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「アンカー」特別調査でっちあげ疑惑&憲法改正せずとも自衛隊は北に行くぞと交渉に盛り込む秘策

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【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■10/29放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

日朝協議、拉致問題に進展あるか、北朝鮮はどこまで情報出すのか?青山ズバリ

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 拉致問題の特別調査をめぐる日朝交渉で北朝鮮特別委員会メンバーがオモテに出てきましたが、それにより、実は特別調査そのものが「でっちあげ」ではないかという疑惑が浮上。

 拉致交渉が進まないのは、日本が拉致被害者を取り返しに来られないと北朝鮮が分かってるから。
 ただ、憲法9条の改正を待たなくても、秘策はあると青山さん。

 前半のキーワードは『でっちあげ疑惑』。
 後半のキーワードは『行くぞ』。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。



 内容紹介ここから____________________________
 
※拉致被害者再調査 政府代表団、北朝鮮特別委メンバーらと協議 など北朝鮮関連ニュース報道のあと

岡安譲
「はい。今まさに行われている日朝協議の分析は、このあと青山さんにたっぷりとコーナーでやっていただきたいと思うんですが、その前にですね、ここでは今、北朝鮮の中で何が起こっているのか、粛清がまだ続いているという報道も、あるようなんですが、青山さん」

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青山繁晴
「はい。まずあの、公平に申してですね、韓国の国家情報院の、韓国メディアにリークする、漏らす情報が、いつも正しいとは全然限らない(一同同意)。で、その上でしかし、日本、アメリカ、フランス、イギリス、そういう、ま、北朝鮮の動向に関心を寄せてる西側のインテリジェンスも、概ね見てるのは、やっぱり北朝鮮の中には親中派、中国と癒着してる勢力が非常に強固にあるんで、その代表が張成沢さんだったから、張成沢さんを殺害したあともですね、親中派を一掃するのに、ま、時間と、労力を要してる。で、その労力っていうのが、ま、日本とかアメリカでしたら、こう、権力闘争、つまりそれは、殺し合いじゃなくて、あくまでも、命までは奪わないっていうね、権力闘争なんですが、北朝鮮の場合はそれが直接的な、殺害につながってると。で、そういう見方はもう世界一致してて、その、国家情報院が言うところの、朝鮮労働党の幹部が10人ぐらいで、周りの人を合わせたらだいたい50人ぐらいが、あの張成沢さんのあとに殺されたと言ってるんですが、その数字が正しいかどうかは、実は分かりません」

岡安譲
「疑わしいと」

青山繁晴
「いや、疑わしいかどうかもよく分からない」

岡安譲
「もうそれすらも分からない(笑)」

青山繁晴
「はい。ただまあ、かなりの数が銃殺されたっていうこと、これもまず間違いがない。で、したがって、その、今の金正恩体制、あるいはその金正恩さんの権力のもとにある北朝鮮が、中国との関係を整理するのにやっぱり、すごく無理をしてると。あの、恐怖、銃殺、射殺ということの恐怖で対処しないと、親中派の力をこう、削げないと、いう状況にある。さあ、そういう国家運営が持つのか。もともと北朝鮮は中国の裏援助でようやく生き延びてきたのに、中国の裏援助をこう自らどんどん断つようなことをしながら、まあ、たとえば拉致事件を通じて日本に接近しようとしたり、それからアメリカ人で北朝鮮に捕らわれてた人を、まあ、少なくとも3人いるんですけど、そのうち1人はとにかく解放して、アメリカに帰すことをやったり、そうやって日米に近づこうとしてるんですが、それで北朝鮮のこの破綻した経済が持つわけがないんで。すなわち中国は金正恩さんを認めてくれない。後継者として認めない。そもそも世襲について中国共産党は非常に厳しい意見を持ってると。で、それに抵抗して反抗して、親中派を殺害するってことをやってるわけですから、その、本当の戦略に基づいてやってるわけじゃないので、やっぱりこのまま行くと、北朝鮮の体制は、揺らいでいくと、いう見方が普通ですよね」

岡安譲
「はい。で、そういう体制の、国と今、日本はまさにこの拉致問題をめぐる交渉を行っているわけなんですが、当然このあとは青山さんにコーナーで、その、今行われている日朝協議について読み解いていただきます」

青山繁晴
「はい。あの、この、日本政府の代表団が平壌行ってからですね、こんなにこう、秘密警察の人間の顔とかですね、それから秘密警察の場所らしい建物とかね、こんな映像が見られるのかと、びっくりされた視聴者、国民の方、多いと思うんですよね」

