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法務省は外国人労働者受け入れ拡大反対・日銀は日中通貨スワップ反対…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

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【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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■10/22放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」

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 アメリカが中距離核戦力(INF)全廃条約離脱へ、外国人労働者の受け入れ拡大法案、日中通貨スワップ、消費増税、憲法改正など、今週は特に重要なニュースが目白押し。
 多くの項目を起こすよう心がけました。
 なので、起こした項目は全て「ざっくりまとめ」と「完全起こし」の中間という感じです(かえって中途半端?)。

 後半は青山千春博士が登場。
 メタンハイドレートの現状を解説してくれました。
 でも時間なくて、この部分は全省略。
 というか、映像が主体なので、番組動画をご覧いただいた方がいいと思います。
 
※元動画はこちら(10月23日午前0時現在)。URLが変更される(修正版がUPされる)こともあります。その場合は、DHCシアターの再生リストから、たどって下さい。但し、アーカイブは2週間の公開です。
※この書き起こしは要旨であり、一字一句この通りではありません。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。



 内容紹介ここから____________________________

(★)午前8時前(青山さんスタジオ入りの前)

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※居島一平さんはこの日(10月22日)が44歳のお誕生日。
 おめでとうございます(^▽^)


(★)オープニング(着席後)

 臨時国会は24日に始まりますから、まだ2日あるんですが、今日始まるのと事実上同じ。
 大問題の外国人労働者の受け入れ拡大の、法務部会、自由民主党でまず議論することに一応なってるんですが、これ後で言いますが、一応にすぎないんですけど、もう決まっちゃってるんですけれども、法務部会が今日の午後にあって。
 何と、月〜金、5日連続なんですよ。
 これって大半が最後の法案審査までは、業界のヒアリング。
 要するに、人手不足で困ってますって話がたぶんたくさん出て、僕みたいな反対派は孤立無援に追い込まれるという1週間になると思います。


(1)米が核軍縮条約離脱へ トランプ氏表明

 問題発言を承知で言うと、まあ面白いニュースなんですよ。
 最初面白く、やがて背筋凍るというニュースですよね。
 面白くて恐ろしい。

 面白いっていうのは、東西冷戦ってかつてあった。
 ソ連邦は1991年のクリスマスの時に崩壊してるんで、いま年齢で言うと27歳未満はソ連って知らない。
 このニュースのINF、中距離の核戦力、だいたい5千キロぐらい。
 日本や北朝鮮や中国の沿岸部からすると、だいたいグアムの範囲内。
 極東ロシアからすると、グアムに撃ち込めるぐらいの、危ない、使える核ミサイルは、全部やめましょうというのを、レーガン大統領とゴルバチョフ大統領が、ニコニコで結んだのがこの中距離核戦力全廃条約、略してINF。

 これが面白いって言ったのは、1対1で結んだわけです。
 そうすると、もしここに第三者が出てくると、これ1対1の二国間条約だから、関係ないじゃないですか。
 この第三国がグアムに撃ち込む核ミサイル持とうと思ったら、自由に持てるのに、アメリカは持てないんですよね。
 あくまでソ連との間で結んでるけど、全廃条約だから、これソ連狙ったわけじゃないって持つわけにいかないんですよ。

 というのは発射装置も実験装置も、そこに載っけるにふさわしい核爆弾もミサイルも全部、実際廃棄したんですよ。
 今のアメリカと北朝鮮との間のいい加減な、何やってるかわかんない交渉と違って、これは実際にアメリカとソ連でお互いに査察をして、全部、実験場も本当に綺麗に壊しましたということを確認してるんです。

 だもんで、1対1で決めたんだけど、第三者は作れるのにアメリカは作れない。
 これがINFの正体なんですよ。
 だから何を言ってるかというと、例によってアメリカでも日本でもトランプさんがまた無茶をやったと、せっかく核軍縮、核兵器減らす方向に行ってたのが、また滅茶苦茶やってるという話で報道してるわけですよ。
 でもそれは事実に全く反しててですね。

 ロシアとアメリカ以外に、北朝鮮はあるけど、北朝鮮はまだグアムに届くような核を本当は持ってない。
 皆さん、去年のことを思い出していただくと、グアムに向けてミサイルを、実験するぞって言ったらトランプさんの顔色が変わって、僕の周辺でもアメリカ軍は明らかに態勢を変えて、攻撃準備を始めて、それで北朝鮮はぺっちゃんこになったんですよ。

 グアムの近海に、これドンガラだけですよ?核弾頭積んでないのにドンガラだけでも撃ったら、北朝鮮は全部殺されるんだとはっきり分かったもんで、もうそこからアメリカ様の言うことだけは聞きます、アメリカ様には打ち込まない、とんでもございませんと言って、今の状態になったわけです、実は。
 その代わり、日本に届くような、中距離よりもっと短いやつは、持っていい方向に流れていってるわけですけど。

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 話を戻すと、そうすると第三者というのは北朝鮮ではなくて、チャイナなんですよ。
 だから現実世界はですね、アメリカのメディアは少しマシだけど、日本のオールドメディアはそういうことをほとんど報道しない。
 わずかに産経新聞だけが時々きらっと光るような記事を出しているんですけど、影響力は非常に小さい。

