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対日4カ条要求で見えた中国の狙い!日本は“稀勢の里外交”を! 青山繁晴「インサイト・コラム」
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■5/18放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
先々週は番組自体がお休み。
先週は愛機(iMac)故障で勝手ながらお休みさせていただきました。
というわけで、久々の「インサイト・コラム」書き起こしです。
今週のテーマは中国。
G.W.の日中外相会談の時に、対日4カ条要求なるものを出してきた中国。
そこから、中国が抱えている深刻な問題が見えてきました。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像はイメージとしてこちらで付けさせていただいたものです。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。
内容紹介ここから____________________________
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というわけで、久々の「インサイト・コラム」書き起こしです。
今週のテーマは中国。
G.W.の日中外相会談の時に、対日4カ条要求なるものを出してきた中国。
そこから、中国が抱えている深刻な問題が見えてきました。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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櫻井浩二(RKBアナウンサー)
「水曜日です。独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
田中みずき(RKBアナウンサー)
「おはようございます」
櫻井浩二
「今朝は先月(4月)30日に行われた日中外相会談の話ですね?」
青山繁晴
「はい。えー、外相会談行われてから、もう2週間以上、もっとそれ以上経ちまして」
櫻井浩二
「はい、そうですね」
青山繁晴
「何で今さら、今朝は青山、その話なんだと思われるリスナーも、たくさんいらっしゃるんじゃないかと思うんですが」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「ニュースはもうどんどん流れていきまして、重大なニュースもあっという間に過去のことになっちゃうんですけれども、しかしちゃんと引っかかって、じっくり考えておきたいニュースが、ありますから、今日はそのひとつの例として、皆さんと一緒に考えたいんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜、はい」
青山繁晴
「で、いま櫻井さんおっしゃったとおり、ゴールデンウィーク、もうゴールデンウィークもとっくに過ぎましたけれども、その始まりの頃に、日本の岸田外務大臣が、北京にいらっしゃって、そこで中国の李克強首相と、相手、外務大臣じゃなくて李克強首相と、ま、会談したりしたわけですよね」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「で、この時に、非常にびっくりする話があって」
櫻井浩二
「ほぅ」
青山繁晴
「えー、中国が日本に、対日4カ条の要求を突き付けたと」
櫻井浩二
「ほぅ」
青山繁晴
「で、この4カ条っていうのは、1番、歴史を反省し、『ひとつの中国』を守れ」
櫻井浩二
「ほぅ」
青山繁晴
「えー、2番、中国が脅威だとか、中国経済が衰退するとかいう話を、まき散らすな」
櫻井浩二
「うーん、ふん、ふん…」
青山繁晴
「3つめ、経済で中国を対等に扱って協力しろ」
櫻井浩二
「はぁ」
青山繁晴
「4つめ、中国に対抗心を持つな、捨てろ、というふうに…(笑)」
櫻井浩二
「(笑)」
青山繁晴
「(笑)」
櫻井浩二
「無茶苦茶なこと言ってますね(笑)」
田中みずき
「(笑)」
青山繁晴
「うーん、もう、笑っちゃうのも分かるんですけれども、このニュース、実は、報道機関がこう、さらっとスルー、しちゃいましたみたいに終わってるだけじゃなくて、なんと日本の外務省、発表してないんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜、ほぅほぅ…」
青山繁晴
「これ中国の外務省が、日本側に対してこういう要求したって発表しただけであって、日本側はこれ、国民に知らせてないんですよね」
櫻井浩二
「うーん、ふんふん…」
青山繁晴
「で、これ、大人の態度と言えば態度だし、その、櫻井さんが思わず吹き出したように、無茶苦茶なこと言ってるから、まぁあんまり大げさに扱わないっていうのはもちろん分かるんですよ」
櫻井浩二
「はいはい」
青山繁晴
「分かるんですが、なぜこんなことを、ま、あえて言うと、中国は大人げないっていうような恥をさらすようなことを要求したのかと、いうことを考えれば、その背景にはやっぱり非常に深刻な問題があってですね」
櫻井浩二
「あー、そうですか」
青山繁晴
「で、そこは見逃せないんです。で、まずひとつめの、歴史を反省しってもう中国は、ほんと耳タコになるぐらい言ってきてるわけですけど」
櫻井浩二
「はい、ですね」
青山繁晴
「そこに突如、『ひとつの中国を守れ』っていうのはなぜ、これくっついてるのかってことなんですね」
櫻井浩二
「ああ〜、はぁはぁ…」
青山繁晴
