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安倍4月参拝社説にとりあえずツッコミ

 細切れぼやきは、中国ガス田、“遺棄化学兵器”、拉致問題。

 まずは表題の件。
 安倍さんの4月靖国参拝の件で各紙社説が来てます。
 (読売だけ来てない。この時間帯、すでに8/6付の読売社説もYOMIURI ONLINEに掲載されてるんですが、8/6付も来てない)
 お盆進行で仕事忙しいけどツッコミ魂が燃えてしまう!
 急いで書いたので普段以上にまとまりのないエントリーになってますが(しかも引用多すぎ)、平にご容赦を〜<(_ _)>
 
毎日社説8/5:安倍氏靖国参拝 「この先」は明確な言葉で
 安倍晋三官房長官が今年4月、ひそかに靖国神社を参拝していた。長官自身は「行ったか行かなかったかについて申し上げるつもりはない」と事実確認を拒んでいる。「この先どうするかも同じだ」とも語った。
 秘密参拝は前例がある。1992年11月、宮沢喜一首相が「極秘参拝」をした、といわれている。この時は、文字通り神のみぞ知る隠密行動だった。しかも「事実」が明らかになったのは、政治的影響が希薄になってからだった。
 それに比べると、安倍長官の秘密参拝は、すでに動き出した自民党総裁選と直接からんでいる。
 次期首相となる人物が靖国神社参拝にどのような立場をとるかは、歴史認識やアジア外交に直結する重大なテーマである。8月15日の終戦記念日に小泉純一郎首相が参拝するかどうかとも関連して、内外から注目されている。
 総裁選の有力候補者のひとり、谷垣禎一財務相は「首相になったら靖国参拝は控える」と言い切った。麻生太郎外相も「公の立場を踏まえて適切に判断する」と語っている。
 安倍長官は、現時点で最有力候補者と見られている。その安倍氏が4月に参拝を終えたということは、8月15日を含めて今年いっぱいはもう参拝しないということだろう。そういう計算のうえに、秘密参拝の事実が明かされたのかもしれない。
 中国や韓国への外交的な配慮もうかがえる。公然と参拝したら、首相・外相・官房長官は在任中に靖国神社参拝をひかえるという紳士協定に反している、と中国が非難しただろう。
 では、「参拝済み」の安倍氏は総裁選で靖国問題を語らずにすむだろうか。そうではない。次のリーダーを目指す以上、総裁選の争点となる問題には明確な答えを準備していなければならない。
 首相の靖国神社参拝が日中間で外交問題となるのは、参拝という行為それ自体に問題があるからではない。靖国神社に合祀(ごうし)されているA級戦犯が問題なのである。
 日中共同声明には「中国政府は、日中両国民の友好のために、日本国に対する戦争賠償の請求を放棄することを宣言する」と明記されている。中国は、ここでいう「日中両国民」の中に「一握りの軍国主義者」を含めていない。日本軍国主義者と、戦争に駆り出された日本国民を区別することで賠償放棄の論理を組み立てたからである。共同声明作成の段階で、日本側もそれを了解していた。
 「一握りの軍国主義者」(A級戦犯)に日本の首相が参拝したら賠償放棄の前提が崩れるという中国の論理に対し、小泉首相は論理的な反論のないまま、参拝を続けてきた。
 次期首相を目指す安倍氏が靖国神社参拝で中国を納得させうる論理を持っているのかどうか。「この先どうするか」こそ、国民が知りたいことだ。他の総裁候補者はそれぞれ語っている。難しい問題である。だからこそ、小手先ではなく、真剣な言葉を聞きたい。
毎日新聞 2006年8月5日 0時26分

<公然と参拝したら、首相・外相・官房長官は在任中に靖国神社参拝をひかえるという紳士協定に反している、と中国が非難しただろう。>

 紳士協定は王毅大使が勝手に言ってるだけ。こちら参照。

<首相の靖国神社参拝が日中間で外交問題となるのは、参拝という行為それ自体に問題があるからではない。靖国神社に合祀(ごうし)されているA級戦犯が問題なのである。……(中略)……「一握りの軍国主義者」(A級戦犯)に日本の首相が参拝したら賠償放棄の前提が崩れるという中国の論理に対し、小泉首相は論理的な反論のないまま、参拝を続けてきた。>

 小泉首相は「A級戦犯」をお参りしてるのではないんですが。そのことは首相もこれまで何度も説明してきたと思うんですが。
 そもそもが、A級戦犯合祀が公になったのは1979年。中国が文句言ってきたのは1985年。「一握りの軍国主義者(A級戦犯)に日本の首相が参拝したら賠償放棄の前提が崩れる」と言うのであれば、なぜ中国はこの間何も言ってこなかったんですか?