 チャイナはこのINF、中距離核戦力全廃条約を使って、もうガンガンに増やしてるわけですよ、この中距離核ミサイルを。
 だからグアムのあたりはすでに中国の中距離弾道ミサイルの脅威に晒されてる、それをオバマ大統領は全く見て見ぬふりをした。
 それからブッシュ政権の時はまだチャイナに対して甘い見方があったのと、もうとにかく油の確保で必死で、イラク戦争やそのへんばかりに力入れてたから、中国はそれを使ってもうこんなに膨らんでるわけですよ。

 やっとトランプ大統領がこれにきちんと意識を向けて、まずはそのロシアとの間のこの中距離核戦力全廃条約をやめますと。
 で、やめますと言って、アメリカは実際に作ってないんで、これから作らなきゃいけないから、それまさか数カ月でできるわけじゃないです。

 実はこのトランプ大統領がこの記事の中でも、この後にね、ロシアは約束破ってるって言って、ロシアは外務大臣もプーチン大統領も全否定してるけど、間違いなく作ってるわけですよ、この条約あるのに。
 ということはこれ、全廃条約やめたって言った瞬間にですね、ロシアが実はありますってことになって、こんなに(アメリカとの保有量の差が大きく)なるんですよ。
 それからチャイナはむき出しになるから、こんなに(もっと差が大きく)なるんですよ。

 この間はものすごくリスクがあるので、米軍は特別体制、すでに、水面下で取りつつあります。
 展開を開始しつつある。
 だからものすごい緊張状況で、さっき言った通り、米朝の交渉の結果、要するに、トランプ大統領のメインターゲットはあくまでチャイナなんですよ。

 北朝鮮の脅威なんていうのは、グアムにミサイル撃つぞと言って、(米側が)やるぞ!と言っただけで、(怯える仕草)こんなになったわけですから。
 問題は経済も軍事も何もかも中国だから、そっちに力を向けなきゃいけないから、よけい北朝鮮のことは、しばらくいいよって。


(2)米朝首脳会談は越年公算

 交渉がうまくいってないってことあります、もちろん。
 同時に、もう、急ぎが違うんですよ。
 だからここ(記事見出し)に中国の中の字も出てこないけど、本当はメインの役回りしてるのは、あくまでもチャイナなんですよね。

 その最中に安倍総理はまもなく、国会を24日にやっと開会したら、翌日から中国に行っちゃうわけですけど、その最中に中国に行くわけですよ。
 だから今回の安倍総理の訪中は、妙なことすると、世界から日本が信用失うきっかけになるし、日米同盟にヒビが入るという、全体のつながりなんですよ。

 北朝鮮が日本に届くような核を持つことを事実上許される方向に行ってます、すでにね。
 ということは、こないだからずっと申し上げてる通り北朝鮮の持ってる小さい核は許すってことですからね。
 ボロ核でもとにかく持ったら、アメリカにとりあえず相手にしてもらえる。

 世界には核開発をしてきた国がいっぱいある。
 アルゼンチン、ブラジル、スウェーデン、スイス、韓国、台湾、ミャンマー。
 ミャンマーが核開発やってきたってことは、チャイナの協力が水面下にあった。
 どうしてミャンマーに手を貸すかというと、インドに対する圧力になるから。

 こういう国々プラス関心のある国、僕の推測として申しますが、フィリピン、インドネシア、ベトナム、中国の核の脅威に苦しむ国々がこれをきっかけに小さい核を持とうかと。

 しかも北朝鮮は事実上ビジネスができるから、北朝鮮の核ミサイル技術が闇市場でものすごく高値。
 メールで送ると絶対ばれるので、詳しく言えないけど、わざわざ東京で口頭で伝わる情報があって、それによればものすごく高値ですよ、今。
 つまり中国が裏にいるということと、核拡散の時代に入って、しかもその核が使われるリスクがものすごく高くなる。

 レーガン大統領がなぜINF、中距離核戦力全廃条約を結んだかというと、ICBMは使うことがほとんどできないんですよ。
 国を丸ごと破壊するようなものだから、撃ったら自分とこの国もやられる、潜水艦から撃たれて。
 だから使えなかった。

 でも中距離や短距離の核ミサイルだと使える時代に入っていって、じゃあその時に日本が核武装しないですむのかというと、もうアメリカがこんなに頼みにならないんだったら考えざるを得ないと。

 僕は長年、日本の核武装に反対してきて、いわゆる右の方々からもうもうめちゃくちゃに攻撃されて、中傷もされてきたわけですけどね。
 まあ主に中傷は、中国共産党の影響下にもある左側の人から一番卑劣なものがありましたけども、右からもいっぱいやられてきたんですよ。

 でもこれは、座して死を待つわけにいかないっていうね、実は国会でそういうことをすでに前から議論してるんで、きちんと議論をする、あるいは本格的に再開することが求められる。
 これは大事な話。

 22日に臨時国会がやっと始まるが、会期が短いっていうのも、僕は正直、自由民主党の現職議員として問題発言ですけど、意図を感じますよ。
 つまり外国人労働者受け入れ拡大や消費増税に対して、反対する人は自由民主党議員にも、あえて言いますが、いっぱいいるんですよ。

