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【過去】人権擁護法案で起こし2本

 くっくり@休業中です<(_ _)>
 先日お知らせしましたように、当分の間、過去記事UPでつないで行きます。

 今回は「人権擁護法案」絡みでTV番組起こしを2本まとめてプレイバック。
 05/3/23放送『ちちんぷいぷい』と、05/4/3放送『報道2001』です。

 過去記事紹介の後に今日の“ぼやき”もちょこっと。


過去記事ここから___________________________________


05/3/23(水)「ちちんぷいぷい」で人権擁護法案特集

■今日のMBS「ちちんぷいぷい

 【「人権を守る法案」が混迷する理由】と題して特集組んでました。
 主婦が多く見てる時間帯ということもあってか、非常にわかりやすい作りになってました。
 朝鮮総連への言及もあって、GJ!でした。部落解放同盟まではノータッチでしたが……。

 例によって雑なんですが起こしときます。

 元毎日新聞デスクの石田英司がパネルを読みながら、自分の意見も挟むという形になってるので、パネル文章と石田の話し言葉が混じってますがご容赦を<(_ _)>
 
・・・・・・・・・・・

【人権擁護法案】
 2002年(平成14年)に国会提出された
 →メディアを規制する法律だ、言論の自由に違反する
 →2003年(平成15年)秋、廃案

石田英司
「ところが、今国会で突然再浮上しました。それも廃案になった時とほぼ同じ内容で」

角淳一
「しつこく取材したらあかんちゅうやつね」

石田英司
「それもあるし、規定があいまいなんですよ

【人権擁護法案】
 1.人権侵害とは不当な差別・虐待、その他の人権を侵害する行為をさす
 2.人権侵害を助長、誘発する行為も禁止する

石田英司
「これ自体は正しいんです。たとえて言うなら、平和っていいじゃないですか。平和って大事じゃないですか。そこから出発してこんがらがっていくのと似ている」

角淳一
「戦争反対と言いながら、その先は違うもんな」

3.人権侵害かどうか判断するのは、法務省の外局として新設される人権委員会に委ねられ、人権委は礼状なしで事情聴取や立ち入り検査ができる。非協力者には罰金や公表も。

立原啓裕
それが人権侵害ちゃうか

石田英司
「これもね、正しいことをやるという前提に立てば正しいんです。が、さらにややこしいのが……」

4.人権委の下部組織に2万人以内の人権擁護委員を置き、情報収集を行う。

石田英司
「国民を監視することになるんちゃうかと」

角淳一
北朝鮮みたいになるんやないかと

【人権擁護法案】
法務省>人権委員会(事情聴取・立ち入り調査)>人権擁護委員(2万人以内)

石田英司
「(人権委は)いわば警察的なことができるということです」

【今まで問題になっていたこと】
1.今まで刑務所でめちゃくちゃやってないかと。国際機関が第三者組織作れと言ってた。入国管理局や刑務所で人権侵害が問題になることがあるのに、同じ法務省の外局におくべきではないのでは。
2.報道機関の取材活動を人権委が調査する、メディア規制条項は「凍結」ではなく「削除」を求める声。
3.この番組にもメールいっぱい来ました。あんたらテレビはいいわ、と。でもインターネット上で言論弾圧や言葉狩りが行われるのではないか、と。

石田英司
「たとばこういうメールが来てます。『もちろん差別や人権侵害はあかんが、その対象となる人たちが全て正しいという前提でやるのはどうか』

角淳一
「ちょっと話違うが、TBS系列で『青春の門』というドラマ、小説をもとにしてるが、差別を扱う。正しい理解を生むためにやってる。性的表現もある。が、今は時代が違ってて、あの表現が今の時代に合ってるかと思うことある、ドラマ見て。時代の環境と法律との組合せ方や兼ね合い、そして言論の自由を守るという、三つ巴ですよね」

石田英司
「3年前にやってて今出てきたのは何でか?と。VTRを見て下さい」

(ここからVTR)
 人権擁護法案を巡る審議が混乱。
 (よくわからんけど、部会みたいなとこで平沢勝栄がマイク持ってしゃべってる)
 若手議員を中心に、差別の定義があいまいという根強い慎重論が。外国籍を持つ人が委員になると特定の国の圧力を受けるのではないか。
 古賀誠(人権問題等調査会会長。歩いてくる映像)は「国籍条項を導入する」、が、公明党は「在日外国人へ差別を引き起こしかねない」。
 ますます混乱しています。
(……みたいな感じでVTRここまで)

