田母神氏参考人招致(付:「ムーブ!」勝谷さんらの見解)
本日11日、田母神俊雄・前航空幕僚長に対する参考人質疑が参院外交防衛委員会で行われました。
テレビ中継がなかったのは残念ですが、今はネットという有り難いものがあります。
本日の模様は参議院インターネット審議中継 −ビデオライブラリ−から見ることができます。左の「会議検索」からどうぞ。
私、火曜日はもともと仕事が忙しくて、しかもこれ2時間半以上あるという……(T^T)。後日、時間ができたらじっくり見てみたいと思います。
とりあえず読売新聞から「主なやりとり」を引用。
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私、火曜日はもともと仕事が忙しくて、しかもこれ2時間半以上あるという……(T^T)。後日、時間ができたらじっくり見てみたいと思います。
とりあえず読売新聞から「主なやりとり」を引用。
■田母神氏・参考人招致の主なやりとり(読売11/11)
詳報は産経に載ってます。
・【田母神氏招致・詳報】(1)「後世の歴史の検証に耐えうる質疑をお願いする」
・【田母神氏招致・詳報】(2)「村山談話の見解と私の論文は別物」
・【田母神氏招致・詳報】(3)浜田防衛相「憲法に関し見解を述べることは一概に禁止されているわけではございません」
・【田母神氏招致・詳報】(4)「自衛官にも言論の自由。どこが悪かったか審理してもらった方が…」
・【田母神氏招致・詳報】(5)「絶対に意見が言えないと…どこかの国と同じくなっちゃう」
・【田母神氏招致・詳報】(6)「ワインの会に都合3回ほど出席した」
・【田母神氏招致・詳報】(7)「日本の国はいい国だったと言ったら解任された」
・【田母神氏招致・詳報】(8)「yahooでは…58%が私を支持している」
・【田母神氏招致・詳報】(9)「国家観なければ国は守れない」
・【田母神氏招致・詳報】(10)「カリキュラムの中身は把握しておりません」と浜田防衛相
・【田母神氏招致・詳報】(11)完「日本だけが悪いと言われる筋合いはない」
今回の参考人招致は、自民党が「田母神氏に持論を展開させる舞台をつくる必要はない」として、田母神さんの意見陳述に続いて各党が質疑する従来の形式は取らず、テロ特改正案の審議に田母神さんが出席し、質問者の指名があった場合に限り答弁する通常の委員会形式で実施されました。
だから私は、残念ながら田母神さんが「国会の場で堂々と持論を主張をする」という展開にはならないだろうと思ってたんです。
が、報道をざっと見た限りにおいては、私の予想よりは持論を述べる機会に恵まれたようです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以前、自民党からも民主党からも田母神さん擁護の声が出ているということで、「現役雑誌記者によるブログ日記!by オフイス・マツナガ」さん11/4付を紹介しました。
今日の参考人招致に先立ち、自民党の国防関係合同会議が行われたのですが、そこでもやはり田母神さん擁護論が出たようです。
■自民国防関係会議、田母神氏の歴史観を擁護する意見も(日経11/11)
もうほんと、みんな堂々と、広く深く議論しろよと思う。田母神さんの歴史観を批判してる人たちも、どこがどう間違ってるかって具体的な指摘はほとんどしなくて、「捏造だ」とか「危険だ」とか一言で終わらせてるでしょ。
深く議論したら何かヤバイことでもあるの?村山談話が間違いだとなるとマズイから?などと疑念を抱いてしまいます。
参考人質疑終了後、田母神さんは記者に対して、「村山談話は言論弾圧の道具だ。自由な言論を闘わせることができないならば、日本は北朝鮮と同じだ」と述べましたが、ほんと、その通りだと思います。
論壇やネットだけで議論してるんじゃなくて、政治家が、国の舵取りを任されている人たちこそが、率先して議論すべきだと思いますよ。「文民統制」云々言うんだったら尚更です。
(だけどそういう芽が出てきたら出てきたで、マスコミがいつも潰しにかかるんですよね(T^T))
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、今日の「ムーブ!」ではこの件がトップで扱われました。
いつものように全てを起こす時間はないので、コメンテーターの発言要旨のみ紹介しておきます。
コメンテーターは勝谷誠彦さん、須田慎一郎さん、富坂聰さん。
須田慎一郎
「(浜田防衛大臣の答弁は)もう完全に逃げの一手。インド洋給油法案が控えてるから、ここを何とか乗り切れば問題なくなるだろうということで」
勝谷誠彦
「(国会で)徹底的にやるべき。だいたいあの委員会、麻生首相に出席を求めてないのが、民主党はまずひとつヘタレ。それからテレビ中継しなかった。これこそ国民が注視すべきもの。テレビの生中継がないと全然緊張感が違う。そのへんでも民主党が昔ながらの国対政治で、むしろどこかで(与党と)手を握ってるんじゃないかとすら思う。追及が甘い。国会議員が分かってないのは、空幕長たる自衛官の立場としての発言と、それから自衛官の言論の自由、憲法で保障された言論の自由というのが自衛官というものにあるわけであって、個人の資格で言うこととは、それ、峻別しなきゃいけない。あれで懲戒免職にしたら、自衛官みんな辞める。職務放棄する。我々に言論の自由はないのかと。自由闊達な議論があることで、国防の自由もあるわけだから」
富坂聰