村西利恵
「撮らせるんだと思いましたよね」

青山繁晴
「ね。で、それって要は、北朝鮮が日本や世界のマスコミ、マスメディアを使って、北朝鮮、一生懸命やってるんですと、で、こうやって立派な、あの、こう、鷹揚たる態度の幹部もいるんですと、いうことを一生懸命こう、見せようとしてるわけですけれども、しかし、それが、北朝鮮はおそらく自信を持ってて、特に日本のマスコミは乗せやすいから、こうやって見せてあげると、こう、上手く利用できるんだと、思っているけれども、これだけ映像情報が出るとですね、やっぱり尻尾が見えるんですよ。北朝鮮が上手く隠したつもりの、この尻尾が見えてて、その尻尾を見ながら、たとえば日本の情報機関、あるいは、はっきり言いますが安倍総理も含めて、日本政府が今、どういうことを考えてるかというと、実はこれなんです(フリップ出す)」

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岡安譲
「『でっちあげ疑惑』」

青山繁晴
「はい。これまあ、あの、さっきまでこの言葉を本当に使うか、迷ってはいたんですよ? 非常に強い言葉ですよね。強い言葉ですが、これ僕が勝手に考えたんじゃなくて、夕べから今朝にかけて、まあ全部電話ですけれども、電話でやり取りをした内閣の中の人たちは、これでっちあげじゃないのかっていうね、あの、疑惑を持ってるんですよ。そのでっちあげっていうのは、あの、画像に登場した北朝鮮の高官たちが偽者ということではなくて、逆にそういう人たちは、まず間違いなく本物なんですよ。で、それはいいんですが、それだから逆にですね、ああやってこう、顔をぞろっと見せるってことは、特別調査そのものがでっちあげなんじゃないか

岡安譲
「ああ、その方が…」

青山繁晴
「特別委員会そのものが、実体がないんじゃないか。で、これはまあ疑惑と書いてるんですけど、安倍政権にとっては深刻な懸念であって、で、僕は前から内閣の側に申してるのは、人は、まあ、もちろん僕自身も含めて、得意分野で失敗すると。で、拉致事件っていうのはいわば安倍さんがもうほんとに、票にならなくても取り組んできたことだから、総理ご自身がものすごくよく知ってらっしゃるんです。でもそういういわば得意分野で、騙されかねない。特別調査の名のもとで、日本が、いわば北朝鮮のでっちあげに乗ってるんじゃないかってことを、政府としても考えざるを得ないことが今、起きてるんですね。で、したがって今日のコーナーはですね、あの、皆さんと一緒に、一緒に本当に映像を観ながら、ここの、この部分から、あるいはこの言葉からこの尻尾が出てますっていうことを、一緒に考えて、その上で、じゃあどうするのかっていうことも、最後に考えたいと思います」

岡安譲
「はい、分かりました。コマーシャルのあと、詳しい解説です」

(いったんCM)

岡安譲
「今回の日朝協議で、北朝鮮が思わず出してしまったその尻尾というのは一体どんなものなのか。青山さん、よろしくお願いします」

堀田篤
「お願いします」

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青山繁晴
「あの、皆さん正直、僕は今日、この関西テレビに来た時からもう、けっこう自分でも、顔が曇ってるなっていうか、あの、やっぱり非常に辛い気持ちもあるんですね。というのはやっぱり、5月から始まって、この日朝の合意が5月から、まあ、新しい展開になってですね、まあ北朝鮮のことだから、ひどい話はあるだろうと思いつつ、やっぱりこの特別調査に、期待してる国民、それから拉致被害者のもちろん家族の方々、大変多い、今も多いから、実はこういう現状らしいってことが分かってきたっていうのは、これ僕の胸にも、もうほんとに刺さっていてですね。えー、今日で400何十回になりますけど、このコーナー、一番辛いっていう、正直、気持ちです。でも、それだからこそ、こういう時にこそ事実を踏まえて、ごまかされない、視点をみんなで持つことが大事ですから、今日も見て行きたいと思うんですけど、このでっちあげじゃないかっていうことを、今、安倍政権が懸念してる、その一番、端的なこと、何かというと、これです」

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村西利恵
特別調査委員会は、『遺骨分科会』以外は、まぼろし