石田英司
「今になって問題になってる。安倍晋三さんら若手議員が訴えてるのは……」

1.人権侵害の定義があいまい。いくらでも拡大解釈でき、国民が萎縮するのではないか。

角淳一
「差別と人権侵害から守るということは微妙でしょ」

石田英司
「たとえば、行き過ぎた性教育が人権侵害だと。先生の名前までさらされたら大変だと。一方で、いや、委員を選ぶ時にちゃんと選ぶから大丈夫という意見もあるんですよ」

2.特定の団体の影響力が強まりかねない。

石田英司
これは朝鮮総連のことです

角淳一
「北朝鮮のやってることはいけないが、差別はいかん。北朝鮮を非難することが差別につながりかねないと」

3.委員に外国人がなるのは問題。主権の問題がある。現在14,000人の人権委員がいるが、それは相談にのる役割。

角淳一
「国家とは何かという、日本人が一番難しいところを、考えないといけない」

石田英司
「委員2万人を日本人と限定してない。古賀さんが『国交のある国に限るというのはどうか』と言ったが、これは北朝鮮をはずすということですが、それはそれでまた問題が出てきますね」

角淳一
「北朝鮮を言うのはいいけど、現在日本に住んでる人に差別はいかんと」

石田英司
「もうぐちゃぐちゃになって、今回(この法案は)これで終わりです!」(断定しちゃってますけど)

毎日新聞の与良正男のコメント紹介
「3年前に廃案になった時は拉致問題はまだ明らかになってなかった。在日への概念がその当時と今では違ってきてる。差別はいかん、人権侵害してはいかん、は当然だが、誰の何を守ろうとしてるのか?

角淳一
「何かをしたいと思った時に、何かの状況でノーと言われるのが人権侵害だと思う。国籍などで差別はいけない。僕が立原さんの悪口をどこかで言ったとする。それが力になって、立原さんが差別を受ける、それはいけない。が、調べていく中で、立原さんの個人情報が出てきて、白日の下にさらされるのはどうか?となる」

石田英司
「『差別はいかん』は一致してる。『その人の立場に立って考える』ということだと思うんですよ。そこまでは了解だと。が、政治的に利用してくる奴が出てけえへんかと議員らは心配してるんです。朝鮮総連だけでなく、ある政治的な色合いのある団体に使われたらいかんと。……ナーバスな問題だが今日はこれ紹介させてもらいました」

コーナー終了・・・・・・・・・・・


○日本も韓国も言論弾圧の危機が

 奇遇なことに、日韓両国でそれぞれ「言論弾圧法案」が取り沙汰されてます(但し韓国はまだ提出されてません)。
 一昨日のぼやきで、「日本の植民地支配」擁護行為への処罰法案を推進という韓国のニュースに触れました。
 その後、「♪すいか泥棒 日曜版」さんの言論弾圧法案:韓国国内からの批判を拝読し、韓国の中にも抵抗勢力がそれなりにいることを知りました。

 日本の言論弾圧法案(人権擁護法案)には抵抗してる人がけっこういますが、韓国はどうかと言うと、「きっとほとんどの韓国人がこれを良しとする考えなんだろうな〜」と、私は思い込んでました。
 何せ「反日」ではものすごい結束力を見せる国ですから。

 たとえて言うなら、10人いたら9人までは賛成で、残り1人が「親日派のための弁明」を書いた金完燮氏とか、日本の統治支配を肯定的に捉えた文を日本の雑誌「正論」に寄稿した韓昇助教授といった人たちなのだろう、と。
 なので、韓国にも「日本を擁護したからって処罰するのはおかしい」という当たり前の意見が少なからず存在していることに、私は安堵しました。

 ただ現実問題として、金完燮氏は外患罪の容疑で取り調べを受ける等の治的弾圧を受け、韓昇助教授は職を追われたわけです。
 日本ではそういうことが一度でもあったでしょうか?……ありませんよね。
 たとえば今、日本で一番敵視されている国は北朝鮮ですが、日本では未だに北朝鮮を擁護する学者やら政治家やらが多数存在しています。
 が、彼らが逮捕されたか?職を追われたか?というと決してそんなことはありません。せいぜい嫌がらせのメールとかFAXが来る程度でしょう。
 その点では韓国に比べたら日本の民主主義はまだまだ健全に見えます。

