「アンカー」日中韓めぐるアメリカの本音と、必要とされる日本!
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■8/20放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
広島の土砂災害報道の特番があったため、『アンカー』は1時間前倒しで放送されました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
8月15日をはさんでお盆にワシントンに出張された青山繁晴さん。
元国防総省の幹部(現在は安全保障関係の会社社長)、現役のアメリカ政府の幹部(アジア専門家)、このお2人と日本の集団的自衛権や安倍総理について、またロシア、韓国、中国などについて議論をされたそうです。
前半のキーワードは『必要とされる日本』。
後半のキーワードは『ウソつきとの約束』。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
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内容紹介ここから____________________________
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※【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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■8/20放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
ワシントン緊急取材、安倍政権への期待度は、日米関係を青山ズバリ
広島の土砂災害報道の特番があったため、『アンカー』は1時間前倒しで放送されました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
8月15日をはさんでお盆にワシントンに出張された青山繁晴さん。
元国防総省の幹部(現在は安全保障関係の会社社長)、現役のアメリカ政府の幹部(アジア専門家)、このお2人と日本の集団的自衛権や安倍総理について、またロシア、韓国、中国などについて議論をされたそうです。
前半のキーワードは『必要とされる日本』。
後半のキーワードは『ウソつきとの約束』。
間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。
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内容紹介ここから____________________________
岡安譲
「さて、今日は水曜日です。このあとは青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーですが、今日はどんなお話でしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、今日はまあ、お盆明けというタイミングですよね。で、旧盆とお正月っていうのは、正直、不肖私にとっては、海外出張のチャンスで、まあ日本が動かないけど、欧米にお盆はありませんし」
岡安譲
「そうですね(笑)」
青山繁晴
「欧米は1月2日から仕事なんで、えー、今年もこの旧盆を活用して、どこかに行くということをしたんですが、今回はアメリカの首都、ワシントンD.C.にしました。で、これを、アメリカは勝手にグローバル首都と呼んでて」
岡安譲
「グローバル首都(笑)」
青山繁晴
「アメリカだけじゃなくて地球の政治を決める、勝手なこと言うなって話ですけれども(一同笑)。ま、大きな影響力を持ってるのは確かで、そこに中国・韓国が集中的に、本当は、こう西海岸とかよく言われますけれども、それもありますけれども、一番、中国・韓国が徹底的に反日工作やってるのがこの、ワシントンなんですね」
岡安譲
「ふんふん」
村西利恵
「はあー」
青山繁晴
「で、中韓が何をやってるかってことを現地でつかむってことが一点と、それからこの『アンカー』で何度も申しました通り、この秋以降、第2次安倍政権は非常に困難な道のりに入っていきますから、えー、オバマさんが来日した後、どうするのかっていうことを、自由な立場で議論するために、ワシントンに行ってきました。えー、最初の今日のキーワードは、これです(フリップ出す)」
岡安譲
「『必要とされる日本』」
青山繁晴
「はい。えー、ワシントンD.C.、僕もちょっと久しぶりだったんですけれども、日本の役割ってものが現実にこんなに必要とされる議論になった。あー、えっと日曜から金曜までいたんですけれども、これ初めて、ですね」
岡安譲
「そうですか」
青山繁晴
「はい。だから、当然、課題や懸念も同時に多いわけ、大きい、多いわけですから、その、良い面悪い面合わせて、皆さんと一緒に考えたいと思います」
岡安譲
「はい。コマーシャルのあと、青山さんの解説です」
(いったんCM)
岡安譲
「今回、青山さんはアメリカの首都ワシントンD.C.で、アメリカの本音をたくさん引き出されたようです。青山さん、それではさっそくお願いします」
堀田篤
「お願いします」
青山繁晴
「はい。まずこの(右の)写真、絵葉書のホワイトハウスみたいですけれど、これ絵葉書じゃなくて、えー、僕がスマホで撮った(一同驚)、写真です…」
岡安譲
「すごいきれいに撮れてますね」
青山繁晴
「はい、たまたまこの日、オバマさんが中にいてですね、えー、ちょっとここ写ってないけど、この、屋上に、武装兵が展開してました。ま、こっち(左)は、硫黄島の戦いの記念碑ですね。で、えー、お盆っていうことは、8月15日の敗戦の日を、含むわけですけれども、去年はニューヨークにいて、今年はワシントンD.C.にいました。ま、2年連続で、戦勝国の側から、日本の敗戦の日を見て、ま、あの、やっぱり客観的に見ることができるな、とは思ったんです。で、今回、まあ、最近の日帰りアメリカ出張じゃなくて、数日間ありましたから、けっこうたくさんの人に会えたんですけれども、すみません、えー、どこの役所の、アメリカの、誰と会ったかってことは一切言えないです。こういうのは、あの、バックグラウンドって言いまして、あくまで背景を考えるために、あの、非公式に会ってる、ので、それが約束です。実はまあワシントンD.C.ってのはご承知のとおりこのホワイトハウスをはじめ、えー、ホワイトハウスもあるし、それからホワイトハウスの一部として、NSC、アメリカの国家安全保障会議、日本にもつくられた、それがあり、あるいは、国防総省があり、アメリカ軍の総本山があり、そして国務省、日本で言うと外務省がある。ま、そのような所の、雑多な、いろんな人と会ったというふうに理解していただきたいんですが、今回、最初に会った人、最初に会った人は実はとっても、懐かしい人でありました。それはこういう人です」
村西利恵
「その方は元国防総省の幹部。青山さんがこの方に会われるのは、イラク戦争以来11年ぶり」
青山繁晴
「彼は、もう現役じゃないんで、で、今あの、民間の、安全保障関係の会社の社長なんで、名前出してもいいかなと思うですが、まあしかし、彼も含めてやっぱり名前は伏せておこうと思います。どうして11年ぶりかというとですね、えー、さっき、別のニュースで言いましたけどイラク戦争に、僕は行きまして、自衛隊の皆さんが行かれる、だいぶん前で戦闘非常に激しかった頃です」
青山繁晴
「で、当時見聞きしたことはまだ僕は本に書いてませんし、まだ、言うこともなかなか難しいんですが、たとえば、こういう瘤(こぶ)を、ここに(顎と首の境目あたりを指して)、こう背負ったっていうのか、ここに、付けた子供、それがあの、チグリス川って、歴史、世界史で勉強したでしょ、あの大きなチグリス川の、その横を、こういう子供が、何人も歩いてるわけですよ。そんなもん偶然にそんなに重なるわけないじゃないですか。で、ま、証拠はないって言えばないけれども、アメリカ軍の使った劣化ウラン弾、その影響だろうと僕は思いまして」
岡安譲
「うーん」
青山繁晴
「その子供たち英語通じなかったけど身振り手振りで、いつもどこで遊んでるんだって聞いたら、あそこだって言って連れてってくれた。そこは、アメリカ軍に破壊された戦車の墓場だったですよ。そこで遊んでるわけですよ。で、もうこんな、子供が、生まれ…、できてしまってるわけですよね。で、そういう無残な現実を見て、そしてこのワシントンに、たまたまそのあと行ったんですよ。そしたら、雪が降っててですね。もうワシントンもともときれいな町なんですけど、まるでクリスマスカードのように美しくて、それが僕はもう悲しくて悲しくてですね。この、国防総省の幹部である、彼に、まあ、あの、ホワイトハウスのすぐ近くのホテル、ま、別に言ってもいいと思うんですが、その、キャピトルヒルトンホテルってあるんですけど、そこのラウンジでですね、みんなが見てる、その、アメリカ人が興味本位で僕らを見てる中で、うわーっと食ってかかったんですよ、僕は。もう何でこの野郎、こんなきれいなとこに住みやがって。こっから、どうして殺して行くんだよと、言ったら」