「で、ニュースはさっき流れていくと言いましたが、違う言い方すると必ずつながっていくんで。あさって(5月20日)、中国にとって非常に重大なことが起きますね」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「えー、5月20日に台湾で、えー、初めて女性の総統、蔡英文さんが、いよいよ就任します」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、蔡英文さん、ま、一言で言えば、台湾独立派と見られていますね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、これを中国は非常に気にしていて、で、あと2日だけ、この任期が残っている馬英九さんていう総統が、こないだ突然、日本の沖ノ鳥島っていう領土を、これは岩なんだから領土じゃないと言い始めて」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「えー、巡視船とか、さらには軍艦まで送ってくるって騒ぎがありましたよね」
櫻井浩二
「うーん、はい」
青山繁晴
「で、これも裏で中国が動いているのは間違いないことであって、したがって、この領土問題のようなことを、揉めさせておいて、で、蔡英文さんも領土ってことになると、台湾にもナショナリズム、ありますから」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「こう、なかなか、この、背景に中国がいておかしいってこと言いにくくする」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「そういうことをやってきてるんですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜〜〜」
青山繁晴
「で、もっと言うと、実は経済面で、たとえば、台湾と中国の間の飛行機のフライトを減らしてしまったり」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「台湾にとって観光客、とても大事ですけれども、それを減らそうとしたり、あるいは貿易を減らそうとしたり、そういう圧力もこれからかけていく、その時に、日本に口出しするなって意味なんですよ、これ」
櫻井浩二
「はぁ〜〜」
青山繁晴
「つまり歴史を反省しっていうのは、中国側に言わせると、かつて、第二次世界大戦当時に日本は中国にやって来たと。で、中国にいわば介入して、侵略してきたんだと。で、その歴史を考えたら、この、台湾と中国のことに、あの、口はさむな」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「介入してくるなっていう圧力をかけてきてるんですよね」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「で、もうひとつ、実は去年の10月8日なんですが、えー、安倍総理が、東京都内のホテルで、この蔡英文さんと、こっそり会ってるんですよ。こっそりって言うか、非公式、内緒で会われたんですね」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「で、未だに安倍さんも蔡英文さんも、公式には否定なさってるんですが、これ、あの、台湾の総統選挙って今年1月にあったんですよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、4カ月経ってやっと就任なんですけれども、その1月の総統選挙の何カ月も前に、安倍さんと蔡英文さんが会って、これ2人とても仲良くなってるんですよ」
一同
「へぇー」
青山繁晴
「で、これを中国は間違いなくキャッチしてて、で、したがって、安倍政権、あの、まだ健在ですから、で、参院選終わってもおそらく中国は続くと見てるんで、この、はっきり安倍さんに対して、動くなってことを、蔡英文さんの味方をするなってことを言ってきてるわけですね」
櫻井浩二
「ははぁ、なるほど」
青山繁晴
「だからこれは、もうゴールデンウィークで終わった会談に見えて、実はこれからに、まさしくつながっていく、とても大事なことなんですよね」
櫻井浩二
「ふ〜〜ん」
青山繁晴
「で、それから2つめの、たとえば中国経済が衰退してると言うな、まき散らすなと(笑)、ね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「それから、その次に、経済面で中国を対等に扱え、協力しろって言ってるのはですね、これは何を本当は表してるかというと、中国経済がどれほど弱ってるかってことですね」
櫻井浩二
「ああ〜、はいはい」
青山繁晴
「で、そこに中国脅威論をまき散らすなってなぜくっつくかというと、中国はおっかなくて、しかも経済リスクがあるからっていう話が広まると、日本から投資が減るんですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜、はぁはぁ」
青山繁晴
「で、いまや中国経済は、この日本からの投資を呼び戻さないと、つまり日本のお金が入ってくれないと、これ、韓国と同じなんですけど、もうやっていけない状況に、なりつつあるんじゃなくて、もうなってるわけですね」
櫻井浩二
「ああ、そうですか、はぁ〜」
青山繁晴
「うん、だから、この、2番目3番目の要求を、ま、一言で言えば、この、中国はとっても優しい国で、そして中国経済も未来が明るくて、そういうふうに安倍政権は言え、そして、その、投資先として中国は良いっていう宣伝をしろと。そういう意味なんですよね」
