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「アンカー」習近平は軍の操り人形!?米中首脳会談の真相とスノーデン問題&新しい『安倍おろし』自民党の親中・親韓・親北派が足を引っ張る

【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■6/26放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

米中首脳、明かされる会談の真実、都議選は自民党圧勝で近づく参院選…今後の政局を青山がズバリ!

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 前半のキーワードは『習さんの正体ばれた』。米中首脳会談の真相が明らかに。習近平は紙を読み上げるだけでオバマさんはイライラ。日本でこれまで報道されてきた内容とは全く違います。また、スノーデン問題を入り口に、米中の恐るべきサーバー戦争についても。
 後半のキーワードは『大臣にしてくれ』。参院選後を見据えて早くも自民党内に不穏な空気が。親中・親韓・親北で厄介なのは、実は野党ではなく自民党の議員。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

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 内容紹介ここから____________________________
 
※アメリカ政府による極秘の個人情報収集を暴露して訴追された元CIA職員のニュース報道のあと

山本浩之
「さ、このニュースにつきましては、このあとの“ニュースDEズバリ”のコーナーで詳しく解説をしていただけると、いうことですけれども」

青山繁晴
「はい。あの、このニュースついてっていうか、このスノーデンさん、アメリカに言わせればスノーデン容疑者の謎を入り口にして、考えてみたいんですけれども。ま、このスノーデンさんについてはハワイで勤務してて、なぜそれが、ま、中国の支配下にある香港に入って、そして今なぜモスクワに行って、なぜプーチンさんがあんなに強硬に言わなきゃいけないのか。あの、アメリカがスパイ活動やってるっていうのは知らない人はいないと思いますけれども、こういう今、申したことについてロシアや中国の姿勢について、分かんないなと思う人は多いと思うんですよ。実はこの件はですね、今月の初旬に行われた、アメリカの西海岸で行われた、あの8時間、アメリカのオバマ大統領と中国の習近平国家主席が、8時間も話し合ったというね、あの会談の真相と実は深い関係がある。で、あの会談についてこのコーナーでも取り上げましたけど(6/12放送分)、その時はまだ、僕にも、会談の中身は、分かってない部分が多かったですけれども、その後、日米双方に裏どりをして、中身、ほぼ分かりました。で、それがスノーデンさんとも、あるいはスノーデン容疑者ともどういう関係があるか、についても…」

山本浩之
「日本とも関係も…」

青山繁晴
「もちろん日本と重大な関係があります。そのことについてこのあとお話ししますが、今日の最初のキーワードはこれです(フリップ出す)」
 
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山本浩之
「『習さんの正体ばれた』」

青山繁晴
「はい。えー、習近平さんが、8時間、アメリカのオバマ大統領と、いわば、顔をつきあわせて、会談やったために、ばれてしまったことがある。で、そのことと、このスノーデン事件も深いつながりがあるというお話をいたしたいと思います。皆さんと一緒に考えたいと思います」

山本浩之
「はい。それではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」

(いったんCM)

山本浩之
「まあアメリカのケリー国務長官がこれ厄介なことになりそうだと、発言したとおり、この元CIA職員による暴露問題が、先に行われた7月8日の(7日・8日の間違い?)米中首脳会談と深く関係してると。何か、今後、大丈夫なのかなという気がしますけれども、えー、これについてまずは解説お願いしたいと思います」

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青山繁晴
「はい。えっと、これですね、その習近平さんとオバマさんが、ま、世界の首脳会談でも8時間ていうのは、今まで聞いたことない。で、これ、ま、随行者いっぱいいるんですけど、この8時間会談の中身が、随行者も含めて、だんだん伝わってくるまでには正直僕にも長い時間、かかりました。今月の7日・8日に行われたわけですけれども、ようやく全貌が分かってきたんですが、中でも、もう、分かってきた瞬間に、頭に刻みつけられちゃった、印象的な中身、これでした」

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村西利恵
「情報当局者と政府高官によると、『会談中、習主席は、一度もオバマ大統領の目を見なかった。習主席は、背後の官僚群が用意した紙を、読み上げるだけだった』