「昔、明治天皇が軍人勅諭の中で、『世論に惑わず政治に関わらず』というふうに、軍人に戒めている。だからこういう意見があって言いたいなら、立場を変えればいい。辞めて政治家になればいい。もう1つ気づいたのは、(この問題に)中国が全然反応しない。たぶん日本の政治力が非常に落ちたんだと思う。ぎゃんぎゃん言わなくても、もういいと。ほっとけという感じになってる」
勝谷誠彦
「中国は今の宙ぶらりんの状態で、日本人が憲法について論議しない状態がいちばん楽。逆にこれで寝た子が起きて、『よし、じゃあ論議しようじゃないか』となるのをむしろ恐れてるから、今そーっとしてる。田母神さんの、今は(退官したから)いいが、幕僚長時代の発言で問題なのは、今の憲法は改正すべきだと。これは駄目。なぜかというと、軍は憲法によって忠誠を誓っているわけだから、本末転倒になる。だから解任しますと、で、退職金あげるから辞めて下さいというのが、いちばんまっとうな落としどころ」
須田慎一郎
「軍だけじゃなく、公務員も憲法を遵守することが求められてる。要するに公務員としての資格から離れてしまう。(論文応募が組織的関与だったか?について)この問題は重要で、田母神さんは防衛学校で先生役をやってる。どうも授業の中で自分の思想を教えた形跡がある。組織的に考えを広めようとした。その一環でこの応募が出てきたと考えれば、相当根深い。私が取材した中でも、『私は田母神チルドレンです』と胸を張って言う自衛官もいる。相当思想が浸透して、危険な状態になっていくのではないか」
【アパグループの元谷代表(小松基地金沢友の会会長)と田母神氏との関係、さらに小松基地のある石川県を地元とする森元総理との関係、さらに安倍元総理、民主党の羽田元総理との関係(この3人は12月の授賞式に招待されていた)について説明があった後】
勝谷誠彦
「地元の企業と地元の基地は非常につながりがあるし、軍を知る人だったらだいたい分かると思うが、確かに田母神さんは(応募するように自衛官らに)言ったんじゃないかもしれない。しかし上官の意思を忖度して先に動くというのは、できる軍人の基本。言った、言わないという民間の理屈で押し通しても無理がある」
【民主党は責め手に欠けたのかもしれない。田母神氏とつながっているのではないかという話も出ている。鳩山由紀夫夫妻がアパグループ主催の「日本を語るワインの会」に参加していた。鳩山氏側は「全体のムードもお話も特異なことが多かったため、ほとんど話もせず、失礼にならないように中座した」と弁明している、という説明があった後】
須田慎一郎
「呼ばれたからって、ひょいひょい付いていくのもおかしな話で、ただ、選挙があったり政治家としての立場を考えると、自分にプラスになるんじゃないかと出かけていってしまう見識のなさが、こういう状況を招いた。民主党も無関係とは言えないんじゃないか」
勝谷誠彦
「元谷さんは頭の悪い保守の典型で、日本の保守を応援してるつもりで、さんざん耐震偽装の時も安倍さんとの関係を取り沙汰されたり、ずっと足を引っ張ってる。だいたい、南京大虐殺は中国の情報謀略戦、日本の核武装の重要性、これらを何で語っちゃいけないの?別に語ったっていいいじゃないですか。こういうこと語るなっていうことの方が言葉狩りであり、思想統制じゃないですか。(鳩山氏は)『行って話をしましたけど、私の意見は違いますよ』と言えばいいだけの話でしょ。こういう風潮(田母神氏と話したこと自体を隠そうとすること)の方が、僕ははるかに嫌な感じがするね」
一同シーン(何か言えよ、司会の堀江さん!)。
このままコーナー終了。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
田母神さんご本人が近いうちに「たかじんのそこまで言って委員会」に出演されるそうなので、そこでまたいろんな話が聞けるのではないかと思います。
(本当は11/9放送分に出演予定でしたが、参考人招致が決まったため欠席、代わりに元自衛官の恵隆之介さんが出演されました。なお、珍しくYoutubeに11/9放送分「たかじん委員会」がUPされてるのを見つけました。ご覧になってない方は、削除される前にぜひご覧下さい)
では仕事に戻ります(ToT)/~~~
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※参考リンク
・【政論探求】「田母神論文」審査の真実(産経11/11)
アパグループ懸賞論文の審査委員の1人だった中山泰秀衆院議員(当時外務政務官)。本人は出席せずに2回の審査会に秘書を代理として出席させた。この秘書が事実に反することをテレビで話したため、田母神氏を最優秀賞にするための工作があったのではないかと疑われる要因となった。とのことです。
・東京裁判60年 歴史観の呪縛から脱却を(産経社説11/11)
奇しくも、東京裁判の判決から11月12日で60年。
「日本の教育界や政界が、いまだにその(東京裁判史観の)呪縛から抜け切れない状況は異常である。戦前・戦中の日本の歩みを冷静に見つめ直す時期だ。近年、南京事件などについて、異なる立場からの実証的な研究が進んでいる。この流れを大切にしたい。もちろん、戦争を美化してはならぬが、戦後の価値観で日本の過去を裁くこともしてはならない。当時の国民がどんな価値観をもって行動したかを理解する姿勢が必要である」
※拙ブログ関連エントリー
・11/8付:「ムーブ!」田母神論文で勝谷さんの苦悩?
