「アンカー」閣僚W辞任から見えた日本の闇と安倍総理の油断・傲慢・驕り
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■10/22放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
ずさんな身体検査でダブル辞任、危機管理ができない?狂い始めた安倍政権の歯車とは…青山ズバリ
2人の女性閣僚辞任の闇に迫ります。
小渕優子前経産相の地元当事者に青山さんが取材すると、構造的な問題が浮かび上がってきました。
松島みどり前法相の問題では、彼女を追及した蓮舫さんのうちわも登場。
でも今回の辞任劇は、安倍総理に一番責任があると青山さん。
そして「日本の闇」と戦わない安倍さんを痛烈批判。
前半のキーワードは『油断、傲慢、驕り』。
後半のキーワードは『日本の闇と戦え』。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
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内容紹介ここから____________________________
岡安譲
「さて、今日は水曜日ということで青山さんの“ニュースDEズバリ”なんですが、今日はどんなお話でしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、今週は当然やらなきゃいけないことが、第2次安倍政権、改造したところ、女性2閣僚が辞任したと、いうこの問題を真っ正面からやるほかありません。で、まず申しておきたいのが、これ辞めてすむ問題じゃない。深い闇があることなんで、それを私たち国民は、この際、しっかり考えなきゃいけないってことと、それから、実はこの2閣僚の辞任で、終わるっていう保証もない」
岡安譲
「ほぅー」
青山繁晴
「つまり他の閣僚に累が及ぶ恐れもあります。で、こういう時ってやっぱりまず、まずは冷静に、腰を据えて、本当は何があったのか。その、小渕優子前大臣のあの異常な政治資金収支報告書っていうのは、何十年も作られてきた恐れがあって、一体なぜそういうことが起きるのかということをですね、真相をまず、突き止めなきゃいけないんで、全部を突き止めるのは正直言ってまだ無理ですけれども、今回電話でなく、直接お会いして、それは、小渕さんの地元である群馬の当事者も含めて、複数の方にお会いして、それからもちろん永田町の、元の閣僚とか現職の閣僚とかにも次々会いまして、真相を探ろうと努めました。それを、今の段階で分かってことは全て、この『アンカー』で今からお話しします」
岡安譲
「お願いします」
青山繁晴
「最初のキーワードは、これです(フリップ出す)」
岡安譲
「『油断、傲慢、驕り』」
青山繁晴
「はい。これはズバリ安倍総理ご自身のことです。この改造をなさったこと自体が油断であり、傲慢であり、驕りであったということを、今この時点で考えないと、もう間に合わないです。総理ご自身も。そのことも含めて、皆さんと一緒に具体的に、今日も考えたいと思います」
岡安譲
「はい。コマーシャルのあと、青山さんの解説です」
(いったんCM)
岡安譲
「改造からわずか1ヶ月半で2人の女性閣僚が辞任した安倍内閣ですが、その真相と今後の影響について、青山さん、解説お願いします」
堀田篤
「よろしくお願いします」
青山繁晴
「はい。えー、このコーナーで申す全てのお話は、本当は、僕からの、視聴者、国民の皆さんへの問題提起です。で、したがってこのコーナーで何度も申したのは、ニュースにはでっかい尻尾があると(一同同意)。たとえば政治家、その他が隠しても隠しても、この大きな尻尾が出てるんで、その尻尾を見つけましょう、そこから考えていって下さいねっていうことを今までお話ししてきたんですが、今回も、っていうか今回は特に、何本も、タヌキの尻尾が、こう出てまして」
岡安譲
「何本も…」
青山繁晴
「その最初の尻尾、まず見ていただきたいと思います。はい、出して下さい」
村西利恵
「小渕さんの辞任の会見、VTRでご覧下さい」
…………………………VTR開始…………………………
小渕優子 前経産相(20日)
「歴年の小渕優子後援会の収支報告書の記載には、大きな疑問があると言わざるを得ません。(中略)ご指摘を受けている通り、大きな疑念があると言わざるを得ません。(中略)私自身、大きな疑念を持ったところであり、後援会を含めた関係政治団体の収入と支出の両面にわたり、収支報告書の内容の全てを第三者的な観点から、調査していただく必要があると考えています」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。この小渕優子さんの、記者会見の映像を、見たことあるよっていう人は、何人もいらっしゃると思うんですが、もう皆さん、あれっ?と思われてたと、思いますね。まず、私自身大きな疑念を持ったと。で、この疑念を持たざるを得ないって言葉も合わせて、その、小渕さんもおかしいと思ったってことを、何度も何度も言ってるんですよね。で、自分でおかしいと思ったっていうのは、あなた自分の政治(資金)収支報告書を全然見てないのかと、ね、いうことに当然つながりますよね。そして、えー、さらに小渕優子さん自身が、小渕優子衆議院議員自身がですね、第三者の目で調査してほしいと。つまり、他人事みたいに言ってると批判も、あるかと思いますが、それよりも、実はこの人は、何も知らない、あるいは知る努力を放棄してたんじゃないかって疑いが生じるんですね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「で、これに関して、その、今までの一般的な報道はほとんど全部、こう言ってんですよ。これはお父さんの小渕恵三元総理の時代の、立派な秘書たちが、みんな引退してしまって、新しい秘書になったから、こういう乱脈な経理、あるいはでたらめな収支報告書を作ってしまって、で、小渕さんは知らなかったんじゃないかって報道があふれてるんですが、嘘つけ、ですよ。そんなことのはずはない。これは、僕は政治記者の時代に、実は、何人もの大物の政治家の事務所で、申し訳ない、はっきり言いますが、秘書さんの使い込み、っていうものを、実は、見ました。で、それは、その大物政治家自身が、気がついて、やめさせて、事件にならなかったり、ほんとは事件になったケースもあります。そういう経験から見ると、今は僕は政治記者じゃありませんが、経験からすると、今回も、これは事務所の中で深刻な使い込みを含めた、いわゆる乱脈経理があったんじゃないかと。で、それに対して小渕優子さんが本来チェックすべきがチェックできてないっていう問題じゃないのかと思いましたから、先ほど申しました通り、地元の当事者たちに会っていきました。その結果をまず見て下さい」
村西利恵
「小渕問題の真の闇、1つめ。複数の地元当事者によると、『彼女は本当に全くカネの事を知らない』」
青山繁晴
「うん。これあの、これだけ見たらですね、とにかくその、代議士本人を守ろうとしてるだけのように見えますけど、正直言うと会ってる時は、あの、やっぱり僕、全体を見ますから、その、目の、特に目の表情ですけど、それから喋り方とか、それから事前に調べたことぶつけていっての感じで言うとですね、ただ単に、その、かばって守ろうとするだけ、あるいはごまかそうとするだけじゃなくて、本当に知らないと、いうことは感じられたんですよ。しかしこれは知らないって話じゃないですから、僕はどのように問い返したかというとこうです」
村西利恵
「青山さんは『知らないじゃなくて、何もチェックしてこなかったんでしょう?』と聞かれたと」
青山繁晴
「はい。知らなかったから悪いんじゃない、可哀相に犠牲者だって話じゃなくてですね(一同同意)、当然チェックしなきゃいけないんで、何もやってこなかったってことはありませんかと言いましたら、答えはこうです」
村西利恵
「『その通り。父の代からの秘書が経理を握り、何も言えなかった』」
青山繁晴
「うん。で、これはですね、えー、これ聞いて、僕はもう一回、もちろん問い返したんですね。父の代からの秘書が経理を握り、何も言えなかったっていうのは、たとえば最悪のケースのひとつだと、着服してるってことですよね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「さっきちらっと言いましたが、着服したケースも、いや、小渕事務所じゃないですよ? 僕の知ってたケースありましたから、そういうことですかと聞きましたら、いや、そんな単純なもんじゃないんですと、いうことなんです。これ、もう一回言いますよ、念のため言っときますが、複数の人です。1人の人がそう言ったんじゃなくて。1人の人の発言ならここで紹介したりしません。で、そんな単純なものじゃないっていうのは、その、そこまで悪いことしてないよって意味じゃないんですよ。それは個人的な着服の問題じゃなくて、もっと組織的な、問題なんだと。ね。そういう気配が感じられて、さあその上で、その、当事者に会うわけにいかない視聴者、国民の方に、もう1つ分かる不思議な尻尾があってですね、これ摩訶不思議なことが、こうやって大騒ぎになってる間に起きましたよね。それ何かというと、これです」
