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山口采希さんの歌は日本人の道標

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 歌手の山口采希(あやき)さんをご存知ですか?

 私は何ヶ月か前に掲示板で読者様から教えていただき、初めて彼女のことを知りました。

 9月24日に、4枚目のシングル「空と海の向こう」が発売され、オリコンデイリーランキング(9月23日付)でいきなり7位を獲得しました。
 
 ネットでも報道されたので、これをきっかけに知った方も多いかもしれませんね。
 
 「空と海の向こう」は拉致被害者救出を訴える歌ですが、「拉致」という文字は全く入っていません。
 迷った末、入れることをやめたそうです。

 「被害者の家族や支援する人々の思いを、より多くの人に伝えたい。複雑な問題だからこそ、シンプルな歌詞にしたかった」のだそう。

山口采希さん路上ライブ 新曲を熱唱(SankeiNews)


 実は采希さんは拉致問題について以前は深く考えていなかったそうです。

 関心を抱いたのは平成24年の秋。
 拉致被害者救出活動の象徴であるブルーリボンを、ファンから渡されたのがきっかけでした。

 「こんなにも多くの人が被害に遭っていたことを、自分は知らなかったのか」と、愕然としたそうです。

 被害者の悔しさ、家族の身を切られる思いを知れば知るほど、他人事では済まされないと心を締め付けられ、多くの人にこの問題を受け止めてほしいという願いをこめて作ったのが、この「空と海の向こう」です。

 ♪ 見上げた空は続く
  想いも必ず届く
  変わらない笑顔はきっとそこにある
  必ず迎えに行くよ
  会いたいよ 今 会いたいよ 今
  過ぎ去った日々の分だけ抱きしめたい
  会いたいよ 今 会いたいよ 今
  あきらめないでね
  あきらめないから…



 現在、山口采希さんは、大阪府内の複合商業施設や高速道路サービスエリアで定期的に路上ライブを開き、府外でも拉致問題の啓発活動などに参加して楽曲を披露しています。

 歴史の勉強会などに招かれて歌うこともあるそうです。
 神社でのライブも多く、昨年は靖国神社での奉納演奏も実現しました。

【靖国神社秋季例大祭奉納演芸:歌謡曲】山口采希【2013年10月17日】



 山口采希さんは平成3年、東大阪市生まれ。

 小さな頃から歌が大好きで、河内音頭などを毎日のように歌っていたそうです。

 小学校高学年の時、盆踊りでのど自慢大会に出たところ、河内音頭の師匠の目に止まり「一緒に歌わないか」と誘われ、それからやぐらに立って歌を歌う生活が始まりました。

 采希さんにとって音楽はいつも欠かせない存在で、「前に進め」「後ろを振り向くな」「自分を信じて」といった歌詞に自身も励まされてきましたが、現実の彼女は高校を卒業した後、悩むことが多く……。

 悩んだ時に自分の後ろを振りかえってみる営みも、実はまた大事なのだと思ったそうです。

 「自分を信じる、といってもその自分が何なのか。どういう流れがあって、今、自分が立っているか。そのことを知るには、歴史が切り離せない」

 そこでいろいろと日本の歴史を勉強し、お祖父さん(現在89歳)とも話をするうちに、日本の歴史には素晴らしいものがあって、大切にしていかなければならないものがあることが分かったのだそうです。

 そして、歴史を知れば知るほど、学校で習っていることとは全然違っていたので、学校では教えてくれない輝かしい歴史を、音楽で発信していこうと思い立ったのでした。


 1枚目のCD(2011年3月。インディーズデビュー)は子供向けで、「君も僕も私もみんな」という歌でした。

 みんな心はひとつなんだという元気いっぱいの歌。
 歌詞の中には八百万の神などのニュアンスも込められているそうです。

山口采希「君も僕も私もみんな」〜最近を振り返ろう〜



 2枚目は教育勅語をテーマにした「大切な宝物」

 ♪ 父さん母さんいつも大事にしよう
  兄弟仲良く助け合おう
  友達同士励ましあい信じよう
  間違った時はすぐ謝ろう「ごめんなさい」…


「大切な宝物」山口采希〜「教育勅語」を曲に〜


 「教育勅語について知れば知るほど、私たちの生活の中でしっかり腑に落ちる。これが私たちの心の軸だ!」

 そう感じた采希さんは、すぐに歌にしなきゃと思ったそうです。

 そして、「若い人は綺麗事で済ましがちなのに、昔の人はそこを誤魔化さずにしっかり生きてきたのだな」という思いも…。

 心の拠り所、そのような軸が分からないから、悩んでいる若者も多いだろうし、自分はそういうことを音楽で伝えていこうと考えたのだそうです。

 「大切な宝物」のCDには「こんなに」という曲も入っています。
 
 士官学校の教え子たちが次々と特攻出撃するのを受けて、何度も断られながら特攻志願して亡くなった藤井一中尉の奥様(福子さん)を題材にしています。

 奥様は二人の子供とともに特攻の前に入水自殺されました。
 「私たちがいたのでは後顧の憂いになり、思う存分の活躍ができないでしょうから、一足お先に逝って待っています」という趣旨の遺書を残して。
 
