8/15付各紙社説紹介
■朝日社説8/15:静寂を取り戻すために ナショナリズムを考える
<8月15日がこんなにかまびすしい日になったのは、いつからだろうか。>
「お前がかまびすしくしたくせに何を言うか!」とツッコミ入れた人、手ぇ挙げて〜(^-^)/
1985年に朝日新聞が中国を煽るまでは(記事を書いたのは『報ステ』でおなじみ加藤千洋)、純粋に国内問題だったんですから。
<●参拝が火をつけた ●政治家の重い責任>
何や?このミスリードな小見出しは!
「朝日が火をつけた」「マスコミの重い責任」の方がピッタリ来る。
日本のマスコミが、特に朝日が騒ぐのをやめたら外交問題としての靖国問題はすぐにでも沈静化するわ。
<自ら信じる価値がすべてだと思い込み、他国の人々が持つ価値を認めない。そんな内向きの論理に閉じこもってしまえば、対話は難しいし、排外的な感情に転化しかねない。 >
中韓に言って下さい。あ、朝日新聞にも言えるか。
以下、朝日以外の社説リンク&ひとこと。
・産経社説8/15:深く静かな鎮魂の一日に
「『戦後』にまつわるさまざまなしがらみや刷り込み、予断、思惑を排して、勝者が敗者を一方的に断罪した東京裁判史観を離れ、虚心坦懐(きょしんたんかい)に向き合う時、初めて『あの戦争』は人々に別の顔をもって近づくのであろう」……この一文に尽きるかもしれない。
あと、江沢民の「言い掛かり」指摘もGJ!(≧∇≦)
・読売社説8/15:[終戦の日]「『昭和戦争』の責任を問う」
「全国戦没者追悼式の対象でいわゆるA級戦犯も排除されているわけではない」と指摘。
またA級戦犯の中にはさほど戦争責任はないと思える人が含まれていたり、逆に多大な責任があると思われる人が、死去したことで「A級戦犯」となることを免れたケースもあると指摘。
・毎日社説8/15:終戦記念日 ナショナリズムの制御を
小泉さんよりも次の安倍さんを見据えた社説。
・日経社説8/15:静かに追悼し戦争と戦後を考えたい
「中国」「富田メモ」に言及してないのがかえって不気味。
・東京新聞社説8/15:終戦の日に考える 平和主義は百年の公約
改憲派の小林節・慶応大学教授が改憲阻止に回った理由を長々と。
東京新聞の結論は、平山正剛日弁連会長の「憲法は百年は改正すべきではない」に倣って、「あと四十年、憲法は改正してはいけない」。
明日の社説は各紙また電波きっついんでしょうねぇ……(産経以外)。
今から溜息出ますわ(T^T)
↓最後にお口直しの東海新報。
・東海新報>世迷言☆★☆★2006年08月15日付
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8月15日がこんなにかまびすしい日になったのは、いつからだろうか。
あの戦争について考え、戦没者に思いをいたす。平和をかみしめ、二度と戦争を起こしてはならないと誓う。もともとは、そんな静かな日のはずだった。
小泉首相の靖国神社参拝が一つのきっかけになっているのは間違いない。この5年来、15日が迫るにつれて参拝の是非論がメディアで取り上げられ、追悼のあり方や歴史解釈をめぐって論争が繰り広げられる。
私たちは13日朝刊の「親子で戦争を考える」という社説で、戦争責任について論じた。きょうはそれを受けて、いまの喧噪(けんそう)を考えてみたい。日本の将来に重要な意味を持つナショナリズムの問題がかかわっていると考えるからだ。
●内向き志向の危うさ
書店を訪ねてみよう。
戦争責任や靖国神社問題を論じる本が多数並ぶ。「中国人を黙らせる50の方法」「マンガ嫌韓流」といった刺激的な題の本も少なくない。「中国、韓国なにするものぞ」という空気が流れている。
その中国でも、ナショナリズムが花盛りである。めざましい経済発展で人々が自信を深めていることもあるだろう。共産党自身が「中華民族の偉大な復興」をうたい、愛国心を鼓舞してもいる。昨年、激しい反日デモが吹き荒れたのは記憶に新しい。
韓国では、竹島をめぐって反日感情が噴き上げた。
私たちは、ナショナリズムそれ自体が悪だとは思わない。自分の国への愛着や誇り、国をよくしたいという熱意、同胞への友愛……。そうした思いには社会的な連帯を支えるプラスの面がある。