村西利恵
「小渕問題の真の闇、2つめ。群馬県中之条町の折田町長がおととい(20日)、辞表を提出しました」
青山繁晴
「これ、もう、想像の通りなんですが、この中之条町の普通の町民の人はみんな怒ってるわけですね。これ何で、その、小渕さんが大臣辞任したら、町長が、ま、無投票で当選はしてるんですけど、とにかく民主的な手続きで町民が選んだ町長が、何で辞めて、町政はほったらかしかいって言って、みんな怒ってるわけですよ。これまことに奇妙な、実は現象ですよね。で、この折田さんって方はですね、町長になる前に、だいたい30年ぐらい、その、小渕恵三元総理、それから小渕優子代議士、2代通じて、この経理をずっと預かってきたんですね。で、ご本人はですね、えー、私が、全部、政治資金収支報告書をチェックしてました、って言って、責任は自分でかぶるみたいなことをおっしゃってるんですが、さあこれは、その、折田さんが、元のいわば出納責任者の、ような立場として、責任を取るっていう、そういうきれいな話かというと、いや、地元の当事者に聞くと、話は全然違うんですよ。それは、こういうことです」
村西利恵
「複数の地元当事者によれば、『プールした裏金を、地元の首長選挙などに使ってきた恐れがある』(一同ざわ)」
青山繁晴
「はい。不正な経理の操作をして、裏金を作ってそれを、みんなでプールすると。個人犯罪じゃなくて。個人がたまたま出来心でたとえば家買いたいから、着服したなんて事件じゃなくて、構造的にプールすることになってて、それを、小渕派の、首長、たとえば町長とか市長とか、あるいは地方議員とかを増やしていって、みんなで既得権益を増やしていって、地域を握って、ね、その利益を独占すると、いう体制を作るために、そのお金をどんどん選挙に使ってきた、恐れがあると。実は恐れがあるっていうのは僕が付け加えました。この地元の当事者たちは、使ってきたんですとおっしゃってるんですね」
村西利恵
「言い切った」
一同
「ええー」
青山繁晴
「はい。で、それは、日本人の良いところで、まあ明るみに出た以上は、もう自分は言わなきゃいけないと、覚悟決めてる人が、実はいるんですよ。その地域の、いわば地方政治家の中にもですね、いるんですが、しかし確認できてませんから、僕の方で、恐れがあると付け加えました。それから念のためですが、折田さんが町長選挙でやってたってことにすぐつながるわけではありません。それは本当は、捜査機関がちゃんとやるべきことなんですよね(一同同意)。で、さらにもう1個付け加えなきゃいけないのが、これ、小渕事務所だけのことだと思う有権者がはたしていらっしゃるんでしょうか。僕も、元政治記者の僕も、そう思いません。選挙も数知れず見てきましたが、ああー、と思い当たることがあってですね。その、大物政治家ほど、その、政治記者は普段、東京にしかいないんですけど、ま、いちおう努力して、あの、会社にも頼んで出張させてもらって、地域に行くと、もう完全にこうサークルが出来上がってるじゃないですか。こう、その、大物政治家を頂点にして、その地域はもう、どこの地方議員も町長も全部つながってて、もうガチガチに、はっきり言うと、そのメディアも全部巻き込んで、つながってるってことがあるでしょう? あ、それは、単に結果じゃなくて、お金を通じてそうやってるんだっていうことがですね、選挙資金も、親分から流れていってやってるんだっていうことがですね、今さらながらですけど、改めて、僕によく分かったんですね。で、これは、1つの闇であって、いま何を言ったかというと、小渕さんの問題だけじゃないっていうことですね。で、したがって、小渕さんが辞めれば、それでこの問題がうやむやにされてはいけないってことであります。で、次の、もう1人、松島さんですが、この人も、ま、いわば、尻尾、この場合の尻尾は、また情けない尻尾なんですけど、尻尾が出てて、それ、辞任会見、見て下さい」
村西利恵
「はい。VTRです」
…………………………VTR開始…………………………
松島みどり 前法相(20日)
「私の、政治家・松島みどりとして申し上げますと、法に触れることはしていないと、そう言い切っている次第と、考えていると言い切っている次第です。(中略・女性の活用について問われて)ちょっと失敗だったというか、私自身は、再生可能な失敗だと思っておりますけれども。(中略)いったん外されても、また頑張れば、ポジション得られる、そういうものだと思っております」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。これ、松島さんの辞任の会見で、その、薄ら笑いを浮かべてるように見えるのも、非常に有権者に対して僕は失礼だと思いますね(一同同意)。ま、それは単に見た目の問題、と言う人もいるかもしれませんけども、やっぱりそう見えないようにするのが政治家の務めですから。それに加えてですね、要は松島、前・法務大臣、正義を預かる立場だった人の会見で、何をおっしゃってたかというと、いや、うちわ配っても、法に触れませんと。それから、まあこの程度のことだから、で、さらに松島さんの他の発言でですね、要するにうちわなんてもうすぐ捨てるようなもんだから、値段が安いってこととすぐ捨てられる物ということで結びつくんですか。みんな一生懸命作ってるんですよ、これ。職人の人が。で、それなのに、ま、たかがうちわだから、再生可能な、よくこういう言葉使えますね」
岡安譲
「いやー、ほんとに…(一同ざわ)」
青山繁晴
「そんなの大したことないんだと。自分はいつだってまた大臣になってもいいんだと」
村西利恵
「ご自身でね」
青山繁晴
「っていうかほんとは大臣辞める必要がなかったって言ってるのと同じですよね。じゃあこれほんとはどうなのかっていうのをですね、これは、ちょっとこれ見ていただけますか」
青山繁晴
「えー、松島みどりさんは、東京都の、えー、東京の小選挙区からお出になってる政治家ですが、これ東京都の選管が、ちゃんと配布してる、いわば、資料なんですけど、ここを見ていただけますか」
青山繁晴
「これはですね、お祭りの時に、はっぴとかうちわを配ると、それは実は、悪質な寄附行為になってしまいますよってことなんですよ。つまりこのお祭りを、普段たとえば、このスタジオで急に配ったらですね、その、松島さんが言おうとした、そんなの大したことないんじゃないのってことに、ひょっとしたら多少は、そう考える人はいるかもしれないけど、僕はそう考えませんが、いる人、いるかもしれないけど、お祭りで配るっていうことは、まさしくそこのニーズに合わせて、その、賄賂に当たるようなものを送るってことだからいけませんとわざわざ東京都が指導してて、そしてそれに違反したら当然、これは事件になるんで、その事件の、指揮を最終的にとるのは、法務大臣ですから(一同同意)、そんなの法務大臣辞めなきゃいけないに決まってるじゃないですか。で、しかしですね、同時にこれ言うと言わなきゃいけないのが、これ国会で追及した、蓮舫さんが配ってた、これ、あの、うちわの、これコピーなんですよ」
青山繁晴
「これ見ていただくとですね、要するにこれ、丸いからみんなこれあの、もらうとですね、こうやってあおぐんですよ。ね。実際にあおいでる人がたくさんいたそうです。で、これはどうしてご本人によると問題じゃないかというと、柄がついてないと」
岡安譲
「柄がついてないってことですね」
青山繁晴
「で、さらに、政治家によってはここに穴開けてですね、親指入れれるようにして、こうやってあおぎやくする人がいる。私は穴も開けてないと。それ清潔だと言うんですか? それ正義ですか? これずるいって言うんですよ。ね。だから、これは法務大臣である、であった松島みどりさんも、それを追及した蓮舫さんも、いずれも、法をくぐり抜けるようなことをなさってるんで、それを正義と呼ばないんですよ。それ一番ずるい汚いことを、いずれの人もやってるってことであってですね。で、それを踏まえて、実際は松島さんに何が起きたかというと、それはこれなんです」
村西利恵
「松島問題の真相。自民党閣僚経験者によると、『うちわの配布は彼女の指示。本人は法務大臣を辞任するつもりはなかったが、安倍総理が辞めさせた』」
青山繁晴
「うん。しかしこれは、安倍さんがマシなことをなさったって意味ではありません、残念ながら。これは、その松島みどりさんの辞めたくないっていう姿勢もひどいし、小渕優子さんのチェックすべきをチェックしない、お父さんの代からの人がやってることだからといって、知らんぷりするっていうのもひどすぎるけれども、しかし最大の責任があるのは、安倍さんであって、それは、総理大臣だから最終責任があるって意味じゃないんです。具体的に安倍総理にはいくつも、今回、最悪レベルの責任があります。それは、たとえば1つはこれですね」
村西利恵
「自民党閣僚経験者によると、『安倍総理は油断していたのではないか。有力派閥、旧経世会や清和会のスキャンダルは、マスコミから出ないと思って、2人の問題を、把握していながら起用した』。分かっていた(一同ざわ)」
青山繁晴