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11日の参院外交防衛委員会で行われた田母神俊雄・前航空幕僚長に対する参考人質疑の主なやりとりは次の通り。
◆懸賞論文紹介
浅尾慶一郎氏(民主) 懸賞論文は自衛隊の誰に紹介したか。
田母神氏 航空幕僚監部の教育課長に「こういうものがある」と紹介した。指示をしたのではないかと言われたが、指示をすれば多分90とか70なんぼという数ではなく、1000を超える数が集まると思う。
◆隊内誌への寄稿
浅尾氏 (隊内誌の)「鵬友」昨年5月号に、論文と同趣旨の意見を発表している。寄稿の際に内局等から注意はあったか。
田母神氏 なかった。
◆更迭の感想
浅尾氏 航空幕僚長を解任された感想は。
田母神氏 (過去の植民地支配と侵略への「深い反省」を表明した)村山談話と異なる見解を表明したことで更迭されたということだが、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から、防衛相が「見解の相違がある」と判断されて解任するのは政治的に当然だろうと思う。私の書いたものはいささかも間違っているとは思っていないし、日本が正しい方向に行くために必要なことだと思っている。
浜田昌良氏(公明) 良心の痛みを感じないか。
田母神氏 論文を書いて出すのに大臣の許可を得ている先進国は多分ない。言論統制が徹底した自衛隊にすべきではない。政府見解で言論を統制するのはおかしい。
浅尾氏 (隊内誌に寄稿した)1年前は問題にならなかったことをどう理解するか。
田母神氏 今回は多くの人の目につき、マスコミ等で騒がれたからだと思う。
犬塚直史氏(民主) 航空幕僚副長が、「辞職をするか、懲戒手続きの審理辞退の意思表示をしてくれ」と言ってきたことをどう感じたか。
田母神氏 自衛官も言論の自由が認められているはずだから、言論の自由を村山談話によって制約されることはないと思っていた。副長には、「どこが悪かったのかを審理してもらった方が問題の所在がはっきりする」と申し上げた。
◆退職金
浜田氏 退職金(6000万円)を返納する意思はあるか。
田母神氏 意思はない。
◆アパグループとの関係
浅尾氏 (代表の)元谷(外志雄)氏から資金提供やその他便宜を受けたことはないか。
田母神氏 資金提供等は一切受けていない。
◆憲法改正
浅尾氏 論文で集団的自衛権や武器使用について政府解釈と異なっていることを言っているが、政府解釈を変えた方がいい、憲法を変えたほうがいいと思って書いたのか。
田母神氏 一般に話されているようなことをまとめて書いて、日本の状況はこうなっていると言っただけだ。今はもう改正すべきだと思っている。国を守ることについて、これほど意見が割れるようなものは直した方がいいと思う。
(2008年11月11日13時12分 読売新聞)
詳報は産経に載ってます。
・【田母神氏招致・詳報】(1)「後世の歴史の検証に耐えうる質疑をお願いする」
・【田母神氏招致・詳報】(2)「村山談話の見解と私の論文は別物」
・【田母神氏招致・詳報】(3)浜田防衛相「憲法に関し見解を述べることは一概に禁止されているわけではございません」
・【田母神氏招致・詳報】(4)「自衛官にも言論の自由。どこが悪かったか審理してもらった方が…」
・【田母神氏招致・詳報】(5)「絶対に意見が言えないと…どこかの国と同じくなっちゃう」
・【田母神氏招致・詳報】(6)「ワインの会に都合3回ほど出席した」
・【田母神氏招致・詳報】(7)「日本の国はいい国だったと言ったら解任された」
・【田母神氏招致・詳報】(8)「yahooでは…58%が私を支持している」
・【田母神氏招致・詳報】(9)「国家観なければ国は守れない」
・【田母神氏招致・詳報】(10)「カリキュラムの中身は把握しておりません」と浜田防衛相
・【田母神氏招致・詳報】(11)完「日本だけが悪いと言われる筋合いはない」
今回の参考人招致は、自民党が「田母神氏に持論を展開させる舞台をつくる必要はない」として、田母神さんの意見陳述に続いて各党が質疑する従来の形式は取らず、テロ特改正案の審議に田母神さんが出席し、質問者の指名があった場合に限り答弁する通常の委員会形式で実施されました。
だから私は、残念ながら田母神さんが「国会の場で堂々と持論を主張をする」という展開にはならないだろうと思ってたんです。
が、報道をざっと見た限りにおいては、私の予想よりは持論を述べる機会に恵まれたようです。
