「ムーブ!」新型インフルエンザ 脅威の実態(細切れぼやきも)
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■6/2(月)放送「ムーブ!」
新型インフルエンザの脅威については、以前「アンカー」で青山繁晴さんが現地レポも交え、安全保障・危機管理の視点で取り上げてくれました(4/2放送分参照)。
今回は「ムーブ!」です。番組初登場の竹内薫さんが、サイエンスの立場から予防策なども含めて解説をして下さいました。
細かい相づちや間投詞、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。各画像をクリックすると新規画面で拡大します。
今日は最後に「細切れぼやき」もあります。
秋葉原無差別殺傷事件、「ムーブ!」に朝日新聞編集委員出演。
内容紹介ここから____________________________
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■6/2(月)放送「ムーブ!」
新型鳥インフルエンザ 国家的な危機になる…(当日のテレビ欄より)
新型インフルエンザの脅威については、以前「アンカー」で青山繁晴さんが現地レポも交え、安全保障・危機管理の視点で取り上げてくれました(4/2放送分参照)。
今回は「ムーブ!」です。番組初登場の竹内薫さんが、サイエンスの立場から予防策なども含めて解説をして下さいました。
細かい相づちや間投詞、ツッコミはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
画像はYoutubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。各画像をクリックすると新規画面で拡大します。
今日は最後に「細切れぼやき」もあります。
秋葉原無差別殺傷事件、「ムーブ!」に朝日新聞編集委員出演。
内容紹介ここから____________________________
…………………………VTR開始…………………………
日本人の死者210万人とも――。
この驚くべき試算を打ち出した脅威というのが、新型H5N1型インフルエンザ。
強い毒性を持ち、鳥から人へと感染するウイルスで、一度感染するとその致死率は何と60%。
人類は直面する危機を逃れることができるのか。
“新型インフルエンザ”襲来。
脅威の実態をサイエンスライターの竹内さんに解説していただきます。
…………………………VTR終了…………………………
堀江政生
「初めての出演の竹内薫さんなんですが、いきなりこんな所(パネル前)に来ていただいて申し訳ありません」
竹内薫
「頑張ります」
堀江政生
「ただ、竹内さんも、このことについては国家的な危機に陥るかもしれないと、そういう警鐘を鳴らされているということなんですね。緊急コーナーになります。で、この鳥インフルエンザの脅威なんですけれども、実はこの問題点、『ささやかれる不吉な噂』なんていうふうにありますけれども、これからのシーズンが危ないんだと」
竹内薫
「そうですね。過去の新型インフルエンザの流行を見てますと、だいたいですね、初夏に一回流行をして、それから夏の間ちょっとこう下火になって、ま、冬にもう一回バーンと上がるんですよ。なので意外と初夏というのは、新型インフルエンザの始まる時期なんですよね」
関根友実
「私たちの感覚では冬だってイメージがありますけど、まず夏に来るっていうことを踏まえておかなきゃだめですね」
竹内薫
「そういうことですね」
堀江政生
「ではこの鳥インフルエンザなんですけれども、不吉な噂などについて、いったい何なのかを見ていきます」
関根友実
「人間のインフルエンザウイルスがどこからやって来るかといいますと、答えは『常に鳥の世界からやってくる』んだそうです。はじめは鳥同士でインフルエンザがうつり合うそうなんですね。それがウイルスが突如変化しまして、鳥から豚、また鳥から人へとうつってくるんだそうです。そしてまた急速にウイルスが変異しまして、人から人へとうつったら、これはまた大変なことになる。つまり鳥インフルエンザが進化して人から人へとうつるとなると、新型インフルエンザウイルスの発生となりまして、パンデミック、いわゆる大流行の恐れがあるということなんですよね」
竹内薫
「そうですね。これちょっと説明しますとですね、この鳥から鳥にうつってる間は、これは鳥インフルエンザです。それでこの鳥から人間にうつってる段階でも、現在はこれは鳥インフルエンザのままなんですね。ところがですね、今後ですね、人から人に感染するようにこのインフルエンザが進化すると、そこが新型インフルエンザということで。これね、実はフェーズがあるんですよ。フェーズ1・2・3(鳥インフルエンザ)、4・5・6(新型インフルエンザ)とあって、実は今、フェーズ3なんです。ですからこの段階では鳥から人間にはうつるんですよ。だけどもそれが流行はしないんです。で、次がフェーズ4で、そのフェーズ4では人から人にどんどん広がるんですね。で、今ね、ちょうどこのね、3から4のね、ほんとに中間なんですよ」
堀江政生
「どのくらい人間に迫ってきているのかというのも、ちょっとVTRで確認しておきましょう」
…………………………VTR開始…………………………
H5N1型ウイルス。
1997年に香港で初めて確認されました。
その後ウイルスは各地に飛び火し、お隣の韓国では5年前に鳥が大量に感染。
ニワトリやアヒルなど185万羽を処分し、被害額は実に14億円にも上りました。
さらに拡大を続ける新型インフルエンザの猛威は、いよいよ鳥から人へと移りました。
3月18日現在、世界での発症者は373人で、うち236人が死亡。
そしてさらなる展開を見せました。
【今年1月】中国・衛生省の会見
「今回の症例はいまだかつて起きたことがないものだ」
中国やインドネシアで、人から人への感染が確認されたのです。
新型インフルエンザは感染を重ねるたびに感染しやすく変化し、いったん広がり始めると感染を止めるのは容易ではありません。
そしてついに日本でも――。
【先月】野付半島ネイチャーセンターガイド 河口真梨さん
「羽をたたんで首を下げていた状態で見つかったということですね。〈VTR中略〉普通の方が見たら、ハクチョウ寝てるのかなっていう感じだと思いますね」
北海道の野付半島で見つかったハクチョウの死骸から、新型インフルエンザが検出。
秋田県や青森県でも同様の結果が次々と発表されたのです。
日本海を渡ってやって来た新型インフルエンザ。
今後、国内でのさらなる拡大が懸念されます。
…………………………VTR終了…………………………
堀江政生
「ま、近づいてきてますね」
竹内薫
