「報ステ」中国のチベット侵略を美化
■「報ステ」特集〜加藤千洋が行く 天空の聖地 チベット

 9/20付拙ブログより引用。
 余談ですが、「報ステ」の加藤千洋工作員は今週は休みだそうです。取材でチベットに行ってるんですって。
 そのうち「チベット自治区は中共による『解放』のおかげでこんなに平和で豊かになりました。人民軍もチベット民衆に歓迎されています」てな感じの捏造レポートが見られるかもしれません。

 そのチベットレポートが今日(11/3)放映されました。
 加藤がチベットのラサを訪問。
 ナレーションは戸田恵子さん。←彼女は悪くない
 ごくごく一部ですが内容紹介。
 〈 〉内は私のツッコミ。

・・・・・・・・・・・・

ナレーション
「漢民族が増えました。馬さんは20年前にやってきてここで土産物店をしています」

 〈漢民族=侵略民族。商売にかこつけた民族浄化の一環!(-.-#)〉

ナレーション
中国に併合され、インドに亡命したダライラマ14世……」

 〈「併合」って何やねん。「侵略」やないか!(-.-#)〉

 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所>第14世ダライ・ラマ法王>ダライ・ラマ法王14世について
■指導者としての責務

中国が1949年にチベットへ侵攻した後、1950年、全政治的権限がダライ・ラマ法王に委任されました。法王は、1954年には北京を訪問し、毛沢東やトウ小平など、その他の中国の指導者たちと平和に関する会談を行われましたが、1959年、中国軍がついにラサ市民の武装決起を残虐な方法で弾圧するにいたると、ダライ・ラマ法王は、国外への脱出を余儀なくされたのでした。法王は、現在までの40年間、インド北部のダラムサラにおいてチベット亡命政府の元首としての立場を保たれています。

中国の侵攻以来、法王は、国連がチベット問題を取り上げるよう要請されており、その結果、1959年、1961年、そして1965年のそれぞれの年に、国連総会においてチベット問題に関する決議案が採択されました。

ナレーション
「が、ポタラ宮は亡命後も残されています」

 〈まるで「善意で残してあげてる」みたいな言い方。中共がチベットで一体どれだけの破壊を行ってきたことか!(-.-#)〉

 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所>現在のチベットの状況>文化と宗教
関連情報 『新社会主義文化によるチベット文化の破壊』

中国のチベットでの情け容赦のない宗教破壊は、文化大革命時の6千を越える僧院と、膨大な数の宗教芸術品の破壊に見て取れ、そして、今日でも共産党当局の宗教に対する態度は少しも変わっていない。
チベットの学究と熟考の中枢である僧院には、中国当局の「工作隊」が駐在し、力ずくで僧や尼僧に政治的・宗教的信念の「愛国再教育」をしている。彼らの手法は文化大革命時に強いたものと同様で、1996年から1998年の間に、中国当局による「厳打」キャンペーンで492名の僧尼が逮捕され、9,977名が僧籍を剥奪された。
チベットの精神的・政治的指導者であるダライ・ラマ法王と、法王が認定したパンチェン・ラマ11世は公然と非難され、チベット人は中国政府への忠誠を誓うよう強制されている。忠誠を誓わない場合は、投獄やその他の形での処罰が科せられる。ダライ・ラマ法王の写真を所持することは、現在、チベットでは違法となっている。

ナレーション
「チベット初の列車が開通します。一段と中国化に拍車がかかり、軍事的にも大きな意味が……」

 〈「中国化」「軍事的にも大きな意味」……あからさまな中共寄りの作りに唖然!〉

自治政府の責任者(?)←チベット人
「西部大開発はチベットにとって歴史的なチャンス」

加藤千洋
「チベットの発展はめざましい。が、ポタラ宮がなければ、中国の他の街と見分けがつかない。チベット初の列車が開通すれば、中国化が進む。チベットはいま岐路に立っている」

・・・・・・・・・・・・

 テレ朝は常日頃から「日本は韓国を併合して朝鮮半島の人々を酷い目に遭わせた」とか言って過去の日本を非難していますが、チベットをこういう状態にしている現在の中国への非難は一切しません。
 ダブルスタンダード、ここに極まれり。
 加藤千洋の理屈で言うなら、韓国を併合して近代化・発展させた日本も当然ほめて然るべきではないですか?

