世界遺産登録の阻止に失敗した韓国!朴槿恵大転換も国際社会は無視! 青山繁晴「インサイト・コラム」
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■5/6放送 RKB「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
「明治日本の産業革命遺産」と韓国のロビー工作について。
ユネスコの諮問機関であるイコモスが世界遺産に登録することがふさわしいとする勧告を行い、韓国は「敗北」しましたが、日本はまだまだ油断できません。
朴槿恵政権は最近外交的に孤立して追い詰められていることもあり、さらに激しい工作を仕掛けてくるのは必至です。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像はイメージとしてこちらで付けさせていただいたものです。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。
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「明治日本の産業革命遺産」と韓国のロビー工作について。
ユネスコの諮問機関であるイコモスが世界遺産に登録することがふさわしいとする勧告を行い、韓国は「敗北」しましたが、日本はまだまだ油断できません。
朴槿恵政権は最近外交的に孤立して追い詰められていることもあり、さらに激しい工作を仕掛けてくるのは必至です。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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内容紹介ここから____________________________
櫻井浩二(RKBアナウンサー)
「水曜日です。独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
櫻井浩二
「今朝は世界遺産の話だそうで」
青山繁晴
「ええ。あの、連休中に、明るいニュースが飛び込んできましたね」
櫻井浩二
「ほんとですね。われわれ九州にとってはほんとに明るいニュースです」
青山繁晴
「ええ、ほんとです。九州を中心にして、明治日本の産業革命遺産が、世界遺産に登録、推薦されました」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、九州だけじゃなくてみんなほんとに、明るいニュースで喜んでる中に、韓国が、政府の公式の表明として、これを覆して、なかったことにしようという動きをとりまして、まあ改めて、韓国の最近の日本への姿勢に、がっかりされた方も多いと思うんですね」
櫻井浩二
「そうですよねぇ〜」
青山繁晴
「これ実は、日本では、この、推薦になったあともあまり報道されてないんですけれども、ユネスコなどに対して、韓国は実際に非常に激しいロビー活動、ま、反日工作も含めて、やっていました」
櫻井浩二
「ああ、そうですか」
青山繁晴
「資金もかなり投入したとみられますから」
櫻井浩二
「え〜〜」
青山繁晴
「まあこれ、大失敗に終わったわけですね。その反日工作活動が」
櫻井浩二
「はい」
[「資本と労働」英国Punch誌、1843年7月29日号。上階では紳士が豪華な食事に舌鼓を打つ。下層には炭坑労働者や、乳児を抱えた婦人、幼児などがいる]
青山繁晴
「と言うのはやっぱり、産業革命の時っていうのは本家本元のイギリスの時代も、労働条件はかなり劣悪なものがあって、えー、明治日本で、アジアで初めて始まった産業革命でも、労働条件の問題ってのはもちろんあります。但しそれは、朝鮮半島の方々だけじゃなくて日本の労働者も、同じでありまして」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「つまりはその、韓国だけを、歴史上特別扱いにしてくれ、そのためには、この、みんなが見たい文化遺産であっても、登録するなっていうような、いわば特別扱いを要求するような、韓国のロビー活動ってものが、これ実は限界が見えた、一件なんですね」
櫻井浩二
「はあ〜、なるほど、はい」
青山繁晴
「はい。で、ただ、その、僕も、韓国の政府当局者、もっと言うと、外務官僚、それから軍人ですね、そういう方々と長年つき合ってきて痛感してるのは、結局、やっぱり韓国は、実は、面積も小さいし、人口も少ない。それから半島国家としての苦しい歴史もあって、つまり中国と日本っていう大きな国に挟まれた歴史ですからね、外交というものに対する考え方が、たとえば日本やアメリカと違うところがあって」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「少なくとも現状では、こう全てが、外交の全てが、工作ロビー活動みたいになってるところがあるんですね」
櫻井浩二
「はあ〜、そうなんですね?」
青山繁晴
「特に朴槿恵政権になってから、それが、鮮明になって、したがってひとつは、もうこれで登録決定だと、日本が安心するのは僕はちょっと甘いと思います」
