支那の情報部員が少女漫画に登場!「エロイカより愛をこめて」
今日の話題……、「ぼやきくっくり」と「お気楽くっくり」、どちらに書こうか迷ったのですが、支那つながりということで、やはりこちらに書くことにしました(^_^;
先日、ボストンテロ犯(弟のほう)の写真を見て「ジェイムズ君」を思い出したのをきっかけに(「お気楽くっくり」5/13参照)、青池保子先生の「エロイカより愛をこめて」のコミックスを10年ぶりぐらいに読み返しています。
先日、ボストンテロ犯(弟のほう)の写真を見て「ジェイムズ君」を思い出したのをきっかけに(「お気楽くっくり」5/13参照)、青池保子先生の「エロイカより愛をこめて」のコミックスを10年ぶりぐらいに読み返しています。
「エロイカより愛をこめて」の連載が始まったのは1976年。
1986年から中断しましたが、1995年に再スタート。
現在39巻まで刊行されています。
どんな漫画かというと…。
今回読み返すまですっかり忘れていたのですが、20巻・21巻(平成8年および9年初版発行)に収録されているエピソードNo.16『熊猫的迷宮』に、敵役として、支那の情報部員が登場しています。
その名も、李剣光(リー・ジャンガン)。
李剣光は支那の情報部員ではありますが、私利私欲で活動しています。
旧東側の研究者が作ったウイルス(生物兵器)を盗み出し、それを、“自分をこき使ってきた”支那政府、あるいはどこかの国の反政府勢力やテロリストに売り込もうと画策しています。
NATOのエーベルバッハ少佐の任務は、このウイルスを李剣光に奪われる前に入手することです。
が、この李剣光、民間人を平気で巻き込む荒っぽいやり方をします。
たとえばアウトバーンで手榴弾を投げつけて大事故を発生させ、少佐をこのように大いに怒らせました。
「おれは長年、旧KGBと戦ってきたが、相互に一般民間人を巻き込む事を禁則としたルールがあった。おれ達の仕事にも通すべき筋があるんだ。だがこいつはまるでルールを知らん。強引でタフなだけに始末が悪い。筋の通らん中国野郎め。絶対に許さんぞ――!」
そんな李剣光の行方を追う少佐と、在ドイツ中国政府文化局員・王(ワン)の会話がこちらです。
王
「文化局員の王だ。用件は手短に願おう」
少佐
「ザクセン地方で事件を起す東洋人の情報を得たい」
王
「待て少佐。中国人を東洋人という一括した表現で扱われては困る。中国は四千年の歴史を誇る世界でも最も偉大な国だ。東洋の他の国とは違うのだ。常に世界の中心に存在し、指導的立場を貫く我が国の人民は『中国人』なのだ」
少佐
「文化局員は講釈たれが多いのかね」
王
「私の意見を述べたまでだ」
少佐
「そんなものより情報がほしい」
王
「ドイツとは友好関係にある。可能な限り協力しよう」
少佐
「問題の中国人はドイツで活動中の君の仲間だ」
王
「待て少佐。我が同志に犯罪者などいるはずがない。文化局員に対する侮辱である」
少佐
「彼は立場を利用して私利私欲を追求しとるのだ」
王
「退廃的な西洋社会の情報部員ならあり得ることだが、我々の国家に捧げた忠誠心は不動不滅である」
少佐
「では彼を逮捕してドイツの法律で裁くが、中国政府は干渉するなよ」
王
「君の言葉は意味をなしておらん。そもそも我が同志が犯罪を犯すなどあり得ぬ事なのだ」
少佐
『意味をなさんのはてめーの方だろうが。ばかやろうっ』(心の声)
王
「失礼する」(退場)
この後、「怪盗エロイカ」ことグローリア伯爵一派を巻き込んでのお約束の“すったもんだ”がありまして……(省略)。
李剣光はどうなったかというと、少佐と壮絶な殴り合いの末、身柄を拘束されます。
と思ったのも束の間、ドイツ政府と支那政府の間で交わされた政治的取引により、李剣光は身柄を支那側に引き渡されることに……!
