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橋下知事が「大阪維新プログラム案」発表

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 最後に「細切れぼやき」を付けましたが、今日のメインは大阪ネタです。ローカルですみません<(_ _)>
 でもこのことは今後、他の自治体運営にも関わってくるかもしれません。よろしかったら他府県の皆様も一緒に考えてみて下さい。

橋下知事が発表した「大阪維新プログラム案」(産経6/5)
 大阪府の橋下徹知事は5日、自らの府政改革案「大阪維新プログラム」(プログラム案)を発表した。医療費助成を見直す代わりに救急医療体制を整備、私学助成を大幅カットする一方で全小中学校で放課後学習を行うなど、緊急性の高い医療対策や公教育の充実を重視する橋下知事の姿勢が明確に示された。ただし、単年度黒字を達成するために今年度、1100億円の収支改善を図るという目標は堅持したものの、新たな借金ともいえる退職手当債の発行に踏み切った。
 府は、プログラム案をもとに本年度の本格予算案を策定し、両案を7月臨時議会に提出する。
 プログラムは財政再建、新規事業、府庁改革の3本柱で構成。4月に府改革プロジェクトチーム(PT)がまとめた財政再建プログラム試案(PT案)をたたき台に策定した。
(以下略)

 ってことで、ついに「大阪維新プログラム案」が発表されました。
 目標だった「1100億円の収支改善」は何とか堅持されたようです。
 詳細は以下からどうぞ。
 『大阪維新』プログラム(案) 平成20年6月5日 大阪府

 しかし、大阪府民なら特によくわかると思うけど、この日まで本当に大変な道のりでしたね。
 
 4月に改革プロジェクトチーム(全て府職員で構成)の試案発表。
 その後、改革PTと各部局で激しい議論。
 市町村長の大反撃(知事は涙で協力を訴えた)。
 人件費削減をめぐって労働組合との大激論。

 こういった議論は公開されて、全国ネットでもバンバン流されたので、関西以外の人もテレビなどでご覧になったことがあるのでは?

 他にも、橋下知事は市町村の理解を求めるために全市町村を訪問したり、府議会も紛糾したりと、まあ本当にいろいろあったわけです。

 私は橋下さんに関しては正直、知事就任前から「どこまでやれるのかなぁ」と心配してたんですが、もう私の予想なんかはるかに超えた頑張りを見せてくれたと思います。今はとにかく心から「お疲れ様」と言いたいです(もちろん「これからも頑張って下さい」も)。

 特に議論をオープンにしたことは非常によかったですね。大阪府政について、関西のテレビではもう毎日と言っていいほど取り上げられました。こんなことは過去になかったと記憶しています。
 これまでは「私らにはお上のやることはようわからん。任せとくしかないんちゃう?」って意識の強かった大阪府民も、府政に大きな関心を寄せるようになりました。
 今後、結果がどう出ようと、このことだけも大きな意味があったと私は思います。

 それにしてもこれ、知事が「府債発行原則ゼロ」って最初にぶちあげてなければ、絶対ここまで切り込めなかったでしょうね。
 交渉事では何でもそうですが、希望額を最初から素直に提示してしまうと、達成は難しいですからね。最初は希望額より多めにドーンと提示し、そこから下げていくのが定石(^_^;


 維新案発表当日(6/5)、知事の会見の生中継をテレビで見ました。複数の局が中継してたみたいですが、私が見たのは『ムーブ!』でした。

 『ムーブ!』で中継されたのは会見の冒頭だけですが、今日はこれをテキスト化してみました。
 冒頭だけと言いつつけっこう長いんですが、今回の維新案のポイントがよく理解できますし、知事の思いもよく伝わってくると思うので。

080605hashimoto.jpeg

 よろしくお願いします。まずはこの4カ月間、ほんとに府民の皆様に、この府政について真摯な議論をしていただいたことを、ほんとに感謝申し上げます。就任以来4カ月が経過しましたが、府民の皆様から重い意見を多数いただきました。僕自身も府庁に入る前までに、ま、これほど府政のことを考えたことはなかったんですけれども、ま、今回は4カ月間、本当に府民の皆様に、府政のありとあらゆることを議論していただいたことを感謝申し上げます。

 またその府民の皆様の議論を巻き起こすために、メディアの皆様にもいろいろご協力いただきました。ま、僕が挑発的な発言をしたことも多々ありますけれども、メディアの皆さんが一生懸命報じて下さったことによって、府民の皆様も府政について、真摯な、もう熱い議論ができたというふうに思っております。メディアの皆さん、本当にありがとうございます。

 また、あの、府議会の議員の先生方からも一番、貴重なご意見を多くいただきました。やはり議会制民主主義である以上は、議会の議員の先生方の意見が全てであります。今回は各会派、全会派の議員の先生方から、ま、全会派からですね、建設的なご意見をいただきました。また議会を通じて、私に対して、住民の生の声をぶつけていただきました。非常にその意見は重かったです。今回の判断については、議会の声というものを一番重視しました。

 またここで一言、お時間をお借りしまして、私はあの、府庁のトップであるんですが、府民の代表でもあります。府民の代表としまして、府庁職員の皆さんに、全員に、今回のプログラム案の取りまとめ、本当にありがたく思っております。府庁職員の皆さん、本当にお疲れさまでした。まだあの、ゴールでも何でもないんですけれども、この4カ月間で、ここまでのものを作り上げてくれたというのは、まあ府民として、私も一府民でありますが、本当に素晴らしい仕事をやってくれたというふうに思っています。2月6日の就任前から府庁に乗り込んで、一旦決まっていた予算を全部ひっくり返して、暫定予算というのもこれも一つの予算に等しい作業がありました。それから2月議会、そして改革プロジェクトチーム試案、重要政策プロジェクトチームの案、担当部局の皆さん、もう走り回っていました。この4カ月の間で、私としては、これはまだまだ完全なものではないんですけれども、私も4カ月前は、ま、弁護士として民間企業に携わっていましたけれども、私が見てきた民間企業の中でもここまでの仕事をする民間企業はないという思い、それぐらい素晴らしい力の結集のもとに、プログラム案というものをまとめてもらいました。まだこれはゴールではありません。あの、これから議会を通過させてもらって、これからプログラムを実行に移すんですが、それにしてもこの4カ月間、本当に府庁職員の皆さん、お疲れ様でした。公務員バッシングの非常に強い時代でありますけども、大阪府庁職員に私は誇りを持って、堂々と府庁職員がここまでやるんだということを、全国に誇りを持って発信できるという思いであります。本当に私自身、この府庁のトップであることを誇りに思っております。

 ではここから、府庁のトップとしまして、府民の皆様にいくつかの説明をさせていただきます。まずあの、記者の皆さんには、もうすでに私の思いというもののペーパーをお渡ししていますので、ま、これを逐次読み上げても仕方ありませんので、またこれはうまく皆さん方で報じていただければなというふうに思っております。中身的なことはここで全て網羅していますので、私がどうしても府民の皆さんにお伝えしたいメッセージ的なものだけをここでしゃべらさせてもらって、あとは記者の皆さんからのご質問にお答えしようと思っています。

