中国に傾斜する英国とチャールズ皇太子の反乱! 青山繁晴「インサイト・コラム」
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■10/21放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
習近平国家主席がイギリスを訪問し、蜜月ぶりをアピール。
中国とイギリス、それぞれの狙いは?
日本であまり報道されていないチャールズ皇太子の「反乱」とは?
青山さんが心配している「大きな問題」とは?
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像はイメージとしてこちらで付けさせていただいたものです。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。
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青山繁晴の“インサイト・コラム”
習近平国家主席がイギリスを訪問し、蜜月ぶりをアピール。
中国とイギリス、それぞれの狙いは?
日本であまり報道されていないチャールズ皇太子の「反乱」とは?
青山さんが心配している「大きな問題」とは?
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
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内容紹介ここから____________________________
櫻井浩二(RKBアナウンサー)
「水曜日です。独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
櫻井浩二
「中国経済の減速が止まらないと言われていますが、青山さん、どうなんでしょうか」
青山繁晴
「うーん。あの、おととい、中国の国家統計局っていうお役所が、いま櫻井さんがおっしゃった最新の中国経済の、数字を発表しまして」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「今年の夏、ま、7月から9月のGDP、国内総生産が、えー、プラス6.9%だと。去年の夏に比べてですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、6.9%も成長してるんだったら普通だったらすごいなってことになるんですけど、これがまあ日本も含めた世界に、改めてショックを与えてまして」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「というのは中国共産党の政府は、今年7%、を必ず確保すると言ってるわけですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「だから、もう実に、こう図ったように0.1%だけそこを下回ってて、だから大きな数字のように見えて、要は中国が、目標達成できないと、いうことを世界に告白したのと同じなんですよね」
櫻井浩二
「はぁはぁはぁ、はい」
青山繁晴
「で、もともとこの、中国の発表するGDPっていうのは、さっき言いました、国家統計局ってお役所だと言いましたけれども、いま首相をやってる李克強さんが、まあ地方にいた時に直接的に批判して、あのGDPってのは人が勝手に作った数字だと、いうことを発言しちゃってるんですよね」
櫻井浩二
「はぁはぁはぁ…」
青山繁晴
「だから、ま、だいたい話半分っていうか、本当は、まあ話半分以下、中国が発表してる数字の3割から4割ぐらいの、成長しかないと言われてきたんですけれども」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「だから6.9っていう細かい数字にあんまり意味はなくて、要は目標達成できないってことを言わざるを得なくなってると」
櫻井浩二
「ああ〜、そういう見方をすればいいんですね」
青山繁晴
「はい。まあ改めて、さっき言いましたとおり、世界が心配してるわけですけれども。櫻井さん、この最中に、習近平国家主席は、中国にいないんですよね」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「はい。イギリスに行ってらして。で、これ、あの、僕はまあこういう国際関係が仕事のひとつなんですけれども、いろいろ複雑に見えて、実は世界ってのはやっぱり分かりやすいなあっていう、話だと思うんですよね」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「というのは皆さんまだご記憶だと思うんですけど、先月、習近平さんは、まあ、万全を期してアメリカに行きまして、そしたらアメリカの態度はものすごく冷たくて」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「中国は一生懸命、ローマ法王と(訪米日程が)だぶるのは嫌だから変えてくれって言ったのに、全く無視してローマ法王との訪米とぶつけられて、アメリカのメディアにはほとんど無視され」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「そして、実は米中首脳会談も、肝心なところで決裂してたことがだんだん分かってきて、だから南シナ海でまた、アメリカ海軍の船が、これから中国が主張する領海に入りますよと、言ってたり、その、首脳会談終わったばっかりなのに逆に緊張が高まってるわけですよね」
