「アンカー」森元首相引退劇の真相・鳩山元首相落選濃厚&メタハイ自治体連携
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■7/25放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
前半は政局。森元総理の引退表明は作戦!?橋下大阪市長の野田総理絶賛の意図は?鳩山&菅元総理の次期選挙は?
後半は自治体との連携広がるメタンハイドレート。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。
内容紹介ここから____________________________
※ストレートニュースで、参院社会保障と税の一体改革特別委 採決時期めぐり駆け引き激化について伝えた後
山本浩之
「ま、このあと、えー、青山さんのコーナーでは今日は政治の問題を取り上げていただくんですが、今のVTRでも紹介した、まあ今の政界の動きですよね、姿。これについてはいかがですか」
青山繁晴
「あの、二点だけ申しておきますとね、あの、特例公債法案、何で8月2日なのか。急ぐ急がないの問題の前に何で8月2日なのかと普通思うでしょ?これって本当は、さっきあの、自民・民主の、いや、民主・自民の国対委員長がぶつかってるように見えたけど、本当は国対レベルではウラで談合もあって、8月3日の金曜日に、消費増税法案を、採決しようっていう話が、実はウラで進んでいたんですよ」
山本浩之
「いた?!」
青山繁晴
「ええ。ま、今も、消えてはいないんです。だからその、前日に、まず特例公債法案をやってね、そしたら翌日予定通り、消費増税も上げるからね、そしてもうこれで、あの、流れは解散になっていくよねって話をしようとしてるんですよ、本当は」
山本浩之
「ってことは、まだその可能性もあるということ、なんですか」
青山繁晴
「あります。ええ。で、それに加えてもう一点申しておきますと、実は今のVTR、ニュースをご覧になると、要するに自民党はもう解散したくてしょうがないって今までの話だけになってるんですが、実はそれもう局面変わっててですね、その、自民党の中で解散したいって未だに言ってるのは谷垣総裁だけで、あとの人は、実はいま解散総選挙になったら、自民党が民主党よりもずっと勝つと思ってたら、実は内々の世論調査って、色んな所、色んなレベルで行われていて、谷垣総裁で選挙をやったら、民主党より議席が少ないままだっていう見方があってですね」
一同
「うーん…、はぁー」
青山繁晴
「必ずしも自民党が選挙やりたいって急ぎ…、今も急いでるってわけじゃないんですよ。だから、はい」
山本浩之
「局面が変わったということなんですね」
青山繁晴
「ええ、相当早い動きで、あの、変わったり戻ったりしてるんですね。だから、あんまり目の前の動きに惑わされない方が、良いとは思います」
山本浩之
「じゃあそれを押さえた上でですね、今日はその政治をめぐる動きから、この“ニュースDEズバリ”お願いしたいと思いますが」
青山繁晴
「はい。あの、だから今は解散総選挙がいつかっていうのがみんなの、皆さんの、私たちも含めた、あの、関心の的のひとつですけれどね。今あまりそこにこだわっても意味はないんですよね。あの、裏取引をやってる最中だから。でもそれとは別に、あれ?と、普通の感覚持った、健全な有権者として、あれ?これ何なのと思うことがいくつかありましたね。例えば、あー、実力者の森元総理が、突然引退表明をなさったり」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「例えば、あれほど野田政権をケチョンケチョンに言ってた橋下徹大阪市長が、突然野田総理を絶賛したりね」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「こういうのバラバラに出るから余計分かんないですけど、これ、実は、全部繋がってる面があります。えー、どういう風に繋がってるかというと、そのキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「今日のキーワードは、『変わる』」
青山繁晴
「うん、これ決してネガティブ、否定的な意味だけじゃないんです。実は、まあ何か色々ウラの動きとか嫌らしいことは相変わらずあるけれども、それでも変わるべきものが変わりつつあると、いう、ポジティブな面がありますから、それを一緒に考えたいんですが、その変わる中には、実は中央の政治家の動きだけじゃなくて、自治体に、これはまさしく良い意味の、積極的な、変わろうとする動きもあります。その両面を今日、お話ししたいと思います」
山本浩之
「分かりました。それでは、コマーシャルを挟んで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「確かに最近の政治の動きを見ていると、おや?と不思議に思うようなこともありますね。そのあたりからまずは、紐解いていただきたいという風に思います。さっそくお願いします」
青山繁晴
