ドゥテルテ大統領・沖縄ヘリパッド抗議・核禁止決議に不賛同・北方領土問題のポイント 青山繁晴「虎ノ門ニュース」
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■10/27放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」
今週は久々に生放送です(^▽^)
番組で取り上げられたニュースは以下の通り。
(1)南シナ海「法の支配」確認 日比首脳
(2)自民総裁任期「3期9年」来年党大会で改正へ
※中山恭子さんの話も。
(3)核禁止決議に不賛同 「分断深刻」と日本
(4)核禁止決議案 米がNATO諸国に反対要求
(★)トラ撮り!コーナー
東京大学教養学部(駒場)の青山さんの授業風景
国会議事堂と日本のオリジナルな民主主義
自民党部会で北方領土問題など
※速報:三笠宮崇仁親王殿下の薨去
※ギャラリーの質問コーナー
(外にマイクがセッティングされてる!(^_^;)
(5)大川小津波訴訟 遺族へ14億円賠償命令
(6)米北部訓練場抗議で初起訴 沖縄・反対派の男
(7)クリントン氏が支持率優勢 資金も1.6倍
(8)朴大統領 就任前に南北秘密接触情報も提供か
(9)PKO部隊が救助出動せず 南スーダン
(10)黒田投手に広島から声援 「おとこ気の人」
太字強調した項目の発言要旨をご紹介。
(但し、トラ撮り!は一部のみ)
※元動画はこちら(10月27日現在)。翌日ぐらいにURLが変更されるようです。変更後は、日が浅い時期であればDHCシアターの再生リストから、日が経っている場合はYouTubeの検索窓に「10/27 虎ノ門 青山繁晴」などキーワードを入力して探してみて下さい。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
内容紹介ここから____________________________
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■10/27放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」
今週は久々に生放送です(^▽^)
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(1)南シナ海「法の支配」確認 日比首脳
(2)自民総裁任期「3期9年」来年党大会で改正へ
※中山恭子さんの話も。
(3)核禁止決議に不賛同 「分断深刻」と日本
(4)核禁止決議案 米がNATO諸国に反対要求
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自民党部会で北方領土問題など
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(5)大川小津波訴訟 遺族へ14億円賠償命令
(6)米北部訓練場抗議で初起訴 沖縄・反対派の男
(7)クリントン氏が支持率優勢 資金も1.6倍
(8)朴大統領 就任前に南北秘密接触情報も提供か
(9)PKO部隊が救助出動せず 南スーダン
(10)黒田投手に広島から声援 「おとこ気の人」
太字強調した項目の発言要旨をご紹介。
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内容紹介ここから____________________________
(1)南シナ海「法の支配」確認 日比首脳
※共同通信によると、安倍総理は昨日(10月26日)、フィリピンのドゥテルテ大統領と総理官邸で会談し、中国が軍事拠点化を進める南シナ海の問題に関して、「法の支配」の重要性や、国際法に基づき平和的に解決することで一致した。会談後の共同記者発表で安倍総理は、南シナ海問題について、「地域の平和と安定に直結する、国際社会全体の関心事項だ」と指摘した。これに対し、ドゥテルテ大統領は、「フィリピンと日本は、民主主義や法の支配の価値観を共有する」としたうえで、平和的に解決するという価値観のもとに、緊密に協力する」と述べた。この他、会談で安倍総理は、アジア太平洋地域の平和と安定には、アメリカの関与が必要だとして、アメリカの批判を繰り返すドゥテルテ大統領に、融和と関係修復を呼び掛けたとみられる。
このニュースをひと言で言うと、 フィリピンの大統領が、平時にこれほどまでに注目されるのは史上初めて。
確固たる意思を持って暴れ回っているが、安倍さんの前でだけ、借りてきた猫みたいに静か。
コロコロ変わるのが特徴で、みんな「フィリピンのトランプさん」と言っているが。
共同通信の記事ですら、こういうニュアンスになる。
前の大統領の時代に、常設仲裁裁判所に提訴して、中国に極めて不利な採決が出た。
それをドゥテルテ新大統領が訪中し、習近平さんと会談した時などに、こんなのは事実上棚上げだというようなことを言った。
ところが安倍総理との会談では、安倍総理に促されてのことでもあるが、事実上有効だってことを言った。
これ僕はいろんなところで確認したが、間違いない。
日本の外務省が適当に都合良くブリーフィングしたわけではない。
外務省は時々それをやる。
中韓やアメリカの利益のためにやることが多く、それが一番困ったこと。
だが、今回、世界の中で、日本に対してだけ敬意を払って、こういう態度をドゥテルテ大統領がしたというのは、外務省のブリーフィングは、僕のルートの中でいろいろ確認しても、事実です。
