「報道2001」など〜加藤紘一は今日も中共の代弁者
■「報道2001」女系天皇問題

 平沼赳夫VS笠原英彦(慶應義塾大学教授)で、皇位継承問題をやってました。女系天皇を認めるべきか否かの議論です。
 ざっくりと概要だけ書いときます。

 平沼さんはもちろん女系天皇は認められない派。
 「改革は大事だが、改革していいものもあれば伝統として残さねばならないものもある」と。
 「万世一系の伝統」、あと「染色体」(男子の遺伝子はXYだが女子はXXなので女系になるとY遺伝子がなくなる)についても説明してました。

 それに対して笠原教授は「染色体で話を進めるのは問題」「万世一系はそういう意味ではない。男系主義にこだわる必要なし」と反論。

 また平沼さんは「愛子さまに旧皇族と結婚していただいて男系を守るべき。推古天皇など女性天皇はいたがいずれも『つなぎ』だった。7親等や11親等離れた男系を持ってきても連綿と続けてきた伝統を崩していいものか」という意見を。

 それに対して笠原教授は「男系で続けられればそれにこしたことはないが、現実には皇太子と秋篠宮(呼び捨てにしてた)しか皇位継承者がいない」。

 三笠宮寛仁親王殿下のご発言も紹介されました。

 その後、平沼さんは「有識者会議が始まったのは去年12月。世論が女性天皇を支持してるというが、『イギリスやオランダも女王』『男女同権だから』。小泉さんは来年の通常国会に改正案を提出するというが、世論迎合で結論を急いでいいのか。拙速すぎる」というふうなことを。

 三宅久之さんが「天皇陛下のご意見は反映されないんですか」と尋ねたところ、平沢さんは「当事者、政治家の意見は聞かないでやるという前提で、有識者会議をやってる」と説明。

 竹村健一さんは、「これは人権を重んじるか、それとも伝統を残すかの争い。戦後、日本の歴史はよいものだと教育をしていたら、世論はもっと変わってたと思う」と持論を展開。
 笠原教授は、竹村さんの意見には賛成と言いつつも、「人権は避けて通れない。それに女帝も役割を果たしてきた」。
 ここで時間切れとなりました。

※拙ブログ関連エントリー
 10/27付『女系天皇は容認できない』
 11/5付『メディアは「女性天皇」と「女系天皇」の違いを説明せよ』
 各エントリーともリンク集付きです。


■「報道2001」加藤紘一が中共代弁

 加藤紘一VS町村信孝(前外相)、そこに三宅久之さんと竹村健一さんも加わって、日中問題、日韓問題についての議論。
 こちらも概要をご紹介(上の女系天皇よりは詳しいですが、抜け落ちてる箇所多数ですのでご注意)。

 まず日韓首脳会談について、加藤紘一が「日米首脳会談に比べて時間も短かったし、まずかった」てなことを。
 町村さんは「韓国は竹島、教科書、靖国を問題にしているが、竹島は長年やってる問題だが、教科書は事実上解決していると思う。また靖国は、小泉さんが韓国や中国に言われて止めるのはよくない。日韓は政治ではいろいろあるが、経済、民間は交流がよく行われている」と、小泉首相のフォロー的な意見。

 加藤曰く「小泉さんの方から靖国参拝について相談された」。これは今年の話?
 で、「私は参拝は止めた方がいいと言ったが、小泉さんは『特攻隊に頭を垂れるのがなぜ悪いのか?』と。知覧に行くのは中韓も文句は言わないと思う。A級戦犯合祀以前は中韓も文句言わなかった。が、今は与える影響を考えるべき」と。

 加藤はA級戦犯を合祀したから中韓が文句を言い始めたようなこと言ってますが、もちろんこれは間違いです。
 合祀されたのは昭和53年、それが明らかになったのは昭和54年ですが、中国が初めて抗議をしたのは昭和60年の中曽根首相による参拝の時です。

 ここでフリップで中国の李肇星外相の15日の発言が紹介されました。
 「ドイツの指導者がヒトラーやナチス(の追悼施設)を参拝したら欧州の人々はどう思うだろうか」という発言。

 これを町村さんは「意味のない比較」とバッサリ。
 「戦争を始めた責任や敗戦責任はあるが、日本人が総括せずに東京裁判で終わらせてしまったのはだめだが、だからと言って全てを靖国に結びつけるのはどうか」と。