 ま、彼やテレ朝や朝日新聞にとっては、「中国の併合はきれいな併合、日本の併合は汚い併合」ってことなんでしょうね。

【11/4 2:25修正】

★このブログが面白かったらクリックして下さい→人気blogランキングへ
________________________________________________
★トラックバック下さる方へ
当ブログには「トラックバック保留機能」が装備されています。詳しくはこちらをご覧下さい。
なお、ブログの種類によってはトラックバックの送信が反映されないことがあります。詳しくはこちらの一番下をご覧下さい。


Posted by くっくり 01:43 | TV番組内容紹介 | comments (18) | trackback (2)
拉致問題〜風は日本に吹いている
1年ぶり日朝対話、「拉致」全容解明要求…4日も続行

 政府間協議が約1年ぶりに再開。
 でも1日目の今日は互いの主張を言い合っただけっぽいですね。
 明日以降に注目しましょう。

 ところで、これ、テレ朝のスクープらしいんですが↓

スクープ!めぐみさんの"夫"も韓国人の拉致被害者
 拉致被害者・横田めぐみさんの夫とされるキム・チョルジュン氏も拉致された韓国人であると、複数の関係者が話していることが明らかになりました。

 キム・チョルジュン氏は、去年11月の日朝実務者協議の際に姿を見せ、当時の日本政府代表団と面会しています。日朝関係者はANNの取材に対して、「北朝鮮高官から『キム・チョルジュン氏が韓国人である』と聞かされた」としています。また、別の家族会関係者によると、キム・チョルジュン氏は韓国から拉致された被害者で、名前についても偽名だということです。キム・チョルジュン氏は日本政府代表団との面談の際に、「工作員である」という理由で、写真など身元確認につながるものの提供を一切、拒否しています。
 横田滋さん:「どこの国の人であっても、めぐみが強制的にかもしれないが、一緒に生活した人で、今でもキム・ヘギョンさんを育ててくれているので、感謝しないといけない」
 北朝鮮による韓国人の拉致被害者については、500人近くに上るとみられています。しかし、キム・チョルジュン氏の顔写真や実名が明らかになっていないため、被害者のなかに該当者がいるかどうかは確認されていません。
[3日19時2分更新]

 北朝鮮の高官が言ってたってだけならマユツバですが、家族会関係者(帰国した拉致被害者?)も言っていたとなると、それなりに信憑性はある?

 ↓蓮池さん夫妻と地村さん夫妻の新たな証言。

横田めぐみさんら6人が集団生活していた集落に別の日本人男性2人がいた可能性
北朝鮮に拉致された横田めぐみさんら6人が集団生活をしていた集落に、別の日本人男性2人がいた可能性があることが、蓮池薫さん夫妻らの証言で明らかになった。
北朝鮮に拉致された蓮池さんや地村さん夫妻、横田めぐみさんら6人は、工作員教育のためにピョンヤン郊外の集落で、一時集団生活を送っていたが、蓮池薫さんは、この集落について、「工作員村で日本人らしい小太りの中年男性がいた」と証言していたという。
また地村さん夫妻も、「中華料理を作るのが上手な料理人がいた」と周辺に話していて、家族会は、大阪の中華料理店で働いていた拉致被害者の原敕晁(ただあき)さんの可能性があるとみている。
家族会は、北朝鮮が認めていない拉致被害者が、ほかにもいる可能性が高いとして、拉致事件の真相解明を強く求めていくことにしている。
[3日18時35分更新]

 ↓タイ政府も動き出しました。きっかけは曽我ひとみさんの夫・ジェンキンスさんの著書。

北朝鮮拉致疑惑 タイも調査へ
ジェンキンスさんは、最近出版した著書の中で、“アノーチェ・パンジョイさん”というタイ人の女性が拉致被害者の中にいて、別のアメリカ人脱走兵と結婚させられていたと指摘しています。この問題が、タイの地元紙に女性の写真とともに掲載され、これを見た北部チェンマイに住む男性が「行方不明になっていたおばである可能性が高い」と、2日、名のり出ました。この男性によりますと、アノーチェさんは70年代後半、香港で働いていましたが、「マカオにいる」と伝える手紙を送ってきたあと、行方がわからなくなっていました。本の中の女性の名前がおばと一致し、また写真の女性の容姿が似通っているとして名のり出たということです。これを受けて、タイのタクシン首相は3日記者会見し、「それが真実で、女性がまだ北朝鮮にいるのであれば、帰国できるよう北朝鮮側と交渉する用意がある」と述べました。またタイ外務省も、日本の外務省や拉致被害者の家族会と連絡を取りながら調査を進める方針です。タイは北朝鮮と国交があり、これまでにタイ人が北朝鮮に拉致されたというケースは確認されていません。

 何やかんやと批判されることが多いジェンキンスさんですが、著書がこういう形で役に立ったのは良かったと思います。
 今後もさまざまな形で拉致問題解決のために貢献してくれることを望みます。