安倍さん自身も、内輪の会合などでは、長期にわたって安定して総理をやると、何よりも外交で有利になると。
日韓合意を含め、安倍さんと意見違うことは多々あるが、このあと南スーダンの話もするが、僕は撤収した方がいいと思ってます。
意見の違いは多々あるが、長期政権が外交上すごく有利になってることは本当。
国内ではずっと安倍バッシングが続いているわけだが。
百田尚樹さんとの会談のなかで、百田さんが、「安倍さんをヒトラーと言う人に、自分は何度も言ってきた。もし安倍さんがヒトラーだったら、あんたらみんな殺されてまっせと」。
さすがで、このひと言で全部分かりますよね。
その一方で、政治が不安定でけしからんとかメディアがやる。
世界の目は全然違ってる。
このあと、総裁任期がもう1期延びるというニュースもやるが、外交上は非常にいい影響を与えてる。
長期政権かなという効果が現れてのことであると同時に、やっぱりドゥテルテ大統領、ダバオ市長の時代にたくさん、犯罪者、あるいはまだ犯罪者か分からない人をどんどん殺害することで頭角を現した。
近代国家としてあり得ないことをやってきたが、但し、ひとつ言えるのは、愛国者ではあるのだろうと。
フィリピンは小さい国で、基本的に島で成り立っている。
その中で、米中の挟み打ちになっている。
アメリカを一方的に非難し、中国にすり寄ったと言われているが、実は習近平国家主席と並んで記者会見、つまり映像として映ることが分かってる時に、ポケットに手を突っ込んで出てきた。
(居島一平:しかもガムを噛んでたとか…)
そういう人は史上初めてで、二度とない。
しかも中国のカメラも、やばいのにアップで撮ってしまった。
ほんとは真っ黒な画面にしたい。
これを無法なひどい奴だと言ってる人がいるが、そんなわけないでしょ。
明らかにアピールしてる。
別に中国の言うことを聞いたわけじゃねぇと。
小さいフィリピンを米中の狭間で、何とか自立性、独立性を打ち立てようとしてるんだと。
犯罪の摘発に関して、アメリカは人権を前面に出してやってくるが、アメリカは世界中で人殺しをしてるじゃないかと。
だから一方的に犯罪捜査のやり方を非難するんじゃなくて、ほんとは思惑でだけれど中国はそれ支持してくれるから、そしてお金を出してくれるから、中国にすり寄ってるように見せるけど、本音は違うんだよってことを、ポケットとガムで表現して、それで日本に来た。
で、安倍総理の前では、シャキンとしていて、いやが上にも、僕たち日本の愛国者の誇りをくすぐるでしょ?
これ上手にくすぐってますよね。
中国に対しての態度と全然違うよねって。
これ全部計算されてますよね。
で、日本でも総理と会談する時は借りてきた猫だけど、講演会とかではもう好き放題で、財界人との大事な会食も30分遅れてくるし、あとも全部遅刻してきて、まともだったのは安倍さんとの会談だけだと。
これ、いちいち計算してやってると思われるから、もう大した人。
安倍外交でひとつ凄みがあったと思ったのは、安倍さん明らかにそれ楽しんでますよね。
外務省は慌てて、どうしようどうしようって。
ポケット手つっこんで来たり、ガム噛んだらどうしようとか、話があっちこっち行ったらどう落とせばいいのかとか。
安倍さんは王道を行った。
南シナ海で裁定が出てる、ちゃんと法の支配でやらないといけないですよねと。
それからアメリカとの関係をいたずらに悪くしたら、困るのはあなたの国であり、日本も迷惑しますよってことも真正面から言ってる。
ドゥテルテさんはそれを逸らさないで、真正面から受け止めた。
これはアメリカが壊れていく中で、とても大事な場面。
やはり日本はアジアのリーダーで、日本にはその責任が生じている。
独裁国家・中国の思うがままにしないためには、日本がアメリカに寄っかかって生きるのではなくて、自分の立場でどこの首脳とも会談できる総理大臣が必要。
そうするとポスト安倍も、長期政権になる人を見つけてこなきゃいけない。
自民党に限らず、本当は任期を限らず無制限にした方がいいんじゃないかと。
((2)の自民総裁任期「3期9年」来年党大会で改正へ
について話した後、再びドゥテルテさんの話)
話を戻すと、米中の狭間にあって、フィリピンの味方してくれるのは日本しかないって意識もある。
日本はそういう公平さを感じると。
アメリカ一辺倒で日本がいたら、ドゥテルテさんのように…、ま、この人、大学での先生が共産党。
そういうこともあってアメリカ嫌い。
でも安倍さんとは真剣に話し合うというのは、やっぱり日本の脱アメリカを感じてるから。
あくまでまだ小さい芽だが。
それを大事にしなきゃいけない。
※視聴者の質問メール紹介
ドゥテルテ大統領は外国軍は出ていってほしいという趣旨の声明を出しましたが、これはトランプ氏が次の大統領になるとみての行動なのでしょうか。ヒラリー氏が大統領になった場合、ドゥテルテ大統領の軟化はあると思いますか。
トランプ大統領になると思ってそう発言したのではない。
もっともっと根が深いこと。
もともとフィリピンはドゥテルテさんだけじゃなく、1991年に米軍を追い出してる。
それがいまの南シナ海の紛争の淵源になってる。
フィリピン国民の中に、支配者だったアメリカにいてほしくないという気持ちがすごく強い。
日本では歴史ちゃんと教えてないから誤解が多いが、フィリピンは第二次世界大戦で日本軍を憎んだと思わされてるでしょ?