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以前、自民党からも民主党からも田母神さん擁護の声が出ているということで、「現役雑誌記者によるブログ日記!by オフイス・マツナガ」さん11/4付を紹介しました。
今日の参考人招致に先立ち、自民党の国防関係合同会議が行われたのですが、そこでもやはり田母神さん擁護論が出たようです。
■自民国防関係会議、田母神氏の歴史観を擁護する意見も(日経11/11)
自民党は11日午前、国防関係合同会議を開き、政府見解に反する論文を公表した田母神俊雄前航空幕僚長の更迭問題について議論した。出席した議員からは田母神氏の歴史観を擁護する意見も出た。
衛藤晟一参院議員は「(日本の侵略と植民地支配を認めて謝罪した)村山談話は閣議決定されて効力はあるが、職務と歴史観は関係ない」と指摘。西田昌司参院議員は「田母神氏の論文には問題がないと感じた。歴史観が処分の理由なのか、政治家が議論して現場の自衛官を戸惑わせないようにすべきだ」と語った。
幕僚長を国会同意人事とすることにも「日本の司令官が政治に左右されてしまう」(有村治子参院議員)など慎重論が相次いだ。一方、玉沢徳一郎元防衛庁長官は「文民統制を外して行動を正当化するのは大問題だ」と批判した。(13:26)
もうほんと、みんな堂々と、広く深く議論しろよと思う。田母神さんの歴史観を批判してる人たちも、どこがどう間違ってるかって具体的な指摘はほとんどしなくて、「捏造だ」とか「危険だ」とか一言で終わらせてるでしょ。
深く議論したら何かヤバイことでもあるの?村山談話が間違いだとなるとマズイから?などと疑念を抱いてしまいます。
参考人質疑終了後、田母神さんは記者に対して、「村山談話は言論弾圧の道具だ。自由な言論を闘わせることができないならば、日本は北朝鮮と同じだ」と述べましたが、ほんと、その通りだと思います。
論壇やネットだけで議論してるんじゃなくて、政治家が、国の舵取りを任されている人たちこそが、率先して議論すべきだと思いますよ。「文民統制」云々言うんだったら尚更です。
(だけどそういう芽が出てきたら出てきたで、マスコミがいつも潰しにかかるんですよね(T^T))
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さて、今日の「ムーブ!」ではこの件がトップで扱われました。
いつものように全てを起こす時間はないので、コメンテーターの発言要旨のみ紹介しておきます。
コメンテーターは勝谷誠彦さん、須田慎一郎さん、富坂聰さん。
須田慎一郎
「(浜田防衛大臣の答弁は)もう完全に逃げの一手。インド洋給油法案が控えてるから、ここを何とか乗り切れば問題なくなるだろうということで」
勝谷誠彦
「(国会で)徹底的にやるべき。だいたいあの委員会、麻生首相に出席を求めてないのが、民主党はまずひとつヘタレ。それからテレビ中継しなかった。これこそ国民が注視すべきもの。テレビの生中継がないと全然緊張感が違う。そのへんでも民主党が昔ながらの国対政治で、むしろどこかで(与党と)手を握ってるんじゃないかとすら思う。追及が甘い。国会議員が分かってないのは、空幕長たる自衛官の立場としての発言と、それから自衛官の言論の自由、憲法で保障された言論の自由というのが自衛官というものにあるわけであって、個人の資格で言うこととは、それ、峻別しなきゃいけない。あれで懲戒免職にしたら、自衛官みんな辞める。職務放棄する。我々に言論の自由はないのかと。自由闊達な議論があることで、国防の自由もあるわけだから」
富坂聰
「昔、明治天皇が軍人勅諭の中で、『世論に惑わず政治に関わらず』というふうに、軍人に戒めている。だからこういう意見があって言いたいなら、立場を変えればいい。辞めて政治家になればいい。もう1つ気づいたのは、(この問題に)中国が全然反応しない。たぶん日本の政治力が非常に落ちたんだと思う。ぎゃんぎゃん言わなくても、もういいと。ほっとけという感じになってる」
勝谷誠彦
「中国は今の宙ぶらりんの状態で、日本人が憲法について論議しない状態がいちばん楽。逆にこれで寝た子が起きて、『よし、じゃあ論議しようじゃないか』となるのをむしろ恐れてるから、今そーっとしてる。田母神さんの、今は(退官したから)いいが、幕僚長時代の発言で問題なのは、今の憲法は改正すべきだと。これは駄目。なぜかというと、軍は憲法によって忠誠を誓っているわけだから、本末転倒になる。だから解任しますと、で、退職金あげるから辞めて下さいというのが、いちばんまっとうな落としどころ」