一同
「えー?…」

青山繁晴
「これあの、今回の日本政府代表団、が行ってですよ、そして北朝鮮側がずらっと幹部が出てきた。そして、トップの委員長が、それぞれを紹介していきましたよね(一同同意)。それで改めて、えー、日本国民にも、よく伝わったと思うんですけど、いちおうこの北朝鮮が作った委員会には、4つ分科会があることになってて、まあ、その分科会の性格も本当は全部はっきりしてないんだけど、伊原さん(アジア大洋州局長)が帰ってきたら多少はっきりするかもしれませんが、今のところはですね、政府認定の拉致被害者を中心にした、拉致事件の分科会。それから特定失踪者、あるいは行方不明者っていう、政府が認定できてないけれども、家出とかそういう人じゃなくて北朝鮮に連れて行かれたんじゃないかっていう人たち、ですね。そして実は、さっきもお話ありましたけれども、敗戦の直後に、北朝鮮に取り残された日本人、あるいは、シベリアから新たに連れて行かれてしまった、つまり満州、シベリアを経て、北朝鮮に連れて行かれたような方々。で、それプラス、実は北朝鮮は天国だと、いう宣伝があった時代があって、その時に在日朝鮮人と結婚してた日本人の女性が、北朝鮮に渡って、それ日本人妻って言われてますね。で、それが3つめの分科会。で、最後4つめが、もう亡くなってしまった方々。さっきの、取り残された日本人や日本人妻の中で、もう亡くなってしまってる方々、つまりご遺骨」

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青山繁晴
「で、それ4つあるわけですけれど、その、拉致被害者も含めてですね、残りの3つは、実質的に、実体がほとんどないんじゃないかと。まぼろしじゃないかって言葉を、僕も、夕べから今朝にかけて電話で聞いて、まあ僕の、見方と一致したんでよけいちょっと、気持ちが沈んだんですけど。但しこのまぼろしっていうのはですね、全部が全部、その、全くのまぼろしっていうのではないんですよ。たとえばですね、いま申しました、日本人妻について、その、いわゆる日本人妻だけじゃなくて、その子供さん、そして孫、ひ孫に至るまで、その調査の手がやって来たっていう情報を日本がつかんでますから。北朝鮮各地に調査しろっていうのがあったっていうのはつかんでる。で、実はその、日本人妻っていうのは、実は北朝鮮に行かれてから、ひどい差別を受けたわけですよ。えー、日本女性っていうだけで、徹底的に、いわば、その、差別、痛めつけられたんで、なるべくその子や孫、ひ孫は、お母さんが日本人だってことを隠そうとしてると、いうのが北朝鮮の社会なんで。したがって北朝鮮の中でも知られてない人たちがいるから、そこまでたどって行こうとしてるっていうのは、あるんで、全部はまぼろしじゃないけれども、一番問題の拉致被害者、特定失踪者が、まぼろしの調査委員会に過ぎないんじゃないかと、いうことが、いま浮かび上がってるんです。で、それなのにですね、えー、少なくとも、今朝までの日本の報道というのは、その、一番えらい人、北朝鮮のその特別調査委員会の委員長が、出てくるのか出てこないのかってことに、ワーッと、ここに報道が集中してて。ということは北朝鮮の思うツボですよ。その人を出せばいいわけですからね。そして案の定、出てきました。それはこれです」

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村西利恵
「きのう(28日)きょう(29日)行われた協議の様子です。徐大河(ソ・デハ)委員長が、出てきましたね」

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青山繁晴
「はい。徐大河さんって人は、この特別調査委員会なるものの委員長ってことになってるけど、その前に、北朝鮮の国家安全保衛部、国家安全保衛部ってここに字はないけれど、要するに北朝鮮の秘密警察ですよね(一同同意)。それのナンバー2ということは、今までも、名前はよく知られてた。でも、その、さっきのニュースにもあった国家情報院のある韓国でも、この人の姿を見たことは、要するに韓国のインテリジェンスも、情報機関も、この人を実際に確認したことほとんどなくてですね、これがまあ、普通のおじさんみたいに出てきたんで、まあ韓国もびっくりしたってニュースもありましたよね。で、えー、だから、こう北朝鮮の思ってた通り、さあこの人を出してあげたんだと。北朝鮮は誠実なことをやってるじゃないかっていうのはですね、まさしく日本のマスメディアを通じて、日本国民に伝えられようと、したわけですよ。しかし、たとえば菅官房長官は、その記者会見で記者から、これどう評価しますかと。つまり、評価してるでしょ?みたいな質問に対して、何て答えたか。こうです」

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村西利恵
『(委員長の出席は)評価するもしないも、当然のことだ』と

青山繁晴
「はい。これはですね、かろうじて今の第2次安倍政権は、えー、たとえば日本のインテリジェンス、これはっきり言いますね。12年前に、北朝鮮が拉致事件認めた時に、その在日朝鮮人の中の、日本大好きな人いっぱいいらっしゃるんですよ。たくさんショック受けた人がいてですね、そんなことをやってたのかと、いうことで、朝鮮総連の内部からも、情報だいぶ取れるようになってる。だからこれ前も『アンカー』で言いましたけど、諸外国の中で実は日本の情報機関は、北朝鮮の情報かなり取れるようになってるから、事前に、この徐大河さんを、徐大河さんを出してくるってことは、知ってました。菅官房長官のとこも安倍総理のとこも上がってたんで、それは当然のことだと。つまり、北がそれだけで、誠実さを示そうとしたらそれ違うよってことを言うためにも、会見でいわば、こうやってパーンと突っぱねるようなことを言ったわけです」