「はい。あの、ここに日本政治の謎と書きましたけど、あの、決して大げさに言ってるつもりはなくて、いまヤマヒロさんがおっしゃった通り、おや?というのを、自分で、これ何だろうという風に考えてみるのも、有権者にとって、ひとつ大事な、ヒントになるんですよね。政治を考えるヒントになる。で、実は、7月4日のこのコーナー、ちょっと思い出していただくと、7月4日と言われてもあれですが、今月の最初に、このコーナーで何をひとつ申したかというと、例えばここにいらっしゃる、森元総理、こういう、特に自由民主党の長老の方々が、次の総選挙では、もう出ないで、その、僕は世代交代だけがいいとは全く思わない、年齢だけで考えてはいけませんが、しかしまあ古い政治をずっと進めてきた。そして自民党は残念ながら、3年間の野党時代にあんまり変われなかった。その反省も込めて、総選挙では、その、違う方々が、長老と違う方々が出るべきで、つまりは例えば森さん、引退すべきですということを申しましたら、これが起きました」
村西利恵
「森元総理がきのう国会内で会見し、引退を表明しました」
山本浩之
「え、それはつまりこの、コーナーを見てたからとか…(笑)」
岡安譲
「うん、ご覧になってるんですか」
青山繁晴
「とは思いません(一同笑&ざわ)。実はね、このコーナーっていうか、『アンカー』は、あの、東京でもよく見られてます。例えば録画した、あの、DVDに録ったやつをわざわざ回したり、えー、僕は議員会館で、これ信じがたいでしょうが、その、回ってきたDVDを見せられたことがあります」
一同
「へえー…、はぁー」
青山繁晴
「はい。だから、あの、実は中央の官僚とか、あるいは情報当局とか、それから政治家、よく見てますが、森さんは見てないと思いますね(一同笑)」
山本浩之
「まあ、あの、少なくとも、それで辞めるって言ったわけじゃない…(笑)」
青山繁晴
「それで辞めると言ったわけじゃないです、はい。それで辞めるなら謎じゃないんですが、はい、どうぞ」
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■7/25放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
どうなる野田政権…解散はいつ新エネルギーの希望は関西にあり!青山解説▽
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山本浩之
「いた?!」
青山繁晴
「ええ。ま、今も、消えてはいないんです。だからその、前日に、まず特例公債法案をやってね、そしたら翌日予定通り、消費増税も上げるからね、そしてもうこれで、あの、流れは解散になっていくよねって話をしようとしてるんですよ、本当は」
山本浩之
「ってことは、まだその可能性もあるということ、なんですか」
青山繁晴
「あります。ええ。で、それに加えてもう一点申しておきますと、実は今のVTR、ニュースをご覧になると、要するに自民党はもう解散したくてしょうがないって今までの話だけになってるんですが、実はそれもう局面変わっててですね、その、自民党の中で解散したいって未だに言ってるのは谷垣総裁だけで、あとの人は、実はいま解散総選挙になったら、自民党が民主党よりもずっと勝つと思ってたら、実は内々の世論調査って、色んな所、色んなレベルで行われていて、谷垣総裁で選挙をやったら、民主党より議席が少ないままだっていう見方があってですね」
一同
「うーん…、はぁー」
青山繁晴
「必ずしも自民党が選挙やりたいって急ぎ…、今も急いでるってわけじゃないんですよ。だから、はい」
山本浩之
「局面が変わったということなんですね」
青山繁晴
「ええ、相当早い動きで、あの、変わったり戻ったりしてるんですね。だから、あんまり目の前の動きに惑わされない方が、良いとは思います」
山本浩之
「じゃあそれを押さえた上でですね、今日はその政治をめぐる動きから、この“ニュースDEズバリ”お願いしたいと思いますが」
青山繁晴
「はい。あの、だから今は解散総選挙がいつかっていうのがみんなの、皆さんの、私たちも含めた、あの、関心の的のひとつですけれどね。今あまりそこにこだわっても意味はないんですよね。あの、裏取引をやってる最中だから。でもそれとは別に、あれ?と、普通の感覚持った、健全な有権者として、あれ?これ何なのと思うことがいくつかありましたね。例えば、あー、実力者の森元総理が、突然引退表明をなさったり」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「例えば、あれほど野田政権をケチョンケチョンに言ってた橋下徹大阪市長が、突然野田総理を絶賛したりね」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「こういうのバラバラに出るから余計分かんないですけど、これ、実は、全部繋がってる面があります。えー、どういう風に繋がってるかというと、そのキーワードはこれです(フリップ出す)」
山本浩之
「今日のキーワードは、『変わる』」
青山繁晴
「うん、これ決してネガティブ、否定的な意味だけじゃないんです。実は、まあ何か色々ウラの動きとか嫌らしいことは相変わらずあるけれども、それでも変わるべきものが変わりつつあると、いう、ポジティブな面がありますから、それを一緒に考えたいんですが、その変わる中には、実は中央の政治家の動きだけじゃなくて、自治体に、これはまさしく良い意味の、積極的な、変わろうとする動きもあります。その両面を今日、お話ししたいと思います」
山本浩之
「分かりました。それでは、コマーシャルを挟んで青山さんの解説です」
(いったんCM)
山本浩之
「確かに最近の政治の動きを見ていると、おや?と不思議に思うようなこともありますね。そのあたりからまずは、紐解いていただきたいという風に思います。さっそくお願いします」
青山繁晴