須田慎一郎
「軍だけじゃなく、公務員も憲法を遵守することが求められてる。要するに公務員としての資格から離れてしまう。(論文応募が組織的関与だったか?について)この問題は重要で、田母神さんは防衛学校で先生役をやってる。どうも授業の中で自分の思想を教えた形跡がある。組織的に考えを広めようとした。その一環でこの応募が出てきたと考えれば、相当根深い。私が取材した中でも、『私は田母神チルドレンです』と胸を張って言う自衛官もいる。相当思想が浸透して、危険な状態になっていくのではないか」
【アパグループの元谷代表(小松基地金沢友の会会長)と田母神氏との関係、さらに小松基地のある石川県を地元とする森元総理との関係、さらに安倍元総理、民主党の羽田元総理との関係(この3人は12月の授賞式に招待されていた)について説明があった後】
勝谷誠彦
「地元の企業と地元の基地は非常につながりがあるし、軍を知る人だったらだいたい分かると思うが、確かに田母神さんは(応募するように自衛官らに)言ったんじゃないかもしれない。しかし上官の意思を忖度して先に動くというのは、できる軍人の基本。言った、言わないという民間の理屈で押し通しても無理がある」
【民主党は責め手に欠けたのかもしれない。田母神氏とつながっているのではないかという話も出ている。鳩山由紀夫夫妻がアパグループ主催の「日本を語るワインの会」に参加していた。鳩山氏側は「全体のムードもお話も特異なことが多かったため、ほとんど話もせず、失礼にならないように中座した」と弁明している、という説明があった後】
須田慎一郎
「呼ばれたからって、ひょいひょい付いていくのもおかしな話で、ただ、選挙があったり政治家としての立場を考えると、自分にプラスになるんじゃないかと出かけていってしまう見識のなさが、こういう状況を招いた。民主党も無関係とは言えないんじゃないか」
勝谷誠彦
「元谷さんは頭の悪い保守の典型で、日本の保守を応援してるつもりで、さんざん耐震偽装の時も安倍さんとの関係を取り沙汰されたり、ずっと足を引っ張ってる。だいたい、南京大虐殺は中国の情報謀略戦、日本の核武装の重要性、これらを何で語っちゃいけないの?別に語ったっていいいじゃないですか。こういうこと語るなっていうことの方が言葉狩りであり、思想統制じゃないですか。(鳩山氏は)『行って話をしましたけど、私の意見は違いますよ』と言えばいいだけの話でしょ。こういう風潮(田母神氏と話したこと自体を隠そうとすること)の方が、僕ははるかに嫌な感じがするね」
一同シーン(何か言えよ、司会の堀江さん!)。
このままコーナー終了。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
田母神さんご本人が近いうちに「たかじんのそこまで言って委員会」に出演されるそうなので、そこでまたいろんな話が聞けるのではないかと思います。
(本当は11/9放送分に出演予定でしたが、参考人招致が決まったため欠席、代わりに元自衛官の恵隆之介さんが出演されました。なお、珍しくYoutubeに11/9放送分「たかじん委員会」がUPされてるのを見つけました。ご覧になってない方は、削除される前にぜひご覧下さい)
では仕事に戻ります(ToT)/~~~
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※参考リンク
・【政論探求】「田母神論文」審査の真実(産経11/11)
アパグループ懸賞論文の審査委員の1人だった中山泰秀衆院議員(当時外務政務官)。本人は出席せずに2回の審査会に秘書を代理として出席させた。この秘書が事実に反することをテレビで話したため、田母神氏を最優秀賞にするための工作があったのではないかと疑われる要因となった。とのことです。
・東京裁判60年 歴史観の呪縛から脱却を(産経社説11/11)
奇しくも、東京裁判の判決から11月12日で60年。
「日本の教育界や政界が、いまだにその(東京裁判史観の)呪縛から抜け切れない状況は異常である。戦前・戦中の日本の歩みを冷静に見つめ直す時期だ。近年、南京事件などについて、異なる立場からの実証的な研究が進んでいる。この流れを大切にしたい。もちろん、戦争を美化してはならぬが、戦後の価値観で日本の過去を裁くこともしてはならない。当時の国民がどんな価値観をもって行動したかを理解する姿勢が必要である」
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・11/8付:「ムーブ!」田母神論文で勝谷さんの苦悩?
