百人斬り訴訟と靖国合祀中止訴訟
『ぼやきくっくり』を縮小する考えを昨日表明しましたが、さっそく皆さんから温かいお言葉を多数かけていただき、ほっとしています。ありがとうございます。
お言葉に甘えて、今後はぼちぼちとマイペースでやらせていただきます。
それにしても、宵の口に更新するとめっちゃ楽ですわ。夜が長い。たっぷり読書に使えます。夫もゴキゲンさんです(いや、別にノロケでは……(^^ゞ)
今日は二本立て。百人斬り訴訟と靖国合祀中止訴訟。
あと、細切れぼやき。
お言葉に甘えて、今後はぼちぼちとマイペースでやらせていただきます。
それにしても、宵の口に更新するとめっちゃ楽ですわ。夜が長い。たっぷり読書に使えます。夫もゴキゲンさんです(いや、別にノロケでは……(^^ゞ)
今日は二本立て。百人斬り訴訟と靖国合祀中止訴訟。
あと、細切れぼやき。
■2審も軍人遺族の請求棄却 百人斬り「虚偽と言えぬ」(共同通信)
・「百人斬り競争」訴訟、二審も本社などが勝訴(朝日新聞)
検証もなしに証言をそのまま記事にするのは、ジャーナリズムとしては下の下です。
が、当時は戦時下で、内容が疑わしいものであっても戦意を高揚させる記事が奨励されていましたから、毎日新聞(当時は東京日日新聞)の記事が書かれてしまったこと自体は仕方ないのかもしれません。
でも客観的に見れば、こんな記事はすぐウソだとわかりますよね。百人も斬るなんてまず物理的に無理ですし、南京攻略戦は銃撃戦が主で、日本刀による“殺人ゲーム”なんか起こり得ない状況だったんですから。
なのにそれがこの裁判では、「当時『百人斬り』と報道される競争をした事実は否定できず、記事は虚偽とは言えない」となってしまう。
それにしても本多勝一。この男だけは絶対許せん!(-.-#)
本多勝一は『中国の旅』(昭和46年に朝日新聞で記事連載、その後朝日新聞社から単行本、文庫本として発行)に、中国共産党側から提供された中国人の証言を検証もせずに載せました。
中国人の証言、それは「日本でも当時一部で報道されたという有名な話なのですが」という前置きで語られた、二人の日本兵による「中国人(民間人)の百人斬り」でした(この時、野田毅少尉と向井敏明少尉の実名は出さず、「N」「M」という表記にされていました)。
この時点でおかしい。戦中の毎日新聞の記事は「戦闘中の行為」だったのに、『中国の旅』では「民間人虐殺」に変化してる。しかも、本多勝一の言い分は「中国人の証言通りに書いただけ」。ジャーナリスト失格。
その後、本多勝一の主張は、昭和61年発行の『南京への道』で、「捕虜の据えもの百人斬り」に変化。平成11年発行の『南京大虐殺否定論13のウソ』の中でも、同じ主張をしています。
本多勝一が「捕虜の据えもの百人斬り」と主張した根拠は二つあるようです。
まず、雑誌『中国』昭和46年12月号に掲載された志々目彰氏の小学校時の体験談。昭和14年春に母校に来た野田少尉がそのような話をしたと。
また、「捕虜の据えもの斬りは支那事変当時極めてありふれた現象だった」という●野晋太郎(●=弟へんに鳥)の記述。
が、志々目証言は子供時代の記憶。●野氏の記述は単なる一般論。
それプラス、この裁判の過程で出てきた新資料があります。野田・向井両少尉と同じ大隊に所属していた望月五三郎の手記『私の支那事変(私家版)』。
が、こちらもほぼ半世紀後の昭和60年に、記憶によって書かれた回想記で、つじつまの合わない記述や完全な間違いが200箇所もあります(原告側の指摘による)。
とにかく、元記事を後付けの解釈でどんどん変化させていったデタラメな記述を、「それぞれの記述は全く虚偽とは言えない」なんて判断されたら、もう書いたもん勝ちの世界じゃないですか。書かれた方の身にもなれよ。ご遺族は未だに苦しんでいるんですよ。