 まず府民の皆さんには、今回、2月6日からですね、メディアがいろいろ報じてくれまして、とにかく財政再建、歳出削減ということだけが、ま、メディアで踊っていましたが、もちろんこれは、私がまずは最初に財政再建のみを、ま、出して、その他のものをなかなかいろんな政治的な状況から出せないものもありましたので、財政再建だけが先行して出ていっていましたけれども、今回の維新プログラムは財政再建とともに府庁改革、そして政策創造というこの3本立てで、大阪維新プログラムというものをまとめております。予算を削減するだけでなく、府庁改革というものも徹底してやってきました。またこれからやっていきます。で、その点も維新プログラムというものの中にしっかりと入っています。大阪府庁は全国の中で、1つ2つ3つ飛び抜ける、そのような役所にこれから生まれ変わっていきます。この点もしっかりと維新プログラムの中に入っているということを、ご認識していただければというふうに思っております。

 そして一番重要なことなんですが、今回もメディアでも取り上げられています、財政再建、歳出削減、1100億円の収支改善ということなんですが、相当厳しい内容になっています。職員の人件費削減案も含め、府民サービスにも直接、申し訳ありませんが切り込まさせてもらっています。但しこの歳出削減は、この歳出削減をすることによって、何か夢のような生活が待っているものではありません。ま、大阪に在住していない東京の、まあ方々は、この歳出削減のあとにどういう生活が待っているのか、どのような夢が持てるのか、そういうものがないじゃないかという、まあ批判を無責任にもしてる、そういうコメンテーターや識者がたくさんいましたけれども、今回の財政再建、歳出削減というものは、とりあえずの出血を止めるものだということを、府民の皆さん、ご理解して下さい。

 と言いますのは、大阪府はこれまで、減債基金の借り入れ、借り換え債の増発と、簡単に言えば、使っちゃいけないお金を、ま、回すことによって、何とか自治体運営をやってきていました。もっと簡単に言えば、ま、借金を返すためのお金、返すためのお金に、ま、手を付けていく、そして借金を返すためのお金、借金を返すためのお金、ま、貯金していたお金を使い込んでですね、さらにその貯金もなくなって、さらに借金を重ねていたと、そういう状態なんです。ですから今回は、その使っちゃいけないお金を使わないというところで、まずバシッとそこで、ま、禁じ手、ま、手を打ちまして、そこがいわゆる720億円というお金、ま、要はこれは使っちゃいけないお金なので、とにかくこれを削減しなければいけないと、そういう財政再建のプログラム案なわけなんです。

 何かこの歳出削減をやって、財源をためて、お金をためて、府民の皆様の、ま、夢のようなその生活といいますか、ハッピーライフにそのためたお金を使うんだと、そういうことではないんです。とにかく使っちゃいけないお金を使っていたので、そこにまずストップをかけたということでありますから、この我慢をすることによって、どのような、夢のような生活が待っているのか、どのような利点があるのか、正直言って、お金の意味での利点はありません。止めるということが最大のまずは目標であります。この点はご理解下さい。大阪府がそういう状況であるところを、まずはその出血を止めるというのが、この財政再建案のプログラムの中核のテーマであります。

 もう一つ、今回のこの財政再建案を、プログラム案を作るにあたって、収入の範囲で予算を組むという方針を徹底しました。これは国においても、まあどの地方自治体においても、今はもう財政難の自治体ばかりです。これは行政サービスというものは、ま、セーフティネットとかいろんな名のもとにですね、これどうしても削れない必要なものなんだという認識のもとで、必要なものをどんどんどんどんどんどん積み上げてですね、そしてあとからお金を考えると。お金の都合がつかなければ、ま、借金でまかなうというような発想で、ま、これまでの自治体運営、行政の運営というものは行われていたかと思います。ま、今回僕は、私は、選挙運動期間中もひたすら、同じことを、ま、くり返して言ってきましたが、収入の範囲で予算を組むと、とにかく与えられたその収入の中で、きちんと返せられる範囲、出せる範囲で予算を組むということにこだわりました。

 そういうことから、手を付けてはいけないその720億円、ま、これ使えないと、この分削らなきゃいけない。そして収入というものも、ま、景気低迷でどんどん収入の範囲も限られてくる。そうなってくるとですね、府民の皆さんが必要だと感じている行政サービス、これはどうしても必要だと、もういろんな声をいただきましたけれども、どうしてもその収入の範囲で優先順位をつけざるをえないという判断をさせていただきまして、今回のような財政再建案となっております。家計においては、収入の範囲で予算を組む、家計を組むという当たり前のことが、行政という名のもとに、どうしても住民サービスが必要だと、先にその必要性だと、必要性があるんだということから、収入を度外視して予算が組まれていた傾向があるかと思います。ま、いろんなところから、行政サービス、赤字になって当たり前なんだという声もいただきましたが、私はそんなことはないと、それはあってはならないというふうに思っております。

 個別の行政サービス、個別の施策においては当然赤字になる、ま、赤字というよりも利益を求める団体ではありませんので、お金がかかる事業があって当たり前なんですけれど、しかし、そのトータルにおいては、自治体運営においては、やはり収入の範囲できちんと予算を組んでいく。どうしても住民サービスが必要で、収入の範囲を飛び出るような状態になってしまえば、これは人件費というところにも手を付けざるをえないというふうな思いで、今回は収入の範囲ということで、徹底的にこだわって予算を組みました。

 但し、この収入の範囲で予算を組むと言いましても、何でもかんでも切ればいいってものではありません。えー、今回私は3つのものに関しましては、削らないという方針を立てました。一つは障害者施策であります。これにつきましては、細かなものについてはいろいろまた議論のあるところですが、基本的には障害者施策については堅持、これは行政の最大の責務だというふうに思っております。もう一つは、えー、治安におけるまあ警察力ですね、これについても手を付けてはいけないものだというふうに判断をしました。もう一つは、切迫した命に関わる、ま、施策、救命救急が代表例ですけれども、この3つにつきましては、行政がどんなことがあってもやらなければいけない責務だという思いで、今回の財政再建、厳しい財政再建案の中でもこの3つは堅持をしました。

 そして財政再建に、まあ財政再建と裏返しの関係になりますけれども、教育というものにこだわっています。明日の、また5年後10年後の大阪を支えてもらう、その子供たちに対しては、この厳しい財政再建案の中においても、積極投資を行っております。また金額だけではなく、金額という面では大した額ではないと思われるかもわかりませんが、中身をぜひ見ていただきたく思います。教育委員会が一生懸命議論をし、非常に中身のある、都道府県の中でも一歩、二歩抜きん出るぐらいの教育制度というものが、ひとまずできあがったのではないかというふうに思っております。