 このしばらくの間、ずっと水面下で動いてきて、いかに多いか。
 で、いかに圧力を受けてるか。
 財務省から直接圧力を受けてないのは、僕一人だというのが分かった。
 それは圧力をかけた瞬間に、間違いなく虎ノ門ニュースで…(一同笑)。

 その臨時国会が24日に始まると、翌日から安倍総理は中国行くわけですよね。
 そのこと今、(解説で)やっていきますので…。


(3)安倍首相 24日に所信表明演説

 皆さんこれやっぱり不可解に思うでしょ?
 だって秋の臨時国会はなぜこんなに開会が遅くなったのか。
 実は理由はさっき言った通り、政府与党側のご都合ですよね、おそらく。
 でも開いたら、所信表明演説を行ったら、その後国会審議に入っていくはずが、なぜか北京に行ってしまうと。

 どないなってまんねん。
 何考えてはんねん。
 僕がブーブー言ってると、インテリジェンスから打ち返しがあって、これ中国の都合なんですよ。
 なんとウイグル関連。
 ウイグルで今、大変なことが今行われていて。

 中国は新疆ウイグル自治区って言ってる、この新疆って言葉自体が差別用語だと、中国共産党の方々にも長年申してきたんですよね。
 新しい領地って意味ですよ。
 自分で認めてるじゃないですか、もともと中国じゃないっていうのを。

 チベットの方々ってのは、良い意味で戦うことを知らない穏やかなチベット仏教徒なわけですけど、ウイグルの人々は、もともと東トルキスタン共和国っていうのを短い間だけだけども建国したことがあるぐらいで、しかも戦いに長けている、戦う能力が高い。
 ので、中国共産党、人民解放軍、僕は人民抑圧軍と言って、上海や北京で大喧嘩になったけど…。

 日中両国の与党の協議会ってあるんですよ。
 中国に野党あるんですか?

(居島:(爆笑))

 こんな奇っ怪なことを言ってる自由民主党だから、中から変えなきゃいけない。
 外から評論家で言ってたり、無所属の議員で言ってても、自由民主党の中は痛くも痒くもないので。
 内部の部会でガンガンに言われて…、僕のでっかい声で言ってるわけですよ。
 わざと言ってるわけですよ(一同笑)。

 なぜかというと、メディアを締め出すでしょ、壁耳してるんですよ。
 僕の声は絶対聞こえるけど、絶対無視するんですよ。
 誰か一人でも、「反対なんですか。自由民主党の議員としてそれでもいいのか」と食いつけと。

 またやばい発言するけど、憲法の時に久しぶりに小泉進次郎さんの前に座った時に、あ、メディアにどう受け取られるか計算して発言なさってるんだな、こういう人になってほしくないなと正直思ったんですよ。
 ずいぶん雰囲気が変わりました、民間人の時にちょっと存じ上げてたのとは。

 話を戻すと、記者は食いついて議論してこいということだが、無視して、偉い人がブリーフしますと言ったら、サーッと出てきて、だからみんな同じ話を聞くわけですよ。
 それが今のオールドメディアになってるわけで。

 ウイグルの話に戻すと、当初(総理が訪中を)予定してた時に、テロのようなことはどんな理由があってもいけないが、それでも戦い方を知ってるっていうか、安倍総理がお見えになって、中国が揉めてほしくない時に、何らかの行動を準備してて、それを把握された。
 それで日程が変更になったらしい。

 「らしい」。
 これ、くれぐれも言われたんですよ。
 情報源の人から、虎ノ門ニュースは総理をはじめ皆さん注目してるので、「らしい」を付けて下さいと。


(4)日中通貨交換協定 再開へ

 これがまた酷い話で…。

(居島:スワップっていうやつですよね)

 スワップっていう元々の英語も含めて、あくまで相互交換って意味なんですよ。
 相互交換ですか?これ。
 日韓の通貨スワップと同じで、これ人民元はいま未曾有の通貨危機に見舞われてんですよね。

 これ米中の…、だからトランプ大統領は、差別主義の恐れ十分だし、セクハラも僕あったと思ってますし、トランプさん本人が知ってたかどうか分からないけど、もみ消し工作もあったと、お金も動いたと。
 これはもうインテリジェンスの間では疑う人いないですよ。
 それでもなお、喧嘩が強い、喧嘩上手って意味では歴代の大統領にないものを持ってらっしゃるから、中国はいま本当に困りきってるわけですよ。

 いつも言ってる通り、貿易量が、前、僕は倍って言ってましたが、本当はもっと違う。
 50と15ですから、3倍以上違うわけですよね。
 したがって中国は習近平さんが威信をかけて、いいかっこしてタイマンの喧嘩やったから、負けが決定的だから、人民元は落ちて、売られて、下がって、もう国際決済つまり貿易で、人民元で支払いしますと言っても受け取ってもらえないっていう事態が、表に出てるよりもっと深刻に進行してるわけですよ。

 逆に言うとですね、世界でいま通用する通貨、あるいは信認が崩れない通貨っていうのは、2つしかなくて、ドルと円しかないんですよ。
 ユーロも、イギリスの離脱で疑われてるから、揺らいでるのは事実で。
 円は全く信認が揺るがないから、世界が通貨不安になると円高になる、円が余計に買われる。
 人民元はもっと売り込まれるわけじゃないですか。
 全然、相互交換じゃない。