櫻井浩二
「ああー、そうですか」
青山繁晴
「はい。で、ご承知の通り、まあ6月末から夏にかけて、ドイツで、その、最終的な確認が行われるわけですけれども、それに意見を言う委員国の中に韓国、入ってますし」
櫻井浩二
「はい、そうですね」
青山繁晴
「で、まあ、あの、九州ご当地の、軍艦島をはじめ、えー、韓国がその、炭鉱労働などで、酷い目に遭ったんだと、いうことを主張してるところについては、つまり、全部がダメになるってことはもう、あり得ませんけれども、原案通りにこのまま行くのかどうか」
櫻井浩二
「はあ〜」
本庄麻里子
「ふ〜ん」
櫻井浩二
「一部が認められない、恐れがある?」
青山繁晴
「あります」
櫻井浩二
「あ、そうですか」
青山繁晴
「で、まあ、過去5年振り返れば、この推薦と、実際の登録食い違ったことはないんですけれども、しかしそれだから、その、安心っていうわけではなくて、やっぱり日本政府が、きちんと言うべきを言う。おかしなロビー活動をしたりお金使ったりする必要はありません。それが日本の生き方ですけれども」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「言うべきことはちゃんと言わなきゃいけない。で、文科大臣が、この韓国の主張ってのは時代が違うんだと。この産業革命っていうのは、1910年以前のことだと、いうコメント出してますけど、それあの、パッと聞いて分かる人は、まあ日本史よく覚えてる人で、日韓併合の年までに産業革命があったってこと言わんとしてるんですが、その、多少奥歯に物が挟まるような言い方はダメです」
櫻井浩二
「ああ、ああ…」
青山繁晴
「それから、そういうことだけではなくてですね、その、この日本の産業革命っていうものが、日本だけじゃなくて、アジアにとって実は大きな意義があったと」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「いうことを、きちんと今後も、このユネスコの場だけではなくて、世界に向けてきちんと、えー、見解を、あるいは哲学を表明する必要があると思います」
櫻井浩二
「ああー、はぁ」
青山繁晴
「で、そのうえで今日、後半のお話としてはですね、実はこれ韓国国内でも、この工作失敗に批判が非常に強くなってて、その最中に、実は朴槿恵大統領は、就任当初からの方針の大転換を表明してるんですよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、これ、要は歴史問題と、安全保障や経済は、切り離すと」
櫻井浩二
「あ、はいはい」
青山繁晴
「あの、ご本人は前からそうだったみたいな言い方されてて、えー、まあ、僕の知ってる韓国の外務官僚もちょっと、電話の向こうで、苦笑してる雰囲気だったんですけれども」
櫻井浩二
「はぁはぁはぁ…」
青山繁晴
「しかし、この、ほんとは大転換なんですよね(笑)。朴外交っていうのは歴史問題中心でいたから」
櫻井浩二
「うーん、そうですよねぇ(笑)」
青山繁晴
「これあの、事実上の敗北宣言とも言えるし」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「実は年内に、朴槿恵さんアメリカに行くことになってます。で、これも水面下の動きとしてアメリカからの圧力で、この、いいかげん歴史問題と、特に安全保障を切り離してくれないと、その訪米だってどうなるか分からないという非常に強い圧力がかかったので」
櫻井浩二
「あぁ〜」
青山繁晴
「まあ朴槿恵大統領は、大転換したわけですね」
櫻井浩二
「ええ〜、そうなんですか、はい」
青山繁晴
「ところがですね、この、まあ大転換はある程度予想されてた、このまま行くと政権の後半も持たないと、いうことは、もう一度言いますが韓国国内でも、言われていることなんで、それはそうなんですが、これはいわばせっかくの大転換を表明したのに、無視されてますよね」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「無視されてるってのは、言い方きついですけど、少なくとも、僕の知ってる限り、世界で、国際ニュースにはほとんどなってません」
櫻井浩二
「うーん。はい」
青山繁晴
「アメリカでも、まず、あの、僕はほとんど見てないですね」
櫻井浩二
「あー、日本の、あの、新聞でも昨日載ってましたけど、そんなに大きな扱いではなかったですね」
青山繁晴
「日本の新聞でも扱いはとても小さいです」
櫻井浩二
「はい。ですね」
青山繁晴
「あの、かつて朴槿恵大統領がもう反日を打ち鳴らしてた頃に、一面トップとか、一面で扱ってた新聞はもう軒並み、片隅に、ま、念のため報じることになってるわけですね」
櫻井浩二
「ああ、そうですか、はい」
青山繁晴