「はい。えっとまあ、これなんですが、実はですね、96年ぐらいからこの新型インフルエンザというのが、強毒性というふうに変わってるんですよ。で、実は我々が普通かかるインフルエンザってのは、これ弱毒性と言われるもんなんですね。致死率は全然違うんですね。我々の普通のこのインフルエンザっていうのは、だいたい1000人かかると1人か2人死ぬ感じなんです。ところがこの新型インフルエンザっていうのは、1000人かかると600人死んでしまうんですよ」
関根友実
「全然違いますね」
竹内薫
「そうですね、はい」
堀江政生
「で、どのぐらい大変なことになるのか。この不吉な噂の中身なんですが、H5N1型の新型インフルエンザ大流行の可能性が飛躍的に高まっている、としています。そして竹内さんは、『このままいくと、日本は新型インフルエンザに蹂躙され、人的、経済的かつ国家的な危機に陥る』『予想される日本の死者は64万人から210万人、最悪の場合、日本のGDPの4%が失われる恐れがある』と、警鐘を鳴らしてらっしゃいます。大変な話ですね」
竹内薫
「そうですね。これ、えーっと4%というこの数字ですね、これ、国内のシンクタンクが算出している試算なんですね。それからこの64万人というのは、これはですね、厚生労働省が言っている最大の死者数なんですけれども、で、210万人というのは、これはですね、海外の研究機関が発表している数なんですよ。ということで、これはたぶん未曾有の危機になるんじゃないかっていうふうに考えられますね」
堀江政生
「ちょっとこちらをご覧いただきたいんですが、これを少し説明していただけますでしょうか」
竹内薫
「はい。あの、実際にですね、これH5N1型の新型インフルエンザが流行を始めるとですね、おそらく日本人の4分の1がかかります。で、死亡数がそうですね、64万人、ま、入院患者がだいたい200万人ぐらいと…」
堀江政生
「そんな、病院が対応できないでしょう?」
竹内薫
「これはもう完全に麻痺しちゃいますね」
堀江政生
「そうですよね、パニックですよね」
竹内薫
「で、ここにちょっと、岡田晴恵さんというですね、国立感染症研究所の方がおっしゃってますけども、やはりどうもですね、210万人、まあ死亡者が出るんじゃないかということと、あとね、若者がね、これけっこう危険なんです」
堀江政生
「若者?」
竹内薫
「ええ。普通だったらば、インフルエンザですと高齢者の方が危ないじゃないですか。ところがですね、この新型インフルエンザというのは非常にこう強いので、若者のですね、こう免疫機能が暴走を始めてしまって、自分の身体を攻撃してしまって死んでしまうんですよ。だから非常に怖いんですね」
堀江政生
「ああー。それはしかし、相当な覚悟を決めないといけないですか、勝谷さん」
勝谷誠彦
「そうですね。で、これ200万人レベルのですね、入院になると、何が起きると言いますとですね、社会基盤が壊れるんですね。つまり警察や消防、防衛、それからインフラですね、鉄道やですね、電気、電話、水道みたいなものを維持してる人たちに直接影響がある。そうするとかかってない人たちでもですね、あの、私たちの社会生活が成り立たなくなる。要するに社会が壊れてしまう可能性が非常にあるんですね。だから今、そのタミフルや何かの備蓄にしてもですね、そういう人たちに優先的に、あるいはお医者や看護婦さんに優先的に回そうなんて計画も今、出てるぐらいですね」
関根友実
「はい。実は2008年の3月18日現在なんですが、10人以上の死者が出てるのは最も多いのがこちらのインドネシアなんですね。人の発症者数が129人で死者数が105人ということなんです」
堀江政生
「やっぱり恐ろしい致死率ですね、これね」
関根友実
「また、ベトナムでは発症者106人、死亡者52人、2人に1人ですね。さらにエジプトです、人の発症者数が47人、死亡者が20人。中国は人の発症者数30人、死亡者が3分の2の20人です。そしてタイが25人、そして死亡者17人ということで、怖いのがその致死率です。ご覧のように63%の人が亡くなってしまうと」
竹内薫
「で、これですね、実際ですね、このインドネシアですね、ここがですね、封じ込めに失敗したんですよ」
一同
「ああー」
竹内薫
「これもう完全に抜きん出てますから。それでここですね、結局ニワトリとかカモっていうか、いわゆるそういう鳥ですね、家きん類を普通にこう飼ってるんですね。そこからこう感染するんですが、その家きん類をですね、処分を、ま、できないんですよ。経済的なまあ、いろんな理由がありまして。ということで、非常にもう今、全世界にこう広がりつつあるっていう状況なんですね」
関根友実
「やっぱり人と鳥が濃厚に接触すればするほど、こう、うつる可能性が…」
竹内薫
「そうですね」
堀江政生
「これ、しかも今、世界中が人間同士の交流が激しいわけですよね」
竹内薫
「はい。これはですね、ですからいったんですね、こう完全にフェーズ4まで入ってしまうと、おそらく世界中にですね、1週間以内で蔓延します」
一同
「えっ!」
関根友実
「そんなあっという間なんですか」
竹内薫
「ええ。で、これはですね、空港なんかで止めることはほぼ、できません。というのは、このインフルエンザというのはですね、こう感染をしてから1週間ぐらいですね、潜伏期間があるんですよ」
堀江政生
「気付いてないわけですね」
竹内薫
「ということなんです。なので、熱も出ませんから、ま、入って来ちゃうんですね」
関根友実
「その間にうつって行くんですね」
竹内薫
「そうなんです」
堀江政生
「ああー。いや、山本さん、怖いですね」
山本譲司
「そうですね、怖いんですけど、その、これ季節のサイクルじゃなくって、このまあ、過去たとえば1世紀ぐらいの歴史で言うと、スペイン風邪、4000万人が亡くなったと言われるスペイン風邪、1918年。その後、アジア風邪、それから香港風邪。だいたい香港風邪、1968年ですよね。10年から40年のスパンですよ。1968年から40年っていうと今年なんですよね。ですから、その、家きん類を飼っていた人たちが感染してるっていう、ま、感染源が特定してる人もいるんですけど、感染源が特定できてない人もけっこう増えてきてるんですよね。それとね、やっぱりこれだけじゃなくって、WHOへの情報提供が十分じゃない国っていうのも、まだまだあると思います。国の中でもあると…」
堀江政生
「報告ちゃんとできてない」
山本譲司
「はい。ちゃんとできてないという所もあるでしょうから、ま、確かにその、今、日本は新型インフルエンザ対策行動計画に基づいていろんな政策を打ち出してきてるんですけれど、やっぱりこれは、これだけ大規模な感染症っていうのは国境はないんですね。水際で……侵入するってのも、なかなか難しいですよね」
堀江政生
「どうやって、じゃあ我々は身を守ったらいいのかっていう話なんですよね」
山本譲司
「やっぱり国際的なね、監視体制だとかそういうのをきちんと整える必要があるでしょうね」
関根友実
「どうやって我々が身を守ったらいいのか。2つの方法が今、防御法としてあるそうです。スイス型とアメリカ型、2つの考えがありまして、まずスイス型なんですが、備蓄ワクチン、備えてとっておいたそのワクチンによる“予防型”ですね。そしてアメリカ型なんですが、病気が発生した後にワクチンを製造し提供する“発生対処型”。この2つがあるということなんです」
