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ハンガリー出身女性が見た日本…川口ユディさん「正論」18年3月号
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ここんとこ、もうずっと多忙です。
それでなくても遅読の私、手元に未読の雑誌や書籍がたまる一方…(T_T)
オピニオン誌の場合、購入後とりあえずニュース性の高いものだけざっと読んで、読み物系はあとでゆっくり読むようにしています。
というのも、たとえば米朝首脳会談が決まる前の半島情勢について書かれた記事を、会談が終わった後に読んだりするのってすごく空しいでしょ?(^_^;
で、今は、春の号あたりの読み物系をぼちぼち読んでるんですが、「正論」3月号(2月1日発売)に、川口ユディさんの素敵なインタビュー記事を見つけました(^▽^)
[画像は川口ユディさんのフェイスブックより拝借<(_ _)>]
川口ユディさんはハンガリー生まれ。
アメリカに留学中に出会った日本人と結婚され、以降は日本で暮らされています。
NHK国際放送の日本紹介番組でリポーターを長く務められるなど、本当の日本の良さを紹介するナビゲーターとして、海外で広く知られる方です。
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それでなくても遅読の私、手元に未読の雑誌や書籍がたまる一方…(T_T)
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というのも、たとえば米朝首脳会談が決まる前の半島情勢について書かれた記事を、会談が終わった後に読んだりするのってすごく空しいでしょ?(^_^;
で、今は、春の号あたりの読み物系をぼちぼち読んでるんですが、「正論」3月号(2月1日発売)に、川口ユディさんの素敵なインタビュー記事を見つけました(^▽^)
[画像は川口ユディさんのフェイスブックより拝借<(_ _)>]
川口ユディさんはハンガリー生まれ。
アメリカに留学中に出会った日本人と結婚され、以降は日本で暮らされています。
NHK国際放送の日本紹介番組でリポーターを長く務められるなど、本当の日本の良さを紹介するナビゲーターとして、海外で広く知られる方です。
川口ユディさんについて、拙ブログでは過去に一度だけ紹介させていただいたことがあります。
09/5/30付:外国人から見た日本と日本人(11)の最後です。
当時私はこんなことを書き添えています。
「最後に紹介した川口ユディさんの項、かなり長くなっちゃいました。でも、お言葉の一つ一つがズシンと心に響いて、『あれも外せない、これも外せない』となってしまったんです」
今回、「正論」のインタビューを拝読し、ハンガリーと日本が似ている点とか、ユディさんの学生の頃のご苦労とか、興味深い話をたくさんされていて、もう全文紹介してしまいたいと思ったぐらいなんですが、さすがにそれはやり過ぎかと(^_^;
なので、日本について言及された中から、皆さんにぜひお読みいただきたいと思った箇所を、文字に起こさせていただきます。
インタビュアーは井上和彦さんです。
書き起こしここから____________________________
(井上:ご主人とは大学時代に出会ったんですね)
はい、たまたま出会ったんです。
彼、日本からやってきて、まだ友達がいなかったんです。
私は友達が多かったから OK, You can come to the party. と誘っちゃった。
はい、それが始まり。
彼とは最初から仲良くなれたんです。
というのも、それまでに出会った日本人って、みんな日本の文句ばかりいうんですよ。
アメリカに住んでいる日本人は特に日本のことが嫌いなんじゃないか、と思うことすらあります。
私はもちろんアメリカ好きですよ。
韓国人もフランス人もハンガリー人だってロシア人もそう。
みんなだいたい自分の国が好きですよ。
でも日本人は、いつも日本の悪口ばかりで、変な国だなと思っていました。
でも彼だけは I love Japan.。ちゃんと日本のいい話ができる。
オッケー、ディスガイと思った。
やっぱり自分の国が嫌いな人ってあんまり面白くないよね。
(井上:私も海外によく出かけるのでその話分かります。自分の国の悪口を言う人ってどうしても好かれないですよね)
彼はそれだけじゃなくて、いろいろ勉強してたんです。
ハンガリー人も銀座のこともみんな知ってました。
黒澤の映画にしても安部公房の本にしてもみんな読んでたんです。
それまでの日本人だったら俳句について「どんな俳句好きですか」なんて聞いても「ああ、私は俳句、読まない」という日本人ばかり。
「あれ、なんで?」みたいな。
分かる?
