<< 世界遺産登録で禍根を残した日本の譲歩!さっそく韓国が… | main | 自ら歴史歪曲してしまった産業革命遺産の舞台裏 その2 青山繁晴「ザ・ボイス」 >>

河野談話の二の舞?自ら歴史歪曲してしまった産業革命遺産の舞台裏! 青山繁晴「インサイト・コラム」

「人気blogRanking」クリックお願いします→人気blogランキングへ
ご面倒でなければ「にほんブログ村」もお願いします→にほんブログ村 政治ブログへ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■7/8放送 RKB(福岡)「ニュース新発見インサイト」
 青山繁晴の“インサイト・コラム”

150708-04koushoudan.jpg
[佐藤地(くに)ユネスコ代表部大使(中央)ら日本代表団]

 世界遺産登録で、日本が朝鮮人の「強制労働」を認めてしまったようになっている問題。
 韓国だけでなく欧米の反応も「日本は韓国の言い分を認めた」となってしまっています。

 日本代表団(全員外務省)はなぜこんな失態を犯してしまったのか。
 青山さんが当事者から聞いた経緯とは?

 でも、これで終わりではありません。
 日本の名誉挽回のため、「情報センター」に史実をはっきり記述するよう、私たち国民が政府に求めていく闘いが始まります。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像はイメージとしてこちらで付けさせていただいたものです。
画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。



 内容紹介ここから____________________________
 
櫻井浩二(RKBアナウンサー)
「水曜日です。独立総合研究所、青山繁晴さんの登場です。青山さん、おはようございます」

青山繁晴
「おはようございます」

櫻井浩二
「『明治日本の産業革命遺産』、世界遺産へ正式に登録が決まりましたけれども、ま、直前になっていろいろまたゴタゴタありましたね」

150708-01kirikuzusi.jpg

青山繁晴
「ええ。あの、九州はご当地です、ご当地のひとつですから、あの、まさしく複雑なお気持ちもあると思います」

櫻井浩二
「うーん、そうですねえ」

青山繁晴
「で、あの、このコーナーでもちろん僕は基本的にいつも事実をお話ししてるんですけれども、今日も事実に基づいてお話をいたしますけれども、あえて今日は僕の意見を一言だけ最初に申しますと、この決着ぶりには、明確に、反対です

櫻井浩二
「あ、そうですか、はい」

青山繁晴
「はい。で、それどうしてかというとですね、これ、えー、登録、というだけのことじゃなくて、要は、歴史と違うこと、こう歴史と異なることを、日本が自ら、世界に向かって示してしまったということになります」

櫻井浩二
「はい」

150616-16chingin.jpg
2015年6月15日放送「TVタックル」

青山繁晴
「で、もうたくさん報道されててご存知だと思うんですが、この、たとえば長崎の軍艦島なら軍艦島っていう海底炭鉱で、働いていた労働者の中に、日本、朝鮮、台湾、それぞれの労働者がいらっしゃったんですが、皆、それなりの高い給料を取って

150708-02shinbun.jpg
[1940年5月28日付の大阪朝日・南鮮版。朝鮮人鉱夫の稼ぎが物凄いことを、具体的な金額とともに報じている。画像クリックで拡大]

青山繁晴
「しかもたとえば証言によると、食堂なんかでも、その、日本、朝鮮、台湾ってことにこだわりなく、みんなで、ともに、しんどい労働をやる、しかし、家族に仕送りもできる、いわば仲間として、ほんとに和気あいあいとやってましたよって証言、しか残ってないんですね」

櫻井浩二
「ほぅ〜、はい」

青山繁晴
「それを、日本の代表団がわざわざ、これ全部外務省の人々ですが、すみません、一瞬英語ですけれども、forced to work、つまり、働かされていたと、いうふうに表現して、で、もちろんこの、外務省代表団の言い分は、えー、これは、国際法で禁じられてるところの、forced labour、強制労働とはまた違うんだと、法律に基づいて、働いてたんだと、その、いうような話をしてるだけだというふうに撤回してるんですけれども、えー、これはもう、韓国国内でわあわあ宣伝されるだけじゃなくて、欧米の反応見てても、日本はついに韓国の言い分認めたってことに、なってしまってます

150708-03telegraf.jpg
英紙テレグラフ。「slave labouor=奴隷労働者」と伝えている。記事の和訳はこちら

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、これ、僕のところに、メールとか、ブログへの書き込みを、もうちょっとあの、紹介しきれないぐらいたくさんいただいてるんですけれども」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「紹介っていうのはインターネット上でも紹介しきれないぐらいの、分量いただいてるんですけども、いやぁ、国民の方々は、ほんとにやっぱり冷静に見てるなと、思うひとつは、たとえばこれは河野談話の二の舞ではないかって指摘があって」

