プーチンが追いつめられている今が北方領土を動かすチャンス! 青山繁晴「インサイト・コラム」
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■8/26放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
[ロシアのロゴジン副首相。今回初めて名前を知った人も多いのでは(私もそう)]
最近ロシアの要人が日本の神経を逆撫でするようなことばかりやっていますが、実はこれはプーチンが追いつめられている証!?
プーチンは年末までに日本に来たくてしょうがない!?
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像はイメージとしてこちらで付けさせていただいたものです。
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■8/26放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
青山繁晴の“インサイト・コラム”
[ロシアのロゴジン副首相。今回初めて名前を知った人も多いのでは(私もそう)]
最近ロシアの要人が日本の神経を逆撫でするようなことばかりやっていますが、実はこれはプーチンが追いつめられている証!?
プーチンは年末までに日本に来たくてしょうがない!?
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櫻井浩二(RKBアナウンサー)
「水曜日です。独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」
青山繁晴
「おはようございます」
櫻井浩二
「ロシアのメドベージェフ首相が択捉島を訪問しましたが、青山さん、北方領土の問題、これどうなっていくんでしょうかね」
青山繁晴
「うん。あの、ま、急に涼しくなって、秋以降、ま、ちょっと気が早いですけど年末にかけて今年後半の、大きな動きどうなるのか、いろいろ気になりますね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「中国経済の、大変な状況とかありますけれども」
櫻井浩二
「うーん、そうですね」
青山繁晴
「櫻井さんおっしゃったとおり、今年後半のビッグイベントってのは、プーチン、ロシア大統領が、アメリカの反対などを押し切って、えー、それから安倍さんも受け入れて、日本に来るんじゃないかと」
櫻井浩二
「そういう話ありましたね」
青山繁晴
「はい。あの、ま、今、過去形でおっしゃったんですが(笑)、決して消えてるわけじゃないんですね」
櫻井浩二
「まだ消えたわけじゃないんですか(苦笑)。そうですか」
青山繁晴
「はい。で、その、消えてるわけじゃないっていう、ま、ことが、一番皆さんの関心事だと思うんです。つまり、どっちなんだと」
櫻井浩二
「はい、はい、はい」
青山繁晴
「プーチンさんは来たいって話がある、安倍さん呼びたいっていうよりはプーチンさんが来たいんだという話があり、一方でプーチンさんの右腕のはずのメドベージェフ首相が、まあ、北方領土に行くだけではなくて、若い人を集めて、愛国集会ってものをやったりですね。それから、日本であんまり知られてない人ですけど、ロシアの副首相」
[ロシアのロゴジン副首相]
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「まあこの人はもともと極右政党の出身なんですけれども、いずれにしろ、日本人はそんな裁くんだったら、いや、騒ぐんだったら、切腹して落ち着けと、いう無茶苦茶な発言をしたり」
櫻井浩二
「ほんとですねぇ(苦笑)」
青山繁晴
「はい。何が本音なのか分からないということが一番、ポイントだと思うんですが」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「えー、ズバリ言いますと、プーチンさんが来たい来たいっていうのが今でも、一番の事実なんですよ」
櫻井浩二
「はあー、そうですか」
青山繁晴
「で、というのは、ロシアってのは見かけ以上に、追いつめられてます。っていうか、プーチン大統領さんが追いつめられてるんですね」
本庄麻里子
「ふーん」
櫻井浩二
「ほぅー、そうですか」
青山繁晴
「プーチンさんが今まで強い権力を、維持してきたのは、その、スーパーマンみたいなパフォーマンスするだけじゃなくて、ほんとはロシアの中の極右勢力、さっき極右政党から副首相が出てるって言いましたよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「実は、そういう勢力に支えられてきたんです」
櫻井浩二
「はぁ〜〜」
青山繁晴
「で、僕は右翼左翼って言葉をふだん使わないんですが、なぜかというと、もうそんなこといってもしょうがない面があるんですね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「というのは、今のロシアで、右翼っていうのは、共産党のことなんですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「あの、日本のような西側社会ですと、共産党ってのは左翼ですけど、ロシアでは右翼になるんですよ」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「どうしてかというと、1991年に、ソ連が崩壊した時にですね、もとの強いソ連、それからソ連の時の領土を取り返してくれる、リーダーを求める、そういう意味で、ま、一種の右翼的な感覚で、プーチンさんを今まで、水面下で非常に強く支えてきたわけです」