 ↓アメリカも日本を側面支援。

米デトラニ大使「拉致解決が重要」と日本を側面支援
 6カ国協議を担当するアメリカのデトラニ大使は、「拉致問題の解決がない限り、北朝鮮はテロ支援国家リストから外れることはない」との認識を示しました。

 デトラニ米大使:「拉致問題は、速やかに解決されなければならない問題だ。そうすれば、米政府は北朝鮮をテロ支援国家リストから外すだろう」
 デトラニ大使は、核問題と並んで、拉致問題の解決が日米双方にとって重要だと強調したうえで、拉致問題が解決しない限り、北朝鮮がテロ支援国家リストから外れることはないとの認識を強調しました。北朝鮮は、アメリカのテロ支援国家リストに載っている限り、国際機関などからの経済援助は受けられません。3日から始まる日朝協議を、アメリカが側面から支援することが狙いとみられています。
[3日12時8分更新]

 ↓先日もお伝えしたように、国連も動いてます。

EU、北朝鮮非難決議案を国連総会に初提出
 【ニューヨーク=白川義和】欧州連合(EU)は2日、拉致問題など北朝鮮の人権状況を非難する決議案を国連総会第3委員会(人権)に提出した。

 日本と米国も共同提案国となった。同委員会で採択されれば、国連総会本会議に上程される。

 EU提案の北朝鮮非難決議はジュネーブの国連人権委員会で3年連続で採択されているが、事態が改善されていないとして国連総会に初めて提出された。53か国加盟の人権委員会ではなく、国連加盟全191か国が集う総会で採択されれば、より強力な国際社会のメッセージとなる。

 決議案は「外国人拉致問題」が未解決である点への「深刻な懸念」を表明。拉致被害者の早期帰国実現など「明白な形での即時解決」を求めた今年4月の人権委員会決議の勧告の履行を求めている。また、強制収容所や女性の人身売買、北朝鮮に送還された脱北者への虐待も問題として指摘、「組織的、広範で深刻な人権侵害」と非難している。

 EUは執行機関の欧州委員会が2001年に北朝鮮と外交関係を樹立後、「人権対話」を始めたが、進展がなく、態度を硬化させている。一方、北朝鮮は国連人権委員会の特別報告者の入国を認めず、調査への協力を拒否。第3委員会でもEUの動きに反発する発言を繰り返している。
(読売新聞) - 11月3日19時28分更新

 風はいま日本に吹いている。北朝鮮はどんどん追いつめられている。
 いま解決せずにいつ解決するねん。頑張れ斎木審議官!頑張れ日本政府!

 このタイミングで「経済制裁発動」に言及したら、かなりの効果があると思うんですけどね。
 (今回の協議で北朝鮮が譲歩しない場合は制裁発動すると明言するとか……)
 小泉首相、政治決断してくれんかねぇ。

 ……以下、おまけというか何というか。

2003年夏に中国から北朝鮮に渡った31歳女性が日本に帰国し記者会見に臨む
2003年8月に北朝鮮へ亡命し、その後日本への帰国を求めていた大阪市の元飲食店員、北川和美さんが3日午後、新潟空港に到着し、記者会見に臨んだ。
3日午後5時すぎに新潟空港で会見した北川さんは「今回のわたしの問題では、日本政府、国民の皆さま、また北朝鮮政府の方々には、大変ご迷惑をおかけしました。深く反省しています」と話した。
3日、突然、自ら北朝鮮へ渡った1人の女性が、日本へ帰国した。
大阪市の元飲食店員、北川和美さん(31)は「日本が恋しくて、帰りたくなりました。今後は、ゆっくりと考えながら、ちゃんと生活できるように頑張りたいと思います」と話した。
北朝鮮側は、ラジオ放送を通じ「人道的見地から北川さんを送還した」と伝えている。
平壌放送は「北川は帰国に先立ち、国境を侵犯した自らの行為を深く反省して謝罪し、わが共和国政府の温かい待遇と寛大な処分に謝意を表した」としている。
北川さんの帰還の意味について、早稲田大学の重村教授は「なぜ帰したかというと、北朝鮮にはもう利用価値がなくなった。帰すタイミングをどうしようと、一番効果があるタイミングでしようということで、日朝対話が行われる日と同じ日に合わせて帰すと」と分析した。
[3日19時31分更新]

 『報ステ』で会見の模様をやってたので見たんですが、北川和美は「北朝鮮では人道的に扱ってもらった」「何不自由なく暮らした」と言っていました。

 元日経新聞記者で、北朝鮮を観光中にスパイ容疑で拘束され、1999年12月から2002月まで抑留されていた杉嶋岑さんが言うには、「人道的に」「何不自由なく」、こういった言葉は北朝鮮が『会見する立場の人』に要求するキーワードなんだそうです。

 杉嶋さんは、北朝鮮側から「悪口やここ(北朝鮮)で起こったことは言うな」と言われ、「1ヶ月以内にこの世から消えた人もいる」と脅しをかけられたそうです。
 また、帰国して半年ぐらいは尾行があったり、いろんな形で見張っているというシグナルがあったとも。

 北川和美の支援者(都内の芸能プロダクション関係者とのこと。なぜ芸能プロが関わってるの?今後、北川和美を芸能界で売り出そうってこと?)は「日本政府は一切関与していない」と言ってるそうです。
 が、日本政府が北朝鮮にお金を渡して返してもらったと考えるのが普通でしょう。北川さん、北での滞在費はきっちり自分で働いて返して下さいね(-.-#)!

