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日中韓首脳会談〜南京・慰安婦の捏造を認めてまで隣国と仲良くする必要なし! 青山繁晴「インサイト・コラム」
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※【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
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■11/4放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
日本のメディアはとかく「隣国(中韓)と仲良くしなければいけない」と言う。
でも、それは単なる思い込みであり刷り込み。
世界を見渡すと、隣国同士は仲が悪いのが普通。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像はイメージとしてこちらで付けさせていただいたものです。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。
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■11/4放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
日本のメディアはとかく「隣国(中韓)と仲良くしなければいけない」と言う。
でも、それは単なる思い込みであり刷り込み。
世界を見渡すと、隣国同士は仲が悪いのが普通。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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櫻井浩二(RKBアナウンサー)
「水曜日です。独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
櫻井浩二
「えー、今朝は1日、ソウルで日中韓の首脳会談、3年半ぶりに行われましたけれども、今朝はこの話ですね」
青山繁晴
「はい。えー、皆さんご存知の通り、日中韓首脳会談、が久しぶりに行われ、それから日韓首脳会談については、朴槿恵大統領と安倍総理の間では、実にこれが初めて行われたと、いうことですよね」
櫻井浩二
「そうですね、はい」
青山繁晴
「で、その上で、いったいこの2つの首脳会談、何が成果だったのか」
櫻井浩二
「はい、そこ知りたいところでずね、ぜひ」
青山繁晴
「うん、あの、知りたくもあり、たとえばニュースに、ご関心の強いリスナーだと、果たして成果があったのかと、疑問に思う方もいらっしゃるっていうか、あの、僕のところにはたくさんそういうメールとか、ブログへの書き込みいただいてるんですね」
櫻井浩二
「私もそう思ってます、はい」
青山繁晴
「はい。で、今朝は、マスメディアの普段の論調とはちょっと違う視点の、お話をいたしたいんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、まず、まあ、実は大した話でもないんですけれども一番根っこのところを、まず考えますと、本当に隣り同士というのは、必ず、仲良くなきゃいけないのかと、いうことなんですね」
櫻井浩二
「はぁ〜、はい」
青山繁晴
「で、これ日本の新聞、朝日新聞から産経新聞に至るまで、ま、全てが、隣り同士だから仲良くしなきゃいけない、仲良くしなきゃいけないから、首脳会談をしょっちゅう開かなくちゃいけない、というように主張されてますし」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「それから、たとえば、中国は特に、日本との間のことを、一衣帯水っていいまして、えー、これは、一衣帯水の間の衣帯って言葉は、あの、帯って意味なんですけれども、その1本の細い帯のような、海しか間に挟んでないんだから、常に仲良くなきゃいけないっていうことを、中国は特に強調するんですけれども」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「まあ実はこれ、そもそも、東シナ海は決して、そんな1本の細い水、細い海でもありませんから、例によって大げさに言ってる話なんですけれども」
櫻井浩二
「はぁ…(笑)」
青山繁晴
「これ実は世界を歩きますとね、むしろ隣り同士で、仲良くしてる例が、極めて少ないんですね」
櫻井浩二
「はぁ〜、はぁはぁはぁ…」
青山繁晴
「あの、えー、たとえば、カナダとアメリカっていうと、すごく仲いい感じしますよね」
櫻井浩二
「はい、はい、そういうイメージがありますね」
[アメリカのオバマ大統領とカナダのハーパー前首相。カナダでは2015年10月19日に行われた総選挙で保守党が大敗、10年ぶりに政権交代し、11月4日に自由党党首のトルドー氏が新首相に就任]
青山繁晴
「はい。で、実際にたとえばアメリカ空軍っていうのは、カナダの空も守っていますし、ま、両方とも仲良くサミットにも出てきますよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「ところが実際カナダに行きますとね、あの、僕は一番最初にカナダに行った頃ですから、ずいぶん前からってことなんですけれども、たとえば、あの、皆さんも試していただきたいんですけど、その、どっかの土地行くと、海外行くと、映画館に入ってみてほしいですね」