岡安譲
「うーん」
青山繁晴
「あの、彼も、敢然と僕に立ち向かってですね、じゃあ、そのまま、イラクの現状ほっといていいのかと言われるから、じゃあ、何で劣化ウラン弾なんか使うんだと。あれ使う理由ないんですよ。コストを安く殺せるっていうだけのことなんですよ。イラクの戦車ってそんな強くないんだから。そういうことを言ったんですけど結局、数時間怒鳴り合ってですね、怒鳴り合いで、和解できずに、長年の友だちを僕は失ってですね、そしてあっという間に11年経っちゃった。で、今回、ま、その間に僕はワシントンD.C.何度も行ってるんですが、今回やっぱり、この、根本的なことを話するために彼に会いたいなっていうのは、これあの、この(画像の)シルエットは全然違って、もっと、もちろん高齢ですけど、すごく良心的な人なんですよ。そして日本にもいたことがあって日本語は一切できないけれども、日本の文化を愛してる人で、だから良心派のこの人に会って、久しぶりに、話をしたいなと思いまして彼は快く受けてくれて、会った最初に、11年前に怒鳴り合ったの覚えてますかって言ったら、彼はうっすら涙ぐんで、あの時、その、I have lost、ね、my frend、私は大切な友だちを失ったよと。ああ、僕のことをそう思ってくれてたんだと、すごく嬉しかったんですが、じゃあ現在の第2次安倍政権を彼がどうやって見てるかというと、すごく厳しいことを彼は言いました。何を言ったかというとこうです」
村西利恵
「青山さんが聞いてこられた“アメリカの本音”。元国防総省幹部によると、『日本の集団的自衛権15事例は最悪だ。余計に自衛隊が動けなくなる』」
青山繁晴
「うん、これ、集団的自衛権の容認っていうのは、日本では、この、アメリカ様にすり寄るために安倍さんが認めたっていう論調もたくさんあるわけじゃないですか。朝日新聞、NHKをはじめとして」
村西利恵
「はい」
青山繁晴
「ところが、その、元ではあっても、さっきちらっと言いましたね、その、民間の安全保障会社の社長ですから、依然として、アメリカは官民一体化してるから、中枢なんですよ。その人が、全然喜んでないわけですよ。で、アメリカのためっていうよりは日本のために働く自衛隊が動けなくなるだろうと。つまり、集団的自衛権を容認するために15事例とか安倍総理は出したけども、その、緊急事態が、15の、そのカテゴリー、15に分けられる例のとおり起きるはずはないと。もちろん誰にも、uncountable、数え切れないんで、こんなことやるのは、むしろ最悪じゃないかと。青山さんは、その、安倍さんともいろんな議論をするようだけど、なぜこんなことを成立させたんだと。また、11年前のように(笑)、厳しく責められましてですね、あの、僕がお答えしたのは、これは僕自身も15事例っていうのはこの『アンカー』でも言いましたけど反対だったけれども、公明党との政治的妥協を図るためにはやむを得なかったってことを言って、そして僕なりに言ったのは、なぜ15事例って話が出てくるかというと、日本の自衛隊は、世界の防衛力と違って、これだけはしてもいいよと、リストに書いてあるもの以外はできないという、常識では絶対あり得ない。本当はたとえば捕虜になった人を殺しちゃいけない、いじめちゃいけない、これだけはしちゃいけないっていうことがあって、それ以外のことは全部国民を護るためにやりなさいっていうのが本来の防衛力」
村西利恵
「うん」
青山繁晴
「日本の憲法によってそれが逆さまにされてるから、この15事例っていうような奇妙なことも出るんだと。やっぱり、憲法問題が一番大事であって、アメリカも、かつて英文で原案をつくった責任は感じるべきだって話をして、ま、そこは、かろうじて、まあ、気持ちは通じ合ったかなと思うんです。さあこれが、11年ぶりに会った、ま、その前は何度も何度も会ってた懐かしい人なんですね。僕はまだほんと何でもない頃に、ワシントンのダレス空港に行ったら、この偉い人が自分でボロ車を運転して迎えに来てくれて、その清潔さに僕は感激したんですよ。ね。で、次にお話ししたい人は、ちょうど対照的に、たった今、現役の、非常に高い地位にいて、そして僕は初めて、初めて会う人であります。はい、ちょっと出して下さい」
村西利恵
「その方は、アメリカ政府の幹部。初めて会った、名高いアジア専門家」
青山繁晴
「はい。で、この人が、えー、安倍さんをどういうふうに評価したかを、出してほしいんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「『安倍総理は、かつてない決定力がある。例外的な日本の首相だ』」
青山繁晴
「はい。これ、えー、ま、彼は、あの、具体的にどんどんどんどん、どこの省庁の誰かってことは今後も永遠に言えませんけれども、アメリカで非常に信頼されてる人物です。で、この人が、決定力、decisiveって言いましたし、例外的、exceptionalっていうふうにはっきり言って、まあ、大変ほめたんですね。その、僕は、まさかお世辞言ってるんじゃないよねってことを言いましたら、あの、けっこう怒ってですね、ちゃんと具体的なことをいくつか挙げて、たとえば意外な話かもしれませんが、日本の財務官僚の力を十分知ってて、財務官僚の抵抗を押し切って、6月に法人減税を、成長戦略に入れたよねと、いうことを言って、したがって、その、官僚の力にも負けない、例外的な日本の、総理だと言ったわけです。ね。で、その上でですね、えー、僕はまあこう言われてる時に、予感したのは、こうやって褒めるってことはこのあとの注文が、すごく激しいんだろうなと(笑)」
岡安譲
「なるほどね、ええ」
青山繁晴
「思ったら、もちろんそのとおりで、いきなりぶつけられたのがまずこれです」
村西利恵
「『プーチン大統領は悪魔だ。どうして安倍総理は悪魔の侵略主義に妥協的なんだ?』」
青山繁晴
「うん。これあの、悪魔っていうのは、まあ強烈な表現ですが、あの、えっとですね、(村西キャスターの1mぐらい前まで近寄って)これぐらいの距離でやってました」
村西利恵
「近いですね」
青山繁晴
「まあ、あの、アメ公、じゃないや、アメリカの方々とは常に距離が、近いんですね(笑)。お互いに目はいいんですけど。で、唾をさんざんかけられて、もう、大きな声で、プーチン大統領は、悪魔のような奴なんだと。ね。よくここまで言うなと思ったんです。これが、実は僕がワシントンに行った理由なんですよ。つまり僕は民間人です。アメリカ人のほうは政府当局者でも、僕は自由な立場でしかも利害関係が一切ない、立場だってこと理解してるから、本音を言うんですね」
岡安譲
「なるほど」
青山繁晴
「で、本音として、たとえばクリミア半島の併合にしても、何となくもう、その、とおり落ち着いちゃってるけど、あれは完全に侵略じゃないかと」
村西利恵
「うーん」
青山繁晴
「ね。そしてたとえばサダム・フセイン大統領がクウェート侵略して、湾岸戦争にもなった。日本はお金で協力したじゃないかと。ね。その時はそうなのに、どうしてプーチン大統領の侵略だけは、安倍さんは妥協的なんだと、おっしゃったので、僕は、違います、本当はこうですと申しました」
村西利恵
「青山さんは、『妥協的ではなく戦略的』なんだと反論された」
青山繁晴
「うん。これ別に、その、安倍さんを庇って言ったんではなくてですね、まず、あの、僕はマレーシア航空機のMH17便、3月に行方不明になった370便じゃなくて、17便のほうは、ロシア製のブークによって、撃墜されたと、いうふうに確信してます。したがってプーチン大統領が今、否定してることも含めて、許せないことはたくさんあるわけです。しかしその上でですね、戦略的っていうのは、僕はこの、アジアの専門家に、申したのはですね、プーチンさんは明らかに、自分の政策の誤りも含めて孤立してると。で、孤立したために何が起きてるかというと、プーチンさんは一生懸命中国と仲良くなってる。中国の習近平さんに近づいて、たとえばロシアの天然ガスを、ヨーロッパが買ってくれなくなったんで、中国に安値で買っていただくって長期契約を結んだ。プーチンさんが、中国の習近平さんをあんまり好きでないのに接近したら、何が起きるかというと、プーチンさんは必ず日本を必要とするんだと。さっき、あの、(キーワードを)出しましたよね、日本が必要とされてると」
岡安譲
「ええ、ええ」