「うん。これはですね、えー、自民党の閣僚経験者、これ、ベテランの人から、若手の人まで、僕は、これも電話じゃなくて全部お会いして、直接、ま、深夜、早朝にいずれもなりましたけどお会いして、共通する話はこれだったんですよ。で、これは、長年記者やってきた僕も、これまあ正直びっくりって、これ本当の日本の闇ですよ?」
一同
「うーん」
青山繁晴
「で、まずですね、この安倍総理の油断の前にね、これ前に『アンカー』で申しましたが、安倍政権、第2次安倍政権はインテリジェンスを、よく活用するっていうとこが、まあ、良いところだったんですよ。で、今回の件、見るとですよ、たとえばこの、特に小渕さんは、表に出てる政治資金、収支報告書ですから、インテリジェンス、具体的に言うと、たとえば内閣にも内調ってものがあり、あるいは警察庁にも、その情報部門、公安部門があり、それから、これ直接は関係ないにしても、たとえば公安調査庁とか、それから防衛省の情報本部とかたくさんあってですね、そういう所が、その、全部は具体的に、日本のインテリジェンスの手の内さらすわけにいかないから、北朝鮮もこれご覧になってるんで、中国もご覧になってるから全部は言えないにしても、いずれにしてもそういう所がちゃんと連携して、総理には出すべき物を全部出して、最終判断は総理がすると、ね、いうことなんですが、それを一般的に言うと身体検査と言ってるわけですよね。えー、組閣の時とか内閣改造の時には。じゃあそのインテリジェンスはまともに仕事をしてたのかというところがまずあるんですが、まず、この、えー、その情報を受け取る側の人たちから言うと、これ実は、把握していたと。ね。つまり、それいわば当たり前なんですよ。政治資金収支報告書の問題なんていうのは、当然真っ先に調べるし、それから、祭りで公然と、いわばご本人の側からうちわ配ってるわけですから。こんなの、隠してる話じゃないじゃないですか、もともと」
岡安譲
「そうですね」
青山繁晴
「したがって、安倍総理は、その、油断してたんじゃないかって言葉になるんですが、それだけじゃなくてですね、これ旧経世会って書いてるのは小渕さんの方ですね(一同同意)。これ田中派、ま、古くは吉田茂さんから始まるんですけども、あの、権勢ふるった、一時期ふるった田中角栄さんの田中派、そのあとの竹下派、っていうように続いてきて、小渕派の時代もあった。今は平成研って名前変わってるんですけど、要は、大変な権力を一時期は誇った派閥は、この、マスコミ、マスコミも押さえてるんだと。これ、書いてませんが、マスコミも押さえてるんだ、新聞、テレビ、ラジオ、特に週刊誌は、もう、きちんと、きちんとって言い方して僕はまた、腹が立ったんですが、言い争いになりましたけど、きちんとじゃないでしょ、それって逆の話だと言いましたが、要するに、マスコミを押さえてるんだと。ね。で、その中には、これ清和会っていうのは、要するに安倍さんが所属してた派閥で、いま町村派って言ってますが、これも、両方とも古い派閥なんですよ。で、これは、あの、松島さんはこの清和会に属してるわけですけど。いずれにしろこういう派閥は、そのマスコミから、マスコミを押さえてるんで、こういう問題があっても、出る人と出ない人とあって、出ない人は出ないことになってるんだと、安倍総理も思ってたから、その油断で、今回、出てしまったと。今回、週刊誌の報道から始まったわけです、小渕問題はですね(一同同意)。それ、どういうことかというとですね、たとえばこれなんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「実際に小渕さんが2008年から少子化担当大臣を務めた時には、問題にはなっていません」
青山繁晴
「はい。これ麻生内閣の時なんですね。で、この時、30代の若さで、小渕さんが鳴り物入りで、あの、入閣されてですよ、そして、この時期はですね、2008年から2009年にかけてってのはたとえば、ネットを通じて一般の人が、ようやく見れるようになった、時期ぐらいなんですが、政治資金収支報告書自体は、その前から公開されてますから、この時に全く問題にならないのはおかしいわけですよ」
岡安譲
「うーん」
青山繁晴
「で、その、この小渕さんの問題自体は、さっきの秘書さんの時で言いました通り、お父さんの、小渕恵三総理の時代からあって、そしてこれは地元の当事者に聞いたことを、もう一つ付け加えますと、総理は、小渕総理は、知ってたと。ご存知でしたと。優子さんは、ついに知らずにこういうことになってしまったけれども、総理はご存知でしたと、明言された人もいてですね。つまり、とっくに同じ問題があったわけですよ。ところがこの時(少子化担当相の時)に、問題に、あの、メディアに問題にされなかったから、安倍さんの、この、不当な、おかしな油断につながったと」
岡安譲
「なるほど」
青山繁晴
「で、この証言を僕が全部信じてるわけじゃないんですよ? これもね、うまーくね、つまみ食いした話をしてるって気配は僕、感じます。但しですね、たとえば、もう亡くなった人ですから言っていいと思いますが、河本敏夫っていう大物の政治家がいてですね、海部内閣ができた時に、えー、海部さんは河本派でした。時の官房長官が、あっという間に女性問題が週刊誌に出て、すぐ辞任に至ったんですよ。で、その時にですね、河本敏夫さんが、その、僕が横にいた時に、ふっとね、青山くん、こういうことをちゃんとチェックしてる記者がいるんだねえと。ね。どこの世界にもいるんだねえと、言ったんですよ。で、これは僕は何もお返事しませんでしたが、その、河本さんもいろんな問題あった方だと思いますけど、この時は正直に、要するにメディアに対して圧力かけるとか云々じゃなくて、メディアに出たものは、もう受け止めて、官房長官辞めさせると。で、すぐにご自身で、官房長官室にかけて、あなた辞めなさいって、おっしゃったんですよ。それ僕、横で見てました。ね。ということは、実はこういうのは力関係がみんな影響しててですね、当時の河本派なんていうのは、海部政権作ったんじゃなくて、海部政権はここに作ってもらったんですよ、経世会に(一同同意)。ね。竹下派に。だからその力のある所が実は日本のメディアも十分押さえてきててですね、力関係で決まってて、本当の報道の自由、国民のためっていうことで貫いてんじゃなくて、力関係で、隠される情報があるということをですね、今回の事件が、実は物語って、あるんであって、そのことは、ちゃんと考えなきゃいけないんです。その上で、じゃあ、さあ、これからどうするかなんですが、当然、後半へのキーワードは、だからこうなります(フリップ出す)」
村西利恵
「ズバリキーワードは、『日本の闇と戦え』。第2次安倍政権は今後どうなっていくのか。このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
岡安譲
「安倍内閣の今後はどうなるのか。青山さん、お願いします」
青山繁晴
「安倍総理の責任が一番重大だと、申したのはですね、安倍さんが、トップリーダーの内閣総理大臣だからと、いうだけではありませんってことをさっき申しました。それは、一番重大なことは、安倍さんが、内閣改造をやる必要なかったのに、それをやってしまったということが、この一連のことの発端だからです。したがって、この『アンカー』で、何度もこういうことを申しました」
村西利恵
「青山さんはこのコーナーで、『内閣改造はあくまで反対』と言い続けてこられました。映像でもご覧いただきたいと思います」
青山繁晴
「もう何か過去の映像見ても怒ってばっかりで(一同笑)、この『アンカー』のおかげで、青山はん、いつも怒ってはる人やというのが、もう世間の常識になってしまったんですが(笑)」
岡安譲
「いつもは怒ってないんですけど(笑)、ただずっと、ほんとに反対とおっしゃってましたよね」
青山繁晴
「これはですね、あの、もう、もっともっとはっきり言わなきゃいけないと思うんですが、要するに安倍総理にお電話をして、これ改造やるのはおかしいですってことを、その、僭越ながら、あの、ま、意見具申してたわけです。どうしてかというとですね、その、9月3日に改造ありましたよね。で、その、第2次安倍政権の発足ってのは、おととしの12月ですからね。だから長い長いと政治家は言うけれど、たった1年9カ月ぐらいしか、これまでの大臣も、閣僚やってないんですよ。で、これ、テレビをご覧になってる方もですね、その国民、市民の方で、1年9カ月はそれ長いなあ、長いであんた、大臣、って思う人いますか? 逆でしょう?(一同同意)。1年半ちょっとやって長いって言うなら、お役人の人は定年まで一生やるんですよ? 同じ役所で。担当課は変わっても。だから役人が、政治家に負けるわけないっていうか、政治主導なんかなるわけないじゃないですか。だから、話がまんま逆で、それは、安倍総理、何のために再登板なさったんですか。本当は、体調が悪かっただけじゃなくて、ね、えー、わずか7年前に、国民を裏切って辞めたのは、ほんとは自民党の古い体質に足引っ張られて、それに安倍さんが負けて、負けた安倍さんが悪いけど、そうやって、政権を投げ出す形になったんですよ。それを克服するために再登板するのに、その自民党の古い体質、大臣、大臣やらしてくれ、ね、自分が、命もいらぬ、名誉もいらぬ、カネもいらぬって、ね、幕末の、西郷隆盛さんをはじめ、志士の方々と正反対で、カネもほしい、名誉もほしい、大臣ポストも何でもくれ、どこでもいいから大臣行かしてくれ、そんな、自民党に合わせるんだったら、天の怒りが下りますよって。ね。下りますよって言ったら、どうなったかというと、こうなったんですよ」