これが刑事裁判だったら「疑わしきは罰せず」ってなるんだろうけど、民事裁判ですからなぁ。
朝日新聞の記事によれば、
※参考文献
・「正論」2005年11月号
またもや司法の媚中!?「百人斬り」訴訟判決の不当を糺す(弁護士・高池勝彦)
・「諸君!」2005年12月号
なぜ名誉棄損にならないのか「南京百人斬り訴訟」顛末記(ジャーナリスト・阿羅健一)
※参考リンク
・本宮ひろ志先生の『国が燃える』南京事件捏造問題を考察してみるHP and と学会会長『山本弘』先生のトンデモ歴史観をウォッチングするHP>据えもの斬りという虚構(2)
・現代史の見直しを当然とする理由(田辺敏雄氏のサイト)>私見「百人斬り」裁判
※拙ブログ関連エントリー
・05/8/24付:「百人斬り」訴訟〜請求棄却は納得行かない
(つながらない時はこちらのキャッシュを)
従軍カメラマン・佐藤振壽さんの証言は必見です。
あと、すっかり忘れてましたが、当の毎日新聞社ですら自社出版物の中で、「百人斬りは事実無根だった」と認めてるんですよね。その件も紹介してます。
■<靖国合祀中止訴訟>韓国人遺族の請求棄却 東京地裁
まず確認しておきたいのは、韓国人(朝鮮人)の志願兵制度が始まったのは昭和13年。徴兵制度は昭和19年3月から。但し訓練期間中に終戦となり、前線に動員された人はほとんどいませんでした。
よって、戦死して靖国神社に祀られた韓国人の元軍人・軍属のほとんどは徴用ではなく志願した人だと思うんですが……。
で、これ、何で靖国神社を訴えないんですか?何で国なの?
たぶん例によってバックに日本のサヨクとか弁護士がついてると思うんですが、だったら国は行政の普通の業務として通知を出しただけで、祀ったのはあくまでも神社サイドというのは知ってるはず。
だから、こういう結果になるのは最初から想定できたんじゃないんですか?
やはり政治的意図を感じますわ。とにかく「日本政府」を悪者にしたいんでしょう。他の請求を見たらわかる。戦場で死傷したことへの賠償だとか、BC級戦犯にさせられたり、シベリアに抑留させられたことへの賠償だとか。
昨年、靖国参拝訴訟で大阪高裁が傍論(裁判長の私見であり法的拘束力なし)で「違憲判断」を出したけど、そういう“おこぼれ”を狙ってるんじゃないんですか?
それに、もし靖国神社が「韓国人だから」(当時は日本人だが)という理由で合祀しなかったとしたら、そっちの方が「民族的、宗教的人格権侵害」になりませんか?
韓国人に言っても無駄だろうけど、台湾人の元兵士や遺族の多くは「日本のために戦ったんだから合祀は当然」「首相の参拝はありがたい」という考え方のようですよ。
例をあげておきます。これは台湾の議員・高金素梅らが起こした靖国訴訟(先ほど書いた「違憲判断」が出た訴訟)に反駁する台湾人・鍾暁星氏の所見です。
・台湾独立建国聯盟>言論広場>靖国参拝訴状を見て(鍾暁星 2003/08/05)
長いので省略しましたが、ぜひ全文読んでみて下さい。鍾暁星氏が平均的な日本人以上に靖国神社について、また「靖国問題」についても理解されているのがわかります。
※参考リンク
・日韓関係の近現代史(杉本幹夫氏のサイト)>3.日本の朝鮮統治期 ? (『日本』平成15年6月号)
・・・・・・細切れぼやき・・・・・・
■「米、参拝干渉せず」 シーファー駐日大使
駐日大使の発言は重いですよね。少なくとも下院国際外交委員会の委員長の発言よりは。
(小泉首相の靖国参拝を批判してるヘンリー・ハイド委員長のこと。日本で言えば、参議院の外交防衛委員長の舛添要一みたいな立場?)
