ぼやきくっくり時事ネタぼやきと番組書き起こし

　え？「ザ・ボイス」は保守の番組なのに、なぜ朝日新聞の人間が？
　と誰もが思うでしょうが、この人は朝日の他の記者とはちょっと違う感じ。

　「正義のミカタ」には今も時々出ていますが、朝日にしては物事をわりと公平に見ている人だという印象を、私は以前から持っています。

　元TBSで安倍総理に近い山口敬之さんも、曽我豪さんのことを評価していました。

【実は、いま安倍総理から最も情報を取れる記者のうちの1人は朝日新聞にいるんです。曽我豪（たけし）氏という、政治部長を務めて現在は編集委員をしている人です。麻生副総理や菅官房長官とも親しく、私もよくお会いするのですが、プロパガンダのような報道を嫌う記者で、オンタイムで非常に正確で分厚い取材をされる記者です。ただ曽我氏は、いま「日曜に想う」というコラムを書くぐらいで、記事の全体像があまりにもファクトとずれているときには注意をしたりするとは聞いていますが、デイリーの記事は書いていません。（中略）朝日で、曽我氏のように安倍総理に近い人物が政治部長になったのは異例のことでした】
※「月刊Hanada」2017年2月号より引用。拙ブログ17/1/21に書き起こしあり。

　青山繁晴さんの言い方を借りれば、「どんな組織にも良心的な人はいる」！？
　ということで、曽我さんのこの日の発言を少しご紹介。

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★証人喚問での山本太郎議員と籠池氏とのやりとり
　山本「ハシゴを外されたと怒りを覚えた政治家をお答えいただけますか」
　籠池「大阪府知事です」
　山本「大阪府知事以外で、ハシゴを外されたと強くお感じになられる方いらっしゃいますか」
　籠池「大阪府知事です」
　……について

「この山本議員の質問の時も見てたんですけど、山本議員に何の恨みもありませんが、いかにもこう、3人挙げろと。ということはもう明らかに、見てると、安倍さんって言ってほしかったんだと思うんですよね。だって一回、3人で言って、（籠池氏が）松井さんですって言って、もう一回聞いて、松井って言われてると。あと2人言ってくれって感じだから」

「野党の側の狙いが、結局、疑惑解明と安倍政権打倒ってのを、ちょっとごっちゃになってたと思うんですよね。だから非常に、喚問を見てて、今回初めてなのは、籠池さんに対する野党の姿勢見てると、疑惑の中心人物を攻め上げるというよりも、政権を打倒するための材料をくれるネタ元みたいな扱いなんですよ。で、来ていただいてありがとうございますっていう。ちょっと野党がそこをちょっと混同しててね、ま、政権打倒してほしい人から見れば、頑張れ頑張れってことかもしれませんけど、やっぱり疑惑はさっき言った通り、もともと大阪にあって、近畿財務局の問題も含めて、もちろんあると思うんですよ？その行政責任も政権にはあると思ってますけど、やっぱりちょっとね、すごく政局的に質問しようとしてる感じが、かえって籠池さんというのを追い詰められない結果になってしまって、でも松井さん（松井知事）本人もツイッターで言ってるみたいに、籠池さんって言ってることすごく矛盾してるわけですよね。会ったことがないんだけど、それは自分の片思いかも分かんないけど、頼んだ結果、いまは簡単に言うと逆恨みしてるって、松井さんが切り返すのもちょっと無理はないと思うんですよね。説明の仕方聞いてると」


★昭恵夫人の証人喚問のシナリオ？
（翌24日午前、野党4党が昭恵夫人含め8人の証人喚問要求で一致）

「いまお隣の韓国で起きてるみたいなね、一種の懲罰的な事情聴取だったり、証人喚問みたいなものっていうのは、いい意味でも悪い意味でも僕は避けるべきだと思っていて、昭恵夫人の喚問が不必要だってこと言いたいんじゃなくて、どうしようもなく昭恵さんに聞かないと分からないぐらい疑惑が深まったっていう、まず国会での追及の結果と、あとはやっぱり世論ですよね。それが盛り上がってこないと、前例としてね、じゃあ一方の人が、物証もない説明をして、おかしいって言った時に、あいつも呼べ、こいつも呼べ、国会に呼べ、偽証罪だ、っていうのは僕はちょっと乱暴すぎると思いますよ」