 続きが気になりますが、会見の動画はたぶんそのうち大阪府のHP(トップページこちら)で公開されると思います。


 以下、「大阪維新プログラム案」についてちょこっと解説。
 ……って、自分のためのメモ書きみたいな意味合い強いけど(^^ゞ


◇「1100億円の収支改善」の中身
 (改革プロジェクトチームの試案=PT案、大阪維新プログラム案=維新案)

 ・事業費削減
   PT案=300〜400億円
   維新案=320億円

 ・人件費削減
   PT案=352億円
   維新案=345億円

 ・歳入の確保
   PT案=300〜400億円
   維新案=435億円
         ↑
     歳入不足のため退職手当債を185億円発行


 退職手当債というのは自治体職員の退職金にあてる地方債で、将来、人件費などで削減効果を見込むことができる場合に国から発行が認められるもの。闇雲にできる借金ではないとのことです。
 知事は退職手当債発行については、「ちゃんと返済できる借金は収入の範囲内」と説明してました。

 とはいえ、「借金は借金だろう。公約違反じゃないのか?」ってことで批判もかなりされてるみたいですね。難しいところですが、「1100億円」を貫こうとすれば仕方なかったのかも。


◇府民サービスのうち、廃止・削減が決定した主なもの

  ・市町村への貸付金(廃止)
  ・私学助成(削減)
  ・子育て支援(廃止)
  ・地域就労支援(廃止)
  ・ダムなど大型プロジェクト(削減)

 逆に削減を見送ったもの

  ・警察官の定員
  ・医療費助成
  ・三島救命救急センターへの補助
  ・市町村への補助金(今年度)
  ・35人学級


 テレビで情報番組をいくつか見ましたが、コメンテーターはこの内訳に関しては概ね評価しているようです。
 特に、警察官、救命救急センター、それから上の知事の会見にもあった障害者対策、これらが削られなかったことについては、大いに評価の声が聞かれました。
 また、ここにはないですが、児童虐待事案について検証、再発防止に取り組むことが盛り込まれたことを評価しているコメンテーターも何人かいました。

 逆に懸念材料として、大阪府はこれから税収が上がっていくのかどうか?という点がよく指摘されていたようです。府だけでは対応は無理だし、国と絡んで今後どうやっていくのか?と。


 人件費削減ってことで、府職員の皆さんは大変だと思います。
 が、労働組合の声――「生活していけない」「家のローンが払えなくなる」「退職金を見込んでたのに」「私たち何か悪いことしましたか?」「後出しジャンケンだ」「勤労意欲が湧かなくなる。府民サービスが低下する(脅迫ですか?)」――などを聞くにつけ、何だかなぁと。やっぱり公務員だなぁ、「一生安泰」って前提は絶対に崩したくないんだなぁ、と。

 まぁ苦労して公務員にならはったんやろから、気持ちはわからんでもないですよ。でも民間から見ると、やっぱり「何だかなぁ」なんですよね。民間では当たり前のように給与カット、ボーナスカット、リストラ、廃業、倒産などに見舞われますからね。

 うちの夫はこれまでにリストラ2回、倒産2回経験してます。
 私は倒産直前に察知して慌てて逃げたことがあります。給与遅れ始めたので、あ、こりゃヤバイなと。案の定、私が退職して数カ月後につぶれました。会社のことはそれなりに愛してはいましたが、当時私は一人暮らしだったので、背に腹は変えられませんでした。

 夫は正社員でSEやってますが、今年40歳で月収は諸手当及び残業代込みで手取り約30万円、しかも年棒制なのでボーナスはありません。
 私はもうずっと業務請負で仕事をしていて、メインの取引先は10年のお付き合いですが、単価は年々下がって、また発注量も下がって、収入は10年前と比べて3割減ってとこでしょうか。
 以前は年に1度は夫と旅行してましたが(と言っても近場で一泊)、それが2年に1度になり、やがてなくなり、もう5年も行ってません。

 ましてや府職員の皆さんみたいな、ボーナスとか退職金とか、そういうのをあてにする人生設計なんて、私も夫も一度も考えたことありません。

 うちの親族に府職員が一人いますが(30代後半既婚子ども1人)、かなり良い暮らしをしてますわ。働き始めてすぐにもうマイカー持ってたし、子ども生まれてすぐに持ち家もゲット。旅行もしょっちゅう行ってはる。
 これ、前にも書いたかもしれんけど、親戚一同集まった時に公務員不祥事の話題が出て、あるおじさんが彼に「俺らの税金から給料もらってるって意識あるんか?」と尋ねたんですね。そしたら彼は「ないです」と言い切り、その場はシーン……。
 (もちろん府職員全員が彼のような人とは言わないですよ。意識の高い人もいると思います)

 大阪府職員の給与については、従来から基本給は安いと言われてきたけど、その分手当がいろいろ付いてるってことに言及しているメディアは、まだまだ少ないような気が。
 しかもわけのわからん手当が多いんですよね。税金納付書を作成したら手当が付くとか、110番通報を受けたら手当が付くとか。こういうのは普通の業務の範囲なんじゃないんですか?
 自転車通勤手当なんかにしても、民間から見ると「?」ですわ。

 だもんで、府職員のブーイングを見てますと、「大阪府はもういっそ、夕張市みたいに財政再建団体になった方がええかも。せやないと、この人たち、わからへんやろ」って投げやりな気分になったりもします(T^T)

 府職員っていうか労組の皆さんは手遅れになってもかまわないんかなぁ?
 給与カットを辛抱して受け入れて、今のうちに自分たちの職場(大阪府)を立て直した方が賢明だと思うんですけどね。
 これまで通りの額をもらい続けた場合、近い将来、財政再建団体に陥る可能性があって、そうなると国の管理下になるからもっと給与が下げられてしまうんですが、それでもいいんでしょうか?
 府民の大半は「大阪府のために、府職員は辛抱してくれ。私らも我慢してんのやから」と思っています。私らの声は彼らには届いてないんかなぁ?