櫻井浩二
「う〜ん、はい」
青山繁晴
「そうするとアメリカに冷たくされたので、そのアメリカの最大の友達の、イギリスと仲良くしてみせて」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「ま、鬱憤晴らしというか、失地回復を図ると、いうことなんですよね」
櫻井浩二
「えっ、それがイギリス訪問の真意なんですか?(笑)」
青山繁晴
「そうです」
櫻井浩二
「はぁはぁはぁ…(笑)」
青山繁晴
「で、そのイギリスの方は、実はひたすら、中国のお金がほしいと」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「中国経済が心配されてるけれども、しかしまだまだお金あるでしょうと」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「それ下さいっていうことで、いまイギリスで何が起きてるかというと、実はイギリスはもともと王室の政治利用っていうのが、日本と違ってかなり剥き出しなんですけれども」
櫻井浩二
「ほぅ」
青山繁晴
「えー、今回は習近平国家主席を、女王陛下のバッキンガム宮殿に泊めたり、えー、もう最大級、王室を使っておもてなしをしてですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、実は今回、急に始まったことじゃなくて、えー、半年ちょっと前に、つまり3月に、みんなが大好きなウィリアム王子が、訪中しましたよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「香港で学生がすごく反乱起こした、のが、まだ去年ですけれども、ま、そういうふうにやって王室を使って、中国に接近するっていうのをイギリスのキャメロン首相がやっててですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、実はこれイギリスの王室っていうのは、中国はなかなか、お嫌いなようなんです、本当はですね」
本庄麻里子
「ふ〜ん」
櫻井浩二
「はぁ〜、そうですか」
青山繁晴
「これ感情論じゃなくてですね、たとえば、ウィリアム王子のお父様、チャールズ皇太子、皆さんよくご存知ですよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、日本ではチャールズ皇太子っていうと、まあ、ダイアナ妃との、まあ大げんか、それから結局は、人の奥さんだったカミラさんっていう人と結婚してしまったと、いうことしか、たぶん印象ないと思うんですけど」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「チャールズ皇太子のもうひとつの面っていうのはですね、ずっとチベットの人権回復運動に関わってきたんですよ」
櫻井浩二
「ほぅ〜」
本庄麻里子
「ふ〜ん」
青山繁晴
「で、ここはまあ日本の皇室とだいぶ在り方が違って、政治利用されるだけじゃなくて、ご自分もけっこう政治的に動くことが、あるんですね」
櫻井浩二
「へぇ」
青山繁晴
「で、実際、そのチャールズ皇太子は、たとえば中国の江沢民国家主席を、ま、ご自分の日記の中なんですけれども、ろう人形のようだと、非難したりですね、まあ、あの、激しい反中の言動があって」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、今回、これをキャメロン首相と水面下でいろいろあったようですが、その、チャールズ皇太子がわざわざこの習近平さんを、自分のお家に招くってことをやったんですよ」
櫻井浩二
「ほぅ〜、そうですか」
青山繁晴
「だもんでイギリスのメディア、あるいは僕の知り合いの、たとえばイギリス海軍の人たちも」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「ついに、その、イギリスの王室も中国の、お金の下にひれ伏したかっていうようなことを、ま、公式には言わなくても、みんなすごくこう落胆して言ってたわけですよ」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「ところがですね、これ日本では、ほとんど報道されてませんけれど、チャールズ皇太子が、その最中に反乱を起こしまして」