[2014年3月5日放送「アンカー」]
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「ま、それに押されてプーチンさんはクリミア半島を取ったり、ウクライナに出て行ったり、実質ロシア軍を送ったりしたわけですけど、これちっとも上手く行ってないわけですね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「領土回復どころか、立場悪くなるばっかりで」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「で、何よりも経済が悪くて、えー、ロシア経済っていうのは、要は天然ガスをはじめとする資源を売って、その上がりで暮らしたわけですけど、ご承知のとおり、こう中国が経済が崩壊していくってなると、油や天然ガスを一番無茶苦茶に、呑み込んで使ってた所が、要らなくなるかもしれませんから」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「もともと、シェールガスとの争いなどで、油の値段下げてたところに、もっともっと今、下がってこようとしてるんですね。で、天然ガスも安くなってるから」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「資源売っても売っても、もう、ロシアの財布にお金が入ってこなくなってる」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「で、どうしたらいいのか。これはもう、お隣り日本の、技術がほしい」
櫻井浩二
「はあー」
青山繁晴
「つまり資源じゃなくて、ロシア製の、ちょっと想像しにくいけど(笑)ロシア製の電化製品とか、ロシア製の車、あることはあるんですけど、それが、こう、値段安くすると、買ってもらえるような、そういうことをやりたいっていうのが、プーチンさんの本音なんで」
[ロシアの自動車メーカー「アフトヴァース」が製造・販売している「ラーダ・グランタ」に乗るプーチン大統領]
櫻井浩二
「ああ〜、そうなんですか」
青山繁晴
「これはだから見かけ上、中国と仲良くしようが何しようが、そんなの関係なくて、もうとにかく日本の技術がほしいほしいなんで」
櫻井浩二
「へぇ〜」
青山繁晴
「それも、さっき言いましたとおり実は、追いつめられているんで、来年またゆっくり考えましょうって話じゃなくて、ほんとに年末までに行きたいんですよ」
櫻井浩二
「ああ〜、そういうことなんですね」
青山繁晴
「はい。で、それでですね、えー、ということは、北方領土の、問題について、プーチンさん日本に来る場合やっぱり、いわゆるお土産を持ってくるはずなんですね」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「カバンを持ってくるって言ったりしますけども、これ実は、プーチンさん、安倍さんと電話で直接話したりしてます、表に出てませんけれども」
櫻井浩二
「ほぅ〜、そうなんですか」
青山繁晴
「で、水面下でずっとプーチンさんの側から、安倍総理側、日本側に秘かに提示してる話があって、自分みたいな強い大統領がいる間だけが、日本のチャンスだぞと。したがって、ロシアの国内でいろいろ騒いでも、自分だったら、歯舞・色丹を、返還することは、あり得るんだと。返すとは言ってないんですけど、あり得るんだと」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「つまり、色丹島の所でもう国境線、引いてしまえと」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「国後・択捉は、ロシア領であきらめろと」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「だからメドベージェフさんはずっと、前は国後行ったり、それから、今回択捉に行ったり、そういうことするわけですね」
櫻井浩二
「ははぁ、そうですか」
青山繁晴
「で、国後・択捉については、日露共同経済開発しましょうって言ってるわけです」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「それ共同経済開発ってのは、要するに日本は、実際は、経済産業省が出て行くんじゃなくて、企業が出て行くわけですからね。その企業から、目の前で技術を、まあ、良く言えば教えてほしい、実態は、盗みたいと」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「いうのが、プーチンさんの狙いで、で、これ安倍さん受け入れてないんですよ」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「受け入れてないから、受け入れてくれなきゃ嫌じゃんっていうことで、あれこれ、副首相に変な発言させたり、いろんな、その、ま、駄々っ子が駄々こねるみたいなことやってるっていうのが、この今の日露関係の、実態なんですね」
櫻井浩二
「あ(笑)、そうなんですか」
青山繁晴
「はい。で、これ全部合わせて言うとですね、やっぱり日本の、チャンスであることは、間違いないんです」
本庄麻里子
「うん」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、今日は中国経済の話を聞きたいと、思われたリスナーも多いと思うんですけど、それ改めて致しますけれども、中国経済は、実は、大きな崩壊現象が起きつつあります。単に株が安いとか、いう話だけじゃないんですね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「で、それはもちろん、アベノミクスにとっても、日本企業にとっても大変な問題ですけれども、しかし、中長期的に言えば、日本のチャンスでもあるんです」