青山繁晴
「はい。これ、政府高官の中には、日米双方がいます。で、これはですね、8時間会談したってことは当然仲良く8時間やったと、あの、僕も含めて、ね、誰も思いますよね。ところがその間、とうとう最後まで一度も、オバマさんが目をそらしたんじゃなくて、習近平国家主席がオバマさんの目を見ることがなかった」

村西利恵
「へえー」

青山繁晴
「そして実際の会談は、まずオバマさんがたとえば尖閣諸島問題について、当然英語で、だいたい3分から4分ぐらい、ま、短くもなく、長くもなく、こうアメリカの立場説明しますね。そうすると、そのオバマさんの前に習近平さんこう座ってますよね。それがこう、うつむき加減になっていって、後ろに膨大の数の、中国側の官僚や、本当は軍の当局者もいてですね、で、その前に、ものすごい(量の)紙が積み上げられていて、オバマさんが発言してる最中からその紙をですね、ざーっとこう後ろで大騒ぎして探して、で、はい、これですっていうふうに習近平さんに後ろから渡して、習近平さんがそれを受け取ったら、もう目を落としたまま、ずっと読み上げると

一同
「へえー…(笑)」

青山繁晴
「で、それが、一番、一番長い時は、それが、1時間近く続いたと。しかも中国語ですよ」

山本浩之
「え、読み上げるのにですか?」

青山繁晴
「え?」

山本浩之
「読み上げるのに1時間…」

青山繁晴
「読み上げるのに1時間近く。だから1枚紙じゃなくてたくさんあってですね」

山本浩之
「はあーー」

青山繁晴
「もう一回言いますがそれ中国語でやられるから、で、オバマさんって、ま、アメリカの大統領ってみんなそうですけどけっこう人間的だから、あの、だんだんイライラしてきてですね」

村西利恵
「いや、それしんどかったでしょうね、オバマ大統領(一同笑)」

青山繁晴
「しんどかったと思う、はい(笑)。で、それを合わせて8時間であって、っていう話を、日米双方から聞いたんで、そう言うけど、2人で仲良く、その、お庭とか散歩してたじゃないかっていうと」

山本浩之
「ああ、そうそう」

村西利恵
「映像ありました」

青山繁晴
「ええ、あんまりにもあんまりだからっていうこともあって、いわば演出も兼ねてあれをやったんだけど、その時もついに習近平さんは、オバマさんに目を合わせず、オバマさんが非常に簡単な英語で何か投げかけてもですね、決して、答えようとしなかった。その結果、今、合衆国は、国として国家として政府としてどう判断してるかというと、これです」

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村西利恵
オバマ大統領の習主席への印象は、『操り人形』

青山繁晴
「うん。これは、この、米中首脳会談の冒頭で、習さん、習主席がですね、その中国の軍部の長年の夢を、そのまま語りましたよね。この『アンカー』でやりましたけど。太平洋を2分割して、西側は中国、東側はアメリカで分けませんかって話をしたので、それと相まって、習近平国家主席という人は、実は軍部の、操り人形に過ぎないという印象を深めてしまって、簡単に言うと、これは中国にとっては、大きな失敗だったわけですね。そしてさらに、僕たちが知らなかった、知られざる事実が分かりました。それはこれです」

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村西利恵
「情報当局者と政府高官によると『オバマ大統領は、エアフォースワンでワシントンへ戻る機中から、安倍総理に電話してきて、30分も一方的にしゃべり続けた』

山本浩之
「へえー」

青山繁晴
「はい。この事実、これ要するに電話ですから、安倍さんとオバマさんの電話会談、しかも米中首脳会談の中身を説明する会談ですから、報道されてる、と思うでしょ? でも、日本政府が明らかにしたのは、この5日後ですよね。5日後の、5日後に行われた正式な電話会談、6月13日の日米電話首脳会談は公表したんですが、これ公表されてないんですよ