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Comments
「文民統制について不安を与えたことはないと思います。根拠はYahoo!の58%の支持」。
この男、普通にアホだと思います。
米空軍のトップが「わたしは正しい、YAHOOで支持されてるから」なんて言い出したら、
速攻で精神病院送りでしょ、やっぱ。
さっさと破滅間近の朝鮮半島・或いは支那にでも帰れ。
桜井氏の書籍は的確・適切な調査に基づいて書かれているのは明白。
それが判らない時点でk2を名乗る屑は在日工作員と判明したようなもの。笑わせる。
ビデオライブラリー、2時間半かぁ・・。冬場の夜にはきついですわ。日曜の昼間に見よう。
ですから、今回の参考人招致は、あまり大きな意味を持ちません。「委員会」で田母神氏が自らの心を吐露するのを、今は待つばかりです。
と、くっくりさんが言ってるそばから、具体的な指摘をせず罵詈雑言。飛んで火に入る何とやらw
k2さん(kさん)のような底の浅い人にまじめに付き合うだけ無駄と指摘された人が別記事のコメ欄におられたけれど、本当にそのとおりですね。
櫻井よしこさんの取材力を知らないんだな、この人は。いっぺんブログだけでも読んでみ、と言いたい。
k2さん(kさん)の許せないところは、「k」名義のころに田母神論文について「天皇陛下(先帝も含めて)が、そんなこと望むはずもない」と保守の顔を装ってたことです。すぐに馬脚あらわしましたけどね。
ネットの世論調査が必ずしも正しいとは言いませんが、マスコミの世論調査も似たようなもんですよ。麻生内閣不支持が支持を上回ったとTBSだかどこだかがうれしそうに伝えてましたが、同時期に行われたNHKでは支持が不支持を上回ってたっけ。
「群盲象をなでる」のことわざのとおり、単なる茶番ですな。
国家に奉職し、自衛隊の服務規程に従ってもらった退職金を返せという野党議員。てめえこそ歳費返せ。この税金泥棒。
自衛隊員の言論の自由の範囲や、思想信条の自由の制限について、何の具体的な議論も無く、重箱の隅をつつくような議論ばかり。村山談話の正当性については一切議論なし。
一市民たる退役自衛官を国会に呼び出して、暇人の暇話ですか。
私の目には元空幕長の信念ある発言のほうが、へぼ議員の与太話より、よっぽど説得力がありました。(身を張って国防に当たってきた人間と、その影で口先だけで言いたい放題言ってきた根性なしの違いでしょう。)
その前に村山の眉毛じじいと、河野の中華漬けを国会に呼んで、24時間ぐらい締め上げるほうが世のため人のためでしょう。
祖国愛、誇り無くして国防なしです。(それともK2とやらを自衛隊の普通科レンジャーコースに入れてみますか?1時間も持たんでしょう。)
コメの方々もご存知でしょうか?
人権擁護法案を凌ぐほどの悪法が
多くの国会議員が地方に帰っている中、一部の売国奴により14日に決まろうとしています。マスコミは無視しています。
だれも触れていないので気になりました。ご存知でしたらしつれいしました。
国籍改正法案まとめウィキ
http://www19.atwiki.jp/kokuseki/
これをみた上で、次にあげるコメントを見てください。
2008-11-11 21:07:02
今日、自民党法務部会を傍聴してきました。「認知」の問題どころでない、外国人参政権、偽人権擁護法案を併せた以上に、日本国家解体に直結する法案が河野太郎座長が提示しました。それは、二重国籍を認める法案です。これから深夜にかけ書き込みます。雑誌メディアに寄稿する時間はありません。この法案が通ったら、5年で日本は日本でなくなります。この数日、インターネットの総力を結集して戦って下さい。深夜2時頃までお付き合いして頂ければ幸いです。
以上長々とすいませんでした。
二重国籍制度を一言で言うと、
『外国籍のまま、日本の参政権を持てる制度』です。
各議員や関係各所に反対・抗議のメールをお願いします。
議員送り先リスト(http://page.freett.com/soumou/)
「5年で日本が日本でなくなる」は決して冗談ではありません。
テレビの醍醐味(だいごみ)は、なんといっても生中継にある。結果が出てしまった後で野球や競馬の録画を見ても興趣に乏しい。国会中継も同じだが、なぜか参院できのう開かれた田母神俊雄・前航空幕僚長の参考人招致は、生中継されなかった。
▼タレントのみのもんたさんもお怒りのようで、TBS系の「朝ズバッ!」では「国民の知る権利を奪っている」と中継を認めなかったとおぼしき国会に思いっきりかみついていた。お怒りごもっとも。でも実態はだいぶ違っている。
▼与野党は、「田母神氏の持論展開の場にしてはいけない」として、NHKに中継を要請しなかったが、禁止したわけではなかった。参院側は民放からの中継申請を認めていたのだ。生放送しなかったのは、各局の自主判断だった。ちなみにTBSはドラマの再放送をやっていたが。