村西利恵
「言い続けた結果、安倍総理が電話に出なくなり、側近から『内閣改造はやらざるを得ない』と伝言があった(一同ざわ)」
青山繁晴
「これは僕は慚愧に堪えないんですよね。えっとですね、今、携帯電話の時代ですから、秘書官通す必要はなくなったけど、こう青山繁晴って分かるじゃないですか。そうするとまたこの話かと。また電話口で、改造をやめて下さいって言うからっていうので、まあ、総理お忙しいことはもちろんあると思いますけど、電話に出られなくなって、そのあと側近が、ちょっと会いたいって言ってこられて、もう、総理からの伝言ですってはっきり言われて、やらざるを得ないんだよと。ね」
岡安譲
「やらざるを得ない」
青山繁晴
「このやらざるを得ないってのも、いわば、あの、ほんとは尻尾のような話なんですよね。それどういうことかと言うとですね、あの、その前に慚愧に堪えないって言ったのは、僕はいち民間人で、安倍さんとも何の利害関係もありませんから、最後の最後はこうやって電話出られなくなったらそれでお終いなんですよ。で、でもそれは、やっぱり僕の非力を物語ってるのであって、国民みんなが安倍総理に電話できるわけじゃないから、電話することができるんだったら、やっぱりもっともっと食い下がってですね、もうほんとにどんなことを言ってでも、改造をやめていただくべきだったっていう意味でほんとに慚愧に堪えないです。そこはほんとに無念なんですが、その、改造やってしまったあとに総理側近が、これ違う人なんですけど、この(伝言してきた)側近とは。僕に会って何をおっしゃったかというと、こうおっしゃったんですよ」
村西利恵
「総理側近によると、『今回の改造は実はガス抜き改造』だった」
青山繁晴
「はい。えー、じゃ、まず2番から、これ、異例ですけど開けてくれますか…」
村西利恵
「あ、そうするとこっちが開いちゃいます、ごめんなさい。はい…」
青山繁晴
「じゃあこれから言いますとね。ガス抜き改造っていうのは、実はもっと深刻なことを物語っていて、その、ガスっていうのは嫌な言い方だけど、その、政治家の不満、自民党議員の不満をですね、派閥ごとにこう束ねる役割を未だに派閥が担ってるわけですよ(一同同意)。で、したがってガス抜きをやるってことは、実は、実際何があったかを僕、確認していったんですが、安倍総理の側から、官邸から派閥に、お問い合わせが来たそうです、全部」
村西利恵
「お問い合わせ?」
青山繁晴
「つまり推薦リスト。誰を入れたいですかと。優先順位も付けてくれと。だからたとえば、旧経世会だったら、1位、小渕優子になってるわけですよ。そして小渕さんは本当は総務大臣のはずが、突然、経産大臣に変わったのも、あの、旧経世会がギリギリのところで、派閥の言うこと聞いてくれてんだから今回、ポストも、その、もっとちゃんと仕事できるって言い方だったりするからほんとはこれ美味しいことがあるって意味でしょ。経産大臣にしてくれと。小渕優子さんの意見関係ないんですよ。派閥の意見が総理に来て、ポストもそうやって変わったと。そして、えー、安倍さんのほんとの真意はもう1個あってですね、それはこれなんですよ」
村西利恵
「『真の改造は、来年9月のつもりだった』」
青山繁晴
「これどういうことかというと、来年9月に、自由民主党は総裁選挙があるんですよ(一同同意)。このまま行くと自民党総裁に再選されるから、また3年間、新たに任期が生まれるんで、その時に本格改造やればいいんで、今回派閥の言うことを聞いてガス抜きをやって、政権を安定させようって考え方なんですよ。それ古い政局運営そのままだし、そしてそれは油断であり、国民から言ったら傲慢であり、驕りなんですよ。それをやったので、僕は、この、あえて言いますが、天の怒り、が、やっぱり公平に下されて、一番看板閣僚の、小渕さんのところに雷が落ちたと、僕は考えるわけです。さあその上でですね、このあと実際、何が起きるかというと、皆さんこれも、僕は言い方に気をつけなきゃいけないんですが、それでも申します。あの、世の中って不思議なもんで、いいことと悪いことは必ず背中合わせになってて、実は今回のこの騒ぎのために、こういうことがおそらく起きます。出して下さい」
村西利恵
「ダブル辞任が影響してくるのは、消費税率10%への引き上げについて」
青山繁晴
「はい。これご承知の通りですね、今年の12月上旬に、安倍総理が、引き上げるかどうか決断なさる。法律によると、来年の10月から、消費税をさらに2%上げて10%にすることになってるんですが、安倍さんは直近の経済の、数字を見てから、決めるとおっしゃってるんですが、これどうなるかというと、これです」
村西利恵
「12月の上旬という判断時期は引き延ばせない」
青山繁晴
「はい。これ実はですね、例によって、総理以外の政治家からいろいろ電話かかってきて、これはやっぱりもう来年に、その判断延ばせばいいんだよねとか言ってきたんで、ご冗談でしょうと(一同同意)。ね。政局が混乱してるから、なんて言うから、政局混乱させたのは総理以下、自分たちでしょうと。で、それでこの判断時期を引き延ばしたりできませんから、これ引き延ばせない。するとどうなるかというと、これがあり得ます。出して下さい」
村西利恵
「再増税、延期も」
岡安譲
「そうでしょうね」
青山繁晴
「はい。この状況で、つまりですね、その、内閣支持率なんてあてになりません、本当は。メディアによって全然違うし、質問の仕方によっても変わってしまうから。でも実際は内閣支持率を、こう見ながら政権運営してる。菅官房長官はむしろそれはっきり言ってますよ。もうこの辞任騒ぎで、目減りしたんですよ、貯金が、支持率の。すると、再増税なんて言ったらもっと減るから」
岡安譲
「そうですね」
青山繁晴
「来年の通常国会で、集団的自衛権容認のための、安全保障関連の法制整備なんてできなくなるから、したがって、たとえば1年半延ばしましょうってことが起きるかもしれない。僕はこの再増税反対ですから、結果としては、消費増税がなされないのは、実はいいことになってしまう。しかし、こんなことで、こんな背景で決まるとしたら、やがて国を誤ることになると思います(一同同意)。その上で、最後に、一番申さなきゃいけないことは、これです」
村西利恵
「安倍総理は、日本の闇と戦っていない」
青山繁晴
「メディアの問題も含めて、派閥が残ってることも含めて、なぜ再登板したかというと、日本の闇に負けて、かつて無残な辞任をしたんですから、それと戦っていないということが、この事態を引き起こしてるから、そして、そのひとつの例を考えると、これです」
村西利恵
「外務省に拉致事件をやらせるな」
青山繁晴
「27日から、また外務省の局長さんたちをトップにした代表団が行くんですよね。しかし外務官僚が、拉致事件について何を言ってたかもう一度思い出して下さい。外務省の役割は日朝の国交正常化であって、拉致被害者を取り返すのは自分たちの仕事じゃないってことを、記者懇談でずっと言ってきたんですよ。それは何も変わってない。それも、その外交のあり方も、日本の闇で、それが拉致事件を引き起こした要因のひとつなんだから、安倍さんそれとも戦うべきで、27日の訪朝も、外務官僚に決して頼っちゃいけないと思います」
岡安譲
「はい。ありがとうございました。以上、青山さんの“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
私は新しい女性閣僚5人のうち、反安倍勢力やマスコミが潰しに来るなら当然、保守系の山谷えり子さん、高市早苗さん、有村治子さんだと思ってました(山谷さんは在特会絡みですでに攻撃されてますが)。
一方、小渕優子さんは中国共産党が中長期的に安倍さんに代わり総理に担ぎ上げようとしていた人だし(4月30日放送分参照)、松島みどりさんは元朝日新聞ですよね。
だからこの2人をまさか潰しにかかるわけはないだろうと、私は勝手に思ってました。甘かった……(T_T)
内閣改造に関しては、古い体質から脱却するのはもちろん大事ですが、でも、もし改造しなかったらしなかったで、第1次安倍政権の時と同様に自民党内からまた足を引っ張られて、どっちにしても安倍さんにとっては辛いことになってたような気も…。
そしたらまた道半ばで退陣に追い込まれて、拉致とか集団的自衛権とか、それに慰安婦問題も、また中途半端になってしまったのでは…。
もう考え出すと、頭が痛くなりますわ〜(T_T)
総理も政治家も、それに官僚も、国民の方を見て、国民のために、働いてほしいです。
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この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
●拉致被害者の調査状況把握へ 27日から代表団をピョンヤンに派遣
●中国 香港デモやPM2.5など問題山積
●中国のビル エレベーター扉開いたら“壁”
