「報道2001」櫻井よしこVS加藤紘一・凌星光
 「報道2001」を見ました。櫻井よしこさんがGJでした。

・番組HPより
二十三日の「報道2001」前半は、小泉首相の靖国参拝によって再び悪化した日中、日韓関係を議論する。今回の参拝はどのような意味を持ち、東アジア情勢にどのような影響をもたらすのか。日本の国益とは何なのか改めて考える。ゲストは加藤紘一自民党元幹事長、ジャーナリストの櫻井よしこ氏、凌星光日中関係研究所所長

 凌星光氏はよくこの番組に出てるみたいですね。7/31には安倍晋三氏と対決してました(拙ブログ8/1付参照)。

 櫻井よしこさんはもちろん首相の靖国参拝に賛成。加藤紘一氏と凌星光氏はもちろん反対。
 え?1対2?町村さんはおらんの?(町村外相はこの後のコーナーで一人で登場だった) これじゃ不利やんか!……という私の心配は杞憂に過ぎなかったようです。

 以下、やりとりの一部をツッコミ入れつつご紹介。
 (各人のコメントは一語一句この通りではありませんのであしからず)


 櫻井よしこさんは「総理が参拝を続けて日本が筋を通すことが、国益のためにも国際社会のためにも良かったと言われる日が必ず来ます」といったことを主張。

 それに対して加藤氏、「尖閣諸島の問題、東シナ海の石油の問題など言うべきことは主張すべきですが、あの戦争が正しい戦いだったのか、間違いだったら誰が責任を取るかという重大な問題で、問い続けないといけない問題。そこのところを間違えた主張をすると、国際関係はまずいことになります」と主張。

 これに対する櫻井さんの反論はこんなふうでした。

 「いま加藤さんは主張すべきことは主張すべきとおっしゃいました。それについては私は100%賛成です。しかし日本の政府の政治家も官僚も中国にどれぐらい主張してきましたかしら?例えば東シナ海の問題にしても主張すべきとおっしゃいましたが、日本政府は日本の企業が資源調査、試掘をさせてほしいと言ったのを30〜40年も封じておいて、一方、中国が80年代からあの海域を調査しているのを黙って見てきました。外務省は抗議をしたと言いますが、口頭でしただけです。92年には中国が領海法というものを決めて、尖閣諸島は自国の領土であると内外に宣言しました。加藤さんも外交・中国の専門でいらっしゃいますが、その時日本政府はどういう態度をとりましたか?口頭で抗議しただけです。自国の領土を他国の政府が他国の領土だと法律によって宣言したのに、抗議を口頭だけで文書も出さないという恥知らずな外交を、加藤さんも含め日本の政治家も官僚もしてきたんですね。つまり加藤さんは言葉では主張すべきと言いいましたが、実際には主張してこなかったわけです」

 これに対する加藤氏の反論というか言い訳には呆れた。
 「尖閣の問題は私が外務省の担当官の時から30何年間ありました。日本も主張してきたが、向こうも主張してきたから決着がつかないんです。その時にどのような文書を出したかなんて細かな話です
 櫻井さんが「文書は出してないんです」とツッコミ入れるも、凌氏が「あれは中国側で掘ってるから問題ない」と割り込んできて、話がずれちゃいました(T^T)

 それから色々やりとりがあった後、「欧米でも意外に靖国参拝は問題にされている」という前振りとともに、司会の島田彩夏さんが欧米の新聞の見出しを紹介。

 ・NYタイムズ「意味のない挑発」
 ・英タイムズ「怒りを無視して参拝した」
 ・仏ルモンド「あえてアジアの人々の怒りを駆り立てた」

 いずれも反日色の強い新聞なのに、こんな紹介の仕方をされたら、一般の視聴者は額面通り受け取っちゃうのでは?(T^T)
 
 さっそく加藤氏がこんなことを。
 「いま島田さんは『欧米も意外に』とおっしゃったが、意外にではなく当然そうなるんです。国際政治に詳しくて欧米に友人の多い櫻井さんこそ、『大変なことになるから参拝はおやめなさい』という論陣を張っていただきたいです。あの戦争は正しかったというのが靖国神社の遊就館の陳列なんです。欧米から見たら戦争責任者であるA級戦犯が祀られている。これは日中問題や日韓問題と言うより、本質的には日米問題なんです

 ( ゚Д゚) ハァ?何言うとんねん。日中・日韓にとどまらず日米にまで問題拡大させたいのか?
 「アメリカさん、もっと騒いで下さい」と言ってるようにしか聞こえないんですけど(-.-#)