 だから無条件で私たちの円を使って、いざとなったら中国に円を融通するんじゃなくて、私たちの持ってる外貨から、外貨、特にドルですよね、ドルを融通するってことにすぎないわけですよ。
 これが今回の安倍総理の訪中のメインテーマのひとつになってて、中国側からはもう余計にこれが欲しくて来てもらうようなもんなんですよ。

 これが欲しいのに、安倍総理はわざわざ行かれるんですか、国会開会中に。
 それ自体おかしいですよ。
 どうしても欲しいっていうならこっちに来なさいよ。
 こっちは粛々と、大事な国会審議、安倍総理も含めてやればいいんであって。
 何でこっちから行かなきゃいけないんですか。

 日中通貨スワップってのは前から動き分かってたので、実は、国会議員になって使える技術、そのひとつとして議員会館に、担当官僚に来てもらって、全ての省庁、環境省まで含めた全ての省庁に、幸い僕の発信の理解者はいらっしゃいます、それが僕の情報源で…。

 ノンキャリの人々と仲良くなってないと本当の情報は手に入らない。
 なぜかと言うとキャリア、特に東京大学出身者のキャリア官僚ってのは1年か1年半しか担当できないので、実は表面触るだけなんですよ。
 深いところはノンキャリの人々が、例えば10年間このことをずっとやってますってのは、キャリアで絶対いないですから。
 「ご説明に伺います」と言うけど、こちらは知ってるわけです。
 下手すると彼らより知ってるんですよ。

 日中通貨スワップについて、どこが現れたか。
 普通は財務省だと思うでしょ。
 これは日本銀行です。

(居島:はあ〜……)

 相手も中国人民銀行が出てくるわけで、これ日銀なんですよ。
 で、日銀の方々に来てもらって、こういう顔(無表情)で来られた。
 僕は逆に気持ち分かったんですよ。

 たとえば外国人労働者を増やすこと、これは主な担当官庁は法務省です。
 なぜかというと法律は出入国管理、難民認定法、法務省ですから。
 人手が足りないと言ってる厚生労働省はバックにいるだけなんですよ。
 法務省の本音は、外国人労働者の受け入れ拡大に反対なんですよ。

 僕は2年数ヶ月前に国会議員になった時に、その時から外国人労働者の動きを止めなきゃいけないと思ったから、法務省と議論しようと思って法務省に来てもらったら、なんとキャリアの人が、「私たちは青山さんが国会に来てくれるのをずっと待ってました」って言われて。

 どうしてですかと言ったら、「外国人労働者の問題で、食い止めるのは無理だと思いますが、それでも、よりマシにしましょうと言ってくれるのは、間違いなく青山さんだと思ってたんで待ってました」と言われて。
 つまり法務省は反対なんですねと言ったら、反対ですと。

 これは当然、法務省は出入国管理と同時に、国内の治安も預かってるわけですから。
 警察は警察庁だけれども、警察が捕まえた犯人は検察庁に送られて、身柄付きかあるいは書類か、送検されて、そこで裁判にかけるかどうか決めるから、検察庁が本当の法の番人として動いてるわけでしょ。
 裁判官もそうですけど。
 その検察官は法務省の一員ですからね。

 だから外国人をそんなに、もう永住ってことを条件に受け入れて、しかも外国人の方々によっては家族が大変多い。
 で、家族の範囲内もどこまでかっていうとね、もうどんどんどんどん増えてしまって、どうやって治安保つのかと。
 すでにもう外国人の方が大変になってる所もあって、そこの治安を実際は非常に懸念してるから、本当は反対なんですよ。
 それを押しきられて、今回、法案を提出するわけですよね。

 同じように日本銀行は、通貨の番人ですよ、まさしく。
 円を守ってんのは財務省じゃないんですよ?
 これ大きな誤解であって、これ日本銀行なんですよ。
 日本銀行が人民元と相互交換と言われて、賛成すると思いますか。
 もの言えないだけですよ。
 本当は反対なんですよ。

 僕に来て下さいと言われて、嫌だなと思った人も多いと思いますよ。
 だから、表情が出ないように入ってきたわけですよ。
 僕が、日中通貨スワップは間違ってるっていうの、分かってるよねと言ったら…(画像のような表情をした)。

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 これは私たちが営々として築いてきた円のクレディビリティ、信認性をね、一時の、目先の、外交的判断の誤りで危うくするものだと。
 そうでしょう?と言ったら…(また画像のような表情)。
 絶対、表情に出さない。
 でもこれはあえて言うと、いや、そんなことないですと言うんだったら、言うんですよ、やっぱり。

 だから僕は考えてるのは、たとえば自由民主党を突然離党したり、無所属になったらそりゃ楽でしょう。
 それから議員もう辞めちゃったりね。
 それはもっと楽ですよ。
 自由民主党のあの苦しんでる議員さんたちと一緒にやらないといけないんですよ、これは。

 逆に、僕を潰したい中国共産党はじめとして、待ってるわけですから。
 離党してくれないかなとか。
 何にも力のない外野席に行っていただけないかなと。
 日中通貨スワップ反対って、評論家として、あくまで虎ノ門ニュースの参加者として言ってくれないかなと。