■遺棄化学兵器:中国、新たな負担要求 処理施設計画は中断
また中国のタカリですか!(-.-#)
しかしこれ、産経でなく毎日が伝えるとは予想してませんでした。
もっとも遺棄化学兵器問題をちゃんと伝えるマスコミって、まだほとんどないんですよね。米軍の移転費用の件では騒ぐのに、この件に関してはダンマリ。金額面で言うなら、こっちも1兆円単位の負担になる可能性あるのに。
ところで、前にコメント欄でご紹介いただいた戸井田とおる議員の国会質問(この問題を取り上げた)ですが、テキスト版がUPされてるのを発見しました。
こちらからどうぞ。
■中国、スペースシャトルの開発目指す 第1段階で月探査
その費用はどこから?
いずれにしても日本のODAはもう不要ってことでOK?
■日中外相会談 各紙論調比較
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日中戦争時に「百人斬(ぎ)り」をしたと虚偽を報道されたとして、旧日本軍少尉2人の遺族3人が朝日、毎日両新聞社と元朝日新聞記者の本多勝一さんに総額3600万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は24日、請求棄却の1審東京地裁判決を支持、遺族側の控訴を棄却した。遺族側は上告する方針。
石川善則裁判長は判決理由で「日本刀の性能などから記事中の殺傷数などは信じられないが、2人が記者に話した内容が報道のきっかけになっている。当時『百人斬り』と報道される競争をした事実は否定できず、記事は虚偽とは言えない」との判断を示した。
(共同通信) - 5月24日18時14分更新
・「百人斬り競争」訴訟、二審も本社などが勝訴(朝日新聞)
2006年05月24日20時39分
旧日本軍将校2人が中国で1937年、中国兵を日本刀で殺害した人数を競う「百人斬(ぎ)り競争」をしたとする当時の新聞報道や、後にこの問題を扱った書籍を巡り、2人の遺族が「うそを書かれ名誉を傷つけられた」などと訴えた訴訟の控訴審判決が24日、東京高裁であった。遺族は毎日新聞社、朝日新聞社などと本多勝一・元朝日新聞記者を相手に出版差し止めや計1200万円の損害賠償などを求めていたが、石川善則裁判長は請求をすべて棄却した一審・東京地裁判決を支持。遺族の控訴を棄却した。遺族側は上告する方針。
焦点は「何が真実かをめぐって論争を呼ぶような歴史的事実に関する表現が、故人に対する遺族の敬愛追慕の情を違法に侵害したか」だった。判決は、違法に侵害したと言える前提として「摘示された事実の重要な部分が全くの虚偽であることが必要」との基準を示した。そのうえで、それぞれの記述は全くの虚偽とは言えないと判断。遺族側の主張を退けた。
検証もなしに証言をそのまま記事にするのは、ジャーナリズムとしては下の下です。
が、当時は戦時下で、内容が疑わしいものであっても戦意を高揚させる記事が奨励されていましたから、毎日新聞(当時は東京日日新聞)の記事が書かれてしまったこと自体は仕方ないのかもしれません。
でも客観的に見れば、こんな記事はすぐウソだとわかりますよね。百人も斬るなんてまず物理的に無理ですし、南京攻略戦は銃撃戦が主で、日本刀による“殺人ゲーム”なんか起こり得ない状況だったんですから。