山本浩之
「初めて聞きました」

青山繁晴
「なぜかというとですね、まずオバマさん、その、オバマさんがイライラした米中首脳会談が終わって、ちょっとゴルフしたんですよね。ま、週末にかかるってこともあって、そこはいわばさすがアメリカといえばアメリカだけど。でもちょこっとゴルフしたら、すぐに、エアフォースワン、空軍第1号機に乗って、アメリカ西海岸から東海岸のワシントンに戻りますね。その機中から、安倍さんにいきなり電話してきたんですよ。で、これ日本時間は、未明から夜明け、朝にかけてですから、非常に異例なケース。それもあって実は公表されてないんですが、何事ならんと、電話に出た安倍さんに、もうオバマさんはずっと、もう30分以上、その、習近平さんはひどかったと。目も合わせないし、役人や軍人の用意した紙を読み上げるだけで、やっぱり文化が違う、これはもう中国のトップと、本当に心開くってのは難しいってことを、うわーっと喋ったと

山本浩之
「ちょっと青山さんね、それってね(笑)、オバマ大統領がですよ、8時間も会談をして、ま、ゴルフはしたといえ、まあ、もう疲れてしかもカーッと来てますやんか。腹立ってる。あの、エアフォースワンに乗った。一番最初に、ま、かどうか知りませんけども30分も電話したってことは、安倍さん、オバマさんにとっての安倍さんの位置付けって、けっこう高い…」

青山繁晴
「いや、もう正直、習近平さんのおかげで変わったと。これ日米双方からまた聞いたんですけど」

山本浩之
「ですよね」

青山繁晴
「やっぱり、あの、中国、韓国を中心としたロビー活動で、オバマさんは安倍さんに対して、歴史を覆す右翼じゃないかっていうね、観念がずっとあった

山本浩之
「はい」

青山繁晴
「ところが、そこまで中韓がいわば盛り上げてきたのに、この習近平さん見て、やっぱり話できるのは日本の総理、そして、ミスター安倍は、その、自分がかなり冷たい態度をしても、全然、気にかける素振りもなかった、云々かんぬん含めて、ワーッと話す気に、あの、ゴルフしてる間になったんじゃないかって話なんですよ。それで、安倍さんはしかし予想外でしたから、とにかく相づちを打つだけ、で、終わってしまった(笑)」

山本浩之
「いや、それで十分やと思います、最初は」

青山繁晴
「で、相づちを打つだけで終わったから」

村西利恵
「聞き上手ですね」

青山繁晴
「終わったからそのあとに、もう一度、もともと予定されてた、電話首脳会談をやった。で、その2回の電話があって、結局1時間以上オバマさんと話してたから、そのあとの北アイルランドで開かれたサミットの時には、日米首脳会談を、もうやる理由がなくなってやらなかったってことなんですよ」

山本浩之
「ああー、そうなんですか」

青山繁晴
それを日本のメディアは、いつものとおり、米中が仲良くなって、安倍総理はオバマさんとついに、北アイルランドのサミットの時に、1対1の会談できなかったと、要するにネガティブだけに報道したんですけども、それは実際は違ってて

山本浩之
「真逆ですね」

青山繁晴
「はい。安倍さんの方からも、実はプーチンさんと、領土の交渉、水面下でやってるから、これはアメリカに言ってませんよ? でも実際は水面下でプーチンさんと北方領土交渉、前よりはやってるんで、プーチンさんとの時間長く取りたい。プーチンさんと仲良く話したいってことはアメリカに伝えて、で、アメリカももちろんOKをして、日米は行われなかったっていうことなんですよ」

山本浩之
「へえー」

青山繁晴
「で、じゃあこういう話がさっきのスノーデンさん、アメリカに言わせるとスノーデン容疑者、えー、こういう問題とどう関わっていくかというとですね、その、いわば中国側にとっては失敗に終わった、アメリカにとってもちょっと計算外の結果になったこの米中首脳会談で、最大の課題、議題は何だったかというと、改めて、これですよね」