櫻井浩二
「ほう」
青山繁晴
「なんと公式晩餐会を、拒否したんですね」
本庄麻里子
「ふ〜〜ん」
櫻井浩二
「ほぅ〜〜」
青山繁晴
「欠席したわけです」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「だから、チベットの人権問題、決して忘れたわけじゃないと、いうアピールをして、それがいま、イギリスのロンドンで起きてる出来事なんですね」
櫻井浩二
「へぇ〜」
青山繁晴
「で、これからどうなるかっていうことなんですけれども、ちょっと僕は愕然としてるのはですね、あの、キャメロン首相が、たとえば中国の国営テレビのインタビューに出てきまして、もう、イギリスと中国、英中は、黄金時代だと」
櫻井浩二
「ほぅ」
青山繁晴
「言って、えー、AIIB、例の、中国がつくる、アジアのインフラ銀行」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「これに、最初に加盟する手を挙げたのはイギリスだ、って言って、こう、中国の共産党を大変喜ばせてるわけですよ」
櫻井浩二
「へぇ〜、はい」
青山繁晴
「ところがまあ、世界が見ると、中国経済の崩壊現象が起きてて、このAIIBが、先行き真っ暗なのに、そんなこと言って大丈夫なのかと」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「で、これはまあ、キャメロン首相の狙いっていうのはですね、中国経済に最後に残るお宝っていうのは、実はまだ物を持ってない、10億人って言われる人々なんですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜、はぁはぁ」
青山繁晴
「つまり、日本人はもうテレビない人はあんまりいないと思いますし、車持ってる人も多いですよね。でも中国は大金持ちいる反面で、なんと10億人前後がまだ、テレビもなければ車もないっていう生活であって」
櫻井浩二
「ははぁ〜、はい」
青山繁晴
「そういう人たちが今後、英国製、つまり日本製とかドイツ製に比べると人気がない英国製の物を買ってくれると。それが、まあ、苦しみもあるイギリス経済にとっては助けだっていう発想なんですよね」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「ところがですね、その、大きな問題なのは、たとえば、僕が心配してることのひとつはですね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「恐い、ま、はっきり言って恐いと言わざるを得ない、中国製の、何だと思います? 中国製の原発をですね、イギリスに建設するってことで、実は訪英の前に合意してしまってるんですよ」
本庄麻里子
「へぇ〜〜?!」
櫻井浩二
「ああ、そうなんですか」
青山繁晴
「実は僕はイギリスの原発ってのは長年歩いてきまして、それは原発テロ対策の仕事で歩いてきたんですけれども、まあイギリスのモラルが貫かれた安全性の高い原発なんですけれども、そこに、欧米社会で初めて突然、中国製の原発をつくると」
櫻井浩二
「ふ〜ん」
青山繁晴
「場合によってはその、運用もお任せするという話も出てまして」
本庄麻里子
「へぇ〜」
青山繁晴
「要するにイギリス製品買ってもらうためだったら、もう、はっきり言うと安全を犠牲にしてでも」
櫻井浩二
「なるほど」
青山繁晴
「ということになっていて」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「ま、そういう問題が、非常に心配されるうえにですね、中国はそうやって無駄なお金を使ってる場合じゃなくて、中国自身も」
櫻井浩二
「うん、うん」
青山繁晴
「当然、中国経済を、その、内需拡大、もう世界の下請けできませんから、10億人に向けて、10億人の生活向上を図るってことが大事なのに、それやらないで、こういういわば面子を保つようなことをやってるってこと自体が、中国経済の未来を暗くするんですね」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「これは最終的には日本経済にとっても大問題で、いま撤退しようとする日本企業が、撤退を阻まれたりしてます」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「だからロンドンで起きてることを他人事と思わないで、まあ、関心を持っていただくことが大事だと思います」
櫻井浩二
「はい。青山さん、ありがとうございました」
青山繁晴
「ありがとうございました」
櫻井浩二
「独立総合研究所、青山繁晴さんでした」