なのにそれがこの裁判では、「当時『百人斬り』と報道される競争をした事実は否定できず、記事は虚偽とは言えない」となってしまう。
それにしても本多勝一。この男だけは絶対許せん!(-.-#)
本多勝一は『中国の旅』(昭和46年に朝日新聞で記事連載、その後朝日新聞社から単行本、文庫本として発行)に、中国共産党側から提供された中国人の証言を検証もせずに載せました。
中国人の証言、それは「日本でも当時一部で報道されたという有名な話なのですが」という前置きで語られた、二人の日本兵による「中国人(民間人)の百人斬り」でした(この時、野田毅少尉と向井敏明少尉の実名は出さず、「N」「M」という表記にされていました)。
この時点でおかしい。戦中の毎日新聞の記事は「戦闘中の行為」だったのに、『中国の旅』では「民間人虐殺」に変化してる。しかも、本多勝一の言い分は「中国人の証言通りに書いただけ」。ジャーナリスト失格。
その後、本多勝一の主張は、昭和61年発行の『南京への道』で、「捕虜の据えもの百人斬り」に変化。平成11年発行の『南京大虐殺否定論13のウソ』の中でも、同じ主張をしています。
本多勝一が「捕虜の据えもの百人斬り」と主張した根拠は二つあるようです。
まず、雑誌『中国』昭和46年12月号に掲載された志々目彰氏の小学校時の体験談。昭和14年春に母校に来た野田少尉がそのような話をしたと。
また、「捕虜の据えもの斬りは支那事変当時極めてありふれた現象だった」という●野晋太郎(●=弟へんに鳥)の記述。
が、志々目証言は子供時代の記憶。●野氏の記述は単なる一般論。
それプラス、この裁判の過程で出てきた新資料があります。野田・向井両少尉と同じ大隊に所属していた望月五三郎の手記『私の支那事変(私家版)』。
が、こちらもほぼ半世紀後の昭和60年に、記憶によって書かれた回想記で、つじつまの合わない記述や完全な間違いが200箇所もあります(原告側の指摘による)。
とにかく、元記事を後付けの解釈でどんどん変化させていったデタラメな記述を、「それぞれの記述は全く虚偽とは言えない」なんて判断されたら、もう書いたもん勝ちの世界じゃないですか。書かれた方の身にもなれよ。ご遺族は未だに苦しんでいるんですよ。
これが刑事裁判だったら「疑わしきは罰せず」ってなるんだろうけど、民事裁判ですからなぁ。
朝日新聞の記事によれば、
判決は、違法に侵害したと言える前提として「摘示された事実の重要な部分が全くの虚偽であることが必要」との基準を示した。とのことですが、この基準で行かれると最高裁でも勝てないんじゃないでしょうか。「悪魔の証明」は難しいんですから。司法に正義はないんでしょうか?(T^T)
※参考文献
・「正論」2005年11月号
またもや司法の媚中!?「百人斬り」訴訟判決の不当を糺す(弁護士・高池勝彦)
・「諸君!」2005年12月号
なぜ名誉棄損にならないのか「南京百人斬り訴訟」顛末記(ジャーナリスト・阿羅健一)
※参考リンク
・本宮ひろ志先生の『国が燃える』南京事件捏造問題を考察してみるHP and と学会会長『山本弘』先生のトンデモ歴史観をウォッチングするHP>据えもの斬りという虚構(2)
・現代史の見直しを当然とする理由(田辺敏雄氏のサイト)>私見「百人斬り」裁判
※拙ブログ関連エントリー