櫻井浩二
「ほぅ〜」
青山繁晴
「つまり、やっぱりアジアにはリーダーが必要で、こういう崩壊現象が起きるような経済を抱えてる中国じゃなくて、デフレにも何とか耐えて、失業率は、依然として5%に行ったりしない、世界の例外の日本がリーダーであると、いうことが浮かび上がってきますから」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「そういう意味でも、この、プーチンさんがいる間ってのは確かにその点は、プーチンさんの言うとおり、日本のチャンスでもあって。で、最後にですね、そのチャンスを活かすために2つ、僕は提案がありまして」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「えー、1つはですね、北方四島を返せって言うのをやめましょうって言ってるんです」
櫻井浩二
「やめる…、はい」
青山繁晴
「こう言うと、あ、青山もあきらめるのかと思われる方いるでしょうが(笑)」
櫻井浩二
「はい(笑)」
青山繁晴
「実は申し訳ないんですけど話は逆であって、日本の北方領土って四島だけですか?」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「これはですね、日本とロシアの間で、有効な国際条約っていうのは、ポーツマス条約なんですね、未だに。日露戦争のあとの、1905年の」
[2014年2月12日放送「アンカー」]
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「で、第二次世界大戦が終わって、サンフランシスコ講和条約ってのを結んで、日本は。その中だと、千島列島とか樺太あきらめますってことになってるんですけれども、サンフランシスコ講和条約ってソ連が、あるいはロシアも、入ってないんですよ」
櫻井浩二
「ああ〜、はぁはぁはぁ…」
青山繁晴
「だから有効なのは、ポーツマス条約であって、それによると、千島全島と、南樺太は未だに日本のものなんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、この話を言うと、たとえば政治家も官僚も、青山さんは非現実的なことを、この件については言うよねって言うんですが、それ違うんですよ。四島って言ったら四島帰ってくるわけがないでしょう」
櫻井浩二
「はあ〜、はぁ…」
青山繁晴
「戦争はしないんですから。外交交渉、話半分なんで」
櫻井浩二
「はい」
[2012年8月22日放送「アンカー」]
青山繁晴
「この、千島全島と南樺太が、日本のものですよねってことをテーブルの上に出して、確認したら初めて、四島が帰ってくる可能性が出てくるんで」
本庄麻里子
「うーーん」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「追いつめられてるプーチンさんにこれを提示する。それからもう一点、えー、ひとつだけ言いますと、実はもう領土問題は領土問題じゃない。実は千島全島にメタンハイドレートがたくさん埋蔵されてて、それがほしいって資源問題に変わってますから」
本庄麻里子
「うーん」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「日本がメタンハイドレートを開発したら、よけいロシアは日本に魅力感じますから、こういう新たな手を打って、プーチンさんを動かしていくことが大事だと思います」
櫻井浩二
「ははぁ〜。はい、ありがとうございました」
青山繁晴
「はい」
櫻井浩二
「独立総合研究所、青山繁晴さんでした」
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____________________________内容紹介ここまで
北東アジアを見渡してみると、ロシア、中国、韓国、北朝鮮、みんな今は苦しい状況なんですよね。
日本も決して楽な状況とは言えませんが、何とかピンチをチャンスに変えていってほしいです。
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※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントを送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
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「水曜日です。独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」
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「ええ、ええ」
青山繁晴
「中国経済の、大変な状況とかありますけれども」
櫻井浩二
「うーん、そうですね」
青山繁晴
「櫻井さんおっしゃったとおり、今年後半のビッグイベントってのは、プーチン、ロシア大統領が、アメリカの反対などを押し切って、えー、それから安倍さんも受け入れて、日本に来るんじゃないかと」
櫻井浩二
「そういう話ありましたね」
青山繁晴
「はい。あの、ま、今、過去形でおっしゃったんですが(笑)、決して消えてるわけじゃないんですね」
櫻井浩二
「まだ消えたわけじゃないんですか(苦笑)。そうですか」
青山繁晴
「はい。で、その、消えてるわけじゃないっていう、ま、ことが、一番皆さんの関心事だと思うんです。つまり、どっちなんだと」
櫻井浩二
「はい、はい、はい」
青山繁晴