「で、これは、やっぱり朴槿恵政権の大きな危機を物語るもので、で、広い意味で言うと、ガバナンス、統治能力にやっぱり翳(かげ)りが出ていて」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「つまり、韓国は大統領制で、非常に大きな権限を持つはずが、この、さっき言いました通り、半島国家として、韓国にとって外交、あるいはロビー活動ってのは生命線なんですが、それに関して大転換してるのに、誰も、こう、ワーッと騒いでくれない。つまり朴槿恵大統領が何を言おうとも、国際社会も、それから隣国日本も、それから朴槿恵さんが頼みにしてきたはずの、アメリカや、あるいは中国においても、いわばしらけて見られているということがですね、この韓国政治の、大きな危機を物語ってると思います」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、今、北東アジアの大きな不安要因になっていて、で、いま言いました通り、朴槿恵大統領は反日、っていうだけではなくて、いわば日本を無視しつつ、アメリカ頼みだったのを中国にも傾斜して、アメリカと中国の間で上手くバランスを取って、日本を凌駕すると、いうのが基本政策だったんですけれども、えー、ご承知の通り、中国の習近平主席は、いま安倍さんの方にむしろ近づいていて」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「これは、AIIB、欠陥を抱えて出発することになる、アジアインフラ投資銀行に、とにかく日本に入ってほしい」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「日本に入ってくれないと格付けが下がって、最初から業務に困難を来すっていうことで、急に習近平さんの側から安倍さんに、いわば近寄ってきて、こないだの、前(昨秋の北京APEC)とは違う首脳会談、雰囲気の違う首脳会談も行われましたね」
櫻井浩二
「ああー、そうですね、はい」
青山繁晴
「それからアメリカは、その、安倍さんの上下両院合同会議の演説、ま、大歓迎で、えー、まあ日本外交の勝利であることは間違いないです。安倍さんに対して、いろんな意見あってもこれは事実として間違いがない」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「朴槿恵さんは本当は、覚えてらっしゃいますか、2013年に、このアメリカの上下両院合同会議で演説してるんです」
櫻井浩二
「はいはい、そうですね、はい」
青山繁晴
「はい。でも、そのことも(笑)、もうほとんど忘れられたようになっていて、そして実は韓国は、本来はしたたかな、外交戦術を持ってる国でもありますから、ロシアに接近を図ろうとしたら、ロシアのプーチン大統領は実はいま、北朝鮮の金正恩第1書記と、距離を縮めてますよね」
櫻井浩二
「あ〜」
青山繁晴
「まあ非常に孤立感が深まっていて」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「孤立した状態で、国が存続できる、地政学的条件ありませんから、半島国家ですから」
櫻井浩二
「はぁ、はぁ、はぁ…」
青山繁晴
「したがって、まあ極端なことを言えば、1期5年は確保されてるはずの、朴槿恵大統領の任期が無事に、終わるのかどうか、そういうことまで出てるので、この世界文化遺産も、もう最後、大逆転をやりたい」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「韓国の問題にしてる7つのうち、軍艦島をはじめいくつかは、葬りたいと、いうところにつながってるわけですね」
櫻井浩二
「そうですか〜」
青山繁晴
「まあ、そういうことを全体に理解しつつ、フェアに、公平に、韓国にも向かい合うっていうのが、私たちの、日本の役割だと思います」
櫻井浩二
「うーん、そうですね〜。ありがとうございました」
青山繁晴
「はい」
櫻井浩二
「独立総合研究所、青山繁晴さんでした」
ツイート
@boyakuriさんをフォロー
____________________________内容紹介ここまで
まぁ普通は、「そんなこと言い出したら他の世界遺産はどうよ?」ってなりますよね(^_^;
但し、議長国のドイツがちょっと心配…。
これ万一、韓国の主張が通って、原案通りに行かなかったら(一部施設が登録から外されたりしたら)、日韓関係の修復はそれこそ不可能な状態になりませんかね。
現地の方々はもちろんのこと、日本国民全体が「韓国、今度こそ許せん!」って大激怒でしょう。
(不謹慎だけどちょっと見てみたい気も…?(^_^;)
まあ日本政府は、2013年の富士山の時のように、上手くやってくれると思いますが…。
→富士山世界遺産登録決定!三保松原「逆転登録」へのロビー活動まとめ
あと、朴槿恵の「大転換」、これは4日に大統領府で開かれた主席秘書官会議で語られたものですが、その時同時に語られた「安倍首相の米議会での演説批判」、こちらを見出しにしてるところが日本のメディアでも多かったようですね。
例によって朝日とか。
★青山さんの連載、今月は沖縄。
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