実際のフィリピンを歩くと、僕はマニラや観光地を歩いてたくさんの人、フィリピン軍とも話をしてきたが、たとえば首都マニラでの戦いでいうと、日本軍が残虐だったって話はもちろんフィリピンでは実際はほとんどない。
特定の、反日活動をしてたり中国からお金が出てる人、あるいは韓国と結んでる人もいますから、そういう人は別にして一般的に言うと、あのとき米軍は、植民地のフィリピンで、そこに白人がいない状態だと好き勝手に爆弾を落として、大砲も撃ち込んできたと。
だから日本軍じゃなくて米軍を…、あのとき形の上では、アメリカとフィリピンの所へ日本軍が入ってきたことになってるけど、植民地にされてから。
それも日韓併合と違って…、たとえば日本はソウルに帝国大学をつくり、韓国の民度を上げようと一生懸命努力したが、フィリピンでは、アメリカがそうしてくれたって意識はまずない。
アメリカもさすがに「こんなに良くしてあげたんだ」と言ってない。
残ったのは、怪しげな英語だけみたいになってる。
だもんで、ドゥテルテさんが突然、外国軍は出て行けと言ったかのように日本では報道してるが、これはいわば宿願なんですよ、フィリピンの。
だから乱暴なようでいて、根っこがある発言を実はしてる。
ヒラリーさんが大統領になったら態度変わるかについては、ドゥテルテさんは場面によって発言を明らかに変えてるから、どんどん変えていきますよ。
たとえばアメリカの一部に、僕に聞いてきた外交官が、「ドゥテルテはそんな長持ちしないよね」と。
アメリカだと、あれだけぶち殺してたら、犯罪組織にやられると思ってるわけですよ。
僕は逆に言ったのは、「僕に聞いてくるってことは他でもあなた言ってるよね。言ってたら、CIAがフィリピンの暗黒組織と結託して殺すつもりだって話になっちゃうよ」。
ドゥテルテさんは根を張ってるから。
暴言に見えて、フィリピン国民の長年の言えなかった願いを言ってる。
そこもトランプさんと似てるが、ただトランプさんのは最近の願いで、没落した中間層が支えてる。
ドゥテルテさんはもっと根が深い。
アメリカに植民地にされた時の怒りがずっとある。
ドゥテルテさんは日本が大好きで、家族で来日したりしてるが、それもフィリピン国民の感情に根ざしてる。
但し、だからと言って、安心するなと。
ドゥテルテさんがこれだけやっても、まだまだ犯罪が…、これも根が深い。
(3)核禁止決議に不賛同 「分断深刻」と日本
※共同通信によると、2017年の「核兵器禁止条約」制定交渉開始を定めた国連の決議案について、日本が採択の際に賛同しないことが25日、分かった。日本政府高官など複数の関係筋が明らかにした。オーストリアなどが提出した決議案は現在、議論されていて、今週中にも採決が予定されている。決議案は賛成多数で採決される見通しだが、反対するアメリカなど、核を持つ国は条約交渉入りに応じない方針。そのため核を持つ国と持たない国の分断がさらに深刻になり、意味ある条約交渉にならないというのが、日本が賛同しない主な理由。またアメリカは日本に反対するよう促しており、日本政府内にはこれに同調する意見もある。日本政府内では棄権か反対か、検討が続いており、岸田外相や政権首脳部が近く最終判断する。
一人の議員としての立場で言えば、これは日本は反対すべき。
もちろん核兵器がなくなることは人類の渇望。
被爆者の方々や子孫の方々の賛成してほしいという気持ちはよく分かる。
しかし、この条約が世界に広まれば、喜ぶのは北朝鮮、中国。
特にいま核兵器で世界を、特に日本やアメリカを脅している北朝鮮が条約を守るわけがないから。
もうひとつは、被爆したから反対というのはもちろんよく理解したうえで、本当は被爆したからこそ、日本は世界で一番核兵器を持つ権利がある。
前から申してます。
但し、僕はいまの日本の核保有には反対で、右からもバッシングを受けてきた。
日本は核についても検討する権利があるということを、僕は言ってきた。
いまは特に、北朝鮮がSLBMを持ち、日本の排他的経済水域に、日本国民の漁家が操業している所に、少なくとも3発のミサイルを撃ち込んできて、その弾頭に核兵器をもう載せようとしてる。
その時に日本が、自らの核を持つ権利を放棄するような条約に、賛成はできないし、棄権もおかしいと思う。
僕は非人道的な核兵器に永遠に反対だが、同時にアメリカの傘に入って、中国の核と向かい合ってきたのは事実。
でも、そのアメリカから抜け出ていかなきゃいけない。
僕自身、日本の核保有について新たな検討は絶対しなきゃいけない。
国会も官邸も、検討して、防衛省に降ろしていく。
棄権というのに外務省は傾いてる。
もう世界が全然壊れてる中で、いままで通用してたその場しのぎ、ごまかしよりも、核を使いかねない国が喜ぶような条約とか、あるいは日本の固有の権利、持つのも持たないのも日本国民が決定することだということを、堂々と主張すべきだと思う。
(4)核禁止決議案 米がNATO諸国に反対要求
※共同通信によると、2017年の「核兵器禁止条約」制定交渉開始を定めた決議案に、米国が採決での反対投票と交渉不参加を強く求める書簡を北大西洋条約機構(NATO)諸国に配布したことが分かった。米国など核保有五大国が条約反対のロビー活動を展開する中、同盟国に配布した書簡内容が明らかになるのは初めて。
記事の最後、「国連の外交関係者によると、米国の核の傘の下にある日本にも決議案について同様の圧力がかかっているということで…」と書いてある。
要するに、これはけしからんというニュアンスになってる。
日本はアメリカに反対と言わされそうなんだと。
もうこの考え方自体が、まるで冷戦時代みたいな考え方で、アメリカに守っていただいてるんだから、これからもずっと守ってもらうんで、アメリカの核の傘があるから、アメリカの言うこと聞かなきゃいけないんだと。
僕がいま申し上げたのは逆で、アメリカが壊れていき、日本は自分で、日本とアジアのことを守り、民主主義と自由を守り、私たちの国益をフェアに守ることをやらなきゃいけないという意味の反対をすべきだと。
この記事だと、反対するのは、アメリカに不当な圧力をかけられてやったことになりますよという。