・05/8/24付:「百人斬り」訴訟〜請求棄却は納得行かない
(つながらない時はこちらのキャッシュを)
従軍カメラマン・佐藤振壽さんの証言は必見です。
あと、すっかり忘れてましたが、当の毎日新聞社ですら自社出版物の中で、「百人斬りは事実無根だった」と認めてるんですよね。その件も紹介してます。
■<靖国合祀中止訴訟>韓国人遺族の請求棄却 東京地裁
第二次世界大戦中に旧日本軍に徴用された韓国人の元軍人・軍属や遺族414人が「日本の英霊として靖国神社にまつられ、被害者としての人格権を侵害された」などとして、合祀(ごうし)中止や計約44億円の賠償を国などに求めた訴訟で、東京地裁(中西茂裁判長)は25日、原告側の請求を棄却した。靖国神社への合祀取りやめを巡る初の司法判断となった。
合祀中止を請求した原告は414人中117人。訴えによると、原告の父や兄らは旧日本軍の軍人・軍属として第二次大戦中に中国大陸などで戦死し、国が1956〜59年に日本人戦没者として靖国神社に通知したことから合祀された。遺族らは「意思に反して侵略した異民族の宗教(日本の神道)でまつられ、民族的、宗教的人格権を侵害された」と主張。戦没者通知の撤回を国に求めていた。
これに対し国側は「通知を撤回しても、合祀は神社が決めることで国は阻止できない」として原告の請求を棄却するよう求めた。
このほか、原告は▽戦場で死傷したことへの賠償▽死亡者の遺骨返還や死亡状況の遺族への通知▽徴用中の未払い賃金の支払い▽BC級戦犯にさせられたり、シベリアに抑留させられたことへの賠償――などを請求。国側はいずれについても、日韓請求権協定などを根拠に「原告の国への請求権は消滅した」と主張していた。
靖国神社がまつっている約246万柱のうち、朝鮮半島出身者は約2万1000人。一部の遺族原告は来日して合祀中止を直接求めたことがあるが、同神社は認めていない。【高倉友彰】
(毎日新聞) - 5月25日12時18分更新
まず確認しておきたいのは、韓国人(朝鮮人)の志願兵制度が始まったのは昭和13年。徴兵制度は昭和19年3月から。但し訓練期間中に終戦となり、前線に動員された人はほとんどいませんでした。
よって、戦死して靖国神社に祀られた韓国人の元軍人・軍属のほとんどは徴用ではなく志願した人だと思うんですが……。
で、これ、何で靖国神社を訴えないんですか?何で国なの?
たぶん例によってバックに日本のサヨクとか弁護士がついてると思うんですが、だったら国は行政の普通の業務として通知を出しただけで、祀ったのはあくまでも神社サイドというのは知ってるはず。
だから、こういう結果になるのは最初から想定できたんじゃないんですか?
やはり政治的意図を感じますわ。とにかく「日本政府」を悪者にしたいんでしょう。他の請求を見たらわかる。戦場で死傷したことへの賠償だとか、BC級戦犯にさせられたり、シベリアに抑留させられたことへの賠償だとか。
昨年、靖国参拝訴訟で大阪高裁が傍論(裁判長の私見であり法的拘束力なし)で「違憲判断」を出したけど、そういう“おこぼれ”を狙ってるんじゃないんですか?
それに、もし靖国神社が「韓国人だから」(当時は日本人だが)という理由で合祀しなかったとしたら、そっちの方が「民族的、宗教的人格権侵害」になりませんか?