(井上:分かります。分かります)
日本人なのに日本の文化を知らないんですよ。
彼と会うまでの日本人ってそういう日本人ばかりだった。
でも主人に聞くとなんでもすごく細かく説明してくれるんです。
仏教から俳句まで、ああ、よく日本のことを好きでよく知っているなあ、OK、面白い。
じゃあパーティー連れていこう、みんな、喜ぶし。
だから良かったんです。
(井上:それでお付き合いが始まったというわけですね)
そうですね。
友達になってそこから付き合い始めて。
で、つきあい始めてからしばらく経って、韓国と日本へ行きました。
韓国人の仲間がいて、初めてアジアに来たときにまず韓国に行って、そのあと日本。
韓国も良かったけど、日本へ来たときにもう別世界と思った。
これはオッケー。
I can live.と思った。
やっぱり人がいいんだ。
発展していて、楽しい。
文化だって深い。
(井上:文化が深い、ですか?そう思った具体的なエピソードってありますか?)
例えば、どこを歩いていても、小さな神社があるでしょう。
例えば、大手町のような、こういう高層ビルの街にだってちゃんとある。
そういうちょっとしたことが、面白いんですよ。
あと街を歩いていたら突然、お祭りを見ることだって全然珍しくないですよね。
あれいいですよ。
そういう光景って全世界を見渡してもないと思うのです。
暮らしや経済が発展したら祭りはなくなる。
これが普通。
でも日本人は祭りを本当に大切に守っているでしょう。
そしてお祭りの数がまたすごいじゃないですか。
どこを運転しても必ず祭りにぶつかるじゃないですか。
日本人ってめちゃくちゃユニークですし、温泉の文化ひとつとっても人に優しい。
日本人の超優しいこと。
人はいいし、純粋さを感じますよ、日本へ来ると。
だから1回、日本に住むともう日本から離れたくない。
ずっと日本に住みたいと思う。
〈〈〈中略。さまざまな学校で英語の先生をした話〉〉〉
それと女子校でも教えましたね。
いろんな先生と付き合って勉強になったけど、卒業式の時でしたか、国歌「君が代」を斉唱するとき、椅子に座っている先生がいたので、私、怒って「何やっているんですか!」と、みんなの前で言っちゃった。
(井上:そりゃすごいですね)
変な先生のために生徒が悩むじゃないですか。
その先生に、この仕事、好きじゃない、この国が好きじゃないなら辞めればいい、とみんなの前で言ったんです。
大騒ぎになりましたけど(笑)。
外国人だから言えるよね、みたいな雰囲気に取られていましたが、でもアメリカではあり得ない。
私、アメリカの大学を卒業して、一番身にしみたのは Love your country ですよ。
でも日本ではそれが足りないんですね。
〈〈〈中略。NHKでの仕事について〉〉〉
(井上:ところで、ユディさんは靖国神社を大事になさっていますが、その切っ掛けはなんだったんですか)
1つは、日本のことが好きな彼と結婚して私も彼の国を愛していないと駄目だということ。
日本が私の国になったんです。
彼は靖国神社をきちんと参拝し、その理由を「今まで日本の国のために一生懸命頑張ってくださった方に、ありがたいという気持ちを持っていなければ駄目だ」といいます。
私もそう思います。
それが靖国神社との出会いですかね。
でもこれっていたって普通のことです。
亡くなったソルジャーにありがとう、とお花持っていくのは、ハンガリー人もアメリカ人も当たり前にやっているでしょう。
靖国神社を訪れるようになってからは特攻隊の方々とも縁ができました。
すてきなおじいちゃんたちだなと思いました。
終戦後、周囲の日本人からはありがとうと言われることがない日々が続いたり、会社でも自分が特攻隊であることを明かさずに生きざるを得なかったりで不遇や辛酸を味わった方々は大勢いらっしゃった、と思うのです。
でもそれって教育がおかしいと思いますよ。
私も日本の高校の歴史教科書を見ましたが、特攻隊の記述など3行くらいで済ませている。
それに全然正しく書かれていない。
(井上:ルバング島から帰国を果たした小野田寛郎氏(故人)とも親交がおありだったんですよね)
小野田さんは、すごい方です。
すごく親切にしてくださってよく一緒に靖国神社に行ったり、いろんなところに連れて行ってくださいました。
戦争が終わってからも自分の任務は終わっていない、とジャングルに潜んで暮らしておられたでしょう。
帰国された時も背筋がピンと伸びていて、表情も毅然とされている。
すてきな方でした。
でも彼のことを日本人はあまりに知らなさすぎる。