櫻井浩二
「はあ〜」

青山繁晴
「これは決して偏った主張じゃなくてですね、例の慰安婦についても、河野談話、文章そのものは、実は、日本軍が強制連行したなんてことは書いてないわけです」

櫻井浩二
「うーん、はい」



青山繁晴
「それ(談話発表会見で)質問受けた時に、当時の河野官房長官が、はっきり言えば勝手に、そういうこともあったっていう趣旨の、質疑応答をしてしまってるんですね」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「だからこの、交渉団の言いぶりが問題で、しかもそれが歴史をねじ曲げることになってしまって、いま生きてる私たちだけじゃなくて、将来の日本国民の、名誉と、それから歴史をちゃんと捉えるってことに、悪影響を及ぼすと、いうことでは(河野談話と)同じじゃないかっていう問題提起は非常に正しいと思うんですね」

150708-04koushoudan.jpg
[佐藤地(くに)ユネスコ代表部大使(中央)ら日本代表団]

櫻井浩二
「ええ、ええ」

青山繁晴
「で、今日はちょっと、(コーナーの?)始まりも遅かったんで時間がないんですけれども、その、知られざる経緯を少しだけお話ししておきますとね、えー、これは、当事者から直接聞いてますから、全部裏を取った話です」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「たとえばですね、この、えー、韓国側が、この軍艦島を、アウシュビッツと同じだと言い出したって、これはちょっと、ちょっとじゃなくて報道されてますね」

櫻井浩二
「うーん、はい」

150708-05auschwitz.jpg
[1945年の解放後のアウシュビッツ収容所の鉄道引込み線。画像ソースはこちら

青山繁晴
「しかし、それは、それでその、日本の外務省がどう反応したかってことは報道されてないんですけれども、その、軍艦島とアウシュビッツと同じにするっていうのは、さっき言いましたとおり、軍艦島で働いてた朝鮮の労働者、朝鮮半島出身の労働者にもまことに失礼なことを言ったわけですけど」

櫻井浩二
「そうですねぇ」

青山繁晴
まさか韓国がこんなことまで言うとは思わずに、現地の交渉団がはっきり言うと慌ててしまったそうです」

櫻井浩二
「ほぅ〜」

青山繁晴
「で、なおかつ、この欧州で、アウシュビッツというと、絶対の言葉なんですね」

櫻井浩二
「はぁ〜、なるほど」

青山繁晴
「その、根拠を探るまでもなく、この、アウシュビッツと言われてしまったら、これ最後、投票に持ち込むと、負けるかもしれないと

櫻井浩二
「ああ〜」

青山繁晴
現地の、外務省交渉団が、それで慌てて、えー、総理官邸に問い合わせをしてきたと。これ投票になったら、負けちゃうかもしれませんって言ってきて、で、官邸の側は、たとえばさっきのforced to workって言えとかそういうことは一切言ってないんですが、登録できないということは避けるようにっていう、いわば抽象的な指示を出して

櫻井浩二
「はい」

150706-91kishida1.jpg
150706-92kishida2.jpg

青山繁晴
「それであとは外務省が、岸田外務大臣を含めて、考えて、この、じゃあ、forced labourじゃなくてforced to workの方にしようと、いうように、なってしまった。それから実はもう一点、外務省の、チョンボとしか言いようがない、失敗がもう1コあって、それを韓国側に突然追及されて、もっと慌てたってことがあるんですけれども、それは、いまはあえて申しません」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、その上でですね、えー、残った時間で言いますと、で、これで終わりかというと、終わりじゃないっていうことをリスナー、国民の方々と、いち国民の僕たちが一緒に考えたいんですね」

櫻井浩二
「ええ」

青山繁晴
「というのは、この、えー、日本側が、こういう経緯で韓国に約束したことのひとつに、インフォメーションセンター(情報センター)を作るって話になってるわけですね」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、これは単なる看板を立てるってことじゃなくて、えー、たとえば軍艦島なら軍艦島が、どういうふうに産業革命を成し遂げたかと、アジアで初めての産業革命を成し遂げたかってことを詳しく解説する場を、作ることになってますね」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、これを、いわば、逆手に取って、その、たとえば、forced labourと、forced to workってのは違う、どう違うかというと、この、日本が表明した話っていうのは、要は、これそもそも軍艦島の産業革命の当時と時代が違うんですけれども、戦争になった時代にですね、どこの国でも実は、この、戦時に基づいて、国民に働いてもらうってことはありました、日本だけじゃなくて

櫻井浩二
「はい、はい」

青山繁晴
「戦争に参加した全ての、ほぼ全ての国にあったわけですね」

櫻井浩二
「ええ」

青山繁晴
「で、日本でいうとこれは、国民徴用令っていいまして、えー、その、普段の仕事と違って、戦争に勝つために、こういう仕事をしてくれと、いうのがあったわけです」

櫻井浩二
「はい」

150616-06siranai.jpg
2015年6月15日放送「TVタックル」

青山繁晴
「で、それはもちろん、日本人、それから、当時、日本の、日本と一緒だった朝鮮半島であれ台湾であれ、みな同じだったわけですね」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「そのことを言ってるんであって、えー、ILO(国際労働機関)っていう国際の、国際的な仕組みによって禁じられてるところの強制労働はありませんでしたってことを、(情報センターに)はっきり書くと」