 ここで三宅さんが加藤に「あなたは総理が靖国参拝を止めたら、日中問題が片づくと言っているようだが?」と質問。
 加藤の返答は「7割は片づく。さっき町村さんは教科書問題は解決してると言ったが、また再燃すると思う。東シナ海や尖閣諸島の問題は交渉で解決する可能性がある。問題にしないでおこうという、政治にしない仕組みがお互いにある。が、歴史問題は動いている」。

 ここで竹村さんが加藤にツッコミ。
 「だからこそやらないとだめですよ。小泉さんが靖国神社に行かなかったら、日本人の歴史観にも影響を与える。将来に汚点を残す」と。
 それに対して加藤は「日本人自ら戦争を総括していない。東京裁判を受け入れたから従わないといけない」。
 すかさず三宅さんが「そうしなければ日本は独立できなかったんですよ」。

 が、加藤は「歴史学者が議論をやるのはいいし、参拝するのもいいが、首相がやるのはだめ」てなことを。
 それに対して町村さんが小泉首相をフォロー。
 「小泉さんは説明不足な面がある。サンフランシスコ条約を受け入れることによって、日本は国際社会に戻れた。小泉さんもそこまで否定はしていない」

 ここで加藤が( ゚Д゚) ハァ?な発言を。
 「『仕方なかったから受け入れた』と三宅さんは言ったが、これは町村さんが言ったのとは違う。影響力のある三宅さんがテレビでこういうことを言う。日本は変わった。問題の発言だと思う

 何じゃそりゃ。反論できないからって個人攻撃ですか?評論家が自由に意見言ったらあかんの?
 それに、三宅さんはだいぶ前からそのような持論をテレビで言っておられますよ。何も今に始まったことじゃありません。

 三宅さんもこれにはキレたのか、ちょっとトーンが激しくなりました。
 「あなたは総理大臣、官房長官、外務大臣は靖国神社に行っちゃいかんと言うが、それは中国が言ってることですよね。日本の誰が日本のどこに行っちゃいかんと外国が指示する権利があると思ってるんですか?あなたが仮に総理になって、中国に『ここに行っちゃいかん』と言われたら、ハハーッと言うこときくんですか?
 三宅さん、GJ!(≧▽≦)

 これに対して加藤、「国を代表するという意味で最小限、総理や外相は行ってはいけない。中国が『国を代表する人間』としてそれを言ってますし。中国は以前は国会議員も各大臣も行ってはいけないと言っていたのを、妥協に妥協を重ねたと思う。だから、他国にどう言われたかを全部いちいち反論してるのは、憂き身の外交です」
 加藤、中国共産党の代弁全開!(T^T)

 その後、追悼施設建設の話を振られた町村さん、「追悼施設は半分は、対外関係はよくなるかもしれないが、日本国民の心の答えになるのか?となると、ならない。世論の動向をよく見ていくというのが小泉さんの考えだと思う」。

 ここで竹村さんが、先週あたりもやってたと思いますが、「Criminal」と「Convict」の差について説明。
 「日本語では犯罪者は犯罪者だが、英語では種類がある。Criminalは単なる犯罪者だが、Convictは政治犯。A級戦犯もConvictであると。当時の日本は占領軍の言うことをきかざるをえなかった。A級戦犯は犯罪者ではないと外国に分からせる努力をしなければ」てなことを。

 その後、16日の日米首脳会談における小泉首相の発言をフリップで紹介。
・日米関係より国際協調に比重を置くべきだとの議論があるが、私はその考えをとらない
・日米関係が良いからこそ、中国、韓国、ASEAN諸国、全ての国との良い関係が維持されている

 これについて加藤、「小泉さんの言う通りにはなってない。日米関係はいいが、中韓とはこの4〜50年の中で一番悪くなっている。靖国問題を丁寧にやれば、日中関係は回復する。靖国問題が出る前は上手く行ってたんだから。日中は昔は往来が少なかったが、今は1日1万人もの往来がある。40年間積み上げてきた友好が靖国問題でつぶれてしまう」と、またまた中共の立場で物を言う。