韓国人に言っても無駄だろうけど、台湾人の元兵士や遺族の多くは「日本のために戦ったんだから合祀は当然」「首相の参拝はありがたい」という考え方のようですよ。
例をあげておきます。これは台湾の議員・高金素梅らが起こした靖国訴訟(先ほど書いた「違憲判断」が出た訴訟)に反駁する台湾人・鍾暁星氏の所見です。
・台湾独立建国聯盟>言論広場>靖国参拝訴状を見て(鍾暁星 2003/08/05)
靖国参拝訴状を読むと、無性に腹が立つ。修養が足らないので最後まで読むには幾度か堪忍袋の緒を締め直し、忍耐の努力を必要とする。巧妙な文章のようであるが、屁理屈を連ねたもので、無明な台湾原告等が書ける文章ではなく、一部の反日日本人が事件を煽り立てている気がして、尚更腹が立つ。
私は台湾人で戦前の高雄中学22回生、戦時中は学徒兵で徴兵され、我が学友から7名の戦死者(台湾出身者も含まれている)と海軍予科練での犠牲者が靖国神社に祀られているが、我が同窓生、交友会や郷土の人達から「日本の総理大臣の靖国神社参拝で感情が甚しく傷つけられた」という話は聞いたことがない。
私の知人、郭青馥さん(台湾の原住民族で、台東出身のアミ族、元中日ピッチャー郭源治のいとこ)と林美彗さん(同じく原住民族で、屏東県霧台出身のアミ族)は二人とも日本人と結婚して日本に永住しているが、先代の話から「高砂義勇隊は非常に優秀だった」と自分達の誇りとし、叔父(母の実弟)や親族も靖国神社に奉祀されており、父母や親族が来日したときには靖国神社に参拝し、また小泉総理の靖国神社参拝はありがたいと言っているのである。
台湾原告団の番号1番の高金素梅は、自らを原住民と説明しているが、聞くところによると、中国人の父と原住民族タイヤル族の母を持つ中国人の娘であり、原住民族という説明には無理がある。
「靖国神社は合祀されている肉親の魂を返せとの原告の要求を拒否している」とあるが、靖国神社は英霊を監禁しているわけではなく、自分達で供養したければ、何も靖国神社から返してもらい連れて返る必要はなく、祠碑、塔又は廟を立てて誠心誠意祀れば霊は宿るのである。
日本に天満宮が多くあるが、亀戸の天神様と鎌倉の天神様の神霊は同時に存在するのである。即ち、神霊は遍在しているのである。
若し私が英霊なら、台湾で「植民地時代の犠牲となった哀れな英霊達よ、安らかに眠ってください」と祀られるよりは、今のまま靖国神社に奉賛感謝されて祀られた方が良い。霊界には現象界のような国境がないのである。
台湾人は半世紀に渡って日本人と国を共有したことがあったのだ。その時代を中国人は日本人の弾圧と搾取というが、当時の世界の植民地潮流の中で、日本の台湾政策は世界の最優等生だったと、私は思っている。世界に類のない莫大な公共投資と建設、電力、交通、教育等の設備と農業、工業政策の上に今日の台湾の発展がある。台湾にとっては幸運だったと思う。若し、日本統治の時代がなかったら、今の台湾は海南島にも及ばなかっただろう。
後藤新平や八田与一等、「公」に準じた偉大な功績は今でも台湾の有識者の語りぐさになっている。最近台湾では、後藤新平の銅像を立てようという声が高まっている。八田与一の銅像は、今でも嘉南大?を眺める丘の上に坐っている。台湾の有識者で、日本の台湾統治は搾取だったと思っている人はいない。言っているのは統治を受けなかった少数の反日日本人と、戦後中国から台湾に来た少数の人達である。
(後略)
長いので省略しましたが、ぜひ全文読んでみて下さい。鍾暁星氏が平均的な日本人以上に靖国神社について、また「靖国問題」についても理解されているのがわかります。
※参考リンク
・日韓関係の近現代史(杉本幹夫氏のサイト)>3.日本の朝鮮統治期 ? (『日本』平成15年6月号)
・・・・・・細切れぼやき・・・・・・
■「米、参拝干渉せず」 シーファー駐日大使
米国のシーファー駐日大使は24日、「日米フォーラム」に出席し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について、「参拝するかどうかは日本が決めることで、米国やその他の国々がとやかくいうことではない」と述べ、米国は干渉すべきではない、とする従来の姿勢に変化はないと強調した。
同大使は、「東アジアでは、二つの大国(日本と中国)の並立という前例のない現象が起きつつある。靖国問題を抜きにしても、不安や緊張の高まりはあり得る」と述べた上で、このような状況に安定をもたらす日米同盟の重要性を強調した。
また、「日米関係は非常に良好だが、米中関係も改善されている。ある外交関係の改善は、別の外交関係を犠牲にしなければ達成できないということはない」と述べた。
(05/25 08:39)
駐日大使の発言は重いですよね。少なくとも下院国際外交委員会の委員長の発言よりは。
(小泉首相の靖国参拝を批判してるヘンリー・ハイド委員長のこと。日本で言えば、参議院の外交防衛委員長の舛添要一みたいな立場?)