青山繁晴
「ね。それはどうしてかというと、一方的に中国にすり寄ったら、したたかな中国にロシアは利用されるだけになるから、それを止めるために、日本を間に入れて、日露関係を使って、その中国に、一定の抑止力を持とうとすると。これは何を意味してるかというと、日本が、妥協的じゃなくて戦略的に動くことによって、実は、その、世界がややマシになる。中国が一方的に物事をやれるってことができなくなる。だから、その、アメリカがそういうふうに言うのはおかしいと、いうことを言いましたら、あー、彼は、それを丹念に聞きながら、次の要求をまたドンとぶつけました。それ何かというと、これです」
村西利恵
「『日韓関係が悪いままだと、北朝鮮有事のとき、アメリカ軍が動けない。だから、アメリカは韓国に圧力をかけている。日本も歩み寄れ』」
青山繁晴
「うーん、これ、まずですね、アメリカは韓国に圧力をかけている。やっぱり、ね、この言葉は非常に印象的ですよね。つまりこれアメリカのやっぱり発想なんですよ。さっき言いましたとおり、8月15日に戦争に勝った側に行きましたけど、韓国は、その戦争に参加してませんから、第二次世界大戦。その、敗戦国じゃない。ね。それでも、その朝鮮戦争で、アメリカ軍に支援を頼んで、それ朝鮮戦争になったわけですよね。あるいはアメリカのほうも、まぁいわば勝手にも行ったわけですけど」
村西利恵
「ええ」
青山繁晴
「いずれにしても、1945年に戦勝国になったアメリカは、韓国に対しても、日本に対しても、圧力を常にかけて当然だって意識持ってることが、これではっきり分かるわけですよ」
村西利恵
「うーん」
青山繁晴
「で、同時に、実はアメリカは、決して今の政府のあり方が良いと思ってないけれども、現実に米軍が困ってるんだという、現実のことを言ったわけです。なぜかというと、アメリカ軍、アジアにいるアメリカ軍っていうのは、陸軍は韓国にいて、空軍・海軍は日本にいるんです。なぜかというと、日本の基地の整備能力は世界最高ですから。空軍・海軍をちゃんと整備できるのは実は日本しかないので、だから、そうやって分けて米軍を置いてるから、日韓関係が悪いと、北朝鮮は、不安定になってるから、その有事の時に、米軍がまとまって動けなくなるんで、もう何が何でも、その韓国と仲良くしてくれ、その、慰安婦問題とかいろいろあっても、譲ればいいじゃないか、歩み寄ってくれよって言われたんで、僕は何て答えたかというと、こう答えました」
村西利恵
「青山さんは、『Extremist、過激主義者のままの朴大統領とは、歩み寄れるはずがない』と言った」
青山繁晴
「はい。韓国全体に対して、日本が何かした事実は、何もありません。関係が悪化する理由をつくったのは、韓国国民でもなければ、日本の政府や国民でもなければ、朴槿恵大統領その人です。ね。そして、これはたとえば安倍総理をはじめ、政治家や、あるいは国会議員や官僚が言えるはずのない言葉、でも世界で言われてる言葉は、She's just extremist. extremistっていうのは、すごくほんとは強い言葉で、その、極端な人って訳す人もいるけど、いやいやそんなもんじゃなくて、もうとにかくその、過激過激に、自分でブレーキが利かなくなるっていうイメージなんですね。今、朴槿恵大統領のやられてる反日政策なるものは、単なる外交政策を超えて、その、朝日新聞の誤報問題もありますけれども、朝日新聞が、そんなの今さら訂正しても遅すぎるぐらい極端な過激主義者になってて、その朴槿恵大統領をそのままにして、歩み寄るなんてことは、その、国際基準とも違ってるから、できませんと。ね。だから圧力をかけてるそうだから、朴槿恵大統領に、まず歩み寄りを要求しないと、日本の側から動くことありませんってことを、自由な民間人の立場として、申しました。すると、それまで彼はですね、さっき言ったとおり、もうこうやって、あの、えー、すごく接近戦で、話してて、お互いにメモは取ってなかったんだけど、その時だけ、メモを、こう取る手になって、じゃあ朴槿恵さんに何をさせればいいんだいって言うから、そんな過大なこと要求しないと。朴槿恵さんがたとえば歴史問題について、日韓、双方の、歩み寄りや勉強が必要ですねと、ね」
岡安譲
「うん、双方」
青山繁晴
「双方って言葉を一言言っただけで、いちおうのきっかけはできる。もちろんその先は大事ですけど。その先を、いや、そのきっかけを日本がつくるわけにはいきませんと、言いましたら彼は、その、手にした、ペンで、しっかりそれをメモしましたから、あえて申しますと、オバマ大統領にもう伝わってると思います。で、これは、まあ僕たちのこれからの考えどころでもあります。その上でですね、彼がもう一度、さっきのロシアよりもさらに激しく詰め寄ってきたのが、実はこの日韓関係を通じて、中国のことを詰め寄ってきました。はい、出して下さい」
村西利恵
「日韓関係が悪化して喜ぶのは中国だ」
青山繁晴
「うん。実はですね、この専門家と、僕はここは意見一致したんですよ。つまり中国は、この、北朝鮮に、この習近平国家主席はまだ、訪朝してないですよね、金正恩体制になってから。それなのに朴槿恵さんのとこ行ったわけですよね(一同同意)。だからもう、中国は韓国を呑み込んで、それによってこの日韓を切り離して、日米韓の、その、同盟関係も壊そうっていうのは、これ目に見えてるわけで。その日韓関係が悪化して喜ぶのは中国なのは、これは事実なんですよ。だからと言ってこちらから、歩み寄れっていうのは無理、だから、僕はさっき、まあ、一国民として、の視点ですけれども、日本側の条件を出したわけです。さあ、この上でですね、このアジア専門家っていうのは、今のオバマ政権は特に、中国の親中派が多い、中国への親中派が多い。これはハワイの、太平洋軍司令部でも、パンダハガーって言葉を出しましたね(一同同意)。パンダにしがみついてる人、がいたりするぐらいだと、いうことをこうたくさん言いまして、そして、この非常に高名なアジアの専門家に、僕はあえて、幼稚な質問をぶつけたんです」
岡安譲
「幼稚な」
青山繁晴
「はい。えー、幼稚な質問ってのは何かというと、こうです」
村西利恵
「青山さんがアジアの専門家に聞かれたのは、『中国をどう思う?』という、ストレートな質問(一同ざわ)」
青山繁晴
「はい。これあの、えー、中学程度の英語なんで、このまんま言いますとね、How do you feel about China?って言ったわけですよ。もうほんとに子供が聞くような質問で、この専門家はズルッと(すべり落ちるポーズ)、ほんとにですね。そして、それはいくら何でも、質問大きすぎるだろうと。too big questionと、その、やっぱりアメリカ人らしいストレートな言い方で答えたんですが、でもこの質問が、結局、本音を引き出すことになるんです。えー、それを後半お話ししますけれども、キーワードはこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここで後半に向けてのズバリキーワードは、『ウソつきとの約束』。アメリカ政府のアジア専門家は、青山さんの質問にどう答えたんでしょうか。このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
岡安譲
「中国をどう思うという、青山さんの質問に対して果たして、どうなんでしょう」
青山繁晴
「あの、彼はそのあと、答える前に何度もですね、どうしてそんな聞き方をするのっていうように、何度も聞いたんですが、僕はあえて何も答えずに、じーっと、まあ彼の目を見てて、まあ、あの、そのうちやっぱり彼も、ははー、やっぱりそうだよねっていう目になったんですよ。それは、要するに、根本的にはどう思ってるんだと。つまり、14億をはるかに超える人口があって、オバマ大統領はモノを売るマーケットとして大事にしてるとか、いろいろありますよね。戦略対応もやってますね、米中で。しかし本当の本音として、アメリカの民主主義から見て、中国、っていうのは一体何なんだということを聞いてると、いうことはやっぱり彼は、ごちゃごちゃ、ごちゃごちゃじゃない、いろいろ、変な質問だとか言いながら、やっぱり分かってきたのか、こう、すごくクールな、そして、見掛けはちょっとハリウッドスターのような、かっこいい人なんですよ。ね。その人が突然、こうなったんです」
村西利恵
「このアメリカ政府幹部が、絶叫して、言い出したと。ちょっとこれたぶん、青山さんに再現してもらったほうがいいと思うんですけど。お願いできますか」
青山繁晴
「I don't believe in any politician in China! I don't! I never!(絶叫)ってこれ報道番組かって感じになりましたが(一同笑&ざわ)。もう声が裏返り、そしてあの、丈夫な、要するに秘密保持のための、あの建物のドアも突き抜けるんじゃないかって、秘書がやって来るんじゃないかっていうぐらいの声で、絶叫で、中国の、共産党も軍もって言いました、彼は、ね」