だから国連の外交関係者と書いてあるけど、こんなの日本の国連代表部に決まってる。
つまり外務省の中からの話っていうのがバレバレ。
こういう発想でずっとニュース作られると、新しい動きが見えなくなっちゃう。
(★)トラ撮り!コーナー
北方領土について、自民党の外交部会(合同会議)で、大事なものは2つだけだと申し上げた。
1956年の日ソ共同宣言と、1993年の東京宣言。
日ソ共同宣言は、歯舞・色丹の二島を返還する。
東京宣言は、四島の帰属の問題を解決する。
日ソ共同宣言は、平和条約を結んだら歯舞・色丹を返す。
東京宣言は、四島の帰属の問題が解決したら平和条約を結ぶ。
この2つをかみ合わせたら、戦争をしなくても四島が返ってくるんじゃないかという話になる。
昨日(10月26日)の合同会議で外務省と自民党首脳陣に聞いたのは、じゃあプーチン大統領はこの2つをどう扱ってるのか。
プーチンさんとその周辺が言っているのは、東京宣言は無効だと。
日本とロシアの議会それぞれで批准してないからと。
じゃあ日ソ共同宣言は認めてるのかといえば、プーチンさんが言ってるのは「歯舞・色丹を引き渡すと書いてるだけで、その後、主権がどっちになるかは書いてない」と。
歯舞・色丹を日本に引き渡しても、主権はロシアのもので、軍も使う。
この島のあたりにはロシアのSLBM積んでる潜水艦がいる。
ロシア海軍の拠点にもなり、日本はそれに協力することまで含めてプーチンさんは示唆しながら発言してる。
12月の日露首脳会談では、これ2つとも有効ですよと言うべき。
1993年の東京宣言は批准してないというが、それより前の1980年のウィーン条約で、2国間の取り決めは、批准してなくても両国の全権代表が署名したら有効だと。
なぜそれを外務省は言わないのだと申し上げた。
すると、外務省からは「東京宣言はあくまで政治的合意で条約でない」みたいに言うから、どっちの立場なんですかと。
※他にも自民党部会の資料が公開されました。
日本の法律ができあがっていくスタート地点が部会です。
自分の排他的経済水域(EEZ)に勝手に外国が構築物を造ったら駄目という法律が、たとえば中韓にはすでにあるが、日本はないから、その法律をつくろうとしている。
これがその部会の資料(10月25日)。
この法案は武見敬三さんと山本一太さんがずっとやってきたこと。
しかし、部会で日本の外務省が反論。
「2001年に、日中で海の調査をちゃんとルールに則ってやりましょうという口上書がすでに結ばれてますから…」。
つまり、こういう法律はいらないと。
口上書があって、中国はルール守ってますか?
守らないから、2008年にガス田共同開発しましょうと決めた。
それも守らないから、新しい法律をつくろうと言ってるのに。
こういうことを突破していくのが政治の大事な役割。
単なるガス抜きにされてはいけない。
いっぱい意見を言わせておいて、最後は既得権益でまとめるという動きがもちろん自民党の中にも強い。
そこを何とか突破するには、まず有権者・国民の公平な理解が必要。
(6)米北部訓練場抗議で初起訴 沖縄・反対派の男
ご存知のとおり、沖縄で米軍施設をかなり広範囲に返還する代わりに、ヘリパッドというヘリの離発着を整理、統合しましょうというのに、とにかくもう無条件に反対するという人がたくさん詰めかけてる。
日々ほんとに苦労してる警察官が暴言を吐いたと、いうことでそっちだけが一方的に追及されている。
しかし、その前に、警察官もちろん任務に服していて、機動隊員も含めて、警察官はその任務に徹しきってるわけだが、でも人間ですから。
あんまりにも、たとえば、日本国内で、公とは関係のない方々が検問やったり、それから暴力を振るったり、言葉の暴力も含めて。
警察官の暴言の前に、暴言は暴言ですよ? でも、暴言の前に、警察官の人間性を全部踏みにじる発言をずっと繰り返してきたから。
そのことは全部無視して、警察官がこう悪い悪いって話だけをしてるから、ようやくこれ起訴したというのは、まともな方向にこれから動いてほしいと思います。
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____________________________内容紹介ここまで
トラ撮り!以降のニュース項目は、例によって駆け足でした。
青山さ〜ん、ペース配分〜!……(T_T)
今週をもって、青山繁晴さんの木曜出演はおしまい。
来週からは、月曜出演に変わります。
国会があったり、その他ハプニングがない限りは、基本的に生放送だそうです。
次の出演は、10月31日(月)。
あまり間を置かずに、再び青山さんの解説が聞けます。
(起こす側はちょっと大変…(^^ゞ)
他の曜日も出演者の変更があるので、お間違えなきよう。
月=青山繁晴
火=百田尚樹、各界コメンテーター
水=ケント・ギルバート、井上和彦、上念司、半井小絵
木=有本香、小川榮太郎、現役政治家
金=武田邦彦、須田慎一郎、大高未貴
さて、ドゥテルテ大統領の報道、連日すごいですよね。
でも、日本のメディアは、フィリピンの歴史、特にアメリカに対する憎しみの根深さってあまり伝えませんよね。
それを伝えれば、ちょっとは分かりすい話になるかもしれないのに…。
アメリカに対する憎しみといえば…、
アメリカに原爆投下や空襲で民間人を大量虐殺された日本が、そんなことまるでなかったかのように戦後は基本的にずっと親米だというのは、フィリピン国民から見たらどう映るのでしょう。
いや、もちろん私も含め多くの日本国民は、アメリカの原爆投下や空襲について絶対許せないと思ってますが、「それはそれ、これはこれ」という感じになっちゃってますよね。
水に流す文化だからというのももちろんあるのでしょうが、それよりはむしろ、GHQの占領政策と戦後の自虐教育で、アメリカよりも日本(軍部)を憎むよう洗脳され、それが未だに続いてるってことなんでしょうね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★青山繁晴さんの著書
購入すると少しでも今後の活動費の助けになるかも?
