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米軍の北朝鮮攻撃の確率は3割・パチンコルートを食い止めるIR法…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

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【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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■4/10放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」

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 今日も生放送。
 主なテーマはやはり、米軍によるシリアへのミサイル攻撃、米中首脳会談、そして米軍の北朝鮮攻撃は行われるのか?
 青山繁晴さんの主な発言(要旨)をご紹介。
 
※元動画はこちら(4月10日午後7時現在)。URLが変更される(修正版がUPされる)こともあります。変更後は、日が浅い時期であればDHCシアターの再生リストから、日が経っている場合はYouTubeの検索窓に「4/10 虎ノ門 青山繁晴」などキーワードを入力して探してみて下さい。但し、アーカイブは2週間の公開です。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。



 内容紹介ここから____________________________
 
(1)トランプ氏 アサド大統領は「独裁者」米ミサイル攻撃

 アサド政権(シリア政府軍)の兵士、少なくとも4人の兵士が死亡したとされているが、アメリカ側から僕のルートで直接聞いてる人数と全然違います。

 このシリア政府の空軍基地、シリア政府は否定してるが、サリンガスを充填した爆弾を積んで戦闘機が飛び上がって、同じシリア国民に撃ち込んで、赤ちゃんも喉や胸をかきむしって、最後は目を見開いてよだれを大量に出して死ぬというのが、サリンガスなど毒ガス・化学兵器に冒された場合の特徴。

 その戦闘機が発進した後、アメリカ側が衛星写真などで確認してる空軍基地を全部破壊した。
 これは僕の情報とも一致してる。

 基本的に戦争は、第二次大戦のような大きな戦争から、今回のようなミニマムな戦争まで、共通してるのは、やっぱり明かされないことが多い。
 真の目的が明かされないことが多い上に、犠牲者の数もご都合に合わせて増えたり減ったりする。

 たとえば今回、アメリカ海軍は59発のトマホークを飛ばして、ロシア軍は23発しか当たってないと言ってるが、米軍は全部当たったと言ってる。
 59発って中途半端でしょ。
 60発撃ったんです。1発は失敗。
 当たってないんじゃなくて、そもそも発射に失敗した。
 米軍が59発という数字を発表したのは、米軍の方は今回なるべく実態どおりに言おうとしてる。
 トランプ政権の下でも米軍が十分に力を発揮して、思ったことは全部やれると。

 米軍はいっぱい嘘をつくけど、今回は正直ベースでやろうとしてる。
 したがってニュースを見る時に、いったいどっちが本当なんだでみんな終わってしまうが、その時によって正直者と嘘つきが入れ替わったりするわけです。
 今回アメリカが59発と発表したのは、今回はアメリカは正直ベースで行くんだなっていう話。

 専門家じゃないので、全部細かく分かる必要はないから。
 これいずれ北朝鮮に直接影響するから、日本国民はもちろん深い関心を持つべきだが、その時に、あ、今回どっちかと言うとアメリカができるだけ本当に近いことを言おうとしてて、ロシアはそれを真逆にしようとしてるっていうふうに、これからのこのシリア関連のニュースは見て、ほぼ間違いがないということ。

 そのうえで、最初から言うと、発端はシリアの化学兵器の使用じゃない。

 これもちょっと言葉に気をつけながら言うと、僕は今回いくつかショックがあったが、米軍がシリアに攻撃開始してる時は、僕は参議院の本会議場にいて、衆議院もそうだけど情報過疎地なんです。あそこにいたら何も分からない。
 パソコンやスマホは全部持ち込み禁止で、持ち込んでる人はいるけど見ることできない。

 本会議終わって昼ご飯食べてる時に、ある所から連絡があって、トマホークを撃ち込んだと。
 その時に、一番びっくりしたのは、予行演習という漢字四文字が頭に浮かんだ。

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[画像はJNNより]

 つまりこれシリアが、あるいは化学兵器が、本当の狙いではない。
 トランプ大統領は習近平国家主席と、フロリダのパームビーチの別荘にいるはずですよね。
 米中首脳会談をやりながら、戦争始めたんですよね。
 そんな人は今までにいないです。