 “大阪府丸”の船底にはもうすでに穴が開いており、どんどん浸水している状態です。沈没を避けるには、船員(職員)・乗客(府民)が協力し、それぞれ持ってる木切れ(お金)を持ち寄って穴を塞ぐしかない。それを出すのが嫌なら、船員はもう今のうちに船を下りてくれ、と。
 但し乗客の大半は船を下りるという選択肢がないので(いよいよとなったら他府県への転出者が続出するかもしれませんが)、木切れを出すしかない、痛みを分け合うしかないんですよ。


 上方演芸資料館(ワッハ上方)をはじめ、歴史・文化関連の箱物を残せ残せと言ってる人たちも、私から見れば似たようなもので、「もはやそんなこと言うてる場合やないねんで!」と。
 ワッハ上方で言えば、何も現在の場所(ミナミ)にこだわる必要はないでしょう。資料は別の場所に移せばいいだけ。

 ワッハ上方がなくなったら大阪のお笑い文化は廃れるんでしょうか?そんなことは絶対ないと思いますよ。ワッハ上方がまだなかった頃も大阪のお笑いは活気がありました。

 喩えが適切かどうかわかりませんが、私には「船が沈みかけてるのに宝飾品を大事に抱えて、これは誰にも渡さへんでぇ!と騒いでいる金持ちのオッサン」に見えたりもするんですね。
 あるいは映画『タイタニック』に出てきた上流階級のローズの母親。タイタニック号の沈没直前、母親は救命ボートに洋服や宝石などを積めなかったことをぐちぐち言ってて、娘のローズに「ボートの数が足りないのよ!乗れずに死ぬ人もいるのに!」と叱られる、みたいなシーンありましたよね(うろ覚えです。すみません)。あの母親を思い出します。

 そうそう。ワッハ上方と言えば、桂ざこば師匠が「ワッハ上方存続の署名が回ってきた。いちおう署名はしたけど、俺はあれはいらんと思う」と、『たかじんのそこまで言って委員会』で言ってましたね。それも1回の放送だけでなく、2回に渡って。
 ざこば師匠のように、ほんまは別にいらんと思ってるのに、付き合いで署名したって芸人も多いんじゃないでしょうか。

 そのワッハ上方ですが、維新案では移転が決定しました。
 その他の施設についてはこちらを参照。


 ワッハ上方以外にも、箱物の中には、専門的すぎるものとか、地元の人しか利用しないものとか、そういう物が多くあります。それらが廃止や縮小や移転になるのは仕方ないでしょう。

 その一つ、青少年会館も廃止が決まったそうです。これに関しては、廃止に反対って府民の声はほとんど聞かれなかったですけどね。利用者ですら「いらん」って言ってるぐらいだから(後で述べます)。

 青少年会館については、関西以外の皆さんもおそらくご存知のシーンがあります。
 青少年会館に出向で来ている財団法人の職員(鍵を開けるだけで年収1000万円!)について、府職員 運営主体である民間企業の代表者*1が知事に対し、「はっきり言って邪魔」とズバリ指摘した、その発言が全国ネットでも流れましたから(詳細は「カクジー」さんのこちらの記事を)。

 *1 「邪魔」と言ったのは府職員だと最初記述しましたが、正しくは2006年度以降、府から運営を委託されている民間企業の代表者でした(読売3/12付参照)。お詫びして訂正いたします。【6/8 23:47】

 実を言うと私は10数年前、アマチュアバンド時代によく青少年会館を利用していました。同敷地内のプラネットステーションというホールでも何度もライブをやりました。
 だけど、これらは別になくてもいいんですよ。民間に代わりの物がいくらでもあるんですから。

 私は夫とはバンドで知り合ったんですが、夫は今でもバンドを続けてます(私と当時組んでたのとは全く別ですが)。で、夫はプラネットステーションではライブの他に、スタジオでの練習も最近までよくやってたそうです。

 その夫も「いらん。廃止は当然」ときっぱり。
 理由として、スタジオの借り賃が民間のそれとあまり変わらないことと、しかも民間と違ってキャンセルが一切受け付けられないため、逆に非常に不便なんだそうです。

 「鍵を開けるだけで年収1000万円」の財団の人のことも夫は知っていて、それも大きな理由だと。顔を知ってるだけで話したことはないそうですが、その人は本当に鍵を開けるだけだそうです。
 あ、たまにスタジオのシンバルとかが壊れてたりした時に、「壊れてるんですけど」と言ったら代わりのものを持ってきてくれたりはするけども、本当にそれぐらいしか働いてないと。

 夫のバンドのリーダーはもっと昔からここを利用してて、内情をさらによく知ってるそうです。リーダーはもう何年も前から「あの人(財団の人)は楽な仕事しかしてへんのに、めっちゃ高い給料もらってる」と夫に言っていたと。
 それと青少年会館ではイベントなんかもよく催されていたそうですが、リーダーは「やり方が悪いから人の集まりが悪い。だから儲からない。税金無駄遣い」と、こぼしてもいたと。

 まぁこういう状況ですから、青少年会館の廃止はやむを得ない、いや、当然でしょう。


 えーっと、あと書き漏らしはないかな?……

 そうそう、物議を醸した警察官の削減問題。これは5月でしたか、すでにもう知事は撤回しましたね。
 治安に直接関わってきますから、もちろん減らすよりも現状維持あるいは増やす方がいいんでしょうが、それだけではだめでしょう。警官の質の向上や府民の防犯意識の向上、そういった方面にも力を入れないと、犯罪はなかなか減ってはいかないと思います。

 また、あまり報道されてないみたいですが、男女共同参画推進財団への補助金(年間1億3600万円)は09年度から廃止だそう。これもGJですね。

 あ、大事なことを忘れてました。維新案はまだ決定じゃないんですよね。7月の府議会を通ってから、ということになります。
 が、各党の対案も踏まえて修正された項目もあるそうなので、細かい点ではともかく、大枠はこれで行けるんじゃないでしょうか?

 それにしても、こうなってくると、過去の知事は何をやってたのか?となりますね。
 太田房江前知事は退職金を返す気は未だにないみたいだし。半月ほど前にもテレビでそのことを聞かれてましたが、その時も「まあ今後の経過を見ながら……」と適当にお茶を濁してました。
 この方は現在、デーブ・スペクター氏の事務所に所属し、コメンテーター活動なんかも盛んにやってますが、当然ながら府民は怒り心頭です(-.-#)

 同様に、府会議員らもこれまで何をやってたのか?ですね。マスコミは太田さんのことはそれなりにツッコミ入れたりするんですが、議員へのツッコミはあまり聞かれません。もっと追及して下さい!


※拙ブログ関連エントリー
07/12/13付:大阪府知事選に橋下徹氏が出馬
08/1/7付:熊さん痛すぎ(ノ∀`)
08/1/28付:なぜ大阪府民は橋下徹氏を選んだか


・・・・・・・・・・・細切れぼやき・・・・・・・・・・・


大阪市裏金総額は7億円 うち3億円の返還求める 調査委(産経6/5)
 大阪市の裏金問題で、市不適正資金問題調査検討委員会は5日、裏金を約4億8000万円と認定、うち3億円について返還を求める報告書を平松邦夫市長に提出。
 大阪府の「大阪維新プログラム案」発表と同じ日です。目立たないように、わざとこの日にぶつけたんちゃうやろな〜って疑ってしまいます。

恐怖!中国で感染か!絹川が謎のウイルスで北京断念へ(スポーツ報知6/6)
 これ、めちゃ気になりますね。世界に配信はされてるんでしょうか。
 そう言えば、野口みずきさんや高橋尚子さんも昆明での合宿中に体調を崩してましたよね?

