、野田政権は交代しないといけないです。なぜかというと、今、野田政権がやってしまったことが、国際社会ではとんでもない、受け止め方をされてるんです。それ何をやったかというと、ひとつはこれです」
村西利恵
「この不法上陸について、海上保安官によると、『魚釣島への上陸は、阻止することも可能だったが、官邸の指示は、「逮捕は上陸したあと」だった』(一同驚き)」
青山繁晴
「これ、全くメディアに出てこないんですね。で、僕は今、海上保安庁の公式な政策アドバイザーをしてます(一同同意)。だから、当然、長官以下、よく存じてますが、(証言者の海上保安官は)もちろん長官じゃありませんよ、長官じゃありませんけど、いわゆる幹部の方々に、一人ではいけないから何人も何人も電話したんですが、見事に全員一致してて、海上保安庁としては、本来は、海の警察官として、そして優秀な巡視船持ってるんだから、あの、たった、一つの船が来ただけですから、阻止をして、その、上陸させないってことは可能だったけれども、官邸から非常にはっきりした、意思で、つまり国土交通省通じて、海上保安庁ってのは国土交通省の一部ですからね、上からの指示として、その、海で止めるな、船がひっくり返ったり、溺れたりしたら大変だと。そうじゃなくて、もう上陸してもしょうがないと。で、上陸してもすぐ逮捕するんじゃなくて、言いたいことを言わせて、じっくり話を聞いてから逮捕しろと。だから上陸したし、上がってから20分以上時間があったから、ああやって外国の旗を立ててしまったんですよ。ということは国際社会には、日本は尖閣諸島を守る気がないんじゃないかという、メッセージに実はなってる。そして中国に対しては、もっと恐ろしいメッセージになってます。それはこれです」
村西利恵
「この対応で、中国へ、尖閣は占領できるという間違ったメッセージを発してしまった」
青山繁晴
「はい。で、えー、これはですね、もともと中国は、この尖閣諸島を、に、上陸して、占領してしまったら、日本は一発も撃てない国だから、それをどけることはできないんじゃないかっていう考えはあったんですが、それが、今や確信に変わろうとしてる。それはなぜかというとですね、実はあの、尖閣諸島の魚釣島に上陸してしまった、その、活動家というのはですね、実はほんとは反北京の人が多いんですよ」
一同
「はあー…うん…」
青山繁晴
「実は香港の中でも、中国と一緒になるのは嫌だと、あの、(映ったVTR見て)この人がっていうんじゃなくて、この中のメンバーのかなりの人数にですね、明らかな反体制活動家、いわゆる民主化活動家、日本だと一見いいイメージで言われるけれども、民主化活動家っていうのは、反日、反北京の人たちがけっこういるんです(一同同意)。だから実は、この人たちは今までも計画立てたけど、今までは中国に押さえ込まれて、ろくな行動できなかったんですよ。だから今回一番驚いてるのは、この活動家たち自身だって話を僕、中国側からも聞いてるんです。それなぜかというと、まず今度は邪魔されないで船を出されたと。出たら、ここに日本の船がいるから止められると思ったら、それがやすやすとくぐり抜けられて、旗まで立てられたと。中国も日本も不思議だっていうのが、実は活動家の感覚であって、そして、それだからこそ、何かよく分かんないけどやりやすくなったから、この秋にもまた行こうっていう話を公然としてるわけなんで(一同同意)。じゃあ、中国の本音って一体何だったのかというと、こうです」
村西利恵
「情報当局者によると、『今回、中国は反体制活動家らを使って、尖閣諸島に上陸したらどうなるか、試した』」
青山繁晴
「はい。つまり今までは、その、尖閣諸島に行きたいと言ってる、特に香港の活動家は、中国にとっても反体制が多かったから止めてたけども、今回、竹島の件があり、その前に北方領土の件があり、つまり、メドベージェフさんと、李明博大統領の件があったから、今回はもうこんな奴らだからどうなってもいいからはっきり言うと、ちょっと使ってみようかっていうふうになったっていうふうに情報当局は実はつかんでるわけですよ」