竹内薫
「これなんですけど、日本はですね、今のところ、このスイス型なのかアメリカ型なのか、わかんないんですよ。決めかねてるんですよ」
一同
「ああー」
竹内薫
「実際スイスはですね、全国民分の備蓄ワクチンをもう用意しています。それからアメリカなんですが、アメリカの場合はですね、発生後のワクチンを作る態勢を完璧に今、整えていて、半年間で全国民分が作れます。ところが日本はですね、この備蓄ワクチンは今のところ1000万から2000万人、多くても3000万人分しか作らないんですよ。で、しかもですね、この発生後のワクチンがいったいどれぐらいの期間で全国民に行き渡るのかっていうのがね、今、わかんないんですよ。作らないんですね。ということで、今これ、どっちにしようかっていうふうに迷っている段階で」
堀江政生
「急いでほしいんですけど」
竹内薫
「これはね、決めてほしいですねー」
堀江政生
「で、一方、これまあ予防の方ですけど、かかっちゃった時、通常のインフルエンザの治療薬としてタミフルがあるわけですが、これ効きますか?」
竹内薫
「これがですね、実はですね、新型インフルエンザに関してタミフルが効いたという事例は、今のところ確定してないんですよ」
一同
「うーん」
竹内薫
「で、これ実際ですね、インフルエンザにかかってから48時間以内に飲まないと効果がないんです。ところがたいていの場合ですね、ま、48時間というと、ちょっと熱っぽいかなーとか言って寝ちゃうんですよ。なのでこれはね、手遅れになる可能性があるのでちょっと厳しいんですよね」
堀江政生
「予防法としては何かあります?」
竹内薫
「あります。えーっとですね、ちょっとここに持ってきたんですけれども(マスクを取り出す)、これがですね、インフルエンザを、ま、通さないと言われてるマスクですね。で、ここにですね、ちょっと見えるかどうかわかりませんが、『N95』って書いてあるんですね」
一同
「(口々に)ああ、書いてありますね」
竹内薫
「これ、要するにですが、インフルエンザの、ま、粒子、これを95%カットするっていうような意味と考えて下さい」
一同
「ほぅー」
竹内薫
「で、これがですね、だいたい1つ100円とか200円で」
堀江政生
「えっ、あんまり高くないですね」
竹内薫
「ええ。ま、20個パックぐらいで売ってますから」
関根友実
「普通に市販されてるものなんですか?」
竹内薫
「そうです。これはまあ必需品ですね。で、あとはですね、意外と効くのがですね、鼻うがいです。普通ですね、えっと、うがいはするんですけども喉だけじゃだめなんですよ。というのはインフルエンザのウイルスは鼻の奥で増殖するんですよ」
一同
「はぁー」
竹内薫
「だいたい1個のウイルスが24時間で100万個に増えます。なので鼻うがいもしてほしい。それから手をちゃんと洗う。顔も洗う。そういうことですね」
関根友実
「じゃあ基本的にインフルエンザの予防法と変わらないと…」
竹内薫
「そういうことですね、はい」
堀江政生
「鼻うがいってやったことないんですよ、僕」
関根友実
「痛いんですよね。塩水でこうクッとね」
竹内薫
「そうですね」
勝谷誠彦
「非常に気になるのが、さっき中国の数字出てましたけど、あれ僕、信用できないんですよ。で、非常に今まで中国史上ない人の大移動が北京五輪であるんですね」
堀江政生
「そうか、そうですね」
勝谷誠彦
「だからあれはね、非常に僕は気になってますね」
堀江政生
「世界中が交流する時でありますよね。……竹内さん、どうもありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
「N95」のマスクって私、初めて知りました。薬局へはわりとよく行くんですが、今まで見かけたことなかったです。
でもネットで調べたら、ちゃんと市販されてるんですね。但し竹内さんも言われてるように「20個パック」みたいな感じで、1個では売ってないみたい。1個100〜200円で使い捨てだとしたら、ちょっと高いかなぁ。でも命には代えられないですよね。
山本譲司さんがWHO(世界保健機関)にちらっと言及されてますが、WHOと言えば、私が以前から気になっているのが台湾の加盟問題です。
台湾はずっと前からWHO加盟を訴えていますが、中国が反対しているために加盟できずにいます。WHOが国連の専門機関である以上、台湾のWHO加入を認めたら、台湾が国際的に「国」と認められたことになってしまうので、中国から見たらこれは絶対に容認できないってことなんですね。
が、WHOに加盟していないと、感染症などに関するまざまな情報を素早く入手できず、これが対応の遅れにつながってしまう可能性が高い。実際、台湾は2003年のSARS禍でひどい目に遭いました。
WHOの加盟が無理なら、せめて年次総会へのオブザーバー参加を認めてほしいということで、李登輝総統時代からはそれを求めてきました。アメリカや日本は支持したものの、やはり中国の反対で実現しないままです。
四川大地震発生後、中国政府は政治問題を超えたところで各国の援助を受け入れてきた側面もある、大地震をきっかけに中国も以前に比べたら変わってきたんじゃないかと言われたりもしているようですが、こと台湾に関しては、今後も中国は頑なな姿勢を変えないでしょうね。
人の命に関わることですから、政治問題とは切り離した別次元のところで、日本はじめ国際社会は台湾を支援していくべきだと思うのですが……。
あと、コーナーの最後で勝谷さんが、暗に「北京五輪をきっかけに、世界に新型インフルエンザが広がってしまう可能性もある」と指摘されてますね。
新型インフルエンザに限らず、毒ギョーザをはじめとする食品問題などでもそうですが、日本はもっと“チャイナリスク”を考えないといけませんよね。
日本政府はどの程度まで真剣に考えてくれてるんでしょうか。民間レベルでいくら注意しても限界がありますしね(T^T)
※参考リンク
・WHO加盟求める 台湾の医療・衛生関係者(産経5/16)
※関連ニュース
・香港の市場で鳥インフルウイルス、輸入と出荷を即日停止(読売6/7)
・鳥インフル:秋田、青森のオオハクチョウ8羽は陰性(毎日6/5)
・インフルエンザの死亡者、109人に インドネシア(CNN6/5)
・英国からの家きん肉等の輸入を一時停止 −農水省(6/4)(農業協同組合新聞6/9)
・米国アーカンソー州からの家きん肉等の輸入を一時停止 −農水省(6/3)(農業協同組合新聞6/5)
・欧米で流行した鳥インフル 人へ感染しやすく変異(読売5/27)
・新型インフルのワクチン、全国民に用意・経済界要請へ(日経5/24)
・英グラクソなど、新型インフルワクチンを日本に輸出へ(日経5/20)
※拙ブログ関連エントリー
・4/3付:「アンカー」新型インフルエンザ 火種はやはり中国?