 とはいえ日本も悠長にしてはおれない状況です。このまま行けば日本の民主主義も、そう呼べないレベルに堕ちてしまう危険性があります。
 それを作り出す元になりそうなのが、言論弾圧法案とも言うべき人権擁護法案。
 一部議員が頑張って抵抗しています。ネットでも熱い論争が続けられています。が、マスコミにはあまり取り上げられておらず(今日の「ぷいぷい」なんかは例外でしょう)、それがよけいに危機感を募らせているような気がします。

 よくよく考えてみたら、この法案は先述の韓国のものより危険かもしれません。
 というのも、「ぷいぷい」でも触れられたように、人権侵害の定義が実にあいまいだからです。具体的に何を言ったらこの法に触れるのか?とか、そのへん何も規定されていません。
 強力な権力を持つ人権擁護委員会のさじ加減ひとつで、「あなたは人権侵害をした」と認定され、事情聴取されたり家宅捜索されたりする恐れがあるのです。

 あんた何様?さん3/18付の本文一番上にサンプル記事が載ってます。
 こういう事態が起こり得ないと誰が断定できるでしょうか?

 また、これは↓ある小学校で実際に起こった出来事(らしい)

<ついに起こった差別事件>
 A小学校では、「君が代」の事前指導で、在日韓国人生徒への差別発言が起きた。音楽の授業で「君が代」の練習があり、4年生の在日韓国人の子どもが耳をふさぎ、歌わなかった。その後、教室に帰ってクラスメートから「なぜ歌わないのか」とせめられ、言い争いになり、そのとき、「韓国人」という差別発言を受けた。その後、子どもの保護者が学校に抗議の申し入れを行った。また、保護者・「日の丸・君が代」強制に反対する市民グループ・在日韓国人団体が市教委に抗議し、市教委は差別事件であることを認め、対応策を検討すると約束した。

 君が代がらみで「市民グループ」や「在日韓国人団体」が出てくるというシチュエーション、これがまず嫌な感じなんですが、ま、今はそれはおいといて\(^^\)
 これは子供同士のケースですが、もし大人同士で起きた出来事だったらどうなるんでしょうか。先述のサンプル記事になぞらえれば、「韓国人」と発言した日本人はおそらく逮捕されてしまうでしょう。

 韓国の言論弾圧法案は「日本統治を擁護」「歴史事実の歪曲」など対象が限定されてますが、さっきも書いたように日本のそれは限定されてません。人権擁護委員会の都合のよいふうに拡大解釈されて、無節操に逮捕者を生み出す事態に発展するかもしれません。
 何度も言いますが、こんな危険な法案はとっとと息の根を止めるべきです。ゾンビみたいに何度も甦らせてはいけません。


05/4/5(火)「報道2001」のテキスト起こしました(人権擁護法案)

○4/3放送「報道2001」人権擁護法案

 ぼやき4/3では中国・韓国についての討論を起こしましたが、今日は同じ日の後半に取り上げられた人権擁護法案についての討論について起こしておきます。
(ちなみに中盤では教育問題について討論されてました……しんどいのでもう起こしませんが)