拙ブログで紹介しきれなかった他の青山さんの発言については、こころが風邪をひいたらさんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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「さて、今日は水曜日ということで青山さんの“ニュースDEズバリ”なんですが、今日はどんなお話でしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、今週は当然やらなきゃいけないことが、第2次安倍政権、改造したところ、女性2閣僚が辞任したと、いうこの問題を真っ正面からやるほかありません。で、まず申しておきたいのが、これ辞めてすむ問題じゃない。深い闇があることなんで、それを私たち国民は、この際、しっかり考えなきゃいけないってことと、それから、実はこの2閣僚の辞任で、終わるっていう保証もない」
岡安譲
「ほぅー」
青山繁晴
「つまり他の閣僚に累が及ぶ恐れもあります。で、こういう時ってやっぱりまず、まずは冷静に、腰を据えて、本当は何があったのか。その、小渕優子前大臣のあの異常な政治資金収支報告書っていうのは、何十年も作られてきた恐れがあって、一体なぜそういうことが起きるのかということをですね、真相をまず、突き止めなきゃいけないんで、全部を突き止めるのは正直言ってまだ無理ですけれども、今回電話でなく、直接お会いして、それは、小渕さんの地元である群馬の当事者も含めて、複数の方にお会いして、それからもちろん永田町の、元の閣僚とか現職の閣僚とかにも次々会いまして、真相を探ろうと努めました。それを、今の段階で分かってことは全て、この『アンカー』で今からお話しします」
岡安譲
「お願いします」
青山繁晴
「最初のキーワードは、これです(フリップ出す)」
岡安譲
「『油断、傲慢、驕り』」
青山繁晴
「はい。これはズバリ安倍総理ご自身のことです。この改造をなさったこと自体が油断であり、傲慢であり、驕りであったということを、今この時点で考えないと、もう間に合わないです。総理ご自身も。そのことも含めて、皆さんと一緒に具体的に、今日も考えたいと思います」
岡安譲
「はい。コマーシャルのあと、青山さんの解説です」
(いったんCM)
岡安譲
「改造からわずか1ヶ月半で2人の女性閣僚が辞任した安倍内閣ですが、その真相と今後の影響について、青山さん、解説お願いします」
堀田篤
「よろしくお願いします」
青山繁晴
「はい。えー、このコーナーで申す全てのお話は、本当は、僕からの、視聴者、国民の皆さんへの問題提起です。で、したがってこのコーナーで何度も申したのは、ニュースにはでっかい尻尾があると(一同同意)。たとえば政治家、その他が隠しても隠しても、この大きな尻尾が出てるんで、その尻尾を見つけましょう、そこから考えていって下さいねっていうことを今までお話ししてきたんですが、今回も、っていうか今回は特に、何本も、タヌキの尻尾が、こう出てまして」
岡安譲
「何本も…」
青山繁晴
「その最初の尻尾、まず見ていただきたいと思います。はい、出して下さい」
村西利恵
「小渕さんの辞任の会見、VTRでご覧下さい」
…………………………VTR開始…………………………
小渕優子 前経産相(20日)
「歴年の小渕優子後援会の収支報告書の記載には、大きな疑問があると言わざるを得ません。(中略)ご指摘を受けている通り、大きな疑念があると言わざるを得ません。(中略)私自身、大きな疑念を持ったところであり、後援会を含めた関係政治団体の収入と支出の両面にわたり、収支報告書の内容の全てを第三者的な観点から、調査していただく必要があると考えています」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。この小渕優子さんの、記者会見の映像を、見たことあるよっていう人は、何人もいらっしゃると思うんですが、もう皆さん、あれっ?と思われてたと、思いますね。まず、私自身大きな疑念を持ったと。で、この疑念を持たざるを得ないって言葉も合わせて、その、小渕さんもおかしいと思ったってことを、何度も何度も言ってるんですよね。で、自分でおかしいと思ったっていうのは、あなた自分の政治(資金)収支報告書を全然見てないのかと、ね、いうことに当然つながりますよね。そして、えー、さらに小渕優子さん自身が、小渕優子衆議院議員自身がですね、第三者の目で調査してほしいと。つまり、他人事みたいに言ってると批判も、あるかと思いますが、それよりも、実はこの人は、何も知らない、あるいは知る努力を放棄してたんじゃないかって疑いが生じるんですね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「で、これに関して、その、今までの一般的な報道はほとんど全部、こう言ってんですよ。これはお父さんの小渕恵三元総理の時代の、立派な秘書たちが、みんな引退してしまって、新しい秘書になったから、こういう乱脈な経理、あるいはでたらめな収支報告書を作ってしまって、で、小渕さんは知らなかったんじゃないかって報道があふれてるんですが、嘘つけ、ですよ。そんなことのはずはない。これは、僕は政治記者の時代に、実は、何人もの大物の政治家の事務所で、申し訳ない、はっきり言いますが、秘書さんの使い込み、っていうものを、実は、見ました。で、それは、その大物政治家自身が、気がついて、やめさせて、事件にならなかったり、ほんとは事件になったケースもあります。そういう経験から見ると、今は僕は政治記者じゃありませんが、経験からすると、今回も、これは事務所の中で深刻な使い込みを含めた、いわゆる乱脈経理があったんじゃないかと。で、それに対して小渕優子さんが本来チェックすべきがチェックできてないっていう問題じゃないのかと思いましたから、先ほど申しました通り、地元の当事者たちに会っていきました。その結果をまず見て下さい」
村西利恵
「小渕問題の真の闇、1つめ。複数の地元当事者によると、『彼女は本当に全くカネの事を知らない』」
青山繁晴
「うん。これあの、これだけ見たらですね、とにかくその、代議士本人を守ろうとしてるだけのように見えますけど、正直言うと会ってる時は、あの、やっぱり僕、全体を見ますから、その、目の、特に目の表情ですけど、それから喋り方とか、それから事前に調べたことぶつけていっての感じで言うとですね、ただ単に、その、かばって守ろうとするだけ、あるいはごまかそうとするだけじゃなくて、本当に知らないと、いうことは感じられたんですよ。しかしこれは知らないって話じゃないですから、僕はどのように問い返したかというとこうです」
村西利恵
「青山さんは『知らないじゃなくて、何もチェックしてこなかったんでしょう?』と聞かれたと」
青山繁晴
「はい。知らなかったから悪いんじゃない、可哀相に犠牲者だって話じゃなくてですね(一同同意)、当然チェックしなきゃいけないんで、何もやってこなかったってことはありませんかと言いましたら、答えはこうです」
村西利恵
「『その通り。父の代からの秘書が経理を握り、何も言えなかった』」
青山繁晴
「うん。で、これはですね、えー、これ聞いて、僕はもう一回、もちろん問い返したんですね。父の代からの秘書が経理を握り、何も言えなかったっていうのは、たとえば最悪のケースのひとつだと、着服してるってことですよね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「さっきちらっと言いましたが、着服したケースも、いや、小渕事務所じゃないですよ? 僕の知ってたケースありましたから、そういうことですかと聞きましたら、いや、そんな単純なもんじゃないんですと、いうことなんです。これ、もう一回言いますよ、念のため言っときますが、複数の人です。1人の人がそう言ったんじゃなくて。1人の人の発言ならここで紹介したりしません。で、そんな単純なものじゃないっていうのは、その、そこまで悪いことしてないよって意味じゃないんですよ。それは個人的な着服の問題じゃなくて、もっと組織的な、問題なんだと。ね。そういう気配が感じられて、さあその上で、その、当事者に会うわけにいかない視聴者、国民の方に、もう1つ分かる不思議な尻尾があってですね、これ摩訶不思議なことが、こうやって大騒ぎになってる間に起きましたよね。それ何かというと、これです」
村西利恵
「小渕問題の真の闇、2つめ。群馬県中之条町の折田町長がおととい(20日)、辞表を提出しました」
青山繁晴
「これ、もう、想像の通りなんですが、この中之条町の普通の町民の人はみんな怒ってるわけですね。これ何で、その、小渕さんが大臣辞任したら、町長が、ま、無投票で当選はしてるんですけど、とにかく民主的な手続きで町民が選んだ町長が、何で辞めて、町政はほったらかしかいって言って、みんな怒ってるわけですよ。これまことに奇妙な、実は現象ですよね。で、この折田さんって方はですね、町長になる前に、だいたい30年ぐらい、その、小渕恵三元総理、それから小渕優子代議士、2代通じて、この経理をずっと預かってきたんですね。で、ご本人はですね、えー、私が、全部、政治資金収支報告書をチェックしてました、って言って、責任は自分でかぶるみたいなことをおっしゃってるんですが、さあこれは、その、折田さんが、元のいわば出納責任者の、ような立場として、責任を取るっていう、そういうきれいな話かというと、いや、地元の当事者に聞くと、話は全然違うんですよ。それは、こういうことです」