・・・・・・・・・・・細切れぼやき・・・・・・・・・・・
■逮捕の25歳派遣社員「人を殺すために秋葉原に…」(読売6/9)
「秋葉原で人を殺します」加藤容疑者、携帯掲示板に予告(読売6/9)
「集団自殺」が流行ってますが、まさか「間接自殺」まで流行ったりせんやろなぁと、すごく心配です。そうなったらもう、日本に安全な場所なんて一つもなくなってしまいます。
事件が起こる4日前の6月4日、犯罪心理学者で聖学院大学客員教授の作田明さんの論文が産経新聞「正論」に掲載されました。題して「凶悪犯罪多発の3つの背景」。その中にこのようなくだりがあります。
この論文は今日(6/9)の「ムーブ!」で宮崎哲弥さんも紹介してましたが、今回の容疑者の特徴に怖いほど当てはまってますよね。
中学までわりと上手くいってても高校で落ちこぼれちゃう人なんて山ほどいます(私もその一人)。仕方なく低賃金で働いている人だって山ほどいます(私も派遣でつないでいた時期があった)。
でもみんな辛い現実を受け入れつつ、自分なりにがんばって生きてるわけですよね。なのに、この人は何がどうしてこうなっちゃったんだろう?
余談ですが、朝日がまたやってもーたみたいですね。
・読売「警察官が拳銃を構えると、加藤容疑者は観念したように路上にナイフを捨てて…」
・産経「警察官が拳銃を抜いて「おとなしくしろ」と叫ぶと倒れ込むように座り込み…」
・毎日「警察官が拳銃を取り出すと、男はナイフを路上に置いた」
・朝日「男がナイフを下に落とした。すると警察官は拳銃を抜き、男に向けた」
朝日の記事はすでに書き換え済です。魚拓でご確認を。
他紙だったら「単なるミスかな」と思うだけですが、朝日だと「そんなに警官を悪者にしたいの?」とか思っちゃいますね(^_^;
■6/9放送「ムーブ!」に朝日新聞編集委員・星浩が出演
よりによって星浩!?「ムーブ!」もついにここまで堕ちたか(T^T)
でも今日はコメンテーターとして宮崎哲弥さんと勝谷誠彦さんがいる!
哲ちゃんはともかく勝谷さんは朝日新聞をふだんボロカスに叩いているし、真っ向から批判は無理でも嫌味の一つや二つは……。
と思ったけど、全然ダメ。終始なごやかなムード。それどころか、福田政権の話題で、問責決議案について述べた朝日の社説(6/6付)を「全く朝日の言う通り」とほめて、堀江キャスターに「勝谷さん、今日はどうしちゃったんですか!」と突っ込まれる始末でした。
あ、でもそんな勝谷さんも一度だけ、嫌味を言った場面がありました。中国四川省政府が、四川大地震の被災地を取材できる外国メディアの記者の人数を1社2人までに制限する措置を取ったというニュースが紹介された後、コメントを求められた勝谷さん、「人民解放軍の力が強くなってて、検問で日本の記者が拘束されるということがあった。朝日という中国に好意的なメディアも拘束された」と笑顔でチクリ。
でもそれだけ。星も苦笑しただけで反論とかゼロ。
せっかく中国の話題なのに……。勝谷さん、もっと言ってやって下さいよ!(-.-#)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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日本人の死者210万人とも――。
この驚くべき試算を打ち出した脅威というのが、新型H5N1型インフルエンザ。
強い毒性を持ち、鳥から人へと感染するウイルスで、一度感染するとその致死率は何と60%。
人類は直面する危機を逃れることができるのか。
“新型インフルエンザ”襲来。
脅威の実態をサイエンスライターの竹内さんに解説していただきます。
…………………………VTR終了…………………………
堀江政生
「初めての出演の竹内薫さんなんですが、いきなりこんな所(パネル前)に来ていただいて申し訳ありません」
竹内薫
「頑張ります」
堀江政生
「ただ、竹内さんも、このことについては国家的な危機に陥るかもしれないと、そういう警鐘を鳴らされているということなんですね。緊急コーナーになります。で、この鳥インフルエンザの脅威なんですけれども、実はこの問題点、『ささやかれる不吉な噂』なんていうふうにありますけれども、これからのシーズンが危ないんだと」
竹内薫
「そうですね。過去の新型インフルエンザの流行を見てますと、だいたいですね、初夏に一回流行をして、それから夏の間ちょっとこう下火になって、ま、冬にもう一回バーンと上がるんですよ。なので意外と初夏というのは、新型インフルエンザの始まる時期なんですよね」
関根友実
「私たちの感覚では冬だってイメージがありますけど、まず夏に来るっていうことを踏まえておかなきゃだめですね」
竹内薫
「そういうことですね」
堀江政生
「ではこの鳥インフルエンザなんですけれども、不吉な噂などについて、いったい何なのかを見ていきます」
関根友実
「人間のインフルエンザウイルスがどこからやって来るかといいますと、答えは『常に鳥の世界からやってくる』んだそうです。はじめは鳥同士でインフルエンザがうつり合うそうなんですね。それがウイルスが突如変化しまして、鳥から豚、また鳥から人へとうつってくるんだそうです。そしてまた急速にウイルスが変異しまして、人から人へとうつったら、これはまた大変なことになる。つまり鳥インフルエンザが進化して人から人へとうつるとなると、新型インフルエンザウイルスの発生となりまして、パンデミック、いわゆる大流行の恐れがあるということなんですよね」
竹内薫
「そうですね。これちょっと説明しますとですね、この鳥から鳥にうつってる間は、これは鳥インフルエンザです。それでこの鳥から人間にうつってる段階でも、現在はこれは鳥インフルエンザのままなんですね。ところがですね、今後ですね、人から人に感染するようにこのインフルエンザが進化すると、そこが新型インフルエンザということで。これね、実はフェーズがあるんですよ。フェーズ1・2・3(鳥インフルエンザ)、4・5・6(新型インフルエンザ)とあって、実は今、フェーズ3なんです。ですからこの段階では鳥から人間にはうつるんですよ。だけどもそれが流行はしないんです。で、次がフェーズ4で、そのフェーズ4では人から人にどんどん広がるんですね。で、今ね、ちょうどこのね、3から4のね、ほんとに中間なんですよ」