自民党がテレビ朝日に謝罪要求 後期高齢者医療制度報道で(産経6/6 12:42)
 最近「報ステ」はほとんど見てませんので、全然知りませんでした。
 テレ朝が厚労省会見の映像取り違え、古舘キャスター謝罪(読売6/6 00:51)てな記事もありますが、これは別件?

タクシー接待:13省庁・機関で計502人 財務省だけで現金187万円(毎日6/6)
 「ムーブ!」で財部さんが言ってたけど、午前11時頃とかに出勤してるらしい。そりゃ帰るのも遅くなるわ(-.-#)

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「お気楽くっくり」更新済

 キムタク総理。「ありえへん〜」「そんな奴おらんやろ〜」とツッコミながら見るのも、また楽し(^o^)

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Comments

ワッハ上方について、一言言わせてください・・・。

笑いは上方の「文化」だそうですが、「文化」は「ハコ」で質が決まるものなのでしょうか?

部外者から見れば大阪府職員とそこで甘い汁を吸おうとしている出入り業者の既得権死守としか見えません。
クマのプータロー | 2008/06/07 08:36 AM
ぼくは「手取り34万の薄給で我慢」という発言に非常にショックを受けました。ボーナスでさえ貰った事の無い金額ですよ。なんでそれで薄給になるんですか?!こういった腐りかけた人間にこそリストラを行なうべきですよ。
笑顔で激怒 | 2008/06/07 09:06 AM

くっくりさん、いつもテキスト起こしお疲れさまです。
ありがたく読ませていただいております。

国や地方の借金の話が出るたびに不思議に思っているのですが、
公務員に賞与を支給する制度を廃止しようという声がどこからも出ないんですよね〜。
北沢栄さんのページでも指摘されていますが、税収の約半分が公務員の人件費になっている状況はとてつもなく恐ろしく感じます(下記のURLの記事は2005年1月に書かれたものですが、今も状況は大きく変わっていないでしょう)。

本当にどうにかならないものでしょうかね〜。


http://www.the-naguri.com/kita/kita83.html
| 2008/06/07 09:42 AM
いつも細かいテキスト起こしありがとうございます。
実は私は生まれ育ちは大阪で、現在地方に転勤で、大阪を離れています。
北摂地域で育ったせいで、自分の住んでいる市がどういうものかの身近感はあっても、府政が身近に感じられることはなかったのですが、橋下知事のお陰と他県にいるせいで、よく分かるように鳴りました。
両親、兄弟は大阪にいますので、現在の大阪の状態は全くの人ごとではなく、いつも関心はもっております。確かに府民にも苦しいことはありますが、府の予算のハコ物などは生活していく上で、あまり実感をしたことはないので、そういう所に手をつけて貰ったのはありがたかったです。誰もが思っていても、実行する人はいなかったからです。
だから橋下知事は本当に頑張って貰いたい。
ふるさと納税が実施されるのなら、今の大阪に納めたと思っています。
とんとん | 2008/06/07 11:16 AM
110番通報を受けたら日額幾ら・・云々の情報が出ていましたが、実際そんな話しは聞いた事がありません。もしそれが本当であれば、わずかな日当を巡って仕事の割り振りでもめるじゃありませんか。テレビ等で報道される内容は、実際の内情を知らない人達が見れば『そうなんだ!』と信じ込んでしまいます。見ていて情けなくなります。一括りに公務員と言いますが、公務員にも国家公務員、地方公務員があり、地方の中でも府県市町村職員、警察官、消防士等色々ある事はご存じでしょう。各セクションによって給料・手当等は、天と地ほどの差があります。電車がなくなれば税金でタクシー代の出る官庁。帰宅したければ自腹でタクシーで帰るか、家族に迎えに来てもらうか、もしくは始発まで会社で待つか・・の地方のセクションでは全く違います。景気に左右されない公務員・・と昔は言いましたが、今は、景気が良くても給料は上がらない、でも景気が悪くなれば世間に合わせて下がります。税収が下がるのですから当然でしょう。公務員が皆、一般の人より優遇されている訳ではありません。ですから『公務員』で一括りにする報道や、人々のコメントには胸が痛みます。
情けない | 2008/06/07 11:33 AM
こういうアホがいる限りたとえ行政サービスが下がったとしても潰れてしまえと思いますね
http://www.news.janjan.jp/area/0806/0806038608/1.php

自分大阪府職員の知り合いがいますけど大嫌いです。
尊大で傲慢、言葉遣いもひどいモンです。
夕張みたいになったらどうするの?という質問にも「その分税金あげるだけ。なんで俺らが責任とらなあかんの?」と言い切りましたからね。
ウリ坊 | 2008/06/07 12:07 PM
>電車がなくなれば税金でタクシー代の出る官庁。帰宅したければ自腹でタクシーで帰るか、家族に迎えに来てもらうか、もしくは始発まで会社で待つか

官庁と比べたって・・意味ないでしょう。
大企業と中小企業とは民間だって違うんだから。
そして民間は昔と違って今は交通費が出ない職場が多いと思います。
正社員でも。
私の周りでは自腹もしくは半額支給で頑張っている人達多いですよ。
それも生活抱えている人が。
ボーナス、昇給なしも思ってる以上に民間企業は多いと思います。

景気が悪ければ下がるは当たり前だし。
民間企業の場合下がるだけ済むならいいですが
潰れて給料なし、リストラ・・いろいろ可能性があるわけで。

私も大阪府民ですがいっそ一度
夕張みたいになった方がいいかもしれません。
っていうかもうそうなってほしい。
まだ破綻寸前という現実がわかってないようですから。
けけ | 2008/06/07 12:53 PM
「情けない」さんはどういったお立場のかたでしょうか。公務員であるのは推測できますが、公務員を一括りにするなとおっしゃるのならばそこはフェアに明確になさったほうがいいのでは。景気が悪くなれば世間に合わせて下がるのが当然であれば、なぜ府労組はあそこまで言うのでしょうか。当然だと思っていないのではないですか。それに各セクションによって給与や手当に差があるのは民間も同じですよ。
ao | 2008/06/07 12:57 PM
>情けない氏
リストラを経験したことのある身からすりゃ、単なる甘えだねあんたの言ってることは。
民間企業にお勤めのご友人辺りから話を聞いたことはあるかも知れんが、景気の悪い中小企業の内情はもっと悲惨だよ。
まあ釣りだったらゴメン。
H | 2008/06/07 02:36 PM
大阪の給料ですが多すぎ! 地方の公務員の約2倍の年収とかふざけてますよ! もっと減らしてもよいくらいです赤字なんですから。