村西利恵
「複数の地元当事者によれば、『プールした裏金を、地元の首長選挙などに使ってきた恐れがある』(一同ざわ)」
青山繁晴
「はい。不正な経理の操作をして、裏金を作ってそれを、みんなでプールすると。個人犯罪じゃなくて。個人がたまたま出来心でたとえば家買いたいから、着服したなんて事件じゃなくて、構造的にプールすることになってて、それを、小渕派の、首長、たとえば町長とか市長とか、あるいは地方議員とかを増やしていって、みんなで既得権益を増やしていって、地域を握って、ね、その利益を独占すると、いう体制を作るために、そのお金をどんどん選挙に使ってきた、恐れがあると。実は恐れがあるっていうのは僕が付け加えました。この地元の当事者たちは、使ってきたんですとおっしゃってるんですね」
村西利恵
「言い切った」
一同
「ええー」
青山繁晴
「はい。で、それは、日本人の良いところで、まあ明るみに出た以上は、もう自分は言わなきゃいけないと、覚悟決めてる人が、実はいるんですよ。その地域の、いわば地方政治家の中にもですね、いるんですが、しかし確認できてませんから、僕の方で、恐れがあると付け加えました。それから念のためですが、折田さんが町長選挙でやってたってことにすぐつながるわけではありません。それは本当は、捜査機関がちゃんとやるべきことなんですよね(一同同意)。で、さらにもう1個付け加えなきゃいけないのが、これ、小渕事務所だけのことだと思う有権者がはたしていらっしゃるんでしょうか。僕も、元政治記者の僕も、そう思いません。選挙も数知れず見てきましたが、ああー、と思い当たることがあってですね。その、大物政治家ほど、その、政治記者は普段、東京にしかいないんですけど、ま、いちおう努力して、あの、会社にも頼んで出張させてもらって、地域に行くと、もう完全にこうサークルが出来上がってるじゃないですか。こう、その、大物政治家を頂点にして、その地域はもう、どこの地方議員も町長も全部つながってて、もうガチガチに、はっきり言うと、そのメディアも全部巻き込んで、つながってるってことがあるでしょう? あ、それは、単に結果じゃなくて、お金を通じてそうやってるんだっていうことがですね、選挙資金も、親分から流れていってやってるんだっていうことがですね、今さらながらですけど、改めて、僕によく分かったんですね。で、これは、1つの闇であって、いま何を言ったかというと、小渕さんの問題だけじゃないっていうことですね。で、したがって、小渕さんが辞めれば、それでこの問題がうやむやにされてはいけないってことであります。で、次の、もう1人、松島さんですが、この人も、ま、いわば、尻尾、この場合の尻尾は、また情けない尻尾なんですけど、尻尾が出てて、それ、辞任会見、見て下さい」
村西利恵
「はい。VTRです」
…………………………VTR開始…………………………
松島みどり 前法相(20日)
「私の、政治家・松島みどりとして申し上げますと、法に触れることはしていないと、そう言い切っている次第と、考えていると言い切っている次第です。(中略・女性の活用について問われて)ちょっと失敗だったというか、私自身は、再生可能な失敗だと思っておりますけれども。(中略)いったん外されても、また頑張れば、ポジション得られる、そういうものだと思っております」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。これ、松島さんの辞任の会見で、その、薄ら笑いを浮かべてるように見えるのも、非常に有権者に対して僕は失礼だと思いますね(一同同意)。ま、それは単に見た目の問題、と言う人もいるかもしれませんけども、やっぱりそう見えないようにするのが政治家の務めですから。それに加えてですね、要は松島、前・法務大臣、正義を預かる立場だった人の会見で、何をおっしゃってたかというと、いや、うちわ配っても、法に触れませんと。それから、まあこの程度のことだから、で、さらに松島さんの他の発言でですね、要するにうちわなんてもうすぐ捨てるようなもんだから、値段が安いってこととすぐ捨てられる物ということで結びつくんですか。みんな一生懸命作ってるんですよ、これ。職人の人が。で、それなのに、ま、たかがうちわだから、再生可能な、よくこういう言葉使えますね」
岡安譲
「いやー、ほんとに…(一同ざわ)」
青山繁晴
「そんなの大したことないんだと。自分はいつだってまた大臣になってもいいんだと」
村西利恵
「ご自身でね」
青山繁晴
「っていうかほんとは大臣辞める必要がなかったって言ってるのと同じですよね。じゃあこれほんとはどうなのかっていうのをですね、これは、ちょっとこれ見ていただけますか」
青山繁晴
「えー、松島みどりさんは、東京都の、えー、東京の小選挙区からお出になってる政治家ですが、これ東京都の選管が、ちゃんと配布してる、いわば、資料なんですけど、ここを見ていただけますか」
青山繁晴
「これはですね、お祭りの時に、はっぴとかうちわを配ると、それは実は、悪質な寄附行為になってしまいますよってことなんですよ。つまりこのお祭りを、普段たとえば、このスタジオで急に配ったらですね、その、松島さんが言おうとした、そんなの大したことないんじゃないのってことに、ひょっとしたら多少は、そう考える人はいるかもしれないけど、僕はそう考えませんが、いる人、いるかもしれないけど、お祭りで配るっていうことは、まさしくそこのニーズに合わせて、その、賄賂に当たるようなものを送るってことだからいけませんとわざわざ東京都が指導してて、そしてそれに違反したら当然、これは事件になるんで、その事件の、指揮を最終的にとるのは、法務大臣ですから(一同同意)、そんなの法務大臣辞めなきゃいけないに決まってるじゃないですか。で、しかしですね、同時にこれ言うと言わなきゃいけないのが、これ国会で追及した、蓮舫さんが配ってた、これ、あの、うちわの、これコピーなんですよ」
青山繁晴
「これ見ていただくとですね、要するにこれ、丸いからみんなこれあの、もらうとですね、こうやってあおぐんですよ。ね。実際にあおいでる人がたくさんいたそうです。で、これはどうしてご本人によると問題じゃないかというと、柄がついてないと」
岡安譲
「柄がついてないってことですね」
青山繁晴
「で、さらに、政治家によってはここに穴開けてですね、親指入れれるようにして、こうやってあおぎやくする人がいる。私は穴も開けてないと。それ清潔だと言うんですか? それ正義ですか? これずるいって言うんですよ。ね。だから、これは法務大臣である、であった松島みどりさんも、それを追及した蓮舫さんも、いずれも、法をくぐり抜けるようなことをなさってるんで、それを正義と呼ばないんですよ。それ一番ずるい汚いことを、いずれの人もやってるってことであってですね。で、それを踏まえて、実際は松島さんに何が起きたかというと、それはこれなんです」
村西利恵
「松島問題の真相。自民党閣僚経験者によると、『うちわの配布は彼女の指示。本人は法務大臣を辞任するつもりはなかったが、安倍総理が辞めさせた』」
青山繁晴
「うん。しかしこれは、安倍さんがマシなことをなさったって意味ではありません、残念ながら。これは、その松島みどりさんの辞めたくないっていう姿勢もひどいし、小渕優子さんのチェックすべきをチェックしない、お父さんの代からの人がやってることだからといって、知らんぷりするっていうのもひどすぎるけれども、しかし最大の責任があるのは、安倍さんであって、それは、総理大臣だから最終責任があるって意味じゃないんです。具体的に安倍総理にはいくつも、今回、最悪レベルの責任があります。それは、たとえば1つはこれですね」
村西利恵
「自民党閣僚経験者によると、『安倍総理は油断していたのではないか。有力派閥、旧経世会や清和会のスキャンダルは、マスコミから出ないと思って、2人の問題を、把握していながら起用した』。分かっていた(一同ざわ)」
青山繁晴
「うん。これはですね、えー、自民党の閣僚経験者、これ、ベテランの人から、若手の人まで、僕は、これも電話じゃなくて全部お会いして、直接、ま、深夜、早朝にいずれもなりましたけどお会いして、共通する話はこれだったんですよ。で、これは、長年記者やってきた僕も、これまあ正直びっくりって、これ本当の日本の闇ですよ?」
一同
「うーん」
青山繁晴