「プーチンさんは来たいって話がある、安倍さん呼びたいっていうよりはプーチンさんが来たいんだという話があり、一方でプーチンさんの右腕のはずのメドベージェフ首相が、まあ、北方領土に行くだけではなくて、若い人を集めて、愛国集会ってものをやったりですね。それから、日本であんまり知られてない人ですけど、ロシアの副首相」
[ロシアのロゴジン副首相]
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「まあこの人はもともと極右政党の出身なんですけれども、いずれにしろ、日本人はそんな裁くんだったら、いや、騒ぐんだったら、切腹して落ち着けと、いう無茶苦茶な発言をしたり」
櫻井浩二
「ほんとですねぇ(苦笑)」
青山繁晴
「はい。何が本音なのか分からないということが一番、ポイントだと思うんですが」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「えー、ズバリ言いますと、プーチンさんが来たい来たいっていうのが今でも、一番の事実なんですよ」
櫻井浩二
「はあー、そうですか」
青山繁晴
「で、というのは、ロシアってのは見かけ以上に、追いつめられてます。っていうか、プーチン大統領さんが追いつめられてるんですね」
本庄麻里子
「ふーん」
櫻井浩二
「ほぅー、そうですか」
青山繁晴
「プーチンさんが今まで強い権力を、維持してきたのは、その、スーパーマンみたいなパフォーマンスするだけじゃなくて、ほんとはロシアの中の極右勢力、さっき極右政党から副首相が出てるって言いましたよね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「実は、そういう勢力に支えられてきたんです」
櫻井浩二
「はぁ〜〜」
青山繁晴
「で、僕は右翼左翼って言葉をふだん使わないんですが、なぜかというと、もうそんなこといってもしょうがない面があるんですね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「というのは、今のロシアで、右翼っていうのは、共産党のことなんですよね」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「あの、日本のような西側社会ですと、共産党ってのは左翼ですけど、ロシアでは右翼になるんですよ」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「どうしてかというと、1991年に、ソ連が崩壊した時にですね、もとの強いソ連、それからソ連の時の領土を取り返してくれる、リーダーを求める、そういう意味で、ま、一種の右翼的な感覚で、プーチンさんを今まで、水面下で非常に強く支えてきたわけです」
[2014年3月5日放送「アンカー」]
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「ま、それに押されてプーチンさんはクリミア半島を取ったり、ウクライナに出て行ったり、実質ロシア軍を送ったりしたわけですけど、これちっとも上手く行ってないわけですね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「領土回復どころか、立場悪くなるばっかりで」
櫻井浩二
「そうですね」
青山繁晴
「で、何よりも経済が悪くて、えー、ロシア経済っていうのは、要は天然ガスをはじめとする資源を売って、その上がりで暮らしたわけですけど、ご承知のとおり、こう中国が経済が崩壊していくってなると、油や天然ガスを一番無茶苦茶に、呑み込んで使ってた所が、要らなくなるかもしれませんから」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「もともと、シェールガスとの争いなどで、油の値段下げてたところに、もっともっと今、下がってこようとしてるんですね。で、天然ガスも安くなってるから」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「資源売っても売っても、もう、ロシアの財布にお金が入ってこなくなってる」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「で、どうしたらいいのか。これはもう、お隣り日本の、技術がほしい」
櫻井浩二
「はあー」
青山繁晴
「つまり資源じゃなくて、ロシア製の、ちょっと想像しにくいけど(笑)ロシア製の電化製品とか、ロシア製の車、あることはあるんですけど、それが、こう、値段安くすると、買ってもらえるような、そういうことをやりたいっていうのが、プーチンさんの本音なんで」
[ロシアの自動車メーカー「アフトヴァース」が製造・販売している「ラーダ・グランタ」に乗るプーチン大統領]
櫻井浩二
「ああ〜、そうなんですか」
青山繁晴
「これはだから見かけ上、中国と仲良くしようが何しようが、そんなの関係なくて、もうとにかく日本の技術がほしいほしいなんで」
櫻井浩二
「へぇ〜」
青山繁晴
「それも、さっき言いましたとおり実は、追いつめられているんで、来年またゆっくり考えましょうって話じゃなくて、ほんとに年末までに行きたいんですよ」
櫻井浩二
「ああ〜、そういうことなんですね」
青山繁晴
「はい。で、それでですね、えー、ということは、北方領土の、問題について、プーチンさん日本に来る場合やっぱり、いわゆるお土産を持ってくるはずなんですね」
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「カバンを持ってくるって言ったりしますけども、これ実は、プーチンさん、安倍さんと電話で直接話したりしてます、表に出てませんけれども」
櫻井浩二
「ほぅ〜、そうなんですか」
青山繁晴