■遺棄化学兵器:中国、新たな負担要求 処理施設計画は中断
旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器の処理施設建設をめぐり、中国側が新たな費用負担を日本に求め、計画が中断状態に陥っていることが23日分かった。日中両政府は昨年10月、建設の事業主体となる「日中連合機構」を設立し、早期着工を目指すことで合意しているが、中国側の新たな要求で機構設立の覚書締結のめども立たない状態だ。
処理施設は中国吉林省ハルバ嶺に約3000億円をかけて建設する。日本政府関係者によると、中国は今年3月の協議で森林伐採を名目に追加費用を要求。建設予定地の森林が政府指定の保安林となっているため、「解除には日本側の負担が必要」と説明したという。
これに対し、日本政府は「法令の根拠が分からず、中国の言うままに負担できない」(内閣府幹部)との立場。中国側から具体的な金額の提示もなく、真意を測りかねている。
4月に現地視察した超党派の国会議員でつくる「日中新世紀会」の遠藤乙彦会長(公明党衆院議員)は「施設は危険を伴うため、地元では補償を求める声が強かった。伐採費用というより補償費という意味合いではないか」と語っている。
97年発効の化学兵器禁止条約により、中国に残した遺棄化学兵器を07年4月までに廃棄する義務が日本に生じた。これを受け、04年4月に旧日本軍の遺棄化学兵器(推定30万〜40万発)の大半があるとみられるハルバ嶺に処理施設を建設することで日中両政府が合意。ところが、建設計画の滞りを受け、両政府は今年4月、処理期限を12年4月まで5年間延期するよう化学兵器禁止機関(OPCW)に申請した。【大場伸也】
毎日新聞 2006年5月24日 3時00分
また中国のタカリですか!(-.-#)
しかしこれ、産経でなく毎日が伝えるとは予想してませんでした。
もっとも遺棄化学兵器問題をちゃんと伝えるマスコミって、まだほとんどないんですよね。米軍の移転費用の件では騒ぐのに、この件に関してはダンマリ。金額面で言うなら、こっちも1兆円単位の負担になる可能性あるのに。
ところで、前にコメント欄でご紹介いただいた戸井田とおる議員の国会質問(この問題を取り上げた)ですが、テキスト版がUPされてるのを発見しました。
こちらからどうぞ。
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「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
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Comments
2ヶ月ほど前本屋をうろついていたら、新刊コーナーに
『日本百名山』と日本人―貧困なる精神T集
本多 勝一 (著)
なる本を発見しましたw。
話しの種にもならないだろうが、と思い、とりあえず手にとって「あとがき」に目を通しました。
内容はどうやら、「日本人は百名山が流行れば猫も杓子も同調して主体性が無い」などという愚にもつかない日本文化論(?)のようでした。が、あとがきの中に「南京戦の百人切り」の文字を見つけ唖然としました。
文脈は、「日本人は百や千という区切りをつけて達成感を味わうのが好きだ。例えば、弁慶の刀狩や南京戦の百人切り」というものでした。
この本は全く売れてないらしく、アマゾンで検索しても、見つけるのに苦労しましたが。ともかくこいつは
全く反省してません!!」
次は最高裁゛過去の判決において1998年予防接種訴訟では除斥期間を経過していながら『正義 公平の理念に著しく反する場合は適用しない』とっ゛言う最高裁での前例があるので期待大。
http://www.explore.ne.jp/news/article.php3?n=2859&r=sh
中国人の国民性がよく表れています。
ごちそうさま!
>平均的な日本人以上
神道の霊の事を良く理解されていると思いますね。 見習ってくださいよ、加藤紘一先生っ!