 自由民主党の部会で言うのはやめてもらえないでしょうかっていうのが、皆さんの、中国共産党からお金をもらってツイッターなどで嫌がらせなどをやってる人たちの共通の願いなんですよ。

 だからそれに対抗するために、僕は戦う技術も使わなきゃいけなくて、通貨スワップも外国人労働者も消費増税も、実は、一部を受け入れなきゃいけなくても、今、たとえば憲法改正もできてないし、拉致被害者の奪還もできてない中で、こうバーンと(ちゃぶ台返しを)してしまうことだけはしちゃいけないというのをですね、考えてるから…、全然眠れないですよ。

 日中通貨スワップをやることに僕は反対なのと、実は日本銀行の内部に反対意見がちゃんとあり、心ある与党議員の中にもちゃんとそれいらっしゃるってことは、ちょっと理解してほしいんですね。


(5)臨時国会の会期は48日間 与野党合意

 二階幹事長が場合によっては延長も考えるとおっしゃってて。
 臨時国会は延長がひとつの常識でもあって、通常国会は1回だが臨時国会は2回まで延期できる。

 しかも遅く開いたから会期が短くて、これ僕にとっては痛し痒しなんですが、外国人労働者の受け入れ拡大、事実上の永住権認めるっていう法案は、法案としては入管法改正っていうね、これもはっきり言うとずるくて、国会審議ではこんなちょっとの部分(短時間)なんですよ。
 今年6月の骨太の方針、閣議決定でもう全部決まっちゃってるんですよ。

 外国人労働者を1号2号って分けて。
 1号は単純労働者で5年が限度で、家族連れてきちゃいけないと。
 これ自体が外国人労働者にとっては明らかに人権侵害でしょうが。
 こんな妙な話ないですよ。

 でも技術を習得して日本語もある程度できるようになったら、2号になって。
 これも嫌な言葉だと思いません?
 人間ですよ?外国人の方々も僕らと全く同じ。
 それ1号2号って勝手に日本が分けて。
 で、2号になったら家族の帯同ができて。
 で、永住権あくまで認めないことになってるけども、事実上の永住ができると。

 いずれにしろ、国会審議の時間は短くしてても、本当は僕ら国会議員は関与できない。
 議員内閣制でも閣議決定に何も関与できませんから。
 個人的に知ってる閣僚に話するぐらい。
 それ僕もいろいろしましたよ…。
 そういうことをしても、骨太の方針ってバーンと決まっちゃって、あとのいわば手続き論がこの国会でしょ。

 ところが話はつながってるのは、今日22日だけど、もう国会始まったのと同じなんですよ。
 今日から自由民主党の法務部会が始まって業界のヒアリングなるものが始まって、なんと月・火・水・木・金とやって、最後の金曜日に法案審査、おそらくもうそこで部会了承になって、僕がいっぱい反論言っても、1週間続けて僕は反論言う機会があるわけですけど、もちろん奮闘しますが、言っても最後は、原案のまま部会を通過して、そして総務会に上がって、総務会を経るともう国会に出ていって、そうするともう党議拘束ですから、本会議場でボタンを押して賛成、あるいは記名投票だったら札を持って賛成って入れなきゃいけないってことになっていくわけですよ。

 そうすると、皆さんお気づきでしょう?
 24日から国会なのに、どうして月曜(22日)から部会やるんですか?
 要は審議期間を短くして、さっき言った痛し痒しで、野党がここに乗っかってて、彼らが今まで言ってた主張とか関係なく、とにかく自由民主党と安倍政権がやろうとしてることは潰すんだってことで、外国人労働者の受け入れ拡大反対って、急にワーッと言ってるわけじゃないですか。

 だから審議期間を短くして、でも自由民主党の中に異論があるから、青山なんて全然影響力ないけれどもやっぱり警戒しなきゃいけないから、部会を早くからやって、業界こんな困ってるんですと、人手不足で困ってるんです、介護も農業も建設も宿泊も、どこも困ってるんですよと。

 そうやって分野絞るとワーッと各業界が寄ってきて、しかも日本経団連からトップダウンでこれは良いことなんだと、日本を救うんだと言ってるから…。

 日本は、やっぱりここが戦争に負けた原因なんですよ。
 縦社会でしょ。
 横に言えないじゃないですか、自由に。
 なぜ戦争になったかばかり話してきた間違いと、これもつながってるんですよ。

 あの当時は主要国がみんな戦争してたんですよ。
 アジアが白人の帝国主義に侵されていたんですよ。
 何でその時、日本が戦争しないですむんですか。
 そんなことあり得ないじゃないですか。

 だからなぜ戦争になったかだけじゃなくて、なぜ負けたかを一番考えなきゃいけないのに、それ全く考えてないから。
 とにかく戦争はしちゃいけないの話だけだから。
 日教組がいない学校でも同じことを教わってるじゃないですか。
 日教組が極端なだけですよ。
 基本的に戦争観とか国家観、歴史観、同じじゃないですか。
 だから戦争に負けた原因が、そのまんまなんですよ。

 だから自由民主党でものを言う手続きも、結局は…となるわけですよ。
 その中で何とかね、僕は道を見つけるために、こうやって法務省の方に来ていただいて、これはバックグラウンドなので中は見せられませんが、丁寧な説明があってですね。