私は府外の人間ですが、橋下さんにはこれからもがんばってもらいたいです。
頑張ってる姿を見て大阪で金を落とそうかな…と考える人間も増えまると思います。
その他 | 2008/06/07 02:47 PM
> 情けない氏
「他はともかく私はちゃんとやってます」と言いたい気持ちもわかりますが、ちゃんとやるのは「当たり前」です。
スレナス | 2008/06/07 03:06 PM
 橋下知事の頑張りにエールを送ります。まだまだ先に議会が待ってますが、このがんばりで乗り切ってほしいと切に願っています。
 大阪府在住ではありませんが、橋下知事の取り組む財政再建が軌道に乗り、そして赤字削減ゆくゆくは黒字にまで至る事ができれば、さまざまな地方自治体もそっくりそのままのまねではなくともその地方にあったなんらかの方法で赤字削減やほんとの意味での行政サービスに取り組んでいくのではないでしょうか。
 東知事は、県のアッピールで活性化を図り、橋下知事は財政再建で健全化を図る。うまくいってほしいし、わが県も既得権益団体に流される事なく取り組んでほしいものです。
 警察、消防等緊急事態対応の現場要員を削減する事だけはこれからもしないでほしいです。
 とにかく橋下知事は、労組にまけることなく、マスゴミに揚げ足をとられることなく初志貫徹でがんばってもらいたいです。
コンパス | 2008/06/07 04:24 PM
ちゃんとやっていても評価されない民間・・・しかも正社員であることを含めて安定した未来を期待できない団塊Jr世代以降の我々は今後どうなるのかねぇ?
そういう状況の人が増えたら当然公務員の給料の源となる税収も減るんだが、彼らの脳みそではそれも理解できないのが気の毒だw

>諸手当
細かすぎて挙げ連ねるのは面倒ですな。
40年ぐらい前までは民間の給料の半分が基本給だったので、理由をつけての諸手当は辞める人を引き留めるための方法だったようです。

ただそれらが高度成長期を経て、そしてバブルが弾けてからも貰い続けようという団塊世代、そして既にOBとなった戦前生まれ世代の既得権維持から来てますね。

公民問わず良識を持った幹部よりも、一時しのぎで上手く立ち回る連中の方がしぶとく生き残るようですよ。
だからこそこれだけ社会が荒れてきたんですねw

そういえば後期高齢者世代にこれからなっていく元公務員の年配の方々が仰ってました。
団塊Jr世代以降が中心となる時代になった時どんな仕打ちをされるか怖い・・・と。
ガンサバ | 2008/06/07 04:43 PM
昔、総務にいた当時先輩から教えて貰いました。収入が増えずに赤字になった場合の対処法。先ず、新規採用の抑制と同時に余剰人員の整理。これが定石。首を切らずに人件費の抑制だけで、乗切れる筈もない。ここに手をつけると労組からの猛烈な抵抗に会います。大阪府民は橋下知事をしっかり援護して欲しい。こう思います。
忠吾 | 2008/06/07 06:19 PM
ワッハ上方については、吉本の
がめつさにアングリです。
吉本もそろそろ自社の利益にばかり走らず、社会貢献みたいなものも考えたらどうかと思いますね。すごく儲けているんだから。

橋下さんは頑張っていますよ。
京都にもああいうリーダーがほしい。京都も不要なハコモノが結構ありますからね。
職員の不正、犯罪も多発しています。教育問題ももっと考えて欲しい。学期も以前のように戻して欲しい。補習もして欲しい。
無防備都市宣言なんか
絶対やめてほしい。
防犯に力を入れて欲しい。
京都を守って欲しい。
橋下さんのような、熱意のある
人材が欲しいです!!
翡翠(ひすい) | 2008/06/07 08:13 PM
橋下知事凄いです。大阪の財政を食い物にしてきた連中が必死に抵抗する中で、よくやり抜かれました。大絶賛です!
十年後の総理大臣は誰にというアンケートがあったら迷わず橋下さんを推します。
関西 | 2008/06/07 09:40 PM
今現在でも大阪府の役人平均給与は京都、兵庫より下です。
それに反比例して民間平均給与は大阪府がトップです。
大阪府は民間と役人の給与の差がさらに縮まる事になる。
今回の橋下案が通った後、他1府4県はどう出るでしょうか?
決して大阪よりマシという財政状況ではありません。
近畿から改革、そして近畿州へ | 2008/06/07 10:11 PM
橋下知事を近隣の政治を知っているらしい玄人気取りの代表者がこき下ろしていましたが、自称玄人の政治家が無能な所為で借金が増えたと言うのを恥ずかしい素振りを見せる訳でもなく、でかい顔をしているのは何とも腹立たしいです。
クニ | 2008/06/07 11:10 PM
大阪府民の皆さまはお忘れでしょうけど大阪府議会は2014年問題の解決策を見出していません。 
これは3500億円(先年、帳簿上の操作で存在していない事にされていたとアサヒが素っ破抜いたあれです)の償還期限があと6年後に来ます。所謂、10年債と言う奴で要するにツケです
1100億円程度の予算削減案でガタガタ言っている場合ではないのですよ。。         自己防衛に走る無能な議会と集る人権屋、同和共に堕落した公僕...

予算3兆円の3%しか自由に使えない大阪府は夕張みたいに苦労するのはもう確実でしょうから経知を発揮するのは今しかないでしょうね

キチンと見て注文をつける

何処の自治体でもそうだと思いますがこれ以外の処方箋は有り得ませんよ
喜多院 | 2008/06/07 11:55 PM
警察のところでちょっと違和感があるのです。WIKIに各と都道府県の警察官の定員数がのってます。これを人口一万人あたりで換算すると、埼玉や静岡で約15人、愛知18人。京都、大阪で23人。東京都では33人です。県はだいたい15人〜18人の間なのです。
つまり東京、大阪、京都は例外的に多数の警官が、「すでに」配置されているといえます。愛知と大阪を比較すると約3割も警官数が多いといえます。埼玉と比較すると約5割です。

大阪府警の人数は約2万人。橋下知事が言っていた500人というのは、削減したとしても大勢に影響がないと思える人数です。

問題なのは、こういう実態を誰も言わないことです。言わないまま治安の悪化は困るとしか言いません。全くおかしなことだと思います。
たか改名 元祖たか | 2008/06/08 03:00 AM
忘れてました。WIKIのURL
警察本部
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E6%9C%AC%E9%83%A8
たか改名 元祖たか | 2008/06/08 03:03 AM
たか改名 元祖たかさんのご意見には一理あります。あるのですが、各都道府県の人口あたりの犯罪発生率は大阪府は全国一位です。そこのところも加味する必要があるのではないでしょうか。
さらに申せば、大阪府で警官が500人減ったとなると、数値的には影響がなくとも、心理的な影響から他府県の犯罪者を大阪府に呼び込んでしまう可能性はないでしょうか。
もちろんこの心理的な影響は逆説的に言えば、くっくりさんも言われているところの「府民の防犯意識の向上」につながる可能性もまたあるのですが。
それからこれは不確定事項ですが(ソースをいま探してみたけど見つからない)、じつは何年か前に大阪府は警官の数を増やしたにも拘わらず、犯罪発生数は減るどころか逆に増えたという話も聞きます。
結論を言えば、大阪府民にとって治安の問題はポイント大きいと思いますので、ここで500人削減して府民の反感を買う→支持率低下→改革に影響が出るという流れになってはいけないと思うので、やはり警官削減見送りは正解だったのではないかと考えます。
葉月 | 2008/06/08 03:49 AM
>>たか改名 元祖たか さん
それはわかってますよ。
人が余ってる交通課から500人減らすって話だったけど、
治安がどうこう、それ言われちゃ何の反論しても無駄で、
メディアが敵に回ったから100%無理と諦めの結果でしょう。
それと京都は元々人口が少ないです。