一同
「なるほど…」
青山繁晴
「官邸にもこの話は入れたと、あの、責任ある立場の人が言ってます。入れたけど何の反応もなかったそうです。その上でですね、まんまと成功したから、恐ろしいことですが、次は何が懸念されるかというと、これです」
村西利恵
「『次は、早ければ秋にも、偽装漁民が尖閣諸島に上陸し、居座り続ける恐れがある』」
一同
「ああー…」
青山繁晴
「これはですね、あの、情報当局だけじゃなくて、実は海上保安庁、そしてほんとは海上自衛隊、ね、そういう色んな関係機関の中に、共通の認識であったのは、特にこれから秋の台風シーズンが危ないと。その、台風で、漁民が、その、避難すると。つまり不法上陸じゃなくて避難しただけですって言いながらですね、ドッとものすごい人数の、何百人も、下手すると1000人を超えるような人たちが、このへん、狭い島だけども、わーっと入ってきて、実はそれは、中国の、海軍の下にある、その、要するに、えーっと、漁を監視するって名目になってるけどほんとは海軍の指示で動く、やつがほんとはコントロールして、上げちゃう(上陸させちゃう)と。上げちゃったあと居座った時に、日本は一発も撃たない国だから、そのままになるんじゃないかって計画が、あるんです。それはもう、僕は責任もって断定しますが、それがこの件で、早ければ今年の秋にもなる。何で今年の秋かっていうと、今年の秋には、中国で重大な政治の動きがあるからですね。じゃあそういうことに対しても、えー、日本はどうしたらいいかっていうのを後半、改めて考えますけれど、キーワードはこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、やはり、『やればできる!コロンブスの卵』。尖閣諸島を狙う中国に、日本はどう対応していくべきなんでしょうか。このあと詳しく話していただきます」
青山繁晴
「もう一個、卵あります」
(いったんCM)
山本浩之
「さ、尖閣をめぐる中国の動きに対して、日本はどう備えるべきなのか。もう一つの卵を、よろしくお願いします」
青山繁晴
「はい。もう一つの卵の前に、今、中国では秋に向けて、何が起きそうかってこの、早ければ秋にも、もちろんこれ、まだ分かりませんよ?でも早かったらこの秋にもっていうのはですね、あの、非常に重大な意味があります。えー、これはもう、今から申しておきますが、この秋っていうのはご承知の通り、予定ではいちおう10月ぐらいじゃないかって言われてますけどね、過去の例から見ると。共産党大会が、5年ぶりに開かれるんですが、5年ぶりの共産党大会だけじゃなくて、10年ぶりに、国家主席も首相も交代するんですね。その秋に向けて、実は中国ではとんでもないことが、起きました。はい、これです」
村西利恵
「それが、おとといのことです、イギリス人実業家を殺害した罪で、薄熙来・前重慶市党委員会書記の妻、谷開来被告に執行猶予付きの死刑判決が出ました」
青山繁晴
「ええ。これあの、世界では、っていうかアジアではもう、本当に大ニュースなんですけれども。日本でもけっこうね、この谷開来さんの、谷開来被告の映像とか流れて知ってる人もいると思うんですが、これあの、ちょっと今まで見たことのないような事件で、この薄熙来さんっていう人が重慶でものすごい権力を得ていて、そして、共産党の中央でももっともっと上に行くと言われてた。ところが、突然その失脚が始まったんですが、それは、きっかけは何かというと、この、奥さんが、その、奥さんに取り入ってた、その、お金目的と言われてますけど真相は分かりません、イギリス人の実業家を、自らと、あと、助けの人間も得て、殺してしまったと、自ら手にかけたという事件が摘発されて、そして、谷開来さんのこの写真っていうのは、実はちょっと前の写真で、今、裁判中の写真ってもっとぷっくり太ってるでしょ」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「ね。