 たとえ中国政府の論理が「A級戦犯を分祀すれば参拝OK」だとしても、中国人民はそうは思ってません。
 前回(8/4付エントリー)でも紹介したけど、「言論NPO」と北京大学などが行った日中共同世論調査(朝日新聞8/3参照)によると、中国側は日本の政治家による靖国神社参拝について、30%は「戦犯を外せば参拝してもよい」と答えていますが(但し質問は『戦犯』の区分に言及していない)、51%は「どんな条件でも反対」と強い拒否反応を示してます。つまりこの人たちは「参拝という行為それ自体に問題がある」と思っているんです。

<次期首相を目指す安倍氏が靖国神社参拝で中国を納得させうる論理を持っているのかどうか。「この先どうするか」こそ、国民が知りたいことだ。>

 先ほど紹介した日中共同世論調査によれば、中国側の実に98%が「日中関係の悪化の責任は日本にある」と言っている。こんな国をどうやって納得させるというのか。
 いや、違う。なぜ自国の慰霊について他国を納得させる必要があるのか。日本は中国の植民地ではないのですよ。

 小泉首相は「戦没者の霊に対して哀悼の誠をささげ、二度と戦争を起こしてはならないという気持ちで参拝している」旨、何度も何度も説明してきました。が、中国も韓国も決してそれらを理解しようとはしてこなかった。
 日本と中国、韓国とでは文化も習慣も宗教観も異なっています。特に中国は共産主義。唯物論の国。そもそも慰霊とか死者の魂に手を合わせるという概念が最初からないのです。
 たとえ中韓が「靖国」を理解できたとしても、それを認めたら外交的敗北になります。だからいくら説明したところで、彼らは「納得しました」なんて絶対に言わない。

 国内のサヨクにも似たようなもの。イデオロギー的敗北になるので「納得しました」なんて絶対に言わない。
 彼らにとって、「日本は侵略をした悪い国」「A級戦犯は極悪非道」「アジアの皆さんごめんなさい」という結論ありきなのですから。

 場当たり外交の韓国・盧武鉉政権はともかく、中国共産党は「靖国」を対日交渉カードとしてきちっと計画を立てて、有効活用しようとしてきました。
 が、小泉さんがあの調子なので(^_^;、その計画は大きく狂ってしまいました。毎日新聞社説子(というか日本のマスコミの大多数)はきっと中共の現状を知らないんでしょう。

 以下、『諸君!』9月号掲載、上村幸治・獨協大学教授の論文<靖国カードで「小泉孤立化」に失敗した中国>を参考にしつつ書きます。

 中共指導部の第十一次五カ年計画(2006年〜)というのがあります。
 単位GDP(国内総生産)当りのエネルギー消費を20%削減することを決めました。
 本物の経済大国になるため、電気製品、機械、紡績などの分野で、国際社会に通用するブランド品を作ることも決めました。黄河が干上がってきたので、水(水不足)問題にも取り組む。環境対策も推進することを決めました。
 そのためには日本の資金と技術が必要です。だからこれを導入することに決めました。日本の思惑とは関係なく、すでに党内部でそういう方針をまとめているのです。だから何が何でも日本との関係を改善しないといけない。
 しかも靖国問題に象徴される「歴史カード」を手放さず、それを強化しないといけない。日本に引き続き道義面での負い目を感じさせないと、対日交渉を有利に進められないからです。

 ということで、中共は「靖国問題を放置したら経済にも影響が出る」「靖国問題さえ解決すれば全てうまくいく」というプロパガンダを日本に対し繰り返し行ってきました。
 が、小泉さんは5年間ついに折れることがなかった。日本国民もこの間に中国のいろんな面を見せられて学習してきましたから、そんなプロパガンダには易々とは乗らなかった。

 「靖国問題を放置したら経済にも影響が出る」
 →実際は日中は経済ではうまくいっている。

 「靖国問題さえ解決すれば全てうまくいく」
 →尖閣諸島、教科書、相次ぐ領海侵犯、ガス田、遺棄化学兵器、ODA不要論など次々に浮上する難問。靖国問題が解決したところで他の問題が解決なんかするはずはないと、ほとんどの日本人は考えている。

 中共は「靖国」カードを上手く使って対日外交を有利に進めようと思っていたのに、完全に裏目に出てる。
 胡錦濤指導部はまだ権威も求心力もない。日本の資金や技術をあてにせざるをえなくなる。

 上村幸治教授曰く。
 「胡錦濤指導部は胸突き八丁に差し掛かっている。社会の混乱がこわいから民主化に踏み込めない。民主化できない以上、国民の不満をどこかにそらすしかない。しかしそのために反日感情をあおると、制御不能のデモが起きてしまう。
 だから罪をすべて小泉にかぶせて譲歩してもらおう。そうすれば中国国民の憂さも晴れるし、対日関係も改善でき、資金も技術も入ると思ったのだろう。
 しかし国内政策ですら計画通りに進められないのに、対日政策だけ思うように出来るわけはない。このあたりの日本に対する無神経さは、江沢民時代を含めたこの5年間を通じてついに変わらなかった。大きな勘違いだよと、誰か日本の政治家が教えてあげるべきだった」

 要するに「靖国」でドツボにはまってるのは中国の方なんです。日本のマスコミは全く逆方向に伝えてますけどね。

 ……話を戻します。

<次期首相を目指す安倍氏が靖国神社参拝で中国を納得させうる論理を持っているのかどうか。「この先どうするか」こそ、国民が知りたいことだ。>

 サヨクメディアが思ってるほど、国民は総裁選で靖国問題に重きを置いてません。
 ↓先日も紹介したけど今一度。

 読売新聞社が行った「ポスト小泉」に関する第2回ネットモニター調査(7月7〜11日実施)によれば、9月の自民党総裁選で争点にすべき課題(複数回答)は以下の通り。
 (調査結果PDFファイルより引用)