「はい。あの、ここに日本政治の謎と書きましたけど、あの、決して大げさに言ってるつもりはなくて、いまヤマヒロさんがおっしゃった通り、おや?というのを、自分で、これ何だろうという風に考えてみるのも、有権者にとって、ひとつ大事な、ヒントになるんですよね。政治を考えるヒントになる。で、実は、7月4日のこのコーナー、ちょっと思い出していただくと、7月4日と言われてもあれですが、今月の最初に、このコーナーで何をひとつ申したかというと、例えばここにいらっしゃる、森元総理、こういう、特に自由民主党の長老の方々が、次の総選挙では、もう出ないで、その、僕は世代交代だけがいいとは全く思わない、年齢だけで考えてはいけませんが、しかしまあ古い政治をずっと進めてきた。そして自民党は残念ながら、3年間の野党時代にあんまり変われなかった。その反省も込めて、総選挙では、その、違う方々が、長老と違う方々が出るべきで、つまりは例えば森さん、引退すべきですということを申しましたら、これが起きました」
村西利恵
「森元総理がきのう国会内で会見し、引退を表明しました」
山本浩之
「え、それはつまりこの、コーナーを見てたからとか…(笑)」
岡安譲
「うん、ご覧になってるんですか」
青山繁晴
「とは思いません(一同笑&ざわ)。実はね、このコーナーっていうか、『アンカー』は、あの、東京でもよく見られてます。例えば録画した、あの、DVDに録ったやつをわざわざ回したり、えー、僕は議員会館で、これ信じがたいでしょうが、その、回ってきたDVDを見せられたことがあります」
一同
「へえー…、はぁー」
青山繁晴
「はい。だから、あの、実は中央の官僚とか、あるいは情報当局とか、それから政治家、よく見てますが、森さんは見てないと思いますね(一同笑)」
山本浩之
「まあ、あの、少なくとも、それで辞めるって言ったわけじゃない…(笑)」
青山繁晴
「それで辞めると言ったわけじゃないです、はい。それで辞めるなら謎じゃないんですが、はい、どうぞ」
村西利恵
「中身が重要なんですよね。『次期総選挙の不出馬について、前回の総選挙の時から、引退というか勇退したいという思いがあった』と。で、9月の自民党総裁選については、『今のところ、谷垣さんしかいない』と話されました」
青山繁晴
「はい。まずこっち(上)なんですけどね。これ意外かもしれませんが、本当なんですよ」
村西利恵
「そうなんですか」
青山繁晴
「というのは、あの、森さん、あの、ラグビーやってて身体はでっかい、今もでっかいですけれども、実は、あの、お身体が、かなり大変、でもあるんです。これはいくら公人でもね、あの、そこはあんまり踏み込んじゃいけないと思いますが、あの、ずいぶん耐えて、仕事されている面はあるんで、これは本当なんですよ。しかし、これは本当だからみんなが信じるかっていうとそうじゃなくて、だからお身体のこともあるから前から派閥の会長を辞めるとか、辞めないとかで、結局派閥の会長は5回辞める辞めないを行ったり来たりして、結局実質的にはずっとまだ派閥握ってるってことがあるんで(一同笑)、だからこれは一体、何の意味なのかっていうのがですね、あの、有権者だけじゃなくて政治家にとっても謎なんですね。それから、こっち(下)はもっと謎で、もうとにかく谷垣さんをケチョンケチョンに、言ってこられたわけですが(一同同意)、突然、総裁選挙が迫ってきたら、谷垣さんしかいないと。例えば石原伸晃幹事長を支えるんじゃないかって話もあったのに、何で、急にこうなったのかと。で、これはもちろん、あの、このコーナーのもちろん原則として、推測で話すんじゃなくて、当然、えー、現場の人たちに声を聞きました。はい、こういう方々です」
村西利恵
「この引退表明、自民党議員たちの見方はということで、青山さんがお話を聞かれたのは、森元総理に反抗してきた若手議員、それから、森元総理に抵抗してきたが意思疎通のできる町村派の中堅議員、そして、自民党次期総裁選挙の有力候補、この3人です」
青山繁晴
「はい。回りくどいなあ、名前出せばいいのにと思ってる人、いるかもしれませんが(一同笑)、あの、これやっぱり名前出してはいけません。あの、これは大切なルールで、その、立場というものはこういうように明示すべきだけども、あの、本人が了解すれば別ですけれどもね、えー、本人は名前出すこと、いずれも僕お聞きしましたけれど、了解はなかったです。ちなみに、実際に話を聞いた人は、丁度この掛ける3の9人いますが、ま、その中で一番物事をはっきりおっしゃった、この3人を選びました。で、まずこの若手議員(左)なんですけど、これ、森さんに反抗してきたっていうのはね、これ本気の反抗なんですよ。で、この議員、いずれも全然シルエット似てません。全く本物と共通点ありませんが。この人(左)、僕は意見違うとこあって、9割ぐらい違うんですよ。えー、でも、この自民党政権の真っ只中、つまり森さんの力もっと強かった時代から、長老支配はおかしいと言って、正面から抵抗してきた。それだけはこの人本当なんです。だから、その意味から、この人が、どう見てるかっていうのは大事な意見です。で、こちら(中央)はですね、その、長老支配はおかしいよねってことで、こう連携もしながら、でも、この方(左)と違って、その、森さんとちゃんと意思疎通もできる、その、これ元の森派ですけどね、町村派、の中の中堅議員です。だから一番物事を中立的公平に見てるって意味で大事です。それから、こちら(右)は派閥は違うんですけれども、9月の自由民主党の総裁選挙っていうのは、実はあの、出ようとしている人はたくさんいるわけです。今までに、最近にはないぐらい、たくさん有力候補がいらっしゃって、で、この人にとっては、森さんが、谷垣さんでいい、あるいは谷垣さんしかいないって言われたのは重大問題なんで、この人の直接の運命に関わってるから、やっぱり大事な意見っていうことで、この3人を選んだんですが、実はこの3人、これだけ立場は違ってても、ぴたり一致した一点があるんです。それは何かというと、これです」