英語で彼について記事を書くと、たくさんの外国人から反応があって、それも小野田さんをすてきです、すてきですと言ってくださる。
そういうところは外国人のほうが分かっていますよね。
日本人はそういうことへの理解がおかしいです。
もちろん戦争なんて誰も好きじゃないし、良くないと思っています。
でも戦争でこの国のために頑張ってくださった方に対して、ありがたいと思う気持ちはないと駄目です。
自分の国を愛していないことにも通じる話ですが、世界中、自分の国を愛しているのが自然だし、当たり前のことなんです。
それはメディアや学校教育によるところが大きいと思いますね。
____________________________書き起こしここまで
私たちは意外と日本の良さに気づいていないのかもしれません。
来日された外国の方の何気ない一言で気づかせてもらうことが本当に多いです。
今回のユディさんの「どこを歩いていても、小さな神社がある」という一言もそう。
当たり前すぎて、私は今まで全く気にも留めませんでした。
「暮らしや経済が発展したら祭りはなくなる。これが普通。でも日本人は祭りを本当に大切に守っているでしょう」というのも、言われてみれば確かに。
何年かに一度は死傷者が出るような、今の価値観に照らしてどうなのかという激しい祭りが、今も全国に多く残っていたりしますよね。
大阪で言えば、岸和田のだんじりとか。
それにしても、海外で日本を悪く言う日本人って何なんでしょうね。
謙遜とも違う感じだし。
やはり戦後ずっと「日本は悪い国」と教わってきたからでしょうか。
例えば小野田寛郎さんについて。
これは小野田さんが亡くなった時、拙ブログ2014/1/20付で書かせてもらったことなんですが…
【子供時代のことですが、私は実はたった一度だけ、小野田さんを直接お見かけしたことがあります。かなり遠くからですが。
(中略)当時私はまだほんの10歳でしたから、小野田さんという人を、「戦争が終わったのを知らずに30年間もジャングルで苦労した可哀想なおじさん。でも日本に帰れて良かったね」という感じで見ていたんじゃないかと思います。
小野田さんが決して「可哀想な人」ではなく、任務に忠実だった根っからの「サムライ」だったことを知ったのは、だいぶあとになってからでした】
小野田さんを可哀想と感じた私のような人間がいたり、もっと言うと小野田さんの評価が日本人の間でもきちんと定まってないように見えるのは、やはりユディさんの言われるように日本のメディアや教育がおかしいからなんでしょう。
軍人=悪人と学校で教えてきたから。
メディアもそう印象づける報道をしたり、ドラマを作ってきたりしたから。
ユディさんの言葉を借りれば、「戦争でこの国のために頑張ってくださった方に対して、ありがたいと思う気持ち」を自然と持てるような教育なり、メディア発信なりが、戦後ずっとされてこなかったから。
【追記 7/14 12:45】
川口ユディさんの考え方の源泉となっているのは、母国ハンガリーでの経験。
ハンガリーも日本のように左翼系(ソ連)の影響が色濃い教育。
ユディさんは歴史を親御さんやおじいちゃん・おばあちゃんから勉強しました。
ハンガリー人はそういう人が多く、学校で教える歴史は嘘だとみんな知っていたそうです。
09/5/30付:外国人から見た日本と日本人(11)のユディさんの項を参照。
川口ユディさんはネットでさまざまな発信をされています。
興味を持たれた方はぜひアクセスしてみて下さい。
★川口ユディさんのサイト
https://judittokyo.com/
※川口ユディさんのフェイスブック
https://www.facebook.com/judittokyocom/
※川口ユディさんのツイッター
https://twitter.com/judittokyo
★川口ユディさんの旦那様のご本です(*^o^*)
※拙ブログはAmazonアソシエイトに参加しています。紹介している商品をクリックしてAmazonを訪問された皆様がすぐに購入されなくても、24時間以内にその商品や他の商品を購入されれば当方の報酬になります(紹介している商品にお目当ての物がなくても、どれかを適当にクリックしてAmazonの中に入っていただき、そこから目当ての商品に検索などで飛んでいただき購入されれば、当方の報酬になります)。「寄付」的にご協力いただければ幸いです。
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当時私はこんなことを書き添えています。