堀江政生
「どのくらい人間に迫ってきているのかというのも、ちょっとVTRで確認しておきましょう」
…………………………VTR開始…………………………
H5N1型ウイルス。
1997年に香港で初めて確認されました。
その後ウイルスは各地に飛び火し、お隣の韓国では5年前に鳥が大量に感染。
ニワトリやアヒルなど185万羽を処分し、被害額は実に14億円にも上りました。
さらに拡大を続ける新型インフルエンザの猛威は、いよいよ鳥から人へと移りました。
3月18日現在、世界での発症者は373人で、うち236人が死亡。
そしてさらなる展開を見せました。
【今年1月】中国・衛生省の会見
「今回の症例はいまだかつて起きたことがないものだ」
中国やインドネシアで、人から人への感染が確認されたのです。
新型インフルエンザは感染を重ねるたびに感染しやすく変化し、いったん広がり始めると感染を止めるのは容易ではありません。
そしてついに日本でも――。
【先月】野付半島ネイチャーセンターガイド 河口真梨さん
「羽をたたんで首を下げていた状態で見つかったということですね。〈VTR中略〉普通の方が見たら、ハクチョウ寝てるのかなっていう感じだと思いますね」
北海道の野付半島で見つかったハクチョウの死骸から、新型インフルエンザが検出。
秋田県や青森県でも同様の結果が次々と発表されたのです。
日本海を渡ってやって来た新型インフルエンザ。
今後、国内でのさらなる拡大が懸念されます。
…………………………VTR終了…………………………
堀江政生
「ま、近づいてきてますね」
竹内薫
「はい。えっとまあ、これなんですが、実はですね、96年ぐらいからこの新型インフルエンザというのが、強毒性というふうに変わってるんですよ。で、実は我々が普通かかるインフルエンザってのは、これ弱毒性と言われるもんなんですね。致死率は全然違うんですね。我々の普通のこのインフルエンザっていうのは、だいたい1000人かかると1人か2人死ぬ感じなんです。ところがこの新型インフルエンザっていうのは、1000人かかると600人死んでしまうんですよ」
関根友実
「全然違いますね」
竹内薫
「そうですね、はい」
堀江政生
「で、どのぐらい大変なことになるのか。この不吉な噂の中身なんですが、H5N1型の新型インフルエンザ大流行の可能性が飛躍的に高まっている、としています。そして竹内さんは、『このままいくと、日本は新型インフルエンザに蹂躙され、人的、経済的かつ国家的な危機に陥る』『予想される日本の死者は64万人から210万人、最悪の場合、日本のGDPの4%が失われる恐れがある』と、警鐘を鳴らしてらっしゃいます。大変な話ですね」
竹内薫
「そうですね。これ、えーっと4%というこの数字ですね、これ、国内のシンクタンクが算出している試算なんですね。それからこの64万人というのは、これはですね、厚生労働省が言っている最大の死者数なんですけれども、で、210万人というのは、これはですね、海外の研究機関が発表している数なんですよ。ということで、これはたぶん未曾有の危機になるんじゃないかっていうふうに考えられますね」
堀江政生
「ちょっとこちらをご覧いただきたいんですが、これを少し説明していただけますでしょうか」
竹内薫
「はい。あの、実際にですね、これH5N1型の新型インフルエンザが流行を始めるとですね、おそらく日本人の4分の1がかかります。で、死亡数がそうですね、64万人、ま、入院患者がだいたい200万人ぐらいと…」
堀江政生
「そんな、病院が対応できないでしょう?」
竹内薫
「これはもう完全に麻痺しちゃいますね」
堀江政生
「そうですよね、パニックですよね」
竹内薫
「で、ここにちょっと、岡田晴恵さんというですね、国立感染症研究所の方がおっしゃってますけども、やはりどうもですね、210万人、まあ死亡者が出るんじゃないかということと、あとね、若者がね、これけっこう危険なんです」
堀江政生
「若者?」
竹内薫
「ええ。普通だったらば、インフルエンザですと高齢者の方が危ないじゃないですか。ところがですね、この新型インフルエンザというのは非常にこう強いので、若者のですね、こう免疫機能が暴走を始めてしまって、自分の身体を攻撃してしまって死んでしまうんですよ。だから非常に怖いんですね」
堀江政生
「ああー。それはしかし、相当な覚悟を決めないといけないですか、勝谷さん」
勝谷誠彦
「そうですね。で、これ200万人レベルのですね、入院になると、何が起きると言いますとですね、社会基盤が壊れるんですね。つまり警察や消防、防衛、それからインフラですね、鉄道やですね、電気、電話、水道みたいなものを維持してる人たちに直接影響がある。そうするとかかってない人たちでもですね、あの、私たちの社会生活が成り立たなくなる。要するに社会が壊れてしまう可能性が非常にあるんですね。だから今、そのタミフルや何かの備蓄にしてもですね、そういう人たちに優先的に、あるいはお医者や看護婦さんに優先的に回そうなんて計画も今、出てるぐらいですね」
関根友実
「はい。実は2008年の3月18日現在なんですが、10人以上の死者が出てるのは最も多いのがこちらのインドネシアなんですね。人の発症者数が129人で死者数が105人ということなんです」
堀江政生
「やっぱり恐ろしい致死率ですね、これね」
関根友実
「また、ベトナムでは発症者106人、死亡者52人、2人に1人ですね。さらにエジプトです、人の発症者数が47人、死亡者が20人。中国は人の発症者数30人、死亡者が3分の2の20人です。そしてタイが25人、そして死亡者17人ということで、怖いのがその致死率です。ご覧のように63%の人が亡くなってしまうと」
竹内薫
「で、これですね、実際ですね、このインドネシアですね、ここがですね、封じ込めに失敗したんですよ」
一同
「ああー」
竹内薫
「これもう完全に抜きん出てますから。それでここですね、結局ニワトリとかカモっていうか、いわゆるそういう鳥ですね、家きん類を普通にこう飼ってるんですね。そこからこう感染するんですが、その家きん類をですね、処分を、ま、できないんですよ。経済的なまあ、いろんな理由がありまして。ということで、非常にもう今、全世界にこう広がりつつあるっていう状況なんですね」