櫻井浩二
「そうですか(笑)」
青山繁晴
「それで最後に、中国に対抗するなっていうのは、これはもちろん、南シナ海に口出すな」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、安倍政権になってから、たとえば、ま、……オーストラリアに日本の潜水艦を渡そうとしたり、あるいは実際に海上自衛隊の船や飛行機が、まあ、そう刺激的な動きじゃないですけども南シナ海に行ったりしてるわけですね」
[4月26日、フィリピン北部ルソン島のスービック港に入港した海上自衛隊最大級のヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」。日本とフィリピンの防衛協力強化を誇示し、南シナ海の軍事拠点化を続ける中国をけん制した]
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「で、こういうことをされると、要するに中国は南シナ海全部を、握りたいので、まあ、日本の動きが気になってしょうがないわけですよ」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、そうすると、笑い話のような、まあ、無茶苦茶言ってるなぁ、ま、いつもの中国かなと思ったら、いや、そうではなくて、弱い面と困ってることと、それから南シナ海や台湾海峡で何をやろうとしてるかっていうのが、すごくはっきり見えてくるわけですね」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「で、こういう話をたとえば日本の外務省が、最後に申しますと、なぜ発表したりしないかというとですね、あの、大人の態度を取るってこともありますけれども、しかし敗戦後の日本が、この櫻井さんや僕たちもみんな含めてですね、外交とは揉めないことだ、揉めたら失敗だ、という思い込みがあるからですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「それはどうしてかというと、70数年前に、揉めて戦争になって、そして負けたからっていう歴史を、ずっとこう、頭の上に置いてるからですよね」
一同
「うーん」
青山繁晴
「しかし、揉めたから戦争になったんじゃなくて、本当は、揉めて、その、ずっと外交を粘り強くやるんじゃなくて、戦争に逃げてしまったから、本当は」
櫻井浩二
「ああ〜、逃げる、ね…」
青山繁晴
「それが問題だったんです。だから、まさしく今、私たちがやるべきことは、この政府よりも私たち有権者がまず考えることは、逃げたりしないで、自分に自信を持つ、つまり、中国は日本の投資がないと経済やっていけないぐらい、日本をあてにしてるわけですから」
一同
「はい」
青山繁晴
「そして台湾にしても南シナ海にしても、とにかく日本の存在感はすごく大きくなってるわけですから」
櫻井浩二
「はぁ、はぁ…」
青山繁晴
「この、4カ条要求に対して堂々と、外務省も総理官邸も安倍総理も私たち国民も見解を言うと、いうことが必要だし、お別れに申せば、10連勝の稀勢の里を見てると、まさしくこれが、僕の頭の中ではつながりまして」
櫻井浩二
「うん、うん(笑)」
青山繁晴
「あれほど弱い弱い、気が弱い、本番に弱いと言われた稀勢の里」
櫻井浩二
「言われましたね」
青山繁晴
「ま、今場所、最後はどうなるか分からないけれどもですね、自信を持つってことはどれほど、私たちにとって必要かっていうことをやっぱり稀勢の里は、まあ、体を張って教えてくれてると思うんですよ」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「うん。稀勢の里外交で行きましょう、日本は」
櫻井浩二
「日本よ、今こそ稀勢の里を見習えと。なれと」
青山繁晴
「そうです」
櫻井浩二
「いうことですね。はい(笑)」
青山繁晴
「今場所、仮にダメでもまた来場所があります」
櫻井浩二
「(笑)」
青山繁晴
「今場所もきっと上手くいくと思いますが、はい」
櫻井浩二
「そうですね。青山さん、ありがとうございました」
青山繁晴
「ありがとうございました」
田中みずき
「ありがとうございました」
櫻井浩二
「独立総合研究所、青山繁晴さんでした」
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____________________________内容紹介ここまで
まさか最後に稀勢の里が出てくるとは!(≧▽≦)
ただ、青山さんがその直前に言われていたこと…
「外交を粘り強くやるんじゃなくて、戦争に逃げてしまった」
という箇所だけはちょっと違うんじゃないかと感じました。
「外交で中国と揉めることを恐れず、粘り強くやれ」という、全体の文脈としてはもちろん分かります。
あくまで、その箇所だけ見ると…、という話です。
※参考→ハル・ノートは「恥ずべき最後通牒」だ! ルーズベルトを批判した米共和党議員
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
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竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue)
尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。
アニメ「めぐみ」配信中。
日本語版のほか外国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!