 急にトランプさんは人権擁護者になって、遠いシリア、つまりアメリカの自衛とか、あるいは国連決議ありましたとか一切なく、とにかく殺された赤ちゃんのためにトマホークを撃ち込んだと言ったわけですよね。

 これはそうではなくて、実は北朝鮮をいずれもっと徹底的な攻撃でやりますよというのを、北朝鮮の保護者の習近平さんに、いきなり会談したり飯食ってるところに、バーンと突き付けて、その結果、あとで画像を見ると、習近平さんは昼寝してるパンダみたいになってたでしょ。

 もう反応できないわけですよ。
 っていうか自己防衛本能も働いて、反応したら、これ中国は非難しなきゃいけない、直ちに、その場で。
 しかもシリアはロシアが支援してるけど、ロシアと一緒にイランも支援してて、そのイランの支えのひとつが中国なんですから、直ちに反応しないといけないのが、反応できなかった。

 これトランプさん、きつすぎっていうのか、習近平さんはその後、延々、1時間半の晩餐会を耐えなきゃいけない。
 具体的には晩餐会が終わる時に、突然、攻撃したとはっきり言われたらしいんですが。
 いずれにしても妙な雰囲気は間違いなくあって、フルコースを索漠たる気持ちで食べなきゃいけない。
 それでアメリカの報道で、晩餐会終わったら中国の一行は逃げるように、彼らのベッドルームに急いだみたいなことを書いてて(補足:中国側は別荘への宿泊を断り、ホテルを宿泊先としていた)。

 きついなと思って、アメリカのメディアの知り合いに電話して話したら、いや、きついんじゃなくて本当にそういう印象だったんだよと。
 長年、わが大統領閣下が各国首脳と会談するのを見てきたが、こんな様子は一回も見たことがないよねと。

 話を戻すと、ひとつは、シリアじゃなくて北朝鮮を攻撃するための予行演習を、それもシリアが化学兵器を使っちゃってからわずか2日で決断したわけですよ。
 これ常識では絶対あり得ないんですよ。

 まず国連安保理で全然議論してないでしょ。
 それからシリアは化学兵器を使ったことを否定してる。
 シリアが使ったという証拠をアメリカは持ってると言ってるけど、僕も中身はまだ聞いてないくらいで、本当に証拠があるのかさっぱり分からない。
 プラス、アメリカ国民が化学兵器で殺されたわけじゃないから、どう見ても自衛と言うのは無理。

 すると、普通は理屈建てをしようとする、同じ戦争する場合でも。
 特に現代の戦争はミサイルを撃ち込んで、あっという間に終わるが、その後が長いわけだから。
 延々、国連安保理でアメリカけしからんとやるし、常任理事国にロシアと中国がいて、ひっかっきまわされる。
 その時に不利になるの分かってて、2日でやるっていうのは、やっぱりトランプさんが決断の人と言えると同時に、2つ、あっという間にやらなきゃいけなかった理由があった。

 ひとつは、隠さなきゃいけないことがある。
 もうひとつが、北朝鮮という本来のターゲット。
 今までの僕の話は逆に見るべきで、習近平国家主席が自分の別荘に来て、目も合わさなきゃいけないし、一緒に飯も食わなきゃいけない。
 そのタイミングでやらないと、北朝鮮に同じようにやるよ、その時に中国は今のあなたみたいに、黙って座ってらっしゃればいいんだ、余計なことしなくていいんだ、ごちゃごちゃ動かなくていいんだよということをやるためには、逆にあのタイミングしかなかった。
 米中首脳会談をやってるのに(シリア攻撃を)やったんじゃなくて、会談をやってるからやった。

 ということは、北朝鮮に対する攻撃は、僕はそれでも1割程度だと言ってきたけど、もう何パーセントという数字を言うのは本当は難しくて、少なくとも10%ではないです。
 しかも、やるんであれば、どんなにのんびり考えても、年末に金正恩委員長が普通に健在だとはもはや考えにくい感じなんですね。