岡安譲
「はい」

青山繁晴
「そしたらですね、しかし、北朝鮮はもうしたたかですから、どういうことをさらにしたかというとですね、はい、出して下さい」

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村西利恵
「出席していたのは、このような肩書きのメンバーです」

青山繁晴
「これがですね、この、徐大河さんっていう人は、これあの、見てる方もですね、鷹揚な態度をこうやって作ってるなっていうのはね、小柄な、体格みたいですけれど、こうゆったり喋り、ゆったり動きっていうね、それやってるなということ、あの、日本国民賢いですからそれ、お分かりになったと思うんです、皆さんね」

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「つまり、秘密警察と言いながら、ある程度オモテの人なんですよ」

一同
「うーん」

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青山繁晴
「そういう意味ではね。ところが、それ以外のですね、この金明哲(キム・ミョンチョル)さんとか、こういうあたりのその、現場を仕切ってる、まあほんとに、ちょっと怖い顔つきですけど、こういう人たちの実体をこれダーッと晒すっていうのは、けっこうびっくりなんですよね。たとえば、その、特別委員会のナンバー2が、この金明哲さんってことになってて、で、全体を見てると。この人(徐大河)はいわば象徴で、この人(金明哲)が全体を見てて、で、さっき言いました、その分科会のうちの拉致被害者、政府認定の拉致被害者については、この姜成男(カン・ソンナム)さんって人が見てたり、えー、あるいは、この、特定失踪者などの行方不明者については、この人(朴永植)が見てたり。つまりこの軍服着てる人たちが、そういうことであって」

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青山繁晴
「で、軍服着てない人は、たとえばここに、赤十字の人(李虎林)がいて、それは日本人妻のこと。それから北朝鮮の中の、これもあんまり聞いたことないんですけど、国土環境保護省っていうものがあって、そこの局長(金賢哲)が遺骨をやってると。つまりこれは文官だと。いうようなことをですね、この、軍服着てない人は別にして、このあたり(軍服)の人をですね、わざわざ紹介するっていうのは、秘密警察の、その、最前線の一部をこれ、見せちゃうことですから(一同同意)、いわば、超特別サービスなわけですよ。さあここで、日本政府は、これ疑ったわけですよ。つまり、この下に、どれぐらいの陣容がいるのか。それがないから、あえて、決して出すはずのなかった、こういう、その、見せるはずのない幹部を見せて、まるで実体があるかのように、下に部下はいないけれども、部下がいるかのように見せてんじゃないかってことを、その、疑ってるわけですね

岡安譲
「なるほど」

青山繁晴
「で、さらにこのでっちあげ疑惑っていうのはですね、こういう人だけじゃなくて、実は建物にも見られます。はい、出して下さい」

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村西利恵
「徐大河委員長は、この協議の席で、『多少、席が窮屈になっておりますが、どうぞご理解お願いいたします』と発言しました」

青山繁晴
「これね、最初の尻尾なんですよね。これあの、ご自分で、席が窮屈って言ってるわけですよ。で、これですね、その、特別調査委員会にはちゃんと、建物があると」

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青山繁晴
「で、建物があってその中には委員長室があると。ね」

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青山繁晴
「そして、そこにどっと人が入ったんですが、これあの、狭すぎる上にですね、椅子も足りないから、このへんパイプ椅子に座ってるわけですよね。で、あの、ここが本当に大々的に特別調査委員会でやってる建物だったら、どうしてこんな狭い部屋しかないのかと

岡安譲
「本当ですね」

青山繁晴
「それもまず自分で、その、席が窮屈になっておりますって言っちゃってるわけですね。で、これは、日本の情報機関が考えてる範囲内で言うとですね、これまず国家安全保衛部のもともとの建物であるらしいと。で、それは間違いないと。しかし、どうも、今回の日本政府代表団が行くのに合わせて、ペンキ塗り替えてたり、こういうその、看板をですね、急につけた建物らしくて、ここで、本当に特別調査委員会のこうスタッフが、こう一生懸命働いてて、全国から集まって来た情報を精査したりっていう、気配は、その、ほとんどないと、いうことなんですよね」

村西利恵
「じゃあもう急ごしらえのセットみたいなものかもしれないってことですか」

青山繁晴
「ああ、それは、あの、いい表現で、残念ながらいい表現で、セットみたいな物を、古い建物使ってやってるっていうのがですね、これあの、僕はまだ和らげて言ってるんであって、あの、日本の情報の、日本政府の情報の最前線の人は、あー、これで、これはやっぱり、でっちあげたな、委員会を、っていう実感を持ってる人が実は多いんですよね」