村西利恵
「信じられない。何らかの作戦だろう(一同苦笑)」
青山繁晴
「えー、森さんに申し訳ないと言いたいところですが、いやいや、これは、森さんの過去の言動からすると、当然なんです。信じられないっていうのはさっき言った通り、例えば派閥の人にとっては、派閥の会長を辞める辞めないで5回くり返されると。今度だけ信じるってわけにいかないと。それから、何らかの作戦ってこれは僕も実は実感するんですけど、森さんが自民党の幹事長だった時に、ごく短い時期でしたが僕は担当記者やった時に、森さんって、こう、身体大きい、ま、昔から、あの、すごく身体でかいけど気はものすごく小さいっていうように昔から言われた人だけど、本当は気が小さいだけじゃなくて、すごく細かな作戦・戦術を、たくさん同時へんこうで、いや、同時並行で走らせて、物事を動かそうとするね、何かこう乾坤一擲(けんこんいってき)ってこうやるんじゃなくて、ちっこい作戦を、その、同時に進めるっていうね、その…」
山本浩之
「ちっこいって言っちゃっていいんですか(一同笑)」
青山繁晴
「いいです、あの、アリの軍隊みたいなね、そういうやり方なんですよ(一同笑&ざわ)。だから、何らかの作戦っていうのはよく分かるんです。従って、その作戦っていうのも実はいくつもあるんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「どんな作戦だとみられているかというと、メディアと政界の注目をまず一身に集める」
青山繁晴
「これ当たってるでしょう?(一同同意)これ当たってるっていうのは、その、森さんの狙いが的中してるでしょう?」
村西利恵
「はい、確かに」
青山繁晴
「だって今まで森総理が、例えば谷垣さんしかないだろうって言ったって、(両手で小さいスペース作って)こんなんでしょう?あの、新聞に出てくるの」
山本浩之
「確かにね。ベタ記事っていう…」
青山繁晴
「いま野党ですしね。それから、もう、あの、高齢でもあり云々かんぬんでこんなんだったのがですね、ところが、この、引退するよって言ったために、例えば、今日の朝刊各紙見ていただくと、こんなでっかい単独インタビュー記事が二紙も出てるわけですよ」
一同
「ああー、そうでしたね…」
青山繁晴
「そしてそこに写ってる森さんは、ほんとに、いや、森さんって、そういう素朴なところがあって、もう、嬉しいっていう顔で写ってるわけですよ(笑)。やったーという、もう注目集まったーって。で、そのロングインタビューの中でも、谷垣さんしかいないって言ってるから、あ、どういう意味なんだ、どういう意味なんだとメディアも政界も注目してくれる」
一同
「ああー…」
青山繁晴
「ということは、環境を作ったってことなんですよ」
岡安譲
「なるほど」
青山繁晴
「環境を作った上で、その環境で何をやるか。いっぺんに二つ出して下さい。どうぞ」
村西利恵
「その上で、大連立を仕掛ける。そして、自民党にあえて谷垣総裁のまま総選挙をやらせる」
青山繁晴
「これけっこうすごい戦術で、まあ、あー、身を切らせて、骨は切らせないような、やり方なんですよね。で、ということは、つまりさっきあの、ストレートニュースの方でも言いましたけどね、あの、実は情報機関も含めて、色んな調査、総選挙が近いんじゃないかっていうんでやってるわけです。メディアも、公表しない調査もやってます。ね。もちろんその、昔から公安警察もやってる。そういう調べに最近全部一致して出てきた、最新の答えっていうのが、実は谷垣さんが次期の総理ということで、えー、自民党が選挙、臨むと、実は、民主党も勝たないけれども、でも、議席数で言うとひとつひとつ重ねていって比例代表も加味すると、何と、自民党の方が結局議席少ないと。維新の会とかそういう動きも全部勘案すると。つまり逆転できないと。ね。で、逆転できないってことは、実は、ここに顔ないけど、野田さんにとっては、そりゃ万々歳なわけですよ」
山本浩之
「そうですねー」
青山繁晴
「野田さんそれで、続投になっちゃうわけですね。で、ということは、自民党は勝てないんだけれども、あえて谷垣総裁を代えないで、その、解散総選挙に行ってしまうと、野田さんは喜び、そして、お互いに、あんまり勝たない状態で、民主・自民がこうなる(沈む)から、その二人が、ふたつが組んで、その、維新の会とかそういう新しい動きを抑えようかっていう風に、話が上手く成立するってことを、狙ってるんですよ。これは、あの、相当な作戦ですね。で、これに加えて、さらに、森さんらしいんですが、まさしく、ま、古い体質のまま、自分の足元のことを考えてもうひとつ狙いがあります。これです」
村西利恵
「派閥の分裂を避ける」
青山繁晴
「今さら自民党の派閥の話かいと思われるでしょうが(一同同意)、これ実は、そこに絡んでる人たちが重大なんです。はい。どういう人が絡んでるのか、出して下さい」
村西利恵
「この、裏には、町村派の中で次期総裁選挙の出馬をめぐる会談が決裂するという事態がありました」
青山繁晴
「はい。あの、このお二人の顔は皆さんもちろん、特に左側の、えー、皆さんから見て左側の安倍さんは、知らない人いないと思いますけれども。えー、無残な辞め方をしてしまった安倍元総理ですが、できたら、次の総裁選挙に出たいと、いうお気持ちがあるんです」