 出演者は石原慎太郎(東京都知事)、櫻井よしこ(ジャーナリスト)。レギュラーは竹村健一、黒岩祐治、島田彩夏……敬称略

 今回はわりと完璧に近い起こしになってると思います。参考になれば幸いです。

・・・・・・・・・・・

島田彩夏
「人権擁護法案が間もなく国会に提出されようとしています。どういうものかと言いますと……」

フリップ(島田、読み上げ)
『人権擁護法案:人種等を理由とする不当な差別的取扱い、虐待、その他の人権侵害、及び差別助長等をしてはならない』

島田彩夏
「一見すると何の問題もないような法案に見えますが、櫻井さんはかねてから、この法案は新たなる人権侵害を生み出す可能性があると言われてますが」

櫻井よしこ
「人権と言うと誰も反対できないんです。人権を守るためにどういう活動をするかということなんですよね。法務局に外局の人権委員会というのを作る、そこに入る人の数は2万人を超えないと、つまり全国で2万人の委員ができるんですね。その人選は、日本人であるのか外国人であるのかもわからない。どういう資格なのかも、市町村の首長さんが、人権というものに対してきちんとした認識を持っている人とかですね、極めてあいまいなんですね。非常にあいまいな人権という定義のもと、非常にあいまいな人権委員が、あいまいな定義で選ばれて、この人権委員会が非常に大きな権力を持つわけです。例えば、この言葉が人権を侵害したという疑いが生じたら、その言葉を言った人のところに行って、質問する権利があります。立ち入り調査をする権利があります。資料など押収することができます。つまり、警察や検事の役割を果たすかのような権限を、この人権委員会に与えるんですね。こんなことになったらもう、石原都知事なんかすぐに質問されてですね(笑)、資料を押収されて、それに応じなければ大変な目にあうということで、ですからこれは非常に恣意的に使われる余地が大きいんですね。このようなことでは、言論の自由とか、思想・信条の自由というものが守られるとは、私は思えないですね

黒岩祐治
「人権擁護という名のもとに、逆のことが起きる可能性がある、その危険性がある法律だと」

櫻井よしこ
「もう一つの問題は、かねてから言われている非常に厳しいメディア規制ということで、このことはよく論じられてきたんですが、肝心の、人権を守るためにどういうことをするか、そもそもここで定義する人権とは何かということが、非常にあいまいで、これは逆の意味でまた新たな人権差別を、侵害を起こすと私は思っています」

黒岩祐治
「石原さん、こういった動きをどうご覧になりますか?」

石原慎太郎
「いくつか大きな懸念を抱きますね。一つはやっぱり言葉狩りがもっと進むということ。もう一つは、過去の歴史のいきさつから言っても、日本には外国人、外国籍でありながら、日本で生まれて生活している人、多いでしょ。そういった人たちの存在の意味合いってものが、変に拡大されちゃうと、つまり日本人のアイデンティティが飛んでしまう恐れもある。私なんかやっぱり物書きだから、ほんと言葉狩りだけはこれ以上進むと嫌ですね。僕、予算委員会で昔、○○○(聞き取れない)というのやったことあるんですけど、例えば、ドストエフスキーのムイシュキン公爵とロゴージンの有名な小説ありますね。岩波ね、どっちかというと反体制側の出版社でも、『白痴』って出てますよ。『白痴』って言葉は禁句なんだけど、なぜかドストエフスキーはいい。それとNHKは、私の『狂った果実』っていう字を、歌を放映しない。それは『狂った』という言葉がいけない(笑)。大臣の時に、『めくら○○○(聞き取れない)なんて、私はそんなことはしません、それがいい大臣とは思えません』と言ったら、それがすぐ問題になった。正面衝突してやりましたが、私はそれで通してるが、気の弱い人になったら、変なすう勢に押されて、自分で自粛して自分のこと曲げちゃう。物の勘定の仕方も、1つ、2つ、3つ、その先、今の風潮だと『よん』とかいうふうに言わないと、必ず問題が起こってくる(注:『よっつ』は『ヨツ』を連想させるので使ってはいけないらしい)。こういう文化そのもの、言葉の根源的なとこが曲げられる」

黒岩祐治
「もともと長い歴史があって、差別受けてきた方々の気持ちを台無しにしてきた部分があって、それに応えないと、という流れがあるのは間違いないですね」

櫻井よしこ
「文化の面で、都知事がおっしゃったようなこと起きると思うんですが、もう一つ具体的に、じゃあ拉致問題について考えてみたいと思うんですね。拉致をされた人と家族会、救う会の人々は当然、北朝鮮に対して激しい抗議をしますね。金正日総書記に対しても批判をしますね。そうしたら、もしかして、『そのようなことを言われて私の気持ちが傷つきました。どういうことですか』といって立ち入り検査されたり、質問されたりすることもありうるわけですね。だから言うべき事が本当に言えなくなる危険性がある。で、古賀誠さんが自民党の法務部会で、何とかこれを通して下さいと、頭を下げてお願いをしたそうですね。私は自民党はやはり良識派がいるんだなと思ったのは、この法務部会でとても了承を得られなかった、二度三度と開いて得られなかった。でも古賀さんは通そうとしています。古賀さんが日本の国会議員であるのならば、なぜこのような法案が必要なのかを、ただお願いしますの言葉だけでなく、きちんと万人にわかるように説明なさってほしいと思います」