文化局員・王は、「本国へ連行し、裁判にかける。中国ではドイツの法廷より彼の所業にふさわしい判決を下すだろう」と言いますが、少佐は疑念を抱きます。
「信用できんぞ。中国に戻って後は知らん顔じゃないだろうな」
案の定、李剣光は少佐にこう言うのでした。
「お別れに面白い事を聞かせてやろう。私の伯父は中国共産党の幹部でね。有力な企業の社主でもあるんだ。北京の裁判ではその事が十分に考慮されるはずだ」
(皆さんお察しのとおり、李剣光のモデルは故・松田優作さん(^▽^))
少佐は無表情のまま「ほー、そうかね(これは少佐の口癖)。おれにも面白い事があるぞ」と言い、李剣光に一発お見舞いするのでした。
以下、少佐のモノローグ。
「ドイツを荒らしたパンダが、竹藪の中へ帰って行く。竹藪の中は迷宮だ――」
物語はここで終わりません。
李剣光の身柄引き渡しから1ヶ月後、ドイツの雑誌にある記事が載ります。
それは、パキスタンを訪問した支那の使節団の記事でした。
記事に添えられた写真には、“ぬけぬけと外交官をしている”李剣光の姿もしっかり写っていました。
再び、少佐のモノローグ。
「裁判は開かれなかったんだろう。党の幹部の甥という特権で。彼らはドイツの法と秩序を蹂躙した男の罪を不問に付したんだ。苦労して捕まえた重罪人が、迷宮の中でエリート外交官に変身とは大笑いだぜ。――なにが中国四千年だ」
……これを読んで、私は、2010年の尖閣諸島沖支那船衝突事件を思い出しました。
菅政権は支那人船長を逮捕・送検はしたものの、裁判にかけることなく支那へ送還してしまいました。
そして船長は支那で“国民的英雄”に変身しました(後に“英雄”から一転、軟禁状態になったという報道もありましたが)。
「エロイカより愛をこめて」のこのエピソードが描かれたのは今から17年ほど前です。
今でこそ多くの日本人が支那の無法で横暴な実態を知っていますが、当時は支那に幻想を持っていた人もまだまだたくさんいたと思います。
しかも当時、青年誌なら分からなくもないけど、堂々たる少女誌にこのような作品が載っていたことは、私にとってはちょっとした驚きでした。
ちなみに、「エロイカより愛をこめて」新生シリーズ(20巻以降)には、軍事評論家の岡部いさくさんがナビゲーターとして参加されています。
現在も参加されてるかどうかは不明ですが……。
※拙ブログ関連エントリー
・11/9/12付:護憲派共感?!「サイボーグ009」第16話“太平洋の亡霊”
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突然いなくなった人。
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1986年から中断しましたが、1995年に再スタート。
現在39巻まで刊行されています。
どんな漫画かというと…。
男色の美術品窃盗犯「怪盗エロイカ」ことドリアン・レッド・グローリア伯爵(以下、伯爵)の法をやぶった美術品収集活動が、北大西洋条約機構(NATO)の情報将校「鉄のクラウス」ことクラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐(以下、少佐)の作戦行動と遭遇し騒動を引き起こす、コメディ色を含んだ怪盗&スパイ活劇。
少女向け漫画ながら、綿密な考証と細部まで書き込まれた緻密な絵柄や、少女漫画離れしたストーリーから男性ファンも獲得している。
(Wikipediaより)
今回読み返すまですっかり忘れていたのですが、20巻・21巻(平成8年および9年初版発行)に収録されているエピソードNo.16『熊猫的迷宮』に、敵役として、支那の情報部員が登場しています。
その名も、李剣光(リー・ジャンガン)。
李剣光は支那の情報部員ではありますが、私利私欲で活動しています。
旧東側の研究者が作ったウイルス(生物兵器)を盗み出し、それを、“自分をこき使ってきた”支那政府、あるいはどこかの国の反政府勢力やテロリストに売り込もうと画策しています。
NATOのエーベルバッハ少佐の任務は、このウイルスを李剣光に奪われる前に入手することです。
が、この李剣光、民間人を平気で巻き込む荒っぽいやり方をします。
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王
「文化局員の王だ。用件は手短に願おう」
少佐
「ザクセン地方で事件を起す東洋人の情報を得たい」
王
「待て少佐。中国人を東洋人という一括した表現で扱われては困る。中国は四千年の歴史を誇る世界でも最も偉大な国だ。東洋の他の国とは違うのだ。常に世界の中心に存在し、指導的立場を貫く我が国の人民は『中国人』なのだ」
少佐
「文化局員は講釈たれが多いのかね」
王
「私の意見を述べたまでだ」
少佐
「そんなものより情報がほしい」
王
「ドイツとは友好関係にある。可能な限り協力しよう」
少佐
「問題の中国人はドイツで活動中の君の仲間だ」
王
「待て少佐。我が同志に犯罪者などいるはずがない。文化局員に対する侮辱である」
少佐
「彼は立場を利用して私利私欲を追求しとるのだ」
王
「退廃的な西洋社会の情報部員ならあり得ることだが、我々の国家に捧げた忠誠心は不動不滅である」
少佐
「では彼を逮捕してドイツの法律で裁くが、中国政府は干渉するなよ」
王
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李剣光はどうなったかというと、少佐と壮絶な殴り合いの末、身柄を拘束されます。
と思ったのも束の間、ドイツ政府と支那政府の間で交わされた政治的取引により、李剣光は身柄を支那側に引き渡されることに……!