▼つまらない委員会でも相撲中継を短縮してまで放送するほど国会中継に熱心なNHKは、申請すらしなかったという。与野党から要請がなければ放送しないなら受信料を返してほしい。「みなさまのNHK」は「国会議員のみなさま」しか眼中にないのだろう。
▼国会議員も情けない。民主党出身の委員長は「後世の歴史の検証に堪えうる質疑を」と大見えを切りながら参考人の発言を再三、制していた。更迭された田母神氏に対する批判は当然あるだろうが、参考人に呼んでおいて発言を規制するのは失礼千万だ。
▼議員の質疑も防衛相に聞く方が多く、民間人となった前空幕長が自由に発言するのを恐れているようだった。生中継を見られなかった読者のみなさんには、少なくとも「言論統制が徹底した軍に自衛隊をすべきではない」という彼の発言は、説得力があったことをお伝えしておきたい。
局アナやタレントまでそれに同調する始末で手に負えません。・
TBS,日テレ、終わってるね。
読売TVの「たかじん〜」を見習って欲しい。
我々の小中学校時代、地域性も有ったのでしょうが、国家・国旗は駄目、中国やソ連、北朝鮮は楽園だとか日本の良い処を教えずといった教師ばかりでした。
その方が罪深いのでは無いのでしょうか。
今と違い、当時の子供たちは先生の仰ることすべて正しいと思っていました。
それこそ一部の公務員の方が自分たちの思想を無垢の子供たちに植えつけることになるのではと思います。
前空幕長は戦前を肯定しているのではなく、功罪有った、だから日本人として議論しようとされたのではないでしょうか。
いろんな意見があって良し!右も左もあって良し!と思います。
稚拙は投稿お許しください。
誰も「村山談話を検証してみよう」と言わないのが
情けない日本の状況を物語っているような気がします。
そういう男気あふれる放送局はないのもでしょうか。
「朝ズバ」見たけど、ひどかったですね。特にみのもんたが、自民党の国防関係合同会議で田母神論に賛同した議員について「賛同した議員の名前はわかってますよ!選挙で間違いなく焦点になりますよ!」と脅迫まがいの発言をしたのには驚きました。それも「村山談話が言論弾圧の道具だなんて、とんでもない」と言っておきながらだから、たちが悪い。自分たちマスコミが言論弾圧の一翼を担ってることに気づいてないんだから。
もうひとつ、コミンテルンに関しては、日本よりも海外の方がむしろ、資料やいろいろ文献が出ています。
逆に、それを日本のマスコミが伝えていないところに問題があるのです。
参考人で田母神が堂々としていたとは思いませんが、質問者が何を質問したいのか、ぼやけているので議論になりません。
まず、歴史感の議論をしないのなら、田母神参考人を呼んだ意味はないです!
知っているかもしれませんが、参議院のビデオライブラリ、11月11日の外交防衛委員会で見れます。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/result_consider.php
暇な方は2時間43分、がんばって見て下さい。
一番最初に紹介されてました。
ごめんなさい。
日本人に植え付けたのは、GHQでありWGIPでさらに今も日本人に贖罪意識を与え続けている。
広く国民が洗脳から覚醒するきっかけになるかもしれないテレビ中継なぞできるはずがないし、田母神氏に持論を滔々とのべられたら内閣、与野党、マスコミが大いに困る。
何よりも困るには、太平洋の西に位置する国です。
正:太平洋の東に位置する国
報道局の コメンテイター、局アマ、MCの方々は 本気で批判してるんですか? それとも擁護したくても出来ないだけですか?
どうすればそれを見分けられるのでしょうか?
最近マスコミや政府のウソが通用しなくなって必死なんですか?騒がなきゃいいものを。バカみたい。日本おかしいよ
意見としての「法律を変えるべき」はいくら言っても構わない。「法律を変えるべき」と言いつつであっても、現在の法律を守ってるなら全然問題ない。
いけないのは、変えるべき法律だから今の法律には従わないというもの。良くないと思える法律だから従わないというもの。
それと、軍が法律を変えるという最終的な判断を下してしまうこと。どんな意見であれ、それが意見でしかないならいくら言ってもいい。しかし法律を変えるかどうかの判断は立法府に委ねなければならない。
シビリアンが判断し、軍がそれを実行する。これがシビリアンコントロール。軍の側に政府と違う考えがあったとしても、それを脇に置いて政府の指示に従うというのがシビリアンコントロール。命令に従いさえするのであれば、軍の側がどんな意見を持ってようと関係ない。それがシビリアンコントロールが効いた状態。
そのようによく聞くのですがピンときません。
今回の発言で米が不快を表しているなど何か報道があるのでしょうか?
>今回の発言で米が不快を表しているなど何か報道があるのでしょうか?
すぐに更迭したので、それはなかったと思います。
>国に対して大きな不利益っていうのは具体的にどのようなことを言うのでしょうか?