黒岩祐治
「法案修正の動きもありますね。安倍幹事長代理なんかが国籍条項がないのを問題視してて、今まさにおっしゃった点でつながると思うんですけども、もし人権委員会の権限を持った人たちの中に、北朝鮮の意向を受けた人が入ってきたら、拉致問題そのものも前に行かなくなる危険性があると。修正が加えられたらどうなるのでしょうか」

櫻井よしこ
「修正ですむような問題ではないんですね。これはもう修正して、国籍条項入れて日本人だけにしましょうとなったと。でも、日本人でも言葉狩りをする方はいるかもしれませんね。ですから、この人権擁護法案そのものが、人権擁護という美しい名前のもとに作られているが、実は人権弾圧の元凶になりうるんだということを考えれば、この法案はもう廃案にすべきですし、2年前ですか、3年前に、一回出されて廃案にされてるんです。廃案にされたものは否定された、それを無視してもう一回ほぼ同じ形で再提出しようというのは、国民を愚弄する以外の何物でもないですね」

黒岩祐治
「我々もこのテーマについてここで改めて取り上げるのは初めてなんですけれど、やっぱりみんなあまり注目してないですね。法律がずーっとこう行きそうな感じで……」

島田彩夏
知らないうちにね

黒岩祐治
「これはやはりしっかりとチェックして、何が進んでいるのか見なきゃいかんという感じが改めてしましたね」

コーナー終了・・・・・・・・・・・

 3/23に関西ローカルの「ちちんぷいぷい」で人権擁護法案が取り上げられましたが、私は喜びを感じたと同時に、「何でこういうのを他局はやらんのや!何で全国ネットでやらんのや!」と悔しく思ったものでした。
 なので今回、全国ネットの「報道2001」で取り上げられたことは本当に嬉しく思います。
 櫻井よしこさんは神!(≧▽≦)

 人権擁護(言論弾圧)法案反対!さんで知ったのですが、あの人気番組「TVタックル」でも近々、人権擁護法案が取り上げられることが決まったようです。

 こうやってテレビで何度も取り上げてもらって、多くの国民が人権擁護法案の問題点に気づくようになれば、古賀誠もいい加減あきらめてくれると思うんですけどね〜。
 その日を目指し、私も微力ながら情報発信という形でお手伝いしたいと思っています。


過去記事ここまで___________________________________



 人権擁護法案って、今どうなってるんでしょう?
 ニュースサイトを検索してもあがってこないし、この問題を扱ったサイトさんの更新もしばらくないところを見ると、とりあえず危機が差し迫ったような状態ではなさそうです。

 が、自民党内を見ますと、人権擁護法案の積極推進派の有力者のうち、古賀誠は影響力が低下しちゃったけど、二階俊博、中川秀直などは未だ健在。
 安倍さんが総理でいるうちは法案が再び俎上に載ることはないとは思いますが、今後の政局によってはまたゾンビのように甦ってくる可能性もなくはないかも?

※参考リンク
 国会議員リスト 人権擁護法推進派・反対派(2005衆院選前のもの)


 ↓おまけというか古賀絡みでニュース。既にリンク切れですが。

古賀元幹事長、派閥でも靖国問題勉強を(TBS)
 自民党の古賀誠・元幹事長は、派閥の総会あいさつで、日本遺族会が15日、靖国問題の勉強会を設けると決めたことに触れ、今後、派閥でも、靖国問題について勉強していきたいと意欲を示しました。
 「靖国神社が国民の皆さんからもわだかまりなく参拝できる施設とはどういうものなのか。しっかりとした勉強をするということは大事なことだということを常に言い続けてまいりましたし、私自身も考えております」(自民党 古賀 誠 元幹事長)
 古賀氏が会長を務める日本遺族会は、15日の常務理事会で靖国神社をめぐる問題を話し合う勉強会を設置することを決めました。
 古賀氏はそのことに触れ、今後は古賀派の中でも靖国問題についての勉強会を開いていく考えを示しました。
 古賀氏は、靖国神社のA級戦犯分祀に意欲を示しており、遺族会での勉強会を足がかりに分祀の議論を本格化させたい意向と見られますが、遺族会の中には慎重論も根強く、議論は難航することが予想されます。(16日15:53)