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菅政権は支那人船長を逮捕・送検はしたものの、裁判にかけることなく支那へ送還してしまいました。
そして船長は支那で“国民的英雄”に変身しました(後に“英雄”から一転、軟禁状態になったという報道もありましたが)。
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Comments
やさ男のなんとかが、キムタクをモデルにしたとあとがきで作者が書いてたことだけ憶えています。東洋人の顔は平坦なので漫画にしにくいとか。
21巻のあとがき見ますと、青池先生は李剣光を「『ブラック・レイン』風の強面にしたかったけど、どう見ても日本のヤクザなので諦めた」と書かれてます(^_^;。そして部下の黄文(拙記事ではスルーしたけど)はおっしゃるとおりキムタクがモデルでした。
あと、東洋人の描き分けが難しいというのもおっしゃるとおりで、「少佐がアジアへ行く用事がなくてよかった」と書かれてます。でもたまにヨーロッパに来てる日本人観光客とか出てきますね。
実はこの『熊猫的迷宮』にも日本人が一人登場してるんですよね。ウイルスが作られた場所が、日本の大手商社が現地で買収した企業という設定ですので、そこの所長が。この人がまた日本人の事なかれ主義的な面とかが描かれてて、何だかなぁ…なんですけどね(T_T)
去年8月頃から本格的に嫌韓、嫌中になって以来、時々青山さんの記事を読ませていただきに来ておりましたが、まさかのジェームズ君にビックリ!くっくりさんの記事で少佐に会えるなんて…感激して思わずコメントしちゃいましたw
エロイカは、何年かに一回発作的に読み返したくなるんですよ〜
魅力的で面白い作品ですよね。
エロイカのことを「ぼやきくっくり」に書いて、果たして読者様から反応をいただけるのだろうか?と少し不安だっただけに、このようなコメントをいただけてホッとしています(^^ゞ
おっしゃるとおり、とても魅力的な作品で、女性のみならず男性ファンも多いようですね。ジェイムズ君のことを「お気楽くっくり」の方に書いた時、男性からもコメントいただきました。その時々の国際情勢も絡めてあったり、またコメディーとシリアス両方の要素があることも、幅広い層から支持される要因かもしれませんね(^▽^)
NATOだのKGBだの小学生には難しいことを分かりやすく描いてくれてあって、この漫画をきっかけに世界の色んなことに興味を持ったり、世界は「きれい事ではない」ってことを学んだ子供がたくさんいたんだろうなと思います(私が読み始めたのはけっこう大人になってからでしたが…(^^ゞ)。
李剣光のエピソードも、確かにステロタイプではあるんですが、支那という国の本質とか民族性がズバリ表現されていて、今回改めて読んで感心しました。
日本に原爆を落とす青写真を描いた張本人はスターリンを後ろ盾にした中国共産党を北朝鮮…そして李氏朝鮮の呪縛にとらわれている南朝鮮。要するに中華思想と小中華思想の面々だと知り愕然としました。
極論ですがネットの情報を集めて分析すると結論としてはその可能性も否めないです。
ソ連が崩壊し、東西ドイツの壁が無くなってからの『エロイカ』は路線が180度変わって違和感です。
見方によってはミーシャが少佐の上司に見えるし。
世界の赤化が近年ますます加速しているような気がします。
ヤルタで
ルーズベルトは米国兵士の命を売り、チャーチルは英国王室を売り、スターリンは人類の良心を悪魔に売ったんだと思います。
以下は狼魔人日記様から引用させていただきます。
『『『『
『ウィキペディア(Wikipedia)』
砕氷船理論(さいひょうせんりろん)とは、レーニンが唱えた戦略である。後にスターリンの手によって実行された。
1935年(大東亜戦争開戦の6年前)、モスクワで開かれた第七回コミンテルン大会でスターリンが再確認した。
「ドイツと日本を暴走させよ!しかし、その矛先を祖国ロシアに向けさせてはならぬ。ドイツの矛先はフランスと英国へ、日本の矛先は蒋介石の中国へ向けさせよ。そして戦力の消耗したドイツと日本の前に、最終的に米国を参戦させて立ちはだからせよ。日、独の敗北は必至である。そこで、ドイツと日本が荒らしまわって荒廃した地域、つまり、日独砕氷船が割って歩いた後と、疲弊した日・独両国をそっくり共産主義陣営にいただくのだ」