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____________________________内容紹介ここまで
チャールズ皇太子が江沢民を「ろう人形のようだ」と日記に書いたという件、初耳なのでちょっと調べてみたら、報道がいくつかありました。
「97年の香港返還式典に参加したチャールズ皇太子が、当時の日記で中国の指導者を『ぞっとするろう人形だ』などと表現し、中国側の不興を買ったこともある」と、たとえば2015年2月27日の産経新聞は伝えています。
チャールズ皇太子が晩餐会を欠席したことを、日本の新聞では産経、朝日などが報じていますが、テレビはほとんど報道がないようです(チベット弾圧を批判するデモや人権団体の声は比較的報道されている)。
日テレ(NNN)は、「晩さん会にはウィリアム王子夫妻も姿を見せ、王室も総出でもてなした形」と、まるでチャールズ皇太子も出席したかのような伝え方になっていました。
今日、TBS「ひるおび」をたまたま見ていたら、ゲストで中国専門家の富坂聡氏もやはりこのことは全く言及せず。
八代英輝氏が「イギリスは西側の中で突出して中国にのめりこんでいる。AIIBも真っ先に参加を表明した。本来は人権重視の国でチベットに対しても厳しい態度を取っていたのに、急に中国にすり寄り始めた」と述べ、もう一人、伊藤聡子氏が「ヨーロッパは最近中国に気を使ってダライ・ラマを呼べなくなっている」と触れたのが救いでした。
あと、原発ですが、3機の輸出で最終合意し、総工費は300億ポンド=約5兆5000億円だそうです(BusinessNewsline)。
イギリスに中国の原発って、なんとまあ無謀な!と思いますが、その前にまず日本が危ないですよね。
「週刊現代」2015年9月5日号の【日本の技術者が警告! 中国の「原発」は必ず大事故を起こす 設備も作業員も超いい加減だった】によれば、
●習近平政権は2020年までに51基もの原発を稼働させようとしている。
●日本の原発や放射線の専門家たちは、天津の爆発事故のニュースを見て、原発事故を想起した。
●いまの中国の原発管理は、旧ソ連以下と思われる。
●もしも天津の爆発が、原発のすぐ近くで起きていたとしたら、格納容器が無事だったとしても、使用済み核燃料プールまで守れたか疑問。
●中国が原発はスタンダードというものがなくチグハグ(11年7月に大事故を起こした中国高速鉄道もそう)。
●中国が原発を短期間で倍増させようとしている。このような無謀なことをやれば、安全管理が間に合わず、トラブルが発生する確率は格段に増える。
●中国はあれだけの地震大国なのに、原発が十分な耐震構造になっているとは思えない。
こんな調子ですから、もし中国の、特に沿岸部の原発が事故を起こしたら大変です。
偏西風などを考えれば、日本も放射性物質の影響を受けるのは必至です。
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【青山繁晴の「逆転」ガイド - その1】9月19日に発売されました。
僭越ながら書評<(_ _)>
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー
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尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
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アニメ「めぐみ」配信中。
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青山繁晴
「おはようございます」
櫻井浩二
「中国経済の減速が止まらないと言われていますが、青山さん、どうなんでしょうか」
青山繁晴
「うーん。あの、おととい、中国の国家統計局っていうお役所が、いま櫻井さんがおっしゃった最新の中国経済の、数字を発表しまして」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「今年の夏、ま、7月から9月のGDP、国内総生産が、えー、プラス6.9%だと。去年の夏に比べてですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、6.9%も成長してるんだったら普通だったらすごいなってことになるんですけど、これがまあ日本も含めた世界に、改めてショックを与えてまして」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「というのは中国共産党の政府は、今年7%、を必ず確保すると言ってるわけですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「だから、もう実に、こう図ったように0.1%だけそこを下回ってて、だから大きな数字のように見えて、要は中国が、目標達成できないと、いうことを世界に告白したのと同じなんですよね」