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 さっきの日銀の方々に申し上げたのは、別に僕に何も言わなくてもいい、顔に出さなくてもいい、でもなぜあなたが大学出る時に、日本銀行に就職したのか。
 通貨を、私たちが築いてきた円を守るんだということで、日銀マンになったんだと。

 だから安倍総理がこうだとか、財務省がこうだとか、あるいは外務省がこうだとかじゃなくて、日中の通貨スワップは間違いだっていうことを、あなたたちは誇りを持って貫いて下さいと。
 僕は必ず一国会議員としてそれを支えるからということを申して…。

 僕が国会議員になったのは2年3ヶ月前ですから、だからさっき言った通り、キャリアもう替わってるんです。
 新しいキャリアがお見えになったから、誰が言ったと言わないけれども、あなたの前任者は反対ですとおっしゃった。

 あなたは頷かなくていい、でも反対なんだよ、なぜかというと、法務省は英語で言うと The Ministry of Justice。
 正義、治安、安全を守るのが法務省の役割で、だからどうして、キャリアとノンキャリが来てたから、1人ずつ言って下さいと、どうして法務省に入ったんですかって言ったら、その通り、正義と秩序を守るために私は入ったんですと。

 だからこんな目先だけ見て、外国人の方々の人権も危うくしながら受け入れ拡大は本当は…、それ以上は彼らも言えないけれども、そういうところを一緒に議論して、説明を受けるんじゃなくて、一緒に勉強をして、これからも続けていって、もうこの1週間しかない本部部会だけれども、何とか外国人の方にも、日本人にとっても、よりマシな修正、あるいは場合によってはですね、時限立法にする手段もあるわけですよ。

 僕に寄せられたたくさんのコメントの中に、消費増税の方がまだマシだと。
 消費増税はいずれ減税したら取り返せるかもしれない、ほんとは落ち込んだ経済ってそんな簡単に取り返せないけれども…、でも外国人は一度受け入れたら終わりだと。

 しかしすでに120万人、本当は隠れた方も入れると130万人以上の外国人の方がすでに入ってる状況。
 その現実を踏まえて言うと、そもそもゼロにしてくれって言ってるわけじゃないから。
 鎖国してるわけじゃないんで。
 そうじゃなくて日本人の労働機会や日本の治安や、あるいは外国人の方々の人権がきちんと守られる範囲内でってことを言ってるんであって。

 そうすると例えば時限立法、って明言しなくても、その余地を残すためにも、とにかくこの1週間の部会での議論っていうのは、これは記録されますから、大事だと考えてるんです。
 いま、そういう状況です。


(6)安倍首相 消費増税表明 来年10月10%に

先週の解説もご参照)

 前日10月14日(日)に読売新聞に、「安倍首相が来年10月に消費税10%にすると決断、あす(10月15日)表明」と。
 何言うてはんねん?

 これもう法律で決まってて、消費の落ち込み対策ももう6月に決まってて、全部決まってて、なんでもう一回決断する必要があるんですか。
 考え直そうとしてる、むしろ証拠になってるじゃないですか。
 まるで記者会見するように書いてあるが、臨時閣議の中で、増税のショックを和らげるように努力して下さいねと言っただけ。

 翌日にぶら下がりやったので、いちおうこれ会見やったんじゃないかと思った方もいらっしゃると思うが、これ逆さま。
 実は水面下で財務省、そして財務省の記者クラブ加盟のオールドメディアほぼ全社が、記者会見やって下さいと。
 だって記事と辻褄合わないもん。

 記者会見やって、やっぱり決断したんですと言って下さいと言ったら、拒否したんです、安倍総理は。
 それは拒否したの。
 それで妥協で、いわば立ち話です、ぶら下がり取材ってのは。
 そうなったわけですよ。

 さらに管官房長官、これも安倍総理の後継候補の、有力候補の一人の管官房長官は、リーマン・ショック級のことがなければ引き上げるっていうことで、何も変わりはありませんと。
 あれ?これはショックがあったら、引き上げないってことじゃないですか。
 だからこれは外国人労働者よりはまだ救いがあって、ずっとまだ戦いが続いてて。

 朝日新聞10月16日朝刊に何て書いてあるかというと、「消費増税 進まぬ準備」。

(居島:(笑))

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 朝日としては、読売に書かれたことの説明をしてる。
 準備が進んでないから総理としては準備しろと言ったんだと。

 それは表面であって、ここに何て書いてるかというと、「対策の柱を並べた。しかし…」と書いてあって、この対策の中身は、「5日の経済財政諮問会議でも出たばかり」。
 それから「6月に決めた『骨太の方針』とほぼ同じで、新味はない」と。
 「来年10月に増税すること自体も消費増税法に明記され、9月の総裁選で首相は『予定通り引き上げたい』と繰り返してきた」と。

 だからあれ(読売の報道)はニュースじゃないと言ってるわけですよ(一同笑)。
 朝日も追っかけたんですよ、財務省に言われるから。
 朝日だけ軽減税率適用しなくていいんですかと、財務省は賢いから直接的には言わないけど、それが背景にあるから、やむなく追っかけたけど、悔しいし、いちおうライバルだから、これを書かざるを得なかった実態は、ニュースでも何でもないってことですよ。