   1位 年金や医療など社会保障制度改革 76.5%
   2位 財政の健全化 57.0%
   3位 北朝鮮問題 54.8%
   4位 景気・雇用対策 52.2%
   5位 治安・犯罪対策 46.3%
   6位 防衛・安全保障 45.7%
   7位 子育て支援など少子化対策 45.3%
   ……中略……
   13位 靖国神社問題 19.9%

 もっとも富田メモが出される前の調査だから、靖国問題は今はもう少し上位に行ってるでしょう。
 実際メモが出た後の世論調査を見ると、「首相の靖国参拝に賛成か?反対か?」については「反対」が増えてる。
 が、ここで重要なのは、「にもかかわらず、参拝賛成派の安倍さんが高い支持率を誇っている」という事実。国民が靖国問題を特に重視していないことの表れです。

 毎日社説に時間取りすぎた。あとは軽く流させてもらいます。

西日本新聞社説8/5:靖国論争から逃げるのか 安倍官房長官
 安倍晋三官房長官が今年4月、靖国神社を参拝していたことが分かり、内外に波紋が広がっている。
 安倍氏は「外交、政治問題化する中で参拝したか、しないかについて申し上げるつもりはない」と確認を避け、9月の自民党総裁選で争点にすることには、重ねて否定的な見解を示した。
 自身が首相になった場合の対応についても、明言を避け続けている。
 だが、それで済むだろうか。安倍氏が次期首相の最有力候補であることは、衆目の一致するところだ。安倍氏自身が指摘しているように、靖国問題は外交上の難問と化し、政治問題となっている。
 だからこそ、次期首相候補としてこの問題にどう対応していくつもりなのか、自身の考えを国民の前に明らかにするのが筋ではないのか。
 安倍氏がいかに否定しようが、靖国問題は既に、自民党総裁選の争点になっている。
 いち早く正式な立候補表明に踏み切った谷垣禎一財務相は、小泉純一郎首相の靖国神社参拝が中国、韓国との関係を阻害しているとの認識を示した上で、自身の対応については「首相になったら参拝は控える」と明言した。
 立候補が確実とみられている麻生太郎外相は、靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)が問題になっていることに関し、非宗教法人化してA級戦犯の分祀(ぶんし)を図る考えを示唆している。
 また、自身の出馬に含みを残しながら「非安倍勢力」の結集を模索する山崎拓前副総裁は、「だれもがわだかまりなく参拝できる施設」として、特定の宗教によらない国立戦没者追悼施設の必要性を訴えている。
 最有力候補の安倍氏が態度をあいまいにしたままでは、「論争から逃げた」とのそしりをまぬがれまい。
 安倍氏は、4月に靖国神社を参拝したかどうかに関する公式確認は避ける一方で、「戦没者への尊崇の念を表する気持ちは持ち続けたい」などと語り、靖国神社に対する心情的共感を強くにじませている。
 これに対し、韓国の政府当局者が遺憾の意を示し、与党幹部や閣僚からも「アジアとの関係は重要。もう少し慎重な方がいい」などと批判する声が上がるなど、早くも複雑な波紋が広がっている。
 首相就任後に靖国神社に参拝すれば、さらに過激な反応が生じることは想像に難くない。
 安倍氏周辺では、今後当面は政治的・外交的配慮を優先させ、参拝を見送るのではないか、との観測が流れている。
 安倍氏本人にそうした気持ちがあるのなら、諸外国の警戒感を解くためにも、早めに「見送り」を表明すべきだ。
 逆に参拝を続けるつもりなら、予想される激しい反発や批判にどう対処するのか、明確な理論と戦略が必要だ。

 安倍さんが今回も含め、首相に就任しても参拝の有無を明言する考えのないことを改めて強調したことについて、前回、私はこう書きました。
 
 明言して堂々と行ってほしい気もしますが、戦没者の慰霊というごく当たり前のことをわざわざ「いつ行きます」とか明言する習慣を作ってしまうのは愚かなことですから、これで正解でしょう。

 もともと「靖国」は外交問題ではなく国内問題です。が、中韓の内政干渉によって純粋に国内問題として語れないのが現状。である以上、そこで何を語ろうが国益にはプラスにならない。だから語らない。これが安倍さんの考えなんじゃないでしょうか。

 私は安倍さんは靖国参拝を“正常化”しようとしてるんだろうと思う。昔は首相が参拝したからっていちいちニュースにもならなかった。「靖国」を取り巻く環境はとても静かだった。時間はかかるだろうけど、そんな状態に戻そうとしてるんだと思います。