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「ほんとですね。われわれ九州にとってはほんとに明るいニュースです」
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「ええ、ほんとです。九州を中心にして、明治日本の産業革命遺産が、世界遺産に登録、推薦されました」
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「はい」
青山繁晴
「で、九州だけじゃなくてみんなほんとに、明るいニュースで喜んでる中に、韓国が、政府の公式の表明として、これを覆して、なかったことにしようという動きをとりまして、まあ改めて、韓国の最近の日本への姿勢に、がっかりされた方も多いと思うんですね」
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「これ実は、日本では、この、推薦になったあともあまり報道されてないんですけれども、ユネスコなどに対して、韓国は実際に非常に激しいロビー活動、ま、反日工作も含めて、やっていました」
櫻井浩二
「ああ、そうですか」
青山繁晴
「資金もかなり投入したとみられますから」
櫻井浩二
「え〜〜」
青山繁晴
「まあこれ、大失敗に終わったわけですね。その反日工作活動が」
櫻井浩二
「はい」
[「資本と労働」英国Punch誌、1843年7月29日号。上階では紳士が豪華な食事に舌鼓を打つ。下層には炭坑労働者や、乳児を抱えた婦人、幼児などがいる]
青山繁晴
「と言うのはやっぱり、産業革命の時っていうのは本家本元のイギリスの時代も、労働条件はかなり劣悪なものがあって、えー、明治日本で、アジアで初めて始まった産業革命でも、労働条件の問題ってのはもちろんあります。但しそれは、朝鮮半島の方々だけじゃなくて日本の労働者も、同じでありまして」
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「つまりはその、韓国だけを、歴史上特別扱いにしてくれ、そのためには、この、みんなが見たい文化遺産であっても、登録するなっていうような、いわば特別扱いを要求するような、韓国のロビー活動ってものが、これ実は限界が見えた、一件なんですね」
櫻井浩二
「はあ〜、なるほど、はい」
青山繁晴
「はい。で、ただ、その、僕も、韓国の政府当局者、もっと言うと、外務官僚、それから軍人ですね、そういう方々と長年つき合ってきて痛感してるのは、結局、やっぱり韓国は、実は、面積も小さいし、人口も少ない。それから半島国家としての苦しい歴史もあって、つまり中国と日本っていう大きな国に挟まれた歴史ですからね、外交というものに対する考え方が、たとえば日本やアメリカと違うところがあって」
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「はい」
青山繁晴
「少なくとも現状では、こう全てが、外交の全てが、工作ロビー活動みたいになってるところがあるんですね」
櫻井浩二
「はあ〜、そうなんですね?」
青山繁晴
「特に朴槿恵政権になってから、それが、鮮明になって、したがってひとつは、もうこれで登録決定だと、日本が安心するのは僕はちょっと甘いと思います」
櫻井浩二
「ああー、そうですか」
青山繁晴
「はい。で、ご承知の通り、まあ6月末から夏にかけて、ドイツで、その、最終的な確認が行われるわけですけれども、それに意見を言う委員国の中に韓国、入ってますし」
櫻井浩二
「はい、そうですね」
青山繁晴
「で、まあ、あの、九州ご当地の、軍艦島をはじめ、えー、韓国がその、炭鉱労働などで、酷い目に遭ったんだと、いうことを主張してるところについては、つまり、全部がダメになるってことはもう、あり得ませんけれども、原案通りにこのまま行くのかどうか」
櫻井浩二
「はあ〜」
本庄麻里子
「ふ〜ん」
櫻井浩二
「一部が認められない、恐れがある?」
青山繁晴
「あります」
櫻井浩二
「あ、そうですか」
青山繁晴
「で、まあ、過去5年振り返れば、この推薦と、実際の登録食い違ったことはないんですけれども、しかしそれだから、その、安心っていうわけではなくて、やっぱり日本政府が、きちんと言うべきを言う。おかしなロビー活動をしたりお金使ったりする必要はありません。それが日本の生き方ですけれども」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「言うべきことはちゃんと言わなきゃいけない。で、文科大臣が、この韓国の主張ってのは時代が違うんだと。この産業革命っていうのは、1910年以前のことだと、いうコメント出してますけど、それあの、パッと聞いて分かる人は、まあ日本史よく覚えてる人で、日韓併合の年までに産業革命があったってこと言わんとしてるんですが、その、多少奥歯に物が挟まるような言い方はダメです」
櫻井浩二
「ああ、ああ…」
青山繁晴