岡安譲
「ほう」
青山繁晴
「The Communist Party, even army、ね、信用なんかするわけないと。そしてはっきり、Xi Jinpingっていう、ね、英語でシー・チンピンって言いますけど、習近平国家主席をはじめ、みんな、大嘘つきだと。それを、まあどれぐらい、5〜6分、もうちょっと長いかもしれない。僕はもうじーっとこうやって、あの…」
村西利恵
「反応を見ておられたんですね」
青山繁晴
「聞いてましたけど、すごい絶叫をしてですね。それだから苦労をしてるんだと。そして彼がその勢いで、たとえば明かしてくれたことのひとつは、このワシントンD.C.で一番、反日工作をやってるのは、あなたが知ってるとおり韓国だよと。人数も多いしカネも多いように見えるけど、そのお金は、チャイナが出してるんだよ、だからチャイナが、反日工作を真っ直ぐ真ん中でやってればまだマシだけども、その、韓国を通して、韓国はそうやって使われてるんだよと」
一同
「うーん」
青山繁晴
「だからアメリカは、その、大嘘つき、いかなる場面でも、ウソが優先する、中国と、それに使われている韓国と、何とかしなきゃいけないので、日本に協力してほしいと言ってるのに、あなたは極めて非妥協的で、私の言うことにいちいち反論するって、言われたから、それは私は国民の立場で言ってるんだと、いうことを言いましたら、彼はさらに、じゃあ、もっと言おうと。安倍総理にほんとはどうしてほしいかというと、これなんだと、2つあるんだと、言い出したのがこれです」
村西利恵
「その2つというのがこちらです。『尖閣諸島は日本から手出ししないでもらいたい』。そして、『安倍総理は任期中に靖国に参拝しないと、水面下で中国に約束してくれ』」
青山繁晴
「これは、実はですね、彼によると…」
村西利恵
「すごく中国の意に沿った内容ですよね」
青山繁晴
「意に沿ったとも見えるし、実は彼によるとですよ、つまりオバマ大統領本人に確認できてないけど、オバマさんが来日した時、ほんとは安倍さんに言おうと思ってて、準備した想定問答に入れてたけど、オバマさんと安倍さんの雰囲気でついにオバマさん言えずに帰ったそうですよ」
村西利恵
「そうなんですか」
青山繁晴
「ね。で、今もその願いはオバマさんも持ってると。ね。だから、マーケットとしての中国を大事にして、アメリカの、要するにあんまり優秀じゃない製品も買ってくれる中国、アメリカを憧れてくる中国を大事にしたいって意味なんですよ。で、僕は、民間人の、つまり国民の一人として何と答えたかというと、これ言い方はきれいだけれども、これ中国の棚上げ論にそっくりになってくる。ね。こんなことを中国に絶対約束できませんと。結果として、たとえば、警察官の常駐が、をなかなか実行しなかったりいうことあるかもしれないけれども、それまさしく安倍総理の政治判断で僕ごときが言うことじゃないけれども、しかし日本から新たな動きをしないってことを、その、11月、北京で日中の首脳会談やるための条件なんかに絶対しないと。それは棚上げ論に乗っかることになって、棚上げ論が何でいけないかというと、1970年代になってから突然中国が尖閣諸島は自分のものだと言い出した、その、ウソだと、そのウソの話まで棚上げになっちゃうと。いったん棚上げにするってことは領土問題があるってこと認めるってことだから、過去のいきさつは、いったん水に流されてしまうんで、絶対それはできません。そして、あと、もっとできないと。ね。それで何と答えたかというとこれです」
村西利恵
「『水面下の約束など、しない』」
青山繁晴
「彼は何て言ったかというと、これは実はアメリカにとっては、靖国参拝っていうのは、どうこう言う話じゃないって言ったんです。これ実は新しい言葉なんですよ。つまりオバマ政権、安倍さんを軍国主義者とか歴史の見直し主義者、修正主義者と言ってきたことを、もうやめたと彼は言いました。靖国参拝は日本の考えることであってアメリカの介入することじゃないっていう考えに、われわれ至ったと。しかし水面下でいいから中国に任期中には靖国行かないと、約束してくれって言うから、僕は水面下の約束自体をしないんです、って言ったんですよ。beneath the water、ね。水の下で約束したことを必ず中国は、そのあと、反日活動に活かすであろうし、そして、いわばクールな彼に、分かってほしいと言ったのはこれなんです。出して下さい」
村西利恵
「それが、アーリントン国立墓地」
青山繁晴
「はい。これは、ホワイトハウスからも近い、アーリントンの国立墓地、僕は再びお参りをして、自分で写真を撮ってまいりました。このアーリントン国立墓地っていうのは、まあ、無残な墓地でもあります。これだけたくさんの人が、見渡す限りの人が戦争で無残に殺されていったんですから。でも、それはアメリカ人の、魂のふるさとでもあるんです。この人たちの犠牲によって今のアメリカは成り立ってる。そこに、合衆国大統領が任期中に行かないってことを、いかなることがあっても中国に水面下で約束しますか?と。靖国神社は、まさしくアーリントン国立墓地と同じ、それぞれの文化に従った、私たちのために、亡くなった方を、尊敬する施設であって、そこに行かないって約束をしたら、日本はおしまいだと、言いましたら、彼はじーっと僕の目を見て、今度は、飯食いましょうと、いう約束をして別れました。その個人的なことはさておき、一番最後に、もう時間ないですが分かっていただきたいのは、日本を必要としてる時代に入ったってことです。それは、アメリカと中国の関係、米中の二国でやるってことを、日本のメディアはさんざん言ってるけど、とんでもない、ワシントンに行ってみたら、日本の役割をアメリカがずーっと、実は期待してて、その中に韓国との問題もあり、そしてたとえば法人減税の問題を彼が持ち出したっていうのも、経済においても、日本の役割っていうのが今までになく大きくなってる。ね。それを、私たち国民の問題として、安倍政権もいつか終わるんです、日本国は終わらない、国民は終わらないんですから。僕たちの課題として考えて行きたいと思います」
岡安譲
「はい。ありがとうございました。以上、“ニュースDEズバリ”でした」
(いったんCM。番組最後に)
岡安譲
「今回、アメリカに青山さん行かれて、日本がこんなに必要とされてると私あの、意外に思ったんですけれども、意外と日本人知らないもんなんですね」
青山繁晴
「そうですね。それは実はですね、やっぱりアメリカの衰えなんですよね」
岡安譲
「ああー」
青山繁晴
「その、オバマ政権中枢の人々でもやっぱりオバマさん、についていろいろ僕に弁解しなきゃいけない」
一同
「うん」
青山繁晴
「オバマさんだってちゃんと仕事してるんだとか、決定できるんだっていうね。そういうアメリカって今まで見たことがない」
岡安譲
「ええ」
青山繁晴
「で、これは、だから世界をやっぱり不安定にしてて、あのパレスチナの問題も起きてるわけですよ」
岡安譲
「いや、そうなんですよね」
青山繁晴
「日本の今までになかった役割が、その、期待されてるだけじゃなくて現実に必要となってるってことですよね。その自覚を持ちたいです。敗戦国の自覚よりも、そっちの方がもう大事です」
岡安譲
「未来志向で私たち国民も考えていかないといけないという」
青山繁晴
「はい、現在と未来です」
岡安譲
「現在と未来について考えていくと。分かりました。えー、今日の『アンカー』は、1時間前倒しでお伝えしています。青山さんどうもありがとうございました」
一同
「ありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
今日は本当に焦りました。
放送時間が前倒しになってるって全然気づいてなくて…。
何気にツイッターをチェックしてたら、ある方からメッセージいただいてて、おかげで放送開始から比較的早い時点で気づくことができました。
本当はブログにお知らせくださった方が一番早かったのですが、最近コメントを頻繁にチェックしてなくて…すみません(^^ゞ
というより、私、よくパソコンの前にいたなと思う!!
毎週水曜日の午後は、「アンカー」が始まる直前の時間帯まで、来たるべき起こし作業に備えて、たいがい居間でボーッとしてたり、漫然とテレビ見てたり、日によっては昼寝したりすることもあるんです。
それが今日はたまたまパソコンでネットしてた。ラッキー(^▽^)
とにかく、知らせてくださった皆様、本当にありがとうございました。
(実は青山さんのブログでもお知らせしてくれてたんですが、それに気づいたのは放送終わってから…(^^ゞ)
そして、こういう日だったのに、動画を上げてくださった皆様にも感謝です!