 胡錦濤政権が靖国問題より日中友好を優先したことで、分祀論者もすっかりなりを潜めたはずでしたが……、あきらめの悪い人ですね。
 もしかしたら、「いつでもまた靖国問題を蒸し返せるよう、日本で地盤固めをしておけ」てな指令が下ってるのかもしれませんが。



・・・・・・・・・・・ちょこっとぼやき【現在】・・・・・・・・・・・


<教育基本法>「与党の横暴」野党4党が抗議集会
 与党の単独採決で教育基本法改正案が衆院を通過した16日、野党は4党合同の抗議集会を国会内で開いたほか、東京・有楽町で幹事長・書記局長らがそろって街頭演説を行い「与党の横暴」を国民に訴えた。対する与党は野党の審議拒否を批判し、単独でも審議を進める強硬姿勢を崩しておらず、双方が正当性を主張しながら一歩も引かない緊張状態がしばらく続きそうだ。
 抗議集会には民主、共産、社民、国民新党の衆参議員約150人が出席。いじめや履修不足、タウンミーティングのやらせ問題が拡大する中での採決に「徹底審議を要求しているのは野党、審議拒否したのは与党だ」(又市征治社民党幹事長)などの非難が相次ぎ、民主党の鳩山由紀夫幹事長は「参院でこの恨みを晴らそう」と徹底抗戦へ野党の結束を呼びかけた。
 これを受け4党の参院国対委員長が同日、扇千景参院議長に野党抜きで審議に入らないよう申し入れたほか、夕方には鳩山氏らが街頭に繰り出し「安倍晋三首相は子どもたちに規範意識が必要と言ったが、規範意識が一番欠けているのが首相、文部科学省だ」(市田忠義共産党書記局長)などと気勢を上げた。
 一方の与党は衆院本会議での可決後、自民党の中川秀直幹事長が「審議は十分尽くされた」と記者団に強調。特別委の与党筆頭理事を務めた町村信孝前外相は自民党町村派の会合で「静々粛々と採決できた」と語り、採決に欠席した野党の「戦術ミス」を皮肉った。【山田夢留】
(毎日新聞) - 11月16日21時29分更新

 昨夜、NHKのニュースで抗議集会の模様を見たんですが、もうね……何じゃこりゃ!と(-.-#)

 鳩山由紀夫が壇上でマイク持ってアジテーション。
 「参院でこの恨みを晴らそうじゃありませんか!」(ホントに言ってた)
 場内大きな拍手。そして「ガンバロー」のシュプレヒコール……。

 「審議拒否」で頑張られても。それに国会は私怨を晴らす場ではありませんよ。
 もはや政局でしか動いてませんね。国民の代表だという自覚、全くなし。
 私は教育、皇室、それと安全保障については、決して政争の具にしてはいけないと思うんですがね。

 ↓もう1コ、何じゃこりゃ!なニュース。
 
和歌山談合:井山容疑者から朝日記者が現金受け取る(毎日)
 朝日新聞社は16日、大阪本社社会部の男性記者(41)が02年と04年、和歌山県発注の土木工事を巡る談合事件で起訴されたゴルフ場経営会社元社長の井山義一容疑者(56)=所得税法違反容疑で再逮捕=から、転勤祝い10万円と出産祝い5万円の計15万円を受け取っていたと発表した。同社は「取材先との適正な関係を逸脱し、記者のモラルに反する」として、同日付で管理本部付に異動させた。
(以下略)

 朝日新聞さん、「和歌山知事 最初から腐っていた」キャッシュ)なんてタイトルの社説を出した当日にこれですか?(T^T)

 んで、今朝また懲りずに天声人語キャッシュ)で、「言ったこととは裏腹に、税金を食いつぶす談合に自ら手を染めていたのだろうか。悠久の紀の川の流れを汚すような、深刻な事態だ」だと。┐(´ー`)┌ヤレヤレ