一同
「ああー…」

青山繁晴
「で、その上でですね、これ尻尾がどんどんあってですね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「きのうの日朝協議の中で徐大河委員長は、『皆さん方のこのたびの訪朝に関して、日本の中で色々と食い違った主張が提起されていることは承知しております。そういった中でも皆さん方がこのたび平壌を訪れたことは、(中略)正しい選択であったと考えます』と発言しています」

青山繁晴
「これあの、徐大河っていう、秘密警察の大物が、こういう率直な物言いするんだっていうね、サプライズを狙ってる面もあるんですね。でも同時にやっぱりこれ、あの、普通の日本国民はお感じになったと思うんですが、ああ、そんなに日本の中のことを気にしてるんだと」

一同
「ああー…、うーん…」

村西利恵
「確かに」

青山繁晴
「感じられたと思うんですよ。それつまりどういうことかというと、こういうことです」

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村西利恵
「北朝鮮の尻尾、1つめ。気になるのは『日本の世論』

青山繁晴
「もっぱら気にしてるのは、実は安倍さんの考え方とかそういうこと、だけじゃないっていうかそれよりも、このスタジオにいる僕を含めた普通の日本国民、あるいはこのカメラの向こうにいらっしゃる、ね、近畿圏では2000万人の、普通の日本国民が何を考えてるかを、ずーっと気にしてるっていう本音がここに出てるんですよ。というのはですね、皆さん思い出していただくと、12年前の2002年9月17日に、時の総理小泉さんが、訪朝されて、で、その時にほんとは何が起きたかというと、5人帰したんじゃないんですよね。曽我ひとみさんをはじめとする5人を、いったん日本に、仮帰国させて、家族に会ったら、犯人のもとへ連れ戻すって約束を、小泉さんはしたんですよ、本当は。僕は日本国民に対する裏切りだと思ってますが、その時官房副長官として安倍さん行ってましたから、安倍さんにも責任の一端があります。で、で、それがあったらですねー、えー、その、5人を家族に仮に会わせるだけで日本が援助する話にもなってたわけですよ。具体的に言うと、要するに、ま、お金を渡すに等しい密約が行われていて、で、それにやがて安倍さんは反対もし、当時官邸にいた中山恭子さんも反対していったんですが、安倍さんや中山恭子さんの力でできたんじゃなくてですね、誰が安倍さんや中山恭子さんのお尻も引っぱたいたかというと、まさしくテレビをご覧になってる皆さん、このスタジオにいるADの方もね、メイクさんも含めた、みんな普通の日本国民が怒ったわけですよ。どうしてたった5人だけなんだと。横田めぐみさんや、有本恵子さんは、どうしたんだと。100人超えるかもしれない人はどうしたんだと。みんな怒ったから、とてもじゃないけど、北朝鮮にもう一回帰すことなんかできなくなり、そして、お金を払うことももちろんできなくなり、核やミサイルの開発問題もあるけれど、制裁まで科して、北朝鮮は、小泉さんが強いと思ったから、要するに独裁的な総理大臣だと思ったから、それと密約したのに、日本にはもっと強い者がいる。それは何かというと、北朝鮮には存在してない、世論だっていうことが分かったと。だからずーっと実は安倍さんよりも、安倍さんの後ろにいる私たち国民に対して、北朝鮮は、工作を仕掛けてるってことを、考えなきゃいけないんですよ。そうすると、尻尾の2つめ、これです」

村西利恵
「先ほどの庁舎の写真をもう一度見て下さい」

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青山繁晴
「はい。こっちにはですね、この向かって右側(看板2枚あるうち右側)には、これいずれも新しい金ピカの、あの、看板でバレバレなんですけれどもね」

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岡安譲
「ほんとですね」

青山繁晴
「はい。で、こっち(右)には特別調査委員会って書いてあるんですが、それと全くほら、大きさも並べてですね」

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青山繁晴
「何て書いてあるかというと、これ、あの、僕は朝鮮語読めませんけど、これ英語でもわざわざ書いてあって、世界のメディアに伝わるように。IMMIGRATION BUREAU OF THE DPRKって書いてあるんです。DPRKって朝鮮民主主義人民共和国ですよね。で、これは、出入国管理局です。これどういうことですか。つまり、北朝鮮が、何をこれで工作したいかというと、これです」

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村西利恵
「尻尾、2つめ。拉致ではなく、日本人が出入国していると、話を『すり替える』(一同ざわ)」

青山繁晴
「はい。したがって、北朝鮮が、事件として拉致事件をやったんじゃなくて、日本人が自分で望んで北朝鮮に入ったんだよと。で、今回その、どうのこうのって議論してるのも、それは北朝鮮の普通の出入国の手続きをして、それ帰すんだから、北朝鮮はちっとも悪くないって話を、これ、もう実は工作始めてるわけですよね」