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村西利恵
「それは、サイバー攻撃について」

青山繁晴
「はい。で、このサイバー攻撃、実はいまアメリカ合衆国は非常に懸念をしてて、アメリカ側の主張では、これは中国の軍が、政府と一緒になって、アメリカの企業だけじゃなくて、企業と、つまり企業を、サイバー攻撃、つまりハッキングして企業秘密を盗む、それだけじゃなくて、アメリカの軍や政府のシステムに、妨害、攻撃もしてるということを、アメリカは主張しててですね。この米中首脳会談でも、それをやめて下さいと、やめなさいってことをオバマさん言ったんだけど、さっき言ったとおり習近平さんは、そのオバマさんの発言に対して後ろから変わってきた、いや、後ろから回ってきた紙を、中国語で読み上げるだけで、それはもう延々と、中国も被害者であって、加害者じゃないってことが、もう延々示されただけだったわけですよね。で、アメリカ側はそれに大変落胆をした。これ、僕はこの『アンカー』で、このコーナーで、アメリカが攻撃やめてもらう代わりに、どんな取引をしたのか、それを追及しなきゃいけないと言いました。だからこの米中首脳会談の中身を僕なりに徹底的に、ま、調べていったわけですけど、実は中国側は攻撃やめると言わなかった。それどころか、攻撃を認めず、被害者だということを言い続けて終わってしまった。そしたら、皆さん、もう一回思い出していただくと、スノーデンさん、アメリカに言わせるとスノーデン容疑者が、いつ何をしたかというと、これです」

村西利恵
「先ほどもお伝えした、スノーデン容疑者による暴露記事ですが、これが出たのは、米中首脳会談の前日、だったんですね」

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青山繁晴
「はい。6月6日なんですね。えー、ハワイで、ま、インタビューに応じて、アメリカの国家安全保障局、これNSAって言いますけど、NSAは、テロリストをあぶり出すという目的、あるいは名目で、インターネット大手9社、マイクロソフトであったりグーグルであったりそういうサーバーに直接接続して、そこを使う、僕も含めて、おそらく村西利恵ちゃんも含めて、そこを使う、そこを通過する電子メールとか、あるいはどんなサイトを見たとかいうのを全部、調べてるんだってことを、暴露したわけです。で、このNSAの活動、もちろんそのまま認めるわけにはいきません。けれども、但し、これはたとえば僕はこういう仕事してて、僕もグーグルで検索もちろん1日に、何回も何十回もやりますけれど、自分が何を閲覧したかとか、それから電子メールで送ったものを読まれていると、見られているっていうのは前提で、実は仕事をしてて。そうじゃない人っていうのは逆に僕はほとんど知らないんですね。但しそれは、こういうことと関係のない一般の方が勝手に個人情報見られて良いっていうことにはなりません。なりませんけれども、ま、いわば、ま、いちおう常識のようなことを実は言ったわけですけれども、しかし、話の中身は本当は、もう一度言いますよ? 常識的な中身に過ぎないんだけど、誰が得をしたかというと、これは当然中国が得をしてるわけですよね。だって、元CIA職員、あるいは元NSA職員、但し派遣会社、いや、あの、民間会社から派遣された臨時職員に過ぎませんけれども、臨時職員でありますけれども、わずか29歳のこの人が、これを暴露したために、中国も被害者だっていう、話になりますよね。で、しかも、この人は何度も発言を繰り返して、たとえば中国の名門の精華大学に、アメリカのこのNSAなどが、ハッキングしてたってことも言ってるわけで、えー、習近平さんが紙を読み上げて一生懸命主張した、被害者っていうことを、裏付けることになるわけですね。それもあって、日本の情報機関は今どういう判断してるかというと、こうです」

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村西利恵
「情報当局者によるとスノーデン容疑者は、『中国の工作と関係がある可能性が高い』

青山繁晴
「はい。これまだ分からないことが山のようにありすぎて、どなたも断定はできないんですが、中国の工作と無関係だとは思ってませんって実は電話で、この情報当局者、僕にはっきり、言いました。で、スノーデンさん自身はですね、自分がもし、中国の工作員にたとえばなっていて、こういう暴露したんだったら、自分はハワイで暴露したあと真っ直ぐ北京に行くはずだって言ったんですよ。これは実はちょっとお笑いの話で、そんなことするわけないじゃないですか(一同同意)。それだったら私はまんま中国の工作員になったんです、おそらくカネが目的か何かって話になるだけだから、その、中国に真っ直ぐ行かずに、本当は中国の一部になってるけど、香港にいったん行くっていうのは、むしろ、この弁解とは逆さまに、中国の関わりを、懸念させる話なんですよね。そして、このことはですね、実は、もう本当は中国、アメリカ、という問題じゃなくて、一番深刻な問題とつながっていてですね、それは何かというと、これです」