>>葉月 さん
すいませんお手数ですが、
その人口あたりの犯罪発生率は全国一位のデータを
よろしければ載せてくれませんか?
警察官が多い=あまり働いてないが誤魔化し点数稼ぎ=件数増加 こんな構図が見えたら恐いですね。
417 | 2008/06/08 04:17 AM
>417さん
やや古いデータで申し訳ないですが。
http://ms-t.jp/Domestic-statistics/Data/Prefect-Crimerate2004.html
葉月 | 2008/06/08 04:40 AM
>>葉月さんへ やはりその怪しいデータでしたか。
◆刑法犯検挙件数
2003年 東京都:85995 大阪府:42137 神奈川県:40019 愛知県:46468
http://www.npa.go.jp/hakusyo/h16/hakusho/h16/pdf/F0Siryoh.pdf (28/49)
2001年 東京都:75288 大阪府:37497 神奈川県:37531 愛知県:30398
http://www.npa.go.jp/hakusyo/h14/h141101.pdf (18/87)
2000年 東京都:76585 大阪府:41255 神奈川県:41611 愛知県:30932
http://www.npa.go.jp/hakusyo/h13/h130910.pdf (306(35/71))
1999年 東京都:87021 大阪府:54390 神奈川県:70269 愛知県:47130
http://www.npa.go.jp/hakusyo/h12/h12s.pdf (307(16/68))
◆2003年の刑法犯認知件数 (年間の110番受理件数の多い順)
東京都: 299406件 (年間の110番受理件数:約137万件)
神奈川: 186290件 (年間の110番受理件数: 約80万件)
大阪府: 285307件 (年間の110番受理件数: 約76万件)
愛知県: 225706件 (年間の110番受理件数: 約65万件)
埼玉県: 179276件 (年間の110番受理件数: 約58万件)
千葉県: 164278件 (年間の110番受理件数: 約49万件)
ttp://www.npa.go.jp/hakusyo/h16/hakusho/h16/pdf/F0Siryoh.pdf (28/49)
ttp://www.mika-y.com/bbs/news/isrch.cgi?mode=srch&ALL=1&word=843&logs=./newslogmst.cgi&no=0
ttp://web.archive.org/web/20041023212818/http://www.pref.aichi.jp/police/110/110ban.html
ttp://www.pref.saitama.lg.jp/A02/BA00/youbou/17-09-01beppyou.pdf
ttp://www.ukaru.jp/saishin/118/
417 | 2008/06/08 06:45 AM
続き
※東京都・神奈川県・大阪府の110番受理件数は1〜11月のデータを1年間に換算した。
【110番受理件数】・【刑法犯検挙件数】
大阪府と神奈川県はほぼ同じくらい。東京都は大阪府・神奈川県の2倍近い。ところが、
【刑法犯認知件数】
東京都と大阪府では、東京都の方が多いが大差が無い。神奈川県は大阪府よりかなり少ない。
【刑法犯認知件数】は実際の犯罪発生件数を反映していないと言えるのではないか。
犯罪発生率=刑法犯認知件数÷人口
東京・神奈川は「刑法犯検挙件数」「110番受理件数」と比較して「刑法犯認知件数」が少な過ぎます。

警察官の定員
東京都  42,105人 大阪府  20,467人 神奈川県 14,854人 愛知県  12,920人 兵庫県  11,425人
埼玉県  10,903人 福岡県  10,447人 北海道  10,144人 千葉県   9,322人 京都府   6,282人
静岡県   5,985人
417 | 2008/06/08 06:45 AM
続き

上のデータは別の方が暴いてるデータと見識です。
葉月さんが示してくれたデータと年間110番受理件数を比べてみてください。
<ここから大事で>自分の伝えたい意見なのですが、
さっき言ったように点数稼ぎの110番受理件数。
犯罪を少なく見せるための刑法犯認知件数ではないでしょうか?
東京都が異常に多いのは、大阪の二倍、神奈川の三倍、愛知の三.五倍もの警察官がいる。
つまり、それだけ大多数の警察官が普通に働くだけで、
必ず年間110番受理件数が飛びぬけてしまいます。当たり前な数字です。
今の警察の配備は正しいのでしょうか?
417 | 2008/06/08 06:46 AM
あ、東京配備4万人が
多すぎるのか、
他道府県が
少なすぎるのか、
どちらでしょうって問いです。
417 | 2008/06/08 06:57 AM
>葉月さん

私が言いたいのは、現状をきちんと認識した上での判断ならよいということです。ところが、大阪府民が現状を知っているのか、はなはだ疑問です。
すくなくともこのブログや2CHでの議論程度のことは、府民も知った上で判断するべきです。また、マスコミも知らせるべきでしょう。
議論をする上で、他府県から犯罪者がなだれこんでくるかのような、なんの根拠もない、不安心理をあおるだけの言葉は、つつしむべきでしょう。
たか改名 元祖たか | 2008/06/08 03:37 PM
大阪はとにかく治安状況が全国一悪い、これは地元でもマスコミから誰から、全てそう言っています。
しかしながら、それを一望できるデータを提示されることはほとんどないし、犯罪の項目別に見ると大阪が何もかも一位というわけではない。
今日のサンプロでも、橋下知事は、東京など主要都市に比べて「街頭犯は1.5倍」という言い方でした。

ついでに言えば、警官削減については、知事は撤回したのではなく、たたき台のPT案でまずそれを提示し、そこからの議論を見て、最終的に判断を下したということだそうです。
知事自身は今日、「警官の数は全然足りない」と言っていました。
府民 | 2008/06/08 05:10 PM
支那政府も、引渡されて放置された兵器では無いと言う発表をした件について、読売新聞が未だに日本軍の「遺棄」化学兵器などと平気で書いているが、こんな虚報を許して良いんでしょうか?
FromA | 2008/06/08 08:15 PM
今回の件と関係ないけど中国の聖火リレーは今現在中止しているようです、再開は未定。
一番の問題は核ですかね…orz。
泣きたい。(T_T)。
その他 | 2008/06/08 09:58 PM
 青少年会館の件ですが、鍵を開けるだけの人間が府からの出向職員で、指定管理者である財団の役員が知事の質問を受けて「邪魔です」と言ったのではないのでしょうか?
 私は公務員ではありませんが、今回のご意見では、労働基本権の制限と公務員の身分保障についての視座が欠けているように思われます。
 更に労働組合に関与する者でもありませんが、民間でも派遣労働者や名ばかり管理職といった問題もあります。そういった権利上の問題についても、別の稿でご意見があっても良いとは思います。
 長々と勝手な意見を申し上げてしまいました。青少年会館については、他の方々の御指摘がなかったようですが、訂正されたほうが良いと思います。後の意見はスルーして頂いて結構です。
ふら | 2008/06/08 10:52 PM
皆さん、コメントをありがとうございます。
いつも個別にレスを差し上げられず申し訳ありません。

ふらさん:
> 青少年会館の件ですが、鍵を開けるだけの人間が府からの出向職員で、指定管理者である財団の役員が知事の質問を受けて「邪魔です」と言ったのではないのでしょうか?