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青山繁晴
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「今朝は先月(4月)30日に行われた日中外相会談の話ですね?」
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「ニュースはもうどんどん流れていきまして、重大なニュースもあっという間に過去のことになっちゃうんですけれども、しかしちゃんと引っかかって、じっくり考えておきたいニュースが、ありますから、今日はそのひとつの例として、皆さんと一緒に考えたいんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜、はい」
青山繁晴
「で、いま櫻井さんおっしゃったとおり、ゴールデンウィーク、もうゴールデンウィークもとっくに過ぎましたけれども、その始まりの頃に、日本の岸田外務大臣が、北京にいらっしゃって、そこで中国の李克強首相と、相手、外務大臣じゃなくて李克強首相と、ま、会談したりしたわけですよね」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「で、この時に、非常にびっくりする話があって」
櫻井浩二
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青山繁晴
「えー、中国が日本に、対日4カ条の要求を突き付けたと」
櫻井浩二
「ほぅ」
青山繁晴
「で、この4カ条っていうのは、1番、歴史を反省し、『ひとつの中国』を守れ」
櫻井浩二
「ほぅ」
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「えー、2番、中国が脅威だとか、中国経済が衰退するとかいう話を、まき散らすな」
櫻井浩二
「うーん、ふん、ふん…」
青山繁晴
「3つめ、経済で中国を対等に扱って協力しろ」
櫻井浩二
「はぁ」
青山繁晴
「4つめ、中国に対抗心を持つな、捨てろ、というふうに…(笑)」
櫻井浩二
「(笑)」
青山繁晴
「(笑)」
櫻井浩二
「無茶苦茶なこと言ってますね(笑)」
田中みずき
「(笑)」
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「うーん、もう、笑っちゃうのも分かるんですけれども、このニュース、実は、報道機関がこう、さらっとスルー、しちゃいましたみたいに終わってるだけじゃなくて、なんと日本の外務省、発表してないんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜、ほぅほぅ…」
青山繁晴
「これ中国の外務省が、日本側に対してこういう要求したって発表しただけであって、日本側はこれ、国民に知らせてないんですよね」
櫻井浩二
「うーん、ふんふん…」
青山繁晴
「で、これ、大人の態度と言えば態度だし、その、櫻井さんが思わず吹き出したように、無茶苦茶なこと言ってるから、まぁあんまり大げさに扱わないっていうのはもちろん分かるんですよ」
櫻井浩二
「はいはい」
青山繁晴
「分かるんですが、なぜこんなことを、ま、あえて言うと、中国は大人げないっていうような恥をさらすようなことを要求したのかと、いうことを考えれば、その背景にはやっぱり非常に深刻な問題があってですね」
櫻井浩二
「あー、そうですか」
青山繁晴
「で、そこは見逃せないんです。で、まずひとつめの、歴史を反省しってもう中国は、ほんと耳タコになるぐらい言ってきてるわけですけど」
櫻井浩二
「はい、ですね」
青山繁晴
「そこに突如、『ひとつの中国を守れ』っていうのはなぜ、これくっついてるのかってことなんですね」
櫻井浩二
「ああ〜、はぁはぁ…」
青山繁晴
「で、ニュースはさっき流れていくと言いましたが、違う言い方すると必ずつながっていくんで。あさって(5月20日)、中国にとって非常に重大なことが起きますね」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「えー、5月20日に台湾で、えー、初めて女性の総統、蔡英文さんが、いよいよ就任します」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、蔡英文さん、ま、一言で言えば、台湾独立派と見られていますね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、これを中国は非常に気にしていて、で、あと2日だけ、この任期が残っている馬英九さんていう総統が、こないだ突然、日本の沖ノ鳥島っていう領土を、これは岩なんだから領土じゃないと言い始めて」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「えー、巡視船とか、さらには軍艦まで送ってくるって騒ぎがありましたよね」
櫻井浩二
「うーん、はい」
青山繁晴