えーっと、まあ、顔がむくんだ、僕も疲れてむくんでますけど、顔がむくだんとも言えるけれども、同時に、その、すごく追い詰められた感じじゃない、全然ないわけでしょ、もう余裕たっぷりでしかも、囚人服じゃなくて、自分の黒いスーツで、いちおう黒だけども、あの、高級そうな、高級そうかどうかは分かりませんけど、つまりしっかりした服装で普通の服装で出てきてて、もう、はっきり言うと、にやにや笑ってるわけですよ。ということは最初からもう判決の中身は分かってたってことで、裏の取引があったんであろうと、今、どこで一番言われてるかというと、イギリスで言われてるんですよ。イギリスはさすがと言えばさすがで、この実業家にも大きな問題があったのに、イギリスは裁判が公正じゃないと。イギリス人も含めてどんな悪いことやってたのかはっきりさせなきゃいけないのに、死刑判決と言いながら執行猶予付きってのは要は、形は死刑だけどやりません、裁判しようが独立してないって意味だからおかしいって言って、イギリスがすごく言ってるわけですよ。で、その上で、イギリスの情報当局もずいぶん調べてるようですけれども、実はものすごい重大な裏があるから、この取引になったと言われてるんですがそれ何かというと、これです」
村西利恵
「情報当局者によると、中国が隠そうとした事実は、『薄熙来氏が軍の一部と組んでクーデターを起こし、国家主席になろうとした』」
一同
「はあー…、へえー」
青山繁晴
「重慶のスターどころか、軍の一部と、それも、こんな小さな一部ではないようです、かなりの部分と手を組んで、クーデターを起こして、えー、今、胡錦濤さんていう人が国家主席で、えー、習近平さんていう、小沢さんが無理矢理天皇陛下に会わせたところの習近平さんが、この秋の共産党大会で国家主席になるはずが、それを、軍の力を頼んでひっくり返そうという動きがあったと。これは、もう最近の中国の10年20年の歴史では、信じがたいような大事件なんですね」
山本浩之
「そんな野望って実現できるんですか。軍の一部を使ってっていうのは」
青山繁晴
「うん、いや、実現できるとは僕も思えないけれども、しかし、逆に、今ヤマヒロさんがおっしゃったのは大事なことで、これ普通ならできないけど、軍の力を使ったらできると」
一同
「ああー…」
青山繁晴
「つまりそれどういうことかというと、軍は実はけっこう世襲の将軍が多いんですよ。あの、毛沢東さんも政治的には世襲しないって言いながら、その、一族血縁は軍ではすごく出世してるわけですね。そして軍は、この、政権が変わったあとも胡錦濤さんが、影響力は持ちそうだってことをかなり嫌がってる説があるんです。胡錦濤さんは世襲じゃありませんから。だから、その世襲の力をもっと強くするために、その、軍が動いたら、ヤマヒロさんがおっしゃった通り、できるはずのないことができるんじゃないかって雰囲気があったから、薄熙来さんがそういうことを動いて、そして軍が関与してたとか、あるいはお金もものすごく裏で動いたってこと全部封じるために、この形だけの死刑判決にして、その取引が成立してるから、この谷開来被告は、ゆったりしてたというのがどうも真実じゃないかって言われてるわけですね。これは、どういう意味があるかというと、一番深い意味は、一番大事な意味は、これです」
村西利恵
「報じられない中国指導部の深層。秋の共産党大会で、次期指導体制を決める中国指導部は、すべて、軍の顔色をうかがっていると」
青山繁晴
「ええ、これはね、もう一回言いますがさっきのヤマヒロさんの疑問は正しい疑問でね、つまり、普通だったら軍の一部がそこに関与してたならば軍の粛清が行われて、人民解放軍の中もガタガタになるはずでしょ?(一同同意)それがそうじゃなくて、力を持ってるといわれる、つまり、この10年で、この中国を大国にのし上げた胡錦濤さんも、そして次の国家主席に決まってるはずの人も、そして、さっきの薄熙来さんのようないわばトリックスターのような、つまり、変わった人も、みんな実は軍の顔色だけをうかがってるってことなんですよ。