 北川和美はまた、「日本のマスコミでうるさく騒いでいることがありますが、北朝鮮の方々が助けてくれました。とても感謝しております」とも言ってました。
 「うるさい日本のマスコミ」の筆頭は、当然テレ朝でしょうな。『ワイスク』では、私が見ただけでもこれまで2回、平壌に行って北川和美のインタビューとってましたから。

 それにしても、北朝鮮のやり方にはほんまむかつきますな。
 好きで北朝鮮に来た人間はノシつけて返すくせに、拉致した人間は一向に返さない。「人道的」が聞いて呆れる。

※参考サイト:電脳補完録さん
 以上のニュースついての詳細なまとめがあります。写真や図入りで非常にわかりやすいです。


・・・・・・細切れぼやき・・・・・


韓国「自国産キムチからも寄生虫の卵」、日本にも輸出
 韓国では先月、中国産キムチから寄生虫の卵が検出されたばかりで、同庁はこの時、「韓国産からは見つからなかった」と安全性を強調していた。同庁は記者会見で「国民に不安を与え、申し訳ない」と謝罪した。

 大笑い!(≧▽≦)さんざん中国を責めておいて、「韓国でも見つかりました。申し訳ない」ですもん。
 って、笑ってばかりもいられないんですよね。日本にも輸出されてるらしいから。
 私もキムチは好きでちょくちょく食べるんですが……、日本産しか食べてないはず。ちょっと怖いなぁ。しばらく控えようか。


朝日社説:安倍人気 首相候補への試金石
(前略)

 私たちは、政治家が信念に基づいて発言をするのが悪いとは思わない。だが、これはバランスを失していないかと首をかしげたくなる発言も目につく。

 この春のシンポジウムで、政府や自治体が推進する男女共同参画をめぐり「家族を破壊する」と行き過ぎを批判するなかで、カンボジアで大虐殺をしたポル・ポトになぞらえたのもその例だ。

 保守的な価値を主張するのはいいとしても、次代のリーダーとして危うさを指摘する声は自民党内でも少なくない。

 官房長官といえば、「内閣の顔」である。その発言は常に政府の方針と重ね合わせて受け止められる。内政、外交ともにこれまでとは比較にならない責任と配慮が求められる。

 安倍新長官は就任後の記者会見で、靖国参拝に対する中韓両国の反発について「心情的には十分理解できる」と語った。新しく担うことになった役割の重さを自覚した表れとすれば歓迎したい。

 この重責を果たせるかどうか。それが将来への試金石になる。

 麻生さんの「創始改名」発言叩きに続いて、今度は安倍さんの発言叩き。
 でもポル・ポトになぞらえた安倍さんの発言、私は全然知りませんでした。
 どうやら↓これらしいです。

 「家族破壊」を招くジェンダーフリー 過激性教育など安倍晋三氏が批判/「ポル・ポトを連想する」
 私はカンボジアで大虐殺を行ったポル・ポトを思い出す。彼らは社会改革を行うにあたって、家族を破壊する、夫婦を破壊する…。これはある意味、共産主義思想にのっとっていたわけだが、そのために子供を使う。お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんを告発させる、糾弾させる…。
 家族を崩壊させるという意味において、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんに対する愛情を断ち切っていくという行為において、同じようなことが今、日本の学校で行われているということは極めて大変な問題だ。

 朝日はポル・ポトにはトラウマ持ってるはずなんですけどね(こちらのHPの真ん中の辺り、「ポルポト派は優しい」の項を参照)。
 それをわざわざ出してきてまで安倍さんを叩く勇気には、ある意味感動!?

★このブログが面白かったらクリックして下さい→人気blogランキングへ
________________________________________________
★トラックバック下さる方へ
当ブログには「トラックバック保留機能」が装備されています。詳しくはこちらをご覧下さい。
なお、ブログの種類によってはトラックバックの送信が反映されないことがあります。詳しくはこちらの一番下をご覧下さい。


Posted by くっくり 01:04 | 拉致問題 | comments (8) | trackback (2)