村西利恵
「出たい…」
青山繁晴
「僕はたぶん出るの無理だと思いますけれども、本人の意欲は、相当確かですね」
一同
「へえー…、なるほど」
青山繁晴
「で、それに対して、あの、森さん・安倍さん・町村さんのこの派閥っていうのはもともと、伝統のある福田派で、森さんのあと小泉さんがやりですね、そして安倍さんがやってそのあと福田さんがやって、もう歴代4人ずっと総理を送り込んでる。町村さんにしたら、次がいよいよ俺の番だべと、何でこんな前の人が出てくるんだってことで、もうガーンとぶつかってたんですが、森さんがそれぞれと話したあとに、このお二人(安倍・町村)が直接会談をなさって、これメディアに出てないと思いますけれども、これが全くの決裂、逆効果に終わったわけですよ」
村西利恵
「どっちも退かなかったんですか」
青山繁晴
「ええ。退かなかった、うん、もう、退けなくなっちゃいました。もう再開なんかたぶん難しいぐらい、決裂したんで、森さんとしては、もうこのまま総裁選挙に行ったら、その、大事な自分の派閥、つまり、政界引退したら派閥はどうでもいいじゃないんですよ?これが、残念ながら自民党のなかなか変わらない体質で、青木幹雄さんとか、野中広務さんも含めて。ね。野中さんよりは今は青木さんですよね。もう辞めたはずの人がずっと参議院を支配したりしてるでしょ。だからそれがあるから森さんも、辞めた、仮に辞めてもですね、実はその派閥っていうのは大事で、この分裂を防ぐためにはとにかくその、総裁選挙は、現職の谷垣さんで決まりなんだと。で、それが実は民主党も乗りやすいんだと。で、解散総選挙もできるんだって話に持っていこうとしてるわけですよ」
山本浩之
「分裂を避けるためですか?(笑)」
青山繁晴
「避けるためも、あるわけですよ。だってさっき言ったように、ちっこい作戦を同時に走らせるのが森さんですから…(一同ざわ)」
山本浩之
「ちっこいですね、やっぱりね、そうなると(笑)」
青山繁晴
「いい・悪いを僕は、まあほんとは悪いんですけど、客観的事実として実はこうです。あの、さっきの三人の方々の立場は違っても、実はそこで僕と意見は収れん、一致していったんですね。で、その上で、この件で最後に言うとですね、じゃあほんとに結局森さんは、辞めるのか辞めないのか。ね。で、そこで大事な謎はですね、あの、普通こういう大物が辞める時は、必ず後継者を決めて辞めるんですよ。ところが今回、あの、もう一度新聞とか見ていただくと、後継者決まっていないのに辞意表明したと。だからみんなワーッと驚いたってことになってんです。実は僕も、一瞬驚いたんですよ。へえーと。あの、7月4日の『アンカー』で言ったけれども、それにしても、後継者も決めないで辞めるのか、森さんお身体大丈夫かなとか思ったんですが、それが、浅はかでございました。実はこうです」
村西利恵
「本当は後継者はいる。それは、森さんの姪の夫で、岡田直樹参議院議員」
山本浩之
「すみません、すみません、あまりよく知りません、その方(一同笑)」
青山繁晴
「ええ。僕も実は会ったことないんですが、50歳ちょうどの方なんですが、森さんの弟さんの、娘さんの、旦那様。だから血は繋がってないけれども、要は、一種の世襲と言ってもいいですよね(一同同意)。で、いま参議院議員ですから、森さんの石川二区に、これ、転身すればいいんです。そして、こういうのってですね、えー、実は、新聞を隅から隅まで、読んでも無理か、あの、本当は動きに出てくることがあって、森さん辞意表明したでしょ?新聞読んでいただくと、たくさんの人が慰留に行ったって書いてあるじゃないですか。森さん待って下さいと、あなたがいないと日本の政治動きませんと、たくさん行きましたね。たくさん行った、一番手は誰だと思いますか。この人(岡田直樹)です」
村西利恵
「はあーー」
青山繁晴
「この人が、辞めないで下さい先生ーー!周りはそれで一発で分かったんです。ああ、岡田さんが後継者なんだと」
山本浩之
「政治の世界って面白いねー!(一同同意)」
青山繁晴
「まあ面白いっていうか、人間くさいってことなんですよ(一同ざわ)」
村西利恵
「そういうとこを見ればいいんですね」
青山繁晴
「これが実は森さんの引退劇の、今現在の真相であって、そして、もっとびっくりした謎が次はこれですね」
村西利恵
「大阪市の橋下市長が、野田総理をホメ殺し?」
青山繁晴
「これ、すみません、ホメ殺しっていうのはこの関西テレビの報道部が作った(笑)、ね、責任を押し付けるわけじゃないけど、僕はホメ殺しって言葉は好きじゃないんで、使わないんですが…」
村西利恵
「その言葉、はい、VTRでご覧いただきたいと思います」
…………………………VTR開始…………………………
橋下徹大阪市長(今月10日)
「僕はね、民主党の支持率、急回復すると思いますよ。野田首相、すごいですよ。(VTR中略)着実に一歩一歩、野田首相、決める政治をされてるというふうに思いますけどもね」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「これ、あの、皆さん、特にこの大阪ではびっくりした方、多いでしょ?だって野田さんの決めていくことを、ことごとく批判されてたわけですから(一同同意)、もともと橋下さんはですね。これがひっくり返って、その、すごいって言うだけじゃなくて、支持率だって急回復すると、つまり、私たち有権者の側に向けても、おっしゃってるように見えるんですよ。ところが、これは、橋下さんは、有権者に向けておっしゃったんではありません。誰に向けての言葉なのか。これです」