 ということは、拉致被害者の救出も、ついこないだ1年以内に(救出を)という話が家族会から強く出ましたが、もっと早く、朝鮮半島に自衛隊、警察官、消防官、お医者さん、看護師さん、保健師さん、朝鮮語の通訳でつくった救出隊を本当は送らなきゃいけないし、その訓練も始めなきゃ間に合わないということが、一瞬で、本会議から出てきて昼飯食おうとした僕に襲いかかってきた。

 もうひとつの、隠さなきゃいけないこととは、化学兵器がこの攻撃の本当の理由のひとつであって、それが始まりじゃない。
 アメリカのどの部分から僕が聞いたかは言えませんが、チャンスだと言った人がいる。
 アメリカの今の大きな意味での指導層の中で。現政権あるいは現在の軍の中で。

 日本では森友学園事件によって安倍政権を倒そう、特に安倍総理を引きずり下ろそうという動きが、北朝鮮がミサイル撃とうが何しようがずっとそれが続いてきた。
 ところがアメリカでは森友学園事件どころでなくて、もっと深刻な、トランプ大統領がやがて弾劾にかけられるかもしれない、そして史上初めて成立するかもしれない、その結果、大統領選挙が事実上無効になって、やり直しになるんじゃないかと、そんな話まで実はワシントンD.Cでは普通に語られるようになってる。

 大統領選挙自体が、当初非常に劣勢だったトランプさんが、プーチンさんと直接連絡を取り合ったんじゃないかと。
 トランプさんはもちろん全否定、プーチンさんの側も否定してるが、大統領選挙が外国のロシア政府によって支えられたんじゃないかという疑惑が出てて、それをFBIが大統領選の最中から指摘してて、大統領になった後も態度を変えずにどんどん捜査を進めてる。
 だから何となくの弾劾じゃなくて、FBIの捜査によって弾劾に追い込まれるという状況になってる。

 その中でたとえばフリンさんっていう、トランプさんの一番身近にいた補佐官を突然首にした。
 早く切りすぎたために、フリンさんにFBIはじめ司法当局が接触して、フリンさんは自分を刑事免責してくれるなら、全部ぶちまけると言ってるわけです。
 すると政権としては手段が2つある。

 アメリカは戦争を始めたら、全部叩きつぶすんだと、国がギュッとまとまるんですよ、議会も。
 するとまず戦争やらなきゃいけない。
 これがたとえば北朝鮮と戦争を始めると、金正恩を仮に殺害しても朝鮮人民軍がおそらく反撃する。
 すると三沢、横須賀、岩国、佐世保、厚木、座間、沖縄、こういう在日米軍の主要な基地にいる米軍人と家族を当然心配するから、ロシア(の問題)で追い込まれるのをどうにかしたいと言っても、いきなり北朝鮮への攻撃だと判断が重すぎる。
 それと、ロシアと必ずしも関係ない。むしろ中国の話であって。

 すると北朝鮮をいずれ叩くにしても、そうじゃない最初の戦争が何かないかなという現状があった。
 そこにロシアの庇護の下で、シリアのアサド大統領が思い上がって、まさかのサリンガスを、前に使った残りをもう一回使った。
 そうするとこれは大チャンスになってしまった。

 だから2日で決められたというのは、決断力ってこともあるが、もともとロシア関連で隠さなきゃいけないことがあったのが、ロシアファミリーでもう誰が見てもこれはいけませんねと(いうことが起きた)。
 だって赤ちゃんが喉をかきむしる、あるいは目がうつろになってよだれが出てる画像が世界に流れたわけだから。
 日本ではずいぶん伏せられたが、世界ではもっと生の映像が流れたから。
 ここにズボッとはまったわけですよ。

 僕の印象から行くと、いまトランプ政権は、我々は神に愛されてるっていう、エキサイトしたような、舞い上がったような雰囲気になってる。
 僕はそれずっと警告してるのは、ここで思い上がって、北朝鮮を攻撃しても、いわゆる飽和攻撃をやって、北朝鮮があっという間に潰れて、心配されたような日本への被害はそう起きないと思ってもらっちゃ困るんだと。