サヨクの方々は大喜びのようです。怒りと悲しみで涙がこぼれそうです↓
http://himadesu.seesaa.net/article/18357034.html
いつも各方面の情報満載のこのブログを楽しみにしています。
ご苦労さまです!
ところで朝日新聞記者の「本田勝一」の本名は「崔 泰英」で日本人ではなく、朝鮮人特有の言ったもん勝ちで大げさに「百人斬り」「慰安婦」「大虐殺」など中国の注文通りの無茶な作り話を検証を一切せずに報道し、日本国民に『罪悪感』を植え付けることに成功したばか者です。
>戦中の毎日新聞の記事は「戦闘中の行為」だったのに、『中国の旅』では「民間人虐殺」に変化してる。
「摘示された事実の重要な部分が全くの虚偽であることが必要」であるのは、南京事件・李秀英裁判でも明らかです。
李秀英氏に対し「南京軍事法廷、記事のインタビュー、映画撮影、日本の裁判所と、証言のたびごとに内容がクルクル変わるのは、実体験でない証拠」となどと指摘するのは「全くの虚偽である」証明にはならず、名誉毀損に該当するとされていたと思います。
従って、戦闘中の合法行為報道が、民間人虐殺の違法行為であったとする主張は、摘示された事実・・・百人斬り報道の重要部分が全くの虚偽・違法行為であったと証明している訳ではありませんので、原告側が勝訴・・・する筈なのですが。
原告側は、違法に侵害されている根拠となる百人斬り合法行為報道まで、虚報・名誉毀損と否定しているのですから、最高裁でも勝てないんじゃないでしょうか。
昨日、南京事件特集(原題はザレイプオブナンキン、一時間番組)をやっていました。
生前のアイリスチャンがビデオ出演して、解説するなど、番組は彼女の著作を元に制作されておりました。エンドクレジットに1999年製作とありましたので、何回も再放送されていると思います。
内容は酷いの一言。
百人切りのエピソードも「史実」として解説されていて、やりきれない気持ちに。
レイプオブナンキンで使用されていた例のニセ写真もスチール映像で10枚以上紹介されていて、アイリスチャンがコメントを加えるという手法。
あの番組を見ると、誰でも疑わずに妄信してしまいます。
どなたか英語の出来る方、ヒストリーチャンネルに抗議を!
毎度のパワフルな記事ありがとうございます。
でも無理をなさらないでくださいね。せっかくの良いブログなのですから末永くがんばってください。
いくつになっても甘えん坊♪
ちちくりまんぼチチクリマンボ♪
いつも個別にレスを差し上げられず、申し訳ありません。
本多勝一といえば、昔「ゴーマニズム宣言」で、小林よしのり氏がインタビューに行ったところ、変装して現れたというエピソードがありましたよね。
「そりゃーこんだけひどいことしてたらアンタ、命狙われてもおかしくないわ。変装せなあかんわけやわ」と、今にして思う(^_^;
ついでですから、既投稿意図を解説しますと、
ご遺族は批判出来ませんが、戦時国際法上、戦果を競う行為自体は違法ではないのに、敢えて原告側弁護団が「合法的戦闘もしていない。」と、名誉毀損の根拠となる戦意高揚武勇談の合法明記報道まで否定しているのは、「贔屓の引き倒し」、平和ボケだと思います。
私も同じような感じを抱いていました。
糾弾対象は現在進行形で名誉を毀損し続けている本多勝一および朝日新聞に絞った方がいいと思います。
レス有難うございます。
個人的な資料としてまとめたもののうち、百人斬りについてアップしました。
ネットであまり見かけない主張としては、「鈴木記者は大嘘吐き、中途半端な偽善者・浅海記者証言から、M少尉「記事は浅海記者が創作した。」主張は、極東軍事裁判所判事・検事の記事証拠認否で明らか」・・・などがあります。
「参考」の整理が出来ていないので、月末には削除します。