朝日社説8/5:安倍氏の参拝 これでは解決にならない
 安倍官房長官がこの春、靖国神社に参拝していたことが明らかになった。
 ただ、安倍氏は参拝を公表せず、きのうの記者会見でも「この問題が外交問題化、政治問題化しているなか、行くか行かないか、参拝したかしないかについて言うつもりはない」と口を濁した。
 もともと熱心な参拝推進論者の安倍氏である。小泉首相の参拝も強く支持してきた。だが、内閣の要である官房長官として参拝すれば外交的、政治的な問題になるのは避けられない。ならばひそかにお参りすればいい――。こんな思惑からのことだったのだろうか。
 だが、参拝を期待する人々にはその事実を知ってほしい。この二律背反を乗り越えるには、のちに報道で伝わるという形が必要だったのかもしれない。
 安倍氏が認めるように、この問題は日本の政治、外交をめぐる大きな焦点になっている。口をつぐんで済まされる問題ではない。自民党総裁選の最有力候補とされる安倍氏ならなおさらだ。きちんと考えを語る責任があるはずだ。
 安倍氏が首相になれば、靖国神社に参拝するかどうかが常に問題であり続ける可能性が大きい。その場合も、こうした方式で切り抜けようということなのだろうか。
 大勢の警備陣に囲まれ、マスコミの目も格段に多くなる首相に、果たして可能な策だろうか。
 それに結果的に参拝の事実が明らかになるのなら、この5年の小泉首相と変わらないことになる。是非をめぐって国内の世論は分裂し、中国や韓国などとの外交的な行き詰まりは続く。
 ポスト小泉の時代を担う政治家には、この不幸な状況をどう乗り越えるか、明快な出口を示すことこそが求められている。ひそかに参拝するという抜け道のような手が、その答えになるとはとても思えない。
 折しも、昭和天皇がA級戦犯の合祀(ごうし)に不快感を抱き、それが理由で靖国参拝を取りやめていたことが明らかになったばかりだ。
 総裁選に名乗りをあげた谷垣財務相は、参拝を控えると表明した。党内ではA級戦犯の分祀論や、別の追悼施設をつくる案なども議論されている。この問題を解きほぐし、外交を立て直す策はないか、政治の真剣な努力が続いている。
 急逝した安倍氏の叔父、西村正雄・元興銀頭取は死の少し前、「次の総理になにを望むか」という題で月刊誌に寄稿した。その中で、こう述べている。
 「A級戦犯が合祀されている靖国神社への総理の参拝を正当化する理屈は、国内では通用しても国際的にはまったく通用しない。中国・韓国から言われたから参拝を止めるのではなく、自ら過去の戦争責任を自覚して現実的な外交を優先すべきである」(「論座」7月号)
 安倍氏にも、真正面からこの問題に向き合ってもらいたい。

<安倍氏が首相になれば、靖国神社に参拝するかどうかが常に問題であり続ける可能性が大きい。>

 朝日の願望でしょ。

<この問題を解きほぐし、外交を立て直す策はないか、政治の真剣な努力が続いている。 >

 顔が中国に向いたままで、ね。

<折しも、昭和天皇がA級戦犯の合祀(ごうし)に不快感を抱き、それが理由で靖国参拝を取りやめていたことが明らかになったばかりだ。 >

 昨日(8/4)の社説に続いてまたですか。まさに水戸黄門の印籠ですな。
 朝日は富田メモが出て以降、「天皇の政治利用はいけない」と言ってた時もあったけど(拙エントリー7/26付:朝日変節まとめ参照)、結局、正々堂々と(?)利用することに決めたみたいですね。

 だけど今日ここで紹介した社説を見渡しても朝日新聞だけですよ、「昭和天皇」に触れてるのは。
 さらには急逝した安倍さんの身内まで動員して安倍さんを批判。
 もうなりふりかまっちゃいられない!ということですな。読んでるこっちが恥ずかしくなる。

中日新聞(東京新聞)8/5付:危険なゲームはだめだ 安倍氏と靖国
 安倍晋三官房長官の靖国参拝が明らかにされた。四月半ばのことをこの時期になぜ、と意図をいぶかる人もいるだろう。伝えたいメッセージがあるのなら堂々と述べよ。中韓両国もここは冷静に。
 これは、四月十五日に参拝したから、八月十五日をはじめ今年は靖国神社に行かない、との意思表示か。それとも首相になれば参拝の事実はこういう形で事後に示唆する、ということなのか。
 疑問はまだある。就任以来毎年の参拝で物議を醸し続ける小泉純一郎首相の退陣が来月に迫り、後継づくりの自民党総裁選が本格化しつつあるこの時期、である。
 立候補が予定される谷垣禎一氏は参拝を控えるとしているし、麻生太郎氏も現実的な姿勢をにじませる。唐突な“情報開示”に争点をぼかす計算があるとしたら、別の意味での靖国の政治利用であるだろう。
 事実関係の確認を求められた記者会見で「したかしないか申し上げるつもりはない」と語った。国内外の非難や抗議を回避するための弁ならば、アジア外交の立て直しが喫緊の今、見え透いた姑息(こそく)な手法とけなされても仕方ない。
 批判から身をかわし、一方で国民の中の反中国、反韓国感情をあおるのは危険な世論操作だ。一国の首相を志す人がすべきことでない。
 安倍氏は衆院議員に当選以来ずっと参拝を続けているという。かねて「国のために戦い、命を落とした方に祈りをささげるのは当然」と語っている。気になるのは、先の戦争評価は歴史家に委ねるとして、口を閉ざしていることだ。
 少なくとも小泉首相は靖国に合祀(ごうし)されているA級戦犯の戦争責任を認めている。そこに参拝する論理矛盾を首相は十分説明していない。A級戦犯容疑のかかった岸信介氏を祖父に持つ安倍氏は、首相をまねるのかどうか、うかがっておきたい。
 四月の参拝にあたって安倍氏は内閣官房長官と記帳している。それが中国や韓国を刺激するのを知らないはずがない。あえて騒ぎを大きくするところは「ゲーム感覚」を疑う。
 もちろん靖国問題をこじらせた責任は小泉氏にある。後継候補を結果的に傷つけることになれば、自民党にとっても不幸なことだろう。首相は虚心に考えることだ。重ねて、残余の任期中の参拝回避を促す。
 中韓両国民の空気が、気がかりである。ようやく小泉後へ、関係改善の兆候が見え始めているときだ。過剰な反応はまた双方の世論を不必要に刺激する。互いに感情論を制すべきなのは、言うまでもない。