(2)安倍首相「平和への関与評価」日米電話会談

 今日からまた国会だが、野党は当然これをもう非難してますよね。
 野党というか、全部野党側に立つところの日本の地上波テレビとか、そのテレビに出してほしいコメンテーターみんな、どうしていつもアメリカに追随するんだということを言ってる。

 が、攻撃した後に日本の総理に電話してきて、通訳入れてだが45分間協議したというのは、一度も聞いたことがない。
 だから習近平に対する、無礼な状況を作っておいて、結局その後、もう1日会談したが、中国側はほとんど対応できずに、何しに行ったか分からない状況。
 中国は必ず仕返ししますよ。ものすごく面子潰されたから。

 中国に対する無礼な態度と、安倍総理に対する丁寧な態度。
 事前に日本側に、安倍総理という頂点には伝わってた、実は。
 中国にはひと言も伝えてない。

 次は北朝鮮ですよ、シリアと違って日本は当事者ですよ、それなりのことはしていただかないと困りますよ、と。
 日本は実はその準備してるんです。
 アメリカ艦船の保護を、主として海上自衛隊が、その演習を史上初めて始めてます。
 安保法制に基づいてやってると政府は説明してる。もちろんその面はあるが、違います。
 中身は、朝鮮半島有事に自衛隊は今までみたいに知らん顔はできませんよ、拉致被害者もいらっしゃるんですよね、と。

 僕が言ってるだけじゃなくて、アメリカ側からも…、つまり日本の新聞だと、韓国に住んでる日本人をどうするかって話だけをわざと書いてあるけど、それは、自力で日本にお帰りになることもできるじゃないですか。
 拉致被害者は自力で帰れないんですから。
 するとその意味ではアメリカはまともな国だから、それも含めてご自分でやらなきゃいけませんよってことがあるから、これ電話してきてるわけですよね。

 ということは、今後の国会を考えると、共謀罪というようなことでうろうろしてる場合じゃないと。
 森友学園事件で国会も懲りたんじゃないですかと。


(3)シリアで空爆市民18人死亡 ロ軍機か

 シリア政府軍がイドリブ県を空爆して民間人をサリンで殺害
 →アメリカ軍がけしからんということで基地を攻撃
 →アサド政権を支援するロシア軍がイドリブ県を空爆し民間人を殺害

 ロシアはシリアの港をいま使わせてもらってる。
 米軍けしからんというなら、本来は地中海にいる第六艦隊、ペルシャ湾にいる第五艦隊を攻撃してもおかしくない。
 それをやると米ロ戦争になるから恐ろしいからやらないって意味もあるけど、それだったら何もやらないはずでしょ。
 が、ロシアはアメリカに対して、我々は黙ってないと、米軍に負けるわけじゃないと示すために、戦争をやらなきゃいけない。
 その時にアメリカには一発も撃たずに、何も抵抗できないシリア人の頭に爆弾の雨を降らせた。

 世界のリアルな現実で言うと、ロシア軍はソ連軍と違って、アメリカ軍に対抗できない。
 アメリカ軍とは喧嘩できないので、関係ない人たちに攻撃するという無残な状況。
 トランプ政権は必ず自信を持ちます。
 たかが巡航ミサイル、古いトマホーク、1発失敗しながら60発撃ち込んだだけで、ロシアはこんな残虐非道なことまでして格好つけないといけないというのは、トランプ政権の思い上がりを悪い意味で加速すると思う。
 ロシアにとっては最悪の選択。


(4)米空母が朝鮮半島へ 北朝鮮けん制

 米空母カール・ビンソンが行ってる途中だが、このニュースが前のトピックにつながる。
 地中海の米艦隊と、ペルシャ湾の米艦隊で、シリアを挟み打ち。
 これも予行演習。