櫻井浩二
「映画館ですか?」
青山繁晴
「ええ。で、その、ハリウッド映画とか、世界共通でやってる映画ではなくて、地元の映画ってありますよね」
櫻井浩二
「ああ〜、はいはいはい…」
青山繁晴
「ま、もちろん日本映画ありますし。で、そういう映画で言いますと、僕が観た映画のひとつで言いますとね、カナダ軍で一番とんまな若い兵士がいたと。で、あんまりとんまなんでカナダ軍の中でいじめられるから、ま、南に下りていって国境超えて、アメリカに入っちゃったと」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、アメリカに入っちゃったらたとえば発電所とかそういう重要施設に入って、ま、とんまだから、何かちょっといじったりするんですけれども、そのために、そのたびに、そのアメリカの軍や政府の方がもっととんまで、その、右往左往、アメリカ人が大騒ぎすると」
櫻井浩二
「ほぅ」
青山繁晴
「で、それを、その、カナダの映画館でカナダ人の方々がもう、手を叩いて喜んで、もう大変な人気の映画だったんですね」
櫻井浩二
「ほぅほぅほぅ…」
青山繁晴
「これあとでその、カナダの政府の人から、ま、庶民の方々まで、聞いてみますと、やっぱりアメリカ大嫌いだっていうことなんですよね」
櫻井浩二
「ああ、そうですか、はぁ〜」
青山繁晴
「うん。で、これは深刻な話ではなくて、いま言いました通り、安全保障共通したりしてるんですけれども、隣りだから絶対仲良くしなきゃと思ってるんじゃなくて、やっぱり隣り同士だからどうしても角突き合わせると。むしろその方が人間の自然だっていう感覚なんですね」
櫻井浩二
「あぁ〜、なるほど」
青山繁晴
「で、たとえば、穏やかなイメージが強い北欧で言いましても、フィンランドは隣りのロシアをものすごく昔から警戒し、実はひどい目にも遭ってますし、それからデンマークとスウェーデン、それぞれの海軍の人と話すと、まあ実は、海の上でけっこう角を突き合わせてるわけですね」
櫻井浩二
「デンマークとスウェーデンもそうなんですか」
青山繁晴
「そうです」
櫻井浩二
「ほぅ〜〜」
青山繁晴
「で、これ、いま僕は何を皆さんと一緒に考えようとしてるかというと、隣りだからといって、無理をする必要はない。隣りだからといって、いつも相手の言うことに合わせたり、ニコニコする必要はない。むしろ、お互い偽善に陥らないように、言うべきことはちゃんと言うと、いう方が、隣り同士の関係を良くするってことを、僕らはいままで、刷り込まれ思い込まされてきた、常識をちょっと疑ってみた方がいいと思うんですね」
櫻井浩二
「はぁ〜、はい」
青山繁晴
「で、その上で、日本と中国・韓国との関係を考えますと、今回の日中韓の首脳会談でも、また例によって歴史の話は、ま、事実上蒸し返されましたよね」
櫻井浩二
「うん、そうですね」
青山繁晴
「で、たとえば中国と日本の間には、南京の問題があるってことになってますけれども、この、安倍政権といえども、ま、南京で、第二次世界大戦中、南京で少しは略奪とか民間人の殺害とか、事件はありましたと、いう立場ですね」
[「支那事変写真全集(中)」と朝日新聞昭和12年12月25日より。同年12月20日、南京住宅街にて撮影。日本兵と玩具で遊ぶ支那の子供たち。撮影者は朝日新聞の林カメラマン。画像ソース]
櫻井浩二
「はい、認めてますよね…」
青山繁晴
「官房長官などは、会見でそういうようにおっしゃってます。しかしそうだったら、毛沢東国家主席が生前、一度もこの南京での出来事について、話されたことがないってのは、非常に不可思議な話ですね」
櫻井浩二
「ああ〜、はぁはぁはぁ…」
青山繁晴
「で、これ、ま、中国共産党の人々、現在は、表では決して言いませんけれども、まあ、僕と、僕も中国とずいぶん長い付き合いですけれども、特に初期の、僕が行き始めたのはもう37年前ですけれども、そのころ中国共産党のブレーンで社会科学院、ま、いまもありますけど、そこの人々は何を言ってたかというと、あれは蒋介石が作った話ですよということを言ってたりするんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜〜?」
青山繁晴
「それから韓国との間の慰安婦についても、慰安婦って方々がいらっしゃったのは事実ですけれども、多くは日本人女性だったんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、日本人女性ってのはもちろん軍に連れて行かれたんじゃなくて、親が貧しかったので残念ながら売られたわけですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、韓国で、もしもそうじゃなくて、その、親兄弟が反対してるのに連れて行かれたんだったら、こう、韓国男性、女性守りますから、抵抗したケースが何度も起きてるはずですけれども、そういう一例も、実は、韓国の側からも言われたことがないんですね」
※参考:慰安婦強制連行があったのなら、なぜ朝鮮人男性は反乱も起こさず黙っていたのか