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この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
●広島で大規模な土砂災害
●シリアで拘束の日本人、安否不明
拙ブログで紹介しきれなかった他の青山さんの発言については、こころが風邪をひいたらさんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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※拉致被害者奪還 日本列島縦断デモ行進はじめ、各種デモ・集会のまとめ
http://ameblo.jp/hosyuyamato/
竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue)
尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
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アニメ「めぐみ」配信中。
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お手数ですが規約(13.5.9改訂)に一度目を通された上でお願いいたします。
★この記事へのコメントは現在受け付けておりません。読者様向け掲示板にて宜しくお願い致します。
※この記事宛にコメント下さったHAYABUSA2さん、申し訳ありません。「アンカー」はコメントを受け付けない設定に毎週しているのですが、今週、その設定を施すのを忘れてUPしてしまいました。いただいた投稿は掲示板に移させていただきました。
「さて、今日は水曜日です。このあとは青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナーですが、今日はどんなお話でしょうか」
青山繁晴
「はい。あの、今日はまあ、お盆明けというタイミングですよね。で、旧盆とお正月っていうのは、正直、不肖私にとっては、海外出張のチャンスで、まあ日本が動かないけど、欧米にお盆はありませんし」
岡安譲
「そうですね(笑)」
青山繁晴
「欧米は1月2日から仕事なんで、えー、今年もこの旧盆を活用して、どこかに行くということをしたんですが、今回はアメリカの首都、ワシントンD.C.にしました。で、これを、アメリカは勝手にグローバル首都と呼んでて」
岡安譲
「グローバル首都(笑)」
青山繁晴
「アメリカだけじゃなくて地球の政治を決める、勝手なこと言うなって話ですけれども(一同笑)。ま、大きな影響力を持ってるのは確かで、そこに中国・韓国が集中的に、本当は、こう西海岸とかよく言われますけれども、それもありますけれども、一番、中国・韓国が徹底的に反日工作やってるのがこの、ワシントンなんですね」
岡安譲
「ふんふん」
村西利恵
「はあー」
青山繁晴
「で、中韓が何をやってるかってことを現地でつかむってことが一点と、それからこの『アンカー』で何度も申しました通り、この秋以降、第2次安倍政権は非常に困難な道のりに入っていきますから、えー、オバマさんが来日した後、どうするのかっていうことを、自由な立場で議論するために、ワシントンに行ってきました。えー、最初の今日のキーワードは、これです(フリップ出す)」
岡安譲
「『必要とされる日本』」
青山繁晴
「はい。えー、ワシントンD.C.、僕もちょっと久しぶりだったんですけれども、日本の役割ってものが現実にこんなに必要とされる議論になった。あー、えっと日曜から金曜までいたんですけれども、これ初めて、ですね」
岡安譲
「そうですか」
青山繁晴
「はい。だから、当然、課題や懸念も同時に多いわけ、大きい、多いわけですから、その、良い面悪い面合わせて、皆さんと一緒に考えたいと思います」
岡安譲
「はい。コマーシャルのあと、青山さんの解説です」
(いったんCM)
岡安譲
「今回、青山さんはアメリカの首都ワシントンD.C.で、アメリカの本音をたくさん引き出されたようです。青山さん、それではさっそくお願いします」
堀田篤
「お願いします」
青山繁晴
「はい。まずこの(右の)写真、絵葉書のホワイトハウスみたいですけれど、これ絵葉書じゃなくて、えー、僕がスマホで撮った(一同驚)、写真です…」
岡安譲
「すごいきれいに撮れてますね」
青山繁晴
「はい、たまたまこの日、オバマさんが中にいてですね、えー、ちょっとここ写ってないけど、この、屋上に、武装兵が展開してました。ま、こっち(左)は、硫黄島の戦いの記念碑ですね。で、えー、お盆っていうことは、8月15日の敗戦の日を、含むわけですけれども、去年はニューヨークにいて、今年はワシントンD.C.にいました。ま、2年連続で、戦勝国の側から、日本の敗戦の日を見て、ま、あの、やっぱり客観的に見ることができるな、とは思ったんです。で、今回、まあ、最近の日帰りアメリカ出張じゃなくて、数日間ありましたから、けっこうたくさんの人に会えたんですけれども、すみません、えー、どこの役所の、アメリカの、誰と会ったかってことは一切言えないです。こういうのは、あの、バックグラウンドって言いまして、あくまで背景を考えるために、あの、非公式に会ってる、ので、それが約束です。実はまあワシントンD.C.ってのはご承知のとおりこのホワイトハウスをはじめ、えー、ホワイトハウスもあるし、それからホワイトハウスの一部として、NSC、アメリカの国家安全保障会議、日本にもつくられた、それがあり、あるいは、国防総省があり、アメリカ軍の総本山があり、そして国務省、日本で言うと外務省がある。ま、そのような所の、雑多な、いろんな人と会ったというふうに理解していただきたいんですが、今回、最初に会った人、最初に会った人は実はとっても、懐かしい人でありました。それはこういう人です」
村西利恵
「その方は元国防総省の幹部。青山さんがこの方に会われるのは、イラク戦争以来11年ぶり」
青山繁晴
「彼は、もう現役じゃないんで、で、今あの、民間の、安全保障関係の会社の社長なんで、名前出してもいいかなと思うですが、まあしかし、彼も含めてやっぱり名前は伏せておこうと思います。どうして11年ぶりかというとですね、えー、さっき、別のニュースで言いましたけどイラク戦争に、僕は行きまして、自衛隊の皆さんが行かれる、だいぶん前で戦闘非常に激しかった頃です」
青山繁晴
「で、当時見聞きしたことはまだ僕は本に書いてませんし、まだ、言うこともなかなか難しいんですが、たとえば、こういう瘤(こぶ)を、ここに(顎と首の境目あたりを指して)、こう背負ったっていうのか、ここに、付けた子供、それがあの、チグリス川って、歴史、世界史で勉強したでしょ、あの大きなチグリス川の、その横を、こういう子供が、何人も歩いてるわけですよ。そんなもん偶然にそんなに重なるわけないじゃないですか。で、ま、証拠はないって言えばないけれども、アメリカ軍の使った劣化ウラン弾、その影響だろうと僕は思いまして」
岡安譲
「うーん」
青山繁晴
「その子供たち英語通じなかったけど身振り手振りで、いつもどこで遊んでるんだって聞いたら、あそこだって言って連れてってくれた。そこは、アメリカ軍に破壊された戦車の墓場だったですよ。そこで遊んでるわけですよ。で、もうこんな、子供が、生まれ…、できてしまってるわけですよね。で、そういう無残な現実を見て、そしてこのワシントンに、たまたまそのあと行ったんですよ。そしたら、雪が降っててですね。もうワシントンもともときれいな町なんですけど、まるでクリスマスカードのように美しくて、それが僕はもう悲しくて悲しくてですね。この、国防総省の幹部である、彼に、まあ、あの、ホワイトハウスのすぐ近くのホテル、ま、別に言ってもいいと思うんですが、その、キャピトルヒルトンホテルってあるんですけど、そこのラウンジでですね、みんなが見てる、その、アメリカ人が興味本位で僕らを見てる中で、うわーっと食ってかかったんですよ、僕は。もう何でこの野郎、こんなきれいなとこに住みやがって。こっから、どうして殺して行くんだよと、言ったら」
岡安譲
「うーん」
青山繁晴
「あの、彼も、敢然と僕に立ち向かってですね、じゃあ、そのまま、イラクの現状ほっといていいのかと言われるから、じゃあ、何で劣化ウラン弾なんか使うんだと。あれ使う理由ないんですよ。コストを安く殺せるっていうだけのことなんですよ。イラクの戦車ってそんな強くないんだから。そういうことを言ったんですけど結局、数時間怒鳴り合ってですね、怒鳴り合いで、和解できずに、長年の友だちを僕は失ってですね、そしてあっという間に11年経っちゃった。で、今回、ま、その間に僕はワシントンD.C.何度も行ってるんですが、今回やっぱり、この、根本的なことを話するために彼に会いたいなっていうのは、これあの、この(画像の)シルエットは全然違って、もっと、もちろん高齢ですけど、すごく良心的な人なんですよ。そして日本にもいたことがあって日本語は一切できないけれども、日本の文化を愛してる人で、だから良心派のこの人に会って、久しぶりに、話をしたいなと思いまして彼は快く受けてくれて、会った最初に、11年前に怒鳴り合ったの覚えてますかって言ったら、彼はうっすら涙ぐんで、あの時、その、I have lost、ね、my frend、私は大切な友だちを失ったよと。ああ、僕のことをそう思ってくれてたんだと、すごく嬉しかったんですが、じゃあ現在の第2次安倍政権を彼がどうやって見てるかというと、すごく厳しいことを彼は言いました。何を言ったかというとこうです」