 北朝鮮を攻撃する時に、横須賀に第七艦隊がいる。事実上の母港。
 対北朝鮮攻撃というのは、ある意味でベトナム戦争を上回りかねないような深刻な事態もあり得る。
 したがって距離的にも近いから、第七艦隊が(日本海側を北上して)行く。
 だからよけい北朝鮮と戦争になったら日本に影響あるのは、ミサイルの問題だけじゃないのが分かる。

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 で、その時に習近平の目の前で戦争始めて見せたのは、ここ(黄海)にも行きますよという意味。
 だからペルシャ湾と地中海で挟み打ちしたのと同じことを、(北朝鮮で)やりますよという、予行演習だけじゃなくて予告なんです。

 で、しかも黄海は、中国人民解放軍の拠点港のひとつで、黄海の奥には例の空母・遼寧がいる。
 遼寧はなんちゃって空母だから、ここに本物のアメリカの空母を持ってこられると、もし小競り合いになったら、それだけで全部海に沈みかねない。
 習近平さんはこの実態をさすがにご存知。
 その習近平さんにこの話を突き付けてるわけです、実際は。
 だから同じ予行演習といっても、念が入ってるというのか、戦争やるとなったら態勢がどんなに分厚いか。

 カール・ビンソンはふだんサンディエゴにいる。
 遼寧が南シナ海に行くのに合わせるかのように、わずか1週間ぐらいで来た(補足:今年1月の話?)。
 カールビンソン空母打撃群に対抗できる国はない。この空母打撃群vs国家で。
 それが南シナ海に行くはずの遼寧が、やばいというので逃げ帰った。
 カール・ビンソンはその後帰らず、シンガポールにいた。
 そのシンガポールから朝鮮半島に向かってる。

 ということは、もう挟み打ちの態勢ができあがるということ。
 したがって、確実で言うのは間違ってる、言ってはいけないが、化学兵器を使われてからわずか2日でチャンスを活かすという、いまだにビジネスマンの発想だから…。

 中国が、習近平自身が、この挟み打ちにするぞ、北朝鮮をやがてやりますよと目の前で事実上言われながら、ひと言も抗弁できずに、中国の本音はもちろん違ってても、いちおうトランプさんとしては、あの時の米中首脳会談で我々は通告したに等しいのに、中国は抗弁しなかったってことは、黙認したんだと。
 だから北朝鮮で何かあった時に、中国も責任があるんだと。

 だから少なくとも国連安保理の常任理事会で、北朝鮮を攻撃した後、大きな議論になるけど、たとえば拒否権を使わずに黙ってろと。
 そういう話が使えるのは、どんなに長くても1カ月ですよ。1カ月以内ですよ。
 それが5月9日に下手すると、北朝鮮と通じてると言われるムン・ジェイン(文在寅)さんという韓国の大統領ができてしまうという話と、いま4月10日でしょ、ちょうど1カ月です。
 ぴったり合ってて、だからこれは第一波、最大危機。

 絶対ここで起きるとはもちろん言いませんよ。
 確率としては、あえて言えば、3割ぐらい。7割はない。
 前は9割なかったのが、もう、7割ないけど、3割はあると。
 そうすると、どれぐらい日本が間に合ってないかってこと。

 テレビ中継がない予算委員会(3月2日の参議院予算委員会)で、今からさっき言った救出部隊を編成すべきと言った。
 まさか北朝鮮や朝鮮半島が大混乱に陥った時に、米軍や、ましてや韓国軍に拉致被害者の救出を頼んだりしませんよねと。
 救出部隊を早く編成しないと間に合いませんねと。

 だからカール・ビンソンが朝鮮半島に向けて発進しましたというのは、実はそういう話で、だからこれは日本にも向けたニュースだと思うべき。
 さっきのトランプさんと安倍さんとの電話会談も、日本は日本でやるべきことをやって下さいよって意味です。
 単にシリアでこうしましたという話だけじゃなくて。