(青山さんは個人の寄付も一切受け取らないそうです)
★『アメリカ・ザ・ゲンバ - America at the Scenes -』
新書で11月9日発売。
2003年の『世界政府アメリカの「嘘」と「正義」』に加筆。
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー
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※共同通信によると、安倍総理は昨日(10月26日)、フィリピンのドゥテルテ大統領と総理官邸で会談し、中国が軍事拠点化を進める南シナ海の問題に関して、「法の支配」の重要性や、国際法に基づき平和的に解決することで一致した。会談後の共同記者発表で安倍総理は、南シナ海問題について、「地域の平和と安定に直結する、国際社会全体の関心事項だ」と指摘した。これに対し、ドゥテルテ大統領は、「フィリピンと日本は、民主主義や法の支配の価値観を共有する」としたうえで、平和的に解決するという価値観のもとに、緊密に協力する」と述べた。この他、会談で安倍総理は、アジア太平洋地域の平和と安定には、アメリカの関与が必要だとして、アメリカの批判を繰り返すドゥテルテ大統領に、融和と関係修復を呼び掛けたとみられる。
このニュースをひと言で言うと、 フィリピンの大統領が、平時にこれほどまでに注目されるのは史上初めて。
確固たる意思を持って暴れ回っているが、安倍さんの前でだけ、借りてきた猫みたいに静か。
コロコロ変わるのが特徴で、みんな「フィリピンのトランプさん」と言っているが。
共同通信の記事ですら、こういうニュアンスになる。
前の大統領の時代に、常設仲裁裁判所に提訴して、中国に極めて不利な採決が出た。
それをドゥテルテ新大統領が訪中し、習近平さんと会談した時などに、こんなのは事実上棚上げだというようなことを言った。
ところが安倍総理との会談では、安倍総理に促されてのことでもあるが、事実上有効だってことを言った。
これ僕はいろんなところで確認したが、間違いない。
日本の外務省が適当に都合良くブリーフィングしたわけではない。
外務省は時々それをやる。
中韓やアメリカの利益のためにやることが多く、それが一番困ったこと。
だが、今回、世界の中で、日本に対してだけ敬意を払って、こういう態度をドゥテルテ大統領がしたというのは、外務省のブリーフィングは、僕のルートの中でいろいろ確認しても、事実です。
安倍さん自身も、内輪の会合などでは、長期にわたって安定して総理をやると、何よりも外交で有利になると。
日韓合意を含め、安倍さんと意見違うことは多々あるが、このあと南スーダンの話もするが、僕は撤収した方がいいと思ってます。
意見の違いは多々あるが、長期政権が外交上すごく有利になってることは本当。
国内ではずっと安倍バッシングが続いているわけだが。
百田尚樹さんとの会談のなかで、百田さんが、「安倍さんをヒトラーと言う人に、自分は何度も言ってきた。もし安倍さんがヒトラーだったら、あんたらみんな殺されてまっせと」。
さすがで、このひと言で全部分かりますよね。
その一方で、政治が不安定でけしからんとかメディアがやる。
世界の目は全然違ってる。
このあと、総裁任期がもう1期延びるというニュースもやるが、外交上は非常にいい影響を与えてる。
長期政権かなという効果が現れてのことであると同時に、やっぱりドゥテルテ大統領、ダバオ市長の時代にたくさん、犯罪者、あるいはまだ犯罪者か分からない人をどんどん殺害することで頭角を現した。
近代国家としてあり得ないことをやってきたが、但し、ひとつ言えるのは、愛国者ではあるのだろうと。
フィリピンは小さい国で、基本的に島で成り立っている。
その中で、米中の挟み打ちになっている。
アメリカを一方的に非難し、中国にすり寄ったと言われているが、実は習近平国家主席と並んで記者会見、つまり映像として映ることが分かってる時に、ポケットに手を突っ込んで出てきた。
(居島一平:しかもガムを噛んでたとか…)
そういう人は史上初めてで、二度とない。
しかも中国のカメラも、やばいのにアップで撮ってしまった。
ほんとは真っ黒な画面にしたい。
これを無法なひどい奴だと言ってる人がいるが、そんなわけないでしょ。
明らかにアピールしてる。
別に中国の言うことを聞いたわけじゃねぇと。
小さいフィリピンを米中の狭間で、何とか自立性、独立性を打ち立てようとしてるんだと。
犯罪の摘発に関して、アメリカは人権を前面に出してやってくるが、アメリカは世界中で人殺しをしてるじゃないかと。
だから一方的に犯罪捜査のやり方を非難するんじゃなくて、ほんとは思惑でだけれど中国はそれ支持してくれるから、そしてお金を出してくれるから、中国にすり寄ってるように見せるけど、本音は違うんだよってことを、ポケットとガムで表現して、それで日本に来た。
で、安倍総理の前では、シャキンとしていて、いやが上にも、僕たち日本の愛国者の誇りをくすぐるでしょ?