「最後に紹介した川口ユディさんの項、かなり長くなっちゃいました。でも、お言葉の一つ一つがズシンと心に響いて、『あれも外せない、これも外せない』となってしまったんです」
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なので、日本について言及された中から、皆さんにぜひお読みいただきたいと思った箇所を、文字に起こさせていただきます。
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(井上:ご主人とは大学時代に出会ったんですね)
はい、たまたま出会ったんです。
彼、日本からやってきて、まだ友達がいなかったんです。
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はい、それが始まり。
彼とは最初から仲良くなれたんです。
というのも、それまでに出会った日本人って、みんな日本の文句ばかりいうんですよ。
アメリカに住んでいる日本人は特に日本のことが嫌いなんじゃないか、と思うことすらあります。
私はもちろんアメリカ好きですよ。
韓国人もフランス人もハンガリー人だってロシア人もそう。
みんなだいたい自分の国が好きですよ。
でも日本人は、いつも日本の悪口ばかりで、変な国だなと思っていました。
でも彼だけは I love Japan.。ちゃんと日本のいい話ができる。
オッケー、ディスガイと思った。
やっぱり自分の国が嫌いな人ってあんまり面白くないよね。
(井上:私も海外によく出かけるのでその話分かります。自分の国の悪口を言う人ってどうしても好かれないですよね)
彼はそれだけじゃなくて、いろいろ勉強してたんです。
ハンガリー人も銀座のこともみんな知ってました。
黒澤の映画にしても安部公房の本にしてもみんな読んでたんです。
それまでの日本人だったら俳句について「どんな俳句好きですか」なんて聞いても「ああ、私は俳句、読まない」という日本人ばかり。
「あれ、なんで?」みたいな。
分かる?
(井上:分かります。分かります)
日本人なのに日本の文化を知らないんですよ。
彼と会うまでの日本人ってそういう日本人ばかりだった。
でも主人に聞くとなんでもすごく細かく説明してくれるんです。
仏教から俳句まで、ああ、よく日本のことを好きでよく知っているなあ、OK、面白い。
じゃあパーティー連れていこう、みんな、喜ぶし。
だから良かったんです。
(井上:それでお付き合いが始まったというわけですね)
そうですね。
友達になってそこから付き合い始めて。
で、つきあい始めてからしばらく経って、韓国と日本へ行きました。
韓国人の仲間がいて、初めてアジアに来たときにまず韓国に行って、そのあと日本。
韓国も良かったけど、日本へ来たときにもう別世界と思った。
これはオッケー。
I can live.と思った。
やっぱり人がいいんだ。
発展していて、楽しい。
文化だって深い。
(井上:文化が深い、ですか?そう思った具体的なエピソードってありますか?)
例えば、どこを歩いていても、小さな神社があるでしょう。
例えば、大手町のような、こういう高層ビルの街にだってちゃんとある。
そういうちょっとしたことが、面白いんですよ。
あと街を歩いていたら突然、お祭りを見ることだって全然珍しくないですよね。
あれいいですよ。
そういう光景って全世界を見渡してもないと思うのです。
暮らしや経済が発展したら祭りはなくなる。
これが普通。
でも日本人は祭りを本当に大切に守っているでしょう。
そしてお祭りの数がまたすごいじゃないですか。
どこを運転しても必ず祭りにぶつかるじゃないですか。
日本人ってめちゃくちゃユニークですし、温泉の文化ひとつとっても人に優しい。
日本人の超優しいこと。
人はいいし、純粋さを感じますよ、日本へ来ると。
だから1回、日本に住むともう日本から離れたくない。
ずっと日本に住みたいと思う。
〈〈〈中略。さまざまな学校で英語の先生をした話〉〉〉
それと女子校でも教えましたね。
いろんな先生と付き合って勉強になったけど、卒業式の時でしたか、国歌「君が代」を斉唱するとき、椅子に座っている先生がいたので、私、怒って「何やっているんですか!」と、みんなの前で言っちゃった。
(井上:そりゃすごいですね)
変な先生のために生徒が悩むじゃないですか。
その先生に、この仕事、好きじゃない、この国が好きじゃないなら辞めればいい、とみんなの前で言ったんです。
大騒ぎになりましたけど(笑)。
外国人だから言えるよね、みたいな雰囲気に取られていましたが、でもアメリカではあり得ない。