<立候補が予定される谷垣禎一氏は参拝を控えるとしているし、麻生太郎氏も現実的な姿勢をにじませる。>

 東京新聞8/4付朝刊「麻生氏、参拝せぬ意向」は事実に反する記事とのことですが(詳細は麻生さん公式サイトを参照)、社説は事実に反したまま突っ走ってるようですね。
 時間がないので調べてませんが、東京新聞以外の、読売新聞、時事通信、日本テレビは訂正報道したんですか?

<唐突な“情報開示”に争点をぼかす計算があるとしたら、別の意味での靖国の政治利用であるだろう。>
<批判から身をかわし、一方で国民の中の反中国、反韓国感情をあおるのは危険な世論操作だ。>

 あんた、そりゃ「屁理屈」やわ。

<A級戦犯容疑のかかった岸信介氏を祖父に持つ安倍氏>

 「安倍晋三はA級戦犯容疑者の孫なんですよ〜」ってか?田中眞紀子なみの卑しさですね。

<あえて騒ぎを大きくするところは「ゲーム感覚」を疑う。>
<もちろん靖国問題をこじらせた責任は小泉氏にある。>

 もはや突っ込む気力も湧きません。

産経社説8/5:安倍氏靖国参拝 戦没者への当然の行為だ
 安倍晋三官房長官が今年4月に靖国神社を参拝していたことが分かった。安倍氏がふだんから持っている戦没者に対する気持ちを表した、閣僚としても当然の行為だ。ことさら自民党総裁選の争点にすべき問題ではない。
 安倍氏が靖国参拝したのは、春の例大祭に先立つ4月15日早朝だ。モーニング姿で「内閣官房長官安倍晋三」と記帳し、玉ぐし料を私費で払い、昇殿参拝した。小泉純一郎首相が同じような形で行った靖国参拝をめぐる訴訟で、最高裁は違憲確認を求めた原告の訴えを退けている。安倍氏の靖国参拝も、憲法上の問題は生じない。
 ただ、中国への強いメッセージになったことは間違いない。王毅駐日大使は昨年4月、自民党本部での講演で、昭和60年8月15日の中曽根康弘元首相の公式参拝後、首相、官房長官、外相の3人は参拝しないとの「紳士協定」を日中間で交わした、と述べた。紳士協定自体、極めて疑わしいもので、日本政府はこれを認めていない。
 小泉首相に加え、安倍氏が官房長官として靖国神社を参拝したことは、日本政府が改めて明確に紳士協定の存在を否定したといえる。
 安倍氏は「戦没者のために手を合わせ、冥福を祈り、尊崇の念を表する気持ちは持ち続けたい」と話す一方で、「この問題が外交、政治問題化している中で、参拝したか、しないか、申し上げるつもりはない。問題をさらに拡大すべきではない」としている。
 与党内の反応はさまざまだ。
 自民党の武部勤幹事長は「憲法の下で信教の自由があるので、誰が参拝しても問題はない。政治問題化すべきでないとの見方が大勢で、総裁選への影響はない」と強調した。他方、加藤紘一元幹事長は「官房長官は政府を代表する閣僚だ。行ってほしくなかった。安倍氏は東京裁判否定論が根底にあるので、事態は深刻だ」と述べた。
 案の定、韓国は「大変遺憾なことだ」(外交通商省)と反発し、中国は「隣人が一番嫌がることを控えめにするのが東洋人の伝統だ」(王毅大使)と皮肉めいた批判をしている。
 国内で靖国問題を考えることは必要だが、あえて外交問題化させることで喜ぶのはどの国か。政治家もマスコミももう一度、よく考えるべきだ。