これ上手にくすぐってますよね。
中国に対しての態度と全然違うよねって。
これ全部計算されてますよね。
で、日本でも総理と会談する時は借りてきた猫だけど、講演会とかではもう好き放題で、財界人との大事な会食も30分遅れてくるし、あとも全部遅刻してきて、まともだったのは安倍さんとの会談だけだと。
これ、いちいち計算してやってると思われるから、もう大した人。
安倍外交でひとつ凄みがあったと思ったのは、安倍さん明らかにそれ楽しんでますよね。
外務省は慌てて、どうしようどうしようって。
ポケット手つっこんで来たり、ガム噛んだらどうしようとか、話があっちこっち行ったらどう落とせばいいのかとか。
安倍さんは王道を行った。
南シナ海で裁定が出てる、ちゃんと法の支配でやらないといけないですよねと。
それからアメリカとの関係をいたずらに悪くしたら、困るのはあなたの国であり、日本も迷惑しますよってことも真正面から言ってる。
ドゥテルテさんはそれを逸らさないで、真正面から受け止めた。
これはアメリカが壊れていく中で、とても大事な場面。
やはり日本はアジアのリーダーで、日本にはその責任が生じている。
独裁国家・中国の思うがままにしないためには、日本がアメリカに寄っかかって生きるのではなくて、自分の立場でどこの首脳とも会談できる総理大臣が必要。
そうするとポスト安倍も、長期政権になる人を見つけてこなきゃいけない。
自民党に限らず、本当は任期を限らず無制限にした方がいいんじゃないかと。
((2)の自民総裁任期「3期9年」来年党大会で改正へ
について話した後、再びドゥテルテさんの話)
話を戻すと、米中の狭間にあって、フィリピンの味方してくれるのは日本しかないって意識もある。
日本はそういう公平さを感じると。
アメリカ一辺倒で日本がいたら、ドゥテルテさんのように…、ま、この人、大学での先生が共産党。
そういうこともあってアメリカ嫌い。
でも安倍さんとは真剣に話し合うというのは、やっぱり日本の脱アメリカを感じてるから。
あくまでまだ小さい芽だが。
それを大事にしなきゃいけない。
※視聴者の質問メール紹介
ドゥテルテ大統領は外国軍は出ていってほしいという趣旨の声明を出しましたが、これはトランプ氏が次の大統領になるとみての行動なのでしょうか。ヒラリー氏が大統領になった場合、ドゥテルテ大統領の軟化はあると思いますか。
トランプ大統領になると思ってそう発言したのではない。
もっともっと根が深いこと。
もともとフィリピンはドゥテルテさんだけじゃなく、1991年に米軍を追い出してる。
それがいまの南シナ海の紛争の淵源になってる。
フィリピン国民の中に、支配者だったアメリカにいてほしくないという気持ちがすごく強い。
日本では歴史ちゃんと教えてないから誤解が多いが、フィリピンは第二次世界大戦で日本軍を憎んだと思わされてるでしょ?
実際のフィリピンを歩くと、僕はマニラや観光地を歩いてたくさんの人、フィリピン軍とも話をしてきたが、たとえば首都マニラでの戦いでいうと、日本軍が残虐だったって話はもちろんフィリピンでは実際はほとんどない。
特定の、反日活動をしてたり中国からお金が出てる人、あるいは韓国と結んでる人もいますから、そういう人は別にして一般的に言うと、あのとき米軍は、植民地のフィリピンで、そこに白人がいない状態だと好き勝手に爆弾を落として、大砲も撃ち込んできたと。
だから日本軍じゃなくて米軍を…、あのとき形の上では、アメリカとフィリピンの所へ日本軍が入ってきたことになってるけど、植民地にされてから。
それも日韓併合と違って…、たとえば日本はソウルに帝国大学をつくり、韓国の民度を上げようと一生懸命努力したが、フィリピンでは、アメリカがそうしてくれたって意識はまずない。
アメリカもさすがに「こんなに良くしてあげたんだ」と言ってない。
残ったのは、怪しげな英語だけみたいになってる。
だもんで、ドゥテルテさんが突然、外国軍は出て行けと言ったかのように日本では報道してるが、これはいわば宿願なんですよ、フィリピンの。
だから乱暴なようでいて、根っこがある発言を実はしてる。
ヒラリーさんが大統領になったら態度変わるかについては、ドゥテルテさんは場面によって発言を明らかに変えてるから、どんどん変えていきますよ。
たとえばアメリカの一部に、僕に聞いてきた外交官が、「ドゥテルテはそんな長持ちしないよね」と。
アメリカだと、あれだけぶち殺してたら、犯罪組織にやられると思ってるわけですよ。
僕は逆に言ったのは、「僕に聞いてくるってことは他でもあなた言ってるよね。言ってたら、CIAがフィリピンの暗黒組織と結託して殺すつもりだって話になっちゃうよ」。
ドゥテルテさんは根を張ってるから。
暴言に見えて、フィリピン国民の長年の言えなかった願いを言ってる。
そこもトランプさんと似てるが、ただトランプさんのは最近の願いで、没落した中間層が支えてる。
ドゥテルテさんはもっと根が深い。
アメリカに植民地にされた時の怒りがずっとある。
ドゥテルテさんは日本が大好きで、家族で来日したりしてるが、それもフィリピン国民の感情に根ざしてる。
但し、だからと言って、安心するなと。