村西利恵
「青山さんが聞いてこられた“アメリカの本音”。元国防総省幹部によると、『日本の集団的自衛権15事例は最悪だ。余計に自衛隊が動けなくなる』」
青山繁晴
「うん、これ、集団的自衛権の容認っていうのは、日本では、この、アメリカ様にすり寄るために安倍さんが認めたっていう論調もたくさんあるわけじゃないですか。朝日新聞、NHKをはじめとして」
村西利恵
「はい」
青山繁晴
「ところが、その、元ではあっても、さっきちらっと言いましたね、その、民間の安全保障会社の社長ですから、依然として、アメリカは官民一体化してるから、中枢なんですよ。その人が、全然喜んでないわけですよ。で、アメリカのためっていうよりは日本のために働く自衛隊が動けなくなるだろうと。つまり、集団的自衛権を容認するために15事例とか安倍総理は出したけども、その、緊急事態が、15の、そのカテゴリー、15に分けられる例のとおり起きるはずはないと。もちろん誰にも、uncountable、数え切れないんで、こんなことやるのは、むしろ最悪じゃないかと。青山さんは、その、安倍さんともいろんな議論をするようだけど、なぜこんなことを成立させたんだと。また、11年前のように(笑)、厳しく責められましてですね、あの、僕がお答えしたのは、これは僕自身も15事例っていうのはこの『アンカー』でも言いましたけど反対だったけれども、公明党との政治的妥協を図るためにはやむを得なかったってことを言って、そして僕なりに言ったのは、なぜ15事例って話が出てくるかというと、日本の自衛隊は、世界の防衛力と違って、これだけはしてもいいよと、リストに書いてあるもの以外はできないという、常識では絶対あり得ない。本当はたとえば捕虜になった人を殺しちゃいけない、いじめちゃいけない、これだけはしちゃいけないっていうことがあって、それ以外のことは全部国民を護るためにやりなさいっていうのが本来の防衛力」
村西利恵
「うん」
青山繁晴
「日本の憲法によってそれが逆さまにされてるから、この15事例っていうような奇妙なことも出るんだと。やっぱり、憲法問題が一番大事であって、アメリカも、かつて英文で原案をつくった責任は感じるべきだって話をして、ま、そこは、かろうじて、まあ、気持ちは通じ合ったかなと思うんです。さあこれが、11年ぶりに会った、ま、その前は何度も何度も会ってた懐かしい人なんですね。僕はまだほんと何でもない頃に、ワシントンのダレス空港に行ったら、この偉い人が自分でボロ車を運転して迎えに来てくれて、その清潔さに僕は感激したんですよ。ね。で、次にお話ししたい人は、ちょうど対照的に、たった今、現役の、非常に高い地位にいて、そして僕は初めて、初めて会う人であります。はい、ちょっと出して下さい」
村西利恵
「その方は、アメリカ政府の幹部。初めて会った、名高いアジア専門家」
青山繁晴
「はい。で、この人が、えー、安倍さんをどういうふうに評価したかを、出してほしいんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「『安倍総理は、かつてない決定力がある。例外的な日本の首相だ』」
青山繁晴
「はい。これ、えー、ま、彼は、あの、具体的にどんどんどんどん、どこの省庁の誰かってことは今後も永遠に言えませんけれども、アメリカで非常に信頼されてる人物です。で、この人が、決定力、decisiveって言いましたし、例外的、exceptionalっていうふうにはっきり言って、まあ、大変ほめたんですね。その、僕は、まさかお世辞言ってるんじゃないよねってことを言いましたら、あの、けっこう怒ってですね、ちゃんと具体的なことをいくつか挙げて、たとえば意外な話かもしれませんが、日本の財務官僚の力を十分知ってて、財務官僚の抵抗を押し切って、6月に法人減税を、成長戦略に入れたよねと、いうことを言って、したがって、その、官僚の力にも負けない、例外的な日本の、総理だと言ったわけです。ね。で、その上でですね、えー、僕はまあこう言われてる時に、予感したのは、こうやって褒めるってことはこのあとの注文が、すごく激しいんだろうなと(笑)」
岡安譲
「なるほどね、ええ」
青山繁晴
「思ったら、もちろんそのとおりで、いきなりぶつけられたのがまずこれです」
村西利恵
「『プーチン大統領は悪魔だ。どうして安倍総理は悪魔の侵略主義に妥協的なんだ?』」
青山繁晴
「うん。これあの、悪魔っていうのは、まあ強烈な表現ですが、あの、えっとですね、(村西キャスターの1mぐらい前まで近寄って)これぐらいの距離でやってました」
村西利恵
「近いですね」
青山繁晴
「まあ、あの、アメ公、じゃないや、アメリカの方々とは常に距離が、近いんですね(笑)。お互いに目はいいんですけど。で、唾をさんざんかけられて、もう、大きな声で、プーチン大統領は、悪魔のような奴なんだと。ね。よくここまで言うなと思ったんです。これが、実は僕がワシントンに行った理由なんですよ。つまり僕は民間人です。アメリカ人のほうは政府当局者でも、僕は自由な立場でしかも利害関係が一切ない、立場だってこと理解してるから、本音を言うんですね」
岡安譲
「なるほど」
青山繁晴
「で、本音として、たとえばクリミア半島の併合にしても、何となくもう、その、とおり落ち着いちゃってるけど、あれは完全に侵略じゃないかと」
村西利恵
「うーん」
青山繁晴
「ね。そしてたとえばサダム・フセイン大統領がクウェート侵略して、湾岸戦争にもなった。日本はお金で協力したじゃないかと。ね。その時はそうなのに、どうしてプーチン大統領の侵略だけは、安倍さんは妥協的なんだと、おっしゃったので、僕は、違います、本当はこうですと申しました」
村西利恵
「青山さんは、『妥協的ではなく戦略的』なんだと反論された」
青山繁晴
「うん。これ別に、その、安倍さんを庇って言ったんではなくてですね、まず、あの、僕はマレーシア航空機のMH17便、3月に行方不明になった370便じゃなくて、17便のほうは、ロシア製のブークによって、撃墜されたと、いうふうに確信してます。したがってプーチン大統領が今、否定してることも含めて、許せないことはたくさんあるわけです。しかしその上でですね、戦略的っていうのは、僕はこの、アジアの専門家に、申したのはですね、プーチンさんは明らかに、自分の政策の誤りも含めて孤立してると。で、孤立したために何が起きてるかというと、プーチンさんは一生懸命中国と仲良くなってる。中国の習近平さんに近づいて、たとえばロシアの天然ガスを、ヨーロッパが買ってくれなくなったんで、中国に安値で買っていただくって長期契約を結んだ。プーチンさんが、中国の習近平さんをあんまり好きでないのに接近したら、何が起きるかというと、プーチンさんは必ず日本を必要とするんだと。さっき、あの、(キーワードを)出しましたよね、日本が必要とされてると」
岡安譲
「ええ、ええ」
青山繁晴
「ね。それはどうしてかというと、一方的に中国にすり寄ったら、したたかな中国にロシアは利用されるだけになるから、それを止めるために、日本を間に入れて、日露関係を使って、その中国に、一定の抑止力を持とうとすると。これは何を意味してるかというと、日本が、妥協的じゃなくて戦略的に動くことによって、実は、その、世界がややマシになる。中国が一方的に物事をやれるってことができなくなる。だから、その、アメリカがそういうふうに言うのはおかしいと、いうことを言いましたら、あー、彼は、それを丹念に聞きながら、次の要求をまたドンとぶつけました。それ何かというと、これです」
村西利恵
「『日韓関係が悪いままだと、北朝鮮有事のとき、アメリカ軍が動けない。だから、アメリカは韓国に圧力をかけている。日本も歩み寄れ』」
青山繁晴
「うーん、これ、まずですね、アメリカは韓国に圧力をかけている。やっぱり、ね、この言葉は非常に印象的ですよね。つまりこれアメリカのやっぱり発想なんですよ。さっき言いましたとおり、8月15日に戦争に勝った側に行きましたけど、韓国は、その戦争に参加してませんから、第二次世界大戦。その、敗戦国じゃない。ね。それでも、その朝鮮戦争で、アメリカ軍に支援を頼んで、それ朝鮮戦争になったわけですよね。あるいはアメリカのほうも、まぁいわば勝手にも行ったわけですけど」
村西利恵
「ええ」
青山繁晴
「いずれにしても、1945年に戦勝国になったアメリカは、韓国に対しても、日本に対しても、圧力を常にかけて当然だって意識持ってることが、これではっきり分かるわけですよ」