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村西利恵
「防衛省の幹部によると、反撃、カウンター攻撃はできても防ぐことはできないのが、サイバー攻撃だと」

山本浩之
「ああー、そうですか」

青山繁晴
「はい。これ、あの、すでに、中国は否定してますけど、もう世界の常識として、中国の人民解放軍の非常に高度な技術、それどうして高度かというと、たとえばアメリカの有名なハッカーを、次々とお屋敷、お金付きで雇っているっていうのは事実です。で、その攻撃力を高めて、あの、幸か不幸か、今、ま、はっきり言うと残念ながら世界トップだと思われますけど、そのサイバー攻撃をアメリカの、行政機関に対しても、あるいは軍に対しても行ってるわけですけど、それ防げないんですよ、完全には、ね。そしてできることは、反撃だけなんです。で、カウンター攻撃っていうのはたとえば、僕は今、ボクサーだとして、こうやって(正面から)パンチが来たらですよ、あの、こうやってカウンター、カウンターのパンチを出すことはできるけど、こうやってても(両腕でガードしてても)完全に防げないでパンチが入ってきてしまう。だから逆ににカウンター攻撃を出すしかない、という話になるんですね。従って今アメリカで、何が起きてるかというと、恐ろしいことに、これなんです」

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村西利恵
今、アメリカは、中国に対するサイバー全面攻撃を検討している

青山繁晴
「はい。これ何とアメリカで、普段は冷静な、ウォールストリートジャーナルっていう新聞がすでに、すでに社説で、アメリカは、もう中国をサイバー攻撃しろと、いうことをですね、社説で書いてるぐらいなんですが、実際に国防総省と、ホワイトハウス、などで、この攻撃を検討してます」

山本浩之
「ええー」

青山繁晴
「で、これはですね、あの、サイバー攻撃だから、まあ、まあ結局インターネットの話じゃないかと思われるかもしれませんが、いやいや、とんでもないことが、実はあり得るんであって、それを一言で言うとこうです」

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村西利恵
「総理側近によると、サイバー全面戦争は、冷戦時代の核戦争の恐怖と同じ構図

青山繁晴
「はい。ついこないだ、ま、3時間ぐらいこの総理側近と色んなこと話し合ったんですが、このサイバーについて、米中で、全面戦争になりかねないっていうのは、まさしく冷戦時代の核戦争の恐怖と同じ構図だと。つまり、核戦争っていうのは、核兵器を積んだ弾道ミサイルってのは宇宙空間まで達して落ちてきますから、音速の10倍ぐらいの速度になります。で、それを全部撃ち落とすのは、不可能です。だから、インターネットの攻撃と同じように、ある程度は、たとえばファイアーウォールってもので防げても、やっぱり漏れがあって、その漏れで、人がどれぐらいドロドロに溶けて死ぬか。10万、100万、ね、もっとっていう世界ですよね。だもんで、これを防ぐにはこっちから核ミサイルを撃ち込むしかない。で、それがあんまりに怖いから、核戦争は最終的には起きなかったけれども、ボタンの掛け違いで、実は、それが起きてても不思議じゃなかった。ということが、今、インターネット、サイバー、コンピューター、のところで、起きつつある、あるいは起きかねないってことなんですね。で、もしこれが起きると、実際にミサイルが撃たれるわけじゃない、とも言い切れない。つまり、コンピューターシステムが狂うと、誤動作でミサイル飛ぶこともありますが、それが仮になかったとしても、これは起きる。はい、出して下さい」