私、アメリカの大学を卒業して、一番身にしみたのは Love your country ですよ。
でも日本ではそれが足りないんですね。
〈〈〈中略。NHKでの仕事について〉〉〉
(井上:ところで、ユディさんは靖国神社を大事になさっていますが、その切っ掛けはなんだったんですか)
1つは、日本のことが好きな彼と結婚して私も彼の国を愛していないと駄目だということ。
日本が私の国になったんです。
彼は靖国神社をきちんと参拝し、その理由を「今まで日本の国のために一生懸命頑張ってくださった方に、ありがたいという気持ちを持っていなければ駄目だ」といいます。
私もそう思います。
それが靖国神社との出会いですかね。
でもこれっていたって普通のことです。
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靖国神社を訪れるようになってからは特攻隊の方々とも縁ができました。
すてきなおじいちゃんたちだなと思いました。
終戦後、周囲の日本人からはありがとうと言われることがない日々が続いたり、会社でも自分が特攻隊であることを明かさずに生きざるを得なかったりで不遇や辛酸を味わった方々は大勢いらっしゃった、と思うのです。
でもそれって教育がおかしいと思いますよ。
私も日本の高校の歴史教科書を見ましたが、特攻隊の記述など3行くらいで済ませている。
それに全然正しく書かれていない。
(井上:ルバング島から帰国を果たした小野田寛郎氏(故人)とも親交がおありだったんですよね)
小野田さんは、すごい方です。
すごく親切にしてくださってよく一緒に靖国神社に行ったり、いろんなところに連れて行ってくださいました。
戦争が終わってからも自分の任務は終わっていない、とジャングルに潜んで暮らしておられたでしょう。
帰国された時も背筋がピンと伸びていて、表情も毅然とされている。
すてきな方でした。
でも彼のことを日本人はあまりに知らなさすぎる。
英語で彼について記事を書くと、たくさんの外国人から反応があって、それも小野田さんをすてきです、すてきですと言ってくださる。
そういうところは外国人のほうが分かっていますよね。
日本人はそういうことへの理解がおかしいです。
もちろん戦争なんて誰も好きじゃないし、良くないと思っています。
でも戦争でこの国のために頑張ってくださった方に対して、ありがたいと思う気持ちはないと駄目です。
自分の国を愛していないことにも通じる話ですが、世界中、自分の国を愛しているのが自然だし、当たり前のことなんです。
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今回のユディさんの「どこを歩いていても、小さな神社がある」という一言もそう。
当たり前すぎて、私は今まで全く気にも留めませんでした。
「暮らしや経済が発展したら祭りはなくなる。これが普通。でも日本人は祭りを本当に大切に守っているでしょう」というのも、言われてみれば確かに。
何年かに一度は死傷者が出るような、今の価値観に照らしてどうなのかという激しい祭りが、今も全国に多く残っていたりしますよね。
大阪で言えば、岸和田のだんじりとか。
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【子供時代のことですが、私は実はたった一度だけ、小野田さんを直接お見かけしたことがあります。かなり遠くからですが。
(中略)当時私はまだほんの10歳でしたから、小野田さんという人を、「戦争が終わったのを知らずに30年間もジャングルで苦労した可哀想なおじさん。でも日本に帰れて良かったね」という感じで見ていたんじゃないかと思います。
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軍人=悪人と学校で教えてきたから。
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ユディさんの言葉を借りれば、「戦争でこの国のために頑張ってくださった方に対して、ありがたいと思う気持ち」を自然と持てるような教育なり、メディア発信なりが、戦後ずっとされてこなかったから。
【追記 7/14 12:45】
川口ユディさんの考え方の源泉となっているのは、母国ハンガリーでの経験。
ハンガリーも日本のように左翼系(ソ連)の影響が色濃い教育。
ユディさんは歴史を親御さんやおじいちゃん・おばあちゃんから勉強しました。