ドゥテルテさんがこれだけやっても、まだまだ犯罪が…、これも根が深い。
(3)核禁止決議に不賛同 「分断深刻」と日本
※共同通信によると、2017年の「核兵器禁止条約」制定交渉開始を定めた国連の決議案について、日本が採択の際に賛同しないことが25日、分かった。日本政府高官など複数の関係筋が明らかにした。オーストリアなどが提出した決議案は現在、議論されていて、今週中にも採決が予定されている。決議案は賛成多数で採決される見通しだが、反対するアメリカなど、核を持つ国は条約交渉入りに応じない方針。そのため核を持つ国と持たない国の分断がさらに深刻になり、意味ある条約交渉にならないというのが、日本が賛同しない主な理由。またアメリカは日本に反対するよう促しており、日本政府内にはこれに同調する意見もある。日本政府内では棄権か反対か、検討が続いており、岸田外相や政権首脳部が近く最終判断する。
一人の議員としての立場で言えば、これは日本は反対すべき。
もちろん核兵器がなくなることは人類の渇望。
被爆者の方々や子孫の方々の賛成してほしいという気持ちはよく分かる。
しかし、この条約が世界に広まれば、喜ぶのは北朝鮮、中国。
特にいま核兵器で世界を、特に日本やアメリカを脅している北朝鮮が条約を守るわけがないから。
もうひとつは、被爆したから反対というのはもちろんよく理解したうえで、本当は被爆したからこそ、日本は世界で一番核兵器を持つ権利がある。
前から申してます。
但し、僕はいまの日本の核保有には反対で、右からもバッシングを受けてきた。
日本は核についても検討する権利があるということを、僕は言ってきた。
いまは特に、北朝鮮がSLBMを持ち、日本の排他的経済水域に、日本国民の漁家が操業している所に、少なくとも3発のミサイルを撃ち込んできて、その弾頭に核兵器をもう載せようとしてる。
その時に日本が、自らの核を持つ権利を放棄するような条約に、賛成はできないし、棄権もおかしいと思う。
僕は非人道的な核兵器に永遠に反対だが、同時にアメリカの傘に入って、中国の核と向かい合ってきたのは事実。
でも、そのアメリカから抜け出ていかなきゃいけない。
僕自身、日本の核保有について新たな検討は絶対しなきゃいけない。
国会も官邸も、検討して、防衛省に降ろしていく。
棄権というのに外務省は傾いてる。
もう世界が全然壊れてる中で、いままで通用してたその場しのぎ、ごまかしよりも、核を使いかねない国が喜ぶような条約とか、あるいは日本の固有の権利、持つのも持たないのも日本国民が決定することだということを、堂々と主張すべきだと思う。
(4)核禁止決議案 米がNATO諸国に反対要求
※共同通信によると、2017年の「核兵器禁止条約」制定交渉開始を定めた決議案に、米国が採決での反対投票と交渉不参加を強く求める書簡を北大西洋条約機構(NATO)諸国に配布したことが分かった。米国など核保有五大国が条約反対のロビー活動を展開する中、同盟国に配布した書簡内容が明らかになるのは初めて。
記事の最後、「国連の外交関係者によると、米国の核の傘の下にある日本にも決議案について同様の圧力がかかっているということで…」と書いてある。
要するに、これはけしからんというニュアンスになってる。
日本はアメリカに反対と言わされそうなんだと。
もうこの考え方自体が、まるで冷戦時代みたいな考え方で、アメリカに守っていただいてるんだから、これからもずっと守ってもらうんで、アメリカの核の傘があるから、アメリカの言うこと聞かなきゃいけないんだと。
僕がいま申し上げたのは逆で、アメリカが壊れていき、日本は自分で、日本とアジアのことを守り、民主主義と自由を守り、私たちの国益をフェアに守ることをやらなきゃいけないという意味の反対をすべきだと。
この記事だと、反対するのは、アメリカに不当な圧力をかけられてやったことになりますよという。
だから国連の外交関係者と書いてあるけど、こんなの日本の国連代表部に決まってる。
つまり外務省の中からの話っていうのがバレバレ。
こういう発想でずっとニュース作られると、新しい動きが見えなくなっちゃう。
(★)トラ撮り!コーナー
北方領土について、自民党の外交部会(合同会議)で、大事なものは2つだけだと申し上げた。
1956年の日ソ共同宣言と、1993年の東京宣言。
日ソ共同宣言は、歯舞・色丹の二島を返還する。
東京宣言は、四島の帰属の問題を解決する。
日ソ共同宣言は、平和条約を結んだら歯舞・色丹を返す。
東京宣言は、四島の帰属の問題が解決したら平和条約を結ぶ。
この2つをかみ合わせたら、戦争をしなくても四島が返ってくるんじゃないかという話になる。
昨日(10月26日)の合同会議で外務省と自民党首脳陣に聞いたのは、じゃあプーチン大統領はこの2つをどう扱ってるのか。
プーチンさんとその周辺が言っているのは、東京宣言は無効だと。
日本とロシアの議会それぞれで批准してないからと。
じゃあ日ソ共同宣言は認めてるのかといえば、プーチンさんが言ってるのは「歯舞・色丹を引き渡すと書いてるだけで、その後、主権がどっちになるかは書いてない」と。