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村西利恵
社会生活の全破壊も

青山繁晴
「はい。えー、たとえばこの今の放送システムも、僕が言うのは、このスタジオに言うのは、釈迦に説法ですけど、要するにコンピューターでコントロールしてますね。えー、テレビだけじゃなくてラジオもそうだし、それから、たとえば普通のサラリーマンですと、ネットバンキングによって、預金もされる方もいらっしゃれば、給料も出てくる。インターネットが狂うってことは、もちろん車のカーナビもおかしくなり、交通制御システムもおかしくなり、給料もどこ行ったか分からない。だいたい自分がいくら預金してたかっていう、その記録がちゃんと守られるかどうかも分からない。つまりこれは、米中でそういう、お互いのネットシステムの破壊が起きると、たとえば自衛隊は、米軍と直接リンケージ、つながってます。コンピューターがですね。その、軍レベルの問題だけじゃなくて、アメリカ軍が、本来コントロールしてるGPSのおかげで私たちのカーナビも動いてるわけですから。要するに今の社会生活が、全部破壊されてしまって、その、人間が(核戦争で)ドロドロに溶けなくても、実はもう世界の破滅につながりかねないっていうところまで来てるから、プーチンさんは、そのスノーデン容疑者を、いわばモスクワの空港に置いといて、アメリカだけじゃなくて米中双方に対して、いや、ちょっと冷静にならないと、これはヤバイよっていうことを、実はプーチンさんなりに訴えてるとみるのが、僕は正しい見方だと思います

山本浩之
「なるほど」

青山繁晴
「その中で、じゃあ日本の政治は何をしてるかというと、今日の、この事前のニュースに、ストレートニュースであったとおり、問責決議がどうのこうのって、言ってますよね。さっき民主党の問題を指摘しましたが、民主党だけじゃなく、何と自由民主党の中で、こんなことをしてる場合じゃないでしょうっていう動きが、行われていて、それは何かというと、後半に向けてのキーワードは、これです」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『大臣にしてくれ』。このあとは参議院選挙を前にした、自民党内部の動きについて、詳しく話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「さ、今度は自民党の内部で、今、どんな動きがあるのか。続きをお願いします」

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青山繁晴
「はい。これ安倍さんは、オバマさんとの関係が中国の失敗のおかげで良くなったと喜んでる場合じゃなくてですね、参議院選挙で、国民の判断が下ったあと、じゃあそのあとに、仮に政治が安定していくならいくで、それこそ、課題をやらなきゃいけないってことになりますよね。で、その最中なのに、今、与党の中では何が起きてるかというと、これです」

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村西利恵
「政権中枢の人物によると、『自民党内で、内閣改造・党人事の要求が激しくなっている』

青山繁晴
「これ、奇っ怪な話でしょう? だって今日、安倍政権発足半年じゃないですか。ということは今の閣僚、まだ半年しかやってないんですよ? そして、自民・民主問わず、最近の内閣には珍しく、閣僚の、失言とか、あるいはスキャンダルとかが、とても少なくて、まあ内閣としては安定してる方ですよね。じゃあ何で半年で、替えなきゃいけないのか。総理大臣は替わらなくても、各省庁のトップがそんなころころ替わったら、改革なんてほんとにできんのかと、いうことは当然思いますよね。それなのに、もう、俺を大臣にしてくれ、私を大臣にして下さいっていう要求がものすごく激しくなっていて、その背景にあるのは、これです」

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村西利恵
新しい『安倍おろし』

青山繁晴
「うん。新しいけども、前見たのと全く同じっていうか、デジャビュっていうフランス語ありますけど、既視感、前に見た光景、第1次安倍政権の時に見たような光景、安倍さんの体調だけではなくてですね、かつて、たとえば中国に対して厳しすぎるとか、北朝鮮に対しても厳しすぎるとか。実は野党よりも自由民主党の中に、中国、韓国、北朝鮮と、深い関係のある利権政治家がいますから、だからそういう人々が、昔から言われる大臣病患者、とにかく大臣にしてくれと、もうどこの省庁でも、かまへん!…急に関西弁ですが(一同笑)」

山本浩之
「かまへん…(笑)」

青山繁晴
「こういうことは関西弁で言うのは良くないですね(笑)」

山本浩之
「だけど青山さん、まあ、支持率高いじゃないですか。それで参院選も、まあ、もし、都議選のように勝って、圧勝して、何で安倍おろしってのは、通用するんですか?」

青山繁晴
「いや、だから普通に行くと、安倍さんの足引っ張ろうともなかなか引っ張れないから、安定してる内閣を、つまり揺さぶろうっていうところからまず発想してるんです」