櫻井浩二
「はぁはぁはぁ、はい」
青山繁晴
「で、もともとこの、中国の発表するGDPっていうのは、さっき言いました、国家統計局ってお役所だと言いましたけれども、いま首相をやってる李克強さんが、まあ地方にいた時に直接的に批判して、あのGDPってのは人が勝手に作った数字だと、いうことを発言しちゃってるんですよね」
櫻井浩二
「はぁはぁはぁ…」
青山繁晴
「だから、ま、だいたい話半分っていうか、本当は、まあ話半分以下、中国が発表してる数字の3割から4割ぐらいの、成長しかないと言われてきたんですけれども」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「だから6.9っていう細かい数字にあんまり意味はなくて、要は目標達成できないってことを言わざるを得なくなってると」
櫻井浩二
「ああ〜、そういう見方をすればいいんですね」
青山繁晴
「はい。まあ改めて、さっき言いましたとおり、世界が心配してるわけですけれども。櫻井さん、この最中に、習近平国家主席は、中国にいないんですよね」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「はい。イギリスに行ってらして。で、これ、あの、僕はまあこういう国際関係が仕事のひとつなんですけれども、いろいろ複雑に見えて、実は世界ってのはやっぱり分かりやすいなあっていう、話だと思うんですよね」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「というのは皆さんまだご記憶だと思うんですけど、先月、習近平さんは、まあ、万全を期してアメリカに行きまして、そしたらアメリカの態度はものすごく冷たくて」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「中国は一生懸命、ローマ法王と(訪米日程が)だぶるのは嫌だから変えてくれって言ったのに、全く無視してローマ法王との訪米とぶつけられて、アメリカのメディアにはほとんど無視され」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「そして、実は米中首脳会談も、肝心なところで決裂してたことがだんだん分かってきて、だから南シナ海でまた、アメリカ海軍の船が、これから中国が主張する領海に入りますよと、言ってたり、その、首脳会談終わったばっかりなのに逆に緊張が高まってるわけですよね」
櫻井浩二
「う〜ん、はい」
青山繁晴
「そうするとアメリカに冷たくされたので、そのアメリカの最大の友達の、イギリスと仲良くしてみせて」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「ま、鬱憤晴らしというか、失地回復を図ると、いうことなんですよね」
櫻井浩二
「えっ、それがイギリス訪問の真意なんですか?(笑)」
青山繁晴
「そうです」
櫻井浩二
「はぁはぁはぁ…(笑)」
青山繁晴
「で、そのイギリスの方は、実はひたすら、中国のお金がほしいと」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「中国経済が心配されてるけれども、しかしまだまだお金あるでしょうと」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「それ下さいっていうことで、いまイギリスで何が起きてるかというと、実はイギリスはもともと王室の政治利用っていうのが、日本と違ってかなり剥き出しなんですけれども」
櫻井浩二
「ほぅ」
青山繁晴
「えー、今回は習近平国家主席を、女王陛下のバッキンガム宮殿に泊めたり、えー、もう最大級、王室を使っておもてなしをしてですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、実は今回、急に始まったことじゃなくて、えー、半年ちょっと前に、つまり3月に、みんなが大好きなウィリアム王子が、訪中しましたよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「香港で学生がすごく反乱起こした、のが、まだ去年ですけれども、ま、そういうふうにやって王室を使って、中国に接近するっていうのをイギリスのキャメロン首相がやっててですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、実はこれイギリスの王室っていうのは、中国はなかなか、お嫌いなようなんです、本当はですね」
本庄麻里子
「ふ〜ん」
櫻井浩二
「はぁ〜、そうですか」
青山繁晴