村西利恵
「なるほど」

青山繁晴
「で、ここで重大なことが、それで分かるのはですね、えー、12年前に、金正日総書記は、その、拉致事件やりましたと。事件としてやったってことは事実上認めたんですね(一同同意)。しかも、国家の、あの、国家機関の人間がやったと、認めて、それもう処罰したと。これ嘘なんですけど。違う件で、横領か何かで処罰された人を、まさしくでっち上げで、押し付けてるんですが。そう言っちゃった、政府認定の拉致被害者の方々については、これすなわち、非常に難しい状況にあるってことが実はこの看板で、その尻尾で、分かるわけですよね。さらに次です。はい、出して下さい」

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村西利恵
拉致交渉のトップは、現在も、12年前も、秘密警察ナンバー2

青山繁晴
「はい。これ、実はですね、今回その、徐大河さんが、秘密警察ナンバー2なのに顔を晒した、わけですけれど、実は12年前、えー、つまりさっき言いました、2002年9月の日朝首脳会談の時にですね、小泉さんが、日本の総理として初めて北朝鮮へ行って、北朝鮮の独裁者と会談することを、セットしたのは、日本側は、当時外務省の高官だった田中均さんっていう人です。で、僕は外務省担当記者の時からよく知ってます。で、この人が、こういうふうに(柳京の名前を)言わずにですね、ミスターXと自分は信頼関係を作ったんだと。ミスターXを通じて、何と、日朝首脳会談が初めてできることになったと、ってことさんざん言ってたんですよ。これ正体は、柳京(リュ・ギョン)さんと言ってですね、当時の、徐大河さんと全く同じなんですよ。だから北朝鮮の側は、その、拉致事件については、12年前も、この秘密警察のナンバー2が仕切ってたっていうのが、特別調査委員会とかの話じゃなくて、ずっと変わってないってことですよね。で、変わってないのに、今回だけ姿を現したってのは、北朝鮮は本音として、何が言いたいかというと、これです」

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村西利恵
「尻尾の3つめ。父の代とは違う

青山繁晴
「はい。つまり、金正恩さんは、お父さんの金正日さんと違って、拉致事件が盛んに行わた頃は、生まれてないか、まだ幼児ですから、自分は関係ないんで、場合によっては、日本の出方によっては、こうやって妥協できますよってことをですね、匂わせようとしてるんですね。で、これらを全部通じて、今回非常にはっきりしてきたのは、北朝鮮のど真ん中の本音はどこにあるのかというと、それは、これです」

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村西利恵
「北朝鮮は、『カネの取れるところ』はどこか、見抜いている

青山繁晴
「これは、北朝鮮の普通の国民にとっても不幸なことですが、今の銃殺で、銃殺が相次いでるらしいってことでも分かるように、北朝鮮の指導部ってのは人の命にほとんど関心がないですよね。関心があるのは、破綻した経済、自分たちの特権的な暮らしを守るためにも、とにかくカネ、それも外資。ね、つまり世界で使えるドルとか、円とか、そういうお金を、どうやって取るかだけなんですよ。そうすると皆さん、その、4つの分科会、考えて下さい。拉致被害者を帰しても、特定失踪者を帰しても、日本人妻を帰しても、日本から、お金が出るって保証ありますか? むしろ、可能性は実は低くなってますね。なぜかというと北朝鮮は、核開発と、ミサイル開発を続けるんですよ。そうしないとやられると思ってるから。それ、アメリカが許しませんね。そして北朝鮮は、日本はアメリカのご機嫌伺わなきゃいけない国だってことをずっと考えてるから、つまり拉致被害者、特定失踪者、その他の日本人を帰しても、肝心のカネはなかなか出てこない、あるいはアメリカの反対で潰されるかもしれない。絶対カネ取れるのは、遺骨だけだと

岡安譲
「うーーん」

青山繁晴
「それどうしてかというと、朝鮮戦争で亡くなったアメリカ兵を、えー、遺骨として取り返す時に、アメリカはすでに北朝鮮に、ご1体あたり、2万ドル払ってるんですよ」

岡安譲
「前例があるんですね」

青山繁晴
「これ『アンカー』でやりましたよね(一同同意)。200万円払ってるわけですよ。したがって、その、これは日本人の遺骨だって言ったら、日本はそれ信じるしかないですよ。それを、DNA鑑定ある程度できたとしても、そんなの全部できない、さっき、北が言ってたのでも、4万人近い方々ってとりあえず言ってるわけですからね。その1体あたり200万円以上必ず取れる。それアメリカも反対するわけがない、自分たちも払ったんだから。だからとりあえず、そこから取っていこうというのが本音だと。で、これは、その、北朝鮮のしたたかなところを物語っているけれども、日本もそういう、この、腹を決めて、北朝鮮の本音はそこにあるんだってことを決めて、今後取り組まなきゃいけない。じゃあ今後どうするかってことを後半お話ししますが、キーワードはこれです(フリップ出す)」