山本浩之
「ああー、そこから…」

青山繁晴
「まさかスキャンダルが分かってる人を入れるわけじゃありませんよ? あの、おそらく菅官房長官替わることはないから、菅さんがまた、あの、検査もやるでしょうけれども、しかし今のこの、ガシッと固まってる内閣を揺さぶるところからでないと、安倍さんを引きずり下ろせない。下手をすると、これから3年やられると思ってるわけですよ。その、要するに親中派、親韓派、親北派は

山本浩之
「なるほどねー」

青山繁晴
「なぜかというと、参院選終わると、もし衆議院解散やらないならば、国政選挙、そのあと3年間やらないってこともあり得ますからね。3年間もやられるとかなわんと。だからとりあえず今の内閣揺さぶろうって話に…」

山本浩之
「問題がなければそのままやって、いいんですけどねえ(苦笑)」

青山繁晴
「それは世界の常識ですけど、それが通用してないのがはっきり言うと、まだまだ、腐ったままの自民党なんですよ」

村西利恵
「内部からっていうのがねぇ」

青山繁晴
「はい。だから、自由民主党のその、いわば、こういう言葉良くないかもしれないけど、腐りきってる部分ってのは何も変わってないですよ、本当はですね。そしてその上で、安倍総理ご本人を含めて、僕の責任で申しますが、安倍さん含めて政権中枢が今、何を考えてるかというと、本当はこれです」

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村西利恵
「政権中枢の人物は、参院選後の最大の課題である内閣改造について、『小規模な内閣改造。3人の交代にとどめたい』と、話しました」

山本浩之
「そこまで具体的に…(笑)」

青山繁晴
「そうです。はい」

村西利恵
「3人」

青山繁晴
「最大でも3人なんですよ。最大でもですよ。そして実はその3人のお名前、僕自身は、この、これ(シルエット)今、1人しか出てないけど、もちろん、いつもこの『アンカー』では1人にしか聞かなかった話、したことは1回もありません。複数の人に確認したところ、実は3人の名前がすでに出てます。はい、出して下さい」

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村西利恵
「それが、森まさこ少子化担当大臣、山本一太沖縄北方担当大臣、そして、衆議院議員

青山繁晴
「森さんと、山本一太さんにしたら、なぜ俺たちだけ顔出てて、こっち(衆院議員)はシルエットなんだと、いうことになるんでしょうが、これあの、さんざん考え、この関テレの報道部とも議論をした上でこうしたんですけど、これどうしてかというとですね、別にこのお2人が悪いって話をしてんじゃなくて、参院選のあとの、内閣改造、そして自民党の中から、もうぐいぐい要求が出てると、やっぱり政治、妥協だと。妥協せざるを得ない。そうすると、参院選のあと、参院議長も替わったりするから、参院枠の2人については、替えることも、非合理的じゃないと。森まさこさんも、山本一太さんも、参議院ですから、その参議院について、新しく、あの、選挙で定まった参議院の中から、ね、改選議員とは限りませんけれど、そこから大臣をということで妥協しようかってこと。で、もう1人の方はですね、えー、これは、実はその大臣室に、地元の人を入れすぎてるんじゃないか、あるいは、仕事のやり方が少し消極的じゃないかっていうことを、実は政権内部で、考えていて、安倍さんに非常に近い方です」

一同
「へえー…」

青山繁晴
「でも、その、お友達内閣と言われて、第1次安倍政権が無残な退陣をして、国民を裏切ったことを繰り返さないためにも、そういう親しい、近い間柄、の閣僚こそ、仕事ぶりをよく見て、もしも、これが続くようだったら、というのはですね、この改造仮にやるとしても、参院選の直後じゃなくて、秋の臨時国会の前ですから、まだ実は、2ヶ月ぐらいあるわけですね。その間の仕事ぶりを見たいっていうのが、実は真意なんですね。で、実はこういう具体的な話も出ています。その上でですね、じゃあその問題は閣僚だけなのか。課題は閣僚だけなのか。いやいやもちろん最大の課題は、安倍総理ご自身ですよね。で、これありのままに申しますが、安倍さんご自身にも、僕の、ま、個人の考え方ですけれども、この番組に対する、メール、僕に来てるメールです、局に来てるメールは僕は見てませんけども、僕に対するメール、国民の声、あるいは街で、えー、声をかけられて、お聞きした意見などを全部踏まえて、安倍さんに実はご意見をいたしました。それは何かというとこれです」