村西利恵
「小沢さんへ、組まないというメッセージ」
青山繁晴
「はい。小沢さん、もう民主党を離党されて、新党つくられましたが、要は、野田さんの決めた、増税や原発再稼働に対して反対だと、決めたことに反対だってことを旗ふたつ立てて選挙戦うわけですが、橋下さんは、いや、決められる総理だからいいって言ってるわけですよ。つまり小沢さん、あなたとは組めないよってのが真意であって、これ、さすがに小沢さんはずばり、これを見抜いたようで、ま、今のところですけど、ピタッと動きを止めてるようです。今後また分かりませんけれどね。だから実は、橋下さんらしい、よーく練った、実は言葉でもあるんですよね。謎の言葉のように見えて。そしてですね、さらに、もう二つ、出していただけますか。もう二人。はい」
村西利恵
「鳩山元総理と、菅元総理」
青山繁晴
「まず鳩山さんは、毎週金曜日の脱原発のデモが首相官邸の前で、大変盛り上がってますね。この間そこに突然現れて、マイク握ってですよ、その、絶叫されましたね(一同同意)。それは、まあ不思議でないという人もいるかもしれません。しかし不思議なのはですよ、民主党は政権与党として、あるいは野田政権は内閣として、もう再稼働始めたんですよね。だからそこまで言うんだったら、当然これ、離党されるべきじゃないですか(一同同意)。で、しかも鳩山グループの若手の中に、実は僕に、僕が電話してないのに、電話してこられた方がいて、あんまり付き合いないのに。何で、党を出てくれないんだろうと。ね。それ、あの、ご本人に言って下さいって言ったんですが。これ実はですね、理由は、すごくはっきりしてるんです、党を出ない理由は。それはこれです」
村西利恵
「次の選挙で落選濃厚だから」
青山繁晴
「はい。これ、どう濃厚かというとですよ。あれ?何かそっくり(堀井氏と松山氏)、そっくり(山本アナ)ですが」
山本浩之
「僕はそこまでの境地には至ってないですけど(一同笑)」
青山繁晴
「そうですか。はい。で、まずね、これあの、自民党から、鳩山さんの北海道九区っていう小選挙区ですが、そこから出るこの堀井学さん。ご存知の方多いと思いますが、オリンピックで銀メダル(正しくは銅メダル)を獲ったスピードスケート選手で、いま北海道議ですが、北海道では人気も知名度も非常に高いんですね。で、これはさっき言いました、実は関係者しか見ない世論調査で、いま10ポイントの差が付いてるんですね」
一同
「10ポイント…、はぁー」
青山繁晴
「で、それだけでも、元総理としては信じがたい窮地に立ってますが、あー、鈴木宗男さんの盟友で、新党大地から、衆議院に出ようとしてる松山千春さん、有名なシンガーソングライターですが、北海道九区かどうかはまだ分からないからクエスチョンマーク付いてるけども、北海道九区を狙い撃ちにしてくるって説もあるわけです。そうするとですよ、このまま行っても大変ですね、落選濃厚ですね。もし離党したら、次にこの人もいるわけですね、刺客候補。これたまたま男性のシルエットだけども、これは、毛がある女性かもしれないですよ、ね、あ、毛がなくてもいいんですが、毛がない女性は滅多にいないから。何を言ってるかというと、もしも離党したらですよ、ただでさえ苦しい戦いが、さらに一枚加わって、もうあかんになりますから、実は、党を出られない」
岡安譲
「離党できないんだ」
青山繁晴
「鳩山さんの行動は、本当は全てそれであって…」
山本浩之
「そんなことで…」
青山繁晴
「そんなことです」
山本浩之
「ぶら下がってるあの、17人ですか?どうする…」
青山繁晴
「はっきり言うと、ぶら下がってる方が悪いです。それを見抜けない方が悪い」
山本浩之
「それも言えますねー」
青山繁晴
「だから僕に電話してくる暇があったら、由紀夫さん、鳩山由紀夫さんを問いつめるべきだって、これ真面目に申したんです。で、その上で菅さんは、これは例えば、選挙を含めてる公安はどう見てるかというと、公安を含めてどう見られてるかというと、こうです」
村西利恵
「次の選挙で当落線上」
青山繁晴
「はい。東京の選挙区ですが、東京郊外の選挙区で、当落線上。ということは、もうとにかく、その、反原発のように分かりやすい何かを、あるいは世論に受けるだろうってこと掲げなきゃいけないし、事故調査の報告書がどんなに菅さんを非難しても、いや、自分は絶対正しかったんだと、間違ってましたとは絶対言えないっていうのは、実は、そういうことが理由になってるわけです」
一同
「うーん…」
青山繁晴
「で、今までの話を全部束ねるとですよ、何だ日本の政治は今までと同じじゃないかと思われるかもしれませんが、今日の最初のキーワード、思い出していただくと、実は変わるという目は、ちゃんとこの中にこの中にあると僕は考えてます。無理に考えてるんじゃなくて。例えば、森さんの作戦がどうであれ、とにかくやっぱり長老の時代じゃないっていうことは、この引退声明で、雰囲気は出ました。それから、鳩山さん・菅さんについては、鳩山さんは普天間問題、菅さんは福島原子力災害、僕個人の意見じゃなくて、調査報告で、指摘されてますね。政府の事故調ですらそれ言ってます。その方々が選挙で苦しむっていうことは、これは責任を取るべきだと、責任を取る政治っていうのが実は動いてる証拠なんです」
岡安譲
「なるほど」
青山繁晴