 これには司会の黒岩祐治氏も少々驚いた様子で、「つまりA級戦犯が問題なのではなく、靖国神社そのものがあの戦争を肯定しているから、総理が行くのは駄目ということですか?」と聞き返したところ、加藤氏はこういう返答。
 「根っこからいくとそういうことです。そういう議論を日本で起こしてしまった。極東裁判を受け入れたのにA級戦犯を祀っている。サンフランシスコ条約で全て受け入れたのに、見方を変えるんだねということになる」

 あのぅ、加藤さん。「そういう議論を日本で起こしてしまった」って人ごとのように言ってますけど、あなたはその中心人物の一人じゃないの?(^_^;
 
 さらに加藤氏は「アメリカでは対日論調は20人ぐらいで決めています。国務省のOBや学会など。中でもジョセフ・ナイ教授がここ2〜3日、かなり激しく攻撃・批判をしています」と。

 ……何でこのオッサンは反日の立場でしか物を言わんのやろ?(T^T)

 ここで満を持して(?)、櫻井さんが反論開始。

 「ジョセフ・ナイさんは論客のたった一人に過ぎませんね。加藤さんは見識と知性のある方ですから、アメリカの友人とももっと深くお話ししていただきたいです。NYタイムズは日本で言えば朝日新聞です。論調が自ずとわかるところがありますね。私は欧米の友人と話す時に、もっと大きな歴史の枠で話したいと言います。明治維新からの歴史の中で、メインプレイヤーはまさにアメリカでした。日本が戦争に突入していった経緯は、日米関係を軸にするとよくわかります。1921年の海軍軍縮会議で日英同盟を破棄させられました。アメリカと中国が水面下で動いていました。日本は孤立の道を歩まざるをえなかった。また日本に対して資産凍結や人種差別があった。1941年11月26日のハルノート、これを突きつけたら日本は受け入れられないという読みでアメリカは突きつけてきた。……そういう全体の大きな歴史で見ると、日本も間違っていたことはあったでしょうが、アメリカも間違っていた、中国も間違っていたと。日本だけがあの戦争においてたった一つの悪い国で、連合国が勝ったがゆえに正しいという、その前提が間違っているという話をしますと、ちゃんとした欧米の人はわかってくれます」

 ここで「櫻井さんは間違っている」と噛みついてきたのが凌星光氏。
 日本をナチスにたとえたり、「人類に対する罪」「犯罪行為」「細菌戦」「三光作戦」「南京大虐殺」というワードを散りばめ、さらには「無差別爆撃を考え出したのは日本人」、挙げ句に「アメリカにしたらあれは正義の戦争だった」。

 櫻井さんが「ではアメリカが原爆を落としたことも肯定されるんですか?」てなふうに返したところ、凌氏は「原爆はまた別の問題」と。
 櫻井さんは「原爆も戦争の一部で行われたもの」と突っ込んでました。

 ちなみに、凌氏は「靖国神社そのものは日本の問題なので中国は言うべき立場ではない。A級戦犯合祀だけが問題」と言ってましたが、これを鵜呑みにする日本人ももうあまりいないんじゃないですか?
 仮にA級戦犯を分祀したところで、そのうち「B・C級も分祀しろ」とか絶対言ってくるだろう、そういう国だ……というのが、かなり浸透してきていると思う今日この頃。

 続いて加藤氏が自分の歴史認識を披露(?)。
 「満州事変以降、日本は進路を誤った」という話を。石原完爾は遠い親戚なんだそうです。

 が、加藤氏はこの直後にまた( ゚Д゚) ハァ?な発言を。
 「責任者を日本人では総括できなかったから、日本は東京裁判を受け入れて、サンフランシスコ条約で認めた

 何言うとんねんお前は〜!とイライラしてたら、櫻井さんがきっちりツッコミ入れてくれました。
 「どうぞあの時の日本がどういう形で受け入れたのか、どういうプロセスで東京裁判が始まったのか、時系列で調べて下さい。日本は自分で総括する暇もなく、占領されて、東京裁判が始められてしまいました」

 櫻井さんはさらに。
 「アメリカのブッシュ大統領自身がこの5月、『ヤルタ協定は邪悪な協定だった、間違っていた』と言いました。もっと大きな歴史の中で、日本やアメリカや中国がどういう立場に立っていたのかを、広い見地から見て下さい」