「で、水面下でずっとプーチンさんの側から、安倍総理側、日本側に秘かに提示してる話があって、自分みたいな強い大統領がいる間だけが、日本のチャンスだぞと。したがって、ロシアの国内でいろいろ騒いでも、自分だったら、歯舞・色丹を、返還することは、あり得るんだと。返すとは言ってないんですけど、あり得るんだと」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「つまり、色丹島の所でもう国境線、引いてしまえと」
櫻井浩二
「ああ〜」
青山繁晴
「国後・択捉は、ロシア領であきらめろと」
櫻井浩二
「う〜ん」
青山繁晴
「だからメドベージェフさんはずっと、前は国後行ったり、それから、今回択捉に行ったり、そういうことするわけですね」
櫻井浩二
「ははぁ、そうですか」
青山繁晴
「で、国後・択捉については、日露共同経済開発しましょうって言ってるわけです」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「それ共同経済開発ってのは、要するに日本は、実際は、経済産業省が出て行くんじゃなくて、企業が出て行くわけですからね。その企業から、目の前で技術を、まあ、良く言えば教えてほしい、実態は、盗みたいと」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「いうのが、プーチンさんの狙いで、で、これ安倍さん受け入れてないんですよ」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「受け入れてないから、受け入れてくれなきゃ嫌じゃんっていうことで、あれこれ、副首相に変な発言させたり、いろんな、その、ま、駄々っ子が駄々こねるみたいなことやってるっていうのが、この今の日露関係の、実態なんですね」
櫻井浩二
「あ(笑)、そうなんですか」
青山繁晴
「はい。で、これ全部合わせて言うとですね、やっぱり日本の、チャンスであることは、間違いないんです」
本庄麻里子
「うん」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、今日は中国経済の話を聞きたいと、思われたリスナーも多いと思うんですけど、それ改めて致しますけれども、中国経済は、実は、大きな崩壊現象が起きつつあります。単に株が安いとか、いう話だけじゃないんですね」
櫻井浩二
「ええ、ええ」
青山繁晴
「で、それはもちろん、アベノミクスにとっても、日本企業にとっても大変な問題ですけれども、しかし、中長期的に言えば、日本のチャンスでもあるんです」
櫻井浩二
「ほぅ〜」
青山繁晴
「つまり、やっぱりアジアにはリーダーが必要で、こういう崩壊現象が起きるような経済を抱えてる中国じゃなくて、デフレにも何とか耐えて、失業率は、依然として5%に行ったりしない、世界の例外の日本がリーダーであると、いうことが浮かび上がってきますから」
櫻井浩二
「うーん」
青山繁晴
「そういう意味でも、この、プーチンさんがいる間ってのは確かにその点は、プーチンさんの言うとおり、日本のチャンスでもあって。で、最後にですね、そのチャンスを活かすために2つ、僕は提案がありまして」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「えー、1つはですね、北方四島を返せって言うのをやめましょうって言ってるんです」
櫻井浩二
「やめる…、はい」
青山繁晴
「こう言うと、あ、青山もあきらめるのかと思われる方いるでしょうが(笑)」
櫻井浩二
「はい(笑)」
青山繁晴
「実は申し訳ないんですけど話は逆であって、日本の北方領土って四島だけですか?」
櫻井浩二
「はぁ〜」
青山繁晴
「これはですね、日本とロシアの間で、有効な国際条約っていうのは、ポーツマス条約なんですね、未だに。日露戦争のあとの、1905年の」
[2014年2月12日放送「アンカー」]
櫻井浩二
「ええ」
青山繁晴
「で、第二次世界大戦が終わって、サンフランシスコ講和条約ってのを結んで、日本は。その中だと、千島列島とか樺太あきらめますってことになってるんですけれども、サンフランシスコ講和条約ってソ連が、あるいはロシアも、入ってないんですよ」
櫻井浩二
「ああ〜、はぁはぁはぁ…」
青山繁晴
「だから有効なのは、ポーツマス条約であって、それによると、千島全島と、南樺太は未だに日本のものなんですね」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「で、この話を言うと、たとえば政治家も官僚も、青山さんは非現実的なことを、この件については言うよねって言うんですが、それ違うんですよ。四島って言ったら四島帰ってくるわけがないでしょう」
櫻井浩二
「はあ〜、はぁ…」
青山繁晴
「戦争はしないんですから。外交交渉、話半分なんで」
櫻井浩二
「はい」
[2012年8月22日放送「アンカー」]
青山繁晴
「この、千島全島と南樺太が、日本のものですよねってことをテーブルの上に出して、確認したら初めて、四島が帰ってくる可能性が出てくるんで」
本庄麻里子
「うーーん」
櫻井浩二
「ははぁ〜」
青山繁晴
「追いつめられてるプーチンさんにこれを提示する。それからもう一点、えー、ひとつだけ言いますと、実はもう領土問題は領土問題じゃない。実は千島全島にメタンハイドレートがたくさん埋蔵されてて、それがほしいって資源問題に変わってますから」
本庄麻里子
「うーん」
櫻井浩二
「はい」
青山繁晴
「日本がメタンハイドレートを開発したら、よけいロシアは日本に魅力感じますから、こういう新たな手を打って、プーチンさんを動かしていくことが大事だと思います」
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