 ↓系列の朝日放送でも先日こんなことがあった。これも匿名報道。

朝日放送セクハラ男性アナ3人処分(日刊スポーツ)
 朝日放送(ABC=大阪市)は14日、男性アナウンサー3人に就業規則違反(女性へのセクハラ行為)があったとして、2人を停職3カ月、1人を譴責処分とした、と発表した。停職処分の2人は自宅謹慎中。同局の情報番組「ムーブ!」(月〜金曜午後3時49分)はこの日の放送で、堀江政生アナ(43)らが「われわれの同僚が許されない行動をしてしまいました」と謝罪した。
 広報部では「被害に遭われた方々に心からおわびするとともに、視聴者・聴取者の皆さまの信頼を損なったことをおわびいたします。今後このようなことが起きないよう社員教育を徹底する所存です」とコメントを発表。3人はそれぞれ別のセクハラ行為にかかわり、時期も異なっているとしたが「被害者の女性のプライバシーもあり、男性社員にも家族があるので詳しい内容は話せない」としている。
[2006年11月15日8時28分 紙面から]

 マスコミのモラルに厳しい勝谷誠彦さん(「ムーブ!」月・火コメンテーター)も、セクハラ行為そのものについては一通り批判はしたものの、「朝日放送をかばうわけじゃないけど、相手があることだから」と、匿名報道を容認してました。
 

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Comments

人権擁護法案は、中川政調会長が通さないと思っています。
とはいえ、国民も目を光らせないといかんのでしょうね…
ric | 2006/11/17 04:19 PM
ricさん、コメントありがとうございます。
中川昭一さんの方ですね。もう一度ちゃんとニュース検索してみたら、こういうのがありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自民、人権調査会長空席に
http://www.sankei.co.jp/news/061007/sei001.htm
 自民党は6日、人権擁護法案の議論を行ってきた党人権問題等調査会の会長ポストを中川昭一政調会長預かりとすることを決めた。調査会は事実上、機能を停止する。人権侵害の定義があいまいなどの批判が多い同法案をめぐっては、安倍晋三首相が就任会見で「法務省で慎重に議論を進めていきたい」と述べ、白紙に戻すことも含め再検討する姿勢を示していた。
(10/07 02:04)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やっぱり当分は大丈夫みたい。ほっとしました(^^ゞ
くっくり | 2006/11/17 05:11 PM

 私も野党のバカさかげんにはうんざりしていますが、ふと思うことがあります。将来、政権交代があった時、『人権擁護法案』『外国人参政権』などが審議される時どうなるんだろうかなと。メディアはどう報道するんでしょうか?想像はつきますが。
KD | 2006/11/17 10:45 PM
KDさん、コメントありがとうございます。
もし民主党が政権をとったら、うーむ、自民党以上にゴッタ煮の党ですから、一つ一つの法案でいちいちもめて大変なことになるかも?例えば人権擁護法案については、松原仁議員や渡辺周議員が反対の動きをこれまで見せてますよね。
それ以前に、民主単独じゃなく非自民で連立政権になるでしょうから、細川政権がそうだったように1年も経たない間に空中分解しちゃうような気も(^_^;
メディアについて言えば……民主党案(非自民党案)が出されるとしたら自民党案以上におかしなものになるでしょうから、「TVタックル」などが率先して叩いてくれるんじゃないかと(^_^;。どちらかというとサヨク傾向の強い「ちちんぷいぷい」ですら自民党案にこれだけの懸念を示していることですし、テレビについてはあまり心配はしてません。問題は朝日新聞とか、あのへんですかね、やっぱ(T^T)
くっくり | 2006/11/18 02:10 AM
国連で障害者条約が採択されそうだと岡本明子さんのブログ↓に載っていましたが、いつもの如くこうした国連の動きを利用して人権擁護法案もゾンビのように蘇ってくるのではないでしょうか。
http://jidoikusei.blog69.fc2.com/blog-entry-24.html
落蹲 | 2006/11/18 09:05 AM
落蹲さん、コメントありがとうございます。
その条約のことも、岡本明子さんという方のことも初めて知りました。勉強になります。
日本人は「国連」に弱いですし、「障害者」にも弱いですよね。岡本さんの言われるように、「人権擁護法案の切り込み隊」になってしまう可能性は十分考えられると思います。
くっくり | 2006/11/18 02:58 PM
くっくりさんのツッコミ健在!

安心しております。
ことだま | 2006/11/18 08:46 PM
ことだまさん、コメントありがとうございます。
ぼちぼちやらせていただいてます。これからもどうぞ宜しくお願いします(^^ゞ
くっくり | 2006/11/19 12:04 AM

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