 が、町村さんは「乱暴な総括だと思う」とまたバッサリ。GJ!
 「経済、交流が発展してるのは事実だが、彼らもこの数十年間に経済発展して自信がついてくる。ナショナリズムも高まる。かつて日米も貿易摩擦、貿易戦争とまで言われた。日本が経済的に伸びてきてアメリカとぶつかり合った。が、今は成熟した関係になっている。長い歴史のスパンの中で国と国との関係を見ていかないといけない。過去と比べて今が最悪だ、靖国問題があるから、というのはどうかと思う

 さらに町村さんの発言。
 「加藤さんは日本・中国・アメリカの関係は正三角形でという考え方だが、私は日米が二等辺三角形の一番近い関係だと思う。これがしっかりしてるから他国とも上手く行く。日米が二本柱という考え方。ASEANのある外相が私にこう言った。『より良い日米関係があった上に、ASEANの繁栄につながる。日米関係が悪くなると中国の影響が強くなり、ASEANは困る』と

 その後、米軍再編問題に絡んで加藤の発言。
 「アメリカにとって北朝鮮は大した国じゃない。対象は中国。外交全体で考えると、ブッシュは『日韓・日中もうまくやってほしい』と言ってる。なのに日本の総理としてはやり方が荒っぽい。日米さえ上手く行けばいいというのは、岡崎久彦さんが言ってきてることだが、ミサイルが飛ばないような100年前の理論。ブッシュは米中首脳会談で仲の良さを演出する。日本はハシゴ外されると思う」……何か言い切っちゃってましたが(^_^;

 中国寄り発言を繰り返す加藤に町村さんも呆れちゃったのか、こんなことを。
 「国民に理解してもらいたいのは、日米は同じ主義主張、体制で、安保条約を持ってる。だからこそ米軍再編議論をしてる。中国と安保条約を結べますか?それなりに仲良くはできるだろうが、より深いつながり、結びつきが日米も米中も同じでしょという見方は、歴史的経緯、各国が立ってる所以の異なり方を無視した議論です

 それに対して加藤、「確かに安全保障で考えたら、日米があるから日中なんか結べない。が、貿易量は日米より日中の方が大きくなった。また漢字、同じ言葉を使っている。私はアメリカ、中国にも行ったことがあるが、やはり日本人は文化、伝統的にアジアなんですよ。アメリカ人と会う時は、やはり英語が通じるかなと気になるが、中国人とは下手な中国語も最初から通じるはず、と喋っちゃう(笑)」。

 あんた何言うてんねん!?レベル低すぎてこっちが(笑)やわ。
 全くこんな人が国会議員やってるやなんて(笑)やわ。
 ……いや、(泣)か。あるいは(怒)か。

 三宅さんがGJなツッコミをしてくれました。
 「加藤さんは本質的に中国善意論なんですよ。が、中国は有史以来、一回も普通選挙をしていない。一党独裁。こういう国と政治的にアメリカと等距離であるなんて、できるわけない

 竹村さんも「経済的には日中は、逆に言えば、靖国や尖閣問題があっても経済発展してる。なぜか?中国は日本を必要としてるし、日本も中国を必要としてる。加藤さんの言うのを裏返しにすると、小泉さんのやり方でも、日米はより緊密になりながら、日中はこれ以上悪くはならない」と。

 加藤は「竹村さんの言う通り」と言いつつも、「反日デモの時、3週目に共産党が人民大会堂に6,000人の学生を集めて、日中が上手く行ったら就職できるんだよと説得をした」と、最後まで中共の代弁をしてました。

 ここで時間切れ。
 こんな感じで、とにかく加藤の媚中ぶりが目立った討論でした。

 今日は米中首脳会談があったんですが(番組が終わった後の時間帯)、「ブッシュは米中首脳会談で仲の良さを演出、日本はハシゴ外される」という加藤の予測は外れたようです( ´,_ゝ`)プッ

<米中首脳会談>民主化問題で対立鮮明に
 20日の米中首脳会談では、中国の民主化をめぐって米中の温度差が際立った。経済開放に踏み出した中国に対し「政治的にも自由を」と迫ったブッシュ米大統領に、胡錦濤中国国家主席が反撃に出た形だ。民主化問題で両者の対立が鮮明になったことで、ブッシュ政権は対中戦略で調整を迫られそうだ。


■「サンプロ」二階経済産業相

 田原総一朗が「ある石油会社の幹部の意見なんですが」として紹介したフリップがこれ。

 