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「で、そうするとですね、たとえば今回、安倍さんが、未来志向、未来志向ってまた例によっておっしゃったわけですけど、未来志向っていうのは、あの、ほんとに過去にすごく悪いことがあったけども、いつまでも言ってるんじゃなくて、それ、あえて言えば忘れて、未来を見ましょうと。逆に言うと、過去に何か悪いことがあったってことを、認めてるのと同じですよね」
櫻井浩二
「ああー、なるほど、そうですね」
青山繁晴
「で、そうすると、証拠がなく、言ってるのは、実は日本も同じだってことになってしまいますよね。あの、自らを貶めるために言ってる、話が」
櫻井浩二
「ああ〜、なるほど、はい」
青山繁晴
「で、これ、どうして起きるかというと、これ最後に申しますと、要するに首脳会談やると、いつも成果が出なきゃいけないと、いう思い込みがあるから、たとえば、未来志向でまとまりましたって話をどうしても安倍さんもしたくなるってことなんですよ」
櫻井浩二
「ああ〜、はい」
青山繁晴
「だから隣り同士だからといって、無理をすることはないし、それから首脳会談やっても、成果がなく、ただ会っただけでもちっともかまわないんですよ」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「僕たちの普段の人間関係考えてもそうですから」
櫻井浩二
「う〜〜ん」
青山繁晴
「そういう、一度、まあ、すごく簡単な原点に戻って考えてみるっていうのも、必要じゃないでしょうか」
櫻井浩二
「ははぁ〜、考えさせられる内容ですね。青山さん、ありがとうございました」
青山繁晴
「ありがとうございました」
櫻井浩二
「独立総合研究所、青山繁晴さんでした」
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____________________________内容紹介ここまで
安倍総理は慰安婦問題をどうしようとしているのでしょう?
報道によれば……
朴槿恵大統領と首脳会談した際、将来世代の障害にしないため、早期の妥結を目指して外務省局長級による交渉の加速化で一致。
韓国側は「年内」に妥結するよう要求していますが、日本政府は受け入れていません。
……とのことです(産経 2015.11.4 11:41)。
戦後70年談話で、安倍総理は、「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」と述べました。
ですから、慰安婦問題を自分の代で終わらせたいという覚悟は当然あるのだと思います。
次の政権以降に持ち越してしまうと、韓国とまたおかしな妥協をしてしまう可能性もありますしね。
ただ、今回言われている「妥結」とは何なのか。
そもそも韓国政府は本気で「妥結」する気があるのか。
そこが見えません。
たとえ「妥結」しても、これまでのようにゴールポストを動かして(動かしているのは実は反日親北団体の挺対協。事実上の拒否権を持っているとされる)、「おかわり」を求めてくる可能性は十二分にあります。
その危険性は、もちろん安倍総理も分かっていると思います。
一方で、アメリカが「(日韓の懸案事項である)慰安婦問題を早く解決しろ」とプレッシャーを何度もかけてきています。
だから、今回の「交渉の加速化」というのは、半分アメリカ向けのポーズだったりするのかもしれませんね。
さまざまな思惑が絡むこの問題、今後どうなることやら……。
交渉するのは百歩譲ってやむを得ないとしても、安易な妥結は絶対に避けるべきだというのが、私の考えです。
※拙ブログはAmazonアソシエイトに参加しています。紹介している商品をクリックしてAmazonを訪問された皆様がすぐに購入されなくても、24時間以内にその商品や他の商品を購入されれば当方の報酬になります(紹介している商品にお目当ての物がなくても、どれかを適当にクリックしてAmazonの中に入っていただき、そこから目当ての商品に検索などで飛んでいただき購入されれば、当方の報酬になります)。「寄付」的にご協力いただければ幸いです。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
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青山繁晴
「はい。えー、皆さんご存知の通り、日中韓首脳会談、が久しぶりに行われ、それから日韓首脳会談については、朴槿恵大統領と安倍総理の間では、実にこれが初めて行われたと、いうことですよね」
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「そうですね、はい」
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「で、その上で、いったいこの2つの首脳会談、何が成果だったのか」
櫻井浩二
「はい、そこ知りたいところでずね、ぜひ」
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「うん、あの、知りたくもあり、たとえばニュースに、ご関心の強いリスナーだと、果たして成果があったのかと、疑問に思う方もいらっしゃるっていうか、あの、僕のところにはたくさんそういうメールとか、ブログへの書き込みいただいてるんですね」