ハンガリー人はそういう人が多く、学校で教える歴史は嘘だとみんな知っていたそうです。
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Comments
だいたい聞きかじったことを鵜呑みにして分かった気になっているんじゃないでしょうか
外資勤務なので帰国子女や留学生は珍しくないのですが、その海外留学した人にもありがちなのですよ
「どこそこの国はこうだけど、その点日本は」の後は悪口です
例を挙げれば「タトゥーなんか米国じゃ当たり前なのに、日本は差別していて遅れてる」とかですね
歴史的なことをまるっきり無視して日本はどうこうと言ってるのです
元留学生は「選挙に行かない、意味ないし」と言いながら消費税に文句を言います
あなたは北欧の高い投票率を見習えとは言わないの?と聞きたくなりますね
海外へ留学に行く人やバイリンガルが、イコール賢い人ではないのです
それからこれはテンプレでしょうが向こうで韓国人留学生に歴史の事を色々言われたそうで、「でもそんなこと言われても習ってないから知らないし反論できないじゃん」と言うのですがね
そもそもが日本の事など歴史どころか人口も覚えてないでしょう
全員、とは言いませんが留学生と言うのは概ねこのようにして自国のこともろくに知らず知ろうともせず海外に上っ面だけ感化され「海外マンセーそれに比べて日本は」とお題目のように言うのです
日本人がなかなか海外留学できなかった頃は選りすぐりの人が行っていたのでしょうが、今では猫も杓子もですから質は落ちてるのでしょう
日本に留学する中国人と同じですよ
昔はエリートで、今は・・・という
自分の事は自分が一番良く分かってるかというとそうではなく、外から眺めて初めて自覚できる事もあると思います。
日本はテクノロジーと伝統が共存している面白い国だ、戦争は日本だけが一方的に責められるべきではない、そう言ってくれたオーストラリア人の友人に感謝しています。
阪神大震災を経験した英語の先生は、日本人のお互い協力して復興を果たしていく姿に感動した、と言っていました。
日本での生活に息苦しさを感じて海外へ行く若者の気持ちも分かります。
でも何かを学んで帰って来ていると思います。
海外へ行くと日本のことをいろいろ聞かれ、答えられずに慌てて勉強する、ということも多々ありました。
先人たちのおかげで、海外での日本人の評価は高いです。それを私達世代も次の世代に繋いでいけるように行動したいです。
韓国人の友人は、日本人は血も涙もない冷血漢だと学校で教えられたが、それは嘘だった、自分たちと同じ、話の通じる人間だと分かってよかった、と言ってました。
自分の国を理解する時に、外国の人の意見を聞くのは有りだと思いました。
そしてツイッターにもちょっと書きましたが、昨日子供のオープンキャンパスに同行して外国語系の学部なんですが、日本人の偉い先生がトランプ批判、政治批判を始め、統計の数字は嫌いだ。もっと情緒的にとか、とどのつまりは自分のチラシを配るという、なんというか、貴方の政治の左右はかまわないよ。でも今言う?みたいな。言葉向きはやんやりと優しく正しい事を言っているのですが、最後に
「選挙権は18歳からになりましたから今の君たちに正しい事を知ってもらう必要がある」で、お察しレベル。
他の先生は良かったので我慢しましたが(笑)、そこそこの偏差値の国公立がこれでいいの?てかどこの大学にもいるの?とちょっと不安にもなりますが
よくよく思い出すと今の高校生はスマホも持って騙されません。広島の修学旅行のガイドさんの説明も「おかしい」と皆気づいたようですから。
しっかし、何故か私まで授業やディスカッションに参加させられ久々の英語で疲れました(^^ゞ
その昔、友人が仕事と家事で疲れ果てた時、伊勢神宮を延々と映した映像を見て癒されたことがあったと言っていたのを思い出しました。
どうぞ息抜きの時間もとってくださいね。
【靖国神社】第七十二回みたままつり 〜 神輿・阿波踊り/Tokyo Yasukuni Mitama Matsuri[桜H30/7/16]
日本人の自虐史観は全て、戦後日本を占領した米軍GHQが公職追放し大学から国士の教授を追放し、メディアにも在日を多く入れ、
日本人を悪い悪いと洗脳しだから原爆も浴びたのだと。
日本国憲法もたった24人の碌に知識も無い米国の若者が付け焼刃で作った事を。
全てはユディさん、貴方の国が日本人を狂わせてしまった事を。
日本を破壊した事を。
恐れ入りますが、ユディさんをアメリカ人と勘違いなさっていませんか?
タイトルにもあるようにユディさんはハンガリー出身です。