村西利恵
「うーん」
青山繁晴
「で、同時に、実はアメリカは、決して今の政府のあり方が良いと思ってないけれども、現実に米軍が困ってるんだという、現実のことを言ったわけです。なぜかというと、アメリカ軍、アジアにいるアメリカ軍っていうのは、陸軍は韓国にいて、空軍・海軍は日本にいるんです。なぜかというと、日本の基地の整備能力は世界最高ですから。空軍・海軍をちゃんと整備できるのは実は日本しかないので、だから、そうやって分けて米軍を置いてるから、日韓関係が悪いと、北朝鮮は、不安定になってるから、その有事の時に、米軍がまとまって動けなくなるんで、もう何が何でも、その韓国と仲良くしてくれ、その、慰安婦問題とかいろいろあっても、譲ればいいじゃないか、歩み寄ってくれよって言われたんで、僕は何て答えたかというと、こう答えました」
村西利恵
「青山さんは、『Extremist、過激主義者のままの朴大統領とは、歩み寄れるはずがない』と言った」
青山繁晴
「はい。韓国全体に対して、日本が何かした事実は、何もありません。関係が悪化する理由をつくったのは、韓国国民でもなければ、日本の政府や国民でもなければ、朴槿恵大統領その人です。ね。そして、これはたとえば安倍総理をはじめ、政治家や、あるいは国会議員や官僚が言えるはずのない言葉、でも世界で言われてる言葉は、She's just extremist. extremistっていうのは、すごくほんとは強い言葉で、その、極端な人って訳す人もいるけど、いやいやそんなもんじゃなくて、もうとにかくその、過激過激に、自分でブレーキが利かなくなるっていうイメージなんですね。今、朴槿恵大統領のやられてる反日政策なるものは、単なる外交政策を超えて、その、朝日新聞の誤報問題もありますけれども、朝日新聞が、そんなの今さら訂正しても遅すぎるぐらい極端な過激主義者になってて、その朴槿恵大統領をそのままにして、歩み寄るなんてことは、その、国際基準とも違ってるから、できませんと。ね。だから圧力をかけてるそうだから、朴槿恵大統領に、まず歩み寄りを要求しないと、日本の側から動くことありませんってことを、自由な民間人の立場として、申しました。すると、それまで彼はですね、さっき言ったとおり、もうこうやって、あの、えー、すごく接近戦で、話してて、お互いにメモは取ってなかったんだけど、その時だけ、メモを、こう取る手になって、じゃあ朴槿恵さんに何をさせればいいんだいって言うから、そんな過大なこと要求しないと。朴槿恵さんがたとえば歴史問題について、日韓、双方の、歩み寄りや勉強が必要ですねと、ね」
岡安譲
「うん、双方」
青山繁晴
「双方って言葉を一言言っただけで、いちおうのきっかけはできる。もちろんその先は大事ですけど。その先を、いや、そのきっかけを日本がつくるわけにはいきませんと、言いましたら彼は、その、手にした、ペンで、しっかりそれをメモしましたから、あえて申しますと、オバマ大統領にもう伝わってると思います。で、これは、まあ僕たちのこれからの考えどころでもあります。その上でですね、彼がもう一度、さっきのロシアよりもさらに激しく詰め寄ってきたのが、実はこの日韓関係を通じて、中国のことを詰め寄ってきました。はい、出して下さい」
村西利恵
「日韓関係が悪化して喜ぶのは中国だ」
青山繁晴
「うん。実はですね、この専門家と、僕はここは意見一致したんですよ。つまり中国は、この、北朝鮮に、この習近平国家主席はまだ、訪朝してないですよね、金正恩体制になってから。それなのに朴槿恵さんのとこ行ったわけですよね(一同同意)。だからもう、中国は韓国を呑み込んで、それによってこの日韓を切り離して、日米韓の、その、同盟関係も壊そうっていうのは、これ目に見えてるわけで。その日韓関係が悪化して喜ぶのは中国なのは、これは事実なんですよ。だからと言ってこちらから、歩み寄れっていうのは無理、だから、僕はさっき、まあ、一国民として、の視点ですけれども、日本側の条件を出したわけです。さあ、この上でですね、このアジア専門家っていうのは、今のオバマ政権は特に、中国の親中派が多い、中国への親中派が多い。これはハワイの、太平洋軍司令部でも、パンダハガーって言葉を出しましたね(一同同意)。パンダにしがみついてる人、がいたりするぐらいだと、いうことをこうたくさん言いまして、そして、この非常に高名なアジアの専門家に、僕はあえて、幼稚な質問をぶつけたんです」
岡安譲
「幼稚な」
青山繁晴
「はい。えー、幼稚な質問ってのは何かというと、こうです」
村西利恵
「青山さんがアジアの専門家に聞かれたのは、『中国をどう思う?』という、ストレートな質問(一同ざわ)」
青山繁晴
「はい。これあの、えー、中学程度の英語なんで、このまんま言いますとね、How do you feel about China?って言ったわけですよ。もうほんとに子供が聞くような質問で、この専門家はズルッと(すべり落ちるポーズ)、ほんとにですね。そして、それはいくら何でも、質問大きすぎるだろうと。too big questionと、その、やっぱりアメリカ人らしいストレートな言い方で答えたんですが、でもこの質問が、結局、本音を引き出すことになるんです。えー、それを後半お話ししますけれども、キーワードはこれです(フリップ出す)」
村西利恵
「ここで後半に向けてのズバリキーワードは、『ウソつきとの約束』。アメリカ政府のアジア専門家は、青山さんの質問にどう答えたんでしょうか。このあと詳しく話していただきます」
(いったんCM)
岡安譲
「中国をどう思うという、青山さんの質問に対して果たして、どうなんでしょう」
青山繁晴
「あの、彼はそのあと、答える前に何度もですね、どうしてそんな聞き方をするのっていうように、何度も聞いたんですが、僕はあえて何も答えずに、じーっと、まあ彼の目を見てて、まあ、あの、そのうちやっぱり彼も、ははー、やっぱりそうだよねっていう目になったんですよ。それは、要するに、根本的にはどう思ってるんだと。つまり、14億をはるかに超える人口があって、オバマ大統領はモノを売るマーケットとして大事にしてるとか、いろいろありますよね。戦略対応もやってますね、米中で。しかし本当の本音として、アメリカの民主主義から見て、中国、っていうのは一体何なんだということを聞いてると、いうことはやっぱり彼は、ごちゃごちゃ、ごちゃごちゃじゃない、いろいろ、変な質問だとか言いながら、やっぱり分かってきたのか、こう、すごくクールな、そして、見掛けはちょっとハリウッドスターのような、かっこいい人なんですよ。ね。その人が突然、こうなったんです」
村西利恵
「このアメリカ政府幹部が、絶叫して、言い出したと。ちょっとこれたぶん、青山さんに再現してもらったほうがいいと思うんですけど。お願いできますか」
青山繁晴
「I don't believe in any politician in China! I don't! I never!(絶叫)ってこれ報道番組かって感じになりましたが(一同笑&ざわ)。もう声が裏返り、そしてあの、丈夫な、要するに秘密保持のための、あの建物のドアも突き抜けるんじゃないかって、秘書がやって来るんじゃないかっていうぐらいの声で、絶叫で、中国の、共産党も軍もって言いました、彼は、ね」
岡安譲
「ほう」
青山繁晴
「The Communist Party, even army、ね、信用なんかするわけないと。そしてはっきり、Xi Jinpingっていう、ね、英語でシー・チンピンって言いますけど、習近平国家主席をはじめ、みんな、大嘘つきだと。それを、まあどれぐらい、5〜6分、もうちょっと長いかもしれない。僕はもうじーっとこうやって、あの…」
村西利恵
「反応を見ておられたんですね」
青山繁晴
「聞いてましたけど、すごい絶叫をしてですね。それだから苦労をしてるんだと。そして彼がその勢いで、たとえば明かしてくれたことのひとつは、このワシントンD.C.で一番、反日工作をやってるのは、あなたが知ってるとおり韓国だよと。人数も多いしカネも多いように見えるけど、そのお金は、チャイナが出してるんだよ、だからチャイナが、反日工作を真っ直ぐ真ん中でやってればまだマシだけども、その、韓国を通して、韓国はそうやって使われてるんだよと」
一同
「うーん」
青山繁晴
「だからアメリカは、その、大嘘つき、いかなる場面でも、ウソが優先する、中国と、それに使われている韓国と、何とかしなきゃいけないので、日本に協力してほしいと言ってるのに、あなたは極めて非妥協的で、私の言うことにいちいち反論するって、言われたから、それは私は国民の立場で言ってるんだと、いうことを言いましたら、彼はさらに、じゃあ、もっと言おうと。安倍総理にほんとはどうしてほしいかというと、これなんだと、2つあるんだと、言い出したのがこれです」
村西利恵
「その2つというのがこちらです。『尖閣諸島は日本から手出ししないでもらいたい』。そして、『安倍総理は任期中に靖国に参拝しないと、水面下で中国に約束してくれ』」
青山繁晴
「これは、実はですね、彼によると…」
村西利恵