「で、まずですね、この安倍総理の油断の前にね、これ前に『アンカー』で申しましたが、安倍政権、第2次安倍政権はインテリジェンスを、よく活用するっていうとこが、まあ、良いところだったんですよ。で、今回の件、見るとですよ、たとえばこの、特に小渕さんは、表に出てる政治資金、収支報告書ですから、インテリジェンス、具体的に言うと、たとえば内閣にも内調ってものがあり、あるいは警察庁にも、その情報部門、公安部門があり、それから、これ直接は関係ないにしても、たとえば公安調査庁とか、それから防衛省の情報本部とかたくさんあってですね、そういう所が、その、全部は具体的に、日本のインテリジェンスの手の内さらすわけにいかないから、北朝鮮もこれご覧になってるんで、中国もご覧になってるから全部は言えないにしても、いずれにしてもそういう所がちゃんと連携して、総理には出すべき物を全部出して、最終判断は総理がすると、ね、いうことなんですが、それを一般的に言うと身体検査と言ってるわけですよね。えー、組閣の時とか内閣改造の時には。じゃあそのインテリジェンスはまともに仕事をしてたのかというところがまずあるんですが、まず、この、えー、その情報を受け取る側の人たちから言うと、これ実は、把握していたと。ね。つまり、それいわば当たり前なんですよ。政治資金収支報告書の問題なんていうのは、当然真っ先に調べるし、それから、祭りで公然と、いわばご本人の側からうちわ配ってるわけですから。こんなの、隠してる話じゃないじゃないですか、もともと」
岡安譲
「そうですね」
青山繁晴
「したがって、安倍総理は、その、油断してたんじゃないかって言葉になるんですが、それだけじゃなくてですね、これ旧経世会って書いてるのは小渕さんの方ですね(一同同意)。これ田中派、ま、古くは吉田茂さんから始まるんですけども、あの、権勢ふるった、一時期ふるった田中角栄さんの田中派、そのあとの竹下派、っていうように続いてきて、小渕派の時代もあった。今は平成研って名前変わってるんですけど、要は、大変な権力を一時期は誇った派閥は、この、マスコミ、マスコミも押さえてるんだと。これ、書いてませんが、マスコミも押さえてるんだ、新聞、テレビ、ラジオ、特に週刊誌は、もう、きちんと、きちんとって言い方して僕はまた、腹が立ったんですが、言い争いになりましたけど、きちんとじゃないでしょ、それって逆の話だと言いましたが、要するに、マスコミを押さえてるんだと。ね。で、その中には、これ清和会っていうのは、要するに安倍さんが所属してた派閥で、いま町村派って言ってますが、これも、両方とも古い派閥なんですよ。で、これは、あの、松島さんはこの清和会に属してるわけですけど。いずれにしろこういう派閥は、そのマスコミから、マスコミを押さえてるんで、こういう問題があっても、出る人と出ない人とあって、出ない人は出ないことになってるんだと、安倍総理も思ってたから、その油断で、今回、出てしまったと。今回、週刊誌の報道から始まったわけです、小渕問題はですね(一同同意)。それ、どういうことかというとですね、たとえばこれなんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「実際に小渕さんが2008年から少子化担当大臣を務めた時には、問題にはなっていません」
青山繁晴
「はい。これ麻生内閣の時なんですね。で、この時、30代の若さで、小渕さんが鳴り物入りで、あの、入閣されてですよ、そして、この時期はですね、2008年から2009年にかけてってのはたとえば、ネットを通じて一般の人が、ようやく見れるようになった、時期ぐらいなんですが、政治資金収支報告書自体は、その前から公開されてますから、この時に全く問題にならないのはおかしいわけですよ」
岡安譲
「うーん」
青山繁晴
「で、その、この小渕さんの問題自体は、さっきの秘書さんの時で言いました通り、お父さんの、小渕恵三総理の時代からあって、そしてこれは地元の当事者に聞いたことを、もう一つ付け加えますと、総理は、小渕総理は、知ってたと。ご存知でしたと。優子さんは、ついに知らずにこういうことになってしまったけれども、総理はご存知でしたと、明言された人もいてですね。つまり、とっくに同じ問題があったわけですよ。ところがこの時(少子化担当相の時)に、問題に、あの、メディアに問題にされなかったから、安倍さんの、この、不当な、おかしな油断につながったと」
岡安譲
「なるほど」
青山繁晴
「で、この証言を僕が全部信じてるわけじゃないんですよ? これもね、うまーくね、つまみ食いした話をしてるって気配は僕、感じます。但しですね、たとえば、もう亡くなった人ですから言っていいと思いますが、河本敏夫っていう大物の政治家がいてですね、海部内閣ができた時に、えー、海部さんは河本派でした。時の官房長官が、あっという間に女性問題が週刊誌に出て、すぐ辞任に至ったんですよ。で、その時にですね、河本敏夫さんが、その、僕が横にいた時に、ふっとね、青山くん、こういうことをちゃんとチェックしてる記者がいるんだねえと。ね。どこの世界にもいるんだねえと、言ったんですよ。で、これは僕は何もお返事しませんでしたが、その、河本さんもいろんな問題あった方だと思いますけど、この時は正直に、要するにメディアに対して圧力かけるとか云々じゃなくて、メディアに出たものは、もう受け止めて、官房長官辞めさせると。で、すぐにご自身で、官房長官室にかけて、あなた辞めなさいって、おっしゃったんですよ。それ僕、横で見てました。ね。ということは、実はこういうのは力関係がみんな影響しててですね、当時の河本派なんていうのは、海部政権作ったんじゃなくて、海部政権はここに作ってもらったんですよ、経世会に(一同同意)。ね。竹下派に。だからその力のある所が実は日本のメディアも十分押さえてきててですね、力関係で決まってて、本当の報道の自由、国民のためっていうことで貫いてんじゃなくて、力関係で、隠される情報があるということをですね、今回の事件が、実は物語って、あるんであって、そのことは、ちゃんと考えなきゃいけないんです。その上で、じゃあ、さあ、これからどうするかなんですが、当然、後半へのキーワードは、だからこうなります(フリップ出す)」
村西利恵
「ズバリキーワードは、『日本の闇と戦え』。第2次安倍政権は今後どうなっていくのか。このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
岡安譲
「安倍内閣の今後はどうなるのか。青山さん、お願いします」
青山繁晴
「安倍総理の責任が一番重大だと、申したのはですね、安倍さんが、トップリーダーの内閣総理大臣だからと、いうだけではありませんってことをさっき申しました。それは、一番重大なことは、安倍さんが、内閣改造をやる必要なかったのに、それをやってしまったということが、この一連のことの発端だからです。したがって、この『アンカー』で、何度もこういうことを申しました」
村西利恵
「青山さんはこのコーナーで、『内閣改造はあくまで反対』と言い続けてこられました。映像でもご覧いただきたいと思います」
<今年2月26日放送>
青山繁晴
「今国会終了後、内閣改造と、自民党役員人事をやれって話を、国会議員がいっぱい、僕にも電話してこられるけど、反対だと。なぜか。国民はそんなことを求めてない。ようやく安定した政治をやる内閣ができてるのに、なぜわざわざ、改造しなきゃいけないんですかって…」
<今年8月6日放送>
青山繁晴
「僕はあくまで内閣改造、今も反対です。そんな待機組に、あの、ごまをするようなことの、政権運営すべきじゃないと思いますから…」
青山繁晴
「もう何か過去の映像見ても怒ってばっかりで(一同笑)、この『アンカー』のおかげで、青山はん、いつも怒ってはる人やというのが、もう世間の常識になってしまったんですが(笑)」
岡安譲
「いつもは怒ってないんですけど(笑)、ただずっと、ほんとに反対とおっしゃってましたよね」
青山繁晴
「これはですね、あの、もう、もっともっとはっきり言わなきゃいけないと思うんですが、要するに安倍総理にお電話をして、これ改造やるのはおかしいですってことを、その、僭越ながら、あの、ま、意見具申してたわけです。どうしてかというとですね、その、9月3日に改造ありましたよね。で、その、第2次安倍政権の発足ってのは、おととしの12月ですからね。だから長い長いと政治家は言うけれど、たった1年9カ月ぐらいしか、これまでの大臣も、閣僚やってないんですよ。で、これ、テレビをご覧になってる方もですね、その国民、市民の方で、1年9カ月はそれ長いなあ、長いであんた、大臣、って思う人いますか? 逆でしょう?(一同同意)。1年半ちょっとやって長いって言うなら、お役人の人は定年まで一生やるんですよ? 同じ役所で。担当課は変わっても。だから役人が、政治家に負けるわけないっていうか、政治主導なんかなるわけないじゃないですか。だから、話がまんま逆で、それは、安倍総理、何のために再登板なさったんですか。本当は、体調が悪かっただけじゃなくて、ね、えー、わずか7年前に、国民を裏切って辞めたのは、ほんとは自民党の古い体質に足引っ張られて、それに安倍さんが負けて、負けた安倍さんが悪いけど、そうやって、政権を投げ出す形になったんですよ。それを克服するために再登板するのに、その自民党の古い体質、大臣、大臣やらしてくれ、ね、自分が、命もいらぬ、名誉もいらぬ、カネもいらぬって、ね、幕末の、西郷隆盛さんをはじめ、志士の方々と正反対で、カネもほしい、名誉もほしい、大臣ポストも何でもくれ、どこでもいいから大臣行かしてくれ、そんな、自民党に合わせるんだったら、天の怒りが下りますよって。ね。下りますよって言ったら、どうなったかというと、こうなったんですよ」
村西利恵