歯舞・色丹を日本に引き渡しても、主権はロシアのもので、軍も使う。
この島のあたりにはロシアのSLBM積んでる潜水艦がいる。
ロシア海軍の拠点にもなり、日本はそれに協力することまで含めてプーチンさんは示唆しながら発言してる。
12月の日露首脳会談では、これ2つとも有効ですよと言うべき。
1993年の東京宣言は批准してないというが、それより前の1980年のウィーン条約で、2国間の取り決めは、批准してなくても両国の全権代表が署名したら有効だと。
なぜそれを外務省は言わないのだと申し上げた。
すると、外務省からは「東京宣言はあくまで政治的合意で条約でない」みたいに言うから、どっちの立場なんですかと。
※他にも自民党部会の資料が公開されました。
日本の法律ができあがっていくスタート地点が部会です。
自分の排他的経済水域(EEZ)に勝手に外国が構築物を造ったら駄目という法律が、たとえば中韓にはすでにあるが、日本はないから、その法律をつくろうとしている。
これがその部会の資料(10月25日)。
この法案は武見敬三さんと山本一太さんがずっとやってきたこと。
しかし、部会で日本の外務省が反論。
「2001年に、日中で海の調査をちゃんとルールに則ってやりましょうという口上書がすでに結ばれてますから…」。
つまり、こういう法律はいらないと。
口上書があって、中国はルール守ってますか?
守らないから、2008年にガス田共同開発しましょうと決めた。
それも守らないから、新しい法律をつくろうと言ってるのに。
こういうことを突破していくのが政治の大事な役割。
単なるガス抜きにされてはいけない。
いっぱい意見を言わせておいて、最後は既得権益でまとめるという動きがもちろん自民党の中にも強い。
そこを何とか突破するには、まず有権者・国民の公平な理解が必要。
(6)米北部訓練場抗議で初起訴 沖縄・反対派の男
ご存知のとおり、沖縄で米軍施設をかなり広範囲に返還する代わりに、ヘリパッドというヘリの離発着を整理、統合しましょうというのに、とにかくもう無条件に反対するという人がたくさん詰めかけてる。
日々ほんとに苦労してる警察官が暴言を吐いたと、いうことでそっちだけが一方的に追及されている。
しかし、その前に、警察官もちろん任務に服していて、機動隊員も含めて、警察官はその任務に徹しきってるわけだが、でも人間ですから。
あんまりにも、たとえば、日本国内で、公とは関係のない方々が検問やったり、それから暴力を振るったり、言葉の暴力も含めて。
警察官の暴言の前に、暴言は暴言ですよ? でも、暴言の前に、警察官の人間性を全部踏みにじる発言をずっと繰り返してきたから。
そのことは全部無視して、警察官がこう悪い悪いって話だけをしてるから、ようやくこれ起訴したというのは、まともな方向にこれから動いてほしいと思います。
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____________________________内容紹介ここまで
トラ撮り!以降のニュース項目は、例によって駆け足でした。
青山さ〜ん、ペース配分〜!……(T_T)
今週をもって、青山繁晴さんの木曜出演はおしまい。
来週からは、月曜出演に変わります。
国会があったり、その他ハプニングがない限りは、基本的に生放送だそうです。
次の出演は、10月31日(月)。
あまり間を置かずに、再び青山さんの解説が聞けます。
(起こす側はちょっと大変…(^^ゞ)
他の曜日も出演者の変更があるので、お間違えなきよう。
月=青山繁晴
火=百田尚樹、各界コメンテーター
水=ケント・ギルバート、井上和彦、上念司、半井小絵
木=有本香、小川榮太郎、現役政治家
金=武田邦彦、須田慎一郎、大高未貴
さて、ドゥテルテ大統領の報道、連日すごいですよね。
でも、日本のメディアは、フィリピンの歴史、特にアメリカに対する憎しみの根深さってあまり伝えませんよね。
それを伝えれば、ちょっとは分かりすい話になるかもしれないのに…。
アメリカに対する憎しみといえば…、
アメリカに原爆投下や空襲で民間人を大量虐殺された日本が、そんなことまるでなかったかのように戦後は基本的にずっと親米だというのは、フィリピン国民から見たらどう映るのでしょう。
いや、もちろん私も含め多くの日本国民は、アメリカの原爆投下や空襲について絶対許せないと思ってますが、「それはそれ、これはこれ」という感じになっちゃってますよね。
水に流す文化だからというのももちろんあるのでしょうが、それよりはむしろ、GHQの占領政策と戦後の自虐教育で、アメリカよりも日本(軍部)を憎むよう洗脳され、それが未だに続いてるってことなんでしょうね。
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2003年の『世界政府アメリカの「嘘」と「正義」』に加筆。
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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