【視聴者メール:有事への備え方について】

 北朝鮮が一瞬にして潰れたら飛び火が起きないと言いたいところだが、それでも特に日本に多く潜伏してる、っていうか普通に暮らしてます、工作員が。
 共謀罪どころかスパイ防止法もありませんから。
 したがって彼らがもともとプットインされてる、つまり何かがあったらこうやって動けという指令を持ってるので。
 別件で逮捕できない限りは、暗号化された指令を持ってても、実際に僕なら僕を殺してくれないと日本警察は何も動けないから。
 だから政府が備えなきゃいけない。
 その備えはほとんど何もできてはいません。

 日本国民はどうすればいいのか。
 基本的にたとえば、ミサイルを考えると、田んぼには撃ちません。
 昔の北朝鮮ならありえたけど、今は命中精度が上がってるので、主には東京です。

 名古屋、大阪といった大都市も複数同時攻撃してくるから、基本的には考えないといけないが、たとえば京阪神で言うと、在日米軍基地がない。実働部隊がない。
 首都圏は横須賀が第七艦隊の母港だし、そしてたとえば座間は在日米軍の司令部がある。
 したがって、都市の住民を巻き込みながら、東京が一番のターゲット。

 幸いなことに、東京は地下がほとんど利用されてる。
 地下への入り口というのは、そのへんの地下鉄の駅から山のようにある。
 僕が提案してる、放射性物質と生物化学兵器が入りにくい空調フィルターを付けて下さい、食糧・水・医薬品を整備して下さいってことはできてませんが、とりあえずたとえば地下鉄の駅ならシャッターが降ります。
 だからミサイルの危機を考えると、地下に入る。

 地下がない場合は、なるべく頑丈な建物に入って、窓を閉めて、カーテンがあるならカーテンを閉める。
 そしてなるべく部屋の真ん中にいるだけでも、だいぶ違う。
 
 毒ガスが及ぶ範囲はそう広くない。希釈される。
 人口が密集してなければ、よほど強風がめがけて来ない限りは。


(★)トラ撮り! コーナー

★自民党・部会

・外国人介護人材の受け入れ
・民間も参加して新幹線テロ対策など
などなど。(割愛)

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★青山千春博士の新刊

・メタハイ研究者らとの対論本「科学者の話ってなんて面白いんだろう - メタンハイドレートの対論会場へようこそ」。4月27日発売。




(5)「共謀罪」駆け引き激化 週明け国会

(6)「自己責任」発言を撤回 今村復興相

(以上の項目、割愛)


(7)衆院選公約に原発ゼロ法案 蓮舫氏

 蓮舫代表がとにかく原発をゼロにするんだというのを民進党の公約にしたいと言って、それを支持母体の連合が怒ってる。
 連合という集合体の中には、電機労連という原発再稼働を推進してるところもあるから。
 蓮舫さんは頭叩かれながらあくまでこだわって、そう遠くない衆院選の公約にすると言ってるわけです。

 このニュースの本当の意味は、そういうことじゃなくて、蓮舫さんはじめ民進党のいまの主流派は、共産党との提携に舵を切ってる。
 連合なんか出て行ってもいい、その代わり共産党が入ってくれた方がいいっていうふうに傾いてるのが実態。

 どうしてかというと、民進党なりに、組合員数がどんどん減ってる連合の票とお金、共産党が持ってる票とお金を比べた。
 そしたら共産党の方がいずれも多いと。
 特に衆院選の小選挙区でまんべんなく2万票ある。
 公明党・創価学会に支えられてる自民党に対抗できるか、場合によっては上回る。
 原発どうこうじゃなく、そういう計算が主たる話。
 党利党略です。


(8)長島衆院議員が民進離党へ 小池氏と連携模索か

(9)「築地改修案734億円」 都チーム座長

(10)安倍首相が風評被害払拭を支援 福島県視察


(以上の項目、割愛)


(11)尖閣諸島周辺に中国船 7日連続

 こういうニュース、新聞テレビは小さな扱い。
 もはや中国側は実効支配しているという認識。
 中国側を通じて世界に流れてるのは、すでに中国漁船は操業して、沖縄の石垣島漁協の方々はほとんど操業できない。
 魚を勝手に捕ってる中国漁民を守るために中国の船が入ってるので、これ中国が実効支配してると。
 だからもしも日本が国際司法裁判所うんぬんと言ったって、もう(中国が)勝てる状況になってるというニュース。