だから、尖閣諸島で何が起きかねないかというと、そもそも、尖閣諸島は下に資源があるから中国が急に、1971年から突如として自分のものだと言い出したんですね(一同同意)。海の資源開発というのは、実は、中国においては軍部の仕事なんです。これ世界の常識なんです、中国だけじゃない。日本の自衛隊のように、エネルギー・資源と全く関係持たせてもらえないっていうのは、むしろ変わった国なんですね。ということは、軍は、自分たちの力をもっと強めるために、尖閣諸島に、あの、力をもっと出そうと思うし、同時に、軍の一部にはいわばガン細胞があって、そこがクーデターやろうとしたってことを、今後も押さえ込むためには、軍の力をもっと上げなきゃいけないってことになるわけですね。だから、このさっきの話になるんですよ。もう一回出して下さい」
青山繁晴
「だから、早ければ秋にも偽装漁民、軍によってコントロールされた漁民が、尖閣諸島に上陸して、そこで居座り続ける。実質的に日本は、支配を、実効支配を失うってことになりかねないというのが、この、今、8月の下旬、えー、高校野球もいよいよ決勝戦に近づいた、つまり夏の終わりの、日本とアジアの現実なんです。だから、だから、この尖閣諸島でやる、やるべき、コロンブスの卵って何なのかっていうと、これです」
村西利恵
「尖閣諸島で日本がやるべきことは、施設を建設して、自衛隊を駐留」
青山繁晴
「はい。これはですね、中国の軍部がコントロールして、それだけの大人数が、漁民の形をとってでも出てきた時に、海上保安庁ではもう対処できないっていうよりは、本当はこれ、出てこさせたら駄目なんですよ」
一同
「ああー…、うんー…」
青山繁晴
「出る前に抑止しなけりゃいけない。抑止力を使わなきゃいけない。抑止力は、上陸許してしまった海上保安庁では残念ながらもう無理です。海上自衛隊の実力というのは、本当は、中国海軍よりはまだ上です。皆さん今日その、詳しい話できないけれども、これは世界の常識なんです。特にアメリカ国防総省では、日本の海上自衛隊が世界のナンバー2です。ナンバー1はアメリカ海軍ですよ。だから海上自衛隊の今の力だったら駐留するだけで、抑止力がこれ働くから、さっきの偽装漁民も含めて、事前に、防ぐことが本当はできるんですね。これたまたま、えー、(画像左下について)僕は数年前に、尖閣諸島の、この近辺を海上自衛隊機で見た時の、あの、幹部の、将校の一人ですけども。だから、那覇基地にいらっしゃったわけですね。そして、自衛隊はですね、本当は施設を作らなくても、いつでもどこでもそのまま行くことができます。自己完結できる唯一の、部隊であって、だから被災地も行けるし、PKOも世界中に行けるんですね。自衛隊は今日行けと言われたら、直ちにここに行くことができますから、もう一回言います、やろうと思ったらできるんです。これは国際法に則った正当な行為で、戦争を起こさないための、正しい行為ですから、国民がそれを考えていただきたい」
山本浩之
「つまり、抑止力としてのっていうこと、ですよね」
青山繁晴
「抑止力としての、戦争起こさないために。そして最後に、事のきっかけの北方領土、それは、これです」
村西利恵
「北方領土で日本がやるべきことは、南樺太・千島全島も返還要求すべし」
青山繁晴
「はい、これ実は『アンカー』では何度も触れたんですけど、皆さんちょっとこの地図見ていただくと、自民党政権時代から、つまり自民・民主を問わず、日本の北方領土ってのはこの四島だと、学校でも、僕も教え込まれてきたんですよ。ところが、当の、モスクワに行ったりですよ、あるいはヨーロッパ歩いても、世界の認識は違ってて、本当は日本の北方領土ってのは千島列島全部です。この、一番北の占守島(しむしゅとう)ってとこまで全部で、これカムチャッカ半島(地図右上端)でここは間違いなくロシアですが、あとは全部日本のもので、この樺太も、サハリンじゃなくて、サハリンはロシア語です、樺太の南半分も日本のもので、それはどうしてかというと、日本は戦争に確かに負けましたが、1952年4月28日に、サンフランシスコ講和条約が成立して、その条約で、確かに千島と南樺太は放棄するということが盛り込まれてしまったんです。