「で、これも裏で中国が動いているのは間違いないことであって、したがって、この領土問題のようなことを、揉めさせておいて、で、蔡英文さんも領土ってことになると、台湾にもナショナリズム、ありますから」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「こう、なかなか、この、背景に中国がいておかしいってこと言いにくくする」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「そういうことをやってきてるんですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜〜〜」
青山繁晴
「で、もっと言うと、実は経済面で、たとえば、台湾と中国の間の飛行機のフライトを減らしてしまったり」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「台湾にとって観光客、とても大事ですけれども、それを減らそうとしたり、あるいは貿易を減らそうとしたり、そういう圧力もこれからかけていく、その時に、日本に口出しするなって意味なんですよ、これ」
櫻井浩二
「はぁ〜〜」
青山繁晴
「つまり歴史を反省しっていうのは、中国側に言わせると、かつて、第二次世界大戦当時に日本は中国にやって来たと。で、中国にいわば介入して、侵略してきたんだと。で、その歴史を考えたら、この、台湾と中国のことに、あの、口はさむな」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「介入してくるなっていう圧力をかけてきてるんですよね」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「で、もうひとつ、実は去年の10月8日なんですが、えー、安倍総理が、東京都内のホテルで、この蔡英文さんと、こっそり会ってるんですよ。こっそりって言うか、非公式、内緒で会われたんですね」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「で、未だに安倍さんも蔡英文さんも、公式には否定なさってるんですが、これ、あの、台湾の総統選挙って今年1月にあったんですよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、4カ月経ってやっと就任なんですけれども、その1月の総統選挙の何カ月も前に、安倍さんと蔡英文さんが会って、これ2人とても仲良くなってるんですよ」
一同
「へぇー」
青山繁晴
「で、これを中国は間違いなくキャッチしてて、で、したがって、安倍政権、あの、まだ健在ですから、で、参院選終わってもおそらく中国は続くと見てるんで、この、はっきり安倍さんに対して、動くなってことを、蔡英文さんの味方をするなってことを言ってきてるわけですね」
櫻井浩二
「ははぁ、なるほど」
青山繁晴
「だからこれは、もうゴールデンウィークで終わった会談に見えて、実はこれからに、まさしくつながっていく、とても大事なことなんですよね」
櫻井浩二
「ふ〜〜ん」
青山繁晴
「で、それから2つめの、たとえば中国経済が衰退してると言うな、まき散らすなと(笑)、ね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「それから、その次に、経済面で中国を対等に扱え、協力しろって言ってるのはですね、これは何を本当は表してるかというと、中国経済がどれほど弱ってるかってことですね」
櫻井浩二
「ああ〜、はいはい」
青山繁晴
「で、そこに中国脅威論をまき散らすなってなぜくっつくかというと、中国はおっかなくて、しかも経済リスクがあるからっていう話が広まると、日本から投資が減るんですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜、はぁはぁ」
青山繁晴
「で、いまや中国経済は、この日本からの投資を呼び戻さないと、つまり日本のお金が入ってくれないと、これ、韓国と同じなんですけど、もうやっていけない状況に、なりつつあるんじゃなくて、もうなってるわけですね」
櫻井浩二
「ああ、そうですか、はぁ〜」
青山繁晴
「うん、だから、この、2番目3番目の要求を、ま、一言で言えば、この、中国はとっても優しい国で、そして中国経済も未来が明るくて、そういうふうに安倍政権は言え、そして、その、投資先として中国は良いっていう宣伝をしろと。そういう意味なんですよね」
櫻井浩二
「そうですか(笑)」
青山繁晴
「それで最後に、中国に対抗するなっていうのは、これはもちろん、南シナ海に口出すな」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、安倍政権になってから、たとえば、ま、……オーストラリアに日本の潜水艦を渡そうとしたり、あるいは実際に海上自衛隊の船や飛行機が、まあ、そう刺激的な動きじゃないですけども南シナ海に行ったりしてるわけですね」
[4月26日、フィリピン北部ルソン島のスービック港に入港した海上自衛隊最大級のヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」。日本とフィリピンの防衛協力強化を誇示し、南シナ海の軍事拠点化を続ける中国をけん制した]