 突っ込む箇所がありません。

日経社説8/4:避けられぬ靖国問題の総裁選争点化
 安倍晋三官房長官が4月15日に靖国神社を参拝したことが明らかになった。小泉純一郎首相は「毎年、靖国神社を参拝する」と公言しているが、小泉内閣の外相と官房長官は外交上の配慮からこれまで靖国神社参拝を控えてきた。次期首相の最有力候補である安倍氏の参拝は内外に波紋を広げ、自民党総裁選で靖国問題が大きな争点になるのは避けられない情勢になってきた。
 安倍氏はかねて小泉首相の靖国参拝を強く支持してきた。首相になった場合の対応についても「戦没者の方々、国のために戦って倒れた方々のために手を合わせてご冥福をお祈りし、尊崇の念を表する気持ちは持ち続けたい」と語ってきた。
 安倍氏は4日の記者会見で「(靖国神社に)行くとか行かないとか、行ったとか行かなかったとか申し上げるつもりはない」と述べ、参拝の事実について否定も肯定もしなかった。仮に首相になってもそうした態度を堅持する考えを示し、「靖国問題が外交問題化、政治問題化しており、それをさらに拡大すべきではない」と語った。これみよがしに靖国神社に参拝する小泉流とはひと味違う安倍氏の手法に注目したい。
 小泉首相は3日配信のメールマガジンで靖国問題について「私を批判するマスコミや識者の意見を突き詰めていくと、中国が反対しているから靖国参拝はやめた方がいい、中国が嫌がることはしない方がいいということになる」と述べている。A級戦犯合祀(ごうし)問題には触れずに「どのようなかたちで哀悼の誠をささげるのか、これは個人の自由だと思う」とも語っている。
 こうした小泉首相のかたくなな態度はいただけない。A級戦犯合祀に割り切れない思いを抱く遺族や国民は少なくない。中国、韓国の反発だけでなく、米欧の世論も厳しい目を向けている。こうしたことを一切無視して「心の問題だ」「個人の自由だ」と開き直るのは一国の首相として無責任である。
 小泉首相に比べると安倍氏の対応には一定の配慮もうかがえる。総裁候補である谷垣禎一財務相は首相になったら靖国参拝を自粛する考えを明確にした。麻生太郎外相も「参拝は個人の信条と公の立場を踏まえて適切に判断する」として靖国参拝には慎重姿勢を示すとみられる。
 総裁選では各候補が個人としての靖国への思いと日本国首相としての立場をどう調和させるのかを真剣に議論し、この問題をできるだけ政治問題化、外交問題化させないための知恵を競い合うべきである。

 「中国に配慮してこれみよがしに参拝しない安倍さん」を評価してる。
 日経はもう全てが中国目線なのね〜と、改めて確認しました。

 日経と言えば、産経(紙面のみ)に以下の記事が載りました(産経とってるのに気づかなかった私って一体……(T^T))。

日経、4月に杉田社長訪中 唐氏と会談 報じず
1 :ちゃふーφ ★ :2006/08/04(金) 20:44:54 ID:???0 ?2BP(20)
日本経済新聞社の杉田亮毅社長が4月13日に中国の唐家セン国務委員と会談していながら、その事実を同紙がまったく報道していないことが3日、分かった。唐国務委員はその席上、日本のメディアが中国の対日政策を日本国民が正しく認識するよう導くことを期待すると述べたという。
中国の新華社電によれば、会見は北京の釣魚台国賓館で行われた。唐国務委員は「中日関係は国交正常化以来、これまでにない困難に直面している」という認識を示したうえで、「われわれは『日本経済新聞』はじめ日本のメディアが現在の中日関係と中国の対日政策を日本国民が正しく認識するよう導き、中日関係の改善と発展のために積極的かつ建設的な役割を果たすよう期待している」と発言。
これに対して杉田社長は、「日中関係は、現在、重要な時期にあり、日本経済新聞は両国民の理解増進、日中関係の改善のため積極的に努力したい」と表明したという。
唐国務委員は外交部長時代の平成13年、日中外相会談で当時の田中真紀子外相に「(小泉首相の)靖国参拝はやめなさいと”厳命”しました」と発言した人物。
産経新聞の取材に対して日経新聞社長室は会談の事実を認めた上で、「公式のインタビューではなく、かつ発言には特段のニュース性がないと判断し、記事にしませんでした」とコメントしている。

外交評論家の田久保忠衛さんは「新聞社の社長が中国首脳と会った事実を紙面で1行も報道しないということがあり得るか。しかも相手は靖国問題で中国側の司令塔といわれている唐家セン国務委員だ。記事にしていないという事実は、会談の内容が外に漏れてはならない性質のものだったと考えないわけにはいくまい」と強い疑問を投げかけている。

ソース(産経新聞)
http://up2.viploader.net/pic/src/viploader252164.jpg

↓潮匡人さんの日経批判も併せてどうぞ。

【コラム・断】日経と名乗る中国紙 評論家・潮匡人
 今月一日付各紙夕刊が最新防衛白書の概要を伝えている。首都圏で夕刊のない産経を除けば、朝日の記事が最も的確公正であった。
(中略)
 驚いたのは「対中関係に波及も」と題した日経記事だ。「日米関係を重視し、中国や北朝鮮に強硬路線をとる小泉政権の外交方針に沿った形だが、こうした『脅威論』が日中関係をさらに冷え込ませる可能性もある」「タカ派色が強まったことは否定できない」と批判。さらに「九月の自民党総裁選や来年の参院選における論戦にも影響しそうだ」と世論を誘導した。
 自国の防衛より対中関係に配慮する。「中国に『透明性』求める」(朝日)白書を「強硬路線」「脅威論」「タカ派色」と非難する。これでは日経ならぬ中国経済新聞である。
 蛇足ながら以上は、先月二十日付朝刊一面で富田メモを「A級戦犯靖国合祀 昭和天皇が不快感」との見出しで即断した日経「スクープ記事」にも通ずる編集方針ではないだろうか。(評論家・潮匡人)
<産経新聞>