櫻井浩二
「はい」

青山繁晴
「で、これに対して韓国が話が違うとか、あの、激しく反対するでしょうが、それをむしろ議論の場と捉え直して、その、外交とは揉めないことだっていう敗戦後の思い込みをこの際、脱却する機会にして、韓国といくら揉めようとも、歴史というものの真実を追究するってことを、はっきり打ち立てて、総理自らが反省をなさって、これをやるべきだと思います。で、その上で、その時に一点注意しなきゃいけないのは、なんと、日本側は、この働いてた方々について犠牲者っていう表現をしてしまってるんですね」

150708-06giseisha.jpg

櫻井浩二
「ああ〜」

青山繁晴
「英語で言うと、victimsっていう。これ犠牲者っていうのは、それが、この言葉が残る限りは、さっきのforced to workなのか、forced labourなのかっていうのを、争いが、どっかで吹っ飛んでしまいますよね。自分で犠牲者って言ってるんですから

櫻井浩二
「はい、そうですねぇ」

青山繁晴
「ここを、実はこの言い方は間違いであるってことを、自ら認める、そのインフォメーションセンターの展示にすべきで、これは誰の力によるかというと、責任者は安倍総理、自らの反省もなさってこれをやるべきですが、それをさせるのは、私たち、日本国の唯一の主人公の主権者の私たちだということを、みんなで一緒に、いままでの立場の違いを乗り越えて、子供たちの、孫たちのために、子々孫々のために、一緒に考えたいと思います」

櫻井浩二
「はい。分かりました。ありがとうございました」

青山繁晴
「はい」

櫻井浩二
「独立総合研究所、青山繁晴さんでした」

※7月9日「ザ・ボイス」でもう少し詳しいお話がありました。発言要旨まとめはこちら。
※6月までの事務レベル協議で「force to work」で合意していたと読売産経などは報道しています。




 ____________________________内容紹介ここまで


 7月7日の読売新聞によると、「施設を奴隷の輸出港になぞらえる文言」もあったとのことで、もうほんとに韓国側はめちゃくちゃなことを言い出したようです。

 しかし、外務省も外務省ですよね(-.-#)
 いったん合意したからといって、何事もなくすんなり登録できると思ってたんかしら?
 相手は韓国ですよ、韓国!

 外務省の「もう1コの失敗」の中身が非常に気になるところですが、青山さんのブログでもそこは伏せられています。
 クローズドの完全会員制のレポートで伝えるとのことです。
 (私は会員じゃないので、訊いてこないで下さいね(^^ゞ)

 この問題についての私の感想は、1コ前のエントリー【7/6付:世界遺産登録で禍根を残した日本の譲歩!さっそく韓国が…】でだいたい書いたので、ここでは省きます。

 このエントリーにはその後、ちょいちょい追記もしています。
 今日青山さんも話していた法律の話とか…。


 いずれにしても、国際社会における日本のイメージがまた大きく損なわれてしまった現実に変わりはありません。




★国民の声を届けましょう!!

○首相官邸
 http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
○外務省
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/comment/index.html
○自由民主党
 http://www.jimin.jp/voice/



 余談ですが、韓国では昨年、強制労働事件が発覚しています。
 70年も前のことより、これをまず解決したら?



※拙ブログはAmazonアソシエイトに参加しています。紹介している商品をクリックしてAmazonを訪問された皆様がすぐに購入されなくても、24時間以内にその商品や他の商品を購入されれば当方の報酬になります(紹介している商品にお目当ての物がなくても、どれかを適当にクリックしてAmazonの中に入っていただき、そこから目当ての商品に検索などで飛んでいただき購入されれば、当方の報酬になります)。「寄付」的にご協力いただければ幸いです。


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントを送れます。
こころが風邪をひいたら
 拙ブログで紹介しきれなかった『アンカー』青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー
【一覧】「アンカー」など青山繁晴さんテキスト起こし





人気blogRanking、クリックお願いします→人気blogランキングへ
ご面倒でなければにほんブログ村もお願いします→にほんブログ村 政治ブログへ
ご面倒でなければFC BlogRankingもお願いします→FC2 blogランキングへ
拙ブログのミラー(FC2)にfacebookのボタンがあります。

竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue

尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
「島根県の竹島英文ページを検索に引っ掛かり易くする作戦」もよろしく。

megumi080328.jpegアニメ「めぐみ」配信中。
日本語版のほか外国語版もあります。ダウンロードはこちらから。コピーフリーです。世界に広めましょう!

takeshima dokdo dokto tokdo tokto
________________________________________________
★コメント・トラックバックを下さる方へ
お手数ですが規約(13.5.9改訂)に一度目を通された上でお願いいたします。

★この記事へのコメントは現在受け付けておりません。読者様向け掲示板にて宜しくお願い致します。もしくは同じテーマを扱った7/6付エントリー7/9付エントリー投稿していただくようお願い致します。
TV番組内容紹介 | - | trackbacks (0)

Trackbacks