 田原「こういう意見もあるんですが、二階さんどうですか?」
 二階「おっしゃる通りです

 ……この時点でブチ切れたんで、あとはもう見てません(-.-#)


■「たかじんのそこまで言って委員会」眞悟さん出演

 西村眞悟さんがパネラーで出演。
 ちなみに収録は金曜日。眞悟さんの弁護士事務所の元職員が非弁活動で逮捕された当日です。
 (拙ブログ11/18付「眞悟さん。ここが踏ん張りどころです。」参照)

 番組の冒頭の雑談コーナー(?)で、その話が出ました。
 
 が、今回のパネラーには結婚後初出演の山口もえさん、全くの初出演のムルアカさん(鈴木宗男の元私設秘書)という強力な二人がいたせいか、眞悟さんの件はざっと扱っただけという感じでした。

 いちおう再現しとくと、まずはたかじんが「西村先生、今日新聞にドカーンと出てました。いかにも西村先生が何かやったみたいに書いてるような新聞もありましたが」と振りました。
 眞悟さんは殊勝な面持ちで「監督不行届の反省のもとに(ここに)座っております」と。

 眞悟さんの法律事務所の元職員が、弁護士資格を持ってないのに弁護活動を行って逮捕された、という概要説明がたかじんからあった後……。
 辛坊さんが「本来なら元職員がやったことで終わりなんですが、一部の新聞報道によると、ギャランティの一部が西村さんの事務所に入ってたと?」。
 眞悟さんは「まだ確認してないが、そういうことを言われて驚いております」と返答。

 ここで辛坊さんが「西村さん、……何かやっぱり、色々なことを、感じてます?」と、ちょっと勿体つけたような言い方をしました。『陰謀論』を匂わせた質問のように私には見えましたが。
 でも眞悟さんはそれには乗らず、「選挙をやる身で法律事務をやるのは大変ということで、解消に向かってたんです。そういう中でこの問題を知らされて、私もびっくりしました」と、あくまで謙虚な物言い。
 周りも特にツッコミ入れることなく、そのまま番組は本題に入っていきました。

 ちなみに今日の議題は日米関係。
 アメリカのポチである日本は今後どうすれば?ってことで、憲法問題から拉致問題、核武装の議論まで、いつものように盛り上がってました。


■中国絡みで気になる記事が2つあったので紹介しときます。

 ・中国が鉄道民営化へ 円借款6400億円 ODA原則に違反
 中国政府が二年以内に国有鉄道の株式を公開し、海外市場などで上場を目指す方針を固め、日本政府もこうした方針を把握していたことが十九日、分かった。中国の鉄道建設で日本は政府開発援助(ODA)として二〇〇〇年までの二十年間で計六千四百億円の公的資金を拠出しており、民営化されればODAの「個別企業には供与しない」という原則に違反するが、日本政府は事業内容の変更について、正式な連絡を受けていない。中国では今後も国営企業の民営化が続くことが予想され、ODA拠出金の使途について改めて論議を呼びそうだ。

(中略)
 五年前に香港の株式市場に上場した北京国際空港も、日本が建設総費用の四分の一に当たる三百億円の円借款を供与したが、やはり上場について事前連絡はなかった。日本の抗議を受けて、中国財務省は陳謝したうえで、再発防止を約束していた。

 今回の鉄道会社の上場計画について、ODA関係者は「鉄道は軍事転用しないなどと中国政府と約束を交わしていた。だが、民営化で所有者が変われば、日本は意見をいえなくなる可能性がある」と指摘している。

 ・中国が愛国心育成「基地」を追加公表、反日拠点拡充
 【北京=藤野彰】新華社電によると、中国共産党中央宣伝部は20日、国民の愛国心育成を目的とした「全国愛国主義教育模範基地」の第3次指定リスト(計66か所)を公表した。

 新たに指定された基地の中には、日中戦争関連の記念館や史跡が多数含まれており、愛国主義と表裏一体の「反日」を刺激する場が一段と拡充されることになる。

(中略)
 今回、胡錦濤政権が第3次の追加指定を行ったことは、江沢民前総書記が敷いた愛国主義発揚路線を今後も継承、強化していく考えであることを示している。


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Posted by くっくり 00:34 | TV番組内容紹介 | comments (18) | trackback (8)