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村西利恵
アベノミクスの本来の志を曲げるな

青山繁晴
「うん。これ実はですね、あの、一昨日ぐらいでしたか、あの、神戸で、僕、神戸生まれですけど、僕は知らなかった施設の、モザイクって所に行ってみたんですよ。神戸港の近くの。そしたら若い人からですね、アベノミクスが最近おかしくなってんじゃないかと。で、それを、本来の、国民みんなが期待してたようにちゃんとやって下さいってことを、安倍さんに言ってくれませんかっていうことをですね、あの、本当に、こう、僕にとって胸に響く、普通の、いわば、お兄ちゃんですよ? でもとても僕は胸に響きました。それは僕が今、懸念してることと同じだから。第1の矢、つまり金融緩和、第2の矢、財政出動、そこまでは良くても第3の矢の、成長をどうするか。どんな新しい成長を遂げるかってことについて、ちょっとおかしくないか。一例を挙げるとこれです」

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村西利恵
「たとえば、インターネットの薬の販売解禁が、成長戦略なのかと」

青山繁晴
「はい。これ、アベノミクスの、成長戦略の一環、第3の矢のひとつとして、薬を、これあの、大衆薬ってやつですね、一般的な薬を、全部インターネットで買えるようにすると、いうのが成長戦略として出されました。それ自体が、全部悪いと言ってるんでは全くありません。なぜかというと、そもそも最高裁が今年1月に、この、厚生省が省令で、インターネットの薬販売を全面禁止にしてるのは違法だと、いう判断を下しましたから、まずですね、ということは、解禁自体はいわば、当たり前なわけですよ。ね。そしてたとえば高齢者とか、山奥に住んでる方で、薬局になかなか行けない人、そういう人が薬買えるようにするっていう、こともありますよ? でもね、同時に、町中の薬局で、こつこつと地域と調和して、地域の人を心配して、薬を作り、売ってきた、そういう薬局を全部つぶしていくかもしれないことがですね、果たして本当の成長戦略なのか。これ誰が考えても、この産業競争力会議という、官邸の中の会議にいる、楽天の三木谷さん、これ大喜びですね。そして竹中さんがずっとおっしゃってる規制緩和ともつながってるから、ね、こういう人たちだけが喜ぶようなアベノミクスに、たとえば神戸で出会った若い人が、ま、誤解というか、それを懸念を抱くっていうのは、僕は国民の健全な考えだと思いますね。従って安倍さんに、これは電話なのか会ってなのかそういうことは申しません、とにかくでも安倍さんに、直接に、安倍さんちょっと謙虚に、いち民間人の僕の話も聞いてくれる人ですから、何を申したかというと、再登板の安倍さんでなければできないこと、今までの総理じゃできなかったことを、やって下さいと。それが民心、民の心、みんなの願いですから、参院選のあとにそれを実行して下さいってことを申しました。安倍さんが何を答えたか、全部は申しませんけれども、よーくじっくりと、謙虚に考えますと、おっしゃって下さいました

山本浩之
「はい。ありがとうございました。いったんコマーシャルです」

 ____________________________内容紹介ここまで


 番組最後に、青山千春博士の著書「希望の現場 メタンハイドレート」の紹介がありました。
 後半は青山繁晴さんが書き下ろされたそうです。
 カバー表紙、裏表紙は、“ニュースDEズバリ”でもたびたび登場した、兵庫県の調査船「たじま」の写真です。
 蛇足ですが、すでに読まれた方によれば、拙ブログについても触れて下さっているとのことです。

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 この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・国会会期末 参院本会議で安倍首相の問責決議案可決により電気事業法改正案、生活保護法改正案など重大法案が廃案に
・尖閣めぐり、鳩山氏がまた物議醸す発言 永田町からも怒りの声
・住宅購入で最大30万円給付へ 消費増税軽減策

 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。

 ※鳩山氏の尖閣発言についての青山さんのコメント内容(要旨)、ほぼリアルタイムでツイートしましたので、ついでに貼り付けておきます。






※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
誰にも手渡してはならない自由意志
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし





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