関根友実
「やっぱり人と鳥が濃厚に接触すればするほど、こう、うつる可能性が…」
竹内薫
「そうですね」
堀江政生
「これ、しかも今、世界中が人間同士の交流が激しいわけですよね」
竹内薫
「はい。これはですね、ですからいったんですね、こう完全にフェーズ4まで入ってしまうと、おそらく世界中にですね、1週間以内で蔓延します」
一同
「えっ!」
関根友実
「そんなあっという間なんですか」
竹内薫
「ええ。で、これはですね、空港なんかで止めることはほぼ、できません。というのは、このインフルエンザというのはですね、こう感染をしてから1週間ぐらいですね、潜伏期間があるんですよ」
堀江政生
「気付いてないわけですね」
竹内薫
「ということなんです。なので、熱も出ませんから、ま、入って来ちゃうんですね」
関根友実
「その間にうつって行くんですね」
竹内薫
「そうなんです」
堀江政生
「ああー。いや、山本さん、怖いですね」
山本譲司
「そうですね、怖いんですけど、その、これ季節のサイクルじゃなくって、このまあ、過去たとえば1世紀ぐらいの歴史で言うと、スペイン風邪、4000万人が亡くなったと言われるスペイン風邪、1918年。その後、アジア風邪、それから香港風邪。だいたい香港風邪、1968年ですよね。10年から40年のスパンですよ。1968年から40年っていうと今年なんですよね。ですから、その、家きん類を飼っていた人たちが感染してるっていう、ま、感染源が特定してる人もいるんですけど、感染源が特定できてない人もけっこう増えてきてるんですよね。それとね、やっぱりこれだけじゃなくって、WHOへの情報提供が十分じゃない国っていうのも、まだまだあると思います。国の中でもあると…」
堀江政生
「報告ちゃんとできてない」
山本譲司
「はい。ちゃんとできてないという所もあるでしょうから、ま、確かにその、今、日本は新型インフルエンザ対策行動計画に基づいていろんな政策を打ち出してきてるんですけれど、やっぱりこれは、これだけ大規模な感染症っていうのは国境はないんですね。水際で……侵入するってのも、なかなか難しいですよね」
堀江政生
「どうやって、じゃあ我々は身を守ったらいいのかっていう話なんですよね」
山本譲司
「やっぱり国際的なね、監視体制だとかそういうのをきちんと整える必要があるでしょうね」
関根友実
「どうやって我々が身を守ったらいいのか。2つの方法が今、防御法としてあるそうです。スイス型とアメリカ型、2つの考えがありまして、まずスイス型なんですが、備蓄ワクチン、備えてとっておいたそのワクチンによる“予防型”ですね。そしてアメリカ型なんですが、病気が発生した後にワクチンを製造し提供する“発生対処型”。この2つがあるということなんです」
竹内薫
「これなんですけど、日本はですね、今のところ、このスイス型なのかアメリカ型なのか、わかんないんですよ。決めかねてるんですよ」
一同
「ああー」
竹内薫
「実際スイスはですね、全国民分の備蓄ワクチンをもう用意しています。それからアメリカなんですが、アメリカの場合はですね、発生後のワクチンを作る態勢を完璧に今、整えていて、半年間で全国民分が作れます。ところが日本はですね、この備蓄ワクチンは今のところ1000万から2000万人、多くても3000万人分しか作らないんですよ。で、しかもですね、この発生後のワクチンがいったいどれぐらいの期間で全国民に行き渡るのかっていうのがね、今、わかんないんですよ。作らないんですね。ということで、今これ、どっちにしようかっていうふうに迷っている段階で」
堀江政生
「急いでほしいんですけど」
竹内薫
「これはね、決めてほしいですねー」
堀江政生
「で、一方、これまあ予防の方ですけど、かかっちゃった時、通常のインフルエンザの治療薬としてタミフルがあるわけですが、これ効きますか?」
竹内薫
「これがですね、実はですね、新型インフルエンザに関してタミフルが効いたという事例は、今のところ確定してないんですよ」
一同
「うーん」
竹内薫
「で、これ実際ですね、インフルエンザにかかってから48時間以内に飲まないと効果がないんです。ところがたいていの場合ですね、ま、48時間というと、ちょっと熱っぽいかなーとか言って寝ちゃうんですよ。なのでこれはね、手遅れになる可能性があるのでちょっと厳しいんですよね」
堀江政生
「予防法としては何かあります?」
竹内薫
「あります。えーっとですね、ちょっとここに持ってきたんですけれども(マスクを取り出す)、これがですね、インフルエンザを、ま、通さないと言われてるマスクですね。で、ここにですね、ちょっと見えるかどうかわかりませんが、『N95』って書いてあるんですね」
一同
「(口々に)ああ、書いてありますね」
竹内薫
「これ、要するにですが、インフルエンザの、ま、粒子、これを95%カットするっていうような意味と考えて下さい」
一同
「ほぅー」
竹内薫
「で、これがですね、だいたい1つ100円とか200円で」
堀江政生
「えっ、あんまり高くないですね」
竹内薫
「ええ。ま、20個パックぐらいで売ってますから」
関根友実
「普通に市販されてるものなんですか?」
竹内薫
「そうです。これはまあ必需品ですね。で、あとはですね、意外と効くのがですね、鼻うがいです。普通ですね、えっと、うがいはするんですけども喉だけじゃだめなんですよ。というのはインフルエンザのウイルスは鼻の奥で増殖するんですよ」
一同
「はぁー」
竹内薫
「だいたい1個のウイルスが24時間で100万個に増えます。なので鼻うがいもしてほしい。それから手をちゃんと洗う。顔も洗う。そういうことですね」
関根友実
「じゃあ基本的にインフルエンザの予防法と変わらないと…」
竹内薫
「そういうことですね、はい」
堀江政生
「鼻うがいってやったことないんですよ、僕」
関根友実
「痛いんですよね。塩水でこうクッとね」
竹内薫
「そうですね」
勝谷誠彦
「非常に気になるのが、さっき中国の数字出てましたけど、あれ僕、信用できないんですよ。で、非常に今まで中国史上ない人の大移動が北京五輪であるんですね」
堀江政生
「そうか、そうですね」
勝谷誠彦
「だからあれはね、非常に僕は気になってますね」
堀江政生