「それから、そういうことだけではなくてですね、その、この日本の産業革命っていうものが、日本だけじゃなくて、アジアにとって実は大きな意義があったと」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「いうことを、きちんと今後も、このユネスコの場だけではなくて、世界に向けてきちんと、えー、見解を、あるいは哲学を表明する必要があると思います」
櫻井浩二
「ああー、はぁ」
青山繁晴
「で、そのうえで今日、後半のお話としてはですね、実はこれ韓国国内でも、この工作失敗に批判が非常に強くなってて、その最中に、実は朴槿恵大統領は、就任当初からの方針の大転換を表明してるんですよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、これ、要は歴史問題と、安全保障や経済は、切り離すと」
櫻井浩二
「あ、はいはい」
青山繁晴
「あの、ご本人は前からそうだったみたいな言い方されてて、えー、まあ、僕の知ってる韓国の外務官僚もちょっと、電話の向こうで、苦笑してる雰囲気だったんですけれども」
櫻井浩二
「はぁはぁはぁ…」
青山繁晴
「しかし、この、ほんとは大転換なんですよね(笑)。朴外交っていうのは歴史問題中心でいたから」
櫻井浩二
「うーん、そうですよねぇ(笑)」
青山繁晴
「これあの、事実上の敗北宣言とも言えるし」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「実は年内に、朴槿恵さんアメリカに行くことになってます。で、これも水面下の動きとしてアメリカからの圧力で、この、いいかげん歴史問題と、特に安全保障を切り離してくれないと、その訪米だってどうなるか分からないという非常に強い圧力がかかったので」
櫻井浩二
「あぁ〜」
青山繁晴
「まあ朴槿恵大統領は、大転換したわけですね」
櫻井浩二
「ええ〜、そうなんですか、はい」
青山繁晴
「ところがですね、この、まあ大転換はある程度予想されてた、このまま行くと政権の後半も持たないと、いうことは、もう一度言いますが韓国国内でも、言われていることなんで、それはそうなんですが、これはいわばせっかくの大転換を表明したのに、無視されてますよね」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「無視されてるってのは、言い方きついですけど、少なくとも、僕の知ってる限り、世界で、国際ニュースにはほとんどなってません」
櫻井浩二
「うーん。はい」
青山繁晴
「アメリカでも、まず、あの、僕はほとんど見てないですね」
櫻井浩二
「あー、日本の、あの、新聞でも昨日載ってましたけど、そんなに大きな扱いではなかったですね」
青山繁晴
「日本の新聞でも扱いはとても小さいです」
櫻井浩二
「はい。ですね」
青山繁晴
「あの、かつて朴槿恵大統領がもう反日を打ち鳴らしてた頃に、一面トップとか、一面で扱ってた新聞はもう軒並み、片隅に、ま、念のため報じることになってるわけですね」
櫻井浩二
「ああ、そうですか、はい」
青山繁晴
「で、これは、やっぱり朴槿恵政権の大きな危機を物語るもので、で、広い意味で言うと、ガバナンス、統治能力にやっぱり翳(かげ)りが出ていて」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「つまり、韓国は大統領制で、非常に大きな権限を持つはずが、この、さっき言いました通り、半島国家として、韓国にとって外交、あるいはロビー活動ってのは生命線なんですが、それに関して大転換してるのに、誰も、こう、ワーッと騒いでくれない。つまり朴槿恵大統領が何を言おうとも、国際社会も、それから隣国日本も、それから朴槿恵さんが頼みにしてきたはずの、アメリカや、あるいは中国においても、いわばしらけて見られているということがですね、この韓国政治の、大きな危機を物語ってると思います」
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「はい」
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「で、今、北東アジアの大きな不安要因になっていて、で、いま言いました通り、朴槿恵大統領は反日、っていうだけではなくて、いわば日本を無視しつつ、アメリカ頼みだったのを中国にも傾斜して、アメリカと中国の間で上手くバランスを取って、日本を凌駕すると、いうのが基本政策だったんですけれども、えー、ご承知の通り、中国の習近平主席は、いま安倍さんの方にむしろ近づいていて」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「これは、AIIB、欠陥を抱えて出発することになる、アジアインフラ投資銀行に、とにかく日本に入ってほしい」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「日本に入ってくれないと格付けが下がって、最初から業務に困難を来すっていうことで、急に習近平さんの側から安倍さんに、いわば近寄ってきて、こないだの、前(昨秋の北京APEC)とは違う首脳会談、雰囲気の違う首脳会談も行われましたね」