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村西利恵
「後半に向けてのズバリキーワードは、『行くぞ』。このキーワードは一体何を意味しているのか。このあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

岡安譲
「青山さんの後半のキーワードは、『行くぞ』です。この言葉に込められた思い。青山さんお願いします」

青山繁晴
「はい、皆さん、今まで何度か申しました通り、夕べから今朝にかけて、政府内のいろんな人と電話で議論いたしました。その中で、昨日の深夜ですね、日付が変わるちょっと前ぐらいに、僕は最も信頼してる一人、つまり、冷静さにおいて、そして公平さにおいて一番信頼してる人が、今まで聞いたことがないような、悲鳴のような声で、電話口で、話されたんですよ。どんな言葉か。もうそのまんま、僕の耳に入ったまんま、紹介します。はい、出して下さい」

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村西利恵
「政府高官曰く、『拉致交渉は、どうしても北朝鮮の出方に左右されてしまう。安倍総理が、拉致被害者を取り返す気持ちは純粋に本物だ。それは信じてほしいが、正直、北朝鮮の出方が読めない

青山繁晴
「うん。今、村西キャスターが、まさしく、きれいに読んでくれたんですけど、ま、実際の電話の感じは、もうどうしても北ごときに左右されちゃうんだよねえと。で、安倍さんが純粋にやってること、それだけは、俺たちも信じてるし、青山さんにも信じてほしいし、そして『アンカー』のこともよく分かってますから、『アンカー』見てる人にも信じてほしいんだよと。でも正直、今、ますます北朝鮮の出方が読めなくなってるんだよと。だからこの先どうなるか分からないってことをですね、まあ普段自信たっぷりの人が本当に、苦しげに、苦しんで、話していました。どうして日本は、北朝鮮に、そんなふうに振り回されるのか。ちょっと、あえて、一番基本的なデータを見てくれますか。はい、出して下さい」

村西利恵
「日本と北朝鮮、比べてみるとこうなります」

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青山繁晴
「はい。人口で言うと、日本はこれから減るって話はしてても、とりあえず現在はですね、1億3000万近いんですよ。で、北朝鮮はこれ公には、こう、2500万ぐらいってことになってますよね。これでも全然、大人と子供以上に違いますが、実際は飢え死にした人をカウントしてないから、実際は1900万ぐらいだと、僕に言った国連の人口問題の専門家もいるんですよ。つまりお話にならないぐらい小さいんですよ。そして国家予算でいうとですね、日本は100兆円になろうかっていうお金を、1年間に準備できます。借金は多くてもですね。北朝鮮は実際、これもこんなにあるのかなっていうぐらいですけど、いちおう、あったとしても2兆円ぐらいですよ」

岡安譲
「桁が違いますね」

青山繁晴
「皆さん、東京都の1年間の予算13兆円ですよ。そして、大阪市の予算が、4兆円ですよ。大阪府の予算が、3兆円ですよ。北朝鮮は、日本の自治体よりもはるかに少ない国家予算しかないんですよ。そして北朝鮮はGDPを、公開してないから、GNI、これは、1年間に、国民1人あたり、1人ずつの、所得平均したらいくらですか、日本は、363万円です。これ正確な統計ですが。北朝鮮は多く見積もってもですよ、これははっきり分からないんですけど、多く見積もっても、1年間に10万円。つまり1カ月に数千円しかないと。ね。これだけ国力違うんですよ。これだけ、要するに、巨大な、巨大な人間とですよ、もうほんとに、こんなちっちゃな人の交渉で、どうしてこんなに振り回されるかというと、拉致事件について言うと、もう、究極、1コだけですよね。それはこれです」

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村西利恵
日本が拉致交渉で振り回される理由、それは、拉致被害者を誰も取り戻しに行けない

青山繁晴
「話し合いで交渉して交渉して、話し合いがつかなかったらまた話し合いましょうって言うだけであって、交渉が決着しないんだったら、取り返しに行きますよってことを、日本は言えない、世界で唯一の国ですね