だが、同時に、ナショナリズムには危険な側面もあることを忘れてはなるまい。自ら信じる価値がすべてだと思い込み、他国の人々が持つ価値を認めない。そんな内向きの論理に閉じこもってしまえば、対話は難しいし、排外的な感情に転化しかねない。
中国や韓国とのつながりは、かつては予想もできなかったほど太く、幅広いものになっている。ただ、交流が深まるほど、摩擦の種もまた増えざるを得ない。内向きの感情が目につき始めたいまの景色は要注意である。
なぜ東アジアにそんな空気が漂っているのか。理由はさまざまだろう。ただ、日本との関係で貫くものがあるとすれば、それは歴史認識をめぐる不一致であり、感情のすれ違いだ。
靖国参拝にしても、教科書問題にしても、それが根っこにあって中韓から批判を浴び、日本が反発し、双方が非難を増幅しあう連鎖に陥ってしまう。
●参拝が火をつけた
その意味では、小泉首相の発するメッセージは混乱したものだ。
ちょうど1年前のきょう、首相は戦後60年の節目に談話を発表した。「植民地支配と侵略によりアジアの人々に多大の損害と苦痛を与えた」「痛切な反省と心からのお詫(わ)びの気持ちを表明する」
東条英機元首相らA級戦犯について、首相は「戦争犯罪人である」と明言し、東京裁判を受諾したという政府の見解を変えるつもりもない。
ここに見える首相の歴史認識は、中国や韓国が求めるものとほとんど食い違いはないと言っていいだろう。
なのに、首相はそうした認識と靖国参拝は矛盾しないと言い張っている。そのうえ参拝の是非を、中国や韓国の要求に屈するかどうかの問題であると単純化してしまった。「他国が干渉すべきではない」と、内向きの姿勢もあらわにして参拝を正当化するのだ。
こうした首相の言動が、人々の間にある中韓への反発感情に火をつけ、さらには敗戦で傷ついた民族のプライドを回復させたいという復古的な感情にも格好のはけ口を与えた。
小泉政治の特色の一つは「分かりやすさ」にある。敵味方を峻別(しゅんべつ)し、二者択一を迫る。国内問題では確かに成果を上げたけれど、外国を相手にして思慮ある手法だとはいえない。外に敵を見つけ、国民の感情をあおるのは危険である。
グローバル化する世界にあって、東アジアは相互依存を急速に深めている。中国は日本の貿易相手国として米国を抜き1位に躍り出た。両国にとって、共存共栄の道を探るしかないのは、冷静に考えれば分かることだ。韓国にしてもしかりである。
●政治家の重い責任
互いに内向きの論理を振りかざして、反発心をあおる時ではないはずだ。非難の応酬で関係が冷え込む悪循環からどう脱却するかは、日中韓3カ国の政治指導者に共通する課題だろう。
日本にとっては、靖国問題をどう乗り越えるかが問われている。この論争の根底にあるのは、過去の戦争をどうとらえるかという歴史観であり、ナショナリズムの問題でもある。
ポスト小泉の政治家に求められるのは、それぞれの歴史観を明確に語り、それを戦没者の追悼や外交のあり方につなげる形で具体的に示すことだ。
それなくして、8・15の追悼にふさわしい静寂を取り戻すことはできない。
<8月15日がこんなにかまびすしい日になったのは、いつからだろうか。>
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<●参拝が火をつけた ●政治家の重い責任>
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「『戦後』にまつわるさまざまなしがらみや刷り込み、予断、思惑を排して、勝者が敗者を一方的に断罪した東京裁判史観を離れ、虚心坦懐(きょしんたんかい)に向き合う時、初めて『あの戦争』は人々に別の顔をもって近づくのであろう」……この一文に尽きるかもしれない。
あと、江沢民の「言い掛かり」指摘もGJ!(≧∇≦)
・読売社説8/15:[終戦の日]「『昭和戦争』の責任を問う」
「全国戦没者追悼式の対象でいわゆるA級戦犯も排除されているわけではない」と指摘。
またA級戦犯の中にはさほど戦争責任はないと思える人が含まれていたり、逆に多大な責任があると思われる人が、死去したことで「A級戦犯」となることを免れたケースもあると指摘。
・毎日社説8/15:終戦記念日 ナショナリズムの制御を
小泉さんよりも次の安倍さんを見据えた社説。
・日経社説8/15:静かに追悼し戦争と戦後を考えたい
「中国」「富田メモ」に言及してないのがかえって不気味。