「これ感情論じゃなくてですね、たとえば、ウィリアム王子のお父様、チャールズ皇太子、皆さんよくご存知ですよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、日本ではチャールズ皇太子っていうと、まあ、ダイアナ妃との、まあ大げんか、それから結局は、人の奥さんだったカミラさんっていう人と結婚してしまったと、いうことしか、たぶん印象ないと思うんですけど」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「チャールズ皇太子のもうひとつの面っていうのはですね、ずっとチベットの人権回復運動に関わってきたんですよ」
櫻井浩二
「ほぅ〜」
本庄麻里子
「ふ〜ん」
青山繁晴
「で、ここはまあ日本の皇室とだいぶ在り方が違って、政治利用されるだけじゃなくて、ご自分もけっこう政治的に動くことが、あるんですね」
櫻井浩二
「へぇ」
青山繁晴
「で、実際、そのチャールズ皇太子は、たとえば中国の江沢民国家主席を、ま、ご自分の日記の中なんですけれども、ろう人形のようだと、非難したりですね、まあ、あの、激しい反中の言動があって」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、今回、これをキャメロン首相と水面下でいろいろあったようですが、その、チャールズ皇太子がわざわざこの習近平さんを、自分のお家に招くってことをやったんですよ」
櫻井浩二
「ほぅ〜、そうですか」
青山繁晴
「だもんでイギリスのメディア、あるいは僕の知り合いの、たとえばイギリス海軍の人たちも」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「ついに、その、イギリスの王室も中国の、お金の下にひれ伏したかっていうようなことを、ま、公式には言わなくても、みんなすごくこう落胆して言ってたわけですよ」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「ところがですね、これ日本では、ほとんど報道されてませんけれど、チャールズ皇太子が、その最中に反乱を起こしまして」
櫻井浩二
「ほう」
青山繁晴
「なんと公式晩餐会を、拒否したんですね」
本庄麻里子
「ふ〜〜ん」
櫻井浩二
「ほぅ〜〜」
青山繁晴
「欠席したわけです」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「だから、チベットの人権問題、決して忘れたわけじゃないと、いうアピールをして、それがいま、イギリスのロンドンで起きてる出来事なんですね」
櫻井浩二
「へぇ〜」
青山繁晴
「で、これからどうなるかっていうことなんですけれども、ちょっと僕は愕然としてるのはですね、あの、キャメロン首相が、たとえば中国の国営テレビのインタビューに出てきまして、もう、イギリスと中国、英中は、黄金時代だと」
櫻井浩二
「ほぅ」
青山繁晴
「言って、えー、AIIB、例の、中国がつくる、アジアのインフラ銀行」
櫻井浩二
「はい、はい」
青山繁晴
「これに、最初に加盟する手を挙げたのはイギリスだ、って言って、こう、中国の共産党を大変喜ばせてるわけですよ」
櫻井浩二
「へぇ〜、はい」
青山繁晴
「ところがまあ、世界が見ると、中国経済の崩壊現象が起きてて、このAIIBが、先行き真っ暗なのに、そんなこと言って大丈夫なのかと」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「で、これはまあ、キャメロン首相の狙いっていうのはですね、中国経済に最後に残るお宝っていうのは、実はまだ物を持ってない、10億人って言われる人々なんですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜、はぁはぁ」
青山繁晴
「つまり、日本人はもうテレビない人はあんまりいないと思いますし、車持ってる人も多いですよね。でも中国は大金持ちいる反面で、なんと10億人前後がまだ、テレビもなければ車もないっていう生活であって」
櫻井浩二
「ははぁ〜、はい」
青山繁晴
「そういう人たちが今後、英国製、つまり日本製とかドイツ製に比べると人気がない英国製の物を買ってくれると。それが、まあ、苦しみもあるイギリス経済にとっては助けだっていう発想なんですよね」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「ところがですね、その、大きな問題なのは、たとえば、僕が心配してることのひとつはですね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「恐い、ま、はっきり言って恐いと言わざるを得ない、中国製の、何だと思います? 中国製の原発をですね、イギリスに建設するってことで、実は訪英の前に合意してしまってるんですよ」
本庄麻里子
「へぇ〜〜?!」
櫻井浩二
「ああ、そうなんですか」