>そのようによく聞くのですがピンときません。
田母神氏は憲法改正、集団的自衛権の政府見解の見直しを望んでいました。
わたしも国防上必要なことだと思っています。
が、思慮の足りない彼の言動によって、
政府はこれらを否定せざるを得なくなりました。
麻生総理は9/25の国連演説後、記者団に
集団的自衛権の行使を禁じた憲法解釈について「重要な問題で、
基本的に解釈を変えるべきものだとずっと言っている」と述べました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080926/plc0809261037006-n1.htm
安全保障という日本ではデリケートな問題は、こうして観測気球を上げて
マスコミや世論や海外からの反応を窺います。
ですが、田母神論文問題が発覚した後は、
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008110401000454.html
「麻生太郎首相は4日昼、集団的自衛権の行使を禁じてきた政府見解の見直しに
ついて『全くありません』と述べ、自らの内閣では憲法解釈を変更しない方針
を表明した」と記者団に答えました。
この田母神論文問題によって、国民だけでなく国際的にも、
日本のシビリアンコントロールについて不信感を持たれている状況では
憲法改正議論は当然しばらくは無理でしょう。
わたしは、これをきっかけに防衛省や政治の問題点が明らかになり、
改善していってくれることを望んでいます。
だと言っていない、と述べていましたが、まさにその通りだと思います。
>>植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して
>>多大の損害と苦痛を与えました。
上記は村山談話の一部ですが、これは特に誤解されやすい文節だと思いますね。
誤解されやすいというのは、即ち間違っているということに気づかれないという
ことです。
日本はあまりにも自分たちがやってきたアジアに対する歴史というものを知らな
すぎます。
その近現代史の歴史を教えるのを拒んできたのが日教組だったのではないのか。
日本はアジア諸国を植民地にしていた欧米列強、つまりインドネシアを植民地に
していたオランダ、インドシナ半島(ベトナム等)を植民地にしていたフランス、
インド等を植民地にしていたイギリス、フィリピンを植民地にしていたアメリカと
戦争をしたわけで、決してアジア諸国の人たちと戦争をしていたわけではない。
<つまり村山談話で言う、日本がアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を
与えたというのは当てはまらないということです>
結果として日本はアメリカとの戦争に敗れますが、欧米列強に植民地にされていた
アジア諸国は独立運動を経て独立します。これは日本がアジア諸国を欧米列強から
植民地解放した結果である。
日本が唯一アジアと戦争をしたのは中国のみである。これを侵略かと言われれば
侵略であったであろうとは私は思っています。満州は正確には漢民族の中国とは
違いますが、植民地にはしていました。朝鮮はおまけ。
その中国も日本以外にイギリスやフランスに領土割譲をさせられていたわけで、
香港はつい10年ほど前までイギリスの植民地でした。
こういう中で日本のみが侵略国家だったと言われるのは確かにおかしいと思う。
最後に、質疑の映像のほうはさすがに私の環境では全部ダウソするには時間が
掛かりすぎますので、西村幸祐さんのブログにリンクされていた完全版の証言録を
読むことにします。
読むことにします。
これは、産経の詳報と同じ内容です。
ま、でも、一枚物として読めるので、楽だとは思いますが。
2008.11.14 20:25
政府は14日の閣議で、田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長の論文投稿について「空幕長の職務として行ったものではなく、私人として行ったもの」とする答弁書を決定した。また、今回の投稿が「政治の方向に影響を与える意図で特定の政策を主張する」などの政治的目的には当たらず、自衛隊法で制限されている政治的行為にも該当しないとした。」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081114/plc0811142027011-n1.htm
この産経新聞の短い記事は、ひょっとすると見過ごしてしまうかも知りませんが、ハッキリ言って重大事件です。
つまり「いままで、あなた方は何を騒いでいたのですか?」という話です。
「個人の行為」「政治的行為に該当しない」ということは、田母神氏の行為は懲戒事由には該当しないと明言しているのです。
ハッキリ言って、過去の先例に照らしてみれば、この程度の判断は、論文事件が発覚した10月末の時点で、決まっていたことです。
だから、「何を、なぜ、騒いでいたのでしょうか?」という疑問になるのです。
防衛大臣は、もうここまで狼狽えていいのか?と思うくらいに狼狽えていますし、懲戒免職まで口にしているようですが、上層部は「そこまで出来る訳ないでしょ」と言うスタンスらしい。
幕僚長と言う職の任命/解任は、閣僚の権限の範疇ですが、懲戒免職は、明文化された法律、規則等に照らし合わせて決まります。
今回の田母神氏の論文が、懲戒免職に該当するかどうか、まぁ普通に考えれば解るのですが、どうやら防衛大臣には理解できないようです。
その程度の頭しか無い人が、国会議員をやること自体に問題がありますね。
おっと、大事なことを何点か。
まず、自衛隊内部への調査が、いろいろ始まっているようです。
論文への投稿についてや、アパホテルの利用に関すること等。
今後は恐らく、内部機関誌、部隊内での訓辞等もチェックされるでしょう。
防衛大学や自衛隊内の学校等で招く部外講師や講話内容についても調べられるだけでなく、場合によっては制限を受ける可能性すらあります。
最終的には、防衛省の機関等で行われている国防や国際関係の研究等でも、政府見解に従ったものしか認められない(研究自体にチェックが入る)可能性もあるでしょう。
つまり、事実上自衛隊内部での言論統制が行われるということでしょうか。
これにより、防衛省内の士気が下がるばかりか、諸外国から見た際には、かなり引き籠もった議論しかできない「単なるお役所」になることが懸念されます。
部隊等でも、今後の影響について心配する声が出ているようですから、皆様も注意して見ていて欲しいと思いました。
いずれにせよ、今回の田母神氏の一件は、今まで見えてこなかった「中途半端な政治の綻び」の根深さを垣間見ることが出来た良い機会だったと思います。