「世界中が交流する時でありますよね。……竹内さん、どうもありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
「N95」のマスクって私、初めて知りました。薬局へはわりとよく行くんですが、今まで見かけたことなかったです。
でもネットで調べたら、ちゃんと市販されてるんですね。但し竹内さんも言われてるように「20個パック」みたいな感じで、1個では売ってないみたい。1個100〜200円で使い捨てだとしたら、ちょっと高いかなぁ。でも命には代えられないですよね。
山本譲司さんがWHO(世界保健機関)にちらっと言及されてますが、WHOと言えば、私が以前から気になっているのが台湾の加盟問題です。
台湾はずっと前からWHO加盟を訴えていますが、中国が反対しているために加盟できずにいます。WHOが国連の専門機関である以上、台湾のWHO加入を認めたら、台湾が国際的に「国」と認められたことになってしまうので、中国から見たらこれは絶対に容認できないってことなんですね。
が、WHOに加盟していないと、感染症などに関するまざまな情報を素早く入手できず、これが対応の遅れにつながってしまう可能性が高い。実際、台湾は2003年のSARS禍でひどい目に遭いました。
WHOの加盟が無理なら、せめて年次総会へのオブザーバー参加を認めてほしいということで、李登輝総統時代からはそれを求めてきました。アメリカや日本は支持したものの、やはり中国の反対で実現しないままです。
四川大地震発生後、中国政府は政治問題を超えたところで各国の援助を受け入れてきた側面もある、大地震をきっかけに中国も以前に比べたら変わってきたんじゃないかと言われたりもしているようですが、こと台湾に関しては、今後も中国は頑なな姿勢を変えないでしょうね。
人の命に関わることですから、政治問題とは切り離した別次元のところで、日本はじめ国際社会は台湾を支援していくべきだと思うのですが……。
あと、コーナーの最後で勝谷さんが、暗に「北京五輪をきっかけに、世界に新型インフルエンザが広がってしまう可能性もある」と指摘されてますね。
新型インフルエンザに限らず、毒ギョーザをはじめとする食品問題などでもそうですが、日本はもっと“チャイナリスク”を考えないといけませんよね。
日本政府はどの程度まで真剣に考えてくれてるんでしょうか。民間レベルでいくら注意しても限界がありますしね(T^T)
※参考リンク
・WHO加盟求める 台湾の医療・衛生関係者(産経5/16)
※関連ニュース
・香港の市場で鳥インフルウイルス、輸入と出荷を即日停止(読売6/7)
・鳥インフル:秋田、青森のオオハクチョウ8羽は陰性(毎日6/5)
・インフルエンザの死亡者、109人に インドネシア(CNN6/5)
・英国からの家きん肉等の輸入を一時停止 −農水省(6/4)(農業協同組合新聞6/9)
・米国アーカンソー州からの家きん肉等の輸入を一時停止 −農水省(6/3)(農業協同組合新聞6/5)
・欧米で流行した鳥インフル 人へ感染しやすく変異(読売5/27)
・新型インフルのワクチン、全国民に用意・経済界要請へ(日経5/24)
・英グラクソなど、新型インフルワクチンを日本に輸出へ(日経5/20)
※拙ブログ関連エントリー
・4/3付:「アンカー」新型インフルエンザ 火種はやはり中国?
・・・・・・・・・・・細切れぼやき・・・・・・・・・・・
■逮捕の25歳派遣社員「人を殺すために秋葉原に…」(読売6/9)
「秋葉原で人を殺します」加藤容疑者、携帯掲示板に予告(読売6/9)
「集団自殺」が流行ってますが、まさか「間接自殺」まで流行ったりせんやろなぁと、すごく心配です。そうなったらもう、日本に安全な場所なんて一つもなくなってしまいます。
事件が起こる4日前の6月4日、犯罪心理学者で聖学院大学客員教授の作田明さんの論文が産経新聞「正論」に掲載されました。題して「凶悪犯罪多発の3つの背景」。その中にこのようなくだりがあります。
近年欧米、特に米国を中心に無差別的殺人が増加する中で、いわゆる無動機的犯罪についての心理的メカニズムの探究が進んできている。洋の東西を問わず、いわゆる無動機的犯罪にはいくつかの共通点がある。
犯人はほとんどが男性の単独犯である。若い人が多く、単身者であるか、家族と同居していてもあまり接触せずに孤立した生活を送っている人々が大多数である。
米国では、犯罪一般については黒人など有色人種の比率が高いが、こうした凶悪犯罪についてはむしろ白人の発生頻度が高くなっている。家庭環境については中流家庭出身者が多く、もともと貧困家庭に育った者は少ないと言ってよい。
犯行者には無職の者が多いが、小、中学校の成績は必ずしも悪くないし、中には非常に優秀であった者も少なくない。高等教育を受けるようになるまでに挫折した体験の持ち主が多く、そのために不本意な就職をしたり、あるいはほとんど定職につけなかった者が少なくない。
この論文は今日(6/9)の「ムーブ!」で宮崎哲弥さんも紹介してましたが、今回の容疑者の特徴に怖いほど当てはまってますよね。
中学までわりと上手くいってても高校で落ちこぼれちゃう人なんて山ほどいます(私もその一人)。仕方なく低賃金で働いている人だって山ほどいます(私も派遣でつないでいた時期があった)。
でもみんな辛い現実を受け入れつつ、自分なりにがんばって生きてるわけですよね。なのに、この人は何がどうしてこうなっちゃったんだろう?
余談ですが、朝日がまたやってもーたみたいですね。
・読売「警察官が拳銃を構えると、加藤容疑者は観念したように路上にナイフを捨てて…」
・産経「警察官が拳銃を抜いて「おとなしくしろ」と叫ぶと倒れ込むように座り込み…」
・毎日「警察官が拳銃を取り出すと、男はナイフを路上に置いた」
・朝日「男がナイフを下に落とした。すると警察官は拳銃を抜き、男に向けた」
朝日の記事はすでに書き換え済です。魚拓でご確認を。
他紙だったら「単なるミスかな」と思うだけですが、朝日だと「そんなに警官を悪者にしたいの?」とか思っちゃいますね(^_^;
■6/9放送「ムーブ!」に朝日新聞編集委員・星浩が出演
よりによって星浩!?「ムーブ!」もついにここまで堕ちたか(T^T)
でも今日はコメンテーターとして宮崎哲弥さんと勝谷誠彦さんがいる!