 朝日ばかりが槍玉に挙げられがちですが、日経も相当ひどいもんですな。
 朝日はイデオロギーで中共様マンセー。
 日経は商売根性で中共様マンセー。


※参考リンク
 ・JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル>渡部昇一に靖国問題で論破された中国大使
 ・泥酔論説委員の日経の読み方


・・・・・・細切れぼやき・・・・・・


中国、東シナ海の「白樺」ガス田で生産開始(日経)
 【北京=桃井裕理】中国石油大手、中国海洋石油(CNOOC)は東シナ海の日中中間線付近にあるガス田「白樺」(中国名・春暁)の生産を開始していたことを4日までに自社ホームページ上で明らかにした。中国側が一方的に独自生産に踏み切ったことで、日中両国のガス田共同開発に向けた交渉は難航する可能性が高い。
 海洋石油は2日、ホームページ上に国家発展改革委員会の張国宝副主任が7月23日に浙江省の同社施設を視察したニュースを掲載。その中で張副主任が「春暁ガス田の1期工程はすでに全面的な生産段階に入った」と語ったと伝えた。 (00:02)

 靖国で騒いでる間にこんなことになってますけど(T^T)
 王毅大使。「隣人が一番嫌がることを控えめにするのが東洋人の伝統」ではなかったんですか?


大成建設が1千万円受注工作?…旧日本軍化学兵器処理
 旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器の処理事業を巡り、大手ゼネコン「大成建設」(東京都新宿区)が事業の情報収集費用などとして、入管難民法違反の罪で有罪判決を受けたコンサルタント会社社長で中国人の章健・元被告(51)に約1000万円を支払っていたことが4日、警視庁公安部の調べでわかった。
 章元被告は、同社が事業を受注できるよう在日中国大使館の幹部に働きかける文書を作成していたほか、宴会などを通じて中国政府関係者を同社側に引き合わせていたという。総費用数千億円に上る巨額事業の舞台裏の一端が明るみに出たことで、今後の業者選定のあり方が問われそうだ。
 公安部の調べなどによると、章元被告が社長を務めるコンサルタント会社「中国事業顧問」(中央区)の銀行口座には、2003年10月〜04年6月、大成建設から5回に分けて計約1000万円が振り込まれていた。章元被告はこの入金と前後する03年秋〜04年春、5回、中国に渡航し、03年9月には大成建設の担当者も同行していた。05年6月に北京市内で開いた宴席には中国政府関係者も出席し、同社担当者と遺棄化学兵器処理事業などについて意見交換しており、同社が費用を負担していた。
(読売新聞) - 8月5日3時7分更新

 やっぱりねぇ。この事業は総額1兆円以上もの巨額のカネ(もちろん私たちの血税)が中国につぎ込まれるかもしれんって規模なんですから。中国側の利権はもちろん、日本側にも何かしらの利権は存在して当然。

※参考リンク
 ・月刊「正論」7月号 特集・中国“遺棄化学兵器”問題/旧日本軍兵器引継書を読み解く(1)
  (3)まであります。


「第三国か韓国で面会を」金英男さん家族が横田夫妻に
 横田めぐみさんの夫とされる韓国人拉致被害者、金英男(キム・ヨンナム)さん(44)の家族が、めぐみさんの両親に対し、英男さんや娘のキム・ヘギョン(ウンギョン)さん(18)とともに、「韓国か第三国で会いませんか」と打診していたことがわかった。
 めぐみさんの父親、滋さん(73)は「仮に会ったとしても、2人が北朝鮮に戻るなら本当のことは話さないだろう」と話し、面会には消極的な姿勢を示している。
 滋さんらによると、7月下旬、韓国人拉致被害者の家族で作る「拉北者家族の会」の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表が、日本政府の内閣官房拉致問題連絡・調整室に電話で、「(両家族の)面会を一度きりで終わらせたくないが、北朝鮮には招待なしではいけない。韓国か第三国で会うのはどうか」と伝えてきた。この提案は、英男さんの姉、金英子(キム・ヨンジャ)さんの意向だという。
(読売新聞) - 8月5日13時17分更新

 崔成竜(「救う会」を歴史問題と絡めて盛んに批判してるオッサン)はもうマジ北の工作員では。
 会う場所が韓国だろうと第三国だろうと、監視員がくっついてる限り、北で会うのと変わりないわけで。
 滋さん、この記事では冷静に見えますが、テレビのニュースとか見てると(どこの局か忘れた)、けっこう気持ちが揺れてる的な報道もあった。ちょっと心配です。

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Comments

親日的な第三国でやって、日本に連れてきちゃうとかできないかな・・・
まあ、毎日も勝手な括弧つけると歴史しらねえね。一部の軍国主義者の個人名挙げてみて欲しいものですな。ノータリン。でも、もしやガス田が中国としては本命だったりしてね。総裁選で忙しくともきちんと問題化しろよマスゴミと悪態付いて寝ますw
kmura | 2006/08/06 04:03 AM
 政教分離問題化が失敗したので、中国の意向を受けて、戦犯問題にシフトしているのでしょう。
 しかし、煽動の結果、東京裁判の実態が注目され、逆効果になる可能性はありますね。
 