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「私もそう思ってます、はい」
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「はい。で、今朝は、マスメディアの普段の論調とはちょっと違う視点の、お話をいたしたいんですね」
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「はい」
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「で、まず、まあ、実は大した話でもないんですけれども一番根っこのところを、まず考えますと、本当に隣り同士というのは、必ず、仲良くなきゃいけないのかと、いうことなんですね」
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「で、これ日本の新聞、朝日新聞から産経新聞に至るまで、ま、全てが、隣り同士だから仲良くしなきゃいけない、仲良くしなきゃいけないから、首脳会談をしょっちゅう開かなくちゃいけない、というように主張されてますし」
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「はい」
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「それから、たとえば、中国は特に、日本との間のことを、一衣帯水っていいまして、えー、これは、一衣帯水の間の衣帯って言葉は、あの、帯って意味なんですけれども、その1本の細い帯のような、海しか間に挟んでないんだから、常に仲良くなきゃいけないっていうことを、中国は特に強調するんですけれども」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「まあ実はこれ、そもそも、東シナ海は決して、そんな1本の細い水、細い海でもありませんから、例によって大げさに言ってる話なんですけれども」
櫻井浩二
「はぁ…(笑)」
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「これ実は世界を歩きますとね、むしろ隣り同士で、仲良くしてる例が、極めて少ないんですね」
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「はぁ〜、はぁはぁはぁ…」
青山繁晴
「あの、えー、たとえば、カナダとアメリカっていうと、すごく仲いい感じしますよね」
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「はい、はい、そういうイメージがありますね」
[アメリカのオバマ大統領とカナダのハーパー前首相。カナダでは2015年10月19日に行われた総選挙で保守党が大敗、10年ぶりに政権交代し、11月4日に自由党党首のトルドー氏が新首相に就任]
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「はい。で、実際にたとえばアメリカ空軍っていうのは、カナダの空も守っていますし、ま、両方とも仲良くサミットにも出てきますよね」
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「はい」
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「ところが実際カナダに行きますとね、あの、僕は一番最初にカナダに行った頃ですから、ずいぶん前からってことなんですけれども、たとえば、あの、皆さんも試していただきたいんですけど、その、どっかの土地行くと、海外行くと、映画館に入ってみてほしいですね」
櫻井浩二
「映画館ですか?」
青山繁晴
「ええ。で、その、ハリウッド映画とか、世界共通でやってる映画ではなくて、地元の映画ってありますよね」
櫻井浩二
「ああ〜、はいはいはい…」
青山繁晴
「ま、もちろん日本映画ありますし。で、そういう映画で言いますと、僕が観た映画のひとつで言いますとね、カナダ軍で一番とんまな若い兵士がいたと。で、あんまりとんまなんでカナダ軍の中でいじめられるから、ま、南に下りていって国境超えて、アメリカに入っちゃったと」
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「はい」
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「ほぅ」
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「で、それを、その、カナダの映画館でカナダ人の方々がもう、手を叩いて喜んで、もう大変な人気の映画だったんですね」
櫻井浩二
「ほぅほぅほぅ…」
青山繁晴
「これあとでその、カナダの政府の人から、ま、庶民の方々まで、聞いてみますと、やっぱりアメリカ大嫌いだっていうことなんですよね」
櫻井浩二
「ああ、そうですか、はぁ〜」
青山繁晴
「うん。で、これは深刻な話ではなくて、いま言いました通り、安全保障共通したりしてるんですけれども、隣りだから絶対仲良くしなきゃと思ってるんじゃなくて、やっぱり隣り同士だからどうしても角突き合わせると。むしろその方が人間の自然だっていう感覚なんですね」