 だからこれは、さらに僕は、今日も際どい話してるんですが、財務省の中の中の人たちと、全部お会いして聞いたところ、来年の5月で間に合うと。
 ということは、僕も改めて認識を変えたんですが、新年度予算、西暦2019年度予算が3月に絶対成立します。
 自由民主党が強いんだから、年度内に成立しますよ。
 そこで終わりじゃないですか、普通。
 だって消費増税をやった場合の税収増とかも含めた予算案になってるわけですから。

 だから僕はもう3月末で見直しできなかったら終わりだと思ってたら、違いますと。
 5月で十分間に合いますと。
 なぜかというと、要するに補正予算を組めばいいと。
 補正予算というのは、乗っけるだけとみんな思ってるけど、減額補正もできますと。

(一同:ああー、なるほど)

 一部入らなくなったので、でもその代わり、減税すると、減税まで行かなくても消費増税やめると、消費はそのまま続くから、右左合わせてちょっと減額しとこうかと。
 これ今年度で、2019年度でできると思ったこの部分、公共工事のこの部分は、ちょっと2020年度に延ばしますということも含めて、減額補正だってできるんで、5月で十分間に合いますと。

 ということは、たっぷり時間があってですね、それは10月15日に総理が臨時閣議開いて、対策を頑張って下さいって言ったって、あと7カ月あるんですよ。
 経済情勢、十分変わるから、これは国民世論の出方によって、動かせます。
 それはぜひ有権者に理解してほしいんですね。


(7)自民改憲案提示 下村氏が北側氏に意向伝達

 これも重大なニュース。
 公明党の北側一雄憲法調査会長は実は、公明党の憲法の窓口であると同時に、水面下のキーパーソンだったんですよ。

 だから安倍総理が突然、去年の5月3日に、9条はそのままにして現状の自衛隊合憲だけは付け加えますとおっしゃったのは、背景にこのまさしく北川さんと、自由民主党の当時の高村副総裁の、秘密の話し合いで決まって、それだったら公明党、受け入れると返事が北側さんからあったから、つまりそれは支持母体の創価学会まで含めて根回しした上で、公明党は慎重ですから、逆に言うと全く信用できるから、それで安倍総理はそうおっしゃったわけですよ。

 それが今回、高村さんが議員を引退なさったこともあるけれども、でもこの憲法については、最高顧問という形も含めて重大なところに就いてらっしゃるんだけど、高村さんじゃなくて、表のトップの下村博文さん、新しい憲法改正推進本部長が会ったっていうのは、これが全然意味が変わったっていうことであって、これはもうやりますよという表明なんですね。

 しかもこれ、自由民主党が取りまとめた4項目をやりたいと言ってるんで。
 これ4項目の中には、不肖私が1年生ながら提案した「自衛権の発動を妨げない」にして下さい、それを言葉を書き換えて「自衛の措置を妨げない」になったけども、中身は同じっていうのは注釈でわざわざ書いてある。
 これ込みなんですよ。

 但し、これは総務会で決定したわけじゃない。
 要するに、出されているけれども、党の完全な決定事項にはなってない。
 だから安倍総理は公明党や国民全体、あるいはオールドメディアの動向を見て、危ないと思ってて、できれば自分の案に戻したいっていう気持ちをお持ちなんで、これは消費増税と同じように、これからの、特に自由民主党内部の、良い意味のせめぎ合いになると思います。

 だから外国人労働者だけではなくて、こういうことも当然、同時進行でやらなきゃいけないということです。


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(「青山繁晴のまいにち哲学」のゲラを公開。スタジオ大うけ(^_^;)

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(8)尖閣周辺に中国船 2日連続

(省略)


(9)那覇市長選 辺野古反対派の現職が再選

 安倍総理や自由民主党が推した候補は大敗。
 県知事選挙と県庁所在地の選挙で負けた、したがって沖縄では左派勢力がこれでものすごい勢いだ、と思うでしょ?
 でも僕はこれは玉城デニー新知事にとっては重いくびきになると思いますね。

 というのは那覇と県庁は抑えてるが、沖縄県内の大半の市は、もう本当は、辺野古移設容認と口では言わずとも、容認も含めて、沖縄経済自立も目指し、今までの翁長県政4年間と違う路線を歩むという市長の方が圧倒的に多い。

 むしろ玉城知事としては那覇の選挙で大勝して、ご自分も大勝したから、強気で行かざるを得ない。
 沖縄にとってもちろん不幸だし、成功は一番怖いという証拠だと思う、客観的に見て。
 だからどこかの時点で、お互いに突っ張るままの4年間をまた過ごすんじゃなく、もう一度玉城知事と話し合う機会がむしろ生まれるんじゃないかと、こちら側の大敗を見て思いました。


(10)日朝情報当局が極秘接触 モンゴル首都で今月

 共同通信の独自ダネ。
 こう指定すると、加盟紙が大きく扱う。
 この情報源は僕の責任で言いますが、外務省。

 これ、ひどい話。
 極秘接触なのに、警察庁出身の北村滋内閣情報官と、名前をわざわざ書く。
 しかも、「外務省を通じた正規ルートでの環境整備は難しいとみて、情報当局間の水面下での交渉に活路を求めた安倍総理の姿勢が明らかになりました」と。