★内閣支持率はさほど落ちてないのに、民進党・共産党の支持率は落ちている

「だからやっぱり今回の野党の追及の仕方がね、もう本当に国民から素晴らしいと、もっと追及してくれと、いう追及の仕方だったのかなと。籠池さんよく来ていただきましたって、来ていただいたことに敬意を表しますって言って、こう言ったんじゃないですか？ハシゴ外したのを3人名前挙げて下さいよって、何か籠池さんに擦り寄ってるとは言わないけど、何か疑惑の対象者から政権打倒のネタをもらいたいと、いう姿勢でやってるところが、やっぱりこの追及で野党に支持率が上がる要素がないと思うんですよ。僕はやっぱりそこが政権を追い込んでいけない、本当に理由のひとつだと思っていて、これまで喚問が実現してきた時っていうのはやっぱり、野党の支持が上がってくるんですよね。それが今回ちょっと残念なことに、これ残念なのは（残念という言葉は）朝日新聞として言ってるんですけど、残念なことに野党の支持が上がってこないと。ま、極めて残念な…」


★何で予算委員会でやるのか？

「昔からけっこうある議論なんですけど、何でこういう証人喚問を予算委員会でやるんだろうと。つまり予算の問題だったり、もっといっぱい議論しなきゃいけないのに、ま、昔から野党は予算を人質にして証人喚問を認めさせるっていう、国対戦術があったんですけどね。やっぱり今回改めて痛感したのは、別トラックでもう専門の小委員会を作って、そこでずっとやってかないと、結局その野党もね、こう予算にらみながらやっちゃうわけですよ。結局3月になってね、予算が自然成立したら終わりだから」

「僕は今回改めてやっぱり、別トラック方式っていうのを国会で考えないとね、すごいもったいないと思いますよ、時間の使い方が」

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　最後の発言に関しては、宮崎哲弥さんがこんなツッコミを。

「何かそういうこと言われると、俺すごく意地悪な気持ちになってくるんだけど、あえて言うとね、そういうことをさ、朝日新聞本社でさ、主張してよ！」

　曽我豪さんは意外にも（？）「私がですか？分かりました」と即答。

　私もぜひ主張していってほしいと思います。

　でもそうなると、朝日新聞における曽我豪さんは、いずれ東京新聞における長谷川幸洋さんのような存在になっていくかも…？

　社内での立場がかなり微妙になるし、それなりの覚悟が必要ですね(^_^;


★おまけ

朝日の曽我豪氏のコラムが保守から批判されているようです。https://t.co/NS3rQpm8Lt　全文読めないので何とも言えませんが、山口敬之さんによれば彼は「安倍総理に近い人物」なので、朝日にしてはマシな内容である可能性が…。https://t.co/Dw1WfR5hX1

— くっくり@六四天安門事件 (@boyakuri) 2017年3月21日

　この日のコラム「日曜に想う」は、実は保守だけでなく左派にも批判されています。
　というか、このコラムだけじゃなく、曽我さん自身が普段から左派にボロカス言われてる。

　声を少し拾ってみると……

　「安倍首相の会食仲間。まだ朝日はこんな人物に書かせている」
　「安倍晋三から幾ら飲み食いさせて貰ったんだ」
　「朝日内で断トツ安倍シンパ」
　「安倍ポチ」
　「世論操作部長」

　えらい言われようですね(^_^;

　上杉隆は「第1次安倍政権に立ち向かった時に曽我氏が裏で妨害した」とツイッターに書いています。
　が、この人の発言は嘘が多いので、額面通り受け取ってはいけません。



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