(12)北朝鮮独自制裁を2年延長 閣議決定

 北朝鮮と日本の間はいま一切の輸出入ができません。
 それから北朝鮮の船だけでなくて、北朝鮮の港に寄った船は、日本のいかなる港にも入れません。
 それは国連の制裁とは別に、拉致事件も含めて、日本が独自に制裁してること。

 2年延長したのは僕は支持します。
 しかし本当に延長だけでいいんですか?
 というのは、北朝鮮に対する制裁は効かないのが常識ですよね。
 なぜかというと中国が裏から助けてるからですよね。
 
 ところが一回だけ聞いたことがあるが、ブッシュ政権の末期に、金融制裁をやった。
 金ファミリーが持ってるお金を預かってる銀行の口座を全部封鎖して、お金使えないようにしたら、本当に北朝鮮がそこだけは困って、制裁が効いた。
 その後、ブッシュ政権が(政策を)間違って制裁を緩めたので、北朝鮮がまたお金が回るようになって、核開発が続いた。
 ということは、効くのは金融制裁。

 実はIR法案、要するにカジノ法案を可決しましたよね。
 本当は、ひとつはこの意味がある。
 要するにパチンコ屋さんを通じて…、北朝鮮のヤミ金融を一番支えてるのは実は日本だから。
 中国もそうだが、中国は国有銀行でやってるけど、日本はパチンコルートでやってる、それを食い止めるのが、実はIR法の成立。

 それを考えたら、延長するだけじゃなくて、日本独自の金融制裁を、このIR法も使って、より発揮すべきだと。
 検討して下さいと自民党の部会で言ったら、これも検討事項になりました。
 結果はまだ出てませんが。


(13)米副大統領が日本など訪問 安倍首相と会談

(14)景気拡大期間がバブル超え 戦後3位に

(15)東証一時が安値を更新 米軍シリア攻撃受け

(16)女性研究者 日本は2割 12カ国で最低

(17)体操 プロ初戦・内村選手が全日本10連覇


(以上の項目、割愛)





 ____________________________内容紹介ここまで


 ティラーソン米国務長官が、ABCテレビの番組で、米軍のシリア攻撃には核・ミサイル開発をやめない北朝鮮への警告の意味もあったと強調しました(産経 2017.4.10 11:28)。

 さらにティラーソン氏は、CBSテレビのインタビューでは、北朝鮮の核・ミサイル開発の脅威について「中国の習近平国家主席は行動を起こさなければならないレベルだということを理解している」と強調したうえで、米中首脳会談で中国側から「もはや北朝鮮と対話で解決できる時期ではない」との認識が示されたとも語っています(産経 2017.4.10 06:04)。

 なんかもういよいよ…って感じになってきてるんですが、日本のテレビはまだまだ呑気ですね。
 特番でも何でもどんどん組んで、身の守り方などを伝えるべきだと思います。
 新聞のテレビ欄の、しょーもない春の特番の数々を見るにつけ、イライラが募ります。

 あまり煽ると混乱を引き起こすというなら、地震に対する備えはこうしましょうという番組がよくありますが、それと同じような雰囲気で良いので。
 短期的に見れば、首都直下地震よりも北朝鮮からの攻撃の方が、よほど現実になる可能性が高いのでは?

 いま国民が一番知りたいのは、朝鮮半島がこれからどうなるのか、いざ有事が起きた時はどう動けばいいのか、その日のためにどんな準備しておけばいいのか、ということではないでしょうか。
 もし何の予備知識も心構えもないまま有事に巻き込まれたら、それこそ一億総パニックです。

 「正しく恐れる」ことが何より大切では?
 ということで、これ1つ前の記事でも紹介したけど、今一度。

【拡散】武力攻撃やテロなどから身を守るために(内閣官房)J-ALERTの音源【生き残るためにシェア】
https://samurai20.jp/2017/04/j-alert/


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※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントを送れます。
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青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし




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