「すごく中国の意に沿った内容ですよね」
青山繁晴
「意に沿ったとも見えるし、実は彼によるとですよ、つまりオバマ大統領本人に確認できてないけど、オバマさんが来日した時、ほんとは安倍さんに言おうと思ってて、準備した想定問答に入れてたけど、オバマさんと安倍さんの雰囲気でついにオバマさん言えずに帰ったそうですよ」
村西利恵
「そうなんですか」
青山繁晴
「ね。で、今もその願いはオバマさんも持ってると。ね。だから、マーケットとしての中国を大事にして、アメリカの、要するにあんまり優秀じゃない製品も買ってくれる中国、アメリカを憧れてくる中国を大事にしたいって意味なんですよ。で、僕は、民間人の、つまり国民の一人として何と答えたかというと、これ言い方はきれいだけれども、これ中国の棚上げ論にそっくりになってくる。ね。こんなことを中国に絶対約束できませんと。結果として、たとえば、警察官の常駐が、をなかなか実行しなかったりいうことあるかもしれないけれども、それまさしく安倍総理の政治判断で僕ごときが言うことじゃないけれども、しかし日本から新たな動きをしないってことを、その、11月、北京で日中の首脳会談やるための条件なんかに絶対しないと。それは棚上げ論に乗っかることになって、棚上げ論が何でいけないかというと、1970年代になってから突然中国が尖閣諸島は自分のものだと言い出した、その、ウソだと、そのウソの話まで棚上げになっちゃうと。いったん棚上げにするってことは領土問題があるってこと認めるってことだから、過去のいきさつは、いったん水に流されてしまうんで、絶対それはできません。そして、あと、もっとできないと。ね。それで何と答えたかというとこれです」
村西利恵
「『水面下の約束など、しない』」
青山繁晴
「彼は何て言ったかというと、これは実はアメリカにとっては、靖国参拝っていうのは、どうこう言う話じゃないって言ったんです。これ実は新しい言葉なんですよ。つまりオバマ政権、安倍さんを軍国主義者とか歴史の見直し主義者、修正主義者と言ってきたことを、もうやめたと彼は言いました。靖国参拝は日本の考えることであってアメリカの介入することじゃないっていう考えに、われわれ至ったと。しかし水面下でいいから中国に任期中には靖国行かないと、約束してくれって言うから、僕は水面下の約束自体をしないんです、って言ったんですよ。beneath the water、ね。水の下で約束したことを必ず中国は、そのあと、反日活動に活かすであろうし、そして、いわばクールな彼に、分かってほしいと言ったのはこれなんです。出して下さい」
村西利恵
「それが、アーリントン国立墓地」
青山繁晴
「はい。これは、ホワイトハウスからも近い、アーリントンの国立墓地、僕は再びお参りをして、自分で写真を撮ってまいりました。このアーリントン国立墓地っていうのは、まあ、無残な墓地でもあります。これだけたくさんの人が、見渡す限りの人が戦争で無残に殺されていったんですから。でも、それはアメリカ人の、魂のふるさとでもあるんです。この人たちの犠牲によって今のアメリカは成り立ってる。そこに、合衆国大統領が任期中に行かないってことを、いかなることがあっても中国に水面下で約束しますか?と。靖国神社は、まさしくアーリントン国立墓地と同じ、それぞれの文化に従った、私たちのために、亡くなった方を、尊敬する施設であって、そこに行かないって約束をしたら、日本はおしまいだと、言いましたら、彼はじーっと僕の目を見て、今度は、飯食いましょうと、いう約束をして別れました。その個人的なことはさておき、一番最後に、もう時間ないですが分かっていただきたいのは、日本を必要としてる時代に入ったってことです。それは、アメリカと中国の関係、米中の二国でやるってことを、日本のメディアはさんざん言ってるけど、とんでもない、ワシントンに行ってみたら、日本の役割をアメリカがずーっと、実は期待してて、その中に韓国との問題もあり、そしてたとえば法人減税の問題を彼が持ち出したっていうのも、経済においても、日本の役割っていうのが今までになく大きくなってる。ね。それを、私たち国民の問題として、安倍政権もいつか終わるんです、日本国は終わらない、国民は終わらないんですから。僕たちの課題として考えて行きたいと思います」
岡安譲
「はい。ありがとうございました。以上、“ニュースDEズバリ”でした」
(いったんCM。番組最後に)
岡安譲
「今回、アメリカに青山さん行かれて、日本がこんなに必要とされてると私あの、意外に思ったんですけれども、意外と日本人知らないもんなんですね」
青山繁晴
「そうですね。それは実はですね、やっぱりアメリカの衰えなんですよね」
岡安譲
「ああー」
青山繁晴
「その、オバマ政権中枢の人々でもやっぱりオバマさん、についていろいろ僕に弁解しなきゃいけない」
一同
「うん」
青山繁晴
「オバマさんだってちゃんと仕事してるんだとか、決定できるんだっていうね。そういうアメリカって今まで見たことがない」
岡安譲
「ええ」
青山繁晴
「で、これは、だから世界をやっぱり不安定にしてて、あのパレスチナの問題も起きてるわけですよ」
岡安譲
「いや、そうなんですよね」
青山繁晴
「日本の今までになかった役割が、その、期待されてるだけじゃなくて現実に必要となってるってことですよね。その自覚を持ちたいです。敗戦国の自覚よりも、そっちの方がもう大事です」
岡安譲
「未来志向で私たち国民も考えていかないといけないという」
青山繁晴
「はい、現在と未来です」
岡安譲
「現在と未来について考えていくと。分かりました。えー、今日の『アンカー』は、1時間前倒しでお伝えしています。青山さんどうもありがとうございました」
一同
「ありがとうございました」
____________________________内容紹介ここまで
今日は本当に焦りました。
放送時間が前倒しになってるって全然気づいてなくて…。
何気にツイッターをチェックしてたら、ある方からメッセージいただいてて、おかげで放送開始から比較的早い時点で気づくことができました。
本当はブログにお知らせくださった方が一番早かったのですが、最近コメントを頻繁にチェックしてなくて…すみません(^^ゞ
というより、私、よくパソコンの前にいたなと思う!!
毎週水曜日の午後は、「アンカー」が始まる直前の時間帯まで、来たるべき起こし作業に備えて、たいがい居間でボーッとしてたり、漫然とテレビ見てたり、日によっては昼寝したりすることもあるんです。
それが今日はたまたまパソコンでネットしてた。ラッキー(^▽^)
とにかく、知らせてくださった皆様、本当にありがとうございました。
(実は青山さんのブログでもお知らせしてくれてたんですが、それに気づいたのは放送終わってから…(^^ゞ)
そして、こういう日だったのに、動画を上げてくださった皆様にも感謝です!
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この日の「アンカー」では他に以下のニュースで青山さんの解説がありました。
●広島で大規模な土砂災害
●シリアで拘束の日本人、安否不明
拙ブログで紹介しきれなかった他の青山さんの発言については、こころが風邪をひいたらさんが後日文字起こしして下さると思うので、そちらをご覧下さい。
※参考リンク
・ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
青山さんに直接コメントが送れます。
・こころが風邪をひいたら
拙ブログで紹介しきれなかった青山さんの発言を起こして下さっています。
・青山繁晴氏のファンサイト・淡交 ブログ
動画の紹介など情報が大変充実しています。
※拙ブログ関連エントリー(アンカー)
・【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし
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※拉致被害者奪還 日本列島縦断デモ行進はじめ、各種デモ・集会のまとめ
http://ameblo.jp/hosyuyamato/
竹島に関する動画:英語版(Takeshima - Seeking a Solution based on Law and Dialogue)
尖閣諸島に関する動画もあります。いずれも12カ国語公開されています。世界に広めましょう!
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アニメ「めぐみ」配信中。
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※この記事宛にコメント下さったHAYABUSA2さん、申し訳ありません。「アンカー」はコメントを受け付けない設定に毎週しているのですが、今週、その設定を施すのを忘れてUPしてしまいました。いただいた投稿は掲示板に移させていただきました。
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