青山繁晴
「実は僕はイギリスの原発ってのは長年歩いてきまして、それは原発テロ対策の仕事で歩いてきたんですけれども、まあイギリスのモラルが貫かれた安全性の高い原発なんですけれども、そこに、欧米社会で初めて突然、中国製の原発をつくると」
櫻井浩二
「ふ〜ん」
青山繁晴
「場合によってはその、運用もお任せするという話も出てまして」
本庄麻里子
「へぇ〜」
青山繁晴
「要するにイギリス製品買ってもらうためだったら、もう、はっきり言うと安全を犠牲にしてでも」
櫻井浩二
「なるほど」
青山繁晴
「ということになっていて」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「ま、そういう問題が、非常に心配されるうえにですね、中国はそうやって無駄なお金を使ってる場合じゃなくて、中国自身も」
櫻井浩二
「うん、うん」
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「当然、中国経済を、その、内需拡大、もう世界の下請けできませんから、10億人に向けて、10億人の生活向上を図るってことが大事なのに、それやらないで、こういういわば面子を保つようなことをやってるってこと自体が、中国経済の未来を暗くするんですね」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「これは最終的には日本経済にとっても大問題で、いま撤退しようとする日本企業が、撤退を阻まれたりしてます」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「だからロンドンで起きてることを他人事と思わないで、まあ、関心を持っていただくことが大事だと思います」
櫻井浩二
「はい。青山さん、ありがとうございました」
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「ありがとうございました」
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チャールズ皇太子が江沢民を「ろう人形のようだ」と日記に書いたという件、初耳なのでちょっと調べてみたら、報道がいくつかありました。
「97年の香港返還式典に参加したチャールズ皇太子が、当時の日記で中国の指導者を『ぞっとするろう人形だ』などと表現し、中国側の不興を買ったこともある」と、たとえば2015年2月27日の産経新聞は伝えています。
チャールズ皇太子が晩餐会を欠席したことを、日本の新聞では産経、朝日などが報じていますが、テレビはほとんど報道がないようです(チベット弾圧を批判するデモや人権団体の声は比較的報道されている)。
日テレ(NNN)は、「晩さん会にはウィリアム王子夫妻も姿を見せ、王室も総出でもてなした形」と、まるでチャールズ皇太子も出席したかのような伝え方になっていました。
今日、TBS「ひるおび」をたまたま見ていたら、ゲストで中国専門家の富坂聡氏もやはりこのことは全く言及せず。
八代英輝氏が「イギリスは西側の中で突出して中国にのめりこんでいる。AIIBも真っ先に参加を表明した。本来は人権重視の国でチベットに対しても厳しい態度を取っていたのに、急に中国にすり寄り始めた」と述べ、もう一人、伊藤聡子氏が「ヨーロッパは最近中国に気を使ってダライ・ラマを呼べなくなっている」と触れたのが救いでした。
あと、原発ですが、3機の輸出で最終合意し、総工費は300億ポンド=約5兆5000億円だそうです(BusinessNewsline)。
イギリスに中国の原発って、なんとまあ無謀な!と思いますが、その前にまず日本が危ないですよね。
「週刊現代」2015年9月5日号の【日本の技術者が警告! 中国の「原発」は必ず大事故を起こす 設備も作業員も超いい加減だった】によれば、
●習近平政権は2020年までに51基もの原発を稼働させようとしている。
●日本の原発や放射線の専門家たちは、天津の爆発事故のニュースを見て、原発事故を想起した。
●いまの中国の原発管理は、旧ソ連以下と思われる。
●もしも天津の爆発が、原発のすぐ近くで起きていたとしたら、格納容器が無事だったとしても、使用済み核燃料プールまで守れたか疑問。
●中国が原発はスタンダードというものがなくチグハグ(11年7月に大事故を起こした中国高速鉄道もそう)。
●中国が原発を短期間で倍増させようとしている。このような無謀なことをやれば、安全管理が間に合わず、トラブルが発生する確率は格段に増える。
●中国はあれだけの地震大国なのに、原発が十分な耐震構造になっているとは思えない。
こんな調子ですから、もし中国の、特に沿岸部の原発が事故を起こしたら大変です。
偏西風などを考えれば、日本も放射性物質の影響を受けるのは必至です。
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