 「今の平和を満喫した自分たちから見て想像できないほど、当時は女性も戦っておられた。こういう出来事を私たちはきちんと受け継いでいかねばならない」

 采希さんはそう思って、この曲を書いたそうです。


 3枚目「五つ星きらめく~平和の約束~/ありがとう、じえいたいさん」を両A面で発売。

 「五つ星きらめく~平和の約束~」は明治天皇の御製と五箇条のご誓文を組み合わせた歌です。

五つ星きらめく〜平和の約束〜 山口采希 5月3日発売シングル!


 「ありがとう、じえいたいさん」は子供向けで、タイトルどおり自衛隊への感謝の気持ちが込められた歌。
 とにかく元気が出ます。NHK「みんなのうた」で流してほしいなぁ。

「ありがとう、じえいたいさん」山口采希



 そして4枚目が冒頭に紹介した「空と海の向こう」です。

 長年苦しみ続ける拉致の当事者の方々の思いを自分に表現できるのか?
 100回以上のライブを重ねても、采希さんに不安は尽きませんでした。

 そんな今年の8月、有本恵子さんのお母様である嘉代子さんと同席したイベントで歌を披露した際、嘉代子さんが「いい曲だった。ありがとう」と声をかけてくれ、ようやく肩の力が抜けたそうです。

 最も印象に残っているのは、采希さんを慕って以前からたびたびライブを見に来てくれる女子中学生の反応だそう。

 その中学生は「誘拐やろ。必ず取り返さなあかんな」と語気を強め、LINEを通じて「北朝鮮の拉致問題って知ってる?」と周りの友達に問いかけたそうです。

 采希さんの歌は、若い人への拉致問題の浸透にきっとにつながっていくと私は思います。
 それだけの力が彼女の歌にはあります。
 
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[政府に早期解決を求める署名活動中、特定失踪者の家族の横で歌う山口采希さん=9月14日、大阪市のJR・京阪京橋駅前/朝日新聞10月16日


 采希さんの一連の歌については、ほとんどの人が良いという評価をしてくれるそうです。

 ただ、トラブルも何度か経験されているようで…。


 教育勅語のCDができて、采希さんが直接、母校の小学校に届けに行った時のことです。

 校長先生に挨拶した時は「CD出したんか。頑張ったんやなあ」と言われ、そこまでは円満でした。

 ところが、教育勅語のCDですと言うと校長先生が急に顔を曇らせて、「教育勅語の意味、知ってる?」と怒り始めたそうです。

 采希さんは「知ってるから歌にしてんねんけど」と思いましたが、校長先生は駄目なことだと言って譲らず。

 「とにかく中身を聞いて下さい。そうすれば分かります」と言いましたが、聞く耳を持ってくれなかったそうです。


 また、こんなこともありました。

 神社で日章旗を配って戦時歌謡曲を歌っていた時、ある女性が日章旗を折って、「なんでこんな歌を歌ってるのよ!」と怒り始めたそうです。
 「私こんな歌聞きたくないわ!」とすごい剣幕で。

 采希さんはこう言いました。

 「しかし、私は誇り高く歩んで来られた人々の思いを伝えていきたいですし、この歌で私はもちろん、当時の人が元気づけられてきた。途切れさせるのではなく、引き継いでいきたいんです」

 実はその女性は教師でした(日教組かな?)。
 ライブが終わっても、「なんでこんな歌を歌うのよ。私は哀しいこと思い出したくないのよ」と収まらない。

 采希さんはこう言いました。

 「そういう気持ちも分かります。今、平和に生きている私たちだから当時の状況がいかに辛かったか…。戦争は本当に悲惨です。でも、だからこそそうした状況に立ち向かっていった人たちを私は讃えたい。ですから、これからも歌わせて下さい」

 すると、女性も「あなたにはあなたの考えがあるのね」と分かってくれ、「これからは応援するわ」と、最後は握手で仲良くなったそうです。

 采希さん、すごい〜!!。・゚・(ノД`)・゚・。

 歌ももちろん素晴らしいけど、人柄も素晴らしい。
 若いのに何とまぁしっかりした、そして一本筋の通った女性だろう!