「言い続けた結果、安倍総理が電話に出なくなり、側近から『内閣改造はやらざるを得ない』と伝言があった(一同ざわ)」
青山繁晴
「これは僕は慚愧に堪えないんですよね。えっとですね、今、携帯電話の時代ですから、秘書官通す必要はなくなったけど、こう青山繁晴って分かるじゃないですか。そうするとまたこの話かと。また電話口で、改造をやめて下さいって言うからっていうので、まあ、総理お忙しいことはもちろんあると思いますけど、電話に出られなくなって、そのあと側近が、ちょっと会いたいって言ってこられて、もう、総理からの伝言ですってはっきり言われて、やらざるを得ないんだよと。ね」
岡安譲
「やらざるを得ない」
青山繁晴
「このやらざるを得ないってのも、いわば、あの、ほんとは尻尾のような話なんですよね。それどういうことかと言うとですね、あの、その前に慚愧に堪えないって言ったのは、僕はいち民間人で、安倍さんとも何の利害関係もありませんから、最後の最後はこうやって電話出られなくなったらそれでお終いなんですよ。で、でもそれは、やっぱり僕の非力を物語ってるのであって、国民みんなが安倍総理に電話できるわけじゃないから、電話することができるんだったら、やっぱりもっともっと食い下がってですね、もうほんとにどんなことを言ってでも、改造をやめていただくべきだったっていう意味でほんとに慚愧に堪えないです。そこはほんとに無念なんですが、その、改造やってしまったあとに総理側近が、これ違う人なんですけど、この(伝言してきた)側近とは。僕に会って何をおっしゃったかというと、こうおっしゃったんですよ」
村西利恵
「総理側近によると、『今回の改造は実はガス抜き改造』だった」
青山繁晴
「はい。えー、じゃ、まず2番から、これ、異例ですけど開けてくれますか…」
村西利恵
「あ、そうするとこっちが開いちゃいます、ごめんなさい。はい…」
青山繁晴
「じゃあこれから言いますとね。ガス抜き改造っていうのは、実はもっと深刻なことを物語っていて、その、ガスっていうのは嫌な言い方だけど、その、政治家の不満、自民党議員の不満をですね、派閥ごとにこう束ねる役割を未だに派閥が担ってるわけですよ(一同同意)。で、したがってガス抜きをやるってことは、実は、実際何があったかを僕、確認していったんですが、安倍総理の側から、官邸から派閥に、お問い合わせが来たそうです、全部」
村西利恵
「お問い合わせ?」
青山繁晴
「つまり推薦リスト。誰を入れたいですかと。優先順位も付けてくれと。だからたとえば、旧経世会だったら、1位、小渕優子になってるわけですよ。そして小渕さんは本当は総務大臣のはずが、突然、経産大臣に変わったのも、あの、旧経世会がギリギリのところで、派閥の言うこと聞いてくれてんだから今回、ポストも、その、もっとちゃんと仕事できるって言い方だったりするからほんとはこれ美味しいことがあるって意味でしょ。経産大臣にしてくれと。小渕優子さんの意見関係ないんですよ。派閥の意見が総理に来て、ポストもそうやって変わったと。そして、えー、安倍さんのほんとの真意はもう1個あってですね、それはこれなんですよ」
村西利恵
「『真の改造は、来年9月のつもりだった』」
青山繁晴
「これどういうことかというと、来年9月に、自由民主党は総裁選挙があるんですよ(一同同意)。このまま行くと自民党総裁に再選されるから、また3年間、新たに任期が生まれるんで、その時に本格改造やればいいんで、今回派閥の言うことを聞いてガス抜きをやって、政権を安定させようって考え方なんですよ。それ古い政局運営そのままだし、そしてそれは油断であり、国民から言ったら傲慢であり、驕りなんですよ。それをやったので、僕は、この、あえて言いますが、天の怒り、が、やっぱり公平に下されて、一番看板閣僚の、小渕さんのところに雷が落ちたと、僕は考えるわけです。さあその上でですね、このあと実際、何が起きるかというと、皆さんこれも、僕は言い方に気をつけなきゃいけないんですが、それでも申します。あの、世の中って不思議なもんで、いいことと悪いことは必ず背中合わせになってて、実は今回のこの騒ぎのために、こういうことがおそらく起きます。出して下さい」
村西利恵
「ダブル辞任が影響してくるのは、消費税率10%への引き上げについて」
青山繁晴
「はい。これご承知の通りですね、今年の12月上旬に、安倍総理が、引き上げるかどうか決断なさる。法律によると、来年の10月から、消費税をさらに2%上げて10%にすることになってるんですが、安倍さんは直近の経済の、数字を見てから、決めるとおっしゃってるんですが、これどうなるかというと、これです」
村西利恵
「12月の上旬という判断時期は引き延ばせない」
青山繁晴
「はい。これ実はですね、例によって、総理以外の政治家からいろいろ電話かかってきて、これはやっぱりもう来年に、その判断延ばせばいいんだよねとか言ってきたんで、ご冗談でしょうと(一同同意)。ね。政局が混乱してるから、なんて言うから、政局混乱させたのは総理以下、自分たちでしょうと。で、それでこの判断時期を引き延ばしたりできませんから、これ引き延ばせない。するとどうなるかというと、これがあり得ます。出して下さい」
村西利恵
「再増税、延期も」
岡安譲
「そうでしょうね」
青山繁晴
「はい。この状況で、つまりですね、その、内閣支持率なんてあてになりません、本当は。メディアによって全然違うし、質問の仕方によっても変わってしまうから。でも実際は内閣支持率を、こう見ながら政権運営してる。菅官房長官はむしろそれはっきり言ってますよ。もうこの辞任騒ぎで、目減りしたんですよ、貯金が、支持率の。すると、再増税なんて言ったらもっと減るから」
岡安譲
「そうですね」
青山繁晴
「来年の通常国会で、集団的自衛権容認のための、安全保障関連の法制整備なんてできなくなるから、したがって、たとえば1年半延ばしましょうってことが起きるかもしれない。僕はこの再増税反対ですから、結果としては、消費増税がなされないのは、実はいいことになってしまう。しかし、こんなことで、こんな背景で決まるとしたら、やがて国を誤ることになると思います(一同同意)。その上で、最後に、一番申さなきゃいけないことは、これです」
村西利恵
「安倍総理は、日本の闇と戦っていない」
青山繁晴
「メディアの問題も含めて、派閥が残ってることも含めて、なぜ再登板したかというと、日本の闇に負けて、かつて無残な辞任をしたんですから、それと戦っていないということが、この事態を引き起こしてるから、そして、そのひとつの例を考えると、これです」
村西利恵
「外務省に拉致事件をやらせるな」
青山繁晴
「27日から、また外務省の局長さんたちをトップにした代表団が行くんですよね。しかし外務官僚が、拉致事件について何を言ってたかもう一度思い出して下さい。外務省の役割は日朝の国交正常化であって、拉致被害者を取り返すのは自分たちの仕事じゃないってことを、記者懇談でずっと言ってきたんですよ。それは何も変わってない。それも、その外交のあり方も、日本の闇で、それが拉致事件を引き起こした要因のひとつなんだから、安倍さんそれとも戦うべきで、27日の訪朝も、外務官僚に決して頼っちゃいけないと思います」
岡安譲
「はい。ありがとうございました。以上、青山さんの“ニュースDEズバリ”でした」
____________________________内容紹介ここまで
私は新しい女性閣僚5人のうち、反安倍勢力やマスコミが潰しに来るなら当然、保守系の山谷えり子さん、高市早苗さん、有村治子さんだと思ってました(山谷さんは在特会絡みですでに攻撃されてますが)。
一方、小渕優子さんは中国共産党が中長期的に安倍さんに代わり総理に担ぎ上げようとしていた人だし(4月30日放送分参照)、松島みどりさんは元朝日新聞ですよね。
だからこの2人をまさか潰しにかかるわけはないだろうと、私は勝手に思ってました。甘かった……(T_T)
内閣改造に関しては、古い体質から脱却するのはもちろん大事ですが、でも、もし改造しなかったらしなかったで、第1次安倍政権の時と同様に自民党内からまた足を引っ張られて、どっちにしても安倍さんにとっては辛いことになってたような気も…。
そしたらまた道半ばで退陣に追い込まれて、拉致とか集団的自衛権とか、それに慰安婦問題も、また中途半端になってしまったのでは…。
もう考え出すと、頭が痛くなりますわ〜(T_T)
総理も政治家も、それに官僚も、国民の方を見て、国民のために、働いてほしいです。
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この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
●拉致被害者の調査状況把握へ 27日から代表団をピョンヤンに派遣
●中国 香港デモやPM2.5など問題山積
●中国のビル エレベーター扉開いたら“壁”
拙ブログで紹介しきれなかった他の青山さんの発言については、こころが風邪をひいたらさんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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