 中国侵略の象徴的A級戦犯は松井大将であり、中国側は彼が「民間人虐殺を命令しながら、自己の犯罪隠蔽のため観音像を建立し、東京裁判法廷でも虚偽証言で犯罪を否定したが、死刑判決を受け卒倒し、MPに引きずり出された。」かのように愛国教育しているようです。
 しかし、中国人を絶滅させようとしていたというC級は無罪。通例の戦争犯罪を命令したというB級も無罪。中国侵略のA級も無罪というのが、歴史的事実です。
 現地軍の「戦闘」に過ぎなかった盧溝橋事件と比較すれば、上海から南京までの「戦争」を指揮した松井大将はA級戦犯にしたかったのでしょうが、A級無実は、逆に中国側の上海「侵略」行為を否定出来なかった証明です。
 死刑は、彼の命令に反し部下が行った犯罪行為の不作為責任を負わされただけであり、死刑に際し日本軍の軍紀弛緩を憂い、反省を即する為の死刑は容認する旨語っていたと言われています。
 ABC各級無罪であった人間を処刑しておいて、中国が全有罪であったかのようなプロパガンダを行い、日本の首相が「戦犯は犯罪者」というのも、双方戦争犯罪が何かを理解していない証明でしょう。
福原 | 2006/08/06 06:01 AM
>ツッコミ魂が燃えてしまう!

ゥアッチー! ツッコミくっくり? めちゃ暑いと思いますが、体調管理にご留意を(^o^)ノシ
hiro | 2006/08/06 09:38 AM
満州事変の関東軍司令官の本庄繁陸軍大将や支那事変の時の近衛首相も靖国に祀られてるのに、支那は文句は言わないですな。
筒井 | 2006/08/06 01:38 PM
富田メモ後に行われた世論調査ならば、FNNのがありますね。
 ↓
http://www.sankei.co.jp/news/060801/sha002.htm

靖國神社への参拝云々はさすがに「陛下のお言葉」には弱い日本人だけあって即座に反応してますがw靖國問題の争点化に対しては明らかに反対が多く、メモ公表以前とあまり変わってないことが確認出来ます。
ゴトウ | 2006/08/06 02:38 PM
ちょっといいですか〜。
国際法上、犯罪者でもない方を奉った神社に参拝するのを中国は反対するのか?
日中間で条約を結び過去を清算したと考えるが中国は国際常識も知らないのか?
中国では戦争で亡くなった自国民を慰霊しないのか?
戦争指導者は別だと言うが毛沢東はより多くの中国人民を死に追いやったのではないのか?
日本を軍国主義だと言うが日本は戦後61年間戦争も侵略もしてないが中国は数々の戦争をし今現在チベット、ウイグルを侵略し民族浄化をし自国民を宗教弾圧して臓器ビジネスを行っていないのか?

こんな事を中国に向かって堂々と言える首相の誕生を願ってます。
take | 2006/08/06 05:29 PM
すいません。
忘れてました。
富田メモに関してこんなのもあります。
http://sky.ap.teacup.com/deep/
日経がメモ公開しないからとうとう貼り付けられたメモ自体がコラージュされた可能性まで取りざたされてます。
take | 2006/08/06 05:39 PM
朝日に言いたいのですが、中国を納得させるには、日本が中国の実質的な植民地になるしかないでしょう。朝日は日本国を第二のチベットにしたいとしか思えません。
金満 | 2006/08/06 11:25 PM
つっこみ魂がうずいてるんですね(ウケました)。上の方もおっしゃっているように、中国は日本が属国にならない限り満足しないと思います。毅然とした態度で中国を怒らせるくらいが丁度良いのです。
日経はマトモな新聞かと思ってましたが、富田メモでかえって信頼を失ったかも…少なくとも私はそうです。
おれんじ | 2006/08/07 12:17 AM
とりあえず,”願望”に笑えた!
toorisugari | 2006/08/07 12:50 AM

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朝日新聞の靖国社説好きにはツッコまねばなるまいて | 正義とは人の数だけ存在する相対的なものである@nifty | 2006/08/06 12:04 PM
リンク: asahi.com :朝日新聞今日の朝刊-8月4日社説1_靖国参拝 嘆
カラス頭がまた日本を枯らす頭、 | 言っちゃうぞ-!【政治革命を目指す】民意を政治に反映させる為に提案します。 | 2006/08/06 01:17 PM
首相が官房長官が個人の自由と主張する、靖国参拝。それでいて 足跡は 日本の首相小泉純一郎とか、官房長官 安倍シンゾとか書いている。個人の自由なら 肩書きなど書いて欲しくない。小泉純一郎は靖国参拝を公言して首相になった。だから私は靖国
靖国は低レベルの争点 | 電脳空間「高天原」 | 2006/08/07 10:00 AM
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朝日新聞の詭弁に惑わされるな! | Empire of the Sun太陽の帝国 | 2006/08/07 09:08 PM
 一昨日の投稿記事で重大な書きもらしがあったので、補足しておきたい。  それはま