ご指摘を受け、あらためて報道を調べてみました。
「邪魔」と言ったのは府職員だと書いてしまいましたが、正しくは、運営主体の民間企業(2006年度から府が委託している)でした。「邪魔」と言われた方(鍵を開けるだけの人間)は財団法人の職員で合っているようです。
正確に言うと、この財団法人は府の出資法人・府青少年活動財団で、「円滑な業務引き継ぎが必要」として2006年度以降も職員2人を会館に残しており、1人年間約1100万円の給与は委託料名目で府が全額負担していた、とのことです。
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/ho80312a.htm

本文を訂正しておきました。
ご指摘ありがとうございました。
くっくり | 2008/06/09 12:13 AM
警察官の数の件でさまざまなご意見、ありがとうございます。参考になります。

本文で私は「警官の質の向上や府民の防犯意識の向上、そういった方面にも力を入れないと、犯罪はなかなか減ってはいかないと思います」と書きましたが、システムの問題というか、そういうものもやはり大事ですね。417さんご指摘の「110番受理件数」とかそういったことも含めて。

私はデータのこととか細かなことはわかりませんが、目に見える部分で言うと、繁華街や大きな駅周辺の派出所にはほぼ常に2人程度の警官が詰めているのを見ますが、うちの近所(住宅街)の派出所に警官がいるのは一度も見たことがないので、いざという時は不安だなぁと思います。

人通りの多い場所はその分トラブル発生数も多いでしょうから、警官が常にいた方がいいというのは分かるんですが、人が多い分、周りの通行人が助けてくれたりっていうのもあると思うんです。でも、人通りの少ない場所でトラブルに巻き込まれた場合、通行人もいない、派出所に逃げ込んでも警官もいない、では、住民としてはやはり心細いといいますか。
だからこのへん、できればバランスよく割り振りしてほしいなぁとは常々思っています。

あと、府民さんご指摘の、

>ついでに言えば、警官削減については、知事は撤回したのではなく、たたき台のPT案でまずそれを提示し、そこからの議論を見て、最終的に判断を下したということだそうです。

報道は各社「橋下知事、警察官削減を撤回」という内容になってましたので、そのまま素直に書きましたが、橋下知事自身の見解は違うということですね。
私は「サンプロ」見てないし、ちょっとこれはどう扱っていいのかわからないので、本文訂正は今回はとりあえず見送らせていただきますが、今後はっきりしたら訂正など対処するようにいたします。ありがとうございました。
くっくり | 2008/06/09 12:38 AM
>恐怖!中国で感染か!絹川が謎のウイルスで北京断念へ
コピペになりますがめぼしい所でこんなのがあるようです。

中国:昆明で日体大の競泳選手が体調崩し死亡
http://beijingbaseballkids.sblo.jp/article/508299.html

日体大水泳部に所属する競泳男子の宮嶋武広選手(20)が25日、
中国・昆明での合宿中に体調を崩して死亡したことが28日、分かった。
日体大に入った連絡によると、宮嶋選手は25日午後、
プールでの練習中に突然けいれんを起こしたため応急処置を受けたが、
搬送先の病院で死亡した。現時点で死因は不明。

野口みずき、原因不明の発疹で緊急帰国
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/news/20080308-OHT1T00152.htm

アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきが所属するシスメックス女子陸上部の
藤田信之監督は8日、野口が原因不明の発疹(ほっしん)のため、高地合宿先の中国・昆明
から当初の予定を早めて6日に帰国したことを明らかにした。16日に出場を予定していた
全日本実業団ハーフマラソン(山口)は欠場する見込み。

高橋尚子、失速理由は突然の体調不良 今後は海外マラソンも視野
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080310/oth0803101145014-n1.htm

直前の中国・昆明合宿で下痢になって数日間寝込んだこととの因果関係は不明とした。


なんで、そんなところで合宿をしてるのかというと、理由はこれでしょう。
日本陸上競技連盟
会長:河野洋平(紅の傭兵)
副会長:中曽根弘文(大勲位ジュニア)
Keiz | 2008/06/09 01:40 AM
私自身は公務員ではありません。私は、自営業、正社員、派遣社員等を経験し、現在はパート勤務。正社員なのに給料を貰っても家賃の支払いで終わり、今日食べる米もない・・という事は何度もありました。働いても借金だけが増えていく。行政に相談に行っても相手にされず、泣きながら帰った事も。公務員の知り合いは沢山います。私の知り合いは、皆良い人達ばかり。上が変われば方針が変わる。振り回されながら、皆それぞれの立場で頑張っています。確かに、あなた達は恵まれているよ!と思う所は沢山あるけれど、それはそれで大変だな・・とも思います。民間、公務員、程度はあれど、皆が毎日不安な思いで生活しています。
情けない | 2008/06/09 08:49 AM
超過酷な職場をくぐり抜けてきた私としては、情けない氏の言うことも分からないでもないが、やはり「公務員」(特別職除く)はふざけてると思うなー。
まぁ、一括りにされたくないだろうが、やっぱり殆どが「ふざけた仕事」をしてるからでしょう?
こういうコメントを見ても、彼らの身内からすると「知らないくせに」と高をくくって本気でどこが悪いのか悩まない所に、問題の本質があると思う。
前職公務員なんて言うヤツ、民間じゃ、誰も雇わないでしょ?それが彼らの評価だよ。
うーん | 2008/06/09 09:38 PM
私は大阪府の職員が恵まれていると思いますが、むしろ、私のような派遣で年収300万円の人の賃金を改める動きになって欲しいと思います。派遣などを基準に、
公務員を叩くのではなく、派遣の待遇を公務員並み(労働者の平均給与?)にあげるような声が出ないのでしょうか。
大企業は、派遣職員を使い利益をあげています。公務員の賃金が低下すると、民間賃金も同調して落ちます。低賃金では、結婚し子育てするという将来に不安があります。
他人の不幸は蜜の味ですが、こんな騒動で喜んでいるのは派遣会社や大企業の経営者のような気がします。

システムやうちの子たちの将来が不安です。
はる | 2008/06/11 08:12 AM

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