ところが皆さんご承知だと思いますが、サンフランシスコ講和条約には、ソ連は加わってない、調印してない。今のロシアも、調印する見込みは、ゼロです。従って、何と外務省も、日本政府も、ここは未決着だと公式に言ってるんですよ。未決着じゃなくて、国際法上で言うとですね、日本とロシアの、領土に関する関係っていうのは、実は、日露戦争で日本が勝って、そのあとポーツマス条約を結んだ、その時のままなんです、未だに。従って、まずこれを全部要求するというふうに変えると、何が起きるかというと、外交交渉は話半分ですから、四島全部が帰ることあり得るんです。今、四島と言ってたら、四島って要求してて四島帰ることは絶対ありません。僕は理想論言ってんじゃない、これ昔から外務官僚にずっと青山ちゃんは理想論って言われたんです。違います。リアルに言うと、これ全部正当に要求して初めて、四島が帰る可能性は出てくるんです。外交交渉は半分ですから」
村西利恵
「確かに…」
青山繁晴
「だからこれも、やればできることです。えー、ロシア側と、サンフランシスコ講和条約のことについて堂々とオープンに話し合うことからなり直す。やろうと思ったらできます。コロンブスの卵を、みんなで、みんなでしっかり考えましょう」
山本浩之
「ありがとうございました。えー、“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
来週、青山さんはアメリカ出張のため「アンカー」はお休みだそうです。
でも電話出演の「スタミナラジオ」には出られると思うので、来週はそちらの起こしを考えています。
さて、8月22日放送「めざましテレビ」を見てましたら、日本に住む外国人で母国が周辺国と領土問題を抱えている方々に、竹島・尖閣における日本政府の対応をどう思うか?を聞く企画をやってました。
インド人、フィリピン人、マレーシア人……、皆さん口を揃えて、「我が国は領土では絶対に譲らない」「日本政府の対応は生ぬるい」と言われてました。中には、「ロンドン五輪の時のように、日本人はもっと一致団結を」と言われた方も。
そんな中、一人だけ違う意見を言った人がいました。日本在住歴20年の支那人女性です。
「日本政府の対応は良いと思う」。
そしてこう付け加えました。
「私たちの世代には知恵がないから、棚上げにして、後の人の知恵に任せましょう」。
7月30日放送「TVタックル」で韓暁清さん(中国共産党を賞賛していた女性)と全く同じことを言ったので、思わず笑ってしまいました。
てか、これって中国共産党の常套句なんですよね。
尋ねられたらこういうふうに答えなさいって通達が、中共から世界中の支那人に回ってるのかしら?と思うぐらい、横並びの答え。
ちなみに、この日の「タックル」で、金美齢さんはこう言われたのでした。
「中国が棚上げにしようと言う時は、明らかに自分たちが不利な時」。
それから今日はもう一つ大事なことを、青山さんは言われてましたね。
「(今回尖閣に上陸した)活動家というのはですね、実はほんとは反北京の人が多いんですよ」
「いわゆる民主化活動家、日本だと一見いいイメージで言われるけれども、民主化活動家っていうのは、反日、反北京の人たちがけっこういるんです」
要するに、たとえ中国共産党が瓦解して民主化が達成されたとしても、その民主化された支那はやっぱり反日の可能性が高いってことです。
この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・みんなの党の渡辺代表、橋下氏との会談で党の合流提案
・シリアで死亡した山本美香さん、最後の映像
・反原発デモ代表と野田首相&菅首相が面会
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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