櫻井浩二
「あぁ〜、なるほど」
青山繁晴
「で、たとえば、穏やかなイメージが強い北欧で言いましても、フィンランドは隣りのロシアをものすごく昔から警戒し、実はひどい目にも遭ってますし、それからデンマークとスウェーデン、それぞれの海軍の人と話すと、まあ実は、海の上でけっこう角を突き合わせてるわけですね」
櫻井浩二
「デンマークとスウェーデンもそうなんですか」
青山繁晴
「そうです」
櫻井浩二
「ほぅ〜〜」
青山繁晴
「で、これ、いま僕は何を皆さんと一緒に考えようとしてるかというと、隣りだからといって、無理をする必要はない。隣りだからといって、いつも相手の言うことに合わせたり、ニコニコする必要はない。むしろ、お互い偽善に陥らないように、言うべきことはちゃんと言うと、いう方が、隣り同士の関係を良くするってことを、僕らはいままで、刷り込まれ思い込まされてきた、常識をちょっと疑ってみた方がいいと思うんですね」
櫻井浩二
「はぁ〜、はい」
青山繁晴
「で、その上で、日本と中国・韓国との関係を考えますと、今回の日中韓の首脳会談でも、また例によって歴史の話は、ま、事実上蒸し返されましたよね」
櫻井浩二
「うん、そうですね」
青山繁晴
「で、たとえば中国と日本の間には、南京の問題があるってことになってますけれども、この、安倍政権といえども、ま、南京で、第二次世界大戦中、南京で少しは略奪とか民間人の殺害とか、事件はありましたと、いう立場ですね」
[「支那事変写真全集(中)」と朝日新聞昭和12年12月25日より。同年12月20日、南京住宅街にて撮影。日本兵と玩具で遊ぶ支那の子供たち。撮影者は朝日新聞の林カメラマン。画像ソース]
櫻井浩二
「はい、認めてますよね…」
青山繁晴
「官房長官などは、会見でそういうようにおっしゃってます。しかしそうだったら、毛沢東国家主席が生前、一度もこの南京での出来事について、話されたことがないってのは、非常に不可思議な話ですね」
櫻井浩二
「ああ〜、はぁはぁはぁ…」
青山繁晴
「で、これ、ま、中国共産党の人々、現在は、表では決して言いませんけれども、まあ、僕と、僕も中国とずいぶん長い付き合いですけれども、特に初期の、僕が行き始めたのはもう37年前ですけれども、そのころ中国共産党のブレーンで社会科学院、ま、いまもありますけど、そこの人々は何を言ってたかというと、あれは蒋介石が作った話ですよということを言ってたりするんですね」
櫻井浩二
「ほぅ〜〜?」
青山繁晴
「それから韓国との間の慰安婦についても、慰安婦って方々がいらっしゃったのは事実ですけれども、多くは日本人女性だったんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、日本人女性ってのはもちろん軍に連れて行かれたんじゃなくて、親が貧しかったので残念ながら売られたわけですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、韓国で、もしもそうじゃなくて、その、親兄弟が反対してるのに連れて行かれたんだったら、こう、韓国男性、女性守りますから、抵抗したケースが何度も起きてるはずですけれども、そういう一例も、実は、韓国の側からも言われたことがないんですね」
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櫻井浩二
「はぁ〜」
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「で、そうするとですね、たとえば今回、安倍さんが、未来志向、未来志向ってまた例によっておっしゃったわけですけど、未来志向っていうのは、あの、ほんとに過去にすごく悪いことがあったけども、いつまでも言ってるんじゃなくて、それ、あえて言えば忘れて、未来を見ましょうと。逆に言うと、過去に何か悪いことがあったってことを、認めてるのと同じですよね」
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「ああ〜、なるほど、はい」
青山繁晴
「で、これ、どうして起きるかというと、これ最後に申しますと、要するに首脳会談やると、いつも成果が出なきゃいけないと、いう思い込みがあるから、たとえば、未来志向でまとまりましたって話をどうしても安倍さんもしたくなるってことなんですよ」
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「ああ〜、はい」
青山繁晴
「だから隣り同士だからといって、無理をすることはないし、それから首脳会談やっても、成果がなく、ただ会っただけでもちっともかまわないんですよ」
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「はい」
青山繁晴
「僕たちの普段の人間関係考えてもそうですから」
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報道によれば……
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ただ、今回言われている「妥結」とは何なのか。
そもそも韓国政府は本気で「妥結」する気があるのか。
そこが見えません。
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