「その上に、今日の後半は、実は日本のエネルギーをめぐって、自治体の中に、とっても、新しいものがあります。そのキーワードは、これです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『動く』。このあとは資源の実用化をめぐる自治体の動きについて、詳しく話していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「ほんとに責任ある政治をしてほしいと、いう風に思うんですけども、そういった中で、地方から、どんな動きが出ているのか。続きをお願いしたいと思います」
青山繁晴
「そうです。いまヤマヒロさんが、これもいみじくもおっしゃった通り、その中央の政治が昔と同じようなことをくり返してるからこそ、地方の現場では本当に新しい動き、変化が起きてます。特に、この番組で何度も紹介しましたメタンハイドレート、これ実物ですけれども(画像右)、こういう白い塊のように見えますが、要するに、天然ガスの主成分のメタンが凍ってるものですね。それが日本海の海の底では、あんまりにもたくさんあるのでこういう柱が立ち上がってると(画像中央)。それ調査、してるのはこれ、兵庫県の、これは例えば尾崎さんという(画像左の男性)、県の職員であり、『たじま』って船の、船長さんなんですね。で、こういう動き、新しい動きを踏まえて、実は、昨日と一昨日に、こういう方々にお会いしました。はい、出して下さい」
村西利恵
「和歌山県の仁坂知事と、京都府の山田知事」
青山繁晴
「うん。これはあの、僕、本当に客観的に申しますが、過去の知事さんたちと全然違います。例えば僕、共同通信の京都支局の時代に、えー、京都府庁を担当してて、えー、その時代の知事さんよーく知ってますけれども、やっぱり、当時と、同じ点があるんですよ、まず。やっぱり官僚出身が多いんですよね。ところが、同じ官僚出身でも、かつてはその、役所から言われることをそのまま自治体に下ろすタイプだったのに、山田さんも仁坂さんもそうじゃなくて、自分の哲学、地方の政治はこうあるべきで、そこから国家をこう変えていくんだっていうね、理念と哲学を持ってる。色々、意見の違いもありますよ、例えば僕ともですね。しかしそういうことを超える、いわば、その、志の高さっていうものは、正直、感じるんです。従って、きのう山田さん、おととい仁坂さん、それぞれ、京都府庁と和歌山県庁でお目に掛かってきました。まず、和歌山県の仁坂知事とは実はこういう話をいたしました。はい」
村西利恵
「熊野灘の、結晶状メタンハイドレートを調査することで連携へと」
青山繁晴
「はい。あくまで、『へ』と書いたことは、ちゃんと見ていただきたいと思います。これで何か決まったわけじゃなくて、あくまでも仁坂さんと、独立総合研究所のトップとしての僕が、その、直接会談をして、基本合意をしたということで、これから具体的にはもちろん県庁の中の、はっきり言えば官僚組織も含めて、それをちゃんと煮詰めていって具体化しなきゃいけませんが。基本的な考え方が一致できたのはですね、実は皆さん、僕ずっと、(地図)これ兵庫県ですが、兵庫県の日本海側のことをお話ししてきて、あるいは日本海側、新潟県のこと話してきましたね。でもその時に必ず、いや、太平洋側も同時にやるというのが、私たちの意図するものであって、決して日本海側だけやれってことじゃありませんと。それからメタンハイドレートだけあればいいっていうんじゃなくて、エネルギーは必ずベストミックスで、色んなエネルギーを組み合わせなきゃいけませんってことも申しました。その上で、何と、この太平洋側の、その、和歌山県の熊野灘には、えー、太平洋側は本来、海底深くに、砂と混じり合ってしまってるメタンハイドレートが多いんですが、そうではなくて、さっきの、この前のページ(画像)にあったように白い塊、つまり結晶状、あの、純度の高い塊のハイドレートも、実は見つかっているんです。それを、えー、今までの石油工学では、そういうものを取り出しにくい、苦手だから、はっきり言うと、見なかったことにしてるっていうのはちょっと言い過ぎかもしれないけど、国民に積極的に、泥の中、あー、いや、砂と混じり合ってるもの以外に、塊もありましたってことが、伝えられてないんです。従って、自由な立場の私たちが、もう一回言いますが、あの、ご自分の理念を持ってらっしゃる仁坂知事と連携して、ここの基礎的な調査を、まず始めましょうと。この実在も、まだ確認できてません。僕らの調査まだやってませんから。だからあくまで、調査が始まるっていうだけですけれども、しかし、今までの、太平洋側にはこれしかないんだっていう思い込みを、正していくことにも繋がるんですね。えー、昨日の、あの、一昨日の会談というのはそういうとっても、前に進む気配を感じるものでした。その上で昨日はどうだったかというと、こうです」
村西利恵
「京都府の山田知事が、『自治体による“メタンハイドレート連合”をつくります』とおっしゃったと」
青山繁晴
「はい。これはですね、山田さんていうのは本当に行動力の人で、僕は47都道府県知事の中で、いまナンバー1だと思いますね。僕、絶対お世辞言いませんが、山田さん本当に行動力あって、しかも今、全国知事会長なんですよ」
山本浩之
「そうですね」
青山繁晴