・東京新聞社説8/15:終戦の日に考える 平和主義は百年の公約
改憲派の小林節・慶応大学教授が改憲阻止に回った理由を長々と。
東京新聞の結論は、平山正剛日弁連会長の「憲法は百年は改正すべきではない」に倣って、「あと四十年、憲法は改正してはいけない」。
明日の社説は各紙また電波きっついんでしょうねぇ……(産経以外)。
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・東海新報>世迷言☆★☆★2006年08月15日付
拝啓 小泉純一郎様 終戦の日の本日に靖国神社を参拝されると洩れうかがっておりますが、民草の一人として賛意と敬意を表します。国のために犠牲となった人々に首相として哀悼、感謝の意を捧げることになんのためらいが必要でしょうか▼わが国のマスメディア(あの読売新聞までが)は、大方が参拝反対のようですが、歴代首相が公然と参拝していた頃は何もいわず、途中から中国が文句をつけ出し、ビビった当時の首相が取りやめて以来、その尻馬に乗りだしたというのは、主体性の欠如というより外圧に弱い脆弱性を自ら露呈するようなものであります▼しかしあなたは総裁選の公約としてこの日の靖国参拝を掲げ、実際、一貫して参拝を続けております。ところが首相就任その年にこの日ではなく、二日前に前倒しして参拝したのですから、私も驚き、憤慨さえしました。公約と膏薬ははがれやすいとは申せ、一国の宰相の約束です。綸言汗の如しというようにその重みは庶民のそれとは異なるのです▼その前倒しは、山崎、福田、加藤といった親中派が「十五日以外なら中国は問題にしない」と説得したせいだとは知りませんでした。なのにその通りでなかったことに激怒したあなたは、いつか公約をはたす日をうかがっていたのでしょうね。確かに参拝の是非は多方面から論議されていますが、それは国内でなされるべき事柄であり、中韓などが文句をつけるのは論外です▼米国内からも非難があるとメディアは外圧を借りますが、原爆が「戦争を終結させるために必要だった」という国の人間にいわれたくはありません。参拝によって失うものは少なく得るものは多いのですからここでケリをつけて下さい。最後のお仕事ご苦労さまです。敬具
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Comments
ハイッ(^0^)/
もう、ネタで書いているとしか思えないです、はい。
> 書店を訪ねてみよう。
戦争責任や靖国神社問題を論じる本が多数並ぶ。「中国人を黙らせる50の方法」「マンガ嫌韓流」といった刺激的な題の本も少なくない。「中国、韓国なにするものぞ」という空気が流れている。
読んでいるんですかね。社説氏。
最初の本は宮崎正弘さんの最新刊です。後者は言わずもがな。
読むべき本でしょうが。
サブリミナル効果を狙ったのかな。
両方とも必読ですぞ。
しかし、朝日天声人語氏、>「中国、韓国なにするものぞ」という空気が流れている。
と感じたとすれば、君自身の感性が問われますよ。私、全然そんな印象持たないもの。
自ら墓穴を掘りましたね。朝日新聞らしい。満洲事変からリセットか、アホ!
j.seagullさん:
朝日の社説、近頃はもう釣りか何かでわざと書いてるとしか思えません(T^T)
主張はいつも一辺倒だし、今後はもう全て「……とツッコミ入れた人、手ぇ挙げて〜!」形式で済ませてしまおうかなと思ったりして(^_^;
さぬきうどんさん:
朝日は社説以外でも嫌韓本や嫌中本を批判してますよね。私は朝日は購読してないので細かいことは知りませんが、そのような話を聞きます。
でもかえってそれらの本の売り上げが伸びたりして(^_^;
エントリー違いですが、goriさんのブログ再開のお知らせ、ありがとうございます。私も再開を喜んでます。ついでに(?)早速goriさんちで小泉さんの今日の会見全文載ってるHPに行けましたんで、最新エントリーにそのリンクを追記しておきました。
はあ〜い(^-^)/
あと関係ないですが、くっくりさんと旦那さんのテレビを見ながらの突っ込みが笑えます。楽しいご家庭でいいですね。
(^O^)ノシ しかし皆さん「かまびすしい」を理解されてるんですね! 調べましたorz
>>かまびすしい−うるさい。やかましい。さわがしい。(by goo)