つまり、日本とドイツを他の国と負ける戦争をさせ、その後ソ連が両国を属国にするよう仕向けさせた。これはその後忠実に実行され、最後の一行以外は全て現実のものとなった。
ゾルゲに中国人協力者
産経新聞
“ゾルゲ事件”対日工作 中国人工作員が関与
【上海=前田徹】20世紀で最も成功したスパイ事件とされるリヒャルト・ゾルゲの対日スパイ網構築が当時、ソ連コミンテルンに属していた中国人工作員によって行われていたことを示す自伝が見つかった。
自伝は文化大革命で迫害を受け失明した著者が革命秘話として書いたものだ。上海でゾルゲから直接、対日工作を指示されたことや日本では近衛内閣顧問の尾崎秀実(ほつみ)と協力していたなど事件の貴重な裏話がつづられている。
自伝で告白 尾崎秀実(ほつみ)とも協力』』』』
スターリン批判はしても、決して裁く事が出来ないのが赤の限界で、ソ連が崩壊してもスターリンの忘れ形見というか申し子というか怨霊というか亡霊というか…スターリンを後ろ盾に産まれ中華思想で肉付けされた中共が今世界の覇権を狙って日本を苦境に追いやっているんですね。
ところで支那とは秦を築いた中央アジア人のことを指すとかで、漢民族唯一の国は明だとか…。日本人は漢民族に幻想を抱いて手助けするけど、漢民族は日本人を子分か家来だと思っているのでしょうか?おそらく、漢民族以外の国が隆盛する時 度をこした中華思想が日本に害を及ぼさなくなるんだと思います。中華思想が薄まるというか…そんな感じでしょうか?
少佐とミーシャは任務上、仕方なく協力し合うこともありますが、お互い相手をどう出し抜くかに躍起になっており(その駆け引きがまた面白いんですよね)、「ミーシャが少佐の上司に見える」ことは私にはないです(^_^;
漢民族が支配している現在の支那は明の時代の版図を本来のものと考えていて、それが覇権主義的な動きの一因にもなってるようですが、でも中華思想について考えてみた時、たとえば清の頃も日本を見下してましたし(清の方が軍事的に優勢だったのも理由でしょうが)、漢民族以外の国がこの先できても変わらないと思います。
実は私も高校2年の時に付き合ってた女の子から紹介され、それ以来の愛読者です。ああ、年がばれる・・・・・・
「エロイカ」も好きですけど、「アルカサル」も大好きです。「Z」とかも持ってます。
青池先生の作品は、質が高いのですが、次号が出るまでの時間がかかるのが難ですね。
おお、あなたも「エロイカ」ファンでしたか(^▽^)
青池先生は中世ヨーロッパの漫画も多いですよね。私は「エロイカ」シリーズ(「Z」も含め)以外はあまり読んでませんが、「七つの海七つの空」「サラディンの日」はかろうじて読みました(^_^;
次号が出るまで時間がかかるのは、美内すずえ先生の「ガラスの仮面」で慣れているので、わりと平気です(^^ゞ
いつも拝見していますが、コメント書くのは初めてです。ジェームス君につられて出てきてしまいました。
『エロイカ』は、2003年にドイツ軍の雑誌『Y.(イプシロン)』に紹介されたようですね。(ご存知かと思いますが、これに関しては、マガジンハウス社刊『「エロイカより愛をこめて」の創り方』に載ってます)
取材が徹底しているのも青池先生の作品の凄さだなあと思います。
そういえば日本からファンがいっぱいエーベルバッハ市を訪れて、市の方がびっくりしたなんて話もありました。
40巻が待たれますね。国際政治の登場人物はどんどん変わっていきますが、少佐と伯爵には(勿論ジェームズ君にも)末永く頑張っていってもらいたいものです。
いやいや、私はそれほどコアなファンではないので、ファンブック?の類いは一切持ってないんです。従って、今回いただいたお話もほとんど知りませんでした。
この作品はヨーロッパのいろんな国や地方が出てくるので(しかもけっこうレアな地方も)、旅行気分にも浸れますよね。
少佐と伯爵は、順当に歳を重ねてれば、おそらくもう還暦ぐらいじゃないかと思うんですが、いつまでも若くて羨ましいです(^_^;
ここまで皆さんから高評価を得ている『エロイカ』、お気楽くっくり板で取り上げられた時に気にはなったんですが、さらに気になってきました。
わたしは「ゴルゴ」で育った口なので、こう言うマンガ好きなんですよねぇ。
う〜〜んんん...