哲ちゃんはともかく勝谷さんは朝日新聞をふだんボロカスに叩いているし、真っ向から批判は無理でも嫌味の一つや二つは……。
と思ったけど、全然ダメ。終始なごやかなムード。それどころか、福田政権の話題で、問責決議案について述べた朝日の社説(6/6付)を「全く朝日の言う通り」とほめて、堀江キャスターに「勝谷さん、今日はどうしちゃったんですか!」と突っ込まれる始末でした。
あ、でもそんな勝谷さんも一度だけ、嫌味を言った場面がありました。中国四川省政府が、四川大地震の被災地を取材できる外国メディアの記者の人数を1社2人までに制限する措置を取ったというニュースが紹介された後、コメントを求められた勝谷さん、「人民解放軍の力が強くなってて、検問で日本の記者が拘束されるということがあった。朝日という中国に好意的なメディアも拘束された」と笑顔でチクリ。
でもそれだけ。星も苦笑しただけで反論とかゼロ。
せっかく中国の話題なのに……。勝谷さん、もっと言ってやって下さいよ!(-.-#)
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Comments
医療関係者はこのマスクを着用しますが、顔との間に隙間が出来ると意味がないので、ちゃんと着用訓練をします。
そういうマスクを素人がちゃんと着用できるのか非常に不安。N95マスクをしたからもう大丈夫ということはありません。
息が苦しいなと、ウイルスが付着したマスクの表面を手で触って、その手でドアノブを触って、それを他人が触って、その手で鼻を触る・・・これだけで感染します。
ウイルスは鼻粘膜から20分で体内に取り込まれますから、鼻うがいも、しょっちゅうやらないと意味がありません。
ということで、記事を読む限り、鼻うがいとマスクで予防が出来ると勘違いされそうで怖いです。
最大の防御は人混みに出ないことです。
拙ブログにてインフルエンザ関係の記事を書いているのでよろしければ参考にしてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/barry_guiler/folder/1580617.html
大人は、何とでもなるんだけど
子供の対策は難しいなぁ。
数年前SARSで大騒ぎの時、ネット検索して
購入しようかすごく迷ったからです。
でも、かなり息苦しいみたいなのと
高額だったのと、街でつけて歩けるだろうかとか色々迷いやめました。
先日も原因不明のウィルスで、日本の
陸上選手が五輪辞退になりましたが、
見えない恐怖がじわじわ来ていて、
八月以降非常事態が来そうな気がします。
さらに怖いのは、また中国や日本の
政府やマスコミがそれを隠蔽しようと
しそうな事。。
>>原因不明のウィルス
それはどうもトンデモ記事みたいですね。他の報道機関による後追いもありませんし、読売と報知は見事に釣られたのかもしれませぬ。
http://d.hatena.ne.jp/Lhankor_Mhy/20080606/1212732363
6月12日(木)で宮崎氏の姿を「ムーブ」で拝めるのはたぶん最後になります。後任が星浩や鈴木邦男になったらどうしましょうか。上層部の意向で同志社大学の浅野健一や田嶋陽子などが起用されるかも。もしかしたら井筒和幸を「ちちんぷいぷい」から引き抜いてくるかもしれません。こんなことが現実にならないことを望みます。
今回の新型インフルエンザについては、チャイナリスクといった狭い問題ではなく、国際的、国内的双方とも緻密な対応が求められていると思います。個人的にはワクチンに対する日本政府の対応の鈍感さが怖いですね。
また、年配者はなかなか危機感をもってくれず、マスクなしで出歩いたり手洗いをっ徹底しない可能性が高いので、あらかじめ今のうちから、よく知らせておいたほうがいいと思います。
トリインフルエンザの怖いところは多臓器不全になるところです。ふつうのインフルエンザは呼吸器だけですが、今回の新型は全ての臓器に感染し、鳥のばあいは内蔵が溶解して死んでいます。まさに溶けるように死ぬそうです。人間の場合はどうなるかわかりませんが、とにかくかつてないほどの強毒で毒性をたもったまま人に感染する確率が高いといわれています。
感染が広まってきた時の最大の予防は人と接触せず、なるだけ引きこもること。ですね。
いづれにしろ食料の備蓄は大切です。本当は2か月分くらいあるのが一番安心といわれています。
来週は必見ですね。
今回に関しては早とちりであったかも知れませんが、未知のウィルスという物はまだまだ存在すると思われます。B型肝炎にしても20年前には知られていなかったわけで、鳥インフルのように変化してゆく物もあるのですから。
厚労省のお達しだけでなく、保健所など地域に密着して感染症対策を立てる必要があると思います。
橋下知事に関してはどうしちゃったんですか!だらけです(苦笑)
大阪の空の下から見るタイガース、ガソリン税、そして橋下知事の改革の八百長疑惑
なんて書いてます。一緒にテレビに出てた頃は仲悪くは無かったと思うのですが。。。男の嫉妬心でしょうかねぇ。
こういった状況ですので、もし感染爆発がおこればものすごい数の死者がでるでしょう。
今、危険性に気づいて動いている自治体は東京ぐらいではないでしょうか。東京は石原さんがワクチンの備蓄と死者を日比谷公園に埋めることをきめているとか・・・。
あと期待できるのが経団連がちょっと動き出したことですね。さすがにハイエナは自分の企業が本当に危機に陥る可能性には敏感です。今のところ経団連がもっと対策を講じるよう国に圧力をかけているようですが、厚生労働省も機能していませんし、新型インフルの場合は厚生労働省だけでなく通産省や国土交通省、自衛隊などもかかわることになるので、本当は内閣がやるべき問題なんですが・・・。外国にお金をばら撒く前に、こういう対策をするべきですね。
スペイン風邪も同じ状況だったようで、記事にもかいておられるように免疫機能が暴走し高熱がでて多臓器不全になるそうです。
それと体の弱いお年寄りや幼児はもちろん危ないです。
生き残れる可能性が一番高いのは40台〜65才あたりのバブル世代から団塊の世代あたりの方々のようです。彼らは本当にラッキーな世代なのかもしれませんね。まあその後の少子高齢化はすさまじいでしょうが・・・。
アメリカなどではワクチンを若者から打つべきか、老人からうつべきかの論争までまきおこっていました。結果、アメリカの老人は若者に譲ったようです。自分達はもう充分人生を楽しんだし、孫子の世代に生き残ってほしいからだそうです。日本ではいったいどうなるんでしょうかね・・・。
年金問題や医療費問題、派遣などの労働門をみていると、大方若者世代が切られそうな予感がしますが・・・。
私もいつ流行してもおかしくないと感じていたので、N95マスクは10日分くらいは買って備えておいてます。でも使おうと思うタイミングが難しい。食料・水も2〜3日分は備蓄始めましたが増やさなければ。
潜伏期が1週間もあるという事は恐ろしい事にすでに身近に迫っているか、発症していないだけですでに粘膜内で増殖始めているかもしれません。
心がけたいと思っている事は、今から対処する事に備えて、正しい情報を得るようにしておき、もしせきをする事があれば 咳エチケット(とびちりを防ぐため、テッシュなどで口を覆うようにして、咳・くしゃみをする)をして、他者への慎重な配慮はしたいと思っています。
注意点はいっぱいありすぎます。特に蔓延しやすい学校は休校を早期に判断したり、病院には無防備に行くのではなく、きちっと対応できる病院かを確認した上で受診するとか(そのためにも、国は早期に医療機関に指導してくださいね・もうしているかもしれませんが指導だけでなく義務としたほうが良いかもしれません)、公共の乗り物は、それこそ狭い空間内で簡単に蔓延すると思うので、乗らないで済むなら他の方法で移動するとか、等など、社会全体が集団パニックにならないようにと祈るばかりです。
将来のためにもワクチンが開発されたら、是非子供や医療者に優先して欲しいものです。
大人がどのように対応するのか子供達は見ています。
まとまりのない文になりましたが
死亡率が高いので、つい寄せてもらいました。