「あの、僕と2つ、僕より2つ下で、要するに知事としてはまだまだお若いんですけれども、でも、全国知事会長をなさっててですね、こないだ、この四国の高松で、その全国知事会議があって、その時にオモテの会議だけじゃなくて、その、メタンハイドレートで、色んな知事さんと、実は話をされてるわけです。その行動力は大したもので、そして、その知事さんたちと、合意に近づいてる話はあるんです。但しこれ正式に決まってるわけじゃないから、あくまで今日は、つくりますと、いうだけにしてるし、どこの自治体と組むのかっていうことも、実はお伺いしてますが今日は申しません。これから、あの、ちゃんと固めていかなきゃいけないことですからね。物事進めることが大事ですから。しかし例えばですね、この中でひとつ言えば、これ隣り兵庫県ですね、これ京都で。で、兵庫県の井戸知事と山田知事がお話しになってるのは、例えば兵庫県のさっき言いました尾崎船長が乗る、船は、えー、良い機材を積んでて、だからこそ、あの、独立総合研究所との調査航海もできたわけですね。京都の今現在、これから良くなると思いますが今現在の船よりも、その能力が高いから、その、県にこだわらずに、その、但馬(たじま)の船でこの京都府の方も調べましょうというふうに、そういう連携が始まってるわけです。それを、こういうように広げていくと、いう試みが、実は先週から始まってるんです。そうやって自治体の連合ができると、どういう良い点があるかというと、こうです」
村西利恵
「各自治体の強み。調査船や港、火力発電所などを活用不当な圧力・責任・費用をいずれも分散させることができると」
青山繁晴
「はい。あの、これは例えば船、あの、その県によって、府県によって色んな船がありますから、一番良い船を、その、県境にこだわらず使える。あるいは、港も、例えば京都だったら舞鶴のようなとっても大きな港がある。しかし使ってない埠頭が、宮津港、舞鶴港、そういう所があるから、それを使う。あるいは府県によっては火力発電所を十分にまだ実力発揮してない所がある。こういうものを、お互いの垣根を超えて使うことができる。そしてそこに、今までこの番組で少しお話ししてきた、その、既得権益からの圧力とか掛かってきても、やっぱり、連合してるとはね返せる。責任のリスクも分担できる。そして何よりも、費用を、いずれも分散できる。そしてその結果、何をやるのか。実は、ちいちゃな、火力発電の実験炉をつくって、そして、そこでメタンハイドレートを実際に使ってみたら、これ観光地化って書いてるけど、あの、もうちょっと志を高く書いてほしいんですが、観光資源になると。つまり、みんな希望を感じたいからそこに大人も子供もやってきますね。それを過疎の場所に建てて、交通が不便でもやって来るかもしれない。実はこのアイデアは、僕や山田さんのアイデアじゃなくて、神戸在住の若手の経済人が僕に提案なさって、僕それすごいと思ったから、きのう山田さんにも話して、山田さんもそれを、コストも含めて真剣に考えようっていう話もあったんです。そして山田知事には、本当はまだ言えない段階だけれども、その、自治体連合として、新たな仕組みをつくるってアイデアも、やがて具体的に言える日が来ると思いますが、そういうアイデアも自らお持ちです。だからご自分の考えがある人だと、僕はあの、申し上げてるわけですね。そうすると、中央の政府が、あの、中央の政治が昔と同じようなこと、派閥の分裂を避けることまで、あるいは自分の選挙のことまで、元総理まで、元総理である人がそんなこと考えてるうちに、むしろ、それでバランスが変わって、地方から橋下さんだけじゃなくて、新しい考えの人が出てきてる。それを私たちは、まっすぐ真ん中からフェアに見て、評価すべきは評価し、批判すべきは批判し、日本の新しい希望を育てていきたいと思います」
山本浩之
「そう考えますと、これについてはこのコーナーでですね、日本海の兵庫や新潟で調査をされた、まあ1カ月、そんな経ってないですよね、1カ月ぐらいでしょう?その間に、こういう動きにもうなってくるっていうのが…」
村西利恵
「ほんとに動いてますよね(青山拍手)」
山本浩之
「やろうと思っている人がいるっていうことですからね」
青山繁晴
「ほんとそう、だから僕は例えば山田知事の行動力っていうのは、あえて申したんですよ、あの、お世辞を言ってるんじゃなくて、行動力大事です」
山本浩之
「またこれも続報をお願いします」
青山繁晴
「続報もちろんです」
山本浩之
「ありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
鳩山さん落選濃厚というお話について。
北海道九区の事情は私は全く分かりませんが、素直に考えてみて、堀井学さんと松山千春さんという二大スターが揃って出馬した場合、票が割れちゃいませんかね?
漁夫の利で鳩山さんが勝ちを拾ってしまうんじゃないかと心配です(T^T)
メタンハイドレートに関しては、近畿の自治体の連携がどんどん進んでいってるようで、近畿圏に住む私としては希望が膨らみます。
この動きが全国に広がっていくといいですね(^o^)
この日の「アンカー」は他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
・配備ありき?オスプレイ配備問題 野田政権の対応は
・大津いじめ自殺 市長が遺族に謝罪
大津いじめ自殺問題ですが、実は青山さんは先週も今週も、他殺の可能性に言及されています。
この件も含め、拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言については、誰にも手渡してはならない自由意志さんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・誰にも手渡してはならない自由意志
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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