逆に私は「ゴルゴ」は全く読んだことがないんです。「エロイカ」はやはり少女漫画でしかも基本コミカルタッチで描かれているので(NATOのエーベルバッハ少佐とその部下だけが出てくるいくつかの番外編はコメディ色を排除してますが)、「ゴルゴ」的なものを期待されるとちょっと違うかも…? って「ゴルゴ」読んだことないのであくまで推測ですが(^_^;
今はネットカフェとかもあるので、機会があれば一度ご覧になってみて下さい。
ひょっとしたら「アルカサル」の方が向いていらっしゃるかもですよ。
即位したばかりの少年王をめぐる政治、陰謀。独立を図ろうとする少年王への裏切り、陰謀、恋愛。
等々、アクション、政治、ロマンス、陰謀、裏切り、暗殺、サスペンスとかてんこ盛りの中世物語です。
腰抜け外務省、お勧めです。
漫画のネタにはなりづらいと思いますが、20年近くも前にこの対中観を持っていたのなら、それより数年前に発生した天安門大虐殺によって露見した中国共産党の残忍さと悪辣さも観察していたのか?と、想像してしまいます。
それにしても「私の伯父は中国共産党の幹部でね。有力な企業の社主でもあるんだ。北京の裁判ではその事が十分に考慮されるはずだ」とは、悪役に相応しい唾棄すべき人物です。
中国政府文化局員の王という人物も曲者ですね。
よく分かりませんが、実際に、このような類型の中共工作員や周辺協力者が大勢いそうな気がします。
青池保子先生はヨーロッパには造詣が深くていらっしゃると思いますが、アジアはどうでしょうか。天安門事件とかそのへんはあまりに血なまぐさすぎて、少女漫画には向かないように思います。
番外編(NATOだけが出てくるシリアスバージョン)では、たとえば冷戦下の東西ドイツで西への脱出者の射殺に絡む事件…などは取り上げられましたが。
中華思想丸出しの王と、李剣光の「私の伯父は中国共産党の幹部でね」が限界ではないでしょうか。それでもこれが20年近くも前に少女漫画誌に載ったことはすごいと思いますが。
人道や人権といった「一定のルール」を大きく逸脱している辺りが、この漫画の少佐の言うところの「おれは長年、旧KGBと戦ってきたが、相互に一般民間人を巻き込む事を禁則としたルールがあった。おれ達の仕事にも通すべき筋があるんだ。だがこいつはまるでルールを知らん。強引でタフなだけに始末が悪い」に繋がる、ような気がしました。
この「李剣光」という人物、20年近くも前に刊行された漫画の中の人物なのに、どこかで聞いたような氏名だと思いましたら、民主党政権時に発覚した「中国書記官スパイ疑惑事件」にて、農水省から機密情報を不正に盗み取った疑いの強い「李春光」工作員と、氏名が似ていますね。この人物も、どこかで「ぬけぬけと外交官をしている」かも?
漫画の話から横道にそれてしまいますが、安倍内閣が続く数年の内に、スパイ工作員防止法制定の動きが出てくると思います。
その際、谷垣法務大臣の賛否が今から気になります。私は谷垣大臣を比較的善良な政治家と見ていますが、この点は…
[ウィキペディア 中国書記官スパイ疑惑事件]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%9B%B8%E8%A8%98%E5%AE%98%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E7%96%91%E6%83%91%E4%BA%8B%E4%BB%B6
>今回のケースは、中国の外交官がスパイとして立件された初の事例となった(日本の法律にはスパイを罰する法律はないため、別件での立件となる)。
>当該一等書記官は、中国人民解放軍の情報機関「中国人民解放軍総参謀部第二部」出身とされる。
>中国の諜報工作はロシアや北朝鮮のそれとは異なり、大人数で合法的な方法を使って情報収集を行ったり、有力者を親中化させて自分たちに有利なように操るなど、世界的に見ても独特な手法をとることが多く、事件化することが極めて難しい。