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「それは、どなたか国民に行ってこいとかいう話じゃなくて、あるいはジャーナリストが取材するって話じゃなくて、もちろんこの場合は、自衛隊が取り返しに行く。どこの国でも、国民を守ることが、国家の使命ですから、その国民が誘拐されていれば、必ずその、たとえば陸軍の特殊部隊が取り返しに行き、陸軍が行くんだったら、空海軍がそれを支援する。これ戦争と呼ばない、これ自国民の救出なんですよ。でも、世界で、国連加盟国で193カ国あります、世界に、地球に、200ぐらい国がある中で、日本だけはそれを、取られても取られても、国民を奪われても奪われても、12年前に、この人(金正恩)のお父さんが、はい、誘拐しましたよと認めても、そのあと誰も取り返しに行けないってのが日本だから、だから交渉の時に、どんなに強気に出ようとしても、実は決定的に弱い立場にいるわけです。それはどうしてかというと、これがあるからですよね」

村西利恵
「それは日本国憲法第9条です」

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青山繁晴
「第9条ですね。で、9条だけじゃなくて、憲法変えるか変えないかで、大きな意見の違いがあるから、私たちはそれを乗り越えられないでいます。しかしですね、今日あえてこの、全部出してますけど、これ全部をもう一度、皆さんも、インターネットで簡単に見れますから、もう一度よく読んでいただきたいんですけれども、その、最後の方、今日もう時間が、もうあと数十秒ですから、最後の方だけ言いますとね。陸海空軍その他の戦力はこれを保持しないって書いてあるんですよね。で、これ、その他の戦力に自衛隊入るって誰でも思いますよ。それ持たないって書いてあるんですよ。でも自衛隊ありますね。で、それは、この前項の目的を達するためっていうのを何とか、拡大解釈してですね、自衛権だけは認めてるんだっていう解釈を今して、自衛隊OKになってるわけですよ(一同同意)。でも僕は子供の頃と、今と、実は考え方同じで、ここに書いてあるのは、とにかく、その、武力は全部駄目だと言ってるんだと。武力は全部駄目だと言ってるから、その目的を達するために、陸海空軍だけじゃなくて、その他の戦力も、とにかく全部駄目だと、言ってる。子供がまっすぐ解釈したらそうなるんですよ。それをあえて、国民を守るために自衛隊の存在を、みんなで苦労して認めたわけですね(一同同意)」

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青山繁晴
「そうするとですね、実は憲法の、解釈改憲っていうのはすでに行われてます。集団的自衛権と関係ありません。それよりずっと前に行われていて、最後のこれ、国の交戦権はこれを認めない。国同士の戦争はしないと、いうこと書いてあるわけですけど、これ自衛隊が、北朝鮮に、いざとなったら取り返しに行きますってことを、国の戦争じゃないと、いうふうに考えれば、実はその備えはできますね。これ自衛隊今すぐ行けって話をしてるんじゃなくて、あくまで交渉で解決するためにこそ、その最後のカードが要るんですよ。これを、憲法変えなくても、たとえばですよ、いろんな意見あるのは承知で僕は申してるんですが、実は、与野党の議員が内閣に、正式に質問することができます。これは国会議員に与えられた、任務です。ね。権利というよりは任務なんですよ。それに対して内閣は、答えを、答弁書ってものを書いて、答弁をですね、閣議決定しなきゃいけないんですよ。だから与野党の議員誰でも、これ(憲法9条第2項)をよく読んだら、救出に行けるんじゃないか。北朝鮮に対して、いざとなったら、自衛隊を送りますよっていうことを、交渉に盛り込めるんじゃないかっていう質問したら、政府はそれに対して、答弁しなきゃいけないから

村西利恵
「なるほど」

青山繁晴
答弁の中にそれを盛り込んで、閣議決定したらですよ、それだけでも、今の交渉は、がらりと、変わってくるはずなんで、与野党の議員、じゃなくて、小選挙区、特に衆議院は小選挙区ですから、その選挙区にいらっしゃる国民の方々、ご自分の選挙区の議員と、話し合っていただけないでしょうか。はい、それが今日の最後の提案です」

岡安譲
「はい、青山さん、ありがとうございました。以上、青山さんの“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 「自衛隊が北朝鮮にいざとなったら(拉致被害者を)取り返しに行きますよ」というのを盛り込んだ閣議決定をする。
 これは目から鱗でした。

 消費税10%引き上げ絡みで解散総選挙?って話も出てますし、衆議院議員の皆さんも有権者の声には敏感になっているでしょう。
 皆様、地元の議員に意見を送りましょう!

 てか、次世代の党の人(山田宏さんとか)にお願いした方が早いかも…?(^_^;


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 この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。

●日本シリーズ 阪神vsソフトバンク
●枝野氏後援会が新年会費収入不記載 「単純ミス」と釈明

 拙ブログで紹介しきれなかった他の青山さんの発言については、こころが風邪をひいたらさんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。


※参考リンク
ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
 青山さんに直接コメントが送れます。
こころが風邪をひいたら
 拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
 動画の紹介など情報が大変充実しています。

※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし






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