 この記事の異常さ。
 つまり外務省を通じたルートが正規なんだと。
 それが上手くいかないと焦った安倍総理が情報当局同士でやってると。

 これ前も一度あったが、またやるわけです。
 拉致事件の担当から外されることを警戒した、外務省側からのリークであることはほぼ間違いない。

 これを水面下で言ったところ、外務省側から僕に反論があった。
 共同通信は平壌に支局があるから、北朝鮮側からだと。
 僕は「なめたような話をしないでいただけますか。共同通信の支局は全然情報取れません」と。
 金正日死去も全然分からなかった。
 常にプロパガンダに利用されている実態があって、外務省は百も承知じゃないかと。
 だからあなた方だと。
 リーク合戦になるのはやむを得ないが、国益を損ねることはやめてほしい。

 それと、自分たちのテリトリーを侵されることを嫌がる、これだから戦争に負ける。
 北村さんは警察庁からも疎まれている。
 野田政権の時からだから、仕事とか関係なく、あいつばかりいいポジションにいやがってと。
 あそこ動かさないと、天下りも含めて、ところてん方式に下から順番に天下り行くのが止まっちゃうじゃないかと。
 そういう発想で物事考えるのやめて下さいと。

 当然、情報機関も、内閣情報調査室だけじゃなくて、警察庁外事情報部、権限はないけど優れている防衛省の情報本部など、と連携すればいいことであると同時に、あなた方が行くから北朝鮮の外交部が出てくる、外交部に権限ないのを知ってるのはあなた方じゃないですかと。
 だから連携、連携ですと。

 前に話したと思うが、僕は民間人当時に、拉致問題対策本部の首脳陣から2人お見えになって、いずれも外務省じゃない。
 外務省が中心だが、たとえば予算組むためには財務省が必要だし、経済協力もしやるんだったら経産省が必要。
 だから他省庁からけっこう拉致問題対策本部に来て、首脳陣にもいる。
 その中から2人、お見えになっておっしゃったのは、「いま拉致問題の交渉はどうなってるんですか?」「北朝鮮の現状はどうなんですか?」。

 僕はひっくり返った。
 それ僕が皆さんに聞くことでしょ?

 つまり、外務省が全部握ってて、他省庁から来た幹部や首脳陣には全然情報を出さないんですよ。
 僕は逆に、お2人、えらいですねと。
 よく民間人にすぎない僕に聞きに来られましたねと。
 それで情報源を隠した上でお話をして、僕なりに動いて、情報連絡官を中に入れて、外務省が情報握ってても、財務省にも経産省にも、どこにも渡せる人が必要だと言って、それ実現したんですよ。

 実現してしばらく経って、ある人が来られて、涙されて、自分は連絡役として行ったのに、外務省の所のドアが開かない。
 連絡もへったくれもなく、何も話できないと。
 何のために毎日…と。
 どこの省庁とは言えないが、重要官庁から行ってた。
 何も仕事できず、廊下歩いてるだけですと。
 その時から僕は、外務省がちゃんと連携できる体制を作るべきだと。

 これって、たとえば帝国海軍と帝国陸軍の共同作戦が実際には全くできてなかった。
 ミッドウェーで負けて、もうロジ(物流・兵站を意味するロジスティックス=logisticの略)が失われてるのに海軍が隠したから、陸軍は孤立無援の戦いをやって、いま悪者にされてる。
 サイパン、アッツ、ガダルカナル、みんなそうじゃないですか。
 それ同じことやってるでしょ。
 だから拉致被害者が帰ってこないという面がある。
 だからこういう妙なリークはやめて下さいと。


(11)拉致問題 松本京子さん失踪から41年
(12)サウジとトルコ 相違鮮明 合同捜査が焦点に
(13)南シナ海 衝突回避協力 ASEAN拡大国防相会議
(14)新たな国民投票求めデモ イギリス

(以上省略。但し時間押してて、4本まとめて青山さんの解説は2分間(^_^;)


(★)未来のエネルギー!メタンハイドレートのいま(青山千春博士)

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(全編省略<(_ _)>)

※映像主体です。
 これ見たら、多くの人が「何で日本政府はメタハイに取り組まないの?もったいない!」という感想を持つと思います。
 ボードゲーム「燃える氷をさがせ メタンハイドレートハンター」の説明もあります。
 番組動画でお楽しみ下さい。




 ____________________________内容紹介ここまで


 消費増税はまだ何とかなるかもしれない、というのは朗報ですね。
 でも、外国人労働者の受け入れ拡大の法案は事実上もう決まってる、というのはやはりショック(T_T)
 この1週間で青山さん含めた党内の反対派が頑張って、ちょっとでもマシな内容になるように…っていう選択肢しか、もう残されてないようですね。

 それにしても、「青山繁晴のまいにち哲学」、濃いな〜(^0^;)
 青山さんのファンはもちろん、アンチも喜びそう…。
 誹謗中傷の画像とか動画に利用されるんでしょうね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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(青山さんは個人の寄付も一切受け取らないそうです)

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※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントを送れます。
こころが風邪をひいたら
 拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし





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