 櫻井さん、最後にはこんな発言も。
 「凌先生と中国人の方に言いたいのは、日本は第二次大戦を反省しているからこそ、戦後、他国に軍事力で攻めたこともありませんし、政治的な発言さえしてきませんでした。その姿は、軍事力を前面に押し立ててきた中国の戦後の60年とは全く違っています

 これに対して凌氏が反論しようとしましたが、黒岩さんが「もう時間ですのですみません」と切ってしまいました。
 これより前、CMに行く時にも「CM入りますので後ほど」と凌氏の発言を抑えてましたし、ちょっとこのあたりはどうかなーと思います。
 まぁ凌氏は中共のプロパガンダしか言いませんからねぇ。発言聞くだけ無駄なんでしょうけど。だったら呼ぶなって話ですわな。つーか、国内問題なんだから櫻井さんと加藤氏だけでええやん。ねぇ。


・・・・・・以下、細切れぼやき・・・・・・


■読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」

 こちらも今日は靖国参拝についての討論がありました。
 パネラーは三宅久之、江本孟紀、 金美齢、崔洋一、宮崎哲弥、橋下徹、桂ざこば、山口もえ(敬称略)といった面々。
 これまで何度か類似の討論が行われてきてますし、ワタシ的には今日は特に目新しい発言とかはなかったです。

 田嶋陽子がいないから今日は平穏かな〜と思いきや、崔洋一氏がいたんですね〜(^_^;

 「小泉首相がこの時期に靖国参拝をしたことについて支持しますか?しませんか?」という質問に対して「支持しない」と回答したのは崔氏だけでした。

 崔氏の話は、言い回しとかは違ってても言ってる中身は田嶋陽子とほぼ同じ。
 いつもは田嶋が何か言うたびに怒ってる夫が、崔氏の話はじっと聞いてる。
 「この人、田嶋と同じこと言ってるのに、何で怒らへんの?」と尋ねたら、夫は「いや、ただ呆れてるだけ……」。

 夫は崔氏が在日朝鮮人ということを知らなかったそうです。
 穏和な語り口でもっともらしく話すもんだから、いちおう静かに聞いてはみたものの、だんだんと「何わけわからんこと言うとんねん、このオッサンは……」と脱力してったらしい(^_^;


曽我さん・蓮池さん夫妻、拉致問題の早期解決強く要望
 杉浦正健官房副長官は23日、新潟県佐渡、柏崎両市を訪れ、北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさんと、蓮池薫、祐木子さん夫妻とそれぞれ面会した。
(中略)
 曽我さんは「残されたお母さん(ミヨシさん)や特定失踪者の問題が解決しないと心が安まらない。しっかり取り組んで欲しい」と杉浦氏に要請した。
(以下略)

 杉浦官房副長官と言えば忘れられないのが、北京容認「誤発信」問題。
 できればひとみさんも、もっと信頼できる人に頼みたいのでは?(T^T)


東海新報のコラム

 名前から東海地方の地方紙かな?と思ってたんですが、岩手県なんですね。
 コラム「世迷言」、これがなかなか良いこと書いてあるんですわ。
 直リンクはこちら。1年分を1ページに載せてるようで、ちょっと重たいのでご注意。

 10月21日付の「世迷言」から引用。
☆★☆★2005年10月21日付
 小泉首相が靖国神社を参拝してから昨日で三日。国論を二分する論争となり、国内は騒然―となるはずだった。少なくともメディアの論調では。だが、靖国報道は潮が引くように減っていき、事あれかしと願っていた向きには肩すかしを食った思いだろう
(中略)それほど参拝が問題なのならもっと連日書き立てればよい。が、昨日の朝日新聞投書欄では参拝を是とする声がトップで採り上げられていた。世論のバランスを考慮してのことだろうが、もはや旧態依然とした反対論に与するほど世間は甘くない。その辺の微妙な変化を新聞も気づき始めた▼小泉後継首相が参拝を続けるかどうかは予断できないが、来年から中韓の干渉はぐっとトーンダウンするはずである。もはやこの問題は切り札にならぬと判断すれば、ババを引く愚をおかさないからである▼まさに大山鳴動して鼠一匹。その鼠まで追い払ったとしたら小泉首相の功績は大である。

 ちなみに、10月18日付では、遺族会会長の古賀誠を批判。
 10月8日付では、中国や北朝鮮の一党支配に日本をたとえたニューヨークタイムスを批判。
 これより以前はまだ読んでません。時間できたら読みたいと思います。ハマッて一気に読んじゃいそうな予感(^_^;

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Posted by くっくり 00:59 | TV番組内容紹介 | comments (22) | trackback (5)