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「で、こういうことをされると、要するに中国は南シナ海全部を、握りたいので、まあ、日本の動きが気になってしょうがないわけですよ」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、そうすると、笑い話のような、まあ、無茶苦茶言ってるなぁ、ま、いつもの中国かなと思ったら、いや、そうではなくて、弱い面と困ってることと、それから南シナ海や台湾海峡で何をやろうとしてるかっていうのが、すごくはっきり見えてくるわけですね」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「で、こういう話をたとえば日本の外務省が、最後に申しますと、なぜ発表したりしないかというとですね、あの、大人の態度を取るってこともありますけれども、しかし敗戦後の日本が、この櫻井さんや僕たちもみんな含めてですね、外交とは揉めないことだ、揉めたら失敗だ、という思い込みがあるからですね」
櫻井浩二
「はい」
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「それはどうしてかというと、70数年前に、揉めて戦争になって、そして負けたからっていう歴史を、ずっとこう、頭の上に置いてるからですよね」
一同
「うーん」
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「しかし、揉めたから戦争になったんじゃなくて、本当は、揉めて、その、ずっと外交を粘り強くやるんじゃなくて、戦争に逃げてしまったから、本当は」
櫻井浩二
「ああ〜、逃げる、ね…」
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「それが問題だったんです。だから、まさしく今、私たちがやるべきことは、この政府よりも私たち有権者がまず考えることは、逃げたりしないで、自分に自信を持つ、つまり、中国は日本の投資がないと経済やっていけないぐらい、日本をあてにしてるわけですから」
一同
「はい」
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「そして台湾にしても南シナ海にしても、とにかく日本の存在感はすごく大きくなってるわけですから」
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「うん、うん(笑)」
青山繁晴
「あれほど弱い弱い、気が弱い、本番に弱いと言われた稀勢の里」
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「言われましたね」
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「ま、今場所、最後はどうなるか分からないけれどもですね、自信を持つってことはどれほど、私たちにとって必要かっていうことをやっぱり稀勢の里は、まあ、体を張って教えてくれてると思うんですよ」
櫻井浩二
「うーん」
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「うん。稀勢の里外交で行きましょう、日本は」
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「日本よ、今こそ稀勢の里を見習えと。なれと」
青山繁晴
「そうです」
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「いうことですね。はい(笑)」
青山繁晴
「今場所、仮にダメでもまた来場所があります」
櫻井浩二
「(笑)」
青山繁晴
「今場所もきっと上手くいくと思いますが、はい」
櫻井浩二
「そうですね。青山さん、ありがとうございました」
青山繁晴
「ありがとうございました」
田中みずき
「ありがとうございました」
櫻井浩二
「独立総合研究所、青山繁晴さんでした」
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____________________________内容紹介ここまで
まさか最後に稀勢の里が出てくるとは!(≧▽≦)
ただ、青山さんがその直前に言われていたこと…
「外交を粘り強くやるんじゃなくて、戦争に逃げてしまった」
という箇所だけはちょっと違うんじゃないかと感じました。
「外交で中国と揉めることを恐れず、粘り強くやれ」という、全体の文脈としてはもちろん分かります。
あくまで、その箇所だけ見ると…、という話です。
※参考→ハル・ノートは「恥ずべき最後通牒」だ! ルーズベルトを批判した米共和党議員
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・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー
・【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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