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「ああー、そうですね、はい」
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「それからアメリカは、その、安倍さんの上下両院合同会議の演説、ま、大歓迎で、えー、まあ日本外交の勝利であることは間違いないです。安倍さんに対して、いろんな意見あってもこれは事実として間違いがない」
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「朴槿恵さんは本当は、覚えてらっしゃいますか、2013年に、このアメリカの上下両院合同会議で演説してるんです」
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「はいはい、そうですね、はい」
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「まあ非常に孤立感が深まっていて」
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「ははぁ〜」
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「孤立した状態で、国が存続できる、地政学的条件ありませんから、半島国家ですから」
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「はぁ、はぁ、はぁ…」
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「したがって、まあ極端なことを言えば、1期5年は確保されてるはずの、朴槿恵大統領の任期が無事に、終わるのかどうか、そういうことまで出てるので、この世界文化遺産も、もう最後、大逆転をやりたい」
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「そうですか〜」
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「まあ、そういうことを全体に理解しつつ、フェアに、公平に、韓国にも向かい合うっていうのが、私たちの、日本の役割だと思います」
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「うーん、そうですね〜。ありがとうございました」
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____________________________内容紹介ここまで
ザ・ボイス★明治日本の産業革命遺産登録へ★宮崎哲弥「韓国が歴史問題を持ち込んで反対してる。またかと。韓国に関係なく国内においても産業化の歴史には光と影がある。そういう事も含めての趣旨だとご理解いただけないか」飯田浩司「それ言ったらピラミッドも連れて来られた奴隷どうなるのかって話」
— くっくり (@boyakuri) 2015, 5月 5
まぁ普通は、「そんなこと言い出したら他の世界遺産はどうよ?」ってなりますよね(^_^;
但し、議長国のドイツがちょっと心配…。
【世界遺産登録へ】韓国が反対運動、予断許さず http://t.co/6d6xguwLHX 外務省関係者によると、韓国からの働きかけを受けた議長国のドイツが日本側に韓国との話し合いや、産業遺産に「強制徴用」についての記念碑建立などを促すなど影響が出ているという。ドイツって…。
— くっくり (@boyakuri) 2015, 5月 4
これ万一、韓国の主張が通って、原案通りに行かなかったら(一部施設が登録から外されたりしたら)、日韓関係の修復はそれこそ不可能な状態になりませんかね。
現地の方々はもちろんのこと、日本国民全体が「韓国、今度こそ許せん!」って大激怒でしょう。
(不謹慎だけどちょっと見てみたい気も…?(^_^;)
まあ日本政府は、2013年の富士山の時のように、上手くやってくれると思いますが…。
→富士山世界遺産登録決定!三保松原「逆転登録」へのロビー活動まとめ
あと、朴槿恵の「大転換」、これは4日に大統領府で開かれた主席秘書官会議で語られたものですが、その時同時に語られた「安倍首相の米議会での演説批判」、こちらを見出しにしてるところが日本のメディアでも多かったようですね。
例によって朝日とか。
★青山さんの連載、今月は沖縄。
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー
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尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
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