 でも、采希さんに対して圧力とか来ないのでしょうか?
 それが心配ですよね。

 その点、私に彼女の存在を掲示板で教えてくれた読者様(ライブなどにもよく行かれている方)によれば…

 「今のところそれはないでしょうね。売名行為まがいにとらえて、言うだけ批判をする人はいるらしいけど、そのへんのことは采希ちゃんも、社長の山村ゲンコウさんも腹をくくってるし、皆さんに支えられているって想いがあるので、彼女は楽しんでますよ」(9月5日にいただいたコメント)

 …とのことです。
 あぅ〜、ますますすごい子や!。・゚・(ノД`)・゚・。

 頑張れ采希さん!私は応援し続けますよ。

 わが夫も彼女の歌と活動を知り、「応援するで〜!」と言っています。
 (彼女のルックスが夫の好みなのも理由らしい(^_^;)

 日本人の心を歌い、日本人の目指すべき道を指し示してくれる采希さん。
 よろしかったら皆様も応援してあげて下さい! 

 
 こちらは、ネットの番組に出演された時の動画です。
 彼女の人となりがよく出ていると思います。

第31回 前編 山口采希さん 〜音楽を通して伝える教育勅語〜【CGS 神谷宗幣が訊く!】

第31回 後編 山口采希さん 〜新曲のテーマは・・・?〜【CGS 神谷宗幣が訊く!】









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※山口采希さん関連サイト
山口采希公式サイト
山口采希公式フェイスブック
山口采希公式ツイッター

※参考サイト記事
・「正論」2014年11月号【NIPPONを歌う 山口采希】
「必ず、迎えに行くよ」拉致問題解決へ新たな風 大阪の23歳女性が異色楽曲「空と海の向こう」人気(産経新聞 2014.10.23 14:27)
拉致被害者の救済訴える「空と海の向こう」 無名歌手がオリコントップ10入り(J-CASTニュース 2014/9/29 19:27)

※拙ブログ関連エントリー(歌つながり)
2013/11/25付:自衛隊を愛した島倉千代子さんと「東京だョおっ母さん」を歌わせなかったNHK


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★お知らせ
 (山口采希さんの出演はありません)







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Comments

くっくりさん、いつも記事を有り難うございます。日本人として知らなければいけないことがギュッと詰まった貴重なブログだと感謝しています。采希さん、素晴らしいですね。若い女性が このような活動をすることで若い世代にも受け入れ易いのではないかと思います。これからも頑張って活動していって頂きたいと思います。私も何年か前にネットで知るまでは日本近代史について無関心でした。ネットで学べる昨今は知ろうとすれば 色々と学べるのだから日本人として しっかり学び行動したいと思っています。
チーチャ | 2014/10/25 09:46 AM
こんな立派な人がいたんですね!感動しました。正直ミュージシャンてサザンの桑田さんとかお花畑な人ばかりかと思ってましたので…(曲は良いのにガッカリな人ばかり)。

それにしても教育勅語と言うと激昂する人って何なんでしょうね?やっぱり日教組の洗脳って恐ろしいですね。キチンと向き合ってくれたことに感謝と感動。

応援クリック。
おれんじ | 2014/10/25 01:26 PM
くっくりさん。

何度も、掲示板などの告知させていただき、ツイートやアマゾンバナーも貼っていただき
今回はメイン記事にしていただき本当にありがとうございました。・゚・(ノД`)・゚・。

彼女は今日も、USJでライブをされてました。私は仕事でいけませんでしたけど・・・・・。

実は二十三日のサンケイ夕刊にも載っていました。(@@;)

「大切な宝物」や「五つ星きらめく~平和の約束~/ありがとう、じえいたいさん」は 
小学校などで、曲と曲の意味を理解してもらってから、
教育勅語、五箇条のご誓文 

がこれだって種明かししたら、
教員さん 多分目まん丸になるでしょうね。

頭から駄目だって信じ込んでますからね。
メチャクチャハードルが下がればいいなー



本当にくっくり様ありがとうございました。
南大阪の田舎者 | 2014/10/25 10:01 PM
同じように働きかけても
いちいちいらっとくるような反応しかできないということも、
日常しばしば経験するところです。

おお
aaa | 2014/10/26 04:41 AM

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